JP2006164335A - 光ディスク装置および情報記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、外部からの振動や衝撃を物理的に検出することなく、光ディスクの記録面のディフェクトと、外部からの振動や衝撃とを明確に区別するができ、装置構成を簡略化してコストダウンを実現することができる光ディスク装置および情報記録方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成する2値化処理部13と、トラッククロス信号の発生密度が設定されたリトライ条件を越えた場合に、リトライ条件の成立を判定するリトライ判定部15と、リトライ条件が設立したと判定された場合に、記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライさせるシステムコントローラ12とを具備し、リトライ判定部15は、記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、リトライ条件を緩和する方向に変更させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、MD(Mini Disc)等の記録可能な光ディスクに情報を記録する光ディスク装置および情報記録方法に関し、特にトラッキングエラー信号に基づいて外部からの振動や衝撃を検出し、外部からの振動や衝撃を検出した場合には、情報記録を中止する光ディスク装置および情報記録方法に関する。
光ディスクに情報を記録し、光ディスクに記録した情報を再生する光ディスク装置において、適正な情報記録を行うためには、光ピックアップのトラッキングサーボ制御が正確に行われることが必要であるが、記録動作中に、外部から振動や衝撃が加わると、光ピックアップのトラッキングサーボが外れ、トラックジャンプが発生する。トラックジャンプが発生すると、記録動作中に、光ピックアップの記録すべきトラックから別のトラックに移動してしまい、移動先のトラックに既に情報が記録されている場合には、記録されている情報が誤って消されてしまうため、直ちに情報記録を中止しなければならない。
外部からの振動や衝撃は、トラッキングエラー信号を2値化したトラッククロス信号の単位時間当たりのカウント数によって検出することができるが、単位時間当たりのカウント数を多く設定すると、外部からの振動や衝撃が弱い場合には、検出できない恐れがあると共に、検出精度を高めるために単位時間当たりのカウント数を少なく設定すると、光ディスクの記録面に付いている傷や汚れ等のディフェクトを外部からの振動や衝撃として誤検出しまう恐れがある。
そこで、光ディスクの記録面のディフェクトと、外部からの振動や衝撃とを明確に区別するために、光ディスクへの外部からの振動や衝撃を物理的に検出する加速度センサおよびコンパレータからなる第1の検出回路と、光ピックアップのデトラックおよびデフォーカスの少なくともいずれかを検出する第2の検出回路とを備え、第1の検出回路による外部からの振動や衝撃の検出時に、第2の検出回路により出力されたデトラック信号又はデフォーカス信号をトリガとして、光ディスクへの情報記録を中止することにより、外部からの振動や衝撃に起因するデトラック検出又はデフォーカス検出が可能となり、誤記録を確実に防止することができる光ディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、外部からの振動や衝撃を物理的に検出するために、加速度センサおよびコンパレータを備えなければならず、装置構成が複雑になると共に、余分なコストが発生してしまうという問題点があった。
特開2000−260032号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部からの振動や衝撃を物理的に検出することなく、光ディスクの記録面のディフェクトと、外部からの振動や衝撃とを明確に区別するができ、装置構成を簡略化してコストダウンを実現することができる光ディスク装置および情報記録方法を提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の光ディスク装置は、トラッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボ制御を行いながら情報記録を行う目標のクラスタである記録目標クラスタに情報記録を行う光ディスク装置であって、前記トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成する2値化処理手段と、該2値化処理手段によって生成された前記トラッククロス信号の発生密度が設定されたリトライ条件を越えた場合に、前記リトライ条件の成立を判定するリトライ判定手段と、該リトライ判定手段によって前記リトライ条件が設立したと判定された場合に、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、前記記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライさせるシステムコントロール手段とを具備し、前記リトライ判定手段は、前記記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、前記リトライ条件を緩和する方向に変更させることを特徴とする。
さらに、本発明の光ディスク装置は、前記システムコントロール手段は、前記リトライ判定手段によって前記リトライ条件が設立したと判定された場合に、前記リトライ条件が設立した発生位置で以前も前記リトライ条件が設立したことがあるか否かを判断し、以前も前記リトライ条件が設立したことがある場合には、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させることなく情報記録を続行させることを特徴とする。
さらに、本発明の光ディスク装置は、前記システムコントロール手段は、前記リトライ条件が設立した発生位置で以前も前記リトライ条件が設立したことがある場合には、前記リトライ条件の成立した時の前記トラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えているか否かを判断し、前記リトライ条件の成立した時の前記トラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えている場合には、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、前記記録目標クラスタとは異なる代替記録クラスタに情報記録を行わせることを特徴とする。
さらに、本発明の光ディスク装置は、前記システムコントロール手段は、前記記録目標クラスタに対する所定回数目のリトライ時に、前記リトライ判定手段によって前記リトライ条件が設立したと判定された場合に、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、前記記録目標クラスタとは異なる代替記録クラスタに情報記録を行わせることを特徴とする。
また、本発明の情報記録方法は、トラッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボ制御を行いながら情報記録を行う目標のクラスタである記録目標クラスタに情報記録を行う光ディスク装置における情報記録方法であって、前記トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成し、該生成した前記トラッククロス信号の発生密度がリトライ条件を越えた場合に、前記リトライ条件の成立を判定し、前記リトライ条件が設立したと判定した場合に、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止すると共に、前記記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライし、前記記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、前記リトライ条件を緩和する方向に変更することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置および情報記録方法は、トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成し、当該トラッククロス信号の発生密度がリトライ条件を越えた場合に、リトライ条件の成立を判定し、リトライ条件が設立したと判定した場合に、記録目標クラスタへの情報記録を中止すると共に、記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライし、記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、リトライ条件を緩和する方向に変更するように構成することにより、リトライ条件の初期値を、外部から加えられた振動や衝撃が、軽微である場合や光ピックアップのフォーカス方向に加えられた場合にも、外部からの振動や衝撃を確実に検出することができる値に設定することができ、外部からの振動や衝撃を物理的に検出することなく、外部から加えられた振動や衝撃が、軽微である場合や光ピックアップのフォーカス方向に加えられた場合にも、確実に外部からの振動や衝撃を検出することができると共に、リトライ時におけるディフェクトによるリトライ条件の設立を抑制することができるという効果を奏する。
さらに、本発明の光ディスク装置および情報記録方法は、リトライ条件が設立したと判定した場合に、リトライ条件が設立した発生位置で以前もリトライ条件が設立したことがあるか否かを判断し、以前もリトライ条件が設立したことがある場合には、記録目標クラスタへの情報記録を中止させることなく情報記録を続行させるように構成することにより、外部からの振動や衝撃を物理的に検出することなく、光ディスクの記録面のディフェクトと、外部からの振動や衝撃とを明確に区別するができ、装置構成を簡略化してコストダウンを実現することができるという効果を奏する。
さらに、本発明の光ディスク装置および情報記録方法は、リトライ条件が設立した発生位置で以前もリトライ条件が設立したことがある場合には、リトライ条件の成立した時のトラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えているか否かを判断し、リトライ条件の成立した時のトラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えている場合には、記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、記録目標クラスタとは異なる代替記録クラスタに情報記録を行わせるように構成することにより、記録目標クラスタに大きなディフェクトが存在して情報記録に不適切である場合に、代替記録クラスタに情報記録を行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、図1を参照すると、書き換え可能型のMD(Recordable Mini Disc)等の光ディスク1を用いて情報の記録と再生を行うMDプレーヤ等の光ディスク装置であり、光ディスク1を所定の線速度で回転させるスピンドルモータ2と、光ディスク1の記録面に対向配置され、情報記録時に光ディスク1の記録面に記録磁界をかける磁気ヘッド3と、光ディスク1の記録面に対向配置され、光ディスク1の記録面にレーザ光を照射して反射光を検出信号として出力する光ピックアップ4と、磁気ヘッド3および光ピックアップ4を載置して光ディスク1の半径方向に移動するキャリッジ5と、サーボ回路6と、ヘッド駆動部7と、RFIC8と、信号処理部9と、A/D変換器10と、D/A変換器11と、システムコントローラ12と、2値化処理部13と、カウント部14と、リトライ判定部15とが備えられている。
サーボ回路6は、光ディスク1の線速度を一定に保つべくスピンドルモータ2を同期サーボすると共に、システムコントローラ12からのコントロール信号に基づいて情報記録を行うクラスタおよび情報再生を行うクラスタへのキャリッジ5のシークを制御し、RFIC8からのフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に基づいて光ディスク1の記録面に対する光ピックアップ4の位置を微調整するフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを行う。
ヘッド駆動部7は、情報記録時には、信号処理部9から入力された書き込み用の変調データを磁気ヘッド3に供給することにより記録磁界を生じさせて、光ディスク1の記録面に情報を記録させる。
RFIC8は、光ピックアップ4から出力される検出信号から、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成すると共に、光ディスク1の記録面に記録されている情報を有するRF信号を生成し、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号をサーボ回路6に、フォーカスエラー信号を2値化処理部13に、RF信号を信号処理部9に出力する。
信号処理部9は、情報再生時には、RFIC8から入力されたRF信号をA/D変換した後、EFM復調とデインターリービング等の所定の規格に準拠したデコード処理を施すことによって復調データを生成すると共に、データ圧縮されている復調データを復号化し、復号化によって生じるリニアPCMデータをD/A変換器11に出力する。
また、信号処理部9は、情報記録時には、A/D変換器10から入力されたリニアPCMデータをデータ圧縮した後、EFM変調とインターリビング等の所定のエンコード処理を施すことによって書き込み用の変調データを生成し、生成した書き込み用の変調データをヘッド駆動部7に出力する。
A/D変換器10は、外部のオーディオ機器等から入力端子INに入力されたアナログオーディオ信号を所定のサンプリング周波数に基づいてリニアPCMデータにデジタル変換して信号処理部9に出力する。
D/A変換器11は、信号処理部9から入力されたリニアPCMデータを可聴周波数帯域のアナログオーディオ信号に変換して出力端子OUTに出力する。
システムコントローラ12は、所定のシステムプログラムを実行するマイクロプロセッサを備え、当該マイクロプロセッサによって本実施の形態の光ディスク装置の動作を集中制御する。
2値化処理部13は、RFIC8から入力されるトラッキングエラー信号を、小振幅ノイズ除去処理(ヒステリシス等)を施した上で2値化し、トラックの横切り回数を検出するための信号であるトラッククロス信号を生成してカウント部14に出力する。
カウント部14は、2値化処理部13から入力されるトラッククロス信号の発生密度、すなわち単位時間当たりのトラックの横切り回数をカウントしてリトライ判定部15に出力する。
リトライ判定部15は、カウント部14からリトライ条件を以上のカウント数の入力を監視することでリトライ条件が成立するか否かを監視し、リトライ条件が成立した場合には、システムコントローラ12にリトライ検出信号を出力する。
次に、本実施の形態の情報記録動作について図2および図3を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明に係る光ディスク装置の実施の形態の情報記録動作を説明するためのフローチャートであり、図3は、図1に示すRFICから出力されるトラッキングエラー信号の傾向を説明する説明図であり、(a)は、オントラック中のトラッキングエラー信号を示し、(b)は、外部から振動や衝撃を加えられた場合のトラッキングエラー信号を示し、(c)は、光ディスクの記録面にディフェクトが存在した場合のトラッキングエラー信号を示している。
光ディスク1の記録面に情報を記録する際には、複数セクタ(例えば32セクタ)からなるクラスタ毎に行われ、システムコントローラ12は、図示しない入力手段にから情報記録の指示が入力されると、リトライ判定部15におけるリトライ条件を初期設定として3カウントに設定すると共に(ステップA1)、記憶しているドットはずれ位置検出情報を初期化し(ステップA2)、サーボ回路6をコントロールして磁気ヘッド3および光ピックアップ4を情報記録を行う目標のクラスタである記録目標クラスタの先頭にシークさせると共に、信号処理部9に記録目標クラスタに書き込む変調データの出力を指示することで情報記録を開始させる(ステップA3)。
情報記録中、システムコントローラ12は、記録目標クラスタへの情報記録が終端まで行われたか否かを監視しており(ステップA4)、記録目標クラスタへの情報記録が終端まで行われると、記録目標クラスタへの情報記録を終了する(ステップA5)。
また、リトライ判定部15は、カウント部14からリトライ条件を以上のカウント数の入力を監視することでリトライ条件が成立するか否かを監視しており(ステップA6)、記録目標クラスタへの情報記録が終端まで行われることなく、リトライ条件が成立した場合には、システムコントローラ12にリトライ検出信号を出力する。
オントラック中のトラッキングエラー信号は、図3(a)に示すように、信号振幅が小さいため、ノイズ除去処理によってトラッククロス信号が発生しない。従って、記録目標クラスタへの情報記録において、常にオントラック状態である場合には、ステップA6でリトライ条件が成立することがないため、記録目標クラスタへの情報記録が終端まで行われることになる。
外部から振動や衝撃は、突発的に加えられることが多く、外部から振動や衝撃を加えられた場合のトラッキングエラー信号は、一般的には、図3(b)に示すように、短期間に大きな振幅の0クロスが繰り返され、外部から振動や衝撃を加えられた場合のトラッキングエラー信号を2値化したトラッククロス信号の発生密度、すなわち単位時間当たりのカウント数は、多く(10カウント以上)になるが、外部から加えられた振動や衝撃が、軽微である場合や光ピックアップ4のフォーカス方向に加えられた場合には、単位時間当たりのカウント数が少なくなることもある。従って、本実施の形態では、リトライ判定部15に初期設定されるリトライ条件を少ない数(3カウント)とし、外部から加えられた振動や衝撃が、軽微である場合や光ピックアップ4のフォーカス方向に加えられた場合にも、リトライ条件が成立し、リトライ判定部15からシステムコントローラ12にリトライ検出信号を出力されるようになっている。
次に、システムコントローラ12は、リトライ判定部15からリトライ検出信号が入力されると、RFIC8から入力されるRF信号に含まれている光ディスク1上の絶対アドレス(ADIP:abusolute address in pregrove)や、スピンドルモータ2の回転角を検出することによってリトライ条件が設立した発生位置を読み取り(ステップA7)、読み取った発生位置がドットはずれ位置検出情報と同一位置であるか否かを判断する(ステップA8)。ステップA8における判断は、ステップA6におけるリトライ条件の設立が、記録面のディフェクトに起因するリトライ条件の成立か、外部からの振動や衝撃によるリトライ条件の成立かを判断するものである。
すなわち、光ディスク1の記録面にディフェクトが存在した場合のトラッキングエラー信号も、図3(c)に示すように、オントラック中のトラッキングエラー信号に比べて信号レベルが大きくなり、トラッキングエラー信号を2値化したトラッククロス信号の発生密度、すなわち単位時間当たりのカウント数がリトライ条件を越えてリトライ条件が成立することがあるが、記録目標クラスタにディフェクトが存在する場合には、同一位置でリトライ条件が設立することになる。従って、前回および前々回のリトライ条件が設立した発生位置であるドットはずれ位置検出情報と、今回のリトライ条件が設立した発生位置とを比較することで、読み取った発生位置がドットはずれ位置検出情報と同一位置でない場合には、記録面のディフェクトに起因するリトライ条件の成立でなく外部からの振動や衝撃によるリトライ条件の成立と判断することができ、読み取った発生位置がドットはずれ位置検出情報と同一位置である場合には、記録面のディフェクトに起因するリトライ条件の成立と判断することができる。
読み取った発生位置がドットはずれ位置検出情報と同一位置でない場合には、すなわち記録面のディフェクトに起因するリトライ条件の成立でなく外部からの振動や衝撃によるリトライ条件の成立と判断された場合には、システムコントローラ12は、読み取った発生位置をドットはずれ位置検出情報として記憶すると共に(ステップA9)、記録目標クラスタへの情報記録を中止する(ステップA10)。
次に、システムコントローラ12は、記録目標クラスタに対する情報記録の試みが3回行われたか、すなわち2回目のリトライが行われたか否かを判断し(ステップA11)、記録目標クラスタに対する情報記録の試みが3回未満である場合には、リトライ条件を緩和する方向、すなわちリトライ条件が成立しにくくなるように変更し(ステップA12)、サーボ回路6をコントロールして磁気ヘッド3および光ピックアップ4を記録目標クラスタの先頭へシークさせ(ステップA13)、ステップA3に戻ることで記録目標クラスタへの情報記録をリトライする。リトライ時のリトライ条件を緩和させることにより、前回のリトライ条件の成立がディフェクトによるものであった場合に、当該ディフェクトによるリトライ時のリトライ条件の成立を抑制することができる。なお、本実施の形態では、ステップA12におけるリトライ条件の変更は、記録目標クラスタに対する情報記録の試みが1回である場合、すなわち、1回目のリトライでは、リトライ条件を初期設定値である3カウントから緩和して5カウントに変更し、記録目標クラスタに対する情報記録の試みが2回である場合、すなわち、2回目のリトライでは、1回目のリトライ時のリトライ条件である5カウントから緩和して10カウントに変更する。
ステップA11において、記録目標クラスタに対する情報記録の試みが3回行われた場合には、システムコントローラ12は、記録目標クラスタが情報記録には不適切であると判断し、サーボ回路6をコントロールして磁気ヘッド3および光ピックアップ4を代替記録用クラスタの先頭へシークさせると共に(ステップA14)、リトライ判定部15におけるリトライ条件を3カウントに設定すると共に(ステップA15)、記憶しているドットはずれ位置検出情報を初期化し(ステップA16)、ステップA3に戻ることで代替記録用クラスタを新たな記録目標クラスタとして情報記録を行う。
ステップA8において、読み取った発生位置がドットはずれ位置検出情報と同一位置である場合には、すなわち記録面のディフェクトに起因するリトライ条件の成立と判断された場合には、システムコントローラ12は、リトライ判定部15においてリトライ条件が成立した際のカウント数を問い合わせ(ステップA17)、カウント数が10カウント以上の場合には、記録目標クラスタに大きなディフェクトが存在して情報記録に不適切であると判断し、ステップA14に至り、代替記録用クラスタを新たな記録目標クラスタとして情報記録を行い、カウント数が10カウント未満の場合には、情報記録に支障がないディフェクトと判断し、ステップA4に戻り、記録目標クラスタへの情報記録を続行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成し、当該トラッククロス信号の発生密度がリトライ条件を越えた場合に、リトライ条件の成立を判定し、リトライ条件が設立したと判定した場合に、記録目標クラスタへの情報記録を中止すると共に、記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライし、記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、リトライ条件を緩和する方向に変更するように構成することにより、リトライ条件の初期値を、外部から加えられた振動や衝撃が、軽微である場合や光ピックアップのフォーカス方向に加えられた場合にも、外部からの振動や衝撃を確実に検出することができる値に設定することができ、外部からの振動や衝撃を物理的に検出することなく、外部から加えられた振動や衝撃が、軽微である場合や光ピックアップのフォーカス方向に加えられた場合にも、確実に外部からの振動や衝撃を検出することができると共に、リトライ時におけるディフェクトによるリトライ条件の設立を抑制することができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、リトライ条件が設立したと判定した場合に、リトライ条件が設立した発生位置で以前もリトライ条件が設立したことがあるか否かを判断し、以前もリトライ条件が設立したことがある場合には、記録目標クラスタへの情報記録を中止させることなく情報記録を続行させるように構成することにより、外部からの振動や衝撃を物理的に検出することなく、光ディスク1の記録面のディフェクトと、外部からの振動や衝撃とを明確に区別するができ、装置構成を簡略化してコストダウンを実現することができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、リトライ条件が設立した発生位置で以前もリトライ条件が設立したことがある場合には、リトライ条件の成立した時のトラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えているか否かを判断し、リトライ条件の成立した時のトラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えている場合には、記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、記録目標クラスタとは異なる代替記録クラスタに情報記録を行わせるように構成することにより、記録目標クラスタに大きなディフェクトが存在して情報記録に不適切である場合に、代替記録クラスタに情報記録を行うことができるという効果を奏する。
なお、リトライ判定部15においてリトライ条件として設定されるカウント数は、装置の特性に応じて適宜に設定されるものであり、本実施の形態に示したカウント数に限定されるものではない。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係る光ディスク装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係る光ディスク装置の実施の形態の情報記録動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すRFICから出力されるトラッキングエラー信号の傾向を説明する説明図であり、(a)は、オントラック中のトラッキングエラー信号を示し、(b)は、外部から振動や衝撃を加えられた場合のトラッキングエラー信号を示し、(c)は、光ディスクの記録面にディフェクトが存在した場合のトラッキングエラー信号を示している。
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 磁気ヘッド
4 光ピックアップ
5 キャリッジ
6 サーボ回路
7 ヘッド駆動部
8 RFIC
9 信号処理部
10 A/D変換器
11 D/A変換器
12 システムコントローラ(システムコントロール手段)
13 2値化処理部(2値化処理手段)
14 カウント部
15 リトライ判定部(リトライ判定手段)

Claims (5)

  1. トラッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボ制御を行いながら情報記録を行う目標のクラスタである記録目標クラスタに情報記録を行う光ディスク装置であって、
    前記トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成する2値化処理手段と、
    該2値化処理手段によって生成された前記トラッククロス信号の発生密度が設定されたリトライ条件を越えた場合に、前記リトライ条件の成立を判定するリトライ判定手段と、
    該リトライ判定手段によって前記リトライ条件が設立したと判定された場合に、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、前記記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライさせるシステムコントロール手段とを具備し、
    前記リトライ判定手段は、前記記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、前記リトライ条件を緩和する方向に変更させることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記システムコントロール手段は、前記リトライ判定手段によって前記リトライ条件が設立したと判定された場合に、前記リトライ条件が設立した発生位置で以前も前記リトライ条件が設立したことがあるか否かを判断し、以前も前記リトライ条件が設立したことがある場合には、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させることなく情報記録を続行させることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記システムコントロール手段は、前記リトライ条件が設立した発生位置で以前も前記リトライ条件が設立したことがある場合には、前記リトライ条件の成立した時の前記トラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えているか否かを判断し、前記リトライ条件の成立した時の前記トラッククロス信号の発生密度が所定の条件を越えている場合には、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、前記記録目標クラスタとは異なる代替記録クラスタに情報記録を行わせることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記システムコントロール手段は、前記記録目標クラスタに対する所定回数目のリトライ時に、前記リトライ判定手段によって前記リトライ条件が設立したと判定された場合に、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止させると共に、前記記録目標クラスタとは異なる代替記録クラスタに情報記録を行わせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  5. トラッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボ制御を行いながら情報記録を行う目標のクラスタである記録目標クラスタに情報記録を行う光ディスク装置における情報記録方法であって、
    前記トラッキングエラー信号を2値化してトラッククロス信号を生成し、
    該生成した前記トラッククロス信号の発生密度がリトライ条件を越えた場合に、前記リトライ条件の成立を判定し、
    前記リトライ条件が設立したと判定した場合に、前記記録目標クラスタへの情報記録を中止すると共に、前記記録目標クラスタへの情報記録を最初からリトライし、
    前記記録目標クラスタへの情報記録のリトライ時には、前記リトライ条件を緩和する方向に変更することを特徴とする情報記録方法。
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