JP2006126723A - 補助光投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影レンズ情報に応じて被写体に投影する焦点検出用パターンの大きさが変更可能な補助光投影装置を提供すること。
【解決手段】 焦点検出用パターン20を被写体に投影し、前記被写体から反射された該焦点検出用パターンをカメラの自動焦点検出手段に検出させる前記カメラに装着または内蔵、あるいは前記カメラと通信可能な補助光投影装置Aにおいて、前記焦点検出用パターンを投影する投影光学系は、光源31と、該光源からの光を制御する制御手段33と、前記焦点検出用パターンを形成する少なくとも1つのホログラム45と、該ホログラムからの光を前記被写体に投影する投影レンズ群37を有し、前記カメラに装着された撮影レンズ1の情報に基づき前記制御手段で前記ホログラムへの光路を切り替え、前記撮影レンズ情報に応じた前記焦点検出用パターンを前記被写体に投影可能な補助光投影装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動焦点検出用の補助光投影装置に関する。
従来、カメラ撮影の自動焦点検出に使用される補助光投影装置では、被写体が暗い場合や、コントラストが無い若しくは低い場合は、スリット状の縞模様パターンを被写体に投射する。そして、そのパターンをカメラが検出して自動焦点検出を行う。近年、自動焦点検出の検出エリアが拡大している。このため、補助光投影装置では、自動焦点検出に用いられる縞模様パターンを複数に分割して投射することで、より広い範囲で自動焦点検出できる焦点検出用パターンが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
このような、補助光投影装置では、焦点検出用のパターンを形成したフィルムパターンを光源であるLEDの前面に配置し、被写体に焦点検出用パターンを投影する方法や、LEDに形成されたパターンをレンズ等を用いて複数に分割して被写体に投影し、焦点検出用パターンとして用いる方法が使われている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平6−347690号公報 特開平6−313839号公報
しかし、上記特許文献1および2に提案されている補助光投影装置では、被写体に投影される焦点検出用パターンの投影倍率が一定であるため、ズームレンズ等の広角端状態と望遠端状態において、焦点検出用パターンが自動焦点検出手段(AFセンサー)に対して小さくなりすぎたり、大きくなりすぎたりする。例えば、撮影レンズが望遠で焦点距離が100mmの場合では、照射された焦点検出用パターンはAFセンサーの形状に対して大きくなりすぎる。一方、撮影レンズが広角で焦点距離が24mmの場合では、照射された焦点検出用パターンはAFセンサーの形状に対して小さくなりすぎる。この結果、AFセンサーに焦点検出用パターンが重ならなくなったり、AFセンサー部に対して焦点検出用パターンが大きくなりすぎてしまったりして、自動焦点検出ができなくなるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みて行われたものであり、撮影レンズ情報に応じて被写体に投影する焦点検出用パターンの大きさが変更可能な補助光投影装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、被写体の輝度またはコントラストの高低を判定する判定手段を有し、前記判定手段の判定結果に基づいて焦点検出用パターンを前記被写体に投影し、前記被写体から反射された該焦点検出用パターンをカメラの自動焦点検出手段に検出させる前記カメラに装着または内蔵、あるいは前記カメラと通信可能な補助光投影装置において、
前記焦点検出用パターンを投影する投影光学系は、光源と、該光源からの光を制御する制御手段と、該制御手段からの光で前記焦点検出用パターンを形成する少なくとも1つのホログラムを有し、前記カメラに装着された撮影レンズの情報を入手するレンズ情報入手手段からの情報に基づき、前記制御手段で前記ホログラムへの光路を切り替え、前記撮影レンズ情報に応じた大きさの前記焦点検出用パターンを前記被写体に投影可能であることを特徴とする補助光投影装置を提供する。
また、本発明の補助光投影装置では、前記自動焦点検出手段は、複数の焦点検出領域からなり、前記複数の焦点検出領域のうち、選択された少なくとも1つの領域に対応する被写体上の位置に前記焦点検出用パターンを投影するように、前記制御手段が前記ホログラムへの光路を切り替えることが好ましい。
また、本発明の補助光投影装置では、前記投影光学系は、前記ホログラムで形成された前記焦点検出用パターンを前記被写体に投影する投影レンズ群を有することが好ましい。
また、本発明の補助光投影装置では、前記制御手段は、透明電極を有する高分子分散型液晶素子であることが好ましい。
また、本発明の補助光投影装置では、前記制御手段は、透明電極を有する液晶素子であることが好ましい。
また、本発明の補助光投影装置では、前記高分子分散型液晶素子は、前記光源からの光の回折角度を変更可能なことが好ましい。
また、本発明の補助光投影装置では、前記高分子分散型液晶素子、及び前記液晶素子は、前記光源からの光の拡散または透過を制御可能であることが好ましい。
また、本発明の補助光投影装置では、前記ホログラムは、広角端状態と、中間焦点距離状態と、望遠端状態の少なくとも1つの状態に対応する前記焦点検出用パターンを形成することが好ましい。
本発明によれば、撮影レンズ情報に応じて被写体に投影する焦点検出用パターンの大きさが変更可能な補助光投影装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に関し図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明にかかる補助光投影装置を自動焦点カメラに搭載した概略構成図を示す。図2は、本発明の実施形態にかかる補助光投影装置の光学系の概略構成図を示す。図3は、本発明の実施形態にかかる補助光投影装置における広角端状態(W)、中間焦点距離状態(M)、および望遠端状態(T)における焦点検出用パターンと焦点検出手段との位置関係を示す。図4は、本発明の第1実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示す。図5は、本発明の第2実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示す。図6は、本発明の第3実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示し(a)は断面図を、(b)は正面図をそれぞれ示す。図7は、本発明の第4実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示し、(a)は断面図を、(b)は正面図をそれぞれ示す。図8は、第4実施の形態にかかる補助光投影装置における焦点検出用パターンと焦点検出手段との位置関係を示し、(a)は焦点検出手段の配置を示し、(b)は焦点検出用パターンの投影状態を示す。
(実施形態)
図1において、撮影レンズ1は、被写界の光を入射させメインミラー3はこの入射された光を焦点検出系と不図示のファインダー系とに分割する。焦点検出系への光線5はメインミラー3を通過後サブミラー7で反射されて焦点検出手段9に入射し、自動焦点調節のための測距に使用されるとともに、被写体から入射した光の輝度あるいはコントラストが検出されCPU11に送られる。CPU11からの入射光の輝度あるいはコントラストの情報は、判定手段13に送られ、被写体の輝度あるいはコントラストが低いと判断された場合には、補助光投影手段15から被写体上に後述する縦縞模様と横縞模様の組み合わせパターンから成る焦点検出用パターン20(図3参照)を投影する(各部の符号は図3(W)のみに記載し他図では省略する)。
また、撮影レンズ1の焦点距離情報、最短合焦距離情報、最遠合焦距離情報、現在の距離情報等がレンズ情報入手手段21を介して入手され、CPU11に送られる。これらのレンズ情報に基づいてCPU11から補助光投影手段15に焦点検出用パターン20の投影倍率が指示される。補助光投影手段15では、CPU11の指示に基づき、被写体に向けて所定倍率の焦点検出用パターン20を設定して被写体に向けて焦点検出用パターン20が投影される。
投影された焦点検出用パターン20の反射光を撮影レンズ1、メインミラー3、サブミラー7を介して焦点検出手段9に入射し、焦点検出手段9に配設された測距センサーにより焦点検出を行う。自動焦点調節は、焦点検出手段9によって被写体の焦点ずれが検出された後、CUP11を介して不図示のレンズ駆動装置を制御し、焦点調節が行われる。焦点検出手段9からの信号に基づき合焦が行われた後、メインミラー3が跳ね上げられ、シャッター17が動作し、CCD19に被写体像が結像される。このようにして、補助光投影装置Aを搭載する自動焦点カメラが構成されている。
なお、判定手段13は、カメラ側に設けられていても良い。また、補助光投影装置Aは自動焦点カメラに内蔵されていても良いし、自動焦点カメラの外部に、例えば、外付けフラッシュと一体にして配置されていても良い。あるいは、カメラと通信可能なものとして、カメラとは離れた位置に配置されるようにしても良い。
図2は、本発明の実施形態にかかる補助光投影装置の光学系の概略構成図を示す。図2において、投影光学系30は、光源31と、撮影レンズ1の焦点距離に応じた大きさの焦点検出用パターン20を形成する、後述する焦点検出用パターン形成手段33と、焦点検出用パターン形成手段33によって形成された焦点検出用パターン20を被写体35(図3参照)に投影する投影レンズ群37から構成されている。光源31は、LED、ランプ、レーザ等の光源が用いられる。
以下に、本発明の実施形態にかかる補助光投影装置に内蔵される焦点検出用パターン形成手段の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図4は、本発明の第1実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン形成手段を示す。図4において、焦点検出用パターン形成手段33は、高分子分散型液晶41が、透明電極42a、43aを有する透明ガラス基板42、43で挟持されている。透明ガラス基板43の透明電極43aが配設されている面とは反対面側の近傍には、光源31からの光によって焦点検出用パターン20を形成するホログラム45が配設されている。そして、透明電極42a、43aには、電源46と、透明電極42a、43a間の印加電圧を制御する電圧制御手段47が接続されている。
高分子分散型液晶41は、透明電極42a、43a間に印加される電圧によって光源31から入射される光を所定の方向に回折するように形成されている。そして所定の方向に回折された光がホログラム45に入射して、図3に示す縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20が形成され、投影レンズ群37を介して被写体35に投影されるように構成されている。
撮影レンズ1が広角端状態(W)にある時(例えば、焦点距離24mm)、レンズ情報入射手段21、CPU11等を介して補助光投影手段15に撮影レンズ1の焦点距離情報等が伝達される(図1参照)。補助光投影手段15では、伝達された焦点距離情報等に基づき、電圧制御手段47が透明電極42a、43a間の印加電圧を設定する。この印加電圧によって、光源31から入射される光が高分子分散型液晶41で回折されてホログラム45に入射され、ホログラム45で広角端状態W用(図3(W)参照)の縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20がW方向に射出され、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
撮影レンズ1が中間焦点距離状態M(例えば、焦点距離50mm)の時には、電圧制御手段47により印加電圧が中間焦点距離状態用に設定される。この印加電圧によって、光源31から入射される光が高分子分散型液晶41で回折されてホログラム45に入射され、ホログラム45によって中間焦点距離状態M用(図3(M)参照)の縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20がM方向に射出されて、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
撮影レンズ1が望遠端状態T(例えば、焦点距離100mm)の時には、電圧制御手段47により印加電圧が望遠端状態用に設定される。この印加電圧によって、光源31から入射される光が高分子分散型液晶41で回折されてホログラム45に入射され、ホログラム45によって望遠端状態T用(図3(T)参照)の縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20がT方向に射出されて、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
本第1実施形態では、撮影レンズ1の焦点距離情報等に応じて焦点検出用パターン20の大きさが焦点検出用パターン形成手段33のホログラム45で選択形成され投影レンズ群37を介して被写体35に投影される。これにより、被写体35に投影される焦点検出パターン20は、図3に示すように、ファインダー内で広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tの各状態において焦点検出手段9にほぼ一致する大きさにすることが可能になる。この結果、広角端状態Wから望遠端状態Tに亘って焦点検出動作を確実に行うことが可能になる。
なお、広角端状態Wと中間焦点距離状態M、及び中間焦点距離状態Mと望遠端状態Tのそれぞれの状態間では、撮影レンズ1の焦点距離に応じてどちらかの焦点検出用パターン20を被写体35に投影することで焦点検出手段9から大きくずれることがないようにすることができ焦点検出を確実に行うことができる。また、投影光学系30に変倍レンズを導入し焦点検出用パターン20の投影倍率をそれそれの状態間で微調できるようにしても良い。
なお、焦点検出手段9の複数の焦点検出領域の内、選択された少なくとも1つの焦点検出領域に、この領域に配置されている測距センサーに対応する(横センサの場合には縦パターンを縦センサーの場合には横パターン)焦点検出用パターンを投影するようにホログラムへの光路を切り替える構成とすることもできる。
なお、上記実施の形態では、ホログラム45はそれぞれの状態W、M、Tで拡散の大きさを変更するようにしたが、焦点検出領域9に配置されているセンサーの形状に応じて焦点検出パターン20を選択して(縦パターン、横パターンを選択した)照射するようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態にかかる焦点検出用パターン発生手段に関し図5を参照しつつ説明する。第1実施形態と同様の構成は同じ符号を付し説明を省略する。
図5において、焦点検出用パターン形成手段133は、高分子分散型液晶141が、透明電極42aを有する透明ガラス基板42と、それぞれ分割された透明電極43aW、43aM、及び43aTを有する透明ガラス基板43で挟持されている。透明ガラス基板43の透明電極が配設されている面とは反対面側の近傍には、光源31からの光によって広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tのそれぞれの大きさの焦点検出用パターン20を形成するホログラム45W、45M、及び45Tがそれぞれ透明電極43aW、43aM、43aTに対向してそれぞれ配設されている。そして、透明電極42aと、それぞれの透明電極43aW、43aM、43aTには、電源46と、透明電極間の印加電圧を制御する電圧制御手段47が接続されている。
高分子分散型液晶141は、透明電極42と、それぞれの透明電極43aW、43aM、43aT間に印加される電圧によって光源31から入射される光を散乱状態から透過状態に切り替えるスイッチの働きをするように形成されている。電圧を印加する透明電極を選択することによって、広角端状態W、中間焦点距離状態M、望遠端状態T用のいずれかのホログラム45W,45M,45Tを選択してそれぞれに応じた大きさの焦点検出用パターン20が選択形成され、投影レンズ群37を介して被写体35に投影されるように構成されている。
撮影レンズ1が広角端状態(W)にある時(例えば、焦点距離24mm)、レンズ情報入射手段21、CPU11等を介して補助光投影手段15に撮影レンズ1の焦点距離情報等が伝達される(図1参照)。補助光投影手段15では、伝達された焦点距離情報等に基づき、電圧制御手段47が透明電極42a、43aW間に印加電圧を供給する。この印加電圧によって、高分子分散型液晶141が散乱状態から透過状態に切り替えられて光源31から入射される光がホログラム45Wに入射され、ホログラム45Wによって広角端状態W用(図3(W)参照)の縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20が射出され、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
撮影レンズ1が中間焦点距離状態M(例えば、焦点距離50mm)の時には、電圧制御手段47が透明電極42a、43aM間に印加電圧を供給する。この印加電圧によって、高分子分散型液晶141が散乱状態から透過状態に切り替えられて光源31から入射される光がホログラム45Mに入射され、ホログラム45Mによって中間焦点距離状態M用(図3(M)参照)の縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20が射出され、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
撮影レンズ1が望遠端状態T(例えば、焦点距離100mm)の時には、電圧制御手段47が42a、43T間に印加電圧を供給する。この印加電圧によって、高分子分散型液晶141が散乱状態から透過状態に切り替えられて光源31から入射される光がホログラム45Tに入射され、ホログラム45Tによって望遠端状態T用(図3(T)参照)の縦パターンと横パターンの組み合わせから成る焦点検出用パターン20が射出され、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
本第2実施形態では、撮影レンズ1の焦点距離情報等に応じて焦点検出用パターン20の大きさが焦点検出用パターン形成手段133のホログラム45W、45M、45Tで選択されて形成され投影レンズ群37を介して被写体35に投影される。これにより、被写体35に投影される焦点検出パターン20は、図3に示すように、ファインダー内で広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tの各状態において焦点検出手段9にほぼ一致する大きさにすることが可能になる。この結果、広角端状態Wから望遠端状態Tに亘って焦点検出動作を確実に行うことが可能になる。
なお、広角端状態Wと中間焦点距離状態M、及び中間焦点距離状態Mと望遠端状態Tのそれぞれの状態間では、撮影レンズ1の焦点距離に応じてどちらかの焦点検出用パターン20を被写体35に投影することで焦点検出手段9から大きくずれることが無いようにすることができ焦点検出を確実に行うことができる。また、投影光学系30に変倍レンズを導入し焦点検出用パターン20の投影倍率をそれそれの状態間で微調できるようにしても良い。
なお、高分子分散型液晶141は、偏光板を配置した液晶素子を用いても良い。この際、偏光板で光量が減少するので、その分光源3の光量を高める必要がある。また、焦点検出用パターン形成手段133は、広角端状態用W、中間焦点距離用M,及び望遠端状態用Tを個別に形成して一体としても良いし、高分子分散型液晶141を一体として用い、透明電極43aW、43aM、43aTとホログラム45W、45M,45Tをそれぞれ分割して形成しても良い。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態にかかる焦点検出用パターン発生手段に関し図6を参照しつつ説明する。第2実施形態と同様の構成は同じ符号を付し説明を省略する。
図6おいて、焦点検出用パターン形成手段233は、高分子分散型液晶141を、透明電極42aを有する透明ガラス基板42と、それぞれ分割された透明電極43aW、43aM、及び43aTを有する透明ガラス基板43で挟持されている。透明ガラス基板43の透明電極が配設されている面とは反対面側の近傍には、光源31からの光によって広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tのそれぞれの大きさに対応した焦点検出用パターン20を形成するホログラム45W、45M、及び45Tがそれぞれ透明電極43aW、43aM、43aTに対向してそれぞれ配設されている。そして、透明電極42aと、それぞれの透明電極43aW、43aM、43aTには、電源46と、透明電極間の印加電圧を制御する電圧制御手段47が接続されている。
高分子分散型液晶141は、透明電極42と、それぞれの透明電極43aW、43aM、43aT間に印加される電圧によって光源31から入射される光を散乱状態から透過状態に切り替えるスイッチの働きをするように形成されている。電圧を印加する透明電極を選択することによって、広角端状態W、中間焦点距離状態M、望遠端状態T用のホログラム45W,45M,45Tが選択され、それに対応する大きさの焦点検出用パターン20が形成され、投影レンズ群37を介して被写体35に投影されるように構成されている。
焦点検出用パターン形成手段233の動作と形成される焦点検出用パターン20と焦点検出領域の関係、作用、及び効果は第2実施形態と同様であり説明を省略する。
本第3実施形態では、第2実施形態と同様に、撮影レンズ1の焦点距離情報に応じて焦点検出用パターン20の大きさが焦点検出用パターン形成手段233のホログラム45W、45M、45Tで選択形成され投影レンズ群37を介して被写体35に投影される。これにより、被写体35に投影される焦点検出パターン20は、図3に示すように、ファインダー内で広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tにおいて焦点検出手段9にほぼ一致する大きさにすることが可能になる。この結果、広角端状態Wから望遠端状態Tに亘って焦点検出動作を確実に行うことが可能になる。
なお、広角端状態Wと中間焦点距離状態M、及び中間焦点距離状態Mと望遠端状態Tのそれぞれの状態間では、撮影レンズ1の焦点距離に応じてどちらかの焦点検出用パターン20を被写体35に投影することで焦点検出手段9から大きくずれることがないようにすることができ焦点検出を確実に行うことができる。また、投影光学系30に変倍レンズを導入し焦点検出用パターン20の投影倍率をそれそれの状態間で微調できるようにしても良い。
なお、高分子分散型液晶141は、偏光板を配置した液晶素子を用いても良い。この際、偏光板で光量が減少するので、その分光源3の光量を高める必要がある。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態にかかる焦点検出用パターン発生手段に関し図7、図8を参照しつつ説明する。第3実施形態と同様の構成は同じ符号を付し説明を省略する。
図7において、焦点検出用パターン形成手段333は、高分子分散型液晶141を、透明電極42aを有する透明ガラス基板42と、それぞれ同心円状に分割された透明電極43aW、43aM、及び43aTを有する透明ガラス基板43で挟持されている。透明ガラス基板43の透明電極が配設されている面とは反対面側の近傍には、光源31からの光によって広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tのそれぞれ大きさに対応した後述する焦点検出用パターン320(図8参照)を形成するホログラム45W、45M、及び45Tがそれぞれ透明電極43aW、43aM、43aTに対向してそれぞれ同心円状に配設されている。そして、透明電極42aと、それぞれの透明電極43aW、43aM、43aTには、電源46と、透明電極間の印加電圧を制御する電圧制御手段47が接続されている。
高分子分散型液晶141は、透明電極42と、それぞれの透明電極43aW、43aM、43aT間に印加される電圧によって光源31から入射される光を散乱状態から透過状態に切り替えるスイッチの働きをするように形成されている。電圧を印加する透明電極を選択することによって、広角端状態W、中間焦点距離状態M、望遠端状態Tのいずれかの大きさに対応する焦点検出用パターン320が中央位置(中央位置に対する焦点検出用パターンは図示せず)とそれの周囲に円状に形成され、投影レンズ群37を介して被写体35に投影される。
本第4実施の形態に用いられる焦点検出手段309は図8(a)に示すように、中央の測距センサー310aとその周辺に略円状に配置された各測距センサー310bで構成されている。各測距センサー310a、310bは、例えば十字センサーが使用され、それぞれに対応しての焦点検出領域310がカメラのファインダー22に表示される(センサー310a、310bは見えない)。
図7に示すホログラム45W、45M,45Tのぞれぞれで投影される焦点検出用パターン320は、図8(a)に示す中央の測距センサー310aとその周辺に略円状に配置された各測距センサー310bにそれぞれ対応する位置に各倍率に応じて形成される。例えば、図8(b)に示すように、広角端状態(W)において被写体に投影された焦点検出用パターン320は、中央の測距センサー310aとその周辺部の各測距センサー310bで検出され、不図示のレンズ駆動装置を介して焦点調節が行われる。
撮影レンズ1が広角端状態(W)にある時(例えば、焦点距離24mm)、レンズ情報入射手段21、CPU11等を介して補助光投影手段15に撮影レンズ1の焦点距離情報等が伝達される(図1参照)。補助光投影手段15では、伝達された焦点距離情報等に基づき、電圧制御手段47で透明電極42a、43aW間に印加電圧を供給する。この印加電圧によって、高分子分散型液晶141が散乱状態から透過状態に切り替えられて光源31から入射される光が同心円状のホログラム45Wに入射され、ホログラム45Wによって広角端状態Wに対応する大きさの中央位置とそれの周囲に円状に形成された焦点検出用パターン320が射出され、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。投影された焦点検出用パターン320からの反射光は、撮影レンズ1を介して焦点検出手段309に入射し焦点検出手段309で焦点検出が行われるように構成されている(図1参照)。焦点調整動作は前述の実施形態と同様であり説明を省略する。
撮影レンズ1が中間焦点距離状態M(例えば、焦点距離50mm)の時には、電圧制御手段47が透明電極42a、43aM間に印加電圧を供給する。この印加電圧によって、高分子分散液晶141が散乱状態から透過状態に切り替えられて光源31から入射される光が同心円状でホログラム45Wの内径側に配置されたホログラム45Mに入射され、ホログラム45Mによって、中間焦点距離状態Mに対応する大きさの中央位置とそれの周囲に円状に形成された焦点検出用パターン320が射出されて、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
望遠端状態T(例えば、焦点距離100mm)の時には、電圧制御手段47が42a、43T間に印加電圧を供給する。この印加電圧によって、高分子分散液晶141が散乱状態から透過状態に切り替えられて光源31から入射される光が同心円状でホログラム45Mの内径側に配置されたホログラム45Tに入射され、ホログラム45Tによって望遠端状態Tに対応する大きさの中央位置とそれの周囲に円状に形成された焦点検出パターン320が射出されて、この光が投影レンズ群37に入射されて被写体35に投影される。
図8(b)に示すように、ホログラム45W、45M,45Tでそれぞれ形成される中央位置とそれの周囲に円状に形成された焦点検出用パターン320は、撮影レンズ1の焦点距離に応じて焦点検出手段309の位置に対応するように形成され、投影レンズ群37を介して被写体35に投影される。
本第4実施形態では、焦点検出用パターン形成手段333で形成され投影レンズ群37で投影された焦点検出パターン320は、図8(b)に示すように、広角端状態W、中間焦点距離状態M、及び望遠端状態Tの各状態において、焦点検出領域310の位置にほぼ一致するように投影することが可能になる。この結果、広角端状態Wから望遠端状態Tに亘って焦点検出を確実に行うことが可能になる。
なお、広角端状態Wと中間焦点距離状態M、及び中間焦点距離状態Mと望遠端状態Tのそれぞれの状態間では、撮影レンズ1の焦点距離に応じてどちらかの焦点検出用パターン20を被写体35に投影することで焦点検出手段309から大きくずれることが無くなり焦点検出を確実に行うことができる。また、投影光学系30に変倍レンズを導入し焦点検出用パターン320の投影倍率をそれそれの状態間で微調できるようにしても良い。
なお、上記実施形態では、投影光学系に投影レンズ群を配置しているが、投影レンズ群を用いない構成としても良い。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
本発明にかかる補助光投影装置を自動焦点カメラに搭載した概略構成図を示す。 本発明の実施形態にかかる補助光投影装置の光学系の概略構成図を示す。 本発明の実施形態にかかる補助光投影装置における広角端状態(W)、中間焦点距離状態(M)、および望遠端状態(T)における焦点検出用パターンと焦点検出手段との位置関係を示す。 本発明の第1実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示す。 本発明の第2実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示す。 本発明の第3実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示し(a)は断面図を、(b)は正面図をそれぞれ示す。 本発明の第4実施形態にかかる補助光投影装置の焦点検出用パターン発生手段を示し、(a)は断面図を、(b)は正面図をそれぞれ示す。 第4実施の形態にかかる補助光投影装置における焦点検出用パターンと焦点検出手段との位置関係を示し、(a)は焦点検出手段の配置を示し、(b)は焦点検出用パターンの投影状態を示す。
符号の説明
1 撮影レンズ
3 メインミラー
7 サブミラー
9、309 焦点検出手段
11 CPU
13 判定手段
15 補助光投影手段
17 シャッター
19 CCD
20、320 焦点検出用パターン
21 レンズ情報入手手段
22 ファインダー
30 投影光学系
31 光源
33、133、233、333 焦点検出用パターン形成手段
35 被写体
37 投影レンズ群
41、141 高分子分散型液晶
42、43 透明ガラス基板
42a、43a 透明電極
45 ホログラム
46 電源
47 電圧制御手段
310 焦点検出領域

Claims (8)

  1. 被写体の輝度またはコントラストの高低を判定する判定手段を有し、
    前記判定手段の判定結果に基づいて焦点検出用パターンを前記被写体に投影し、前記被写体から反射された該焦点検出用パターンをカメラの自動焦点検出手段に検出させる前記カメラに装着または内蔵、あるいは前記カメラと通信可能な補助光投影装置において、
    前記焦点検出用パターンを投影する投影光学系は、光源と、該光源からの光を制御する制御手段と、該制御手段からの光で前記焦点検出用パターンを形成する少なくとも1つのホログラムを有し、
    前記カメラに装着された撮影レンズの情報を入手するレンズ情報入手手段からの情報に基づき、前記制御手段で前記ホログラムへの光路を切り替え、前記撮影レンズ情報に応じた大きさの前記焦点検出用パターンを前記被写体に投影可能であることを特徴とする補助光投影装置。
  2. 前記自動焦点検出手段は、複数の焦点検出領域からなり、
    前記複数の焦点検出領域のうち、選択された少なくとも1つの領域に対応する被写体上の位置に前記焦点検出用パターンを投影するように、前記制御手段が前記ホログラムへの光路を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の補助光投影装置。
  3. 前記投影光学系は、前記ホログラムで形成された前記焦点検出用パターンを前記被写体に投影する投影レンズ群を有することを特徴とする請求項1または2に記載の補助光投影装置。
  4. 前記制御手段は、透明電極を有する高分子分散型液晶素子であることを特徴とする請求項1または2または3に記載の補助光投影装置。
  5. 前記制御手段は、透明電極を有する液晶素子であることを特徴とする請求項1または2または3に記載の補助光投影装置。
  6. 前記高分子分散型液晶素子は、前記光源からの光の回折角度を変更可能なことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の補助光投影装置。
  7. 前記高分子分散型液晶素子、及び前記液晶素子は、前記光源からの光の拡散または透過を制御可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の補助光投影装置。
  8. 前記ホログラムは、広角端状態と、中間焦点距離状態と、望遠端状態の少なくとも1つの状態に対応する大きさの前記焦点検出用パターンを形成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の補助光投影装置。
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