JP2006137691A - 2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物の製造方法 - Google Patents

2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】(4−アルコキシフェニル)−テトラゾール化合物をホルミル化して、2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物を安全且つ効率良く製造することのできる方法を提供する。
【解決手段】5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールとヘキサメチレンテトラミンをスルホン酸溶媒中で反応させ、次いで加水分解することを特徴とする2−アルコキシ−5−(アルキルテトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドの製造方法;ならびに、2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物とヘキサメチレンテトラミンをスルホン酸溶媒中で反応させ、次いで加水分解することを特徴とする2−アルコキシ−5−(テトラゾール−2−イル)−ベンズアルデヒド化合物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物の製造方法に関する。
2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物は、タキキニンにより媒介される症状(但し、嘔吐を除く)の治療用医薬組成物の中間体として用いられており、医薬中間体として有用である(特許文献1参照)。
一方、芳香族化合物のホルミル化反応は古くから研究され、種々の方法が報告されている。代表例としては、(1)ジメチルホルムアミドとオキシ塩化リンを用いる方法(非特許文献1参照)、(2)ジメチルホルムアミドとトリフルオロメタンスルホン酸無水物を用いる方法(非特許文献2参照)、(3)ヘキサメチレンテトラミンとトリフルオロ酢酸を用いる方法(非特許文献3参照)、(4)イミダゾールとトリフルオロ酢酸無水物を用いる方法(非特許文献4参照)、(5)一酸化炭素と塩酸と塩化アルミニウム(III)を用いる方法(非特許文献5参照)、(6)シアン化亜鉛(II)と塩酸と塩化アルミニウム(III)を用いる方法(非特許文献6参照)が挙げられる。
しかしながら、(4−アルコキシフェニル)−テトラゾール化合物のホルミル化反応を、上記(1)〜(4)の方法を用いて行っても、ほとんど反応が進行しない。また、上記(5)の方法では有毒な一酸化炭素を使用し、上記(6)の方法では反応系内で有毒なシアン化水素が生成するために、工業的には危険を伴う可能性がある。
従って、既知の方法を用いての(4−アルコキシフェニル)−テトラゾール化合物のホルミル化反応は、反応が進行しないか、または危険を伴うために、工業的には不利である。
特開平11−106341号公報 オーガニック シンセシス コレクティブ ボリューム(Org. Synth., Coll. Vol.),第4版,1963年,p.539 ジャーナル オブ ケミカル ソサイエティー ケミカル コミュニケーションズ(J. Chem. Soc., Chem. Commun.),1990年,p.1571 ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem.),第37版,1972年,p.3972 テトラヘドロン(Tetrahedron),第36版,1980年,p.2505 オーガニック リアクションズ(Org. React.),第5版,1960年,p.290 ケミカル レビュー(Chem. Rev.),第63版,1963年,p.526
本発明の課題は、(4−アルコキシフェニル)−テトラゾール化合物をホルミル化して、2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物を安全且つ効率良く製造することのできる方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、(4−アルコキシフェニル)−テトラゾール化合物を、スルホン酸溶媒中でヘキサメチレンテトラミンと反応させ、次いで加水分解することにより、2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物を安全且つ効率良く製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記に示すとおりの2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物の製造方法を提供するものである。
項1. 下記一般式(I);
Figure 2006137691
(式中、Aはアルコキシル基を示し、Aはアルキル基を示す。)で表される5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールとヘキサメチレンテトラミンをスルホン酸溶媒中で反応させ、次いで加水分解することを特徴とする下記一般式(II);
Figure 2006137691
(式中、AおよびAは前記と同様である。)で表される2−アルコキシ−5−(アルキルテトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドの製造方法。
項2. 5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールが、5−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾールまたは5−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾールであることを特徴とする項1に記載の方法。
項3. スルホン酸溶媒がメタンスルホン酸とトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶媒であることを特徴とする項1または2に記載の方法。
項4. 5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾール1モルに対して、ヘキサメチレンテトラミンを1.0〜3.0モル使用することを特徴とする項1〜3のいずれかに記載の方法。
項5. 下記一般式(III);
Figure 2006137691
(式中、Aはアルコキシル基を示し、Aは水素原子またはアルキル基を示す。)で表される2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物とヘキサメチレンテトラミンをスルホン酸溶媒中で反応させ、次いで加水分解することを特徴とする下記一般式(IV);
Figure 2006137691
(式中、AおよびAは前記と同様である。)で表される2−アルコキシ−5−(テトラゾール−2−イル)−ベンズアルデヒド化合物の製造方法。
項6. 2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物が、2−(4−メトキシフェニル)−2H−テトラゾールまたは2−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2H−テトラゾールであることを特徴とする項5に記載の方法。
項7. スルホン酸溶媒がメタンスルホン酸とトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶媒であることを特徴とする項5または6に記載の方法。
項8. 2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物1モルに対して、ヘキサメチレンテトラミンを1.0〜3.0モル使用することを特徴とする項5〜7のいずれかに記載の方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、上記一般式(I)〜(IV)におけるA、AおよびAについて説明する。
におけるアルコキシル基のアルキル部分は、直鎖状でも分岐鎖状でも良い。分岐鎖状の場合、分岐位置や分岐数は特に限定されない。また、反応が進行しやすい点から、炭素数1〜10のものが好ましく、炭素数1〜4のものがより好ましい。アルコキシル基の好適な具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、ブト−2−オキシ基、2−メチルプロプ−1−オキシ基、2−メチルプロプ−2−オキシ基などが挙げられる。
およびAにおけるアルキル基は、それぞれ直鎖状でも分岐鎖状でも良い。分岐鎖状の場合、分岐位置や分岐数は特に限定されない。また、反応が進行しやすい点から、炭素数1〜10のものが好ましく、炭素数1〜4のものがより好ましい。アルキル基の好適な具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。
本発明においては、Aとしてはメトキシ基が特に好ましい。Aとしてはメチル基が特に好ましい。Aとしては水素原子またはメチル基が特に好ましい。
本発明において、上記一般式(I)で表される5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールは、どのような方法で製造されたものでも良い。好適な具体例としては、5−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール、5−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾールが挙げられる。
本発明において、上記一般式(III)で表される2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物は、どのような方法で製造されたものでも良い。好適な具体例としては、2−(4−メトキシフェニル)−2H−テトラゾール、2−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2H−テトラゾールが挙げられる。
本発明における上記一般式(II)の2−アルコキシ−5−(アルキルテトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドの製造方法において、ヘキサメチレンテトラミンの使用量は、上記一般式(I)の5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾール1モルに対して1.0〜3.0モルが好ましく、1.2〜2.0モルがより好ましい。
また、本発明における上記一般式(IV)の2−アルコキシ−5−(テトラゾール−2−イル)−ベンズアルデヒド化合物の製造方法において、ヘキサメチレンテトラミンの使用量は、上記一般式(III)の2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物1モルに対して1.0〜3.0モルが好ましく、1.2〜2.0モルがより好ましい。
本発明で使用されるスルホン酸溶媒は、水が含まれていなければ特に制限は無いが、上記一般式(I)の5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールまたは上記一般式(III)の2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物を溶解するスルホン酸溶媒が好ましい。具体的には、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ペンタフルオロエタンスルホン酸などが挙げられ、これらを単一溶媒として用いても適当な混合溶媒として用いても構わない。これらのスルホン酸溶媒の中で、メタンスルホン酸:トリフルオロメタンスルホン酸=1:0.6〜1.5(容量比)の混合溶媒が特に好ましい。スルホン酸溶媒の使用量は、上記一般式(I)の5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾール1gまたは上記一般式(III)の2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物1gに対して、1〜15mlであるのが好ましく、5〜10mlであるのがより好ましい。
上記一般式(I)の5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールまたは上記一般式(III)の2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物とヘキサメチレンテトラミンとの反応は、スルホン酸溶媒中で加熱することにより行われる。反応温度は、低すぎると反応速度が小さくなり、高すぎると副生成物が多くなるため、50〜150℃程度が好ましく、80〜100℃程度がより好ましい。また、反応時間は、1〜8時間程度が好ましく、2〜5時間程度がより好ましい。
上記反応の終了後、室温まで冷却した後に、水を系内に加えるか、または水に反応溶液を加えて、加水分解を行う。水の使用量は、上記一般式(I)の5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾール1gまたは上記一般式(III)の2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物1gに対して、1〜30mlであるのが好ましく、5〜20mlであるのがより好ましい。加水分解の温度は、0〜30℃程度が好ましい。加水分解の時間は、15分間〜2時間程度が好ましく、30分間〜1時間程度がより好ましい。
次いで、抽出、分液操作、脱湿、溶媒留去等の常法により粗生成物を得た後に、晶析、再結晶、カラムクロマトグラフィー等の精製により、上記一般式(II)で表される2−アルコキシ−5−(アルキルテトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドまたは上記一般式(IV)で表される2−アルコキシ−5−(テトラゾール−2−イル)−ベンズアルデヒド化合物が得られる。
本発明によれば、(4−アルコキシフェニル)−テトラゾール化合物をホルミル化して、2−アルコキシ−5−テトラゾリル−ベンズアルデヒド化合物を安全且つ効率良く製造することができる。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されない。
実施例1
2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒド
Figure 2006137691
10mlフラスコに、5−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール150mg(0.79mmol)、メタンスルホン酸0.75ml、トリフルオロメタンスルホン酸0.75mlおよびヘキサメチレンテトラミン222mg(1.58mmol)を加え、100℃まで昇温して3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、アイスバスで冷却した水2mlに反応溶液を添加した後に、20℃で30分間撹拌した。次いで、その混合溶液を塩化メチレン(3ml×3)で抽出し、水5mlで洗浄した後に、減圧濃縮により溶媒留去した。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン)で精製し、2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒド86mgを白色固体として得た(収率50%)。
融点:122.8−125.0℃
IR(KBr,cm−1):1682,1614,1584,1481,1449,1406,1395,1379,1283,1184,1016,901,822,747,706,646
H−NMR(CDCl):δ=10.50(s,1H),8.13(d,J=2.4Hz,1H),8.11(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.20(d,J=8.5Hz,1H),4.19(s,3H),4.03(s,3H)
元素分析
計算値(C1010):C55.04%,H4.62%,N25.68%
実測値:C54.34%,H3.87%,N27.07%。
実施例2
2−メトキシ−5−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒド
Figure 2006137691
10mlフラスコに、5−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾール150mg(0.79mmol)、メタンスルホン酸0.75ml、トリフルオロメタンスルホン酸0.75mlおよびヘキサメチレンテトラミン222mg(1.58mmol)を加え、100℃まで昇温して3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、アイスバスで冷却した水2mlに反応溶液を添加した後に、20℃で30分間撹拌した。次いで、その混合溶液を塩化メチレン(3ml×3)で抽出し、水5mlで洗浄した後に、減圧濃縮により溶媒留去した。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン)で精製し、2−メトキシ−5−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒド103mgを白色固体として得た(収率60%)。
融点:138.7−141.3℃
IR(KBr,cm−1):1678,1614,1584,1466,1437,1422,1404,1354,1281,1252,1192,1148,1103,1015,849,762,725,532
H−NMR(CDCl):δ=10.49(s,1H),8.57(d,J=2.2Hz,1H),8.33(dd,J=8.8Hz,2.2Hz,1H),7.10(d,J=8.8Hz,1H),4.37(s,3H),3.99(s,3H)
13C−NMR(CDCl):δ=188.73,164.01,162.66,133.83,127.33,124.95,120.23,112.09,56.01,39.58
元素分析
計算値(C1010):C55.04%,H4.62%,N25.68%
実測値:C54.70%,H4.38%,N25.59%。
実施例3
2−メトキシ−5−テトラゾール−2−イル−ベンズアルデヒド
Figure 2006137691
10mlフラスコに、2−(4−メトキシフェニル)−2H−テトラゾール50mg(0.26mmol)、メタンスルホン酸0.25ml、トリフルオロメタンスルホン酸0.25mlおよびヘキサメチレンテトラミン74mg(0.52mmol)を加え、100℃まで昇温して3時間反応した。反応終了後、室温まで冷却し、アイスバスで冷却した水1mlに反応溶液を添加した後に、20℃で30分間撹拌した。次いで、その混合溶液を塩化メチレン(2ml×3)で抽出し、水3mlで洗浄した後に、減圧濃縮により溶媒留去した。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン)で精製し、2−メトキシ−5−テトラゾール−2−イル−ベンズアルデヒド24mgを白色固体として得た(収率42%)。
H−NMR(CDCl):δ=10.47(s,1H),8.92(s,1H),8.06(d,J=2.1Hz,1H),7.99(dd,J=9.0Hz,2.1Hz,1H),7.20(d,J=9.0Hz,1H),4.03(s,3H)。

Claims (8)

  1. 下記一般式(I);
    Figure 2006137691
    (式中、Aはアルコキシル基を示し、Aはアルキル基を示す。)で表される5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールとヘキサメチレンテトラミンをスルホン酸溶媒中で反応させ、次いで加水分解することを特徴とする下記一般式(II);
    Figure 2006137691
    (式中、AおよびAは前記と同様である。)で表される2−アルコキシ−5−(アルキルテトラゾール−5−イル)−ベンズアルデヒドの製造方法。
  2. 5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾールが、5−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾールまたは5−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. スルホン酸溶媒がメタンスルホン酸とトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶媒であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 5−(4−アルコキシフェニル)−アルキル−テトラゾール1モルに対して、ヘキサメチレンテトラミンを1.0〜3.0モル使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 下記一般式(III);
    Figure 2006137691
    (式中、Aはアルコキシル基を示し、Aは水素原子またはアルキル基を示す。)で表される2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物とヘキサメチレンテトラミンをスルホン酸溶媒中で反応させ、次いで加水分解することを特徴とする下記一般式(IV);
    Figure 2006137691
    (式中、AおよびAは前記と同様である。)で表される2−アルコキシ−5−(テトラゾール−2−イル)−ベンズアルデヒド化合物の製造方法。
  6. 2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物が、2−(4−メトキシフェニル)−2H−テトラゾールまたは2−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2H−テトラゾールであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. スルホン酸溶媒がメタンスルホン酸とトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶媒であることを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
  8. 2−(4−アルコキシフェニル)−2H−テトラゾール化合物1モルに対して、ヘキサメチレンテトラミンを1.0〜3.0モル使用することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の方法。
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