JP2006166294A - 撮像装置及び撮像素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の露光時間による画像信号で合成された画像の乱れを少なくすること。
【解決手段】 撮像素子2で受光が開始され、受光によって各画素列が電荷を蓄積しているときに、蓄積された電荷を所定画素列に破棄させるようにした。そのため、前記所定画素列における露光の開始タイミングを実質的に遅らせることができる。そして、前記所定画素列では短露光時間や超短露光時間で受光された画像信号を取得させることができ、また同時に、その他の画素列では標準露光時間で受光された画像信号を取得させることができる。その結果、標準露光時間の受光による画像信号と短露光時間や超短露光時間の受光による画像信号とを同時に取得することができ(被写体の位置や状態を等しくすることができ)、標準露光時間に短露光時間や超短露光時間での受光で取得された画像信号を合成した場合に、その合成によって生成される画像の乱れを少なくすることができる。
【選択図】 図9
【解決手段】 撮像素子2で受光が開始され、受光によって各画素列が電荷を蓄積しているときに、蓄積された電荷を所定画素列に破棄させるようにした。そのため、前記所定画素列における露光の開始タイミングを実質的に遅らせることができる。そして、前記所定画素列では短露光時間や超短露光時間で受光された画像信号を取得させることができ、また同時に、その他の画素列では標準露光時間で受光された画像信号を取得させることができる。その結果、標準露光時間の受光による画像信号と短露光時間や超短露光時間の受光による画像信号とを同時に取得することができ(被写体の位置や状態を等しくすることができ)、標準露光時間に短露光時間や超短露光時間での受光で取得された画像信号を合成した場合に、その合成によって生成される画像の乱れを少なくすることができる。
【選択図】 図9
Description
本発明は、種々の露光時間による受光で取得される複数の画像を合成して、ダイナミックレンジの広い画像を生成可能な撮像装置(デジタルスチルカメラ)及び当該撮像装置に好適な撮像素子に関する。
従来、この種の撮像装置としては、標準露光時間による受光によって画像を取得した後、その標準露光時間より短い短露光時間による受光によって画像を取得し、さらに、標準露光時間で取得された画像内で輝度値がダイナミックレンジの最大値となっている画素を短露光時間で取得された画像内の画素と置き換えることで、ダイナミックレンジの広い画像を生成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003―198948号公報
しかしながら、上記従来の撮像装置にあっては、標準露光時間による受光が終了した後に、短露光時間による受光を開始するようになっているため、例えば、被写体に動きが場合、標準露光時間による受光によって取得される画像と、短露光時間による受光によって取得される画像とでは、被写体の状態が変化してしまい、その結果、前記置き換えによって生成される画像が乱れてしまう(不自然な画像となってしまう)恐れがあった。特に、デジタルスチルカメラにおいては、高精細、高画質な静止画を出力する必要があり、前記の如く2段階露光の方式は適さない。
本発明は、上記従来の技術の未解決の課題を解決することを目的とするものであって、複数の画像を合成する場合に、その合成によって生成される画像の乱れを少なくすることが可能な撮像装置(デジタルスチルカメラ)及び当該撮像装置に好適な撮像素子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、撮像素子の全画素に一括的にリセットを行わせ、その後、露光を開始し、露光時間経過した後に露光を終了させ、その後に前記撮像素子の各画素に蓄積された電荷を出力させる撮像装置であって、前記撮像素子は、その露光領域が論理的に領域分割され、前記一括リセットに先行して前記撮像素子の領域毎の露光状態を検出する露光状態検出手段と、その検出された露光状態に基づいて前記露光を開始後から前記露光終了までの間に前記撮像素子の所定領域毎にリセットを行わせるリセット制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の撮像素子は、全画素に一括的にリセットを行い、その後、露光を開始し、露光時間経過した後に露光が終了され、その後に各画素に蓄積された電荷を出力する撮像素子であって、前記撮像素子は、所定画素群毎にリセットを行う部分リセット手段を備え、前記部分リセット手段は、前記露光を開始後から前記露光終了までの間に、所定画素群毎に独立にリセット動作を行うことを特徴とする。
この構成によれば、所定画素領域における露光の開始タイミングを実質的に遅らせることができるため、前記所定画素領域を標準露光時間より短い露光時間(短露光時間)だけ露光させることができ、また同時に、前記所定画素領域以外の画素領域を標準露光時間で露光させることができる。その結果、標準露光時間の露光で蓄積される電荷と短露光時間の露光で蓄積される電荷とを同時に取得することができ、例えば、標準露光時間の露光を終了させた後に、短露光時間の露光を開始させる方法に比べ、露光時間の異なる複数の画像を合成する場合に、その合成で生成される画像の乱れを少なくすることができる。
また、本発明の撮像装置は、前記リセット制御手段は、前記露光状態検出手段は、前記撮像素子の露光領域を構成する画素列毎に露光状態を検出し、前記リセット制御手段は、前記撮像素子の露光領域を構成する画素列毎にリセットタイミングを設定させるようにしてもよい。
さらに、前記露光状態検出手段は、前記撮像素子の露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎に露光状態を検出し、前記リセット制御手段は、前記撮像素子の露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎にリセットタイミングを設定させるようにしてもよい。
さらに、前記露光状態検出手段は、前記撮像素子の露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎に露光状態を検出し、前記リセット制御手段は、前記撮像素子の露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎にリセットタイミングを設定させるようにしてもよい。
また、本発明の撮像素子は、前記部分リセット手段は、露光領域を構成する画素列毎にリセットタイミングを設定させるようにしてもよい。
さらに、前記部分リセット手段は、露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎にリセットタイミングを設定させるようにしてもよい。
この構成によれば、例えば、所定画素列に飽和画素がない場合には、その所定画素列におけるリセットタイミングを早いタイミングに設定し、より長い露光時間となるようにし、また、所定画素列に所定数以上の飽和画素がある場合には、その所定画素列におけるリセットタイミングを遅いタイミングに設定し、より短い露光時間となるようにして飽和画素を削減することで、各画素列それぞれでS/N比を向上させると共に、飽和画素の数(白とびしてしまう画素の数)を前記所定数より少なくすることができる。
さらに、前記部分リセット手段は、露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎にリセットタイミングを設定させるようにしてもよい。
この構成によれば、例えば、所定画素列に飽和画素がない場合には、その所定画素列におけるリセットタイミングを早いタイミングに設定し、より長い露光時間となるようにし、また、所定画素列に所定数以上の飽和画素がある場合には、その所定画素列におけるリセットタイミングを遅いタイミングに設定し、より短い露光時間となるようにして飽和画素を削減することで、各画素列それぞれでS/N比を向上させると共に、飽和画素の数(白とびしてしまう画素の数)を前記所定数より少なくすることができる。
以下、本発明に係る撮像装置の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
この撮像装置1(デジタルスチルカメラ)は、1フレーム期間に3種類の露光時間(標準露光時間、短露光時間、長短時間露光)で画像を撮像する撮像素子を備える。即ち、この撮像素子は、まず、メカシャッタを閉じて入射光を遮った後、センサセルアレイの各画素列に一括してリセット動作(各画素列に蓄積されている電荷を破棄させる動作)を行う。もしくは、リセット動作を順次全ての画素列分行うことで、一括リセットとする。次に、メカシャッタを開いて各画素に受光を開始させ、第1所定時間(標準露光時間から短露光時間を減じた時間)又は第2所定時間(標準露光時間から超短露光時間を減じた時間)が経過したときに所定の画素列にリセット動作を行う。なお、本実施形態では、それぞれ第1リセットR1、第2リセットR2と呼ぶ。さらに、前記一括のリセット動作が行われてから標準露光時間が経過したときに、メカシャッタを閉じて受光を終了させた後、各画素列に蓄積されている電荷を平面視上側から平面視下側まで順次電荷を読み出すようになっている。そして、撮像装置1にあっては、それら読み出された電荷による画像信号をそれぞれ合成することで、ダイナミックレンジの広い画像を得ることができるようになっている。この様子を示した図が図8である。なお、本実施形態では、一括リセット後に、第1リセットR1及び第2リセットR2を行う(リセット動作を2回行う)例を示したが、これに限られるものではない。例えば、リセット動作を3回以上行うようにしてもよい。
この撮像装置1(デジタルスチルカメラ)は、1フレーム期間に3種類の露光時間(標準露光時間、短露光時間、長短時間露光)で画像を撮像する撮像素子を備える。即ち、この撮像素子は、まず、メカシャッタを閉じて入射光を遮った後、センサセルアレイの各画素列に一括してリセット動作(各画素列に蓄積されている電荷を破棄させる動作)を行う。もしくは、リセット動作を順次全ての画素列分行うことで、一括リセットとする。次に、メカシャッタを開いて各画素に受光を開始させ、第1所定時間(標準露光時間から短露光時間を減じた時間)又は第2所定時間(標準露光時間から超短露光時間を減じた時間)が経過したときに所定の画素列にリセット動作を行う。なお、本実施形態では、それぞれ第1リセットR1、第2リセットR2と呼ぶ。さらに、前記一括のリセット動作が行われてから標準露光時間が経過したときに、メカシャッタを閉じて受光を終了させた後、各画素列に蓄積されている電荷を平面視上側から平面視下側まで順次電荷を読み出すようになっている。そして、撮像装置1にあっては、それら読み出された電荷による画像信号をそれぞれ合成することで、ダイナミックレンジの広い画像を得ることができるようになっている。この様子を示した図が図8である。なお、本実施形態では、一括リセット後に、第1リセットR1及び第2リセットR2を行う(リセット動作を2回行う)例を示したが、これに限られるものではない。例えば、リセット動作を3回以上行うようにしてもよい。
また、その際、この撮像装置1は、先行する露出制御期間において適当な露光時間で撮像動作を行い、撮像素子からの出力を画素列毎に評価し、その評価結果に基づいて、画素列毎に露光時間を設定するようになっている。そして、図8の撮像初期化期間・通信期間にて、画素列毎に設定された露光時間を撮像素子へ出力する。その後、前記露光期間の撮像動作を行う。
<撮像装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態の内部構成を示すブロック図である。この図1に示すように、撮像装置1は、撮像素子2、AFE(Analog Front End)3、及びDSP(Digital Signal Processor)4を含んで構成される。また、図示しないメカニカルシャッタ(メカシャッタ)、電源スイッチ、レリーズボタン及びマイクロコンピュータ(マイコン)を含む。メカシャッタは、撮像素子の受光面への光の入射、遮断を制御するための機構である。電源スイッチは、撮像装置1に電源を印加し、動作を開始させる機構である。レリーズボタンは、利用者が撮像装置に対して静止画像をキャプチャさせる指示を送るための機構である。マイコンは、電源スイッチ、レリーズボタンの状態を監視し、また、メカシャッタの状態を制御する。マイコン、レリーズボタン及びメカシャッタの動作を図8に示す。
図1は、本発明の一実施形態の内部構成を示すブロック図である。この図1に示すように、撮像装置1は、撮像素子2、AFE(Analog Front End)3、及びDSP(Digital Signal Processor)4を含んで構成される。また、図示しないメカニカルシャッタ(メカシャッタ)、電源スイッチ、レリーズボタン及びマイクロコンピュータ(マイコン)を含む。メカシャッタは、撮像素子の受光面への光の入射、遮断を制御するための機構である。電源スイッチは、撮像装置1に電源を印加し、動作を開始させる機構である。レリーズボタンは、利用者が撮像装置に対して静止画像をキャプチャさせる指示を送るための機構である。マイコンは、電源スイッチ、レリーズボタンの状態を監視し、また、メカシャッタの状態を制御する。マイコン、レリーズボタン及びメカシャッタの動作を図8に示す。
図示しないマイコンは、以下の撮像動作(1から5)を行う。なお、「M」で始まる処理はマイコンの処理を示し、「D」で始まる処理はDSP4の処理を示す。
(M1)撮像装置1の電源スイッチにより電源がオン状態とされると、撮像装置1は撮像動作を開始するとともに、マイコンはメカシャッタを開状態とする。そして、DSP4を前述の露光制御期間に入らせる。
(M1)撮像装置1の電源スイッチにより電源がオン状態とされると、撮像装置1は撮像動作を開始するとともに、マイコンはメカシャッタを開状態とする。そして、DSP4を前述の露光制御期間に入らせる。
(D1)DSP4は、露光制御期間に最適な露光条件(露光時間)を決定する。
(M2)その後、利用者によって画角や露出が良好と判断され、レリーズボタンが押されると、メカシャッタを閉状態とし、DSP4を前述の撮像初期化期間・通信期間に入らせる。
(D2)DSP4は、撮像初期化期間・通信期間に入ると、前期決定した露光条件を撮像素子に通信する。また、通信が終了すると、一括リセットコマンドを実行し、また、マイコンに対して通信終了を通知する。以上により、撮像素子2は目的の露光条件となる。
(M2)その後、利用者によって画角や露出が良好と判断され、レリーズボタンが押されると、メカシャッタを閉状態とし、DSP4を前述の撮像初期化期間・通信期間に入らせる。
(D2)DSP4は、撮像初期化期間・通信期間に入ると、前期決定した露光条件を撮像素子に通信する。また、通信が終了すると、一括リセットコマンドを実行し、また、マイコンに対して通信終了を通知する。以上により、撮像素子2は目的の露光条件となる。
(M3)マイコンはDSP4の通信終了を検出すると、メカシャッタを開状態とする。(露光(電荷蓄積)期間になる)。
(M4)マイコンは、露光開始後さらに標準露光時間が経過すると、メカシャッタを閉状態とする。そして、DSP4(撮像素子2)をデータ転送期間とし、DSP4に対して画像データの取り込みと画像処理の動作をさせる。
(M4)マイコンは、露光開始後さらに標準露光時間が経過すると、メカシャッタを閉状態とする。そして、DSP4(撮像素子2)をデータ転送期間とし、DSP4に対して画像データの取り込みと画像処理の動作をさせる。
AFE3は、図2に示すように、撮像素子2(水平転送部11)から転送される信号をクランプ回路17でクランプする。そして、AFE3は、そのクランプされた信号をAMP18で増幅し、その信号をADC19でデジタル画像信号としてDSP4の露出制御部20及び画素値計算部23(後述)に出力する。
DSP4は、図3に示すように、露出制御部20、露出制御RAM21、画素値計算部23及び通信部22を含んで構成される。DSP4に関しては後述する。
DSP4は、図3に示すように、露出制御部20、露出制御RAM21、画素値計算部23及び通信部22を含んで構成される。DSP4に関しては後述する。
ここで、撮像素子2の構成について具体的に説明する。
撮像素子2は、図4に示すように、読み出しラインスキャナ5、通信部6、リセット制御部7、基準タイミング発生部8、駆動パルス発生部9、センサセルアレイ10、及び水平転送部11を含んで構成される。
センサセルアレイ10は、図5に示すように、平面視でマトリックス状に配された複数のセンサセルと、平面視で横方向に並んでいる各センサセル列それぞれに対応して設けられた複数のアドレス線、複数のリセット線及び複数の読み出し線とを含んで構成される。そして、センサセルアレイ10は、撮像レンズ(不図示)で集光された光を各センサセルで電荷に変換して蓄積する。また、対応するリセット線が駆動されるとリセット動作(蓄積中の電荷を破棄する動作)を実行する。さらに、センサセルは、対応する読み出し線が駆動されると蓄積中の電荷を水平転送部11に出力する。
撮像素子2は、図4に示すように、読み出しラインスキャナ5、通信部6、リセット制御部7、基準タイミング発生部8、駆動パルス発生部9、センサセルアレイ10、及び水平転送部11を含んで構成される。
センサセルアレイ10は、図5に示すように、平面視でマトリックス状に配された複数のセンサセルと、平面視で横方向に並んでいる各センサセル列それぞれに対応して設けられた複数のアドレス線、複数のリセット線及び複数の読み出し線とを含んで構成される。そして、センサセルアレイ10は、撮像レンズ(不図示)で集光された光を各センサセルで電荷に変換して蓄積する。また、対応するリセット線が駆動されるとリセット動作(蓄積中の電荷を破棄する動作)を実行する。さらに、センサセルは、対応する読み出し線が駆動されると蓄積中の電荷を水平転送部11に出力する。
水平転送部11は、センサセルアレイ10(1画素列分のセンサセル)から出力された電荷群(1画素列分の電荷)を、信号(電圧)としてAFE3に転送する。
リセット制御部7(後述)は、図6に示すように、通信部6から出力される第1リセット制御データを保持する第1リセット制御レジスタ12と、第2リセット制御データを保持する第2リセット制御レジスタ12とを含んで構成される。そして、リセット線の状態(リセット動作)を制御する。なお、第1リセット制御レジスタ12及び第2リセット制御レジスタ13は、センサセルアレイの画素列の数分のビット数の記憶手段があり、各々のビットが、画素列毎に第1リセット及び第2リセットの動作の実行/不実行を制御する。具体的には、この制御データは、第1リセットタイミング(後述)でリセット動作を行う画素列の行番号に対応するビットは有効「1」とし、リセット動作を行わない他の行番号に対応するビットは無効「0」とする。第2リセットR2(後述)も同様である。
リセット制御部7(後述)は、図6に示すように、通信部6から出力される第1リセット制御データを保持する第1リセット制御レジスタ12と、第2リセット制御データを保持する第2リセット制御レジスタ12とを含んで構成される。そして、リセット線の状態(リセット動作)を制御する。なお、第1リセット制御レジスタ12及び第2リセット制御レジスタ13は、センサセルアレイの画素列の数分のビット数の記憶手段があり、各々のビットが、画素列毎に第1リセット及び第2リセットの動作の実行/不実行を制御する。具体的には、この制御データは、第1リセットタイミング(後述)でリセット動作を行う画素列の行番号に対応するビットは有効「1」とし、リセット動作を行わない他の行番号に対応するビットは無効「0」とする。第2リセットR2(後述)も同様である。
基準タイミング発生部8(後述)は、図7に示すように、第1及び第2リセットタイミングレジスタ14及び15、及び基準タイミング発生部コア16を含んで構成される。そして、撮像素子内部の基準となるタイミングを与えるクロック(パルス)を発生する。なお、第1リセットタイミングレジスタ14は、通信部6から出力される第1リセットタイミングを保持するレジスタである。また、第2リセットタイミングレジスタ15は、通信部6から出力される第2リセットタイミングを保持するレジスタである。
読み出しラインスキャナ5は、センサセルアレイ10の読み出し線を平面視上側から平面視下側まで順次駆動させる制御信号(以下、読み出しライン制御信号とも呼ぶ。)を駆動パルス発生部9に出力する。即ち、後述の基準タイミング発生部8からの読み出し基準パルス信号を画素列単位に順次出力し、画素列単位に読み出し処理を行う。
通信部6は、DSP4の通信部22(後述)から送信されるシリアル通信データをパラレルデータに変換する。本実施形態では、送信されるデータ及びコマンドは、以下の5つである。
通信部6は、DSP4の通信部22(後述)から送信されるシリアル通信データをパラレルデータに変換する。本実施形態では、送信されるデータ及びコマンドは、以下の5つである。
(1)第1リセットタイミング(一括リセットが実行されてから第1リセットR1が実行されるまでの時間を与える値)
(2)第2リセットタイミング(一括リセットが実行されてから第2リセットR2が実行されるまでの時間を与える値)
(3)画素列毎に、第1リセット(R1)を実行するか否かを決定する制御データ
(4)画素列毎に、第2リセット(R2)を実行するか否かを決定する制御データ
(5)撮像素子に対して一括リセットを実行させる一括リセットコマンド(ワイドダイナミックレンジ画像撮像の露光開始のトリガコマンド)
そして、通信部6は、第1及び第2リセットタイミングを、基準タイミング発生部8(それぞれ第1及び第2リセットタイミングレジスタ14及び15)に出力する。
(2)第2リセットタイミング(一括リセットが実行されてから第2リセットR2が実行されるまでの時間を与える値)
(3)画素列毎に、第1リセット(R1)を実行するか否かを決定する制御データ
(4)画素列毎に、第2リセット(R2)を実行するか否かを決定する制御データ
(5)撮像素子に対して一括リセットを実行させる一括リセットコマンド(ワイドダイナミックレンジ画像撮像の露光開始のトリガコマンド)
そして、通信部6は、第1及び第2リセットタイミングを、基準タイミング発生部8(それぞれ第1及び第2リセットタイミングレジスタ14及び15)に出力する。
また、通信部6は、前記制御データを、リセット制御部7(それぞれ第1リセット制御レジスタ12、第2リセット制御レジスタ13)へ出力する。
ここで、前述の基準発生部の基準タイミング発生部コア16(図7)について説明する。基準タイミング発生部コア16は、リセット、読み出しに関わる基準パルスを生成する。露出制御期間においては、撮像装置1に露出制御動作を行わせるために、センサセルアレイ10のリセット信号、読み出し基準パルス信号(センサセルアレイ10から信号を読み出すタイミングを与える信号)を自走させる。撮像初期化期間においては、センサセルアレイ10の各画素に蓄積されている電荷を一括して全て破棄させるリセット動作の開始を示す信号(以下、「一括リセットタイミング信号」とも呼ぶ。)を駆動パルス発生部9に出力する。また、露光期間においては、基準タイミング発生部コア16は、一括リセットタイミング信号を基準として、前記第1リセットタイミングによって決まるタイミングで、センサセルアレイ10のリセット線(後述)を駆動させるタイミングを与える信号(以下、「第1リセットタイミング信号」とも呼ぶ。)を駆動パルス発生部9に出力する。
ここで、前述の基準発生部の基準タイミング発生部コア16(図7)について説明する。基準タイミング発生部コア16は、リセット、読み出しに関わる基準パルスを生成する。露出制御期間においては、撮像装置1に露出制御動作を行わせるために、センサセルアレイ10のリセット信号、読み出し基準パルス信号(センサセルアレイ10から信号を読み出すタイミングを与える信号)を自走させる。撮像初期化期間においては、センサセルアレイ10の各画素に蓄積されている電荷を一括して全て破棄させるリセット動作の開始を示す信号(以下、「一括リセットタイミング信号」とも呼ぶ。)を駆動パルス発生部9に出力する。また、露光期間においては、基準タイミング発生部コア16は、一括リセットタイミング信号を基準として、前記第1リセットタイミングによって決まるタイミングで、センサセルアレイ10のリセット線(後述)を駆動させるタイミングを与える信号(以下、「第1リセットタイミング信号」とも呼ぶ。)を駆動パルス発生部9に出力する。
また、基準タイミング発生部コア16は、一括リセットタイミング信号を基準として、前記第2リセットタイミングによって決まるタイミングで、センサセルアレイ10のリセット線を駆動させるタイミングを与える信号(以下、「第2リセットタイミング信号」とも呼ぶ。)を駆動パルス発生部9に出力する。
データ転送期間においては、基準タイミング発生部コア16は、センサセルアレイ10から信号を読み出す基準パルス信号を駆動パルス発生部9に出力する。
データ転送期間においては、基準タイミング発生部コア16は、センサセルアレイ10から信号を読み出す基準パルス信号を駆動パルス発生部9に出力する。
駆動パルス発生部9は、通信部6(DSP1経由)から一括リセットコマンドに基づき、基準タイミング発生部8(基準タイミング発生部コア16)からの一括リセットタイミング信号を受信し、センサセルアレイ10の全てのリセット線を同時に駆動し、センサセルアレイ10の各画素に蓄積されている電荷を全て破棄させる。なお、本実施形態では、一括リセットタイミング信号を受信した場合に、全てのリセット線を同時に駆動させる例を示したが、これに限られるものではない。例えば、各リセット線を順番に駆動させるようにしてもよい。また、露光期間において、駆動パルス発生部9は、基準タイミング発生部8(基準タイミング発生部コア16)から第1リセットタイミング信号を受信し、リセット制御部7の第1リセット制御レジスタ12に保持されている制御データのうち、「1」(有効)の行番号の画素列に対応するリセット線を全て同時に駆動し、当該画素列に蓄積されている電荷を破棄させる。同様に、基準タイミング発生部コア16から第2リセットタイミングを受信し、リセット制御部7の第2リセット制御レジスタ12に保持されている制御データ「1」(有効)の行番号の画素列に対応するリセット線を全て同時に駆動する。また、駆動パルス発生部9は、読み出しラインスキャナ5から読み出しライン制御信号を受信し、読み出しライン制御信号に基づき、センサセルアレイ10の読み出し線を、前述の読み出し基準パルス信号のタイミングで平面視上側から順次駆動する。
次に、DSP4の構成及び機能を説明する。
露出制御部20は、図8の露出制御期間に露出制御の動作を行う。具体的には、AFE3(ADC19)から出力されるデジタル画像信号の輝度値を評価し、その評価結果から、前述の標準露光時間、短露光時間、超短露光時間を算出し、それを内部の格納手段(不図示)に格納する。評価方法としては、例えば、比較的短い露光時間(固定)で撮像動作を行い、そのデジタル画像信号のヒストグラム(評価値)を算出し、そのヒストグラムから標準露光時間、短露光時間、超短露光時間を算出する。また、露出制御部20は、画素列毎に輝度値の評価を行う。そして、その評価値に基づいて、画素列毎に、前記標準露光時間、短露光時間、超短露光時間の何れを選択するか判定し、その結果を露出制御RAM21に格納する。具体的には、露出条件を示す露出コード、例えば、3つのコード(「0」〜「2」の数値)を画素列毎に露出制御RAM21に格納する。各々のコードの意味は、「0」は標準露光時間、「1」は短露光時間、「2」は超短露光時間を意味する。
露出制御部20は、図8の露出制御期間に露出制御の動作を行う。具体的には、AFE3(ADC19)から出力されるデジタル画像信号の輝度値を評価し、その評価結果から、前述の標準露光時間、短露光時間、超短露光時間を算出し、それを内部の格納手段(不図示)に格納する。評価方法としては、例えば、比較的短い露光時間(固定)で撮像動作を行い、そのデジタル画像信号のヒストグラム(評価値)を算出し、そのヒストグラムから標準露光時間、短露光時間、超短露光時間を算出する。また、露出制御部20は、画素列毎に輝度値の評価を行う。そして、その評価値に基づいて、画素列毎に、前記標準露光時間、短露光時間、超短露光時間の何れを選択するか判定し、その結果を露出制御RAM21に格納する。具体的には、露出条件を示す露出コード、例えば、3つのコード(「0」〜「2」の数値)を画素列毎に露出制御RAM21に格納する。各々のコードの意味は、「0」は標準露光時間、「1」は短露光時間、「2」は超短露光時間を意味する。
そして、露出制御部20は、図8の撮像初期化期間・通信期間において、前記算出した露出条件を撮像素子2に設定する(画素列毎の標準露光、短露光、超短露光を設定)。具体的には、算出された短露光時間及び超短露光時間を実現するための第1リセットタイミング及び第2リセットタイミングを算出し、それを通信部22に出力する。また、画素列毎に露出コードに対応する撮像条件を撮像素子2に設定する。具体的には、露出制御部20は、露出制御RAM21から露出コードを読み出し、そのコードに対応する制御データを生成する。つまり、ある画素列の露出コードが「2」の場合は、第2リセットの制御データを「1」(実行)とし、第1リセットの制御データは「0」(不実行)とする。露出コード「1」の場合は、第2リセットの制御データを「0」(不実行)とし、第1リセットの制御データは「1」(実行)とする。露出コード「0」の場合は、第2リセットの制御データを「0」(不実行)とし、第1リセットの制御データは「0」(不実行)とする(標準露光)。即ち、露出制御部20は、画素列分の露出コードを読み出し、それに基づいて、第1リセット制御レジスタ及び第2リセット制御レジスタの値(制御データ)を生成する。そして、それらを通信部22に出力する。
通信部22は、露出制御部20から出力される第1リセットタイミング、第2リセットタイミング及び制御データ(第1、第2リセット制御レジスタに対応)をシリアル通信データに変換し、その変換されたシリアル通信データを撮像素子2(通信部6)に出力する。その結果、撮像素子4は、広いダイナミックレンジの画像が撮影できる露出条件に設定される。そして、前記データ群の通信が終了後、DSP4は一括リセットコマンドを、通信部22を通じて発行する。
図8の露光期間において、撮像素子2は露光及びリセット動作を行う。一方、DSP4は、露光期間は露出制御や画像生成に関する処理は行わない。
図8のデータ転送期間において、撮像素子2(AFE3)から画像データが出力され、画像生成処理を行う。即ち、画素値計算部23は、AFE3(ADC19)から出力されるデジタル画像信号と、露出制御RAM21(露出制御部20)から読み出される露出コードとに基づいて、ダイナミックレンジが広い画像(広Dレンジ画像)を生成する。そして、画素値計算部23は、その生成された広Dレンジ画像を外部機部(不図示)に出力する。
図8のデータ転送期間において、撮像素子2(AFE3)から画像データが出力され、画像生成処理を行う。即ち、画素値計算部23は、AFE3(ADC19)から出力されるデジタル画像信号と、露出制御RAM21(露出制御部20)から読み出される露出コードとに基づいて、ダイナミックレンジが広い画像(広Dレンジ画像)を生成する。そして、画素値計算部23は、その生成された広Dレンジ画像を外部機部(不図示)に出力する。
<撮像装置の動作>
まず、利用者が撮像装置1の電源スイッチをオン状態としたとする。すると、撮像装置1によって、撮像動作が開始され、図8及び図9の時刻t1に示すように、マイコンによって、メカシャッタが開状態とされ、DSP4が露出制御期間となる。そして、比較的短い露光時間(固定)で撮像された画像のデジタル画像信号がDSP4の露出制御部20に出力され、露出制御部20によって、その出力されたデジタル画像信号に基づいて標準露光時間、短露光時間及び超短露光時間が算出され、また、その算出された標準露光時間、短露光時間及び超短露光時間のいずれを選択するのかが画素列毎に判定される。
まず、利用者が撮像装置1の電源スイッチをオン状態としたとする。すると、撮像装置1によって、撮像動作が開始され、図8及び図9の時刻t1に示すように、マイコンによって、メカシャッタが開状態とされ、DSP4が露出制御期間となる。そして、比較的短い露光時間(固定)で撮像された画像のデジタル画像信号がDSP4の露出制御部20に出力され、露出制御部20によって、その出力されたデジタル画像信号に基づいて標準露光時間、短露光時間及び超短露光時間が算出され、また、その算出された標準露光時間、短露光時間及び超短露光時間のいずれを選択するのかが画素列毎に判定される。
ここで、説明の簡単のため、センサセルアレイ10の画素列の総数が13行であるとする。そして、8行目から13行目までの画素列に標準露光時間の選択が判定され、5行目から7行目までの画素列に短露光時間の選択が判定され、1行目から4行目までの画素列に超短露光時間の選択が判定されたとする。すると、露出制御部20によって、8行目から13行目までの画素列に露出コード「0」が設定され、5行目から7行目までの画素列に露出コード「1」が設定され、1行目から4行目までの画素列に露出コード「2」が設定され、それら各画素列に設定された露出コードが露出制御RAM21に格納される。
上記動作が実行された後に、画角や露出が良好と判断し、利用者がレリーズボタンを押したとする。すると、図8及び図9の時刻t2に示すように、マイコンによって、メカシャッタが閉状態とされ、DSP4が撮像初期化期間・通信期間となる。そして、露出制御部20によって、露出制御期間に算出された短露光時間及び超短露光時間を実現するための第1リセットタイミング及び第2リセットタイミングと、露出制御RAM21に保持されている各画素列の露出コードに応じた制御データ(8行目から13行目までの画素列については第2リセットR2及び第1リセットR1の両方とも制御データ「0」(不実行)、5行目から7行目までの画素列については第1リセットR1の制御データ「0」(不実行)及び第2リセットR2の制御データ「1」(実行)、1行目から4行目までの画素列の第2リセットR2の制御データ「1」(実行)及び第1リセットR1の制御データ「0」(不実行))とがDSP4の通信部22を介して撮像素子2の通信部6に送信される。
また、撮像素子2の通信部6によって、その送信された第1リセットの制御データ「1,1,1,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0」(左端からN番目の数値がN行目の制御データを示す)及び第2リセットの制御データ「0,0,0,0,1,1,1,0,0,0,0,0,0」がそれぞれ第1リセット制御レジスタ12及び第2リセット制御レジスタ13に保持させる。また同様に、前記送信された第1リセットタイミング信号及び第2リセットタイミング信号がそれぞれ基準タイミング発生部8の第1リセットタイミングレジスタ14及び第2リセットタイミングレジスタ15に保持させる。通信が終了し、撮像素子2の状態が設定された後、DSP4は一括リセットコマンドを発行する。そして、基準タイミング発生部コア16によって、一括リセットタイミング信号が駆動パルス発生部9に出力され、駆動パルス発生部9によって、センサセルアレイ10のリセット線が全て駆動され、センサセルアレイ10の各画素に蓄積されている電荷が全て破棄される。
さらに、一括リセット終了後、その旨がDSP4によってマイコンに通知され、図8及び図9の時刻t3に示すように、露光期間となり、マイコンによって、メカシャッタが開状態とされる。そして、基準タイミング発生部コア16によって、一括リセット後、さらに第1リセットタイミングレジスタに設定された時間経過した後に第1リセットタイミング信号が駆動パルス発生部9に出力される。そして、図8及び図9の時刻t4に示すように、駆動パルス発生部9によって、リセット制御部7の第1リセット制御レジスタ12に保持されている制御データのうち、「1」(有効)とされた5行目から7行目までの画素列に対応するリセット線が駆動され、その結果、5行目から7行目までの画素列に蓄積されている電荷が破棄される。
また、その第1リセットR1の後、基準タイミング発生部コア16によって、一括リセット後に対して、第2リセットタイミングレジスタに設定された時間経過した後に第2リセットタイミング信号が駆動パルス発生部9に出力される。そして、図8及び図9の時刻t5に示すように、駆動パルス発生部9によって、リセット制御部7の第2リセット制御レジスタ13に保持されている制御データのうち「1」(有効)とされた1行目から4行目までの画素列に対応するリセット線が駆動され、その結果、1行目から4行目までの画素列に蓄積されている電荷が破棄される。
さらに、その第2リセットR2の後、図8及び図9の時刻t6に示すように、露光が開始されてから標準露光時間が経過したとする。すると、マイコンによって、メカシャッタが閉じられ、センサセルアレイ10の各画素による電荷の蓄積が終了され、DSP4がデータ転送期間となる。即ち、8行目から13行目までが一括リセット後から標準露光時間で露光され、5行目から7行目までが第1リセットR1後から短露光時間で露光され、1行目から4行目までが第2リセットR2後から超短露光時間で露光される。そして、読み出しラインスキャナ5によって、読み出しライン制御信号が駆動パルス発生部9に出力される。また、駆動パルス発生部9によって、読み出し基準パルス信号のタイミングで、センサセルアレイ10の読み出し線が順次駆動され、その結果、平面視上側の画素列から平面視下側の画素列まで各画素に蓄積されている電荷が順次水平転送部11に転送される。
このように、本実施形態によれば、撮像素子2で受光が開始され、受光によって各画素列が電荷を蓄積しているときに、蓄積された電荷を5〜7行目及び1〜4行目の画素列に破棄させるようにした。そのため、それらの画素列における露光時間を実質的に短くすることができる。そして、5〜8行目及び1〜4行目の画素列では短露光時間や超短露光時間で受光された画像信号を取得させることができ、また同時に、8〜13行目の画素列では標準露光時間で受光された画像信号を取得させることができる。その結果、標準露光時間の受光による画像信号と短露光時間や超短露光時間の受光による画像信号とを同時に取得することができ(被写体の位置や状態を等しくすることができ)、例えば、標準露光時間での受光が終了した後に、短露光時間や超短露光時間での受光を開始する方法に比べ、標準露光時間に短露光時間や超短露光時間での受光で取得された画像信号を合成した場合に、その合成によって生成される画像の乱れを少なくすることができる。
また、先行する露出制御期間に生成された画像信号内の所定画素列に飽和画素がない場合には、その所定画素列に蓄積されている電荷を破棄するタイミングを早いタイミングに設定し、より長い露光時間となるようにした。また、前記所定画素列に所定数以上の飽和画素がある場合には、前記所定画素領域における前記所定タイミングを遅いタイミングに設定し、より短い露光時間とすることで飽和画素を削減するようにした。そのため、引き続く露光期間に生成される画像信号内の各所定画素領域それぞれでS/N比を向上させると共に、飽和画素(白とびの画素)の数を前記所定数より少なくすることができる。
以上、図1及び図4の撮像素子2、図4のリセット制御部7及び基準タイミング発生部8、図6の第1リセット制御レジスタ12及び第2リセット制御レジスタ13、図7の第1リセットタイミングレジスタ14、第2リセットタイミングレジスタ15及び基準タイミング発生部コア16が特許請求の範囲に記載の部分リセット手段を構成し、以下同様に、図3の露出制御部20が露光状態検出手段及びリセット制御手段を構成する。
なお、本発明の撮像装置及び撮像素子は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、各画素列の露光状態に基づいて第1リセットタイミングや第2リセットタイミングでリセットを行うか否かを示す制御データを画素列毎に設定させ、その設定させた制御データに基づいて画素列毎にリセットを行う例を示したが、これに限られるものではない。例えば、センサセルアレイ10をマトリックス状に分割してなる画素領域毎(矩形領域毎)にリセットを行うことができる場合には、前記画素領域毎の露光状態に基づいて第1リセットタイミングや第2リセットタイミングでリセットを行うか否かを示す制御データを前記画素領域毎に設定させ、その設定させた制御データに基づいて前記画素領域毎にリセットを行うようにしてもよい。
上記実施形態では、各画素列の露光状態に基づいて第1リセットタイミングや第2リセットタイミングでリセットを行うか否かを示す制御データを画素列毎に設定させ、その設定させた制御データに基づいて画素列毎にリセットを行う例を示したが、これに限られるものではない。例えば、センサセルアレイ10をマトリックス状に分割してなる画素領域毎(矩形領域毎)にリセットを行うことができる場合には、前記画素領域毎の露光状態に基づいて第1リセットタイミングや第2リセットタイミングでリセットを行うか否かを示す制御データを前記画素領域毎に設定させ、その設定させた制御データに基づいて前記画素領域毎にリセットを行うようにしてもよい。
1は撮像装置、2は撮像素子、3はAFE、4はDSP、5は読み出しラインスキャナ、6は通信部、7はリセット制御部、8は基準タイミング発生部、9は駆動パルス発生部、10はセンサセルアレイ、11は水平転送部、12は第1リセット制御レジスタ、13は第2リセット制御レジスタ、14は第1リセットタイミングレジスタ、15は第2リセットタイミングレジスタ、16は基本タイミング発生部コア、17はクランプ回路、18はAMP、19はADC、20は露出制御部、21は露出制御RAM、22は通信部、23は画素値計算部
Claims (6)
- 撮像素子の全画素に一括的にリセットを行わせ、その後、露光を開始し、露光時間経過した後に露光を終了させ、その後に前記撮像素子の各画素に蓄積された電荷を出力させる撮像装置であって、
前記撮像素子は、その露光領域が論理的に領域分割され、
前記一括リセットに先行して前記撮像素子の領域毎の露光状態を検出する露光状態検出手段と、その検出された露光状態に基づいて前記露光を開始後から前記露光終了までの間に前記撮像素子の所定領域毎にリセットを行わせるリセット制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記露光状態検出手段は、前記撮像素子の露光領域を構成する画素列毎に露光状態を検出し、
前記リセット制御手段は、前記撮像素子の露光領域を構成する画素列毎にリセットタイミングを設定させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記露光状態検出手段は、前記撮像素子の露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎に露光状態を検出し、
前記リセット制御手段は、前記撮像素子の露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎にリセットタイミングを設定させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 全画素に一括的にリセットを行い、その後、露光を開始し、露光時間経過した後に露光が終了され、その後に各画素に蓄積された電荷を出力する撮像素子であって、
前記撮像素子は、所定画素群毎にリセットを行う部分リセット手段を備え、前記部分リセット手段は、前記露光を開始後から前記露光終了までの間に、所定画素群毎に独立にリセット動作を行うことを特徴とする撮像素子。 - 前記部分リセット手段は、露光領域を構成する画素列毎にリセットタイミングを設定させることを特徴とする請求項4に記載の撮像素子。
- 前記部分リセット手段は、露光領域をマトリックス状に分割した一領域毎にリセットタイミングを設定させることを特徴とする請求項4に記載の撮像素子。
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-
2004
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