JP2006144607A - 無整流子直流電動機型ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】配管中を流れる流体を圧送する無整流子直流電動機型ポンプを提供する。
【解決手段】周方向に多数の固定子巻線5が配列された長筒状固定部材1と、この固定部材に対向支持板3介して回転自在に支承され、かつ、前記固定子巻線に対して空隙を介して交差方向に横切る環状の永久磁石14を備えた軸なし中空回転子とから成り、前記中空回転子11は、内壁に長手方向の外端部が気密状に固定され、かつ、一端面から他端面にかけてねじれた複数枚の長板状羽根15を有し、これらのねじれ羽根は、中空回転子の内周壁から延在して複数枚配設され、かつ、流体に回転と方向性を与えながら送り出す区画流路及び中心部の流路を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】周方向に多数の固定子巻線5が配列された長筒状固定部材1と、この固定部材に対向支持板3介して回転自在に支承され、かつ、前記固定子巻線に対して空隙を介して交差方向に横切る環状の永久磁石14を備えた軸なし中空回転子とから成り、前記中空回転子11は、内壁に長手方向の外端部が気密状に固定され、かつ、一端面から他端面にかけてねじれた複数枚の長板状羽根15を有し、これらのねじれ羽根は、中空回転子の内周壁から延在して複数枚配設され、かつ、流体に回転と方向性を与えながら送り出す区画流路及び中心部の流路を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無整流子直流電動機型ポンプに関し、特に配管中を流れる流体を圧送するのに利用される。
特許文献1乃至3には、ポンプケースの中に回転軸(シャフト、或いは主軸)を有する回転軸型ポンプが記載されている。すなわち、回転軸型循環ポンプ装置は、流体の入口及び出口を有するポンプケースと、このポンプケースの中に軸受け手段を介して回転自在に設けられ、かつ、一端部に回転羽根車を有する回転軸とから成り、前記ポンプケースの内壁面には巻線を有する筒状のステータコアが配設され、一方、前記回転軸の外周面には、前記ステータコアと対向するようにロータベースを介して永久磁石が環状に配設されている。
上記構成の循環ポンプ装置は、ステータコアに発生する磁界によって回転軸が回転すると、回転軸と一体の羽根車も回転する。その結果、羽根車の回転で発生する圧力によって流体(水)が配管を介して被供給物へと圧送される。
次に特許文献4に記載の発明は、本願発明と同様の「シャフトレスポンプ」といえる。しかしながら、特許文献4に記載の回転羽の羽本体は、回転筒の内周壁にそれぞれ周方向に所定間隔離間して放射状に配設されていると共に、その内端部は半径方向内側(軸なし中心部)に延設するにしたがって次第に細幅に形成されていることから、羽本体が破損し易い、十分な加速力を得ることができない、組み立てが面倒である等の問題点がある。
実公昭49−11855号公報
特開平2−91498号公報
特開平9−317682号公報
特開平9−175486号公報
本発明の第1の目的は、構造をシンプルにし、製作が容易であると共に、分解や組立が簡単であることである。第2の目的は、流体に回転力と共に方向性を付与しながら効率的に圧送することである。第3の目的は、流体に異物が混入しないこと。その他の目的は、トルクの偏向の回避、磁気吸引力によって発生するコギンク現象の回避、回転子の高速回転化、検出手段の耐久性をそれぞれ図ることである。
本発明の無整流子直流電動機型ポンプは、周方向に多数の固定子巻線が配列された長筒状固定部材と、この固定部材に対向支持板を介して回転自在に支承され、かつ、前記固定子巻線に対して空隙を介して交差方向に横切る環状の永久磁石を備えた軸なし中空回転子とから成り、前記中空回転子は、内壁に長手方向の外端部が気密状に固定され、かつ、一端面から他端面にかけてねじれた複数枚の長板状羽根を有し、これらのねじれ羽根は、中空回転子の内周壁から延在して複数枚配設され、かつ、流体に回転と方向性を与えながら送り出す区画流路及び中心部の流路を形成することを特徴とする。本発明のその他の特徴は、従属項に記載されている。
(1)中空回転子の構造がシンプルである。したがって、製作が容易であると共に、分解や組立が簡単である。
(2)また、中空回転子は、流体に回転力と共に方向性を付与しながら効率的に圧送することができる。
(3)流体の接触は筒状体内の羽根部に限定されるので、例えばサニタリー(食品・衛生)ポンプとして使用する場合には、流体に異物(部品など)が入らない(食品に異物が混入しない)。
(4)その他、従属項によっては、トルクの偏向の回避、磁気吸引力によって発生するコギンク現象の回避、回転子の回転速度化、検出手段の耐久性をそれぞれ図ることができる。
(2)また、中空回転子は、流体に回転力と共に方向性を付与しながら効率的に圧送することができる。
(3)流体の接触は筒状体内の羽根部に限定されるので、例えばサニタリー(食品・衛生)ポンプとして使用する場合には、流体に異物(部品など)が入らない(食品に異物が混入しない)。
(4)その他、従属項によっては、トルクの偏向の回避、磁気吸引力によって発生するコギンク現象の回避、回転子の回転速度化、検出手段の耐久性をそれぞれ図ることができる。
(a)基本的構成
Xは新規な回転子を備えた無整流子直流電動機型ポンプである。ポンプXは、基本的には、内部に周方向に多数の固定子巻線5が配列された長筒状固定部材1と、この固定部材に回転自在に設けられ、かつ、前記固定子巻線に交差方向に横切る環状の永久磁石14を備えていると共に、内部に放射状に設けられた複数枚の軸なしねじれ羽根15を備えた中空回転子11とから成る。
Xは新規な回転子を備えた無整流子直流電動機型ポンプである。ポンプXは、基本的には、内部に周方向に多数の固定子巻線5が配列された長筒状固定部材1と、この固定部材に回転自在に設けられ、かつ、前記固定子巻線に交差方向に横切る環状の永久磁石14を備えていると共に、内部に放射状に設けられた複数枚の軸なしねじれ羽根15を備えた中空回転子11とから成る。
ところで、このポンプXは、無整流子直流電動機の原理を利用している。「無整流子直流電動機」は、円周状に等間隔に配列された取付け部分(磁極テイース)を有する固定子と、前記取付け部分に巻回された固定子巻線と、該固定子巻線を交差方向に横切る環状の永久磁石を備える回転子とを備え、供給された直流電流は、外部に設けた制御部の回転子駆動用回路(回転子の回転角度を検知する検出手段、半導体スイッチ,電源等)によって、前記固定子巻線に交番電流が供給され、固定子の電流と回転子の磁極が交番同期し合い、回転子が高速回転する。
本発明では、図1乃至図10を参照にして、以下、本発明の特定要件について順次説明するが、細部的な事項は図面及びその説明を割愛する。また、図面は概略的である。
(b)固定部材1
図1、図2及び図3で示すように、本実施例では、長筒状固定部材1は、長筒状ケース2と、このケース2の両端部の開口に固定的に設けられた左右一対の対向支持板3,3と、前記ケース2の内周壁に突設された多数の導体用取付け部分4と、これらの取付け部分4にそれぞれボビン状に巻き付けられた多数の固定子巻線5とから成る。前記取付け部分4は、一般に「電機子鉄心」と称されている。またケース2には、図示しない基台が設けられている。
図1、図2及び図3で示すように、本実施例では、長筒状固定部材1は、長筒状ケース2と、このケース2の両端部の開口に固定的に設けられた左右一対の対向支持板3,3と、前記ケース2の内周壁に突設された多数の導体用取付け部分4と、これらの取付け部分4にそれぞれボビン状に巻き付けられた多数の固定子巻線5とから成る。前記取付け部分4は、一般に「電機子鉄心」と称されている。またケース2には、図示しない基台が設けられている。
本実施例では、長筒状のケースの内周壁に、周方向に所定間隔離間して多数の取付け部分4を形成している。また各取付け部分4は、ケース2の一端部寄りの部位2aから他端部寄りの部位2bまで長手方向にそれぞれ突設されている。
したがって、取付け部分4に固定子巻線5がボビン状に巻き付けられている。もちろん、取付け部分4にトラック状の環状溝を形成し、該環状溝にボビンレス状の固定子巻線5を組み込んでも良い。したがって、固定子巻線5の固定態様は限定するものではない。
図4は固定子の取付け部分4の一例を示す。また、図5は取付け部分4と固定子巻線との関係を示す。取付け部分4は、例えば円形状の薄板を一体でプレス打ち抜きして形成され、又は、周方向に適当な数に分割モジュール化して円筒状に組み立てる。固定子巻線5は、取付け部分4に対して、3相接続、6相接続等に接続することが可能であるから、取付け部分4の大きさは、固定子巻線5の接続態様によって変わる。トルクの偏向、磁気吸引力によって発生するコギンク現象、回転子の回転速度等を考慮して取付け部分4の数、固定子巻線5を接続態様及び回転子の永久磁石の大きさや数が任意に設定される。例えば回転子11の永久磁石14を8極にし、一方、固定子を6相にする考え方は公知である。
そこで、本実施例では、モータ磁路の最適化を図る為に、図4で示すように、周状に等間隔に配列された取付け部分4を合計「18以上」にし、また、これらの取付け部分4にそれぞれ集中的に巻回される固定子巻線5を「3相」接続し、さらに、回転子11の永久磁石14を「16以上」としている。もちろん、これに限定されるものではない。
付言すると、固定子の取付け部分4は、屈曲可能な連結片によって連結される。また取付け部分4は板状のコア部材を積層して一体化される。また、取付け部分4の内壁側には、固定子巻線5をボビン状に巻くことができるように多数の突起部が周方向に等間隔に設けられる。
さらに、取付け部分4を「3相3組」、「3相4組」などとし、固定子巻線5は、対向する位置の両磁極取付け部分4に巻回された巻線同士5,5を「同相」とする。そして、巻線5の巻き方は、同相同組の連続する3個の取付け部分4のうち2番目の取付け部分4への巻き方向が1番目及び3番目の取付け部分4への巻き方向と逆になるようにして連続的に巻回する。
次に、6はケース2の外周壁に設けられた複数枚の冷却フィン、7は支持板3の中心孔の縁部に設けられた玉軸を有する軸受け、8は支持板3の外壁に設けられた回転子用位置又は/及び速度検出手段である。
ここで、検出手段8について説明する。例えばプリント基板も含む支持板3の単数又は複数個の回転子用位置検出手段8は、後述する中空回転子11の外筒体12の端部に固定された扇状或いは環状突片21に設けられた信号出力部と対向して回転子の位置を検出する(速度検出手段も含む場合には、回転子の速度も検出する)。
本実施例の検出手段8は、いわゆる非接触型のスイッチである。したがって、プリント基板を有する支持板3には、「ホールICの原理」を利用した磁気式検知手段が設けられ、一方、中空回転子11の環状突片には、薄い永久磁石22が組み込まれている。
なお、磁気式検知手段8は、環状突片の磁石の磁界(S極)の強弱に対してON/OFする。日本国の浜松光電株式会社が低磁界で高感度の機能を有する磁気式検知センサ(商品名MRセンサ,型式KG1001−51など)を製造販売している。検出手段8の確実性、耐久性等の観点から、本実施例ではホール素子を用いている。
(c)中空回転子11
中空回転子11は、固定部材1の対向支持板3,3に周方向の空隙10を介して回転自在に支承され、かつ、固定子巻線5を交差方向に横切る環状の永久磁石14を備えた軸なし長筒体を備えている。また、中空回転子11は、長筒体の内壁に長手方向の外端部が気密状に固定され、かつ、一端面から他端面にかけてスクリュー機能を発揮することができるようにねじれた複数枚の長板状羽根15を備えている。
中空回転子11は、固定部材1の対向支持板3,3に周方向の空隙10を介して回転自在に支承され、かつ、固定子巻線5を交差方向に横切る環状の永久磁石14を備えた軸なし長筒体を備えている。また、中空回転子11は、長筒体の内壁に長手方向の外端部が気密状に固定され、かつ、一端面から他端面にかけてスクリュー機能を発揮することができるようにねじれた複数枚の長板状羽根15を備えている。
第1実施例の中空回転子11は、外周壁の周方向に永久磁石を備えた外筒体12と、この外筒体12内に固定的に嵌入され、かつ、長板状羽根を有する内筒体13とから構成されている。
前記永久磁石14のBHmaxは、例えば41.1MGOeのネオジウム系磁石が用いられている。永久磁石14は、外筒体12の外周壁にフイットするように湾曲状に形成され、所定の間隙を有し、又は間隙を有さないで「N極」と「S極」が交互になるように環状的に組み合わせられている。
外筒体12及び内筒体13は、共に長筒状に形成され、かつ、図8で示すように長手方向の凸部と凹部との係合関係、対向する凹所と係合板との係合関係等により合体している。したがって、外筒体12又は内筒体13はそれぞれ単独には回転しない。
外筒体12及び内筒体13は、略同一の長さである。例えば内筒体13の長さは、その直径に対して4倍程度である。
外筒体12及び内筒体13は、略同一の長さである。例えば内筒体13の長さは、その直径に対して4倍程度である。
ねじれ羽根15は、回転子を構成する内筒体13の内周壁から延在し、かつ、一端面又は他端面から見ると、放射状に配設されている。また、ねじれ羽根15は長板状に形成され、流体が入り込む一端面15aから流体が流れ出る他端面15bにかけて鈍角にねじれている。羽根15の横(長手)方向の端面(外端面15c又は内端面15d)長さは、羽根15の縦(短い)方向の端面(一端面15a又は他端面15b)に対して相当長い。
なお、羽根の縦方向は、内筒体13の直径方向に相当する。本実施例では、内筒体13の内径寸法に対して羽根の横の長さは、「1対4」の割合である。
長板状のねじれ羽根15は、前述したように、一端面15aから他端面15bにかけてスクリュー機能を発揮することができるようにねじれ、このねじれの角度は、前記端面15a,15bの長さに対する長手方向の端面15c,15dの長さによって相対的に決定される。ねじれの角度は、ねじれ羽根15の長さに対応して「180度〜270度」の範囲内に設定すべきである。
ところで、本実施例では、内筒体13と端面放射状に配列されたねじれ羽根15は、同一の材質で一体成形されている。前述したように、本発明のポンプXは、トルクの偏向の回避、磁気吸引力によって発生するコギンク現象の回避、回転子の回転速度の効率化、回転子の軽量化等を考慮していることから、外筒体12及び内筒体13は非磁性の合成樹脂材で形成されている。
ここで、「非磁性」とは、コギンク現象の回避及び回転子の軽量化との関係で、弱磁性体も含み、鉄よりも軽い材料をいう。ねじれ羽根15は、本実施例では、「8枚」である。
ところで、所定角度にねじれたねじれ羽根15は、各羽根の間にそれぞれ流体用の区画流路16を形成する。また、各羽根の長手方向の内端面15dは、前記区画流路16と連通する中心部の流路17を形成する。
したがって、流体18は各羽根の間にそれぞれ形成された区画流路16および該区画流路16と連通する中心部の流路17を通過する。そして、中空回転子11が回転すると、内筒体13のねじれ羽根15は、流体18を送り出すスクリューの機能を発揮する。
(d)作用
上記構成に於いて、供給された直流電流は、外部に設けた制御部の回転子駆動用回路(回転子の回転角度を検知する検出手段、半導体スイッチ,電源等)によって、前記固定子巻線に交番電流が供給され、固定子の電流と回転子の磁極が交番同期し合い、回転子が高速回転する。
上記構成に於いて、供給された直流電流は、外部に設けた制御部の回転子駆動用回路(回転子の回転角度を検知する検出手段、半導体スイッチ,電源等)によって、前記固定子巻線に交番電流が供給され、固定子の電流と回転子の磁極が交番同期し合い、回転子が高速回転する。
付言すると、固定子巻線5に所定方向の電流が流れると、永久磁石14の磁束と固定子巻線5の電流との相互作用で、フレミングの法則に従い、固定子巻線5は所定の方向に向かう力を受け、一方、中空回転子11は、この反作用を受ける。この時、固定子の磁極に対して回転子の磁極が相対した瞬間、回転子位置検出手段を介して固定子巻線の電流を反転する。
そこで、中空回転子11は、図9で示す矢印A方向(例えば時計方向)へと回転する。そして、図10で示すうに中空回転子11が回転すると、ねじれ羽根15も同方向に回転するから、流体18は、矢印Bで示すように、ねじれ羽根15の一端面15aから区画流路16及び中心部の流路17に流れ込む。
しかして、流路16,17に流れ込んだ流体18は、ねじれ羽根15が回転することから、スクリューのような回転力と方向性を受けながら、流路16,17を通過し、他端面15bから圧送される。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、固定部材1の取付け部分4の数及び中空回転子11,11Aの永久磁石14の数は限定するものではない。また、固定部材1の対向支持板3,3は、固定部材の筒状ケース2と一体又は別体でも良い。また、ねじれ羽根15は「8枚」であるが、もちろん、8枚に限定されるものではない。2枚、3枚、4枚、5枚、10枚、図11で示すように「6枚」でも良い。望ましくは、ねじれ羽根15の枚数は、「3枚〜8枚」である。また、望ましくは、内筒体13の内径寸法に対して羽根の横の長さは、「1対3」〜「1対6」の割合である。さらに、望ましくは羽根15のねじれの角度は、「150度〜300度」である。
なお、図12で示すように、中空回転子11Aは、一つの長筒体13Aと、該長筒体の外周壁に環状的に配設された永久磁石14で構成しても良い。
本発明は、主にポンプの業界で製造、販売される。本発明は、動産、不動産を問わず、また、気体、液体を問わず、流体の配管ラインに設けられるシャフトレスポンプとして利用される。また、船の推進装置等の各種分野で利用される。
X…ポンプ、1…固定部材(固定子)、2…ケース、3…支持板、4…取付け部分、5…固定子巻線、6…冷却フィン、7…軸受け、8…検出手段、10…空隙、11,11A…中空回転子、12…外筒体、13…内筒体、13A…長筒体、14…永久磁石、15…ねじれ羽根、15a…一端面、15b…他端面、15c…外端面、15d…内端面、16…区画流路、17…中心部の流路、18…流体、21…突片、22…磁石。
Claims (10)
- 周方向に多数の固定子巻線が配列された長筒状固定部材と、この固定部材に対向支持板を介して回転自在に支承され、かつ、前記固定子巻線に対して空隙を介して交差方向に横切る環状の永久磁石を備えた軸なし中空回転子とから成り、前記中空回転子は、内壁に長手方向の外端部が気密状に固定され、かつ、一端面から他端面にかけてねじれた複数枚の長板状羽根を有し、これらのねじれ羽根は、中空回転子の内周壁から延在して複数枚配設され、かつ、流体に回転と方向性を与えながら送り出す区画流路及び中心部の流路を形成することを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、ねじれ羽根は、一端面から見ると放射状に配設され、かつ、一端面から他端面にかけて鈍角にねじれていることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、中空回転子の内周壁と羽根は、同一の材質で一体成形されていることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、中空回転子は、外周壁に永久磁石を備えた外筒体と、この外筒体内に固定的に嵌入され、かつ、ねじれ羽根を有する内筒体とから構成されていることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1又は請求項4に於いて、内筒体の内径寸法に対して羽根の横の長さは、「1対3」〜「1対6」の割合であることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、羽根のねじれの角度範囲は、「150度〜300度」であることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、中空回転子は、一つの長筒体と、該長筒体の外周壁に環状的に配設された永久磁石とから成ることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、固定子巻線は、対向する位置の両磁極取付け部分に巻回された巻線同士を同相とし、かつ、同相同組の連続する3個の取付け部分のうち2番目の取付け部分への巻き方向が1番目及び3番目の取付け部分への巻き方向と逆になるようにして連続的に巻回されていることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項1に於いて、中空回転子の端部の突片に信号出力部が設けられ、該信号出力部と対向可能な非接触型のスイッチが固定部材の支持板に配設されていることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
- 請求項9に於いて、非接触型のスイッチは、ホールICの原理を利用したホール素子であることを特徴とする無整流子直流電動機型ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004333863A JP2006144607A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 無整流子直流電動機型ポンプ |
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Publications (1)
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ID=36624600
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI554007B (zh) * | 2015-12-31 | 2016-10-11 | With inside and outside of the hollow rotor of motor delineated DC sub-structure | |
WO2017104560A1 (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 株式会社デンソー | モータシャフト |
-
2004
- 2004-11-18 JP JP2004333863A patent/JP2006144607A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017104560A1 (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 株式会社デンソー | モータシャフト |
JP2017112764A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 株式会社デンソー | モータシャフト |
TWI554007B (zh) * | 2015-12-31 | 2016-10-11 | With inside and outside of the hollow rotor of motor delineated DC sub-structure |
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