JP2006165925A - 記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスク装置を含む複数の記録及び/又は再生部を備えた記録再生装置の録画に関して使い勝手の良い記録再生装置を提供する。
【解決手段】 記録再生装置Aは、HDD、BD及びDVDの3ドライブを備え、CPU3は、BD又はHDDのうち、いずれの記録媒体に対してハイビジョン信号を優先して記録するかをBD自動録画モードとしてあらかじめ設定するとともに、記録媒体の残容量とハイビジョン予約番組情報とからハイビジョン信号を選択し、選択されたハイビジョン信号を、設定された記録媒体に記録する。
【選択図】 図9

Description

本発明は記録再生装置に関し、特に、筐体内に複数の記録媒体駆動装置を備える記録再生装置の録画制御の改良に関する。
最近の記録再生装置は、マルチメディア時代の要望に応えるために、大容量データの記憶媒体としてDVD(Digital Versatile Disk)を記録媒体として用いたDVD装置と大容量かつ安価なハードディスク装置(HDD)とを備えているのが一般的である。
DVD装置は、波長6.50nm帯の赤色半導体レーザを光ディスクのピックアップとして用いている。一般的なDVDの記憶容量は4−7GBである。
一方、従来に比べて記録容量を増大させた光ディスクとして、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)及びHD DVD(High Definition DVD)が発表されている。以下、ブルーレイディスクを「BD」と言う。BDの場合は片面単層の記録容量は23.3ギガバイト(GB)、25GB、27GBの3種類が規格化されており、HD DVDの場合は片面単層の記録容量が15GBであるものが発表されており、20GBの仕様も検討されている。これらの光ディスクの記録容量は、片面2層記録での記録容量が8.5GBであるDVDの記録容量を凌駕しており、BDでは2時間以上に及ぶデジタルハイビジョン放送の番組を1枚のディスクに記録することができる。これらの光ディスクを使用する録画装置は、情報の記録及び再生を行うために波長が400nm帯の青色半導体レーザ光を用いる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、既存のコンパクトディスク(CD)、DVDに加えて、BDにも対応するために、長波長(CD用)と中波長(DVD用)に加えて短波長(BD)の3波長のレーザ光源・を備える光ディスク装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。この装置では、上記3種類の波長に対応するピックアップを設け、ドライブを1つにして省スペース化を図っている。
また、特許文献3には、ディスクの再生及び記録用のツインデッキタイプのオーディオ装置であって、再生専用デッキと記録専用デッキとを有した2トレイ方式の装置が記載されている。
このような記録媒体にAVデータを記録するにあたって、一般的に、ビットレートやフレームレートの異なる数種類の記録モードの中から1つの記録モードをユーザ操作によりあるいは自動的に選択して記録を行うことができるようになっている。例えば、AVデータの記録装置における記録モードには、ビットレート及びフレームレートの高い順に、ファインモード、ノーマルモード、ポータブルモードの3種類が規定されている。
ユーザは、記録するAVデータのコンテンツによって、これらの記録モードを使い分けて記録することができる。例えば、映画やドラマなどのコンテンツはユーザが高画質で視聴することを望むためファインモードで記録し、ニュースやスポーツ中継などのコンテンツはやや画質を低下したノーマルモードで記録するなどである。なお、ポータブルモードは、主に携帯端末で視聴するためのコンテンツの記録モードである。このように、記録する対象データに応じて記録モードを使い分けることにより、記録媒体の限られた記録容量を効率よく利用することができる。
特許文献4に記載の携帯型映像記録装置では、入力された音声及び映像データを符号化してメモリカードに記憶する際に、パラメータ設定装置によって、記録対象の映像コンテンツ、画像サイズ及び画像解像度に応じて平均的なフレームレート及びビットレートを最適な範囲に設定するとともに、符号化時にフレームレート又はフレーム画質を動的に変動させて全体としてのビットレートを一定に保つことを特徴としている。特許文献4の図2及び図3には、記録対象の映像コンテンツ、画像サイズ及び画像解像度と、それに応じたフレームレート及びビットレートの範囲を記憶したデータベースのテーブル構成が示されている。
また、ユーザは、記録媒体の残容量が少なくなってきた場合には、画質を落としてでも記録したいコンテンツの全部を記録媒体に記録しようと考えることがある。例えば、記録媒体の残容量が1GBである時に60分のAVデータをファインモードで記録することは不可能であるが、ノーマルモードでは記録することができる。
特許文献5に記載の情報記録再生装置及び情報記録再生方法では、ディスクの記録容量が規定値以下になったと判断したとき、再圧縮設定フラグ又は再圧縮順序設定フラグを設定することにより、ユーザが高画質で保存しておきたい内容と低画質で保存してもよい内容とを区別して、記録データの内容に応じた再圧縮、再記録処理を施すことができるようになっている。
特開2004−192801号公報 特開2004−103135号公報 特開2003−288771号公報 特開2003−32629号公報 特開2003−235009号公報
しかしながら、2以上のディスク装置を備えた記録再生装置は存在するものの、例えばBDを設けた装置についてハイビジョン信号の記録動作に関する記載はなく、またツインドライブの1つがBD装置である場合の、ドライブ間での双方向のダビング制御及び自動録画制御に関する記載はない。
また、特にDVDやBDにおいては、例えばユーザが使用機器の電源を入れて記録をスタートさせた場合でも、ディスク記録媒体に実際に信号の書き込みが開始されるまでに約15〜20秒程度を要し、一旦誤ってディスク記録媒体を取り出してしまうと再度記録の準備を完了するのに倍の時間がかかり、ユーザにとって操作性の改善が望まれていた。
このため、一つの記録再生装置に複数の記録又は再生部を有した機器においては、各記録又は再生部の現在の作動状態を一目で認識できるとともに、記録又は再生部の操作性の向上を図る表示手段を搭載した記録再生装置が望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、BDを含む光ディスク装置を備えた記録再生装置の録画に関して使い勝手を良くすることを目的とする。
本発明の記録再生装置は、複数の記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う複数の記録再生部と、前記複数の記録再生部を制御する制御部とを備える記録再生装置であって、ハイビジョン信号を検出するハイビジョン信号検出部と、前記複数の記録媒体のうち、いずれの記録媒体に対して前記ハイビジョン信号を優先して記録するかをあらかじめ設定する設定部と、前記設定部により設定された記録媒体に記録する前記ハイビジョン信号を選択する選択部とを備え、前記制御部は、前記選択部により選択されたハイビジョン信号を、前記設定部により設定された記録媒体に記録する制御を行うことを特徴としている。
本発明の記録再生装置は、ハイビジョン信号を記録可能な第1及び第2の記録媒体とを含む複数の記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う複数の記録再生部と、前記複数の記録再生部を制御する制御部とを備える記録再生装置であって、ハイビジョン信号を検出するハイビジョン信号検出部と、前記第1及び第2の記録媒体のうち、いずれの記録媒体に対して前記ハイビジョン信号を優先して記録するかをあらかじめ設定する設定部と、前記設定部により設定された記録媒体に記録する前記ハイビジョン信号を選択する選択部とを備え、前記制御部は、前記選択部により選択されたハイビジョン信号を、前記設定部により設定された記録媒体に記録する制御を行うことを特徴としている。
さらに、記録を行う記録媒体の記憶可能容量を検出する残容量検出部を備え、前記選択部は、検出された記録媒体の残容量を基に前記ハイビジョン信号を選択することがより好ましい。
さらに、ハイビジョン予約番組情報を取得する予約番組取得部を備え、前記選択部は、取得した予約番組情報を基に前記ハイビジョン信号を選択することがより好ましい。
具体的な態様として、前記複数の記録媒体は、HDD、片面の記録容量が8.6ギガバイト以上の光ディスク、DVD、半導体メモリ又はIEEE1394規格に準拠した機器の少なくともいずれか一つの組み合わせを含むものである。
具体的な態様として、前記第1及び第2の記録媒体は、HDD又は片面の記録容量が8.6ギガバイト以上の光ディスクである。
また、前記制御部による制御を報知する報知部を備えることがより好ましい。
以上、説明したように、本発明の記録媒体記録再生装置によれば、BD自動録画モードに設定されているときは、録画データはハイビジョンでBD側に優先して録画され、放送信号の所定の条件に合うハイビジョン信号のみがBDに自動録画される。したがって、BDディスクに適切にハイビジョン信号が記録できる。また、後でユーザがHDDからBDに画像データを転送又は移動(ムーブ)する手間と時間を省略することができる。このように、記録再生装置Aの録画に関してハイビジョン信号がユーザの意向にあった記録媒体に自動的に録画され、ハイビジョン信号記録可能なHDD、BD及びDVDの3ドライブ一体型搭載のレコーダの特徴を活かした使用方法が実現でき、使い勝手を格段に向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な記録再生装置の実施の形態について詳細に説明する。
本明細書において、光学ディスクは、例えば、再生専用のCD−ROM、DVD−ROM、再生・記録が可能なCD−R(W)、DVD−R(RW)など、及びBDを含む。光学ディスク装置は、これらのメディアを駆動することができる駆動装置を指す。
図1は、本発明の一実施の形態の記録再生装置の外観構成例を示す斜視図であり表面パネルを閉じた状態を示す図である。図2は、図1の斜視図に対応する図であり表面パネルを開いた状態を示す図である。図3は、本実施の形態による記録再生装置の内部に配置されているディスク装置の配置例を示す図である。図4は、記録再生装置を遠隔操作することができるリモートコントロール装置(以下、「リモコン装置」)の構成例を示す図である。図5は、本実施の形態による記録再生装置の内部構成例を示す機能ブロック図である。
図1から図3までに示すように、本実施の形態による記録再生装置Aは、第1の光学ディスク装置であるDVD装置31と、このDVD装置とは記憶容量などの規格が異なる第2の光学ディスク装置であるBD装置35とが隣接して配置されるいわゆる2トレイ方式の記録再生装置である。
図3に示すように、本実施の形態による記録再生装置は、一般的な横置きの配置にした場合に、正面から見て左側にDVD装置31が、右側にBD装置35が配置されるとともに、DVD装置31の下方にハードディスク装置(HDD)33が配置される。ある程度の厚みを有する光学ディスク装置31、35を左右に配置し、光学ディスク装置と比較して小型1薄型化が可能なHDD装置33をDVD装置31の下方に配置することで筐体1の厚さを薄くすることができる。さらに、DVDのディスクよりもより微細な加工を行っているためピックアップとディスクとの間の高い位置精度が要求されるため(すなわち、耐振動性が要求される)振動発生源となりうるHDD装置33の横方向にBD装置35を配置し、DVD装置31の下方にHDD装置33を配置することにより、HDD33に起因する振動の影響を極力小さくすることができる。これらのディスク装置31、33、35は、全て記憶・再生が可能であるが、例えば、DVD装置が再生専用である場合も含まれる。
なお、一般的に、ハードディスク装置33は、記憶容量が400GB(ギガバイト)程度も実用化されており、3つのディスク装置の中では最も記憶容量が大きくすることができ、次いで、BD装置35、DVD装置31の順に記憶容量が少なくなる。したがって、HDD装置33を基本的な記憶装置としてデータサーバ的に利用し、使用状況又は求められる画質、コンテンツの占有記憶容量等を勘案して、適宜コンテンツをHDD装置33からBD装置35又はDVD装置31を介してDVDのディスク又はBDのディスクに振り分けて半永久的に記憶メディアに記憶させることができる。これらの記憶メディアに記憶されたコンテンツは、他の再生装置でコンテンツを再生させたり、オリジナルのコンテンツを作成して配布したりすることができる。
図1に示すように、本実施の形態による記録再生装置Aは、上板1aが配置された筐体1と、横置き時における正面に設けられた開閉式の正面パネル25aを有している。正面パネル25aの左右には、それぞれ電源オン/オフ用スイッチ1b及び図4に示すリモートコントロール装置(以下、「リモコン装置」と称する。)からの赤外線による指令を受けるRC受光部17と、正面パネル25aを開くためのパネル開スイッチ25bと、正面パネル25aをロックする正面パネルロック機構25と、を有している。
正面パネルロック機構25の詳細な説明は省略するが、通常は正面パネル25aをロックしており、リモコンのパネル開スイッチ(図4(B)のトレイ開閉スイッチがこの機能を兼ねている)又はパネル開スイッチ25bをオンすることにより正面パネル25aを開方向に押す。
正面パネル25aが一旦押されると、正面パネル25aの自重により筐体の正面と正面パネル25aとの成す内角の角度が90度程度になるまで開方向に回転移動し、図2に示すように筐体の正面と正面パネル25aとの成す角度が90度程度になった時点で回動が停止する。なお、正面パネル25aのロック機構をリモコン装置により解除することにより、正面パネル25aをリモコン装置からの操作により開けることができる。正面パネル25aには、表示部40が設けられている。この表示部40は、筐体1を横置きにした場合に横方向にある間隔をあけて配置された略円形の第1表示部41と、第2表示部43・45と、第3表示部47と、が設けられている。
図2に示すように、正面パネル25aを開いた場合には、筐体1の正面側であって正面パネル25aが閉じていた場合の裏面側に、記録再生装置Aに内蔵されている第1の光ディスク装置であるDVD装置31と第2の光ディスク装置であるBD装置35のトレイの正面部31a、35aが現れる。それぞれの光ディスク装置31、35のディスク搭載用のトレイを出し入れするための開閉スイッチ31b、35bが設けられている。この開閉スイッチ31b、35bを押すことにより、それぞれの光ディスク装置31、35のそれぞれに対応する図示しないDVDのディスク又はBDのディスクを載せるためのトレイが進退するようになっている。
DVD装置31とBD装置35とが並んで配置されている領域の下方には、例えばIEEE1394端子(DV端子)と、B−CASカード用のスロット21と、が設けられている。B−CASカードは地上デジタルテレビジョン放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送等の各種放送サービスを受信するために必要なカードであり、デジタル放送の番組等の著作権保護にも利用される。例えば、デジタル放送の無料放送、有料放送、ペイ・パー・ビュー放送、NHK、自動表示メッセージ、及びデータ放送の双方向サービス等の放送サービスを利用するためには、B−CASカード用のスロット21にB−CASカードを挿入する必要がある。なお、符号21aはB−CASカード用のスロットに挿入されたB−CASカードを取り出すための押しボタンである。
正面パネル25aを開けた状態においてB−CASカードをB−CASカード用のスロット21に挿入した場合に、正常にカードがロックされるまでスロットに挿入することで、正面パネル25aを閉めた場合にも正面パネル25aとB−CASカードのエッジとがぶつかることによるB−CASカードの破損しないようになっている。
上述のように、それぞれがディスク駆動部を有するDVD装置とBD装置とを備えた2トレイ方式を採用し、かつ、内蔵のハードディスク装置も備えているため、DVDのディスク又はBDのディスクのそれぞれに関連する起動時間に起因する遅延を極力短くすることができる。例えば、DVD装置31又はBD装置35に新たにDVDのディスク又はBDのディスクを挿入した場合は、それぞれの装置に載置されたディスクの情報を読みに行き、読み込まれた情報によりディスクの種類、規格、などを検出する。すなわち、ディスクがそのディスク装置により再生又は記録などの操作が可能であるか否かを判定した後に初めて、次の処理(実際の再生又は記録処理)に移行することができる。2トレイ方式を用いることで、例えば2種類の規格の異なるディスクを規格の一致するディスク装置に入れることで異なるディスクの情報読み込み時間を平行して情報読み込みを行わせることにより、短時間でディスク装置の起動処理を行うことができる。すなわち、2ディスクの出し入れ時におけるディスクの情報読み込みに起因する遅延を2ディスクの情報読み込みを並行して行わせることにより低減することができるという利点がある。
また、再生側と記録側のディスクを固定して一方のディスクに記録されたコンテンツを再生し、この再生されたコンテンツを他方のディスクにリアルタイムに記録していくいわゆるダビング処理がハードディスク装置を介さずに可能である。したがって、ダビング処理中にハードディスク装置がフリーの状態となる他の処理、例えば現在放送中の番組をハードディスク装置に記録することも可能である。
次に、本実施の形態による記録再生装置Aの内部構成例について図5の全体機能ブロック図と図4を参照しつつ説明を行う。適宜、図1〜図3までを参照しつつ説明を行う。図5に示すように、本実施の形態による記録再生装置Aは、全体の制御を行うCPU3(ハイビジョン信号検出部,残容量検出部,設定部,選択部,制御部)と、後述する各機能を実行する機能ブロック群と、を有している。記録・再生機能を有するブロックとしては、上述のように、DVD装置31とハードディスク装置33とBD装置35とが備えられている。
これらの各ディスク装置31、33、35は、ディスク駆動制御部37を介して又は直接に、CPU3からの制御命令に基づいて動作する。実際には、図4に示すリモコン装置の各操作ボタン又は上述した記録再生装置A本体側の操作スイッチなどを操作することにより、リモコン装置RCの場合には赤外線信号をRC受光部17において受信し、操作に応じた信号を受けてCPU3に伝達する。CPU3は受けた信号に基づいて上記操作に基づく動作を行うように、各機能ブロックに対して指令する指令信号を出力する。例えば、リモコン装置RCの放送選択部70においてCS放送選択ボタン70dが押され対象機器選択部においてBDの選択ボタン71cが押されると、BDのディスクドライブ装置35に入っているBDのディスクにCS放送番組のコンテンツを記録することができる。BDのディスクはDVDのディスクに比べて大容量のデータを記憶することが可能であるため、例えば2〜3時間以上のCS放送を高画質で記録可能である。
記録の際には、例えばCS又はBSデジタル放送の録画を行う際に録画エンコーダ/デコーダを含む画像/音声信号処理部5が、例えばCS放送番組からの映像信号/音声信号をBDのディスクに記録できる形式に変換したり、例えばBD装置35に記録された信号を表示モニタに表示可能な形式に変換したりする。この際、BD装置35の動作状況をCPU3に送る。これにより、CPU3は、各ディスク装置の動作状況を適宜監視して適切な指示を与えることができる。
さらに、本実施の形態による記録再生装置Aは、CPU3と関連付けされ、CPU3に後述する種々の処理を実行させるためのプログラムを格納するROM7と、プログラムデータを展開して高速に処理するためのRAM11とアンテナからの放送信号を入力したり、ディスク装置を駆動させた際に得られるコンテンツの信号やD映像などを例えば液晶TVなどの表示モニタに出力したり、DVカメラに接続するIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394端子(DV端子)やインターネットなどに接続するLAN端子などを備え各種信号の入出力を制御するインターフェイス部15と、を備えている。
さらに、前述のRC受光部17と、B−CASカードスロット21と、放熱効果を高めるための冷却ファン23と、正面パネル25aを開閉するための正面パネル駆動部25であって正面パネルの開閉の状態を検出する図示しない検出部を備える正面パネル駆動部25と、各種入力操作を受け付ける入力部61と、を有している。加えて、前述のディスク装置駆動制御部37と、前述の正面パネル25aに設けられた表示部40は、前述のように筐体1を横置きにした場合に横方向にある間隔をあけて配置され光学ディスクとハードディスクとを象徴する略円形の形状を有する第1表示部41と、第2表示部43・45と、第3表示部47と、を有しており、CPU3により表示制御部51を介して表示の制御が行われる。
同様に、上述した第4から第6までの表示部48a〜48cを兼ねる選択スイッチも、上記表示制御部51を介してCPU3により表示制御がなされる。さらに各ディスク装置には、ディスクの有無や駆動状態等を検出する検出部31c、35cがそれぞれ設けられており、対応する各ディスク装置内におけるメディアの有無や駆動状態等に関する信号が検出部31c、35cからディスク駆動制御部37を介してCPU3に送られるように構成されている。
CPU3は、記録再生装置Aの各機能部の動作並びに各機能部間のデータ通信を制御する。具体的には、CPU3は、ROM7等に記憶された動作用プログラムに従い、RAM11のワーキングメモリとして使用して、記録再生装置Aにおいて必要な制御、演算及び各ドライブの処理を実行することができる。本実施の形態の特有の動作として、CPU3は、ハイビジョン信号を検出するハイビジョン信号検出部と、BD又はHDDのうち、いずれの記録媒体に対してハイビジョン信号を優先して記録するかをあらかじめ設定する設定部と、ハイビジョン信号を選択する選択部と、記録媒体の記憶可能容量を検出する残容量検出部と、ハイビジョン予約番組情報を取得する予約番組取得部と、所定の条件で選択されたハイビジョン信号を、設定された記録媒体に記録する制御を行う制御部としての機能を有する。これらの機能は、後述する自動録画制御処理により実現される。
また、CPU3には、OSD(On Screen Display)機能部27が接続され、チャンネル、時刻、音量などの情報やBD自動録画モード設定・確認などのメッセージをテレビ等の画面上に表示する。OSDのデータは画像ではなく、ビットマップと呼ばれる形式で保持されており、このビットマップからY,Cb,Crで表されるYUV形式の画素値に変換され、その変換された画素がテレビ放送などの原画像の上に重畳される。
以下、上述のように構成された記録再生装置Aの動作を説明する。
本実施の形態による記録再生装置Aは、HDD、BD及びDVDの3ドライブ一体型搭載のレコーダであり、以下の基本的な特徴(1)〜(3)を有する。
(1)HDD、BD及びDVDの3ドライブ一体型搭載のレコーダであり、デジタル放送をハイビジョンのままHDDやBDに録画・再生でき、デジタルハイビジョン放送をHDDは勿論、BDでもそのままの画質・音質で録画・再生できる。
(2)BD/DVDツイントレイの搭載により、(HDD、BD、DVD)間で6方向自在ダビングや同時録再が可能である。
(3)次世代のデジタルインターフェイス「HDMI出力端子」の搭載により、デジタル放送をデジタルのまま録画し、再生時もデジタルのままモニタに出力することができ、劣化のないフルデジタル処理の高画質・高音質が実現できる。
上記(1)〜(3)についてより具体的に説明する。
(1)HDD、BD及びDVDの3ドライブ一体型
図5に示すハードディスク装置33が、例えば160GBのハードディスク容量を搭載する構成である場合には、デジタルハイビジョン放送をそのままの高画質で約13時間録画可能である。これはBSデジタル放送(2Mbps)を録画したときの目安の時間である。
また、記録再生装置Aは、地上デジタル、BS・110度CSデジタルチューナを搭載(内蔵/外付け)可能である。地上デジタル、BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナを搭載する場合、デジタル放送のチューナとして使用できることは勿論のこと、デジタル放送のEPG(Electrical Program Guide:電子番組表)にも対応してデジタル放送を手軽に録画・録画予約することができる。
(2)BD/DVDツイントレイの搭載
HDD、BD及びDVDの3ドライブを備え、3つのメディア(HDD、BD、DVD)間で6方向相互ダビングが可能である。
図6は、記録再生装置Aの6方向相互ダビングを説明する図である。図中、矢印の向きはドライブ・インタフェース間のダビングの方向(A〜L)を示し、矢印の太さは使用シーンが多く重要度又は要求度が高いと想定される順(太矢印、細矢印、破線矢印の順で使用シーン又は重要度が高い)を示している。また、使用シーン又は重要度は図6中の印(重要度順に◎、○、△)によっても示される。
図6a.に示すように、HDDにハイビジョン録画をし、BDにそのままの画質で残す場合がメインのダビング方向Aである。この場合、BDが最終保存先となる。また、HDDにハイビジョン録画しながらBDにも同時録画することも可能である。
また、図6b.に示すように、3つのドライブを搭載することで、HDD→BD,HDD→DVD,BD→HDD,BD→DVD,DVD→HDD,DVD→BDの6方向ダビングが初めて可能になった。これにより、複数枚のDVDに録画したシリーズドラマなどを1枚のBDにして省スペースで保存したり、BDに録画した番組を互換性の高いDVD−RWやDVD−Rにダビングして友人に渡すなど、用途に合わせた使い方が可能になる。また、BDにハイビジョン番組を録画しながらDVDの映画ソフトを見る、といった同時録再も可能である。なお、1回だけ録画可能な番組は、HDDからのみBD・DVD・i.LINK機器ヘムーブ(移動)が可能である。i.LINK機器とは、IEEE1394規格に準拠した機器をいう。
ここで、1トレイの場合と2トレイの場合とを比較して説明する。まず、1トレイ時には、HDD−DVD間とHDD−BD間のそれぞれの双方向ダビングが可能であり、合計で4通りのデータの移動経路が考えられる。一方、2トレイの場合には、図6に示すようにHDD−DVD間(B,G)とHDD−BD間(A,D)とDVD−BD間(E,H)との計6通りのダビングが可能となり利便性が高いうえ、さらに2トレイの場合には一方の光学ディスクにアクセス中にもう一方の光学ディスクの挿脱が可能である。また、DVD−BD間のダビングのみならず、DVDとBDとの同時録画が可能である。例えば、DVDには映像を、ダウンコンバータを介してSD画質で記録し、BDには同じ番組(1チューナでも可能)又は異なる番組(2チューナの場合)、HD画質の映像を記録することができる。これにより処理時間を短縮することができ、この際に同時にHDDにも記録可能であるという利点がある。
なお、2チューナの場合には、BDに映像を記録しながらDVD、HDD間で追いかけ再生を行うことも可能である。例えば、ダビング中の追いかけ再生として、BDのコンテンツを再生表示させつつこのコンテンツをDVDに記録することも可能である。さらに、DVDからBDへのダビング中に、DVDも追いかけ再生することができる。例えばBDに記録されている映像を再生しながら、チューナで選局した放送番組をDVDに記録することも可能である。
(3)HDMI出力端子搭載
録画・再生したデジタルハイビジョン番組の映像や5.1ch音声を、そのままのクオリティでデジタル信号のまま伝送できる次世代デジタルインターフェース「HDMI出力端子」を備える。ハイビジョン映像だけでなく、525iのDVD映像像等も1125i/750pにアップコンバートして出力することも可能である。このHDMI端子に、HDMI端子対応機器とHDMIケーブル1本で接続するだけでデジタル放送のハイビジョン高画質・高音質を実現できる。
以上が、HDD、BD及びDVDの3ドライブ一体型の記録再生装置Aの基本的な特徴(1)〜(3)であるが、さらに以下の特徴(4)〜(13)も有する。
(4)録画番組の出力
記録再生装置AのHDDに録画した番組を、i.LINKケーブルで接続したD−VHSビデオデッキやAV−HDDにダビングすることが可能である。デジタル放送の1回だけ録画可能な番組はムーブにより他のメディアで保存することが可能である。
(5)i.LINK入力録画
D−VHSに録画しておいた番組を、記録再生装置AのHDDに録画することができ、これにより録り溜めておいたD−VHSテープの内容をHDD上で編集したり、BDに保存して省スペース化を図ることができる。
(6)他機からコントロール
他機から記録再生装置Aを、i.LINKを介してコントロールすることが可能である。例えば、i.LINK機器から記録再生装置Aをコントロールしたり、他のデジタルハイビジョンレコーダでHDDに録画したハイビジョン番組を記録再生装置AのHDDに移動(ムーブ)することが可能である。
(7)DVCカメラからの高品位なダビングが可能な「DV入力」
i.LINKによるDV方式デジタルビデオカメラとの接続で高品位なデジタルダビングが可能です。リモコン装置RC(図4参照)でビデオカメラの再生/停止/早送り/巻戻しなどの操作も可能である。
(8)HDDからBDへ高速ダビング
HDDに録画した番組を画質劣化させることなく、BDへ最大約○倍速で高速ダビング(EPモードで録画時)することが可能である。
(9)タイムシフト視聴
ハイビジョン番組を視聴中、任意の時間(30分/60分/90分より選択)で自動録画が可能である。見ている番組を一旦停止したり、前にさかのぼって見直すことができる。
(10)追いかけ再生
ハイビジョン番組の録画中でも、録画終了を待たずに、録っている番組を同じハイビジョン画質の高品位なクオリティで最初から視聴することができる。
(11)ハイビジョン番組編集
データ量が多く高速処理が必要な、ハードディスクやBDに録画したハイビジョン番組の編集に対応。不要なシーンを、チャプター単位または部分消去によりカットできる。これにより必要なシーンのみを編集後ダビングして残すことが可能である。
(12)幅広いDVDディスクが再生可な「DVDスーパーマルチ再生」
DVD−RW/−R/+RW/+Rに加えて、DVD−RAMの再生にも対応。友人から借りてきたDVDディスクなど、フォーマットを気にせず視聴することができる。
(13)多彩な録画モード
HDDやBDにはデジタル放送の画質をそのまま録画できるAUTOモードに加えて、DVDを超える高画質のSXPモードを含む13段階から画質が選択できるマニュアルモードを備える。また、DVD−RW/−Rでは32段階から録画モードの選択が可能で、ディスク容量や番組内容に合わせ録画モードを選択することができる。
上記のように構成された本実施の形態の記録再生装置Aにおいて、AVデータをHDD、BD及びDVDに記録(一般的には「録画」と言われる)することができる。録画モードには、自動録画モードとマニュアル録画モードとがあり、ユーザが録画モードを選択することができる。
図7は、記録再生装置AのHDD、BD及びDVDの3ドライブにAVデータを記録する記録モードと録画時間を示す図であり、リモコン装置RCの録画モードボタンで選択する録画モードを示す。
図7(A)のHDD録画及び図7(B)のBD録画には、デジタル放送の画質をそのまま録画できるAUTOモード、DVDを超える高画質のSXPモード備える。また、図7(A)〜(C)において、HDD、BD及びDVDは高画質(XP)モード、標準(SP)モード、長時間2倍(LP)モード、長時間3倍(EP)モードを備える。ユーザは、ディスク容量や番組内容に合わせて、HDD、BD及びDVDのいずれか(又は同時に複数)を選択できるとともに、HDD、BD又はDVDのそれぞれにおいて図7に示す録画モードを選択することができる。
図8及び図9は、記録再生装置AのHDD、BD及びDVDの3ドライブにAVデータを記録するマニュアル記録モードと録画時間を示す図であり、図8(A)はHDD録画、図8(B)はBD録画、図9(C)はDVD−RW(VRフォーマット)録画、図9(D)はDVD−RW(ビデオフォーマット)/DVD−R録画を示す。
ユーザがリモコン装置RCのマニュアルモードボタンでマニュアルモードを選ぶと、32段階から画質を選択することができる。図8において、画質が大きく変わる録画モードを太線で示している。マニュアル録画モードでは、録画する映像のデータ量に応じて記録するデータ量を変化させるVBR(Variable bit rate)を採用しているため、録画する映像によって録画可能時間も変化する。なお、マニュアルモードの画質段階は一例でありこれに限定されない。
次に、記録再生装置Aの記録動作を説明する。
図10は、記録再生装置AのBD自動記録動作を示すフローチャートであり、図5のCPU3により実行される。図中、Sはフローの各ステップを示す。
まず、ステップS1でBD自動録画モードにあるか否かを判別する。BD自動録画モードは、ハイビジョン信号をBDに自動録画するためのモードであり、HDD、BD及びDVDの3ドライブを備える記録再生装置Aにより初めて実現可能となった。BD自動録画モード設定の詳細については図11により後述する。BD自動録画モードにないときは、ステップS10で録画データをハイビジョンでHDDに録画して本フローを終了する。BD自動録画モードにあるときは、ステップS2でBD自動録画条件を満たしているか否かを判別する。BD自動録画条件とは、現在の記録再生装置Aがハイビジョン録画をできる機器状態にあるかを判定する条件である。例えば、放送信号がハイビジョン信号であるか、BDディスク(以下、単にBDという)がトレイに入っているかなどである。BD自動録画条件にあるときは、ステップS3で放送信号の種別を取得し、ステップS4で放送信号がハイビジョン信号か否かを判別する。放送信号がハイビジョン信号のときは、ステップS5でハイビジョン予約録画の指定があるか否かを判別し、ハイビジョン予約録画の指定があるときはステップS6でBDディスクの残容量を検出する。ここまでの処理で、上記ステップS1でBD自動録画モードにないとき、上記ステップS2でBD自動録画条件を満たしていないとき、上記ステップS4で放送信号がハイビジョン信号でないとき、あるいは上記ステップS5でハイビジョン予約録画の指定がないときは、BD自動記録動作の実行条件にないと判断して本フローを終了する。
ステップS7では、BDディスクの残容量に録画できるハイビジョン信号を抽出する。これは、EPGにより予約した予約録画がBDディスクの残容量にどれだけ録画できるかを判定し、録画できるハイビジョン信号のみをBDに自動録画するためのものである。予約録画が長短複数ある場合など、長編の予約録画はBDディスクの残容量との関係でハイビジョン録画できないが、短編の予約録画なら1つ又は複数のものがハイビジョン録画できる場合がある。本ステップS7は、BDディスクの残容量に録画できる、上記ハイビジョン信号を抽出する。この場合、EPGで予約した番組等を優先順位の高いものからBDにハイビジョンで録画することが好ましい。優先順位はユーザがEPG予約の際に指定してもよいし、録画予約の先のものを優先順位が高いものとしてもよい。次いで、ステップS8で優先順位に従ってハイビジョン信号をBDにハイビジョンで録画する。
次いで、ステップS9でBDディスクに残容量があるか否かを判別し、BDディスクに残容量がなければステップS10でBDディスクの交換メッセージをOSD表示する。交換メッセージは、例えば「BDディスクが一杯になりました。新しいBDディスクを入れてください。」などである。BDディスクが挿入されると、ステップS12でBD自動録画を終了するか否かを判別し、継続する場合はステップS8に戻り、BD自動録画を終了する場合は本フローを終了する。
本フローを実行することにより、デジタル放送をハイビジョンのままBDに録画できる。特に、BD自動録画モードに設定されているときは、放送信号の所定の条件に合うハイビジョン信号のみがBDに自動録画される。上記所定の条件には、BDディスクの残容量、EPGによる予約録画時間、さらには優先順位がある。これにより、ユーザが特別な操作を行うことなく、ハイビジョン信号はBDに自動録画される。ハイビジョン信号が最初からBDに自動録画されるので、後でユーザがHDDからBDに画像データを転送又は移動(ムーブ)する手間と時間を省略することができる。
図12は、BD自動録画モード設定の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS21でBD自動録画モード設定画面をOSD表示し、ステップS22でユーザ設定入力を待つ。ユーザ設定が終了すると、ステップS23でユーザ設定されたBD自動録画モードをテーブルデータとして保存する。このテーブルデータは、例えばCPU3の不揮発性メモリ領域に記憶する。記録再生装置Aは、HDD、BD及びDVD間で6方向自在ダビングや同時録再が可能な特徴を有するが、その特徴をより活かすため、ユーザの使用形態をあらかじめ設定しておき、記録操作等を支援するBD自動録画モードを用意する。一例を挙げると、「0.BD自動録画モードを使用する」「1.ハイビジョン信号をBDに自動録画する」「2.BDがない場合はHDDに仮録画する」「3.DVDにダウンコンバートする」などの各項目、その詳細情報がOSD表示され、ユーザがそれら各項目や記録媒体などをあらかじめ選択・設定しテーブルに保しておく。BD自動録画モード設定後、例えばハイビジョン信号が記録再生装置Aに入力されると、HDDに録画することなく直接BDに自動録画される(これは設定の一例であり、HDD・BD同時録画、HDD録画のみも可能である)。その際、ユーザに報知するOSD表示とその確認指示を省略する設定も可能である。また、ダウンコンバート設定は、ダウンコンバート実行条件・ダウンコンバート記録媒体の優先順位などをあらかじめ設定する。
なお、BD自動録画モード設定及びダウンコンバート設定は、あくまでもユーザ操作の簡略化を図り使用勝手を向上させるためのものであり、モード設定された機能が優先順位上位にくるだけである。BD自動録画モード設定を行ってもあるいは行わなくても使用形態・機能が制限されるわけではない。
以上のように、本実施の形態の記録再生装置Aは、HDD、BD及びDVDの3ドライブを備え、CPU3は、BD又はHDDのうち、いずれの記録媒体に対してハイビジョン信号を優先して記録するかをBD自動録画モードとしてあらかじめ設定するとともに、記録媒体の残容量とハイビジョン予約番組情報とからハイビジョン信号を選択し、選択されたハイビジョン信号を、設定された記録媒体に記録する制御を行う。本実施の形態では、BD自動録画モードに設定されているときは、録画データはハイビジョンでBD側に優先して録画される。この場合、放送信号の所定の条件(BDディスクの残容量、EPGによる予約録画時間、優先順位又はこれらの組み合わせ)に合うハイビジョン信号のみがBDに自動録画される。ハイビジョン信号が最初からBDに自動録画されるので、後でユーザがHDDからBDに画像データを転送又は移動(ムーブ)する手間と時間を省略することができる。このように、記録再生装置Aの録画に関してハイビジョン信号がユーザの意向にあった記録媒体に自動的に録画され、ハイビジョン信号記録可能なHDD、BD及びDVDの3ドライブ一体型搭載のレコーダの特徴を活かした使用方法が実現でき、使い勝手を格段に向上させることができる。
なお、本実施の形態では、BDに録画する態様を示したが、図6に示すように、i.LINK接続された外部BD又はHDD機器に録画続行することも勿論可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、ハイビジョン信号を記録可能な第1及び第2の記録媒体として、HDD又はBDが、第1及び第2の記録媒体にそれぞれ対応している。より具体的には、BDが第1の記録媒体に、HDDが第2の記録媒体に対応しているが、この組み合わせに限定されるものではない。
さらに上述したBDの替わりに、波長が同じ400nm帯の青色半導体レーザ光を用いるHD DVDを用いることも可能である。この場合はBDドライブ部の構成をHD DVDに対するデータ処理に合致した構成に変更することが必要である。
さらに、上述した実施形態及び各変形例において、第1の記録媒体に、光ディスク以外の着脱タイプの記録媒体を適用することも可能であり、例えば、各種磁気テープ、半導体メモリ、及び着脱タイプのハードディスクドライブ等を第1記録媒体として適用することもできる。このように第1記録媒体を光ディスク以外の前述した着脱タイプの記録媒体に変更する場合は、ドライブ部の構成を、変更する記録媒体に対する制御部に合致した構成に置き換えることが必要である。
さらにまた、上述した実施形態及び各変形例において、内蔵されたディスク装置についてはHDD装置のみに限定されるものではなく、他の種類の記録媒体に適宣置き換えて同様に適用することが可能である。例えばHDD装置の替わりに着脱タイプの記録媒体を適用する場合は、HDD装置及び接続インターフェース部を、適用する記録媒体に合致したドライブ部に適宣置き換えることで実現できる。
また、本実施の形態では、デジタル放送信号に含まれる番組付帯情報からEPGを検出する例について説明したが、EPGを検出できるものであれば番組付帯情報には限定されず、例えばテレビジョン信号の垂直帰線消去期間のEDS(Extended Data Service)信号に含まれるEDS信号、又はTELETEXT信号に含まれる時間情報、コマーシャル情報を用いてもよい。また、上記EPGは、インターネット等のネットワークから取得する情報であってもよいことは勿論である。
以上、本発明の記録媒体への記録再生装置について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
また、上記実施の形態では、1つのHDD装置と2つの光学ディスク装置を含む2トレイ方式の記録再生装置を例にして説明したが、HDD装置を半導体メモリ装置に置き換えてもよく、表示制御に関してはトレイ数に関係なく同様の制御を行うことができる。特に、3トレイ式なども含まれる。また、液晶テレビなどとの複合機一体型や分離型記録再生装置にも好適に適用可能である。
また、上記実施の形態では、HDD、BD及びDVDの3ドライブを備える記録再生装置について説明したが、複数の記録媒体を有する記録再生装置であればよく、2トレイそれぞれにBDディスクを備える装置であってもよい。
本発明は、記録再生装置の表示技術として利用できる。また、記録再生装置以外のAV電子機器に適用することも可能である。
本発明の実施の形態の記録再生装置の外観構成例を示す斜視図であり表面パネルを閉じた状態を示す図である。 図2は、図1の斜視図に対応する図であり表面パネルを開いた状態を示す図である。 本実施の形態の記録再生装置の内部に配置されている光学ディスク装置の配置例を示す図である。 本実施の形態の記録再生装置を遠隔操作することができるリモートコントロール装置の構成例を示す図である。 本実施の形態の記録再生装置の内部構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の記録再生装置の6方向相互ダビングを説明する図である。 本実施の形態の記録再生装置のHDD、BD及びDVDの3ドライブにAVデータを記録する記録モードと録画時間を示す図である。 本実施の形態の記録再生装置のHDD、BD及びDVDの3ドライブにAVデータを記録するマニュアル記録モードと録画時間を示す図である。 本実施の形態の記録再生装置のHDD、BD及びDVDの3ドライブにAVデータを記録するマニュアル記録モードと録画時間を示す図である。 本実施の形態の記録再生装置のBD自動記録動作を示すフローチャートである。 本実施の形態の記録再生装置のBD自動記録動作を示すフローチャートである。 本実施の形態の記録再生装置のBD自動録画モード設定の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
3 CPU(ハイビジョン信号検出部,残容量検出部,設定部,選択部,制御部)
5 画像/音声信号処理部
7 ROM
11 RAM
15 インターフェイス部
17 RC受光部
21 B−CASカードスロット駆動部
27 OSD機能部
31 DVD装置
31c,33c,35c 検出部
33 HDD装置
35 ブルーレイ(BD)ディスク装置
37 ディスク駆動制御部
41 DVD表示部
43 HDD表示部(LED)
45 HDD表示部(LCD)
47 BD表示部
51 表示制御部
A 記録再生装置
RC リモコン装置

Claims (7)

  1. 複数の記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う複数の記録再生部と、
    前記複数の記録再生部を制御する制御部とを備える記録再生装置であって、
    ハイビジョン信号を検出するハイビジョン信号検出部と、
    前記複数の記録媒体のうち、いずれの記録媒体に対して前記ハイビジョン信号を優先して記録するかをあらかじめ設定する設定部と、
    前記設定部により設定された記録媒体に記録する前記ハイビジョン信号を選択する選択部とを備え、
    前記制御部は、前記選択部により選択されたハイビジョン信号を、前記設定部により設定された記録媒体に記録する制御を行うことを特徴する記録再生装置。
  2. ハイビジョン信号を記録可能な第1及び第2の記録媒体とを含む複数の記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う複数の記録再生部と、
    前記複数の記録再生部を制御する制御部とを備える記録再生装置であって、
    ハイビジョン信号を検出するハイビジョン信号検出部と、
    前記第1及び第2の記録媒体のうち、いずれの記録媒体に対して前記ハイビジョン信号を優先して記録するかをあらかじめ設定する設定部と、
    前記設定部により設定された記録媒体に記録する前記ハイビジョン信号を選択する選択部とを備え、
    前記制御部は、前記選択部により選択されたハイビジョン信号を、前記設定部により設定された記録媒体に記録する制御を行うことを特徴する記録再生装置。
  3. さらに、記録を行う記録媒体の記憶可能容量を検出する残容量検出部を備え、
    前記選択部は、検出された記録媒体の残容量を基に前記ハイビジョン信号を選択することを特徴する請求項1又は2に記載の記録再生装置。
  4. さらに、ハイビジョン予約番組情報を取得する予約番組取得部を備え、
    前記選択部は、取得した予約番組情報を基に前記ハイビジョン信号を選択することを特徴する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録再生装置。
  5. 前記複数の記録媒体は、HDD、片面の記録容量が8.6ギガバイト以上の光ディスク、DVD、半導体メモリ又はIEEE1394規格に準拠した機器の少なくともいずれか一つの組み合わせを含むことを特徴する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の記録再生装置。
  6. 前記第1及び第2の記録媒体は、HDD又は片面の記録容量が8.6ギガバイト以上の光ディスクであることを特徴する請求項1又は2に記載の記録再生装置。
  7. 前記制御部による制御を報知する報知部を備えることを特徴する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の記録再生装置。
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