JP2006162202A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な調理環境と、熱効率向上および消費電気量低減による省エネとの両立を図ることを目的とする。
【解決手段】 バーナ20により加熱される熱発電素子50の起電力により駆動される排気ファン46を設けて、排気量が増大してきたときに排気ファン46を回して燃焼排気を排気口60から排出する。
点火初期は、燃焼排気は吸引されないため、調理容器底面だけでなく側面も充分に加熱でき、燃焼排気の排出量が増大してきたころには、排気ファン46が駆動するため調理環境を悪化させない。
【選択図】図1

Description

本発明は、バーナの燃焼排気を排気ファンにより排出するコンロに関する。
従来から、ガスコンロの分野においては、バーナの燃焼排気をファンにより吸引し、器体後方の排気口から排出するようにしたものが知られている。
例えば、特許文献1のものでは、トッププレートに形成した開口の下に燃焼室を設け、この燃焼室の上から調理容器を置くことで燃焼室上部を塞ぎ使用者側に燃焼排気が排出されないようにしている。
特開平7−318064号公報
もともと、このガスコンロでは、燃焼ガスが調理容器と良好に熱交換する前にそのままファンにより吸引されてしまい熱効率が悪いが、特に、調理開始時においては、点火と同時にファンが駆動するため、調理容器への加熱の立ち上がりが悪くなる。
また、ファンを駆動するために乾電池や商用電源を用いているため、省エネとはほど遠いものであった。
そこで、本発明は、熱効率向上や消費電気量低減といった総合的な省エネを図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
調理容器を加熱するバーナと、
上記調理容器加熱後のバーナの燃焼排気を吸引し、所定の排気口に導く排気ファンとを備えたガスコンロであって、
上記排気ファンは、上記バーナにより加熱される熱発電素子の起電力により駆動されることを要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
上記調理容器を載置する五徳の外周部から排出される燃焼排気を集めて、上記排気ファンにより吸引することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、燃焼開始時においては、熱発電素子の発生起電力が少ないため、調理容器を加熱した後の燃焼排気は、ファンにより吸引されずに調理容器底面を充分に加熱した後に調理容器周囲に放出される。
そして、バーナの燃焼時間が増すにつれて燃焼排気量は増大するが、これと比例して熱発電素子の発生する起電力が増大するため、それに応じてファンが回転する。このため、燃焼排気の発生量とファンの回転作動とがバランスし、適切な排気量で燃焼排気を吸引して排気口から排出できる。
従って、調理者側への排気流出を支障のない程度の抑えることが出来るとともに、ファン駆動のための乾電池や商用電源を必要とせず、しかも、調理開始時における熱効率を向上することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、五徳の外周部から排出される燃焼排気を集めて吸引するため、燃焼ガスが調理容器底面の全体と熱交換することとなり、調理容器と熱交換せずにそのまま排出されてしまうという従来のコンロの欠点を補うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ガスコンロの一例であるテーブルコンロ1の説明図で、トッププレート2に形成された開口3の中央位置にはコンロバーナ20が配置されている。コンロバーナ20を囲むようにして後述するリング状の環状排気管40が設けられる。5は環状排気管40の上面に載置された五徳で、五徳5上に調理容器Pが載置される。また、環状排気管40の内周縁には汁受皿4が載置される。
コンロバーナ20は、本実施例ではブンゼン燃焼式のバーナで、上端にフランジ22を周設した筒状のバーナ本体21と、外周に多数の炎口24,24・・を形成した同じく筒状のバーナヘッド23とからなる。バーナ本体21のガス吸入口には、燃料ガスを噴出するガスノズル8が設けられている。ガスノズル8に接続されるガス管には、上流側から、安全弁となるマグネット電磁弁9、主弁10、テーブルコンロ1の正面に設けた火力調節レバー12によってガス流路を調節するニードル弁11が夫々設けられている。
マグネット電磁弁9は、コンロバーナ20近傍に設けた図示しない熱電対の熱起電力により燃焼中開弁保持される立ち消え安全装置を構成するものである。
また、コンロバーナ20のフランジ22より下側のバーナ本体21外周及び汁受皿4の下面、後述する五徳5の五徳リング15の下面は、断熱材、例えばセラミックウール14,14・・で被覆されている。
バーナヘッド23は、図2にも示すように、フランジ部26を周設した下端がバーナ本体21の上面に凹設された凹部27に載置され、上端が閉塞された筒状の内側リング25(図2右端)と、内側リング25より一回り大きい筒状体で、内側リング25に同軸で外装される外側リング28(図2中央)との二重筒構造となっている。この重ね合わせ状態で両リング25,28は略密着状態となる。
まず、内側リング25は、真鍮製で、外周面には、断面V字状の周方向のスリット溝29,29・・が上下方向へ等間隔に凹設され、各スリット溝29の底部に、角形の小孔30,30・・が等間隔で夫々穿設されている。この小孔30は、各スリット溝29間で上下方向に整列している。具体的には、内周面に上下方向の縦溝25a,25a・・が等間隔で形成されたリング体を鍛造で形成し、そのリング体の外周面に、スリット溝29を周方向に旋盤で形成することで作製される。すなわち、縦溝25aとスリット溝29とが重なり合った部分が小孔30となる。
次に、外側リング28は、耐熱性のステンレス製で、上下方向のスリット開口31,31・・が、周方向へ等間隔となるように穿設されている。
内側リング25に外側リング28を外装した状態では、図2の左端に示すように、内側リング25の小孔30,30・・と外側リング28のスリット開口31,31・・とが周方向にずれており、外側からは内側リング25の小孔30が見えないように両リング同士が位置決めされる。この配置により、バーナヘッド23には、同図の円内拡大図に示すように、内側リング25の小孔30から、内側リング25のスリット溝29を通り、外側リング28のスリット開口31に至る混合ガス通路32が形成され、スリット開口31内の混合ガス通路32との重なり部分が炎口24となる。
一方、五徳5は、内周縁及び外周縁を下方に向けてリング状に折曲し、上面を外周へ行くに従って高くなる緩傾斜面とした五徳リング15と、その五徳リング15上に垂直方向へ立設された8つの仕切壁16,16・・とからなる。五徳5は、その外周縁で器体内に設けられた後述する環状排気管40の上面に載置される。仕切壁16は、図3,4に示すように、内側先端から外周先端にかけて五徳リング15上面に円弧状に立設されて五徳リング15と一体化される。また、各仕切壁16は、コンロバーナ20を中心とした渦巻き状となるように夫々方向を合わせて配置されて、上端は、調理容器Pが載置できるように同じ高さで形成され、調理容器Pの底面へ渦巻きライン状に当接して、調理容器Pを支持する五徳爪を兼ねるようになっている。
よって、五徳5には、五徳リング15の上面と仕切壁16と調理容器P底面とにより囲まれる渦巻き状の燃焼ガス通路34,34・・が形成されることになるが、ここでは、各仕切壁16の湾曲形状の設定により、隣接する仕切壁16,16間の距離W(燃焼ガスの流れ方向に対して直交する水平方向の仕切壁間の距離)を、コンロバーナ20の中心から外側へ離れるに従って狭くなるように、すなわち各燃焼ガス通路34が、内周から外周へ行くに従って徐々に狭くなるようにしている。
また、五徳リング15の上面が外側にいくに従って登り傾斜していることも手伝って、各燃焼ガス通路34の通路断面積(燃焼ガスの流れと直交する断面の面積)は、コンロバーナ20の中心から遠くなるほど狭くなっている。尚、通路断面積は、コンロバーナ20の中心からの距離が遠くなっても略同等となっていても構わない。つまり、通路断面積はコンロバーナ20の中心から遠くなるほど広くならなければ良いのである。
一方、コンロバーナ20のフランジ22上には、耐熱性ステンレス製の旋回羽根リング35が載置されている。この旋回羽根リング35は、内周から外周へ行くに従ってラッパ状に拡開する小リング板36と、その小リング板36上へ垂直方向に立設されるリフト防止板としての複数の旋回羽根37,37・・とからなり、フランジ22への載置状態で、小リング板36の最も高い外周縁が、五徳リング15の傾斜面の最も低い内周縁と連続状に繋がるように設定されている。
旋回羽根37は、図5,6に示すように、五徳リング15の仕切壁16と同様に、上方から見て円弧状に形成され、コンロバーナ20を中心とした渦巻き状となるように夫々方向を合わせて配置されて、各旋回羽根37,37の間が、五徳リング15の燃焼ガス通路34と繋がるようになっている。
これにより、旋回羽根リング35の旋回羽根37,37間には、バーナヘッド23の炎口24から噴出した燃焼火炎を斜め上方へ向けて、且つバーナヘッド23の円筒外周面の接線方向に旋回させて五徳リング15の燃焼ガス通路34と一連となる燃焼案内通路38,38・・が形成されることになる。
尚、コンロ部の平面図を図7に示す。
バーナヘッド23の炎口24形成面と旋回羽根リング35との間には、図1、図7に示すように熱発電素子50が設けられる。
この熱発電素子50は、直列型熱電対を用いたもので、棒状の第一金属部材51(本実施例ではステンレス製)と第二金属部材51(本実施例ではコンスタンタン製)とを交互に並べ、その上端と下端とを交互に溶接してジグザグ状に連結して構成される。この際、金属部材51、52間を絶縁するために両者間にシート状の耐熱絶縁体(図示略)が介装される。
この熱発電素子50は、コンロバーナ20のフランジ22に絶縁体を介在させて差込まれて固定され、温接点となる上端側溶接部53が炎口24に向い合い、冷接点となる下端側溶接部54がフランジ22の下方に露出する。
この場合、熱発電素子50は、その冷接点が断熱材14によりバーナからの熱が遮蔽されているため低温度に維持され、その温度差により高い起電力が得られるようになっている。
五徳5の外周下方には、燃焼排気を吸引して排気口60に送るための環状排気管40が設けられる。この環状排気管40は、二重管の中央を開口し、外側管40aと内側管40bとの間に排気通路41を形成したもので、そのリング状底面42を閉塞し、上面には複数の排気吸引口43が形成される。
さらに、環状排気管40の排気吸引口43を上から覆うリング状の覆いカバー44(図8、図9参照)が五徳5の外周部に嵌められる。この覆いカバー44は、その開口径の異なるものが複数用意され、調理容器Pの径に応じて燃焼排気が上方にぬけないように選択して使用される。また、覆いカバー44の円筒側面には、小さな排気流出口45が複数設けられる。
環状排気管40は、排気ファン46の吸引口に接続され、排気ファン46の送風口には排気管47が接続される。この排気管47は、調理者側に排気が流出しないように器具の後方に設けられた排気口60に連通するが、換気扇等の器体外の排気口に至るダクトに接続するようにしてもよい。また、グリル内蔵のものであればグリル排気口に臨ませてもよい。
この排気ファン46は、熱発電素子50の起電力を電力源として駆動される。本実施例では、熱発電素子50の起電力により作動するファン駆動回路55を経由して、熱発電素子50の起電力が所定電圧以上に達した時に、排気ファン46(モータ)に駆動電圧を印加するように構成する。
以上の如く構成されたコンロバーナ20を備えたテーブルコンロ1においては、五徳5上に調理容器Pを載置すると、上方が調理容器Pの底面で、下方が五徳5の五徳リング15及び旋回羽根リング35の小リング板36で夫々閉塞された燃焼空間が形成され、コンロバーナ20と五徳5の外周側とは、旋回羽根37,37間の燃焼案内通路38及び仕切壁16,16間の燃焼ガス通路34によって連通する状態となる。
ここでテーブルコンロ1の正面に設けた図示しない点火ボタンを押すと、主弁10及びマグネット電磁弁9が強制的に開弁されてコンロバーナ20へ燃料ガスが供給され、これに伴ってガスノズル8の周囲から燃焼用空気が吸引され、炎口24から混合気が噴出し図示しない点火器により着火する。
各炎口24から噴出燃焼する燃焼火炎Fは、熱発電素子50の温接点を加熱しつつ、外側の旋回羽根リング35の旋回羽根37,37・・に当接するため、バーナヘッド23からリフトすることがなく、旋回羽根37,37・・によって外側リングの接線方向へ旋回する渦巻き状に形成される。よって、燃焼ガスも、そのまま旋回羽根37,37間の燃焼案内通路38を通って旋回羽根リング35の外周へ導かれることになる。
続いて燃焼ガスは、五徳5上で渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路34,34・・に流入し、仕切壁16と衝突しながら渦巻き状に外周へ移動する。この仕切壁16との衝突の際に、燃焼ガスは水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器P底面に衝突する。このため、調理容器P底面と燃焼ガスとの接触が良好となると共に、接触距離が長くなって伝熱効率を向上させることができる。特に、渦巻き状に分割された燃焼ガス通路34の通路断面積が、コンロバーナ20から遠くなるほど狭くなるように形成されているため、燃焼ガスが調理容器Pの底面との熱交換により温度が低下しても流速が下がることがなく、燃焼ガスの拡散が防止されて燃焼ガス通路34の終端まで熱交換は促進される。
つまり、燃焼ガスという熱流を五徳5の内側から外側にかけて形成された狭い空間内を通過させることで、熱が拡散せずに有効に調理容器底面を加熱することができる。また、調理容器Pの径が五徳リング15の径より小さい場合には、調理容器底面下を抜け出た燃焼ガスは、仕切壁16により上方向に向けられて調理容器側面に沿って流れるため、熱流を無駄に外側に排出せず、調理加熱として有効に利用できる。
さらに、渦巻き状の仕切壁16により火炎が囲まれるため、火炎が調理容器下面横から流出せず、使用者の着衣に引火することがなく安全である。
なお、五徳リング15に伝熱した燃焼ガスの熱は、セラミックウール14によって断熱されるため、燃焼ガス熱の外部への放出を抑制することができる。
五徳リング15と調理容器Pとの間の燃焼ガス通路34を通過した燃焼ガスは、燃焼開始当初においては熱発電素子50の熱起電力が少ないことから排気ファン46が駆動されないため、そのまま排気流出口45を通って調理容器周囲に放出される。この場合、燃焼排気の量は、まだ少ないので調理者にとって支障はない。また、燃焼排気は、調理容器底面全体だけでなく調理容器側面をも有効に加熱するため、排気熱を調理容器への加熱に有効利用することができ、加熱の立ち上がり(被調理物の温度上昇)が早い。
燃焼が継続して燃焼排気量が増えてくる頃には、熱発電素子50の起電力が所定電圧以上となりファン駆動回路55から排気ファン46に熱起電力に応じた駆動電圧が印加される。このため、燃焼排気は、排気ファン46の吸引力により排気吸引口43から環状排気管40内に吸引され、排気口60に送られ排出される。
また、火力調節されるバーナ20の発熱量に応じて、熱発電素子50の発生起電力も調整されるため、燃焼排気の排出量に応じた排気ファン46の回転数が得られ、排気の発生量と吸気量とを良好にバランスさせることができる。
この際、燃焼排気の一部を排気流出口45から調理容器Pの外周に流出するようにしてもよい。この場合は、燃焼排気の上昇(ドラフト力)によって、調理物から飛散する油の蒸気等を上方の換気扇にまで案内することができる。
このように、上記形態のテーブルコンロ1によれば、コンロバーナ20の燃焼排気を所定の排気口60に送ることで使用者側に燃焼排気が流出しないため、使用環境が良好になるだけでなく、排気ファン46を駆動するための乾電池や商用電源を必要とせず、しかも、調理開始時における熱効率を向上することができる。
この結果、燃料代や電気代を含めた総合的な省エネと良好な環境維持とを両立することができる。
また、特許文献1で挙げて従来のコンロに対して、本実施形態のテーブルコンロ1では、調理底面全体にわたって良好に加熱できるため、その点においても熱効率が高い。つまり、従来のコンロでは、バーナを備えた燃焼室を上から調理容器で覆い、燃焼室の燃焼ガスを排気ファンで吸引する構成であるため、燃焼ガスが調理容器底面と充分熱交換しないうちに排気として吸引されてしまい、しかも、調理容器の外周部には燃焼ガスが触れないため、熱効率が悪い。これに対して、本実施形態では、五徳5に調理容器を載置し、五徳5の外周部から燃焼排気を排出するようにしているため、調理容器底面全体と良好に熱交換できる。
また、五徳リング15上に、燃焼ガス通路34を仕切る複数の仕切壁16を、五徳リング15の放射方向と異なる方向で立設し、仕切壁16は、隣接する仕切壁16との距離を、コンロバーナ20の中心から外側へ離れるに従って狭くなるように設定したことで、調理容器Pとの熱交換により温度が低下する燃焼空間の外側でも燃焼ガスの拡散を防いで調理容器Pとの熱交換を促進でき、熱効率の向上を効果的に実現することができる。
また、仕切壁16を上方から見て渦巻き状に形成しているから、調理容器P底面との接触距離を長く保つことができ、一層熱効率を向上することができる。また、隣接する仕切壁16の距離を簡単に調整することができるため、熱流が拡散しないように各燃焼ガス通路34の通過断面積を簡単に調整可能となる。
そして、仕切壁16を、その内側先端から外側先端にかけて五徳リング15に立設され、調理容器Pを載置した際に上端が調理容器Pの底面と渦巻きライン状に当接する五徳爪として、燃焼ガス通路34を五徳リング15上面と仕切壁16と調理容器P底面とにより囲まれる渦巻き状に区画形成したことで、仕切壁16を五徳爪に兼用して調理容器Pの底面を燃焼ガス通路34の区画に利用できる。しかも、燃焼ガスが渦巻き状に区画された燃焼ガス通路34に沿って外側に流れるとき、仕切壁16に当たって上方向に導かれて調理容器P底面と良好に衝突するため、一層調理容器P底面を良好に加熱できる。また、五徳リング15上で調理容器P底面下を抜け出た燃焼ガスも、仕切壁16により上方向に向けられて調理容器P側面に沿って流れるため、調理容器P側面をも良好に加熱する。
従って、熱の拡散防止と燃焼ガスの流れのコントロールとにより熱効率が飛躍的に向上する。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では燃焼用空気を燃料ガスの噴出力による負圧で吸引するブンゼン燃焼方式を採用したが、給気ファンによりバーナに燃焼用空気を強制的に供給する強制燃焼方式を採用してもよい。
尚、本願発明は、排気ファンの省電力化を図るものであって、必ずしもガスコンロで必要な一切の電力源を熱発電にて賄うものに限定するものではない。
テーブルコンロの説明図である。 バーナヘッドの説明図である。 五徳リングの説明図(上が平面、下が側面)である。 五徳リングの斜視図である。 旋回羽根リングの説明図(上が平面、下がA−A線断面)である。 旋回羽根リングの斜視図である。 コンロ部の平面図である。 覆いカバーの斜視図である。 覆いカバーの断面図である。
符号の説明
1 テーブルコンロ
20 コンロバーナ
40 環状排気管
41 排気通路
45 排気流出口
46 排気ファン
47 排気管
50 熱発電素子
60 排気口

Claims (2)

  1. 調理容器を加熱するバーナと、
    上記調理容器加熱後のバーナの燃焼排気を吸引し、所定の排気口に導く排気ファンとを備えたガスコンロであって、
    上記排気ファンは、上記バーナにより加熱される熱発電素子の起電力により駆動されること特徴とするガスコンロ。
  2. 上記調理容器を載置する五徳の外周部から排出される燃焼排気を集めて、上記排気ファンにより吸引することを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
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