JP2006157634A - 車載撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に搭載した撮像装置の受光部の汚れを防止する車載撮像システムを提供する。
【解決手段】 車両前面窓のビデオカメラ1の受光部に対向する面であって、車両前面窓の汚れを除去するワイパーの清掃範囲に矩形状の透過板2を設けてある。透過板2は、可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛(ZnS)製であって、例えば、50mmx50mmの寸法を有し、厚さは5mmである。透過板2は、焼結加工処理及び過熱処理により製造することができ、車両前面窓の50mm角の領域を切り抜いた箇所に装着する。これにより、透過板2は、ビデオカメラ1の受光部に汚れが付着することを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載した撮像装置の受光部の汚れを防止する車載撮像システムに関する。
車両(例えば、自動車)の前部に赤外光用のビデオカメラを搭載し、夜間における車両前方の歩行者などを撮像し、撮像した映像をヘッドアップディスプレイなどの表示装置で表示して、運転者に注意を促す前方監視システムが提案されている。
このようなシステムで使用されるビデオカメラの受光部には、遠赤外光を透過する材料が使用されており、通常のガラスは遠赤外光を透過しないため、ビデオカメラの受光部は、車両のフロントグリルなどに車両から露出させて設置する必要があった。
しかし、車両の走行時に、路面からの冠水の跳上げ、降雨などによりビデオカメラの受光部には、汚れが付着し歩行者の視認性が低下する場合があるため、受光部の汚れを検知するセンサをビデオカメラに装着し、汚れを警告するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−211449号公報
しかしながら、特許文献1のシステムにあっては、汚れを検知するための機構を必要とするため、撮像システムのコストが高価になるとともに、ビデオカメラの受光部が汚れた場合には、汚れを拭き取る煩わしさがあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛製の透過板で撮像装置の受光部を車両外部と隔離してあることにより、撮像装置の受光部に汚れが付着することを防止することができる車載撮像システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、前記受光部は、運転用窓の一部に設けられた透過板に対向して配置してあることにより、透過板に汚れが付着した場合であっても、従来よりも安価で容易に汚れを除去することができる車載撮像システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、赤外光を受光する他の受光部と、夫々の受光部を透過した赤外光を前記撮像素子の異なる領域に結像させる光学素子とを備えることにより、1台の撮像装置で、車両前方の歩行者及び車両内の乗員を認識することができる車載撮像システムを提供することにある。
第1発明に係る車載撮像システムは、車両内に搭載され、赤外光を受光する受光部を有し、該受光部を透過した赤外光を撮像する撮像装置を備える車載撮像システムにおいて、 可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛製の透過板を備え、前記受光部は、前記透過板により車両外部と隔離されていることを特徴とする。
第2発明に係る車載撮像システムは、第1発明において、前記受光部は、運転用窓に対向して配置してあり、前記透過板は、前記受光部に対向して前記運転用窓の一部に設けてあることを特徴とする。
第3発明に係る車載撮像システムは、第1発明又は第2発明において、前記撮像装置は、撮像素子と、赤外光を受光する他の受光部と、夫々の受光部を透過した赤外光を前記撮像素子の異なる領域に結像させる光学素子とを備えたことを特徴とする。
第1発明にあっては、撮像装置の受光部は、硫化亜鉛製の透過板により車両外部と隔離してある。前記透過板を透過した赤外光は、前記撮像装置で撮像される。また、前記透過板は可視光を透過するため、運転者などの乗員の車両外部への視界を遮らない。車両の走行時に路面からの冠水の跳上げ、又は降雨などが生じた場合であっても、汚れは透過板で遮られるため、撮像装置の受光部には直接汚れが付着しない。
第2発明にあっては、撮像装置の受光部は、運転用窓の一部に設けられた前記透過板に対向して配置してあることにより、前記透過板を透過した赤外光は、撮像装置の受光部を透過し、撮像装置で撮像される。また、前記透過板は可視光を透過するため、乗員の車両外部への視界を遮らない。車両の走行時に路面からの冠水の跳上げ、又は降雨などが生じた場合であっても、汚れは透過板で遮られ、撮像装置の受光部には直接汚れが付着しない。運転用窓に設けられた既存のワイパーは、運転用窓の一部に設けられた透過板に汚れが付着した場合であっても、前記汚れを除去する。
第3発明にあっては、撮像装置の一方の受光部で、車両前方の歩行者を認識するための赤外光を透過させ、透過した赤外光を光学素子で撮像素子の所定の領域で赤外光を撮像する。撮像装置の他方の受光部で、車両内の乗員を認識するための赤外光を透過させ、透過した赤外光を前記光学素子で前記撮像素子の前記所定の領域と異なる領域で赤外光を撮像する。
第1発明にあっては、撮像装置の受光部を透過板により車両外部と隔離することにより、車両の走行時に、路面からの冠水の跳上げ、降雨などにより撮像装置の受光部に汚れが付着することを防止できる。また、前記透過板は、可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛製であるため、乗員の視認性を低下させることなく、歩行者の認識をすることができる。
第2発明にあっては、前記透過板を運転用窓の一部に設けることにより、撮像装置の受光部に汚れが付着することを防止するとともに、前記透過板に汚れが付着した場合であっても、追加の機構を設けることなく、汚れを除去することができ、撮像システムのコストを安価にすることができる。
第3発明にあっては、夫々の受光部を透過した赤外光を前記撮像素子の異なる領域に結像させる光学素子を備えることにより、1台の撮像装置で歩行者を認識するとともに、乗員を認識することができ、撮像システムのコストを安価にすることができる。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る車載撮像システムの概要を示す模式図である。図において、1は車両に搭載され、歩行者、及び運転者などの乗員を撮像する遠赤外光用のビデオカメラである。ビデオカメラ1は、車両前面窓内側の上部中央部に設置されてあり、IEEE1394に準拠した車載LAN用の通信線7を介して歩行者認識用のECU3に接続されている。
車両前面窓のビデオカメラ1の受光部に対向する面であって、車両前面窓の汚れを除去するワイパーの清掃範囲に矩形状の透過板2を設けてある。透過板2は、可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛(ZnS)製であって、例えば、50mmx50mmの寸法を有し、厚さは5mmである。透過板2は、焼結加工処理及び過熱処理により製造することができ、車両前面窓の50mm角の領域を切り抜いた箇所に装着する。これにより、透過板2は、ビデオカメラ1で撮像する遠赤外光を透過するとともに、運転者の肉眼での車両周辺の視界を遮ることもない。
歩行者認識用のECU3には、通信線7を介して操作部を有する表示装置4、乗員認識用のECU6、エアバックの動作を制御するエアバックECU5を接続してある。
図2は、ビデオカメラ1の構成を示すブロック図である。11は画像撮像部である。画像撮像部11は、ビデオカメラ1の受光部であり、車両前方からの遠赤外光18を透過するゲルマニウム製のレンズ111を有する。レンズ111の受光面は、車両の前方方向に対して垂直方向に配置してあり、透過した遠赤外光をミラー113へ導く。
ミラー113は、レンズ111の光軸が中心に位置するように、前記光軸に対して45度の傾斜角度を有して配置してあり、レンズ111を透過した遠赤外光を反射してプリズム114へ導く。プリズム114は、直角二等辺三角形の断面を有する三角柱状の形状を有し、ミラー113を介して導かれたレンズ111の光軸が、一方の斜辺面の中心に位置させ、前記斜辺面が前記光軸に対して45度の角度をなすように配置されている。プリズム114の前記斜辺面には、遠赤外光を反射する誘電体多層膜が形成してある。
プリズム114と対向してミラー113の反対方向には、ビデオカメラ1の他方の受光部であって、車両内の乗員などからの遠赤外光19を透過するゲルマニウム製のレンズ112を配置してある。レンズ112の光軸はレンズ111の光軸に一致させてある。レンズ112の受光面は、車両の運転者などの乗員の方向に向くように配置してある。プリズム114は、レンズ112の光軸が、他方の斜辺面の中心に位置させ、前記斜辺面が前記光軸に対して45度の角度をなすように配置されている。プリズム114の前記斜辺面には、遠赤外光を反射する誘電体多層膜が形成してある。
プリズム114の頂角方向には、プリズム114の各斜辺面で反射された遠赤外光夫々を、後述する遠赤外線撮像素子116の異なる領域に結像させるためのゲルマニウム製のレンズ115を配置してある。レンズ115の光軸が撮像面の中心に位置するように、レンズ115と適長の離隔寸法を有して遠赤外線撮像素子116を配置してある。
ビデオカメラ1の一方の受光部であるレンズ111を透過した遠赤外光18は、ミラー113で反射されプリズム114へ導かれる。プリズム114で光路を変更された遠赤外光18は、レンズ115を透過して遠赤外線撮像素子116の所定の撮像領域で撮像される。また、ビデオカメラ1の他方の受光部であるレンズ112を透過した遠赤外光19は、プリズム114へ導かれる。プリズム114で光路を変更された遠赤外光19は、レンズ115を透過して遠赤外線撮像素子116の前記領域と異なる撮像領域で撮像される。
レンズ111、112、115、ミラー113、プリズム114、及び遠赤外線撮像素子116は、ビデオカメラ1の筐体110に収容してある。
遠赤外線撮像素子116は、撮像領域毎に入力された遠赤外光18、19を、遠赤外光の強度に応じた輝度信号に変換し、信号処理部12へ出力する。
信号処理部12は、画像撮像部11から入力された輝度信号に対して、光学系で生じた各種の歪みを取り除くための処理、低周波ノイズの除去処理、ガンマ特性を補正する補正処理などを行い、処理後の輝度信号を歩行者認識用の画像データ及び乗員認識用の画像データとして一旦画像メモリ13へ記憶する。この場合、撮像領域毎に画像メモリ13の歩行者用領域131と乗員用領域132とに分離して記憶する。
インタフェース部14は、歩行者認識用のECU3又は乗員認識用のECU6から送信される指令に従って、画像メモリ13に記憶された画像データを歩行者認識用のECU3又は乗員認識用のECU6へ出力するための制御、ビデオカメラ1で撮像した画像の解像度による転送レートの変換、画像データからパケットデータの作成などを行う。また、インタフェース部14は、制御部15の制御に従って、画像メモリ13に記憶された歩行者認識用の画像データを歩行者認識用のECU3へ出力し、乗員認識用の画像データを乗員認識用のECU6へ出力する。
制御部15は、バス16を介して、画像撮像部11、信号処理部12、インタフェース部14の処理を制御する。例えば、歩行者認識用のECU3又は乗員認識用のECU6からの指令を解釈して、画像撮像部11が撮像した画像データを画像メモリ13に記憶する。また、記憶された画像データを読み出し、インタフェース部14を介して歩行者認識用のECU3又は乗員認識用のECU6へ出力する。
図3は、歩行者認識用のECU3の構成を示すブロック図である。図において、31はインタフェース部であり、ビデオカメラ1に対する指令の転送、ビデオカメラ1からの画像データの転送を行う。
制御部35は、インタフェース部31を介してビデオカメラ1から入力された歩行者認識用の画像データを1フレーム単位毎に画像メモリ32に記憶する。また、制御部35は、画像メモリ32に記憶された画像データをフレーム単位で画像処理LSI34へ出力する。
画像処理LSI34は、歩行者認識部341、及び強調表示付与部342を備えている。歩行者認識部341は、画像メモリ32から1フレーム単位の画像データを読み出し、読み出した画像データが有する輝度分布と、予め記憶してある歩行者認識用の標準パターンH1、H2、…との類似度を判断し、歩行者認識を行う。
強調表示付与部342は、歩行者認識部341で歩行者が認識された場合に、認識された歩行者の周囲を枠で囲むなどの強調表示処理を行い、処理後の画像データを出力部33へ出力する。
画像処理LSI34は、上述の処理を1フレーム単位で行い、1フレーム分の画像データに対して処理が終了すると、次のフレームに対して同様の処理を続け、処理後の画像データを出力部33へ出力する。
出力部33は、入力された画像データを表示装置4へ出力する。制御部35は、インタフェース部31、画像処理LSI34などの動作を制御する。
表示装置4は、歩行者認識用のECU3から出力された画像データに基づき、外界の状況とともに、強調表示された歩行者をディスプレイに表示する。
図4は、乗員認識用のECU6の構成を示すブロック図である。図において、61はインタフェース部であり、ビデオカメラ1に対する指令の転送、ビデオカメラ1からの画像データの転送を行う。
制御部65は、インタフェース部61を介してビデオカメラ1から入力された乗員認識用の画像データを1フレーム単位毎に画像メモリ62に記憶する。また、制御部65は、画像メモリ62に記憶された画像データをフレーム単位で画像処理LSI64へ出力する。
画像処理LSI64は、乗員認識部641を備えている。乗員認識部641は、画像メモリ62から1フレーム単位の画像データを読み出し、読み出した画像データが有する輝度分布と、予め記憶してある乗員の姿勢を示す標準パターンJ1、J2、…との類似度を判断し、乗員が前方向、後方向、左方向、又は右方向のいずれの方向に姿勢が傾いているかを判断し、判断結果を、インタフェース部61を介して後述するエアバックECU5へ出力するとともに、処理後の画像データを出力部63へ出力する。
画像処理LSI64は、上述の処理を1フレーム単位で行い、1フレーム分の画像データに対して処理が終了すると、次のフレームに対して同様の処理を続け、前記判定結果をエアバックECU5へ出力するとともに、処理後の画像データを出力部63へ出力する。
出力部63は、入力された画像データを表示装置4へ出力する。制御部65は、インタフェース部61、画像処理LSI64などの動作を制御する。
表示装置4は、乗員認識用のECU6から出力された画像データに基づき、認識した乗員をディスプレイに表示する。
エアバックECU5は、乗員認識用のECU6から出力された乗員の姿勢を示す判定結果を受信する。エアバックECU5は、車両の衝突などの異常事態を検出した場合は、受信した乗員の姿勢を示す判定結果に基づいて、乗員に対する衝撃を最も緩和するように、車両内の所定位置に予め設置してある複数のエアバックの動作順序などを決定、決定した順序で各エアバックが動作を行なうように制御信号を各エアバックへ送信する。
次に本発明に係る車載撮像システムの動作について説明する。運転者が、表示装置4に備えられた操作部を操作してビデオカメラ1の動作スイッチをオンにすると、動作信号を前記操作部から受信した歩行者認識用のECU3又は乗員認識用のECU6夫々は、インタフェース部31、61を介して、初期コマンドをビデオカメラ1へ送出する。
初期コマンドを受信したビデオカメラ1は、画像撮像部11から車両の前方又は車両内の撮像を開始する。信号処理部12は、撮像した画像データを、一旦画像メモリ13の歩行者用領域131又は乗員用領域132に記憶された後に、1フレーム分の画像データごとに同期させて、インタフェース部14を介して、歩行者認識用のECU3又は乗員認識用のECU6へ送出される。
歩行者認識用のECU3は、1フレーム分の画像データを一旦画像メモリ32に記憶する。画像処理LSI34は、画像メモリ32に記憶された画像データを読み出し、歩行者を認識するための画像処理を行った後、処理後の画像データを表示装置4へ出力する。
乗員認識用のECU6は、1フレーム分の画像データを一旦画像メモリ62に記憶する。画像処理LSI64は、画像メモリ62に記憶された画像データを読み出し、乗員の姿勢を認識するための画像処理を行った後、処理後の画像データを表示装置4へ出力するともに、乗員の姿勢の判定結果をエアバックECU5へ出力する。
エアバックECU5は、車両の衝突などの異常事態を検出した場合は、乗員認識用のECU6から受信した乗員の姿勢を示す判定結果に基づいて、乗員に対する衝撃を最も緩和するように、車両内の所定位置に予め設置してある複数のエアバックの動作順序などを決定、決定した順序でエアバックの動作を制御する。
図5は表示装置4で表示する画像の例を示す説明図である。図に示すように、表示面は2分割され、表示面D18では、ビデオカメラ1の一方の受光部であるレンズ111を透過した遠赤外光18を撮像し、撮像して得られた画像データに基づいて歩行者を認識し、認識した歩行者を矩形状の強調表示で囲んで運転者の注意を促す。表示面D19では、ビデオカメラ1の他方の受光部であるレンズ112を透過した遠赤外光19を撮像し、撮像して得られた画像データに基づいて乗員の姿勢を認識し、認識した乗員を表示する。
以上説明したように、本発明にあっては、ビデオカメラ1を車両前面窓内側に配置し、ビデオカメラ1の受光部であるレンズ111に対向して、車両前面窓の一部に可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛製の透過板2を設けることにより、車両走行時に路面からの冠水の跳上げ、又は降雨などによりビデオカメラ1の受光部に汚れが付着することを防止できる。また、透過板2は、可視光及び赤外光を透過することにより、車両前面窓に設けた場合であっても、運転者の車両周辺の視界の妨げにはならない。また、車両前面窓を清掃する既存のワイパーにより透過板2に付着した汚れを除去することができ、追加の機構を装備する必要が無く、安価な車載撮像システムを提供することができる。また、夫々の受光部を透過した遠赤外光を遠赤外線撮像素子116の異なる撮像領域で撮像させるプリズム114を用いることにより、車両前方と車両内とを1台のビデオカメラ1で撮像することができ、高価な遠赤外線撮像素子116を共用化でき、安価な車載撮像システムを提供することができる。
上述の実施の形態においては、プリズム114を使用する構成であったが、これに限定されるものではなく、遠赤外光の光路を屈折させることができればよく、プリズム114に代えてミラーを使用する構成であってもよい。
上述の実施の形態においては、車両前面窓に透過板2を設ける構成であったが、透過板2を装着する箇所は、これに限定されるものではなく、車両後面窓に設ける構成であってもよい。また、ビデオカメラ1の搭載位置に応じて、ビデオカメラ1の受光部に対向する位置に透過板2を設けることができる。例えば、ビデオカメラ1をヘッドライトの内部周辺に設置するような場合は、ヘッドライト用の窓の一部に透過板2を使用することもできる。
上述の実施の形態においては、レンズ111、112、113の材料としてゲルマニウムを使用するものであったが、これに限定されるものではなく、カルコゲンガラス、硫化亜鉛(ZnS)などを用いる構成であってもよい。
上述の実施の形態において、遠赤外線撮像素子116としては、ボロメータ型、焦電型、サーモパイル型、SOIダイオードなどの撮像素子を用いることができる。
上述の実施の形態においては、遠赤外光用のビデオカメラ1は、近赤外光用のビデオカメラ又は中赤外光用のビデオカメラを用いる構成であってもよい。
本発明に係る車載撮像システムの概要を示す模式図である。 ビデオカメラの構成を示すブロック図である。 歩行者認識用のECUの構成を示すブロック図である。 乗員認識用のECUの構成を示すブロック図である。 表示装置で表示する画像の例を示す説明図である。
符号の説明
1 ビデオカメラ
2 透過板
3 歩行者認識用のECU
4 表示装置
5 エアバックECU
6 乗員認識用のECU
111、112、115 レンズ
113 ミラー
114 プリズム
116 遠赤外線撮像素子

Claims (3)

  1. 車両内に搭載され、赤外光を受光する受光部を有し、該受光部を透過した赤外光を撮像する撮像装置を備える車載撮像システムにおいて、
    可視光及び赤外光を透過する硫化亜鉛製の透過板を備え、
    前記受光部は、
    前記透過板により車両外部と隔離されていることを特徴とする車載撮像システム。
  2. 前記受光部は、
    運転用窓に対向して配置してあり、
    前記透過板は、
    前記受光部に対向して前記運転用窓の一部に設けてあることを特徴とする請求項1に記載の車載撮像システム。
  3. 前記撮像装置は、
    撮像素子と、
    赤外光を受光する他の受光部と、
    夫々の受光部を透過した赤外光を前記撮像素子の異なる領域に結像させる光学素子とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載撮像システム。
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