JP2006157637A - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線マルチホップ通信ネットワークにおいて、低遅延、低遅延ゆらぎ、高スループット、高いQoSの保証を実現する。
【解決手段】 一つの無線局を入側のゲートウェイ無線局とし、他の一つの無線局を出側のゲートウェイ無線局とする。各無線局は、自局が送信元又は中継するパケットを、上述の2個のゲートウェイ無線局間の自局が介在している一方向経路に沿った次の無線局に送出する。出側のゲートウェイ無線局は、自局が送信元又は受信したパケットの宛先に応じ、パケットを、外部ネットワークへ、又は、入側のゲートウェイ無線局へ各無線局を介さない経路で転送する。入側のゲートウェイ無線局は、自局が送信元のパケット、外部ネットワークや出側のゲートウェイ無線局から届いたパケットを、そのパケットの宛先に応じ、自局から出側のゲートウェイ無線局への一方向経路に沿った次の無線局に送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の無線局で構成される無線マルチホップ通信ネットワークにおける無線通信方法及び無線通信システムに関する。
現在、複数の無線局(ノード)でネットワークを構成し、隣接したノード間でパケットを中継することで、直接電波の届かない無線局同士間での通信を実現する無線マルチホップ通信ネットワークと呼ばれる技術が注目されている。
無線マルチホップ通信ネットワークにおいては、リアルタイム通信などを行う場合に、リアルタイム通信のパケットと他のデータパケットとを区別して、前者を優先させて中継する優先制御などを行っている。
例えば、通常であれば、IEEE802.11標準規格のMACプロトコルにも採用されているCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)におけるように、中継の際に、ランダム時間だけ待機した後に、無線チャネルの使用状況を観測してパケットの送受信を行う。それに対して、優先制御されたパケットの場合は、中継の際に待機する時間が、より短く、固定時間などである場合もある。
また、特許文献1で述べられているように、集中制御によって、中継経路上の各無線局が、無線アクセス時刻及び無線チャネルを割り当てられて、その割り当てに従って中継を行う方法などもある。
特開2002−325273号公報
しかしながら、無線マルチホップ通信ネットワークにおいては、ネットワーク上に複数の無線局があって、複数の経路を同時にデータが流れる。無線局から無線局へと中継が繰り返される際に、無線資源を使用する領域が複数の経路間で、あるいは同一経路における上りのフローと下りのフローとでたびたび無線資源の利用領域が重なり合い、無線の干渉、信号の衝突などが発生する。
無線の干渉、信号の衝突を回避する機構として、従来方式があるが、CSMA/CAでは待機時間を長めに設定する必要があり、特許文献1の開示技術では、管理する経路が複数になるごとに、別々の無線アクセス時刻ないしは無線チャネルを割り当てる必要があり、通信容量の減少が著しいという問題点がある。
本発明は、無線マルチホップ通信ネットワークにおいて、多数の接続経路に対して、伝送遅延をできるだけ押さえつつ、同時通信をできるだけ可能とし、しかも、無線の干渉、信号の衝突を回避して通信品質を高くできる無線通信方法及び無線通信システムを提供しようとしたものである。
第1の本発明は、複数の無線局を有し、上記各無線局が、他の上記無線局と、直接に又は少なくとも一つの上記無線局を介して通信する無線通信方法であって、少なくとも一つの上記無線局が入側のゲートウェイ無線局になると共に、別の少なくとも一つの無線局が出側のゲートウェイ無線局となり、上記各無線局は、自局が送信元のパケットや自局が中継するパケットを、上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局への自局が介在している所定の一方向経路に沿った次の上記無線局又は上記出側のゲートウェイ無線局に送出することを特徴とする。
第2の本発明は、複数の無線局を有し、上記各無線局が、他の上記無線局と、直接に又は少なくとも一つの上記無線局を介して通信する無線通信システムであって、少なくとも一つの上記無線局が入側のゲートウェイ無線局になっていると共に、別の少なくとも一つの無線局が出側のゲートウェイ無線局となっており、上記各無線局は、自局が送信元のパケットや自局が中継するパケットを、上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局への自局が介在している所定の一方向経路に沿った次の上記無線局又は上記出側のゲートウェイ無線局に送出する経路情報を記憶、管理する第1の経路管理手段と、自局が送信元のパケットや自局が中継するパケットを、上記第1の経路管理手段が記憶、管理している経路情報に従って送信制御する第1の送信制御手段とを有することを特徴とする。
第3の本発明は、第2の本発明の無線通信システムを単位システムとし、複数の単位システムで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、無線マルチホップ通信ネットワークにおいて、伝送遅延をできるだけ押さえつつ、同時通信をできるだけ可能とし、しかも、無線の干渉、信号の衝突を回避して通信品質を高くできる無線通信方法及び無線通信システムを提供できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による無線通信方法及び無線通信システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。第1の実施形態の無線通信システムは、無線マルチホップ通信ネットワークにおけるシステムである。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の無線通信システム1の構成例を示している。図1において、第1の実施形態の無線通信システムは、図2に詳細構成を示す無線局A〜Oと、図2に詳細構成を示すゲートウェイ無線局GIn、Goutとを配したものである。第1の実施形態の無線通信システムは、2つのゲートウェイ無線局GIn、GOutを両端にし、複数(図1の例では15個)の無線局A〜Oを六角格子状など適当に配置してあるように、複数の無線局A〜Oが、2つのゲートウェイ無線局GIn、GOutを両終端とする経路上に存在するように構成している。
ここで、一方のゲートウェイ無線局GInが入り側のゲートウェイ無線局(以下、入ゲートウェイ無線局と呼ぶ)であり、他方のゲートウェイ無線局Goutが出側のゲートウェイ無線局で(以下、出ゲートウェイ無線局と呼ぶ)ある。
各無線局A〜Oは、上述したように、入ゲートウェイ無線局GInから出ゲートウェイ無線局Goutへの多数の一方向経路のうちの1以上の経路に介在している。経路情報は、後述するように内部管理している。
各無線局A〜Oは、自己が送信元となるパケットを、出ゲートウェイ無線局Goutへの全て又は一部の一方向経路に送出し、また、自己が中継するパケットも出ゲートウェイ無線局Goutへの全て又は一部の一方向経路に送出する。なお、逆方向の無線局に到達したとしても意味のないものであり、経路の一方向性が確保されている。
入ゲートウェイ無線局GInは、外部ネットワーク又は出ゲートウェイ無線局Goutから、各無線局A〜O、Goutに宛てたパケットが与えられた際には、そのパケットを、出ゲートウェイ無線局Goutへの全て又は一部の一方向経路に送出する。なお、出ゲートウェイ無線局Goutから入ゲートウェイ無線局GInへは、図1に示したネットワーク以外の無線又は有線のネットワーク又は専用回線等を介して、パケットを転送し得るようになされている。
出ゲートウェイ無線局Goutは、図1に示したネットワーク内の無線局からA〜Oから到達した、自己以外を宛先とするパケットを、外部ネットワーク又は入ゲートウェイ無線局GInへ転送する。
以上のように、第1の実施形態では、入ゲートウェイ無線局GInから出ゲートウェイ無線局Goutへの一方向経路を利用して、パケットの無線マルチホップ通信を実現する。
図2は、第1の実施形態の無線局100(図1での無線局A〜Oが対応)の基本構成を示したブロック図である。
図2において、無線局100は、無線送信部101、無線受信部102、送信制御部103、受信制御部104、同期制御接続管理部105、経路管理部107及び中央制御部108を有する。
無線送信部101は、無線信号を送信するものである。無線受信部102は、無線信号を受信するものである。なお、無線回線の通信方式は限定されない。
送信制御部103は、宛先、ホップ数などのパケット内の管理情報を生成又は更新し、パケットを無線信号化するものである。送信するパケットは、中央制御部108から与えられた自己を送信元とするものか、又は、受信制御部104から与えられた当該無線局が中継するものである。
受信制御部104は、受信した無線信号からパケットを取り出し、パケット内の管理情報を参照するものである。受信制御部104は、受信したパケットが、自己を宛先とするものの場合には中央制御部108に与え、受信したパケットが、自己が中継処理するものの場合には送信制御部103に与える。
経路管理部107は、当該無線局を送信元とするパケットや中継パケットの宛先に応じた経路情報(図4参照)を管理し、接続先(中継先や送信先など)を送信制御部103に通知するものである。
同期制御接続管理部105は、他の無線局やゲートウェイ無線局と同期して無線メディアアクセス制御を行うものである。同期制御接続管理部105は、自無線局が送信しても良いタイミング情報(図4参照)を格納しており、内部のタイマなどによる値がそのタイミング情報で規定する値になると、送信制御部103の送信動作を有効とする。各無線局やゲートウェイ無線局は、それぞれが、同期制御接続管理部105によって示されるタイミングに基づいて無線資源へのメディアアクセスを行う。
従来の無線局(図示せず)においては、CSMA/CA動作による無線メディアアクセス制御を行うCSMA/CA制御接続管理部が備えられていたが、この第1の実施形態では、CSMA/CA制御接続管理部に代えて、上述した同期制御接続管理部105が設けられている。
中央制御部108は、例えば、CPU、ROM、RAMなどで構成されており、上述した各部101〜107を制御するものである。なお、中央制御部108は、通常の通信動作時だけでなく、管理情報(タイムスロット割り当て情報など)の取得のための通信動作時などでも、各部101〜107を制御する。
図3は、第1の実施形態のゲートウェイ無線局200(図1でのゲートウェイ無線局GIn、GOutが対応)の基本構成を示したブロック図である。ゲートウェイ無線局200は、無線局100としての機能に加え、有線などでインターネットなどの外部ネットワークに接続するゲートウェイ機能を併せ持ったものである。
図3において、ゲートウェイ無線局200は、一般の無線局100における対応要素とほぼ同様な無線送信部201、無線受信部202、送信制御部203、受信制御部204、同期制御接続管理部205、経路管理部207及び中央制御部208に加え、ゲートウェイ送信部(GW送信部)209及びゲートウェイ受信部(GW受信部)210を有する。
GW送信部209は、インターネットなどの外部ネットワークに接続するために有線などで信号を送信するものであり、GW受信部210は、インターネットなどの外部ネットワークに接続するために有線などを介して信号を受信するものであり、これらのGW送信部209及びGW受信部210は、同期制御接続管理部205によって示される、有線接続であればCSMA/CD制御によるタイミングに基づいて、外部ネットワークへのメディアアクセスを実行するものである。
なお、図3は、入ゲートウェイ無線局にも出ゲートウェイ無線局にもなり得る、ゲートウェイ無線局の詳細構成を示したが、入ゲートウェイ無線局GInにだけ適用されるのであれば、図3の構成から、無線受信部202及びGW送信部209を除外して構成しても良く、また、出ゲートウェイ無線局GOutにだけ適用されるのであれば、図3の構成から、無線送信部201及びGW受信部210を除外して構成しても良い。
図4は、図1に示したゲートウェイ無線局及び一般無線局の配置において、2つのゲートウェイ無線局及び複数の無線局のうちの2つの無線局間のリンクに対する、リンク動作タイミングのスロット割当てを示す説明図である。
図4において、スロット割当ては、二つのスロット組X及びYに分かれている。
スロット組Xには、01〜10と割り振られているスロット番号の若い順から、2つのゲートウェイ無線局GIn及びGOutを両終端とする経路上を、入ゲートウェイ無線局GInからのホップ数がおよそ小さい順にリンクが並べられている。
スロット組Yには、スロット組Xの並びをいくつかずらしたものである(図4のものは5タイムスロットずらしている)。スロット組Yのスロット組Xからのずれ量は、各スロット番号について、一方のスロット組Xの該当するスロット番号枠内に記載されているリンクの中の任意の一つのリンクと、スロット組Yの該当するスロット番号枠内に記載されているリンクの中の任意の一つのリンクとが、同時に利用できる組み合わせになるように選定されており、しかも、このような関係が成立するように、同一スロット番号枠内のリンクが選定されている。
各無線局100(A〜O)や各ゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)は、この図4で示したタイムスロット割当情報に基づいて、無線信号を送信するタイミングを決定する。図4の例であれば、ゲートウェイ無線局GInからゲートウェイ無線局GOutに向かって固定的に割り当てられた複数のリンクから一つのリンクを選択しながら1スロットごとに1ホップ信号を転送する。この動作により、入ゲートウェイ無線局GInは、入のゲートウェイとし、出ゲートウェイ無線局GOutは出のゲートウェイとして機能する。
また、図4に示す情報は、単なるタイムスロットの割り当てだけでなく、各無線局100(A〜O)や各ゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)がパケットを通信し得る相手をも規定している。例えば、無線局Bは、無線局Aからのみパケットを受信でき、無線局F及びCにパケットを送信し得ることを表している。
なお、各無線局100(A〜O)や各ゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)は、パケットは図4に示すような通信相手にだけ送信し得る一方向の通信だけ認められているが、かかる通信を実行する際に必要となる、リンク要求やリンク承諾要求の交換など、リンク確立、切断のための通信は双方向で可能となされている。
各無線局100(A〜O)や各ゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)は、図4に示す情報の全て、又は、自局に関係する部分を記憶保持している。
なお、図4は、スロット組Xとスロット組Yとがタイミングのずれを除けば同じリンクの並びを記述しているものであるが、異なっていても良い。例えば、スロット組Xは、GIn→Aだけを最初のリンク割り当てとするリンクの並びを記述した組とし、スロット組Yは、GIn→Eだけを最初のリンク割り当てとするリンクの並びを記述した組とするようにしても良い(但し、タイミングのずれは図4と同様)。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の無線通信システムの動作を説明する。以下の動作説明は、無線局100及びゲートウェイ無線局200の配置が、上述した図1に示す配置であるとして行う。
まず、全ての無線局100(A〜O)やゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)に同じ情報を共有させるための通信動作を、図4と同様な図5をも参照しながら説明する。
例えば、このような場合、そのような情報の供給元無線局は、後述する2局間の通信動作によって、入ゲートウェイ無線局GInに対して、その情報の同報送信を依頼する。
入ゲートウェイ無線局GInは、そのような情報の同報送信の依頼を受けると、自己に割り当てられているタイミングで、リンクを確立させた上でその同報パケットを全ての経路上の次の無線局A、Eに送信する。例えば、入ゲートウェイ無線局GInは、上記依頼をスロット番号03のタイミングで受ければ、スロット組Yでの自己の送信タイミングであるスロット番号06のタイミングで同報パケットを送信する。
同報パケットを受信した無線局A及びEも、スロット番号07のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信する。以下同様に、無線局B及びDがスロット番号08のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信し、無線局F、C及びLがスロット番号09のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信し、無線局G、I及びKがスロット番号10のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信し、無線局H及びJがスロット番号01のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信し、無線局M及びOがスロット番号02のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信し、無線局Nがスロット番号03のタイミングでリンクを確立させた上で同報パケットを送信する。
以上のようにして、入ゲートウェイ無線局GInが同報パケットを送信してから8ホップ期間内で全ての無線局100(A〜O)やゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)がその情報を受信する。
次に、ある無線局から他のある無線局への通信動作(2局間の通信動作)を、図5をも参照しながら説明する。ここでは、無線局Mがパケットの送信元、無線局Hがパケットの宛先とする。図5は、選択されたタイムスロット及びリンクを示している。
無線局Mの送信タイミングは、スロット組Xではスロット番号07、スロット組Yではスロット番号02である。無線局Mにおいて、そのようなパケットの送信の必要性がスロット番号04において生じたとすると、無線局Hは、スロット番号07のタイミングでリンクを確立させた上で対象パケットを無線局Nに送信する。
無線局Nは、自局宛てでないので、スロット番号08のタイミングでリンクを確立させた上で対象パケットを出ゲートウェイ無線局GOutに中継送信する。なお、中継送信は、純粋な中継送信であっても良く、その宛先へのデータを追加する中継送信であっても良い。
出ゲートウェイ無線局GOutは、自局宛てではなく、しかも、当該ネットワーク内の無線局H宛であるので、外部ネットワーク又は専用回線などを介して、入ゲートウェイ無線局GInに送信する。ここで、入ゲートウェイ無線局GInに、上述のパケットがスロット番号10のタイミングで到達したとする。
入ゲートウェイ無線局GInは、対象パケットが自局宛でないので中継送信を実行する。この場合において、入ゲートウェイ無線局GInは無線局Aにも無線局Eにも送信し得るが、対象パケットの宛先に応じた一方の経路(図1の配置例の場合には無線局Aへの経路)を選択する。例えば、入ゲートウェイ無線局GInは、スロット番号01のタイミングでリンクを確立させた上で対象パケットを無線局Aに送信する。以上のように、中継処理するパケットの宛先とどの無線局に送信するかの情報も、全ての無線局100(A〜O)やゲートウェイ無線局200(GIn、GOut)がそれぞれ、経路情報の一部として保持している。
無線局Aは、スロット番号02のタイミングでリンクを確立させた上で中継する対象パケットを無線局Bに送信する。
無線局Bから無線局Hへは最小ホップ数3の経路が2経路ある。そのため、一方を選択経路とし、他方を代替経路として情報を管理している。例えば、上述した無線局Hを宛先とするパケットを受信したときには、無線局Fへの経路が選択経路であると、スロット番号03のタイミングでリンクを確立させようとする。ここで、選択経路でのリンクが確立できない場合には、代替経路に係る無線局Cとのリンクを確立させた上で対象パケットを無線局Cに送信する。例えば、この際に、無線局Cへの経路を選択経路、無線局Fへの経路を代替経路に経路情報を更新する。なお、このような代替経路への切替が実行されても問題がないようにタイムスロットの時間を選定しておくことが好ましい。但し、自己に割り当てられている今回のスロット番号03のタイミングでの送信が不可能であれば、他方のスロット組Yでの自己に割り当てられているスロット番号08のタイミング、又は、スロット番号03の次のタイミングで無線局Cへの中継送信を行う。
以下、無線局Cは、スロット番号04のタイミングでリンクを確立させた上で対象パケットを無線局Iに送信し、無線局Iは、スロット番号05のタイミングでリンクを確立させた上で対象パケットを無線局Hに送信し、無線局Hは自局宛であるので、そのパケットの情報を内部に取り込む。
なお、上記の場合の逆である、無線局Hがパケットの送信元、無線局Mがパケットの宛先である場合には、無線局Hが自己に割り当てられているタイミング(スロット番号01又は06)で無線局Mにパケットを送信すれば直ちに通信が終了する。
また、この第1の実施形態の無線通信システム内の無線局から、外部ネットワークへの通信の場合であれば、その無線局からのパケットが上述と同様にして出ゲートウェイ無線局GOutに転送され、出ゲートウェイ無線局GOutが外部ネットワークへの送信動作を行う。
さらに、外部ネットワークから、第1の実施形態の無線通信システム内の無線局へのパケットは、入ゲートウェイ無線局GInに与えられることになされており、入ゲートウェイ無線局GInから宛先無線局までの転送動作は上述の2局間の通信の場合と同様である。
図4に示したようなスロット割当情報を、ネットワーク管理者などが作成して無線局100やゲートウェイ無線局200に設定しても良いが、以下のようにすることにより、第1の実施形態の無線通信システムが自律的に獲得することができる。なお、以下の作成動作は、例えば、システムの立ち上がりだけでなく、メディアアクセス制御(MAC)動作時に実行される。
[0]初期条件
無線局及びゲートウェイ無線局が、例えば、図1のように物理的に配置される。
[1]メディアアクセス制御層の設定準備動作
1.1:入ゲートウェイ無線局GInより、HELLOパケット[発信元:GIn 宛先:GOut 中継:[] ホップ数:0]を同報送信する。
1.2:入ゲートウェイ無線局GInからのHELLOパケットを受信した無線局Ni1は、HELLOパケット[発信元:GIn 宛先:GOut 中継[Ni1] ホップ数:1]を同報送信する。
以下、同様に、HELLOパケット[発信元:GIn 宛先:GOut 中継:[Ni1、Ni2、Ni3、…、Nim] ホップ数:m]を受け取った無線局Ni(m+1)は、HELLOパケット[発信元:GIn 宛先:GOut 中継:[Ni1、Ni2、Ni3、…、Nim、Ni(m+1)] ホップ数:m+1]を同報送信する。
1.3:多数のHELLOパケット[発信元:GIn 宛先:GOut 中継:[Ni1、Ni2、Ni3、…、Nin] ホップ数:n]を受け取ったゲートウェイ無線局GOutは、各HELLOパケットの中継情報及びホップ数に基づいて、経路表を作成した上でリンク情報を新規作成又は更新し、リンク情報をGInに外部ネットワークなどを経由して転送する。
1.4:リンク情報を受け取ったゲートウェイ無線局GInは、そのリンク情報が最初に獲得された場合や、そのリンク情報が既存のリンク情報から更新されたものであると、そのリンク情報をGIn→GOut経路上の次の無線局に送信する。
同様に、リンク情報を受け取った無線局も、リンク情報をGIn→GOut経路上の次の無線局に送信する。
以上の1.1〜1.6により、図1に示すような配置関係を表すリンク情報が得られる。
[2]スロットの割り当て
このスロットの割当て処理を、入ゲートウェイ無線局GInや出ゲートウェイ無線局GOutや図示しない管理局などの特定局が実行しても良く、複数の無線局(ゲートウェイ無線局が含まれていても良い)が分散処理しても良く、実行主体は問われない。このスロット割り当てでは、通信を実行することなく、上述したメディアアクセス制御層の設定準備動作[1]で得られた情報を処理対象とする。
2.0:各無線局のそれぞれについて、入ゲートウェイ無線局GInから出ゲートウェイ無線局GOutへの経路上に、その無線局が含まれる最短ホップ数の経路が、上述したメディアアクセス制御層の設定準備動作[1]で得られている。図1の場合には、全ての無線局A〜Oのそれぞれについて最短ホップ数の経路のホップ数は8であるが、無線局の配置によっては、各無線局の最短ホップ数に多少ができることがある。また、各無線局について、最短ホップ数の経路として複数が存在することもある(例えば、無線局Cは4経路、無線局Fは1経路)。
2.1:最短ホップ数の各経路のリンクを1ホップずつたどり、そのホップ数での無線局間でのリンクを、各経路での同じリンクの割り当ての重複を排除しつつ、そのホップ数のスロット(スロット番号)に入るように割り当てる。
(ア)この際、ある同じ無線局を送信側とするリンクまでのホップ数が経路によって異なる場合(なお、図1の配置ではこのようなことは生じていない)、ホップ数の多い方の経路のリンクを先にスロットに割り当てる。ホップ数の少ない方の経路は、同じ無線局を送信側とするリンクのスロットへの割り当てが行われるまで待機し、それ以降の経路部分は再び割り当て対象とする。
(イ)ある無線局についての最短ホップ数の経路として、同じ無線局を送信側とするリンクを含むものが複数ある場合、異なるリンク毎にスロットに割り当てる。
以上の処理により形成されたスロット割り当ての組をスロット組Xとする。但し、この段階では、スロット番号09、10のスロットは形成されていない。
[3]同時利用可能なリンクの確認
スロット組Yを形成するために、同時に利用しても干渉などの問題が生じない同時利用が可能なリンクの確認を行う。この動作は、干渉などを問題とするので、全ての無線局及びゲートウェイ無線局の協働作業となる。このような協働作業を、リーダーシップをとって制御する局は、ゲートウェイ無線局Ginなどの特定局とする。
3.1.1:ゲートウェイ無線局Ginを送信元とするリンクと同時に使用できるリンクを探索する。ゲートウェイ無線局GInからの信号が干渉波になっていないリンク(例えば、受信可能信号強度として干渉波との相対値−10dB以下になる位置で使用されるリンク)を探索する。ゲートウェイ無線局Ginからのリンクでパケット転送を行っている間に、別の無線局においてキャリアセンスされるかどうかのチェックを行い、キャリアセンスされなかった無線局同士の組からなるリンクで、ゲートウェイ無線局Ginからのリンクでのパケット転送と同時のパケット転送が成功するか否かにより、同時使用か否かを判定する。例えば、この際の探索では、リンクF→G、G→H、I→H、I→J、L→K、K→J、H→M、J→O、M→N、O→N、N→GOutが同時使用なリンクとなったとする。
3.1.2:GIn→GOut経路上にある入ゲートウェイ無線局GInから1ホップの無線局を送信元とするリンク(図4では、無線局A→B、E→D)と同時に使用できるリンクを探索する。具体的な探索方法は、上述の3.1.1の場合と同様である。例えば、この際の探索では、リンクH→M、J→O、M→N、O→N、N→GOutが同時使用なリンクとなったとする。
3.1.3:GIn→GOut経路上にある入ゲートウェイ無線局GInから2ホップの無線局を送信元とするリンク(図4では、無線局B→F、B→C、D→C、D→L)と同時に使用できるリンクを探索する。具体的な探索方法は、上述の3.1.1の場合と同様である。例えば、この際の探索では、リンクN→GOutが同時使用なリンクとなったとする。
3.1.n:GIn→GOut経路上にある入ゲートウェイ無線局GInから(n−1)ホップの無線局を送信元とするリンクと同時に使用できるリンクを上述と同様にして探索する。
3.1.1〜3.1.nの動作を、同時に使用できるリンクを探索できなくなるまで繰り返す。因みに、図1の配置例では、n=3では同時に使用できるリンクを探索できるが、n=4では同時に使用できるリンクを探索できない。
3.2:スロット組Xに並べて別表(スロット組Y用の表)を設け、同じスロット番号に、同時利用可能なリンクを割り当てる。この際、3.1〜3.3での同時使用可能なリンクが1ホップずつ異なる経路のリンクに絞り込んで割り当てる。また、代替リンクは同じスロットに入れる。これをスロット組Yとする。これにより、図4ではスロット番号01〜08までが埋まる。
3.3:スロット組Xに含まれるリンクで、スロット組Yに割り当てられていない分のためにスロットを追加してスロット組Yでリンクを割り当てる。これにより、図4ではスロット番号09〜10が追加され、スロット組Yの段でリンクが埋められる。
以上のようにして作成されたタイムスロットの割り当て情報が上述のような通信動作時の各局の送信タイミングの制御に利用される。
(A−3)第1の実施形態の効果
従来ならば、CSMA/CA制御によりリンクには無線資源を割り当てていたため、いずれのリンクにも無線資源が利用されない時間が多く発生し、大きなオーバヘッドになっていた。
この実施形態の無線通信システムでは、このようにリンクを使用するタイミングが固定的な組み合わせの中から選択的に決定されることにより、従来のCSMA/CA制御で発生していたオーバヘッドによるスループットの低下、遅延の増加を回避して、スループットの向上、遅延の短縮を計ることができる。
詳しく言い換えるならば、この無線通信システムでは、ゲートウェイ無線局及び無線局の配置された地理領域において、2つのゲートウェイ無線局間を一定方向に転送が繰り返されることにより、以下に挙げる効果が得られる。
1.上りの際の無線資源利用と下りの際の無線資源利用とで衝突が発生することを回避でき、スループットの向上、遅延の短縮を計ることができる。
2.隣接する地域における無線資源利用との連携が取りやすくなり、無線資源の空間再利用効率が向上して、スループットの向上を計ることができる。なぜならば、隣接する地域から見ても一定方向に無線資源の利用が遷移するため、無線資源の空間再利用が容易になるからである。
3.各無線局がインターネットなど外部ネットワークと接続する場合の、信号の上りと下りに要する遅延の和が一定の大きさになる。それにより、上りと下りの遅延の和が最大の無線局も、平均遅延とそれほど変わらなくなる。従来ならば、ゲートウェイから遠い無線局は、ゲートウェイから近い無線局と比べて、信号の上りに要する遅延も下りに要する遅延もともに大きくなり、上りと下りに要する遅延の和は、ゲートウェイからの距離に比例して大きくなるため、平均遅延に対して、2倍程度遅延の大きい無線局があった。このことにより、遅延の短縮を計ることができる。
4.ゲートウェイを2つ用いることで、スループット及び遅延のボトルネックとなりやすいゲートウェイ発及びゲートウェイ宛ての信号を分散することができ、負荷を軽減することができ、スループットの向上、遅延の短縮を計ることができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による無線通信方法及び無線通信システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図6は、第2の実施形態の無線通信システムでの無線局及びゲートウェイ無線局の配置例を示す説明図である。
図6において、第2の実施形態の無線通信システムは、複数のサブネットa1、a2、b1〜b3、c1〜c3、d2、d3、…からなる。
各サブネットは、サブネットb1を例にして言及すれば、図3に詳細構成を示した2つのゲートウェイ無線局b1、b2を両端に、図2に詳細構成を示した15個の無線局を六角格子状など適当に配置しであるように、複数の無線局が、2つのゲートウェイ無線局を両終端とする経路上に存在するように構成されている。
また、サブネット同士は、縦横に平面状に広がって並び、各無線局はいずれかのサブネットに属し、一方、各ゲートウェイ無線局は2個のサブネットの共通の要素となっている。例えば、ゲートウェイ無線局b2は、サブネットb1の出ゲートウェイ無線局であると共に、サブネットb2の入ゲートウェイ無線局になっている。別の観点からみると、サブネットb2も、入ゲートウェイ無線局b2と出ゲートウェイ無線局b3を有し、第1の実施形態の無線通信システムと同様なものである。
図7は、図6の配置例の無線通信システムにおいて、各サブネットに対して、チャネルを割り当てた表である。例えば、4チャンネル利用可能な場合で、4つのチャネルに対して、それぞれ縦横の並びで連続しないようにサブネットが割り当てられている。ここで、各チャネルの相違は、キャリア周波数が異なるものであっても良く、スペクトラム拡散通信での拡散符号が異なるものであっても良く、適用している通信方式でチャネルを区別できる要素が異なっていれば良い。
図8は、図6の配置例の無線通信システムにおいて、各サブネットが図1のような構成のとき、サブネットの各リンクにスロットを割り当てた表である。同じチャネルが別のサブネットで再利用されるため、干渉波に対する所望波の利得を10dB保つため、同一のサブネット内では無線資源の空間再利用は行っていない場合を示している(スロット組が1組)。この場合でも、スロット割り当て表の作成は、第1の実施形態における動作の説明の項で、スロット組Xを作成した手順に準じて行う。
なお、サブネットの大きさが小さく、各サブネットに同一のタイムスロットの割り当てを行った場合に、近傍のサブネットの無線波が干渉波となる場合には、近傍サブネット間で異なるタイムスロットの割り当てを行うようにする。言い換えると、各サブネットに同一のタイムスロットの割り当てを行うことができるのは、サブネット間での干渉などがない場合である。干渉波が生じているか否かは、上述した同時利用リンクの確認動作のように行う。この場合、両サブネットに共通なゲートウェイ無線局がこの確認動作の主導権をとることが好ましい。
その他の構成や作用は、第1の実施形態とほぼ同様であるので説明を省略する。
第2の実施形態の無線通信システムでは、以上のようにリンクを使用するタイミングが固定的な組み合わせの中から選択的に決定されることと、サブネットに対するチャネルの割り当てを固定的に行うことなどにより、従来のCSMA/CA制御で発生していたオーバヘッドによるスループットの低下、遅延の増加や、隣接するサブネットに対する無線の干渉を回避して、スループットの向上、遅延の短縮を計ることができる。
詳しく言い換えるならば、この無線通信システムでは、第1の実施形態で挙げた効果に加えて、以下にあげる効果が得られる。
複数のゲートウェイ無線局を設置できる競技場、テーマパーク、市街地など広域環境において、複数のサブネットを面的に展開し、広い地理領域を被覆する無線通信システムを構築する際において、効率的な無線資源の空間再利用を実現することができる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記第1の実施形態においては、スロット組を2組割り当てたものを示したが、同時利用可能なリンクが多数存在する場合には、3組以上を割り当てるようにしても良い。例えば、同時利用可能なリンクの探索で、リンクを発見できなくなったnの値に応じて、何組を割り当てるか、また、スロット組でのずれ量を予め定めておいて3組以上を割り当てるようにしても良い。
また、上記第2の実施形態においては、各サブネットについて、スロット組が1組のものを示したが、各サブネットについて、2組以上のスロット組を割り当てるようにしても良い。
さらに、上記第1の実施形態においては無線通信システム内では同一チャネルを用いるものを示し、また、第2の実施形態においてはサブネット内では同一チャネルを用いるものを示したが、1個の無線通信システム内やサブネット内で複数チャネルを利用するようにしても良い。
さらにまた、上記第1の実施形態においては、第1のゲートウェイ無線局(入ゲートウェイ無線局)から第2のゲートウェイ無線局(出ゲートウェイ無線局)への方向のみの通信を認めたものであったが、これに加え、第2のゲートウェイ無線局から第1のゲートウェイ無線局への方向の通信を認めるようにしても良い。例えば、前者の方向と後者の方向とで、チャネル(例えばキャリア周波数)を変え、双方向での混信を避けるようにする。
また、第1の実施形態においては、入ゲートウェイ無線局及び出ゲートウェイ無線局が一つずつのものを示したが、入ゲートウェイ無線局から出ゲートウェイ無線局へという方向性を確保できるのであれば、入ゲートウェイ無線局や出ゲートウェイ無線局が2個以上あっても良い。例えば、この場合に、入ゲートウェイ無線局及び出ゲートウェイ無線局の組合せ毎にタイムスロットの割り当てを行ったスロット組を例えば1組ずつ得、各リンクの同時利用可能かによって、各組のスロット組での位相をずらせる。
上記第1の実施形態では、各リンクの同時利用可能性を、実際の通信を実行させた測定結果に応じて判断するものを示したが、各無線局間の距離等に応じて、演算処理で定めるようにしても良い。
第1の実施形態に無線通信システムでの無線局配置例の説明図である。 第1の実施形態の無線局の構成を示すブロックである。 第1の実施形態のゲートウェイ無線局の構成を示すブロックである。 第1の実施形態の各無線局へのタイムスロットの割り当て例を示す説明図である。 第1の実施形態の2局間での通信で機能するタイムスロット及びリンクの説明図である。 第2の実施形態に無線通信システムでの無線局配置例の説明図である。 第2の実施形態の各サブネットのチャネルの割り当て例を示す説明図である。 第2の実施形態の各サブネットのタイムスロットの割り当て例を示す説明図である。
符号の説明
100…無線局、101、201…無線送信部、102、202…無線受信部、103、203…送信制御部、104、204…受信制御部、105、205…同期制御接続管理部、107、207…経路管理部、108、208…中央制御部、200…ゲートウェイ無線局、209…ゲートウェイ送信部(GW送信部)、210…ゲートウェイ受信部(GW受信部)。

Claims (15)

  1. 複数の無線局を有し、上記各無線局が、他の上記無線局と、直接に又は少なくとも一つの上記無線局を介して通信する無線通信方法であって、
    少なくとも一つの上記無線局が入側のゲートウェイ無線局になると共に、別の少なくとも一つの無線局が出側のゲートウェイ無線局となり、
    上記各無線局は、自局が送信元のパケットや自局が中継するパケットを、上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局への自局が介在している所定の一方向経路に沿った次の上記無線局又は上記出側のゲートウェイ無線局に送出する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 上記出側のゲートウェイ無線局は、自局が送信元のパケット又は受信したパケットの宛先に応じ、自局が送信元のパケット又は受信したパケットを、外部ネットワークへ転送し、又は、上記入側のゲートウェイ無線局へ上記各無線局を介さない経路で転送することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 上記入側のゲートウェイ無線局は、自局が送信元のパケット、外部ネットワークから届いたパケット、又は、上記出側のゲートウェイ無線局から届いたパケットを、そのパケットの宛先に応じ、自局から上記出側のゲートウェイ無線局への所定の一方向経路に沿った次の上記無線局に送出することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
  4. 複数の無線局を有し、上記各無線局が、他の上記無線局と、直接に又は少なくとも一つの上記無線局を介して通信する無線通信システムであって、
    少なくとも一つの上記無線局が入側のゲートウェイ無線局になっていると共に、別の少なくとも一つの無線局が出側のゲートウェイ無線局となっており、
    上記各無線局は、
    自局が送信元のパケットや自局が中継するパケットを、上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局への自局が介在している所定の一方向経路に沿った次の上記無線局又は上記出側のゲートウェイ無線局に送出する経路情報を記憶、管理する第1の経路管理手段と、
    自局が送信元のパケットや自局が中継するパケットを、上記第1の経路管理手段が記憶、管理している経路情報に従って送信制御する第1の送信制御手段とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 上記出側のゲートウェイ無線局は、
    自局が送信元のパケット又は受信したパケットの宛先に応じ、自局が送信元のパケット又は受信したパケットを、外部ネットワークへ転送し、又は、上記入側のゲートウェイ無線局へ上記各無線局を介さない経路で転送する経路情報を記憶、管理する第2の経路管理手段と、
    自局が送信元のパケット又は受信したパケットを、上記第2の経路管理手段が記憶、管理している経路情報に従って送信制御する第2の送信制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 上記入側のゲートウェイ無線局は、
    自局が送信元のパケット、外部ネットワークから届いたパケット、又は、上記出側のゲートウェイ無線局から届いたパケットを、そのパケットの宛先に応じ、自局から上記出側のゲートウェイ無線局への所定の一方向経路に沿った次の上記無線局に送出する経路情報を記憶、管理する第3の経路管理手段と、
    自局が送信元のパケット、外部ネットワークから届いたパケット、又は、上記出側のゲートウェイ無線局から届いたパケットを、上記第3の経路管理手段が記憶、管理している経路情報に従って送信制御する第3の送信制御手段とを有することを特徴とする請求項4又は5に記載の無線通信システム。
  7. 上記第1の経路管理手段が記憶、管理する経路情報は、上記入側のゲートウェイ無線局から自局を介して上記出側のゲートウェイ無線局へ至るまでの一方向経路の中で、中継数が最小となるものであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の無線通信システム。
  8. メディアアクセス制御動作時に、上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局に向かって経路探索制御パケットを同報送信し、上記各無線局が転送の際に経路探索制御パケットに記載の経路情報を更新することで、ネットワークのリンク情報を収集し、上記第1〜第3の経路管理手段が記憶、管理する経路情報を得ることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の無線通信システム。
  9. 上記第1〜第3の経路管理手段の全て又は一部は、上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局への所定の一方向経路に対する、部分的な代替経路をも管理しており、上記第1〜第3の送信制御手段の全て又は一部は、主経路状態の悪化の際には代替経路に切り替えて送信させる4〜8のいずれかに記載の無線通信システム。
  10. 上記入側のゲートウェイ無線局から上記出側のゲートウェイ無線局へのある一方向性経路に関係する、上記入側のゲートウェイ無線局、上記各無線局、上記出側のゲートウェイ無線局の通信タイミングが、その経路の進行順序に従って、1タイムスロットずつ異なっており、上記入側のゲートウェイ無線局、上記各無線局、上記出側のゲートウェイ無線局がそれぞれ、その通信タイミングを記憶、管理する同期制御接続管理手段を備えていることを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の無線通信システム。
  11. 1タイムスロットずつ異なっている上記通信タイミングの組が、各組での相互干渉を排除できるタイミングずつずれている複数組用意されていることを特徴とする請求項4〜10のいずれかに記載の無線通信システム。
  12. 請求項4〜11のいずれかに記載の無線通信システムを単位システムとし、複数の単位システムで構成されていることを特徴とする無線通信システム。
  13. 上記複数の単位システム内のそれぞれで使用される通信タイミングの組が、上記複数の単位システムで同一であることを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  14. 上記複数の単位システムはそれぞれ、同一のチャネルを使用した場合に同時使用可能でない隣接する単位システムに対し、異なるチャネルが割り当てられていることを特徴とする請求項12又は13に記載の無線通信システム。
  15. ある単位システムの入側のゲートウェイ無線局が隣接する単位システムの出側のゲートウェイ無線局として動作することを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の無線通信システム。

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