JP2006165421A - 窒化物半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、ドライエッチング装置を用いて窒化物半導体をエッチングする際、所望の寸法・形状のリッジ構造などを形成し、諸特性にばらつきが無く、歩留まり良く作製できる窒化物半導体レーザ素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、エッチング装置の反応室に生成するプラズマからの発せられる発光スペクトル中で、エッチングガスに含まれる元素から成る原子・分子、又は、エッチングガスに含まれる元素と窒化物半導体薄膜を構成する元素とで構成される分子が発する特定波長の光を検知し、その光の強度の時間変化を観測することで、所望の位置で精度良くエッチングをストップできる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、窒化物半導体レーザ素子とその製造方法に関するものである。
GaN、AlGaN、GaInN、AlGaInNなどの窒化物半導体は、AlGaInAs系半導体やAlGaInP系半導体に比べてバンドギャップEgが大きく、かつ直接遷移の半導体材料であるという特徴を有している。このため、これらの窒化物半導体は、紫外線から緑色に当たる短波長の光の発光が可能な半導体レーザや、紫外線から赤色まで広い発光波長範囲をカバーできる発光ダイオードなどの半導体発光素子を構成する材料として注目されており、高密度光ディスクやフルカラーディスプレー、さらには環境・医療分野など、広く応用が考えられている。
又、熱伝導性がGaAs系半導体などよりも高く、高温・高出力動作の素子の応用に期待される。さらに、AlGaAs系半導体における砒素(As)、ZnCdSSe系半導体におけるカドミウム(Cd)などに相当する材料及びその原料(アルシン(AsH3))などを使用しないため、環境への負荷が小さい化合物半導体材料として期待される。
このような窒化物半導体を用いた電子デバイスを製造する際、窒化物半導体は化学的に非常に安定であり、このため、エッチングの実施が容易ではなく、所望のエッチング量と等しく窒化物半導体をエッチングすることは非常に困難である。この問題は、リッジ型導波路構造を有する窒化物半導体レーザ素子において、非常に顕著なものとなる。
上述したリッジ型導波路構造は、複数の窒化物半導体薄膜を積層させて成る窒化物半導体成長層表面にストライプ状のフォトレジストパターンを形成し、引き続きエッチングを実施することで形成される。この場合、リッジ部上部からリッジ部底面部までの距離がエッチング深さに相当する。このエッチング深さを変化させると、リッジ型導波路内外での実効屈折率差が変化する。このことを利用すれば、エッチング深さを調節することで、所望の水平方向の光の導波モードを得ることができる。このため、エッチング深さを正確に所望の値にすることができないと、窒化物半導体レーザ素子の特性が大きく劣化してしまう。
このような窒化物半導体レーザ素子の特性の劣化として、エッチング深さが所望の値より小さい場合には、水平方向の光の閉じ込めが十分でないことに起因する閾値電流密度の上昇や、遠視野像(Far Field Pattern;FFP)の縮小などの問題が発生する。又、エッチング深さが所望の値より大きい場合には、エッチングダメージが活性層まで達することに起因する閾値電流密度の上昇や、スロープ効率の低下、水平方向の光の閉じ込めが強すぎることに起因する遠視野像の拡大などの問題が発生する。いずれにおいても、窒化物半導体レーザ素子を製造する上において、歩留まりを大きく低下させる原因となる。
上述したような問題が発生しないように、窒化物半導体を精度良くエッチングするために、ウエーハ表面に光を照射して反射光を検出することでエッチング深さを制御する方法が提案されている(特許文献1参照)。又、ドライエッチングを実施する際に反応性ガスに酸素などのガスを導入してAlGaN層の表面を酸化し、エッチングレートを著しく低下させてエッチングをストップさせる方法が提案されている(特許文献2参照)。又、ドライエッチングを実施している間、プラズマから発光される発光スペクトルにおいて、窒化物半導体を構成する原子から発せられる特定波長の光の強度変化を観測・検知などをすることで、エッチングストップさせるタイミングを決定する方法が提案されている(非特許文献1参照)。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の方法でエッチングを実施した場合、反射光を正確に検知・解析することができないため、所望のエッチング深さでエッチングストップすることができない。又、特許文献2に記載の方法でエッチングを実施した場合、AlGaN表面に形成された酸化膜を除去することができず、結果、窒化物半導体レーザ素子を製造する上で歩留まりが低下するなどの問題が生じていた。又、非特許文献1に記載の方法でエッチングを実施した場合、エッチングが進行するに従い、表面に現れる膜種が変わるなどのウエーハ表面の変化に対して観測した光の強度変化が即座に追従せず、時間遅れが生じて所望の位置でエッチングストップすることができないなどの問題が生じていた。
特開2003−338662号公報 特開2003−229412号公報 Proceeding International Workshop on Nitride Semiconductors IPAP Conference Series1 pp782-785
このようなことから、通常、窒化物半導体をエッチングしてリッジ構造を形成する方法として、予め窒化物半導体膜に対するエッチングレートを測定し、それにエッチング時間をかけることでエッチング量を計算し、所望のエッチング深さが得られるようにエッチングを実施していた。しかしながら、この方法でエッチングを実施すると、所望のエッチング量(以下、設定エッチング量)と実際にエッチングされる量とが異なり、設定エッチング量に対して実際のエッチング量は±10%程度のばらつきが生じていた。
このように設定エッチング量に対して実際のエッチング量が異なると、所望の寸法・形状のリッジ構造が形成されず、その結果、作製された窒化物半導体レーザ素子の特性に悪影響を与え、歩留まりが大きく低下する原因となる。即ち、図5に示すように、実際にエッチングされる量と設定エッチング量との差と、遠視野像(FFP:Far Field Pattern)の水平方向の半値幅との間には密接な関係があり、エッチングされる量と設定エッチング量との差が変化すると、FFPの水平方向の半値幅はおおよそリニアに変化している。このため、FFPの水平方向の半値幅の値を設定値と等しくするためには、エッチング量を精密に制御する必要がある。
このような問題を鑑みて、本発明は、ICP(Inductively Coupled Plasma)方式などのドライエッチング装置を用いて窒化物半導体をエッチングする際、エッチング装置の反応室に生成するプラズマからの発せられる発光スペクトル中の特定波長の光を検知し、その光の強度の時間変化を観測することで、所望の位置で精度良くエッチングをストップすることで、所望の寸法・形状のリッジ構造を形成し、諸特性にばらつきが無く、歩留まり良く作製できる窒化物半導体レーザ素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、少なくとも表面が窒化物半導体で構成されている窒化物半導体基板上に少なくとも1種類以上の窒化物半導体薄膜を積層して窒化物半導体成長層を形成する第1ステップと、前記窒化物半導体成長層の一部を除去する第2ステップと、を備えた窒化物半導体レーザ素子の製造方法において、前記第2ステップにおいて、前記窒化物半導体成長層の除去はドライエッチングにより行われ、エッチングガスに含まれる元素から成る原子、分子、ラジカル、又は、前記エッチングガスに含まれる元素と前記窒化物半導体薄膜を構成する元素とで構成される分子が発する光を観測・検知することで、前記窒化物半導体成長層内で、ある窒化物半導体薄膜とその表面に成長した別の窒化物半導体薄膜との界面を検知してエッチングを停止することを特徴とする。
又、このような窒化物半導体レーザ素子の製造方法において、前記エッチングガスとして、塩素原子を含んで構成される塩素系ガスが含まれているものとして構わない。
又、このような窒化物半導体レーザ素子の製造方法において、前記窒化物半導体薄膜を構成するIII族原子として、Ga、Al、In、Bのうち少なくとも1種類の元素を含み、
前記窒化物半導体薄膜を構成するV族原子として、N、もしくは、P、As、Sbのうち
少なくとも1種類の元素とN、が含まれるものとして構わない。
又、このような窒化物半導体レーザ素子の製造方法において、前記窒化物半導体薄膜を構成する元素のうち、Ga、Al、In、Bのうち少なくとも1種類の元素と、塩素原子を含んで構成される塩素系ガスに含まれる元素と、から構成される分子が発する光を観測・検知することで、ある窒化物半導体薄膜とその表面に成長した別の窒化物半導体薄膜との界面を検知してエッチングを停止するものとして構わない。
又、このような窒化物半導体レーザ素子の製造方法において、前記第2ステップにおいて、前記窒化物半導体成長層の一部を除去してリッジ形状のリッジストライプを形成する際、前記リッジストライプを形成してエッチングを停止するエッチング停止位置が、前記窒化物半導体成長層内にある第1膜であるAlx1Iny1Gaz1N(x1、y1、z1≧0、x1+y1+z1=1、0.05≦x1+y1≦1)と第2膜であるAlx2Iny2Gaz2N(x2、y2、z2≧0、x2+y2+z2=1、0≦x2+y2≦0.25、z1<z2)の界面近傍にあり、前記第1膜及び前記第2膜を構成するAl、Ga、Inのうち少なくとも1種類の元素と、塩素原子を含んで構成される塩素系ガスに含まれる元素と、から構成される分子が発する光を観測・検知することで、前記界面の検出し、エッチングを停止するものとして構わない。
更に、本発明の窒化物半導体レーザ素子は、上述したいずれかに記載の前記窒化物半導体レーザ素子の製造方法によって製造されることを特徴とする。
本発明によると、ICP(Inductively Coupled Plasma)方式などのドライエッチング装置を用いて窒化物半導体をエッチングする際、エッチング装置の反応室に生成するプラズマから発せられる発光スペクトルで、エッチングガスに含まれる元素から成る原子、分子、ラジカル又は、エッチングガスに含まれる元素と窒化物半導体薄膜を構成する元素とで構成される分子が発する光を検知し、その光の強度の時間変化を観測することで、所望の位置で精度良くエッチングをストップして所望の寸法・形状のリッジ構造を形成し、諸特性にばらつきが無い窒化物半導体レーザ素子を歩留まり良く作製できる。
まず、本明細書において用語の意味を予め明らかにしておく。「窒化物半導体基板」は、AlxGayInzN(0≦x≦1;0≦y≦1;0≦z≦1;x+y+z=1)から成る基板を意味する。ただし、窒化物半導体基板の窒素元素のうちで、その約10%以下がAs、P、またはSbの元素で置換されても構わない(但し、基板の六方晶系が維持されている。)。又、窒化物半導体基板中に、Si、O、Cl、S、C、Ge、Zn、Cd、Mg、BまたはBeがドーピングされても構わない。更に、n型窒化物半導体としては、これらのドーピング材料のうちでも、Si、O、およびClが特に好ましい。窒化物半導体基板の主面方位としては、C面{0001}、A面{11−20}、R面{1−102}、M面{1−100}、または{1−101}面が好ましく用いられ得る。また、これらの結晶面方位から2°以内のオフ角度を有する基板主面であれば、その表面モホロジーが良好であり得る。
又、窒化物半導体基板上に積層される窒化物半導体薄膜は、III族元素としてGa、Al
、In、Bのうち少なくとも1種類を含んでいても構わない。又、V族元素としてN、も
しくはP、As、Sbの少なくとも1種類とN、を含んでいても構わない。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における窒化物半導体基板上に積層された窒化物半導体成長層の構造を示す概略構成図である。
図1に示すように、窒化物半導体成長層14は、n型GaNを材料とする窒化物半導体基板1の表面に、層厚1μmのn型GaN層2と、層厚0.7μmのn型Al0.1Ga0.9Nクラッド層3と、層厚0.05μmのn型GaN光ガイド層4と、層厚8nm又は20nmのIn0.03Ga0.97N障壁層が合計4層と層厚4nmのIn0.08Ga0.92N井戸層が3層と層厚50nmのGaN層から成る多重量子井戸構造発光層5と、層厚20nmのp型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6と、層厚0.1μmのp型GaN光ガイド層7と、層厚0.5μmのp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層8と、層厚0.1μmのp型GaNコンタクト層9と、が順に積層されて構成される。尚、本発明においては、窒化物半導体基板としては、窒化物半導体基板1の材料にn型のGaN基板を用いたが、この材料に限定されるものではなく、p型のGaN基板、半絶縁性のGaN基板、Al1-xGaxN(0≦x≦1)基板などを用いても構わない。
次に、上述の窒化物半導体成長層14の製造方法を説明する。以下の説明ではMOCVD法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相蒸着法)を用いた場合を示しているが、エピタキシャル成長できる成長法であれば、MOCVD法に限定されるものではなく、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシ法)、HDVPE法(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライドVPE法)等、他の気相成長法を用いても構わない。
窒化物半導体基板1をMOCVD装置の成長炉内の所定のサセプタ上に設置し、キャリアガスとして、N2とNH3をそれぞれ5l/min流しながら、サセプタ温度を1050℃まで昇温する。昇温が終われば、キャリアガスをN2からH2に代えて、Gaの原料としてトリメチルガリウム((CH33Ga:TMG)を100μmol/min、SiH4を10nmol/minとして成長炉内に供給し、n型GaN層2を1μm成長させる。その後、TMGを50μmol/minに減少し、Alの原料としてトリメチルアルミニウム((CH33Al:TMA)を40μmol/minとして成長炉内に供給して、n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層3を0.7μm成長させる。n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層3の成長が終了すると、TMAの供給を停止し、TMGを100μmol/minに増加し、n型GaN光ガイド層4を0.05μm成長させる。その後、TMG、SiH4の供給を停止して、キャリアガスをH2からN2に代え、サセプタ温度を700℃まで降温し、インジウムの原料としてトリメチルインジウム((CH33In:TMI)を20μmol/min、TMGを15μmol/minとして成長炉内に供給し、In0.03Ga0.97Nから成る20nm厚の障壁層を成長させる。次に、TMIの供給量を50μmol/minに増加し、In0.08Ga0.92Nから成る4nm厚の井戸層を成長させる。次に、TMIを20μmol/minに減少し、TMGを15μm/minで供給しIn0.03Ga0.97Nから成る8nm厚の障壁層を成長させる。以下、同様にして4nm厚の井戸層と8nm厚の障壁層を、井戸層/障壁層/井戸層の順で成長させる。引き続き、TMIを20μmol/min、TMGを15μmol/minで成長炉内に供給し、In0.03Ga0.97Nから成る20nm厚の障壁層を成長させる。その後、TMGを100μmol/minに増加し、TMIの供給を停止し、50nmのGaN層を成長させる。このようにして、多重量子井戸発光層5は、障壁層/井戸層/障壁層/井戸層/障壁層/井戸層/障壁層/GaN層の順序で形成される。
多重量子井戸発光層5の形成されると、TMIおよびTMGの供給を停止し、サセプタ温度を1050℃まで昇温して、キャリアガスをN2からH2に代えて、TMGを50μmol/min、TMAを30μmol/min、p型ドーパントであるMgの原料としてビスエチルシクロペンタジエニルマグネシウム((C25542Mg:EtCp2Mg)を10nmol/minで成長炉内に供給し、p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6を20nm成長させる。p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6の成長が終了すると、TMAの供給を停止し、TMGの供給量を100μmol/minに増加し、p型GaN光ガイド層7を0.1μm成長させる。引き続き、TMGの供給を50μmol/minに減少し、TMAを40μmol/minで成長炉内に供給し、p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層8を0.5μm成長させ、次に、TMGの供給を100μmol/minに増加し、TMAの供給を停止し、p型GaNコンタクト層9を0.1μm成長させて、窒化物半導体レーザ素子の半導体積層膜の成長を終了する。その後、TMGおよびEtCp2Mgの供給を停止して降温する。このようにして、表面に窒化物半導体成長層14の形成された窒化物半導体基板1(ウエーハ)が得られる。
上述のようにして窒化物半導体基板1上に窒化物半導体成長層14を形成した後、窒化物半導体レーザ素子の作製を行う。以下に、図面を参照し、窒化物半導体レーザ素子の作製方法を説明する。図2は本実施形態における窒化物半導体レーザ素子の多層構造を示す概略構成図である。
まず、通常のフォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術を用いて、幅略2μmのリッジストライプ構造を形成するように、p型GaNコンタクト層9とp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層8とp型GaN光ガイド層7をエッチングして除去する。引き続き、p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6の一部をエッチングしてエッチングストップする。尚、本実施形態において、ドライエッチングに用いる反応性ガスとしてSiCl4を用いるものとするが、これに限定されるものではなく、BCl3などの塩素を含有する他のガスを用いても構わない。
このようにエッチングを実施する際、ドライエッチング装置が備えるプラズマ発光観測用のビューポート部分に分光器の入射口を直接接続するか、光ファイバーなどを用いることにより、ドライエッチング装置の反応炉(チャンバー)内に生成されたプラズマからの光を分光器の入射口に導入する。そして特定の波長の光の強度変化を観測・検知する。その観測光の強度変化を検知することで、エッチングをストップさせるタイミングが分かる。図3に、窒化物半導体成長層14を途中でエッチングを止めることなく、継続してエッチングした場合の分光した特定波長の光の強度の時間変化を示している。図に示すように、エッチング時間が240秒の時点で、発光強度を示す曲線は凸状となり、特異な変化を示している。この凸状の変化が起こった時点でエッチングをストップしたところ、p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6にエッチングが達していることが分かった。
又、本実施形態においてプラズマからの発光を分光して観測する光の波長は260nmである。この波長の光は、AlClラジカルから発せられた光であると考えられる。通常、観測する光としてGa、Alなど窒化物半導体を構成する原子が発する光が考えられるが、このような原子からの発光の強度変化を観測・検知することでエッチングストップのタイミングを決定した場合、発光強度を示す曲線の変化が、常に一定というわけではなく、安定性と確実性に欠けていた。更に、窒化物半導体を構成する原子からの発光の強度変化を観測・検知することでエッチングストップのタイミングを決定した場合、エッチングが進行するに従い、表面に現れる膜種が変わるなどのウエーハ表面の変化に対して観測した光の強度変化が即座に追従せず、時間遅れが生じて所望の停止位置でエッチングストップすることができないときがある。
このような問題に対して、本発明者らは、Ga、Alなど窒化物半導体を構成する原子ではなく、AlClやCl2などようにエッチングに用いる反応性ガスからの発光、もしくは反応性ガスと窒化物半導体を構成する原子が反応し生成された副生成物からの発光を観測・検知することで、エッチングストップするタイミングを正確に判定することが可能であることを見出した。
上述したようにエッチングに用いる反応性ガスからの発光、もしくは反応性ガスと窒化物半導体を構成する原子が反応し生成された副生成物からの発光を観測・検知することで、p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6でエッチングをストップすることができる。図4は、実際にp型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6でエッチングをストップした場合の、発光強度曲線である。エッチング時間が235秒経過した時点で凸状の特異な変化が発生した。本発明では、発光強度の変化が顕著に判定できるように、5秒間オーバーエッチングを行ったが、これは、発光強度の波形の変化を明確に示すためであり、通常は、発光強度の変化が顕著に判定できたら即座にエッチングは停止している。
このようにプラズマから発せられる光の強度変化を観測・検知することによって、エッチングストップをする時を正確に捉えるには、上述したAlClの波長260nmの光だけではなく、CClの波長258nmの光、Cl2の波長256nmの光、でも構わない。又、窒化物半導体にIII族構成元素としてB(ボロン)を含む場合にはBClの波長26
7の光でも構わない。更に、エッチングに用いるために反応炉(チャンバー)に供給される反応性ガスにCF4、C48などのフロロカーボンが含まれる場合、CFの波長256nmの光、CF2の波長252nm、255nm、260nm、263nmなどの光を観測・検知することで、正確にエッチングストップするタイミングを判定することができる。
このようにエッチングに用いる反応性ガスからの発光、もしくは反応性ガスと窒化物半導体を構成する原子が反応し生成された副生成物からの発光を観測・検知することで、正確にエッチングストップするタイミングを判定し、所望のエッチング深さに制御することが可能となる。更に、エッチングされる膜については、上述した組成比の膜に限定されるわけではなく、エッチングを停止する位置がAlx1Iny1Gaz1N(x1、y1、z1≧0、x1+y1+z1=1、0.05≦x1+y1≦1)とAlx2Iny2Gaz2N(x2、y2、z2≧0、x2+y2+z2=1、0≦x2+y2≦0.25、z1<z2)との2種類の膜の界面近傍にあると、エッチングが進行して2種類の膜の界面を横切る際、観測・検知する光の強度変化が大きく、エッチングストップするタイミングを精度良く判定することが可能となる。
上述したようにドライエッチング技術を用いて、p型GaNコンタクト層9とp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層8とp型GaN光ガイド層7と、p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層6の一部とを、エッチングしてリッジストライプ15を形成する。このリッジストライプ15は図2に示すようにストライプ状に共振器方向に延びている。そして、リッジストライプ15形成後、リッジストライプ15上部を除く窒化物半導体成長層14の表面に、電流狭窄のための絶縁層としてSiO2層10を形成する。次に、図2に示すように、パラジウム(Pd)、モリブデン(Mo)、金(Au)を順次蒸着した後、p型GaNコンタクト層9との間でオーミック接触が得られるように高温で電極の合金化を行い、p型電極11を形成する。
次に、窒化物半導体基板1(ウエーハ)の裏面側の一部を研削や研磨により除去し、窒化物半導体基板1の厚みが100μm程度になるまで薄くする。そして、この研削や研磨が行われた窒化物半導体基板1の裏面に、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)から成るn型電極12を形成し、窒化物半導体基板1との間でオーミック接触が得られるように高温で電極の合金化を行う。引き続き、n型電極12の表面にモリブデン(Mo)、プラチナ(Pt)、金(Au)からなるメタライズ層13を形成する。
このようにして形成されたウエーハを、スクライブ装置を用い、リッジストライプ15が延在する方向と垂直な方向に沿ってへき開することで、リッジストライプ15が延在する方向と平行な方向である共振器方向の長さである共振器長が600μmであるバー(図示せず)に分割する。分割されたバーの前後両方の端面に、絶縁体コーティング保護膜を形成する。分割されたバーの端面の一方に反射率95パーセントのHR(High Reflection)コーティングを、反対側の端面に、反射率5パーセントのAR(Anti Reflection)コーティングを実施した。本実施形態では、HRコーティングの材料にはSiO2、TiO2の多層膜を用いるとし、ARコーティングの材料にはAl23を用いるとするが、コーティングの材料として、上述した材料以外の材料を用いても構わない。例えば、SiN、ZrO2、Ta25、MgF2等の誘電体を単層または、複数層用いても構わない。
更にバーから窒化物半導体レーザ素子を1つずつ分割する。このようにして形成した窒化物半導体レーザ素子をヒートシンクに搭載し、窒化物半導体レーザ装置が得られる。このように作製した窒化物半導体レーザ素子の光出力特性を評価したところ、FFPの半値幅の値が非常にそろっており、バラツキがほとんどなかった。
又、走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)によって窒化物半導体レーザ素子の断面を観察したところ、本実施形態における方法を用いてドライエッチングを実施してリッジストライプ15を形成した場合、全てのウエーハにおいてエッチングストップ位置が層厚0.02μmのp型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層内に収まっており、従来技術を用いた場合と比較して、エッチングストップ位置のばらつきが大きく改善しており、結果、1ウエーハ上に作製された窒化物半導体レーザ素子の数に対して、得られる良品の素子数の割合を示す歩留まりの値が大きく改善した。
本発明の実施形態における窒化物半導体基板上に積層された窒化物半導体成長層の構造を示す概略構成図である。 本発明の実施形態における窒化物半導体レーザ素子の多層構造を示す概略構成図である。 本発明の実施形態における特定波長の光の強度の時間変化図である。 本発明の実施形態における特定波長の光の強度の時間変化図である。 エッチングした量と設定エッチング量との差と、FFPの水平方向の半値幅の相関図である。
符号の説明
1 窒化物半導体基板
2 n型GaN層
3 n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
4 n型GaN光ガイド層
5 多重量子井戸構造発光層
6 p型Al0.3Ga0.7Nエッチングストップ検出層
7 p型GaN光ガイド層
8 p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
9 p型GaNコンタクト層
10 SiO2
11 p側電極
12 n側電極
13 メタライズ層
14 窒化物半導体成長層
15 リッジストライプ

Claims (6)

  1. 少なくとも表面が窒化物半導体で構成されている窒化物半導体基板上に少なくとも1種類以上の窒化物半導体薄膜を積層して窒化物半導体成長層を形成する第1ステップと、前記窒化物半導体成長層の一部を除去する第2ステップと、を備えた窒化物半導体レーザ素子の製造方法において、
    前記第2ステップにおいて、
    前記窒化物半導体成長層の除去はドライエッチングにより行われ、エッチングガスに含まれる元素から成る原子、分子、ラジカル、又は、前記エッチングガスに含まれる元素と前記窒化物半導体薄膜を構成する元素とで構成される原子、分子、ラジカルが発する光を観測・検知することで、前記窒化物半導体成長層内で、ある窒化物半導体薄膜とその表面に成長した別の窒化物半導体薄膜との界面を検知してエッチングを停止することを特徴とする窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  2. 前記エッチングガスとして、塩素原子を含んで構成される塩素系ガスが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  3. 前記窒化物半導体薄膜を構成するIII族原子として、Ga、Al、In、Bのうち少なく
    とも1種類の元素を含み、前記窒化物半導体薄膜を構成するV族原子として、N、もしく
    は、P、As、Sbのうち少なくとも1種類の元素とN、が含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  4. 前記窒化物半導体薄膜を構成する元素のうち、Ga、Al、In、Bのうち少なくとも1種類の元素と、塩素原子を含んで構成される塩素系ガスに含まれる元素と、から構成される分子が発する光を観測・検知することで、ある窒化物半導体薄膜とその表面に成長した別の窒化物半導体薄膜との界面を検知してエッチングを停止することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  5. 前記第2ステップにおいて、
    前記窒化物半導体成長層の一部を除去してリッジ形状のリッジストライプを形成する際、
    前記リッジストライプを形成してエッチングを停止するエッチング停止位置が、前記窒化物半導体成長層内にある第1膜であるAlx1Iny1Gaz1N(x1、y1、z1≧0、x1+y1+z1=1、0.05≦x1+y1≦1)と第2膜であるAlx2Iny2Gaz2N(x2、y2、z2≧0、x2+y2+z2=1、0≦x2+y2≦0.25、z1<z2)の界面近傍にあり、
    前記第1膜及び前記第2膜を構成するAl、Ga、Inのうち少なくとも1種類の元素と、塩素原子を含んで構成される塩素系ガスに含まれる元素と、から構成される分子が発する光を観測・検知することで、前記界面の検出し、エッチングを停止することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の前記窒化物半導体レーザ素子の製造方法を用いて作製される窒化物半導体レーザ素子。
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