JP2006118223A - フェンスの支柱の立設用装填材および当該装填材を用いた支柱の立設構造 - Google Patents

フェンスの支柱の立設用装填材および当該装填材を用いた支柱の立設構造 Download PDF

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三博 黒田
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Abstract

【課題】 支柱を支える枠材まわりの強度的な信頼性を高める。
【解決手段】
枠材20にモルタルを充填せず装填材10を用いる。装填材10は、少なくとも二つ以上のブロック体に分割して成形し、一組となるブロック体の少なくとも一に、上下方向の孔14を設ける。枠材の中に装填材を入れることによって作業性の向上を図り、雨雪水を枠材のなかに積極的に導き、導入した雨雪水を枠材に設けた導水孔21を介して枠材の外側に排出する。雨雪水を絶えず排出することによってコンクリートの粒子内部に水がしみ込むことを防ぎ枠材20の経年劣化による破損を防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンクリート製の枠材を用いてフェンスの支柱を立設する技術に係り、とくに枠材の劣化および破損を防止するための技術に関する。
学校の校舎や各種ビルディングの屋上には、転落防止のためのフェンスが設けられる。建築物の屋上にフェンスを設けるときには、図5に示すように、屋上のコンクリート面1にコンクリート製の枠材2を配し、この枠材2に支柱3を立設して、枠材2の内側の空間にモルタル4を流し込む。
5は、枠材2の下に配設するゴム製のマット、6は、フェンスの横材、7は、フェンスの縦材である。フェンスを設置するときには、例えば、横材6と縦材7をユニット化して、横材6を支柱3に固定する。
支柱3は、枠材2の中央部に配し枠材2の内側にモルタルを流し込んで固定するのであるが、このようなコンクリート製の枠材2を使用するのは、屋上のコンクリート面1の下には防水シートが配されていることから、防水シートの破損を避けるために、釘やボルト等の固定金具を一切使用せず、枠材2をコンクリート面1に載置しただけで支柱3を立設可能とするためである。フェンスが簡単に動かないようにするため、枠材2は適当な重量をもつよう製造される。
なし
問題は、コンクリート製の枠材2またはモルタル4が、例外なく設置後数年で著しく劣化し、安全性高く支柱3を支える能力を失う点にある。
理由は、雨や雪解け水(以下、雨雪水)が支柱3を直接に支えているモルタル4にしみ込んで、奥部に溜まった水がモルタル4の中で膨張と収縮を繰り返してモルタル4が著しく劣化しつつ、強固に作ってある枠材2にもダメージを与えて水を侵入させ、枠材2を内側あるいは外側から破壊する点にある。
フェンスは、学校校舎の屋上や各種ビルディングの屋上のように人が出入りする場所に必ず設けてあるが、枠材2やモルタル4の劣化の問題は現在のところ不可避である。このため、建築物の管理者側がなし得る安全対策としては、屋上への出入りの禁止という方法しか残されない。しかしながら、たとえ人の出入りを禁止しても、フェンスの構造的な危険性が解決されるわけではない。モルタル4または枠材2が劣化している以上は、体重をかけたり強風によりフェンスが簡単に倒れる可能性がつねにある。
そこで、本発明の目的は、フェンスの支柱を支える枠材まわりの強度的な信頼性を高めることにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係るフェンスの支柱の立設用装填材は、支柱の外周を囲みつつ枠材内に装填可能であり、少なくとも二つ以上のブロック体に分割して成形され、一組となるブロック体の少なくとも一に、上下方向の孔および外周溝のうち少なくともいずれか一方を備える。
枠材の中にモルタルを流し込む従来の方式に代え、枠材の中に装填材を入れることによって作業性の向上を図りつつ、雨雪水を枠材のなかに積極的に導入できるよう、装填材には上下方向の孔または/および外周溝を設ける。導入した雨雪水は枠材に設けた孔を介して外側に排出できるからである。作業性をよくするため、装填材は複数のブロック体に分割する。
請求項2に係るフェンスの支柱の立設構造は、枠材内の下方に止水面を設けるとともに、止水面と枠材の外側とを貫通する導水孔を設ける一方、この止水面の上に請求項1記載の装填材を配する。
装填材によって積極的に枠材の内側に雨雪水を導き、この雨雪水を、止水面で受け止めて枠材に設けた導水孔を介して雨雪水を外に排出する。これにより枠材の中には雨雪水が溜まらない。
請求項3に係るフェンスの支柱の立設構造は、止水面の上にスペーサを設け、このスペーサの上に請求項1記載の装填材を配する。
止水面は、装填材の孔または/および外周溝を通って内部に導かれた雨雪水を受け止めて導水孔を通して雨雪水を外に排出させる機能をもてばよい。従って、装填材の下端部に脚を設ける等、装填材の下面と止水面との間に隙間があれば、雨雪水は導水孔を通って枠材の外に排出できる。
しかしながら、装填材の製造コストを考慮すれば、止水面の上に適当なスペーサ(例えば小石等の隙間材)を設けて、この上に装填材を配した方が作業効率も良く経済的でもある。
請求項1に係るフェンスの支柱の立設用装填材によれば、モルタルの流し込みや養生を必要としないので作業性が格段に高まる。また雨雪水を積極的に枠材の中に導入でき、導入した雨雪水を枠材の外に排除する構造をとることが出来るため、枠材に対する雨雪水の影響を解消することが出来る。
請求項2に係るフェンスの支柱の立設構造によれば、装填材の孔または/および外周溝によって枠材の内部に導いた雨雪水を、止水面で受け止め導水孔を介して枠材の外に排出できる。
請求項3によれば、止水面の上に配したスペーサによって装填材の下面と止水面との間に一定の隙間が生まれるため、装填材の側に隙間を設ける手段を設ける必要がなくなり、装填材の製造コストを抑えることが出来るだけでなく、装填材の配設作業も容易になり作業効率が高まる。
図1〜図3は、本発明に係る装填材10を用いてフェンスの支柱3を立設する場合を例示するものである。
図1に示すように、装填材10は二つのブロックとして成形し、各ブロックは支柱3の外周を囲むための凹部11を備えている。また装填材10の各ブロックは、上面から下面へ貫く複数の孔14を備える。
20は、装填材10を入れる枠材である。この枠材20は、雨雪水を外部に排出するための導水孔21を備える。
図2に示すように、この導水孔21は、枠材20の内壁から外壁を貫いて設けてある。機能上、導水孔21は外壁側に向かってやや下降傾斜させることが望ましい。
30は、雨雪水をせき止める止水板、31は、止水板30を載せる棚部、32は、下部空間である。
下部空間32は、枠材20を成形するときの型抜きのために必然的に生ずるもので、このような従来型の枠材20を本発明に適用するときには、止水板30を配設するための棚部31を設ける。棚部31は、枠材20とは別個のパーツとして配しても良いし、枠材20と一体に成形してももい。一体成形した方が作業性はよいが、別パーツとしても特に作業効率の支障とはならないし市販されている従来型の枠材20を使用できる利点がある。
34は、止水板30の上に配したスペーサである。このスペーサ34は、装填材10の下面と、止水板30の上面との間に隙間を形成して雨雪水をせき止めることが出来るようにするものである。スペーサ34として使用できる材料は、例えば小石(玉石)や、セラミック、金属、樹脂等の難錆材料で成形したボール、あるいは碁石のようにある程度の曲率をもった立体物、剣山のように多数の突起を配したもの、やや太い複数本の脚部をもつものなどである。いずれにせよ、雨雪水をせき止める空間を形成でき、装填材10や支柱3の荷重に耐えるものであれば良い。
先に述べた導水孔21の内側開口は、止水板30の表面近傍、つまりスペーサ34の下側に位置するよう成形することが望ましい。止水板30とスペーサ34によって雨雪水はせき止められるので、導水孔21の内側開口をスペーサ34の中央付近に成形してもよいが、常時水が残っている状態はあまり好ましいものではない。
従って、かかる装填材10を用いた構造によれば、支柱3を立設するに際してモルタルの打設や養生の手間がかからず作業性が向上するとともに、雨雪水を枠材20の内部に積極的に導いて枠材20の外部に排出することができ、継続的な水の浸透による構造破壊を防止することが出来る。
本発明に係る装填材および構造は、前記説明のものに限定されない。例えば、装填材10は、三つ以上のブロック体に分割して形成してもかまわない。支柱3を囲むように枠材20の内側空間に装填でき、雨雪水を下方に導入できれば良いからである。装填材10は、コンクリート成形したものを用いるのが従来の施工技術との関係で最も経済的であるが、水の浸透しにくい素材、例えば硬質樹脂や金属材を用いてもかまわない。また、ビルの屋上フェンスに限らず各種のフェンスの立設に適用できる。
孔14の数は限定されない。また孔14は、装填材10の上面と下面を連絡していればよく、直線的な孔である必要はない。孔14を直線的に成形する場合でも、垂直(鉛直)に設ける必要もない。鉛直に対して若干の傾斜があっても雨雪水を内部に導く機能には変わりがないからである。
装填材10の外周には溝を設けても良い。雨雪水を枠材20の内側に積極的に導入するという点では孔14と同じ機能を営むからである。しかしながら、外周面に溝を設けると、装填材10の外面に水がしみ込んで装填材10を侵食しやすくなるため、装填材10の外周は凹凸のない平面とし、外周はモルタル等を用いてコーキング処理しておくことが望ましい。外周に溝を設ける場合でも外周のすべての面に配する必要はない。外面の適宜箇所に、孔14の配設位置や個数を勘案して適当数設ける。
止水板30は、雨雪水をせき止めればよいので、棚部31に固定しなくてもよい、止水板30には、装填材10や支柱3の荷重がかかるので、ビス止めや接着などしなくても、外周の輪郭が枠材20の内側面に密着していれば雨雪水を漏洩しないからである。しかしコンクリート成型品である枠材20の精度には限界があるので、止水板30の外周(輪郭)はモルタルや樹脂材を用いてコーキングないしパッキング処理することが望ましい。
止水板30は、必ずしも必要ではない。雨雪水をせき止めることの出来る形状に枠材(20)を成形すればよいからである。このような枠材20の構造を、図4に例示する。装填材10を入れる内部の空間の底面Mが止水部となっており、棚部(31)や止水板(30)は存在しない。
導水孔21は、枠材20にドリル等の機材で孔開けして設けても良いし、成型時に管状の型材を配して成形しても良い。穿孔する場合は、内部にコーティング材を塗布しておくことが望ましい。導水孔21も直線である必要はない。外部に水を排出できる孔であればよい。
スペーサ34は、雨雪水をせき止めて外部に排除できる程度の上下の寸法に設定すればよい。通常の場合は、例えば2〜3cmの高さを見込めばよい。砂利や球形材を用いる場合は、層の厚みとしてその程度の寸法があればよく、石や球形材などの各個の寸法を特別に大きくして揃える必要はない。
本発明の実施形態に係る装填材を例示する斜視図である。 本発明の実施形態に係る支柱の立設構造を例示する断面図である。 本発明の実施形態に係る支柱の立設構造を例示する平面図である。 本発明の他の実施形態に係る装填材を例示する断面図である。 従来の支柱の立設構造を例示する断面図である。
符号の説明
3 支柱
5 マット
6 フェンスの横材
7 フェンスの縦材
10 装填材
11 凹部
14 孔
20 枠材
21 導水孔
30 止水板
31 棚部
32 下部空間
34 スペーサ

Claims (3)

  1. コンクリート製の枠材内にフェンスの支柱を立設するための装填材であって、 装填材は、
    支柱の外周を囲みつつ枠材内に装填可能であり、
    少なくとも二つ以上のブロック体に分割して成形され、
    一組となるブロック体の少なくとも一に、上下方向の孔および外周溝のうち少なくともいずれか一方を備えることを特徴とするフェンスの支柱の立設用装填材。
  2. コンクリート製の枠材内にフェンスの支柱を立設するための構造であって、
    枠材内の下方に止水面を設けるとともに、
    止水面と枠材の外側とを貫通する導水孔を設ける一方、
    この止水面の上に請求項1記載の装填材を配することを特徴とするフェンスの支柱の立設構造。
  3. 止水面の上にスペーサを設け、このスペーサの上に請求項1記載の装填材を配することを特徴とする請求項2記載のフェンスの支柱の立設構造。
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