JP2006158519A - ロータリー式電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】 深剃りや皮膚にヒリヒリ感を発生させず、刃ヘッド部の小型化と使用感の向上を可能にする。
【解決手段】 刃ユニット16は、本体部10に駆動軸26と同軸に保持され外刃14の下方から上方に向かって開く半球面上に位置するケース支持部58を有するケース受台50と、このケース受台50のケース支持部58に摺接して任意方向に揺動可能となるようにケース受台50に保持され内刃40の下方を囲む略碗状の揺動ケース48と、この揺動ケース48の上縁部に着脱可能に固定され外刃14の外周縁に係合して外刃14を一定範囲内で上下動自在に保持する外刃リング76と、揺動ケース48をケース受台50と同軸位置に復帰させる復帰ばね70と、を備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は、略円盤状の外刃に内刃を摺接させつつ回転させ、外刃のスリットに進入した髭を内刃でカットするロータリー式電気かみそりに関するものである。
この種の電気かみそりにおいては、外刃を上下に遊動可能(沈み込み可能)として剃り味を向上させたものが公知である。この場合に、外刃は上下方向だけでなく任意の方向に傾くようにして、外刃を髭剃り面の曲面にならって傾くようにすれば、外刃と髭剃り面との密着性が向上し、剃り味が一層向上する。
特表平9−503424 特開平2−213378 実開平6−31660
このように外刃を上下方向に遊動可能にすると共に任意の方向に傾動可能にするものは特許文献1に記載されている。ここには、外刃の外周を囲む皮膚支持リム(外刃リング)を設け、この皮膚支持リムに外刃の外径側へ突出するフランジ状の突部を設け、この突部の外周を半球面状として外刃ホルダ(外刃枠)側の半球面状の係合面に摺動可能に係合させるものである。なおこの皮膚支持リムは、外刃を強く皮膚に押し付けた時に外刃の外周縁が皮膚に深く沈み込んで過度に深剃りとなったり皮膚を傷めるのを防ぐ機能を有する。
特許文献2は刃ヘッドとモータとを一体化し、ヘッドとモータが本体部に対して任意方向に揺動可能にしたものであり、ここに刃ヘッドのハウジングと本体部とにそれぞれ球形シェルと球帽型軸受シェルとを形成し、両シェルを互いに摺動可能にしたものである。特許文献3は特許文献2と同様に刃ヘッドとモータとを一体化してこれらを本体部に対して揺動可能としたものであるが、ヘッドを4本のリンクで本体に連結し円錐コイルによりモータを外刃方向に押圧した点が特許文献2と異なるものである。
特許文献1のものは外刃の外周を囲む皮膚支持リムの外径側を外刃ホルダに摺動可能に係合させたものであるため、外刃とこれを囲む外刃ホルダとが径方向に大きくなることが避けられない。このため1つの外刃、内刃とこれらに付随する部品とからなる刃ユニットや刃ヘッド部が大型化する。また複数の刃ユニットを有する場合には、各刃ユニットの間隔が広がり、使用感が悪くなるという問題が生じる。
特許文献2,3のものは刃ヘッドとモータとが一体化されこれら全体が本体部に対して揺動するから、揺動部分が大型化し、ヘッド部が大きくなる。またこれらの外刃は上下方向(外刃の中心線方向)には遊動不可能であるため、外刃を皮膚に強く押圧すると外刃が皮膚に深く沈み込み、深剃りになったり皮膚を傷めるおそれもあった。特に特許文献1のような皮膚支持リムを持たないので一層深剃りになり易いという問題があった。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、皮膚支持リムの機能を持つ外刃リングを持ち深剃りや皮膚にヒリヒリ感を発生させるおそれがなく、刃ユニットの外径を小さくして刃ヘッド部の小型化を可能にし、また複数の刃ユニットを有する場合には刃ユニットの間隔を狭くして刃ヘッド部の小型化と使用感の向上が可能になるロータリー式電気かみそりを提供することを目的とする。
この発明によればこの目的は、モータを内蔵する本体部の上部に装着される外刃枠に略円盤状の外刃を上下動自在に保持し、この外刃の内側に下方から装填される内刃を前記モータにより回転駆動される駆動軸により外刃に向かって弾性をもって押圧しつつ回転駆動する刃ユニットを備えるロータリー式電気かみそりにおいて、前記刃ユニットは、前記本体部に前記駆動軸と同軸に保持され前記外刃の下方から上方に向かって開く半球面上に位置するケース支持部を有するケース受台と、このケース受台のケース支持部に摺接して任意方向に揺動可能となるようにケース受台に保持され前記内刃の下方を囲む略碗状の揺動ケースと、この揺動ケースの上縁部に着脱可能に固定され前記外刃の外周縁に係合して外刃を一定範囲内で上下動自在に保持する外刃リングと、前記揺動ケースを前記ケース受台と同軸位置に復帰させる復帰ばねと、を備え、前記揺動ケースを前記ケース受台のケース支持部に摺動させることにより前記外刃と共に任意方向に揺動可能にしたことを特徴とするロータリー式電気かみそり、により達成される。
外刃の外周は外刃リングで囲まれているから、外刃の外周縁が皮膚に深く沈み込んで深剃りとなったり、皮膚にヒリヒリ感を発生させるおそれがない。
また外刃リングは外刃および内刃の下方を下から覆う揺動ケースの上縁に着脱可能に固定され、この揺動ケースは外刃・内刃の下方に位置するケース受台のケース支持部に摺接して任意方向に揺動可能に保持されているから、これらケース支持部の球面上で揺動ケースは任意方向に揺動する。一方外刃は駆動軸により上方へ付勢された内刃により上方へ付勢されるから、外刃リングと外刃外周縁との上下可動範囲内で外刃は内刃と共に上下動可能である。このため外刃は皮膚の凹凸に滑らかに追従でき、剃り味が向上する。
外刃はその下方に位置する揺動ケース、ケース受台に揺動可能に保持されているので、刃ユニットは外刃の径方向の寸法が大きくならない。すなわちケース支持部は外刃の径方向外側でなく外刃の径内の下方に位置する。このため刃ヘッド部の小型化が図れる。また複数の刃ユニットを有する場合には刃ユニットの間隔を狭くしてヘッドの小型化と使用感の向上が可能になる。
揺動ケースの揺動中心、すなわちケース受台のケース支持部が位置する半球面の中心は、外刃の表面中心付近に位置させるのが望ましい(請求項2)。この場合には外刃はその表面中心付近の支点(P)を中心に揺動するから外刃の揺動が円滑である。
ケース受台には上方に向かって開く半球面にほぼ沿って内径方向へのびる球面板部を設け、このケース受台に保持される揺動ケースにはケース受台の球面板部の下面に内径側から摺動可能に係合する舌状のフックを設けておくことができる(請求項3)。この場合は駆動軸が外刃を上方に押圧する反力をこのフックで受けるから、外刃の可動範囲を大きくし動きを滑らかにすることができる。
揺動ケースには、ケース受台の球面板部の内径側を通り下方へ突出する円筒部を設け、この円筒部とケース受台との間に揺動ケースを復帰させる復帰ばねとなる円錐コイルばねを装填しておけば、極めて簡単な構成でこの揺動ケースの傾きを戻して正立位置へ復元させる十分な復元力を発生させるのに適する(請求項4)。
揺動ケースには内径側から上方に突出し先端が鉤状に内径側へ折曲した複数のフックを設け、これらのフックが内刃が揺動ケースから上方へ脱出するのを防止しておけば、外刃リングを揺動ケースから取外して内刃付近を掃除する際に内刃が揺動ケースに保持される。このため内刃を揺動ケースに保持したまま刃先を掃除でき、作業性が良い(請求項5)。
外刃枠には複数の刃ユニットを保持し、各刃ユニットの外刃をそれぞれ独立に上下動自在かつ任意方向に揺動自在とすれば、能率良く髭を剃ることができる(請求項6)。各刃ユニットは径方向に小さいから各外刃の間隔を狭くし、刃ヘッド部の髭剃り面を小さくして刃ヘッド部の小型化が可能であり、使用し易くなる。この場合には複数の刃ユニットに備えるケース受台を一体に形成することができる(請求項7)。ケース受台を一体成形すれば部品点数が減り、組立・分解が容易になるばかりでなく、構造が簡単になる。
図1は本発明の一実施例の外観斜視図、図2はその刃ヘッド部の拡大斜視図、図3は同じく分解斜視図、図4は1つの刃ユニットの側断面図、図5は1つの刃ユニットを外刃と内刃を除いて示す分解斜視図である。図6は同じく分解側断面図であり、図6の(A)と(B)は異なる方向(90°異なる方向)から断面したものである。図7は揺動ケースとケース受台との組合せ状態を示す平面図、図8は同じく一部省いて示す側断面図、図9は外刃および揺動ケースが傾いた状態を示す側断面図である。
図1において符号10は本体部、12はその上部に開閉可能または着脱可能に取り付けられた刃ヘッド部である。この刃ヘッド部12は、外刃14,後記する内刃揺動ケース48,ケース受台50などで形成される刃ユニット16(図4,9参照)を3組内蔵する。3つの刃ユニット16に対応する3つの外刃14は正三角形の頂点に位置する。
刃ヘッド部12は本体部10に対して上方へ開閉可能または着脱可能な外刃枠18を持つ。外刃枠18には外刃14が突出可能な3つの外刃装着孔20が形成されている(図3参照)。外刃14は金属板で作られ、略円盤形のキャップ状である。外刃14の円形部分には多数のスリット22(図4)がほぼ放射状に形成されている。
本体部10の上面には略三角形の基板24が嵌め込まれている。この基板24からは各外刃14の中心軸の下方に位置する3本の駆動軸26が上方に向かって突出している。駆動軸26は図4に示すように、本体部10に内蔵する電動モータ(図示せず)により回転駆動される回転軸30と、この回転軸30に固定された下ジョイント32と、この下ジョイント32に揺動可能に係合する上ジョイント34と、この上ジョイント34を上向きに付勢する圧縮コイルばね36と、これら下ジョイント32と上ジョイント34の結合部を包むジョイントキャップ38とを持つ。
ここに下ジョイント32の上部は拡径した円筒に軸方向に複数の溝32aを形成したものである。上ジョイント34の下部はこの円筒内に進入し、この進入部の外周に突設した複数の突起34aを溝32aに内径側から係合させる。コイルばね36の下部は下ジョイント32の円筒内に突出する回転軸30の外周に案内されて円筒の内底面に当接する。コイルばね36の上部は上ジョイント34に形成したばね装填室34bの内頂面に当接する。ジョイントキャップ38は下ジョイント32の円筒の外周を囲むと共に円筒の下面および開口縁に係合して軸方向の移動が規制される。この結果上ジョイント34の突起34aが溝32aから上方へ脱出するのが規制される。なお上ジョイント34の上端には側面視略球形かつ平面視略四角形の係合頭部34aが形成されている。
内刃40は下方に開くカップ状に形成された樹脂製のボス部42と、このボス部42を囲んで周方向に等間隔に環状に固定された多数の刃体44とを持つ。多数の刃体44は環状に連結したものであってもよい。
前記外刃14の内面(下面)には図4に示すように、径が異なる2つの環状のトラック14a、14bが形成され、内刃40の刃体44は上部が二股状に分岐し、これら分岐した部分すなわち2つの小刃44a、44bがそれぞれトラック14a、14bに下方から摺接する。なお外刃14の中央部には下方に開く係合孔を持つキャップ46が固着され、この係合孔に内刃40のボス部42の上端が係入して、内刃40の軸振れが防止される。ボス部42には下方に開く平面視四角形の係合孔42aが形成され、ここに前記駆動軸26の上ジョイント34に形成した四角球状の係合頭部34aが下から係入する。
48は揺動ケース、50はケース受台である。揺動ケース48は図5に示すように、上方に開く略碗状に形成されて、各刃ユニット16ごとに別々に分かれている。すなわち3個の揺動ケース48を持つ。ケース受台50は3つの刃ユニット16に対応する3つが連結されて一体化されている。
ケース受台50は、本体部10に固定される外刃枠18に駆動軸26と同軸となるように保持される。すなわちケース受台50の中央にはつまみ52が貫通し、このつまみ52には先端が平面視(図4のA−A断面図参照)で三角形に形成された係合部52aが一体に形成あるいは固定されている。この係合部52aは、外刃枠18の中央内面に突設した平面視三角形の柱部18aに下方から進入し、この柱部18aの側壁に設けた3つの係合孔18bに係合可能である。
すなわちつまみ52をつかみ、係合部52aの三角形を柱部18aの三角形に一致させて挿入し、約60°回転することにより係合部52aの三角形の頂点付近を柱部18aの係合孔18bに係合させることができる。なお柱部18aの中にはコイルばね54が装填され、このコイルばね54は係合部52aを係合孔18bに係合させた状態で係合部52aを下方に押圧し、つまみ52が柱部18aから外れるのを防止する。
つまみ52の上端には、ケース受台50の上面に係合する爪52bが形成され、ケース受台50の下面とつまみ52の下端フランジ部との間にコイルばね56が縮装されている。この結果ケース受台50は爪52bとコイルばね56との間に挟まれた状態でつまみ52に保持される。
このように本体部10側に保持されるケース受台50の上面には、駆動軸26の中心線の上方、すなわち外刃14の中央上面付近の支点Pを中心とする半球面上に位置する複数のケース支持部58が形成されている(図5参照)。すなわちケース受台50は中心線を挟んで対象な位置から内径方向へのびる平面視弧状かつ球面状の球面板部60を一対持ち、両球面板部60の周方向の両縁が上方へ僅かに突出した突条となり、これら合計4つの突条がケース支持部58となっている。これらケース支持部58は外刃の径内でその下方に位置する。
前記揺動ケース48は、ケース受台50に上方から装着されその下面が略半球面状に形成され4つのケース支持部58に摺動自在に支持される。またこの揺動ケース48には、ケース受台50の球面板部60の内径側からこの球面板部60の下面に係合する舌状のフック62が形成されている。このフック62は、各球面板部60に対して1つずつ、合計で2つ形成される。揺動ケース48はケース保持台50に上方から挿入され、一方のフック62を一方の球面板部60の下面に入れて球面に沿わせて一方に大きく傾けた状態で、他方のフック62を他方の球面板部60の内周縁に形成した切欠き64(図5,6)を通すことによりケース受台50に装着される。
この状態で、揺動ケース48は、2つのフック62によって上方に抜け落ちるのを防止されつつ、ケース支持部58に上方から摺接しつつ球面上を摺動する。なおケース受台50の球面板部60の下面にはフック62に係合して揺動ケース48が周方向に過大に回動するのを規制する突起66(図5,8)が形成されている。
揺動ケース48はケース受台50の球面板部60の内径側を通り下方へ突出する円筒部68(図4〜8)を持ち、この円筒部68の下縁とケース受台50との間には円錐コイルばね70が装填されている。このコイルばね70は、揺動ケース48を垂直位置(図4)に復帰させる復元力を付与する。
また揺動ケース48の円筒部68の上縁には上方へ4本のフック72が突出している。このフック72は外径方向へ弾性を持って湾曲可能であり、先端が鉤状に内径側に折曲し、この先端は内刃40のボス部42の下部外周に形成した環状凸部74(図4,6)に十分な間隙をもって対向し、内刃40が揺動ケース48から脱落するのを防ぐ。
揺動ケース48の上部開口には外刃14および外刃リング76が着脱可能に取付けられる。外刃リング76は外刃14の外周に設けたフランジ14c(図4)に上方から係合して外刃14の外周を囲み、外刃リング76の下縁に突設した2本のフック78を揺動ケース48の外周に設けた折曲係合溝80に上方から係合させることにより揺動ケース48に取付けられる。
すなわち折曲係合溝80は上方に開き下部がL字状に周方向に折曲している一方、外刃リング76のフック78の下端をこの折曲係合溝80に上方から係入し、外刃リング76を折曲係合溝80に沿わせて周方向に回動する。なお外刃14のフランジ14cは外刃リング76に対して下方へ一定量移動可能である。
次にこの実施例の動作を説明する。図4の状態、すなわち外刃14に外力が加わっていない時には、駆動軸26の上ジョイント34はコイルばね36により上方へ付勢されるから、内刃40,外刃14が上向きに付勢される。外刃14のフランジ14cは外刃リング76,揺動ケース48を上向きに付勢する。揺動ケース48のフック62はケース受台50の球面板部60の下面に係合しているから、このフック62によりは刃ユニット16が上方へ突出するのが規制され図4の位置に維持される。
なおこのケース受台50はつまみ56の爪52bに係止しているので、ケース受台50は上方へ移動しない。またこのつまみ56を下方に押すコイルばね54(三角形の柱部18aに装填したコイルばね54)は、駆動軸26のコイルばね36に比べて十分に大きいばね定数を持つものとする。駆動軸26の回転により内刃40が回転し、外刃14のスリット22に入った髭は内刃40でカットされる。
外刃14の中央または全面に図4で垂直下向きの外力が加わると、外刃14は駆動軸26を圧縮しつつ外刃リング76に対して一定範囲内で下降する。すなわち外刃14の下降量は外刃14のフランジ14Cが係入した外刃リング76側の溝の上下方向の幅の範囲内に制限される。
外刃14の外周の一部(中央から偏位した位置)に下向きの外力が加わると、外刃14が傾き、この時外刃リング76と共に揺動ケース48が揺動する。すなわち揺動ケース48の下面がケース受台50のケース支持部58上を摺動する。この時外刃14は外刃14の上面中央付近の支点Pを中心にして円錐コイルばね70を半径方向に圧縮しつつ揺動する(図9)。このため外刃14は皮膚の凹凸に忠実に追従して傾き、素晴らしい剃り味を得ることができる。
このように外刃14,揺動ケース48が傾く時には、図9に示すように駆動軸26の上ジョイント34は反対方向に傾く。この状態で駆動軸26の回転は内刃40に伝えられ、内刃40の小刃40a、40bが外刃14のトラック14a、14b内面(下面)に摺接しつつ回転し、髭がカットされる。
外刃14に加わっている外力が無くなると、円錐コイルばね70により揺動ケース48は復帰方向に押し戻される。この時駆動軸26も図4の垂直位置に復帰する。この結果図4の状態に戻る。
本発明の一実施例の外観斜視図 その刃ヘッド部の拡大斜視図 同じく分解斜視図 1つの刃ユニットの側断面図 1つの刃ユニットを外刃と内刃を除いて示す分解斜視図 同じく異なる方向から断面した2つの分解側断面図(A)、(B) 揺動ケースとケース受台との組合せ状態を示す平面図 同じく一部省いて示す側断面図 外刃および揺動ケースが傾いた状態を示す側断面図
符号の説明
10 本体部
12 ヘッド部
14 外刃
16 刃ユニット
18 外刃枠
26 駆動軸
40 内刃
48 揺動ケース
50 ケース受台
58 ケース支持部
60 球面板部
62 舌状フック
68 円筒部
70 円錐コイルばね(復帰ばね)
72 先端が鉤状のフック
76 外刃リング
P 刃ユニットの揺動中心

Claims (7)

  1. モータを内蔵する本体部の上部に装着される外刃枠に略円盤状の外刃を上下動自在に保持し、この外刃の内側に下方から装填される内刃を前記モータにより回転駆動される駆動軸により外刃に向かって弾性をもって押圧しつつ回転駆動する刃ユニットを備えるロータリー式電気かみそりにおいて、
    前記刃ユニットは、前記本体部に前記駆動軸と同軸に保持され前記外刃の下方から上方に向かって開く半球面上に位置するケース支持部を有するケース受台と、
    このケース受台のケース支持部に摺接して任意方向に揺動可能となるようにケース受台に保持され前記内刃の下方を囲む略碗状の揺動ケースと、
    この揺動ケースの上縁部に着脱可能に固定され前記外刃の外周縁に係合して外刃を一定範囲内で上下動自在に保持する外刃リングと、
    前記揺動ケースを前記ケース受台と同軸位置に復帰させる復帰ばねと、
    を備え、前記揺動ケースを前記ケース受台のケース支持部に摺動させることにより前記外刃と共に任意方向に揺動可能にしたことを特徴とするロータリー式電気かみそり。
  2. ケース受台のケース支持部が位置する半球面の中心は、外刃の表面の中心付近に位置する請求項1のロータリー式電気かみそり。
  3. ケース受台は上方に向かって開く半球面にほぼ沿って内径方向へのびる球面板部を持ち、揺動ケースには前記球面板部の下面に内径側から係合する舌状のフックが形成されている請求項1または2のロータリー式電気かみそり。
  4. 揺動ケースはケース受台の球面板部の内径側を通り下方へ突出する円筒部を持ち、復帰ばねはこの円筒部とケース受台との間に装填された円錐コイルばねである請求項3のロータリー式電気かみそり。
  5. 揺動ケースには、内径側から上方へ突出し先端が鉤状に内径側へ折曲した複数のフックが突設され、これらフックは外刃リングを揺動ケースから取外した時に内刃のボス部に係合して内刃が揺動ケースから脱落するのを防ぐ請求項1〜4のいずれかのロータリー式電気かみそり。
  6. 外刃枠には複数の刃ユニットが保持され、各刃ユニットの外刃はそれぞれ独立に上下動自在かつ任意方向に揺動自在である請求項1〜5のいずれかのロータリー式電気かみそり。
  7. 複数の外刃に対応する複数のケース受台は一体に形成されている請求項6のロータリー式電気かみそり。
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