JP2006142639A - データ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 濃淡のむらの発生および画像の荒れを抑制し、且つ処理を効率的に行うことができるデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラムを提供すること。
【解決手段】 ズレ補正モードが選択された場合には、ハーフトーン処理の結果、ドットオンとされた各画素に対応して、2個の副画素がランダムに選択され、その選択された副画素に対応してドットが形成される。よって、画像全体がランダムに形成されたドットから構成されることとなるので、所定のノズルにおいてインクの着弾位置にずれが生じた場合であっても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、すじ状のむらが発生することが抑制される。
【選択図】 図7

Description

本発明はデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラムに関し、特に、濃淡のむらの発生および画像の荒れを抑制し、且つ処理を効率的に行うことができるデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラムに関するものである。
従来から、記録媒体上にインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置では、記録ヘッドに設けられた複数のノズルから極少量のインクを選択的に吐出して細かいドットを記録媒体上に形成することにより、ドットから構成される画像を記録媒体上に形成するのである。このようなインクジェット記録装置は、例えば、各ノズルに対応して設けられた駆動素子に駆動パルスを印加することにより、各ノズルからインクを吐出させる。
図10(a)は、各ノズルから吐出されるインクの着弾位置にズレがない場合に形成される理想的なドット100を模式的に示す図である。図10(a)に示すように、各ノズルから吐出されるインクの着弾位置にズレがない場合、ドット100は均一に配置される。
このようなインクジェット記録装置において、ノズル位置の精度の低さや、ノズルの駆動素子に印加される駆動パルスのばらつきなどのいろいろな要因によって、所定のノズルから吐出されるインク粒子により形成されるドットの形成位置にズレが発生する場合がある。形成位置が理想位置から所定量ずれたドットが周期的または連続的に表れ、全体的に均一に配置されたドットの中において視認できる程度の面積を構成すると、画像全体として見たときに濃淡のむらが表れるという問題点があった。
特に、用いられるインクジェット記録装置が、用紙の移動方向と交差する方向にノズルが並設された固定式の記録ヘッドを有するいわゆるラインプリンタである場合には、このような問題が顕著となる。
図10(b)は、従来のラインプリンタにおいて、所定のノズルから吐出されるインクの着弾位置にずれが生じた場合に形成されるドット100を示す模式図である。ラインプリンタは、用紙を記録ヘッドに対して一方向に移動させながら、一括して一ライン分の記録を行うため、所定のノズルから吐出されるインクは、一列のドット列を形成する。よって、図10(b)に示すように、あるノズルから吐出されるインクの着弾位置にずれが生じると、所定のドット列のみが正規の位置からずれて不均一に配置され、濃淡のむらを発生させる。そしてこの濃淡のむらは、画像全体として見たとき、記録媒体の移動方向に連続的に伸びるすじ状のむらとなって表れるため、画像の品質を特に劣化させることとなるのである。
上述の問題点を解消することを目的として、特開平7−323609号公報(特許文献1)には、画像を構成するドットを全体的にランダムに配置することにより、画像全体として見たときに表れるすじ状のむらを抑制することが提案されている。
図11(a)は、均一に配置されたドットの集合のうち、一のドット列のみが正規な位置からずれて不均一に配置された状態を示す模式図であり、図11(b)は、全体的にドットをランダムに配置した状態を示す模式図である。全体的にドットをランダムに配置するための方法としては、図11(c)に示すように、1の画素をn個(例えば4個)の画素に拡張し、印刷データの解像度を所定方向(紙面上下方向)に4倍にする。そして、その拡張された4個の画素から1個の画素をランダムに選択し、その選択された画素にだけ対応するドットを形成するようにしている。このようにすれば、ドット形成位置にズレが生じたとしても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、画像全体としてみたときに濃淡のむらが発生するのを抑制することができる。
特開平7−323609号公報
しかしながら、上述の方法では、n個に拡張された画素の中でランダムに選択された1個の画素にドットをおくので、図11(b)からも明らかなように、本来ベタにすることが望まれている領域において、ドット間の距離が広く空く領域が生じ得る。よって、濃淡のむらを抑制することについてはある程度の効果が得られるものの、画像が荒れてしまうという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、濃淡のむらの発生および画像の荒れを抑制し、且つ処理を効率的に行うことができるデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載のデータ処理装置は、複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、印刷画像データに基づいて前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成するインクジェット記録装置へ前記印刷画像データを出力するものであって、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化手段と、その多値化手段によりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、その拡張されたn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択する選択手段と、その選択手段により選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように前記印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成手段と、その第1印刷画像データ生成手段により生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力手段とを備えている。
請求項2記載のデータ処理装置は、請求項1記載のデータ処理装置において、前記インクジェット記録装置は、前記印刷画像データに基づいて、互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成されており、前記第1印刷画像データ生成手段は、前記少なくとも2種類のドットのうち、大きさが最大のもの以外のドットが、前記選択手段で選択された副画素に対応した位置に形成されるように印刷画像データを生成するものである。
請求項3記載のデータ処理装置は、請求項2記載のデータ処理装置において、前記多値化手段によりドットを形成すると決定された画素に対応した位置に所定の種類のドットが形成されるように印刷画像データを生成する第2印刷画像データ生成手段を有し、前記印刷画像データ出力手段は、前記第1印刷画像データ生成手段または前記第2印刷画像データ生成手段により生成された印刷画像データを出力可能であって、前記第1印刷画像データ生成手段は、その第1印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいて副画素に対応した位置に形成される前記所定個数のドットの光学濃度の合計が、前記第2印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいて形成される前記所定の種類の一のドットの光学濃度と近似するように印刷画像データを生成するものである。
請求項4記載のデータ処理装置は、印刷画像データに基づいて複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成し、且つ前記印刷画像データに基づいて互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成されたインクジェット記録装置へ前記印刷画像データを出力するものであって、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる各画素の階調濃度データを所定の閾値と比較することにより、多階調画像データに含まれる各画素に対応してそれぞれ少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化手段と、その多値化手段によりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは2以上の整数)に拡張し、そのn個単位の副画素から、それぞれ1以上の副画素をランダムに選択する選択手段と、その選択手段により選択された副画素に対応した位置と前記選択手段により選択されない副画素に対応した位置とに、それぞれ大きさが異なるドットが形成されるように印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成手段と、その第1印刷画像データ生成手段により生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力手段とを備えている。
請求項5記載のデータ処理装置は、請求項1から4のいずれかに記載のデータ処理装置において、前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体との相対移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタである。
請求項6記載のデータ処理方法は、複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、印刷画像データに基づいて前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成するインクジェット記録装置へ前記印刷画像データを出力するための方法であって、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化工程と、その多値化工程によりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、その拡張されたn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択する選択工程と、その選択工程により選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように前記印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成工程と、その第1印刷画像データ生成工程により生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力工程とを含む。
請求項7記載のデータ処理方法は、請求項6記載のデータ処理方法において、前記インクジェット記録装置は、前記印刷画像データに基づいて、互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成され、且つ前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体の移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであって、前記第1印刷画像データ生成工程は、前記少なくとも2種類のドットのうち、大きさが最大のもの以外のドットが、前記選択工程で選択された副画素に対応した位置に形成されるように印刷画像データを生成するものである。
請求項8記載のデータ処理プログラムは、複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、印刷画像データに基づいて前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成するインクジェット記録装置に対し、前記印刷画像データを出力するコンピュータにおいて実行されるものであって、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化ステップと、その多値化ステップによりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、そのn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択する選択ステップと、その選択ステップにより選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように前記印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成ステップと、その第1印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力ステップとを前記コンピュータに実行させる。
請求項9記載のデータ処理プログラムは、請求項8記載のデータ処理プログラムにおいて、前記インクジェット記録装置は、前記印刷画像データに基づいて、互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成され、且つ前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体の移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであって、前記多値化ステップによりドットを形成すると決定された画素に対応した位置に所定の種類のドットが形成されるように印刷画像データを生成する第2印刷画像データ生成ステップを前記コンピュータに実行させ、前記印刷画像データ出力ステップは、前記第1印刷画像データ生成ステップまたは前記第2印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データを出力可能であって、前記第1印刷画像データ生成ステップは、その第1印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データに基づいて副画素に対応した位置に形成される前記所定個数のドットの光学濃度の合計が、前記第2印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データに基づいて形成される前記所定の種類の一のドットの光学濃度と近似するように印刷画像データを生成するものである。
請求項1記載のデータ処理装置によれば、多値化手段により、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かが決定され、ドットを形成すると決定された画素が、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張され、その拡張されたn個単位の副画素から、選択手段により、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素がランダムに選択され、その選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように、第1印刷画像データ生成手段により、印刷画像データが生成され、その生成された印刷画像データが、印刷画像データ出力手段により、インクジェット記録装置へ出力される。
よって、請求項1記載のデータ処理装置によれば、インクジェット記録装置に対し上記印刷画像データを出力することにより、ランダムに選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるので、たとえドット形成位置にズレが生じたとしても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、画像に濃淡のむらが発生するのを抑制することができるという効果がある。また、ドットを形成すると決定された画素から拡張されたn個単位の副画素のうち、2以上の副画素に対応した位置にドットが形成されるので、ベタ領域においてドット間の距離が広く空くことが抑制され、画像が荒れるのを抑制することができるという効果がある。また、多値化処理は、処理対象であるデータの画素数が多いと処理に時間がかかる。したがって、多値化処理した後に各画素をn個単位の副画素に拡張することにより処理を効率的に行うことができるという効果がある。
請求項2記載のデータ処理装置によれば、請求項1記載のデータ処理装置の奏する効果に加え、第1印刷画像データ生成手段により、少なくとも2種類のドットのうち、大きさが最大のもの以外のドットが、選択手段で選択された副画素に対応した位置に形成されるように印刷画像データが生成されるので、n個単位の副画素のうち互いに連続する副画素が選択され、その副画素に対応して形成されるドットが重なり合ったとしても、その濃度が濃くなり過ぎず、画像が荒れるのを抑制することができるという効果がある。
請求項3記載のデータ処理装置によれば、請求項2記載のデータ処理装置と同様に作用する上、前多値化手段によりドットを形成すると決定された画素に対応した位置に所定の種類のドットが形成されるように、第2印刷画像データ生成手段により印刷画像データが生成される。ここで、第1印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいて副画素に対応した位置に形成される所定個数のドットの光学濃度の合計が、前記第2印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいて形成される前記所定の種類の一のドットの光学濃度と近似するように、第1印刷画像データ生成手段により、印刷画像データが生成される。
よって、請求項3記載のデータ処理装置によれば、請求項2記載のデータ処理装置の奏する効果に加え、第1印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいてインクジェット記録装置により形成される画像と、第2印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいてインクジェット記録装置により形成される画像との間に、濃度の差が発生するのを抑制することができるという効果がある。
請求項4記載のデータ処理装置によれば、多値化手段により、それぞれ階調濃度データを有する複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる各画素の階調濃度データを所定の閾値と比較することにより、多階調画像データに含まれる各画素に対応してそれぞれ少なくともドットを形成するか否かが決定され、ドットを形成すると決定された画素が、拡張手段により、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは2以上の整数)に拡張され、その拡張されたn個単位の副画素から、それぞれ1以上の副画素がランダムに選択され、その選択された副画素に対応した位置と前記選択手段により選択されない副画素に対応した位置とに、それぞれ大きさが異なるドットが形成されるように、第1印刷画像データ生成手段により印刷画像データが生成され、その生成された印刷画像データが、印刷画像データ出力手段により、インクジェット記録装置へ出力される。
よって、請求項4記載のデータ処理装置によれば、インクジェット記録装置に対し上記印刷画像データを出力することにより、インクジェット記録装置において、ランダムに選択された副画素に対応した位置と、選択されなかった副画素とにそれぞれ大きさが異なるドットを形成させるので、たとえドット形成位置にズレが生じたとしても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、画像に濃淡のむらが発生するのを抑制することができるという効果がある。また、ドットを形成すると決定された画素から拡張されたn個単位の副画素のうち、2以上の副画素に対応した位置にドットが形成されるので、ベタ領域においてドット間の距離が広く空くことが抑制され、画像が荒れるのを抑制することができるという効果がある。また、多値化処理は、処理対象であるデータの画素数が多いと処理に時間がかかる。したがって、多値化処理をした後に各画素をn個単位の副画素に拡張することにより処理を効率的に行うことができるという効果がある。
請求項5記載のデータ処理装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載のデータ処理装置の奏する効果に加え、前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体との相対移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであるので、濃淡のむらが記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向にのびるすじ状のむらとなって表れやすいラインプリンタにおいて、濃淡のむらの発生を抑制し、且つ画像の荒れを抑制することができるという効果がある。
請求項6記載のデータ処理方法によれば、多値化工程により、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かが決定され、ドットを形成すると決定された画素が、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張され、その拡張されたn個単位の副画素から、選択工程により、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素がランダムに選択され、その選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように、第1印刷画像データ生成工程により、印刷画像データが生成され、その生成された印刷画像データが、印刷画像データ出力工程により、インクジェット記録装置へ出力される。
よって、請求項6記載のデータ処理方法によれば、インクジェット記録装置に対し上記印刷画像データを出力することにより、ランダムに選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるので、ドット形成位置にズレが生じたとしても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、画像に濃淡のむらが発生するのを抑制することができるという効果がある。また、ドットを形成すると決定された画素から拡張されたn個単位の副画素のうち、2以上の副画素に対応した位置にドットが形成されるので、ベタ領域においてドット間の距離が広く空くことが抑制され、画像が荒れるのを抑制することができるという効果がある。また、多値化工程は、その処理対象のデータの画素数が多いと処理に時間がかかる。したがって、多値化工程の後に各画素をn個単位の副画素に拡張することにより処理を効率的に行うことができるという効果がある。
請求項7記載のデータ処理方法によれば、請求項6記載のデータ処理方法の奏する効果に加え、前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体との相対移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであるので、濃淡のむらが記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向にのびるすじ状のむらとなって表れやすいラインプリンタにおいて、濃淡のむらの発生を抑制し、且つ画像の荒れを抑制することができるという効果がある。また、第1印刷画像データ生成工程により、少なくとも2種類のドットのうち、大きさが最大のもの以外のドットが、選択工程で選択された副画素に対応した位置に形成されるように印刷画像データが生成されるので、n個単位の副画素のうち互いに連続する副画素が選択され、その副画素に対応して形成されるドットが重なり合ったとしても、その濃度が濃くなり過ぎず、画像が荒れるのを抑制することができるという効果がある。
請求項8記載のデータ処理プログラムによれば、コンピュータによって実行されることにより、該コンピュータは、多値化ステップにより、複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定し、選択ステップにより、ドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、その拡張したn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択し、その選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように、第1印刷画像データ生成手段により、印刷画像データを生成し、印刷画像データ出力ステップにより、その生成された印刷画像データをインクジェット記録装置へ出力するように機能する。
よって、請求項8記載のデータ処理プログラムによれば、コンピュータによって実行されることにより、インクジェット記録装置に対し上記印刷画像データを出力し、そのインクジェット記録装置は、ランダムに選択された副画素に対応した位置にドットを形成するので、たとえドット形成位置にズレが生じたとしても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、画像に濃淡のむらが発生するのを抑制することができるという効果がある。また、ドットを形成すると決定された画素から拡張されたn個単位の副画素のうち、2以上の副画素に対応した位置にドットが形成されるので、ベタ領域においてドット間の距離が広く空くことが抑制され、画像が荒れるのを抑制することができるという効果がある。また、多値化ステップは、その処理対象のデータの画素数が多いと処理に時間がかかる。したがって、多値化ステップの実行の後に各画素をn個単位の副画素に拡張することにより処理を効率的に行うことができるという効果がある。
請求項9記載のデータ処理プログラムによれば、請求項8記載のデータ処理プログラムと同様に作用する上、コンピュータで実行されることにより、多値化ステップによりドットを形成すると決定された画素に対応した位置に所定の種類のドットが形成されるように印刷画像データを生成する第2印刷画像データ生成ステップを、該コンピュータに実行させる。ここで、第1印刷画像データ生成ステップにより生成される印刷画像データに基づいて副画素に対応した位置に形成される所定個数のドットの光学濃度の合計が、前記第2印刷画像データ生成ステップにより生成される印刷画像データに基づいて形成される前記所定の種類の一のドットの光学濃度と近似するように、第1印刷画像データ生成ステップにより、印刷画像データが生成される。
よって、請求項9記載のデータ処理プログラムによれば、請求項8記載のデータ処理プログラムの奏する効果に加え、第1印刷画像データ生成ステップにより生成される印刷画像データに基づいてインクジェット記録装置により形成される画像と、第2印刷画像データ生成ステップにより生成される印刷画像データに基づいてインクジェット記録装置により形成される画像との間に、濃度の差が発生するのを抑制することができるという効果がある。また、前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体との相対移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであるので、濃淡のむらが記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向にのびるすじ状のむらとなって表れやすいラインプリンタにおいて、濃淡のむらの発生を抑制し、且つ画像の荒れを抑制することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のデータ処理装置としてのパーソナルコンピュータ1(以下、「PC1」と称す)と、そのPC1と通信ケーブル40を介して接続されたインクジェットプリンタ1A(以下「プリンタ1A」と称す)とを示す概略図である。
PC1は、後述する印刷画像データを生成し、その生成した印刷画像データを通信ケーブル40を介してプリンタ1Aに出力する装置であり、出力画像等を表示するLCD42と、印刷画像データをプリンタ1Aに出力する指示等を入力するキーボード43とを備えている。尚、データ処理装置としては、このPC1の他にもタブレットやPDA等の演算装置を採用することができる。また、PC1からの指示をプリンタ1Aに出力する通信手段としては、通信ケーブル40の他にWIFI等の無線LANモジュール等も採用できる。
プリンタ1Aは、4つのインクジェットヘッド3を有するカラーインクジェットプリンタであり、PC1から出力される指示に従って、各インクジェットヘッド3に穿設されているノズルからインク粒子を吐出して記録媒体上に着弾させ、1ライン分の記録を一括して行いながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行なって記録画像を形成するいわゆるラインプリンタである。
プリンタ1Aは、図中左方に給紙部4と図中右方に排紙部5とを備え、プリンタ1Aの内部には、その給紙部4から排紙部5に向かって用紙(記録媒体)が搬送される用紙搬送経路が形成されている。
給紙部4のすぐ下流側には、用紙を挟持搬送する一対の送りローラ6a,6bが配置されている。一対の送りローラ6a,6bによって用紙は図中左方から右方へ送られる。
用紙搬送経路の中間部には、二つのベルトローラ7a,7bと、両ローラ7a,7b間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とが配置されている。搬送ベルト8の外周面すなわち搬送面にはシリコン処理が施されており、一対の送りローラ6a,6bによって搬送されてくる用紙を、搬送ベルト8の搬送面にその粘着力により保持させながら、一方のベルトローラ7aの図中時計回り(矢印9の方向)への回転駆動によって下流側(右方)に向けて搬送できるようになっている。
ベルトローラ7a,7bに対する挿入及び排出位置には、押さえ部材10a,10bがそれぞれ配置されている。押さえ部材10a,10bは、搬送ベルト8上の用紙が搬送面から浮かないように、搬送ベルト8の搬送面に用紙を押し付けて搬送面上に確実に粘着させるためのものである。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離機構11が設けられている。剥離機構11は、搬送ベルト8の搬送面に粘着されている用紙を搬送面から剥離して、右方の排紙部5へ向けて送るように構成されている。
4つのインクジェットヘッド3は、その下端にヘッド本体12を有している。ヘッド本体12は、それぞれが矩形断面を有しており、その長手方向が用紙搬送方向(記録媒体搬送方向)に略垂直な方向(図1の紙面垂直方向)となるように互いに近接配置され固定されている。4つのヘッド本体12の各底面は用紙搬送経路に対向しており、これら底面には微小径を有する多数のノズルが設けられている。4つのヘッド本体12のそれぞれからは、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックのインク粒子が吐出される。
インクジェットヘッド3は、用紙搬送方向に略垂直な方向(主走査方向)に所定ピッチで複数のノズルが形成されたラインヘッドである。インクジェットヘッド3はプリンタ1Aのフレームに固定され、プリンタ1Aは、インクジェットヘッド3と用紙とを相対移動させ、その用紙の移動に伴ってインクジェットヘッド3に設けられたノズルからインク粒子を吐出させる。
この実施形態では、インクジェットヘッド3に対する用紙の移動方向が請求項の相対移動方向である。なお、用紙を固定してインクジェットヘッド3を移動させてもよい。
ヘッド本体12は、その下面と搬送ベルト8の搬送面との間に少量の隙間が形成されるように配置されており、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この構成で、搬送ベルト8上を搬送される用紙が4つのヘッド本体12のすぐ下方側を順に通過する際、この用紙の上面すなわち印刷面に向けてノズルから各色のインク粒子を吐出することで、用紙上に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
プリンタ1Aは、インクジェットヘッド3に対するメンテナンスを自動的に行うためのメンテナンスユニット14を有している。このメンテナンスユニット14には、4つのヘッド本体12の下面を覆うための4つのキャップ15や、図示しないパージ機構などが設けられている。
メンテナンスユニット14は、プリンタ1Aで印刷が行われているときには、給紙部4の直下方の位置(退避位置)に位置している。そして、印刷終了後に所定の条件が満たされたとき(例えば、印刷動作が行われない状態が所定の時間だけ継続したときや、プリンタ1Aの電源オフ操作がされたとき)は、4つのヘッド本体12の直ぐ下方の位置に移動して、この位置(キャップ位置)にて、キャップ15によってヘッド本体12の下面をそれぞれ覆い、ヘッド本体12のノズル部分のインクの乾燥を防止するようになっている。
ベルトローラ7a,7bや搬送ベルト8は、シャーシ16によって支持されている。シャーシ16は、その下方に配置された円筒部材17上に載置されている。円筒部材17は、その中心から外れた位置に取り付けられた軸18を中心として回転可能となっている。そのため、軸18の回転に伴って円筒部材17の上端高さが変化すると、それに合わせてシャーシ16が昇降する。メンテナンスユニット16を退避位置からキャップ位置に移動させる際には、予め円筒部材17を適宜の角度回転させてシャーシ16、搬送ベルト8及びベルトローラ7a,7bを図1に示す位置から適宜の距離だけ下降させ、メンテナンスユニット14の移動のためのスペースを確保しておく必要がある。
搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、ヘッド本体12と対向する位置、つまり上側にある搬送ベルト8の下面と接触することによって内周側からこれを支持するほぼ直方体形状(搬送ベルト8と同程度の幅を有している)のガイド19が配置されている。
図2は、PC1とプリンタ1Aとの電気回路構成の概略を示すブロック図である。PC1には、CPU44、ROM45、RAM46、ハードディスク47、インターフェース48、LCD42、キーボード43が搭載され、これらは入出力ポート49を介して接続されている。
演算装置であるCPU44には、データバスを介してROM45と、RAM46とが接続されている。CPU44は、ハードディスク47等に記憶されている各種プログラムを実行するものである。
ハードディスク47は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、データ処理プログラム47aと、乱数発生プログラム47bと、ドット位置テーブル47cと、ズレ補正モードフラグ47dと、補正画像データメモリ47eとを備えている。
データ処理プログラム47aは、後述する図3及び図4のフローチャートに示す処理を実行するプログラムである。乱数発生プログラム47bは、0以上5以下の整数の乱数値を発生させるためのプログラムである。
ドット位置テーブル47cは、乱数値と画素番号とを対応づけたテーブルである(図5(b)参照)。なお、このドット位置テーブル47cについては後述する。
ズレ補正モードフラグ47dは、プリンタ1Aにより形成される画像において、すじ状のむらが発生するのを防止する「ズレ補正モード」がユーザにより選択されているか否かを確認するためのフラグである。ユーザが印刷モードとして、「ズレ補正モード」を選択した場合にオンされる一方、「通常モード」を選択した場合にオフされる。
補正画像データメモリ47eは、後述する補正画像データ生成処理(図4参照)により生成される補正画像データを記憶するためのものである。
I/F48は、ケーブルなどの有線又はブルートゥース(Bluetooth(登録商標))や赤外線などの無線によって、プリンタ1AのI/F33に接続され、PC1は、このI/F48及びI/F33を介してプリンタ1Aに印刷画像データを送信することにより、プリンタ1Aに画像を印刷させることができる。
また、図2を参照してインクジェット記録装置1Aの電気回路構成について説明する。インクジェット記録装置1Aを制御するための本体側制御基板(図示せず)には、1チップ構成のマイクロコンピュータ(CPU)20と、そのCPU20により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM21と、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM22と、EEPROM23と、イメージメモリ32、ゲートアレイ24が搭載されている。
演算装置であるCPU20は、ROM21に予め記憶された制御プログラムに従い、記録タイミング信号およびリセット信号を生成し、各信号を後述のゲートアレイ24へ転送するものである。このCPU20には、ユーザが記録の指示などを行うための操作パネル28、記録用紙PPを搬送する搬送モータ(LFモータ)29を動作させるためのLFモータ駆動回路30、用紙の先端を検出するペーパセンサ31が接続されている。
ゲートアレイ24は、CPU20から転送される記録タイミング信号と、イメージメモリ32に記憶されている画像データとに基づいて、その画像データを用紙に記録するための記録データ(駆動信号)と、その記録データと同期する転送クロックと、ラッチ信号と、基本記録波形信号を生成するためのパラメータ信号と、一定周期で出力される噴射タイミング信号とを出力し、それら各信号を、ヘッド用ドライバ25へ転送する。また、ゲートアレイ24は、PC1などの外部機器からインターフェース(I/F)33を介して転送されてくる印刷画像データを、イメージメモリ32に記憶させる。なお、上記したCPU20と、ROM21、RAM22及びゲートアレイ24とは、バスラインを介して接続されている。
ヘッド用ドライバ25は、ゲートアレイ24から出力される信号に応じて、その信号に合った波形の駆動パルスを各ノズルに対応した駆動素子に印加する駆動回路である。この駆動パルスにより駆動素子が作動して、インクジェットヘッド3の各ノズルからインクが吐出される。なお、駆動素子に印加する駆動パルスを制御することにより、各ノズルから出力されるインク粒子の大きさを調節できる。本実施例のインクジェット記録装置1Aは、ノズルから互いに大きさが異なる3種類のインク粒子を吐出可能に構成され、ドット径が最大の大ドット、ドット径が最小の小ドット、ドット径が大ドットよりも小さく小ドットよりも大きい中ドットの三種類のドットを形成することができる。
また、大ドット、中ドット、小ドットが、所定面積内に1個形成されている場合の光学濃度の比は、大ドット:中ドット:小ドット=50:25:10であるとする。ここで、光学濃度とは、ドットが形成された所定面積の反射率をRとするとき、D=log10(1/R)で定義することができる値である。光学濃度は、ドットの個数に概ね比例する。よって、所定面積内に大ドットが1個形成されている場合の光学濃度は、所定面積内に中ドットが2個形成されている場合の光学濃度に近似する。なお「近似する」とは、一致する場合を含む。また、「近似」の具体的な範囲は、実験などに基づいて、適宜定められる。
図3は、印刷画像データ出力処理を示すフローチャートである。ユーザーにより、所望の画像データが指定され、印刷の指示がなされると、データ処理プログラム47aは、図3に示す印刷画像データ出力処理を開始する。また、印刷の指示の際、ユーザーは、印刷モードとして、「通常モード」或いは「ズレ補正モード」のいずれかを選択する。この処理が開始されると、まず、ユーザーにより指定された画像データに対しラスタライズ処理を施し、指定された画像データをビットマップデータに変換する(S1)。
次に、そのビットマップデータを拡大または縮小処理し、プリンタ1Aの解像度に適合した大きさとする(S2)。ここでは、例えば、600ppi(pixel per inch)×600ppiの解像度に変換するものとする。
次に、拡大または縮小処理(S2)により出力されたデータに、色変換、階調調整などの各種色処理を施すことにより、多階調画像データを出力する(S3)。ここで、「多階調画像データ」とは、各画素(画像データを構成する最小要素)の色濃度が、例えば、CMYKの各色毎に、階調値(請求項の階調濃度データに相当)で表される画像データのことである。
次に、多階調画像データの各画素の階調値(例えば、0−255)をCMYKの各色毎に所定の閾値(例えば、128)と比較する。そして、階調値が閾値以上であれば、その画素に対応して用紙上にドットを形成すると決定し、階調値が閾値未満であれば、その画素に対応して用紙上にドットを形成しないと決定する。このようにして、多階調画像データの各画素の階調値を、ドットを形成する値(ドットオン、例えば「1」で表される)またはドットを形成しない値(ドットオフ、例えば「0」で表される)のいずれかに2値化し、その結果を2値データとして出力する(S4)。
このハーフトーン処理の際には、階調値を2値化することにより発生する誤差を隣接する画素へ拡散し、その誤差を加えた階調値と所定の閾値とを比較することにより2値化する誤差拡散法や、ディザマトリクスに予め定められた閾値と階調値とを比較することにより2値化するディザ法が用いられても良い。また、このハーフトーン処理は、各画素の階調値を、ドットオンまたはドットオフの少なくとも2以上の値とするものであればよく、例えば階調値を3以上の多値に多値化(量子化)するものであっても良い。
次に、ズレ補正フラグ47d(図2参照)がオンであるか否かを調べる(S5)。ズレ補正フラグ47dがオフである場合(S5:No)、すなわち印刷モードとして「通常モード」が選択された場合は、ハーフトーン処理(S4)により出力された2値データに基づいて、画素の値がドットオンである画素に対応して大ドットが形成されるように、ドットが形成されるべき画素の値を大ドットオン(例えば、「2」で表される)とし、所定の印刷コマンドを付加して印刷画像データを生成し(S6)、その生成した印刷画像データをプリンタ1Aへ送信する(S9)。
一方、ズレ補正フラグ47dがオンである場合(S5:No)、すなわち印刷モードとして「ズレ補正モード」が選択された場合は、ハーフトーン処理(S4)により出力された2値データに基づいて、補正画像データを生成する(S7)。
図4を参照して、補正画像データ生成処理(S7)について説明する。図4は、補正画像データ生成処理(S7)を示すフローチャートである。なお、本処理は、CMYKの各色について行われるが、同様の処理の繰り返しであるため、一色についての処理のみ説明し、他の色についての説明は省略する。この処理では、まず、ハーフトーン処理(S4)により出力された2値データの、一の画素の値を読み込み(S71)、読み込んだ値が「ドットオン」か否かを調べる(S72)。
読み込んだ画素の値が「ドットオン」であれば(S72:Yes)、乱数発生プログラム47b(図2参照)を呼び出して、「0」以上「5」以下の整数の乱数値を発生させる(S73)。次に、S53の処理により取得した乱数値に基づいて、ドットを形成する副画素を選択する(S74)。
ここで、「副画素」とは、ハーフトーン処理の結果出力された2値データの一の画素から拡張される、インクジェットヘッド3と用紙との相対移動方向に並ぶn個単位(nは3以上の整数)の画素のことをいう。また、「インクジェットヘッド3と用紙との相対移動方向に並ぶ」とは、その副画素に対応する用紙上の所定位置に形成したドットが、インクジェットヘッド3と用紙との相対移動方向に並ぶことをいう。
図5(a)は、2値データの一の画素と、その一の画素から拡張された4個の副画素とを示す図である。図5(a)に示すように、一の画素から拡張された4個の副画素には、それぞれ、「0」,「1」,「2」,「3」の画素番号を付す。なお、図面の理解を容易にするために、4個の副画素にはそれぞれ異なる模様が付してあるが、これらの副画素に対応するドットは同色のインクにより形成される。
図5(b)は、ドット位置テーブル47cを模式的に表した図である。このドット位置テーブル47cは、ハードディスク47(図2参照)などに予め格納されている。図5(b)に示すように、ドット位置テーブル47cには、各乱数値について、それぞれ2個の画素番号が対応付けられている。
図4に戻り説明する。S73の処理において乱数値を発生させると、その発生した乱数値に基づいて、図5(b)に示すテーブルを参照することにより、2個の画素番号を取得し、その取得した画素番号に対応する2個の副画素を選択する(S74)。
次に、選択された副画素の値を「中ドットオン」(例えば「1」で表される)とし、選択されなかった2個の画素を「ドットオフ」(例えば「0」で表される)とし、その結果を補正画像データメモリ47e(図2参照)に書き込む(S75)。
一方、S72の処理において、2値データから読み込んだ画素の値が「ドットオフ」であれば(S72:No)、その画素から拡張される4個の副画素全てを「ドットオフ」とし、その結果を、補正画像データメモリ47d(図2参照)に書き込む(S76)。
ハーフトーン処理の結果出力された2値データの全ての画素の値について調べるまで(S77:Yes)、S71からS77の処理を繰り返し、処理をループする。
図3に戻り説明する。補正画像データ生成処理において、2値データの全ての画素が処理されると(S7)、補正画像データメモリ47dに記憶された補正画像データに、印刷コマンドを付加して印刷画像データに変換し(S8)、その印刷画像データをプリンタ1Aに送信する(S9)。
このような印刷画像データ出力処理によれば、ズレ補正モードが選択された場合は、2値データの各画素がn個(本実施例では4個)の副画素に拡張され、その副画素を構成要素とする印刷画像データが出力される。
図6を参照して、通常モードが選択されている場合に生成される印刷画像データと、ズレ補正モードが選択されている場合に生成される印刷画像データとについて説明する。図6(a)は、通常モードが選択されている場合にプリンタ1Aに送信される印刷画像データの画素を模式的に示す図である。図6(b)は、ズレ補正モードが選択された場合にプリンタ1Aに送信される印刷画像データの画素を模式的に示す図である。
図6に示すように、ズレ補正モードが選択された場合には、通常モードが選択された場合に比較して、印刷画像データの画素数が副画素の拡張方向にn倍となる。よって、ズレ補正モードが選択された場合には、解像度が副画素の拡張方向(インクジェットヘッド3と用紙との相対移動方向)にn倍となるように印刷を行うことにより、縦横のサイズが同じ画像を印刷することができる。解像度の調整は、具体的には、プリンタ1Aにおいて、用紙の搬送速度を制御したり、インクジェットヘッド3からのインク粒子吐出のタイミングを制御することにより行われる。
図7を参照して、プリンタ1Aにより形成されるドットパターンについて説明する。図7(a)は、通常モードが選択されている場合に送信される印刷画像データに基づいて形成されるドットパターンを示す図であり、図7(b)は、ズレ補正モードが選択されている場合に送信される印刷画像データに基づいて形成されるドットパターンを示す図である。なお、図面の理解を容易にするために、図7(b)に示される各ドットには、画素番号に対応した模様を付しているが、実際には、全て同じ色のインク粒子により形成される。図7(c)は、図7(b)に示すドットを、全て同じ色で示したものである。また、図7において、ドットパターンの上部に付した番号は、インクジェットヘッド3に設けられたノズルの番号を示している。
図7(a)に示すように、通常モードが選択されている場合には、所定のノズル(例えば番号4のノズル)からのインク着弾位置にズレが生じると、ドットの形成位置が連続的にずれることとなり、インクジェットヘッド3と用紙との相対移動方向(図7における紙面上下方向)にのびるすじ状のむらとなって表れる。
一方、ズレ補正モードが選択された場合には、ハーフトーン処理の結果、ドットオンとされた各画素に対応して、2個の副画素がランダムに選択され、その選択された副画素に対応してドットが形成される。よって、図7(b)、図7(c)に示すように、画像全体がランダムに形成されたドットから構成されることとなるので、所定のノズルにおいてインクの着弾位置にずれが生じた場合であっても、そのズレが周期的または連続的になることがなく、図7(a)に示すドットパターンに見られるような、すじ状のむらが発生することが抑制される。
また、n個(図7では4個)に拡張された副画素のうち、2個の副画素について中ドットが形成されるので、ベタ領域において隣接するドット間の距離が空きすぎることがなく、画像が荒れることが抑制される。
また、通常モードが選択されている場合には、ドットオンとされた画素に対応して大ドットが形成されるように印刷画像データが生成される。一方、ズレ補正モードが選択されている場合には、ドットオンとされた副画素に対応して、中ドットが形成されるように印刷画像データが生成される。本実施例においては、1個の大ドットと2個の中ドットとは、光学濃度が近似するので、画像全体としてみたときに、通常モードが選択されている場合とズレ補正モードが選択されている場合との間に、画像の色の濃さに違和感が生じることが抑制される。
図8(a)は、所定のノズル(例えば、番号4のノズル)における着弾位置が、ノズルの並び方向(図8の紙面左右方向)にずれ、そのノズルから吐出されるインクにより構成されるドット列のみがノズルの並び方向にずれた状態を示す図である。このような場合には、そのずれたドット列によりドットの密度が密になった領域が色の濃いすじ状のむらとなって表れ、ドットの密度が粗になった領域が色の薄いすじ状のむらとなって表れる。
図8(b)は、ズレ補正モードが選択されている場合に送信される印刷画像データに基づいて形成されるドットパターンを示す図である。図8(b)に示すように、ドットパターンを不規則なものとすることにより、ドット列がノズルの並び方向にずれた場合であっても、その列のみが不均一となることが抑制されるので、すじ状のむらが発生することが抑制される。
なお、請求項1記載の多値化手段としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS4の処理が該当し、選択手段としては、補正画像データ生成処理(図4)におけるS74の処理が該当し、第1印刷画像データ生成手段としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS7およびS8の処理が該当し、印刷画像データ出力手段としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS9の処理が該当する。
また、請求項3記載の第2印刷画像データ生成手段としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS6の処理が該当する。
また、請求項6記載の多値化工程としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS4の処理が該当し、選択工程としては、補正画像データ生成処理(図4)におけるS74の処理が該当し、第1印刷画像データ生成工程としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS7およびS8の処理が該当し、印刷画像データ出力工程としては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS9の処理が該当する。
また、請求項8記載の多値化ステップとしては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS4の処理が該当し、選択ステップとしては、補正画像データ生成処理(図4)におけるS74の処理が該当し、第1印刷画像データ生成ステップとしては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS7およびS8の処理が該当し、印刷画像データ出力ステップとしては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS9の処理が該当する。
請求項9記載の第2印刷画像データ生成ステップとしては、印刷画像データ出力処理(図3)におけるS6の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上述の実施例では、ズレ補正モードが選択されている場合、4個単位に拡張された副画素のうち、2個の副画素に対応して中ドットが形成されるように印刷画像データが生成されていたが、n個単位に拡張された副画素のうち、ドットを形成すべき副画素の数とその副画素に対応して形成されるドットの種類との組み合わせはこれに限られない。
図9は、4個単位に拡張された副画素のうち、対応するドットを形成すべき副画素の数とその副画素に対応して形成されるドットの種類との組み合わせの変形例を示す図である。n個(例えば4個)の副画素を拡張した場合は、2以上n未満(例えば2個または3個)の副画素を選択し、プリンタ1Aにより形成可能な各種ドットの光学濃度の比に応じて、例えば、図9に示されるような組み合わせのいずれかを適宜採用し、その選択された副画素に対応するドットの種類を決定するものであってもよい。
また、図9に示すように、n個(例えば4個)単位に拡張された副画素の全てに対応してドットを形成するように構成しても良い。その場合には、補正画像データ生成処理(図4参照)のS74の処理において1以上n未満の個数の副画素を選択し、S75の処理において、S74の処理において選択された副画素と、選択されなかった副画素とに、それぞれ異なる種類のドットが形成されるようにすればよい。このとき形成されるドットの種類の組み合わせは、プリンタ1Aにより形成可能な各種ドットの光学濃度の比に応じて、例えば、図9に示されるような組み合わせのいずれかを適宜採用すればよい。
このようにすれば、大きさの異なる種類のドットがランダムな配置されて画像を構成するので、所定のノズルから吐出されるインク粒子の着弾位置にずれが生じた場合であっても、すじ状のむらが発生することが抑制される。また、ハーフトーン処理の結果ドットオンと決定された画素から拡張された副画素の全てに対応してドットが形成されるので、ベタ領域においてドットが密に配置され、画像が荒れることが抑制される。
また、上述の実施例では、ハーフトーン処理の結果出力される2値データの全ての画素についてn個単位の副画素に拡張していたが、ハーフトーン処理の結果、ドットオンと決定された画素のみをn個単位の副画素に拡張するものであってもよい。
また、上述の実施例では、ハーフトーン処理の結果出力される2値データの画素についてn個単位の副画素に拡張していたが、ハーフトーン処理の結果、大ドット、中ドット、小ドット、ドットなしの4値データに展開される場合においても本発明は適用でき、大ドットの時には中,小ドットを用いて前記の実施例のとおりに行い、中ドットは小ドットだけを用いて実施例のとおりに行い、小ドットは何も行わないか、ランダムな位置に配置するようにしても良い。
また、上述の実施例では、PC1において印刷画像データ出力処理を行っていたが、プリンタ1Aにおいてこれらの処理を行うものであっても良い。
また、上述の実施例では、PC1において、印刷画像データを生成し、プリンタ1Aに送信していたが、例えば、ハーフトーン処理の結果出力される2値データに印刷コマンドを付加してPC1からプリンタ1Aに送信し、プリンタ1Aにおいて、その受信したデータに基づいて、補正画像データを生成し、その補正画像データを印刷画像データとして出力するものであっても良い。
本発明のデータ処理装置としてのPCと、そのPCと通信ケーブルを介して接続されたプリンタとを示す概略図である。 PCとプリンタとの電気回路構成の概略を示すブロック図である。 印刷画像データ出力処理を示すフローチャートである。 補正画像データ生成処理を示すフローチャートである。 (a)は、2値データの一の画素と、その一の画素から拡張された4個の副画素を示す図であり、(b)は、ドット位置テーブルを模式的に表した図である。 (a)は、通常モードが選択されている場合にプリンタに送信される印刷画像データの画素を模式的に示す図であり、(b)は、ズレ補正モードが選択された場合にプリンタに送信される印刷画像データの画素を模式的に示す図である。 (a)は、通常モードが選択されている場合に送信される印刷画像データに基づいて形成されるドットパターンを示す図であり、(b)は、ズレ補正モードが選択されている場合に送信される印刷画像データに基づいて形成されるドットパターンを示す図であり、(c)は、(b)に示すドットを、全て同じ色で示したものである。 (a)は、所定のノズルにおける着弾位置が、ノズルの並び方向にずれ、そのノズルから吐出されるインクにより構成されるドット列のみがノズルの並び方向においてずれた状態を示す図であり、(b)は、ズレ補正モードが選択されている場合に送信される印刷画像データに基づいて形成されるドットパターンを示す図である。 4個単位に拡張された副画素のうち、対応するドットが形成される副画素の数とその副画素に対応して形成されるべきドットの種類との組み合わせの変形例を示す図である。 (a)は、各ノズルから吐出されるインクの着弾位置にズレがない場合に形成される理想的なドットを模式的に示す図であり、(b)は、従来のラインプリンタにおいて、所定のノズルから吐出されるインクの着弾位置にずれが生じた場合に形成されるドットを示す模式図である。 (a)は、均一に配置されたドットの集合のうち、一のドット列のみが正規な位置からずれて不均一に配置された状態を示す模式図であり、(b)は、全体的にドットをランダムに配置した状態を示す模式図であり、(c)は、1の画素から拡張された4個の画素を示す図である。
符号の説明
1 PC(データ処理装置)
1A プリンタ(インクジェット記録装置)
3 インクジェットヘッド(記録ヘッド)
47a データ処理プログラム

Claims (9)

  1. 複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、印刷画像データに基づいて前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成するインクジェット記録装置へ前記印刷画像データを出力するデータ処理装置において、
    複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化手段と、
    その多値化手段によりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、その拡張されたn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択する選択手段と、
    その選択手段により選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように前記印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成手段と、
    その第1印刷画像データ生成手段により生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力手段とを備えていることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記インクジェット記録装置は、前記印刷画像データに基づいて、互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成されており、
    前記第1印刷画像データ生成手段は、前記少なくとも2種類のドットのうち、大きさが最大のもの以外のドットが、前記選択手段で選択された副画素に対応した位置に形成されるように印刷画像データを生成するものであることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記多値化手段によりドットを形成すると決定された画素に対応した位置に所定の種類のドットが形成されるように印刷画像データを生成する第2印刷画像データ生成手段を有し、前記印刷画像データ出力手段は、前記第1印刷画像データ生成手段または前記第2印刷画像データ生成手段により生成された印刷画像データを出力可能であって、
    前記第1印刷画像データ生成手段は、その第1印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいて副画素に対応した位置に形成される前記所定個数のドットの光学濃度の合計が、前記第2印刷画像データ生成手段により生成される印刷画像データに基づいて形成される前記所定の種類の一のドットの光学濃度と近似するように印刷画像データを生成するものであることを特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 印刷画像データに基づいて複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成し、且つ前記印刷画像データに基づいて互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成されたインクジェット記録装置へ前記印刷画像データを出力するデータ処理装置において、
    複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる各画素の階調濃度データを所定の閾値と比較することにより、多階調画像データに含まれる各画素に対応してそれぞれ少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化手段と、
    その多値化手段によりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは2以上の整数)に拡張し、そのn個単位の副画素から、それぞれ1以上の副画素をランダムに選択する選択手段と、
    その選択手段により選択された副画素に対応した位置と前記選択手段により選択されない副画素に対応した位置とに、それぞれ大きさが異なるドットが形成されるように印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成手段と、
    その第1印刷画像データ生成手段により生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力手段とを備えていることを特徴とするデータ処理装置。
  5. 前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体との相対移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデータ処理装置。
  6. 複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、印刷画像データに基づいて前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成するインクジェット記録装置へ前記印刷画像データを出力するデータ処理方法において、
    複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化工程と、
    その多値化工程によりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、その拡張されたn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択する選択工程と、
    その選択工程により選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように前記印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成工程と、
    その第1印刷画像データ生成工程により生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力工程とを含むことを特徴とするデータ処理方法。
  7. 前記インクジェット記録装置は、前記印刷画像データに基づいて、互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成され、且つ前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体の移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであって、
    前記第1印刷画像データ生成工程は、前記少なくとも2種類のドットのうち、大きさが最大のもの以外のドットが、前記選択工程で選択された副画素に対応した位置に形成されるように印刷画像データを生成するものであることを特徴とする請求項6記載のデータ処理方法。
  8. 複数個のノズルを配置した記録ヘッドに対し記録媒体を相対的に移動させ、印刷画像データに基づいて前記ノズルからインク粒子を吐出してそのインク粒子によりドットを形成し、記録媒体上に前記ドットから構成される画像を形成するインクジェット記録装置に対し、前記印刷画像データを出力するコンピュータにおいて実行されるデータ処理プログラムにおいて、
    複数の画素を含む多階調画像データについて、その多階調画像データに含まれる画素の濃度を表す階調濃度データと所定の閾値との関係に基づいて、多階調画像データに含まれる各画素に対応して、少なくともドットを形成するか否かを決定する多値化ステップと、
    その多値化ステップによりドットを形成すると決定された画素を、記録ヘッドと記録媒体との相対移動方向に並ぶn個単位の副画素(nは3以上の整数)に拡張し、そのn個単位の副画素から、それぞれ2以上n未満の所定個数の副画素をランダムに選択する選択ステップと、
    その選択ステップにより選択された副画素に対応した位置にドットが形成されるように前記印刷画像データを生成する第1印刷画像データ生成ステップと、
    その第1印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データを前記インクジェット記録装置へ出力する印刷画像データ出力ステップとを前記コンピュータに実行させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  9. 前記インクジェット記録装置は、前記印刷画像データに基づいて、互いに大きさが異なる少なくとも2種類のドットを形成可能に構成され、且つ前記記録媒体との相対移動方向と交差する方向に所定ピッチで複数のノズルが配設された記録ヘッドを有し、前記記録媒体の移動方向に交差する1ライン分のドットを一括して形成可能に構成されたラインプリンタであって、
    前記多値化ステップによりドットを形成すると決定された画素に対応した位置に所定の種類のドットが形成されるように印刷画像データを生成する第2印刷画像データ生成ステップを前記コンピュータに実行させ、前記印刷画像データ出力ステップは、前記第1印刷画像データ生成ステップまたは前記第2印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データを出力可能であって、
    前記第1印刷画像データ生成ステップは、その第1印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データに基づいて副画素に対応した位置に形成される前記所定個数のドットの光学濃度の合計が、前記第2印刷画像データ生成ステップにより生成された印刷画像データに基づいて形成される前記所定の種類の一のドットの光学濃度と近似するように印刷画像データを生成するものであることを特徴とする請求項8記載のデータ処理プログラム。
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