JP2006118299A - 横引式ゲートの開閉装置 - Google Patents

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英俊 山下
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Abstract

【課題】 構造を簡易にして、設置及びメンテナンス等を容易にすると共に、緊急時には自動でゲートをスライドさせる横引式ゲートの開閉装置を提供する。
【解決手段】 横引式ゲートの開閉装置は、横方向にスライド可能で出入口11を開閉するゲート1と、このゲート1をスライドさせるテレスコープ型シリンダ2と、このテレスコープ型シリンダ2を駆動させるため圧力を供給するガス容器8と、テレスコープ型シリンダ2の駆動に連動してゲート1のロックを解除させるロック解除機構3とを少なくとも備え、テレスコープ型シリンダ2を駆動させると、これと同時に、ロック解除機構3が解除されて、ゲート1が自動でスライドして出入口11が全閉できる構成であるので、構造を簡易にでき、設置及びメンテナンス等が容易となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、学校等の構造物の出入口、又は津波等の水害時浸水の虞のある出入口に設置され、ゲートを自動で横方向にスライドさせて出入口を閉鎖する横引式ゲートの開閉装置に関するものである。
一般的な横引式ゲートの開閉装置は手動式であり、手押しでゲートをスライドさせて出入口を開閉させるか、あるいはハンドルを回してゲートをスライドさせて出入口を開閉させている。しかしながら、手動式であると、出入口の閉鎖に緊急を要する際等には、即座にゲートを出入口の閉鎖方向にスライドさせることができず、不都合が生じる場合がある。
そこで、横引式ゲートの開閉装置を自動化した従来技術として、特許文献1には、水路を開閉する扉体にウインチ式駆動装置が索体を介して連結され、ウインチを駆動させることにより扉体を自動で横方向にスライドさせる横引き式防波堤設備が開示されている。また、特許文献2には、水道圧シリンダの伸縮運動を、駆動レバーおよびラチェット機構により駆動軸の回転運動に変換させて、この駆動軸の回転運動を、例えばラック・ピニオン機構によりスライドゲートの横方向のスライド運動に変換させて、スライドゲートを自動でスライドさせる開閉ゲート装置が開示されている。
しかしながら、これら特許文献1及び2の発明では、以下(1)〜(6)の問題点が発生する虞がある。
(1)装置が大型であるので設置時に重機等が必要になり、設置コストが高くなる。
(2)既設されてある設備の取り外しや、既設設備の改造が多くなり経済的に不利である。
(3)装置が大型であるので設置スペースが大きくなり、設置場所が限定される。
(4)設置後、装置の取り外しが困難となり、メンテナンス性が劣る。
(5)構造が複雑であるため、製作コストが高くなり、さらには、故障時に即座に応急処置が出来ない。
(6)自動と手動の切換にクラッチ等を備える必要があり、さらに構造が複雑化する。
そこで、上述した(1)〜(6)の問題点を踏まえ、軽量、かつコンパクトな構造で、防水扉を開閉させる防水装置として特許文献3及び4が開示されている。これら特許文献3及び4には、防水扉をその下端部を支点に回動自在に構造物の出入口に設置されており、この防水扉の背面に、テレスコープ型エアシリンダの先端部が回動自在に連結され、このテレスコープ型エアシリンダにガス圧を供給してエアシリンダを伸縮させることにより、防水扉をその下端部を支点に回動させて、構造物等の出入口を開閉することが開示されている。
特開平9−59963号公報 特開2004−3138号公報 特開平7−229357号公報 特開平7−279551号公報
しかしながら、特許文献3及び4の発明では、エアシリンダの伸縮により、防水扉をその下端部を支点に回動させて、出入口を開閉させているが、大重量の防水扉を起上させるには、相当高いガス圧をエアシリンダに供給しなければならず、この高いガス圧に対応する安全対策が考慮された構造を採用する必要があり、さらに構造が複雑化する虞がある。また、特許文献3及び4の発明では、既設されてある手動式の横引式ゲートの開閉装置を自動化させることが困難である。しかも、特許文献3及び4の発明では、緊急時、例えば地震時に自動で防水扉を閉鎖させる構造が採用されておらず、まだ、多くの課題を残している。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、構造を簡易にして、設置及びメンテナンス等を容易にすると共に、緊急時には自動でゲートをスライドさせる横引式ゲートの開閉装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、横方向にスライド可能で出入口を開閉するゲートと、該ゲートをスライドさせるテレスコープ型シリンダと、該テレスコープ型シリンダを駆動させるため圧力を供給する圧力供給装置と、前記テレスコープ型シリンダの駆動に連動して前記ゲートのロックを自動で解除させるロック解除機構とを少なくとも備えることを特徴とするものである。
このように構成することにより、ゲートにより出入口を閉鎖する際には、テレスコープ型シリンダに圧力供給装置から圧力が供給されれば、テレスコープ型シリンダが伸びる方向に駆動すると同時にロック解除機構によりゲートのロックが解除されて、ゲートは横方向で出入口を閉鎖する方向にスライドして、自動で出入口が閉鎖される。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記ゲートの進行方向側端部には、該進行方向側端部に何らかが接触または近接した場合その状態を感知するセンサーが取り付けられ、前記ゲートがスライドしている最中に、前記センサーが感知した場合には、前記ゲートが停止されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、ゲートが横方向で出入口を閉鎖する方向にスライドしてい最中に、ゲートの進行方向側端部に、人や物が接触または近接した場合には、自動でゲートが停止される。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明において、地震センサーをさらに備え、該地震センサーにより地震が感知された場合には、前記ゲートがスライドされ前記出入口が全閉されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、地震が発生した場合には、地震センサーにより感知され、即座にゲートがスライドされ、出入口が全閉される。
請求項1に記載した発明によれば、省スペース、軽量且つ安価な横引式ゲートの開閉装置を提供することができる。また、圧力供給装置からテレスコープ型シリンダに所定の圧力が供給されて、テレスコープ型シリンダの伸縮によりゲートをスライドさせており、ゲートをスライドさせるための駆動機構が簡易化されているので、設置の際、広い設置スペースを必要とせず、設置場所が限定されることはない。さらに、テレスコープ型シリンダをゲートの何処でも取り付けることが可能になるため、既設されてあるゲートへの適応性が向上される。さらにまた、ロック解除機構をテレスコープ型シリンダの駆動に連動して作動するように構成したので、ロック解除機構を作動させるための手段を新たに備える必要がなく、構造が簡易化されると共に軽量化され、設置性やメンテナンス性が向上される。
請求項2に記載した発明によれば、例えば、本発明の横引式ゲートの開閉装置が、学校等の出入口に設置された場合、ゲートがスライドしている最中に、ゲートの進行方向側端部に人や物等が接触または近接した場合には、即座にゲートが停止されるので、安全性が向上される。
請求項3に記載した発明によれば、例えば、本発明の横引式ゲートの開閉装置が、津波等による浸水の虞のある出入口に設置された場合、地震が感知された時には、即座にゲートが閉方向へスライドされ、出入口が全閉されるので、津波による水の氾濫を最小限に抑えることができ、緊急対応性が向上される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図7に基いて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置は、図1に示すように、横方向にスライド可能なゲート1と、このゲート1をスライドさせるテレスコープ型シリンダ2と、このテレスコープ型シリンダ2を駆動させるため圧力を供給する、ガスが圧搾された状態で内部に充填されているガス容器(圧力供給装置)8と、テレスコープ型シリンダ2の駆動に連動してゲート1のロックを解除させるロック解除機構3とを少なくとも備えている。
この横引式ゲートの開閉装置は、図1に示すように、コンクリート擁壁10に設けられた出入口11を適宜開閉するために設置されるものである。
ゲート1は、出入口11を全閉するに十分な長さを有する略矩形状に形成されている。このゲート1の底面には、車輪4が複数設けられており、コンクリート底壁12には出入口11を開閉させる方向に、ゲート1の車輪4が走行可能なレール5が所定の距離延設され、ゲート1のガイドとなっている。また、コンクリート擁壁10の上部には、ゲート1の上面に係合し、ゲート1のスライド方向を規制するためのガイド部材6が水平方向に所定区間延設されている。
また、図4に示すように、ゲート1の進行方向側端部1aには、進行方向に延設される固定フック40が設けられ、この固定フック40は、ゲート1内に軸部41を中心に回動自在にブラケット43を介して支持されている。そして、ゲート1が出入口11を全閉すると、この固定フック40が、出入口11を形成するコンクリート擁壁10の壁面10aにブラケット44を介して備えられた係合ピン42に係合して、ゲート1がロックされるようになる。
図1、図5及び図6に示すように、テレスコープ型シリンダ2は、ゲート1の進行方向と反対側端部1bに連結されており、ガス容器8からのガス圧が供給される圧力供給口27を有している。そして、このテレスコープ型シリンダ2は、圧力供給口27を介してガス容器8と連通され、ガス容器8内に充填されてある所定のガスが供給されて伸びる方向に駆動されるように構成されている。
また、このテレスコープ型シリンダ2は、図1及び図2に示すように、その一端がコンクリート底壁12から突設される固定部材15の上部に取り付けられたシリンダ受材16に軸部17を介して固定されている。また、テレスコープ型シリンダ2の他端には固定部材18が装着されており、この固定部材18に挿通された軸部9が、ゲート1の進行方向と反対側端部1bに取り付けられたシリンダ受材19に設けた長孔26に挿通されている。この長孔26は、ゲート1の進行方向に長く形成されている。
ロック解除機構3は、テレスコープ型シリンダ2が伸び始める時に、自動的にゲート1のロックを解除するように構成されている。
具体的には、次のように構成される。図5及び図6に示すように、コンクリート底壁12から上方にフック掛20が延設されており、このフック掛20の上部にはピン21が延設されている。また、シリンダ受材19には軸部22が回動自在に挿通されている。この軸部22には、その下方に先端にフック23を有するフック体24が固定され、その上方にレバー25が固定されている。
そして、図5に示すように、テレスコープ型シリンダ2が縮んでいる時には、フック体24のフック23が、フック掛20のピン21に係合しており、ゲート1がロックされる状態となる。
また、図5の状態からテレスコープ型シリンダ2が伸び始めると、図6に示すように、固定部材18に挿通された軸部9が、長孔26内をスライドすると同時に固定部材18の端部がレバー25を押して、フック体24が軸部22を支点に上方に回動すると共に、先端のフック23がピン21から外れて、ゲート1のロックが解除される。
一方、ゲート1を出入口11の開方向にスライドさせる際には、フック体24は、その先端のフック23が垂れ下がった状態でスライドし、ゲート1が出入口11を全開する位置までスライドした瞬間には、フック23がピン21を乗り越えて係合し、ゲート1がロックされるようになる。
ガス容器8は、図1に示すように、その内部にガスが所定圧で圧搾された状態で充填され、ゲート1内に配設されている。そして、このガス容器8とテレスコープ型シリンダ2とは、圧力供給口27(図5参照)を介して連通されており、図示しないコックが開れると、所定のガス圧が圧力供給口27からテレスコープ型シリンダ2に供給されて、テレスコープ型シリンダ2が伸びる方向に駆動されるように構成されている。
なお、本実施の形態では、圧力供給装置はガスが圧搾された状態で充填されているガス容器8として構成され、テレスコープ型シリンダ2はガス圧により駆動される構成であるが、圧力供給装置を、空気圧縮機、又は、油圧や水圧等を供給する装置から構成して、それぞれに対応するテレスコープ型シリンダ2を採用してもよい。
さらに、図1に示すように、ゲート1内には操作盤30が備えられ、この操作盤30は、開閉を制御するべくガス容器8のコックに電気的に接続されている。そして、操作盤30にゲート1を出入口11の閉方向にスライドさせる信号が入力されると、その信号が操作盤30からコックに入力されて、コックが開き、ガス圧が圧力供給口27からテレスコープ型シリンダ2に供給されて、テレスコープ型シリンダ2が伸びる方向に駆動されるようになる。
なお、本実施の形態では、ガス容器8及び操作盤30のそれぞれは、ゲート1の内部に備えられているが、両者とも、図7に示すように、コンクリート擁壁10の上面等に配置してもよい。
また、図2に示すように、ゲート1のテレスコープ型シリンダ2が接続されている端部1bの上方には、太陽電池31、回転灯32及び警報機(図示略)が配設されており、それぞれが操作盤30と電気的に接続されている。
操作盤30には、太陽電池31で得た電力を充電するバッテリーが内蔵されており、バッテリーから各機材に電気が供給されている。また、ゲート1がスライドを開始する際には、操作盤30から回転灯32及び警報機にその信号が出力され、それぞれが作動するように構成されている。
このように、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置は、電源のない場所に設置された場合でも、また、緊急時においても、自動でゲート1を出入口11を閉鎖する方向へ自動でスライドさせるために太陽電池31とバッテリーとの組み合わせ電源を採用している。よって、既設の手動による横引式ゲートの開閉装置は、電源のない場所へ設置されている場合が多く、この既設の手動による横引式ゲートの開閉装置を自動化する場合、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置を採用することができ、効果的である。
そして、図1の状態から操作盤30にゲート1をスライドさせる信号が入力されると、その信号はコックに入力されて、コックが開き、ガス圧が圧力供給口27からテレスコープ型シリンダ2に供給されて、テレスコープ型シリンダ2が伸びる方向に駆動を開始する。駆動が開始されると、テレスコープ型シリンダ2の駆動に伴って、フック体24の先端のフック23が、フック掛20のピン21から外れ、ゲート1のロックが解除される。そして、図3及び図4に示すように、テレスコープ型シリンダ2が所定の長さまで伸び、ゲート1がスライドしてその進行方向側端部1aの固定フック40が、コンクリート擁壁10の壁面10aに備えた係合ピン42に係合して、ゲート1がロックされて出入口11が全閉される状態となる。この状態になると、テレスコープ型シリンダ2内の空気圧は外部に開放される。
また、出入口11を閉鎖する際、ゲート1がスライドを開始する時には、回転灯32が点灯されると共に、警報機から警報が発せられ、周囲に注意が促される。
次に、図3の出入口11の全閉された状態から、ゲート1を出入口11の開方向にスライドさせる際には、手動で、図4に示す固定フック40を係合ピン42から外した後、図2に示すハンドル37を握って、ゲート1を進行方向側とは反対側端部1bの下部がストッパ35に当接するまでスライドさせる。するとこれと同時に、フック体24の先端のフック23が、フック掛20のピン21に係合して、ゲート1がロックされ、図1に示すように、出入口11が全開される状態となる。
また、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置には、図1に示すように、ゲート1の進行方向側端部1aに、人や物が接触または近接した場合、その状態を感知するセンサー36が複数(図1では上下2個)取り付けられており、このセンサー36は操作盤30と電気的に接続されている。そして、ゲート1がスライドしている最中に、センサー36により何らかの接触または近接が感知された場合には、その信号が操作盤30に入力され、操作盤30からコックを閉める信号が出力されて、コックが閉められテレスコープ型シリンダ2へのガス圧の供給が停止されると共に、ゲート1のスライドが停止される。
さらに、図1に示す操作盤30内には、地震センサーが組み込まれており、この地震センサーにより地震が感知された場合には、操作盤30からゲート1を出入口11の閉方向にスライドさせる信号が、コックに出力されて、コックが開き、ガス圧が圧力供給口27からテレスコープ型シリンダ2に供給されて、テレスコープ型シリンダ2が伸びる方向に駆動して、出入口11が全閉される。
なお、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置では、センサー36及び地震センサーの両者とも備えた形態を説明したが、設置する場所によって適宜選択的に備えるようにしている。例えば、学校等の出入口11に設置する場合には、地震センサーは必ずしも備える必要はなく、津波による浸水の虞のある出入口11に設置される場合には、当然ながら地震センサーを備える必要がある。
また、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置では、通常の閉操作においては、センサー36による自動運転、または人が直接操作盤30に入力してゲート1のスライドを行っているが、通信手段を備えた遠隔監視制御装置を備えれば、遠隔からの監視及びゲート1の制御が可能となる。
さらに、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置は、手動でゲート1を閉方向にスライドさせることも可能である。手動時には、まず、ロック解除機構3のフック23をピン21から外すようにフック体24を軸部22を中心に回動させた状態で保持し、ハンドル37を握って、ゲート1をフック23がピン21に係合しない位置までスライドさせてロックを解除する。その後は、ゲート1を所定距離スライドさせると、ゲート1の進行方向側端部1aの固定フック40が、コンクリート擁壁10の壁面10aに備えられた係合ピン42に係合して、ゲート1がロックされ出入口11が閉鎖される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置は、操作盤30にゲート1を閉方向にスライドさせる信号を入力すれば、テレスコープ型シリンダ2に所定のガス圧が供給されると共に、テレスコープ型シリンダ2が伸びる方向に駆動して、自動でゲート1が横方向にスライドし出入口11が閉鎖される構成であるので、構造を簡易にでき、ひいては、設置の容易性、メンテナンス性の向上、施工期間の短縮等の利点が得られる。さらには、このテレスコープ型シリンダ2を、既設のゲート1に簡単に取り付けることができ、既設の手動式によるゲートの開閉装置を容易に自動化することが可能となる。さらに、ゲート1のスライドが開始される際、ゲート1のロックを解除するロック解除機構3は、テレスコープ型シリンダ2の駆動に連動して作動する構成であるので、ロック解除機構3を作動させるための特別な手段を備える必要がなく、構造を簡易にでき、装置全体をコンパクトにすることができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置によれば、ゲート1の進行方向側端部1aに取り付けられたセンサー36に人や物が接触または近接した場合には、即座にゲート1が停止されるので、安全性が向上される。
さらにまた、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置によれば、地震が発生した場合には、地震センサーにより地震が感知され、ゲート1が自動でスライドして出入口11を全閉するので、津波等が発生した際、浸水を防止することができ、緊急時の対応が可能になる。
なお、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置では、製造コスト等を考慮し、テレスコープ型シリンダ2を、圧力が供給されると、伸びる方向にだけ駆動するものを採用したが、圧力を供給すれば、伸縮の両方向に駆動するテレスコープ型シリンダを採用してもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置の斜視図であり出入口の全開状態を示す図である。 図2は、図1のA部の拡大図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る横引式ゲートの開閉装置の斜視図であり出入口の全閉状態を示す図である。 図4は、ゲートの進行方向側端部がコンクリート擁壁の壁面にロックされる状態を示す図である。 図5は、ロック解除機構を示す図であり、ゲートがロックされている状態を示す図である。 図6は、ロック解除機構を示す図であり、ゲートが開放されている状態を示す図である。 図7は、操作盤及び圧力供給装置が外部に配置されている状態を示す図である。
符号の説明
1 ゲート
2 テレスコープ型シリンダ
3 ロック解除機構
8 ガス容器(圧力供給装置)
11 出入口
30 操作盤
36 センサー

Claims (3)

  1. 横方向にスライド可能で出入口を開閉するゲートと、該ゲートをスライドさせるテレスコープ型シリンダと、該テレスコープ型シリンダを駆動させるため圧力を供給する圧力供給装置と、前記テレスコープ型シリンダの駆動に連動して前記ゲートのロックを自動で解除させるロック解除機構とを少なくとも備えることを特徴とする横引式ゲートの開閉装置。
  2. 前記ゲートの進行方向側端部には、該進行方向側端部に何らかが接触または近接した場合その状態を感知するセンサーが取り付けられ、前記ゲートがスライドしている最中に、前記センサーが感知した場合には、前記ゲートが停止されることを特徴とする請求項1に記載の横引式ゲートの開閉装置。
  3. 地震センサーをさらに備え、該地震センサーにより地震が感知された場合には、前記ゲートがスライドされ前記出入口が全閉されることを特徴とする請求項1または2に記載の横引式ゲートの開閉装置。
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