JP2006163456A - 入退室管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オープン性の高い環境において、スタッフと訪問者との双方の利用者の認証を行って入退室管理を行うことで簡便なセキュリティを実現し、利用者やシステム運用者の負担軽減も実現できるシステムを構築可能にする。
【解決手段】 部屋3のゲート31に、人感センサ付カメラ32と警報ランプ33が設置され、入退室管理を行うサーバ装置1に接続される。サーバ装置1は、利用者の個人認証情報と入退室状況を示す情報などを管理する。人感センサ付カメラ32は、入退室する利用者を検知して外観を撮影しそのデータを含む電文をサーバ装置1へ送る。サーバ装置1は、電文をもとに入退室利用者を認証し、訪問者が入室する場合に、スタッフが1人以上在室している状況の場合は入室許可信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入退室管理装置に関し、特に、部屋の出入口などに設けられた認証装置を用いて、スタッフなどの個人認証情報を登録済みの利用者の認証と、一時的な訪問者などの個人認証情報を未登録の利用者の認証との双方に係わる入退室セキュリティ・チェックを行う技術に関する。
一般に、従来の入退室管理を行うシステムにおいて、部屋への入退室が行われる場合に、例えば、パスワード入力、RF−ID、ICカード、磁気カードを搭載した個人認証カード(IDカード)、指紋・虹彩・顔認証などの生体認証、及びこれらによる組合せにより入退室者の認証を行うことで、所定のセキュリティ・レベルを達成している。
しかしながら、近年では、セキュリティ強化の方向にエスカレートしており、そのため、セキュリティ管理のコスト増大を招いている。また、認識のための入退室手順などの煩雑さや複雑さといった不便を利用者本人にも強いることになる。
特許文献1では、一時的な退室を行う場合に、ICカードなどのセキュリティ・デバイスを持ち出すことなく、顔パターンを登録して、再入場までの許可時間を設定することにより、再入場時に前記顔パターンと比較する技術が開示されている。
特許文献2では、施設のオープン性を保持したままで、施設内に、撮像手段、ID読み取り手段を有し、それぞれの手段により施設内にいる人数をカウント比較することにより、異常を検出する技術が開示されている。
特開2003−109010号公報 特開2003−99861号公報
ところが、前記特許文献1と特許文献2の技術では双方とも、入退室者の全員が認証用カードを持っていることが前提となる。そのため、入退室者の事前申請登録が必要であり、不特定な訪問者による対象施設内への飛び入り入場などが不可能であった。
特に、不特定の訪問者の物理的な出入りが発生するオープン性の高い環境、例えば病院の産室や育児室や病室、介護施設、博物館や美術館などの施設や空間、一般の親子や高齢者などの訪問・面会が多い施設などにおいては、人間の入退室・入退場を管理するために事前登録を行うことは、非現実的であった。
しかしながら一方では、特に、育児室などにおける幼児の連れ去りや、博物館などにおける盗難などの恐れもあり、オープン性の高い環境におけるセキュリティも無視できない状況にある。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不特定の訪問者などに対しても半ばオープンせざるをえない施設などのオープン性の高い環境において、スタッフなどと一時的な訪問者などとの双方の利用者の認証に係わる入退室セキュリティ・チェックを行うことで簡便なセキュリティを実現し、利用者やシステム運用・管理者の負担軽減も実現できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明の入退室管理装置は、下記技術的手段を備えることを特徴とする。
本発明の入退室管理装置は、部屋などのセキュリティ対象空間の出入口などに設けられた認証装置を用いて利用者の入退室や入退場の際のセキュリティ・チェックを行うシステムを構成するための情報処理装置である。本入退室管理装置は、認証装置を用いて利用者の識別・認証を行う認証手段を有し、認証手段での認証結果を用いてその時の入退室状況に応じて利用者の入退室の許可/不許可の判定(入退室判定)を行い、判定に応じて入退室の許可/不許可信号を出力する。
本入退室管理装置を含むシステムにおいてセキュリティ対象空間に入退室し得る利用者は、その類別として、施設のスタッフ(従業員、取引業者など)のような個人認証情報を持つ、すなわち本システムに事前登録される第1の利用者と、一時的な訪問者などのような個人認証情報を持たない、すなわち本システムに事前登録されない利用者として、新規の不特定な訪問者などの本入退室管理装置での入退室判定をクリアしていない状態の第2の利用者(未登録利用者)と、最初は第2の利用者の状態であったが本入退室管理装置での入退室判定をクリアして入室・在室が許可された状態となった第3の利用者(一時登録済み利用者)を有する。前記システムへの登録とは、本システムへ認証装置での認証に対応した画像情報やID番号などの個人認証情報が登録され、判定の条件に応じてセキュリティ対象空間への入退室が許可される状態・属性となることやその処理・動作を指す。
本入退室管理装置は、前記認証装置によってセキュリティ対象空間に対する不特定利用者を含む利用者の入退室を検知した第1の情報(入退室情報)と、前記認証装置での検知をもとにして前記認証手段で入退室利用者個人を識別・認証した結果の第2の情報(認証結果情報)と、前記認証手段により認証され入退室判定により入室が許可された利用者の入退室状況を示す第3の情報(入退室状況情報)とをもとに、前記利用者の入退室の許可/不許可を判定し、判定結果に応じて前記利用者の入室を許可することを示す信号(入室許可信号)または前記利用者の入室を不許可することを示す信号(入室不許可信号)を第4の情報として出力する。
前記判定の条件は、例えば、前記第2の利用者の入室を許可する条件を、「セキュリティ対象空間内に第1の利用者が1人以上在室状態であること」とする。前記第1の利用者は、例えば常時に入退室が許可される属性が与えられる。前記第2の利用者は、入退室判定での入室許可により、前記第3の利用者の属性が与えられる。前記第3の利用者は、例えば最初に入室後の一定時間内はその属性が維持され、一定時間経過後に前記第2の利用者の属性へと戻される。
前記第1の情報は、例えば前記認証装置の備えるセンサ手段での入退室者の検知により生成される。また本入退室管理装置は、入退室利用者の認証の結果、特に前記第2の利用者である場合は、前記第1または第2の情報を用いて、前記認証及び入退室判定の際に用いる利用者を特定するための個人認証情報を生成あるいは取得し、メモリに登録する。また前記第3の情報は、例えば入退室判定に係わる処理の記録をもとに生成されメモリに保持される。また前記第4の情報は、入退室の許可/不許可に応じた特定の処理を実行する部分へと出力され、その特定の処理を行わせる。
前記第4の情報の出力により、前記入退室の許可/不許可に応じた処理を実行する部分となるソフトウェアやハードウェアにおいて、セキュリティポリシーや設定などに応じた特定の処理が行われる。例えば、セキュリティ対象空間内外に設けられている装置や出入り口に設けられている物理的なゲートなどにおいて、警報や注意喚起のためのランプの点灯や、表示装置での情報表示、スピーカでの音声出力などが行われる。あるいは、ゲートやドアの物理的な開閉制御、他のセキュリティ関連装置やシステムへの通知などの処理が行われる。
また、前記入退室判定での別の判定の条件として、第2の利用者の入室許可条件を、「第1の利用者が在室していなくとも、本装置によって過去の一定時間内に入室が許可されており、前記個人認証情報が前記メモリに登録済みである一時登録済み利用者であること」としてもよい。
また、前記認証装置は、例えば、検知された入退室者の外観を撮影して顔などの画像情報を取得する撮像手段(カメラ)など、入退室利用者の生体情報を生成・取得する生体認証手段を備える。前記認証手段は、前記認証装置で取得した利用者の撮影データなどの情報をもとに、前記認証及び入退室判定の際に用いる、利用者を特定するための個人認証情報を生成あるいは取得し、その個人認証情報を、前記メモリに登録されている個人認証情報と比較することによって、前記利用者の認証を行う。例えば、前記認証手段は、認証装置での処理を用いて利用者の顔の画像データやその特徴パラメータ情報などを個人認証情報として取得する。また、本装置は、前記認証装置を通じて第2の利用者の入室時にその個人認証情報を生成・取得して前記メモリに登録しておき、前記利用者の入退室時の認証と判定の時に、新たに取得した個人認証情報との比較判定を行う。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、オープン性の高い環境において簡便なセキュリティを実現して、利用者やシステム運用・管理者の負担軽減も実現することができる。特に、入退室にあたって、一般の訪問者に対しては、事前登録を不要とし、特別な対応・煩雑な手順などを不要とすることができる。また、システム運用・管理者に対しては、事前登録や管理の作業の工数が低減され、認証用カード配布発行などの設備投資を軽減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1〜8は、本発明の一実施の形態における入退室管理装置について説明するための図である。本実施の形態の入退室管理装置は、オープン性の高い環境における、不特定利用者を含む利用者の入退室管理を行うシステム(入退室管理システムと称する)を構成する中心要素である。
まず、図1は、本実施の形態の入退室管理装置を含んで構成される入退室管理システムにおける、全体の物理的構成の一例を示す平面図である。本入退室管理システムは、部屋3と、サーバ装置1と、ゲート31と、人感センサ付カメラ(以下、単にカメラとも称する)32と、警報ランプ33と、制御信号線21,22とを有する構成である。本実施の形態の入退室管理装置は、サーバ装置1として構成されている。
部屋3に入退室し得る利用者として、スタッフや、訪問者が存在する。訪問者は、本システムにおける未登録の利用者である。更に、訪問者としては、新規訪問者、登録済み訪問者などに類別される。スタッフは、本入退室管理システムに事前登録されている利用者であり、例えば入退室が常時に許可される属性が与えられる。訪問者は、本入退室管理システムに事前登録されていない一時利用者であり、本入退室管理装置での認証・判定をクリアしないと入退室が許可されない属性が与えられる。新規訪問者は、訪問者のうち本システムに利用者画像情報などが登録されていない利用者である。登録済み訪問者は、訪問者のうち一度以上入退室判定をクリアして入退室が許可され本システムに利用者画像情報などが登録された利用者であり、一定時間(入室有効期間)内の入退室が許可される登録済み利用者としての属性が与えられた利用者である。スタッフは、例えば病院における部屋3内の患者を担当する看護士などである。訪問者は、例えば部屋3の患者を訪問する家族などである。なお本例では、スタッフと訪問者以外の利用者として、部屋3内に患者が居るものとするが、この患者については入退室判定における例外者として扱い、例えば常時に入退室が許可される属性が与えられるものとする。
スタッフには、ゲート31での認証方式に対応したセキュリティ・デバイスが事前に配布提供される。例えば認証方式がICカード/IDカード情報の読み取りによる個人認証情報の確認である場合、個人認証情報が記録されたICカード/IDカードなどのデバイスが提供される。あるいは、認証方式が、カメラ32での撮像画像の解析や、顔・指紋・虹彩などを利用した生体認証である場合、特にセキュリティ・デバイスを所持させる必要はない。なお、本例ではカメラ32とサーバ装置1の処理で認証が行われるので、訪問者が本システムの利用にあたってICカードやIDカードといったセキュリティ・デバイスを所持する必要は特にない。
部屋3は、セキュリティ対象空間となる部屋であり、本システムでの入退室管理の対象である。本例では、部屋3は、全面を壁に囲まれた構造を有し、その1つの壁に1つの出入り口となるゲート31を有する。本例では1つの部屋3の入退室管理のみを説明するが、勿論、本システムで複数の部屋3を入退室管理可能である。
サーバ装置1は、利用者の部屋3への入退室に関するセキュリティ・チェックを含む入退室管理を行う。サーバ装置1は、制御信号線21,22によって、ゲート31に設置されているカメラ32と警報ランプ33とに、通信・制御が可能に接続されている。サーバ装置1は、例えば、部屋3を含む施設内に設置されている。
ゲート31は、利用者が部屋3の入退室の際に利用する物理的な入退室ゲートである。ゲート31は、カメラ32と警報ランプ33とを備えている。ゲート31の付近、例えば上方や両脇などにカメラ32や警報ランプ33が設置されている。本例では、ゲート31の上方の天井面に、1つのカメラ31と1つの警報ランプ33とが固定的に設置されているものとする。
また、本例では、施設及び部屋3に関するセキュリティポリシーに応じて、ゲート31を単に物理的な構造としており、通常時に利用者の物理的な入退室・通過が可能なように開いた状態が維持される。すなわちゲート31は特に物理的な開閉制御がなされるドアなどの装置ではない。後述する入退室不許可利用者が発生した場合における不許可処理として、警報ランプ33を点灯して異常を報告する処理が行われるが、この場合でもゲート31は開いた状態なので利用者の通過自体は可能となっている。なお、前記セキュリティポリシーに応じて、ゲート31を物理的な開閉制御がなされるドアなどの装置として構成した形態としてもよい。例えばゲート31がサーバ装置1に通信接続された構成で、サーバ装置1によるドア開閉制御によって、利用者の入退室の許可/不許可に応じた開閉制御が行われる。この場合、ゲート31は、入退室管理装置(サーバ装置1)からの不許可信号の入力に応じて物理的な入退室が不可能または抑止されるように閉じる制御が行われ、許可信号の入力に応じて物理的な入退室が可能なように開く制御が行われる。また、ゲート31は、カメラ32や警報ランプ33等を制御可能な装置として、例えばカメラ32等と一体化された装置として構成されてもよい。
人感センサ付カメラ32は、利用者すなわち部屋3に対する入退室者を検知するセンサ手段である人感センサと、検知した入退室者の外観を撮影する撮像手段である全方位カメラとを備えた装置である。カメラ32は、例えば、人間から発せられる赤外線や形状などから人間の存在を感知する周知技術を用いて、利用者の部屋3に対する入退室を感知する。カメラ32は、入退室者の感知に伴って自動的に全方位カメラが作動するようになっている。カメラ32は、全方位への作動により入退室者を検知・撮影する。
カメラ32は、利用者がゲート31を通過する際に、自動的に、通過する利用者の外観を撮影し、撮影した映像/画像データ(撮影データと称する)を、制御信号線21を通じてサーバ装置1へ送信する。またカメラ32は、撮影データと共に、その編集情報や関連情報などを含むデータ・情報をサーバ装置1へ送信する。前記撮影データは、動画や静止画といったデータである。前記編集情報は、撮影データを編集して得た、例えば抽出した特徴パラメータや入退室者(利用者)の進行方向といったデータ・情報である。前記関連情報は、撮影データの撮影日時などの情報である。カメラ32の機能に応じて、編集なしで撮影データをサーバ装置1へ送信してサーバ装置1側で編集して編集情報などを得てもよいし、カメラ32側で編集を行って編集情報などを得てサーバ装置1へ送信してもよい。
前記利用者の進行方向、すなわち入室または退室を示す状態については、カメラ32で撮影して得た動画/画像データをもとに、周知技術の組合せを用いて判断する。例えば、撮影データを解析して特徴パラメータを抽出し、画像中における利用者形状が次第に遠ざかる(すなわち小さくなる)または近づく(すなわち大きくなる)などといった形状比較を行うことや、画像中に利用者の顔が見えているか否かなどの比較を行うこと等により判断する。
また、前記利用者によるゲート31の通過時におけるカメラ32による撮影のタイミングは、カメラ32の配置に応じて、利用者がゲート31をこれから通過しようとする直前や通過した直後などのタイミングである。本例では、利用者の入室時に、カメラ32で利用者の顔を中心として撮影する。
また、カメラ32での利用者の検知や撮影の方式は本例に限らず、例えば、複数のセンサ手段や撮像手段をゲート31の付近に設置して、各方向を向いたセンサ手段や撮像手段により、入室者、退室者、在室者といった利用者の検知と撮影を行うようにしてもよい。例えば、入室と退室の2方向で、それぞれセンサ手段や撮像手段を備えた構成としてもよい。例えば、カメラ32において、人感センサの代わりに、光、生体認証、RFIDなどに対応したセンサ手段を用いることによって、人間の入退室を検知することとしてもよい。またセンサ手段として例えば赤外線センサを用いて、ゲート31付近などに赤外線センサからの赤外線が張られるように構成し、これにより入退室者の通過を検知するようにしてもよい。また、複数のカメラ32(センサ手段や撮像手段)を設けた構成で、その個々の装置で入退室者の認識(検知や撮影など)を行い、その認識した結果の特徴パラメータを、サーバ装置1に送信する形態としてもよい。また、利用者の進行方向の判定のために、カメラ32の人感センサとは別のセンサ手段との組合せにより判定することとしてもよい。
警報ランプ33は、サーバ装置1からの制御信号線22を通じて入力される制御信号に応じてそのランプを点灯する動作を行うことで、入退室に係わる異常を周囲にしらせる。すなわち、ゲート31を通過する利用者の入室が不許可と判定された場合の不許可処理として、警報ランプ33が点灯制御される。本例では、セキュリティポリシーに応じて、利用者の入室を不許可と判定した場合の不許可処理として、ゲート31上の警報ランプ33を点灯するのみとする。また例えば、部屋3とは別の管理室における同様の警報ランプ33を点灯させる制御を行う。これに限らず、セキュリティポリシーに応じて、警報音を鳴らしたり、ゲート31を開閉制御したり、他システムへ状況を通知したりといった不許可処理を行うように構成してもよい。
サーバ装置1は、利用者の入退室時にカメラ32から送信される撮影データ、編集情報及び関連情報(これらを入退室情報と称する)を受信して、入退室許可/不許可の判定の処理を行う。そして、その判定の結果に応じた入退室許可/不許可処理を行う。本例では、サーバ装置1は、利用者の入室時にカメラ32から送信される入退室情報を受信して、入室許可/不許可の判定の処理を行い、入室不許可利用者に対する入室不許可処理として、警報ランプ33に対して点灯指示の制御信号を送信して警報ランプ33を点灯させる。
サーバ装置1は、前記入退室情報に基づく入退室許可/不許可の判定の処理において、入退室しようとしている利用者を、スタッフと、それ以外の訪問者、すなわち新規訪問者や登録済み訪問者などとに分類する。そして、サーバ装置1は、部屋3に関する入退室・在室の状況を表わす情報(これを入退室状況情報とする)、すなわち部屋3に在室しているスタッフと訪問者の人数などの情報をもとに、前記入退室しようとしている利用者の入退室の許可/不許可を判定して、判定に従って異常を自動的に検知した場合に警報ランプ33を点灯させる。本判定の条件については後述する。
次に、図2は、本実施の形態の入退室管理装置であるサーバ装置1の内部処理ブロック構成を示す。サーバ装置1は、人感センサ付カメラ制御部101と、警報ランプ制御部102と、入退室制御部100と、管理ファイル200とを有して構成される。入退室制御部100は、制御プログラムを構成する処理部として、スタッフ画像登録・設定部(設定部と略称する)110と、入退室処理部111と、イベント処理部107と、画像入力部103と、画像登録部104と、画像判定部105と、異常判定部106とを有する。管理ファイル200は、スタッフデータベース400、一時データベース500、入退室ジャーナル600、入退室状況管理ファイル700から構成される。なお、入退室管理装置は、サーバ装置1のように1つの物理的な装置により構成される形態に限らず、複数の物理的な装置により構成される形態も含まれる。
人感センサ付カメラ制御部101は、制御信号線21を通じて、人感センサ付カメラ32から送信されてくる利用者外観の撮影データと進行方向情報などを含んだ入退室情報を受け付け、入退室制御部100に渡す処理を行う。警報ランプ制御部102は、入退室制御部100からの指示に従って、制御信号線22を通じて、警報ランプ33の点灯や消灯などを指示する制御信号を送信する処理を行う。
入退室制御部100は、図示しないCPU、メモリなどを有し、CPUがメモリ上にロードされた制御プログラムを実行して処理を行うことで、入退室管理装置としての機能を実現する。設定部110は、他の各処理部を用いて、スタッフの画像を認証用登録情報としてスタッフデータベース400に登録する処理など、入退室管理システムの設定や管理などに係わる処理を担うプログラム部分である。例えば、設定部110で、後述する判定の条件などを設定可能としてもよい。入退室処理部111は、他の各処理部を用いて、通常時におけるメインとなる入退室管理を制御する処理を担うプログラム部分である。通常時は、入退室処理部111を中心とした処理が継続して行われる。入退室処理部111は、管理ファイル200の情報を用いて入退室許可/不許可の判定と判定に応じた許可/不許可処理を行いながら、入退室ジャーナル600に入退室状況を記録する。イベント処理部107は、入退室情報の受信などのイベントに応じて、各処理部を起動してイベント処理を行わせる部分である。
管理ファイル200は、入退室管理に係わる各種管理情報を記憶する。管理ファイル200は、例えばハードディスクドライブ等の記憶装置上に保存される。入退室制御部100は、管理ファイル200を必要に応じて読み書きする。
スタッフデータベース400は、スタッフの個人情報すなわち認証・判定用の登録情報を格納している。一時データベース500は、入退室利用者のうち訪問者について、カメラ32で撮影されたデータをもとにした外観の映像/画像情報(利用者画像情報と称する)を認証・判定用の登録情報として一時的に保存する。入退室ジャーナル600は、スタッフと訪問者を含むすべての利用者の入退室の発生に係わる処理結果を時系列で記録する。入退室状況管理ファイル700は、判定の条件に応じた入退室状況情報、本例では特に在室スタッフ数、を記憶する。入退室処理部111は、利用者の入退室の発生に伴って、入退室ジャーナル600にレコードを記録し、入退室状況管理ファイル700の入退室状況情報を更新する。
画像入力部103は、人感センサ付カメラ制御部101から送信された入退室情報を受け取り、特にその撮影データを編集して、入退室しようとしている利用者を特定する映像/画像情報(利用者画像情報)と、利用者の進行方向(「入室」または「退室」)、及び入退室日時などのデータ・情報を取り出す処理を行う。前記利用者画像情報は、利用者の認証・入退室判定のために用いられる情報である。
画像登録部104は、画像入力部103で取り出された利用者画像情報を管理ファイル200へ保存する処理を行う。スタッフ登録など以外の通常時の入退室セキュリティ・チェックの場合では、入退室処理部111の処理を用いて、カメラ32からの撮影データをもとにした訪問者の利用者画像情報を、一時データベース500へ保存する。一時データベース500に保存された利用者画像情報のファイルあるいはレコードは、入室有効期間に対応した一定時間が経過した場合に自動的に削除される。
利用者をスタッフとして本システムに新規に登録するスタッフ登録の場合には、サーバ装置1は、前記設定部110の処理を用いて、カメラ32でその利用者の外観を撮影し、その撮影データをもとにした利用者画像情報、すなわちスタッフを特定する映像/画像情報を、スタッフデータベース400へ保存する。スタッフ登録では、例えば、サーバ装置1に接続されたディスプレイ画面にスタッフ登録のためのユーザインタフェース情報を表示して、システム管理者の操作に従って、スタッフの利用者画像情報の登録を行う。例えば、ディスプレイ画面に、カメラ32で撮像した利用者(スタッフ)の画像を表示し、その画像で登録を実行するか否かの確認メッセージを表示して、実行が指示されたら、その画像を登録情報としてスタッフデータベース400に登録する。
画像判定部105は、カメラ32から受信したデータ・情報をもとにした利用者画像情報と、管理ファイル200の情報とを用いて、入退室利用者についての類別や認証のための判定の処理を行う。画像判定部105は、画像入力部103で取り出された利用者画像情報について、まず、スタッフデータベース400から検索し、入退室利用者がスタッフかどうかを判定する処理を行う。スタッフデータベース400で利用者画像情報が一致する場合は入退室利用者がスタッフであると判定される。また、スタッフデータベース400で利用者画像情報が一致しない場合は入退室利用者がスタッフではないと判定される。入退室利用者がスタッフではない、すなわち訪問者であると判定された場合、画像判定部105は、画像入力部103で取り出された利用者画像情報を、一時データベース500から検索し、入退室利用者が過去の一定時間内に部屋3に入室した実績があるかどうかを判定する処理を行う。一時データベース500で利用者画像情報が一致しない場合、その入退室利用者は、部屋3への入室が許可された実績のない新規訪問者であると判定される。また、一時データベース500で利用者画像情報が一致する場合、その入退室利用者は、部屋3への入室が許可された実績のある登録済み訪問者であると判定される。
異常判定部106は、画像判定部105で判定した利用者の類別と、入退室状況管理ファイル700の入退室状況情報とから、入退室利用者の入退室許可/不許可の判定を行うことにより、入退室の異常を検出した場合に入退室不許可信号を出力する。そして、警報ランプ制御部103に点灯指示を送信する処理を行う。入退室処理部111は、入退室の発生に伴って、入退室状況管理ファイル700の入退室状況情報を更新する。本例では、訪問者の入退室許可/不許可における判定の条件として、部屋3内の入退室状況として、「スタッフが1人以上在室していること」を満たす場合に、入室が許可される。
次に、図3(a)は、本入退室管理システムで扱う電文形式の一例である、入力画像電文310を示す。入力画像電文310は、人感センサ付カメラ32とサーバ装置1との間の電文形式である。入力画像電文310は、日時311と、方向312と、画像データ313の領域を有する。日時311は、カメラ32での映像/画像の撮像時刻を示す。すなわち、日時311は、入退室利用者がゲート31を通過して入退室する時刻に対応する。方向312は、利用者の部屋3の入退室における進行方向を示す。本例では、方向312は「入室」または「退室」のいずれかの状態をとる。画像データ313は、カメラ32で撮影された利用者の外観の映像/画像データ(前記撮影データ)を示す。
次に、図3(b)は、入退室状況管理ファイル700の形式を示す。入退室状況管理ファイル700は、入退室状況情報として、在室スタッフ数701から構成される。入退室処理部111は、部屋3にスタッフが入室した場合に在室スタッフ数701を加算し、スタッフが退室した場合に在室スタッフ数701を減算する。本例では、在室スタッフ数701が1人の状態を示しており、図6に示す最初のエントリに対応している。
次に、図4は、スタッフデータベース400の形式と登録例を示す。スタッフデータベース400は、ID401と、氏名402と、画像ファイル名403と、特徴パラメータ404とを有するレコードで構成される。ID401は、スタッフとして登録されている利用者を一意に識別するID(識別情報)を示す。氏名402は、そのスタッフの氏名情報を示す。画像ファイル403は、スタッフを特定する外観の画像情報を格納した画像ファイル名などを示す。特徴パラメータ404は、画像ファイル403をもとに画像解析で抽出した特徴パラメータ情報のファイル名である。画像ファイル403と特徴パラメータ404は、スタッフの認証のための登録情報であり、入退室利用者がスタッフであるかどうかの判定の際に検索・比較される。
次に、図5は、一時データベース500の形式と登録例を示す。一時データベース500は、ID501と、入室日時502と、画像ファイル503と、特徴パラメータ504とを有するレコードで構成される。ID501は、訪問者である利用者を一意に識別するIDを示す。入室日時502は、その利用者の部屋3への入室日時、言い換えれば、ゲート31の通過と外観の撮影の日時を示す。画像ファイル503は、その訪問者である利用者を特定する外観の画像情報を格納した画像ファイル名を示す。特徴パラメータ504は、画像ファイル503をもとに画像解析で抽出した、顔、目、鼻などの位置、形などの特徴パラメータ情報のファイル名である。画像ファイル503と特徴パラメータ504は、訪問者の認証のための登録情報であり、入退室利用者が訪問者{新規訪問者または登録済み訪問者}であるかどうかの判定の際に検索・比較される。この一時データベース500に格納されたレコードは、一定時間(入室有効期間)が経過した場合に自動的に削除される。すなわち、或る訪問者に関して、入室有効期間内では「登録済み訪問者」として扱い、期間外では「新規訪問者」として扱う。入室有効期間は、例えば、訪問者ごとの入室日時502を起点とした一定時間や、訪問者のIDに係わらず現在時刻より過去の一定時間などが設定される。入室有効時間は、あらかじめ例えば「1日」などに設定される。一時データベース500は、例えば入退室ジャーナル600のデータをもとに作成可能である。
なお、前記図4や図5に示すような、前記撮影データからの利用者画像情報や管理ファイル200の登録情報における画像ファイル403,405は、認証方式に応じた、顔、指紋、虹彩などの画像データ・情報を含む。本例では特に、利用者の顔の画像を中心とした画像解析を用いた認証を行うので、顔の画像データやそこから抽出した顔の特徴パラメータなどが保存され判定に用いられる。また、特徴パラメータ404,504を用いないで画像ファイル403,504のみで認証を行う形態や、画像ファイル403,503内に特徴パラメータ404,504が含まれる場合などでは、管理ファイル200における特徴パラメータ404,504の保存は必要ない。なお、本例では簡単のため、入力画像電文310や管理ファイル200などにおいて、画像ファイル403,503として1枚の静止画の画像データを扱うこととしている。これは1枚に限定する必要はなく、動画を扱う場合など複数の画像データやその編集情報を扱えばよい。例えば複数角度から採取した複数枚の画像でもよい。また、一時的な訪問者についての一時データベース500への登録情報として、訪問者の最初の入室時にカメラ32で撮影したデータをもとにした利用者画像情報を使い続けるようにしてもよいし、入退室の都度に撮影したデータをもとに最新の利用者画像情報を登録して用いるようにしてもよい。
次に、図6は、入退室ジャーナル600の形式と記録例を示す。入退室ジャーナル600は、日時601と、方向602と、類別603と、画像ファイル604と、認識結果605とを有するレコードで構成される。日時601は、利用者が入室または退室した日時を示す。方向602は、その利用者の進行方向、すなわち「入室」または「退室」を示す。類別603は、その入退室利用者が、スタッフ、新規訪問者、登録済み訪問者のいずれに分類されたかを示す。画像ファイル604は、その利用者の外観の画像情報が格納された画像ファイル名を示す。認証結果605は、サーバ装置1での入退室利用者の入退室許可/不許可の判定の結果を、OK(許可)またはNG(不許可)で示す。認証結果605は、入退室許可/不許可信号の出力に対応している。
図6に示す入退室ジャーナル600の例は、ある1日における部屋3についての入退室状況の例である。最初、部屋3に誰も入室していない状態とする。ただし入院患者などの例外者を除く。この状態から、まず、時刻T1で1人のスタッフ(S1とする)が入室するイベントが発生している。次に、時刻T2で、1人の新規訪問者(H1とする)が入室するイベントが発生している。次に、時刻T3で、前記T2で入室していた新規訪問者H1が退室するイベントが発生している。次に、時刻T4で、前記T1で入室していたスタッフS1が退室するイベントが発生している。次に、時刻T5で、1人の新規訪問者(H2とする)が入室しようとして不許可されたイベントが発生している。次に、時刻T6で、前記T3で退室していた新規訪問者H1が再び入室するイベントが発生している。
前記T1のイベントに対応したレコードのエントリにおいて、カメラ32とサーバ装置1の処理により、入退室の日時601がT1、方向602が「入室」、利用者の類別603が「スタッフ」とそれぞれ判定されている。また、入室したスタッフS1を特定する画像情報が、スタッフデータベース400に登録済みの画像ファイル604である「s1.jpg」であることを示している。また、認証結果605が許可(OK)であることを示している。
同様に、T2のエントリにおいて、新規訪問者H1が入室しようとする際、1人のスタッフS1が在室している状況であるために、入室が許可されている。またこの入室の際にカメラ32で撮影したデータをもとに取り出された利用者画像情報が画像ファイル「h1.jpg」であり、この画像情報が一時データベース500に登録される。また、前記新規訪問者H1の入室許可と画像情報登録により、新規訪問者H1については、在室者(本例ではスタッフS1)により間接的に認証された利用者となった。これにより、その訪問者の類別603が「新規訪問者」から「登録済み訪問者」となる。なお本例ではすぐにその訪問者の類別603を「登録済み訪問者」に切り替えるものとするが、次回の入室(T6)から切り替えるようにしてもよい。同様に、T3のエントリで、登録済み訪問者H1が、一旦、トイレや休憩などのために部屋3を一時退室している。またT4のエントリで、スタッフS1が、用事などのために部屋3を退室している。
同様に、T5のエントリにおいて、別の新規訪問者H2が入室しようとしたが、今度は部屋3内にスタッフが1人も居ない状況であるために、その入室が不許可(NG)と判定された場合を示している。またこの際にカメラ32で撮影したデータをもとに取り出された利用者画像情報が画像ファイル「h2.jpg」である。この場合、入室が許可されていないので、一時データベース500には登録されず、その類別603も「登録済み訪問者」とはならない。
更にその後、T6のエントリで、一旦退室していた登録済み訪問者H1が再び入室してくる場合を示している。この場合、スタッフは1人も在室していないが、この訪問者は前記T2で間接的に認証されている、類別603が「登録済み訪問者」となっている利用者であるため、その入室が許可される。
次に、図7、図8は、本入退室管理システムにおいて入退室管理装置であるサーバ装置1の処理の流れを説明するための、入退室制御部100の処理を示すフロー図である。図8は、特に、入退室判定処理の詳細を示すフロー図である。サーバ装置1において、まず、通常時の処理を開始後、ステップS800で、カメラ32からの入力画像電文310が人感センサ付カメラ制御部101で受信されたかどうかを判定する。入力画像電文310が無い場合(NO)、入退室制御部100の処理を終了する。入力画像電文310が有る場合(YES)、S801で、入力画像電文310をもとに、入退室利用者の識別、すなわち前記類別や認証の判定を行う。これは、入力画像電文310に含まれている画像データ313やその編集情報(すなわち抽出した特徴パラメータなど)と、管理ファイル200に登録されている、スタッフや登録済み訪問者の画像情報(前記画像ファイル403,503や特徴パラメータ404,504)とを比較することで可能である。
前記識別処理の結果、S802で入退室利用者がスタッフか訪問者かにより、スタッフである場合は、S806で、入力画像電文310からそのスタッフの進行方向を調べる。そして、進行方向が「入室」を示す場合、入退室状況管理ファイル700における在室スタッフ数701を、1加算する(S807)。またスタッフの進行方向が「退室」を示す場合、在室スタッフ数701を1減算する(S808)。その後、入退室ジャーナル600へ入退室状況や判定結果に応じたレコードを書き込み、入退室制御部100の処理を終了する。
前記S802において、入退室利用者が訪問者である場合、S803において、図9に示す、入退室判定処理を実施する。そして、その判定結果に応じて、S804で訪問者の入退室が許可されたか不許可されたかにより、許可された場合は(YES)、一時データベース500へ追加し(S810)、入退室ジャーナル600へ、認証結果605を「許可」としたレコードを書き込み(S809)、入退室制御部100の処理を終了する。S804で訪問者の入退室が許可されなかった場合は(NO)、S805において、不許可処理として、警報ランプ33を作動させる指示を発行して、警報ランプ制御部102により警報ランプ33を点灯させる。そして、入退室ジャーナル600へ、認証結果605を「不許可」としたレコードを書き込み(S809)、入退室制御部100の処理を終了する。
次に、図8で、前記図7の入退室判定処理(S803)の詳細について説明する。入退室制御部100は、入退室判定処理の開始後、S900で、一時データベース500で示される訪問者のレコードのうち、入室の日時601が、あらかじめ決められた一定時間(入室有効期間)以内のレコードを抽出し、そのレコードにリンクされている画像ファイル604と、入力画像電文310から取り出した画像データ313とを比較する。例えば当日中のレコードを抽出して比較処理する。S901で入室有効期間以内の画像データすべてと比較したか確認しながら、比較処理をすべての該当レコードに対し実施する。この際の入室有効期間は、運用に応じて決めてよい。
次に、S902において、一致した画像があった場合(YES)、「登録済み訪問者」であるので、当該処理のリターンコードに「入退室許可」をセットして(S906)、処理を終了する。また、S902において、一致した画像が無かった場合(NO)、「登録済み訪問者」ではないので、S903でその時の在室スタッフ数701を調べ、在室スタッフ数が1人以上である場合は(YES)、入力画像電文310からの画像データ313を登録情報として管理ファイル200の一時データベース500内に保存し(S904)、リターンコードに「入退室許可」をセットして(S906)、処理を終了する。また、在室スタッフ数が0人である場合は(NO)、リターンコードに「入退室不許可」をセットして(S905)、処理を終了する。処理フローは以上である。
前述した入退室判定の条件の他にも、例えば、運用に応じて、「スタッフが在室していない場合でも、過去の一定時間以内において入室が許可された登録済み訪問者が1人以上居る場合に、新規訪問者の入室を許可する」などと設定してもよい。また応用として、「スタッフが2人以上在室状態」、「時間帯に応じた人数以上の在室」、「特定IDの利用者の在室」といった設定も可能である。
以上説明したように、本実施の形態では、在室スタッフ数や入室有効期間以内の入室許可実績などに応じて利用者の入退室判定を行うことで、さほど複雑な処理や設備を必要としない簡便なセキュリティを実現できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、オープン性の高い環境におけるセキュリティを実現する入退室管理システムなどに利用可能である。
本発明の一実施の形態の入退室管理装置を含んで構成される入退室管理システムの全体の物理構成例を示す平面図である。 本発明の一実施の形態の入退室管理装置であるサーバ装置の内部処理ブロック構成を示す図である。 (a),(b)は、本発明の一実施の形態の入退室管理装置における、入力画像電文の形式と入退室状況管理ファイルの形式を示す図である。 本発明の一実施の形態の入退室管理装置における、スタッフデータベースの形式を示す図である。 本発明の一実施の形態の入退室管理装置における、一時データベースの形式を示す図である。 本発明の一実施の形態の入退室管理装置における、入退室ジャーナルの形式を示す図である。 本発明の一実施の形態の入退室管理装置を含んで構成される入退室管理システムにおける、入退室制御部の処理の流れを示すフロー図である。 本発明の一実施の形態の入退室管理装置を含んで構成される入退室管理システムにおける、入退室制御部での入退室判定処理の詳細を示すフロー図である。
符号の説明
1…サーバ装置、3…部屋、21,22…制御信号線、31…ゲート、32…人感センサ付カメラ、33…警報ランプ、100…入退室制御部、101…人感センサ付カメラ制御部、102…警報ランプ制御部、103…画像入力部、104…画像登録部、105…画像判定部、106…異常判定部、107…イベント処理部、110…設定部、111…入退室処理部、200…管理ファイル、310…入力画像電文、400…スタッフデータベース、500…一時データベース、600…入退室ジャーナル、700…入退室状況管理ファイル。

Claims (6)

  1. 個人認証情報が登録されている第1の利用者と個人認証情報が登録されていない第2の利用者とを含む利用者の入退室のセキュリティ・チェックを行う入退室管理装置であって、
    前記利用者のセキュリティ対象空間への入退室を検知するセンサ手段を備え前記検知をもとに前記入退室する利用者についての認証処理を行う認証装置に接続されており、
    前記利用者の個人認証情報を登録しているデータベースと、
    前記認証装置の認証処理と前記データベースとを用いて、前記入退室する利用者についての認証を行う認証手段とを有し、
    前記認証手段により認証され判定により入室が許可された利用者の入退室状況を示す情報を保持し、
    前記第1の利用者の入退室時に、それを前記認証装置で検知して前記認証手段で認証した結果の情報により前記入退室状況を示す情報を更新し、
    前記第2の利用者の入室時に、それを前記認証装置で検知して前記認証手段で認証した結果の情報と、前記入退室状況を示す情報とをもとに判定を行い、前記セキュリティ対象空間内に前記第1の利用者が1人以上在室している入退室状況である場合に、前記第2の利用者の入室を許可することを示す信号を出力することを特徴とする入退室管理装置。
  2. 請求項1記載の入退室管理装置において、
    前記認証装置は、前記認証処理において前記検知をもとに前記入退室する利用者についての個人認証情報を生成・取得する手段を備えており、
    前記第2の利用者の入室時に、それを前記認証装置で検知して前記認証手段で認証した結果の情報と、前記入退室状況を示す情報とをもとに判定を行い、前記セキュリティ対象空間内に前記第1の利用者が1人以上在室している入退室状況である場合に、前記認証装置の認証処理で生成・取得した前記第2の利用者についての個人認証情報を取得して、前記データベースへ登録し、前記入室を許可することを示す信号を出力することを特徴とする入退室管理装置。
  3. 請求項1記載の入退室管理装置において、
    前記第2の利用者の入室時に、それを前記認証装置で検知して前記認証手段で認証した結果の情報と、前記入退室状況を示す情報とをもとに判定を行い、前記セキュリティ対象空間内に前記第1の利用者が在室していない入退室状況である場合に、前記入室を不許可することを示す信号を出力することを特徴とする入退室管理装置。
  4. 請求項2記載の入退室管理装置において、
    前記第2の利用者が、最初に入室を許可されて前記データベースに個人認証情報が登録された後の一定時間内において入退室を行う場合に、
    前記認証装置の認証処理で生成・取得した個人認証情報と、前記データベースに登録されている個人認証情報とを比較判定し、一致する場合に、前記入室を許可することを示す信号を出力することを特徴とする入退室管理装置。
  5. 請求項1記載の入退室管理装置において、
    前記認証装置は、前記入退室する利用者の外観を撮像する撮像手段を備え、
    前記認証手段は、前記撮像手段で撮像したデータを受信して画像解析して個人認証情報を取得し、これを前記データベースに登録されている個人認証情報と比較することで前記入退室する利用者についての認証を行うことを特徴とする入退室管理装置。
  6. 請求項2記載の入退室管理装置において、
    前記第2の利用者の入室時に、それを前記認証装置で検知して前記認証手段で認証した結果の情報と、前記入退室状況を示す情報とをもとに判定を行い、前記セキュリティ対象空間内に前記第1の利用者または前記認証と判定で許可された第2の利用者が1人以上在室している入退室状況である場合に、前記認証装置の認証処理で前記個人認証情報を生成・取得する手段により生成・取得した前記第2の利用者についての個人認証情報を取得して、前記データベースへ登録し、前記入室を許可することを示す信号を出力することを特徴とする入退室管理装置。
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