JP2006116001A - 放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】FPDで放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更することができ、撮影者の労力を軽減して作業効率を向上させることができる放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システムとする。
【解決手段】放射線画像撮影システム100において、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置10と、放射線撮影の順序及び/又は内容を設定可能な制御装置30と、放射線画像検出装置と前記制御装置とを接続する通信回線Nとを備え、制御装置は、設定した放射線撮影の順序及び/又は内容を通信回線を介して放射線画像検出装置に送信し、放射線画像検出装置は、制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線画像に代表される放射線画像を撮影する放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システムに関する。
従来、医療診断にあっては、被写体にX線等の放射線を照射し、当該被写体を透過した放射線の強度分布を検出して得られた放射線画像が広く利用されている。また、近年では、撮影に際し放射線を検出して電気信号に変換し放射線画像情報として蓄積するFPD(Flat Panel Detector)を放射線画像検出装置に用いた放射線画像撮影システムが提案されている。
この放射線画像撮影システムにあっては、FPDが通信機能を備えており、病院内の情報を管理するシステム(以下、HIS;Hospital Information Systemという。)や放射線科内の情報を管理するシステム(以下、RIS;Radiology Information Systemという。)等にLAN(Local Area Network)等の通信回線を介して接続され、取得した放射線画像をシステムの制御装置(情報管理装置)に送信することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
また、FPDの運搬性・取扱い性の向上を目的として当該FPDをカセッテに収容したカセッテ型FPDも開発されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、カセッテ型FPDと制御装置とが無線により放射線画像等の各種情報を通信可能にシステム構成されたものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特に最近では、持ち運び可能なカセッテ型FPDを利用して、患者が収容されている病室内のベットサイドでX線撮影が行える移動型の放射線画像検出装置(以下、ポータブル撮影装置という。)が実現されている。このポータブル撮影装置を用いれば、骨折や脳血管疾患等の患者や集中治療室にて管理中の患者等、放射線撮影室まで移動できない患者に対してもX線撮影を容易に行うことができる。
ポータブル撮影装置により回診先で複数の撮影を行う場合、まず撮影者は、制御装置からHISやRIS等を介して、医師からの指示により作成された撮影オーダ情報をFPDに受信させる。この撮影オーダ情報には、撮影する患者の氏名等の患者に関する情報や、撮影部位や撮影方法等の撮影の内容に関する情報、撮影を行う順序に関する情報等が含まれ、どの患者に対して、どのような内容の撮影をどういう順序で行うかといった指示が示されている。
次いで、ポータブル撮影装置、カセッテ型FPD等を患者がいる病室に搬送し、ポータブル撮影装置を操作して、FPDが受信した撮影オーダ情報に設定された順序に基づき患者の撮影を実行し、放射線画像をFPDに記録する。
そして、撮影終了後、または撮影を続けながら、撮影した順に放射線画像を制御装置に送信する。制御装置においては、送信された放射線画像を、設定された撮影順序に従って撮影オーダ情報と対応付けを行い、放射線画像を管理する。
特開2003−199736号公報 特開平6−342099号公報 特開2003−210444号公報
ところで、患者の容態等、撮影時の状況によっては、予め制御装置で設定された撮影順序とは異なる撮影順序で放射線画像の撮影を行った方が良いと判断される場合もある。また、予め制御装置で設定された撮影部位や撮影方向等の内容とは異なる撮影内容で放射線画像の撮影を行った方が良いと判断される場合もある。しかしながら、前記したような放射線画像撮影システムでは、制御装置で設定されて通信回線を介して送信された撮影順序や撮影内容の情報をFPDで変更することができないようになっていた。そのため、撮影順序や撮影内容を変更しようとすると、制御装置で撮影順序や撮影内容を変更して、当該変更された撮影順序や撮影内容の情報を含む撮影オーダ情報を、再度FPDに対して送信しなければならず、多大な労力を必要とし、作業効率が低下するという問題が生じていた。
そこで、本発明の課題は、FPD(放射線画像検出装置)で放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更することができ、撮影者の労力を軽減して作業効率を向上させることができる放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置において、
予め放射線撮影の順序及び/又は内容を設定する設定手段と、
前記設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段と、
を備えることを特徴としている。
ここで、設定手段は、放射線画像検出装置に直接設定されていても良いし、放射線画像撮影システムに組み込まれて制御装置からの設定を受信することにより設定されるようになっていても良い。
このように請求項1に記載の発明によれば、放射線画像検出装置が、予め放射線撮影の順序及び/又は内容を設定する設定手段と、設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段とを備えるため、患者の容態等、撮影時の状況により放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更する必要がある場合に、簡単に撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像検出装置において、
前記設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、前記設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示する表示手段を備えることを特徴としている。
このように請求項2に記載の発明によれば、放射線画像検出装置が、設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示する表示手段を備えるため、撮影者が放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認し易く、また、放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認しながら撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、
放射線画像撮影システムにおいて、
被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置と、
放射線撮影の順序及び/又は内容を設定可能な制御装置と、
前記放射線画像検出装置と前記制御装置とを接続する通信回線と、
を備え、
前記制御装置は、設定した放射線撮影の順序及び/又は内容を前記通信回線を介して放射線画像検出装置に送信し、
前記放射線画像検出装置は、前記制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段を備えることを特徴としている。
このように請求項3に記載の発明によれば、放射線画像撮影システムが、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置と、放射線撮影の順序及び/又は内容を設定可能な制御装置と、放射線画像検出装置と制御装置とを接続する通信回線とを備え、制御装置は、設定した放射線撮影の順序及び/又は内容を通信回線を介して放射線画像検出装置に送信し、放射線画像検出装置は、制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段を備えるため、患者の容態等、撮影時の状況により放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更する必要がある場合に、簡単に撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像検出装置は、前記設定変更手段により前記制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更した場合、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を前記制御装置に送信することを特徴としている。
このように請求項4に記載の発明によれば、放射線画像検出装置が、設定変更手段により制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更した場合、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を制御装置に送信するため、放射線画像検出装置での撮影順序や撮影内容の変更により制御装置と放射線画像検出装置とで異なる状態になってしまった設定を放射線画像検出装置の変更に合わせて再統一することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像検出装置は表示手段を備えており、
前記表示手段は、前記制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、前記設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示することを特徴としている。
このように請求項5に記載の発明によれば、放射線画像検出装置が表示手段を備えており、表示手段は、制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示するため、撮影者が放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認し易く、また、放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認しながら撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記通信回線が無線であることを特徴としている。
このように請求項6に記載の発明によれば、通信回線が無線であるため、有線の場合と比べて放射線画像検出装置の持ち運びの自由度が増すと共に、撮影した放射線画像を直ちに制御装置に送信することができる。
請求項1に記載の発明によれば、患者の容態等、撮影時の状況により放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更する必要がある場合に、簡単に撮影順序や撮影内容の変更を行うことができるため、撮影者の労力を軽減して作業効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、撮影者が放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認し易く、また、放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認しながら撮影順序や撮影内容の変更を行うことができるため、より簡単かつ確実に放射線画像の撮影及び撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、患者の容態等、撮影時の状況により放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更する必要がある場合に、簡単に撮影順序や撮影内容の変更を行うことができるため、撮影者の労力を軽減して作業効率を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、放射線画像検出装置での撮影順序や撮影内容の変更により制御装置と放射線画像検出装置とで異なる状態になってしまった設定を放射線画像検出装置の変更に合わせて再統一することができるため、制御装置と放射線画像検出装置とで設定が異なることとなる不具合を防止でき、放射線画像検出装置での変更に対して、システム全体として統一した設定の状態を保つことができる。
請求項5に記載の発明によれば、撮影者が放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認し易く、また、放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認しながら撮影順序や撮影内容の変更を行うことができるため、より簡単かつ確実に放射線画像の撮影及び撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、有線の場合と比べて放射線画像検出装置の持ち運びの自由度が増すと共に、撮影した放射線画像を直ちに制御装置に送信することができるため、効率よく複数の放射線画像の撮影を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明に係る放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システムの実施の形態を詳細に説明する。ただし、本発明は図示例のものに限定されるものではない。
まず、本実施の形態の放射線画像検出装置及び放射線画像撮影システムの構成を説明する。
図1は、本発明を適用した本実施の形態として例示する放射線画像撮影システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、放射線画像撮影システム100は、放射線画像検出装置としてのFPD10a〜10d、放射線画像撮影装置20、制御装置及び情報管理装置としてのコンソール30、放射線画像表示装置40等から構成され、各装置はネットワーク(通信回線)Nを介して相互にデータの送受信及び入出力が可能となるように接続されている。
FPD10a〜10d(以下、統括的に「FPD10」と記す。)は、放射線蛍光体や放射線光導電体とTFTスイッチング素子等の2次元半導体検出器を組み合わせて放射線画像情報を検出、取得するカセッテ装置であり、検出した放射線を直接にデジタル変換することにより放射線画像情報を取得する。また、本実施の形態のFPD10は、コンソール30から図2に示すような撮影オーダ情報のうちの一部で撮影に際して必要となる情報(以下、「撮影準備情報」と記す)、例えば、撮影ID、患者名、撮影部位などの撮影内容等を取得して、FPD10に備える表示手段としての表示部12に、図3に示すように表示するようになっている。また、FPD10は、取得した放射線画像情報を該当する撮影準備情報と対応付けて、コンソール30に送信するようになっている。なお、本実施の形態では、撮影IDの番号がコンソール30で予め設定された撮影順序を示すようになっており、コンソール30からFPD10に撮影準備情報を送信する際には、撮影IDの番号の小さい方から順に撮影を行うように設定されている。
ここで、取得した放射線画像情報と撮影準備情報を対応付ける際、コンソール30で放射線画像情報と撮影オーダ情報とが対応付けられるようになっていれば良く、放射線画像情報に撮影準備情報の全てを対応付けてコンソール30に送信しなくても良い。例えば、放射線画像情報に撮影IDのみを対応付けるだけでも、コンソール30で撮影オーダ情報に対応付ける際に混乱が生じる可能性は低いため、問題はない。これにより、送信する情報量を少なくすることができ、FPD10とコンソール30の間で効率よく情報の送受信を行うことができる。
放射線画像撮影装置20(以下、「撮影装置20」と記す。)は、FPD10を保持又は支持するブッキー台又は臥位テーブルを備える立位型又は臥位型の撮影装置である。撮影装置20は、放射線源を制御して被写体に放射線を照射し、撮影装置20に装着されたFPD10に放射線画像を記録させるようになっている。なお、撮影装置20としては、移動可能なポータブル撮影装置、病院内の放射線撮影室に固定設置されている固定式撮影装置の双方が挙げられる。
コンソール30は、医師から指示された撮影オーダ情報と撮影された放射線画像とを対応付けて管理する装置である。この撮影オーダ情報には、図2に示すように、1の放射線画像撮影に対して1つずつ付される撮影IDの他、撮影する患者の氏名、年齢、性別、生年月日、患者を特定するための患者ID等の患者に関する情報(以下、「患者情報」と記す。)や、撮影部位(患者の身体上の撮影する部分)、撮影する方向や撮影方法、撮影室、撮影装置等の撮影内容に関する情報(以下、「撮影情報」と記す。)が含まれ、どの患者に対して、どのような撮影を行うかといった詳細な情報が示されている。コンソール30は、FPD10からの要求指示に応じて、各FPD10a〜10dを一義的に識別するための識別情報(以下、「FPDID」と記す。)を発行し、FPDID毎に撮影オーダ情報を振り分ける。そして、撮影オーダ情報の中から撮影準備情報を抽出してFPDIDに対応するFPD10に送信するようになっている。
なお、撮影オーダ情報の情報量が少ない場合等には、撮影オーダ情報をそのまま撮影準備情報としてFPD10に送信しても良い。
また、撮影が続いている時又は撮影終了後、撮影準備情報及び当該撮影準備情報に対応付けられた放射線画像情報をFPD10から受信し、撮影準備情報から該当する撮影オーダ情報を特定し、放射線画像情報を撮影オーダ情報に対応付けて管理する。なお、他の情報管理装置として、撮影オーダ情報の予約受付を行う受付装置(図示省略)を適用しても良く、HIS(Hospital Information System)やRIS(Radiology Information System)等の情報管理システムを適用することとしてもよい。
放射線画像表示装置40(以下、「表示装置40」と記す)は、診察室等に設置され、CRT(Cathode Lay Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成される表示ディスプレイを備える装置である。この表示装置40に、コンソール30で管理されている放射線画像を表示させ、放射線画像の読影を行う。
通信回線としてのネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態を適用可能である。なお、病院等の医療機関内で許可されるのであれば、無線(無線通信)や赤外線通信であってもよいが、撮影オーダ情報(撮影準備情報を含む。)を送受信する際には重要な患者情報を含むため、撮影オーダ情報は暗号化することが好ましい。
次に、本発明において主要な構成要素となる各装置について詳細に説明する。
図4は、FPD10a〜10dの機能的構成を示すブロック図である。図4に示すように、FPD10は、CPU11、表示部12、操作部13、画像読取部14、RAM15、記憶部16、I/F17等から構成され、各部はバスにより接続されている。
CPU(Central Processing Unit)11は、記憶部16に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM15に展開し、当該プログラムに従ってFPD10の各部を集中制御する。具体的に、CPU11は、記憶部16から撮影準備処理プログラムを読み出して、コンソール30からFPDID及び複数の撮影準備情報を取得する。
また、CPU11は、設定手段及び設定変更手段としての機能を有している。
このうち、設定手段は、予め放射線撮影の順序及び内容の双方又はどちらか一方を設定するものである。本実施の形態では、放射線画像撮影システム100に組み込まれてコンソール30からの設定を受信することにより設定されるようになっている。
なお、設定手段は、コンソール30からの設定を受信するだけではなく、FPD10において一部又は全部が直接設定されるようになっているものでも良い。例えば、コンソール30からは撮影内容のみが撮影準備情報として送信され、撮影順序は最初からFPD10で設定するようになっていても良い。さらに、撮影内容、撮影順序の双方ともFPD10で設定するようになっていても良い。
また、設定変更手段は、前記設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び内容の双方又はどちらか一方を変更するものである。本実施の形態では、例えば、後述する操作部13の操作により、撮影の順序を予め設定されていた撮影IDの番号順から変更することが可能となっている。
さらに、コンソール30から送信され設定手段が受信して設定された放射線撮影の順序や内容を設定変更手段により変更した場合、変更された放射線撮影の順序や内容をコンソール30に送信するようになっている。このようにすることで、FPD10での設定変更に対して、システム全体として統一した設定の状態を保つことができる。ここで、本実施の形態では、後述するように、放射線撮影の順序や内容が設定変更手段によって変更されてもすぐにはコンソール30に対して当該変更を送信せず、撮影した放射線画像情報をコンソール30に送信する際に、同時に設定変更手段による設定の変更を送信するようになっている。これに対して、設定変更手段によって放射線撮影の順序や内容が変更されると、すぐに当該変更のみをコンソール30に送信するようになっていても良い。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)等による表示ディスプレイを備えた表示手段であり、CPU11からの表示指示に基づいてFPDID、撮影準備情報等の各種情報を表示する。本実施の形態では、図3に示すように、コンソール30から受信したFPDIDを表示すると共に複数の撮影準備情報をコンソール30で設定された撮影順序に基づき、表示するようになっている。ここでは、撮影IDの番号順に撮影を行うように撮影順序が設定されている。
操作部13は、例えばタッチパネルを備えた構成となっており、撮影者が触れた部位と対応する情報を信号としてCPU11に出力する。本実施の形態では、操作部13の操作により、放射線画像の撮影順序を前記した撮影IDの番号順から変更することが可能となっている。具体的には、タッチパネルにおける撮影したい撮影準備情報が表示された部位に触れることにより、CPU11の設定変更手段に当該撮影準備情報に対応する放射線画像を撮影したい旨の信号を出力する。そして、当該信号を受信したCPU11からの指示により、当該撮影準備情報が表示された部位の色が変わるなど変化して選択状態となり、当該撮影準備情報に対応する放射線画像を撮影可能な状態となるものである。なお、操作部13は、必要に応じてタッチパネル以外のポインティングデバイスや、カーソルキー、数字キー及び各種機能キー等による入力装置等、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。また、変更可能な設定は、放射線画像の撮影順序だけでなく、撮影する部位や方向等の撮影内容を変更可能となっていても良い。この場合には、例えば撮影する部位や方向が表示された部分をタッチすると、登録された他の部位や方向等が表示されてその中から所望の部位を選択したり、キー入力で他の部位を入力したりすることとなる。
画像読取部14は、例えば、固体光検出器と放射線を可視光に変換するシンチレータとを積層して構成され、固体光検出器は、石英ガラスからなる基板上に、アモルファス半導体と、該アモルファス半導体を挟む透明導電膜及び導電膜とからなる固体光検出素子をマトリクス状に配列してなる。固体光検出器では、対象物を透過した放射線をシンチレータで可視光に変換し、この可視光を固体光検出素子の光電変換部により電気信号として検出する。そして、検出した電気信号を、各個体検出素子から所定の読み出し方法により読み出し、A/D変換して放射線画像信号として出力する。この放射線画像信号は、デジタル放射線画像データとして記憶部16に撮影準備情報と対応させて記憶される。
また、前記操作部13の操作により、撮影順序を変更して放射線画像を撮影した場合には、当該放射線画像を撮影順序変更後の撮影準備情報に対応させて記憶される。
RAM(Random Access Memory)15は、前述の指定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワークメモリエリアを有する。
記憶部16は、SRAM(Static Random Access Memory)やSDRAM(SynchronousDynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ、又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部16は、FPDIDや撮影準備情報、画像読取部14から出力される放射線画像データを記憶する。また、CPU11において、データの一時保存が必要な場合等にも用いられる。
I/F17は、FPD10と、撮影装置20又はコンソール30とを接続するためのインターフェースであり、FPD10と、撮影装置20又はコンソール30との間で、データの転送速度の調整や、データ形式の変換を行い、両者間のデータのやりとりを仲介する。また、本実施の形態のFPD10は、無線通信機能を備えており、I/F17から、例えば無線LAN(Local Area Network)等の無線通信方式の端末を介して各種情報の通信を行うようになっている。例えば、撮影した放射線画像を撮影準備情報に対応させてコンソール30に送信するようになっている。ここで、撮影順序を変更した場合には、変更後の撮影準備情報に放射線画像を対応させて送信するようになっている。
なお、I/F17は、PHS等の携帯電話端末に接続され、これにより無線通信を確立してネットワークNに接続される構成であってもよい。
次に、図5を参照して撮影装置20について詳細に説明する。図5は、撮影装置20の機能的構成を示すブロック図である。図5に示すように、撮影装置20は、CPU21、表示部22、操作部23、画像処理部24、通信部25、RAM26、記憶部27、放射線源28、I/F29等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。なお、撮影装置20は、前述したFPD10と略同一の構成要素を備えているため、重複する部分については、対応する記号を付し、詳細な説明を省略する。
CPU21は、記憶部26に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM25に展開し、当該プログラムに従って撮影装置20の各部を集中制御する。具体的に、CPU21は、記憶部26から撮影処理プログラムを読み出して、FPD10を使用して放射線画像の撮影を行うようになっている。
通信部24は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、ISDN回線或いは無線LAN等の通信回線を介してネットワークNに接続された各装置との間の通信を制御する。
記憶部26は、プログラムやデータが予め記憶されている記憶媒体(図示省略)を有しており、この記憶媒体は、システムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種アプリケーションプログラム及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、この記憶媒体は磁気的、光学的記憶媒体又は半導体メモリで構成され、記憶装置26に固定的に設けられるもの又は着脱自在に装着するものである。
画像処理部27は、FPD10から入力された放射線画像データに各種画像処理を施して表示部22に出力する。各種画像処理には、画像コントラストを調整する階調処理、コントラスト補正処理、画像の鮮鋭度を調整する周波数強調処理、ダイナミックレンジの広い画像を被写体の細部のコントラストを低下させることなく見やすい濃度範囲に収めるためのダイナミックレンジ圧縮処理等が含まれる。
放射線源28は、放射線(例えば、X線)を発生する管球等により構成され、被写体に対して移動可能なように設置されている。放射線源28は、CPU21の指示に応じて、撮影条件に応じた所定の強度の放射線を被写体に照射する。
次に、コンソール30について詳細に説明する。なお、コンソール30は、前述した撮影装置20と略同一の構成要素を備えているものであり、同一部分については、対応する符号を付し、詳細な説明を省略する。すなわち、図6に示すように、コンソール30は、CPU31、表示部32、入力部33、通信部34、RAM35、記憶部36、I/F37等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
CPU31は、記憶部36に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM35に展開し、当該プログラムに従ってコンソール30の各部を集中制御する。具体的に、CPU31は、記憶部36から撮影準備処理プログラムを読み出して、FPD10の要求に応じてFPDIDを発行し、撮影準備情報を送信する。
記録部36は、プログラムやデータが予め記憶されている記憶媒体(図示省略)を有しており、この記憶媒体は、システムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種アプリケーションプログラム及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、この記憶媒体は磁気的、光学的記憶媒体又は半導体メモリで構成され、記憶装置36に固定的に設けられるもの又は着脱自在に装着するものである。
具体的に、記録部36には、医師から指示された撮影オーダ情報を一括して管理するためのデータベース(DB)、撮影された放射線画像を撮影オーダ情報に対応付けて記録するための放射線画像DB等を備えている。また、記録部36には、FPD10から取得した放射線画像を画像補正するための補正データを撮影装置及びFPDIDに対応付けて記憶している。
すなわち、FPD10に搭載される大面積センサは、個々の画素の放射線に対する感度が均一でないため、個々の画素の感度バラツキを補正する必要がある。また、撮影装置20に固有の放射線照射ムラ、後方錯乱ムラ、使用されるグリッドに起因して画像に重畳されるパターンなど、撮影装置20に起因する画像劣化も同時に除去又は低減する補正をする必要がある。そこで、各撮影装置20においてFPD10毎に感度補正画像を予め取得しておき、FPD10毎に取得した補正画像の各画素値に基づいて撮影された放射線画像に表れる感度の不均一性の影響、撮影装置20毎の画像劣化を低減させる画像補正を行うための補正データを算出し、これをFPDIDに対応付けて記憶している。
なお、この補正データは、例えば、放射線画像と共に対応する補正データが表示装置40に送信され、表示装置40にて放射線画像を表示させる際に、表示装置40にて補正データに基づく画像補正処理が実行されるものとする。或いは、撮影時に、撮影オーダ情報と共にFPDID及び撮影装置20に対応する補正データがFPD10に送信され、撮影装置20において放射線画像を表示させる際に、補正データを用いた画像補正が施され、表示部22に表示される構成であってもよい。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、各機能を実現するためのプログラムはコンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態でFPD10の記憶部16、撮影装置20の記憶装置26又はコンソール30の記憶部36に格納されており、FPD10のCPU11、撮影装置20のCPU21又はコンソール30のCPU31は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行するようになっている。
以下、FPD10及びコンソール30により実行される撮影に関する処理について説明する。まず、FPD10の操作部13を介して、撮影準備情報の要求指示が入力されると、CPU11は、I/F17を制御して、撮影準備情報の要求指示をコンソール30に送信する。
コンソール30のCPU31は、ネットワークNを介して、FPD10から撮影準備情報の要求指示を受信すると、FPD10に固有の識別情報となるFPDIDを発行する。次いで、CPU31は、発行したFPDIDに撮影オーダ情報を振り分け、振り分けた撮影オーダ情報から撮影に必要となる情報(例えば、撮影ID、患者名、撮影部位、撮影する方向等)を撮影準備情報として抽出する。なお、FPD10に複数の撮影オーダ情報が振り分けられている場合、CPU31は、複数の撮影オーダ情報から撮影準備情報を抽出する。そして、CPU31は、抽出した撮影準備情報にFPDIDを対応付けて、FPD10に送信する。
次いで、FPD10のCPU11の設定手段は、I/F17を介して、FPDID及び複数の撮影準備情報を受信し、受信したFPDID及び複数の撮影準備情報を記憶部16に記憶させる。ここで、撮影準備情報は、撮影者が撮影を行うために必要となる情報であり、例えば、撮影ID、患者名、撮影部位、撮影する方向等を含む情報である。そして、CPU11は、図3に示すように、取得した撮影準備情報を撮影IDの番号順に表示部12に表示させる。
なお、前述した処理は、FPD10を初めて使用する場合に実行される処理であり、2回目以降に撮影を行う場合、FPD10は、記憶部16に記憶したFPDIDを撮影準備情報要求指示と共に送信し、コンソール30は、受信したFPDIDに対応する撮影オーダ情報を取得して撮影準備情報を抽出する。そして、コンソール30は、撮影準備情報をFPD10に送信し、FPD10は、受信した撮影準備情報を記憶部16に記憶すると共に、表示部12に表示する。
ここで、図3を参照して、FPD10の表示部12に表示される撮影準備情報について説明する。図3に示すように、FPD10の表面には、LCD等により構成される表示部12が設けられ、表示部12には、複数の撮影準備情報がコンソール30で設定された撮影順、ここでは撮影IDの順に表示される。ここで、撮影準備情報としては、撮影ID、患者ID、患者名、撮影部位、撮影する方向が表示されている。このように、撮影準備情報を表示させることにより、撮影者(技師)は、撮影対象となる患者、撮影する部位、方向等を把握することができる。
そして、撮影IDの順に放射線画像の撮影を行っていくと、撮影された放射線画像が撮影準備情報に対応して記憶され、順にコンソール30に送信されるようになっている。
ここで、前記表示部12は、タッチパネル式の操作部13を兼ねており、当該表示部12に表示された複数の撮影準備情報のうちの1つに触れると当該撮影準備情報が選択され、設定変更手段により撮影順序が変更されて撮影IDの順番に関係なく当該撮影準備情報に対応する放射線画像を撮影するようになっている。そして、当該撮影順序を変更して撮影された放射線画像は、変更後の撮影準備情報に対応させてコンソール30に送信されるようになっている。撮影部位や方向等の撮影内容の変更の際には、例えば、操作部13の該当部分をタッチして変更リストを表示させ、当該リストから変更後の内容を選択するようになっている。この場合も、撮影された放射線画像に変更後の撮影内容を含む撮影準備情報を対応させて、コンソール30に送信する。
次に、撮影装置20により実行される撮影処理について説明する。撮影装置20の備えるブッキー台又は臥位テーブルにFPD10が装着されたことを検知すると、撮影装置20のCPU21は、FPD10の記憶部16に記憶されているFPDID及び複数の撮影準備情報を取得する。そして、取得した撮影準備情報を表示部22に撮影順に一覧表示させる。つまり、1枚のFPD10には、通常複数の撮影オーダ情報が割り当てられているため、当該FPD10に割り当てられている複数の撮影準備情報を一覧表示させることとなる。
次いで、表示部22に表示された撮影準備情報の中から、操作部23を介して撮影準備情報が選択されたか否かを判別し、撮影準備情報が選択された場合、表示部22において、選択された撮影準備情報の色を変える等の表示処理を行う。
そして、操作部23を介して、撮影開始指示が入力されたか否かを判別し、撮影開始指示が入力された場合、CPU21は、放射線源28を制御して、被写体に対して放射線を照射して、FPD10に放射線画像を記録させる。続いて、FPD10に記録した放射線画像を取得し、取得した放射線画像を表示部22に表示させる。その後、放射線画像にFPDID及び撮影準備情報を対応付けて、コンソール30に送信する。
続いて、次の放射線画像の撮影を行う指示が入力された場合、前述した処理を繰り返して実行する。なお、指示が入力されない場合は、撮影IDの番号の小さい順で撮影を行うようになっている。そして、撮影を終了する指示が入力された場合、本撮影処理を終了する。
以上のように、本実施の形態の放射線画像検出装置によれば、予め放射線撮影の順序及び/又は内容を設定する設定手段と、設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段とを備えるため、患者の容態等、撮影時の状況により放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更する必要がある場合に、簡単に撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
その結果、撮影者の労力を軽減して作業効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、放射線画像検出装置が、設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示する表示手段を備えるため、撮影者が放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認し易く、また、放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認しながら撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
その結果、より簡単かつ確実に放射線画像の撮影及び撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
さらに、本実施の形態の放射線画像撮影システムによれば、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置と、放射線撮影の順序及び/又は内容を設定可能な制御装置と、放射線画像検出装置と制御装置とを接続する通信回線とを備え、制御装置は、設定した放射線撮影の順序及び/又は内容を通信回線を介して放射線画像検出装置に送信し、放射線画像検出装置は、制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段を備えるため、患者の容態等、撮影時の状況により放射線画像の撮影順序や撮影内容を変更する必要がある場合に、簡単に撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
その結果、撮影者の労力を軽減して作業効率を向上させることができる。
またさらに、本実施の形態では、放射線画像検出装置が、設定変更手段により制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更した場合、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を制御装置に送信するため、放射線画像検出装置での撮影順序や撮影内容の変更により制御装置と放射線画像検出装置とで異なる状態になってしまった設定を放射線画像検出装置の変更に合わせて再統一することができる。
その結果、制御装置と放射線画像検出装置とで設定が異なることとなる不具合を防止でき、放射線画像検出装置での変更に対して、システム全体として統一した設定の状態を保つことができる。
また、本実施の形態では、放射線画像検出装置が表示手段を備えており、表示手段は、制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示するため、撮影者が放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認し易く、また、放射線画像の撮影順序や撮影内容を確認しながら撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
その結果、より簡単かつ確実に放射線画像の撮影及び撮影順序や撮影内容の変更を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、通信回線が無線であるため、有線の場合と比べて放射線画像検出装置の持ち運びの自由度が増すと共に、撮影した放射線画像を直ちに制御装置に送信することができる。
その結果、効率よく複数の放射線画像の撮影を行うことができる。
またさらに、本実施の形態では、制御装置が、管理する撮影オーダ情報のうちの一部を放射線画像検出装置に送信するようになっているため、放射線画像検出装置に対しては、撮影オーダ情報のうち、放射線画像の撮影時及び撮影順序の変更時に必要な情報のみを送信することができる。
その結果、送受信するデータ量を減らしてより迅速に効率よく作業を進めることができる。
なお、前述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な放射線画像システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態においては、FPD10の要求に応じて個々のFPDにFPDIDを発行する場合を例として説明を行ったが、予めFPDの記憶部16にFPDIDが記憶されているか、FPD10の表面に貼付されたバーコードによりFPDIDが固定して設定されていてもよい。この場合、FPD10は予めコンソール30にFPDIDを送信してFPDIDの登録を行い、このFPDIDに対応付けて撮影オーダ情報の振り分けを行わせる。そして、撮影準備情報の要求指示と共にFPDIDを送信し、FPDIDに対応する撮影準備情報を受信するようになっている。
また、本実施の形態においては、撮影した放射線画像を撮影装置20に備える表示部22に表示させる場合を例として説明を行ったが、撮影した放射線画像を表示装置40に送信して、表示装置40で放射線画像の確認を行う構成であってもよい。或いは、放射線画像システム100に表示装置40を備えずに、撮影装置20に備える表示部22が表示装置40と同等の機能を備える構成であってもよい。さらに、FPD10はI/F17を介してコンソール30と直接的に接続される場合を例として説明を行ったが、これに限らず、FPD10はI/F17を介してネットワークNに接続され、ネットワークNを介して情報の送受信が行われる構成であってもよい。
また、撮影準備情報に含まれる情報は一例であり、前述した例に限定されない。すなわち、撮影者が放射線画像の撮影に必要となる情報が含まれていればよい。したがって、FPD10の表示部12に表示される撮影準備情報についても前述した例に限定されない。なお、本実施の形態においては、FPD10に表示部12を備え、表示部12に撮影準備情報を表示させる構成としたが、FPD10に表示部12を備えずに、別体に構成される表示装置に接続され、記憶部16に記憶された撮影準備情報を読み出して、接続された表示装置に撮影準備情報を表示させる構成であってもよい。
その他、本実施の形態における放射線画像システムの各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した本実施の形態として例示する放射線画像撮影システムの概略構成を示す図である。 コンソールで管理する撮影オーダ情報を示す図である。 FPDに表示される撮影準備情報等の表示画面例である。 図1に示すFPDの機能的構成を示すブロック図である。 図1に示す撮影装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1に示すコンソールの機能的構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 放射線画像撮影システム
10 FPD(放射線画像検出装置)
11 CPU(設定手段、設定変更手段)
12 表示部(表示手段)
13 操作部
14 画像読取部
15 RAM
16 記憶部
17 I/F
20 撮影装置(放射線画像撮影装置)
21 CPU
22 表示部
23 操作部
24 通信部
25 RAM
26 記憶部
27 画像処理部
28 放射線源
29 I/F
30 コンソール(制御装置、情報管理装置)
31 CPU
32 表示部
33 入力部
34 通信部
35 RAM
36 記憶部
37 I/F
40 画像表示装置
N ネットワーク

Claims (6)

  1. 被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置において、
    予め放射線撮影の順序及び/又は内容を設定する設定手段と、
    前記設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段と、
    を備えることを特徴とする放射線画像検出装置。
  2. 前記設定手段により予め設定された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、前記設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出装置。
  3. 被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像検出装置と、
    放射線撮影の順序及び/又は内容を設定可能な制御装置と、
    前記放射線画像検出装置と前記制御装置とを接続する通信回線と、
    を備え、
    前記制御装置は、設定した放射線撮影の順序及び/又は内容を前記通信回線を介して放射線画像検出装置に送信し、
    前記放射線画像検出装置は、前記制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更可能な設定変更手段を備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 前記放射線画像検出装置は、前記設定変更手段により前記制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を変更した場合、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を前記制御装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記放射線画像検出装置は表示手段を備えており、
    前記表示手段は、前記制御装置から送信された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示すると共に、前記設定変更手段により放射線撮影の順序及び/又は内容が変更された場合には、変更された放射線撮影の順序及び/又は内容を表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記通信回線が無線であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
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