JP2006171970A - 監視システム - Google Patents

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年晴 延命
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Abstract

【課題】 子供の安全を確実に確保することができる監視システムを提供する。
【解決手段】 現在位置算出処理(S50)で現在位置を算出し、監視域内に子供が位置しているか判定する(S52)。この判定(S52)で、子供が監視域内にいないと判定いると判定されたら引き続き監視を行い(S52:YES)、子供が監視域外に出たと判定され(S52:NO)、報知信号を受信した地域端末から応答信号を受信したら(S62:YES)、警報音を鳴動する(S64)している。従って、この監視システムを用いると、子供が監視域外に出たときは、地域端末から応答信号を発信することによって、警報音が発信され、子供の周囲の人々の視線が子供に集まるので、子供の連れ去り事件等を確実に防止することができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、人々の安全、とりわけ、児童や老人の安全を確保するための監視システムに関する。
近年、連れ去り事件の増加など、子供を取り巻く環境が悪化しているため、子供の安全を懸念する保護者から、子供の安全を確保することができるシステムのニーズが増えている。そのニーズに応える一つの方法として、現在、子供の居場所を探知するシステムが実施されている(非特許文献1)。
このシステムは、子供が所有するランドセル等にGPS受信機を備える端末を取り付け、GPS受信機で特定された現在位置情報を、携帯電話回線を使って位置情報サービスセンターに送るよう構成されている。そして、親等が携帯電話等を使って、その位置情報サービスセンターに問い合わせをすると、位置情報サービスセンターから子供のランドセルに取り付けられた端末の位置情報、すなわち子供の現在位置情報がその携帯電話等に送られてくるよう構成されている。そのためこのシステムを用いると、親は子供の現在位置を適格に把握することができるので、子供が離れた位置にいても、親は安心することができる。
ITビジネス&ニュース、子どもの居場所を探知、インターネット(URL:http://it.nikkei.co.jp/it/news/topics.cfm?i=20041027zn004zn)
しかし、上記システムは、親が子供の現在位置を知ることができるだけのシステムであるため、仮に子供の連れ去り事件が発生しても、親は事件が発生したことのみを把握できるだけである。そのため、従来のシステムでは、子供の連れ去り事件の発生を防ぐ等、子供の安全を確保することが容易ではないという問題があった。
そこで本発明では、子供の安全を確保することができる監視システムを提供することを目的とする。
上述した問題点を解決するためになされた請求項1に記載された監視システムは、請求項1に記載したように、携帯型の移動端末と、地域に設置される地域端末とを備えた監視システムであって、上記移動端末に監視範囲を設定する監視範囲設定手段と、上記移動端末の現在位置を計測する現在位置計測手段と、上記設定された監視範囲と、上記計測した現在位置とを対比して、上記現在位置が該監視範囲の外であるかを判断する監視範囲外判断手段と、上記現在位置が上記監視範囲の外であると判断した場合に、報知信号を送信する報知信号送信手段と、上記地域端末に備えられ、上記報知信号を受信する報知信号受信手段と、上記報知信号を受信した場合に、該報知信号の受信を報知する受信報知手段とを備えることを特徴とする。
この監視システムを用いると、電車、デパート、商店街等の地域に地域端末を設置しておけば、親等の監視者が設定した監視範囲の外に子等の被監視者が出ると、その旨が地域端末に報知される。すると、被監視者は、この地域端末に報知があったことを知った地域人々に監視されることとなる。従って、本発明の監視システムを用いると、被監視者の監視を地域ぐるみで行うことができるので、子供の連れ去り事件等、被監視者の安全を確保することができる。
ところで、監視範囲外に出た被監視者を地域の人々がすばやく発見するには、請求項2に記載したように、上記地域端末に備えられ、操作信号を入力する操作信号入力手段と、上記操作信号入力手段が操作信号を入力した場合に、上記報知信号を送信した移動端末に応答信号を送信する応答信号送信手段と、上記移動端末に備えられ、上記応答信号を受信する応答信号受信手段と、上記応答信号を受信した場合に、音響を出力する音響出力手段とを備えるとよい。このシステムを用いると、地域端末を操作すれば移動端末から警報が出力されるので、その警報をたよりに子供をすばやく発見して保護することができる。また、このように警報を行えば、周囲の人々の視線がその子供に集まり、連れ去り難くなるので、子供等の被監視者の安全をより確実に確保することができる。
次に、請求項3に記載したように、上記報知信号送信手段が送信する報知信号は、識別情報を含み、上記応答信号送信手段は、上記報知信号受信手段によって受信された報知信号から識別情報を検出して、該識別情報に基づいて応答信号を生成するとよい。このようにすれば被監視者が複数いる場合でも、地域端末側で被監視者を個別に特定することができる。
次に、請求項4に記載したように、上記音響出力手段は、上記受信した応答信号が上記報知信号送信手段から送信した報知信号に含まれる識別情報に基づく場合に、音響を出力するとよい。このようにすると、報知信号が一斉に報知されても、識別情報を付加した特定の被監視者の移動端末からのみ警報を出力することができる。
尚、地域端末は、駅の構内、電車の運転席、インターチェンジ、交番、その他のどのような場所に設けてもいい。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の監視システムのブロック図、図2はランドセル及びカバンの斜視図である。
本実施形態の監視システム1は、図1に示すように、携帯電話3、移動端末5、地域端末7とを備えている。
携帯電話3は、CPUその他の制御素子からなる中央制御装置30、テンキーやスクロールキーその他の入力装置からなる操作装置32、一般公衆電話回線と無線通信するための無線通信装置34と、書き込みと消去が可能なメモリ36と、モニタ38と、その他の装置40とを備えている。
移動端末5は、CPUその他の制御素子からなる中央制御装置50、GPS衛星から受信した位置計測用信号に基づいて現在位置を算出するGPS受信機52、一般公衆電話回線と無線通信するための無線通信装置54と、書き込みと消去が可能なメモリ56と、警報音を出力するスピーカ58と、その他の装置60とを備えている。
地域端末7は、パーソナルコンピュータ装置からなり、CPUその他の制御素子からなる中央制御装置70、テンキーやマウスその他の入力装置からなる操作装置72、一般公衆電話回線と通信するための通信装置74と、モニタ78と、その他の装置80とを備えている。
一般公衆回線9は、携帯電話会社や固定電話会社の電話回線やインターネット電話を含めた、本実施形態の監視システム1を実現可能な通信回線であって、携帯電話3と移動端末5との間では無線通信可能であり、地域端末7との間では有線通信可能なものである。
この監視システム1を用いて、地域ぐるみで子供を見守るには、携帯電話3は親が所持し、移動端末5は対象となる子供が所持し、地域に地域端末7を設置する。ただし、移動端末5は、図2に示すように、ランドセル5aや通学用のかばん5bなど、子供が常に所持しているものに取り付けられていることが望ましい。また、この移動端末5は、子供が見守られていると安心する場所であることが好ましく、ランドセル5aやかばん5b等の蓋を止める金具部分等、子供が必ず目にするところに設置するのが好ましい。地域端末7は、駅のホーム、交番、スーパー(図4参照)、デパート、列車の運転席、インターチェンジその他の各種地域施設に設置する。
次に、本実施形態の監視システム1を構成する携帯電話3で実行される処理について説明する。
ここで、図3は携帯電話3で実行される立回範囲設定処理のフローチャートで、子供が立ち回りそうな範囲(以下「立回範囲」という)を設定する処理である。
この立回範囲設定処理(S3)を実行するプログラムは、携帯電話3にインストールされ、モニタ38に一覧形式で選択可能に表示されたさまざまな機能から、立回範囲を設定する処理を実行する機能を、操作装置32を操作して選択すると開始され、以下に説明するS30〜S44の各ステップの処理を実行する。尚、以下では、特に説明しない限り、ステップ番号が小さいものから大きいものを順次実行する。
S30では、カウンタ値を「1」に設定し、中央制御装置30を構成する図示しないRAMにカウンタ値「1」を記憶する。
S32では、携帯電話3のモニタ38に「地点〜を設定してください」と表示する。この表示はカウンタ値に応じて行われ、例えばカウンタ値が「1」の場合「地点1を設定してください。」、カウンタ値が「5」の場合「地点5を設定してください」との表示がモニタ38になされる。
S34では、地図選択処理を実行する。このS34が開始されると、中央制御装置30は、モニタ38にまず地図を表示する。このとき表示する地図は、外部に記憶された地図のデータベースからダウンロードしたものでもよいし、携帯電話3に予め記憶されている地図でもよい。また表示する地点は、操作装置32を操作して、住所等を入力して特定してもよいし、携帯電話3が無線通信を行っている一般公衆回線9の通信施設の所在地から特定してもよく、その他どのような方法で特定してもよい。ただ、このとき表示される地図は、携帯電話3のモニタ38の画面が小さいので、情報量としては図4に示すような地図を表示可能だとしても、図5に示すように、地図の縮尺に応じて幹線道路等や大型施設等のみを表示した、表示地点が特定可能な地図である。
S36では、地点選択処理(S36)を実行する。この処理(S36)では、地点1を特定するため、S34で表示された地図より縮尺の大きな地図で、ユーザーが意図する地点1を含む地図を表示する指示が操作装置32からなされると、ユーザーからの指示に従った地点および縮尺の地図を携帯電話3のモニタ38に表示する処理を実行する。具体的には、被監視者である親が、「地点1」として自宅を選択したときは、図4の点線で示したように、自宅を含む、当初表示よりも大きな縮尺の地図m1が、図6に示すように、携帯電話3のモニタ38に表示される。そして、モニタ38に表示された地図m1上に表示された自宅が、操作装置32を操作してモニタ38に表示されたポインタ等によって特定されると、自宅の位置情報(緯度、経度)が地点1の位置情報としてメモリ36に記憶される。
S38では、他の地点も特定するか問い合わせる表示をモニタ38に対して行い、他の地点を特定するとの操作があった場合(S38:YES)、中央制御装置30に記憶されたカウンタ値を一つプラスする処理を実行して(S40)、その値を記憶する処理を実行し、再びS32〜S38の処理を実行する。そして、以下S30〜S40の処理を繰り返し実行して、地点2〜地点nを、地点1を特定した方法と同じ方法で特定する。するとメモリ36には、図7に示すように、各地点の位置情報が記憶される。一方、すべての地点の特定が終了したら(S38:NO)、S42の処理を実行する。
S42では、メモリ36に記憶された各地点の位置情報から、本実施形態の監視システム1で監視すべき範囲を設定する処理(以下、「監視範囲設定処理」と呼ぶ)を実行する。監視範囲の特定の仕方は、どのようなものでもよいが、例えば、子供が立ち回ることが想定される地点を5点を特定した場合(例えば、地点1自宅、地点2友達宅、地点3学校、地点4学習塾、地点5スーパー)、図8(a)に示すように、各地点1〜5近隣の道路を輪郭線状にたどり、その輪郭線の所定の幅を監視範囲(斜線部分)としてもよい。このような監視範囲の設定の仕方は、通学路から、子供が外れないか監視する場合に有用と思われる。そのほか、図8(b)に示すように、各地点1〜5を結んだ輪郭線をたどった内側、あるいは、図8(c)に示すように、各地点1〜5を結んだ輪郭線をたどった内側と、その外側の所定幅を監視範囲としてもよく、これら以外のどのような方法で監視範囲を設定してもよい。
S44では、監視範囲に関する情報(以下「監視範囲情報」という)をメモリ36に記憶し、無線通信装置34により、監視範囲情報を、一般公衆回線9を介して移動端末5に送信する処理を実行して、本立回範囲設定処理(S3)を終了する。
尚、移動端末5は、監視範囲情報を携帯電話3から受信すると、同情報をメモリ58に記憶する。
次に、移動端末5で実行される監視処理について説明する。
ここで、図9は、監視処理のフローチャートである。
この監視処理(S5)は、携帯電話3から監視処理を開始する旨の信号を無線通信装置54を介して受信したり、図示しない開始ボタンが押下されると開始され、以下に説明するS50〜S68の各ステップの処理を実行する。尚、以下では、特に説明しない限り、ステップ番号が小さいものから大きいものを順次実行する。
S50では、GPS受信機52を用いてGPS衛星からの計測信号の受信を開始し、その計測信号から移動端末5がその計測信号を受信した位置、すなわち、移動端末5が取り付けられたランドセル5aを背負った子供の現在位置に関する現在位置情報を算出する現在位置算出処理を実行する。
S52では、携帯電話3から受信してメモリ58内に記憶されている監視範囲情報と現在位置情報とを比較する処理を実行する(S52)。この処理(S52)を実行すると、移動端末5が取り付けられたランドセル5aを背負った子供が監視範囲内にいるか否かが分かる。そして、この比較処理(S52)で、現在位置が監視範囲の範囲内、すなわち子供が監視範囲内にいると判定したら(S52:YES)、GPS受信機52が新たに受信した計測信号に基づいて再び現在位置情報を算出する処理(S50)を実行して、その新たに算出された現在位置情報と監視位置情報とを比較する処理を繰り返し実行する(S52)。一方、この比較処理(S52)で、現在位置が監視範囲の範囲外、すなわち子供が監視範囲外に出たと判定されたら(S52:NO)、S54〜58を実行する。
S54では、無線通信装置54を用いて一般公衆回線9と通信し、報知信号を地域端末7に送信する。このとき、移動端末5を所持する子供の特徴を示す個人情報と、各移動端末5に割り当てられた識別情報を含む報知信号と共に送信する。またこの報知信号の送信とともに、現在位置情報を含む信号を携帯電話3に送信する処理を実行する。その後、S56では、GPS受信機52が新たに受信した計測信号に基づいて現在位置を算出する処理を実行して、S58では、その新たに算出された現在位置の現在位置情報と監視範囲情報とを比較する処理を実行する。尚、携帯電話3では、S54で現在位置情報が送信されると、携帯電話3では、着信音を発し、地図とともに、現在位置情報に基づいて移動端末5の現在位置、すなわち子供の現在位置をモニタ38に表示する処理が実行される。そのため親は、携帯電話3により、子供が監視範囲外に出てどこにいるかを、子供が監視範囲外に出たら即座に知ることができる。尚、このとき携帯電話3のモニタ38には監視範囲も表示するようにしてもよい。
S58では、現在位置が監視範囲の範囲内、すなわち子供が監視範囲内に戻ったと判定したら(S58:YES)、報知信号と現在位置情報の送信を停止して(S60)、再び、現在位置情報を算出する処理(S50)以下の処理を実行する。一方、現在位置が監視範囲の範囲外にある、すなわち、新たに算出された現在位置情報でも子供が監視範囲内に復帰していないと判断されたら(S58:NO)、S62を実行する。
S62では、地域端末7から一般公衆回線9を介して、迷子等の緊急時に地域端末7から発信される応答信号であって、S54で報知信号とともに送信した識別情報を含む応答信号を無線通信装置54が受信しているか否かを判定する。この判定(S62)で、無線通信装置54が、識別情報により自己の応答信号を受信していないと判定したら(S62:NO)、現在位置情報の送信を継続し(S54)、監視範囲内に復帰したか否かを判定して(S58)、監視範囲内に復帰していないと判定したら(S58:NO)、再び応答信号の受信の有無を判定し(S62)、監視範囲内に復帰していると判定したら(S58:YES)、報知信号および現在位置情報の送信を停止する処理を行って(S60)、現在位置情報を算出する処理(S50)以下の処理を実行する。
一方、この判定(S62)で、移動端末5が応答信号を受信していると判定したら(S62:YES)、スピーカ56を介して警報音を鳴動する(S64)。そして、地域端末7から解除信号を受信しているか、あるいは、図示しない解除ボタンが押下されているかを判定して、警報音の鳴動の解除を実行するか否かを判定し(S66)、解除信号を受信等していない場合は(S66:NO)、警報音を継続して鳴動させる。一方、解除信号を受信等している場合は(S66:YES)、警報音を停止させて、本監視処理(S5)を終了する。
次に、地域端末7で実行される見守処理(S7)について説明する。
ここで、図10(a)は、見守処理(S7)のフローチャート、図10(b)は、モニタ78に表示される画面を示している。
この見守処理(S7)は常時実行されており、以下に説明するS70〜S76の各ステップの処理を実行する。
S70では、この見守処理(S7)を開始すると最初に実行されるステップで、前述した監視処理(S5)において、移動端末5から発信され一般公衆回線9を介して受信した報知信号を受信したか否かが判定される。このS70で報知信号を受信していないと判定されると(S70:NO)、報知信号を受信するまで待機する。一方、報知信号を受信したと判定すると(S70:YES)、S72を実行する。
S72では、報知信号を受信した旨を、報知信号に付随する個人情報に関する表示を行う処理を実行する。 具体的には、個人情報が子供の名前、年齢、服装等の子供を特定するための情報であるので、図10(b)に示すように、モニタ78上に子供の名前や年齢等の個人情報を表示してもよいし、音声で子供の名前や年齢等を読み上げてもよい。そしてこのS72の処理を終了すると、次にS74を実行する。
S74では、応答信号を発信するよう指示する操作が操作装置72に対してなされ、中央制御装置70が操作装置72から操作信号を受信したか否かを判定する処理を実行する。このS74において、応答信号を発信するよう指示する操作信号を受信していないと判定した場合は、再び報知信号を受信しているか否かを判定し(S70)、報知信号を継続して受信している場合は、モニタ表示を継続して行い(S72)、再び操作信号を受信したか否かを判定する。一方、このS74において、応答信号を発信するよう指示する操作が操作装置72に対してなされると、通信装置74が受信した報知信号から識別情報を検出して、識別情報に基づいて生成した応答信号を通信装置74を用いて一般公衆回線9を介して移動端末5に送信して、S76を実行する。
S76では、警報を解除するよう指示する操作が操作装置72に対してなされたか否かを判定する処理を実行し、操作がなされるまで待機する(S76:NO)。そして、警報を解除するよう指示する操作がなされると(S76:YES)、応答信号の送信を停止し、再び報知信号を受信したか否かを判定する処理(S70)を実行する。
以上説明した監視システム1を用いると、以下のような作用・効果がある。
この監視システム1では、電車、デパート、商店街等の地域に地域端末7を設置して、親等の監視者が設定した監視範囲の外に子等の被監視者が出ると、その旨を地域端末7に報知するよう構成されている。そのため、例えば、図8では線路部分は監視範囲外に設定されているが、この図8において、地域端末7が列車の車掌室に取り付けられ、監視範囲の外に出た子供がその列車に乗った場合、監視範囲外に出た被監視者がその列車に乗車すると、その列車の地域端末に報知される。そのため、まず車掌が親の監視範囲外に出た子供がいることを知ることができる。そして車掌が地域端末7を操作すれば、移動端末5から警報音が発生するので、乗客の視線がその子供に集まって連れ去りが行い難くなり、車掌もその子供をすばやく発見して保護することができる。
従って、この監視システム1を用いると、子供等の被監視者が監視者の監視範囲外に出たとき、子供を連れ去り事件等が発生し難い状況を作ると共に、その子供を簡単に発見して保護することができるので、子供の連れ去り事件等の発生を確実に防止することができる。また、監視範囲内で子供が連れ去られたとしても、監視範囲外に出ると地域端末7に報知され、警報音が鳴るので、子供の連れ去り事件が発生していることを子供の周囲の人々が瞬時に知ることになる。そのため、仮に、監視範囲内で子供の連れ去り事件が発生しても、犯人が目撃される機会が多くなるため、事件を早期に解決することができる。さらに、この監視システム1では、子供等の被監視者が監視範囲外に出ると、親等の監視者が所持する携帯電話3にも被監視者の現在位置が通知されるので、子供が監視範囲外に出たことを知った親は、必要に応じて地域端末7が設置されている施設に連絡し、警報してもらうことによって、地域の人々に子供をすばやく保護してもらうこともできる。
次に、この監視システム1では、監視範囲を携帯電話3で設定できるので、子供に知られることなく監視範囲を変えることができる。そのため、親の監視を嫌がる子供の気持ちに配慮すると共に、子供の行動範囲の変化に応じて監視範囲を自由に変えることができる。
次に、この監視システム1では、移動端末5は、子供が監視範囲外に出たと判定したら、携帯電話3に位置情報を送信し、携帯電話3は、移動端末5から受信した位置情報に基づいて、周囲の地図とともに子供の位置をモニタに表示しているので、子供の連れ去り事件が発生しても、親等の監視者は子供の居場所を警察等に適格に伝えることができる。そのため、事件が発生しても、その事件を早期に解決することができる。
尚、本実施形態のS30〜S42の処理は本発明の監視範囲設定手段に相当し、以下、S50、S56の処理が現在位置計測手段に、S52の処理が監視範囲外判断手段に、S54の処理が報知信号送信手段に、S70が報知信号受信手段に、S72が受信報知手段に、操作装置72が操作信号入力手段に、S74の処理が応答信号送信手段に、S62が応答信号受信手段に、S64の処理が音響出力手段に相当する。
以上本発明の一実施形態ついて説明したが、本発明はこの実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、子供を見守るシステムについて説明したが、徘徊クセのある老人や、その他精神的な弱者等、行動を監視する必要のある人の行動を監視するシステムとしても利用することができる。
上記実施形態では、移動端末5から警報音を発生する形態について説明したが、発光信号その他、周囲の人々が警報であることが分かるような形の報知が行われれば、どのような方法で移動端末5から警報を発するように構成してもよい。
上記実施形態では、地域端末7と一般公衆回線9とは有線による通信を可能としたが、無線通信でもよい。また、移動端末5と地域端末7との間の通信は、一般公衆回線9を介さず、直接行ってもよい。
移動端末5の無線通信装置34は、識別情報を含んだ無線信号を送信する構成を有する。
地域端末7の無線通信装置54は、無線通信装置34が送信した無線信号を受信する構成を有する。これらは無線通信装置34から無線通信装置54に直接伝達される。受信可能距離は、10メートル程度あればよい。又、無線信号の周波数は、1種類でもよい。無線通信装置34や無線通信装置54は、公衆回線に接続する構成を有さないものでもよい。
また、地域端末7の無線通信装置54は、識別情報を含んだ応答無線信号を送信する構成を有する。
移動端末5の無線通信装置34は、識別情報を含んだ応答無線信号を受信する構成を有する。
これらは、無線通信装置54から無線通信装置34に直接伝達される。受信可能距離は、20m程度あればよい。また、無線信号の周波数は、1種類でも良い。
公衆回線を利用しない構成を採用することで、構造の簡素化や電源消費量の低減を図ることができる。
移動端末5をランドセル5aの金具部分に取り付ける場合には、GPSアンテナを空が見渡せる位置に設置することで、GPS信号の受信強度が高まり、位置検出の精度の向上や建物内等のGPS信号が低下する環境での検出状態が向上される。
S44の送信処理では、携帯電話3と、移動端末5とを直接データテーブルで接続して、あるいは無線ネットワークで接続して、情報を転送する構成にしてもよい。
S64の警報音は、音声メッセージであっても良い。例えば、「保護してください」など音声にすることで、警報音の趣旨が誰にでも理解でき、保護される確率が向上する。
本実施形態の監視システムのブロック図である。 移動端末を取り付けたカバンの斜視図で、(a)はランドセル、(b)はリュック式のカバンである。 立回範囲設定処理のフローチャートである。 地図の具体例である。 携帯電話の正面図である。 携帯電話の正面図である。 携帯電話のメモリに記憶された各地点と位置との関係を示した表である。 立回範囲の具体例の説明図である。 監視処理のフローチャートである。 見守処理のフローチャート及び地域端末のモニタ画面である。
符号の説明
1…監視システム、3…携帯電話、5…移動端末、5a…ランドセル、7…地域端末、9…一般公衆回線、30…中央制御装置、32…操作装置、34…無線通信装置、36…メモリ、38…モニタ、50…中央制御装置、52…GPS受信機、54…無線通信装置、56…スピーカ、58…メモリ、70…中央制御装置、72…操作装置、74…通信装置、76…メモリ、78…モニタ

Claims (4)

  1. 携帯型の移動端末と、地域に設置される地域端末とを備えた監視システムであって、
    上記移動端末に監視範囲を設定する監視範囲設定手段と、
    上記移動端末の現在位置を計測する現在位置計測手段と、
    上記設定された監視範囲と、上記計測した現在位置とを対比して、上記現在位置が該監視範囲の外であるかを判断する監視範囲外判断手段と、
    上記現在位置が上記監視範囲の外であると判断した場合に、報知信号を送信する報知信号送信手段と、
    上記地域端末に備えられ、上記報知信号を受信する報知信号受信手段と、
    上記報知信号を受信した場合に、該報知信号の受信を報知する受信報知手段と
    を備えることを特徴とする監視システム。
  2. 上記地域端末に備えられ、操作信号を入力する操作信号入力手段と、
    上記操作信号入力手段が操作信号を入力した場合に、上記報知信号を送信した移動端末に応答信号を送信する応答信号送信手段と、
    上記移動端末に備えられ、上記応答信号を受信する応答信号受信手段と、
    上記応答信号を受信した場合に、音響を出力する音響出力手段と
    を備えることを特徴とする請求項2記載の監視システム。
  3. 上記報知信号送信手段が送信する報知信号は、識別情報を含み、
    上記応答信号送信手段は、上記報知信号受信手段によって受信された報知信号から識別情報を検出して、該識別情報に基づいて応答信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
  4. 上記音響出力手段は、上記受信した応答信号が上記報知信号送信手段から送信した報知信号に含まれる識別情報に基づく場合に、音響を出力することを特徴とする請求項3に記載の監視システム。
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