JP2006155237A - ライトワンス機能付きicタグ - Google Patents

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JP2006155237A
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長谷川隆
Isao Sakaguchi
阪口勲
Shosuke Matsuura
松浦正輔
Masayuki Hosoki
細木政幸
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IC BRAINS CO Ltd
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Abstract

【課題】ICタグに記録した情報を後で改ざんされないように保護する。
【解決手段】トレーサビリティの各段階においてインレット5からラベル8を1枚ずつ剥離し、これより対応する破損検知部の破損スイッチ3が破損し、対応するアドレスのメモリ16への書き込みが禁止される。これにより、トレーサビリティの各段階における履歴データが保護され、この機能を有することでライトワンスのタイミングをラベル8の剥離により制御可能になる。また、複数存在する剥離検知部によりメモリ16のライトワンス領域を独立させている。このことでトレーサビリティの各段階での履歴データの改ざんを防げるようになる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ICタグに一度だけデータを書き込むことが可能なライトワンス機能を付加したライトワンス機能付きICタグに関する。
固体認識を非接触で行うICタグは製造工程でデータをROMに書き込むことから書き換えができず、高い真正性が保証されている。
また、書き込み可能なメモリを内蔵したICタグに原材料、生産者、生産日、賞味期限などの情報を記録すると食品などのトレーサビリティ(生産履歴の追跡)が可能になる。
これにより、消費者が店に備え付けのリーダなどを利用して食品の履歴情報を知ることができるので、安心して商品を購入できるようになる。
食品の履歴情報は生産、流通、販売などの各段階で各業者が個別に記録することになるが、現状では先の業者が記録した情報を後の業者が改ざんすることもできる。
そのため、例えば生産者が記録した原材料や賞味期限などの情報を販売店が改ざんして商品を売るなどの不正行為が行われる危険性がある。
解決しようとする問題点は、ICタグをトレーサビリティに利用した場合、先の段階で記録した情報を後の段階で改ざんされる恐れがある点であり、本発明は、ICタグに記録した情報を後で改ざんされないように保護することを目的になされたものである。
そのため本発明は、インレットの表面基材に装着された剥離可能なラベルと、このラベルを剥離すると破損するようにセットされたスイッチと、このスイッチが破損すると書き込みが禁止されるメモリとを備えて成ることを最も主要な特徴とする。
本発明は、インレットのラベルを剥離するとスイッチが破損し、スイッチが破損するとメモリへの書き込みが禁止されるので、ライトワンスのタイミングをラベルの剥離により制御できるようになる。そのため、情報が確定した時点でラベルを剥離すればその段階で記録した情報が確実に保護されるようになる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1と図2に、本発明を実施したライトワンス機能付きICタグの内部平面図と断面図を示す。また、図3に、ライトワンス機能付きICタグの外部平面図を示す。
図では、主に150kHz以下、あるいは13.56MHzの周波数帯を使用する電磁誘導方式のICタグの例を示している。
ライトワンス機能付きICタグは、ICチップ1にアンテナコイル2とチャネル数に応じた数の破損スイッチ3をPETフィルムなどの基板4上で接合してインレット5を形成する。図では3チャネル編成のICタグの例を示しているが、チャネル数によって任意の数の破損スイッチ3を接合することができる。
インレット5は、基板4上面の外周と破損スイッチ3の頂面に粘着剤aを塗布して上面を表面基材6で被覆し、下面全体に粘着剤aを塗布して下面をシリコンの剥離処理を施した剥離紙7に支持する。
このインレット5を剥離紙7から引き剥がして物品などに貼付する。
表面基材6は、打ち抜き加工を施して破損スイッチ3に応じた数のラベル8を形成し、このラベル8と基板4の間に破損スイッチ3を内設する。
破損スイッチ3は、所定以上の張力が加わると破損する構造で、底面をインレット5の基板4に固着し、頂面をラベル8の裏側に粘着する。
これにより、ラベル8を剥離すると底面を基板4に固着し、頂面をラベル8の裏側に粘着する破損スイッチ3が上方に引っ張られて確実に破損する。
図4と図5に、破損スイッチの平面図と断面図を示す。
破損スイッチ3は、厚膜印刷技術を用いて基板4上にメンブレン31を成膜し、その上を脆弱な材料のパッキング32で被膜して袋状の液貯蔵層33を形成し、その中に導電性の液bを入れる。
液貯蔵層33の両端には電極34を配置し、リード線35を介してICチップ1に接続する。
これにより、ラベル8を引き剥がそうとすると、破損スイッチ3が引っ張られて破損し、ICチップ1に接続するリード線35が断線する。
また、ラベル8を剥離すると例えば「検品済」や「合格」などのマークが露出する。
これにより、視覚的にもインレット5を貼付した物品が検査されたものであることが分かるようになる。
破損スイッチ3は、液貯蔵層33の両端を導電性の細線で結んで通電させてもよい。
あるいは、メンブレン31やパッキング32をアルミなどの金属箔で形成して通電させてもよい。
図6に、本発明を実施したライトワンス機能付きICタグのブロック図を示す。
ライトワンス機能付きICタグは、ICチップ1のアンテナ接続部にアンテナコイル2を接続し、ICチップ1のデータ入力チャネルに破損スイッチ3を接続する構成である。
ICチップ1は、アンテナコイル2に接続する整流回路11、復調回路12、変調回路13およびクロック回路14からなるアナログ回路部と、CPU15とメモリ16からなるデジタル回路部で構成される。
データ入力チャネルは複数あり、各データ入力チャネルに対して破損スイッチ3が一対一に接続されている。
破損スイッチ3が破損したときのデータ入力チャネルのインピーダンスは無限大となり、そのときの入力信号はハイレベルとなる。
また、各データ入力チャネルに対して異なるメモリ16のバンクが一対一に割り当てられている。
メモリ16は一定の容量を持ったバンク単位に管理され、アクセス要求が発生すると対象となるバンクを選択し、バンクスイッチを行ってそのバンクに対してだけアクセスするようになっている。バンクスイッチはハード、ソフトいずれの方法で行ってもよい。
以下、図7のフローチャートを参照してライトワンス機能付きICタグの動作を説明する。
まず、リーダ/ライタ9がコマンド信号を変調してアンテナコイル10に交流電圧を印加し、ICタグにコマンド信号を送信する(ステップ101)。
このとき、誘導電磁界が発生してタグ側のアンテナコイル2に誘起電圧が発生する。
以下の動作は外部から電界供給を受ける都度、充分な電界強度が得られ、誘起電圧が安定した時点で行われる。
次に、ICタグがコマンド信号を受信すると、この誘起電圧を整流回路11が整流して動作電源とし、クロック回路14がその周波数を用いてIC同期用のクロックを生成する(ステップ102)。
次に、IC回路に電力とクロックが供給されと、復調回路12がクロックに同期させながらリーダ/ライタ9から受信したコマンド信号を復調する(ステップ103)。
次に、CPU15が復調したコマンド信号を解析し(ステップ104)、コマンド信号が書き込みコマンドのときは履歴データの書き込み動作に入り、クリアコマンドのときは履歴データの消去動作に入る。
次に、履歴データの書き込み動作について説明する。
まず、CPU15は対象となるデータ入力チャネルを選択し、そのチャネルに接続されている破損スイッチ3の入力処理を行う(ステップ105)。
次に、入力信号をチェックし(ステップ106)、ハイレベルのときはラベル8が剥離されたとして書き込み動作を行わず、そのまま処理を終了する。
ハイレベルでないときは対象となるメモリ16のバンクを選択し、コマンド信号に含まれる履歴データをそのバンクに書き込む(ステップ107)。
次に、IDコードを付加した応答信号を変調回路13が変調し、アンテナコイル2からリーダ/ライタ9に送信する(ステップ108)。
次に、履歴データの消去動作について説明する。
まず、CPU15はデータ入力チャネルを順番に選択し、全てのチャネルに接続されている破損スイッチ3の入力処理を行う(ステップ109)。
次に、入力信号をチェックし(ステップ110)、全ての入力信号がハイレベルのときは全てのラベル8が剥離されたとしてメモリ16のバンクに保存されている履歴データを全て消去する(ステップ111)。
ハイレベルでないときは全てのラベル8が未だ剥離されていないとして消去動作を行わず、そのまま処理を終了する。
これにより、使用後のライトワンス機能付きICタグのリサイクルが可能になる。
本発明のライトワンス機能付きICタグは、図8に示すように、トレーサビリティの各段階においてインレット5からラベル8を1枚ずつ剥離し、これより対応する破損検知部の破損スイッチ3が破損し、対応するアドレスのメモリ16への書き込みが禁止される。
これにより、トレーサビリティの各段階における履歴データが保護され、この機能を有することでライトワンスのタイミングをラベル8の剥離により制御可能になる。
また、複数存在する剥離検知部によりメモリ16のライトワンス領域を独立させている。
このことでトレーサビリティの各段階での履歴データの改ざんを防げるようになる。
なお、図には従来と同様な使い方もできるようにメモリ16に常時書き換え可能な領域を設けている。
また、図9に示すように、ラベル8の接着剤や配線パターンを工夫して使用する破損検知部の数を制御できるようになっている。
図9(a)は、3チャネルあるラベル8のうち第1チャネルを通常の剥離検知アンテナとして外周部に配置し、第2、第3チャネルは存在するもののラベル8を剥がしても配線は切れないような接着剤を使用している。
このため第2、第3チャネルに対応するアドレスのメモリ16は書き換え可能となっている。
図9(b)は、3チャネルあるラベル8の各部分が剥離可能となっている。
図9(c)は、3チャネルあるラベル8のうち剥離可能な部分が1箇所しか存在しないようになっている。
本発明を実施したライトワンス機能付きICタグの内部平面図である。 図1の断面図である。 図1の外部平面図である。 損スイッチの平面図である。 4の断面図である。 本発明を実施したライトワンス機能付きICタグのブロック図である。 ライトワンス機能付きICタグの動作フローチャートである。 ライトワンス機能付きICタグの段階別の状態遷移図である。 破損検知部の数を制御したライトワンス機能付きICタグの概略図である。
符号の説明
1 ICチップ
11 整流回路
12 復調回路
13 変調回路
14 クロック回路
15 CPU
16 メモリ
2 アンテナコイル
3 破損スイッチ
31 メンブレン
32 パッキング
33 液貯蔵層
34 電極
35 リード線
4 基板
5 インレット
6 表面基材
7 剥離紙
8 ラベル
a 粘着剤
b 液

Claims (8)

  1. インレットの表面基材に装着された剥離可能なラベルと、
    このラベルを剥離すると破損するようにセットされたスイッチと、
    このスイッチが破損すると書き込みが禁止されるメモリと、
    を備えて成ることを特徴とするライトワンス機能付きICタグ。
  2. 前記ラベルを剥離すると剥離した部分が視覚的に確認できるマークが記されていることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
  3. 前記ラベルを複数設け、
    各ラベルに対応して前記スイッチとメモリを割り当て、
    これらのラベルを剥離する毎に対応するスイッチが破損して対応するメモリへの書き込みが禁止されることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
  4. 前記スイッチが導電性の液を入れた脆弱な袋で形成されたものであることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
  5. 前記スイッチが導電性の細線で形成されたものであることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
  6. 前記スイッチが導電性の薄膜で形成されたものであることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
  7. 前記スイッチは底面をインレットの基板に固着し、頂面を表面基材に粘着して取り付けたものであることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
  8. 前記スイッチが破損して書き込みが禁止されたメモリに対してそれまで記録したデータを全て消去する機能が付加されていることを特徴とする請求項1記載のライトワンス機能付きICタグ。
JP2004344726A 2004-04-28 2004-11-29 ライトワンス機能付きicタグ Withdrawn JP2006155237A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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