JP2006135762A - パケット伝送制御装置及びパケット伝送制御方法 - Google Patents

パケット伝送制御装置及びパケット伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 共通バッファを有するパケット伝送制御装置及びパケット伝送制御方法に関し、ユーザ間の公平性を維持して輻輳状態発生時のパケット廃棄処理を行う。
【解決手段】 共通バッファ20にユーザ対応のパケット書込みを行う書込制御部21と、ユーザ対応のパケット読出しを行う読出制御部22と、パケットを読出したアドレスを空きアドレスとして蓄積し、書込制御部に順次空きアドレスを転送する共通バッファ空きアドレスFIFO24と、ユーザ対応の入力パケットのパケット長情報を加算し、共通バッファから読出したユーザ対応のパケットのパケット長情報を、所定時間後に減算する蓄積量テーブル25と、共通バッファの輻輳状態発生時に、蓄積量テーブルの蓄積量最大のユーザ対応のパケットの廃棄を制御する制御部26とを備え、現時点から所定時間の過去にわたる伝送パケット量を含めてパケット廃棄を判定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のユーザからのパケットを処理する共通バッファを備えたパケット伝送制御装置及びパケット伝送制御方法に関する。
複数のユーザからのパケットを、それぞれの宛先へネットワークを介して伝送制御すると共に、パケットの優先制御を行うパケット伝送制御装置は、共通バッファを備えた構成と、個別バッファを備えた構成とに大別することができる。前者の共通バッファを備えた構成は、後者の個別バッファを備えた構成に比較して、総バッファ容量が少なくてすむ利点がある。なお、高速大容量の各種のデータをパケット化して伝送するシステムが実用化されており、例えば、レイヤ2スイッチ等の装置は、帯域制御や優先制御を高速で実行することが要求され、共通バッファも個別バッファもそのパケットの伝送速度に対応して高速動作の特性のSRAM(Static Random Access Memory)により構成する場合が一般的であり、このSRAMはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等に比較して高価である。
図5は、従来例の共通バッファの制御構成の説明図であり、50は共通バッファ、51は多重部、52は分離部、53は制御部を示し、パケット伝送制御装置の要部を示すものである。複数の入方路から入力されたパケットは、多重部51により時分割多重化されて共通バッファ50に入力される。この時、パケットの宛先アドレス、ユーザ情報、クラス情報等を制御部53に通知する。又制御部53は、共通バッファ50の空きアドレスを管理して、多重部51からのパケットの書込アドレスを指定し、又クラス情報による高優先クラスか低優先クラスかを判定して、高優先クラスのパケットは優先的に読出す制御を行い、そのパケットの宛先アドレスに従って分離部52を制御し、宛先アドレスに対応した出方路に送出する。
図6は、従来例の個別バッファの制御構成の説明図であり、60−1〜60−nは個別バッファ、61は選択スイッチ部、62は読出制御部を示し、複数の入方路から入力されたパケットは、入方路対応の個別バッファ60−1〜60−nにそれぞれ書込まれ、読出制御部62によるパケットのクラス情報等に従った優先制御により読出されたパケットは、選択スイッチ部61に入力され、その選択スイッチ部61は、読出制御部62からの情報又はパケットの宛先アドレスに対応した出方路に送出する。
従来例の共通バッファを備えたパケット伝送制御装置に於ける優先制御は、図7に示すように、アプリケーション識別選択部71により、例えば、音声パケットのような高優先クラスのパケットか、データ等の低優先クラスのパケットかを識別し、高優先クラスのパケットは、高優先クラスのバッファ領域73に書込み、低優先クラスのパケットは、低優先クラスのバッファ領域74に書込み、読出選択部72は、高優先クラスのバッファ領域73から、低優先クラスのバッファ領域74に対して完全優先でFIFO形式によってパケットを読出して送出し、低優先クラスのバッファ領域74からは、FIFO形式或いはユーザ間の順番読出し(ラウンドロビン方式)により送出する。
図8は、従来例の共通バッファの空きアドレスの管理について示すもので、図5に於ける多重部51と分離部52との構成は図示を省略しており、共通バッファ80と、書込制御部81と、読出制御部82と、共通バッファ空きアドレスFIFO83とを含む構成を示す。書込制御部81は、共通バッファ空きアドレスFIFO83に対して空きアドレス要求を行い、それに対する空きアドレス通知に従って、入力されたパケットを、共通バッファ80の空きアドレスに書込み、読出制御部82に、共通バッファ80の書込アドレスと、パケットのクラス情報と、宛先アドレスに対応した出方路通知等を転送する。
読出制御部82は、クラス情報に従って読出アドレス管理を行うものであり、更にユーザ対応に管理することもできる。例えば、図9の(A)に示す高優先クラスのバッファアドレス管理と、同図の(B)に示す低優先クラスのバッファアドレス管理とを全ユーザに共通に行うことができるもので、書込制御部81からの書込アドレスについて、それぞれFIFO形式により管理し、又高優先クラスのパケットが共通バッファ80に書込まれた場合は、そのアドレスが図9の(A)のFIFOに書込まれているから、低優先クラスに対して優先して、この高優先クラスのパケットのアドレスに従って共通バッファから読出しを行うことになる。そして、高優先クラスのアドレスがなくなると、低優先クラスのアドレスを用いて、共通バッファからパケットの読出しが行われる。又図9の(C)は、ユーザ個別でアドレス管理を行う場合を示し、ユーザ1〜ユーザN対応にアドレス管理FIFOを設け、ユーザ間は、順番読出しに従った読出アドレスにより共通バッファ80からのパケットの読出しが行われる。そして、パケットを読出した共通バッファ80のアドレスを空きアドレス返却として示すように、読出制御部82は、共通バッファ空きアドレスFIFO83に転送する。
又共通バッファの蓄積容量は有限であるから、大量のパケットが到着して、共通バッファの空き領域がなくなると、次に到着したパケットを廃棄することになる。この共通バッファが、図7に示すように、高優先クラスの領域73と低優先クラスの領域74とにより構成されている場合、高優先クラスのパケットは、優先的に共通バッファから読出されて送出されるから、低優先クラスのパケットが共通バッファに残ることになる。従って、輻輳状態に於いては、低優先クラスのパケットが廃棄される。又パケット伝送制御に於いて、複数のユーザに対して公平にサービス提供を行うことが要望されるもので、前述のパケットの輻輳発生時に於けるパケットの廃棄についても、公平性が要望される。
そこで、ユーザ対応の共通バッファに対するパケット蓄積量を管理し、或るユーザのパケット蓄積量が閾値を超えている場合、そのユーザからの到着パケットを廃棄する手段が知られている。この場合、パケット蓄積量は、共通バッファから読出して送出したパケットのサイズに従って減算され、共通バッファに書込んだパケットサイズに従って加算されるもので、サイズの大きいパケットを伝送しているユーザに対するパケット廃棄の機会が、サイズの小さいパケットを伝送しているユーザに対するパケット廃棄の機会より少なくなる可能性がある。
このような点を改善しようとして、到着パケットを入力するパケット識別部と、情報管理部と、判定部と、制御部と、FIFOバッファとを含む構成とし、情報管理部は、パケット識別部からの到着したパケットのサイズとフロー識別子と、制御部からの読出したパケットのサイズとフロー識別子とを基に、仮想キューサイズとフロー識別子リストとして管理し、変数TBや定数Cや閾値TH等を用いて、FIFOバッファに入力するパケットを廃棄するか否かの制御処理を行うもので、フロー識別子対応の帯域割当てが公平となるように、FIFOバッファからのパケットの読出しの順序制御と、パケットの廃棄制御とを行う手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−324474号公報
共通バッファを備えたパケット伝送装置に於いては、共通バッファから読出して送出するパケットの量を超えるパケットが到着すると、共通バッファは輻輳状態となり、到着したパケットを廃棄することになるが、このパケット廃棄を複数のユーザに対して公平に行うことが要望される。この共通バッファの輻輳状態となった時のユーザ対応の蓄積量を比較して、蓄積量の多いユーザのパケットを廃棄する従来例に於いては、低優先クラスのみのパケット伝送を行うユーザに対して、高優先クラスのパケット伝送を行うユーザは、共通バッファから優先的にパケットが読出されるから、共通バッファの蓄積量は常に低優先クラスのパケット伝送を行うユーザ対応の蓄積量が多くなる。従って、低優先クラスのユーザのパケットが廃棄される確率が高くなる問題がある。
又仮想キューサイズとして共通バッファ(FIFOバッファ)を管理する従来例に於いては、パケットの優先度については考慮されていないと共に、輻輳状態に於いては、それ以前のユーザ(アクティブフロー)対応のパケットの伝送量は考慮されていないものである。又低優先クラスのみを平均的に使用するユーザAと、(大量の高優先クラス)+(少量の低優先クラス)を使用するユーザBとに対して、輻輳状態発生時に、公平性の観点からは、大量のパケット伝送を行ったユーザBのパケットの廃棄を行うことが望ましいものであるが、輻輳状態発生時点に於ける共通バッファの蓄積量を基に廃棄処理するから、ユーザAのパケットが廃棄され、公平性に問題があった。
本発明は、共通バッファ輻輳状態発生時のパケット廃棄を優先クラスの如何に拘わらず公平性を維持できるように処理することを目的とする。
本発明のパケット伝送制御装置は、複数のユーザからのパケットを一時的に蓄積する共通バッファを有するパケット伝送制御装置に於いて、共通バッファにユーザ対応にパケットの書込みを行う書込制御部と、共通バッファからユーザ対応のパケットの読出しを行う読出制御部と、共通バッファからパケットを読出したアドレスを空きアドレスとして蓄積し、書込制御部に順次空きアドレスを転送する共通バッファ空きアドレスFIFOと、共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットのパケット長情報を加算し、共通バッファから読出したユーザ対応のパケットのパケット長情報を、所定時間後に減算する蓄積量テーブルと、共通バッファの輻輳状態発生時に、前記蓄積量テーブルの蓄積量最大のユーザ対応のパケットの廃棄を制御する制御部とを備えている。
又前記読出制御部により共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とに時刻情報を付加して順次蓄積し、時刻情報を基に所定時間後にユーザ情報とパケット長情報とを読出して、蓄積量テーブルにユーザ対応の蓄積量の減算値として入力する仮想FIFOを備えている。
本発明のパケット伝送制御方法は、複数のユーザからのパケットを共通バッファに一時的に蓄積して伝送制御するパケット伝送制御方法に於いて、共通バッファにパケットを書込むと共に、このパケットのユーザ情報とパケット長情報とを基に、共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットの蓄積量を求め、共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とを所定時間後に、パケットの蓄積量から減算して求めた蓄積量を基に、最大蓄積量のユーザを識別して、このユーザのパケットを共通バッファの輻輳状態発生時に廃棄処理する過程を含むものである。
共通バッファを用いて複数のユーザのパケット伝送を行うパケット伝送制御装置及びパケット伝送制御方法に於いて、共通バッファの輻輳状態発生時に、その時点のユーザ対応の共通バッファの蓄積量のみでなく、過去に共通パッファから読出して送出した量を含めた蓄積量について、ユーザ間の比較を行うことにより、最大蓄積量のユーザのパケットを廃棄処理することにより、高優先クラスの大量のパケットを伝送するユーザと、低優先クラスのパケットを伝送するユーザとの間についても公平性を維持して、パケット廃棄処理を行うことができる。
本発明のパケット伝送制御装置は、図2を参照して説明すると、共通バッファ20にユーザ対応にパケットの書込みを行う書込制御部21と、共通バッファ20からユーザ対応のパケットの読出しを行う読出制御部22と、共通バッファ20からパケットを読出したアドレスを空きアドレスとして蓄積し、書込制御部に順次空きアドレスを転送する共通バッファ空きアドレスFIFO24と、共通バッファ20に書込んだユーザ対応のパケットのパケット長情報を加算し、共通バッファから読出したユーザ対応のパケットのパケット長情報を、所定時間後に減算する蓄積量テーブル25と、共通バッファ20の輻輳状態発生時に、蓄積量テーブル25の蓄積量最大のユーザ対応のパケットの廃棄を制御する制御部26とを備えている。
又本発明のパケット伝送制御方法は、共通バッファ20にパケットを書込むと共に、このパケットのユーザ情報とパケット長情報とを基に、共通バッファ20に書込んだユーザ対応のパケットの蓄積量を求め、共通バッファ20から読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とを所定時間後に、パケットの蓄積量から減算して求めた蓄積量を基に、最大蓄積量のユーザを識別して、このユーザのパケットを共通バッファ20の輻輳状態発生時に廃棄処理する過程を含むものである。
図1は、本発明の実施例の要部説明図であり、11は高優先クラスの領域、12は低優先クラスの領域、13はアプリケーション識別選択部、14は読出選択部、15はユーザ毎の蓄積量テーブル、16は仮想FIFO、17は制御部を示す。高優先クラス及び低優先クラスの領域11,12は共通バッファに形成した領域であり、アプリケーション識別選択部13により、パケットの優先クラスを識別して、音声情報等の高優先クラスのパケットは、領域11に書込み、通常のデータ等の低優先クラスのパケットは領域12に書込みを行うものである。
又読出選択部14は、高優先クラスの領域11に格納されたパケットを、低優先クラスの領域12に格納されたパケットに対して優先的に読出して送出する。又ユーザ毎の蓄積量テーブル15は、共通バッファに書込まれたパケットのユーザ情報とパケット長情報とにより、ユーザ対応に共通バッファへの蓄積量を加算し、共通バッファから読出されたパケットのユーザ情報とパケット長情報とにより、ユーザ対応の共通バッファへの蓄積量を求める為のものであるが、共通バッファから読出されたパケットのパケット長情報は、仮想FIFO16を介することにより、所定時間遅延されて蓄積量から減算される。従って、蓄積量テーブル16には、ユーザ毎に、(或る時刻の蓄積量)+(或る時刻から過去の所定時間内に送出されたデータ量)に相当する蓄積量を示す値が格納される。
この場合、制御部17は、共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とに対して、時刻情報を付加して仮想FIFO16に書込み、この時刻情報を基に所定時間経過したユーザ情報とパケット長情報とを仮想FIFO16から読出して、ユーザ毎の蓄積量テーブル15に減算データとして入力する制御を行うものであり、蓄積量テーブル15には、前述のように、ユーザ毎に所定時間内の入力されたパケットのデータ量を示す蓄積量が残ることになる。そして、制御部17は、共通バッファの輻輳状態発生時に、蓄積量テーブル15の最大蓄積量を示すユーザのパケットを廃棄処理する。即ち、共通バッファからパケットを読出した時刻に対して、過去の所定時間内の伝送パケットのデータ量が多いユーザのパケットを廃棄する。従って、データ量の少ないユーザのパケットは、低優先パケットであっても廃棄される機会は少なくなり、優先制御によるパケット伝送過程に於けるユーザ間の公平性を保つことができる。又仮想FIFO16の記憶容量及びユーザ毎の蓄積量テーブル15にユーザ対応の減算値として入力する為の遅延時間を選定することにより、公平性の精度の調節が可能である。
図2は、本発明の実施例の説明図であり、20は共通バッファ、21は書込制御部、22は読出制御部、23は仮想FIFO+管理部、24は共通バッファ空きアドレスFIFO、25は蓄積量テーブル、26は制御部、27は蓄積量の比較テーブルを示す。共通バッファ20は、図1に於けるように、高優先クラスの領域11と低優先クラスの領域12とが形成されている。又書込制御部21は、図1に於けるアプリケーション識別選択部13の機能を含み、又読出制御部22は、図1に於ける読出選択部14の機能を含むものである。又仮想FIFO+管理部23は、図1に於ける仮想FIFO16の機能を含むものである。又蓄積量テーブル25は、図1に於けるユーザ毎の蓄積量テーブル15に相当する。又共通バッファ空きアドレスFIFO24と制御部26と比較テーブル27とは、図1に於ける制御部17の機能に相当するものである。
書込制御部21は、共通バッファ20が輻輳状態でない場合、入力されたパケットのユーザ情報、クラス情報、パケット長情報等を抽出し、共通バッファ空きアドレスFIFO24に要求した共通バッファ20の空きアドレスに対して、入力されたパケットの書込みを行い、読出制御部22にユーザ情報とクラス情報と書込アドレスとを通知し、又蓄積量テーブル25にユーザ情報とパケット長情報とを転送する。蓄積量テーブル25は、ユーザ対応にパケット長情報を加算する。
読出制御部22は、共通バッファ20の高優先クラスの領域から優先的にパケットを読出して送出する。そして、読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とを仮想FIFO+管理部23に転送し、現在の時刻情報を付加して一時的に保持する。この場合の時刻情報は、仮想FIFO+管理部23内の時計機能又は制御部26の時計機能によって付加することができる。又共通バッファ20からパケットを読出したアドレスを、共通バッファ空きアドレスFIFO24に転送する。そして、仮想FIFO+管理部23は、経過時刻を管理し、所定時間経過後のユーザ情報とパケット長情報とを蓄積量テーブル25に転送する。蓄積量テーブル25は、仮想FIFO+管理部23からのパケット長情報を、ユーザ対応のパケット入力によるパケット長情報の加算結果から減算する。
蓄積量テーブル25は、図3に示すように、ユーザ#1〜ユーザ#N対応のパケット蓄積量を保持する領域を有するもので、読出制御部22により共通バッファ20からパケットを読出して送出した時刻より所定時間前の入力パケットのパケット長情報を含む加算パケット長情報となる。このパケット長情報はバイト数とすることができる。蓄積量テーブル25の内容は、共通バッファ20の現在の時刻に於ける蓄積量ではなく、所定時間の過去に入力されたパケットのパケット長情報を含むものとなる。
制御部26は、例えば、共通バッファ空きアドレスFIFO24を監視して、空きアドレスがなくなった時、或いは、空きアドレスが、予め設定した閾値以下の数となった時、共通バッファ20の輻輳状態発生と判断し、蓄積量テーブル25の蓄積量最大のユーザを検索する。この場合、蓄積量テーブル25のユーザ対応の蓄積量を丸み込みにより比較する比較テーブル27を用いることにより、高速検索を実行することができる。この比較テーブル27は、例えば、図4に示す構成を有し、ユーザ#1〜ユーザ#N対応の領域に、例えば、1500バイト毎に丸め込みを行ったユーザ対応の蓄積量により比較する。その場合に、最大蓄積量表示ビットの領域を設ける。図示の場合、“1”は蓄積量を示す領域であり、“0”は空き領域を示すから、先頭の“1”について、点線矢印で示す1回の検索により、最大蓄積量のユーザを識別することができる。制御部26は、この比較テーブル27を用いることにより、輻輳状態発生時に、最大蓄積量のユーザを高速で検索することができる。
この場合、共通バッファ20の輻輳状態発生により、(現時点の共通バッファ蓄積量)+(過去の所定時間の送出量)が最も多いユーザを識別し、このユーザのパケットの廃棄処理を行うことになり、現時点のみでなく、過去の所定時間にわたる間の利用パケット量が最大となるユーザを検出して、そのユーザのパケットを廃棄処理し、ユーザ間の公平性を維持することができる。このパケットの廃棄処理は、例えば、制御部26から読出制御部22にパケットを廃棄するユーザ情報を含めて廃棄指示を行う。読出制御部22は、その指示に従って共通バッファ20からユーザ情報に対応するパケットを読出して廃棄する。それにより、空きアドレス情報が、共通バッファ空きアドレスFIFO24に転送されるから、新たに入力されたパケットを共通バッファ20に書込むことができる。又共通バッファ20に蓄積量最大のユーザ対応のパケットが廃棄処理によりなくなり、且つ輻輳状態が継続している場合は、書込制御部21に通知して、蓄積量最大のユーザのパケットが入力された時に廃棄処理することができる。又は、制御部26から書込制御部21に、最大蓄積量のユーザ情報を含むパケットの廃棄処理を指示することにより、書込制御部21は、指示されたユーザ情報に従って入力されたパケットのユーザ情報と一致するパケットを廃棄する。
(付記1)複数のユーザからのパケットを一時的に蓄積する共通バッファを有するパケット伝送制御装置に於いて、前記共通バッファにユーザ対応にパケットの書込みを行う書込制御部と、前記共通バッファからユーザ対応のパケットの読出しを行う読出制御部と、
前記共通バッファからパケットを読出したアドレスを空きアドレスとして蓄積し、前記書込制御部に順次空きアドレスを転送する共通バッファ空きアドレスFIFOと、前記共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットのパケット長情報を加算し、前記共通バッファから読出したユーザ対応のパケットのパケット長情報を、所定時間後に減算する蓄積量テーブルと、前記共通バッファの輻輳状態発生時に、前記蓄積量テーブルの蓄積量最大のユーザ対応のパケットの廃棄を制御する制御部とを備えたことを特徴とするパケット伝送制御装置。
(付記2)前記読出制御部により前記共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とに時刻情報を付加して順次蓄積し、前記時刻情報を基に所定時間後に前記ユーザ情報とパケット長情報とを読出して、前記蓄積量テーブルにユーザ対応の蓄積量の減算値として入力する仮想FIFOを備えたことを特徴とする付記1記載のパケット伝送制御装置。
(付記3)前記蓄積量テーブルの蓄積量をユーザ対応に一定量毎に丸め込みを行って蓄積し、且つ最大蓄積量表示ビットにより最大蓄積量のユーザを検索する比較テーブルを設けたことを特徴とする付記1記載のパケット伝送装置。
(付記4)複数のユーザからのパケットを共通バッファに一時的に蓄積して伝送制御するパケット伝送制御方法に於いて、前記共通バッファにパケットを書込むと共に、該パケットのユーザ情報とパケット長情報とを基に前記共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットの蓄積量を求め、前記共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とを所定時間後に前記パケットの蓄積量から減算して求めた蓄積量を基に、最大蓄積量のユーザを識別して、該ユーザのパケットを前記共通バッファの輻輳状態発生時に廃棄処理する過程を含むことを特徴とするパケット伝送制御方法。
(付記5)前記共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットのパケット長情報を蓄積テーブルに入力して加算し、前記共通バッファから読出したユーザ対応のパケットのパケット長情報を所定時間経過後に前記蓄積量テーブルに入力して前記加算結果から減算してユーザ対応の蓄積量を求め、前記共通バッファの輻輳状態発生時に、最大蓄積量のユーザのパケットの廃棄処理を行う過程を含むことを特徴とする付記4記載のパケット伝送制御方法。
本発明の実施例の要部説明図である。 本発明の実施例の説明図である。 本発明の実施例の蓄積量テーブルの説明図である。 本発明の実施例の蓄積量比較テーブルの説明図である。 従来例の共通バッファの制御構成の説明図である。 従来例の個別バッファの制御構成の説明図である。 従来例の共通バッファの優先制御構成の説明図である。 従来例の空きアドレス管理の説明図である。 従来例の読出アドレス管理の説明図である。
符号の説明
11 高優先クラスの領域
12 低優先クラスの領域
13 アプリケーション識別選択部
14 読出選択部
15 ユーザ毎の蓄積量テーブル
16 仮想FIFO
17 制御部
20 共通バッファ
21 書込制御部
22 読出制御部
23 仮想FIFO+管理部
24 共通バッファ空きアドレスFIFO
25 蓄積量テーブル
26 制御部
27 比較テーブル

Claims (3)

  1. 複数のユーザからのパケットを一時的に蓄積する共通バッファを有するパケット伝送制御装置に於いて、
    前記共通バッファにユーザ対応にパケットの書込みを行う書込制御部と、
    前記共通バッファからユーザ対応のパケットの読出しを行う読出制御部と、
    前記共通バッファからパケットを読出したアドレスを空きアドレスとして蓄積し、前記書込制御部に順次空きアドレスを転送する共通バッファ空きアドレスFIFOと、
    前記共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットのパケット長情報を加算し、前記共通バッファから読出したユーザ対応のパケットのパケット長情報を、所定時間後に減算する蓄積量テーブルと、
    前記共通バッファの輻輳状態発生時に、前記蓄積量テーブルの蓄積量最大のユーザ対応のパケットの廃棄を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするパケット伝送制御装置。
  2. 前記読出制御部により前記共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とに時刻情報を付加して順次蓄積し、前記時刻情報を基に所定時間後に前記ユーザ情報とパケット長情報とを読出して、前記蓄積量テーブルにユーザ対応の蓄積量の減算値として入力する仮想FIFOを備えたことを特徴とする請求項1記載のパケット伝送制御装置。
  3. 複数のユーザからのパケットを共通バッファに一時的に蓄積して伝送制御するパケット伝送制御方法に於いて、
    前記共通バッファにパケットを書込むと共に、該パケットのユーザ情報とパケット長情報とを基に前記共通バッファに書込んだユーザ対応のパケットの蓄積量を求め、前記共通バッファから読出したパケットのユーザ情報とパケット長情報とを所定時間後に前記パケットの蓄積量から減算して求めた蓄積量を基に、最大蓄積量のユーザを識別して、該ユーザのパケットを前記共通バッファの輻輳状態発生時に廃棄処理する過程を含む
    ことを特徴とするパケット伝送制御方法。
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