JP2006123810A - 車載メータ及びエンジン制御ユニット - Google Patents

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孝二 佐々木
Jun Kawagoe
純 川越
Tokiaki Endo
常昭 遠藤
Sumio Watanabe
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Abstract

【課題】エンジン駆動車両のメータパネルの裏側のスペースを有効に活用し、CPU及びセンサの数の削減を図ってコストの低減を図るとともに、ECUの動作の安定化を図って、信頼性を向上させる。
【解決手段】車載メータの表示部10を駆動する表示回路21の構成部品と、エンジン点火用の高電圧を発生するイグニッションコイルIGの一次電流を制御する点火回路22の構成部品と、エンジン用燃料噴射装置のインジェクタINJを駆動する噴射駆動回路23の構成部品と、点火回路22と噴射駆動回路23とを制御するECUのCPU25と、CPU25に各種センサの出力を入力する入力回路26の構成部品とを、表示部21の背面側に配置される制御基板20に取り付ける。ECUのCPU25を表示回路21を制御するためのCPUとして兼用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の制御や運転者に対する情報の表示等を行なう車載システムの一部を構成する車載メータ及びエンジン制御ユニットに関するものである。
エンジンにより駆動される車両においては、例えば特許文献1に示されているように、車速、エンジンの回転数、燃料の残量、エンジンの冷却水温度、各種の警告表示などを行なう表示部と、CPUを用いて該表示部を制御するメータ制御部とからなる車載メータを設けて、運転者に必要な情報を与えるための表示を行なわせるようにしている。またエンジンの点火時期や燃料噴射量を制御するために、CPUと各種の電気回路とを備えたECU(電子制御ユニット)を設けている。
図2は、従来の車両に設けられていた車載メータ1の構成例を示すブロック図である。同図において101は、LCD、LEDなどの発光素子や、アナログ表示器などからなる表示器を備えた表示部で、この表示部は、運転者の前方に配置されるメータパネル4に取り付けられている。102は表示部101の各表示器に表示動作を行なわせるための制御を行なうメータ制御部で、CPU102Aと、各種センサの出力等をCPU102Aに入力する入力回路102Bと、CPU102Aが出力する表示内容を表示部101の所定の表示器に表示させるべく該表示器を駆動する表示回路102Cとにより構成されている。CPU102A、入力回路102B及び表示回路102Cの構成部品は、制御基板103に取り付けられて表示部101の裏側に配置されている。入力回路102Bには、車載メータ専用に設けられた大気圧センサSa′、吸気温センサSb′、エンジン温度センサSc′、車速センサSe′などの各種センサの出力の外、エンジンの回転数の情報を含む回転数信号Nや、ECUが出力するダイアグノーシス情報を示す電気信号Dなどが入力されている。
車載メータのCPU102Aは、専用のセンサから与えられる大気圧、吸気温度、エンジン温度、車速、エンジン回転数などの情報や、ECUが発生するダイアグノーシス情報を入力回路102Bを通して読み込んで、A/D変換や、表示内容を求めるための各種の演算等を行なって、表示回路102Cを通して表示部101の表示器に駆動信号を与えることにより、所定の表示動作を行なわせる。
図3はECU2の構成例を示したもので、図示のECUは、エンジン点火用の高電圧を発生するイグニッションコイル(点火コイル)IGの一次電流を制御する点火回路201と、エンジン用燃料噴射装置のインジェクタINJを駆動する噴射駆動回路202と、排気バルブを操作するソレノイドや、ISC(Idle Speed Control)バルブを操作するソレノイド等の各種の被制御負荷Aを駆動する駆動回路203と、点火回路201と噴射駆動回路202と駆動回路203とを制御するCPU204と、CPU204に各種センサの出力等を入力する入力回路205と、CPU204が出力するダイアグノーシス情報等の情報を所定の電気信号として出力する出力回路206とからなっている。入力回路205には、ECU専用に設けられた大気圧センサSa、吸気温センサSb、エンジン温度センサSc、排気温センサSd、車速センサSe及びクランクセンサ(エンジンのクランク角情報を含む信号を出力するセンサ)Scr等の各種のセンサの出力の外、エンジンの停止、走行モードの選択等の各種の指令を与えるスイッチSWの状態を示す信号などが入力されている。ECU2は、車載メータとは別個に設けられて、適宜の箇所に取り付けられている。
ECU2のCPU204は、クランクセンサScrから与えられる信号からエンジンの回転速度を演算するとともに、他の各種のセンサから与えられる情報に基づいて、各回転速度におけるエンジンの最適の点火時期を演算して、演算した点火時期が検出されたときに点火回路201に点火信号を与える。点火回路201は、点火信号が与えられたときにエンジンの所定の気筒に取り付けられた点火プラグに対して設けられたイグニッションコイルIGの一次電流を制御して、該イグニッションコイルの二次コイルに高電圧を誘起させる。この高電圧は、エンジンの気筒に取り付けられた点火プラグに印加されるため、該点火プラグで火花が生じてエンジンが点火される。
CPU204はまた、各種のセンサから与えられる情報に基づいてインジェクタから燃料の噴射行なわせる時間(噴射時間)を演算して、演算した噴射時間に相応した信号幅を有する噴射指令信号を噴射駆動回路202に与える。噴射駆動回路202は、噴射指令信号に応答してインジェクタINJに駆動電流を流して、演算された噴射時間の間インジェクタINJから燃料を噴射させる。
CPU204はまた、駆動回路203に制御信号を与えて、ISCバルブを操作するソレノイドを制御することにより、エンジンのアイドル回転速度を制御したり、その他の被制御負荷を制御したりする。またエンジンに異常が生じた時には、CPU204がダイアグノーシス情報を発生して、その情報与えるダイアグノーシス信号Dを出力回路206を通して出力する。このダイアグノーシス信号はワイヤハーネスを通して車載メータのCPU103に与えられる。
特開2000−62498号公報
従来の車載システムでは、車載メータ1とECU2とが別個に設けられていて、それぞれに対して別々にCPUとセンサ類とが設けられていたため、コストが高くなるのを避けられなかった。
また従来の車載システムでは、エンジン等の異常を検出したときにECUが発生するダイアグノーシス情報を車載メータに表示させるために、ECUと車載メータのメータ制御部とをワイヤハーネスで接続する必要があり、このこともコストの上昇を招く一因になっていた。
なお車載の複数のCPU間で通信を行ない得るようにして、複数のCPUでセンサ類を共有するシステムも開発されている。このように構成すれば、センサ類のコストを削減することができるが、複数のCPU間で通信を行なうようにした場合には、通信ケーブルや通信用ICが必要になるため、システム全体のコストの低減を図る上で限界があった。
更に、従来の車載メータにおいては、メータ制御部にCPUを用いることにより、該メータ制御部の小形化が図られているが、表示部は、視認性を確保するために、小形に構成することができないため、表示部の背後に大きなデッドスペースが生じるのを避けられなかった。
本発明の目的は、ECUの構成部品とメータ制御部の構成部品とを共通の制御基板に取り付けることにより、車載メータの表示部の後方に大きなデッドスペースが生じるのを防いで、スペースの有効利用を図ることができるようにした車載メータ及びエンジン制御ユニットを提供することにある。
本発明の目的は、エンジンを制御するECUのCPUに車載メータの表示部を制御する機能を持たせるとともに、ECUと車載メータとがセンサ類を共有することができるようにすることにより、コストの低減を図った車載メータ及びエンジン制御ユニットを提供することにある。
本発明の他の目的は、ECUが発生するダイアグノーシス情報(エンジンのオーバヒート等の異常に関する情報)をワイヤハーネスを介することなく直接メータ制御部に伝えてその表示を行なわせることができるようにして、コストの低減を図った車載メータ及びエンジン制御ユニットを提供することにある。
本発明に係わる車載メータ及びエンジン制御ユニットは、車載メータの表示部を制御するメータ制御部の構成部品が取り付けられた制御基板に、エンジンを制御するECUの構成部品を実装することにより構成される。
上記のように構成すると、ECUの構成部品とメータ制御部の構成部品とを共通の制御基板に取り付けて、車載メータの表示部の後方に大きなデッドスペースが生じるのを防ぐことができるため、車両のスペースの有効利用を図ることができる。
本発明の好ましい態様では、車載メータの表示部の背面側に配置される制御基板に表示部を制御するメータ制御部の構成部品とエンジンを制御するECUの構成部品とが取り付けられる。またECUのCPUがメータ制御部に設けられるCPUを兼ねていて、ECU及びメータ制御部に制御条件を与えるセンサの出力がECUのCPUに入力される。
上記のように構成すると、車載メータ及びECUでCPUとセンサとを共有することになるため、CPU及びセンサの数を少なくしてコストの低減を図ることができる。また従来はECUが厳しい環境に設置されることが多かったが、上記のように構成すると、環境条件が良好なメータパネルの裏側にECUが配置されることになるため、ECUの動作を安定にしてその信頼性を高めることができる。
また上記のように構成すると、ECUが発生するエンジンのオーバヒート等のダイアグノーシス情報を制御基板の配線部分を通して直接メータ制御部に伝えてその表示を行なわせることができるため、従来必要としたワイヤハーネスを省略してコストの低減を図ることができる。
本発明の他の好ましい態様では、車載メータの表示部を駆動する表示回路の構成部品と、エンジン点火用の高電圧を発生するイグニッションコイルの一次電流を制御する点火回路の構成部品と、エンジン用燃料噴射装置のインジェクタを駆動する噴射駆動回路の構成部品と、前記表示回路と点火回路と噴射駆動回路とを制御するCPUと、前記CPUに各種センサの出力を入力する入力回路の構成部品とが、表示部の背面側に配置された共通の制御基板に取り付けられる。
本発明の他の好ましい態様では、ECUのCPUと外部のコンピュータとの間で通信を行なう際に外部のコンピュータにつながる通信ケーブルを接続するための接続端子が制御基板に取り付けられる。
上記のように構成すると、外部のコンピュータを通信ケーブルと上記接続端子とを通してECUのCPUに接続して、外部コンピュータとECUのCPUとの間で通信を行なわせることにより、ECU内のメモリに記憶させておく各種の制御条件の書き換えを容易に行なうことができる。
また上記のように構成しておくと、ECU内のメモリに蓄積されている運転データ(燃費、走行距離、走行時間など)をコンピュータの画面に表示させてモニタすることができるため、エンジンの状態を正確に把握して、ECU内のメモリに記憶させる制御データの選択を的確に行なわせることができる。
本発明の他の好ましい態様では、制御基板が表示部とともにメータパネルに取り付けられる。またメータパネルには、ECUに各種の指令を入力する入力装置が取り付けられ、表示部は、文字情報を表示する機能を有するディスプレイを備えている。更にECUには、入力装置からデータ表示指令が与えられたときに該ECU内に蓄積されている各種のデータを表示部のディスプレイに表示する表示制御手段を備えている。
上記のように構成すると、メータパネルに設けられた入力装置を操作することにより、ECU内に蓄積されているデータをディスプレイに表示させて見ることができるため、車両の運転状況を容易に把握することができる。
以上のように、本発明によれば、ECUの構成部品とメータ制御部の構成部品とを共通の制御基板に取り付けて、車載メータの表示部の後方に大きなデッドスペースが生じるのを防ぐことができるため、車両のスペースの有効利用を図ることができる。
また本発明において、ECUとメータ制御部とがCPU及びセンサを共有するようにした場合には、CPU及びセンサの数を少なくしてコストの低減を図ることができる。また本発明によれば、環境条件が良好なメータパネルの裏側にECUが配置されるため、ECUの動作を安定にしてその信頼性を高めることができる。
また本発明によれば、ECUが発生するエンジンのオーバヒート等のダイアグノーシス情報を制御基板の配線部分を通して直接メータ制御部に伝えてその表示を行なわせることができるため、従来必要としたワイヤハーネスを省略してコストの低減を図ることができる。
更に本発明において、ECUのCPUと外部のコンピュータとの間で通信を行なう際に外部のコンピュータにつながる通信ケーブルを接続するための接続端子を制御基板に取り付けた場合には、外部のコンピュータを通信ケーブルと上記接続端子とを通してECUのCPUに接続して、外部コンピュータとECUのCPUとの間で通信を行なわせることができるため、ECU内のメモリに記憶させておく各種の制御条件の書き換えを容易に行なうことができる。またこのように構成した場合には、ECU内のメモリに蓄積されている運転データ(燃費、走行距離、走行時間など)をコンピュータの画面に表示させてモニタすることができるため、エンジンの状態を正確に把握して、ECU内のメモリに記憶させる制御データの選択を的確に行なわせることができる。
また本発明において、ECUに各種の指令を入力する入力装置をメータパネルに取り付け、文字情報を表示する機能を有するディスプレイを表示部に設けるとともに、入力装置からデータ表示指令が与えられたときにECU内に蓄積されている各種のデータを表示部のディスプレイに表示する表示制御手段をECUに設けた場合には、メータパネルに設けられた入力装置を操作することにより、ECU内に蓄積されているデータをディスプレイに表示させて見ることができるため、車両の運転状況を容易に把握することができるという利点が得られる。
図1は、本発明の好ましい実施形態の構成をブロック図で示したものである。同図において10はメータパネルに取り付けられた表示部で、この表示部は、アナログ表示器11,12、LEDなどの発光表示器13a〜13d、文字情報を表示する機能を有するディスプレイ14等を備えている。
20は、表示部10の背面側に配置された制御基板(配線が所定のパターンで設けられた回路基板)で、この制御基板には、表示部10を駆動する表示回路21の構成部品と、エンジン点火用の高電圧を発生するイグニッションコイルIGの一次電流を制御する点火回路22の構成部品と、エンジン用燃料噴射装置のインジェクタINJを駆動する噴射駆動回路23の構成部品と、ISC(Idle Speed Control)バルブを操作するソレノイド等の各種の被制御負荷Aを駆動する駆動回路24の構成部品と、CPU25と、CPU25に各種センサの出力を入力する入力回路26の構成部品と、CPU25と外部のコンピュータとの間で通信を行なう際に外部のコンピュータにつながる通信ケーブル(図示せず。)が接続されるコネクタ27とが取り付けられている。
本実施形態では、入力回路26とCPU25と点火回路22と噴射駆動回路23と駆動回路24とによりECUが構成されている。本発明においては、ECUの入力回路26及びCPU25がメータ制御部の入力回路及びCPUを兼ねていて、入力回路26とCPU25と表示回路21とによりメータ制御部が構成されている。
入力回路26には、ECU及びメータ制御部に対して共通に設けられた大気圧センサSa、吸気温センサSb、エンジン温度センサSc、排気温センサSd、車速センサSe及びクランクセンサScr等の各種のセンサの出力の外、エンジンの停止、走行モードの選択、盗難防止のための手段を有効または無効にすることの選択等の各種の指令を与えるスイッチSWの状態を示す信号などが入力されている。各種の指令を与えるスイッチSWは、運転者がメータパネル側から操作し得るようにしておくのが好ましい。この場合、スイッチSWの端子は、ワイヤハーネスを介することなく、制御基板20の配線パターンに直接接続するようにしておくのが好ましい。
また図示しないメータパネルには、ECUにデータ表示指令等の各種の指令を入力する入力装置30が取り付けられ、この入力装置30から与えられる指令が入力回路26を通してCPU25に入力されるようになっている。制御基板20と、該制御基板に取り付けられた各部品とにより本発明に係わる車載メータ及びエンジン制御装置40が構成されている。
CPU25は、クランクセンサScrから与えられる信号からエンジンの回転速度を演算するとともに、他のセンサから与えられる情報に基づいて、各回転速度におけるエンジンの点火時期を演算し、演算した点火時期が検出されたときに点火回路22に点火信号を与える。点火回路22は、点火信号が与えられたときにエンジンの所定の気筒に取り付けられた点火プラグに対して設けられたイグニッションコイルIGの一次電流を制御して、該イグニッションコイルの二次コイルに高電圧を誘起させる。この高電圧は、エンジンの気筒に取り付けられた点火プラグに印加され、該点火プラグで火花放電が生じてエンジンが点火される。
CPU25はまた、各種のセンサから与えられる情報に基づいて燃料の噴射時間を演算し、演算した噴射時間に相応した信号幅を有する噴射指令信号を噴射駆動回路23に与える。噴射駆動回路23は、噴射指令信号に応じてインジェクタINJに駆動電流を流して、演算された噴射時間の間インジェクタINJから燃料を噴射させる。
CPU25はまた、駆動回路24に制御信号を与えて、ISCバルブを操作するソレノイドを制御することにより、エンジンのアイドル回転速度を制御したり、その他の被制御負荷を制御したりする。
CPU25は更に、センサから与えられる大気圧、吸気温度、エンジン温度、排気温度、車速、エンジン回転数などの検出信号を用いて表示内容を求めるための各種の演算等を行ない、表示回路21を通して表示部10の表示器に信号を与えることにより、演算された表示内容の表示を行なわせる。
CPU25はまた、センサから与えられる検出信号からエンジンにオーバヒート等の異常が生じたことを検出した時にダイアグノーシス情報を発生して、その情報を表示回路21を通して表示部10に与えて表示させる。
またECUは、CPU25に所定のプログラムを実行させることにより、入力装置30からデータ表示指令が与えられたときに該ECU内のメモリに蓄積されている各種のデータを表示部10のディスプレイ14に表示するための処理を行なう表示制御手段を構成する。
車載メータは、視認性を確保するために、表示部が相当な大きさを有しており、メータパネルの背面側には、大きなスペースが形成されている。従来はこのスペースを空きスペースとしていたが、本発明においては、メータパネルの裏側に配置される車載メータに設ける制御基板に、ECUとメータ制御部とを組み込むようにしたので、メータパネルの裏側のスペースを有効に活用することができる。
また従来は、ECUが厳しい環境に設置されていたが、本発明においては、ECUを環境条件が良好なメータパネルの裏側に配置するので、ECUの動作を安定にして、その信頼性を向上させることができる。
また上記の実施形態のように、ECUとメータ制御部とでCPU及びセンサ類を共有するようにすると、CPU及びセンサの数を少なくすることができるため、コストの低減を図ることができる。
上記のように構成すると、ECUがエンジンの異常を検出したときに発生するダイアグノーシス情報を直接表示回路21に与えて、表示部10で表示させることができるため、従来、ECUとメータ制御部との間に設けていたワイヤハーネスを省略してコストの低減を図ることができる。
従来の車載システムでは、ECU内で演算されている各種の情報(燃費、走行距離、走行時間など)を確認する際に、外部のコンピュータとECUとを通信ケーブルを介して接続して、ECUと外部のコンピュータとの間で通信を行なわせる必要があったが、上記の実施形態のように、表示部10に文字情報を表示する機能を有するディスプレイ14を設けるとともに、メータパネルにデータ表示指令を与える入力装置30を設けて、入力装置30からCPU25にデータ表示指令を与えることにより、ECU内に蓄積されている情報をディスプレイ14上に表示させることができるようにしておくと、外部のコンピュータを用いずに、ECU内のデータを簡単に確認することができる。
またECUに各種の指令を与えるスイッチSWをすべてメータパネルに取り付けるようにしておくと、各種のスイッチとECUとの間の配線を簡単にすることができる。特に、各種のスイッチSWの端子部をECUを実装する制御基板に直接接続するようにすれば、センサのみをワイヤハーネスを通してECUに接続すればよいことになるため、ECU回りの配線を簡単にしてコストの低減を図ることができる。
本発明の実施形態の構成を示したブロック図である。 従来の車載システムにおいて用いられていた車載メータの構成を示したブロック図である。 従来の車載システムにおいて用いられていたECUの構成例を示したブロック図である。
符号の説明
10 表示部
20 制御基板
21 表示回路
22 点火回路
23 噴射駆動回路
24 各種被制御負荷の駆動回路
25 CPU
26 入力回路

Claims (5)

  1. 車載メータの表示部を制御するメータ制御部の構成部品が取り付けられた制御基板に、エンジンを制御するECUの構成部品が取り付けられてなる車載メータ及びエンジン制御ユニット。
  2. 車載メータの表示部の背面側に配置される制御基板に前記表示部を制御するメータ制御部の構成部品とエンジンを制御するECUの構成部品とが取り付けられ、
    前記ECUのCPUが前記メータ制御部に設けられるCPUを兼ねていて、前記ECU及びメータ制御部に制御条件を与えるセンサの出力が前記ECUのCPUに入力されるように構成されていること、
    を特徴とする車載メータ及びエンジン制御ユニット。
  3. 車載メータの表示部を駆動する表示回路の構成部品と、エンジン点火用の高電圧を発生するイグニッションコイルの一次電流を制御する点火回路の構成部品と、エンジン用燃料噴射装置のインジェクタを駆動する噴射駆動回路の構成部品と、前記表示回路と点火回路と噴射駆動回路とを制御するCPUと、前記CPUに各種センサの出力を入力する入力回路の構成部品とが、前記表示部の背面側に配置された共通の制御基板に取り付けられている車載メータ及びエンジン制御ユニット。
  4. 前記ECUのCPUと外部のコンピュータとの間で通信を行なう際に外部のコンピュータにつながる通信ケーブルが接続される接続端子が前記制御基板に取り付けられていること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の車載メータ及びエンジン制御ユニット。
  5. 前記制御基板は前記表示部とともにメータパネルに取り付けられ、
    前記メータパネルには、前記ECUに各種の指令を入力する入力装置が取り付けられ、 前記表示部は、文字情報を表示する機能を有するディスプレイを備え、
    前記ECUは、前記入力装置からデータ表示指令が与えられたときに該ECU内に蓄積されている各種のデータを前記表示部のディスプレイに表示する表示制御手段を備えていること、
    を特徴とする請求項2,3または4に記載の車載メータ及びエンジン制御ユニット。
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