JP2006145256A - 磁性体内包粒子、免疫測定用粒子及びイムノクロマトグラフィ法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 有機高分子物質と、前記有機高分子物質中に分散径1〜30nmで分散した磁性体とからなる磁性体内包粒子であって、平均粒子径が50〜300nm、かつ、0.01Nの塩化ナトリウム水溶液中で測定されるゼータ電位が−10〜−50mVである磁性体内包粒子。
【選択図】 なし
Description
以下に本発明を詳述する。
磁性体を含有し、平均粒子径が特定の範囲にあり、かつ、ゼータ電位が特定の範囲にある磁性体内包粒子は、自己凝集や非特異的吸着しにくく、クロマト展開性に優れ、イムノクロマトグラフィ法に最適であることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記有機高分子物質は、本発明の磁性体内包粒子のマトリックスとしての役割を有する。上記有機高分子物質としては特に限定されないが、スチレン系モノマーに由来するセグメントと、反応性官能基を含有するビニルモノマーに由来するセグメントを含有する共重合体であることが好ましい。スチレン系モノマーに由来するセグメントを有することにより、本発明の磁性体内包粒子の水系媒体中における分散性が向上する。また、反応性官能基を含有するビニルモノマーに由来するセグメントを有することにより、該反応性官能基を介して抗原や抗体を容易に結合することができる。
上記反応性官能基を含有するビニルモノマーの反応性官能基としては、抗原や抗体等を共有結合により結合可能なものであれば特に限定されず、例えば、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基、アミノ基、トリエチルアンモニウム基、ジメチルアミノ基、スルホン酸基等が挙げられる。このような反応性官能基を含有するビニルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、グリシジル(メタ)アクリレート、トリエチルアンモニウム(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの反応性官能基を含有するビニルモノマーは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
その他のビニルモノマーとしては特に限定されず、例えば、塩化ビニル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、エチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル誘導体等が挙げられる。これら単量体は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記架橋性モノマーとしては特に限定されず、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルビフェニル、ジビニルナフタレン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリトリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート及びその異性体、トリアリルイソシアヌレート及びその誘導体等が挙げられる。これら架橋性単量体は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記磁性体としては特に限定されないが、残留磁気がない超常磁性を有するものが好適である。残留磁気があると自己凝集しやすくなり、クロマト展開性が劣ることがある。
上記超常磁性を有する磁性体としては特に限定されず、例えば、四三酸化鉄(Fe3O4)、γ−重三二酸化鉄(γ−Fe2O3)等の各種フェライト類;鉄、マンガン、コバルト等の金属又はこれらの合金等が挙げられる。なかでもフェライト類が好適であり、なかでも四三酸化鉄(Fe3O4)が好適である。
このような磁性体としては、Fe2+とFe3+を1:2の割合で含む混合液を塩基性の溶液に滴下することでFe3O4が得られる共沈反応法により調製したもの等を用いることができる。また、フェリコロイドHC−50(タイホー工業社製)、HX―20(シグマハイケミカル社製)等の市販品を用いることもできる。
本発明において絶対偏差とは、上記有機高分子物質を構成する炭素元素と、磁性体を構成する金属元素の同期発光を測定し、粒子毎の炭素元素と金属元素との混在比率のバラツキから算出したその測定データの分散状態を示す偏差値であって、磁性体内包粒子の磁性体含有量のバラツキを示すパラメータである。絶対偏差の数値が小さいほど磁性体含有量のバラツキが小さく、即ち磁性体内包粒子の均一性が高く、大きいほど磁性体含有量のバラツキが大きい、即ち磁性体内包粒子の均一性が低いことを示す。
絶対偏差が0.3を超えると、免疫測定法に利用した場合に、測定再現性や定量性が低く
なり測定精度が悪化することがあり、得られる測定データの信頼性が低くなる。より好ましくは0.27以下であり、更に好ましくは0.25以下であり、特に好ましくは0.20以下である。
以下、ミニエマルジョン重合法による本発明の磁性体内包粒子の製造方法(以下、本実施態様の製造方法ともいう)を詳しく説明する。
このような有機溶媒としては、脂肪族炭化水素系溶媒を含有するものを用いることができる。上記脂肪族炭化水素系溶媒としては、炭素数5〜20の直鎖又は分岐のものが好適であり、炭素数5〜7の直鎖又は分岐のものがより好適である。具体的には、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソブタン、イソペンタン等が挙げられる。これらの脂肪族炭化水素系溶媒は単独でも用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記共界面活性剤の使用量としては、モノマー100重量部に対し好ましい下限は0.1重量部、好ましい上限が50重量部である。
上記水系媒体としては特に限定されず、通常は蒸留水やイオン交換水等が用いられる。
、ノニオン系界面活性剤のいずれも用いることができる。なかでも、アニオン性界面活性剤が好適である。
上記アニオン系界面活性剤としては特に限定されず、例えば、ドデシルベンゼンスルホネート、デシルベンゼンスルホネート、ウンデシルベンゼンスルホネート、トリデシルベンゼンスルホネート、ノニルベンゼンスルホネート並びにこれらのナトリウム、カリウム、アンモニウム塩等が挙げられる。
上記カチオン系界面活性剤としては特に限定されず、セチルトリメチルアンモニウムプロミド、塩化ヘキサデシルピリジニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
上記ノニオン系界面活性剤としては特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール等が挙げられる。また、上記ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ユニオンカーバイド社製の「Triton」(X−100、X−114、X−305、N−101)、アイ・シー・アイ社製の「Tween」(20、40、60、80、85)、アイ・シー・アイ社製の「Brij」(35、58、76、98)、シェル社製の「Nonidet」(P−40)、ローヌ・プーラン社製の「Igepol」(CO530、CO630、CO720、CO730)等の市販のものも用いることができる。このうち好ましくはアニオン性界面活性剤である。
このような反応性界面活性剤としては特に限定されず、例えば、特開平9−279073号公報等に記載されるものが挙げられる。具体的には、アニオン性界面活性剤では、例えば、ラウリル(アリルベンゼン)スルホン酸塩、ラウリルスチレンスルホン酸塩、ステアリル(アリルベンゼン)スルホン酸塩、ステアリルスチレンスルホン酸塩等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類又はそれらのポリエチレンオキサイド付加物類;ラウリルアリルスルホ琥珀酸エステル、ラウリルビニルスルホ琥珀酸エステル、ステアリルアリルスルホ琥珀酸エステル、ステアリルビニルスルホ琥珀酸エステル等のアルキルスルホ琥珀酸エステル類又はそれらのポリエチレンオキサイド付加物類;(メタ)アクリル酸ラウリルスルホン酸塩、オレイルスルホン酸塩等のアルキルまたはアルケニルスルホン酸塩類、(メタ)アクリル酸ステアリル硫酸塩、オレイル硫酸塩等のアルキル又はアルケニル硫酸塩類又はそれらのポリエチレンオキサイド付加物類等が挙げられる。カチオン性界面活性剤では、例えば、ラウリルトリアリルアンモニウムクロライド、ステアリルトリアリルアンモニウムクロライド、ジステアリルジアリルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩類等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤では、例えば、ポリエチレングリコールオクチル(アリルフェニル)エーテル、ポリエチレングリコールノニル(アリルフェニル)エーテル、ポリエチレングリコールオレイルフェニルエーテル等のポリエチレングリコールアルキル又はアルケニルフェニルエーテル類;モノステアリル酸モノアリルグリセリル、ジステアリン酸モノアリルグリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル類又はそれらのポリエチレンオキサイド付加物類;モノステアリン酸モノアリルソルビタン、トリステアリン酸モノアリルソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類又はそれらのポリエチレンオキサイド付加物類;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のポリエチレンオキサイドエステル類等が挙げられる。
上、カチオン性界面活性剤);旭電化工業社製の「アデカリアソープ NE−10」、日本油脂社製の「ブレンマー PE−200」、「ブレンマー PE−350」、「ブレンマー PE−400」等(以上、ノニオン性界面活性剤)の市販品を用いてもよい。
上記界面活性剤の使用量としては、モノマー100重量部に対し好ましい下限は0.01重量部、好ましい上限が5重量部であり、より好ましい下限は0.1重量部、より好ましい上限は30重量部である。
上記せん断混合装置としては、例えば、超音波分散機、ピストンホモジナイザー、マイクロ流動化装置(例えば、みずほ工業社製「Microfluidizer」等)が挙げられる。
アゾビス−(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルペンタンニトリル)、2,2’−アゾビス−(2−メチルブタンニトリル)、1,1’−アゾビス−(シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’− アゾビス−(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、2,2’− アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ヒドロクロリド等のアゾ(アゾビスニトリル)タイプの開始剤、過酸化ベンゾイル、クメンヒドロペルオキシド、過酸化水素、過酸化アセチル、過酸化ラウロイル、過硫酸塩(例えば過硫酸アンモニウム)、過酸エステル(例えばt−ブチルペルオクテート、α−クミルペルオキシピバレート及びt−ブチルペルオクテート)等の過酸化物タイプのラジカル系重合開始剤等が挙げられる。
これらの重合開始剤は、モノマー混合物液滴の分散液の調製時に添加してもよいし、調整後に別に添加してもよい。
上記重合開始剤の使用量としては、モノマーに対して好ましい下限は0.1重量%、好ましい上限は30重量%である。
本発明の磁性体内包粒子と、上記磁性体内包粒子に結合又は吸着した抗原又は抗体からなる免疫測定用粒子もまた、本発明の1つである。
本発明の磁性体内包粒子を担体として用い、上記磁性体内包粒子の磁性量を標識として分析を行うイムノクロマトグラフィ法もまた、本発明の1つである。
(1)磁性体内包粒子の作製
タイホー工業社製の磁性流体「フェリコロイドHC50」6g(磁性体3g含有)を真空乾燥機中で100℃にて24時間乾燥し、磁性流体4.2gを得た。得られた磁性流体にヘキサン3gを入れ、一晩放置し、磁性体を分散させて磁性体分散液を得た。
得られた磁性体分散液の全量に対して、スチレン10g、ヘキサデカン0.8g及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.05gを加え、超音波ホモジナイザーを用いて氷冷下で処理してモノマー混合液を得た。
得られたミニエマルション溶液を窒素雰囲気下、80℃で、24時間重合することにより、磁性体内包粒子を得た。
得られた粒子は、遠心分離・再分散を蒸留水で3回繰り返し行うことで精製した。この際、遠心分離は20℃、15000rpmで行った。遠心分離を行った後、上澄みをデカンテーションにより捨て、蒸留水を加え、ボルテックスにより再分散を行って磁性体内包粒子を得た。
また、TG−DTA分析により磁性体内包粒子中の磁性体含有率を測定したところ27%であった。
更に、FE−TEM分析により磁性体内包粒子を分析したところ、含有される磁性体は全て粒子の内部に存在しており粒子表面には露出していないことが確認できた。
得られた磁性体内包粒子12.5mgにpH9.5の水酸化カリウム水溶液1mLを加え、15000RPMにて10分間遠心分離後、上清を除去し、分散液に添加されている界面活性剤を除去した。続いて、得られた沈渣に、0.1Mホウ酸バッファー1.2mLを添加し、抗α−hCGモノクローナル抗体200μg加え、37℃恒温槽中で1時間攪拌した。その後、15000RPMにて10分間遠心分離を行い、未反応の抗α−hCGモノクローナル抗体を除去した。なお、粒子への抗α−hCGモノクローナル抗体結合量は、上清の蛋白濃度測定から仕込みの83%であることを確認した。
拌し、ブロッキング処理を行った。その後、15000RPMにて10分間遠心分離を行い、その沈渣を牛血清アルブミン及びグリセロールを各々5%(w/v)、アジ化ナトリウムを0.01%(w/v)濃度になるように調整した100mMリン酸緩衝液(pH7.5)1mLに分散させ、免疫測定用粒子を得た。
市販の磁性体内包粒子(メルク社製、エスタポールM1―030/40)0.6mgにpH9.5の水酸化カリウム水溶液1mLを加え、15000RPMにて10分間遠心分離後、上清を除去し、分散液に添加されている界面活性剤を除去した。続いて、得られた沈渣に、0.02Mリン酸バッファーを625μL、予め調整した2%濃度のカルボジイミド溶液(PBSバッファー)を0.625mL添加し、37℃恒温槽中で1.5時間攪拌した。反応溶液は、15000RPMにて10分間遠心分離を行い、上清を除去後、0.02Mリン酸バッファー1.2mLを添加し、超音波で再分散した。この遠心洗浄操作を3回繰り返し、未反応のカルボジイミドを除去した。
実施例1及び比較例1で得られた免疫測定用粒子について、以下の方法により評価を行った。
免疫測定用粒子を固形分0.045%(w/w)になるように、牛血清アルブミン1%(w/v)及びトリトン−100 0.03%(w/v)濃度になるように調整した生理食塩水に分散した分散液を調製した。
各々の分散液30μLをポアサイズ10〜12μmのニトロセルロースメンブレン(SRHF P70、日本ミリポア社製)にスポットし、円形状に分散液を展開させた。分散液の展開は、いずれも直径約18mmの円状であった。その後、乾燥させ、磁性体内包粒子の展開により着色形成された円形の直径を計測し、また、着色の状況を目視にて観察した。
これに対して、比較例1で作製した免疫測定用粒子を用いた場合の円形の直径は12mmであり、スポット中心部付近の着色が濃く周辺部の着色が薄い不均一な展開であった。
ニトロセルロースメンブレン(SRHF P70、日本ミリポア社製)を幅20cm×長さ6cmに裁断し、その長さ方向上端より3cmの部位(反応部位)に、抗β−hCGモノクローナル抗体を2.0mg/mlの濃度になるようにトリス塩酸緩衝液(10mmol/l、pH7.4)に溶解した溶液を幅0.7mmの直線状に塗布した。その後、37℃で2時間乾燥した後、牛血清アルブミン(和光純薬社製)を1重量%の濃度になるようにリン酸緩衝液(100mmol/l、pH7.5)に溶解した溶液に1時間浸漬し、ブロッキング処理を行った。さらにその後、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.1重量%の濃度になるようにリン酸緩衝液(100mmol/l、pH7.5)に溶解した溶液にて洗浄後、シリカゲルデシケーター内で室温下にて乾燥し、抗β−hCGモノクローナル抗体を固定化した試験片を得た。
次いで、作製した試験片のコンジュゲートパッドにhCGが所定濃度の試験液100μlをそれぞれ滴下した。
一方、比較例1で作製した免疫測定用粒子を用いた場合では、いずれの試験片でも反応部位及び反応部位までの部位で免疫測定用粒子に基づく着色が認められた。特に、コンジュゲートパッドを重ねた部位付近の着色が強く、免疫測定用粒子が滞留していることが認められ、hCGが1000mIU/mL以上では、その部位は反応部位よりも強く着色していることが認められた。従って、比較例1で作製した免疫測定用粒子では、試験片に免疫測定用粒子が滞留し、被検物質濃度に応じて展開する免疫測定用粒子量が変動し、更に、被検物質が存在しなくても(hCG:0mIU/mL)非特異的に反応部位に免疫測定用粒子が補足されてしまうことが判った。
Claims (6)
- 有機高分子物質と、前記有機高分子物質中に分散径1〜30nmで分散した磁性体とからなる磁性体内包粒子であって、平均粒子径が50〜300nm、かつ、0.01Nの塩化ナトリウム水溶液中で測定されるゼータ電位が−10〜−50mVであることを特徴とする磁性体内包粒子。
- 磁性体は、超常磁性を有するものであることを特徴とする請求項1記載の磁性体内包粒子。
- 磁性体の含有量が1〜20重量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の磁性体内包粒子。
- 有機高分子物質は、スチレンに由来するセグメントと、反応性官能基を含有するビニルモノマーに由来するセグメントとを有する共重合体であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の磁性体内包粒子。
- 請求項1、2、3又は4記載の磁性体内包粒子と、前記磁性体内包粒子に結合又は吸着した抗原又は抗体からなることを特徴とする免疫測定用粒子。
- 請求項1、2、3又は4記載の磁性体内包粒子を担体として用い、前記磁性体内包粒子の磁性量を標識として分析を行うことを特徴とするイムノクロマトグラフィ法。
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