JP2006188642A - 洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】強アルカリ性電解水の洗浄能力を向上させるとともに、長期間にわたり洗浄能力を維持することが出来る洗浄剤を提供することが課題とするものである。
【解決手段】各種物品及び各種機器の洗浄に有用な洗浄剤を提供するには、強アルカリ性電解水にNaClを混入させないことが重要である。しかし、現在、一般的に利用されている電解水生成装置は二槽式が使用されている。二槽式は強アルカリ性電解水にNaClが混入し、洗浄効果の長期能力を維持することができない。
そこで、三槽式電解水生成装置の特性を利用して、NaClが混入しない強アルカリ性電解水を洗浄目的に使用する。NaClが混入しない強アルカリ性電解水に緩衝材としてメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを添加した洗浄剤は、洗浄能力を長期間維持することが可能になる。
【解決手段】各種物品及び各種機器の洗浄に有用な洗浄剤を提供するには、強アルカリ性電解水にNaClを混入させないことが重要である。しかし、現在、一般的に利用されている電解水生成装置は二槽式が使用されている。二槽式は強アルカリ性電解水にNaClが混入し、洗浄効果の長期能力を維持することができない。
そこで、三槽式電解水生成装置の特性を利用して、NaClが混入しない強アルカリ性電解水を洗浄目的に使用する。NaClが混入しない強アルカリ性電解水に緩衝材としてメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを添加した洗浄剤は、洗浄能力を長期間維持することが可能になる。
Description
本発明は、各種物品及び各種機器の洗浄に有用な洗浄剤に関するものであり、特に洗浄後の廃液処理が容易な物品及び機器の洗浄剤に関する。
従来の洗浄剤には、フッ素化有機化合物からなる洗浄剤で、溶解性、低温での乾燥性及び基材が不溶性等の優れた特性を有するものとして広く利用されていた。フッ素化有機化合物からなる洗浄剤は、油脂等の有機質を溶解除去する洗浄剤として極めて優れているが、環境汚染、特にオゾン層破壊等の問題によってその使用が禁止されるようになった。
こうしたフッ素化有機化合物に代わる溶剤として、生態系保護ならびに環境破壊させない溶剤が開発された。開発したのは日本政府が国内電力安定のために、電力会社と協力して「電源開発株式会社」を設立、その子会社である「株式会社電発環境緑化センター」が、発電所の洗浄とその排水処理を目的に、周囲の河川や海水汚染及び生態系の変化や環境破壊を招かないように開発されたのが、緩衝材としてメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを適量添加した強アルカリ性電解水による地球にやさしい洗浄剤である。
こうしたフッ素化有機化合物に代わる溶剤として、生態系保護ならびに環境破壊させない溶剤が開発された。開発したのは日本政府が国内電力安定のために、電力会社と協力して「電源開発株式会社」を設立、その子会社である「株式会社電発環境緑化センター」が、発電所の洗浄とその排水処理を目的に、周囲の河川や海水汚染及び生態系の変化や環境破壊を招かないように開発されたのが、緩衝材としてメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを適量添加した強アルカリ性電解水による地球にやさしい洗浄剤である。
工業関係の洗浄剤は機械部品、電子部品、衣類にフッ素化有機化合物が主に使用され、一般的洗浄剤はその殆どが石油を原料とした合成洗剤、主成分に化学物質である水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)と水酸化カリウムを原料とした食器洗浄用洗剤、動植物油に苛性ソーダを加え加熱して反応させた石鹸(脂肪酸ナトリウム)、そして塩素系を主成分とした漂白剤である。
それらの洗剤は、その排水が河川や海水を富栄養化させ、各地で汚泥やアオコそして赤潮の発生、さらに主成分であるフッ素や界面活性剤の有害性や分解の遅さなどから環境汚染の原因になっている。環境破壊を招かない強アルカリ性電解水の洗浄能力を向上させると共に、長期間高い洗浄能力を維持することが出来る洗浄剤を提供することが課題である。
それらの洗剤は、その排水が河川や海水を富栄養化させ、各地で汚泥やアオコそして赤潮の発生、さらに主成分であるフッ素や界面活性剤の有害性や分解の遅さなどから環境汚染の原因になっている。環境破壊を招かない強アルカリ性電解水の洗浄能力を向上させると共に、長期間高い洗浄能力を維持することが出来る洗浄剤を提供することが課題である。
課題を解決するためには、界面活性剤やフッ素化有機化合物を使用しない洗浄剤を生成することである。洗浄剤の生成には、電解水生成装置を使用して強アルカリ性電解水を生成し、その電解水に緩衝材として適量のメタ珪酸ナトリウムもしくは炭酸ナトリウムを添加し生成する。しかし、電解水を生成する装置は二槽式の場合、電解水を生成するために使用されるNaClが電解水に混入するため、洗浄効果の持続力を長期間保障することが出来ない。長期間保障にはペーハーを長期間強アルカリ性に維持することが重要である。長期間保障を確約するには、生成された電解水にNaClが混入しないことが長期間強アルカリ性を維持できる条件である。長期間の強アルカリ性の維持は、二槽式電解水生成装置を三槽式電解水生成装置にすることで解決できる。
二槽式電解水精製装置は、希釈したNaCl溶液(約1000〜2000ppm)を不織布などで仕切った陽極液/陰極液に導入して電解を行う。この際、有効塩素濃度50ppmの水を生成するのに約900〜1800ppmの未分解の余剰なNaClの混入を避けることが出来ない。
三槽式電解水生成装置では二槽式電解水生成装置とは違い、陽極室でファラデーの法則に従い隔膜を透析されてきたCl−を電極表面にて有効塩素に励起する。この際、隔膜にイオン交換膜を使用する事により、Na+の混入を厳に制限することが出来る。
二層式電解生成装置が均一濃度のNaCl溶液中のCl−から有効塩素を生成するのに対し、三槽式電解水生成装置では前述したイオン交換膜の近傍に電極を設置する事で透析されたCL−がバルク溶液中に拡散する前に電極表面上にて有効塩素化されるので非常に効率の良い電解が可能である。
例えば、強アルカリ性電解水中に含まれるCl−濃度が二槽式電解水生成装置の約10分の1〜8分の1の180ppm程度で有効塩素50ppmの強アルカリ性電解水を生成することが可能である。Na+に関しては、原水中に含まれるものを除けば殆ど含まれない。
このように三槽式電解水生成装置で生成された強アルカリ性電解水は、NaClを殆ど含まれないため、長期間の洗浄効果を維持できる。このNaClを含まない強アルカリ性電解水に緩衝材として適量のメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを添加して作られた洗浄剤は、生態系や環境を破壊することなく目的を達成できる。三槽式電解水生成装置はエレックス・エンジニアリング株式会社の製品を使用することで、長期間洗浄能力を維持出来る強アルカリ性電解水を得ることができる.
三槽式電解水生成装置では二槽式電解水生成装置とは違い、陽極室でファラデーの法則に従い隔膜を透析されてきたCl−を電極表面にて有効塩素に励起する。この際、隔膜にイオン交換膜を使用する事により、Na+の混入を厳に制限することが出来る。
二層式電解生成装置が均一濃度のNaCl溶液中のCl−から有効塩素を生成するのに対し、三槽式電解水生成装置では前述したイオン交換膜の近傍に電極を設置する事で透析されたCL−がバルク溶液中に拡散する前に電極表面上にて有効塩素化されるので非常に効率の良い電解が可能である。
例えば、強アルカリ性電解水中に含まれるCl−濃度が二槽式電解水生成装置の約10分の1〜8分の1の180ppm程度で有効塩素50ppmの強アルカリ性電解水を生成することが可能である。Na+に関しては、原水中に含まれるものを除けば殆ど含まれない。
このように三槽式電解水生成装置で生成された強アルカリ性電解水は、NaClを殆ど含まれないため、長期間の洗浄効果を維持できる。このNaClを含まない強アルカリ性電解水に緩衝材として適量のメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを添加して作られた洗浄剤は、生態系や環境を破壊することなく目的を達成できる。三槽式電解水生成装置はエレックス・エンジニアリング株式会社の製品を使用することで、長期間洗浄能力を維持出来る強アルカリ性電解水を得ることができる.
三槽式電解水生成装置から生成される強アルカリ性電解水に緩衝材としてメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを適量添加した洗浄剤は、その素材をできる限り天然、自然な状態に維持しかつその新鮮さを保持しつつ素材から商品化への加工工程において、添加物や熱、水、圧力、空気、酸化等の品質劣化要因の少ない商品形態に考慮しなければならない。また、一日の使用量、取扱い易さ、コスト、関係法規の要因も考慮しなければならない。
適量添加されたメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを添加した強アルカリ性電解水の製品化は、自体公知の添加物或は賦形剤、医薬担体と自体公知の方法で配合し、効能効果を有する洗浄剤とすることができる。用いる添加物は特に限定するものではなく、目的とする効能効果の具体的用途に応じて当業者が適宜選択できる。また、形態も特に限定するものではなく、具体的用途に応じていろいろな形状にすることができる。
適量添加されたメタ珪酸ナトリウム或は炭酸ナトリウムを添加した強アルカリ性電解水の製品化は、自体公知の添加物或は賦形剤、医薬担体と自体公知の方法で配合し、効能効果を有する洗浄剤とすることができる。用いる添加物は特に限定するものではなく、目的とする効能効果の具体的用途に応じて当業者が適宜選択できる。また、形態も特に限定するものではなく、具体的用途に応じていろいろな形状にすることができる。
4人家族で、夕食に中華料理を食べた。食後に食器を洗う際に、メタ珪酸ナトリウムを添加した強アルカリ性電解水の原液を水道水で100倍に希釈して液を作り、油が多く付着した食器を100倍希釈の強アルカリ性電解水を入れたポリバケツにどぶ漬けした。1分程度時間を置いて、お湯で食器を洗った。油分や汚れが取れ食器に光沢が出た。
メタ珪酸ナトリウムを添加した強アルカリ性電解水は、界面活性剤より環境に優しく、洗浄効果も優れている。特に、油脂、タンパク質の分解に能力を発揮するため、食器を洗浄することで、処理水が排水溝をきれいにし、さらにグリストラップの清掃にも役立つ。
二槽式電解水生成装置で生成されたメタ珪酸ナトリウムを添加した強アルカリ性電解水は、発電所はもとより、新幹線の車体洗浄、ジェット機の機体洗浄、外車車体の油落し、洗濯会社の洗浄剤、油脂使用の製造会社にとすでに使用されている。
三槽式電解水生成装置で生成された強アルカリ性電解水は、NaClを出来る限り除去した画期的な洗浄剤である。さらに、三槽式電解水生成装置の特徴である生成電解水にNaClを混入させない利点を生かして、強アルカリ性電解水のみを利用するだけでなく、強酸性水も生成されるので農業では塩害を起さないため無農薬栽培に十分効果を発揮でき、医療分野では皮膚に塩化ナトリウムが付着しないためアトピー性皮膚炎の治療に、また、病院内の設備が塩化ナトリウムの弊害を受けず、院内感染の予防や医療器機の洗浄にも利用できる。
Claims (1)
- 三槽式電解水生成装置により生成される洗浄剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005026978A JP2006188642A (ja) | 2005-01-06 | 2005-01-06 | 洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005026978A JP2006188642A (ja) | 2005-01-06 | 2005-01-06 | 洗浄剤 |
Publications (1)
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JP2006188642A true JP2006188642A (ja) | 2006-07-20 |
Family
ID=36796135
Family Applications (1)
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JP2005026978A Pending JP2006188642A (ja) | 2005-01-06 | 2005-01-06 | 洗浄剤 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172575A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Jfe Engineering Corp | 散気装置の洗浄方法 |
JP2021062267A (ja) * | 2017-03-10 | 2021-04-22 | 健太郎 高梨 | コインランドリシステム |
-
2005
- 2005-01-06 JP JP2005026978A patent/JP2006188642A/ja active Pending
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