JP2006187112A - 積層型圧電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リード線による電極同士の接続を不要にすると共に、外部との接続を一側の面だけで行うことができる積層型圧電素子を提供する。
【解決手段】 積層型圧電素子の積層体2は、圧電体7〜10で形成されている。圧電体8は、2行2列に配列された内部電極部12A〜12Dを有し、対角の内部電極部12B,12C同士は接続されている。圧電体9は、2行2列に配列された内部電極部15A〜15Dを有し、対角の内部電極部15A,15D同士は接続されている。圧電体10は内部電極部18を有している。積層体2の一側面には、電極部12A,15Aと接続された側面電極と、電極部12B,15Bと接続された側面電極と、電極部18と接続された側面電極とが設けられ、積層体2の他側面には、電極部12C,15Cと接続された側面電極と、電極部12D,15Dと接続された側面電極とが設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば超音波モータ(振動モータ)等に用いられる積層型圧電素子に関するものである。
従来における超音波モータ用の積層型圧電素子としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の積層型圧電素子は、2行2列に配列された4つの分割電極を有する圧電体と1つの電極を有する圧電体とを積層してなり、4つの分割電極のうち対角に位置する2つの分割電極を同時に駆動させるものである。
特表2003−501988号公報
しかしながら、上記従来技術においては、4つの分割電極のうち対角に位置する2つの分割電極同士の電気的接続や、異なる層の圧電体における対応する電極同士の電気的接続が、全てリード線を用いて行われているので、積層型圧電素子の製作に手間がかかってしまう。また、近年では、積層型圧電素子の小型化や省スペース化等に対処すべく、電圧源等といった外部との接続を積層型圧電素子の一側の面だけで行うことが望まれている。
本発明の目的は、リード線による電極同士の接続を不要にすると共に、外部との接続を一側の面だけで行うことができる積層型圧電素子を提供することである。
本発明は、2行2列に配列された4つの第1内部電極部を有する第1圧電体と、各第1内部電極部と対応するように2行2列に配列された4つの第2内部電極部を有する第2圧電体と、各第1内部電極部に対応する領域を含む第3内部電極部を有する第3圧電体とを積層してなる構造をもった積層体を備え、4つの第1内部電極部のうち、何れか一方の対角に位置する2つの第1内部電極部同士は接続され、他の2つの第1内部電極部は孤立しており、4つの第2内部電極部のうち、他方の対角に位置する2つの第2内部電極部同士は接続され、他の2つの第2内部電極部は孤立しており、積層体の一側の側面には、各第1内部電極部、各第2内部電極部及び第3内部電極部と接続され、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及び対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間、または他方の対角に位置する2つの第1内部電極部及び対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧を印加するための少なくとも3つの端子電極が設けられていることを特徴とするものである。
このような積層型圧電素子を用いて、例えば当該圧電素子の側方に配置された回転体等の可動体を駆動させる場合には、積層型圧電素子に可動体と係合する押し付け用突起部を設け、この突起部を介して積層型圧電素子の変位を可動体に伝えるようにする。例えば、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及びこれに対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧を印加すると、積層型圧電素子に略S字状の変位が生じ、この変位によって可動体が所定方向に駆動され、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及びこれに対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧を印加すると、積層型圧電素子に反対方向の略S字状の変位が生じ、この変位によって可動体が反対方向に駆動される。ここで、上記のように電圧を印加するための全ての端子電極は、積層体の一側の側面に設けられているので、外部電圧源との接続を積層体の一側の側面だけで行うことができる。また、そのような端子電極を積層体の側面に設けることで、リード線による内部電極部同士の電気的接続が不要となる。
好ましくは、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する孤立した第1内部電極部及び対応する第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した第2内部電極部及び対応する第1内部電極部とそれぞれ接続された第2側面電極と、第3内部電極部と接続された第3側面電極とが設けられ、積層体の他側の側面には、当該他側に位置する孤立した第1内部電極部及び対応する第2内部電極部とそれぞれ接続された第4側面電極と、当該他側に位置する孤立した第2内部電極部及び対応する第1内部電極部とそれぞれ接続された第5側面電極とが設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、第2側面電極及び第3側面電極である。
この場合、第1側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及びこれに対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧が印加され、第2側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及びこれに対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源との接続箇所としては3つだけあれば良い。また、積層体の上面及び下面に、外部電圧源を接続するための外部電極を設けなくて済む。
また、第1圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した第1内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第1引き出し部を更に有し、第2圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した第2内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する孤立した第1内部電極部及び対応する第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した第2内部電極部及び対応する第1内部電極部とそれぞれ接続された第2側面電極と、第3内部電極部と接続された第3側面電極と、第1引き出し部と接続された第4側面電極と、第2引き出し部と接続された第5側面電極とが設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、第2側面電極、第3側面電極、第4側面電極及び第5側面電極である構成であってもよい。
この場合、第1側面電極及び第4側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及びこれに対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧が印加され、第2側面電極及び第5側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部及びこれに対応する2つの第2内部電極部と第3内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源と接続される端子電極を積層体の一側の側面のみに設ければ良い。また、積層体の上面及び下面に、外部電圧源を接続するための外部電極を設けなくて済む。
また、本発明は、2行2列に配列された4つの第1内部電極部を有する第1圧電体と、各第1内部電極部と対応するように2行2列に配列された4つの第2内部電極部を有する第2圧電体とを積層してなる構造をもった積層体を備え、4つの第1内部電極部のうち、何れか一方の対角に位置する2つの第1内部電極部同士は接続され、他の2つの第1内部電極部は孤立しており、4つの第2内部電極部のうち、他方の対角に位置する2つの第2内部電極部同士は接続され、他の2つの第2内部電極部は孤立しており、積層体の一側の側面には、各第1内部電極部及び各第2内部電極部と接続され、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部と対応する2つの第2内部電極部との間、または他方の対角に位置する2つの第1内部電極部と対応する2つの第2内部電極部との間に電圧を印加するための少なくとも3つの端子電極が設けられていることを特徴とするものである。
このような積層型圧電素子を用いて、例えば当該圧電素子の側方に配置された回転体等の可動体を駆動させる場合には、積層型圧電素子に可動体と係合する押し付け用突起部を設け、この突起部を介して積層型圧電素子の変位を可動体に伝えるようにする。例えば、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧を印加すると、積層型圧電素子に略S字状の変位が生じ、この変位によって可動体が所定方向に駆動され、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧を印加すると、積層型圧電素子に反対方向の略S字状の変位が生じ、この変位によって可動体が反対方向に駆動される。ここで、上記のように電圧を印加するための全ての端子電極は、積層体の一側の側面に設けられているので、外部電圧源との接続を積層体の一側の側面だけで行うことができる。また、そのような端子電極を積層体の側面に設けることで、リード線による内部電極部同士の電気的接続が不要となる。さらに、使用する圧電体としては、第1圧電体及び第2圧電体といった2種類だけあれば良い。
好ましくは、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する孤立した第1内部電極部及び孤立した第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する他の第1内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の第2内部電極部と接続された第3側面電極とが設けられ、積層体の他側の側面には、当該他側に位置する孤立した第1内部電極部及び孤立した第2内部電極部とそれぞれ接続された第4側面電極が設けられ、積層体の上面及び下面の少なくとも一方には、第1側面電極と第4側面電極とを接続する補助電極が設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、第2側面電極及び第3側面電極である。
この場合、第1側面電極と第2側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加され、第1側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源との接続箇所としては3つだけあれば良い。
また、第1圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した第1内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第1引き出し部を更に有し、第2圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した第2内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する孤立した第1内部電極部及び孤立した第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する他の第1内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の第2内部電極部と接続された第3側面電極と、第1引き出し部と接続された第4側面電極と、第2引き出し部と接続された第5側面電極とが設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、第2側面電極、第3側面電極、第4側面電極及び第5側面電極である構成であってもよい。
この場合、第1側面電極及び第4側面電極と第2側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加され、第1側面電極及び第5側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源と接続される端子電極を積層体の一側の側面のみに設ければ良い。また、積層体の上面及び下面に、外部電圧源を接続するための外部電極を設けなくて済む。
さらに、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する孤立した第1内部電極部と接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した第2内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の第1内部電極部及び他の第2内部電極部とそれぞれ接続された第3側面電極とが設けられ、積層体の他側の側面には、当該他側に位置する孤立した第1内部電極部と接続された第4側面電極と、当該他側に位置する孤立した第2内部電極部と接続された第5側面電極とが設けられ、積層体の上面及び下面の少なくとも一方には、第1側面電極と第4側面電極とを接続する第1補助電極と、第2側面電極と第5側面電極とを接続する第2補助電極とが設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、第2側面電極及び第3側面電極である構成であってもよい。
この場合、第1側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加され、第2側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源との接続箇所としては3つだけあれば良い。
また、第1圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した第1内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第1引き出し部を更に有し、第2圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した第2内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する孤立した第1内部電極部と接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した第2内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の第1内部電極部及び他の第2内部電極部とそれぞれ接続された第3側面電極と、第1引き出し部と接続された第4側面電極と、第2引き出し部と接続された第5側面電極とが設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、第2側面電極、第3側面電極、第4側面電極及び第5側面電極である構成であってもよい。
この場合、第1側面電極及び第4側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加され、第2側面電極及び第5側面電極と第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源と接続される端子電極を積層体の一側の側面のみに設ければ良い。また、積層体の上面及び下面に、外部電圧源を接続するための外部電極を設けなくて済む。
さらに、本発明は、2行2列に配列された4つの第1内部電極部を有する第1圧電体と、各第1内部電極部と対応するように2行2列に配列された4つの第2内部電極部を有する第2圧電体とを積層してなる構造をもった積層体を備え、4つの第1内部電極部のうち、積層体の一側に位置する2つの第1内部電極部同士は接続され、他の2つの第1内部電極部は孤立しており、4つの第2内部電極部のうち、積層体の他側に位置する2つの第2内部電極部同士は接続され、他の2つの第2内部電極部は孤立しており、積層体の一側の側面には、各第1内部電極部及び各第2内部電極部と接続され、4つの第1内部電極部のうち何れか一方の対角に位置する2つの第1内部電極部と対応する2つの第2内部電極部との間、または4つの第1内部電極部のうち他方の対角に位置する2つの第1内部電極部と対応する2つの第2内部電極部との間に電圧を印加するための少なくとも3つの端子電極が設けられていることを特徴とするものである。
このような積層型圧電素子を用いて、例えば当該圧電素子の側方に配置された回転体等の可動体を駆動させる場合には、積層型圧電素子に可動体と係合する押し付け用突起部を設け、この突起部を介して積層型圧電素子の変位を可動体に伝えるようにする。例えば、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧を印加すると、積層型圧電素子に略S字状の変位が生じ、この変位によって可動体が所定方向に駆動され、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧を印加すると、積層型圧電素子に反対方向の略S字状の変位が生じ、この変位によって可動体が反対方向に駆動される。ここで、上記のように電圧を印加するための全ての端子電極は、積層体の一側の側面に設けられているので、外部電圧源との接続を積層体の一側の側面だけで行うことができる。また、そのような端子電極を積層体の側面に設けることで、リード線による内部電極部同士の電気的接続が不要となる。さらに、使用する圧電体としては、第1圧電体及び第2圧電体といった多くても2種類あれば良い。
好ましくは、第1圧電体は、積層体の他側に位置する孤立した2つの第1内部電極部とそれぞれ接続され、一側の側面に向けて延びる2つの第1引き出し部を更に有し、第2圧電体は、積層体の他側に位置する各第2内部電極部と接続され、一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、積層体の一側の側面には、当該一側に位置する各第1内部電極部及び第2引き出し部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する2つの第2内部電極部とそれぞれ接続された2つの第2側面電極と、2つの第1引き出し部とそれぞれ接続された2つの第3側面電極とが設けられ、少なくとも3つの端子電極は、第1側面電極、2つの第2側面電極及び2つの第3側面電極である。
この場合、第1側面電極と一方の第2側面電極及び一方の第3側面電極との間に電圧を印加すると、一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加され、第1側面電極と他方の第2側面電極及び他方の第3側面電極との間に電圧を印加すると、もう一方の対角に位置する2つの第1内部電極部とこれに対応する2つの第2内部電極部との間に電圧が印加されることになる。このような構成では、外部電圧源と接続される端子電極を積層体の一側の側面のみに設ければ良い。また、積層体の上面及び下面に、外部電圧源を接続するための外部電極を設けなくて済む。さらに、第1圧電体と第2圧電体とを同一構造とすることができ、この場合には、使用する圧電体としては1種類で済む。
本発明によれば、リード線による電極同士の接続を行わなくて済むので、積層型圧電素子の製作の容易化を図ることができる。また、積層型圧電素子の一側の面だけで外部との接続を行うことができるので、積層型圧電素子の使用時に、外部との接続のための配線効率を向上させ、省スペース化を図ることが可能となる。
以下、本発明に係わる積層型圧電素子の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明に係わる積層型圧電素子の第1実施形態を図1〜図6により説明する。図1は、本実施形態の積層型圧電素子を超音波モータ(振動モータ)に適用した場合の平面図である。
同図において、積層型圧電素子1は直方体状の積層体2を備え、この積層体2の一端面には、回転体3と係合する押し付け用突起部4が設けられている。積層体2は、図2に示すように、複数の圧電層5と複数の内部電極層6とを有している。圧電層5は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を主成分とする圧電セラミック材料で形成されている。内部電極層6は、Ag,Pdを主成分とする導電材料で形成されている。
具体的には、積層体2は、図3に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体8〜10を積層して形成されている。これらの圧電体7〜10は、長方形状を有している。圧電体7〜10の寸法は、例えば縦6mm、横1.5mm、厚さ100μm程度である。図3(a)に示すフタ用圧電体7は、最上層の圧電層5を構成するものである。
図3(b)に示す電極付き圧電体8は、圧電層5を構成する圧電部11の上面に、複数の内部電極層6の一部を構成する4つの内部電極部12A〜12Dを形成したものである。内部電極部12A〜12Dは、2行2列(田の字形)に配列されている。内部電極部12A〜12Dのうち、一方の対角に位置する内部電極部12B,12C同士は接続部13を介して接続され、他方の対角に位置する内部電極部12A,12Dは孤立している。
図3(c)に示す電極付き圧電体9は、圧電層5を構成する圧電部14の上面に、複数の内部電極層6の一部を構成する4つの内部電極部15A〜15Dを形成したものである。内部電極部15A〜15Dは、内部電極部12A〜12Dと対応するように2行2列に配列されている。内部電極部15A〜15Dのうち、一方の対角(内部電極部12A,12Dに対応する対角)に位置する内部電極部15A,15D同士は接続部16を介して接続され、他方の対角(内部電極部12B,12Cに対応する対角)に位置する内部電極部15B,15Cは孤立している。
図3(d)に示す電極付き圧電体10は、圧電層5を構成する圧電部17の上面に、複数の内部電極層6の一部を構成する内部電極部18を形成したものである。内部電極部18は、上記の内部電極部12A〜12D及び内部電極部15A〜15Dに対応する領域を含んでいる。
積層体2は、下から電極付き圧電体10、電極付き圧電体9、電極付き圧電体10、電極付き圧電体8及びフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。このとき、内部電極部12A〜12D及び内部電極部15A〜15Dは、互いに重なり合う領域を有している。また、内部電極部18は、内部電極部12A〜12D及び内部電極部15A〜15Dに対して重なり合う領域を有している。
図2に示すように、積層体2の一方の側面2a側に位置する内部電極部12A,12B,15A,15Bは、当該側面2aに露出している。積層体2の他方の側面2b側に位置する内部電極部12C,12D,15C,15Dは、当該側面2bに露出している。内部電極部18は、積層体2の両側面2a,2bに露出している。
積層体2の側面2aには、内部電極部12A,15Aと接続された側面端子電極19と、内部電極部12B,15Bと接続された側面端子電極20と、各内部電極部18と接続された側面端子電極21とが設けられている。側面端子電極21は、側面端子電極19,20間に形成されている。積層体2の側面2bには、内部電極部12C,15Cと接続された側面端子電極22と、内部電極部12D,15Dと接続された側面端子電極23と、各内部電極部18と接続された側面端子電極24とが設けられている。側面端子電極24は、側面端子電極22,23間に形成されている。側面端子電極19〜24は、例えばAg、Au及びCuのいずれかを主成分とする導電材料で形成されている。
このような積層型圧電素子1を製造する場合は、まず例えばPZTを主成分とした複数枚の圧電セラミックグリーンシートを作製する。このグリーンシートは、上記のフタ用圧電体7及び圧電部11,14,17に相当するものである。次いで、例えばスクリーン印刷法を用いてグリーンシートの一面に内部電極を印刷することにより、上記の電極付き圧電体8〜10に相当する電極付きグリーンシートを形成する。次いで、これらのグリーンシートを所定の枚数・順序で積層し、更にプレス加工を行った後、所定の温度で焼成し切断することにより、上記の積層体2を形成する。
その後、例えば焼付処理、スパッタリング法や無電解メッキ法等を用いて、積層体2の側面2aに側面端子電極19〜21を形成し、積層体2の側面2bに側面端子電極22〜24を形成する。最後に、このような積層体2に対して分極処理を行う。これにより、積層型圧電素子1が完成する。
以上のように構成した積層型圧電素子1において、内部電極部18をグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12D及びこれに対応する内部電極部15A,15Dと内部電極部18との間に交流電圧(例えば200kHzで5〜10V)を印加すると、内部電極部12A,12D及び内部電極部15A,15Dと内部電極部18との間に電界が生じる。すると、これらの内部電極層6間の圧電層5は、図4(a)に示すように略S字状の撓み変形を起こした状態で振動するようになる。そして、この振動が押し付け用突起部4に伝えられ、押し付け用突起部4が図4(a)に示すような方向で回転体3に周期的に当接し、この時の摩擦力によって回転体3が時計回りに回転するようになる。
また、もう一方の対角に位置する内部電極部12B,12C及びこれに対応する内部電極部15B,15Cと内部電極部15との間に同じ交流電圧を印加すると、内部電極部12B,12C及び内部電極部15B,15Cと内部電極部18との間に電界が生じる。すると、これらの内部電極層6間の圧電層5は、図4(b)に示すように反対側に略S字状の撓み変形を起こした状態で振動するようになる。そして、この振動が押し付け用突起部4に伝えられ、押し付け用突起部4が図4(b)に示すような方向で回転体3に周期的に当接し、この時の摩擦力によって回転体3が反時計回りに回転するようになる。
このように対角に位置する内部電極部12A,12D,15A,15Dまたは内部電極部12B,12C,15B,15Cに同時に電圧を供給することにより、積層体2の中心部が押えられた状態で圧電層5が変位(振動)することになるため、回転体3を双方向に安定して回転させることが可能となる。
ところで、従来における積層型圧電素子の積層体としては、例えば図5に示すように、上記のフタ用圧電体7及び電極付き圧電体10と電極付き圧電体201とを積層して形成したものがある。電極付き圧電体201は、圧電部202の上面に、4つの内部電極部203A〜203Dを形成したものである。内部電極部203A〜203Dは、2行2列に配列されていると共に互いに孤立している。
このようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体10,201からなる積層体200は、例えば図6に示すように、電極付き圧電体10,201を交互に積層し、更にその上にフタ用圧電体7を積層して形成される。積層体200の側面200aには、各内部電極部203Aと接続された側面電極204と、各内部電極部203Bと接続された側面電極205と、各内部電極部18と接続された側面電極206とが設けられている。積層体200の側面200bには、各内部電極部203Cと接続された側面電極207と、各内部電極部203Dと接続された側面電極208と、各内部電極部18と接続された側面電極209とが設けられている。また、積層体200の上面200cには、側面電極204〜208とそれぞれ接続された上面電極210〜214が設けられている。これにより、積層型圧電素子が形成される。
このような積層型圧電素子において、一方の対角に位置する内部電極部203A,203Dと内部電極部18との間に電圧を印加するには、側面電極204,208と側面電極206または側面電極209との間、あるいは上面電極210,214と上面電極212との間に電圧を印加することになる。他方の対角に位置する内部電極部203B,203Cと内部電極部18との間に電圧を印加するには、側面電極205,207と側面電極206または側面電極209との間、あるいは上面電極211,213と上面電極212との間に電圧を印加することになる。
しかし、外部電圧源との接続を側面電極204〜209で行う場合には、積層体200の両側面200a,200bが必要となるので、配線のための広いスペースがとられると共に、フレキシブルプリント基板(FPC)等を用いて外部電圧源と接続することができない。一方、外部電圧源との接続を上面電極210〜214で行う場合には、電極位置等をうまく設計しないとFPC等による接続が困難なうえに、外部電圧源と接続するための多くの電極を積層体200の上面200cに形成する必要があるため、積層型圧電素子の製造に手間がかかってしまう。
これに対し本実施形態の積層型圧電素子1では、一方の対角に位置する内部電極部12B,12C同士が接続部13を介して接続され、他方の対角に位置する内部電極部15A,15D同士が接続部16を介して接続されている。そして、積層体2の側面2aには側面端子電極19〜21が設けられ、積層体2の側面2bには側面端子電極22〜24が設けられている。このため、一方の対角に位置する内部電極部12A,12D及び内部電極部15A,15Dと内部電極部18との間に電圧を印加するためには、側面端子電極19と側面端子電極21との間または側面端子電極23と側面端子電極24との間に電圧を印加すれば良い。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12C及び内部電極部15B,15Cと内部電極部18との間に電圧を印加するためには、側面端子電極20と側面端子電極21との間または側面端子電極22と側面端子電極24との間に電圧を印加すれば良い。この場合には、積層体2の側面2a,2bの何れか一方のみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のために大きなスペースをとらずに済むと共に、外部電圧源との接続をFPC等により容易に行うことができる。
また、内部電極部12B,12C同士、内部電極部15A,15D同士、内部電極部12A,15A、内部電極部12B,15B同士、内部電極部12C,15C同士、内部電極部12D,15D同士、更には異なる層の内部電極部18同士の電気的接続を、リード線を用いて行わなくて済む。さらに、外部電圧源との接続を行うための外部電極を積層体2の上面や下面に形成する必要も無くなる。以上により、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。
さらに、外部電圧源との接続ポイントは、側面端子電極19〜21または側面端子電極22〜24といった3箇所だけで済むので、積層型圧電素子1を動作させる時の作業性が向上する。
なお、積層体2の積層構造としては、図2に示す構造には限られず、例えば下から順に電極付き圧電体10、電極付き圧電体9、電極付き圧電体10、電極付き圧電体9、電極付き圧電体10、電極付き圧電体8、電極付き圧電体10、電極付き圧電体8及びフタ用圧電体7というように、要は電極付き圧電体8,9の少なくとも一方側が電極付き圧電体10と隣接するように積層すれば良い。
本発明に係わる積層型圧電素子の第2実施形態を図7及び図8により説明する。図中、第1実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態の積層型圧電素子を示す平面図及び両側面図である。同図において、積層型圧電素子30は、上記の積層体2に代えて積層体31を備えている。積層体31は、図8に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体10,32,33を積層して形成されている。
図8(b)に示す電極付き圧電体32は、圧電部11の上面に形成された内部電極部12A〜12Dを有している。図3(b)に示す電極付き圧電体8と同様に、内部電極部12B,12C同士は接続部13を介して接続され、内部電極部12A,12Dは孤立している。また、圧電部11の上面には、孤立した内部電極部12Dから反対側(内部電極部12B側)の側面に向かって延びる引き出し部34が形成されている。
図8(c)に示す電極付き圧電体33は、圧電部14の上面に形成された内部電極部15A〜15Dを有している。図3(c)に示す電極付き圧電体9と同様に、内部電極部15A,15D同士は接続部16を介して接続され、内部電極部15B,15Cは孤立している。また、圧電部14の上面には、孤立した内部電極部15Cから反対側(内部電極部15A側)の側面に向かって延びる引き出し部35が形成されている。
積層体31は、下から電極付き圧電体10、電極付き圧電体33、電極付き圧電体10、電極付き圧電体32及びフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。図7に示すように、積層体31の一方の側面31a側に位置する内部電極部12A,12B,15A,15B及び引き出し部34,35は、当該側面31aに露出している。積層体31の他方の側面31b側に位置する内部電極部12C,12D,15C,15Dは、当該側面31bに露出している。内部電極部18は、圧電体31の両側面31a,31bに露出している。
積層体31の側面31aには、内部電極部12A,15Aと接続された側面端子電極36と、内部電極部12B,15Bと接続された側面端子電極37と、各内部電極部18と接続された側面端子電極38と、引き出し部34と接続された側面端子電極39と、引き出し部35と接続された側面端子電極40とが設けられている。側面端子電極36,37は、側面端子電極38の両側に形成されている。そして、その側面端子電極36,37の外側に側面端子電極40,39が形成されている。
以上のように構成した積層型圧電素子30において、内部電極部18をグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12D及びこれに対応する内部電極部15A,15Dと内部電極部18との間に電界を発生させるには、側面端子電極36,39と側面端子電極38との間に交流電圧を印加する。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12C及びこれに対応する内部電極部15B,15Cと内部電極部18との間に電界を発生させるには、側面端子電極37,40と側面端子電極38との間に交流電圧を印加する。
以上のような本実施形態にあっては、積層体31の一つの側面31aのみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のためのスペース効率が向上すると共に、FPC等を用いて容易に接続することができる。また、リード線を用いて電極同士を接続しなくて済むと共に、外部電圧源との接続を行うための外部電極を積層体31の側面31b、上面及び下面に形成しなくて済む。これにより、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。
上記第2実施形態に係わる積層型圧電素子30の変形例を図9に示す。同図において、積層体31は、電極付き圧電体32,33の代わりに、図10(b),(c)に示すような電極付き圧電体41,42を用いて構成されている。
電極付き圧電体41は、上記の内部電極部12A〜12D及び引き出し部34に加えて、孤立した内部電極部12Aから反対側(内部電極部12C側)に向かって延びる引き出し部43を更に有している。電極付き圧電体42は、上記の内部電極部15A〜15D及び引き出し部35に加えて、孤立した内部電極部15Bから反対側(内部電極部15D側)に向かって延びる引き出し部44を更に有している。引き出し部43,44は、積層体31の側面31bに露出している。
積層体31の側面31bには、内部電極部12C,15Cと接続された側面端子電極45と、内部電極部12D,12Dと接続された側面端子電極46と、各内部電極部18と接続された側面端子電極47と、引き出し部43と接続された側面端子電極48と、引き出し部44と接続された側面端子電極49とが設けられている。
このように構成した積層型圧電素子30では、内部電極部18をグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12D及び内部電極部15A,15Dと内部電極部18との間に電界を発生させるには、側面端子電極36,39と側面端子電極38との間に交流電圧を印加しても良いし、側面端子電極46,48と側面端子電極47との間に交流電圧を印加しても良い。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12D及び内部電極部15B,15Dと内部電極部18との間に電界を発生させるには、側面端子電極37,40と側面端子電極38との間に交流電圧を印加しても良いし、側面端子電極45,49と側面端子電極47との間に交流電圧を印加しても良い。従って、このような積層型圧電素子30を変位動作させる際には、外部電圧源の接続箇所及び接続形態を適宜選択することができる。
本発明に係わる積層型圧電素子の第3実施形態を図11及び図12により説明する。図中、第1実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11は、本実施形態の積層型圧電素子を示す平面図及び両側面図である。同図において、本実施形態の積層型圧電素子50は、第1実施形態における積層体2に代えて積層体51を備えている。積層体51は、図12に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体52,53を積層して形成されている。
図12(b)に示す電極付き圧電体52は、圧電部11の上面に形成された内部電極部12A〜12Dを有している。図3(b)に示す電極付き圧電体8と同様に、内部電極部12B,12C同士は接続部13を介して接続され、内部電極部12A,12Dは孤立している。
図12(c)に示す電極付き圧電体53は、圧電部14の上面に形成された内部電極部15A〜15Dを有している。図3(c)に示す電極付き圧電体9と同様に、内部電極部15A,15D同士は接続部16を介して接続され、内部電極部15B,15Cは孤立している。
積層体51は、電極付き圧電体52,53を交互に積層し、更にその上にフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。このとき、内部電極部12A〜12D及び内部電極部15A〜15Dは、互いに重なり合う領域を有している。図11に示すように、積層体51の一方の側面51a側に位置する内部電極部12A,12B,15A,15Bは、当該側面51aに露出している。積層体51の他方の側面51b側に位置する内部電極部12C,12D,15C,15Dは、当該側面51bに露出している。
積層体51の側面51aには、各内部電極部12A,15Bと接続された側面端子電極54と、各内部電極部12Bと接続された側面端子電極55と、各内部電極部15Aと接続された側面端子電極56とが設けられている。側面端子電極55,56は、側面端子電極54の両側に形成されている。積層体51の側面51bには、各内部電極部12D,15Cと接続された側面端子電極57と、各内部電極部12Cと接続された側面端子電極58と、各内部電極部15Dと接続された側面端子電極59とが設けられている。側面端子電極58,59は、側面端子電極57の両側に形成されている。また、積層体51の上面51cには、側面端子電極54,57同士を接続する補助電極60が設けられている。なお、補助電極60は、積層体51の下面に設けても良い。補助電極60は、側面端子電極54〜59と同じ導電材料で形成されている。
以上のように構成した積層型圧電素子50において、内部電極部部12A,12D,15B,15Cをグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12Dとこれに対応する内部電極部15A,15Dとの間に交流電圧を印加すると、内部電極部12A,12Dと内部電極部15A,15Dとの間に電界が生じ、これらの内部電極層6間の圧電層5は、略S字状の撓み変形(図4(a)参照)を起こした状態で振動する。また、もう一方の対角に位置する内部電極部12B,12Cとこれに対応する内部電極部15B,15Cとの間に同じ交流電圧を印加すると、内部電極部12B,12Cと内部電極部15B,15Cとの間に電界が生じ、これらの内部電極層6間の圧電層5は、反対側に略S字状の撓み変形(図4(b)参照)を起こした状態で振動する。
ここで、一方の対角に位置する内部電極部12A,12Dと内部電極部15A,15Dとの間に電界を発生させるには、側面端子電極56と側面端子電極54との間または側面端子電極57と側面端子電極59との間に交流電圧を印加する。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12Cと内部電極部15B,15Cとの間に電界を発生させるには、側面端子電極55と側面端子電極54との間または側面端子電極57と側面端子電極58との間に交流電圧を印加する。
以上のような本実施形態にあっては、積層体51の側面51a,51bの何れか一方のみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のためのスペース効率が向上すると共に、FPC等を用いて容易に接続することができる。また、リード線を用いて電極同士を接続しなくて済むと共に、外部電圧源との接続を行うための多くの外部電極を積層体51の上面や下面に形成しなくて済む。これにより、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。
さらに、外部電圧源との接続ポイントが3箇所だけで済むので、積層型圧電素子を動作させる時の作業性が向上する。また、積層体51の一部を構成する電極付きの圧電体としては、電極付き圧電体52,53といった2種類だけ用意すれば良い。
本発明に係わる積層型圧電素子の第4実施形態を図13及び図14により説明する。図中、第1実施形態及び第3実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13は、本実施形態の積層型圧電素子を示す平面図及び両側面図である。同図において、本実施形態の積層型圧電素子70は、第3実施形態における積層体51に代えて積層体71を備えている。積層体71は、図14に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体72,73を積層して形成されている。
図14(b)に示す電極付き圧電体72は、圧電部11の上面に形成された内部電極部12A〜12Dを有している。図12(b)に示す電極付き圧電体52と同様に、内部電極部12B,12C同士は接続部13を介して接続され、内部電極部12A,12Dは孤立している。また、圧電部11の上面には、孤立した内部電極部12Dから反対側(内部電極部12B側)の側面に向かって延びる引き出し部74が形成されている。
図14(c)に示す電極付き圧電体73は、圧電部14の上面に形成された内部電極部15A〜15Dを有している。図12(c)に示す電極付き圧電体53と同様に、内部電極部15A,15D同士は接続部16を介して接続され、内部電極部15B,15Cは孤立している。また、圧電部14の上面には、孤立した内部電極部15Cから反対側(内部電極部15A側)の側面に向かって延びる引き出し部75が形成されている。
積層体71は、電極付き圧電体72,73を交互に積層し、更にその上にフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。図13に示すように、積層体71の一方の側面71a側に位置する内部電極部12A,12B,15A,15B及び引き出し部74,75は、当該側面71aに露出している。積層体71の他方の側面71b側に位置する内部電極部12C,12D,15C,15Dは、当該側面71bに露出している。
積層体71の側面71aには、各内部電極部12A,15Bと接続された側面端子電極76と、各内部電極部12Bと接続された側面端子電極77と、各内部電極部15Aと接続された側面端子電極78と、各引き出し部74と接続された側面端子電極79と、各引き出し部75と接続された側面端子電極80とが設けられている。側面端子電極77,78は、側面端子電極76の両側に形成されている。そして、その側面端子電極77,78の外側に側面端子電極79,80が形成されている。
このように構成した積層型圧電素子70において、内部電極部12A,12D,15B,15Cをグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12Dとこれに対応する内部電極部15A,15Dとの間に電界を発生させるには、側面端子電極78,79と側面端子電極76との間に交流電圧を印加する。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12Cとこれに対応する内部電極部15B,15Cとの間に電界を発生させるには、側面端子電極77,80と側面端子電極76との間に交流電圧を印加する。
以上のような本実施形態にあっては、積層体71の一つの側面71aのみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のためのスペース効率が向上すると共に、FPC等を用いて容易に接続することができる。また、リード線を用いて電極同士を接続しなくて済むと共に、外部電圧源との接続を行うための外部電極を積層体71の側面71b、上面及び下面に形成しなくて済む。これにより、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。さらに、積層体71の一部を構成する電極付きの圧電体としては、電極付き圧電体72,73といった2種類だけ用意すれば良い。
なお、上記の第4実施形態では、積層体71の側面71aのみに側面端子電極76〜80を設ける構成としたが、図9及び図10に示すように、積層体71の側面71bにも5つの側面端子電極を設けても良い。この場合には、電極付き圧電体72に、内部電極部12Aから反対側に延びる引き出し部を設けると共に、電極付き圧電体73に、内部電極部15Bから反対側に延びる引き出し部を設けるようにする。
本発明に係わる積層型圧電素子の第5実施形態を図15及び図16により説明する。図中、第1実施形態及び第3実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図15は、本実施形態の積層型圧電素子を示す平面図及び両側面図である。同図において、本実施形態の積層型圧電素子90は、第3実施形態における積層体51に代えて積層体91を備えている。積層体91は、図16に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体92,93を積層して形成されている。
図16(b)に示す電極付き圧電体92は、圧電部11の上面に形成された内部電極部12A〜12Dを有している。図12(b)に示す電極付き圧電体52と同様に、内部電極部12B,12C同士は接続部13を介して接続され、内部電極部12A,12Dは孤立している。また、圧電部11の上面には、孤立した内部電極部12Dから反対の端面側(内部電極部12C側)に向かって延びる引き出し部94が形成されている。
図16(c)に示す電極付き圧電体93は、圧電部14の上面に形成された内部電極部15A〜15Dを有している。図12(c)に示す電極付き圧電体53と同様に、内部電極部15A,15D同士は接続部16を介して接続され、内部電極部15B,15Cは孤立している。また、圧電部14の上面には、孤立した内部電極部15Cから反対の端面側(内部電極部15D側)に向かって延びる引き出し部95が形成されている。
積層体91は、電極付き圧電体92,93を交互に積層し、更にその上にフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。図15に示すように、積層体91の一方の側面91a側に位置する内部電極部12A,12B,15A,15Bは、当該側面91aに露出している。積層体91の他方の側面91b側に位置する引き出し部94,95は、当該側面91bに露出している。
積層体91の側面91aには、各内部電極部12Aと接続された側面端子電極96と、各内部電極部15Bと接続された側面端子電極97と、各内部電極部12B,15Aと接続された側面端子電極98とが設けられている。側面端子電極98は、側面端子電極96,97間に形成されている。積層体91の側面91bには、各引き出し部94と接続された側面電極99と、各引き出し部95と接続された側面電極100とが設けられている。また、積層体91の上面91cには、側面端子電極96と側面電極99とを接続する補助電極101と、側面端子電極97と側面電極100とを接続する補助電極102とが設けられている。
このように構成した積層型圧電素子90において、内部電極部12B,12C,15A,15Dをグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12Dとこれに対応する内部電極部15A,15Dとの間に電界を発生させるには、側面端子電極96と側面端子電極98との間に交流電圧を印加する。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12Cとこれに対応する内部電極部15B,15Cとの間に電界を発生させるには、側面端子電極97と側面端子電極98との間に交流電圧を印加する。
以上のような本実施形態にあっては、積層体91の一つの側面91aのみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のためのスペースが向上すると共に、FPC等を用いて容易に接続することができる。また、リード線を用いて電極同士を接続しなくて済むと共に、外部電圧源との接続を行うための多くの外部電極を積層体91の上面や下面に形成しなくて済む。これにより、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。
さらに、外部電圧源との接続ポイントが3箇所だけで済むので、積層型圧電素子を動作させる時の作業性が向上する。また、積層体91の一部を構成する電極付きの圧電体としては、電極付き圧電体92,93といった2種類だけ用意すれば良い。
なお、上記実施形態では、補助電極101,102を積層体91の上面91cに設ける構成としたが、補助電極101,102を積層体91の下面に設けても良い。また、電極付き圧電体92,93にそれぞれ引き出し部94,95を設けずに、内部電極部12D,15Cを積層体91の側面91bに直接露出させ、側面電極99,100をそれぞれ内部電極部12D,15Cと接続させても良い。この場合には、補助電極101,102の一方を積層体91の上面91cに設け、補助電極101,102の他方を積層体91の下面に設ける構成とする。
本発明に係わる積層型圧電素子の第6実施形態を図17及び図18により説明する。図中、第1実施形態及び第3実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図17は、本実施形態の積層型圧電素子を示す平面図及び両側面図である。同図において、本実施形態の積層型圧電素子110は、第3実施形態における積層体51に代えて積層体111を備えている。積層体111は、図18に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体112,113を積層して形成されている。
図18(b)に示す電極付き圧電体112は、圧電部11の上面に形成された内部電極部12A〜12Dを有している。図12(b)に示す電極付き圧電体52と同様に、内部電極部12B,12C同士は接続部13を介して接続され、内部電極部12A,12Dは孤立している。また、圧電部11の上面には、孤立した内部電極部12Dから反対側(内部電極部12B側)の側面に向かって延びる引き出し部114が形成されている。
図18(c)に示す電極付き圧電体113は、圧電部14の上面に形成された内部電極部15A〜15Dを有している。図12(c)に示す電極付き圧電体53と同様に、内部電極部15A,15D同士は接続部16を介して接続され、内部電極部15B,15Cは孤立している。また、圧電部14の上面には、孤立した内部電極部15Cから反対側(内部電極部15A側)の側面に向かって延びる引き出し部115が形成されている。
積層体111は、電極付き圧電体112,113を交互に積層し、更にその上にフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。図17に示すように、積層体111の一方の側面111a側に位置する内部電極部12A,12B,15A,15B及び引き出し部114,115は、当該側面111aに露出している。積層体111の他方の側面111b側に位置する内部電極部12C,12D,15C,15Dは、当該側面111bに露出している。
積層体111の側面111aには、各内部電極部12Aと接続された側面端子電極116と、各内部電極部15Bと接続された側面端子電極117と、各内部電極部12B,15Aと接続された側面端子電極118と、各引き出し部114と接続された側面端子電極119と、各引き出し部115と接続された側面端子電極120とが設けられている。側面端子電極116,117は、側面端子電極118の両側に形成されている。そして、その側面端子電極116,117の外側に側面端子電極120,119が形成されている。
このように構成した積層型圧電素子110において、内部電極部12B,12C,15A,15Dをグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12Dとこれに対応する内部電極部15A,15Dとの間に電界を発生させるには、側面端子電極116,119と側面端子電極118との間に交流電圧を印加する。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12Cとこれに対応する内部電極部15B,15Cとの間に電界を発生させるには、側面端子電極117,120と側面端子電極118との間に交流電圧を印加する。
以上のような本実施形態にあっては、積層体111の一つの側面111aのみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のためのスペース効率が向上すると共に、FPC等を用いて容易に接続することができる。また、リード線を用いて電極同士を接続しなくて済むと共に、外部電圧源との接続を行うための外部電極を積層体111の側面111b、上面及び下面に形成しなくて済む。これにより、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。さらに、積層体111の一部を構成する電極付きの圧電体としては、電極付き圧電体112,113といった2種類だけ用意すれば良い。
なお、上記の第6実施形態では、積層体111の側面111aのみに側面端子電極116〜120を設ける構成としたが、図9及び図10に示すように、積層体111の側面111bにも5つの側面端子電極を設けても良い。この場合には、電極付き圧電体112に、内部電極部12Aから反対側に延びる引き出し部を設けると共に、電極付き圧電体113に、内部電極部15Bから反対側に延びる引き出し部を設けるようにする。
本発明に係わる積層型圧電素子の第7実施形態を図19及び図20により説明する。図中、第1実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図19は、本実施形態の積層型圧電素子を示す平面図及び両側面図である。同図において、本実施形態の積層型圧電素子130は、第1実施形態における積層体2に代えて積層体131を備えている。積層体131は、図20に示すようなフタ用圧電体7及び電極付き圧電体132,133を積層して形成されている。
図20(b)に示す電極付き圧電体132は、圧電部11の上面に2行2列に形成された内部電極部12A〜12Dを有している。内部電極部12A〜12Dのうち、一側に位置する内部電極部12A,12B同士は接続部134を介して接続され、他側の内部電極部12C,12Dは孤立している。
また、圧電部11の上面には、孤立した内部電極部12Cから反対側(内部電極部12A側)の側面に向かって延びる引き出し部135と、孤立した内部電極部12Dから反対側(内部電極部12B側)の側面に向かって延びる引き出し部136と、接続部134から反対側(内部電極部12C,12D側)の側面に向かって延びる引き出し部137とが形成されている。引き出し部137は、内部電極部12C,12Dに挟まれるように形成されている。
図20(c)に示す電極付き圧電体133は、内部電極部12A〜12Dと対応するように圧電部14の上面に2行2列に形成された内部電極部15A〜15Dを有している。内部電極部15A〜15Dのうち、一側に位置する内部電極部15C,15D同士は接続部138を介して接続され、他側の内部電極部15A,15Bは孤立している。
また、圧電部14の上面には、孤立した内部電極部15Aから反対側(内部電極部15C側)の側面に向かって延びる引き出し部139と、孤立した内部電極部15Bから反対側(内部電極部15D側)の側面に向かって延びる引き出し部140と、接続部138から反対側(内部電極部15A,15B側)の側面に向かって延びる引き出し部141とが形成されている。引き出し部141は、内部電極部15A,15Bに挟まれるように形成されている。
電極付き圧電体132を180度回転させた状態では、電極付き圧電体132における内部電極部12A〜12D及び引き出し部135〜137の形状及び配置部位は、電極付き圧電体133における内部電極部15A〜12D及び引き出し部139〜141の形状及び配置部位と一致する。つまり、電極付き圧電体132,133は、同じ構造を有している。
積層体131は、電極付き圧電体132,133を交互に積層し、更にその上にフタ用圧電体7を積層した構造をなしている。このとき、内部電極部12A〜12D及び内部電極部15A〜15Dは、互いに重なり合う領域を有している。図19に示すように、積層体131の一方の側面131a側に位置する内部電極部15A,15B、接続部134及び引き出し部135,136,141は、当該側面131aに露出している。積層体131の他方の側面131b側に位置する内部電極部12C,12D、接続部138及び引き出し部137,139,140は、当該側面131bに露出している。
積層体131の側面131aには、各接続部134及び各引き出し部141と接続された側面端子電極142と、各内部電極部15Aと接続された側面端子電極143と、各内部電極部15Bと接続された側面端子電極144と、各引き出し部135と接続された側面端子電極145と、各引き出し部136と接続された側面端子電極146とが設けられている。側面端子電極143,144は、側面端子電極142の両側に形成されている。そして、その側面端子電極143,144の外側に側面端子電極145,146が形成されている。
このように構成した積層型圧電素子130において、内部電極部12A,12B,15C,15Dをグランド電極とした状態で、一方の対角に位置する内部電極部12A,12Dとこれに対応する内部電極部15A,15Dとの間に電界を発生させるには、側面端子電極143,146と側面端子電極142との間に交流電圧を印加する。また、他方の対角に位置する内部電極部12B,12Cとこれに対応する内部電極部15B,15Cとの間に電界を発生させるためには、側面端子電極144,145と側面端子電極142との間に交流電圧を印加する。
以上のような本実施形態によれば、積層体131の一つの側面131aのみで外部電圧源との接続が行えるので、配線のためのスペース効率が向上すると共に、FPC等を用いて容易に接続することができる。また、リード線を用いて電極同士を接続しなくて済むと共に、外部電圧源との接続を行うための外部電極を積層体131の側面131b、上面及び下面に形成しなくて済む。これにより、積層型圧電素子の製造工程を簡略化することができる。
さらに、積層体131の一部を構成する電極付き圧電体132,133は同一構造を有しているので、使用する電極付き圧電体としては1種類だけ用意すれば良い。これにより、例えば印刷法により電極を形成する場合には、印刷パターンが1つだけあれば良いので、製造面で更に有利となる。
なお、上記の第6実施形態では、積層体131の側面131aのみに側面端子電極142〜146を設ける構成としたが、図9及び図10に示すように、積層体131の側面131bにも5つの側面端子電極を設けても良い。また、上記のように積層体131の側面131bに側面端子電極を設けない場合には、電極付き圧電体133に引き出し部139,140を必ずしも設けなくても良い。
以上、本発明に係わる積層型圧電素子の好適な実施形態について幾つか説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、リード線を用いて電極同士を接続することなく、外部電圧源との接続を行うための端子電極を積層体の一側の側面のみに集約する構成であれば、どのような形態であっても良い。
例えば上記の第1実施形態の変形例として、電極付き圧電体8の内部電極部12A,12B,12D、電極付き圧電体9の内部電極部15A,15B,15C及び電極付き圧電体10の内部電極部18とそれぞれ接続された7つの端子電極を積層体2の側面2aまたは側面2bに設けても良い。また、上記の第3実施形態の変形例として、電極付き圧電体52の内部電極部12A,12B,12D及び電極付き圧電体53の内部電極部15A,15B,15Cとそれぞれ接続された6つの端子電極を積層体51の側面51aまたは側面51bに設けても良い。これらの場合、積層体に別の内部電極を形成したり、積層体の上面、下面及び端面に補助電極を設けても良い。
また、上記実施形態は、回転運動を行うアクチュエータに積層型圧電素子を適用したものであるが、本発明に係わる積層型圧電素子は、直線運動を行うアクチュエータ等にも適用可能である。
本発明に係わる積層型圧電素子の第1実施形態を超音波モータに適用した場合の平面図である。 図1に示した積層体の両側面図である。 図1に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 図1に示した積層体が変位する状態を示す概念図である。 従来における積層型圧電素子の積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 図5に示した各種圧電体を用いて形成される積層体の平面図及び両側面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第2実施形態を示す平面図及び両側面図である。 図7に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第2実施形態の変形例を示す平面図及び両側面図である。 図9に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第3実施形態を示す平面図及び両側面図である。 図11に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第4実施形態を示す平面図及び両側面図である。 図13に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第5実施形態を示す平面図及び両側面図である。 図15に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第6実施形態を示す平面図及び両側面図である。 図17に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。 本発明に係わる積層型圧電素子の第7実施形態を示す平面図及び両側面図である。 図19に示した積層体を構成するための各種圧電体の平面図である。
符号の説明
1…積層型圧電素子、2…積層体、2a,2b…側面、8…電極付き圧電体(第1圧電体)、9…電極付き圧電体(第2圧電体)、10…電極付き圧電体(第3圧電体)、12A〜12D…内部電極部(第1内部電極部)、13…接続部、15A〜15D…内部電極部(第2内部電極部)、18…内部電極部(第3内部電極部)、19…側面端子電極(第1側面電極、第4側面電極、端子電極)、20…側面端子電極(第2側面電極、第5側面電極、端子電極)、21…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、22…側面端子電極(第2側面電極、第5側面電極、端子電極)、23…側面端子電極(第1側面電極、第4側面電極、端子電極)、24…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、30…積層型圧電素子、31…積層体、31a,31b…側面、32…電極付き圧電体(第1圧電体)、33…電極付き圧電体(第2圧電体)、34…引き出し部(第1引き出し部)、35…引き出し部(第2引き出し部)、36…側面端子電極(第1側面電極、端子電極)、37…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、38…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、39…側面端子電極(第4側面電極、端子電極)、40…側面端子電極(第5側面電極、端子電極)、41…電極付き圧電体(第1圧電体)、42…電極付き圧電体(第2圧電体)、43…引き出し部(第1引き出し部)、44…引き出し部(第2引き出し部)、45…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、46…側面端子電極(第1側面電極、端子電極)、47…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、48…側面端子電極(第4側面電極、端子電極)、49…側面端子電極(第5側面電極、端子電極)、50…積層型圧電素子、51…積層体、51a,51b…側面、51c…上面、52…電極付き圧電体(第1圧電体)、53…電極付き圧電体(第2圧電体)、54…側面端子電極(第1側面電極、第4側面電極、端子電極)、55…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、56…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、57…側面端子電極(第1側面電極、第4側面電極、端子電極)、58…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、59…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、60…補助電極、70…積層型圧電素子、71…積層体、71a,71b…側面、72…電極付き圧電体(第1圧電体)、73…電極付き圧電体(第2圧電体)、74…引き出し部(第1引き出し部)、75…引き出し部(第2引き出し部)、76…側面端子電極(第1側面電極、端子電極)、77…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、78…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、79…側面端子電極(第4側面電極、端子電極)、80…側面端子電極(第5側面電極、端子電極)、90…積層型圧電素子、91…積層体、91a,91b…側面、91c…上面、92…電極付き圧電体(第1圧電体)、93…電極付き圧電体(第2圧電体)、96…側面端子電極(第1側面電極、端子電極)、97…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、98…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、99…側面電極(第4側面電極)、100…側面電極(第5側面電極)、101…補助電極(第1補助電極)、102…補助電極(第2補助電極)、110…積層型圧電素子、111…積層体、111a,111b…側面、112…電極付き圧電体(第1圧電体)、113…電極付き圧電体(第2圧電体)、114…引き出し部(第1引き出し部)、115…引き出し部(第2引き出し部)、116…側面端子電極(第1側面電極、端子電極)、117…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、118…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)、119…側面端子電極(第4側面電極、端子電極)、120…側面端子電極(第5側面電極、端子電極)、130…積層型圧電素子、131…積層体、131a,131b…側面、132…電極付き圧電体(第1圧電体)、133…電極付き圧電体(第2圧電体)、135,136…引き出し部(第1引き出し部)、141…引き出し部(第2引き出し部)、142…側面端子電極(第1側面電極、端子電極)、143,144…側面端子電極(第2側面電極、端子電極)、145,146…側面端子電極(第3側面電極、端子電極)。



Claims (10)

  1. 2行2列に配列された4つの第1内部電極部を有する第1圧電体と、前記各第1内部電極部と対応するように2行2列に配列された4つの第2内部電極部を有する第2圧電体と、前記各第1内部電極部に対応する領域を含む第3内部電極部を有する第3圧電体とを積層してなる構造をもった積層体を備え、
    前記4つの第1内部電極部のうち、何れか一方の対角に位置する2つの第1内部電極部同士は接続され、他の2つの第1内部電極部は孤立しており、
    前記4つの第2内部電極部のうち、他方の対角に位置する2つの第2内部電極部同士は接続され、他の2つの第2内部電極部は孤立しており、
    前記積層体の一側の側面には、前記各第1内部電極部、前記各第2内部電極部及び前記第3内部電極部と接続され、一方の対角に位置する前記2つの第1内部電極部及び対応する前記2つの第2内部電極部と前記第3内部電極部との間、または他方の対角に位置する前記2つの第1内部電極部及び対応する前記2つの第2内部電極部と前記第3内部電極部との間に電圧を印加するための少なくとも3つの端子電極が設けられていることを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する孤立した前記第1内部電極部及び対応する前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した前記第2内部電極部及び対応する前記第1内部電極部とそれぞれ接続された第2側面電極と、前記第3内部電極部と接続された第3側面電極とが設けられ、
    前記積層体の他側の側面には、当該他側に位置する孤立した前記第1内部電極部及び対応する前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第4側面電極と、当該他側に位置する孤立した前記第2内部電極部及び対応する前記第1内部電極部とそれぞれ接続された第5側面電極とが設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記第2側面電極及び前記第3側面電極であることを特徴とする請求項1記載の積層型圧電素子。
  3. 前記第1圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記第1内部電極部と接続され、前記一側の側面に向けて延びる第1引き出し部を更に有し、
    前記第2圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記第2内部電極部と接続され、前一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、
    前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する孤立した前記第1内部電極部及び対応する前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した前記第2内部電極部及び対応する前記第1内部電極部とそれぞれ接続された第2側面電極と、前記第3内部電極部と接続された第3側面電極と、前記第1引き出し部と接続された第4側面電極と、前記第2引き出し部と接続された第5側面電極とが設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記第2側面電極、前記第3側面電極、前記第4側面電極及び前記第5側面電極であることを特徴とする請求項1記載の積層型圧電素子。
  4. 2行2列に配列された4つの第1内部電極部を有する第1圧電体と、前記各第1内部電極部と対応するように2行2列に配列された4つの第2内部電極部を有する第2圧電体とを積層してなる構造をもった積層体を備え、
    前記4つの第1内部電極部のうち、何れか一方の対角に位置する2つの第1内部電極部同士は接続され、他の2つの第1内部電極部は孤立しており、
    前記4つの第2内部電極部のうち、他方の対角に位置する2つの第2内部電極部同士は接続され、他の2つの第2内部電極部は孤立しており、
    前記積層体の一側の側面には、前記各第1内部電極部及び前記各第2内部電極部と接続され、一方の対角に位置する前記2つの第1内部電極部と対応する前記2つの第2内部電極部との間、または他方の対角に位置する前記2つの第1内部電極部と対応する前記2つの第2内部電極部との間に電圧を印加するための少なくとも3つの端子電極が設けられていることを特徴とする積層型圧電素子。
  5. 前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する孤立した前記第1内部電極部及び孤立した前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する他の前記第1内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の前記第2内部電極部と接続された第3側面電極とが設けられ、
    前記積層体の他側の側面には、当該他側に位置する孤立した前記第1内部電極部及び孤立した前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第4側面電極が設けられ、
    前記積層体の上面及び下面の少なくとも一方には、前記第1側面電極と前記第4側面電極とを接続する補助電極が設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記第2側面電極及び前記第3側面電極であることを特徴とする請求項4記載の積層型圧電素子。
  6. 前記第1圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記第1内部電極部と接続され、前記一側の側面に向けて延びる第1引き出し部を更に有し、
    前記第2圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記第2内部電極部と接続され、前記一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、
    前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する孤立した前記第1内部電極部及び孤立した前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する他の前記第1内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の前記第2内部電極部と接続された第3側面電極と、前記第1引き出し部と接続された第4側面電極と、前記第2引き出し部と接続された第5側面電極とが設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記第2側面電極、前記第3側面電極、前記第4側面電極及び前記第5側面電極であることを特徴とする請求項4記載の積層型圧電素子。
  7. 前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する孤立した前記第1内部電極部と接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した前記第2内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の前記第1内部電極部及び他の前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第3側面電極とが設けられ、
    前記積層体の他側の側面には、当該他側に位置する孤立した前記第1内部電極部と接続された第4側面電極と、当該他側に位置する孤立した前記第2内部電極部と接続された第5側面電極とが設けられ、
    前記積層体の上面及び下面の少なくとも一方には、前記第1側面電極と前記第4側面電極とを接続する第1補助電極と、前記第2側面電極と前記第5側面電極とを接続する第2補助電極とが設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記第2側面電極及び前記第3側面電極であることを特徴とする請求項4記載の積層型圧電素子。
  8. 前記第1圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記第1内部電極部と接続され、前記一側の側面に向けて延びる第1引き出し部を更に有し、
    前記第2圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記第2内部電極部と接続され、前記一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、
    前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する孤立した前記第1内部電極部と接続された第1側面電極と、当該一側に位置する孤立した前記第2内部電極部と接続された第2側面電極と、当該一側に位置する他の前記第1内部電極部及び他の前記第2内部電極部とそれぞれ接続された第3側面電極と、前記第1引き出し部と接続された第4側面電極と、前記第2引き出し部と接続された第5側面電極とが設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記第2側面電極、前記第3側面電極、前記第4側面電極及び前記第5側面電極であることを特徴とする請求項4記載の積層型圧電素子。
  9. 2行2列に配列された4つの第1内部電極部を有する第1圧電体と、前記各第1内部電極部と対応するように2行2列に配列された4つの第2内部電極部を有する第2圧電体とを積層してなる構造をもった積層体を備え、
    前記4つの第1内部電極部のうち、前記積層体の一側に位置する2つの第1内部電極部同士は接続され、他の2つの第1内部電極部は孤立しており、
    前記4つの第2内部電極部のうち、前記積層体の他側に位置する2つの第2内部電極部同士は接続され、他の2つの第2内部電極部は孤立しており、
    前記積層体の前記一側の側面には、前記各第1内部電極部及び前記各第2内部電極部と接続され、前記4つの第1内部電極部のうち何れか一方の対角に位置する2つの第1内部電極部と対応する2つの前記第2内部電極部との間、または前記4つの第1内部電極部のうち他方の対角に位置する2つの第1内部電極部と対応する2つの前記第2内部電極部との間に電圧を印加するための少なくとも3つの端子電極が設けられていることを特徴とする積層型圧電素子。
  10. 前記第1圧電体は、前記積層体の他側に位置する孤立した前記2つの第1内部電極部とそれぞれ接続され、前記一側の側面に向けて延びる2つの第1引き出し部を更に有し、
    前記第2圧電体は、前記積層体の他側に位置する前記各第2内部電極部と接続され、前記一側の側面に向けて延びる第2引き出し部を更に有し、
    前記積層体の前記一側の側面には、当該一側に位置する前記各第1内部電極部及び前記第2引き出し部とそれぞれ接続された第1側面電極と、当該一側に位置する前記2つの第2内部電極部とそれぞれ接続された2つの第2側面電極と、前記2つの第1引き出し部とそれぞれ接続された2つの第3側面電極とが設けられ、
    前記少なくとも3つの端子電極は、前記第1側面電極、前記2つの第2側面電極及び前記2つの第3側面電極であることを特徴とする請求項9記載の積層型圧電素子。








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