JP2006137299A - 巻込防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前車輪に適した巻込防止装置を提供する。
【解決手段】フロントバンパ2下方へ向けて展開可能なエアバッグ3と、走行速度を検出する車速センサ5及び車両前後方向への衝撃を検出する衝撃センサ4により得た情報に基づきインフレータ6を作動させてエアバッグ3を展開させる制御手段7とを備える。
インフレータ6の作動条件は、車速センサ5の検出値が予め定めてある走行速度範囲に含まれ且つ衝撃センサ4の検出値が予め定めてある衝撃値範囲に含まれた場合とする。
【選択図】図1
【解決手段】フロントバンパ2下方へ向けて展開可能なエアバッグ3と、走行速度を検出する車速センサ5及び車両前後方向への衝撃を検出する衝撃センサ4により得た情報に基づきインフレータ6を作動させてエアバッグ3を展開させる制御手段7とを備える。
インフレータ6の作動条件は、車速センサ5の検出値が予め定めてある走行速度範囲に含まれ且つ衝撃センサ4の検出値が予め定めてある衝撃値範囲に含まれた場合とする。
【選択図】図1
Description
本発明は巻込防止装置に関するものである。
トラックやトレーラなどのように車側下部がボディパネルで覆われていない車両では、板状、すのこ状、網状、あるいは棒状のサイドガードを前後の車輪の間に設けて、車両の右左折時に、歩行者や二輪車の搭乗者が後車輪に巻き込まれないようにしている。
これとは別に、トラックをはじめとする最低地上高が大きい車両のフロントバンパに、下方へ向けて展開可能なエアバッグを組み込み、前方から突入してきた小型車がキャブの下側へもぐり込まないようにすることも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、特に車両の転向(右左折)時に前車輪による歩行者などの巻き込みを防ぐ手段として、特許文献1のようなエアバッグの配置を採用することが考えられる。
特開2001−171451号公報
しかしながら、特許文献1にはエアバッグの展開条件についての具体的な例示がなく、車両への実装に具体性が乏しい。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、前車輪に適した巻込防止装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、フロントバンパ下方へ向けて展開可能なエアバッグと、走行速度を検出する車速センサと、車両前後方向への衝撃を検出する複数の衝撃センサと、これらのセンサにより得た情報に基づきインフレータを作動させてエアバッグを展開させる制御手段とを備え、当該制御手段によるインフレータ作動条件を、車速センサの検出値が予め定めてある走行速度範囲に含まれ且つ衝撃センサの検出値が予め定めてある衝撃値範囲に含まれた場合としている。
また、インフレータ作動条件である衝撃値範囲をフロントバンパへの物体衝突時に想定される衝撃値に合わせておく。
更に、インフレータ作動条件である走行速度範囲を車両の転向時に想定される速度に合わせておく。
本発明では、走行速度が予め定めてある範囲に含まれ且つ物体の衝突によって車両前後方向に作用した衝撃が予め定めてある範囲に含まれると、インフレータが作動してエアバッグが展開する。
本発明によれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
(1)走行速度と車両前後方向への衝撃に応じて制御手段が、フロントバンパの下方へエアバッグを展開させるので、車両の転向(右左折)時に衝突した物体の前車輪による巻き込みを防げる。
(2)また、衝撃値範囲を定めてあるので、路面状態がよくない道路を車両が走行する際に、物体が衝突していないのに誤ってエアバッグが展開することがない。
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
図1乃至図4は本発明の巻込防止装置の実施の形態の一例を示すもので、この巻込防止装置は、通常時にはキャブ1の前面下部にあるフロントバンパ2の裏面側に折りたたんだ状態で格納され且つ膨張時にはフロントバンパ2の下方へ向けて車両幅方向全長にわたり展開可能なエアバッグ3と、フロントバンパ2の左側寄り部分及び右側寄り部分の裏面側に位置し且つ車両前後方向への衝撃を検出する衝撃センサ4と、走行速度を検出する車速センサ5と、エアバッグ3に膨張圧として窒素を付与するインフレータ6の制御手段7などを備えている。
制御手段7は、運転者に情報を提供するためのディスプレイ9と、前記衝撃センサ4の信号、及び車速センサ5の信号に基づき、常にディスプレイ9に情報を伝達し且つエアバッグ3展開用のインフレータ6を作動させる演算ユニット10などで構成されている。
衝撃センサ4は、サイドフロントバンパ2を左右のサイドレール21に支持するためのバンパブラケット22に取り付けてある。
衝撃センサ4には、圧電素子や抵抗線歪みゲージを用いて衝撃により発生する力を検知する方式のもの、あるいは永久磁石とコイルを用いて衝撃による相対運動を検知する方式のものなどを適宜に選んで採用する。
ディスプレイ9、及び演算ユニット10は、キャブ1内部に設置してある。
上記演算ユニット10は、段階S11(自己チェック機能に基づく異常の有無)、段階S12(車速センサ5により得た検出値と予め設定してある走行速度下限値V1及び上限値V2との対比)、及び段階S13(衝撃センサ4により得た検出値と予め設定してある衝撃値範囲Aとの対比)の順序で判定を行なったうえ、ディスプレイ9に状況を表示し、また、判定結果に応じてインフレータ6を起動させる。
走行速度下限値V1並びに上限値V2は、車両の転向(右左折)時に見合うように走行速度下限値V1を時速5kmとし、また、走行速度上限値V2を時速25kmとしている。
衝撃値範囲Aは、走行速度下限値V1から走行速度上限値V2までの間で、キャブ1の前面部分に物体がぶつかった場合に想定される前後方向への衝撃(例えば、物体の質量、弾力性、脆さなどの要件を見込んだ加速度)に基づくものである(当然、車両の固有振動数や原動機の起振力などの共振の要素も考慮してあり、衝撃値範囲Aは、路面状態が良好でない道路を走行する際に車両に作用する前後方向への走行衝撃C1を充分に超える値となっている)。
すなわち、自己チェック機能によって各センサ4、5や配線などに異常が認められない限りは、走行速度、及び車両前後方向へ作用する衝撃の大きさに応じてインフレータ6が起動し、エアバッグ3が展開する。
また、自己チェック機能によって各センサ4、5や配線などに異常が認められた場合は、その事実がディスプレイ9に表示され、故障発生を運転者が認識することができる。
具体的に述べると、走行速度が時速5kmを上回り且つ時速25kmを超えない範囲である場合(車両が転向の態勢を整えたとき)には、段階S13の判定結果、つまり、物体の衝突によって左右の衝撃センサ4のいずれかの検出値が前述の衝撃値範囲Aに含まれたとき(衝撃センサ4の検出値は、図2及び図3に示すようにセンサ取付位置から衝撃力Fの作用点までの距離などに応じて異なる)にエアバッグ3が展開する。
これにより、万が一、歩行者や二輪車が左折もしくは右折を開始した車両にぶつかると直ちにエアバッグ3が展開し、路上に倒れた歩行者、あるいは二輪車の搭乗者の前車輪による巻き込みを防ぐことができる。
更に、衝撃値範囲Aが走行衝撃C1を完全に上回っているので、路面状態があまりよくない道路の走行に際し、物体が車両に衝突していないのに誤ってエアバッグ3が展開することがない。
なお、本発明の巻込防止装置は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の巻込防止装置は、様々な車種に適用することができる。
2 フロントバンパ
3 エアバッグ
4 衝撃センサ
5 車速センサ
6 インフレータ
7 制御手段
3 エアバッグ
4 衝撃センサ
5 車速センサ
6 インフレータ
7 制御手段
Claims (3)
- フロントバンパ下方へ向けて展開可能なエアバッグと、走行速度を検出する車速センサと、車両前後方向への衝撃を検出する複数の衝撃センサと、これらのセンサにより得た情報に基づきインフレータを作動させてエアバッグを展開させる制御手段とを備え、当該制御手段によるインフレータ作動条件を、車速センサの検出値が予め定めてある走行速度範囲に含まれ且つ衝撃センサの検出値が予め定めてある衝撃値範囲に含まれた場合としたことを特徴とする巻込防止装置。
- インフレータ作動条件である衝撃値範囲をフロントバンパへの物体衝突時に想定される衝撃値に合わせた請求項1に記載の巻込防止装置。
- インフレータ作動条件である走行速度範囲を車両の転向時に想定される速度に合わせた請求項1あるいは請求項2のいずれかに記載の巻込防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004328550A JP2006137299A (ja) | 2004-11-12 | 2004-11-12 | 巻込防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004328550A JP2006137299A (ja) | 2004-11-12 | 2004-11-12 | 巻込防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006137299A true JP2006137299A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36618384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004328550A Pending JP2006137299A (ja) | 2004-11-12 | 2004-11-12 | 巻込防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006137299A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007076462A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Mazda Motor Corp | 車両用歩行者保護装置 |
WO2018097040A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 株式会社Soken | 衝突検知装置 |
JP2019199202A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社Soken | 衝突検知装置 |
-
2004
- 2004-11-12 JP JP2004328550A patent/JP2006137299A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007076462A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Mazda Motor Corp | 車両用歩行者保護装置 |
JP4614087B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2011-01-19 | マツダ株式会社 | 車両用歩行者保護装置 |
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JP2019199202A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社Soken | 衝突検知装置 |
WO2019221028A1 (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社デンソー | 衝突検知装置 |
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