JP2006162086A - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯と冷水を同時に提供可能で、運転効率を向上させ、電気代を削減することのできるヒートポンプ給湯機を提供できるようにする。
【解決手段】ヒートポンプ給湯機運転時には、高温冷媒対水用熱交換器2で水と高温冷媒が熱交換され、加熱された湯は貯湯タンク8aに貯留される。同時に低温冷媒対水用熱交換器4で水と低温冷媒が熱交換され、冷却された冷水は貯湯タンク8bに貯留される。これにより、湯と冷水を同時に生成することが可能となり、風呂等で湯を利用しながら、夏期等の湯の利用量が少ない季節には空調用に冷水を利用することができるため、運転効率を向上させ、ランニングコストを低減させたヒートポンプ給湯機を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯用のタンクを備えるヒートポンプ給湯機に関するものである。
現在、給湯機としてはガスや電気ヒータを用いて水を加熱する方式のものが大勢的であるが、近年のエネルギー利用効率化の要望の観点からヒートポンプを利用した給湯機も徐々に一般世帯に普及していっている。また最近は、単に湯を直接利用するだけではなく、湯を利用して床下暖房や部屋暖房、浴室乾燥を行う多機能型と呼ばれるタイプのものも普及が進んでいる。
図5に従来のヒートポンプ給湯機の構成図を示す。ヒートポンプ給湯機の場合、圧縮機1で高温・高圧に加熱された冷媒は高温冷媒対水用熱交換器2で循環ポンプ7にて貯湯タンク8から送られてきた水と熱交換される。この結果、水は加熱されて湯になり、同時に冷媒温度は低下する。湯は再び貯湯タンク8に戻され、利用されるまで貯湯タンク8に貯留される。温度の下がった冷媒は減圧装置3を通じることにより低温・低圧の二相流に変化し、蒸発器4へ送られる。前記蒸発器4では送風ファン9によって強制的に大気から熱を奪うことにより内部の冷媒は蒸発し、気化する。気化した冷媒は再び圧縮機1に吸い込まれ、高温・高圧に加熱されることにより再び水を加熱していく。
この運転を繰り返していくにつれ、貯湯タンク8内は充分に加熱された湯で満たされていく。貯湯タンク8内の湯はコントローラー(図示せず)にて設定された温度で出湯するために混合弁(図示せず)で水道水と混ぜられ、所定の温度で各部の蛇口や床下暖房系、部屋暖房系、浴室乾燥系へ送られ、利用される。
ここで、夏期等の冷房負荷が増加する季節には電力需要のピーク緩和および冷房使用による電気代削減のため、ヒートポンプ給湯機の低圧側で生成される冷熱を用いて水を冷却し、貯湯タンクに貯留ののち、冷房に使用するような構成も考えられており、貯水と貯湯の両方が可能な貯水、貯湯式給湯装置も公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−159845号公報
しかしながら、上記従来の貯水、貯湯式給湯装置は、水を加熱または冷却するのに使用される冷媒対水用熱交換器は1つしか配設されていないため、湯と水を同時に作ることは不可能であり、一度湯を作成した後、水を作成するといった工程が必要となる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、高温冷媒、低温冷媒と水とを同時に熱交換させることにより、運転効率を向上させ、ランニングコストを低減させたヒートポンプ給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯機は、圧縮機、高温の熱媒体と被熱交換液とが熱交換される高温冷媒対水用熱交換器、減圧装置、冷媒対空気用熱交換器を順次接続した冷媒回路と、前記冷媒対空気用熱交換器に接続され低温の熱媒体と被熱交換液とが熱交換される低温冷媒対水用熱交換器とを備え、前記高温冷媒対水用熱交換器と前記低温冷媒対水用熱交換器とにて同時に熱媒体と被熱交換液とが熱交換される構成としたもので、湯と同時に冷水を生成することが可能となる。
本発明のヒートポンプ給湯機は、湯と冷水を同時に生成することにより運転効率の向上と電気代の削減が可能となる。
第1の発明は、圧縮機、高温の熱媒体と被熱交換液とが熱交換される高温冷媒対水用熱交換器、減圧装置、冷媒対空気用熱交換器を順次接続した冷媒回路と、前記冷媒対空気用熱交換器に接続され低温の熱媒体と被熱交換液とが熱交換される低温冷媒対水用熱交換器とを備え、前記高温冷媒対水用熱交換器と前記低温冷媒対水用熱交換器とにて同時に熱媒体と被熱交換液とが熱交換される構成としたもので、湯と同時に冷水を生成することが可能となり、運転効率を向上し電気代を削減することができる。
第2の発明は、圧縮機と高温冷媒対水用熱交換器との間、および前記高温冷媒対水用熱交換器と減圧装置との間、および前記減圧装置と低温冷媒対水用熱交換器との間、および前記低温冷媒対水用熱交換器と前記圧縮機との間に三方弁を配設し、前記複数の三方弁の一方と冷媒対空気用熱交換器とを接続する構成としたもので、冷媒対空気用熱交換器を蒸発器としてだけではなく、放熱器として使用することが可能となり、湯の使用量よりも冷水の使用量が多い場合にもヒートポンプの運転を継続することができる。
第3の発明は、高温冷媒対水用熱交換器、低温冷媒対水用熱交換器にそれぞれ接続された貯湯部を備え、前記複数の貯湯部のうち、前記高温冷媒対水用熱交換器と接続された貯湯部の入水経路および出水経路に水側三方弁を配設し、前記高温冷媒対水用熱交換器への入口経路および前記低温冷媒対水用熱交換器への入口経路に循環ポンプを配設する構成としたもので、複数の貯湯部をすべて貯湯用に使用するか、もしくは1つを冷水貯留用にするかを容易に切りかえることが可能となる。
第4の発明は、高温冷媒対水用熱交換器、低温冷媒対水用熱交換器にそれぞれ接続された貯湯部を備え、前記複数の貯湯部のうち、すべての貯湯部の入水経路および出水経路に三方弁を配設し、前記高温冷媒対水用熱交換器への入口経路および前記低温冷媒対水用熱交換器への入口経路に循環ポンプを配設する構成としたもので、貯湯部のすべてを冷水貯留用にするなど、より柔軟な使用方法が可能となる。
第5の発明は、熱媒体が二酸化炭素であることを特徴とするもので、高温高効率の貯湯運転と地球環境保全を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の構成図である。また、本発明のヒートポンプ給湯機に用いる冷媒(熱媒体)としては、従来広く用いられているR22等のフロン系冷媒でも良いが、オゾン層保全及び地球温暖化防止等の環境保護的側面から近年盛んに研究されている自然冷媒である二酸化炭素冷媒の方が、より大きな効果を得ることが可能であるため、以下では、冷媒として二酸化炭素を用いるが、その他の冷媒であってもよいものである。
ヒートポンプ給湯機は、圧縮機1、高温冷媒対水用熱交換器2、減圧装置3、低温冷媒対水用熱交換器4、冷媒対空気用熱交換器5、電磁弁6a、6bからなる冷媒循環回路Aと、前記高温冷媒対水用熱交換器2、低温冷媒対水用熱交換器4、循環ポンプ7a、7b
、貯湯部である貯湯タンク8a、8bを接続した給湯回路Bからなり、前記圧縮機1、冷媒対水用熱交換器2、減圧装置3、低温冷媒対水用熱交換器4、冷媒対空気用熱交換器5、電磁弁6a、6b、送風ファン9等はヒートポンプユニット内に収容されている。また、前記循環ポンプ7a、7b、貯湯タンク8a、8b、制御手段(図示せず)等はタンクユニット内に収容されている。
入水温検知手段10a、10bは、高温冷媒対水用熱交換器2および低温冷媒対水用熱交換器4の水側入口に設置されており、貯湯タンク8a、8bから供給された入水温度を検出する。出水温検知手段11a、11bは、高温冷媒対水用熱交換器2および低温冷媒対水用熱交換器4の水側出口に設置されており、ヒートポンプ給湯機で加熱および冷却された出水温度を検出する。制御手段は、室内に設置されているコントローラー(図示せず)で設定された温度と前記出水温検知手段11a、11bで検知している温度が等しくなるように圧縮機1の運転周波数、減圧装置3の開度、循環ポンプ7a、7bの回転数、送風ファン9の回転数等を制御する。
上記のヒートポンプ給湯機では、前記圧縮機1より圧縮され吐出された高温・高圧の過熱ガス冷媒は、前記高温冷媒対水用熱交換器2に流入し、ここで水道から貯湯タンク8aを通じて前記循環ポンプ7aから送られてきた水を加熱する。二酸化炭素冷媒は凝縮域がなく超臨界域で熱交換されるため、冷媒温度は前記高温冷媒対水用熱交換器2内で緩やかに低下し、前記減圧装置3で減圧される。ここで、貯湯タンク8bに充分な冷水が貯留されていない場合、前記冷媒対空気用熱交換器5に通じる経路中の電磁弁6bは閉じられ、冷媒は前記冷媒対空気用熱交換器5に並列に接続された前記低温冷媒対水用熱交換器4に流入する。
低温冷媒対水用熱交換器4では、水道から貯湯タンク8bを通じて前記循環ポンプ7bから送られてきた水を冷却し、冷媒は水から熱を吸熱して蒸発ガス化し、前記圧縮機1へ戻る。また、貯湯タンク8bに充分な冷水が貯留されており冷水を作る必要がない場合、低温冷媒対水用熱交換器4に通じる経路中の電磁弁6aは閉じられ、冷媒は冷媒対空気用熱交換器5に流入する。冷媒対空気用熱交換器5では、送風ファン7によって強制的に大気から熱を奪うことにより蒸発ガス化し、前記圧縮機1へ戻る。
前記高温冷媒対水用熱交換器2で加熱された湯は、前記貯湯タンク8aの上部に流入し、貯留され、必要に応じて利用部へ供給される。また、前記低温冷媒対水用熱交換器4で冷却された冷水は、前記貯湯タンク8bの下部に流入し、貯留され、必要に応じて利用部へ供給される。
以上より、本実施の形態によれば、湯と同時に冷水を生成することが可能となり、運転効率を向上し電気代を削減することができる。なお、流路の切り替えに複数の電磁弁ではなく、三方弁等他の手段を用いても何ら問題はない。また、本実施の形態に示した各種材料や数値などは必ずしもこれに限定されるものではなく、所定の役割を果たすことができるならば別の材料や数値で何ら問題はない。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯機の構成図である。ヒートポンプ給湯機の構造は、上記実施の形態1に対して、電磁弁の代わりに圧縮機1と高温冷媒対水用熱交換器2の間、および前記高温冷媒対水用熱交換器2と減圧装置3の間、および前記減圧装置3と低温冷媒対水用熱交換器4の間、および前記低温冷媒対水用熱交換器4と前記圧縮機1の間にそれぞれ三方弁12a、12b、12c、12dを設置し、前記三方弁12a、12b、12c、12dのそれぞれ一方と冷媒対空気用熱交換器5を接続した以外は実施の形態1と同様である。
まず貯湯タンク8a、8bに充分な湯および冷水が貯留されていない場合、前記圧縮機1より吐出された高温・高圧の過熱ガス冷媒は、三方弁12aにより前記高温冷媒対水用熱交換器2に流入し、ここで水道から貯湯タンク8aを通じて循環ポンプ7aから送られてきた水を加熱する。冷媒温度は前記高温冷媒対水用熱交換器2内で緩やかに低下し、三方弁12bを通じて前記減圧装置3で減圧され、三方弁12cにより冷媒は前記低温冷媒対水用熱交換器4に流入する。低温冷媒対水用熱交換器4では、水道から貯湯タンク8bを通じて前記循環ポンプ7bから送られてきた水を冷却し、冷媒は水から熱を吸熱して蒸発ガス化し、三方弁12dを通じて前記圧縮機1へ戻る。
貯湯タンク8aに充分な湯が貯留されているが、貯湯タンク8bに充分な冷水が貯留されていない場合、前記圧縮機1より吐出された高温・高圧の過熱ガス冷媒は、三方弁12aにより冷媒対空気用熱交換器5に送られる。冷媒対空気用熱交換器5では、送風ファン7によって強制的に冷媒から熱を奪い低温冷媒とした後、三方弁12bを通じて前記減圧装置3で減圧され、三方弁12cにより冷媒は前記低温冷媒対水用熱交換器4に流入する。低温冷媒対水用熱交換器4では、水道から貯湯タンク8bを通じて前記循環ポンプ7bから送られてきた水を冷却し、冷媒は水から熱を吸熱して蒸発ガス化し、三方弁12dを通じて前記圧縮機1へ戻る。
貯湯タンク8bに充分な冷水が貯留されているが、貯湯タンク8aに充分な湯が貯留されていない場合、前記圧縮機1より吐出された高温・高圧の過熱ガス冷媒は、三方弁12aを通じて前記高温冷媒対水用熱交換器2に流入し、ここで水道から貯湯タンク8aを通じて前記循環ポンプ7aから送られてきた水を加熱する。冷媒温度は前記高温冷媒対水用熱交換器2内で緩やかに低下し、三方弁12bを通じて前記減圧装置3で減圧され、三方弁12cにより冷媒は前記冷媒対空気用熱交換器5に流入する。冷媒対空気用熱交換器5では、送風ファン7によって強制的に大気から熱を奪うことにより蒸発ガス化し、前記圧縮機1へ戻る。
貯湯タンク8a、8bに充分な湯および冷水が貯留されている場合、ヒートポンプ給湯機は運転を行わない。
以上より、本実施の形態によれば、冷媒対空気用熱交換器を蒸発器としてだけではなく、放熱器として使用することが可能となり、湯の使用量よりも冷水の使用量が多い場合にもヒートポンプの運転を継続することができる。なお、流路の切り替えには三方弁以外に電磁弁等他の手段を用いても何ら問題はない。なお、本実施の形態に示した各種材料や数値などは必ずしもこれに限定されるものではなく、所定の役割を果たすことができるならば別の材料や数値で何ら問題はない。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3におけるヒートポンプ給湯機の給湯回路の構成図である。冷媒循環回路Aについては実施の形態1または実施の形態2と同一である。
給湯回路Bについて説明する。貯湯専用として使用される貯湯タンク8aの下部には水道からの給水部13が接続される。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8aの下部から流出する水は水側三方弁14aを通じ循環ポンプ7aを介して高温冷媒対水用熱交換器2に送られる。ここで高温冷媒と熱交換し加熱された湯は水側三方弁14bを通じ貯湯タンク8aの上部から戻り、貯湯タンク8a内に貯留される。
貯湯貯水兼用として使用される貯湯タンク8bが貯水用として使用される場合、給水部13から水側三方弁14cを通じて貯湯タンク8bの上部に水を供給し、低温水利用部へ
冷水を送るため水側電磁弁15aが開けられ、高温水利用部への経路にある水側電磁弁15bが閉じられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8bの上部から流出する水は循環ポンプ7bを介して低温冷媒対水用熱交換器4に送られる。ここで低温冷媒と熱交換し冷却された冷水は貯湯タンク8bの下部から戻り、貯湯タンク8b内に貯留される。
貯湯貯水兼用として使用される貯湯タンク8bが貯湯用として使用される場合、給水部13から水側三方弁14cを通じて貯湯タンク8bの下部に水を供給し、高温水利用部へ温水を送るため水側電磁弁15bが開けられ、低温水利用部への経路にある水側電磁弁15aが閉じられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8bの下部から流出する水は水側三方弁14aを通じ循環ポンプ7aを介して高温冷媒対水用熱交換器2に送られる。ここで高温冷媒と熱交換し加熱された湯は水側三方弁14bを通じ貯湯タンク8bの上部から戻り、貯湯タンク8b内に貯留される。
以上より、本実施の形態によれば、複数の貯湯タンクをすべて貯湯用に使用するか、もしくは1つを冷水貯留用にするかを容易に切りかえることが可能となる。なお、流路の切り替えには三方弁以外に電磁弁等他の手段を用いても何ら問題はない。なお、本実施の形態に示した各種材料や数値などは必ずしもこれに限定されるものではなく、所定の役割を果たすことができるならば別の材料や数値で何ら問題はない。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4におけるヒートポンプ給湯機の給湯回路の構成図である。冷媒循環回路については実施の形態1または実施の形態2と同一である。
給湯回路Bについて説明する。貯湯タンク8a、8bがともに貯湯用として使用される場合、まず貯湯タンク8aを湯で満たすため、給水部13から水側三方弁14dを通じて貯湯タンク8aの下部に水を供給し、水側電磁弁15a、15bは閉じられ、低温水利用部への経路にある水側電磁弁15cが閉じられ、高温水利用部への経路にある水側電磁弁15dが開けられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8aの下部から流出する水は、水側三方弁14aを通じ循環ポンプ7aを介して高温冷媒対水用熱交換器2に送られる。
ここで高温冷媒と熱交換し加熱された湯は水側三方弁14bを通じ貯湯タンク8aの上部から戻り、貯湯タンク8a内に貯留される。貯湯タンク8aが湯で満たされると、次は貯湯タンク8bを湯で満たすため、給水部13から水側三方弁14cを通じて貯湯タンク8bの下部に水を供給し、水側電磁弁15bが開けられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8bの下部から流出する水は水側三方弁14eおよび水側三方弁14aを通じ循環ポンプ7aを介して高温冷媒対水用熱交換器2に送られる。ここで高温冷媒と熱交換し加熱された湯は水側三方弁14bおよび14fを通じ貯湯タンク8bの上部から戻り、貯湯タンク8b内に貯留される。
貯湯タンク8aが貯湯用、8bが貯水用として使用される場合、給水部13から水側三方弁14dを通じて貯湯タンク8aの下部に水を供給し低温水利用部への経路にある水側電磁弁15cが閉じられ、高温水利用部への経路にある水側電磁弁15dが開けられる。同時に給水部13から水側三方弁14cを通じて貯湯タンク8bの上部に水を供給し高温水利用部への経路にある水側電磁弁15bが閉じられ、低温水利用部への経路にある水側電磁弁15aが開けられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8aの下部から流出する水は水側三方弁14aを通じ循環ポンプ7aを介して高温冷媒対水用熱交換器2に送られる。
ここで高温冷媒と熱交換し加熱された湯は、水側三方弁14bを通じ貯湯タンク8aの上部から戻り、貯湯タンク8a内に貯留される。また、貯湯タンク8bの上部から流出す
る水は水側三方弁14fを通じ循環ポンプ7bを介して低温冷媒対水用熱交換器4に送られる。ここで低温冷媒と熱交換し冷却された冷水は水側三方弁14eを通じ貯湯タンク8bの下部から戻り、貯湯タンク8b内に貯留される。
貯湯タンク8a、8bがともに貯水用として使用される場合、まず貯湯タンク8bを冷水で満たすため、給水部13から水側三方弁14cを通じて貯湯タンク8bの上部に水を供給し、水側電磁弁15c、15dは閉じられ、低温水利用部への経路にある水側電磁弁15aが開けられ、高温水利用部への経路にある水側電磁弁15bが閉じられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8bの上部から流出する水は水側三方弁14fを通じ循環ポンプ7bを介して低温冷媒対水用熱交換器4に送られる。
ここで低温冷媒と熱交換し冷却された冷水は、水側三方弁14eを通じ貯湯タンク8bの下部から戻り、貯湯タンク8b内に貯留される。貯湯タンク8bが冷水で満たされると、次は貯湯タンク8aを冷水で満たすため、給水部13から水側三方弁14dを通じて貯湯タンク8aの上部に水を供給し、水側電磁弁15cが開けられる。ヒートポンプ運転時は、貯湯タンク8aの上部から流出する水は水側三方弁14bおよび水側三方弁14fを通じ循環ポンプ7bを介して低温冷媒対水用熱交換器4に送られる。ここで低温冷媒と熱交換し冷却された冷水は水側三方弁14eおよび14aを通じ貯湯タンク8aの下部から戻り、貯湯タンク8a内に貯留される。
以上より、本実施の形態によれば、貯湯部のすべてを冷水貯留用にするなど、より柔軟な使用方法が可能となる。なお、流路の切り替えには三方弁以外に電磁弁等他の手段を用いても何ら問題はない。なお、本実施の形態に示した各種材料や数値などは必ずしもこれに限定されるものではなく、所定の役割を果たすことができるならば別の材料や数値で何ら問題はない。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ給湯機は、高温側排熱、低温側排熱の両方とも有効活用できるため、冷凍システムを有する空調装置等にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の構成図 本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯機の構成図 本発明の実施の形態3におけるヒートポンプ給湯機の給湯回路の構成図 本発明の実施の形態4におけるヒートポンプ給湯機の給湯回路の構成図 従来のヒートポンプ給湯機の構成図
符号の説明
1 圧縮機
2 高温冷媒対水用熱交換器
3 減圧装置
4 低温冷媒対水用熱交換器
5 冷媒対空気用熱交換器
8 貯湯タンク(貯湯部)
12 三方弁
14 水側三方弁

Claims (5)

  1. 圧縮機、高温の熱媒体と被熱交換液とが熱交換される高温冷媒対水用熱交換器、減圧装置、冷媒対空気用熱交換器を順次接続した冷媒回路と、前記冷媒対空気用熱交換器に接続され低温の熱媒体と被熱交換液とが熱交換される低温冷媒対水用熱交換器とを備え、前記高温冷媒対水用熱交換器と前記低温冷媒対水用熱交換器とにて同時に熱媒体と被熱交換液とが熱交換される構成としたヒートポンプ給湯機。
  2. 圧縮機と高温冷媒対水用熱交換器との間、および前記高温冷媒対水用熱交換器と減圧装置との間、および前記減圧装置と低温冷媒対水用熱交換器との間、および前記低温冷媒対水用熱交換器と前記圧縮機との間に三方弁を配設し、前記複数の三方弁の一方と冷媒対空気用熱交換器とを接続する構成とした請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
  3. 高温冷媒対水用熱交換器、低温冷媒対水用熱交換器にそれぞれ接続された貯湯部を備え、前記複数の貯湯部のうち、前記高温冷媒対水用熱交換器と接続された貯湯部の入水経路および出水経路に水側三方弁を配設し、前記高温冷媒対水用熱交換器への入口経路および前記低温冷媒対水用熱交換器への入口経路に循環ポンプを配設する構成とした請求項1または2記載のヒートポンプ給湯機。
  4. 高温冷媒対水用熱交換器、低温冷媒対水用熱交換器にそれぞれ接続された貯湯部を備え、前記複数の貯湯部のうち、すべての貯湯部の入水経路および出水経路に三方弁を配設し、前記高温冷媒対水用熱交換器への入口経路および前記低温冷媒対水用熱交換器への入口経路に循環ポンプを配設する構成とした請求項1または2記載のヒートポンプ給湯機。
  5. 熱媒体が二酸化炭素であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯機。
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