JP2006187258A - パン酵母由来のβ−グルカンを含有する免疫力改善食品 - Google Patents

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Takeshi Minemura
剛 峯村
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治 岡
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洋 渡辺
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Abstract

【課題】 優れた免疫力改善作用を有し、且つ副作用の心配がなく安全性の高い飲食品を提供する。
【解決手段】 パン酵母由来のβ−グルカン、所望によりさらに甜茶抽出物、フコイダン、アラビノキシラン、ラクトフェリン、カテキン、キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、L−アスコルビン酸、コエンザイムQ10からなる群から選択される少なくとも1種の免疫素材を配合して食品を製する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、パン酵母由来のβ−グルカンを含有することを特徴とする免疫力改善食品に関する。さらに、本発明は、パン酵母由来のβ−グルカンおよび免疫素材を含有することを特徴とする免疫力改善食品に関する。
近年、食生活、住環境、自然環境の変化やストレスの高まりに伴って、免疫力の低下や免疫バランスの崩れ、自己免疫疾患、花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を有する患者が増加してきている。アレルギーの諸症状については、スギ花粉、ダニ、特定の食物などのアレルゲンが体内に入り、肥満細胞の膜表面のIgEと結合することによって遊離されるヒスタミンにより引き起される。アレルギーの諸症状を低減または治療するために、種々の抗ヒスタミン薬等の抗アレルギー剤が用いられている。しかし、抗ヒスタミン薬には中枢神経抑制作用があり、それに基づく副作用として眠気・倦怠感の発現が臨床上の大きな欠点となっている。これら眠気・倦怠感は、車の運転、その他の日常生活に支障をきたすばかりでなく、高用量や長時間の服用・摂取ができないことがある。また、多くの免疫力改善剤が合成品で日常的に摂取するには安全性の問題もあり、天然物由来で安全性が高く、且つ免疫力改善効果に優れる飲食品が求められている。
そのような要望から、天然物由来で、抗アレルギー、免疫調整等の免疫力改善作用を有する種々の免疫素材が検討され、茶抽出物やこれに含まれるカテキン類、甜茶抽出物、フコイダン、アラビノキシラン、ラクトフェリン、キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、L−アスコルビン酸、コエンザイムQ10に抗アレルギー作用があることが明らかにされている(例えば特許文献1)。そのうち、甜茶抽出物については、水または水系溶剤で抽出して得られる抽出物を各種飲食品や化粧料等に配合して、抗炎症剤とすることが提案されている(特許文献2および3)。しかし、これらの素材のみでは、アレルギー性の充血や鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー諸症状の十分な予防または改善効果が得られなかったり、十分な効果が奏されるだけの量を配合できないなどの問題が生じる場合がある。
一方、β−グルカンは、β−1,6−グルカン、β−1,3−グルカンなどグルコースを構成単位とする天然に存在する多糖類であり、種々のバクテリアやキノコ、動植物、酵母由来のものがある。ひとくちにβ−グルカンといっても、その由来などにより主鎖の組成、側鎖の型や数が異なり、これらは異なる物理的、生物学的特性を示すことが知られている。その中でも、酵母由来のβ−グルカンは免疫系を活性化することが知られている。詳細には酵母由来のβ−1,3/1,6−D−グルカンは、免疫系の細胞である単球やマクロファージに選択的に結合して、マクロファージを活性化し、サイトカインであるインターロイキン−1の産生を増加させ、これにより抗菌作用、抗ウィルス作用、制癌作用などを有することが報告されており、さらに酵母由来のβ−グルカンを抽出・精製する方法が知られている(特許文献4)。また、β−グルカンの難吸収性を改善するため、酵母由来のβ−グルカンをグルカナーゼで消化して得られる分解物を皮膚老化防止の目的で化粧料に配合することが提案されている(特許文献5)。しかしながら、β−グルカンの酵素分解物では、その効果に重要な側鎖構造が壊されている可能性があり、経口摂取しても十分な効果が得られないと考えられる。
また、β−グルカンが免疫系を活性化することは知られているが、多くのβ−グルカンの中でもパン酵母由来のβ−グルカンが免疫力の改善・向上に特に優れていること、およびアレルギー諸症状の改善等の抗アレルギーに有効であることは知られていない。
特開2003−306429号公報 特開平6−192114号公報 特開平9−118626号公報 特許第2828799号公報 特開2004−210895号公報
従って、本発明の課題は、優れた免疫力改善作用を有し、且つ副作用の心配がなく安全性の高い飲食品を提供することである。
本発明者等は、上記した課題の解決のために鋭意研究した結果、多種多様のβ−グルカンの中でもパン酵母由来のβ−グルカン(以後、「パン酵母β−グルカン」ということがある。)を摂取することにより免疫力が顕著に改善・向上し、さらにアレルギー諸症状を効果的に抑制し得ることを見出した。さらに、パン酵母β−グルカンと特定の免疫素材を組み合わせることでその併用効果により、免疫機能がさらに免疫力を改善・向上し得ることを見出して本発明を完成させた。
従って、本発明は、パン酵母β−グルカンを含有する免疫力改善食品に関する。本発明の食品は、β−グルカンの摂取量が1日当たり5〜3000mgになるように調整されるのが適当である。
また、本発明の免疫力改善食品は、パン酵母β−グルカンに加えて、甜茶抽出物、フコイダン、アラビノキシラン、ラクトフェリン、カテキン、キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、L−アスコルビン酸、コエンザイムQ10からなる群から選択される少なくとも1種の免疫素材、好ましくは甜茶抽出物を配合して、その併用効果により優れた免疫力改善効果を奏することができる。これら免疫素材の配合量は、一般的にはβ−グルカン100質量部に対し、10〜500質量部の範囲である。
なお、本発明でいう「免疫力改善作用」とは、免疫力(疾病等に対する抵抗力)の向上、免疫バランスの調整、抗アレルギー作用等を意味し、「免疫素材」とは、これら免疫力改善作用を有する素材を意味する。従って、本発明において、改善すべき状態としては、免疫力の低下、免疫バランスの崩れ、アレルギー諸症状等が挙げられ、本発明の免疫力改善食品は、これらの状態を改善し、その諸症状を低減または治療することができる。
本発明によれば、優れた免疫力改善作用を有し、且つ副作用の心配がなく安全性の高い免疫力改善食品が提供される。本発明の食品は、日常的にパン類などのイースト発酵食品として日常的に摂取されているパン酵母β−グルカンを有効成分としているため安全性が高く、且つ優れた免疫力改善作用が得られる。このため、本発明の飲食品を免疫力の低下、免疫バランスの崩れ、アレルギー諸症状等を示している者に摂取させることにより、免疫力を改善・向上させ、アレルギー諸症状を改善・抑制させることができる。免疫力の低下等の症状のない人が本発明の飲食品を摂取することにより免疫力の低下による諸症状の発現を防止することができる。さらに、パン酵母由来のβ−グルカンと、甜茶抽出物、フコイダン、アラビノキシラン、ラクトフェリン、カテキン、キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、L−アスコルビン酸、コエンザイムQ10からなる群から選択される少なくとも1種の免疫素材を組み合わせることで、より優れた免疫力改善効果を奏することができる。
本発明において用いるパン酵母由来のβ−グルカンは、複合型のグルカン構造を有するβ−1,3/1,6−D−グルカンであり、パン酵母の細胞壁から抽出して得られるものである。通常、パン酵母の細胞表層はマンナン等の他の多糖類で覆われているため、生の酵母あるいは乾燥酵母をそのまま食しても、多糖類の層によってβ−グルカンの作用が阻害される。また、パン酵母から抽出したβ−グルカンであっても、他の多糖類が残留しているとβ−グルカンの作用が抑制される可能性がある。このため、本発明のパン酵母由来のβ−グルカンとしては、マンナン等の他の多糖類が十分に除去されていることが好ましい。
パン酵母由来のβ−グルカンを得る方法としては、マンナン等の他の多糖類が十分に除去され、且つβ−1,3/1,6−D−グルカンの複合型グルカン構造が破壊されないまたは破壊の程度が低い方法であれば特に限定されないが、例えばパン酵母またはその細胞壁画分をアルカリ処理して不溶性画分を水洗浄し、次いで酸で中和した後、水洗浄して乾燥し、アルコール処理した後に乾燥してβ−グルカンを得る方法、または特許文献3に記載される方法が挙げられる。
本発明において、パン酵母β−グルカンの1日あたりの摂取量は、成人で5〜3000mgの範囲、好ましくは100〜2000mgであり、さらに好ましくは100〜1500mgである。3000mgより多く摂取しても効果はあまり変わらず、5mg未満であると十分な効果が得られない。このような摂取量になるように、飲食品の形態や種類等を設計することが必要である。
本発明の免疫力改善食品は、パン酵母β−グルカンに加えて、甜茶抽出物、フコイダン、アラビノキシラン、ラクトフェリン、カテキン、キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、L−アスコルビン酸、コエンザイムQ10からなる群から選択される少なくとも1種の免疫素材を配合して、その相乗効果により優れた免疫力改善効果を奏することができる。なかでも甜茶抽出物は、パン酵母β−グルカンとは作用機序が異なる抗アレルギー作用を有し、且つ速効性があり、安全性も高いことから特に好ましい。これら免疫素材の配合量は、免疫素材の種類により変わるが、一般的にはβ−グルカン100質量部に対し、10〜500質量部の範囲である。
本発明において用いる甜茶抽出物は、例えば甜茶の葉または茎、特に葉を天日で乾燥したものを水もしくは水とメタノール、エタノール、アセトン等の極性溶媒の混合液で抽出して得られたものが挙げられる。甜茶抽出物の1日あたりの摂取量は、成人で10〜300mgの範囲であり、好ましくは50〜200mgであり、さらに好ましくは80〜160mgであり、このような摂取量になるように、飲食品の形態や種類等を設計する。
従って、本発明の好ましい実施形態の一つは、パン酵母由来のβ−グルカンおよび甜茶抽出物を含有する免疫力改善食品である。この食品として、例えば1喫食当たり、パン酵母由来のβ−グルカンを100〜1500mgおよび甜茶抽出物を50〜200mgを含有する。
フコイダンは、コンブ、ワカメ等の褐藻類に含まれる、硫酸化フコースを主とし、さらにガラクトース、マンノース、キシロース、ウロン酸等を含む多糖体である。フコイダンの1日あたりの摂取量は、成人で100〜1000mgの範囲、好ましくは100〜300mgであり、このような摂取量になるように、飲食品やその原料に配合する。
アラビノキシランは、麦類やトウモロコシなどのイネ科の植物から得られるヘミセルロースに含まれる水溶性画分であり、主にキシロース、アラビノースから構成される多糖類である。アラビノキシランの1日あたりの摂取量は、成人で2000〜4000mgの範囲であり、このような摂取量になるように、飲食品やその原料に配合する。
ラクトフェリンは、乳動物の乳汁、特に初乳に主として含まれる他、成熟好中球の顆粒、唾液、涙、気管支粘液、胆汁、腸液等の各種分泌液に含まれる生理活性タンパク質である。ラクトフェリンの1日あたりの摂取量は、成人で500〜1200mgの範囲であり、このような摂取量になるように、飲食品やその原料に配合する。
本発明において用いるカテキンとしては、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートが包含され、これらのうち1種を単独で用いてもよいが、混合物として用いてもよい。また、これらは抽出・精製したものを用いてもよいが、これらのカテキン類の混合物を高濃度に含む茶抽出液またはその濃縮物として用いることができる。カテキンの1日あたりの摂取量は、成人で300〜600mgの範囲であり、このような摂取量になるように、飲食品やその原料に配合する。
キトサンは、カニ、エビなどの甲殻等から得られるキチンをアルカリ処理、酵素処理等により脱アセチル化することで得られる多糖類である。キトサンオリゴ糖はキトサンを加水分解して得られるオリゴ糖である。キチンオリゴ糖はキトサンオリゴ糖のN−アセチル化物で、キチンの加水分解により得られるオリゴ糖である。キトサン、キトサンオリゴ糖およびキチンオリゴ糖はいずれも抗菌作用、抗腫瘍作用等を示す生理活性物質である。キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖の1日あたりの摂取量は、成人で500〜2000mgの範囲であり、このような摂取量になるように、飲食品やその原料に配合する。
L−アスコルビン酸は、ビタミンCとして知られる水溶性ビタミンであり、抗アレルギー作用を奏するためのL−アスコルビン酸の1日あたりの摂取量は成人で35〜2000mgの範囲である。
また、コエンザイムQ10は、ユビデカレノンまたは補酵素Q10として知られる高等動物に存在する補酵素Qの1種(分子式 C59H90O4、分子量 863.36)である。コエンザイムQ10は、補酵素として生物活性をもつだけでなく、酸素利用効率を改善させる作用を有するビタミン様作用物質として知られている。抗アレルギー作用を奏するためのコエンザイムQ10の1日あたりの摂取量は成人で30〜500mgの範囲である。
本発明の免疫力改善食品の形態としては、錠剤(タブレット)、チュアブル錠、粉剤、カプセル、顆粒、流動食、ドリンク剤等の健康食品または栄養補助食品、茶飲料、清涼飲料、ゼリー飲料、乳飲料、炭酸飲料、果汁飲料などの飲料、パン類、米飯類、麺類、例えば飴、クッキー類、チョコレート、キャンディ、ケーキ、チューインガムなどの菓子、ヨーグルトなどの乳製品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明の食品は、その製造に用いられる他の食品素材、各種栄養素、各種ビタミン、ミネラル、食物繊維、種々の添加剤、例えば呈味成分、甘味料、有機酸などの酸味料、安定剤、フレーバー等を配合して、常法に従って製造することができる。
本発明の免疫力改善食品に配合し得る水溶性ビタミンとしては、ビタミンB群が挙げられる。ビタミンB群には、ビタミンB1誘導体、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB13、さらにビオチン、パントテン酸、ニコチン酸、葉酸などの各種ビタミンB複合体が包含される。ビタミンB1誘導体には、チアミンまたはその塩、チアミンジスルフィド、フルスルチアミンまたはその塩、ジセチアミン、ビスブチチアミン、ビスベンチアミン、ベンフォチアミン、チアミンモノフォスフェートジスルフィド、シコチアミン、オクトチアミン、プロスルチアミンなどのビタミンB1の生理活性を有する全ての化合物が包含される。脂溶性ビタミンとしては、ビタミンE、ビタミンDまたはその誘導体
、ビタミンK1、ビタミンK2、βカロチン等が挙げられる。
本発明の食品に配合するビタミンの量は、その種類、製造する最終製品の形態、所望すべき摂取量に応じて適宜決められるが、粉末、顆粒、タブレット等の固形食品の場合には、一般的には0.001〜30質量%の範囲であり、好ましくは0.01〜10質量%、例えば1質量%程度である。飲料の場合には0.0001〜10質量%の範囲であり、好ましくは0.001〜3質量%程度である。
本発明の免疫力改善食品には、さらにカルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、酵母などのミネラルまたはその含有物、L−カルニチン、クレアチン、α−リポ酸、グルタチオン、グルクロン酸、タウリン、コラーゲン、大豆イソフラボン、レシチン、ペプチド、アミノ酸、γ−アミノ酪酸、ジアシルグリセロール、DHA、EPA、カプサイシン、コンドロイチン硫酸、アガリクス茸エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、青汁、レシチン、ローヤルゼリー、プロポリス、オクタコサノール、フラバンジェノール、ピクノジェノール、マカ、キトサン、ガルシニアエキス、コンドロイチン、グルコサミンなどあらゆる栄養素または栄養食品素材を添加・配合してもよい。その他、適宜、糖質、蛋白質、脂質、食物繊維、甘味剤、香料、果汁等の呈味成分、コーヒー風味、抹茶風味、ミルク風味等の風味成分を添加・配合してもよい。
粉末、顆粒、タブレット等の固形食品を製造する場合には賦形剤を用いてもよい。賦形剤としては、例えば結晶セルロース、β−サイクロデキストリン、カゼインまたはその塩、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、糖類(ブドウ糖、果糖、ショ糖、乳糖、還元麦芽糖、デキストリン等)、二酸化珪素、糖アルコール(ソルビトール、エリスリトール、マンニトール、キシリトール等)が挙げられる。
用いる賦形剤を適宜選択することにより、得られる固形製剤の機能性・特性を変化させることができる。例えば賦形剤としてソルビトール、デキストリンおよび/またはマンニトールを用いると、本発明の組成物またはこれを含有する食品の水への分散性もさらに高めることができる。乳糖、ソルビトールおよび/または結晶セルロースを用いると、塑性変形能を有した直接打錠可能な組成物またはこれを含有する食品が得られる。また、チュアブル錠、錠剤、用時溶解型の錠剤、発泡錠等も適宜調製することができる。
また、固形食品を製造する方法としては、食品および医薬製剤の製造において慣用される任意の固形化方法を用いることができる。その一例を挙げると、賦形剤の少なくとも一部を、必要に応じ加熱した上昇気流により流動化した賦形剤の流動層中に本発明の液状の組成物を噴霧して、次いで乾燥させる流動層造粒法、賦形剤の少なくとも一部が攪拌翼等により攪拌された賦形剤の層に本発明の液状の組成物を滴下または噴霧等の方法により添加する攪拌造粒法等が例示される。
また、パン酵母β−グルカンに各種素材を混合したものを、噴霧乾燥法または凍結乾燥法により水分を除去し、得られた乾燥粉末を上述の賦形剤と物理的に混合し、所望により造粒して、粉末または顆粒状の組成物を調製することができる。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)125gと結晶セルロース35gを混合し、得られた混合粉末をハードカプセルに1カプセルあたり160mg充填し、ハードカプセルを製造した。このカプセルは、1カプセルあたり125mgのパン酵母β−グルカンを含有する。
[実施例2]
パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)500g、デキストリン(松谷化学工業製)300g、澱粉(松谷化学工業製)400gを混合し、エタノール及び精製水を用いて練合し、造粒機で押し出し造粒を行い、その後乾燥し、顆粒剤を得た。これを通常の1包当たり1.2gのスティック包装を製した。
[実施例3]
パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)170g、澱粉(エマルスター)(松谷化学工業製)35g、甜茶抽出物粉末(サンテンチャS粉末,サントリー製)20g、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学製)5gを添加して5分間混合し、20メッシュで篩過し、ハードカプセル充填粉末を2号カプセルに1カプセルあたり230mg充填しハードカプセルを得た。このカプセルは1日あたり1〜8粒程度摂取することができる。
[実施例4]
パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)100g、ビタミンC(BASF武田ビタミン製)100g、ソルビトールFP(日研化成製)530g、アマルティーMR-50(東和化成工業製)180g、甜茶抽出物粉末(サンテンチャS粉末,サントリー製)20g、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学製)70gを添加して5分間混合し、20メッシュで篩過し打錠末を得た。この打錠末を用いて打錠を行い、1粒あたり1000mgのチュアブルタブレットを得た。このタブレットは1日あたり1〜10粒程度摂取することができる。
[実施例5]
パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)500g、甜茶抽出物粉末(サンテンチャS粉末,サントリー製)100g、デキストリン(松谷化学工業製)200g、澱粉(松谷化学工業製)400gを混合し、エタノール及び精製水を用いて練合し、造粒機で押し出し造粒を行い、その後乾燥し、顆粒剤を得た。これを通常の1包当たり1.2gのスティック包装を製した。1日あたり1〜2包程度摂取することができる。
[実施例6]
パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)100g、甜茶抽出物粉末(サンテンチャS粉末,サントリー製)80gとオーガニック青汁(日清ファルマ製)2820gを良く混ぜ、この後、1食分当たり約3gのスティック包装を得た。
[実施例7]
小麦粉(強力粉)140gとドライイースト(日清製粉製)2gを混ぜる。他に、パン酵母β−グルカン(バイオテック・ファーマコン製)50g、甜茶抽出物粉末(サンテンチャS粉末,サントリー製)20g、砂糖30g、食塩4g、脱脂粉乳8gを温湯100gに溶かし、鶏卵2個を添加してよく混ぜ、そこにリンゴ酸10gを添加し、さらに混合する。これを小麦粉に添加して、手でよくこねた後、バター約60gを加えてよくこね、30個のロールパン生地を作る。次いで、発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約12分焼き、ロールパンを製造した。
[実施例8〜15]
実施例3のハードカプセルにおいて、甜茶抽出物粉末の代わりにフコイダン(実施例8)、アラビノキシラン(実施例9)、ラクトフェリン(実施例10)、カテキン(実施例11)、キトサン(実施例12)、キトサンオリゴ糖(実施例13)、L−アスコルビン酸(実施例14)またはコエンザイムQ10(実施例15)を20g用いて、各免疫素材を含有するハードカプセルを製造した。
[比較例1]
甜茶抽出物粉末(サンテンチャS粉末,サントリー製)100g、デキストリン(松谷化学工業製)500g、澱粉(松谷化学工業製)600gを混合し、エタノール及び精製水を用いて練合し、造粒機で押し出し造粒を行い、その後乾燥し、顆粒剤を得た。これを通常の1包当たり1.2gのスティック包装を製した。
[試験例1]
パン酵母由来のβ−グルカンの作用を確認するため、実施例1のハードカプセルを用いて抗アレルギー試験を行った。具体的には、過去2年間にスギ花粉症を発症した被験者22名に対して、花粉飛散時に当たる2月上旬から、実施例1のハードカプセル4個(パン酵母−βグルカンとして500mg)を6週間、毎日摂取させ、1週間ごとに花粉症の諸症状(くしゃみ、鼻水、鼻つまり、目の痒みの4症状)の程度を下記の評価基準により評価した(A群)。これとは別に、A群と同様に、21名の被験者に対して、実施例1のハードカプセル4個を毎日摂取させ、1週間ごとに花粉症の諸症状の程度を評価した(B群)。ただし、B群は摂取開始から4週間後にβ−グルカンの摂取を中止した。なお、4症状の平均点の合計点を評価値とした。
点数 評価基準
0 ほとんど症状がない
1 症状が少しある
2 症状がある
3 とても症状が辛い
その結果、パン酵母β−グルカンを摂取し続けたA群では4週目以降に花粉症が抑制され、その症状に改善が認められた。一方、摂取を止めたB群では症状の改善について、摂取し続けたA群と明らかな差が認められた(図1)。これにより、パン酵母β−グルカンを摂取し続づけることにより、抗アレルギー作用が奏されることが確認された。
[試験例2]
パン酵母β−グルカンと免疫素材との併用効果を確認するため、実施例2および5の顆粒剤と比較例1の顆粒剤について、抗アレルギー試験を行った。具体的には、通年性鼻炎の被験者30人に、各顆粒剤の何れか1種類を各群10人1群として、1日1包を14日間摂取させ、摂取期間の終了後、下記の評価基準により効果を評価し、結果を表1に示す。
点数 評価基準
0 ほとんど症状が変化しない
1 症状が少し改善した
2 症状が改善した
3 症状がなくなった
Figure 2006187258
表1の結果から、パン酵母β−グルカンと甜茶抽出物を併用した場合に、顕著な症状の改善が認められた。これにより、パン酵母β−グルカンと免疫素材を併用・摂取し続けることにより、優れた抗アレルギー作用が奏されることが確認された。
パン酵母由来のβ−グルカンによる抗アレルギー作用を示すグラフである。

Claims (5)

  1. パン酵母由来のβ−グルカンを含有することを特徴とする免疫力改善食品。
  2. β−グルカンの摂取量が1日当たり5〜3000mgになるように調整される、請求項1記載の免疫力改善食品。
  3. 甜茶抽出物、フコイダン、アラビノキシラン、ラクトフェリン、カテキン、キトサン、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、L−アスコルビン酸、コエンザイムQ10からなる群から選択される少なくとも1種の免疫素材を含有する、請求項1または2記載の免疫力改善食品。
  4. β−グルカン100質量部に対し、前記免疫素材10〜500質量部を含有する、請求項3に記載の免疫力改善食品。
  5. 免疫力改善が抗アレルギーである、請求項1〜4のいずれかに記載の免疫力改善食品。


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