JP2006151110A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

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Toshio Iwahara
利夫 岩原
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Abstract

【課題】アルミフレームにクランプ本体を回り止め状態で簡単に取り付けることを可能とし、かつ、ワイヤハーネスを配索する箇所のアルミフレーム面に多少の段差や湾曲などの形状の変化がある場合でも、これらを吸収してワイヤハーネスを適正に配索可能とする。
【解決手段】クランプ本体10から一体に突出して形成された係止部を、車両のアルミフレームに開けられた係止孔に差し込むことにより、このクランプ本体を介してワイヤハーネス20がアルミフレームに対して配索された状態に保持されるワイヤハーネス用クランプであって、クランプ本体10は、ワイヤハーネス20の長さ方向に沿った中間部に、伸縮方向および曲げ方向への弾性変形が可能なフレキシブル部14を備えている。また、このフレキシブル部14を挟んだ両側において、アルミフレームの二箇所に開けられた係止孔に対して個々に差し込むための係止部16をそれぞれ備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特にアルミフレーム車両を対象とし、このアルミフレームに対してワイヤハーネスを配索するためのワイヤハーネス用クランプに関する。
一般に、鉄フレームはプレス成形されるのに対し、アルミフレームは押し出し成形される。これらのフレームに対してワイヤハーネスを配索する場合には、ワイヤハーネスが予め固定されたクランプ本体をフレームに取り付けている。そこで、クランプ本体には係止部が一体に突出して形成されているとともに、フレームには係止部を差し込むための係止孔が開けられている。この係止孔をフレームに開ける場合、鉄フレームとアルミフレームとでは、個々の成形手段の違いから鉄フレームではプレス時のパンチングを利用できるのに対し、アルミフレームでは押し出し成形後にドリル加工を行う必要がある。結果として鉄フレームに対しては、パンチの形状次第で長孔形状(7×12mm)の係止孔を簡単に開けることができる。しかし、アルミフレームに長孔形状の係止孔をドリル加工で開けることは、加工工程が増えてコストアップとなる。このため、アルミフレームの係止孔については、一工程のドリル加工による真円の孔(丸孔)とすることで、加工費の軽減を図っている。
フレームの係止孔を長孔形状としているのは、この係止孔にクランプ本体の係止部を差し込んだ状態において、フレームに対してクランプ本体が回るのを防止するためである。ところが、アルミフレームの場合は係止孔が丸孔であることから、別の回り止め手段を採用しなければならない。例えば、特許文献1に開示されている技術では、フレームの係止孔にクランプ本体の係止部を挿入するとともに、この係止部からオフセットした箇所においてクランプ本体をフレームにボルト止めしている。こういった手段では、一つのクランプ本体を回り止めするのに時間がかかり、作業性がわるい。
特開2003−267160号公報
本発明は、上記の課題を解決しようとするもので、その目的は、アルミフレームの係止孔が真円の孔であっても、このアルミフレームにクランプ本体を回り止め状態で簡単に取り付けることを可能とし、かつ、ワイヤハーネスを配索する箇所のアルミフレーム面に多少の段差や湾曲などの形状の変化がある場合でも、これらを吸収してワイヤハーネスを適正に配索可能とすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、ワイヤハーネスが固定されるクランプ本体から一体に突出して形成された係止部を、車両のアルミフレームに開けられた係止孔に差し込むことにより、このクランプ本体を介してワイヤハーネスがアルミフレームに対して配索された状態に保持されるワイヤハーネス用クランプであって、クランプ本体は、ワイヤハーネスの長さ方向に沿った中間部に、伸縮方向および曲げ方向への弾性変形が可能なフレキシブル部を備えている。また、このフレキシブル部を挟んだ両側において、アルミフレームの二箇所に開けられた係止孔に対して個々に差し込むための係止部をそれぞれ備えている。
この構成によれば、ワイヤハーネスをアルミフレームに対して配索する際には、クランプ本体の二つの係止部をアルミフレームの二箇所に開けられた係止孔に差し込むことにより、アルミフレームの両係止孔が真円の孔であっても、クランプ本体を簡単に回り止めすることができる。しかも、クランプ本体のフレキシブル部により、ワイヤハーネスを配索する箇所のアルミフレーム面に多少の段差や湾曲などの形状の変化がある場合、あるいは二つの係止孔にピッチのばらつきがある場合でも、これらを吸収して個々の係止孔にクランプ本体の係止部を適正に差し込むことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたワイヤハーネス用クランプであって、クランプ本体は、フレキシブル部の両側において、ワイヤハーネスをテープ巻きによって固定するためのテープ巻き部を備えている。
これにより、ワイヤハーネスをアルミフレームの直角コーナに倣って配索する場合は、クランプ本体をそのフレキシブル部によってワイヤハーネスとともに直角に曲げて配索することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、ワイヤハーネス用クランプを表した外観斜視図である。図2は、ワイヤハーネス用クランプの一つの使用例を表した説明図である。クランプ本体10は樹脂材による一体成形品で、一方向へ長く延びた平板状の基板12の中間部がフレキシブル部14になっている。このフレキシブル部14は、樹脂材がもつ可撓性によって伸縮方向および曲げ方向への弾性変形が可能である。この弾性変形を容易にするために、図面で示すようにフレキシブル部14の肉厚を他の部分よりも薄肉にすることが好ましい。ただし、クランプ本体10が柔軟な樹脂材で成形されている場合、フレキシブル部14を必ずしも薄肉にしなくてもよい。
クランプ本体10における基板12の片側面には、その両端部近くにおいて係止部16がそれぞれ一体に突出して成形されている。つまり、これらの両係止部16は、基板12においてフレキシブル部14を挟んだ両側に位置している。また、両係止部16は、図2で示すように車両のアルミフレーム30の二箇所に開けられた係止孔32に対して個々に差し込むことにより、このアルミフレーム30にクランプ本体10を取り付けるためのものである。
そこで、両係止部16の先端16aは、先細りのテーパー形状になっているとともに、この先端16aを除く部分の外周には多数の係合片16bが形成されている。したがって、係止部16が係止孔32に差し込まれると、これらの各係合片16bは係止孔32を順次通過し、最終的にはいずれか複数の係合片16bが係止孔32の縁に係止する。その結果、係止孔32から係止部16が抜けないように保持される。
クランプ本体10において、両係止部16を有する側の基板12の面には、クランプ本体10の長手方向に関して複数個のリブ12a〜12cがそれぞれ設けられている。すなわち、基板12の両端部にはリブ12aがそれぞれ位置し、フレキシブル部14の両側にはリブ12bがそれぞれ位置し、これらのリブ12a,12bにおけるそれぞれの中間部にはリブ12cが位置している。これらの各リブ12a〜12cは、互いに平行で、かつ、基板12の面からの突出量がほぼ同じ寸法となっている。そして、基板12におけるリブ12a,12cの間に係合片16bがそれぞれ位置している。また、基板12におけるリブ12b,12cの間は、それぞれテープ巻き部18となっている。つまり、両テープ巻き部18は、フレキシブル部14の両側に位置している。
図2で示すアルミフレーム30の二箇所には、クランプ本体10の両係止部16をそれぞれ差し込むための係止孔32がドリル加工によって開けられている。したがって、両係止孔32のピッチと、両係止部16のピッチとはほぼ等しく設定されている。また、ドリル加工は、個々の係止孔32について一工程の加工であり、両係止孔32は丸孔(ほぼ真円の孔)となっている。
つづいて、アルミフレーム30に対するワイヤハーネス20の配索手順を説明する。
まず、クランプ本体10の基板12に対し、両係止部16が位置する側の反対側の面にワイヤハーネス20に沿わせた状態とし、両テープ巻き部18の箇所において基板12とワイヤハーネス20とを一緒にテープ22で巻く。これにより、クランプ本体10とワイヤハーネス20とが、フレキシブル部14の両側においてそれぞれ固定される。なお、個々のテープ22は、基板12におけるリブ12b,12cの間に巻き付けられるので、基板12の長手方向へテープ22がずれ動くのを防止できる。
つぎに、クランプ本体10の両係止部16を、アルミフレーム30の両係止孔32に対し、基板12の各リブ12a〜12cがアルミフレーム30に接触するまで差し込む(図2)。これにより、既に述べたように両係止部16における複数の係合片16bが係止孔32の縁に係止する。したがって、両係止部16がそれぞれの係止孔32から抜けないように保持され、ワイヤハーネス20がクランプ本体10を介してアルミフレーム30に取り付けられる。ちなみに、ドリル加工によって開けられた係止孔32の縁には、一般に大きなバリが発生している。しかし、複数の係合片16bによる係止孔32の縁への係合は、バリにさほど影響されることなく、適正な状態に保持される。
このように、二つの係止部16を二つの係止孔32に差し込んでクランプ本体10をアルミフレーム30に取り付けることにより、係止孔32が丸孔であっても、クランプ本体10が回り止めされ、ワイヤハーネス20配索経路が予定どおりに保たれる。また、クランプ本体10の両係止部16は、フレキシブル部14を挟んだ両側に位置しているので、例えばアルミフレーム30の両係止孔32にピッチのばらつきがあっても、これを吸収して両係止部16を両係止孔32に無理なく、適正に差し込むことができる。同様の理由により、アルミフレーム30に多少の段差があり、あるいは湾曲しているような場合でも、これを吸収して両係止部16を両係止孔32に差し込むことができる。
図3は、図2とは異なるワイヤハーネス用クランプの使用例を表した説明図である。この図面では、ワイヤハーネス20をアルミフレーム30の直角コーナに倣って配索する場合が示されている。この場合、アルミフレーム30の両係止孔32は、直角コーナを挟んだ両側面に開けられている。これらの両係止孔32にクランプ本体10の両係止部16を差し込むには、クランプ本体10のフレキシブル部14をアルミフレーム30の直角コーナに合わせ、このフレキシブル部14の弾性によって基板12をワイヤハーネス20と共に曲げる。そして、両係止部16がそれぞれの係止孔32に差し込まれた状態では、ワイヤハーネス20がクランプ本体10を介してアルミフレーム30の直角コーナに倣って取り付けられる。
ワイヤハーネス用クランプを表した外観斜視図 ワイヤハーネス用クランプの一つの使用例を表した説明図 図2とは異なるワイヤハーネス用クランプの使用例を表した説明図
符号の説明
10 クランプ本体 14 フレキシブル部
16 係止部 20 ワイヤハーネス
30 アルミフレーム 32 係止孔

Claims (2)

  1. ワイヤハーネスが固定されるクランプ本体から一体に突出して形成された係止部を、車両のアルミフレームに開けられた係止孔に差し込むことにより、このクランプ本体を介してワイヤハーネスがアルミフレームに対して配索された状態に保持されるワイヤハーネス用クランプであって、
    クランプ本体は、ワイヤハーネスの長さ方向に沿った中間部に、伸縮方向および曲げ方向への弾性変形が可能なフレキシブル部を備えているとともに、このフレキシブル部を挟んだ両側において、アルミフレームの二箇所に開けられた係止孔に対して個々に差し込むための係止部をそれぞれ備えているワイヤハーネス用クランプ。
  2. 請求項1に記載されたワイヤハーネス用クランプであって、
    クランプ本体は、フレキシブル部の両側において、ワイヤハーネスをテープ巻きによって固定するためのテープ巻き部を備えているワイヤハーネス用クランプ。
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