JP2006137398A - シート付けサイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Takuya Ishikawa
拓也 石川
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】 側面衝突時にエアバッグが展開中に内側に向かって膨張して乗員の身体に触れることを排除して、より安全なエアバッグ展開を実現するようにしたシート付けサイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】 自動車のシートバック外側領域にて、シートバックフレーム11aの外側面に取り付けられ、シートバックパッド11b内で前方に向かってシート表皮11cを破って展開するエアバッグ本体12から成るシート付けサイドエアバッグ装置10で、シートバックフレームの外側面の前縁からシートバックパッド内で前方に延びる展開安定板13を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のシートバック外側に組み込まれた、所謂シート付けサイドエアバッグ装置に関するものである。
従来、このようなシート付けサイドエアバッグ装置は、例えば図4に示すように、助手席(左側席)シート2の外側領域に組み込まれており、シート2のシートバックフレーム2aの外側面に取り付けられて、前方に向かってシートバックパッド2b内でエアバッグ本体3が展開するようになっている。
このような構成のサイドエアバッグ装置1によれば、側面衝突時に、エアバッグ本体3が展開初期にシートバックパッド2b内で膨張しつつシートバックパッド2bのシート表皮2cを前方へ押圧し、その後シート表皮2cの縫製部を破って前方に展開することにより、当該助手席シート2に着座している乗員4の身体を保護するようになっている。
しかしながら、このようなサイドエアバッグ装置1においては、エアバッグ本体3の展開初期にて膨張によりシート表皮2cを破るまでの間、エアバッグ本体3の前方への膨張がシート表皮2cにより抑えられることになる。
このため、エアバッグ本体3は、図5に示すように、シートバックパッド2b内にて内側に向かって膨張しようとする。これにより、エアバッグ本体3の膨張の際に、エアバッグ本体3が乗員4の身体に触れてしまうことがある。
これに対して、特許文献1には、シート側方に設けられたアームレスト棚面の上方にエアバッグを展開するようにエアバッグユニットを配置した車両側部のエネルギ吸収構造が開示されている。
また、特許文献2には、搭乗者室内に突き出す車両の側部の構造体部分によってエアバッグの完全な展開が妨害されるのを防止するために、背もたれと車体側部との間に間隙を設けるように離間手段を備えた衝撃保護装置が開示されている。
特開平10−100764号公報 特開2000−25552号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2の従来技術においては、展開途中のエアバッグが乗員の身体に接触することを防止することについては触れられておらず、従って、その対策も採られていない。
本発明は、以上の点に鑑み、側面衝突時にエアバッグが展開中に内側に向かって膨張して乗員の身体に触れることを排除して、より安全なエアバッグの展開を実現するようにしたシート付けサイドエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明によれば、自動車のシートバック外側領域にて、シートバックフレームの外側面に取り付けられ、シートバックパッド内で前方に向かってシート表皮を破って展開するエアバッグ本体から成るシート付けサイドエアバッグ装置において、シートバックフレームの外側面の前縁からシートバックパッド内で前方に延びる展開安定板を備えていることを特徴とするシート付けサイドエアバッグ装置により、達成される。展開安定板は、例えば、ほぼ垂直な板状に形成されている。
本発明によるシート付けサイドエアバッグ装置は、好ましくは、前記展開安定板が、シートバックフレームの外側面の前縁に対して、上下方向に延びる回転軸の周りに揺動可能に支持されている。
本発明によるシート付けサイドエアバッグ装置は、好ましくは、前記展開安定板の内側への揺動を規制するストッパが設けられている。
上記構成によれば、側面衝突時に、エアバッグ本体が前方に向かって展開する。その際、展開初期には、エアバッグ本体は、シートバックパッド内にて前方に展開すると共に、シートバックパッドの前端付近まで展開すると、前方への展開が一時的にシートバックパッドのシート表皮の存在によって抑制される。
これにより、エアバッグ本体がシートバックパッド内にて内側に向かって膨張しようとすると、展開安定板が存在することにより、内側への膨張が抑制されることになる。
その後、エアバッグ本体がその展開力に基づいてシートバックパッドの前端のシート表皮を破ると、エアバッグ本体はさらに前方に向かって展開し、当該座席の乗員の身体と車体側壁の間に展開することになり、乗員の身体を側面衝突から保護することができる。
この場合、エアバッグ本体の前方への展開が、展開安定板の存在により規制されることで、エアバッグ本体がシート表皮を破る直前に内側に向かって膨張して、乗員の身体に接触してしまうようなことはない。従って、エアバッグ本体が展開中に不必要な範囲に膨張するようなことはなく、正しく前方に向かって完全に展開して、乗員の身体を十分に保護することができる。
展開安定板が、シートバックフレームの外側面の前縁に対して、上下方向に延びる回転軸の周りに揺動可能に支持されている場合には、通常時に乗員が着座した状態でシートバックに対して車両中央側から外側に力をかけたとしても、展開安定板が外側に向かって揺動することにより、シート反力に違和感が発生するようなことはなく、所定の乗り心地が得られる。
展開安定板の内側への揺動を規制するストッパが設けられている場合には、展開安定板が内側に向かって揺動しようとしたとき、展開安定板の揺動がストッパによって規制されるので、側面衝突時にエアバッグ本体が展開中に、内側に向かって膨張しようとしても、ストッパにより揺動規制された展開安定板によって、エアバッグ本体の内側への膨張が確実に抑制される。
このようにして、本発明によれば、側面衝突時にシート付けサイドエアバッグ装置のエアバッグ本体が内側に向かって膨張して乗員の身体に触れるようなことがなく、エアバッグ本体が正しく前方に向かって展開されることができる。
以下、図面に示した実施形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。
図1は、本発明によるシート付けサイドエアバッグ装置の一実施形態を示している。図1において、サイドエアバッグ装置10は、図示の場合助手席(左側席)シート11の外側領域に組み込まれており、シート11のシートバックフレーム11aの外側面に取り付けられ、シートバックパッド11b内で前方に向かって展開するエアバッグ本体12と、シートバックフレーム11aの外側面の前縁から前方に延びる展開安定板13と、を備えている。
エアバッグ本体12は公知の構成であって、シートバックフレーム11aの外側面に取り付けられることにより、例えば側面衝突時に図示しない側面衝突センサからの信号に基づいて、前方に向かって、当該シート11に着座している乗員14と車体のドア等の内側面(図示せず)との間に展開するようになっている。
ここで、エアバッグ本体12は、側面衝突時に、展開初期には、シートバックパッド11b内で膨張しつつシートバックパッド11bのシート表皮11cを前方に押圧し、その後シート表皮11cの縫製部を破って前方に展開することにより、当該助手席シート11に着座している乗員14の身体を保護するようになっている。
展開安定板13は、板状に形成されており、シートバックフレーム11aの外側面の前縁にて、上下方向に延びる回転軸13aの周りに、矢印Aで示すように揺動可能に支持されていると共に、その内側への揺動が内側に固定配置されたストッパ15により規制されている。
本発明実施形態によるシート付けサイドエアバッグ装置10は以上のように構成されており、側面衝突時には、例えば側面衝突センサからの信号に基づいて、エアバッグ本体12が前方に向かって展開する。
その際、展開初期には、エアバッグ本体12は、シートバックパッド11b内にて前方に展開すると共に、シートバックパッド11bの前端付近まで展開すると、前方への展開が一時的にシートバックパッド11bのシート表皮11cの存在によって抑制される。
これにより、エアバッグ本体12がシートバックパッド11bのシート表皮11cを前方に向かって押圧しながら、シートバックパッド11b内にて内側に向かって膨張しようとする。
このとき、その内側に展開安定板13が存在することにより、エアバッグ本体12は、展開安定板13を内側に向かって揺動させるが、その後展開安定板13がストッパ15に当接することにより、図2に示すように、エアバッグ本体12の内側への膨張が抑制される。従って、エアバッグ本体12が内側への膨張によって乗員14の身体に触れるようなことはない。
続いて、エアバッグ本体12がその展開力に基づいてシートバックパッド11bの前端のシート表皮11cを破ると、エアバッグ本体12は、さらに前方に向かって展開し、当該座席の乗員14の身体と車体のドア等の内側面との間に展開することになり、乗員14の身体を側面衝突から保護することになる。
図3は、上述した本発明実施形態によるシート付けサイドエアバッグ装置10と従来のシート付けサイドエアバッグ装置1における側面衝突時のシミュレーションによる左前席のたわみの変化を示すグラフであり、(A),(B),(C)はそれぞれ互いに異なる高さ位置での横方向の胸たわみ量を示している。
これによれば、従来のシート付けサイドエアバッグ装置1において、図中点線で示すように、側面衝突から約14ms後から内側への膨張が発生し、特に(C)にて33ms後に約38mmの最大たわみとなる。
これに対して、本発明実施形態によるシート付けサイドエアバッグ装置10では、図中実線で示すように、側面衝突から約33ms後に約25mmの最大たわみとなり、展開安定板13の存在によって、横方向のたわみが大幅に低減されることが分かる。
このように本発明の実施形態に係るシート付けサイドエアバッグ装置1では、展開安定板13が、エアバッグ本体12の膨張方向を規制することで、エアバッグ本体12の展開挙動を安定させると共に、膨張方向を前方に集中させることで展開を比較的早めることができる。従って、エアバッグ本体12の不必要な範囲への展開が防止され、展開途中で乗員の身体に触れることを排除することができる。また、展開安定板13は、シートバックパッド11b内に埋設されているため、乗員が着座時に違和感を感じることもない。
以上説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施し得ることは勿論であり、例えば、上述した実施形態においては、展開安定板13が平面板として構成されているが、これに限らず任意の形状であってよい。これにより、乗員着座時のシート反力の違和感がより一層なくなることになる。
また、上述した実施形態においては、展開安定板13は、シートバックフレーム11aの外側面の前縁に対して揺動可能に支持され、ストッパ15により内側への揺動が規制されているが、これに限らず、展開安定板13は、シートバックフレーム11aの外側面の前縁に対して固定されていてもよい。この場合にも、エアバッグ本体12の展開中の内側への膨張は展開安定板13により同様に規制され得ることになる。
さらに、上述した実施形態においては、助手席シート11のシートバック外側領域に組み込まれたシート付けサイドエアバッグ装置10について説明したが、これに限らず、他のシート、即ち運転席シートあるいは後部シートの外側領域に組み込まれるシート付けサイドエアバッグ装置についても本発明を適用し得ることは明らかである。
本発明によるシート付けサイドエアバッグ装置の一実施形態の構成を示す概略横断面図である。 図1のシート付けサイドエアバッグ装置の側面衝突によるエアバッグ展開時を示す概略横断面図である。 図1のシート付けサイドエアバッグ装置と従来のサイドエアバッグ装置のシミュレーションによる側面衝突時の左前席のたわみ量を示すグラフである。 従来のシート付けサイドエアバッグ装置の一例の構成を示す概略横断面図である。 図4のシート付けサイドエアバッグ装置の側面衝突によるエアバッグ展開時を示す概略横断面図である。
符号の説明
10 シート付けサイドエアバッグ装置
11 助手席シート
11a シートバックフレーム
11b シートバックパッド
11c シート表皮
12 エアバッグ本体
13 展開安定板
13a 回転軸
14 乗員
15 ストッパ

Claims (3)

  1. 自動車のシートバック外側領域にて、シートバックフレームの外側面に取り付けられ、シートバックパッド内で前方に向かってシート表皮を破って展開するエアバッグ本体から成るシート付けサイドエアバッグ装置において、
    上記シートバックフレームの外側面の前縁からシートバックパッド内で前方に延びる展開安定板を備えていることを特徴とする、シート付けサイドエアバッグ装置。
  2. 前記展開安定板が、シートバックフレームの外側面の前縁に対して、上下方向に延びる回転軸の周りに揺動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1に記載のシート付けサイドエアバッグ装置。
  3. 前記展開安定板の内側への揺動を規制するストッパが設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のシート付けサイドエアバッグ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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