JP2006106075A - 照明装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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康憲 大西
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Abstract

【課題】 1つの表示領域で全域表示と部分表示とを切替えて行うと共に、消費電力を低減することができる電気光学装置を提供する。
【解決手段】 光の供給を受けて表示領域Vに表示を行う表示部6と、表示部6の動作を制御する表示制御回路3と、表示部6へ供給する光を発生する複数の光源11と、複数の光源11の発光を制御する発光制御回路4とを有する電気光学装置である。表示制御回路3は表示領域Vの全域を使った全域表示と、表示領域Vの一部を使った部分表示とを切替える制御を行う。発光制御回路4は表示制御回路3による表示の切替えに対応して複数の光源11を選択的に発光させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を出射する照明装置に関する。また、本発明は、液晶表示装置等といった電気光学装置に関する。また、本発明は、電気光学装置を用いて構成される電子機器に関する。
現在、携帯電話機、携帯情報端末機等といった各種の電子機器において、当該電子機器に関する各種の情報を視覚的に表示するための表示装置として液晶表示装置等といった電気光学装置が用いられている。このような液晶表示装置を備えた機器として、従来、いわゆる両面表示型の携帯電話機等が知られている。そして、この両面表示型の携帯電話機の一種類として折り畳み式の携帯電話機がある。この折り畳み式の携帯電話機では、一般に、操作ボタン等が設けられた本体部に対して蝶番を介して表示体部が折り畳み可能に取付けられている。このような折り畳み式の携帯電話機において、表示体部の表裏両側にそれぞれ液晶パネルを備えた構造の液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、表示体部の内側、すなわち折り畳んだ状態で操作ボタンと対向する側に大型の第1表示パネルが設けられ、表示体部の外側、すなわち大型表示パネルの背面側に小型の第2表示パネルが設けられている。つまり、第1表示パネルと第2表示パネルとは背中合わせに設けられている。そして、一般に、第1表示パネルはメインパネルとして用いられる。他方、第2表示パネルは、主に時計表示等といった付随的な表示を行うサブパネルとして用いられる。
特開2003−121655号公報(第5頁、図1)
ところで、最近では、折り畳み式の携帯電話機に加えて、表示体部が本体部に対してスライドするスライド式や、蝶番の部分が回転して表示体部の表面と裏面とが入れ替わる回転式等といった構造の携帯電話機が見受けられる。そして、これらの構造の携帯電話機においては、特許文献1に開示された液晶表示装置とは異なり、第2表示パネルを設けずに第1表示パネルのみを表示体部の外側に設ける場合がある。そしてこの場合には、従来の第2表示パネルの代わりとして、第1表示パネルの表示領域のうち一部の領域だけを表示させるという、部分表示を行うことがある。
このような部分表示を行う場合、照明装置は必ずしも表示パネルの表示領域の全域に光を供給する必要はなく、表示を行っている一部の領域に対して光の供給が行われれば十分である。しかしながら、上記従来の液晶表示装置においては、表示を行う領域の広さに関らず表示パネルの全面を照明していた。この場合には、不要な領域に対しても照明を行うことがあり、その分の無駄な電力を消費していたと言える。また、部分表示を行う際には照明装置の輝度を下げたり、照明装置を消灯したりしていた。この場合には、表示の輝度が不十分で表示が見難くなるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、1つの表示領域で全域表示と部分表示とを切替えて行うと共に、消費電力を低減することができる電気光学装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電気光学装置は、光の供給を受けて表示領域に表示を行う表示部と、前記表示部へ供給する光を発生する複数の光源と、前記表示部の動作を制御する表示制御手段と、前記複数の光源の発光を制御する発光制御手段とを有する。前記表示制御手段は前記表示領域の全域を使った全域表示と、前記表示領域の一部を使った部分表示とを切替える制御を行う。そして、前記発光制御手段は前記表示制御手段による前記表示の切替えに対応して前記複数の光源を選択的に発光させる。
上記の部分表示を行う際には、部分表示を行う一部の領域には、何等かの伝達したい情報、例えば時刻表示等が表示され、表示領域内の残りの領域では表示を行わない。ここで、表示を行わないというのは、例えば、表示を行わないこととするその領域内の全ての表示ドットをOFF状態にして光の通過を禁止すること、すなわち黒表示を行うことや、伝達したい情報とは関係の無い何等かのパターンを表示したりすることである。
上記の電気光学装置によれば、表示制御手段を用いて全域表示と部分表示とを切替えて行うようにしたので、表示領域の全域を使用しなくても必要な情報だけを部分的に表示することができる。また、表示領域の切替えに対応して複数の光源を選択的に発光させるようにしたので、複数の光源のうち表示に必要な光を発する光源のみを発光させることができる。その結果、電気光学装置の消費電力を低減できる。
次に、上記の構成の電気光学装置においては、前記表示制御手段による全域表示と部分表示との切替えと、前記発光制御手段による前記複数の光源の選択の切替えとを互いに同期させて行うことが望ましい。これにより、明るい表示と消費電力の低減とを確実に両立できる。
次に、上記構成の電気光学装置においては、前記全域表示が行われときには前記複数の光源の全てが発光し、前記部分表示が行われるときには前記複数の光源のうちの一部が選択されて発光することが望ましい。これにより、明るい表示と消費電力の低減とを確実に両立できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記発光制御手段は、前記表示領域のうち前記部分表示が行われる領域(以下、この領域を部分表示領域と呼ぶことがある。)に対して光を供給するように、前記複数の光源を選択的に発光させることが望ましい。こうすれば、部分表示に使用する領域だけを効率良く照明できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記表示領域は複数の表示ドットによって形成されることができ、その場合、前記表示制御手段は前記部分表示領域以外の領域で光を透過させないように前記表示ドットの制御を行うことが望ましい。こうすれば、光が表示部の表面に到達しないので、表示部における表示が黒く見える、いわゆる黒表示を行うことができる。ここで、表示ドットとは、表示の最小単位であるドットのことであり、例えば、液晶表示装置において液晶層を挟んで対向する一対の電極が重なり合う領域として形成される。
上記の電気光学装置においては、部分表示領域に対して部分的な照明を行うが、光源から光が放射される範囲内においては、部分表示領域以外でも光が照射される領域が存在する場合がある。この場合には、部分表示領域以外に明るい領域ができるので、部分表示領域が見難くなるおそれがある。これに対し、上記の黒表示を行うようにした電気光学装置によれば、部分表示領域以外の領域では光を透過させないので、部分表示領域と他の領域との境が明確になってコントラストが高くなり、それ故、部分表示領域の表示が見やすくなる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記表示制御手段は、前記部分表示領域以外の領域でグラデーション表示を行うように前記表示ドットの制御を行うことが望ましい。ここで、グラデーション表示は段階的に濃淡を変化させる表示のことであり、何等かの情報を含んだ表示ではなく、主に模様として表示されることが多い。このようなグラデーション表示を部分表示領域以外の領域で行えば、部分表示に用いられる光以外の光を有効に利用して模様を表示できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記グラデーション表示は照明装置の輝度が低い表示領域では表示が薄く、照明装置の輝度が高くなるに従って表示が段階的又は連続的に濃くなることが望ましい。
この電気光学装置によれば、照明装置の輝度が低い領域では表示を薄くしたので、光が透過し易くなる。他方、照明装置の輝度が高い領域では表示を濃くしたので表示が薄い領域に比して光が透過し難くなる。このように、光の輝度に応じて表示の濃さを変えることにより、表示の輝度にむらが生じ難くなる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記光源はLED(Light Emitting Diode)であることが望ましい。LEDは、輝度が高く、且つ消費電力が低い点状の光源である。このLEDを用いれば、表示が見易く、且つ低消費電力の電気光学装置を構成できる。また、LEDは表示領域の一部分を選択的に照明することに対して好都合である。
次に、本発明に係る他の態様の電気光学装置は電気光学パネルと、照明装置とを有し、前記電気光学パネルは、データ線と、走査線と、前記データ線と前記走査線との各交差部に設けられていて表示領域を形成する電極とを有し、前記照明装置は、複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を前記電気光学パネルへ導く導光体とを有する電気光学装置である。この電気光学装置は、さらに、前記データ線に信号を供給するデータ線駆動回路と、前記走査線に信号を供給する走査線駆動回路と、前記データ線駆動回路及び前記走査線駆動回路を制御して前記電気光学パネルの表示を制御する表示制御回路と、前記複数の光源の発光を制御する発光制御回路とを有する。そして、前記表示制御回路は、前記表示領域の全域を使った全域表示と、前記表示領域の一部を使った部分表示とを切替える制御を行い、さらに、前記発光制御回路は、前記表示制御回路による前記表示の切替えに対応して前記複数の光源を選択的に発光させる。
この電気光学装置は、現在の電気光学装置の分野で広く用いられている構造の電気光学装置に本発明を適用したものである。この電気光学装置においても、全域表示と部分表示とを切替えて行うことができ、しかも、電気光学装置の消費電力を低減できる。
次に、本発明に係る照明装置は、表示領域に表示を行う表示部を照明する照明装置であって、光を発生する複数の光源と、前記光源から出射された光を前記表示部に導く導光板とを有し、前記表示部は、前記表示領域の全域を使った全域表示と、前記表示領域の一部を使った部分表示とを切替えるように制御され、前記照明装置は、前記表示の切替えに対応して前記複数の光源を選択的に発光することを特徴とする。
この照明装置は、全域表示と部分表示とを切替えて行うことができる電気光学装置に対して用いられた場合に、電気光学装置の消費電力を低減することに関して非常に有効である。
次に、本発明に係る電子機器は、以上に記載した構成の電気光学装置を有することを特徴とする。このような電子機器としては、携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ、その他種々の電子機器が考えられる。本発明に係る電気光学装置によれば、表示領域の切替えに対応して複数の光源を選択的に発光させるようにしたことにより、電気光学装置の消費電力を低減できる。それ故、その電気光学装置を用いた本発明の電子機器においても消費電力を低減できる。
(電気光学装置の第1実施形態)
以下、本発明を電気光学装置の一例である液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、これ以降に説明する実施形態は本発明の一例であって、本発明を限定するものではない。また、これからの説明では必要に応じて図面を参照するが、この図面では、複数の構成要素から成る構造のうち重要な構成要素をわかり易く示すため、各要素を実際とは異なった相対的な寸法で示している。
図1は、本発明に係る電気光学装置の一実施形態である液晶表示装置1の全体をブロック図で示している。ここに示す液晶表示装置1は、表示ユニット2と、表示制御回路3と、発光制御回路4とを有する。表示ユニット2は、表示部としての液晶パネル6と、液晶パネル6を駆動するためのデータ線駆動回路7と、データ線駆動回路7と協働して液晶パネル6を駆動するための走査線駆動回路8と、液晶パネル6へ光を供給する照明装置9とを有する。
表示制御回路3は、液晶表示装置1の外部から画像信号S0を受け取って、それらに加工を加え、加工後の信号を液晶パネル6の表示を制御する表示制御信号S1として表示ユニット2内のデータ線駆動回路7へ伝送する。また、表示制御回路3は、走査線駆動回路8を駆動するための信号をその走査線駆動回路8へ伝送する。上記の画像信号S0は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ等といった電子機器から信号線を通して伝送されたり、ホストサーバから無線信号によって伝送されたり、その他任意の通信手段によって外部から伝送されたりする。
発光制御回路4は照明装置9の発光を制御するための制御信号S2を出力する。この発光制御回路4は信号線10によって表示制御回路3に接続されている。この信号線10を通して表示制御回路3と発光制御回路4との間で双方向の信号伝送が行われる。発光制御回路4は、表示制御回路3が表示制御信号S1を出力したときに、その表示制御信号S1に基づいて照明装置9を制御するための発光制御信号S2を出力する。
図2は、表示ユニット2を分解状態で示している。また、図3は、図2のB−B線に従った断面を示している。図2において、表示ユニット2は、液晶パネル6と照明装置9との間に薄い枠状の粘着部材19を設け、これらを重ね合わせて互いに貼着することにより構成できる。この表示ユニット2は、矢印Aが描かれた側が観察側である。
照明装置9は、光源としての複数のLED(Light Emitting Diode)11と、透光性の樹脂によって形成された導光体12とを有する。LED11は本実施形態の場合3個設けられている。具体的には、中央にLED11aが設けられ、その両側に2つのLED11b及び11cが設けられている。
本実施形態において、図1の発光制御回路4は3つのLED11a、11b、11cのいずれか1つ又は全部を選択的に発光させることができる。一般に、1つのLEDはそれが出射する光に関して指向特性を有している。指向特性とは、出射光の強度が特定の角度方向に強く、それ以外の方向に弱いという特性である。この指向特性を表示する方法としては種々の方法があるが、その1つとして図9に示すグラフが知られている。このグラフにおいて、縦軸は相対光度を示し、横軸は放射角度(半値)α0を示している。相対光度とは、LEDの出射光を正面(すなわち、放射角度(半値)α0=0°)から測定した場合の光度、すなわち強度を「1」としたときの各放射角度(半値)α0における光度を示している。
また、放射角度(半値)α0について説明すれば次の通りである。今、図4において、1つのLED11の放射角度を符号αで表わすものとすると、このLED11に関してはその放射角度αの角度範囲内に出射する光が強く、それ以外の領域には十分な強度の光が出射されないものと考えられる。つまり、このLED11は放射角度αの範囲内で出射光の強度が大きいという指向特性を有するものと考えることができる。
図9のグラフでは、横軸に放射角度(半値)α0をとっているが、この放射角度(半値)α0は、図4の放射角度αをLED11からの出射光の中心軸線X0で2等分した場合の半分の角度を示している。すなわち、α0=α/2である。今、表示のために十分な光の強度が相対光度で約0.85であるものと仮定すると、図9のグラフにおいて斜線で示す領域D1が光度0.85以上の十分な強度の光によって照明される高光度領域である。一方、それ以外の領域D2は十分な強度の光が得られない低光度領域である。グラフによれば、高光度領域D1は放射角度(半値)α0が0°以上で30°以下の角度範囲の領域として考えられる。従って、図4では、LED11の放射角度α=2α0が0°以上で60°以下の領域が高光度領域と考えられ、この高光度領域内に十分な光が供給される。もちろん、LED11の構造が異なれば放射角度αの範囲は変化する。
以上の説明から明らかなように、3つのLED11a、11b、11cのうち発光させるLEDを適宜に選択すれば、液晶パネル6の表示領域Vのうちのどの領域に光を集中的に供給するかを希望に応じて選択することができる。例えば、3つのLED11a、11b及び11cが全て点灯すると、図4に示すように、液晶パネル6の表示領域Vの全域に均一な強度、すなわち均一な輝度の光が供給される。また、3つのLED11a,11b、11cのうちの両側の2つのLED11b及び11cが点灯すると、図5に示すように、液晶パネル6の表示領域VのうちLED11から遠い側の横長の一部の矩形領域V0に必要な光が供給される。
また、3つのLED11a,11b,11cのうち中央のLED11aが点灯すると、図6に示すように、液晶パネル6の表示領域Vのうち略中央の横長の一部の矩形領域V1に必要な光が供給される。また、3つのLED11a,11b,11cのうち中央のLED11aが点灯すると、図7に示すように、液晶パネル6の表示領域Vのうち略中央の縦長の一部の矩形領域V2に必要な光を供給することもできる。さらに、3つのLED11a,11b,11cのうち中央のLED11aが点灯すると、図8に示すように、液晶パネル6の表示領域Vのうち縦及び横の両方向に関して略中央の一部の領域である中核領域V3に必要な光を供給することもできる。
図3において、矢印Aで示す観察方向から見て導光体12の背面側には、必要に応じて、反射シート13が設けられる。また、導光体12の観察側には、必要に応じて、拡散シート14が設けられる。導光体12の光入射面12aは図3の紙面垂直方向に延びており、光源11から発生した光はこの光入射面12aを通して導光体12の内部へ導入され、そして光出射面12bから外部へ面状の光として出射する。本実施形態において、この照明装置9は、液晶パネル6を背面から照明するバックライトとして機能する。
液晶パネル6は、第1基板21と、それに対向する第2基板22とを有し、それらの基板を観察側から見て正方形又は長方形の枠状のシール材18(図2参照)によって貼り合わせて形成する。第1基板21と第2基板22との間には間隙、いわゆるセルギャップが形成され、その中に電気光学物質としての液晶が封入されて液晶層を構成する。また、第1基板21及び第2基板22のそれぞれには走査線又はデータ線が形成され、各基板21,22に形成された電極がそれらの各線につなげられる。電極としては、ドット形状の電極や、帯状の電極や、面状の電極等がある。これらの電極が矢印A方向から見て重なり合う領域が表示の最小単位である表示ドットを構成する。そして、複数の表示ドットが矢印Aから見て縦及び横方向にマトリクス状に並ぶことによって表示領域Vが形成される。
図3において、第1基板21は、矢印Aで示す観察側から見て長方形または正方形の第1の透光性の基板23aを有する。この第1透光性基板23aは、例えば、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成される。また、この第1透光性基板23aの外側表面には、位相差板24aおよび偏光板25aが、それぞれ貼着等によって装着される。
また、第1基板21に対向する第2基板22は、観察側から見て長方形または正方形の第2の透光性の基板23bを有する。この第2透光性基板23bは、例えば、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成される。第2透光性基板23bの外側表面には、位相差板24b及び偏光板25bが、それぞれ、貼着等によって装着される。
液晶パネル6は任意の表示モードによって構成できる。例えば、液晶駆動方式でいえば、単純マトリクス方式およびアクティブマトリクス方式のいずれであっても良い。また、液晶モードの種別でいえば、TN(Twisted Nematic)、STN(Super Twisted Nematic)、その他任意の液晶を用いることができる。また、採光方式でいえば、透過型、反射型、半透過反射型のいずれであっても良い。なお、本実施形態では、図3に示すように、照明装置9を用いるので、採光方式としては透過型または半透過反射型ということになる。
単純マトリクス方式とは、各画素に能動素子を持たず、走査電極とデータ電極との交差部が画素またはドットに対応し、駆動信号が直接に印加されるマトリクス方式である。この方式に対する液晶モードとしては、TN、STNが用いられる。次に、アクティブマトリクス方式とは、画素またはドットごとに能動素子が設けられ、書き込み期間では能動素子がON状態となってデータ電圧が書き込まれ、他の期間では能動素子がOFF状態になって電圧が保持されるマトリクス方式である。この方式で使用する能動素子には3端子型と2端子型がある。3端子型の能動素子には、例えば、TFT(Thin Film Transistor)がある。また、2端子型の能動素子には、例えば、TFD(Thin Film Diode)がある。
上記のような液晶パネル6において、カラー表示を行う場合には、第1基板21または第2基板22にカラーフィルタが設けられる。カラーフィルタは、特定の波長域の光を選択的に透過するフィルタである。具体的には、3原色であるB(青色)、G(緑色)、R(赤色)の1色ずつを第1基板21または第2基板22上の各ドットに対応させて所定の配列、例えばストライプ配列、デルタ配列、モザイク配列で並べる。
第2基板22を構成する第2透光性基板23bは、対向基板である第1基板21の外側へ張り出す張出し部27を有する。この張出し部27の第1基板21側の表面上には、駆動用IC29が、例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)28を用いたCOG(Chip On Glass)技術によって実装される。
駆動用IC29は、図2に示すように複数個、本実施形態では3個実装されている。これらの駆動用IC29は、液晶パネル6の走査線及びデータ線に、ぞれぞれ、走査信号およびデータ信号を出力して液晶パネル6を駆動する。つまり、図1のデータ線駆動回路7および走査線駆動回路8は図2の駆動用IC29によって構成される。駆動用IC29は、共通のICによってデータ線駆動回路7および走査線駆動回路8を賄うものであっても良いし、あるいは、データ線駆動回路7および走査線駆動回路8を個別のICに割り当てても良い。
粘着部材19は、矢印Aで示す観察側から見て枠形状を有する薄い部材である。この枠状の粘着部材19は、液晶パネル6の表示領域Vに表示される像を視認する上で邪魔にならない位置にある。この粘着部材19は、液晶パネル6と導光体12との位置を合わせて表示ユニット2を組み立てる際に、それらの位置が互いにずれないように貼り付けるために用いる。また、表示ユニット2を組み立てた後の検査において何等かの不良が発生した場合、表示ユニット2を分解し、不良である部品を交換して再度組み立てることがあるので、粘着部材19は液晶パネル6から簡単に剥がせることが好ましい。
なお、粘着部材19は、LED11から出射されて導光板12に入射せずに直接に液晶パネル6へ入射する光を遮るための遮光テープとしても機能する。LED11に対して何等の措置も講じておかないと、LED11からの光が直接に液晶パネル6へ入射してしまい、液晶パネル6におけるLED11の近傍領域が明るくなり過ぎて表示に悪影響が生じるおそれがある。これに対し、上記の遮光テープを設けておけば、そのような悪影響の心配がなくなる。
図3において、張り出し部27の端部には、外部接続用端子31が形成される。この外部接続用端子31は、複数個が紙面垂直方向に互いに間隔を開けて形成されている。これらの外部接続用端子31は駆動用IC29の入力用端子、例えば入力用バンプにつながる。これらの外部接続用端子31には、図示しない配線基板が、例えばACFによって接続される。また、配線基板と外部接続用端子31との接続には、ハンダ付け、ヒートシール等といった導電接続手法を用いることもできる。
他方、張出し部27の液晶層側には配線32が形成される。この配線32は、複数本が紙面垂直方向に互いに間隔を開けて形成されている。これらの配線32は駆動用IC29の出力用端子、例えば出力用バンプに繋がる。また、これらの配線32は液晶パネル6の内部、すなわち液晶層へ向かって延びており、単純マトリクス方式の場合には走査電極およびデータ電極に接続される。また、アクティブマトリクス方式の場合にはTFD素子やTFT素子といった能動素子および電極に接続される。
以下、上記構成より成る液晶表示装置1の動作を説明する。この液晶表示装置1は、図2の液晶パネル6の表示領域Vの全域を使った表示である全域表示と、表示領域Vのうちの一部の領域を使った表示である部分表示との、2つの形態の表示のいずれかを選択して実行できる。以下、それらの表示を個別に説明する。
(全域表示)
この全域表示は、主に、伝達したい何等かの情報を図2の液晶パネル6の表示領域Vの全域を使って表示する表示形態である。この全域表示を行う場合、図1において、表示制御回路3は液晶パネル6の表示領域Vの全域を使って伝達情報、例えば文字情報、画像情報等を表示するようにデータ線駆動回路7及び走査線駆動回路8を制御する。これにより、表示領域V内の全域の表示ドットが伝達情報を表示するためにON/OFF制御される。
一方、表示領域Vの全域内の複数の表示ドットが伝達情報を表示するためにON/OFF制御される間、発光制御回路4はLED11a,11b,11cの3つ全てが点灯するようにそれらのLEDの発光を制御する。以上により、表示領域Vの全域に数字、文字、図形等からなる伝達情報が表示される。
(部分表示1)
次に、部分表示は、メインパネルとサブパネルの2つの液晶パネルを用いた従来の液晶表示装置において、主に、サブパネルを用いて行われていた表示である。例えば、本来伝達したい情報ではない副次的な表示、例えば時刻表示を行うための表示である。
今、図5に示すように、液晶パネル6の表示領域V内のLED11から最も遠い側の横長の一部領域V0を使って副次的な時刻表示を行うものとすれば、図1の表示制御回路3は、図5の一部領域V0内に時刻情報が表示されるように、その一部領域V0内の複数の表示ドットをON/OFF制御する。そして同時に、表示領域V内の残余の領域(以下、単に「残余の領域」と呼ぶことがある)では表示が行われないように表示ドットをON/OFF制御する。
ここで、「表示が行われない」というのは、伝達すべき情報の表示を行わないということであり、今考えている場合は時刻表示を行わないということである。従って、表示を行わないということを実現するためには、例えば、
(1)残余の領域内の複数の表示ドットを黒表示状態、すなわち光非透過状態、すなわちOFF状態に設定することや、
(2)残余の領域内の複数の表示ドットを黒以外の単色を表示する状態に設定することや、
(3)残余の領域内の複数の表示ドットを、伝達すべき情報である時刻情報とは無関係の何等かの模様を表示する状態に設定すること
等が考えられる。
一方、一部領域V0内の複数の表示ドットが伝達情報を表示するために上記のようにON/OFF制御される間、そのON/OFF制御に同期させて、図1の発光制御回路4はLED11a,11b,11cのうちの両側の2つのLED11b及び11cが点灯するようにそれらのLED11の発光を制御する。以上により、図5において、表示領域V内の一部領域V0に数字、文字、図形等からなる伝達すべき情報、今の場合は時刻情報が表示される。このとき、表示のために点灯されるLEDは3つのうちの2つであるので、電力消費を低く抑えることができる。しかも、これらのLED11b,11cの配置は、予め、一部領域V0を明るく照明できるように設定されているので、その一部領域V0内に鮮明な情報を表示できる。
なお、残余の領域内の複数の表示ドットが図1の表示制御回路3によってOFF状態に制御されるのであれば、図5においてその残余の領域は黒で表示される。また、その残余の領域内の複数の表示ドットが図1の表示制御回路3によって黒以外の単色を表示する状態に制御されるのであれば、図5においてその残余の領域は黒以外の単色で表示される。また、その残余の領域内の複数の表示ドットが図1の表示制御回路3によって時刻情報(すなわち、伝達すべき情報)とは無関係の何等かの模様を表示する状態に制御されるのであれば、図5においてその残余の領域には模様が表示される。
上記のように一部表示領域V0以外の残余の領域に黒表示、単色表示、模様表示等を行う場合には、それらの表示はグラデーション表示となることが望ましい。一部表示領域V0内の表示が見易くなるからである。特に、照明装置の輝度が高い表示領域では色が濃く、照明装置の輝度が低くなるに従って色が段階的に又は連続的に薄くなるようなグラデーション表示となることが望ましい。これにより、一部表示領域V0内の表示がさらに一層見易くなる。
(部分表示2)
図6は部分表示の他の例を示している。この部分表示は、液晶パネル6の表示領域V内の縦方向の略中央に位置する横長の一部領域V1を使って副次的な時刻表示を行うものである。この場合には、図1の表示制御回路3は、図6の一部領域V1内に時刻情報が表示されるように、その一部領域V1内の複数の表示ドットをON/OFF制御する。そして同時に、表示領域V内の残余の領域では表示が行われないように、すなわち、上記の黒表示、単色表示、又は模様表示等が行われるように、複数の表示ドットをON/OFF制御する。
一方、一部領域V1内の複数の表示ドットが伝達情報を表示するために上記のようにON/OFF制御される間、そのON/OFF制御に同期させて、図1の発光制御回路4はLED11a,11b,11cのうちの中央のLED11aが点灯するようにそれらのLED11の発光を制御する。以上により、表示領域V内の中央の一部領域V1に数字、文字、図形等からなる伝達情報、今の場合は時刻情報が表示される。このとき、表示のために点灯されるLEDは3つのうちの1つであるので、電力消費を低く抑えることができる。しかも、このLED11aの配置は、予め、一部領域V1を明るく照明できるように設定されているので、その一部領域V1内に鮮明な情報を表示できる。
(部分表示3)
図7は部分表示のさらに他の例を示している。この部分表示は、液晶パネル6の表示領域V内の横方向の略中央に位置する縦長の一部領域V2を使って副次的な時刻表示を行うものである。この場合には、図1の表示制御回路3は、図7の一部領域V2内に時刻情報が表示されるように、その一部領域V2内の複数の表示ドットをON/OFF制御する。そして同時に、表示領域V内の残余の領域では表示が行われないように、すなわち、上記の黒表示、単色表示、又は模様表示等が行われるように、複数の表示ドットをON/OFF制御する。
一方、一部領域V2内の複数の表示ドットが伝達情報を表示するために上記のようにON/OFF制御される間、そのON/OFF制御に同期させて、図1の発光制御回路4はLED11a,11b,11cのうちの中央のLED11aが点灯するようにそれらのLED11の発光を制御する。以上により、表示領域V内の中央の一部領域V2に数字、文字、図形等からなる伝達情報、今の場合は時刻情報が表示される。このとき、表示のために点灯されるLEDは3つのうちの1つであるので、電力消費を低く抑えることができる。しかも、このLED11aの配置は、予め、一部領域V1を明るく照明できるように設定されているので、その一部領域V1内に鮮明な情報を表示できる。
(部分表示4)
図8は部分表示のさらに他の例を示している。この部分表示は、液晶パネル6の表示領域V内の縦及び横の両方向の略中央に位置する正方形又はそれに近い矩形状の中核領域V3を使って副次的な時刻表示を行うものである。この場合には、図1の表示制御回路3は、図8の中核領域V3内に適宜の情報が表示されるように、その中核領域V3内の複数の表示ドットをON/OFF制御する。そして同時に、表示領域V内の残余の領域では表示が行われないように、すなわち、上記の黒表示、単色表示、又は模様表示等が行われるように、複数の表示ドットをON/OFF制御する。
一方、中核領域V3内の複数の表示ドットが伝達情報を表示するために上記のようにON/OFF制御される間、図1の発光制御回路4はLED11a,11b,11cのうちの中央のLED11aが点灯するようにそれらのLED11の発光を制御する。以上により、表示領域V内の中央の中核領域V3に数字、文字、図形等からなる伝達情報が表示される。このとき、表示のために点灯されるLEDは3つのうちの1つであるので、電力消費を低く抑えることができる。しかも、このLED11aの配置は、予め、中核領域V3を明るく照明できるように設定されているので、その中核領域V3内に鮮明な情報を表示できる。
(電気光学装置の第2実施形態)
図10は本発明に係る電気光学装置の他の実施形態を示している。以下、図3に示した先の実施形態と対比しつつ本実施形態を説明する。なお、図3に示した実施形態で用いた要素と同じ要素は同じ符号を付することにして、その説明は省略することにする。
図3に示した先の実施形態では、厚さが均一な透光性材料によって導光体12を形成した。これに対し本実施形態では、図10に示すように、導光体42を次のような楔形状、すなわちLED11に近い側が厚くLED11から遠ざかるに従って薄くなるような楔形状に形成した。なお、導光体42の光出射面42bは液晶パネル6の表面と平行な面であり、光出射面42bと反対側の面が傾斜面となっている。この傾斜面には、LED11からの光を光出射面42bに向かわせるための適宜のパターン、例えば断面三角形状で矢印A方向から見てストライプ状のパターンを設けても良い。
また、図3に示した先の実施形態では、導光体12と液晶パネル6との間に拡散シート14を設けた。これに対し本実施形態では、拡散シート14に代えてプリズムシート44を設けている。このプリズムシート44は導光体42に向けて突起する断面三角形のプリズム形状を複数個互いに平行に連ねた構造を有しており、導光体42から出射する光を液晶パネル6へ向かう方向へ集めるように機能する。
本実施形態においても、LED11は図2に示すように複数個設けられ、それらは図1に示すように発光制御回路4によって選択的に発光するように制御される。これにより、図5から図8に例示したように液晶パネル6による部分表示に対応して必要なLEDだけを点灯させることができ、低消費電力化を達成できる。
(電気光学装置の第3実施形態)
図11は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態を示している。以下、図3に示した先の実施形態と対比しつつ本実施形態を説明する。なお、図3に示した実施形態で用いた要素と同じ要素は同じ符号を付することにして、その説明は省略することにする。
図3に示した先の実施形態では、厚さが均一な透光性材料によって導光体12を形成した。これに対し本実施形態では、図11に示すように、導光体42を図10の実施形態と同じ楔形状に形成した。さらに、図3に示した先の実施形態では、導光体12と液晶パネル6との間に拡散シート14を設けたが、本実施形態では、その拡散シート14に加えてプリズムシート44を設けている。このプリズムシート44は図10に示したプリズムシート44と同じものである。
本実施形態においても、LED11は図2に示すように複数個設けられ、それらは図1に示すように発光制御回路4によって選択的に発光するように制御される。これにより、図5から図8に例示したように液晶パネル6による部分表示に対応して必要なLEDだけを点灯させることができ、低消費電力化を達成できる。
(電気光学装置の第4実施形態)
図12は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態を示している。以下、図3に示した先の実施形態と対比しつつ本実施形態を説明する。なお、図3に示した実施形態で用いた要素と同じ要素は同じ符号を付することにして、その説明は省略することにする。図12に示す本実施形態において、導光体12は図3の実施形態と同様に均一な厚さのものを用いる。
図3に示した先の実施形態では、導光体12と液晶パネル6との間に拡散シート14を設けたが、本実施形態では、その拡散シート14を用いることに加えて2段構造のプリズムシート54を設けている。この2段構造のプリズムシート54は2枚のプリズムシート54a及び54bによって構成されている。これらのプリズムシート54a,54bはいずれも導光体12と反対側、すなわち液晶パネル6へ向けて突起する断面三角形のプリズム形状を複数個互いに平行に連ねた構造を有している。
この2段構造のプリズムシート54において、導光体12側のプリズムシート54aを構成する複数のプリズムは図12の左右方向に並べられ、液晶パネル6側のプリズムシート54bを構成する複数のプリズムは図12の紙面垂直方向に並べられている。つまり、これらのプリズムシート54a,54bのプリズムの配列方向は互いに直角の関係になっている。この2段構造のプリズムシート54も導光体12から出射する光を液晶パネル6へ向かう方向へ集めるように機能する。
本実施形態においても、LED11は図2に示すように複数個設けられ、それらは図1に示すように発光制御回路4によって選択的に発光するように制御される。これにより、図5から図8に例示したように液晶パネル6による部分表示に対応して必要なLEDだけを点灯させることができ、低消費電力化を達成できる。
(電子機器の第1実施形態)
以下、本発明に係る電子機器を実施形態を挙げて説明する。なお、この実施形態は本発明の一例を示すものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。図13は、本発明に係る電子機器の一実施形態のブロック図を示している。ここに示す電子機器は、表示ユニット62と、これを制御する制御回路70とを有する。表示ユニット62は、電気光学パネルとしての液晶パネル66と、半導体IC等で構成される駆動回路79と、照明装置69とを有する。照明装置69は、複数の点状光源71と導光体72とを有する。表示ユニット62は、例えば、図2に示した表示ユニット2によって構成できる。
制御回路70は、表示情報出力源73と、表示情報処理回路74と、電源回路76と、タイミングジェネレータ77と、発光制御回路78を有する。表示情報出力源73は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から成るメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等から成るストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを有する。この表示情報出力源73は、タイミングジェネレータ77によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路74に供給する。
表示情報処理回路74は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路79へ供給する。駆動回路79は、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路76は、上記の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。発光制御回路78は、照明装置69内の光源71の発光を制御する。
本実施形態の電子機器では、図13において、液晶パネル66の表示領域の一部を使って部分表示が行われ、それに応じて発光制御回路78が適宜の光源を選択して発光させる。この処理は、表示領域の大きさに関係なく常に全ての光源71を発光させる場合に比べて、消費電力を低く抑えることができる。
(電子機器の第2実施形態)
図14は、本発明に係る電子機器の一例である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機80は、本体部81と、これに旋回可能に設けられた表示体部82とを有する。図示の状態は表示体部82が開状態に開かれて通話等ができる使用状態になっている場合を示している。この携帯電話機を使用しない場合には、表示体部82を本体部81に重なる位置まで旋回移動させる。
表示体部82の内部には表示ユニット92が配置され、電話通信等に関する各種表示は、表示体部82に設けた表示画面84によって視認できる。表示ユニット92は、例えば、図2に示す表示ユニット2によって構成できる。本体部81には操作ボタン86が配列され、表示体部82の旋回中心部分にも操作ボタン86が設けられている。表示体部82の上部に設けられた受話部88の内部には、図示しないスピーカが配置される。また、本体部81の下端部に設けられた送話部89の内部には図示しないマイクロホンが内蔵されている。表示ユニット92の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部81又は表示体部82の内部に格納される。
本実施形態の携帯電話機80では、表示ユニット92の表示画面84内の一部領域V4を使って部分表示が行われ、それに応じて図1の発光制御回路4が適宜の光源を選択して発光させる。この処理は、表示領域の大きさに関係なく常に全ての光源を発光させる場合に比べて、消費電力を低く抑えることができる。また、本実施形態では、表示画面84内での部分表示を行うことにより、サブパネルが不要となり、そのため、表示画面84の裏側にはサブパネル、あるいはその他の表示装置は不要である。
(電子機器に関するその他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、本発明に係る電子機器としては、以上に説明した携帯電話機の他にも、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、デジタルスチルカメラ、腕時計、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、その他各種の機器が考えられる。
本発明に係る電気光学装置は、携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ、その他の電子機器で各種の表示を行う際に表示用の機器として好適に用いられる。また、本発明に係る電子機器は携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ等といった民生機器や、計測器その他の工業用機器等として用いられる。
本発明に係る電気光学装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1の電気光学装置で用いる表示ユニットを分解状態で示す斜視図である。 図2のB−B線に従った断面図である。 図2の表示ユニットを用いて行われる表示形態の一例を示す平面図である。 図2の表示ユニットを用いて行われる表示形態の他の例を示す平面図である。 図2の表示ユニットを用いて行われる表示形態のさらに他の例を示す平面図である。 図2の表示ユニットを用いて行われる表示形態のさらに他の例を示す平面図である。 図2の表示ユニットを用いて行われる表示形態のさらに他の例を示す平面図である。 LED光源の指向特性を示すグラフである。 表示ユニットの他の実施形態を示す断面図である。 表示ユニットのさらに他の実施形態を示す断面図である。 表示ユニットのさらに他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る電子機器の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子機器の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1.液晶表示装置(電気光学装置)、 2.表示ユニット、
6.液晶パネル(表示部)、 9.照明装置、 10.信号線、
11.LED(光源)、 12.導光体、 12a.光入射面、 12b.光出射面、
13.反射シート、 14.拡散シート、 18.シール材、
19.粘着部材(遮光テープ)、 21.第1基板、 22.第2基板、
23a,23b.透光性基板、 24a,24b.位相差板、
25a,25b.偏光板、 27.張出し部、 29.駆動用IC、
31.外部接続用端子、 32.配線、 42.導光体、 44.プリズムシート、
54.2段構造のプリズムシート、 62.表示ユニット、 66.液晶パネル、
71.光源、 72.導光体、 80.携帯電話機(電子機器)、 81.本体部、
82.表示体部、 84.表示画面、 86.操作ボタン、 88.受話部、
89.送話部、 92.表示ユニット、 D1.高光度領域、 D2.低光度領域、
S0.外部信号、 S1.表示制御信号、 S2.発光制御信号、 V.表示領域、
V0,V1,V2,V3,V4.一部領域、 X0.出射光の中心軸線

Claims (11)

  1. 光の供給を受けて表示領域に表示を行う表示部と、
    前記表示部へ供給する光を発生する複数の光源と、
    前記表示部の動作を制御する表示制御手段と、
    前記複数の光源の発光を制御する発光制御手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は前記表示領域の全域を使った全域表示と、前記表示領域の一部を使った部分表示とを切替える制御を行い、
    前記発光制御手段は前記表示制御手段による前記表示の切替えに対応して前記複数の光源を選択的に発光させる
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1記載の電気光学装置において、前記表示制御手段による全域表示と部分表示との切替えと、前記発光制御手段による前記複数の光源の選択の切替えと、は互いに同期して行われることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電気光学装置において、
    前記全域表示が行われときに前記複数の光源の全てが発光し、
    前記部分表示が行われるときに前記複数の光源のうちの一部が選択されて発光する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記発光制御手段は、前記表示領域のうち前記部分表示が行われる領域に対して光を供給するように、前記複数の光源を選択的に発光させることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記表示領域は複数の表示ドットによって形成され、
    前記表示制御手段は、前記部分表示が行われる領域以外の領域で光を透過させないように前記表示ドットの制御を行う
    ことを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記表示領域は複数の表示ドットによって形成され、
    前記表示制御手段は、前記部分表示が行われる領域以外の領域でグラデーション表示を行うように前記表示ドットの制御を行う
    ことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6記載の電気光学装置において、前記グラデーション表示は、前記光源からの光によって照明される前記表示領域の輝度が低い領域では表示が薄く、前記表示領域の輝度が高くなるに従って表示が段階的又は連続的に濃くなることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記光源はLEDであることを特徴とする電気光学装置。
  9. 電気光学パネルと、照明装置とを有し、
    前記電気光学パネルは、データ線と、走査線と、前記データ線と前記走査線との各交差部に設けられていて表示領域を形成する電極とを有し、
    前記照明装置は、複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を前記電気光学パネルへ導く導光体とを有する電気光学装置であって、
    前記データ線に信号を供給するデータ線駆動回路と、
    前記走査線に信号を供給する走査線駆動回路と、
    前記データ線駆動回路及び前記走査線駆動回路を制御して前記電気光学パネルの表示を制御する表示制御回路と、
    前記複数の光源の発光を制御する発光制御回路とをさらに有し、
    前記表示制御回路は、前記表示領域の全域を使った全域表示と、前記表示領域の一部を使った部分表示とを切替える制御を行い、
    前記発光制御回路は、前記表示制御回路による前記表示の切替えに対応して前記複数の光源を選択的に発光させる
    ことを特徴とする電気光学装置。
  10. 表示領域に表示を行う表示部を照明する照明装置であって、
    光を発生する複数の光源と、
    前記光源から出射された光を前記表示部に導く導光板とを有し、
    前記表示部は、前記表示領域の全域を使った全域表示と、前記表示領域の一部を使った部分表示とを切替えるように制御され、
    前記照明装置は、前記表示の切替えに対応して前記複数の光源を選択的に発光する
    ことを特徴とする照明装置。
  11. 請求項1から請求項9のいずれか1つに記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。

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