JP2006157348A - デジタルスチルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動露出補正を行うことで、撮影経験の多少に拘わらず白とびや黒つぶれが軽減された画像を取得可能とする。
【解決手段】 半押し操作に伴って露出値決定処理がなされる。露出値決定処理では、得られた画像信号に対する輝度度数分布を求め、その輝度度数分布に基づいて、撮像素子のダイナミックレンジを逸脱するオーバーまたはアンダーフローの有無を判別し、その判別結果に基づいて、オーバーまたはアンダーフローを低減すべく設定露出値に対する露出補正量を演算する。レリーズ操作がなされると、上記露出補正量によって補正された露出値にて新たな撮像を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明はデジタルスチルカメラに関し、露出オーバーによる白とびや露出アンダーによる黒つぶれの低減を図ったものである。
デジタルスチルカメラは、撮影レンズを透過した被写体光束をCCD等の撮像素子で受光し、その光電変換出力から画像信号を得、画像信号に種々の補正を施した後にメモリカード等の画像記録媒体に記録する。また、画像表示が可能な液晶モニタを有し、連続して撮像される画像を液晶モニタに逐次更新表示することで、モニタをファインダ代わりに使用可能なものもある。さらに、画像の輝度度数分布を表すグラフ、すなわちヒストグラムをモニタに表示可能なものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−38801号公報
撮像に先立ち、カメラは主要被写体を適正露出で撮影するための露出値(絞り値やシャッタ秒時)を設定する。しかし、主要被写体と背景との輝度差が大きいシーンでは、背景部分の輝度が撮像素子のダイナミックレンジを逸脱してしまい、露出オーバーによる白とびや、露出アンダーによる黒つぶれが発生することがある。これらの白とびや黒つぶれは、撮影者がいわゆる露出補正を行うことで低減できるが、適切な露出補正量を設定するには多くの経験を必要とする。上記ヒストグラムのリアルタイム表示が可能なカメラでは、それを見ながら露出補正量を設定できるが、操作が面倒であり、また初心者が容易に使いこなせるものではない。
本発明は、設定露出値で撮像素子による撮像を行い、電気的画像信号を得るデジタルスチルカメラに適用される。そして、得られた画像信号に対する輝度度数分布を求め、その輝度度数分布に基づいて、撮像素子のダイナミックレンジを逸脱するオーバーまたはアンダーフローの有無を判別し、その判別結果に基づいて、オーバーまたはアンダーフローを低減すべく設定露出値に対する露出補正量を演算し、露出補正量によって補正された露出値にて新たな撮像を行う。
請求項2の発明では、輝度度数分布の取得、およびこれに基づく露出補正量の演算は、レリーズ操作前に撮像された画像信号に対して行われ、レリーズ操作に伴って、補正された露出値で新たな撮像が行われる。
請求項3の発明では、輝度度数分布の取得、およびこれに基づく露出補正量の演算は、レリーズ操作前の撮影準備開始操作に伴って行われる。
請求項4の発明では、撮影準備開始操作から連続してレリーズ操作がなされた場合には、輝度度数分布の取得、およびこれに基づく露出補正量の演算を行わず、当初の設定露出値にて撮像を行う。
請求項5の発明では、オーバーフローの度数と、アンダーフローの度数とを輝度分布から取得し、その取得結果に基づいて露出補正の方向を決定し、該方向を加味して露出補正量を決定する。
請求項6の発明では、上記決定された露出補正の方向に応じて複数の露出補正量を候補として設定し、候補として設定された複数の露出補正量で設定露出値をそれぞれ補正して複数の撮像を行い、得られた複数の画像信号の輝度度数分布を解析して上記候補から最適露出補正量を選定し、最適露出補正量によって補正された露出値にて新たな撮像を行う。
請求項7の発明では、上記複数の撮像を連続して行い、その都度得られる画像信号を記憶し、複数の撮像が終了した後に、記憶された複数の画像信号の輝度度数分布をそれぞれ求め、それらの輝度度数分布を解析して最適露出補正量を選定する。
本発明によれば、撮像によって得られた画像信号に対する輝度度数分布を求め、その輝度度数分布に基づいて、撮像素子のダイナミックレンジを逸脱するオーバーまたはアンダーフローの有無を判別し、その判別結果に基づいて、オーバーまたはアンダーフローを低減すべく設定露出値に対する露出補正量を演算し、露出補正量によって補正された露出値にて新たな撮像を行うようにしたので、撮影者が特に意識しなくても最適な露出補正の下に撮像が行われ、撮影経験の多少に拘わらず白とびや黒つぶれが軽減された画像を得ることが可能となる。
図1〜図7により本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るデジタルスチルカメラのブロック図である。撮影レンズ1を透過した被写体光束は、CCD等の撮像素子2の受光面に結像される。撮像素子2は撮像を行い、結像された被写体像の光強度に応じた複数の画素信号から成る画像信号(電気信号)を出力する。画像信号は、A/D変換器3によりデジタル信号に変換された後、信号処理回路4で種々の画像処理が施され、これにより画像データが生成される。画像データは、バッファメモリ5にいったん記憶された後、記録回路6を介してメモリカードMCに記録される。記録の際、画像データは必要に応じて画像圧縮回路7で所定の圧縮形式に圧縮される。上記各回路はCPU8によって制御される。
測光回路9は、撮像に先立って被写界を測光し、測光結果をCPU8に入力する。CPU8は、測光結果やISO感度等に基づいて露出演算を行い、被写体を適正露出で撮影するための露出値(絞り値およびシャッタ秒時)を求める。露出値が決まると、絞り値に基づいて不図示の絞りが絞り込まれ、シャッタ秒時に基づく露光時間で撮像がなされる。液晶モニタ10は、液晶画面、液晶駆動部、バックライト、バックライト制御部などから成り、画面に画像データに基づく画像を表示したり、他の情報を表示する。
CPU8にはまた、レリーズボタンの半押し操作(撮影準備開始操作)でオンする半押しスイッチSW1と、レリーズボタンの全押し操作(レリーズ操作)でオンするレリーズスイッチSW2と、その他の操作部11と、制御に必要な情報を格納するROMやRAM等のメモリ12とが接続されている。
以上のように構成されたカメラにおいて、カメラに電源が投入されると、上述した測光,露出演算および撮像が繰り返し行われ、その都度得られる画像が液晶モニタ10に連続して表示される。このように、繰り返し撮像される画像を逐次更新表示する表示形態をスルー画表示と呼び、撮影者はそのスルー画を見ながら構図決定を行うことができる。なお、スルー画がメモリカードMCに記録されることはない。
次に、本実施形態の特徴である自動露出補正制御について説明する。
上述の状態でレリーズボタンの半押し操作(SW1オン)がなされると、CPU8はスルー画表示を継続する一方で、白とびや黒つぶれを低減するための露出補正量を求める。具体的には、スルー画の輝度度数分布を求め、その分布からオーバーフロー、アンダーフローの有無、すなわち撮像素子2のダイナミックレンジをオーバー側,アンダー側に逸脱する画素信号の有無を判定する。オーバーフローは白とびを、アンダーフローは黒つぶれをもたらすから、オーバーフローが認められたときは、白とびを低減するためにアンダー側の露出補正が必要となり、アンダーフローが認められたときは、黒つぶれを低減するためにオーバー側の露出補正が必要となる。
そこで本実施形態では、オーバー/アンダーフローが認められた場合には、当初の露出値に対してそれぞれ異なる露出補正を加えて複数回の撮像を行い、それぞれの撮像結果(画像)に対して輝度度数分布を求め、その中からオーバー/アンダーフローの度数が最も少ない画像に着目し、その画像に対する露出補正量を抽出する。ただし、オーバーフローの度数が最も少ない画像が複数ある場合には、そのうち露出補正量の絶対値が最小のものを抽出する。これは、白とびや黒つぶれを低減しながらも当初の露出値をなるべく尊重するという考えに基づく。この抽出された露出補正量によって当初の露出値が補正され、露出値が再設定される。その後、レリーズ操作(SW2オン)がなされると、再設定された露出値で撮像が行われ、得られた画像データがメモリカードMCに記録される。
以上の自動露出補正制御により、最終的に白とびや黒つぶれの低減された画像を記録することができる。しかも、白とび低減処理と黒つぶれ低減処理のいずれを行うかをカメラが自動決定し、いずれの場合でも最適な露出補正量を求めるので、撮影者は白とびや黒つぶれを何ら意識する必要がなく、ただ撮影操作を行うだけで初心者でも露出の失敗写真を極力減らすことができる。さらに、露出補正量を求める処理は半押し操作中に行われるので、レリーズ操作から画像記録までのタイムラグは通常の撮影と変わらず、撮影者がストレスを感ずることもない。
因みに他の方法として、レリーズ操作に伴って露出の異なる複数回の撮像を行い、その中から白とびや黒つぶれの最も低減された画像を選択して記録することも考えられる。しかし、この場合はレリーズ操作から記録完了までのタイムラグが長くなり、次の撮影がなかなか行えずにシャッタチャンスを逃すおそれがある。
図2〜図4は上記の制御をソフト的に実現するための処理手順を示し、これを参照して自動露出補正動作をより具体的に説明する。
図2はカメラの基本動作を示し、電源オンに伴ってCPU8によりこのプログラムが起動され、まずステップS001で電源オン時の処理を行う。これに伴い、1/30秒間隔でのスルー画撮像が開始される。テップS002では液晶モニタ10をオンし、ステップS003では液晶モニタ10へのスルー画表示を開始する。
ステップS101では、上述した測光および露出演算から成るAE処理を行い、露出値を求める。ステップS102ではAF処理を行い、不図示の測距装置での焦点検出結果に基づいて、撮影レンズ1を合焦位置に駆動する。これらステップS101,102の処理は、ステップS103で半押し操作されるか、ステップS104で電源がオフされるまで繰り返し行われる。各回のAF,AE結果は、ステップS003で開始されたスルー画表示に反映される。電源のオフが確認されると、ステップS201で液晶モニタ10をオフするとともに、ステップS202で電源オフ処理を行って終了する。
一方、ステップS103で半押し操作(SW1オン)が確認されると、ステップS301でAFロックにより撮影レンズ1をそのときの合焦状態に保持し、ステップS302で露出決定処理を行う。この露出決定処理は、上述した露出補正量の自動設定処理を含み、その詳細は後述する。
ステップS302の後は、ステップS401,S402のループを回り、レリーズ操作または半押し操作解除を待つ。半押し操作の解除(SW1オフ)が確認されると、ステップS101に戻って上述の処理を繰り返す。一方、レリーズ操作(SW2オン)が確認されると、ステップS501で撮影処理を行う。この撮影処理は、ステップS302で決定された絞り値に基づく絞り制御、および同シャッタ秒時での撮像を含む。ステップS502ではスルー画表示を解除し、代わりにステップS501で得られた画像を液晶モニタ10に表示し、次いでステップS503でその画像データをメモリカードMCに記録する。
ステップS504ではレリーズ操作が解除されるまで待ち、解除されるとステップS505で半押し操作の解除を待つ。半押し操作が解除されると、ステップS506でモニタ表示をスルー画表示に戻してステップS101に戻る。
次に、図3,図4を参照してステップS302の露出決定処理の詳細を説明する。
ステップS1001では測光および露出演算を行い、絞り値およびシャッタ秒時を演算する。これらは設定露出値(設定絞り値および設定シャッタ秒時)として記憶される。ステップS1002では、設定絞り値に基づいて絞りを制御する。この状態で設定シャッタ秒時での撮像が行われ、その結果として得られた画像は、スルー画として表示される。
ステップS1002Aでは、自動露出補正モードが設定されているか否かを判定する。このモードは、所定の操作部材またはメニュー設定において設定/解除されるもので、設定されていなければステップS1401に進み、AEロックを行う。この場合は自動露出補正は行われず、最終露出値は設定露出値(ステップS1001で演算された値)に固定される。一方、自動露出補正モードが設定されている場合は、ステップS1003でレリーズ操作の有無(SW2オン・オフ)を判定し、操作されていなければステップS1004に進み、現在表示されているスルー画の輝度度数分布を求める。
ステップS1005A〜S1005Dは、ステップS1004で得た輝度度数分布に基づくオーバー/アンダーフローの判定処理である。ステップS1005Aでオーバー/アンダーフローのいずれもないと判定されると、露出補正を行う必要がないのでステップS1401に進み、AEロックを行う。この場合も最終露出値が設定露出値に固定される。
オーバーフローのみが認められた場合には、ステップS1101で白とび対応露出設定モードを設定し、アンダーフローのみが認められた場合には、ステップS1201で黒つぶれ対応露出設定モードを設定する。オーバー/アンダーフローの双方が認められた場合には、その度数を比較し、オーバーフロー≧アンダーフローであればステップS1101に進み、そうでなければステップS1201に進む。
ここで、オーバーフローとアンダーフローが同程度のときに白とび対策を優先するのは、黒つぶれよりも白とびの方が違和感を感ずるという人間の視覚特性による。したがって、オーバーフロー<アンダーフローであっても、オーバーフローの度数がある程度以上であれば白とび対応露出設定モードに進んでもよい。また、オーバー/アンダーフローが多少認められても、許容範囲内であれば「なし」とみなしてもよい。
白とび対応露出設定モードが設定されると、ステップS1102で露出補正量A〜Eを設定する。これは、上記設定露出値からの段数を示し、A=+0.5:B=0:C=−0.5:D=−1.0:E=−1.5となる。白とび対応であるから、アンダー側の補正が主である。C,D,Eのみの設定でもよい。一方、黒つぶれ対応露出設定モードが設定されると、ステップS1202で同様に露出補正量A〜Eを設定する。この場合は、A=+1.5:B=1.0:C=+0.5:D=0:E=−0.5となる。黒つぶれ対応であるから、オーバー側の補正が主である。A,B,Cのみの設定でもよい。
その後、ステップS1301〜S1316の処理において、露出補正量A〜Eを順に設定し、補正された露出値での撮像およびスルー画表示を行わしめる。V同期は、スルー画の撮像間隔(=1/30秒)を示す。また露出補正は、絞り値を設定絞り値に固定し、シャッタ秒時をA〜Eに応じて変更することでなされる。なお、絞り値を変更して露出補正を行ってもよい。
図5は上記ステップS1301〜S1316によって実現される動作をタイムチャートで示したものである。最初の露出補正量Aが設定されると、次のV同期で露出補正量Aを加味した露出値でのスルー画露光(撮像)がなされ、これに同期して次の露出補正量Bが設定される。次のV同期では、スルー画露光(補正量A)によって得られた画像が読み込まれ、これに同期してスルー画露光(補正量B)および露出補正量Cの設定がなされる。さらに次のV同期では、読み込んだ画像のスルー画表示(補正量A)と、画像の読み込み(補正量B)と、スルー画露光(補正量C)と、露出補正量Dの設定とがなされる。このようにして最後のスルー画表示(補正量E)までがV同期に同期してなされるとともに、各スルー画(補正量A〜E)の輝度度数分布がそれぞれ抽出される。
ステップS1317では、上記5個の輝度度数分布を解析し、最適な露出補正量を求める。すなわち、白とび対応露出設定モードであれば、A〜Eのうちオーバーフローの度数が最も少ない画像に対する露出補正量を抽出する。一方、黒とび対応露出設定モードであれば、A〜Eのうちアンダーフローの度数が最も少ない画像に対する露出補正量を抽出する。ただし、オーバー/アンダーフローの度数が最も少ない画像が複数ある場合には、なるべく設定露出値に近い露出値で撮像が行われるように、絶対値が最小の露出補正値を抽出する。この抽出された露出補正量が最適露出補正量であり、最適露出補正量で補正された露出値が最終露出値となる。ステップS1318では、最終露出値をスルー画に反映させ、ステップS1401ではAEロックにより最終露出値を保持してリターンする。
以上はステップS1003が否定された場合の処理であったが、ステップS1003が肯定された場合には、直ちにステップS1401に進む。ステップS1003が肯定されるということは、半押し操作から連続してレリーズ操作に移行した、つまり半押し状態を保持せずに一気に全押しまで操作したことを意味する。この場合は、撮影者が撮影を急いでいると判断し、たとえ自動露出補正モードが設定されていてもステップS1004以降の処理をスキップし、設定露出値を最終露出値としてAEロックを行い、撮影に備える。これによりシャッタチャンスをものにできる可能性を高めることができる。
図6,図7は自動露出補正処理の2方式を示すタイムチャートである。
図6の方式は、輝度度数分布の解析を撮像の都度行うもので、V同期に同期して撮影(撮像)→読み込み→画像処理→表示および解析を行う。数字は回数を示している。この場合、1画像に対する解析が済んだ後に次の撮像を行っているため、5回の撮像では解析終了、つまり最適露出補正値の決定まで20V(V=1/30秒)=667msの時間を要する。ただし、前回の撮像画像を保存しておく必要がないので、バッファメモリの容量は少なくて済む。
一方、図7の方式は高速処理を実現するもので、連続して撮像を行ってその都度画像を記憶し、全ての画像が記憶されてからそれらの輝度度数分布を取得して解析を行う。この場合は、少なくとも5画像の保存が可能なバッファメモリが必要となるものの、1画像の解析が終わるまで撮像を待つ必要がないので、最適露出補正値の決定まで8V=267msで済む。したがって、自動露出補正制御を行っても、撮影者の感覚としてはこれを行わなかった場合と変わらない。
なお、最適露出補正量を求めるにあたって5回の撮像を行うようにしたが、これは5回に限定されない。また、より簡便な方法として、撮像を行うことなくオーバ(アンダー)フローの度数に応じて一義的に露出補正量を決めてもよい。例えば、オーバ(アンダー)フローの度数が所定値未満であれば露出補正無しとし、所定値以上の場合は、ある一定の範囲であれば−1段(+1段)の露出補正、それを超える場合には−2段(+2段)の露出補正というようにしてもよい。これによってもある程度の効果を得ることができる。さらに、最適露出補正量には制限を設けることが望ましい。補正量が多すぎると、白とびや黒つぶれは低減できるものの、適正露出箇所(特に主要被写体)が大きく露出アンダーあるいはオーバーになるおそれがあるからである。
また以上では、半押し操作に伴って露出補正量を求めるようにしたが、レリーズ操作に伴って行ってもよい。この場合はレリーズタイムラグが長くなるおそれがあるが、白とびや黒つぶれを撮影者が特に意識することなく効果的に除去できるという効果は得られる。
本発明の一実施形態におけるカメラの制御ブロック図。 カメラ動作を説明する基本フローチャート。 自動露出補正制御を含む露出値決定処理の詳細を示すフローチャート。 図3に続くフローチャート。 露出補正量を求める処理の各動作タイミングを示すタイムチャート。 自動露出補正処理の一例を示すタイムチャートで、各撮像ごとに解析を行うものである。 自動露出補正処理の他の例を示すタイムチャートで、全撮像が完了した後に解析を行うものである。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 撮像素子
4 信号処理回路
8 CPU
9 測光回路
10 液晶モニタ
SW1 半押しスイッチ
SW2 レリーズスイッチ

Claims (7)

  1. 設定露出値で撮像素子による撮像を行い、電気的画像信号を得るデジタルスチルカメラにおいて、
    前記得られた画像信号に対する輝度度数分布を求め、その輝度度数分布に基づいて、前記撮像素子のダイナミックレンジを逸脱するオーバーまたはアンダーフローの有無を判別し、その判別結果に基づいて、該オーバーまたはアンダーフローを低減すべく前記設定露出値に対する露出補正量を演算し、該露出補正量によって補正された露出値にて新たな撮像を行うことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  2. 前記輝度度数分布の取得、およびこれに基づく露出補正量の演算は、レリーズ操作前に撮像された画像信号に対して行われ、レリーズ操作に伴って、前記補正された露出値で新たな撮像が行われることを特徴とする請求項1に記載のデジタルスチルカメラ。
  3. 前記輝度度数分布の取得、およびこれに基づく露出補正量の演算は、レリーズ操作前の撮影準備開始操作に伴って行われることを特徴とする請求項2に記載のデジタルスチルカメラ。
  4. 前記撮影準備開始操作から連続してレリーズ操作がなされた場合には、前記輝度度数分布の取得、およびこれに基づく露出補正量の演算を行わず、当初の設定露出値にて撮像を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデジタルスチルカメラ。
  5. 前記オーバーフローの度数と、アンダーフローの度数とを前記輝度分布から取得し、その取得結果に基づいて露出補正の方向を決定し、該方向を加味して前記露出補正量を決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデジタルスチルカメラ。
  6. 前記決定された露出補正の方向に応じて複数の露出補正量を候補として設定し、該候補として設定された複数の露出補正量で前記設定露出値をそれぞれ補正して複数の撮像を行い、得られた複数の画像信号の輝度度数分布を解析して前記候補から最適露出補正量を選定し、該最適露出補正量によって補正された露出値にて新たな撮像を行うことを特徴とする請求項5に記載のデジタルスチルカメラ。
  7. 前記複数の撮像を連続して行い、その都度得られる画像信号を記憶し、複数の撮像が終了した後に、前記記憶された複数の画像信号の輝度度数分布をそれぞれ求め、それらの輝度度数分布を解析して前記最適露出補正量を選定することを特徴とする請求項6に記載のデジタルスチルカメラ。
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