JP2006178126A - バックライト式表示方法及び装置並びにバックライトシステム - Google Patents

バックライト式表示方法及び装置並びにバックライトシステム Download PDF

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Abstract

【課題】色割れ等の問題を生じることなく良好にしてバックライトからの光の利用効率及び開口率を向上させる。
【解決手段】R,G,B帯状スポット光を個別に発生し表示領域上行電極の長手方向に直交する方向に移動させつつパネルに背面光として照射し、R,G,Bの第1〜第3スポット光とR,G,Bのうちの1以上の色の第4スポット光とを呈しつつ、スポット光は表示領域の移動を繰り返し、表示領域上のスポット光の照射範囲内の特定照射位置又は照射範囲外の特定境界隣接位置の画素の行電極を選択するアドレス指定をスポット移動に従い繰り返し、選択行電極の画素を対応色で駆動する。スポット光シーケンスを形成すべく規定された仮想領域500で、表示領域のスポット光数より多くR,G,Bの色が割り当てられたスポット光が仮想領域上の移動を繰り返し、表示領域上のスポット光の実効範囲510のスポット光を第1〜第4スポット光とする。
【選択図】 図16

Description

本発明は、バックライト式表示方法及び装置並びにバックライトシステムに関する。
バックライトを用いた表示装置は、バックライトから発せられた光を透過型表示パネルに入射させ、当該光に表示すべき画像に応じた変調を施し、その結果として得られる変調光を当該パネル前面から外部へと導くことにより、画像を表示するように構成されたものである。
特許文献1には、このようなタイプに属するものであって、バックライトを用いて表示パネルにおけるカラーフィルタを不要とした構成を実現した液晶表示装置が記述されている。この装置は、バックライトを画面の走査ラインに沿ったR(赤),G(緑),B(青)の線状光源によって構成し、1フレーム期間内で表示パネルの走査ラインを画面上部から下部に向かって順次選択(アドレス指定)しかつ選択された走査ラインに対応するいずれか1色の画像信号を当該走査ラインの画素に書き込むとともに、この書き込みに同期して当該画像信号の色及び選択された走査ラインの位置に対応する線状光源を点灯させる動作を、フレーム毎に表示すべき色を順次切り替えながら繰り返すことによりカラー表示を行うようにしている。
また、特許文献2には、同じタイプでこれもカラーフィルタを表示パネルに設ける必要のない液晶表示装置が開示されている。この装置は、高速駆動を実現可能とする工夫が施されている。
特開平10−10997号公報(特に、段落番号[0001]及び[0016]ないし[0019]参照) 特許3280307号公報(特に、段落番号[0002]ないし[0010]及び[0019]ないし[0059]参照)
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置は、ある1つの色のフレーム画像についてのアドレス指定及びこれに対応するバックライト照射光の色の切り換えが画面の上から下まで全て行われないと次の色のフレーム画像についてのアドレス指定及びこれに対応するバックライト照射光の色の切り替えが行われない。したがって、色が全て切り替わる周期が1フレームという長いものなので、フリッカが生じ易く、また空間的にも新しい色の表示を開始する前に1画面という大きな領域に一旦古い色を占有して表示させなければならず、色の合成(混成)が粗い、という側面がある。それ故、ユーザが瞬きをしたり若しくは急に視線を変えて画面を見たりしたときや、表示すべき画像に単位時間当たりの動き幅の大きな成分が含まれているときなどで、色の合成作用が効かず、ある1色又は2色の画像情報だけを瞬間的に明瞭に視認してしまう状況、いわゆる色割れを招来し易い。
また、特許文献2についても、応答性の低い液晶材料で高速の画素駆動が実現するものの、表示領域に最大で3つの色についての画像表示しかできないものとなっており、色割れ対策は不十分である。
(目的)
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述したような色割れを防止することのできる表示方法及び装置並びにこれらに適合するバックライトシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、色割れ等の問題を生じることなく良好にしてバックライトからの光の利用効率及び表示パネルの開口率を向上させることのできる表示方法及び装置並びにバックライトシステムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、複数の行電極及び複数の列電極が配列されこれら行電極及び列電極に供給される信号に基づいて画素を駆動する透過型マトリクス表示パネルを用いた表示方法であって、前記行電極に沿って形成される少なくとも第1ないし第3の色の帯状スポット光を個別に発生しこれらスポット光を前記表示パネルの表示領域上前記行電極の長手延在方向に直交する方向に移動させながら当該スポット光を前記表示パネルに背面光として照射するバックライトシステムを用い、前記表示領域に少なくとも前記第1ないし第3の色それぞれの第1ないし第3のスポット光と前記少なくとも第1ないし第3の色のうちから選ばれた1以上の色の第4のスポット光とを呈しつつ、前記スポット光の各々は、前記表示領域の一端からこれに相対する他端にわたる移動を繰り返し、前記スポット光の各々について前記表示領域における当該スポット光の照射範囲内の特定照射位置又は当該スポット光の照射範囲外の特定境界隣接位置に対応する画素に関連する行電極を選択するアドレス指定動作を前記スポット光の移動に従って繰り返し、前記アドレス指定動作に応答して当該選択された行電極に関連する画素を駆動するよう前記列電極に当該画素の位置において照射され又は照射されるべきスポット光の色に関する画素情報信号を供給し、前記表示領域に呈すべきスポット光のシーケンスを形成するための仮想領域を規定し、当該仮想領域には、前記表示領域に呈されるスポット光の数より多くかつ前記第1ないし第3の色が割り当てられたスポット光の各々が当該仮想領域の始端から終端にわたる移動を繰り返し、当該仮想領域に前記表示領域に呈すべきスポット光の実効範囲が画定されその実効範囲内におけるスポット光が前記第1ないし第4のスポット光として用いられる、表示方法としている。
このようにすることにより、表示パネルにカラーフィルタを設ける必要がなくなり、開口率や光の透過率もってバックライトからの背面光の利用効率が向上する。また、表示パネルでは第1ないし第3の色に対応する副画素を設ける必要がなく、主画素のみの構成とすることができるので、列電極の数も副画素構成のときの1/3で済み、表示パネル構造の簡素化及び製造コストの低減に寄与する。1つの主画素が第1ないし第3の色の画素表示を兼務することとなるので、従来より実現可能な副画素サイズレベルの微細形成処理を適用しこの主画素のサイズを小さくすれば、高解像度も達成されることになる。そして、表示領域においては少なくとも4つのスポット光が同時に存在しそれぞれについての画素情報の有効表示がなされるので、色の合成作用をきめ細かく効かせることが可能となり、上述したような色割れを回避することができ、さらには動画表示においても有利となる。しかも、当該仮想領域を利用したことにより、画面に現れるスポット光の数を増やすことができただけでなくその移動パターンを複雑化させることができるので、色割れ防止効果がより一層増進することになる。
この態様において、前記スポット光の隣り合う一方と他方との間には、黒スポットその他の光透過防止スポットが形成されるものとすることができる。これにより、スポット光の重複部分等において生じる混色部を未然に防ぎ、混色部による所望されない光の表示が回避される。かかる光透過防止スポットは、空間的に微小な領域であり時間的にも一時的なものなので、表示すべき画像に大きな影響を与えない。
また、前記スポット光の移動と前記アドレス指定動作とは同期的なタイミング制御が行われるものとすることができる。これにより、バックライト側のスポット光の移動とパネル側のアドレス指定動作とを確実に行うことができる。
好ましくは、前記アドレス指定動作及び前記画素情報信号による画素の駆動が完了した後にその選択された1以上の行電極に関連する画素への照射光の色を変えることにより前記スポット光の移動が行われるものとするのがよい。アドレス指定動作及び画素情報の供給すなわち画素の書き込みは、適用される画素駆動能動素子又は画素駆動構造の如何を問わず画素の過渡状態を呈するのが普通である。この過渡状態を呈しうる期間に、当該画素に対応のスポット光を当てたとしても適正な画素情報の表示がなされない。本形態によれば、画素の書き込み動作の後に、選択された行電極の画素が照射されるので、適正な画素情報に応じた適正なスポット光の変調をすることができる。これに加え、前記バックライトシステムは、前記アドレス指定動作及び前記画素情報信号の供給の最中は、その選択される行電極に関連する画素に対する光照射を断とすれば、画素の書き込みの途中ではその画素に光照射されないので、当該画素は暗状態となり、過渡的変化を呈してしまう画素情報を隠すことが可能となる。同様の目的のために、前記アドレス指定動作及び前記画素情報信号の供給は、前記光透過防止スポットが形成される位置の画素に係る行電極に対して行われるものとすることができる。光透過防止スポットの箇所で画素情報の書き込み過渡状態を呈するようにすれば、当該過渡状態による不適正な変調が表示に影響されないからである。
また、前記スポット光の重複部又は境界及び/又はその近傍領域に対応する画素を光透過防止可能な所定画素情報信号にて駆動することも好ましい。これは、スポット光の隣接部では、いわゆる混色が生じ易いので、この混色の部分に対応する画素を黒レベルなどの画素情報(好ましくは最暗画素情報)にて駆動することにより、混色の光が透過して表示品質が落ちてしまうことを防止するものである。ここで、前記スポット光の重複部又は境界及び/又はその近傍領域に対応する画素の駆動は、複数の行電極の同時選択及びこれら選択行電極に対する前記所定画素情報信号の同時供給に基づいて行われるようにすることにより、効率的な制御が達成される。
前記第1ないし第3の色は、赤、緑及び青色か、又は混合したときに白色又は白色以外の所定の色を呈することの可能な基本色であると規定することにより、確実に良好かつ所望のフルカラー画像を得ることができる。また、前記スポット光は、それぞれが固有の幅を有するものとしたり、前記スポット光の少なくとも1つの幅は可変であるものとしたり、或いは前記スポット光の少なくとも1つの強度が可変であるものとすることができ、色バランス調整の可能性を広げている。
また、前記所定画素情報信号にて駆動される画素の範囲は、前記スポット光の境界部周辺において生じる混色部に対応するとともに、当該混色部の幅以上の幅を有するものとすることにより、混色部から僅かに漏れる光をも十分に遮断し、表示品質のさらなる向上を図ることが可能となる。
バックライトシステムの形態によっては、前記スポット光は、前記表示領域上略同時又は順に移動させられる、とされる。また、前記スポット光の前記表示領域上における移動の1周期は、表示すべき画像の1フレーム期間に相当するものとすることにより、原画像情報信号との整合性が確実となる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の態様は、上述した態様及び形態の表示方法に用いられるバックライトシステムを指向するものであり、その1つは前記第1ないし第3の色の光を選択的に照射する複数の線状照射部が前記行電極に沿って延在し前記表示領域にわたり配列された構成を有し、前記スポット光の最前線に対応する照射部の次の照射部が当該スポット光の色の光の照射をなすように切換制御することにより、当該スポット光の移動をなす、バックライトシステムとされる。
また、2つ目は、線状光源と、この光源からの光を線状照射面に集光させる反射板と、前記照射面の上方において着色フィルムを通過させるよう当該着色フィルムを移動させることの可能な着色手段と、前記照射面から導かれ前記着色フィルムを透過して着色の施された線状光を面状分布の光に変換する光分布変換手段とを有し、前記着色フィルムは、前記第1ないし第3の色の光が形成されるパターンを有し、前記着色手段における前記着色フィルムの前記照射面上の通過動作によって前記スポット光の前記表示領域における移動をなす、バックライトシステムとされる。これによれば、単一の光源で本表示方法が実現可能となる。前記着色フィルムは、前記第1ないし第3の色にそれぞれ対応する着色領域と、これら着色領域の接合部分に形成された光遮断領域とを有するものとすればさらに良好な形態となり、前記着色手段は、前記線状光源を包囲して設けられ所定の中心軸を回転軸として回転し表面部に前記着色フィルムが形成された円筒状着色ドラムであるものとすればより実用的なものとなる。
さらに3つ目は、少なくとも1つの行電極に関する画素に重なることのできる幅で前記行電極に沿って延在する導光体部を複数用いてこれらを前記表示領域にわたって並べて構成された導光体部集合板と、この導光体部集合板における前記導光体部の端面にそれぞれ前記第1ないし第3の色の光を選択的に入射する光学系とを有し、前記スポット光の最前線に対応する光学系の次の光学系が当該スポット光の色の光の照射をなすように切換制御することにより、当該スポット光の移動をなす、バックライトシステムとされる。これは、いわゆるエッジライト式の光源であっても本表示方法を良好に実現することを導くものである。ここで、前記導光体部は、その長手延在方向に直交する方向に延在し前記光学系からの光を前記表示領域に向けるよう反射するための傾斜面を有する溝部その他の反射構造を有するものとすることにより、当該導光体部の長手延在方向における光分布の均等化が図られる。また、前記導光体部集合板における前記導光体部の間には光反射性又は前記導光体部の屈折率より低い屈性率を有する材料からなる隔壁層が設けられているものとすれば、スポット光を構成する各副スポット光の線状形状の独立性を良好に確保することが可能となる。さらに、前記光学系と前記導光体部の端面との間には集光光学部材が設けられているものとすることができ、より効率の高いシステムを構築することができる。
本発明のさらに他の態様は、上述及び以下の記述において導かれる表示装置をも指向するものであり、表示方法及びバックライトシステムに関する種々の利点とともに、装置に特有の利点を享有するものとなる。
以下、本発明の上記各態様その他実施の形態を、実施例に基づき添付図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施例による液晶表示装置の基本的概略構成を示している。
図において、この液晶表示装置は、主として、透過型液晶表示パネル1と、その背面側に配置されパネル1の背面に光を照射するバックライトユニット2と、これらパネル1及びバックライトユニット2を制御し又は駆動するための必要な信号及び電圧を生成してこれらに供給する周辺回路とにより構成される。
液晶表示パネル1は、対向する2つの透明基板により挟持された液晶層(図示せず)に、表示すべき画像に応じた光学変調を担わせるものである。液晶表示パネル1は、本例ではアクティブマトリクス型の構成を採っており、その背面側の一方の基板11には、所定の表示領域内に画素駆動用能動素子として例えば電界効果型の薄膜トランジスタ(TFT)12が各画素に対応してマトリクス状に配置される。これらTFT12のゲート電極は当該表示領域において横(水平)方向に互いに平行に走るいわゆる走査ラインを構成する複数の行電極Gx(x=0,1,2,…;以下、適宜「ゲートライン」と呼ぶ)にそれぞれ接続され、そのソース電極は同表示領域において縦(垂直)方向に互いに平行に走るいわゆる信号ラインを構成する複数の列電極Sy(y=0,1,2,…;以下、適宜「ソースライン」と呼ぶ)にそれぞれ接続される。TFT12のドレイン電極は、個々に画素電極13に接続される。
表示パネル1の他方の基板であって背面基板11に間隙をもって対向配置される前面側の基板14は、画素電極13に対向する主面(パネルの内側の面)にわたり形成された共通電極15を備えている。基板11と基板14との間隙には図示せぬ液晶媒体が封入され、液晶層が形成されている。
TFT12は、ゲートラインGxを通じて供給される行電極信号(又は行選択信号)としてのゲート信号により行毎に選択的にオンとなる一方、オンとされた各TFTに対してソースラインSyを通じて供給される列電極信号(又は画素情報信号)としてのソース信号のレベルにより表示すべき画素情報に応じた駆動状態にさせられる。画素電極13には、かかる駆動状態に応じた電位がそのドレイン電極により与えられる。この画素電極電位と共通電極15に供給される電圧レベルとの差によって定まる強度の電界により、液晶媒体の配向が画素電極毎に制御される。よって液晶媒体は、画素毎にその画素情報に応じてバックライトユニット2からの背面照射光を変調し前面側に対するその光の透過量を制御することができる。かかる液晶表示パネルの基本的構成に関する詳細は、種々様々な文献で周知であるので、ここではこれ以上の説明はしない。
なお、本例においては、表示パネル1は、フルカラー表示のために通常用いられることが慣例とされてきたカラーフィルタの層を有しない。これは、以下で明らかとなるように、かかるカラーフィルタの機能をバックライトユニット2が担うことになるからである。したがって、表示パネル1は、いわゆるモノクロ表示パネルでよいこととなる。但し、特定の目的のために、必要に応じて、ある単色の着色効果を奏するカラーフィルタを補助的に設けることを排除するものではない。
バックライトユニット2は、少なくとも最終的には面照明をなす構成を有し、その照明範囲は表示パネル1の有効表示領域をカバーするものとなっている。また、バックライトユニット2は、それぞれゲートラインGxに沿い互いに平行に配された長手状の形態で、本例ではそれぞれ赤,緑及び青のいわゆる原色光の全種類を担う第1ないし第3の帯状スポット光2R,2G,2Bを個別に発生する。そして、これらスポット光を表示パネル1の表示領域上当該スポット光の長手方向(図1の左右方向)に直交する方向(図1の上下方向)に移動させながら、当該スポット光を表示パネル1の背面光として照射する。バックライトユニット2は、スポット光2R,2G,2Bの各々が表示領域の一端からこれに相対する他端にわたり移動をなし、その移動パターンが繰り返されるように制御される。なお、ここでは先ず基本的構成及び動作を説明するためにスポット光2R,2G,2Bの3つのみ示しているが、本発明によれば少なくとも4つのスポット光が表示パネル1において用いられるものである。この点については後述する。バックライトユニット2の構成及び制御の詳細についても後述する。
図1においては、表示パネル1及びバックライト2以外の構成要素として示される周辺回路は、表示パネル駆動系3とバックライト駆動系4とシステム制御系5との3つに大きく分類することができる。
表示パネル駆動系3は、画像信号処理手段としてのバッファメモリ31及び画像メモリ32と、列駆動手段としてのソースドライバ33と、行駆動手段としてのゲートドライバ34と、共通電極駆動手段としての電圧生成回路35とを有する。
バッファメモリ31は、図示せぬ画像信号供給系より1フレーム分の赤(R),緑(G),青(B)各々のディジタル画像信号をシリアルに受信しこれらを一時的にフレーム順次に記憶すなわち書き込むとともに、記憶した画像信号をタイミングコントローラ51からの制御信号に基づいて走査ライン毎に読み出し画像メモリ32に転送する。画像メモリ32は、タイミングコントローラ51からの制御信号に基づいて、転送された画像信号を記憶するとともに後述するバックライトユニット2の制御に適合した読出制御がなされる。この読出制御がなされているフレームにおいては、次のフレームの画像信号がバッファメモリ31に書き込まれる。画像メモリ32においてある走査ラインのデータが読み出されると、その読み出された走査ラインに対応するデータがバッファメモリ31から読み出され画像メモリ32に書き込まれる。画像メモリ32からは走査ライン毎に画像信号が読み出され、この読み出された画像信号は、タイミングコントローラ51からの制御信号に基づいて、ソースドライバ33に転送され保持される。ソースドライバ33は、保持した1走査ライン分の画像信号を各画素に対応するソース信号(画素情報信号)としてソースラインSyにそれぞれ供給する。
ゲートドライバ34は、タイミングコントローラ51からの制御信号に基づいて走査ラインすなわちゲートラインGxのいずれかを選択する制御を行うが、これも後述のバックライトユニット2の制御に適合したものとされる。かかるゲートラインの選択は、選択すべきゲートラインに所定の例えば高レベルを印加するためのゲート信号を発生することによって行われる。
電圧生成回路35は、タイミングコントローラ51からの制御信号に基づいて、共通電極15に適正な電圧信号を供給する。この電圧信号は、直流とすることもできるが、いわゆる交流駆動法に準じた交流とすることもできる。この電圧信号のレベルは、ソースラインSyに供給されるソース信号の基準電位となる。
バックライト駆動系4は、バックライトドライバ41及びその他必要な構成要素(図示せず)によって構成される。バックライトドライバ41は、タイミングコントローラ51からの制御信号に基づいて、本発明特有の制御にてバックライトユニット2を駆動する。かかる制御は、種々様々な態様とすることができ、以下で詳しく説明する。
システム制御系5として、本例では処理ステップを予めプログラムすることの可能なタイミングコントローラ51が採用されている。タイミングコントローラ51は、図示せぬ画像信号供給系より画像信号の同期信号を受信し、これに基づいて、上記ブロック31〜35及び41に必要なタイミング及び動作指示を担う各種制御信号を発生する。ここで受信する同期信号には、画素毎のデータ転送タイミングを示すドットクロック信号や、いわゆる水平及び垂直同期信号、フレーム期間を示すフレーム同期信号などが含まれうる。タイミングコントローラ51は、これら同期信号に基づいて後述される本発明特有の制御を司るための制御信号を生成する。
次に、かかる制御の基本的動作につき図2及び図3を用いて説明する。
図2は、バックライトユニット2から表示パネル1へ照射されるスポット光2R,2G,2Bの画面上の動きを示し、またこのスポット光の動きとともに行われる走査ラインの選択の様子も示している。
スポット光2R,2G,2Bは、上述したように、表示領域上当該スポット光の長手方向に直交する方向(図2の上下方向)に移動し、それぞれが表示領域の一端からこれに相対する他端に向かって移動をなし、その移動パターンが繰り返される。本例では、これらパターンは画面の上縁から下縁に向かって移動する。
先ず、表示パネル1が図2の(A)に示されるように照射されている状況では、第1のスポット光としての赤色スポット光は当該画面の上下の縁部側に分割して存在し、これらの間に第2のスポット光としての緑色スポット光及び第3のスポット光としての青色スポット光が存在する。各スポット光は、本例では画面の高さを3分割して得られる値の幅を有しており、画面上に現れるそのトータルの幅を維持しながら移動する。あるスポット光が画面の下縁を越える状況では、その同じスポット光は分割され食み出したその一部が画面の上部に現れるが、当該スポット光の下部の幅と上部の幅とを合わせた幅は、当該画面高さの3分の1に保たれる。
図2の(A)の状況で、表示パネル1は、赤色,緑色及び青色それぞれのスポット光の照射位置に対応する走査ラインが順次選択されるよう制御される(アドレス指定動作)。本例では、各スポット光の照射範囲において当該スポット光に隣接する下のスポット光に近い箇所にある走査ラインが選択される。図2の(A)の場合、赤色スポット光に対応してn番目の走査ラインが、緑色スポット光に対応してn+x番目の走査ラインが、青色スポット光に対応してn+y番目の走査ラインが選ばれる。ここでのn番目、n+x番目、n+y番目は、当該表示領域の最上部にある走査ラインを1番目とし、このラインから下に向かって走査ラインを順に数えたときの順番を意味しており、以下も同様である。また、x及びyは、赤色スポット光に関して選択される走査ラインと、緑色スポット光に関して選択される走査ライン及び青色スポット光に関して選択される走査ラインとのそれぞれの間隔を走査ラインの数で表すものであり、以下も同様である。
バックライトユニット2は、上記n番目、n+x番目、n+y番目の走査ラインの選択がなされた後、図2の(B)の状況に遷移する。この状況では、図2の(A)における各スポット光の照射位置が1ライン分下へシフトした形となる。ここでも同様に、表示パネル1は、赤色,緑色及び青色それぞれのスポット光の特定照射位置に対応する画素に係る走査ラインが選択されるよう制御される。したがって、赤色スポット光に対応してn+1番目の走査ラインが、緑色スポット光に対応してn+x+1番目の走査ラインが、青色スポット光に対応してn+y+1番目の走査ラインが選ばれる。
同様に、さらに1ステップ進んだ状況の図2の(C)では、赤色スポット光に対応してn+2番目の走査ラインが、緑色スポット光に対応してn+x+2番目の走査ラインが、青色スポット光に対応してn+y+2番目の走査ラインが選ばれる。このようにして、各スポット光の移動に追従するように表示パネル1におけるそれぞれのスポット光についての走査ラインの選択がなされることとなる。
ここまで説明した動作は、図3のタイムチャートの前半部分により詳しく示される。
図3においては、選択される走査ライン(ゲートライン)を、「Gt」のセクションにおいて選択が切り替わる度にその選択されるライン番号を付記することによって示している。「Gt」において例えばライン番号が“n+x”が付記されていれば、n+x番目の走査ラインが選択されこの選択ラインに結合するTFTをオンとするためのゲート信号がゲートドライバ34から供給されることを意味する。
また、選択された走査ラインに関する画素を駆動するためのソースラインの1つの代表例として表示領域の左側から数えてm番目のソースラインSm(図2参照)に供給されるソース信号を、図3の「Sm」のセクションにおいてその該当走査ラインの番号及び対応する画素情報の色(R,G,B)を付記することによって示している。「Sm」において例えば該当走査ラインの番号が“n+x”で対応色が“G”(緑)であれば、n+x番目の走査ラインに関する画素であってソースラインSmによって駆動されるものには、当該画素を緑色画素として表示させるための画素情報を担うソース信号(Gn+x,m)がソースラインSmに供給されることを意味する。図3からも分かるように、かかるソース信号は、水平走査周期(H)の3分の1の期間毎に更新される。これは画素情報信号の供給動作に相当する。
図3には、n番目のゲートラインGtに供給されるゲート信号の波形を、代表例として「Gt−n」のセクションにおいて示している。これから分かるように、ゲート信号は、本例では「Sm」において示されるソース信号の更新周期において当該ソース信号の更新時点から少し遅れてアクティブ(高レベル)となり、その次の更新より少し前に非アクティブ(低レベル)となる。ゲート信号がアクティブとなっている間、当該ゲート信号が供給されている全TFTはオン状態を保ち、それぞれのソースラインを通じて供給されるソース信号に応じた電位をそれぞれのドレイン及び画素電極に与えることが可能となる。これにより、n番目のゲートライン(Gt−n)とm番目のソースライン(Sm)とによって駆動される画素Pn,mは、図3に示されるように、当該ゲート信号の立ち上がりに応答して新しい画素情報(Rn,m)が書き込まれる。ここで表記した「Rn,m」は、第n行第m列としてアドレス指定される画素のために赤色(R)の画素情報が取り込まれることを意味している。
一方、バックライトユニット2の駆動形態は「L」のセクションに示される。この「L」においては、スポット光の色の切り換わる位置に対応する走査ラインの番号と切換前後の色(R,G,B)とが示される。「L」において例えば走査ラインの番号が“n”で切換前後の色が“G→R”であれば、n番目の走査ラインに対応する位置においてそれまで緑色のスポット光を照射していたものを赤色のスポット光の照射に切り換えることを意味する。図3には、代表例としてn番目の走査ラインに対応するスポット光の切換位置に対応するバックライトユニット2の照射部の駆動状態を「Ln」として示している。バックライトユニット2に形成される各照射部は、赤色,緑色及び青色の光のいずれかを選択的に発光又は透過させることが可能となっており、この第nラインに係る照射部は、ここでは緑色光の照射をオフ(Goff)、赤色光の照射をオン(Ron)とする切り換えを行っている。
好ましくは上述した画素Pn,mに新データRn,mを書き込んでから十分な時間が経過した後に、このG→Rの切り換えを行うのがよい。何故なら、新データの画素への実際の書き込み動作から当該新データによる画素情報が安定して保持されるまで画素は過渡状態を呈するので、この過渡状態において照射光の色の切り換えを行うと、切換後の照射光が不適正に変調されてしまうからである。したがって、ここでいう「十分な時間」は、新データの書き込み開始からその新データの画素情報を画素が安定して保持するまでの時間を超えるものとするのが良い。
なお、新データRn,mを書き込む前にG→Rの切り換えが行われると、当該画素において古いデータ(緑のデータGn,m)により切換後の照射光(赤色光)を変調してしまう期間が生じ、他方、新データRn,mを書き込んだ後にG→Rの切り換えを行ったとしても、当該画素において新しいデータ(赤のデータRn,m)により切換前の照射光(緑色光)を変調してしまう期間が生じ、いずれもその期間は比較的短い時間ではあるが誤った画素情報を表示してしまうことになる。そこで、図3の「Ln」のセクションにおいて点線の波形(Goff′,Roff′)で示されるように、新データを画素へ書き込む前に書込対象のラインに対する全部の色の光の照射を遮断し、新データの書き込み後に、対応する色の光照射を行うようにするのが良い。より詳しくは、選択ライン(Gt−n)の位置に対応するバックライトユニット2の照射部LnがG→Rの切換をなすときには、先ず緑色光の照射をオフ(Goff′)とし、当該選択ラインのデータ書き込み後に赤色光の照射をオン(Ron)とする。すなわち、古いデータに対応する光をオフとし、全ての色の光がオフの間にデータ書き込みを行い、その後十分な時間(上述を参照)を経過してから新しいデータに対応する光をオンとするのである。このようにすることにより、照射されていない位置及び時期において選択ラインのデータ書き込みがなされるので、照射光を誤って変調することはなく、またこの非照射の位置及び期間は黒表示(黒スポットの形成)がなされるので、不要な表示のみを隠すいわば時空間的光透過防止ブラックマスクとして機能し表示すべき画像の視覚的品位を向上させることになる。なお、図2には、かかるブラックマスクの描写を省略している。
ある走査ラインに対応するスポット光の色の切換後は、後続するスポット光が同じ走査ラインに対応する位置を照射する時期が来るまでその切換状態が維持される。図3から分かるように、バックライトユニット2は、各スポット光が画面上移動するように各水平走査期間(H)においてR,G,Bそれぞれについてのスポット光の色切換を順次行うとともに、当該切換に対応して当該切換位置に対応する走査ラインを選択しかつ選択された走査ラインに関する画素の情報を書き込むようにしている。換言すれば、水平走査期間毎に、選択した走査ラインの画素の情報書き込みがなされた後に当該選択ラインに対応する位置のスポット光の色切換を行う動作を各色につき行う。このようにすることにより、図2の(A)〜(C)の動作を行うことができる。
図2の(D)は、さらにスポット光の移動が進んで、青色スポット光が今度は画面の上下の縁部側に現れ、その間に赤色スポット光及び緑色スポット光が続く状況を示している。この図はまた、n−1番目,n+x−1番目及びn+y−1番目の走査ラインが選択される様子を示している。これは、先の(A)の図において選択される走査ラインの1つ前(空間的には1つ上)の走査ラインがそれぞれ選択される状況に相当する。図2の(E)は、またさらにスポット光の移動が進んで、青色スポット光に対応してn番目の走査ラインが、赤色スポット光に対応してn+x番目の走査ラインが、緑色スポット光に対応してn+y番目の走査ラインが選択される様子を示している。これは、先の(A)の図におけるものと同じ走査ラインがそれぞれ選択される状況に相当する。図2の(F)は、その次のステップとして、青色スポット光に対応してn+1番目の走査ラインが、赤色スポット光に対応してn+x+1番目の走査ラインが、緑色スポット光に対応してn+y+1番目の走査ラインが選択される様子を示しており、先の(B)の図と同じ選択ラインとなっている。
これら(D)から(F)の動作は、(A)ないし(C)と同様に図3の後半部分に示される。
特に図2の(E)に対応する動作に注目する。図3に示されるように、n番目の走査ラインGt−nに対応するゲート信号が立ち上がる水平走査期間の第1分割期間(H/3)において、ソースラインSmにおいてデータBn,mの画素情報が更新されるとともに、当該ゲート信号の高レベルに応答して当該n番目の走査ラインに結合する画素Pn,mに当該データBn,mの書き込みがなされる。そしてバックライトユニット2では、当該n番目の走査ラインに対応する位置に照射する照射部がR→Bの切換をなす。したがって、この期間において、当該照射部がそれまで赤色(R)の照射をなしていた状態から青色(B)の照射をなす状態に切り換わり、その後は、次のスポット光(G)が同じ走査ラインに対応する位置を照射する時期(図示せず)が来るまでその切換状態が維持される。
当該照射部の照射色の切換周期は、本例の場合、基本的にはスポット光の幅すなわち画面高さの3分の1の長さに相当するライン数(x又はy−x)にH/3(Hは1水平走査周期)を乗じて得られる値の時間Tであるが、照射色の持続期間はT−αとなる。ここでαは、上述したGoff′,Roff′により参照されるような、照射部の特定の色照射をオフするタイミングをデータの書き込み前の時期にシフトする場合において把握される時間的シフト量に相当する。
図2の(F)の後も、以上のような走査ラインの選択及び関連画素の書き込み並びにバックライトユニット2の切換制御が繰り返される。ある走査ラインに係る画素にある色の画素情報が書き込まれてからその同じ走査ラインに同じ色の画素情報が書き込まれるまでの期間は、原画像信号(図1のバッファメモリ31に供給される画像信号)のフレーム期間に相当する。このフレーム期間において、スポット光の各々が画面領域全体を照射するとともにこれに付従する形で全ての色の画素情報について画面の全走査ラインが選択される。
かくして、図3につき説明したような動作を繰り返すことにより、フルカラー画像表示が得られる。本例では、基本的に、表示パネル1にカラーフィルタの層を備えないので、当該層での光の損失が生じず、光利用効率の向上に寄与することができる。また、表示パネル1は、R,G,Bの3色の副画素により1つの主画素を構成する形態を採る必要がなく、主画素だけの構成とすることができるので、画素数を少なくすることができしかも開口率を格段に高くすることが可能となり、また、当該パネル構造の簡素化及び製造コストの削減にも寄与することとなる。
図4は、バックライトユニット2の具体的な構成とその照射態様を示している。
図4の左側は、バックライトユニット2の断面構造を示し、右側は表示パネル1にバックライトユニット2を組み込んだ場合におけるバックライトユニット2の平面構造及びその照射光の平面図上の態様を示している。バックライトユニット2は、例えばアクリル樹脂からなる透明な導光板20と、導光板20に設けられる線状光源部21とを有する。導光板20には、その光照射側の主面において線状光源部21の主要発光部を格納するための多数の凹断面溝201が所定の間隔をおいて形成されており、これらが表示領域において左右に直線状に互いに平行に延在する。
線状光源部21は、凹断面溝201を基礎として構成される。先ず凹断面溝201の底部には、青色光を発光することの可能な発光ダイオードの層20Bが形成される。この層20B上には、緑色光を発光することの可能な発光ダイオードの層20G、赤色光を発光することの可能な発光ダイオードの層20Rが順次積層される。層20Bは、青色発光指令信号が印加されると自ら青色光を発光し、この光が他の発光層20G及び20Rを透過して表示パネル1に走査ラインに沿う線状のスポットとして照射される。層20G及び20Rも、緑色及び赤色発光指令信号が印加されると自ら緑色及び赤色光をそれぞれ発光し、これらの光が表示パネル1に走査ラインに沿う線状のスポットとして照射される。
凹断面溝201の一方と他方との間には、当該凹断面溝の長手方向に平行に延在する切欠部202が設けられる。切欠部202は、ここではバックライトユニット2の照射面側から概ね凹断面溝201の深さまで通じる幅の狭い通路空間を形成しており、その空間には空気その他の媒質が存在する。かかる切欠部の通路空間は凹断面溝201の深さを越え、又は導光板20の背面にまで達するように形成してもよい。
導光板20の背面には、線状光源部21毎に長手状の複数の光拡散反射膜203が形成される。光拡散反射膜203は、互いに平行に凹断面溝201に沿い、それぞれ凹断面溝201の底面に対向して形成される。反射膜203は、発光層20R,20G,20Bから背面側に漏れて来た光を反射して前面(照射面)側に返し光の有効活用を図るとともに、その反射光を拡散させて表示パネル1に当たる線状光スポットの輝度分布の均等化に寄与する。
切欠部202は、発光層20R,20G,20Bからの光をその通路空間内の空気等の存在に基づいて反射する。これにより、切欠部202を画定境界とする走査ラインに沿った長手状の矩形領域を概ね1つの線状光源部21の照射領域とすることができる。発光層20R,20G,20Bからの光は、表示パネル1へ直接又は導光板20の内部屈折を経て向かうものの他、反射膜203を反射した後に向かうもの、切欠部202による反射を経て向かうものなどがあるが、これらは、直接照射されるものを除き、導光板20内部の伝搬によって当該矩形の照射領域における光の輝度を均等化するように作用する。
このような構成のバックライトユニット2は、表示パネル1において選択される走査ラインに対応して線状光源部21の発光色を切り替えるように制御される。例えば図2の(A)に示される状況では、n番目の走査ラインが選択されこれに対応する赤色画素情報が書き込まれた後、当該n番目の走査ラインの表示領域上の位置に照射するための光源部21nが赤色光を発光するように切り替えられる(図4(1))。また、同様にn+x番目の走査ラインについても当該n+x番目の走査ラインの表示領域上の位置に照射するための光源部21n+xが緑色光を発光するように切り替えられ(図4(2))、n+y番目の走査ラインについても、当該n+y番目の走査ラインの表示領域上の位置に照射するための光源部21n+yが青色光を発光するように切り替えられる(図4(3))。その他の線状光源部21については、形成されるスポット光がそれぞれ表示パネル1において図4に示されるような帯状スポット2R,2G,2Bを呈するように、赤色,緑色及び青色のうち該当するいずれかの色の発光が持続される。光源部21n,21n+x,21n+yには、それぞれ照射すべき位置に対応する走査ラインの選択タイミングに応答して、上記(1)ないし(3)の如き発光色切替をなすような制御信号(赤色,緑色又は青色発光指令信号)が供給される。走査ラインの選択及び発光色切替のタイミングの詳細については、図2において既に述べたところに準じる。
なお、これまでは光源部21の幅W21が表示パネル1の走査ラインのピッチと等しいものとして説明してきたが、当該幅を、当該ピッチの2以上の整数倍とすることにより、バックライトユニット2の構成及び製造を簡素化することができる。
光源部21の幅W21を走査ラインピッチの例えば3倍の値とした場合、光源部21が連続する3本の走査ラインについての照射を担うことになる。この場合において、例えば光源部21nがn番目からn+2番目の走査ラインに関する照射を担当するものとすると、n番目からn+2番目の走査ラインが選択される間、光源部21nは該当の色につき継続して発光照射することになる。しかしながら、n番目の走査ラインの選択のときに当該n番目の走査ラインの位置だけでなくn+1番目及びn+2番目の走査ラインの位置にも光源部21nからの光が当たることになるので、n+1番目及びn+2番目の走査ラインに関して既に書き込まれた光源部21nからの光とは異なる色の画素情報により、当該n+1番目及びn+2番目の走査ライン位置において誤った光変調がなされてしまう。かかる誤った光変調は、走査ラインはライン毎に選択されるのに対しバックライトユニット2の照射部21の照射光の色は複数ライン毎に切り替わることに起因するものであり、瞬間的(この例ではn+1番目及びn+2番目のラインにつきそれぞれ水平走査期間の1つ分及び2つ分の期間)ではあるが、表示すべき画像の品質を落とす要因となるので好ましくない。
そこで、かかる誤った光変調を排除するために、1つの光源部21が担当する全ての走査ラインの選択及びこれに対応する画素情報の書き込みをした後に、その光源部の発光色切替を行うようにすればよい。上記例の場合、n番目からn+2番目の3つの走査ラインの選択及び画素情報の書き込みを完了した後に光源部21nの発光切替を行う。このような動作を図3と同じ様式にて表したのが図5である。
図5から分かるように、赤色画素情報を呈すべきn番目からn+2番目のゲートラインGt−n,Gt−n+1,Gt−n+2は水平走査期間毎に順次選択されるが、対応する照射部21n(図5におけるLn)の赤色光の照射切換G→Rは、その最後のゲートラインGt−n+2の選択期間Tn+2において行われる。かかる赤色光照射は、上述と同様の趣旨に基づき、当該最後のゲートラインGt−n+2に関する画素情報の取り込みが行われた後にオンとされる。また、ゲートラインGt−n,Gt−n+1,Gt−n+2に関する画素情報の取り込み中に上記画素の過渡状態などによる不要な光の変調が行われないように、最初のゲートラインGt−nを選択する直前(ゲート信号Gt−nが立ち上がる前)において、全ての色の光照射を断とし(Goff′)、非照射状態で画素情報の取り込みを行っている。
このように、n番目からn+2番目の走査ライン3つ全てについて画素情報の書き込みが行われるまではその対応する位置に光源部21n(Ln)から光が照射されない。そして、照射部21n(Ln)が担当する最後の走査ラインGt−n+2についての書き込みが行われた後に初めて照射部21nの赤色光照射切換(Ron)がなされその3つの走査ラインについての光変調が同時に開始されることとなる。これにより、上述したようなライン毎の走査ライン選択と複数ライン毎の照射色切り替えとの不整合の問題(誤った光変調)を解消することができる。
なお、本例のこの態様は、走査ラインの書き込み途中の間(例えばGoff′からRonまでの期間。図5参照)に全ての色の照射光を遮断するので、既述の如き時空間的ブラックマスクの作用を伴うものである。この様子を図2と同様の様式にて描くと、図6のようになる。
図6から分かるように、表示パネルにおける当該非照射部に形成された帯状の各時空間的ブラックマトリクスにおいて本例では3本の走査ラインが選択されそれぞれの画素情報の書き込みが終了する度((A)〜(C1))に、対応するバックライトユニット2の照射部が照射光の色切換を行ってそのスポット光の進行が1ステップ進み(C2)、このスポット光の1ステップ移動の直後に当該選択された走査ライン全部の画素情報の所期の表示が開始されることとなる。なお、図6は、図面のスペース等の都合からその表示画面のサイズを縦長のものとしているが、実際のサイズとは異なり、また縮尺も一律のものではない。この点は、図2も以下に示す図においても同様である。
再び図4に戻ると、線状光源部21から発せられた光は、ある程度発散して表示パネル1に入射する。したがって、異なる色のスポット光の境界をそれぞれ担う隣接する照射部21から発せられた光スポットは、そのエッジ部において互いに重なり、混色をなした形で表示パネル1に入射する。故に、表示パネル1では、この重なった部分R*G,G*B,B*Rにおいて、本来の赤,緑及び青の基本光とは異なる不所望の色の光が入射する。そして、この不所望の色の光は、そこに書き込まれる画素情報により変調されると、表示の光に係わる不要な色の光変調をなしてしまうこととなる。
これを防止するため、この重なりを生じる入射光を発する照射部21を全色オフとすることにより、上述した時空間的ブラックマトリクスを形成するようにするのが良い。結果的に、上記図5及び図6に示した例は、異なる色のスポット光の境界に対応する上下照射部21の片方が一旦全色オフとされ、異なる色の光スポットの重なりが無くなるので、上述した混色の問題をも回避することができる。
一方、採用されるバックライトユニットの構成によっては、図4に示されるものとは異なり、個々の照射部が照射光をオフとすることができず、いずれかの色の光の照射が常に選択的に行われるようなもので、上述したような時空間的ブラックマトリクスの形成不可能な場合もある。或いは、敢えて当該時空間的ブラックマトリクスを形成しないようにして、バックライトユニットの制御を簡略化することに利点を見い出す場合もある。このような場合、表示パネル1には必然的に異なる色のスポット光の重なり部分が現れることになる。
かかる重なり部分、すなわち混色部分は、次のようにして表示画像に影響を与えないようにすることができる。
図7は、図2と同様の様式にて示したものであり、(A),(A2),(B),(B2),(C),(C2)の順で推移する例が示されている。
図7の(A)においては、表示パネル1は、赤色,緑色及び青色それぞれのスポット光の照射位置に対応するn番目、n+x番目、n+y番目の走査ラインが順次選択されるよう制御される。本例では先述と同様、これら選択走査ラインは、スポット光の最前線側に位置するので、混色部分の近くに位置することになる。ここで、選択される走査ラインを基準にして混色部分のパネル上の位置を表すと、n+q番目、n+x+q番目、n+y+q番目の走査ラインの位置とすることができる。qは本来の画像表示のために選択される走査ライン(n,n+x,n+y,…)から混色部分に対応する走査ラインまでの間隔をライン数で示すものである。なお、本例では、簡明とするために混色部分の幅が1走査ライン分としている。
次の段階では、図7(A)と同じスポット光の状況の下で、かかる混色部分に対応するn+q番目、n+x+q番目、n+y+q番目の走査ラインを順次選択する。この様子を示しているのが、図7の(A2)であり、これらの選択にそれぞれ応答して、ソースラインからの画素情報が当該選択ラインに係る画素に書き込まれる。ここで書き込まれる画素情報は、最も高い光遮断率(例えば黒)を呈する値を有するもの(最暗画素情報)とされる。これにより、混色部分における光は表示パネル1の当該最暗画素情報により遮断されるので、不要な色の光が表示に影響を及ぼすことを回避することができる。かくして、表示パネル1において、現れる混色部分に追従する形でこれを隠す時空間的ブラックマスクを形成することができる。
その後は、スポット光が1ステップ下へシフトし、n+1番目、n+x+1番目、n+y+1番目の走査ラインの選択及び表示用画素情報の書き込み(図7(B))とこれに隣接する混色部分に対応するn+1+q番目、n+x+1+q番目、n+y+1+q番目の走査ラインの選択及び最暗画素情報の書き込み(図7(B2))とが行われる。以降も同様に、スポット光のシフト並びに表示対象画素の走査ラインの選択及び表示用画素情報の書き込み及び混色部分に対応する走査ラインの選択及び最暗画素情報の書き込みが行われる。
図7をタイムチャートで示したものが図8であり、図3と同様の様式に従っている。
図8から分かるように、混色部分に対応する画素Pn+q,mには、n番目、n+x番目、n+y番目の走査ラインの選択及び画素情報の書き込みに引き続き、対応するn+q番目の走査ラインの選択及び最暗画素情報(bk)の書き込みが行われる。この際にも、表示対象画素の走査ラインのときと同様、対応するゲート信号Gt−n+qの立ち上がりに応答して最暗画素情報の書き込みがなされる。なお、本例では、n+q番目、n+x+q番目、n+y+q番目の走査ラインは、それぞれn+1番目、n+x+1番目、n+y+1番目の走査ラインと同一(すなわちq=1)としているが、同一としなくともよいことは勿論である。ここでは、当該混色部分に対応する画素に最暗画素情報が書き込まれることを説明する趣旨としている。
なお、図7の(A2)から(B)に移る過程において、n+1番目の走査ラインに係る画素Pn+1(図8のセクション「Pn+q,m」を参照)に対する赤色画素情報Rn+1の書き込みがなされる直前に当該画素の位置に照射する光の色を赤色に切り換えている(図8のセクション「Lt−n+1」及び矢印tLS参照)。これは、混色部(R*G)の光が当該画素の赤色画素情報Rn+1により変調されてしまうことを防止するためである。すなわち、表示パネルにおいて最暗画素情報による遮断状態から通常表示画素情報による変調状態に切り換えるときには、最初にその通常表示画素情報に対応する色に照射光を切り換え、この後に当該通常表示画素情報の書き込みを行うのである。同様に、n+x+1番目及びn+y+1番目の走査ラインに係る画素Pn+x+1,Pn+y+1に対する緑色及び青色画素情報Gn+x+1,Bn+y+1の書き込みがなされる直前においても、それぞれ対応する位置において対応する色に照射光が切り換えられる。
なお本例では示していないが、通常表示画素情報による変調状態から最暗画素情報による遮断状態に切り換える状況では、混色部が、ある走査ライン係る画素に到達する前に当該走査ラインの画素に最暗画素情報を書き込むことが望ましい。これは、混色部が到来してから該当の画素に最暗画素情報を書き込むと当該到来から当該書き込み完了までの間、それまで書き込まれていた通常表示画素情報及びこの情報から最暗画素情報に飽和するまでの過渡の変調状態で混色光を透過させてしまうのを防止するためである。
図7に示す形態は、図8のタイムチャートによるもの以外の制御によっても実現することができる。
図9は、かかる他の制御による例を示しており、図8と同様の様式で描かれている。図9から分かるように、図7(A2)に対応する期間において、混色部分に対応するn+q番目、n+x+q番目及びn+y+q番目の走査ラインの選択及びその最暗画素情報(bk)の取り込みを同時に単一のH/3の期間で行っている。そのため、これらに対応するゲート信号Gt−n+q,Gt−n+x+q及びGt−n+y+qを同時に立ち上げられる。これは、混色部分に対応するどの走査ラインに係る画素に対しても同じ値の最暗画素情報(bk)を書き込めばよいことから、混色部分の走査ラインの全てを同時に選択し、同じソース信号をして同じ画素情報を供給せしめているのである。
このようにすることにより、かかる混色部分におけるブラックマスクを形成するのに短時間で済ませることができる。これはまたゲートドライバ34及びソースドライバ33の制御の簡素化にも寄与することになる。
図10は、バックライトユニットの他の具体的構成例を示しており、図4と同等の部分には同一の符号が付されている。
図10において、このバックライトユニット2′は、所定の基板20′上に形成された発光ダイオードのアレイからなり、基板20′の主面に沿ってパネル1の上端から下端にかけて赤色,緑色及び青色の発光ダイオード20R,20G,20Bがこの順でストライプ状に配列される。発光ダイオードの3色セットからなる照射部21は、図4におけるものと同様、1走査ライン毎又は複数走査ライン毎に形成され、各ダイオード及び照射部は、走査ラインに沿って平行かつ長手状に形成される。
かかるバックライトユニット2′と表示パネル1との間には、それぞれ表示パネル1の少なくとも表示領域をカバーする主面を有するライトガイド2a及びディフューザ2bが配される。図10に示されるライトガイド2aとディフューザ2bは、バックライトユニット2′と同じく断面図にて示したものである。ライトガイド2aは、プリズムアレイ構造を有しており、ダイオードアレイからの光を集光して、ディフューザ2bに導く。ディフューザ2bは、ライトガイド2aからの光を拡散し、主として走査ラインの長手方向及びこれの直交方向における光分布の均等化をなすとともに、当該拡散後の光を長手矩形光スポットとして表示パネル1へ導く。なお、発光ダイオードの配光特性によってはライトガイド2aを省略することができる。
図10は、図4に示したものと同じ状況における発光ダイオードの照射態様を簡単に示しており、左側の断面図においてオフとされている発光ダイオード20R,20G,20Bをこれに影を付すことによって表している。本例では、1つの照射部21内の赤色,緑色及び青色の発光ダイオードの位置は異なるので、形成すべきスポット光の色によって各照射部21における表示領域上の発光位置が変わってくるが、ライトガイド2a及びディフューザ2bの集光及び拡散機能によって、これに伴う表示パネル1への照射位置のばらつきを吸収することができる。
この図10のような構造のバックライトユニット2′においても、各照射部21の制御の仕方は基本的に図4において説明したものと同様である。図10における構成は、発光ダイオードの層を当該主面に垂直な方向に重ねないので、発光光線の殆どが非発光のダイオードの層を透過せず照射され、図4のものよりも光利用効率のロスが少ないという側面がある。
なお、図10における基板20′の背面側に、図4に示したような光拡散反射膜203又は反射膜を照射部21毎に又は一面に形成してもよい。また、発光ダイオード20R,20G,20Bの層間に反射膜その他の発光光線を他の層に漏らさないための構造を形成してもよい。
図4の変形例としては、図11に示すような構成とすることができる。
図11においては、V字型断面を有する溝20vが基板20の背面に設けられ、その底部は切欠部202の先端に対向する。そしてこの溝20v内の空間を満たしかつ基板20の背面全体を被覆するように光拡散反射膜203が形成される。これにより、発光ダイオード20R,20G,20Bから背面側へ到来した光は、溝20vの斜面で跳ね返され、発光元のダイオードの側に戻されることになる。したがって、この溝20vがあることにより、1つの照射部21において発光した光を他の照射部21の領域に漏らさないようにすることができるので、照射部毎の照射光の独立性が増すとともに、光の有効活用が図られることになる。また、図4に示されるように照射部毎に光拡散反射膜203を形成することなく、基板20の背面全体に単一の反射層を形成すればよいので、製造上も有利なものとなる。
この図11の如き変更は、図10における構成にも適用可能である。すなわち、図10に示される照射部21の区切りの位置において、基板20′に対し図11における構造を形成すればよいのである。
図12は、さらに他のバックライトユニットの構成例を示している。
図12に示される構成は、図4や図10のような複数の長手状発光源の配列による面照射手段に基づくものではなく、単一の光源により表示パネルの側面の側から光を線状に導きこれを表示領域にわたって分布するスポット光を形成する思想を有するものである。
かかる思想に基づき、表示パネル1の背面には表示領域をカバーする光分布変換手段としての導光板2LGが配され、バックライトユニットとして、この導光板2LGの側面に対向して照射領域を有する柱状照明器200が配される。この柱状照明器200は、いわゆるバーバーポールのような構造を有するものであり、主として、導光板2LGの片側例えば左側の端面に平行に配置される固定の円筒状冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)25と、これの外側に所定の間隔をおいて巻かれて取り付けられる固定の反射板26と、このさらに外側に回転自在に巻装される透光性着色ドラム27とを有する。
蛍光管25は、熱陰極管(HCFL:Hot Cathode Fluorescent Lamp)に代替えしてもよいし、また、ここでは白色光の光源として用いられるタイプのものを採用しているが、別の色の光源のものとすることも可能である。蛍光管25の軸は、導光板2LGの当該端面をその長手方向に沿って2分する直線(中心線)と位置合わせられる。反射板26は、光を照射する出口の領域(照射面)26wを除き、蛍光管25を取り巻いて形成されるとともに、蛍光管25からの光を反射してその照射面に可及的効率的に集光するための概略放物面を有する形を有する。当該放物面の焦点位置は、蛍光管25の軸及び導光板2LGの端面の中心線と整合させられる。
着色ドラム27は、蛍光管25の軸を回転軸として所定の速度で回転可能な機構(図示せず)を伴う。反射板26の開口により画定される照射面26wを通じた蛍光管25からの光は、着色ドラム27の当該照射面の外側に現れる表面部で着色を受けて導光板2LGの端面に導入される。この導かれた光は、導光板2LGにおいて面状に主として表示パネル1の表示領域の横方向に伝搬され、当該表示領域において上述したような帯状のスポット光(2R,2G,2B)を形成する。したがって、照射面26wを通過した端面光が、表示パネル1の背面から入射する、当該表示領域にわたる面的照射光へと変換されることとなる。なお、図12には示されていないが、柱状照明器200と導光板2LGとの間や、導光板2LGと表示パネル1との間に、かかる照明光の変換に必要な又は効率向上のための光学部材を配してもよい。
上記の着色ドラム27は、回転させられたときに、赤色,緑色及び青色のスポット光(2R,2G,2B)が表示パネル1において上述したように連続的に表示領域の上から下へと移動するようなそれぞれに対応する着色領域27r,27g,27bが形成される。これらはそれぞれ対応する色の周知の着色フィルムによって形成可能である。ここでは着色ドラム27が1回転すると表示パネル1においてスポット光の移動パターンの1周期が完了するように、着色ドラム27の各着色領域27r,27g,27bが形成される。ドラム27の各着色領域27r,27g,27bは、概ね当該ドラム表面を平面に展開したときには赤色,緑色及び青色の斜めの帯の形を主要部としたものとなって現れることになる。着色領域27r,27g,27bの間には、必要に応じてこれらの境界に沿った形で所定幅の黒色領域2BKが形成される。これは、既に述べたように、表示パネル1において生じうる赤色,緑色及び青色の異なる色の混色照射を防ぐため(すなわちブラックマスクを形成するため)である。着色領域27r,27g,27bは、それぞれ対応する赤、緑及び青のカラーフィルタ膜からなるが、適用される蛍光灯26が発する光の特性に応じて適宜そのカラーフィルタの着色特性を変えることができる。この際の目安としては、表示パネルにおいて全色の合成がなされたときに白色が表現できるものとするのが普通であるが、敢えてこの目安を外すことを排除するものではない。
このような構成において、着色ドラム27が回転するとその回転に応じて表示パネル1に照射されるスポット光が移動する。より確実とするためには、走査ラインの選択に同期した形で着色ドラム27の回転を制御するのがよい。必ずしも着色ドラム27の1回転が表示パネル1におけるスポット光の移動パターンの1周期である必要はないが、着色ドラム27の連続回転により表示パネル1におけるスポット光の移動パターンが断絶することなく繰り返されることが必要である。
図12の構成は、図4や図10のものに比して、より滑らかに表示パネル1におけるスポット光の移動が可能となる点が有利である。また、単一の光源により構成されるので、簡単な制御で済むという利点もある。
図13は、またさらに別の形態のバックライトユニットの構成を示している。
図13の構成は、その上図に示されるような、表示パネル1の走査ラインの1つ以上をカバーする光スティック体を基礎とする思想に基づいている。採用される光スティック体40は、直方体をベースとする外形を有し、背面側(光を照射する側とは反対の側)にV字状の溝4vが形成される。この溝は、当該スティック体の長手延在方向に直交する方向に延びるものであり、スティック体40の一端面から入った光を随時その溝の斜面において適度に照射面側に反射させるように形成されている。光スティック体40の側方には、必要な光学系として当該端面に対向して3色光源42が設けられ、光スティック体40と光源42との間には集光光学部材として凸レンズ44が設けられている。光源42は、例えば赤,緑及び青の発光ダイオードからなり、いずれか1つが選択的にオンされて発光駆動させられることが可能となっている。
概略的に説明すると、光源42から発せられた光は、集光レンズ44を介して光スティック体40に入ると、1段目の溝4vの斜面により一部が反射し、その残りが光スティック体内部での伝搬を経た後に2段目の溝4vの斜面で反射し、さらにまたその残りが3段目で反射する…という過程で照射面への反射とともに光スティック体40全体の分布をなすことになる。なお、図13は、溝4vが3つである例を示しているが、この数は任意に設定することができる。また、光スティック体40の片側だけでなく、両側に光源及び集光系を配する形態とすることも可能である。また、図13に示されるように光スティック体40の片側だけに光源を配する構成では、光スティック体40の反対側の端面に内部伝搬した光を反射する手段を形成するのがよい。この場合、当該端面で反射した光は溝4vの当該端面側の斜面に対し上述した過程と同じような作用を期待することができるとともに、光の利用効率が向上する。一方、光スティック体40の片側だけに光源を配する構成においてその反対側の端面に当該反射手段を擁しない場合は、図13に示されるようなV字状の溝ではなくとも当該光源の側にのみ傾斜面を有する構造とするだけでよいことになる。さらに、レンズ44の機能を光源42の各発光ユニット内部に持たせるようにしてもよい。
かかる構造のスティック体40を端面を揃え複数並べて平板状に構成したものが、図13の下に平面図で示される、導光体部集合板としてのライトパイプ400である。このライトパイプ400において、光スティック体40の間には高反射性又は光スティック40の屈折率より低い屈折率を持つ材料からなる隔壁層46が形成される。この隔壁層46によって、光スティック体40内部で伝搬する光が他の光スティック体40に入り込むことを防止することができる。したがって、伝搬路における光の独立性を確立することとなる。
ライトパイプ400の側方には、既述の如き光源42及び集光レンズ44が光スティック体40毎に配置される。各光源42に対する制御の仕方は、図4及び図10において説明した趣旨に基づく。ライトパイプ400は、光スティック体40の各照射面が表示パネル1の背面に対向する形で表示パネル1の背面に配置される。ライトパイプ400を伝搬した光は、光スティック体40毎に表示パネル1に照射されることになる。
図14は、ライトパイプ400を製造する態様を示している。
図14においては、先ず、上記隔壁層46を形成するための高反射薄膜又は低屈折率で透明な樹脂による反射体による薄膜46′と、上記光スティック体40を形成するための光透過率の極めて高い樹脂などによる導光層40′とを、図示せぬ製造用基板上に交互に重ねる。好ましくは、薄膜46′は粘着性のものとして各導光層の接合性を向上させるのがよい。導光層40′は、適用される表示パネルの走査ライン数をカバーするのに必要な数だけ重ねられる。重ね終わった後は、安定した構造体となるように加熱、乾燥などの必要な安定化処理を行う。
次に、こうしてできた多層構造体を所定の厚さで切断する。かかる切断は、薄膜46′及び導光層40′の積層方向に平行な平面40Cをその切断面とするように行われる。これにより、図14の右に示される1枚のライトパイプ400の原形が作られる。その後、溝4vの形成その他の必要な後工程を経て、図13の下に示した構造のライトパイプ400が完成することとなる。溝4vは、例えば研削やエンボス成型によって形成することができる。
図14による方法においては、当該多層構造体を大きく形成すれば、切断の工程を繰り返すことにより沢山のライトパイプ400を簡単に製造することができる。
なお、このようにして形成されるライトパイプは、図13に示される形態のみならず、図12に示される形態にも導光板2LGの機能をなすものとして適用可能である。また、先の図4や図10に示される形態においては、バックライトユニット2が表示領域の一端から他端にわたって延びる線状照射部の配列に基づく構成(背面光源型)を有しているが、当該線状照射部に代えて図13に示した形態のように表示領域にわたる導光体を用いその側方から光を導入するような変形例(側方光源型)を導くこともできる。かかる変形例の場合における導光体として、図13及び図14において説明したライトパイプ400を適用することが可能となる。
図12に示した例は特に、光源たる蛍光管25が常時同じ駆動状態で発光するので、その電源電流変化が極めて小さい。これにより、ノイズやリップルの少ない電力消費がなされることになり、表示装置全体の電源の安定化に有利となる。このことは、図4や図10、図13に示した例にも少なからず当てはまる。すなわち、図4及び図10、図13においては、照射部の殆どは常時稼動状態となっており、オンオフスイッチングがなされる照射部においても常にいずれかの色の光が発光されるのでバックライトユニット全体の消費電力変化が少ないので、電源が安定するのである。
なお、上記の基本例では、赤色,緑色及び青色に対応する幅広の3つのスポット光のみが表示パネルに形成されるものとしているが、このようなスポット光の構成に必ずしも限定されない。すなわち、もっと幅を狭くして、赤色,緑色及び青色に対応するスポット光の数を増やしてもよい。その場合、例えば図15(赤色,緑色及び青色のそれぞれにつき2つのスポット光を有する場合)に示されるようにして表示パネル1にスポット光が照射され移動していくことになるが、上記基本例における3つのスポット光による場合と考え方は同じである。より詳しくは、図3,図5,図8及び図9のタイムチャートに示される水平走査期間「H」において、本例の場合表示領域の上から順に赤色,緑色及び青色のスポット光に対応する走査ラインの選択及びその書き込みと、これに引き続く赤色,緑色及び青色のスポット光に対応する走査ラインの選択及びその書き込みという計6回の走査ラインの選択及びこれに応答する画素情報の書き込みが行われる。そしてこの期間が過ぎる度に(図3,図8,図9)、又は照射部が担当する所定の走査ラインに関する画素情報の書き込みが行われる度に(図5)、スポット光の1ステップ移動がなされることになる。したがって、表示領域に照射されるスポット光の数が多くなるほど、1H内になされるべき画素情報の書き込み回数が増え、その書き込みレートは高くなる。そしてこれに応じて液晶表示パネルには応答速度の高い特性が要求される。
以上説明した基本的構成及び動作を踏まえ、以下に本発明独特のポイントについて述べる。
図16及び図17は、かかるポイントについて表した模式図であり、規定すべき仮想領域と表示領域との関係を示している。
仮想領域(図の破線枠で示される)500は、パネル1の表示領域に呈すべきスポット光のシーケンスを形成するためのものである。仮想領域500には、表示領域510に呈されるスポット光の数(本例では8つ)より多くかつ少なくとも第1ないし第3の色(R,G,B)をn個(nは2以上の整数;ここでは5個)ずつ当該第1ないし第3の色の順に繰り返し割り当てられたスポット光R,G,B,R,G,B,…の各々が仮想領域500の始端から終端にわたる移動を繰り返すようになっている。ここで示すRx,Gx,Bx(x=1,2,…,5又は添え字なし)は、当該スポット光に割り当てられた色をそれぞれ赤、緑及び青として表すものである。かかる移動の様子は、図16の(a)〜(c)から途中の省略の過程を経て図17の(d)〜(f)に示されるようなものとなる。なお、図17の(f)の後は図16の(a)のような態様となり、図16の(a)の状態を起点とすれば、再度この図16の(a)の状態に戻ることにより仮想領域500におけるスポット光の1サイクルが完了することとなる。
仮想領域500に、表示領域に形成すべきスポット光の実効範囲(図の太線枠で示される)510が画定され、その実効範囲内におけるスポット光がパネル1に背面光として照射される。例えば図16の(a)では、8つのスポット光R,G,B,R,G,B,R,Gがパネル1に入射する。ここで留意すべきは、先述した基本例のように表示領域にR,G,Bの組のスポット光を単位として照射しなくともよい点である。すなわち、図16及び図17から分かるように、表示領域においてR,G,Bのスポット光の占める割合はスポット光の移動の状況によって異なり、さらにはR,G,Bのスポット光の配分が不均等となっている。例えば図16の(a)の状況では、実効範囲510においてR,Gのスポット光がそれぞれ3つ分なのに対してBのスポット光は2つ分しか占めていないが、(b)の状況ではRのスポット光が3つ分、B,Gのスポット光はそれぞれ2.5個分となっている。これに対して先の基本例では表示領域におけるR,G,Bのスポット光は互いに同じ割合で状況によって変わらないものである。
このように、仮想領域500を利用すると、表示領域に形成すべきスポット光の割合や配分が任意でスポット光の移動の状況によっても可変なものとすることが可能となる。このことは、画面に現れるスポット光の数を増やすことができただけでなくその移動パターンを複雑化させることを意味し、これにより色割れ防止効果をより一層増進させることができる。
なお、図16及び図17の例では、仮想領域におけるスポット光の数を15、表示領域におけるスポット光の数を8としているが、これらの数に限定されないことは勿論である。最低限の数としては、表示領域におけるスポット光の数が4とされる。この数が上記特許文献2に開示の技術のように基本色の数である“3”に限定されないていないことも本発明の特徴の1つである。表示領域におけるスポット光の数が4である場合、仮想領域におけるスポット光の数は4を超える基本色の数(本例の場合は3)の倍数となる。したがって、本発明のこのポイントによれば、表示領域には、少なくとも第1ないし第3の色(R,G及びB)それぞれの第1ないし第3のスポット光と、これらの色のうちから選ばれた1以上の色(R,G及び/又はB)の第4のスポット光とを呈することが規定される。ここで第1ないし第4のスポット光とは、第1ないし第4の種類(又は類型)のスポット光の意味である。図16及び図17の例で考えると、例えば第1のスポット光はR,Rを指し、第2のスポット光はG,Gを指し、第3のスポット光はB,Bを指し、第4のスポット光はR,Gを指す。
また、図16及び図17では、仮想領域500には基本色のR,G,Bがそれぞれ整数個(この例では5個)ずつ割り当てられた光スポットが占めるようにしているが、これに必ずしも限定する必要はなく、Rのスポット光、Gのスポット光,Bのスポット光は同数でなくてもよい。表示領域に現れる光スポットを合成したときに単位時間当たり所定の基準色を呈するように、仮想領域500に形成される光スポットを編制すればよい。例えば、後述するような光スポットがそれぞれ固有の幅を有する形態では、仮想領域において光スポットの数にR,G,Bで違いがあるものの、当該違いを吸収するようなスポット光の幅を異ならせた編制をなせば、等幅かつR,G,B同数の光スポットの編制と同等の色合成作用を奏することができる。このような異なる幅の光スポットによる編制により、等幅の光スポットによる編制よりも表示画像に現れうる光学ノイズを解消することが容易となる。
なお、ここで言う仮想領域は、必ずしもバックライトドライバ41などにおいてメモリなどの物理的空間として備えなければならないものでない。当該バックライトの制御において、かかる仮想領域と認識される概念が存在すれば足りるものである。
また、このように仮想領域を利用したスポット光の移動制御がなされる場合にも、先述した基本例における場合と同様に、表示領域に呈されるスポット光及びその移動に合わせたパネル1に対する画素駆動が行われる。また、これに適用されるバックライトシステムの構成及びその制御についても上述したものが適用可能である。したがって、この場合における画素駆動及びバックライトシステムの態様は、上記の説明に委ねることとする。
表示領域に照射されるスポット光の数が多いほど、いわゆる色割れの防止をなす上で、また動画表示性能の点で有利である。何故なら、単位時間当たりに表示領域に現れる色の数が多いので、ユーザの視認能力を遥かに上回ることができるからである。
また、これまでの例では、赤色,緑色及び青色のスポット光の幅が等しいものとして説明したが、これらはそれぞれが異なる固有の幅としてもよい。例えば、バックライトユニットから得られる各色の光強度の関係により、得られる画像の色バランスの点で青よりも緑、緑よりも赤を抑えるほうがよい場合は、例えば図18の(A)に示されるように、青よりも緑、緑よりも赤のスポット光の幅を小さくするのがよい。この場合、1つの画素に着目すると、当該画素の1フレーム期間における画素情報保持時間が青表示よりも緑表示、緑表示よりも赤表示のときのほうが短いことになる。これにより、結果的に得られる画像において青、緑、赤の順で表示色の濃度を異ならせることが可能となる。ここでは表示色の濃度を青、緑、赤の順のバランスとしたが、当該幅の設定を別のものとして別の色バランス形態としてもよい。また、かかる幅の設定は、自動的に行うか否か、意図的に行うか否かを問わず、可変とすることができる。
図18はまた、その(B)の図において表示パネルにおける駆動パターンを示している。ここで注目すべきは、(A)のようなスポット光が表示パネルに照射されたときに、表示パネルでは(B)のようにスポット光における混色部に対応する位置の走査ラインに関する画素を上述したような最暗画素情報で駆動し黒表示する際にその黒表示すべき走査ラインの範囲を当該混色部の幅よりも十分大なるものとする点にある。このようにすることにより、混色部からの僅かな光漏れも表示から隠すことができて好ましいのである。
図19は、改変例による表示パネルの画素及び行列電極の構成を示している。この構成は、先述の例におけるものよりもゲートドライバ34及びソースドライバ33の制御を簡素化するためのものである。
図19において、画素の行毎に赤,緑及び青用の3本のゲートラインG1,G1,G1,…が配され、画素の列毎に赤,緑及び青用の3本のソースラインS1,S1,S1,…が配される。1つの画素電極には赤,緑及び青用の3つのTFTが割り当てられ、これらTFTのゲート電極がそれぞれのゲートラインに接続され、ソース電極がそれぞれのソース電極に接続される。TFTのドレインは全て該当の画素電極に接続される。
いま、例えば図2の(A)に示される状況において、選択すべきn番目の走査ラインがゲートラインG2,G2,G2に対応する行であり、n+x番目の走査ラインがゲートラインGm2,Gm2,Gm2に対応する行であり、n+y番目の走査ラインがゲートラインGz2,Gz2,Gz2に対応する行だとすると、これらゲートラインのうち、表示すべき画素情報の色にそれぞれ対応するゲートラインG2,ゲートラインGm2,ゲートラインGz2が同時に選択される。この同時選択は、これらゲートラインに同じタイミングでアクティブとなるゲート信号がそれぞれ供給されることによって行われる。選択されたゲートラインに接続されるTFTはオンとなるとともに、このオンとなったTFTにソースラインからの画素情報信号が供給される。ゲートラインG2に接続されるTFTは、ソースラインS1,S2,S3,…からの赤色の画素情報信号が供給され、ゲートラインGm2に接続されるTFTは、ソースラインS1,S2,S3,…からの緑色の画素情報信号が供給され、ゲートラインGz2に接続されるTFTは、ソースラインS1,S2,S3,…からの青色の画素情報信号が供給される。各色の画素情報信号は同時に供給可能である。
このようにすることにより、スポット光が赤,緑及び青の3つの場合に、スポット光に対応した赤,緑及び青用の3つの走査ラインの選択を、これまで説明したような1水平走査期間に時分割で行うのではなく同時に行うことができる。したがって、画素情報の更新期間を1水平走査期間のままとすることが可能となり、もってゲートラインの選択制御及びソースラインの画素情報供給制御の高速化を避けることができる。
図19に示した構成は、スポット光が赤,緑及び青の3つの場合であるが、同様のコンセプトは、これよりスポット光の数が多い場合にも適用可能である。例えば、図15に示されるような各色につき2つのスポット光を形成する場合には、選択対象の行に対応するもののうち、第1グループの各色の3つのゲートラインが同時選択され対応する画素情報信号の供給がなされた後に、残りの第2グループの各色の3つのゲートラインが同時選択され対応する画素情報信号の供給がなされる、という制御を繰り返せばよい。或いは、もう1組赤,緑及び青のソースラインを増やし、6つのゲートラインの同時選択及び対応する画素情報信号の供給を行うようにすることも考えられる。
また、ゲートラインの選択制御及びソースラインの画素情報供給制御の高速化を避けるに、図18に示される例に対しても図19に示したようなゲートライン及びソースラインの複線化によって対処することができる。
図19の構成をさらに発展させたものとしては、同時選択するゲートラインを予めハードウェア上接続しておく形態とすることができる。これにより、ゲートドライバ34の出力本数を増やさずに、かかる構成を実現することができる、という利点がある。
スポット光の編成として、これまでの説明ではその基本色として赤色,緑色及び青色に限定したが、これらに限定しなくともよく、これらの一部又は全部に他の色を追加したり、別の色の組み合わせによるものとしてもよい。色の選定の仕方の例としては、全てを混合したときに概ね白色となる基本色が採用可能であるが、必ずしも白色を基準とする必要はない。例えば、表現可能な最大輝度を上げるために赤色,緑色及び青色に加えて白色その他の任意の色を基本色としてもよい。
また、表示領域の先頭走査ライン側から赤色(R),緑色(G),青色(B)のスポット光の順で現れる形態に限らず、例えばR,G,Bの次にはG,B,Rと続きさらにB,R,Gを呈するように色の順番の組み換えをなし、以降R,G,Bの出現に戻ってこれを繰り返すような形態としたり、或いはR,G,Bの出現パターンをもっと複雑なものにしてもよい。この場合、そのスポット光出現形態は、基本的には表示すべき画像の1フレーム又は所定の単位表示期間において表示領域に出現した全てのスポット光の総和が白色となるようにしてもよいし、意図的に白色以外の基準色となるようにしてもよい。このような形態を実現するには、図16及び図17において説明した特徴を有する構成が極めて有利となる。
さらに、これまでの説明では、スポット光が表示領域の上から下へ移動する形態を挙げたが、下から上へ移動するようにしてもよいし、上から下への移動形態と下から上への移動形態を適宜組み合わせてもよい。
上記の例では、完全透過型の表示パネルについて説明したが、いわゆる半透過型の表示パネルにも適用可能である。
また、アクティブマトリクス型のものにも限定されず、基本的には、パッシブマトリクス型のものにも本発明は適用可能である。
なお、上記各実施例では、表示パネルとして液晶表示パネルを用いているが、これに限らず、透過光を変調して表示光を生成する透過型の構成を有するものであれば本発明を適用可能であることは明らかである。
以上、本発明による代表的実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、当業者であれば、添付請求項の範囲内で種々の改変例を見出すことができる。
本発明の一実施例による液晶表示装置の基本的概略構成を示すブロック図。 図1に示される液晶表示装置におけるバックライトユニットからの照射スポット光と表示パネルの駆動形態とを示す模式図。 図2に対応した液晶表示装置の動作を示すフローチャート。 図1に示される液晶表示装置に適用されるバックライトユニットの構成及びその照射スポット光の一例を示す断面図及び平面図。 他の例による液晶表示装置の動作を示すフローチャート。 図5に対応するバックライトユニットからの照射スポット光と表示パネルの駆動形態とを示す模式図。 さらに他の例による液晶表示装置におけるバックライトユニットからの照射スポット光と表示パネルの駆動形態とを示す模式図。 図7に対応した液晶表示装置の動作を示すフローチャート。 図7に対応した液晶表示装置の他の形態による動作を示すフローチャート。 図1に示される液晶表示装置に適用されるバックライトユニットの構成及びその照射スポット光の他の例を示す断面図及び平面図。 図4に示されるバックライトユニットの変形例を示す概略断面図。 図1に示される液晶表示装置に適用されるバックライトユニットの構成及びその照射スポット光のさらに他の例を示す断面図及び平面図。 図1に示される液晶表示装置に適用されるまた別の形態によるバックライトユニットの構成を示す斜視図及び平面図。 図13に用いられるライトパイプの製造方法を示す概略図。 変形例による液晶表示装置におけるバックライトユニットからの照射スポット光と表示パネルの駆動形態とを示す模式図。 本発明による実施例の液晶表示装置における独特な特徴の構成及び代表的動作の先行する一部を説明するための模式図 本発明による実施例の液晶表示装置における独特な特徴の構成及び代表的動作の後続する一部を説明するための模式図 本発明の他の変形例による液晶表示装置におけるバックライトユニットからの照射スポット光と表示パネルの駆動形態とを示す模式図。 本発明の改変例による表示パネルの画素及び行列電極の構成を示す概略図。
符号の説明
1…表示パネル
11…背面基板
12…TFT
13…画素電極
14…前面基板
15…共通電極
2,2′…バックライトユニット
2R,2G,2B…スポット光
20,20′…基板
21…照射部
201…凹断面溝
20R,20G,20B…発光ダイオード
202…切欠部
203…光拡散反射膜
2a…ライトガイド
2b…ディフューザ
20v…溝
2LG…導光板
200…柱状照明器
25…蛍光管
26…反射板
26w…照射面
27…着色ドラム
27r,27g,27b…着色領域
2BK…黒色領域
31…バッファメモリ
32…画像メモリ
33…ソースドライバ
34…ゲートドライバ
35…電圧生成回路
41…バックライトドライバ
51…タイミングコントローラ
40…光スティック体
4v…V字状溝
42…3色光源
44…集光レンズ
400…ライトパイプ
500…仮想領域
510…実効範囲

Claims (24)

  1. 複数の行電極及び複数の列電極が配列されこれら行電極及び列電極に供給される信号に基づいて画素を駆動する透過型マトリクス表示パネルを用いた表示方法であって、
    前記行電極に沿って形成される少なくとも第1ないし第3の色の帯状スポット光を個別に発生しこれらスポット光を前記表示パネルの表示領域上前記行電極の長手延在方向に直交する方向に移動させながら当該スポット光を前記表示パネルに背面光として照射するバックライトシステムを用い、前記表示領域に少なくとも前記第1ないし第3の色それぞれの第1ないし第3のスポット光と前記少なくとも第1ないし第3の色のうちから選ばれた1以上の色の第4のスポット光とを呈しつつ、前記スポット光の各々は、前記表示領域の一端からこれに相対する他端にわたる移動を繰り返し、
    前記スポット光の各々について前記表示領域における当該スポット光の照射範囲内の特定照射位置又は当該スポット光の照射範囲外の特定境界隣接位置に対応する画素に関連する行電極を選択するアドレス指定動作を前記スポット光の移動に従って繰り返し、
    前記アドレス指定動作に応答して当該選択された行電極に関連する画素を駆動するよう前記列電極に当該画素の位置において照射され又は照射されるべきスポット光の色に関する画素情報信号を供給し、
    前記表示領域に呈すべきスポット光のシーケンスを形成するための仮想領域を規定し、当該仮想領域には、前記表示領域に呈されるスポット光の数より多くかつ前記第1ないし第3の色が割り当てられたスポット光の各々が当該仮想領域の始端から終端にわたる移動を繰り返し、当該仮想領域に前記表示領域に呈すべきスポット光の実効範囲が画定されその実効範囲内におけるスポット光が前記第1ないし第4のスポット光として用いられる、
    表示方法。
  2. 請求項1に記載の表示方法であって、前記スポット光の隣り合う一方と他方との間には、黒スポットその他の光透過防止スポットが形成される、表示方法。
  3. 請求項1又は2に記載の表示方法であって、前記スポット光の移動と前記アドレス指定動作とは同期的なタイミング制御が行われる、表示方法。
  4. 請求項1,2又は3に記載の表示方法であって、前記アドレス指定動作及び前記画素情報信号による画素の駆動が完了した後にその選択された1以上の行電極に関連する画素への照射光の色を変えることにより前記スポット光の移動が行われる、表示方法。
  5. 請求項4に記載の表示方法であって、前記バックライトシステムは、前記アドレス指定動作及び前記画素情報信号の供給の最中は、その選択される行電極に関連する画素に対する光照射を断とする、表示方法。
  6. 請求項2に記載の表示方法であって、前記アドレス指定動作及び前記画素情報信号の供給は、前記光透過防止スポットが形成される位置の画素に係る行電極に対して行われる、表示方法。
  7. 請求項1に記載の表示方法であって、前記スポット光の重複部又は境界及び/又はその近傍領域に対応する画素を光透過防止可能な所定画素情報信号にて駆動する、表示方法。
  8. 請求項7に記載の表示方法であって、前記スポット光の重複部又は境界及び/又はその近傍領域に対応する画素の駆動は、複数の行電極の同時選択及びこれら選択行電極に対する前記所定画素情報信号の同時供給に基づいて行われる、表示方法。
  9. 請求項1ないし8のうちいずれか1つに記載の表示方法であって、前記第1ないし第3の色は、赤、緑及び青色か、又は混合したときに白色又は白色以外の所定の色を呈することの可能な基本色である、表示方法。
  10. 請求項1ないし9のうちいずれか1つに記載の表示方法であって、前記スポット光は、それぞれが固有の幅を有する、表示方法。
  11. 請求項10に記載の表示方法であって、前記スポット光の少なくとも1つの幅は可変である、表示方法。
  12. 請求項1ないし11のうちいずれか1つに記載の表示方法であって、前記スポット光の少なくとも1つの強度が可変である、表示方法。
  13. 請求項7に記載の表示方法であって、前記所定画素情報信号にて駆動される画素の範囲は、前記スポット光の境界部周辺において生じる混色部に対応するとともに、当該混色部の幅以上の幅を有する、表示方法。
  14. 請求項1ないし13のうちいずれか1つに記載の表示方法であって、前記スポット光は、前記表示領域上略同時又は順に移動させられる、表示方法。
  15. 請求項1ないし14のうちいずれか1つに記載の表示方法であって、前記スポット光の前記表示領域上における移動の1周期は、表示すべき画像の1フレーム期間に相当する、表示方法。
  16. 請求項1ないし15のうちいずれか1つに記載の表示方法に用いられるバックライトシステムであって、前記第1ないし第3の色の光を選択的に照射する複数の線状照射部が前記行電極に沿って延在し前記表示領域にわたり配列された構成を有し、前記スポット光の最前線に対応する照射部の次の照射部が当該スポット光の色の光の照射をなすように切換制御することにより、当該スポット光の移動をなす、バックライトシステム。
  17. 請求項1ないし15のうちいずれか1つに記載の表示方法に用いられるバックライトシステムであって、線状光源と、この光源からの光を線状照射面に集光させる反射板と、前記照射面の上方において着色フィルムを通過させるよう当該着色フィルムを移動させることの可能な着色手段と、前記照射面から導かれ前記着色フィルムを透過して着色の施された線状光を面状分布の光に変換する光分布変換手段とを有し、前記着色フィルムは、前記第1ないし第3の色の光が形成されるパターンを有し、前記着色手段における前記着色フィルムの前記照射面上の通過動作によって前記スポット光の前記表示領域における移動をなす、バックライトシステム。
  18. 請求項17に記載のバックライトシステムであって、前記着色フィルムは、前記第1ないし第3の色にそれぞれ対応する着色領域と、これら着色領域の接合部分に形成された光遮断領域とを有する、バックライトシステム。
  19. 請求項17に記載のバックライトシステムであって、前記着色手段は、前記線状光源を包囲して設けられ所定の中心軸を回転軸として回転し表面部に前記着色フィルムが形成された円筒状着色ドラムである、バックライトシステム。
  20. 請求項1ないし15のうちいずれか1つに記載の表示方法に用いられるバックライトシステムであって、少なくとも1つの行電極に関する画素に重なることのできる幅で前記行電極に沿って延在する導光体部を複数用いてこれらを前記表示領域にわたって並べて構成された導光体部集合板と、この導光体部集合板における前記導光体部の端面にそれぞれ前記第1ないし第3の色の光を選択的に入射する光学系とを有し、前記スポット光の最前線に対応する光学系の次の光学系が当該スポット光の色の光の照射をなすように切換制御することにより、当該スポット光の移動をなす、バックライトシステム。
  21. 請求項20に記載のバックライトシステムであって、前記導光体部は、その長手延在方向に直交する方向に延在し前記光学系からの光を前記表示領域に向けるよう反射するための傾斜面を有する溝部その他の反射構造を有する、バックライトシステム。
  22. 請求項20又は21に記載のバックライトシステムであって、前記導光体部集合板における前記導光体部の間には光反射性又は前記導光体部の屈折率より低い屈性率を有する材料からなる隔壁層が設けられている、バックライトシステム。
  23. 請求項20,21又は22に記載のバックライトシステムであって、前記光学系と前記導光体部の端面との間には集光光学部材が設けられている、バックライトシステム。
  24. 請求項16ないし23のうちいずれか1つに記載のバックライトシステムを用いた表示装置。
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