JP2006159334A - ダイシングドレステーブル構造及びダイサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダイシングブレードをドレッシングした際の切り込み量を正確に把握することができるダイシングドレステーブル構造を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明では、ダイサ10のダイシングブレード30をドレッシングするために備えられるドレッサーボード22を載置するダイシングドレステーブルの構造を次のようなものとした。すなわち、前記ダイサ10に備えられて被切削物20をチャックするチャックテーブル14と前記ダイシングドレステーブル16とを一つの部材12によって形成し、双方のテーブルの表面を同一研磨することで、前記チャックテーブル14の表面と前記ドレステーブル16の表面との平面高さを合わせるようにした構造である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水晶ウェハ、半導体ウェハ等を切削、切断するダイサ、及びその部分構造に関し、特に、ダイサのブレードをドレッシングするために備えられるドレスボードを載置するダイシングドレステーブルの構造及び前記ダイシングドレステーブルを備えるダイサに関する。
被切削物として脆性材料を切削する場合、ダイサのダイシングブレード(以下ブレードともいう)としては、レジンブレードを採用することが一般的である。しかし、レジンブレードの刃先の形状は摩耗により変形するため、被切削物(水晶ウェハ等)を切削する毎、或いは切削途中においてブレードの目立て(ドレッシング:以下ドレスともいう)を行う必要がある。ドレスは、ドレッサーボード(以下ドレスボードともいう)を用意して、当該ドレスボードを切削することにより行われる。
従来、ブレードのドレスは、前記ドレスボードを、被切削物を載置するためのチャックテーブルに載置して行っていた。しかしこの場合、ドレスを行う都度、被切削物とドレスボードの置き換えが必要になり、スループットが低下する。また、被切削物が大型になった場合には、切削中にドレスを行う必要が生じる場合がある。このような場合には、被切削物やドレスボードの載置を行う度にアライメント調整等を繰り返すこととなり、スループットが低下すると共に、切削の精度も悪くなる。
そこで、特許文献1に開示されているようなダイサが発明された。特許文献1に開示されているダイサは、図6に示すように、X軸方向の移動を可能とする送りテーブル2と、Y軸及びZ軸方向への移動、及び回転を可能とするブレード6、及び前記送りテーブル2上に載置されるテーブルベース3とを基本構成としている。また、前記テーブルベース3上には被切削物5を保持するためのチャックテーブル5が備えられている。そして特許文献1に記載のダイサ1には、送りテーブル2上に前記テーブルベース3とは別に、ダイシングドレステーブル(以下ドレステーブルともいう)7が載置されており、前記ドレステーブル7上には、ドレスボード8が備えられている。このような構成のダイサ1において特許文献1では、前記ドレスボード8の表面と前記チャックテーブル4の表面との高さが略一致するように構成したことを特徴としている。
このような構成のダイサ1によれば、送りテーブル2に、チャックテーブル4とドレステーブル7とを備える構成としたことにより、ドレスの都度被切削物とドレスボードとを置き換えるという作業が不要となった。このため、スループットが向上する。
特開2000−49120号公報
しかし、特許文献1に開示されたダイサ1では、ドレスボード8の表面の高さ(座標位置)出し及び双方の面の平坦度出しが行われない。このため、ブレード6の高さ位置の基準(原点)となるチャックテーブル4表面に対するドレスボード8の表面高さのズレが0.1mm以上発生することもある。このような場合、ブレード6のドレスを行う際の切り込み量が不安定となるため、ブレード6のドレス量を把握することができない。よって、ブレード6の摩耗量に適した高精度なドレスを行うことができないという問題が生じる。
そこで、本発明では、ブレードをドレスした際の切り込み量を正確に把握することができ、ブレードの摩耗量に合わせて高精度にドレスすることが可能となるダイシングドレステーブル構造、及び前記ダイシングドレステーブル構造を持ったダイサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、ダイサのダイシングブレードをドレッシングするために備えられるドレッサーボードを載置するダイシングドレステーブルの構造であって、前記ダイサに備えられて被切削物をチャックするチャックテーブルと前記ダイシングドレステーブルとを一つの部材、又は複数の部材を接合して一体構造とすることによって形成し、双方のテーブルの表面を同一研磨することで、前記チャックテーブルの表面と前記ドレステーブルの表面との平面高さを合わせたことを特徴とするダイシングドレステーブル構造を提供する。
このような特徴を持つダイシングドレステーブル構造であれば、ドレステーブルの表面の高さが、ダイサのZ軸方向の原点位置となるチャックテーブルの表面と一致する。また、ドレスボードは一般的に規定の厚さに精度出しされていることより、ブレードをドレスする際の切り込み量を正確に把握することが可能となる。よって、ブレードをどれだけドレスしたかを正確に把握することが可能となるため、ドレス後の原点合わせが不要となり、スループットが向上する。また、ドレスの際のブレードの切り込み量を正確に把握することが可能となることより、ドレス量の不足や、ドレス量の過多によるブレードの破損といった事態を回避することができる。
また、他の手段としては、ダイサのダイシングブレードをドレッシングするために備えられるドレッサーボードを載置するダイシングドレステーブルの構造であって、一つの部材、又は複数の部材を接合して一体構造とすることによって形成されるテーブルベース上に、被切削物をチャックするチャックテーブルと前記ダイシングドレステーブルとを載置して、双方のテーブルの表面を同一研磨することで、前記チャックテーブルの表面と前記ダイシングドレステーブルの表面との平面高さを合わせたことを特徴とするダイシングドレステーブル構造を提供することができる。
このような特徴を持つダイシングドレステーブル構造であっても、ドレステーブルの表面の高さを、ダイサのZ軸方向の原点位置となるチャックテーブルの表面と一致させることができる。また、ドレスボードは規定の厚さに精度出しされているため、ブレードをドレスする際の切り込み量を正確に把握することが可能となる。よって、ドレス後の原点合わせが不要となり、スループットが向上する。また、ドレスの際のブレードの切り込み量を正確に把握することが可能となることより、ドレス量の不足や、ドレス量の過多によるブレードの破損といった事態を回避することができる。さらに、最終的に平面高さを一致させるドレステーブルとチャックテーブルとを別体として製造することができるため、製造や加工に掛かるコストを、上記のように一体形成するよりも抑えることができる。
また、上記目的を達成するためのダイサとして本発明では、上記構造のダイシングドレステーブルを持つことを特徴とするダイサを提供する。このような特徴を持つダイサによれば、上述したドレステーブル構造による効果を得ることができる。
また、上記目的を達成するためのダイサとして本発明では、上記特徴を有するダイサにおいて、ダイシングブレードの数と同数のダイシングドレステーブルを備えたことを特徴とするダイサを提供する。このような特徴を有するダイサであれば、上述したドレステーブルの効果を得られる他、複数のブレードを同時にドレスすることが可能となり、効率的である。
また、複数のブレードを備えるダイサとしては、上述した構造のドレステーブルを持つダイサであって、ダイシングブレードとダイシングドレステーブルとをそれぞれ2つ備え、2つの前記ダイシングドレステーブルを被切削物をチャックするチャックテーブルを中心として対称に配設した、ことを特徴とするものであっても良い。このような特徴を有するダイサであっても、上述したドレステーブルの効果を得られる他、複数のブレードを同時にドレスすることが可能となる。
以下、本発明に係るダイシングドレステーブル及びダイサに係る実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す形態は本発明に係る一部の実施形態であり、本発明の実施の形態は、以下の形態のみに拘束されるものではない。
まず、図1(A)を参照して本発明のダイシングドレステーブル16を備えるダイサ10について説明する。
本実施形態のダイサ10は、マシーンベース28上に配設された送りテーブル26と、ブレード30、及び前記送りテーブル26の上に載置されたテーブルベース24を備えている。
前記送りテーブル26はX軸方向への往復運動を可能に設定されている。また、前記ブレード30の回転軸31には、Y軸方向への移動軸とZ軸方向への移動軸とが備えられており、ブレード30自体は回転可能に備えられている。
上記構成のダイサ10において、前記テーブルベース24の上面には、チャックテーブル14と、それに一体形成されたドレステーブル16が載置されている。すなわち、本実施形態のドレステーブル16は、被切削物(水晶ウェハ,半導体ウェハ等)20を保持するためのチャックテーブル14と一体に、一つの部材12によって形成される構造となっている。詳細すると、図1(B),(C)に示すように、円形に形成するチャックテーブル14と、矩形に形成するドレステーブル16とを方円形状をした一つの部材12を土台として形成したのである。チャックテーブル14の外周には、図示しないウェハリングを介してダイシングシート(不図示)を固定するための溝18を形成している。このため、チャックテーブル14とドレステーブル16とは、前記溝18によって区分けされることとなる。
このように構成されるチャックテーブル14とドレステーブル16とは、各々の形状を形成するための切削工程が終了した後、双方のテーブル14,16の表面を構成する面を同一研磨されることで仕上げられ、それぞれのテーブル表面の平面高さを一致させている。上記工程を経て形成されるチャックテーブル14とドレステーブル16とのテーブル表面における平面高さの差異は、0,001mm程度に抑えることができ、切削精度上において同一面とみなすことができる。このため、双方のテーブルの平行度はもちろん、平坦度も一致するものとみなすことができる。
上記のような構成のドレステーブル16には、前記ブレード30をドレスするためのドレスボード22が載置される。ドレスボード22は、炭化珪素系の砥粒を樹脂によって板状に形成したものであり、当該ドレスボード22をブレード30によって切削することで、ブレード30のドレスが成される。
なお、チャックテーブル14及びドレステーブル16は、共にポーラス(porous)構造とし、被切削物20及びドレスボード22を真空吸着によって吸着保持するように構成すると良い。
上記のように構成されたドレステーブル16によれば、ブレード30のZ軸方向(高さ方向)の原点となるチャックテーブル14の表面高さと、ドレステーブル16の表面高さとが一致することとなる。また、ドレスボード22は一般に、規定の厚さに精度出しされている。このため、原点からドレスボード22の表面までの高さを正確に知ることができる。よって、ブレード30をドレスする際の切り込み量を正確に把握することが可能となる。したがって、ブレード30の摩耗量に対応した高精度なドレスを行うことが可能となる。これに伴い、ドレス量の不足や、ドレスを行う際の切り込み量の過多によるブレード30の破損といった事態を防止することができ、ブレード30の先端(外周)形状を良好な状態に仕上げることができる。また、ドレスの際の切り込み量(ドレス量)を正確に把握することが可能となるため、ドレス後の原点合わせが不要となり、スループットの向上を図ることが可能となる。
上記のように構成されたダイサ10ではまず、チャックテーブル14の表面を基準としてブレード30の原点合わせ(0設定)が行われる。ブレード30の0設定は、ブレード30の先端(刃先)を前記チャックテーブル14の表面に接触(回転接触)させることにより行われる。
0設定が終了した後、チャックテーブル14上に載置された被切削物20をブレード30によって切削(カット)する。ブレード30の先端は、非切削物20の切削により摩耗する。このため、前記ドレステーブル16に載置されたドレスボード22によってブレード30をドレスする必要が生じる。
ドレスボード22の表面高さは、上述したように規定の高さに保たれているため、ドレスボード22の表面高さを考慮して、ブレード30の切り込み量を設定することにより、ブレード30のドレスを高精度に行うことができる。ブレード30のドレスは、ブレード30の摩耗量に応じて複数回に分けて段階的に行うことにより、ブレード30の破損等を防止することができる。本実施形態のドレステーブル構造を持ったダイサ10によれば、段階的なドレスを精度良く行うことができる。
なお、図1において、図1(B)は部材12によって一体形成したドレステーブル16及びチャックテーブルの正面を示し、図1(C)は、その上面を示す図である。また、上記実施形態においては、ドレステーブル16とチャックテーブル14とを一つの部材によって形成する場合のみ記載している。しかしながら、上記ドレステーブル16とチャックテーブル14とは、複数の部材を接合して一体構造とすることによって形成されるものであっても良い。
次に図2を参照して、本発明のドレステーブルに係る第2の実施形態について説明する。なお、図2において図2(A)はドレステーブルを備えたダイサの正面図、図2(B)は本実施形態のドレステーブルの正面図、図2(C)は本実施形態のドレステーブルの上面図をそれぞれ示す。
本実施形態のドレステーブル116は、第1の実施形態のドレステーブル16と異なり、チャックテーブル114とは別個の部材によって形成するような構成とした。ただし、チャックテーブル114とドレステーブル116とのテーブル表面の平面高さを一致させる点については同様である。なお、本実施形態のドレステーブル116を備えるダイサ10Aの構成は、第1の実施形態に記載したダイサ10と同様とする。
上記要件を満たすドレステーブル116を構成するために、本実施形態では、送りテーブル26の上面に載置するテーブルベース124を、第1の実施形態のダイサ10に備えるテーブルベース24に比べて大型のものとした。テーブルベース124の形状は、矩形、円形等を特に問わないが、その大きさとしてチャックテーブル114とドレステーブル116とを一表面上に並列配置できることを要する。
そして、上記のようなテーブルベース124に対して、チャックテーブル(例えば円形)114と、前記チャックテーブル114とは別に形成したドレステーブル(例えば矩形)116とを並列に配置する構成とした。なお当然に、前記チャックテーブル114と前記ドレステーブル116とにおける、前記テーブルベースの表面に対向する面は、平面出し(研磨)された面であることとする。また、前記チャックテーブル114と前記ドレステーブル116との間には、ウェハリングを固定するための溝18を設けるようにする。
本実施形態では、上記のように1つのテーブルベース124上に並列配置したチャックテーブル114の表面とドレステーブル116の表面とを同一研磨することで、ドレステーブル116のテーブル表面を前記チャックテーブル114のテーブル表面と一致させるように構成した。通常、テーブルベース124はチャックテーブル114のテーブル面の平面出しをするための基準となるものであるため、平面精度は良好である。よって、そのテーブルベース124を基盤としてチャックテーブル114とドレステーブル116とを並列配置し、双方のテーブル面を同一研磨したことにより、双方のテーブルの平面高さを高精度に一致させることができる。さらに、段差等があった場合であっても、双方のテーブル面の平行度、平坦度を一致させることができる。
ドレステーブル116を上記のような構造とすることによっても、第1の実施形態に示したドレステーブル16と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態のダイサ10Aでは上述したように、Z軸方向の0設定を行う際、ブレード30をチャックテーブル114の表面に接触させる接触セットアップを行う。このため、チャックテーブル114のテーブル面にはセットアップ毎に僅かな傷がつく。よってチャックテーブル114には、このような傷の修正を目的とする定期的な表面研磨が必要とされる。
チャックテーブル114の研磨を行う際には、テーブルベース124からチャックテーブル114を取り外すため、テーブルベース124には、予備のチャックテーブルを載置しておく必要がある。このような場合、本実施形態のようなドレステーブル構造では、最終的に表面高さを一致させるドレステーブル116とチャックテーブル114であっても、それぞれの製造、及び加工は別体として行うことが可能となる。このため、ドレステーブル116とチャックテーブル114とを一体に構成する第1の実施形態のドレステーブル16を製造、加工する場合に比べて、ドレステーブル116自体の製造、加工はもちろん、チャックテーブル114と合わせた製造費、加工費をも安くすることができる。
なお、本実施形態においては、テーブルベース124は一つの部材によって構成されることのみを記載している。しかし、前記テーブルベース124は、必ずしも一つの部材で構成する必要は無く、例えば複数の部材を接合し、一体構造とすることによって形成されたものであっても良い。
次に図3を参照して、ダイサに備えるブレードを複数(本実施形態では2つ)にした場合におけるドレステーブルの形態について説明する。なお、図3において図3(A)はドレステーブルを備えたダイサの正面図、図3(B)は本実施形態のドレステーブルの正面図、図3(C)は本実施形態のドレステーブルの上面図をそれぞれ示す。
本実施形態のドレステーブル216(216A,216B)の構造は、第1の実施形態に示したドレステーブル16の構造に対応した応用形態である。第1の実施形態に示したドレステーブル16と異なる構成としては、同一部材上に形成するドレステーブルの数を、ダイサ10Bに備えるブレードの数に対応させて複数にした点である。
本実施形態のダイサ10Bには、第1のブレード30Aと第2のブレード30Bとの2つのブレードが備えられている。従って本実施形態のドレスボードは、一つの部材212に対して2つ形成されることとなる。そして、同一部材212上に形成する2つのドレステーブル216A,216Bは、上述したチャックテーブル214を中心として各々を対称に配置する構成とした。
前記のようにして配置したチャックテーブル214と2つのドレステーブル216とにおいて、それぞれのテーブル表面を同一研磨することにより、3つのテーブル表面の平面高さを一致させる構造としている。
ダイサ10Bに備えるドレステーブル216を上記のような構成とすることにより、ダイサ10Bに備えられる2つのブレード30A,30Bのドレスを、同時に行うことが可能となる。なお、ブレード30A,30Bの回転軸31A,31B間のピッチBと、ドレステーブル216A,216Bの配設間隔のピッチbとの関係は、ブレード30A,30Bの回転軸31A,31BのピッチBを調整することにより一致させることができる範囲に設定すると良い。
ドレステーブル216A,216Bの詳細な構造については、上述した第1の実施形態に示したドレステーブル16の構造と同様であり、その他の作用効果についても、第1の実施形態と同様である。
次に図4を参照して、ダイサのブレードを2つにした場合のドレステーブルとして、第2の実施形態に対応させたドレステーブルの形態について説明する。なお、図4において図4(A)はドレステーブルを備えたダイサの正面図、図4(B)は本実施形態のドレステーブルの正面図、図4(C)は本実施形態のドレステーブルの上面図をそれぞれ示す。
本実施形態のダイサ10Cに備えるドレステーブルの構造は、第2の実施形態に示したドレステーブル116の構造を基本とし、前述したような2つのブレード30A,30Bを備えるデュアルダイサ10Bに対応したドレステーブル216A,216Bの構造を合わせ持ったものとなる。すなわち、2つのブレード30A,30Bを備えるダイサ(デュアルダイサ)10Cに対応させてドレステーブルを2つ備え、前記2つのドレステーブル316A,316Bは、一つの部材によって形成された大型のテーブルベース324の上に、チャックテーブル314と共に並列に載置する構成としたのである。そして、2つのドレステーブル316A,316Bは、前記チャックテーブル314を中心として対称に配設し、3つのテーブル(2つのドレステーブル316と1つのチャックテーブル314)の表面を同一研磨することにより、すべてのテーブルの表面高さを一致させるような構成とした。
上記構造のドレステーブル316によれば、第2の実施形態のドレステーブル116と同様の効果を得られると共に、2つのブレード30A,30Bを同時にドレスすることが可能となる。なお、ドレステーブル316A,316Bの詳細な構造については、上述した第2の実施形態に示したドレステーブル116の構造と同様であり、その他の作用効果についても、第2の実施形態と同様である。
第2の実施形態及びその応用形態を説明する図2及び図4においては、テーブルベース124,324を長方形に示したが、各実施形態におけるテーブルベースは、チャックテーブルとドレステーブルとの両方を、溝18を設けつつ並列に載置することが可能であれば、他の形状であっても良い。
実施形態に示したダイサでは、送りテーブルはX軸方向への移動のみを可能とし、ブレードはY軸方向とZ軸方向との移動を可能とする構成としていた。しかしながら、移動軸の配置はこれらに限定するものでは無い。また、上記実施形態においては説明していないが、本発明に係るダイサは、テーブルベース、若しくはテーブルベースの下部に、回転機能を備えたものであっても良い。
ダイサに、テーブルベースを回転可能に備えた場合、ドレステーブルの配置は図5のようなものとしても良い。すなわち、デュアルダイサにおいて第1のブレードではCH1方向への切削を行い、第2のブレードにおいてはCH2の方向への切削を行うような場合には、チャックテーブル414を基点として、2つのドレステーブル416A,416Bをテーブルベースの回転方向に沿った90°の位置にそれぞれ配置するようにしても良い。
デュアルダイサにおいて2つのドレステーブル416A,416Bを、上記のように配置することによれば、第1のブレードによる切削を行っている時には、ドレスボード416Bにより第2のブレードのドレスを行うことができる。また、第2のブレードによる切削を行っている時には、ドレスボード416により第1のブレードのドレスを行うことができる。このように、ブレードのドレスを行うために工程作業を停止させる必要が無くなり効率的であるといえる。なお、図5において、図5(A)は正面図、図5(B)は側面図を表している。
また、図5に示した形態は、第1の実施形態のドレステーブル16に対応した形態としているが、当然に、第2の実施形態に対応させた形態出会っても良い。
本発明のダイシングドレステーブル、及びダイサの第1の実施形態を示す図である。 本発明のダイシングドレステーブル、及びダイサの第2の実施形態を示す図である。 デュアルダイサに対応させた第1の実施形態のダイシングドレステーブル及びダイサにおける応用形態を示す図である。 デュアルダイサに対応させた第2の実施形態のダイシングドレステーブル及びダイサにおける応用形態を示す図である。 ダイシングドレステーブルの配置を変えた形態である。 従来のダイサ及びダイシングドレステーブルの形態を示す図である。
符号の説明
10………ダイサ、12………部材、14………チャックテーブル、16………ドレステーブル(ダイシングドレステーブル)、18………溝、20………被切削物、22………ドレスボード(ドレッサーボード)、24………テーブルベース、26………送りテーブル、28………マシンベース、30………ブレード(ダイシングブレード)、31………回転軸。

Claims (5)

  1. ダイサのダイシングブレードをドレッシングするために備えられるドレッサーボードを載置するダイシングドレステーブルの構造であって、
    前記ダイサに備えられて被切削物をチャックするチャックテーブルと前記ダイシングドレステーブルとを一つの部材、又は複数の部材を接合して一体構造とすることによって形成し、
    双方のテーブルの表面を同一研磨することで、前記チャックテーブルの表面と前記ドレステーブルの表面との平面高さを合わせたことを特徴とするダイシングドレステーブル構造。
  2. ダイサのダイシングブレードをドレッシングするために備えられるドレッサーボードを載置するダイシングドレステーブルの構造であって、
    一つの部材、又は複数の部材を接合して一体構造とすることによって形成されるテーブルベース上に、被切削物をチャックするチャックテーブルと前記ダイシングドレステーブルとを載置して、
    双方のテーブルの表面を同一研磨することで、前記チャックテーブルの表面と前記ダイシングドレステーブルの表面との平面高さを合わせたことを特徴とするダイシングドレステーブル構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のダイシングドレステーブル構造を持つダイサ。
  4. ダイシングブレードの数と同数のダイシングドレステーブルを備えたことを特徴とする請求項3に記載のダイサ。
  5. ダイシングブレードとダイシングドレステーブルとをそれぞれ2つ備え、
    2つの前記ダイシングドレステーブルを被切削物をチャックするチャックテーブルを中心として対称に配設した、
    ことを特徴とする請求項3に記載のダイサ。
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