JP2006161498A - 建設車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中において走行ダンパ機能が作動してもブーム降下を回避することができる建設車両を提供する。
【解決手段】車両走行速度が一定値以上になったときにブームシリンダ12のボトム12bとアキュームレータ8とを接続してダンパ機能を付与する建設車両である。ブームシリンダ12が浮き状態のときにはダンパ機能をオフ状態とする。これにより、浮きポジションのときにダンパ作動ポジションとならず、ブームが降下することを防止できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、建設車両に関するものである。
ホイールローダ等の建設車両は、図9のように、車体本体51と、この車体本体51から突設される作業機52とを備える。作業機52は、車体本体51から前方へ突設されるブーム21と、このブーム21の先端に付設されるバケット54とを有すると共に、車体本体51とブーム21とがブームシリンダ12を介して連結されている。さらに、ブーム21とバケット54とがリンク56を介してバケットシリンダ57により連結されている。このため、ブームシリンダ12の伸縮にて、ブーム21がその車体本体51側の枢結部58を中心に揺動し、バケットシリンダ57の伸縮にて、バケット54がその枢結部59を中心に揺動する。
ところで、上記ホイールローダ等の建設車両では、作業機52が前車軸よりも前方に突出しており、その重量比率は大きく、しかも車軸は無緩衝式で全体がゴムタイヤで支持されている。このため、起状のある路面上を走行するときには車体は振動を発生し易い。そこで、従来からこの振動エネルギーを吸収して振動を減衰させるために、走行ダンパ機能を発揮することができるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の走行振動抑制回路は、図10に示すように、ブームシリンダ12とバケットシリンダ57とを備え、作業機用油圧ポンプ62の吐出回路63に作業機用操作弁64を介してこのブームシリンダ12とバケットシリンダ57が接続される。また、アキュームレータ65とブームシリンダ12のボトム側とを接続する回路66には第1開閉弁67が介設され、ブームシリンダ12のヘッド側とオイルタンク68とを接続する回路69にはソレノイド弁70が介設されている。そして、ソレノイド弁70のロ位置にはチェック弁70aが内設されている。さらに、油圧ポンプ62の吐出回路63から分岐してアキュームレータ65に接続する回路72には第2開閉弁73が介設され、アキュームレータ65と第2開閉弁73との間には圧力スイッチ74が設けられている。そして、第2開閉弁73のイの位置にはチェック弁73aが内設されている。さらに、走行ダンパ作動切換スイッチ75を備え、この切換スイッチ75がコントローラ76に接続されている。なお、77は変速制御スイッチ、78は車速センサである。
この場合、走行速度が所定の速度に達すると、ブームシリンダ12のボトム側とアキュームレータ65とが連通して、走行ダンパ作動状態となる。すなわち、走行ダンパ作動切換スイッチ75を操作して、走行ダンパONにし、走行速度が所定の速度を越えると、車速センサ78から信号を受けたコントローラ76は、指令信号を発信して第1開閉弁67を開状態(イ位置)とし、第2開閉弁73を閉状態(ロ位置)とし、ソレノイド弁70を開状態(イ位置)にする。これによって、ブームシリンダ12のボトム側とアキュームレータ65とが連通し、ブームシリンダ12のヘッド側とオイルタンク68とが連通して、アキュームレータ65が振動抑制機能を発揮する。
特開平9−78633号公報
ところで、この種のトラクタショベルでは、図11に示すような整地作業(グレーディング作業)を行う場合がある。すなわち、ブームシリンダ12のヘッド側とボトム側とをタンク開放状態(ブーム21が外力のまま自由に動くことができる状態であって、いわゆる浮き状態)として、ブーム21を地面に設置して、矢印Aのように後退させる。これによって、ブーム21が地面上をスライドして整地面Bを形成していくことができる。また、走行ダンパ作動状態でグレーディング作業を行う場合、ブームシリンダ12のヘッド側とアキュームレータ65とは、ともにオイルタンク68に連通した状態となる。グレーディング作業後、前進する場合には、ブーム21を上昇させて地面から浮かせる必要があるが、この際、ブーム21をごく僅かにしか上昇させない場合には、アキュームレータ65への圧油の供給が不足する可能性がある。この場合、走行速度に達し、ブームシリンダ12のボトム側とアキュームレータ65とが連通して航行ダンパ作動状態となった瞬間に、ブーム21が降下してしまう可能性がある。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、走行中において走行ダンパ機能が作動してもブーム降下を回避することができる建設車両を提供することにある。
そこで請求項1の建設車両は、ブームシリンダと、
油圧源と、
作動油タンクと、
上記ブームシリンダのヘッド側ポート、上記ブームシリンダのボトム側ポート、上記油圧源、上記作動油タンクの、それぞれの間の流路を切換えるとともに、上記ブームシリンダのヘッド側とボトム側とをともに作動油タンクに連通状態とする浮きポジションを有するブーム制御弁と、
アキュームレータと、
上記アキュームレータと上記ブームシリンダのボトム側とが連通状態となるダンパ作動ポジションを有する走行ダンパ切換弁と、
予め定めた所定の条件に基づいて上記走行ダンパ切換弁の動作を制御するコントローラを有する建設車両において、
上記ブーム制御弁が浮きポジションにあることを検出する検出手段と、
上記検出手段により上記ブーム制御弁が浮きポジションにあることを検出したときに、上記走行ダンパ切換弁がダンパ作動ポジションとなることを禁止する禁止手段
を備えることを特徴としている。
請求項2の建設車両は、上記ブーム制御弁は、パイロット圧を受けてポジションが切換わるパイロット操作型の弁であり、
上記検出手段は、上記ブームシリンダのボトムが作動油タンクとが連通状態にあるときの上記ブーム制御弁に入力するパイロット圧を検出するものである
ことを特徴としている。
請求項3の建設車両は、作業者が上記ブームシリンダを動かすために操作する操作レバーを有し、上記検出手段は、操作レバーの操作位置により浮き位置であることを検出するものである
ことを特徴としている。
本発明に係る建設車両によれば、禁止手段にて、ブーム制御弁が浮きポジションにあることを検出したときに、走行ダンパ切換弁がダンパ作動ポジションとなることを禁止するので、浮きポジションのときにダンパ作動ポジションとならず、ブームが降下することを防止できる。
次に、この発明の建設車両の具体的な実施の形態について、ホイールローダを例として、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は第1の実施形態を示す要部簡略図を示す。建設車両は、図9に示すように、車体本体51と、この車体本体51から突設される作業機52とを備える。作業機52は、車体本体51から前方へ突設されるブーム21と、このブーム21の先端に付設されるバケット54とを有すると共に、車体本体51とブーム21とがブームシリンダ12を介して連結されている。さらに、ブーム21とバケット54とがリンク56を介してバケットシリンダ57により連結されている。このため、ブームシリンダ12の伸縮にて、ブーム21がその車体本体51側の枢結部58を中心に揺動し、バケットシリンダ57の伸縮にて、バケット54がその枢結部59を中心に揺動する。
また、建設車両は、図1に示すように、この走行ダンパ回路1と作業機駆動用回路2とを備えている。走行ダンパ回路1は、走行ダンパスイッチ3と、コントローラ4と、走行ダンパソレノイドリレー5と、走行ダンパ切換弁32としての走行ダンパソレノイドバルブ6とを備える。また、走行ダンパスイッチ3とコントローラ4との間に圧力スイッチ7が介設されている。さらに、走行ダンパソレノイドバルブ6にはアキュームレータ8が流路9を介して接続されている。
作業機駆動用回路2は、油圧源30を構成する油圧ポンプ10と、ブーム制御弁31としての切換弁11と、ブームシリンダ12と、ブームレバー(操作レバー)13等を備える。この場合、油圧ポンプ10と切換弁11とが流路14にて接続され、切換弁11とブームシリンダ12のヘッド12a側とが流路15にて接続され、切換弁11と走行ダンパソレノイドバルブ6とが流路16にて接続され、ブームシリンダ12のボトム12b側と流路16とが流路17にて接続されている。また、切換弁11と作動油タンク18とが流路19にて接続されている。切換弁11はパイロット操作型であり、ブームレバー13の操作に応じて発生するパイロット油圧により、イ、ロ、ハ、ニの4つの状態に切換わる。
すなわち、切換弁11がイの状態(浮きポジション)では、油圧ポンプ10からの吐出油がこの切換弁11にて遮断されて、ブームシリンダ12等には供給されないと共に、流路15、17が作動油タンク18に接続される流路19に接続される。このため、イの状態では、ブームシリンダ12は、ヘッド12a側及びボトム12b側とがタンク開放状態となり、ブーム21が地表面まで降下して外力により自由に動ける状態となる。また、切換弁11がロの状態(ブーム降下ポジション)では、流路14と流路15とが接続状態となると共に、流路17と流路19とが接続状態となる。このため、油圧ポンプ10からの吐出油が流路17を介してブームシリンダ12のヘッド12a側に供給されると共に、ブームシリンダ12のボトム12b側がタンク開放状態となり、ブームシリンダ12のピストンロッド20が縮んで、ブーム21が降下することになる。
また、切換弁11がハの状態(ブーム停止ポジション)では、各流路14、15、17、19が遮断された状態となる。さらに、切換弁11がニの状態(ブーム上昇ポジション)では、流路14と流路17とが接続状態となると共に、流路19と流路15とが接続状態となる。このため、油圧ポンプ10からの吐出油が流路17を介してブームシリンダ12のボトム12b側に供給されると共に、ブームシリンダ12のヘッド12a側がタンク開放状態となり、ブームシリンダ12のピストンロッド20が伸びて、ブーム21が上昇することになる。
流路14と走行ダンパソレノイドバルブ6とに回路25が接続されている。この回路25には減圧弁26とチェック弁27とが介設され、上記走行ダンパソレノイドバルブ6がロの状態で油圧ポンプ10からの油圧がアキュームレータ8に供給される。なお、この回路25にはリリーフ弁28及びタンク29等が接続されている。
走行ダンパスイッチ3は作業者が走行ダンパのON(作動)・OFF(非作動)を切換えるために設けられ、ON位置でグラウンド接続となるように構成され、圧力スイッチ7を介してコントローラ4の切換信号入力部4aに接続している。圧力スイッチ7は切換弁11に接続するパイロット油路11aの油圧を検出するノーマルクローズのスイッチであり、切換弁11をイの位置とするための所定の圧力が油路11aに生じたときに、この圧力スイッチ7は開状態となる。走行ダンパスイッチ3がON位置で圧力スイッチ7が閉状態のとき、コントローラ4の切換信号入力部4aの電位は低電位となり、それ以外のときには高電位となる。したがって、本実施形態で用いられる圧力スイッチ7は、本発明における検出手段に相当するとともに禁止手段にも相当する。コントローラ4は、切換信号入力部4aの電位と図示せぬ車速検出手段で検出される車速信号に基づいて、走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令を送出する。
図2は第1の実施形態におけるコントローラ4による制御フローを示す図である。図2に示すように、コントローラ4は、切換信号入力部4aの電圧が低電位のときで、かつ車速が例えば5km/h以上であるときにダンパON指令を送出する。切換信号入力部4aの電圧が高電圧のとき、または低電位でも車速が5km/hに満たないときには、コントローラ4はダンパON指令を送出しない。
図1に戻り、走行ダンパソレノイドリレー5はコントローラ4からのダンパON指令が入力したときは走行ダンパソレノイドバルブ6をイ位置に切換え、このとき、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と連通して走行ダンパ作動状態となる。また、走行ダンパソレノイドリレー5はコントローラ4からダンパON指令が入力しないときには走行ダンパソレノイドバルブ6をロ位置に切換え、このとき、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。
次に、本実施形態における作用を説明する。まず、走行ダンパスイッチ3がOFFのときを説明する。この場合、コントローラ4の切換信号入力部4aの電圧が高電位となって、コントローラ4は走行ダンパソレノイドリレー5からダンパON指令が送出されない、これにより走行ダンパソレノイドバルブ6はロ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。
走行ダンパスイッチ3がONでブームレバー13が浮き位置のときを説明する。この場合、圧力スイッチ7が開状態となりコントローラ4の切換信号入力部4aの電圧が高電位となって、コントローラ4から走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令が送出されない。これにより走行ダンパソレノイドバルブ6はロ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。
走行ダンパスイッチ3がONでブームレバー13が浮き位置以外のときを説明する。この場合、圧力スイッチ7が閉状態となりコントローラ4の切換信号入力部4aの電圧が低電位となる。車速が5km/hに満たないときには、コントローラ4から走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令が送出されず、走行ダンパソレノイドバルブ6はロ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。また、車速が5km/h以上のときには、コントローラ4は走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令を送出し、走行ダンパソレノイドバルブ6はイ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と連通して走行ダンパ作動状態となる。
したがって、浮き作業後(整地作業後)にブーム21を上昇させて走行(前進)させ、この走行中に走行ダンパ作動状態となっても、走行ダンパ回路1が浮き作業前の圧力を保持しているので、ブーム21が降下することを回避することができる。
次に、図3と図4に第1の実施形態の変形例を示す。図3は第1の実施形態の第1変形例である。この図3に示す第1変形例では、圧力スイッチ7をノーマルオープンのスイッチとし、リレー22を用いてノーマルクローズのスイッチと同様の動作をさせるよう構成している。すなわち、パイロット油路11aの油圧が高まり圧力スイッチ7が閉状態となると、リレー22の作動によりコントローラ4の切換信号入力部4aの電圧は走行ダンパスイッチ3のON・OFFに関わらず高電位のままとなる。したがって、本変形例においても第1の実施形態と同様の作用を行う。第1の変形例においては、圧力スイッチ7が本発明における検出手段と禁止手段の両方に相当するとともに、リレー22も禁止手段の一部を構成している。
また、図4(a)は第1の実施形態の第2変形例であり、図4(b)は第1の実施形態の第3変形例である。図4(a)に示す第2変形例では、圧力スイッチ7としてノーマルクローズのスイッチを用い、パイロット油路11aの油圧が高まり圧力スイッチ7が開状態となるとコントローラ7から送出されるダンパON指令を遮断するように構成されている。したがって、本変形例においても第1の実施形態と同様の作用を行う。第2の変形例においては、圧力スイッチ7は本発明における検出手段と禁止手段の両方に相当する。
図4(b)に示す第3変形例では、圧力スイッチ7としてノーマルオープンのスイッチを用い、リレー22を用いて第2変形例と同様の動作をさせるよう構成している。すなわち、パイロット油路11aの油圧が高まり圧力スイッチ7が閉状態となると、リレー22の作動によりコントローラ4から送出されるダンパON指令を遮断するよう構成されている。したがって、本変形例においても第1の実施形態と同様の作用を行う。第3の変形例においては、圧力スイッチ7が本発明における検出手段と禁止手段の両方に相当するとともに、リレー22も禁止手段の一部を構成している。
次に本発明の第2実施形態について、図5と図6とを用いて説明する。図5は第2の実施形態を示す要部簡略図であり、図6は第2の実施形態におけるコントローラによる制御フローを示す図である。
図5に示すように、第2の実施形態においては、ブームレバー(操作レバー)13に近接スイッチ13aが設けられ、操作レバー13が浮き位置まで傾けられたときにコントローラ4に近接スイッチON信号を送出し、浮き位置以外では近接スイッチOFF信号を送出するように構成されている。なお、本実施形態においては、圧力スイッチ7の代わりに近接スイッチ13aを設けた点と、コントローラ4による制御フローを除いては、第1の実施形態と変わらないため、上記図1に示す第1の実施形態と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施形態においては、図6に示すように、コントローラ4は、切換信号入力部4aの電圧が低電位のときで、近接スイッチ13aからOFF信号が入力し、かつ車速が5km/h以上であるときにダンパON指令を送出する。切換信号入力部4aの電圧が高電位のとき、または近接スイッチ13aからON信号が入力し、あるいは車速5km/hに満たないときには、コントローラ4はダンパON指令を送出しない。
次に上記第2の実施形態における作用を説明する。まず、走行ダンパスイッチ3がOFFのときを説明する。この場合、コントローラ4の切換信号入力部4aの電圧が高電位となって、コントローラ4は走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令を送出しない。これにより走行ダンパソレノイドバルブ6はロ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。
走行ダンパスイッチ3がONでブームレバー13が浮き位置のときを説明する。この場合、コントローラ4の切換信号入力部4aの電圧が低電圧となるが、近接スイッチON信号が入力するので、コントローラ4は走行ダンバソレノイドリレー5にダンパON指令を送出しない。これにより走行ダンパソレノイドバルブ6はロ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。
走行ダンパスイッチ3がONでブームレバー13が浮き位置以外のときを説明する。この場合、コントローラ4の切換信号入力部4aの電圧が低電圧となり、近接スイッチOFF信号が入力する。したがって、車速が5km/hに満たないときには、コントローラ4は走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令を送出せず、走行ダンパソレノイドバルブ6はロ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と遮断されて走行ダンパ非作動状態となる。また、車速が5km/h以上のときには、コントローラ4は走行ダンパソレノイドリレー5にダンパON指令を送出し、走行ダンパソレノイドバルブ6はイ位置となり、ブームシリンダ12のボトム12bはアキュームレータ8と連通して走行ダンパ作動状態となる。
以上のように、第2の実施形態においては、近接スイッチ13aが本発明における検出手段に相当し、コントローラ4による制御ロジックが禁止手段に相当する。このため、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第2の実施形態においては、検出手段として近接スイッチ13aを用いたが、ブームレバー(操作レバー)13の操作位置をポテンションメータにより検出して浮き位置にあることを検出するようにしても良い。
本発明の第3実施形態について、図7と図8とを用いて説明する。図7は第3の実施形態を示す要部簡略図であり、図8は第3の実施形態におけるコントローラによる制御フローを示す図である。なお、第3の実施形態において、第1の実施形態や第2の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、切換弁11のパイロット油路11aには、油圧の大きさを検出して電気信号に変換する圧力検出器700が設けられ、圧力検出器700は電気的にコントローラ4に接続している。コントローラ4は、切換信号入力部4aの電圧が低電位のときで、パイロット油路11aの油圧が所定値よりも低く、かつ車速が5km/h以上であるときにダンパON信号を送出する。切換信号入力部4aの電圧が高電位のとき、パイロット油路11aの油圧が所定値に達しているとき、あるいは車速が5km/hに満たないときには、コントローラ4はダンパON信号を送出しない。なお、パイロット油路11aの油圧の所定値とは、切換弁11を浮き位置(イの位置)に切換えるのに必要なパイロット油圧である。
第3の実施形態においては、圧力検出器700が本発明における検出手段に相当し、コントローラ4による制御ロジックが禁止手段に相当する。なお、圧力検出器700の変わりに圧力スイッチを用い、圧力スイッチのON・OFF信号をコントローラ4に入力するよう構成しても良い。なお、第3の実施形態の作用については、第2の実施形態とほぼ同様であるので、説明を省略する。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、ブームシリンダ12のボトム12bとアキュームレータ8とを接続してダンパ機能を付与する際の条件として、上記実施形態では、車両走行速度が(5km/h)以上になったときとしているが、これに限定されるものではない。なお、建設車両としては、ホイールローダに限るものではなく、種々のものが対象となる。
第1の実施形態の要部簡略図である。 第1の実施形態におけるコントローラによる制御ブローを示す図である。 第1の実施形態の第1変形例を示す要部簡略図である。 第1の実施形態の変形例を示し、(a)は第2変形例の要部簡略図であり、(b)は第3変形例の要部簡略図である。 第2の実施形態を示す要部簡略図である。 第2の実施形態におけるコントローラによる制御ブローを示す図である。 第3の実施形態を示す要部簡略図である。 第3の実施形態におけるコントローラによる制御ブローを示す図である。 建設車両の簡略図である。 従来の建設車両の油圧回路の簡略図である。 建設車両による整地作業を示す斜視図である。
符号の説明
4・・コントローラ、7・・圧力スイッチ、8・・アキュームレータ、12・・ブームシリンダ、12a・・ヘッド、12b・・ボトム、13・・操作レバー、18・・作動油タンク、30・・油圧源、31・・ブーム制御弁、32・・走行ダンパ切換弁

Claims (3)

  1. ブームシリンダと、
    油圧源と、
    作動油タンクと、
    上記ブームシリンダのヘッド側ポート、上記ブームシリンダのボトム側ポート、上記油圧源、上記作動油タンクの、それぞれの間の流路を切換えるとともに、上記ブームシリンダのヘッド側とボトム側とをともに作動油タンクに連通状態とする浮きポジションを有するブーム制御弁と、
    アキュームレータと、
    上記アキュームレータと上記ブームシリンダのボトム側とが連通状態となるダンパ作動ポジションを有する走行ダンパ切換弁と、
    予め定めた所定の条件に基づいて上記走行ダンパ切換弁の動作を制御するコントローラを有する建設車両において、
    上記ブーム制御弁が浮きポジションにあることを検出する検出手段と、
    上記検出手段により上記ブーム制御弁が浮きポジションにあることを検出したときに、上記走行ダンパ切換弁がダンパ作動ポジションとなることを禁止する禁止手段
    を備えることを特徴とする建設車両。
  2. 上記ブーム制御弁は、パイロット圧を受けてポジションが切換わるパイロット操作型の弁であり、
    上記検出手段は、上記ブームシリンダのボトムが作動油タンクとが連通状態にあるときの上記ブーム制御弁に入力するパイロット圧を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1の建設車両。
  3. 作業者が上記ブームシリンダを動かすために操作する操作レバーを有し、上記検出手段は、操作レバーの操作位置により浮き位置であることを検出するものである
    ことを特徴とする請求項1の建設車両。

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