JP2006121645A - 画像圧縮装置および画像圧縮プログラム - Google Patents

画像圧縮装置および画像圧縮プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ラスタライズ後の画像データからなる原画像を圧縮する画像圧縮装置、および情報処理装置内で実行されてその情報処理装置を画像圧縮装置として動作させる画像圧縮プログラムに関し、圧縮率の向上と画質の保持を高いレベルでバランスさせる。
【解決手段】原画像をエッジ画像となめらか画像とに領域分割し、エッジ画像については例えば可逆圧縮を施しなめらか画像については例えば非可逆圧縮処理を施す。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ラスタライズ後の画像データからなる原画像を圧縮する画像圧縮装置、および情報処理装置内で実行されてその情報処理装置を画像圧縮装置として動作させる画像圧縮プログラムに関する。
従来より、記憶容量の低減化や通信量の低減化等のために、画像データを圧縮する技術が広く採用されている。
例えば、特許文献1には、原画像から代表色を選定しCLUT(カラールックアップテーブル)を構成する際に、連続する色番号が近い値の色データを持つように色番号を割り当て、次にCLUTに対応したビットマップを作成して隣接画素間の色番号の差分を求め、差分が大きな値を取る場合、画質劣化を起こさない範囲でビットマップの色番号を変更し、差分を小さな値に偏らせ、差分データに対してランレングス符号化を施すという技術が開示されている。
また、特許文献2には、各色に対応してそれぞれ割り当てられたデータが複数集まって構成される画像用データを非可逆圧縮して符号化し、そして、データの1つを透明色に割り当てると共に、その透明色を可逆とし、画像用データを即値(差分符号化の際の最初の値)とその即値に続く複数の差分値(差分符号化の際の前の値)とで構成し、それらの値を非可逆圧縮して符号化等する際、透明色を表す即値と差分値とを可逆とし、さらに、透明色を表す即値を、各一色のデータ値の中間の値としたり、透明色を表す差分値を「0」としたりするという技術が提案されている。
また、特許文献3には、数を予測された数(s’(j))と実際の数(s(j))との差分によって符号化することが提案されている。
さらに、特許文献4には、n列目の画素データ列に対して、副走査方向の同一画素データの分布状況を認識するとともに、主走査方向の同ー画素データの分布状況を認識し、これらの認識結果を基に、副走査方向に連続する同ー画素データを圧縮処理するか、あるいは主走査方向に連続する同一画素データを圧縮処理するかを決定する画像圧縮装置が提案されている。
ここで、データ圧縮技術を適用した1つのシステムを紹介する。
図1は、データ圧縮技術が適用されたプリントシステムの一例を示す図である。
このプリントシステムは、図1に示すように、ホストコントローラ100と、インタフェース機器200と、プリンタ300とで構成されており、ホストコントローラ100とインタフェース機器200との間はSCSI等の汎用インタフェースケーブル150で接続され、さらにインタフェース機器200とプリンタ300との間は専用インタフェースケーブル250で接続されている。
ホストコントローラ100の内部では、PDF,PS,TIFF等、様々な言語やフォーマットで記述された文字や画像データにRIP(Raster Image Processing)処理が施されることによりビットマップデータが生成され、さらにそのビットマップデータについて圧縮処理が行なわれて圧縮データが生成される。この圧縮データは、ホストコントローラ100から、汎用インタフェースケーブル150を経由してインタフェース機器200に転送される。インタフェース機器200では、転送されてきた圧縮データに伸長処理が施されて、ホストコントローラ100で圧縮処理を施す前の状態のビットマップデータに対するビットマップデータが生成される。ここでホストコントローラ100で施された圧縮処理が非可逆の圧縮処理であったときは、インタフェース機器200での伸長処理により生成されたビットマップデータは、圧縮処理を行なう前のビットマップデータとは完全には一致しないがほぼ同一のビットマップデータである。
インタフェース機器200では、伸長処理後のビットマップデータに、さらに網点情報等がタグとして付加されてプリンタ300に送られる。プリンタ300では、インタフェース機器200から受け取ったビットマップデータとそれに付加されたタグ情報とにしたがって画像がプリント出力される。
ホストコントローラ100とインタフェース機器200とが例えば相互に離れている場合、あるいは、インタフェース機器200が複数台のホストコントローラから画像データを受信するシステムの場合など、ホストコントローラ100とインタフェース機器200を別々の装置として構成する必要がある場合には、ホストコントローラ100で圧縮処理を行なってインタフェース機器200に転送しインタフェース機器で伸長処理を行なうように構成することにより、ホストコントローラ100からインタフェース機器200へのデータ転送時間を短縮することができ、プリントの生産性が向上する。
特開平5−328142号公報 特開平10−164620号公報 特表2001−5−20822号公報 特開平9−200540号公報
上記のように圧縮処理を施すと、データ量が削減され記憶容量の低減化、通信速度の高速化等に役立つ。ところが圧縮処理を施すにあたり、文字や線画のエッジ部をきれいに残すように非可逆圧縮を行なう場合、あるいは可逆圧縮であっても画像の高周波成分までほぼ完全な形で保存するような圧縮処理を行なう場合は、圧縮率が低く、したがって圧縮処理によるデータ量の大幅な削減は期待できない。これとは逆に圧縮率を上げようとすると、非可逆圧縮であってしかも高周波の情報を大きく低減させることになるため、写真等の連続階調画像の場合はもともと高周波成分は少ないため画質劣化は目立ちにくいが、文字や線画のエッジ部の劣化が目立ち、全体として画質が大きく劣化するという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、ビットマップデータからなる画像に、圧縮率の向上と画質の保持とを高いレベルでバランスさせた圧縮処理を施すことのできる画像圧縮装置および画像圧縮プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像圧縮装置は、ラスタライズ後のビットマップデータからなる原画像を圧縮する画像圧縮装置において、
原画像を、所定の評価基準に基づいて、周囲の画素と比べ画素値が急峻に変化した画素値を持つ画素の集合からなるエッジ画像と原画像からエッジ画像を除いたなめらか画像とに領域分割する領域分割部と、
領域分割部で得られたエッジ画像に圧縮処理を施すエッジ画像圧縮部と、
領域分割部で得られたなめらか画像に圧縮処理を施すなめらか画像圧縮部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像圧縮装置は、エッジ画像となめらか画像とに領域分割し、エッジ画像となめらか画像についてそれぞれ圧縮処理を施すものであるため、例えばエッジ画像についてはエッジ部をきれいに残す圧縮処理を行ない、なめらか画像については圧縮率の高い圧縮処理を施すことにより、画質の劣化を最小限に抑えつつ圧縮率を向上させることができる。
ここで、上記本発明の画像圧縮装置において、領域分割部で得られたなめらか画像のサイズを縮小してサイズが縮小されたなめらか画像をなめらか画像圧縮部に渡すサイズ縮小部を備え、なめらか画像圧縮部は、サイズ縮小部から受け取った、サイズが縮小されたなめらか画像に圧縮処理を施すものであってもよい。
なめらか画像の主要部を占める、写真等の連続階調画像は、もともとは、例えば350dpi(dot per inch)等の解像度の画像であり、一方、文字や線画等はエッジ部をきれいに表現するためにそれより高い解像度が必要である。近年のプリンタ(図1のプリンタ300を参照)では、600dpi〜1200dpi、印刷用途の場合は1200dpi〜2400dpi等の仕様であり、したがってラスタライズによりビットマップデータを生成するにあたっては、連続階調画像について、プリンタの解像度に合わせて例えば1200dpi等に解像度を上げる(サイズを大きくする)処理が行なわれ、その解像度を上げた連続階調画像と文字や線画等の画像とが統合されてラスタライズ処理が行なわれる。したがって、連続階調画像は、本来は、そのビットマップデータの解像度は不要であり、この連続階調画像を含むなめらか画像についてサイズを縮小し、サイズが縮小されたなめらか画像について画像処理を施すことにより画質の劣化を防ぎつつ圧縮率の一層の向上が図られる。
ここで、上記本発明の画像圧縮装置において、エッジ画像圧縮部は、典型的には、エッジ画像に可逆圧縮処理を施すものであってもよく、また、なめらか画像圧縮部は、典型的には、なめらか画像に非可逆圧縮処理を施すものであってもよい。
また、上記本発明の画像圧縮装置では、上記所定の評価基準として、注目画素の画素値とその注目画素を取り巻く複数の比較画素の中に、注目画素の画素値と比べ所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かを評価するという評価基準を採用することができ、この場合、領域分割部では、比較画素の中に所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かに応じて、その注目画素が、それぞれ、エッジ画像あるいはなめらか画像に振り分けられる。
また、上記本発明の画像圧縮装置において、上記領域分割部は、原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、原画像上の該画素を含む所定領域内の、エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることが好ましい。
所定領域として8画素×8画素の領域を採用すると、JPEG圧縮に適したなめらか画像が作成されるなど、所定領域内の平均値を採用することにより高周波数成分が取り除かれたなめらか画像が作成される。
ここで、上記領域分割部は、上記所定領域内の全ての画素がエッジ画像に属する画素であった場合に、その所定領域内の各画素に、その所定領域に隣接する領域内の、エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値に基づく画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであってもよい。
ここで、「その所定領域に隣接する領域内の、エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値に基づく画素値」は、隣接する1つの領域について求めた平均値そのものをその所定領域内の各画素の画素値としてもよく、あるいは、その所定領域を挟む2つの領域について求めた2つの平均値の線形補間により求めた画素値を、その所定領域内の各画素の画素値としてもよいことを意味している。
また、上記領域分割部は、原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、原画像上のその画素を挟む、エッジ画像に属する画素を除く複数の画素の画素値からの線形補間により求めた画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることも好ましい形態である。
このような線形補間を採用することによっても、高周波成分が取り除かれたなめらか画像が作成される。
また、上記目的を達成する本発明の画像圧縮プログラムは、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、その情報処理装置を、ラスタライズ後のビットマップデータからなる原画像を圧縮する画像圧縮装置として動作させる画像圧縮プログラムであって、
上記情報処理装置を、
原画像を、所定の評価基準に基づいて、周囲の画素と比べ画素値が急峻に変化した画素値を持つ画素の集合からなるエッジ画像と原画像からエッジ画像を除いたなめらか画像とに領域分割する領域分割部と、
領域分割部で得られたエッジ画像に圧縮処理を施すエッジ画像圧縮部と、
領域分割部で得られたなめらか画像に圧縮処理を施すなめらか画像圧縮部とを備えた画像圧縮装置として動作させることを特徴とする。
ここで、上記本発明の画像圧縮プログラムは、上記情報処理装置を、領域分割部で得られたなめらか画像のサイズを縮小してサイズが縮小されたなめらか画像をなめらか画像圧縮部に渡すサイズ縮小部を備え、なめらか画像圧縮部は、サイズ縮小部から受け取った、サイズが縮小されたなめらか画像に圧縮処理を施すものである画像圧縮装置として動作させるものであってもよい。
また、エッジ画像圧縮部は、典型的には、エッジ画像に可逆圧縮処理を施すものであってもよく、また、なめらか画像圧縮部は、典型的には、なめらか画像に非可逆圧縮処理を施すものであってもよい。
さらに、上記本発明の画像圧縮プログラムでは、上記所定の評価基準として、注目画素の画素値とその注目画素を取り巻く複数の比較画素の中に、注目画素の画素値と比べ所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かを評価するという評価基準を採用することができ、この場合は、領域分割部では、比較画素の中に所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かに応じて、その注目画素が、それぞれ、エッジ画像あるいはなめらか画像に振り分けられる。
また、上記本発明の画像圧縮プログラムにおいて、上記領域分割部は、原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、原画像上のその画素を含む所定領域内の、エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることが好ましい。
この場合において、上記領域分割部は、上記所定領域内の全ての画素がエッジ画像に属する画素であった場合に、その所定領域内の各画素に、その所定領域に隣接する領域内の、エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値に基づく画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることが好ましい。
また、上記本発明の画像圧縮プログラムにおいて、上記領域分割部は、原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、原画像上のその画素を挟む、エッジ画像に属する画素を除く複数の画素の画素値からの線形補間により求めた画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであってもよい。
以上説明したように、本発明によれば、ビットマップデータで表わされた画像に画質を高いレベルに維持しつつ高い圧縮率の圧縮処理を施すことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
以下において説明する実施形態は、図1に示す全体システムの中のホストコントローラ100内に組み込まれる画像圧縮装置であり、ここでは、図1に示す全体システムおよび図1を参照して説明した処理の流れについての重複した図示および重複説明は省略する。
図2は、図1に示すホストコントローラのハードウェア構成図である。
図1に示すホストコントローラ100は、図2に示す構成のコンピュータシステムで構成されている。
この図2に示す、コンピュータシステムで構成されたホストコントローラ100には、CPU111、RAM112、通信用インタフェース113、ハードディスクコントローラ114、FDドライブ115、CDROMドライブ116、マウスコントローラ117、キーボードコントローラ118、ディスプレイコントローラ119、および通信用ボード120が備えられており、これらはバス110で相互に接続されている。
ハードディスクコントローラ114は、このホストコントローラ100に内蔵されているハードディスク104のアクセスを制御するものであり、FDドライブ115、CDROMドライブ116は、このホストコントローラ100に取出し自在に装填されるフレキシブルディスク(FD)130、CDROM140のアクセスを制御するものである。また、マウスコントローラ117、キーボードコントローラ118は、このホストコントローラ100に備えられたマウス107、キーボード108の操作を検出してCPU111に伝達する役割を担っている。さらに、ディスプレイコントローラ119は、CPU111の指示に基づいて、ホストコントローラ100に備えられた画像ディスプレイ109の表示画面上に画像を表示する役割を担っている。
通信用ボード120は、SCSI等の汎用インタフェースプロトコルに準拠した通信を担っており、圧縮後の画像データを汎用インタフェースケーブル150を介してインタフェース機器200(図1参照)に転送する役割を担っている。
さらに、通信用インタフェース113は、インタネット等の汎用の通信を担っており、このホストコントローラ100は、この通信用インタフェース113を経由して画像データを取り込むこともできる。
RAM112には、ハードディスク104に格納されているプログラムが読み出されてCPU111での実行のために展開され、CPU111では、そのRAM112に展開されたプログラムが読み出されて実行される。
図3は、図1,図2に示すホストコントローラ内で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の一実施形態としての画像圧縮プログラムは、図1,図2に示すホストコントローラ100内で図3に示す処理を行なうプログラムであり、本発明の一実施形態としての画像圧縮装置は、そのプログラムとそのプログラムを実行する、図1,図2に示すホストコントローラ100との複合である。
ここでは、ラスタライズによりビットマップデータとして表わされたラスタライズ画像が、領域分割部401によりエッジ画像となめらか画像とに領域分割される。
図4は、ラスタライズ画像の模式図である。
このラスタライズ画像は、二次元的に並んだ複数の画素Pij(i=1,2,…,m,j=1,2,…,n)からなる。
ここでは、各画素とその画素の画素値とを区別せずに、いずれも同じ記号Pijを用いる。ここでは、以下の評価基準を採用して、各画素Pijをエッジ画像あるいはなめらか画像に振り分ける。ここでは、代表的に画素P33を注目画素とし、その注目画素P33をエッジ画像あるいはなめらか画像に振り分ける場面について説明する。
画素P33について評価する際には、その画素P33の画素値と、その画素P33を取り囲む周囲の、図4に一点鎖線で囲んだ領域内の複数の比較画素P22,P23,P24,P32,P34,P42,P43,P44の各画素値との差分値が求められる。すなわち、ここでは、(P33−P22),(P33−P23),(P33−P24),(P33−P32),(P33−P34),(P33−P42),(P33−P43),(P33−P44)が求められ、それらの差分値の絶対値が所定のしきい値(画素値Pijが0〜255の値を持つ場合は、例えばしきい値20)を越える画素が存在するか否かが判定され、比較画素P22,P23,P24,P32,P34,P42,P43,P44の中にそのしきい値を越える画素値を持つ画素が1つでも存在する場合に、注目画素P33がエッジ画像に含まれる画素であると判定される。
図3の領域分割部401では、図4に示すラスタライズ画像を構成する全ての画素Pij(i=1,2,…,m,j=1,2,…,n)のそれぞれを上記の注目画素とする処理が行なわれ、これにより、その領域分割部401に入力されてきたラスタライズ画像が、エッジ画像となめらか画像とに分割される。本実施形態では、エッジ画像については、エッジ画像に属する画素はそのままその画素の画素値が採用され、なめらか画像に属する画素については画素値0が埋め込まれ、これによりエッジ画像が作成される。また、本実施形態では、なめらか画像については、なめらか画像に属する画素はそのままその画素の画素値が採用され、エッジ画像に属する画素については、そのエッジ画像に属する画素の画素値を除く、その画素を中心とした8画素×8画素の領域内の画素の画素値の平均値が埋め込まれ、これによりなめらか画像が作成される。
図5は、領域分割部におけるなめらか画像作成処理の説明図である。
この図5には、図4に示すm画素×n画素の多数の画素からなる原画像の中から順次切出したときの1つの、8画素×8画素の領域を示した図である。
ここでは、上記の判定方法により、この図5にハッチングを施して示す15画素、すなわちp24,p34,p35,p44,p45,p54,p55,p56,p64,p65,p66,p74,p75,p76,p86の各画素がエッジ画像に属する画素であると判定されたものとする。この場合、それら15の画素には、この8画素×8画素の領域内の64の画素のうち、エッジ画像に属する画素であると判定された15の画素を除く、なめらか画像に属すべき49の画素の画素値の平均値が求められ、その平均値が、エッジ画像に属する画素であると判定された15の画素それぞれの画素値として埋め込まれ、これにより、この8画素×8画素の領域内についてなめらか画像が作成される。
以上の処理が図4に示す全画素m×nを8画素×8画素ずつからなる領域に順次区切ったときの各領域について行なわれ、これにより、原画像全域についてのなめらか画像が作成される。
ここで、この図5に示す8画素×8画素の領域内の各画素すべてがエッジ画像に属す画素であると判定されたときは、この図5に示す8画素×8画素の領域の左右に隣接する2つの、それぞれが8画素×8画素からなる領域について、エッジ画像に属すると判定された画素を除く画素の画素値の平均値が求められ、それら左右2つの領域の平均値に基づく線形補間、すなわち(左の領域の平均値+右の領域の平均値)/2により、この図5に示す8画素×8画素の領域内全ての64画素の画素値が求められて、その画素値がそれら64の画素それぞれに埋め込まれる。
図6は、図3の領域分割部401に入力されるラスタライズ画像の一例を示す模式図、図7は、その領域分割部401で作成されたエッジ画像の一例を示す模式図である。
エッジ画像は、図7に示すように、図6に示すラスタライズ画像のうちの、画素値が大きく変化した部分のみを抽出した、高周波成分が多く含まれる画像である。尚、なめらか画像については図示省略するが、図6に示すラスタライズ画像から図7に示すエッジ画像に相当する領域を、上記のような平均値で埋めた画像であり、高周波成分が抑制された画像となる。
尚、領域分割部401で得られたエッジ画像となめらか画像は、相互に合成されて1つの画像に再構築されるが、本実施形態では、領域分割部401において、その合成にあたり参照される、ラスタライズ画像を構成する各画素がエッジ画像に属するかなめらか画像に属するかというマスクデータが作成される。このマスクデータは、ラスタライズ画像の画素数と同じビット数を持ち、領域分割部401では、そのラスタライズ画像を構成する画素がエッジ画像に属する場合にそのマスクデータの対応するビットを1とし、そのラスタライズ画像を構成する画素がなめらか画像に属する場合に、そのマスクデータの対応するビットを0とする。本実施形態ではラスタライズ画像をエッジ画像となめらか画像として分ける際にこのような2値のマスクデータを作成する。この作成されたマスクデータは、後述するようにして、エッジ画像およびなめらか画像と一緒に、図1に示すにインタフェース機器200に転送される。
図3の領域分割部401により作成されたエッジ画像となめらか画像のうちのなめらか画像については、次に、サイズ縮小部402において、サイズ縮小化処理が施される。
本実施形態ではラスタライズ画像は1200dpiの解像度を有するビットマップデータであり、したがって領域分割部401で得られたなめらか画像も1200dpiの解像度を有する。そこで、このサイズ縮小部402では、この1200dpiの解像度を有するなめらか画像の画素が、x,yの両方向に渡って1画素おきに間引かれて600dpiのなめらか画像が作成される。すなわち、図4に示す模式図がなめらか画像の模式図であるとすると、ここでは、1つおきの画素P11,P13,P15,…,P31,P33,P35,…のみからなる、解像度600dpiのなめらか画像が作成される。
図3のサイズ縮小部402でサイズ縮小化が行なわれた後のなめらか画像は、今度はなめらか画像圧縮部403に入力され、そのなめらか画像圧縮部403で画像圧縮処理が行なわれる。ここでは、このなめらか画像圧縮部403では、入力されてきたなめらか画像に、非可逆圧縮処理の一種であるJPEG圧縮処理が施される。JPEG圧縮は広く知られており、また、本発明は具体的な圧縮処理方法を問題としている発明ではなく、このなめらか画像圧縮部403における圧縮処理の具体的な手法についてのこれ以上の説明は省略する。
一方、領域分割部401で作成されたエッジ画像となめらか画像とのうちのエッジ画像は、エッジ画像圧縮部404に入力され、このエッジ画像圧縮部404により圧縮処理を受ける。ここでは、このエッジ画像圧縮部404では、可逆圧縮処理の一種であるランレングス圧縮処理が施される。ランレングス圧縮処理も広く知られた圧縮処理であり、ここでの説明は省略する。
また、本実施形態では、領域分割部401で作成されたマスクデータは、マスクデータ圧縮部406に入力されてランレングス圧縮処理が施される。
なめらか画像圧縮部403でJPEG圧縮処理が施された後のなめらか圧縮画像、エッジ画像圧縮部404でランレングス圧縮処理が施された後のエッジ圧縮画像、およびマスクデータ圧縮部406でランレングス圧縮処理が施された後のマスクデータは、次にファイル結合部405に入力される。このファイル結合部405では、なめらか画像圧縮部403から受け取った、JPEG圧縮後のなめらか圧縮画像、エッジ画像圧縮部404から受け取ったランレングス圧縮処理後のエッジ圧縮画像、およびマスクデータ圧縮部406から受け取ったランレングス圧縮処理後のマスクデータを1つのファイルにつなげ、これにより最終的な圧縮画像が生成される。
この圧縮画像は、図1に示すホストコントローラ100から、汎用インタフェースケーブル150を経由してインタフェース機器200に送信される。
図8は、図1に示すインタフェース機器内で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図1に示すインタフェース機器200では、ホストコントローラ100内で上記のようにして作成された圧縮画像を受け取ると、その圧縮画像が、なめらか圧縮画像とエッジ圧縮画像とマスクデータとに分割され、なめらか圧縮画像はなめらか画像解凍部502に入力され、エッジ圧縮画像はエッジ画像解凍部504に入力され、マスクデータはマスクデータ解凍部506に入力される。
なめらか画像解凍部502に入力されたなめらか圧縮画像には図3のなめらか画像圧縮部403で行なわれるJPEG圧縮の逆処理であるJPEG解凍処理が施される。このJPEG解凍処理が施されたなめらか画像は、今度はサイズ拡大部503に入力され、図3のサイズ縮小部402で行なわれたサイズ縮小処理の逆処理、すなわちここでは600dpiのサイズのなめらか画像を1200dpiのサイズのなめらか画像にサイズ拡大する処理が施される。本実施形態では、隣接する画素の画素値をコピーした画素を挿入することによりなめらか画像のサイズが拡大される。
また、エッジ画像解凍部504に入力されたエッジ圧縮画像は、そのエッジ画像解凍部504により、図3のエッジ画像圧縮部404におけるランレングス圧縮処理の逆処理が施されて圧縮処理前と同じエッジ画像が作成される。
さらに、マスクデータ解凍部506では、入力されたマスクデータに、図3のマスクデータ圧縮部406におけるランレングス圧縮処理の逆処理が施されて、圧縮処理前と同じマスクデータが作成される。
エッジ画像解凍部504で解凍処理が行なわれたエッジ画像、なめらか画像解凍部502で解凍処理が行なわれ、さらにサイズ拡大部503でサイズ拡大処理が行なわれたなめらか画像、およびマスクデータ解凍部506で解凍処理が行なわれたマスクデータは、いずれもがマージ部505に入力され、このマージ部505では、マスクデータに基づいて、各画素ごとに、エッジ画像の画素あるいはなめらか画像の画素が選択されて、元のラスタライズ画像に対応した解凍画像が生成される。この解凍画像は、エッジ部については可逆圧縮処理の一種であるランレングス圧縮処理を採用したため画質劣化は無い。またエッジ部以外の部分については非可逆圧縮の一種であるJPEG圧縮を採用しているがエッジ部以外の部分にはもともと高周波成分は僅かであり、圧縮率を上げても目立つ画質劣化は生じにくい。すなわち、本実施形態によれば、画質劣化を抑えつつ、高い圧縮率を実現し、図1に示すホストコントローラ100からインタフェース機器200への画像データの高速送信を可能としている。
尚、本実施形態では、図3に示すなめらか画像圧縮部403ではJPEG圧縮を採用しているが、これは一例に過ぎず、なめらか画像の圧縮に適した圧縮処理であればよく、圧縮処理方式を問うものではない。
また、これと同様、図3に示すエッジ画像圧縮部404では、ランレングス圧縮処理を採用しているが、これも一例に過ぎず、エッジ画像の圧縮処理に適した圧縮処理であればよく、圧縮処理方式の如何を問うものではない。
さらに、マスクデータについては、ランレングス圧縮処理を施しているが、可逆圧縮処理であればよく、あるいは圧縮処理を省略してもよい。
また、本実施形態では、図3の領域分割部401で形成されるなめらか画像は、エッジ画像の有効画像に相当する、なめらか画像上の無効画素を8画素×8画素の平均値で埋めているが、これは、なめらか画像圧縮部403におけるJPEG圧縮処理を意識してのものであり、無効画素の埋め方は、この方式に限られるものではなく、なめらか画像圧縮部403での圧縮処理がランレングス系の圧縮であるときは、データストリーム上でその無効画素の手前にある、なめらか画像上の有効画素の画素値をコピーしてもよく、あるいは、なめらか画像圧縮部403での圧縮処理が値0に効率的な圧縮処理であるときは、その無効画素を画素値0で埋めてもよい。
ここで、再び図5を参照して、図3に示す領域分割部401におけるなめらか画像作成処理の他の例について説明する。
前述と同様、ここでは、図5にハッチングを付して示した画素がエッジ画像に属する画素であると判定されたものとする。ここでも各画素と各画素の画素値とで同一の符号を用いている。
ここでは、原画像のうちエッジ画像に属する、図5にハッチングを付して示した各画素に、その原画像上の、その画素を挟む、エッジ画像に属する画素を除く2つの画素の画素値からの線形補間により、図5にハッチングを付して示したエッジ画像に属する各画素の各画素値が求められて、その求められた各画素値がそのエッジ画像に属する各画素に埋め込まれる。すなわち、
画素p24については、p24=(p23+p25)/2
画素p34については、p34=p33+(p33−p36)/3
画素p35については、p35=p33+(p33−p36)・2/3
……
画素p54については、p54=p53+(p53−p57)/4
画素p55については、p55=p53+(p53−p57)・2/4
画素p56については、p56=p53+(p53−p57)・3/4
……
のように線形補正演算を行ない、エッジ画像の各画素の画素値が求められ、その各画素に埋め込まれる。
尚、ここでは、図5に示すx方向について線形補間を行なった例を示したがy方向について線形補間を行なってもよい。この場合、
画素p24については、p14+(p14−p84)/7
画素p25については、p14+(p14−p84)・2/7
……
のように線形補間が行なわれる。
x方向について線形補間を行なうか、y方向について線形補間を行なうかは、この画像データがメモリに格納されそのメモリから1画素ずつ順次読み出して線形補間を行なうとした場合の、そのメモリから読み出される画素の配列順序により決められる。すなわち、図5に示すx方向に順次読み出すときは、x方向についての線形補間が適しており、図5に示すy方向に順次読み出すときはy方向についての線形補間が適している。
さらに、本実施形態では、ラスタライズ画像の解像度が1200dpiであり、サイズ縮小部402では1200dpiのなめらか画像を600dpiにサイズを縮小するとして説明したが、サイズ縮小部402では、領域分割部401における、エッジ画像となめらか画像とに分離するときのしきい値の大きさや、なめらか画像に対する画質劣化の許容度等に応じてサイズを更に縮小してもよく、必ずしも600dpiに限定されるものではない。また、ラスタライズ画像も必ずしも1200dpiに限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、領域分割部401において、マスクデータをエッジ画像やなめらか画像とは別に生成したが、エッジ画像あるいはなめらか画像の少なくとも一方について可逆圧縮処理を行なうときは(上述の実施形態ではエッジ画像については可逆圧縮処理が行なわれている)、可逆圧縮処理を行なう画像の(上記実施形態ではエッジ画像)の無効画素に特定の値を埋め込み、その特定の値の画素はエッジ画像上では無効画素であってなめらか画像の方が有効画素であるというルールの下で画像合成を行なってもよい。
さらに、本実施形態では、図3の領域分割部401において、注目画素の画素値とその注目画素の周りの8つの画素の画素値とを比べることによりその注目画素がエッジ画像に属する画素であるかなめらか画像に属する画素であるかを判定しているが、更に広い領域内の画素の画素値と比較するようにしてもよい。
データ圧縮技術が適用されたプリントシステムの一例を示す図である。 図1に示すホストコントローラのハードウェア構成図である。 図1,図2に示すホストコントローラ内で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 ラスタライズ画像の模式図である。 領域分割部におけるなめらか画像作成処理の説明図である。 図3の領域分割部に入力されるラスタライズ画像の一例を示す模式図である。 図3の領域分割部で作成されたエッジ画像の一例を示す模式図である。 図1に示すインタフェース機器内で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 ホストコントローラ
150 汎用インタフェースケーブル
200 インタフェース機器
300 プリンタ
401 領域分割部
402 サイズ縮小部
403 なめらか画像圧縮部
404 エッジ画像圧縮部
405 ファイル結合部
501 ファイル分離部
502 なめらか画像解凍部
503 サイズ拡大部
504 エッジ画像解凍部
505 マージ部

Claims (16)

  1. ラスタライズ後のビットマップデータからなる原画像を圧縮する画像圧縮装置において、
    前記原画像を、所定の評価基準に基づいて、周囲の画素と比べ画素値が急峻に変化した画素値を持つ画素の集合からなるエッジ画像と該原画像から該エッジ画像を除いたなめらか画像とに領域分割する領域分割部と、
    前記領域分割部で得られたエッジ画像に圧縮処理を施すエッジ画像圧縮部と、
    前記領域分割部で得られたなめらか画像に圧縮処理を施すなめらか画像圧縮部とを備えたことを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 前記領域分割部で得られたなめらか画像のサイズを縮小してサイズが縮小されたなめらか画像を前記なめらか画像圧縮部に渡すサイズ縮小部を備え、
    前記なめらか画像圧縮部は、前記サイズ縮小部から受け取った、サイズが縮小されたなめらか画像に圧縮処理を施すものであることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  3. 前記エッジ画像圧縮部が、前記エッジ画像に可逆圧縮処理を施すものであることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  4. 前記なめらか画像圧縮部が、前記なめらか画像に非可逆圧縮処理を施すものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像圧縮装置。
  5. 前記所定の評価基準が、注目画素を取り巻く複数の比較画素の中に、該注目画素の画素値と比べ所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かを評価するものであり、前記領域分割部は、該比較画素の中に所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かに応じて、前記注目画素を、それぞれ、エッジ画像あるいはなめらか画像に振り分けるものであることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  6. 前記領域分割部は、前記原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、前記原画像上の該画素を含む所定領域内の、該エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  7. 前記領域分割部は、前記所定領域内の全ての画素がエッジ画像に属する画素であった場合に、該所定領域内の各画素に、該所定領域に隣接する領域内の、該エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値に基づく画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  8. 前記領域分割部は、前記原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、前記原画像上の該画素を挟む、該エッジ画像に属する画素を除く複数の画素の画素値からの線形補間により求めた画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
  9. プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、ラスタライズ後のビットマップデータからなる原画像を圧縮する画像圧縮装置として動作させる画像圧縮プログラムにおいて、
    前記情報処理装置を、
    前記原画像を、所定の評価基準に基づいて、周囲の画素と比べ画素値が急峻に変化した画素値を持つ画素の集合からなるエッジ画像と該原画像から該エッジ画像を除いたなめらか画像とに領域分割する領域分割部と、
    前記領域分割部で得られたエッジ画像に圧縮処理を施すエッジ画像圧縮部と、
    前記領域分割部で得られたなめらか画像に圧縮処理を施すなめらか画像圧縮部とを備えた画像圧縮装置として動作させることを特徴とする画像圧縮プログラム。
  10. 前記情報処理装置を、
    前記領域分割部で得られたなめらか画像のサイズを縮小してサイズが縮小されたなめらか画像を前記なめらか画像圧縮部に渡すサイズ縮小部を備え、
    前記なめらか画像圧縮部は、前記サイズ縮小部から受け取った、サイズが縮小されたなめらか画像に圧縮処理を施すものである画像圧縮装置として動作させることを特徴とする請求項9記載の画像圧縮プログラム。
  11. 前記エッジ画像圧縮部が、前記エッジ画像に可逆圧縮処理を施すものであることを特徴とする請求項9記載の画像圧縮プログラム。
  12. 前記なめらか画像圧縮部が、前記なめらか画像に非可逆圧縮処理を施すものであることを特徴とする請求項9又は10記載の画像圧縮プログラム。
  13. 前記所定の評価基準が、注目画素を取り巻く複数の比較画素の中に、該注目画素の画素値と比べ所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かを評価するものであり、前記領域分割部は、該比較画素の中に所定のしきい値を越える差異を有する画素値を持つ画素が存在するか否かに応じて、前記注目画素を、それぞれ、エッジ画像あるいはなめらか画像に振り分けるものであることを特徴とする請求項9記載の画像圧縮プログラム。
  14. 前記領域分割部は、前記原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、前記原画像上の該画素を含む所定領域内の、該エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることを特徴とする請求項9記載の画像圧縮プログラム。
  15. 前記領域分割部は、前記所定領域内の全ての画素がエッジ画像に属する画素であった場合に、該所定領域内の各画素に、該所定領域に隣接する領域内の、該エッジ画像に属する画素を除く画素の画素値の平均値に基づく画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることを特徴とする請求項14記載の画像圧縮プログラム。
  16. 前記領域分割部は、前記原画像のうちのエッジ画像に属する画素に、前記原画像上の該画素を挟む、該エッジ画像に属する画素を除く複数の画素の画素値からの線形補間により求めた画素値を割り当てることにより、なめらか画像を作成するものであることを特徴とする請求項9記載の画像圧縮プログラム。
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