JP2006177404A - ブレーキディスクの締結構造 - Google Patents

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雅 山野井
Hirobumi Wani
博文 和仁
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Abstract

【課題】締結用部品をブレーキディスクに食い込ませることなく、ブレーキディスクを安定して締付けることができるブレーキディスクの締結構造を提供することである。
【解決手段】鉄道用車輪1に一対のアルミニウム基複合材製ブレーキディスク2を締結するボルト3の先端側に設けた段差3bの先に、ナット4を螺着する小径部3cを設け、この段差3bでナット4の締付け側への移動を規制することにより、皿ばね座金10の弾性復元力によって、各平座金8a、8bを介してブレーキディスク2を一定の締付け力で締付け、各平座金8a、8bをブレーキディスク2に食い込ませることなく、ブレーキディスク2を安定して締付けることができるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道用車輪へのブレーキディスクの締結構造に関し、特にアルミニウム基複合材製ブレーキディスクに好適な締結構造に関する。
鉄道用車輪には、車輪側面の空間を利用して、両側に一対のブレーキディスクをボルトとナットで締結したブレーキディスクの締結構造が多く採用され、ブレーキディスクとしては、軽量で摺動特性の優れたアルミニウム基複合材製のものの採用比率が増加すると考えられる。アルミニウム基複合材は、アルミニウム合金にSiCセラミック等の粒子や繊維を分散させたものである。
このアルミニウム基複合材製ブレーキディスクは、軽量で優れた摺動特性を有するが、締結に使用されるボルト、ナット、座金等の鋼製の締結用部品よりも軟らかいので、これらの締結用部品がブレーキディスクのボルト孔縁部に食い込んで段差ができ、この段差ができたボルト孔縁部に、摩擦発熱に起因する熱応力等によって応力集中が生じ、クラックが発生しやすくなる問題があった。
このブレーキディスクへの締結用部品の食い込みを防止するブレーキディスクの締結構造としては、位置合わせした鉄道用車輪と一対のブレーキディスクの各ボルト孔にカラーを通し、このカラーの両端を鉄道用車輪の両側に重ね合わせたブレーキディスクから突出させて、カラーにボルトを挿入し、ボルトの頭部側とボルトの先端部に螺着されるナット側とで、それぞれブレーキディスクとの間に弾性復元力を有する座金を介装することにより、ナットの締付け側への移動をカラーで規制して、弾性復元力を有する座金でブレーキディスクを一定の締付け力で締結する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−240697号公報
特許文献1に記載されたブレーキディスクの締結構造は、上述したブレーキディスクへの締結用部品の食い込みは防止できるが、肉厚の薄い筒状のカラーがナットの締付け力で座屈しやすくなる。ブレーキディスクの熱膨張による拡径を考慮して、ボルト孔をディスク半径方向にやや長い長孔とする場合は、カラーがより座屈しやすくなる。このカラーの座屈は外部からの確認が困難であるので、過度の締付けによりブレーキディスクに段差が発生する恐れがある。
なお、カラーの座屈を防止するためには、カラーの肉厚を厚くすればよいが、カラーの肉厚を厚くするとブレーキディスクのボルト孔が大きくなり、ブレーキディスクの強度が低下する。
そこで、本発明の課題は、締結用部品をブレーキディスクに食い込ませることなく、ブレーキディスクを安定して締付けることができるブレーキディスクの締結構造を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、鉄道用車輪の両側に、一対のアルミニウム基複合材製ブレーキディスクをボルトとボルトの先端側に螺着されるナットで締結し、ナットとブレーキディスクとの間に弾性復元力を有する座金を介装したブレーキディスクの締結構造において、前記ナットが螺着されるボルトの先端側を小径部とする段差を設け、この段差で前記ナットの締付け側への移動を規制する構成を採用した。
すなわち、ナットが螺着されるボルトの先端側を小径部とする段差を設け、この段差でナットの締付け側への移動を規制することにより、弾性復元力を有する座金によってブレーキディスクを一定の締付け力で締付けて、締結用部品をブレーキディスクに食い込ませることなく、ブレーキディスクを安定して締付けることができるようにした。弾性復元力を有する座金としては、ばね座金や皿ばね座金等を用いることができる。
前記弾性復元力を有する座金とブレーキディスクとの間に平座金を介装することにより、ばね座金や皿ばね座金等の弾性復元力を有する座金のブレーキディスクへの当たりを均等に分散させることができる。
本発明のブレーキディスクの締結構造は、ナットが螺着されるボルトの先端側を小径部とする段差を設け、この段差でナットの締付け側への移動を規制するようにしたので、弾性復元力を有する座金によってブレーキディスクを一定の締付け力で締付けて、締結用部品をブレーキディスクに食い込ませることなく、ブレーキディスクを安定して締付けることができる。
前記弾性復元力を有する座金とブレーキディスクとの間に平座金を介装することにより、ばね座金や皿ばね座金等の弾性復元力を有する座金のブレーキディスクへの当たりを均等に分散させることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。このブレーキディスクの締結構造は、図1に示すように、鉄道用車輪1の両側に、一対のアルミニウム基複合材製ブレーキディスク2をボルト3とナット4で締結したものである。各ディスク2の表面側には平坦な摺動面5が、裏面側には放熱用のフィン6が設けられ、ブレーキパッド7が両側から各摺動面5に押し付けられるようになっている。
前記ボルト3は、その頭部3aと一方のディスク2との間に平座金8aを介装して、鉄道用車輪1と各ブレーキディスク2のボルト孔1a、2aに嵌挿され、その先端側に螺着されたナット4と他方のディスク2との間に、平座金9、弾性復元力を有する座金としての複数の皿ばね座金10および平座金8bが介装されている。各ディスク2のボルト孔2aは、ディスク2の熱膨張による拡径を考慮して、その半径方向にやや長い長孔とされている。
図2に拡大して示すように、ナット4はボルト3の先端側に設けられた段差3bの先の小径部3cに螺着され、平座金9を介してこの段差3bによって締付け側への移動を規制されている。したがって、各ディスク2は皿ばね座金10の弾性復元力によって、各平座金8a、8bを介して一定の締付け力で安定して締付けられる。なお、各平座金8a、8bの厚みは、締付け時にブレーキディスク2の表面からボルト3の段差3bまでの距離を測定し、その測定値に応じて調整することができる。
また、上述した実施形態では、ナット側にのみ弾性復元力を有する皿ばね座金を介装したが、ボルトの頭部側にも皿ばね座金を介装してもよい。また、弾性復元力を有する座金としては、ばね座金等の他の種類のものを用いてもよい。
ブレーキディスクの締結構造の実施形態を示す縦断面図 図1の要部を拡大して示す断面図
符号の説明
1 鉄道用車輪
1a ボルト孔
2 ブレーキディスク
2a ボルト孔
3 ボルト
3a 頭部
3b 段差
3c 小径部
4 ナット
5 摺動面
6 フィン
7 ブレーキパッド
8a、8b、9 平座金
10 皿ばね座金

Claims (2)

  1. 鉄道用車輪の両側に、一対のアルミニウム基複合材製ブレーキディスクをボルトとボルトの先端側に螺着されるナットで締結し、ナットとブレーキディスクとの間に弾性復元力を有する座金を介装したブレーキディスクの締結構造において、前記ナットが螺着されるボルトの先端側を小径部とする段差を設け、この段差で前記ナットの締付け側への移動を規制するようにしたことを特徴とするブレーキディスクの締結構造。
  2. 前記弾性復元力を有する座金とブレーキディスクとの間に平座金を介装した請求項1に記載のブレーキディスクの締結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2551075A (en) * 2011-07-22 2017-12-06 Joy Mm Delaware Inc Chain tension sensor

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