JP2006178096A - カラー画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 実際に搬送される転写材のサイズの大小(長短)に拘わらず、常に複数枚の転写材が必要となるため転写材を無駄に消費してしまう。
【解決手段】 最初の転写材に形成するトナーパッチを、カラー画像形成装置が像形成可能な転写材の最小サイズに応じた第1トナーパッチに設定して可視像を形成し(S13)、その形成された第1トナーパッチの可視像が転写される転写材の搬送方向サイズを検出し(S14)、その検出された搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定し(S18,S21,S24)、その決定された第2トナーパッチを後続の転写材に形成する(S19,S23,S25)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、転写材にトナーパッチを形成し、そのトナーパッチの色度を検出して画像形成特性を求めるカラー画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式などのカラー画像形成装置(プリンタ)における印刷画像の高画質化が求められている。ところが、カラー画像形成装置では、環境の変化や長時間の使用により各部の特性が変動して、印刷されるカラー画像の濃度が変動する場合がある。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも、印刷される画像濃度の変動が生じ、印刷されたカラー画像のカラーバランスが崩れる虞がある。従って、常に画像データの濃度と、印刷された画像の階調の特性の関係(濃度−階調特性)とを一定に保つための手段を備える必要がある。
そこで、各色のトナーに対して、温度や湿度に応じた数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件を記憶しているルックアップテーブル(LUT)などの階調補正手段を用い、温湿度センサによって測定された温湿度に基づいて、その時のプロセス条件や階調補正の最適値を選択して画像を印刷している。また、装置の各部の特性が変動しても一定の濃度−階調特性が得られるように、各色のトナーで濃度検知用トナーパッチを中間転写体やドラム等の上に形成し、その未定着トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下、濃度センサ)で検知し、その検知結果を、露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した印刷画像が得られるようにしている。
図14(A)(B)は、濃度センサの構成の一例を示す図である。
この濃度センサは、LEDなどの発光素子51と、フォトダイオード、Cds等の受光素子52、及びこれら受発光素子の結合に用いられる光学素子53、受光データを処理するIC(不図示)など、及びこれらを収容するホルダ(不図示)で構成される。
図14(A)は、正反射成分と乱反射成分の両方を検知する場合を示し、図14(B)は、鏡面反射の影響を受けずに乱反射成分のみを検知する構成を示している。
この濃度センサを用いた濃度制御は、トナーパッチ54を中間転写ベルト55や感光ドラム等の上に形成して、その濃度を検知するもので、その後に行われる転写材(記録シート)への転写及び定着による画像のカラーバランスの変化については制御していない。そこで転写、定着後に転写材上の単色トナー画像の濃度又はフルカラー画像の色度を検知し、露光量、プロセス条件、ルックアップテーブル(LUT)などのプロセス条件にフィードバックをかけて、転写材上に形成した定着後の画像の濃度又は色合わせ制御を行うカラー画像形成装置も考えられている(特許文献1参照)。この特許文献1における濃度センサ及びカラーセンサの構成は、図14の濃度センサの構成と同じである。
次に図15は、転写材上に形成された画像の濃度又は色合わせ制御用トナーパッチパターンの一例を示す図である。
トナーパッチパターン1301は、C,M,Y,Kの単色或は混色のトナーパッチを濃度又は色度を変化させながら連続して形成している。
特開2003−84532号公報
しかしながら、上記の制御方法には以下のような問題点がある。
まず安定した画像を得るため、転写材上にさまざまな色度のトナーパッチを形成し、それらの色度をカラーセンサで実際に測定して所望の色度との違いを求め、プロセス条件にフィードバックをかける必要がある。この際、転写材の搬送速度とカラーセンサによる1つのトナーパッチ当たりの測定時間により、転写材上に形成できるトナーパッチの数が制限される。そのため、色度を算出するために必要な数のトナーパッチ数に対して使用する転写材の搬送方向の長さが短い場合には、トナーパッチパターンを2つもしくは3つの組に分割して転写材上に形成する必要がある。その場合、予め、使用する転写材のサイズを指定し、そのサイズに適したトナーパッチパターンを形成するのが望ましい。
しかしながら、使用する転写材の搬送方向の長さが不明の場合には、その転写材のサイズに応じたトナーパッチを形成することは不可能であるため、上記制御を行わないようにするか、或は、トナーパッチパターンの分割数を最大にして、最小サイズの転写材が搬送されてきた場合であっても、確実にトナーパッチが転写材上に形成されるようにしていた。このようにすると実際に搬送される転写材のサイズの大小(長短)に拘わらず、常に複数枚の転写材が必要となるため転写材を無駄に消費してしまうことになる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本願発明の特徴は、画像形成特性を検出するためのトナーパッチを形成する転写材の無駄な消費を抑えることができるカラー画像形成装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明の一態様に係るカラー画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置であって、
最初の転写材に形成するトナーパッチを、前記カラー画像形成装置が像形成可能な転写材の最小サイズに応じた第1トナーパッチに設定して前記転写手段に当該第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御手段と、
前記第1パッチ形成制御手段により形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写される前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るカラー画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置であって、
最初の転写材に形成するトナーパッチを必要最大量に設定して前記転写手段に第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御手段と、
前記第1パッチ形成制御手段により形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写されるべき前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記搬送方向サイズに基づいて、前記最初の転写材に実際に転写形成されたトナーパッチ量を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記トナーパッチ量に応じて、前記画像形成特性検出手段による前記画像形成特性の検出を制御する制御手段と、
前記取得手段により取得した前記トナーパッチ量、及び前記検出手段により検出された前記転写材の搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るカラー画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置であって、
転写材の搬送方向サイズを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記転写材の搬送方向サイズに応じて前記転写材に形成する第1トナーパッチを決定する第1決定手段と、
前記第1決定手段により決定された前記第1トナーパッチを前記転写手段により前記転写材に形成する第1パッチ形成制御手段と、
前記転写材に形成された前記第1トナーパッチ及び前記検出手段により検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する第2決定手段と、
前記第2決定手段により決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るカラー画像形成装置における制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置における制御方法であって、
最初の転写材に形成するトナーパッチを、前記カラー画像形成装置が像形成可能な転写材の最小サイズに応じた第1トナーパッチに設定して前記転写手段に当該第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御工程と、
前記第1パッチ形成制御工程で形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写される前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出工程と、
前記検出工程で検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るカラー画像形成装置における制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置における制御方法であって、
最初の転写材に形成するトナーパッチを必要最大量に設定して前記転写手段に第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御工程と、
前記第1パッチ形成制御工程で形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写されるべき前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出工程と、
前記検出工程で検出された前記搬送方向サイズに基づいて、前記最初の転写材に実際に転写形成されたトナーパッチ量を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記トナーパッチ量に応じて、前記画像形成特性検出手段による前記画像形成特性の検出を制御する制御工程と、
前記取得工程で取得した前記トナーパッチ量、及び前記検出工程で検出された前記転写材の搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るカラー画像形成装置における制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置における制御方法であって、
転写材の搬送方向サイズを検出する検出工程と、
前記検出工程で検出された前記転写材の搬送方向サイズに応じて前記転写材に形成する第1トナーパッチを決定する第1決定工程と、
前記第1決定工程で決定された前記第1トナーパッチを前記転写手段により前記転写材に形成する第1パッチ形成制御工程と、
前記転写材に形成された前記第1トナーパッチ及び前記検出工程で検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する第2決定工程と、
前記第2決定工程で決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成特性を検出するためのトナーパッチを形成する転写材の無駄な消費を抑えることができるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置の一例であるカラーレーザビームプリンタのプリンタエンジン(画像形成部)を中心に示す構造断面図である。
このカラーレーザビームプリンタの画像形成部は、イエロー(黄色)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色分の画像形成ユニットを有し、各画像形成ユニットにおいて、それぞれ対応する色の画像データに基づく露光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像化した後、このカラー可視画像を記録媒体である転写材(記録シート)へ転写して定着させて、最終的な印刷画像を得ている。即ち、この画像形成部は、現像色の数(ここでは4色)だけ並置したステーション毎の感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)、帯電器(7Y,7M,7C,7K)、レーザスキャナ(10Y,10M,10C,10K)、現像器(8Y,8M,8C,8K)、トナーカートリッジ(11Y,11M,11C,11K)、中間転写ベルト12、一次転写ローラ(6Y,6M,6C,6K)、二次転写ローラ9、給紙搬送部、定着器13などを備えている。
感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成され、図示しない駆動モータによって反時計周り方向に回転駆動される。帯電器(7Y,7M,7C,7K)は、感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)を一次帯電させるために、帯電スリーブ(7YS,7MS,7CS,7KS)を具備している。感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)のそれぞれの表面は、それぞれ対応するレーザスキャナ(10Y,10M,10C,10K)によって、入力する画像データに基づいて選択的に露光され、順次、静電潜像が形成される。現像器(8Y,8M,8C,8K)は、上記静電潜像を可視化するために、現像スリーブ(8YS,8MS,8CS,8CK)を具備している。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ18aと従動ローラ(18b,18c)によって張設された無端状ベルトであって、感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)に当接しつつ時計周り方向に回転し、一次転写ローラ(6Y,6M,6C,6K)によって、感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)上の各色のトナー像がベルト表面に順次一次転写される。これにより、複数色のカラートナーが重畳された一次転写画像が中間転写ベルト12上に形成される。
給紙部としての給紙カセット2又は給紙トレイ3には転写材1が収容されており、この転写材1は、給紙ローラ4及び搬送ローラ24などにより構成される搬送路25上を搬送されて、レジスト前センサ19位置に到達する。この後、転写材1は更に一定量だけ搬送されてレジストローラ23に到達し、ループを形成して待機する。
次に、待機中であった転写材1は再搬送されて二次転写ローラ9の位置に送られる。ここで中間転写ベルト12に二次転写ローラ9が当接し、中間転写ベルト12と二次転写ローラ9とにより転写材1を狭持して搬送することにより、中間転写ベルト12上に多重転写されたカラー可視画像は一括して、転写材1に二次転写される。尚、この二次転写ローラ9は、二次転写中には実線で示すように中間転写ベルト12に当接するが、二次転写後は、点線にて示す位置に離間する。クリーナ容器21は、内蔵するクリーニングブレードによって中間転写ベルト12をクリーニングし、二次転写ローラ9で転写材1に二次転写されず中間転写ベルト12上に残ったトナーを廃トナーとして蓄えるものである。定着器13は、転写材1を搬送させながら転写材1上のトナー像を転写材1に定着させるものであり、トナーを加熱する定着ローラ14と、転写材1を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを具備している。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17を内蔵している。こうしてトナーが定着された後の転写材1は、排紙ローラ26により搬送され、排紙部27に排出されて、画像形成動作は終了する。
カラーセンサ42は、図1において、転写材1の搬送路の定着器13の下流に配置されている。このカラーセンサ42の色検知部は、搬送される転写材1の画像形成面へ向けられており、転写材1上に形成された定着後のパッチのRGB値を検知する。
本実施の形態1〜3に係る色度制御は、ユーザが制御実施を所望した場合に、ユーザの手動操作により実施されるか、又は環境変動などを検知した場合や、色度制御実行後に印刷された枚数などといった、予め設定された所定のタイミングで自動的に実施する。
[実施の形態1]
この実施の形態1では、色度制御に使用する転写材1の搬送方向の長さが不明の場合には、一枚目の転写材1に形成するトナーパッチのサイズを最小サイズとしてトナーパッチを形成し、その一枚目の転写材へのトナーパッチの転写時に、その転写材1の搬送方向の長さを測定し、その測定した結果に基づいて二枚目以降の転写材1に形成するトナーパッチのパターンを決定する。これにより、二枚目以降の転写材1には、その転写材1のサイズに応じたトナーパッチが形成されて色度制御が実行される。
図2は、本実施の形態に係るカラー画像形成装置(カラープリンタ)の構成を説明するブロック図である。
図2において、201は制御部で、このカラー画像形成装置の全体の動作を制御している。202は画像形成部で、例えば前述の図1に示すような画像形成部を備えている。レーザ駆動回路204は、制御部201から各色の画像信号に応じた画像信号を入力し、それぞれの色に対応する半導体レーザを駆動し、それぞれ対応する感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)上に、その画像信号に応じた静電潜像を形成する。搬送用モータ205は、転写材1を搬送駆動するためのモータで、このモータ205を回転駆動することにより、給紙カセットから転写材が搬送されて搬送路25上を搬送される。モータドライバ203は、制御部201からの駆動信号に応じて搬送用モータ205を回転駆動する。尚、図2では、これ以外の感光ドラム(5Y,5M,5C,5K)、中間転写ベルト12、定着部13の回転駆動用モータなどは省略している。
制御部201は、CPU210、CPU210により実行される制御プログラムを記憶しているROM211、CPU210による制御動作時に各種データを一時的に記憶するワークエリアとして使用されるRAM212を備えている。タイマ213は、CPU210の制御の下に所定時間の計時を行ったり、あるイベントが発行してから次のイベントが発生するまでの時間を計時するのに使用され、この実施の形態では、レジスト前センサ19により転写材1の先端を検出してから後端を検出するまでの時間を計時している。
図3は、本実施の形態に係るカラー画像形成装置におけるレジスト前センサ19を用いた転写材1の搬送方向の長さの測定処理を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM211に記憶されており、この処理はCPU210の制御の下で実行される。
また図4(A)〜(C)は、図3のフローチャートに従って転写材1の搬送方向の長さを測定する際の転写材1の搬送状態を説明する図である。
まずステップS1で、搬送路25上のレジストローラ23の位置でループを形成し待機している転写材1(図4(A))の搬送を再開するタイミングを待つ。このタイミングは、中間転写ベルト12上に各色のトナー像が形成されて、転写材1への画像の転写が行われるタイミングである。この転写材1の搬送を再開するタイミングになるとステップS2で、搬送用モータ205を回転駆動して転写材1の搬送を開始する。次にステップS3で、この搬送の再開に合わせてタイマ213によるカウントを開始する。こうして転写材1が搬送路25上を搬送された(図4(B))後、ステップS4で、レジスト前センサ19により転写材1の後端を検出するのを待つ。こうしてレジスト前センサ19により転写材1の後端を検出すると(図4(C))ステップS5で、タイマ213によるカウント動作を停止する。そしてステップS6で、図4(A)の状態で転写材1がループ状になっている際のループ長、レジスト前センサ19からレジストローラ23までの距離、タイマ213による計時値と転写材1の搬送速度とから、搬送された転写材1の搬送方向の長さを算出する。
図5(A)〜(C)は、本実施の形態1に係る色度制御で用いるトナーパッチを転写材に形成する一例を説明する図である。
本実施の形態1では、色度制御に必要なトナーパッチの数は、tp1〜tp8の8個としている。この実施の形態1では、一枚目の転写材1の搬送方向の長さが不明であるため、図5(A)のように、一枚目の転写材401にはトナーパッチtp1〜tp3からなるトナーパッチパターン402を使用してトナーパッチtp1〜tp3を印刷する。このトナーパッチパターン402のサイズは、本実施の形態に係るカラー画像形成装置で印刷可能な最小の転写材の搬送方向の長さよりも短いものであるため、確実に転写材401に形成できる。
次に二枚目の転写材403では、一枚目の転写材の長さに基づいて二枚目の転写材の搬送方向の長さが予測できる。ここで、二枚目の転写材403にトナーパッチtp4〜tp8を形成できると判断すると、図5(B)のように、トナーパッチパターン404を使用してトナーパッチを形成する。一方、二枚目の転写材403にトナーパッチtp4〜tp8を全て形成できないと判断した場合は、図5(C)のように、二枚目の転写材405にトナーパッチパターン406(tp4〜tp6)を、そして3枚目の転写材407にトナーパッチパターン408(tp7〜tp8)を使用する。
即ち、この実施の形態1では、一枚目の転写材には最小限のトナーパッチを形成し、その転写材の搬送方向の長さが判明すると、二枚目以降の転写材の搬送方向の長さも同じであると判断して、二枚目以降の転写材に形成するトナーパッチを、残りのトナーパッチとその転写材のサイズに基づいて決定するものである。
図6は、本実施の形態1に係るカラー画像形成装置における、転写材1の搬送方向の長さが不明の場合のカラーセンサ42を用いた色度検出処理を説明するフローチャートである。
色度制御を実行する時は、まずステップS11で、転写材1の搬送方向の長さが不明であるため、トナーパッチパターン402(図5(A))を選択する。次にステップS12で、転写材1の搬送を開始すると、転写材1は給紙カセット2又は給紙トレイ3から2次転写ローラ9へ搬送され、ステップS13で、中間転写ベルト12上に形成されたトナーパッチ像が転写材1に転写される。このとき上記の処理と並行して、ステップS14で、図3で説明した方法により転写材1の搬送方向の長さを測定する。その後ステップS15で、トナーパッチが転写された転写材1を定着器13に搬送し、定着器13を通過させることで転写材1上にトナーパッチを溶融定着する。こうしてトナー像が定着された後の転写材1は、排紙ローラ26により搬送され、ステップS16で、カラーセンサ42により転写材1上のトナーパッチの色度を検知する。
こうして一枚目の転写材1上のトナーパッチの検知が終了すると、その転写材1を排紙トレイ27へ排出する。そしてステップS17で、ステップS14で測定した転写材1の搬送方向の長さと、残りのトナーパッチパターン404(図5(B))のサイズとを比較する。ここで転写材1の搬送方向の長さの方が長い場合はステップS18に進み、トナーパッチパターン404を選択する。次にステップS19で、一枚目と同様にして、トナーパッチパターン404を転写材1上に形成し、次にステップS20で、カラーセンサ42により二枚目の転写材1に形成されたトナーパッチの色度を検知する。
一方ステップS17で、転写材1の搬送方向の長さの方が短い場合はステップS21に進み、二枚目の転写材に、トナーパッチパターン406を選択してトナーパッチを作成し(ステップS22)、ステップS23で、そのトナーパッチの色度をカラーセンサ42により検出する。そしてステップS24で、3枚目の転写材1に、トナーパッチパターン408を選択し、ステップS25で、トナーパッチパターンを形成し、そしてステップS26で、そのトナーパッチの色度検知を行う。
こうして色度制御に必要な全てのトナーパッチ(tp1〜tp8)の検知が終了すると、得られた色度情報を露光量、現像バイアス、ルックアップテーブル(LUT)などの画像形成条件にフィードバックすることにより、安定した画像を得ることができる。
以上説明したように本実施の形態1によれば、転写材1にカラーパッチを印刷し、その色を読取って画像形成特性を変更する際、使用する転写材の搬送方向の長さが不明の場合でも、一枚目の転写材には最小限のトナーパッチを形成し、その転写材の搬送方向の長さを測定することで、二枚目以降の転写材には、その転写材の搬送方向の長さに適したサイズのトナーパッチパターンを形成することができる。そのため、無駄な転写材の消費を抑えることができユーザビリティを向上することができる。
[実施の形態2]
前述の実施の形態1は、色度制御に使用する転写材1の搬送方向の長さが不明の場合、一枚目の転写材に、色度制御で必要とするトナーパッチの一部分のみを形成するものであった。そのため色度制御に必要とする全てのトナーパッチを形成するためには最低でも2枚の転写材を必要とした。
これに対して本実施の形態2では、図1のカラー画像形成装置において、色度制御に使用する転写材1の搬送方向の長さが不明の場合、一枚目の転写材に、色度制御に必要な全てのトナーパッチを形成しようとするとともに、レジスト前センサ19で転写材1の搬送方向の長さを測定し、一枚目の転写材1上に、その全てのトナーパッチを形成できない場合にのみ、測定した転写材1の搬送方向の長さに基づいて、二枚目の転写材1に形成するトナーパッチパターンを選択する方法について説明する。
図7(A)(B)は、本実施の形態2に係る色度制御で用いるトナーパッチパターンを転写材に形成する一例を示す図である。
本実施の形態2においても前述の実施の形態1と同様に、色度制御に必要なトナーパッチはtp1〜tp8の8個とし、転写材1の搬送方向の長さが不明の場合、図7(A)のように一枚目の転写材601には、画像形成特性を取得するのに必要な全てのトナーパッチtp1〜tp8からなるトナーパッチパターン602を用いてトナーパッチを形成するように中間転写ベルト12にトナーパッチを形成する。そして、1枚目の転写材601の長さが短くて、その転写材601に8個全てのトナーパッチtp1〜tp8を形成できなかった場合は、図7(B)に示すように二枚目の転写材603を使用し、その転写材603にトナーパッチパターン604を使用して、残りのトナーパッチを形成する。
図8は、本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装置において、転写材1の搬送方向の長さが不明である場合の転写材1へのトナーパッチの形成及びカラーセンサ42による色度検出処理を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM211に記憶されており、CPU210の制御の下で実行される。尚、この実施の形態2に係るカラー画像形成装置のハードウェア構成は、前述の実施の形態1に係るカラー画像形成装置のハードウェア構成と同じであるため、その説明を省略する。
この実施の形態2では、色度制御の実行時、一枚目の転写材1の搬送方向の長さが不明であるため、まずステップS31で、図7(A)に示すトナーパッチパターン602(tp1〜tp8)を選択する。そしてステップS32で、搬送用モータ205の回転駆動を開始し転写材1の搬送を開始すると、転写材1は給紙カセット2又は給紙トレイ3から2次転写ローラ9へ搬送される。これによりステップS33で、中間転写ベルト12上に形成されたトナーパッチ像が転写材1に転写される。このとき上記の処理と並行して、前述の実施の形態1と同様の方法により、ステップS34で、転写材1の搬送方向の長さを測定する。その測定結果とトナーパッチの搬送方向の長さに基づいて、ステップS35で、カラーセンサ42で検知するトナーパッチの数を算出する。
例えば、測定した転写材1の搬送方向の長さが図7(A)の転写材601のサイズであった場合、この転写材601に形成されるトナーパッチはtp1〜tp4の4個となり、それ以降のトナーパッチtp5〜tp8は転写材601上には転写されない。この場合、カラーセンサ42で検知する、一枚目の転写材601のトナーパッチの数は4個となる。尚、このとき中間転写ベルト12上に形成された残りのトナーパッチtp5〜tp8のトナー像は、クリーナ容器21により除去されて廃トナーとして蓄えられる。
こうしてトナーパッチが転写された一枚目の転写材1は定着器13に搬送され、定着器13を通過することで、その転写材1上にトナーパッチが溶融定着される(ステップS36)。そして、更に転写材1は排紙ローラ26により搬送され、ステップS37で、カラーセンサ42によりトナーパッチの色度が検知される。このとき、ステップS35で決定した数だけのトナーパッチの色度を検知する。こうして一枚目の転写材1上の全てのトナーパッチの検知が終了すると、その転写材1は排紙トレイ27へ排出される。
次にステップS38で、ステップS34で測定した一枚目の転写材1の搬送方向の長さと、全トナーパッチパターン602のサイズとを比較し、色度制御を終了するか否か、即ち、一枚目の転写材1に全トナーパッチパターン602が転写されて、これら全てのトナーパッチの色度が検出されたかどうかを判断する。一枚目の転写材1の搬送方向の長さが十分長い場合は、その一枚目の転写材に色度制御に必要な全てのトナーパッチが形成されて、カラーセンサ42による色度検出が終了していると判断し、この時点で色度制御を終了する。
一方、一枚目の転写材1の搬送方向の長さが短い場合には、その一枚目の転写材1に色度制御に必要な全てのトナーパッチが転写されていないと判断してステップS39に進み色度制御を続行する。そして、ここでは二枚目の転写材1に形成するトナーパッチパターンとして、例えば図7(B)の例ではトナーパッチパターン604を選択し、一枚目の転写材1の場合と同様に、トナーパッチパターン604を転写材上に形成し(ステップS40)、カラーセンサ42によりトナーパッチの色度検知を行う(ステップS41)。こうして色度制御に必要な全てのトナーパッチの色度が検出されると、この色度制御を終了する。
こうして得られた色度情報を露光量、現像バイアス、ルックアップテーブル(LUT)などの画像形成条件にフィードバックすることにより、安定した画像を得ることができる。
以上説明したように本実施の形態2によれば、色度制御実行時に使用する転写材の搬送方向の長さが不明であった場合でも、一枚目の転写材にトナーパッチを形成する際に、その転写材の搬送方向の長さを測定することで、二枚目以降は、その転写材の搬送方向の長さに適したサイズのトナーパッチパターンを形成することができる。
更に、一枚目の転写材にトナーパッチを形成する際には、中間転写ベルトに色度制御に必要な全てのトナーパッチを形成して転写材に転写しようとするため、一枚目の転写材に、その色度制御に必要な全てのトナーパッチを転写できない場合にのみ、二枚目以降の転写材を使用してトナーパッチパターンを形成することになる。従って、この色度制御に必要な転写材の枚数が十分に大きければ、前述の実施の形態1の場合よりも、使用する転写材の数をより少なくすることができ、ユーザビリティを向上することができる。
[実施の形態3]
前述の実施の形態1,2では、色度制御を実行する時に転写材のサイズが不明の場合、一枚目の転写材にトナーパッチパターンを形成するとともに、レジスト前センサ19により転写材1の搬送方向の長さを測定し、その測定結果に基づいて、二枚目以降のトナーパッチサイズを決定する方法について説明した。
これに対して本実施の形態3では、両面印刷機構を有するカラー画像形成装置において、転写材1の搬送方向の長さが不明の場合、まず、転写材1の搬送方向の長さの測定のみを行い、その後、両面印刷機構を用いて両面搬送路に転写材1を搬送し、その転写材1の裏面に、その転写材の長さに応じた数のトナーパッチを形成する場合で説明する。
図9は、本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装置の画像形成部の構成を示す構造断面図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
ここでは、転写材1の両面への画像形成を可能にするため、両面フラッパ28、スイッチバック機構部29と両面搬送路30上に両面搬送ローラ31を備えている。
図10(A)(B)及び図11(A)〜(C)を参照して、本実施の形態3に係るカラー画像形成装置における両面印刷動作を説明する。
両面印刷動作を行う場合、まず、前述の実施の形態1と同様に、給紙カセット2又は給紙トレイ3から転写材1を給紙し、その転写材1の表面に2次転写ローラ9で、中間転写ベルト12からトナー像が転写される。そして、そのトナー像は定着部13で転写材1に溶融定着される(図10(A))。
その後、転写材1は両面フラッパ28によりスイッチバック機構部29へ搬送され(図10(B))、そこで転写材1の搬送方向が変えられ、両面搬送ローラ31により両面搬送路30へ搬送される(図11(A))。そして、この両面搬送路30より搬送された転写材1は、再び搬送路25を通り、その裏面に再び2次転写ローラ9でトナー像が転写され、定着部13でトナー像が溶融定着される(図11(B))。その後、両面フラッパ28で排紙トレイ27へと排出され、両面印刷動作を終了する(図11(C))。このような両面印刷は、周知の技術であるため簡単な説明に留める。
図12(A)(B)は、本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装置における、転写材へのトナーパッチの印刷例を説明する図である。
本実施の形態3では、色度制御に必要なトナーパッチを前述の実施の形態1,2と同様にtp1〜tp8の8個とし、1枚の転写材1001に8個全てのトナーパッチが形成できる場合には、図12(A)に示すように、全てのトナーパッチからなるトナーパッチパターン1002を使用して、1枚の転写材に8個全てのトナーパッチを形成する。
一方、1枚の転写材に8個全てのトナーパッチtp1〜tp8が形成できない場合は、図12(B)に示すように、一枚目の転写材1003にトナーパッチtp1〜tp4からなるトナーパッチパターン1004を使用し、二枚目の転写材1005にトナーパッチtp5〜tp8からなるトナーパッチパターン1006を使用してトナーパッチを形成する。尚、この場合、2枚目の転写材を使用しても8個全てのトナーパッチtp1〜tp8が形成できない場合は、更に多くの転写材を使用することはもちろんである。
図13は、本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装置における転写材へのトナーパッチの形成及びカラーカラーセンサ42による色度検出処理を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM211に記憶されており、CPU210の制御の下で実行される。尚、この実施の形態3に係るカラー画像形成装置のハードウェア構成は、前述の実施の形態1に係るカラー画像形成装置のハードウェア構成と同じであるため、その説明を省略する。
この実施の形態3では、色度制御の実行時、用紙サイズが不明である場合、まずステップS51で、トナーパッチパターンの形成は行わず、給紙カセット2又は給紙トレイ3より転写材1を給紙し、ステップS52で、レジスト前センサ19を使用して、転写材1の搬送方向の長さを測定する。この転写材1の搬送方向の長さの測定は、前述の実施の形態1と同様の方法により行う。こうして長さが測定された後の転写材1は、定着部13を通過し、両面フラッパ28によりスイッチバック機構部29を経由し、両面搬送ローラ31により両面搬送路30へ搬送される(ステップS53、図10〜図11(A))。
次にステップS54で、ステップS52で測定した転写材1の搬送方向の長さと、トナーパッチパターン1002の長さとを比較し、色度制御に必要な、即ち、これら全てのトナーパッチを形成するのに必要な転写材1の枚数と、各転写材1上に形成すべきトナーパッチパターンを決定する。
ここで転写材1の搬送方向の長さが長く、1枚目の転写材に色度制御で必要とする全てのトナーパッチが形成できる場合はステップS62に進み、全トナーパッチtp1〜tp8からなるトナーパッチパターン1002を選択する。そしてステップS63で、両面搬送路30から、その転写材1の搬送を開始し、ステップS64で、その搬送された転写材1の裏面にトナーパッチパターン1002を形成して定着する。そしてステップS65で、そのトナーパッチの色度をカラーセンサ42により検出し、色度制御を終了する。
一方、転写材1の搬送方向の長さが短くて、1枚の転写材1に全トナーパッチtp1〜tp8が形成できない場合(二枚目或はそれ以降の転写材1が必要な場合)はステップS55に進み、図12(B)の例では、トナーパッチパターン1004,1006を選択する。次にステップS56で、その転写材1を両面搬送路30から搬送し、ステップS57で、その転写材1の裏面にトナーパッチパターン1004を形成し、定着後、カラーセンサ42により、その形成されたトナーパッチの色度を検知する(ステップS58)。
二枚目の転写材1に対しては、ステップS59で、給紙カセット2又は給紙トレイ3から転写材1の給紙を開始し、ステップS60で、その転写材の表面に、残りのトナーパッチパターン1006を形成し、前述と同様にして、ステップS61で、カラーセンサ42により、そのトナーパッチの色度を検出する。こうして色度制御に必要な全てのトナーパッチの検知が終了すると、この色度制御を終了する。こうして得られた色度情報を露光量、現像バイアス、ルックアップテーブル(LUT)などの画像形成条件にフィードバックすることにより安定した画像を得ることができる。
以上説明したように本実施の形態3によれば、色度制御の実行時、転写材の搬送方向の長さが不明の場合、まずレジスト前センサ19により、転写材の搬送方向の長さを測定し、転写材の搬送方向の長さが確定した後に、両面印刷機構を用いて、その転写材の裏面にトナーパッチパターンを形成することで、転写材のサイズに適したトナーパッチパターンを形成することができる。
更に、この実施の形態3では、トナーパッチを形成する転写材の正確な長さを判定してから、その長さに応じたトナーパッチを形成するので、転写材及びトナーの無駄な消費をなくすことができる。
尚、本実施の形態3では、両面印刷機構を有するカラー画像形成装置において、転写材の搬送方向の長さが不明の場合、色度制御実行時に、両面印刷機構を用いて転写材の搬送方向の長さの測定する方法を説明したが、両面印刷機構が設けられていないカラー画像形成装置の場合には、通常印刷動作中に転写材の搬送方向の長さを測定しておき、色度制御実行時には、その印刷動作中に測定した転写材の搬送方向の長さに基づいて、転写材に形成するトナーパッチパターンを選択するようにしても良い。
尚、上述の実施の形態では、最大2枚の転写材によりトナーパッチが形成されるようにして説明したが、三枚目以降の転写材が必要になる場合も、それら転写材に対しては二枚目の転写材へのトナーパッチの形成及び色度検出と同じ処理で実現できる。
本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置の一例であるカラーレーザビームプリンタのプリンタエンジン(画像形成部)を中心に示す構造断面図である。 本実施の形態に係るカラー画像形成装置(カラープリンタ)の構成を説明するブロック図である。 本実施の形態に係るカラー画像形成装置におけるレジスト前センサを用いた転写材の搬送方向の長さの測定処理を説明するフローチャートである。 図3のフローチャートに従って転写材の搬送方向の長さを測定する際の、転写材の搬送状態を説明する図である。 本実施の形態1に係る色度制御で用いるトナーパッチパターンの一例を示す図である。 本実施の形態1に係るカラー画像形成装置における、転写材の搬送方向の長さが不明の場合のカラーセンサを用いた色度検出処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態2に係る色度制御で用いるトナーパッチパターンを転写材に形成する一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装置において、転写材の搬送方向の長さが不明である場合の転写材へのトナーパッチの形成及びカラーセンサによる色度検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装置の画像形成部の構成を示す構造断面図である。 本発明の実施の形態3における両面印刷時の転写材の搬送動作を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装置における、転写材へのトナーパッチの印刷例を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装置における転写材へのトナーパッチの形成及びカラーカラーセンサによる色度検出を説明するフローチャートである。 濃度センサの構成の一例を示す図である。 転写材上に形成された画像の濃度又は色合わせ制御用トナーパッチパターンの一例を示す図である。

Claims (14)

  1. 画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置であって、
    最初の転写材に形成するトナーパッチを、前記カラー画像形成装置が像形成可能な転写材の最小サイズに応じた第1トナーパッチに設定して前記転写手段に当該第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御手段と、
    前記第1パッチ形成制御手段により形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写される前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置であって、
    最初の転写材に形成するトナーパッチを必要最大量に設定して前記転写手段に第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御手段と、
    前記第1パッチ形成制御手段により形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写されるべき前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記搬送方向サイズに基づいて、前記最初の転写材に実際に転写形成されたトナーパッチ量を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記トナーパッチ量に応じて、前記画像形成特性検出手段による前記画像形成特性の検出を制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得した前記トナーパッチ量、及び前記検出手段により検出された前記転写材の搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置であって、
    転写材の搬送方向サイズを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記転写材の搬送方向サイズに応じて前記転写材に形成する第1トナーパッチを決定する第1決定手段と、
    前記第1決定手段により決定された前記第1トナーパッチを前記転写手段により前記転写材に形成する第1パッチ形成制御手段と、
    前記転写材に形成された前記第1トナーパッチ及び前記検出手段により検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する第2決定手段と、
    前記第2決定手段により決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 前記第1及び第2のトナーパッチの合計量が、前記画像形成特性を検出するのに必要なトナーパッチ量に相当していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記第1トナーパッチが前記画像形成特性を検出するのに必要なトナーパッチ量に相当している場合は、後続の転写材への前記第2トナーパッチの形成を省略することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記転写材の両面への画像形成を可能にする両面画像形成部を更に有し、
    前記検出手段は、前記両面画像形成部に搬送される前記転写材の長さを検出し、
    前記第1パッチ形成制御手段は、前記転写材の裏面に前記第1トナーパッチを形成することを特徴とする請求項3に記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記検出手段は、
    搬送路を搬送される前記転写材の先端及び後端を検出するセンサと、
    前記センサにより検出される前記転写材の先端から後端までの経過時間を測定するタイマとを有し、
    前記経過時間と前記転写材の搬送速度とに基づいて前記転写材の搬送方向サイズを検出することを特徴とする請求項3又は6に記載のカラー画像形成装置。
  8. 画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置における制御方法であって、
    最初の転写材に形成するトナーパッチを、前記カラー画像形成装置が像形成可能な転写材の最小サイズに応じた第1トナーパッチに設定して前記転写手段に当該第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御工程と、
    前記第1パッチ形成制御工程で形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写される前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御工程と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置における制御方法。
  9. 画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置における制御方法であって、
    最初の転写材に形成するトナーパッチを必要最大量に設定して前記転写手段に第1トナーパッチの可視像を形成する第1パッチ形成制御工程と、
    前記第1パッチ形成制御工程で形成された前記第1トナーパッチの可視像が転写されるべき前記転写材の搬送方向サイズを検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された前記搬送方向サイズに基づいて、前記最初の転写材に実際に転写形成されたトナーパッチ量を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記トナーパッチ量に応じて、前記画像形成特性検出手段による前記画像形成特性の検出を制御する制御工程と、
    前記取得工程で取得した前記トナーパッチ量、及び前記検出工程で検出された前記転写材の搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御工程と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置における制御方法。
  10. 画像信号に応じて形成された可視像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記転写材上に形成された所定のトナーパッチの濃度又は色度をカラーセンサにより検出して画像形成特性を検出する画像形成特性検出手段とを有するカラー画像形成装置における制御方法であって、
    転写材の搬送方向サイズを検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された前記転写材の搬送方向サイズに応じて前記転写材に形成する第1トナーパッチを決定する第1決定工程と、
    前記第1決定工程で決定された前記第1トナーパッチを前記転写手段により前記転写材に形成する第1パッチ形成制御工程と、
    前記転写材に形成された前記第1トナーパッチ及び前記検出工程で検出された前記搬送方向サイズに基づいて、後続の転写材に形成する第2トナーパッチを決定する第2決定工程と、
    前記第2決定工程で決定された前記第2トナーパッチを後続の転写材に形成する第2パッチ形成制御工程と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置における制御方法。
  11. 前記第1及び第2のトナーパッチの合計量が、前記画像形成特性を検出するのに必要なトナーパッチ量に相当していることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置における制御方法。
  12. 前記第1トナーパッチが前記画像形成特性を検出するのに必要なトナーパッチ量に相当している場合は、後続の転写材への前記第2トナーパッチの形成を省略することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置における制御方法。
  13. 前記転写材の両面への画像形成を可能にする両面画像形成部を更に有し、
    前記検出工程では、前記両面画像形成部に搬送される前記転写材の長さを検出し、
    前記第1パッチ形成制御工程では、前記転写材の裏面に前記第1トナーパッチを形成することを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置における制御方法。
  14. 前記検出工程は、
    搬送路を搬送される前記転写材の先端及び後端を検出する工程と、
    前記転写材の先端から後端までの経過時間を測定する工程とを有し、
    前記経過時間と前記転写材の搬送速度とに基づいて前記転写材の搬送方向サイズを検出することを特徴とする請求項10又は13に記載のカラー画像形成装置における制御方法。
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