JP2006191022A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物質膜をより早く、且つ容易に除去できる基板処理装置及びその方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る基板処理装置は、物質膜が形成された基板をローディングするローディング部と、ドライアイス粒子または二酸化炭素を供給するドライアイス供給部と、1つ以上のノズルを含み、ドライアイス供給部から供給されたドライアイス粒子を基板上に噴射したり、二酸化炭素を固化後、基板上に噴射して、物質膜を1次表面処理する噴射処理部と、1次表面処理された物質膜を選択的に除去する表面処理部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板処理装置及び基板処理方法に係り、特に、除去対象である物質膜を改質した後、改質した物質膜を洗浄またはエッチングにより容易に除去できる基板処理装置及び方法に関する。
一般に、基板の一種であるLCDは、薄膜トランジスタ及び透明電極を含む基板領域と、該基板領域上に位置し、偏光のための液晶領域と、液晶領域上に位置し、色相を決定するためのカラーフィルタ領域とを備える。
LCDを製造する過程では、薄膜の蒸着とパターン形成とが反復的に行われる。仮りに薄膜の蒸着過程またはパターン形成過程で、薄膜に異常が発生した場合、これを廃棄せず、再生して使用している。
従来の再生過程は、ウェット洗浄装置またはドライ洗浄装置を用いてカラーフィルタやポリイミドなどの誤って形成された薄膜を選択的に除去した後、薄膜を再蒸着する方式を使用している。
この際、除去のために使用するケミカルは、主としてKOHを使用する。
ポリイミドなどは、化学薬品に対する耐久性が非常に強いものであり、誤って形成された薄膜を完全に除去するためには、工程時間が多くかかる。
また、ウェット洗浄装置の体積が大きく、毒性物質であるケミカルを大量に使用するため、作業者に有害であるという問題点があった。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、物質膜をより早く、且つ容易に除去できる基板処理装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、装置の体積を低減し、毒性物質の使用量を減少させることができる基板処理装置及び方法を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、LCDなどの平板ディスプレイパネルだけでなく、各種微細部品の洗浄が可能な基板処理装置及び方法を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、基板を処理する過程で噴射効率を高め、非常に加工性に優れたノズルを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の一態様に係る基板処理装置は、物質膜が形成された基板をローディングするローディング部と、ドライアイス粒子または二酸化炭素を供給するドライアイス供給部と、1つ以上のノズルを含み、前記ドライアイス供給部から供給された前記ドライアイス粒子を前記基板上に噴射したり、または前記二酸化炭素を固化後、前記基板上に噴射して、前記物質膜を1次表面処理する噴射処理部と、前記1次表面処理された前記物質膜を選択的に除去する表面処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る基板処理方法は、物質膜が形成された基板をローディングするローディング段階と、ローディングされた前記基板上にドライアイス粒子を噴射し、前記基板上の前記物質膜を1次表面処理する前処理段階と、前記1次表面処理された前記物質膜を選択的に除去する表面処理段階と、を備えることを特徴とする。
本発明は、残渣が生じないドライアイス粒子を用いて物質膜を改質したりまたは一部除去し、改質した物質膜を洗浄またはエッチングなどの表面処理により除去することによって、物質膜の除去工程時間を短縮することができるという効果がある。
また、物質膜を除去する過程で、物質膜の下部構造に損傷を与えず、ケミカルの使用量を低減できるので、経済的であり、作業者が危険に露出される頻度と時間を低減できるので、より安全な作業が行われるようにする効果がある。
さらに、本発明は、単一のノズル内で多数回の断熱膨脹が生じるようにすると共に、断熱効果が高い構造を使用して、ドライアイス粒子の生成率を高めることができ、基板処理効率を高めることができるという効果がある。
しかも、本発明は、直管型のノズルを使用するので、加工性に優れていて、ノズルの製造費用を節減できるという効果がある。
以下、添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る基板処理装置を示す平面図である。
図1を参照すれば、本発明に係る基板処理装置は、多数のローラ21を有し、薄膜の除去が必要な基板10をローディングする定盤20と、ドライアイス粒子を供給するドライアイス供給部30と、ドライアイス供給部30から供給されたドライアイス粒子を、定盤20にローディングされた基板の除去対象薄膜の全面に噴射する噴射装置部40と、定盤20でドライアイス粒子が噴射された基板10の除去対象層をウェット洗浄するウェット部50と、定盤20、ドライアイス供給部30及び噴射装置部40を駆動制御する制御盤60とから構成される。
以下、上記のように構成される本発明の一実施例に係る基板処理装置の構成及び作用について詳細に説明する。
図2a乃至図2dは、本発明の一実施例に係る基板処理方法の工程流れを示す断面図である。
図2a乃至図2dを参照すれば、まず、図2aに示すように、カラーフィルタ、ポリイミドまたはオーバーコーティング膜などの除去対象物質膜が形成された基板10が定盤20にローディングされる。
この際、定盤20のローラ21が制御盤60の制御により回転して、基板10を定盤20の上部にローディングし、ローディングが完了すれば、ローラ21の回転を停止させる。
基板10は、複雑な構成を有しているが、図面を簡略化するために、ガラス基板などを含む下部パネル層11と、この下部パネル層11上に位置する除去対象層12とから構成されるものと示した。
除去対象層12は、カラーフィルタ、ポリイミドまたはオーバーコーティング層であってもよい。
定盤20は、多数のローラ21を有し、基板10のローディング及びウェット部50へのアンローディングが可能な構成である。
このように除去対象層12が形成された基板10が定盤20にローディングされた状態で、ドライアイス供給部30から噴射装置部40にドライアイス粒子を供給する。
この際、ドライアイス供給部30から噴射装置部40に供給されるドライアイスは、0.5乃至3.0mmの粒径を有するものである。このようなドライアイスの粒径制限は、0.5mm以下の粒径を有するドライアイスは、除去対象層12の膜質を変更することが難しく、3.0mm以上の粒径を有するドライアイスは、粒径が大きいため、下部パネル層11に損傷を与える可能性があるからである。
ドライアイス供給部30は、ドライアイス粒子を高圧の窒素や浄化した空気を用いて噴射し、これは、噴射装置部40のノズルを介して定盤20にローディングされた基板10の表面に噴射される。
窒素や浄化した空気を使用することによって、二次的な汚染が発生するのを防止できる。
次に、図2bに示すように、噴射装置部40では、定盤20にローディングされた基板10の除去対象層12の全面または一部にドライアイス粒子を均一に噴射する。
このような噴射によって除去対象層12は損傷され、このため、溝が生じたりクラックが発生して改質され、一部は、完全に除去されたりする。
図3は、噴射装置部40の正面概略図である。
図3を参照すれば、噴射装置部40は、定盤20の上部から所定の距離をもって離隔され、定盤20に沿って移動できる移動フレーム41と、定盤20の上部で移動フレーム41に沿って直線往復運動できる少なくとも1つ以上の噴射ノズル42とを備えて構成される。
このような構成によって、噴射装置部40を介して噴射されるドライアイス粒子は、除去対象層12の全面に均一に噴射され、このドライアイス粒子が衝突する除去対象層12の表面には、所定の深さと面積をもって溝が生じたり、クラックが発生するようになる。
この際、溝やクラックにより除去対象層12は改質され、一部は、完全に除去され、除去対象層12下部の下部パネル層11が露出される。
噴射装置部40のノズル42は、上記のように移動するものであってもよく、設置間隔を低減して固定した状態で設ける場合にも、同様の効果を得ることができる。
上記のように、ノズル42を介して噴射されたドライアイス粒子は、除去対象層12の表面に衝突した後、昇華し、除去対象層に残渣を発生させず、昇華する過程で体積が急激に増加して、剥離効果を一層向上させるようになる。
このように噴射されたドライアイス粒子が容易に昇華することができるように、定盤20の温度と圧力条件とを適正な水準に維持しなければならない。
前記例では、ドライアイス粒子を使用したが、このドライアイス粒子以外に他の昇華性固体粒子を使用する場合にも、同様の効果を得ることができる。
次に、図2cに示されるように、ドライアイス粒子の表面噴射により表面が損傷された除去対象層12を含む基板10をウェット部50に移送し、ケミカルを用いたウェット洗浄を実施する。
また、各種ケミカルを用いたウェットまたはドライストリップ(wet/dry strip)を使用する場合にも、同様の効果を得ることができ、ドライアイス粒子の衝突により改質された除去対象層12を効果的に除去できる方法なら、それらの方法によって本発明が限定されるものではない。
基板10のウェット部50への移送は、定盤20のローラ21の駆動により行われる。
ウェット部50に移送された基板10は、ケミカルの噴射または浸漬により除去対象層12が除去される。
この際、除去対象層12の表面は、溝またはクラックにより改質されたものであって、溝またはクラックによってケミカルと除去対象層12とが直接に当接する部分の面積が増加するようになる。
このように洗浄面積が増加するに従って、より速い除去が可能となり、ケミカルの使用量を低減することができ、より経済的な除去工程が可能となる。
また、KOHのような毒性物質ケミカルの使用量と工程時間とを低減することによって、作業者が毒性物質に曝露されるのを最小化することができる。
図2dは、洗浄によって除去対象層12が完全に除去されたことを示す。
図4は、本発明の他の実施例に係る基板処理装置を示す図である。
図4を参照すれば、本発明に係る基板処理装置は、多数のローラ21を有し、薄膜の除去が必要な基板10をローディングする定盤20と、定盤20にローディングされた基板10の除去対象薄膜の全面にドライアイス粒子を噴射する噴射装置部40と、ペレット状のドライアイスを貯蔵し供給するドライアイスペレット供給部31と、ドライアイスペレット供給部31から供給されるペレット状のドライアイスを、粒径が0.5乃至3.0mmの粒子に粉砕する粉砕部32と、粉砕されたドライアイス粒子を噴射装置部40のノズルを介して噴射する噴射部33と、定盤20でドライアイス粒子が噴射された基板10の除去対象層をウェット洗浄するウェット部50と、定盤20で発生する異物をドライアイス粒子の昇華により発生する二酸化炭素と一緒に排気する排気部70と、前記各を制御する制御盤60とから構成される。
前記構造は、ペレット形状で供給されるドライアイス粒子をドライアイスペレット供給部31に貯蔵し、貯蔵されたドライアイス粒子を粉砕部32で一定の粒径のドライアイス粒子に粉砕した後、高圧の浄化した空気または窒素ガスを用いて噴射装置部40のノズルを介して噴射する構造である。
このように除去対象層12の表面にドライアイス粒子を噴射すれば、基板の除去対象層12の表面は改質され、この改質により、ウェット部50で一層容易に除去対象層12を除去することができる。これは、実施例1で十分に説明したので、詳細な説明を省略する。
除去対象層12に衝突したドライアイス粒子は昇華し、この昇華により発生した二酸化炭素と、衝突により離脱された除去対象層12の粉体は、気流と一緒に排気部70を介して排気される。
実施例1及び実施例2では、ドライアイス供給部30は、固体のドライアイスを外部から供給され、基板10の表面にドライアイスを噴射するものを説明しているが、ドライアイス供給部30では、液相または気相の二酸化炭素とキャリアガスを供給し、ノズル42で二酸化炭素を固体に作って噴射するように構成することができる。
図5は、本発明に係る基板処理装置の他の例である。
図5を参照すれば、本発明に係る基板処理装置のドライアイス供給部30は、各々二酸化炭素とキャリアガスとを供給する二酸化炭素供給源34及びキャリア供給源35と、二酸化炭素供給源34の二酸化炭素を冷却し、噴射装置部40のノズル42に供給する冷却装置部36と、ノズル42の温度を検出し、その結果によって冷却装置部36の動作を制御する冷却制御部37と、キャリア供給源35のキャリアガスの圧力と流量とを各々制御し、ノズル42に供給する圧力調節部38及び流量制御部39とから構成される。
以下、上記のように構成された本発明の実施例の構成と作用とを詳細に説明する。
二酸化炭素供給源34は、液体COを貯蔵する容器であり、キャリア供給源35は、キャリアガスである浄化した空気または窒素ガスを貯蔵する容器である。
二酸化炭素供給源34から提供される二酸化炭素は、ノズルを介して噴射する時、固体のドライアイス粒子への相変化が容易となるように、冷却装置部36で冷却され、噴射装置部40のノズル42に供給される。
同時に、キャリア供給源35のキャリアガスが噴射装置部40のノズル42に供給され、キャリアガスの供給は、圧力調節部38と流量制御部39とにより圧力と流量が制御される。
上記のようにキャリアガスと冷却された二酸化炭素を供給されたノズル42は、その構造によって断熱膨脹を用いて二酸化炭素を固体化してドライアイス粒子を生成し、ドライアイス粒子とキャリアガスとを噴射する。
図6は、本発明に係るノズル42の一例を示す断面図である。
図6を参照すれば、二酸化炭素とキャリアガスとを供給されてドライアイス粒子を噴射するノズル42は、二酸化炭素流入口43を介して流入した二酸化炭素が第1ノズル部45を通過しながらドライアイス粒子に相変化したエアゾール状態で噴射され、キャリアガス流入口44を介して流入したキャリアガスは、第1ノズル部45の外側を通り、第1ノズル部45から噴射されるエアゾールと共に第2ノズル部46を介して噴射される。
すなわち、ノズル42の構造は、第2ノズル部46の内側に第1ノズル部45が設けられ、第1ノズル部45を介して噴射されつつ加圧された二酸化炭素が第2ノズル部46内で断熱膨脹しながらドライアイス粒子を含むエアゾールとなり、このエアゾールは、第2ノズル部46に流入するキャリアガスと一緒に基板10に噴射される。
第1ノズル45と第2ノズル46とは、噴射口が流入口に比べて直径が小さいため、二酸化炭素に高い圧力を与え、これにより、液体の二酸化炭素は、断熱膨脹され、ドライアイス粒子に相変化する。
上記のように冷却された二酸化炭素を、圧力条件を変更する多重のノズル部構造のノズル42を介してドライアイス粒子に相変化させて、基板10に噴射し、基板10の表面を処理する。
ノズル42には、温度感知センサが取り付けられており、温度感知センサの温度検出結果によって、温度制御部37は、冷却装置部36の動作を制御する。すなわち、ノズル42の温度が設定温度以上である時には、冷却装置部36を動作させて、二酸化炭素を冷却し、相変化がよく起きるようにし、ノズル42の温度が設定温度以下である時には、冷却装置部36の動作を停止させ、ノズル42の噴射口が閉塞されることを防止する。
設定温度は、固化物生成の最適温度である−10℃乃至−100℃である。
このような構造は、第2ノズル部46でドライアイス粒子とキャリアガスが混合されて噴射される構造であり、これは、噴射速度が相対的に低速であるノズルである。このような弱洗浄ノズルは、レンズ類、CCD(Charg-Coupled Device)、CMOS(Complementary-Metal-Oxide-Semiconductor)カメラチップなどの精密部品のように強洗浄時に洗浄対象物に損傷を与えることができる場合に使用することができる。
精密部品の洗浄時には、ドライアイスを噴射した後、ウェット部50を介さずアンローディングする。
図7は、ノズル42の他の例を示す断面図である。
図7を参照すれば、本発明の実施例3に係るノズル42の他の例は、二酸化炭素流入口43を介して流入した二酸化炭素を加圧して噴射し、断熱膨脹によりドライアイス粒子を生成する第1ノズル45と、キャリアガス流入口44を介して流入したキャリアガスと第1ノズル部45を介して生成されたドライアイスとを混合し噴射する第2ノズル部46と、第2ノズル部46を介して噴射されるドライアイス及びキャリアガスと第2ノズル部46の外側に流入するキャリアガスとを混合し噴射する第3ノズル部47とを備えて構成される。
第2ノズル部46の入口側には、キャリアガスが選択的に第2ノズル部の内側に流入することができるようにする第1経路48と、第3ノズル部47の内側に流入することができるようにする第2経路49とを備える。
このような構成は、第1ノズル部45と第2ノズル部46の構造は、図6に示されるノズル42と同様の作用をし、第3ノズル部47で第2ノズル部47の噴射物と第1経路48を介して流入したキャリアガスとを混合し噴射する構造である。このような構造によって、ノズル42の表面である第3ノズル部47の表面には、曇りが発生するのを防止することができ、洗浄効率を高めることができる。
すなわち、ノズル42で二酸化炭素が外気により温度が高くなるのを防止することによって、断熱膨脹が容易となるようにし、この断熱膨脹の容易さにより、ドライアイス粒子の生成率を高めることができ、洗浄効率を高めることができる。
図8は、実施例3に係るノズル部42のさらに他の例を示す図である。
このような構造は、図7と同様に配置される第1ノズル部45、第2ノズル部46及び第3ノズル部47を備え、第3ノズル部47にキャリアガスを供給する第1経路48と、第2ノズル部46にキャリアガスを供給する第2経路49とを備える。
但し、第2ノズル部46の出口端の口径が外側に行くほど一定の口径を維持してから順次に増加する形態を有するようにする。
このような第2ノズル部46の出口端の形状によって噴射されるドライアイスを含むエアゾールは、断熱膨脹され、固化せず、液体状態で存在する二酸化炭素をさらに固化することができる。このような重複した断熱膨脹構造によって、大きさがさらに大きいドライアイス粒子を生成することができ、より多くのドライアイス粒子を噴射することができ、強洗浄が可能である。
図9は、実施例3のノズル42のさらに他の例を示す図である。
図9を参照すれば、二酸化炭素流入口43とキャリアガス流入口44を介して流入する二酸化炭素及びキャリアガスとを混合し、内部で多数の断熱膨脹構造を提供し、ドライアイス粒子を含むエアゾールを噴射する第1ノズル部45と、第1ノズル部45の外側に、空間部を挟んで位置し、この空間部を介して供給されるキャリアガスと第1ノズル部45の噴射物とを混合して噴射する第2ノズル部46とから構成される。
第1ノズル部45の一端には、キャリアガス流入口44が設けられ、キャリアガスが流入され、このキャリアガスの流入により第1ノズル部45の側面で二酸化炭素流入口43を介して二酸化炭素が流入される。
第1ノズル部45でキャリアガスと二酸化炭素とが混合される部分は、その直径が相対的にさらに小さい部分であり、この部分から第1ノズル部45の出口端まで多数の断熱膨脹構造が形成される。
すなわち、直径が狭い部分と直径が広い部分とが多数個交互に配置するように傾斜した直径を有する。これにより、第1ノズル部45内では、多数回の断熱膨脹により、数量がより多く且つ粒径がより大きいドライアイス粒子が生成され、このドライアイス粒子を含むエアゾールは、第2ノズル部46でキャリアガスと混合され、基板10に噴射される。
このような構成は、断熱の効果を高めることができ、多数回の断熱膨脹がノズル内で可能なようにして、洗浄効果を高めることができる。
図10は、実施例3に適用されるノズル42のさらに他の例を示す断面図である。
図10を参照すれば、キャリアガスと二酸化炭素とが流入され混合される管状の混合管81と、混合管81の一側に連結され、混合管81の内径に比べてさらに小さい内径を有する結晶成長管82と、結晶成長管82の一側に連結され、洗浄粒子の成長をより加速化すると共に、洗浄粒子を基板10の表面に噴射する噴射管83とを含む。
混合管81、結晶成長管82及び噴射管83は、内径及び外径が直線型である直管の形態を有する。
このような直管形状の混合管81、結晶成長管82及び噴射管83は、その加工性が実施例3乃至実施例6で説明したノズル構造に比べて一層容易なので、生産性が高くて、より低価で製作することが可能である。
混合管81には、二酸化炭素とキャリアガスとが各々流入され得るようにする流入口43、44が設けられる。この際、流入口43、44各々は、1つまたは2つ以上設けることができる。
流入口43、44の形成位置は、どこでも関係がないか、図8に示されるように、キャリアガス流入口44は、結晶成長管82及び噴射管83の管路と方向が一致することがより好ましい。
混合管81内で混合された洗浄剤とキャリアガスは、流入口43、44を介して流入するキャリアガス及び二酸化炭素の圧力によって結晶成長管82に流入する。
結晶成長管82の直径は、前記混合管81の直径に比べてさらに小さく、圧力の増加によって、洗浄剤は、洗浄粒子の形成のための微粒子に変換され、大きさもまた成長するようになる。
これは、使われる二酸化炭素が液相なのか気相なのかによって差異があるが、気体または液体が圧力の増加により固相に変換されることは、洗浄剤の相変化グラフから確認することができる。
結晶成長管82内の圧力は、混合管81内の圧力に比べてさらに大きく、この圧力差に起因して、二酸化炭素として液相または低温気相のCOを使用する場合、ドライアイスの結晶が生成される。
結晶成長管82の直径は、混合管81の20%乃至50%程度の直径となるようにする。
結晶成長管82のドライアイスを含むエアゾール及びキャリアガスは、噴射管83を介して基板10の表面に噴射される。
この際、噴射管83の直径は、混合管81の直径の10乃至30%の直径であり、より高い圧力を提供して、結晶成長管82で生成されたドライアイスの大きさを一層増加させると共に、液相または気相の二酸化炭素を固相に変化させる。
また、高圧・高速の噴射が可能なので、洗浄効率をより高めることができる。
混合管81と結晶成長管82との間及び結晶成長管82と噴射管83の内径との間を連結する部分の形状は、傾斜面であり、これらは、渦流の発生を防止する役目をする。
図11は、実施例3に適用されるノズル42のさらに他の例を示す断面図である。
図11を参照すれば、直管形態の混合管81と噴射管83との間に第1及び第2結晶成長管84、85が設けられている。
混合管81に連結される第1結晶成長管84の直径に比べて第2結晶成長管85の直径がより小さく構成される。
このように段階的に直径が減少する直管の連結により二酸化炭素とキャリアガスとの混合物を段階的に加圧して、第1結晶成長管84及び第2結晶成長管85で各々ドライアイスを生成し、このドライアイスの粒径を増加させることができる。
第2結晶成長管85により生成及び粒径が増加したドライアイスを含むエアゾールは、噴射管83を介して基板10の表面に噴射される。
この際、噴射管83内での圧力の増加によってドライアイスの生成及び粒径が増加し、ドライアイスの数及び粒径の増加により洗浄効率を一層高めることができる。
前記混合管81と第1結晶成長管84との間、第1結晶成長管84と第2結晶成長管85との間、第2結晶成長管85と噴射管83との間の内径は、傾斜面であり、これらは、渦流の発生を防止する役目をする。
図12は、実施例3に係るノズル42のさらに他の例を示す断面図である。
図12を参照すれば、ノズル42の基本的な構成は、実施例7の構成と同様であり、結晶成長管82の一部に位置し、二酸化炭素とキャリアガスとが混合された混合ガスまたはエアゾールの温度を検出することができる。
一般的な物質の相変化グラフを参照すれば、昇華点以下の温度に冷却された低温の気体は、圧力の増加によって固体に相変化することができる。また、凝固点の温度を少し超過する液体も、圧力の増加によって固体に相変化することができる。
このように加圧によって相変化を図るためには、二酸化炭素の温度を一定範囲内に維持しなければならないし、これを感知するために、温度センサ86をさらに備えることができる。
温度センサ86の検出温度によって、実施例3の温度制御部37は、冷却装置部36の動作を制御するようになる。
以上において説明した本発明は、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更が可能であるので、上述した実施例及び添付された図面に限定されるものではない。
本発明の一実施例に係る基板処理装置を示す図である。 本発明の一実施例に係る基板処理方法の工程流れを示す断面図である。 本発明の一実施例に係る基板処理方法の工程流れを示す断面図である。 本発明の一実施例に係る基板処理方法の工程流れを示す断面図である。 本発明の一実施例に係る基板処理方法の工程流れを示す断面図である。 図1の噴射装置部の構成の一例を示す図である。 本発明の他の実施例に係る基板処理装置を示す図である。 図4のドライアイス供給部の他の例を示す図である。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その1)。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その2)。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その3)。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その4)。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その5)。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その6)。 各々図5に適用されるノズルの一例を示す断面図である(その7)。
符号の説明
10 基板
11 下部パネル層
12 除去対象層
20 定盤
21 ローラ
30 ドライアイス供給部
40 噴射装置部
50 ウェット部
60 制御盤
70 排気部

Claims (16)

  1. 物質膜が形成された基板をローディングするローディング部と、
    ドライアイス粒子または二酸化炭素を供給するドライアイス供給部と、
    1つ以上のノズルを含み、前記ドライアイス供給部から供給された前記ドライアイス粒子を前記基板上に噴射したり、または前記二酸化炭素を固化後、前記基板上に噴射して、前記物質膜を1次表面処理する噴射処理部と、
    前記1次表面処理された前記物質膜を選択的に除去する表面処理部と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記表面処理部は、前記基板を洗浄またはエッチング処理することによって、前記物質膜を除去することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記ドライアイス供給部は、ペレット(pellet)状のドライアイスを保管及び供給するドライアイスペレット供給部と、
    前記ドライアイスペレット供給部から供給されるペレット形状のドライアイスを粉砕する粉砕部と、
    前記粉砕部で粉砕されたドライアイス粒子を、前記噴射処理部を介して噴射する噴射部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記ドライアイス供給部は、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源と、
    キャリアガスを供給するキャリアガス供給源と、
    前記二酸化炭素供給源から供給される前記二酸化炭素を冷却させる冷却装置部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  5. 前記キャリアガス供給源からノズルに供給されるキャリアガスの圧力と流量とを制御する圧力制御部及び流量制御部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記噴射処理部のノズル温度を検出し、該ノズル検出温度によって前記冷却装置部の動作を制御する温度制御部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  7. 前記噴射処理部のノズルは、二酸化炭素を少なくとも1回以上断熱膨脹させて、ドライアイスを生成したり、または粒径を増加させるノズル部と、
    前記断熱膨脹したドライアイスとキャリアガスとを混合するキャリアガス流入部と、
    前記キャリアガスと混合されたドライアイスを基板の表面に噴射する最終噴射口と、を備えることを特徴とする請求項1又は4に記載の基板処理装置。
  8. 前記キャリアガス流入部は、前記ノズル部の外周面に当接する経路を介して前記キャリアガスが流入するようにして、前記ノズル部に曇りが発生するのを防止することを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記噴射処理部のノズルは、キャリアガスと二酸化炭素とを混合する混合部と、
    前記混合部の一端に連結され、前記混合部に比べて直径が小さく、段階的に直径が減少するようにして、ドライアイスを生成すると共に、このドライアイスを成長させる少なくとも1つ以上の結晶成長管と、
    前記結晶成長管の一端に連結され、ドライアイスを噴射し、且つ前記結晶成長管の最終端に比べて直径が小さい噴射管と、を備えることを特徴とする請求項1又は4に記載の基板処理装置。
  10. 前記噴射処理部は、定盤に沿って移動可能な移動フレームと、
    前記移動フレームに設けられ、除去対象層に前記ドライアイス粒子を噴射する1つ以上のノズルとを備えることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  11. 前記ノズルは、前記移動フレームに沿って直線往復移動が可能であることを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記噴射処理部は、1次表面処理過程で発生する副産物を排気する排気部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  13. 物質膜が形成された基板をローディングするローディング段階と、
    ローディングされた前記基板上にドライアイス粒子を噴射し、前記基板上の前記物質膜を1次表面処理する前処理段階と、
    前記1次表面処理された前記物質膜を選択的に除去する表面処理段階と、を備えることを特徴とする基板処理方法。
  14. 前記表面処理段階は、前記基板を洗浄またはエッチング処理することによって物質膜を除去することを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
  15. 前記ドライアイス粒子の粒径は、0.5乃至3.0mmであることを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
  16. 前記ドライアイス粒子は、粒子状態で供給されたものであるか、外部から供給されたドライアイス塊を粉砕したものであるか、又は、二酸化炭素を断熱膨脹させたものであることを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
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