JP2006104191A - 置換ビフェニル誘導体 - Google Patents

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Hitoshi Kurata
等司 蔵田
Toyoki Nishimata
豊希 西亦
Yukiko Watanabe
由紀子 渡辺
Masayuki Ebisawa
正幸 海老澤
Teppei Fujimoto
哲平 藤本
Hideki Kobayashi
英毅 小林
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Abstract

【課題】 コラーゲン合成阻害作用を有し、線維症の治療剤として有用なビアリール誘導体を提供する。
【解決手段】 一般式(I)
Figure 2006104191

[式中、 Rは、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基等;Rは、C−Cアルキル基等;Lは、スルホニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基等;Rは、水素原子等;Aは、特定の化学構造式で表される基]を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
【選択図】 なし

Description

本発明は、コラーゲン合成阻害物質であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩及びそれらを有効成分として含有する医薬、特に、コラーゲンに代表される細胞外マトリックスの産生促進により誘発される線維化症などの病態治療及び/又は予防のための医薬に関する。
線維化症は、炎症、高圧、高温などによる組織損傷の後の修復過程で、肝臓では主に星細胞、その他の臓器では線維芽細胞や上皮細胞が形成する細胞外マトリックスの過剰生成あるいは分解不全により、細胞外線維の蓄積や瘢痕、ケロイドが形成されることで生じる組織障害によりおこる。このような疾患は難治性・進行性かつ不可逆的なものが多く、有効な治療法の確立が求められている。
線維化における細胞外マトリックスの主成分はコラーゲンであるが、特にI型コラーゲンである(非特許文献1)。コラーゲンは接合組織の主成分であり、三重らせん構造をもち、超高分子集合体を形成する、細胞外マトリックスを構成する蛋白質である。典型的なコラーゲン分子は、3本のポリペプチドが巻いた三重らせん構造よりなり、このペプチドはGly-X-Yという3アミノ酸残基ごとにグリシンが配置された特徴的なくり返し構造を持つ。現在までにコラーゲンはI〜XX型まで報告され、線維性コラーゲン(I、II、III、V、VI型)、基底膜コラーゲン(IV)、長鎖コラーゲン(VII)、短鎖コラーゲン(VIII、X)、FACITコラーゲン(IX、XII、XIV、XVI、XIX)、マクロフィブリラコラーゲン(VI)、multiplexin(XV、XVIII)、その他(VIII、XVII)に分類される。コラーゲン合成を促進する因子として、腫瘍増殖促進因子(非特許文献2)、オンコスタチンM(非特許文献3)、インターロイキン4(非特許文献4)、インターロイキン6(非特許文献5)、血小板由来成長因子(非特許文献6)、結合組織増殖因子(非特許文献7)、ヒスタミン(非特許文献8)、エストロゲン(非特許文献9)などが知られている。また、コラーゲン合成を抑制する因子として、腫瘍壊死因子α(非特許文献10)、インターフェロンγ(非特許文献10)、インターフェロンα(非特許文献11)、インターロイキン1(非特許文献12)、インターロイキン10(非特許文献13)、塩基性線維芽細胞成長因子(非特許文献14)、グルココルチコイド(非特許文献15)などが知られている。
コラーゲンの合成の活性化、およびそれに伴う細胞外マトリックスの増加は、腎臓、肝臓、肺、皮膚、心臓血管系の線維化の発生および進行に対する寄与因子である。
コラーゲンの過剰産生は、腎線維症の進行に関与する。腎線維化は、腎不全進行と一致する組織学的変化であり、具体的には糸球体における細胞外マトリックスの蓄積である。この時蓄積する細胞外マトリックスの主成分はコラーゲンである。かくして、コラーゲンの産生を抑制することは、慢性腎疾患治療において有効である。
コラーゲンの過剰産生は、肝線維症の進行に関与する。肝線維化は、慢性肝疾患の終末像であり、過剰な線維沈着による肝細胞機能不全や、高率に合併する肝癌を引き起こす。肝線維化においては、星細胞によるコラーゲン産生の亢進が重要な進展因子である。I型コラーゲンは、肝硬変を初めとする線維化組織における細胞外マトリックスの主要成分であり、肝硬変組織においては増加した全コラーゲンの6割から7割を占めている。かくして、コラーゲンの産生を抑制することは、肝線維化ひいては慢性肝疾患治療において有効である。
コラーゲンの過剰産生は、肺線維化に関与する。肺線維化は、さまざまな炎症性肺疾患に認められ、多くが不可逆性の進行を呈することからその治療が重要な病態である。かくして、コラーゲンの産生抑制は、慢性肺疾患治療において有効である。
コラーゲンの過剰産生は、皮膚線維化に関与する。皮膚の線維症としては全身性強皮症、限局性強皮症、ケロイド、円盤状エリテマトーデスなどが挙げられる。これらの原因として、コラーゲンの合成亢進と、分解の低下が考えられている。かくして、コラーゲンの産生を抑制することは、皮膚線維化治療において有効である。
以上の背景から、コラーゲン合成阻害作用を有する化合物を見出すことが試みられており、例えば、tranilast(非特許文献16),pirfenidone(非特許文献17)などが知られている。
Annu Rev Biochem 1980; 49:957 Ann N Y Acad Sci. 1990; 593:59-72. J Biol Chem. 1997; 272:24666-24672. J Clin Invest. 1992; 90:1479-1485. Clin Exp Immunol. 1994; 95:530-535. Am J Pathol. 1996; 148:1169-1180. J Invest Dermatol. 1996; 107:404-411. Clin Exp Allergy. 2002; 32:237-246. DNA. 1988; 7:347-354. J Clin Invest. 1990; 86:1489-1495. Hepatology. 2003; 38:890-899. Biochem J. 1988; 252:247-255. Int J Exp Pathol. 1997; 78:33-41. Connect Tissue Res. 1991; 26:271-281. Biochemistry. 198; ;25:3202-329. Life Sci. 1994; 55:PL287-292. Kidney Int Suppl. 1997; 63:S239-243.
本発明者らは、コラーゲン合成阻害作用を有する誘導体について鋭意研究を行った結果、本発明のビアリール誘導体が、コラーゲン合成の強力かつ選択的な非ペプチド阻害物質として機能し、したがって、線維症(例えば、慢性腎疾患、急性腎疾患、糖尿病性腎障害、肝線維症、肺線維症又は皮膚線維症)が主な要素である疾患などの病態の予防及び/又は治療(例えば、線維症が主な要素である腎疾患、肝線維症、肺線維症又は皮膚線維症)において有用であることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、(1)一般式
Figure 2006104191
[式中、
は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びハロゲノスルホニル基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びオキソ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基を示し、
Rは、水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基、シアノ基、ニトロ基、2個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基又は1乃至3個のハロゲン原子及び1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基を示し、
Lは、単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、カルボニルオキシ基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アミノスルホニルアミノ基、ヒドラジノカルボニルアミノ基又はアミノカルボニルヒドラジノ基を示し、
ただし、Rが水素原子を示し、かつLが単結合を示す場合は除き、
は、水素原子、C−Cアルキル基又はハロゲン原子を示し、
Aは、式(II)、式(III)又は式(IV)で表される基
Figure 2006104191
(式中、Rは、水素原子、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基又はC−Cシクロアルキル基で置換されているC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基を示す。)を示し、
置換基群aは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基からなる群を示し、
置換基群bは、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、C−Cシクロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環カルボニル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環アミノ基、1個のオキソ基で置換されている複素環基、C−Cアルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基及びC−Cアルキルスルホニル基からなる群を示す。]
を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩に関する。
本発明において、好適には、
(2) (1)において、
Rが水素原子、C−Cアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基又は置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(3) (1)において、
Rが水素原子、C−Cアルキル基、部分若しくは完全還元型の6員複素環基、1個の部分若しくは完全還元型の5員複素環基で置換されているC−Cアルキル基又は1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(4) (1)において、
Rが水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(5) (1)において、
Rが水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよいフェニル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい部分若しくは完全還元型の6員複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基又はニトロ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(6) (1)において、
Rが水素原子;メチル基;エチル基;トリフルオロメチル基;シクロプロピル基;フッ素原子、塩素原子、メチル基及びエチル基から選択される1個の基で置換されていてもよいモルホリノ基、ピペラジニル基若しくはテトラヒドロピラニル基;又は、ヒドロキシ基及びC−Cアルキルカルボニルオキシ基から選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(7) (1)において、
Rが水素原子、メチル基、エチル基、シクロプロピル基、4−モルホリノ基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−テトラヒドロピラニル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、1−アセトキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(8) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Lが単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(9) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Lが酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(10) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Lが酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミノカルボニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(11) (1)乃至(7)から選択されるいずれか一項において、
Lが単結合、酸素原子、スルホニル基、アミノカルボニル基又はアミノスルホニル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(12) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(13) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよい5員芳香族複素環基、6員芳香族複素環基若しくは縮合二環式複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(14) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が式R−L−で表される基及びジメチルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基若しくは1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(15) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基、4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(16) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、3−ピロリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(17) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1乃至2個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(18) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で4位若しくは3位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(19) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
がフッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(20) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−エチルスルホニルフェニル基、4−アセチルアミノフェニル基、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−カルバモイルフェニル基、3−カルバモイルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)カルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)スルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基、3−フリル基、5−カルバモイル−2−ピリジル基、2−メトキシ−5−ピリジル基又は4−ピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(21) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
が4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基又は5−カルバモイル−2−ピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(22) (1)乃至(21)から選択されるいずれか一項において、
が水素原子、メチル基、フッ素原子又は塩素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(23) (1)乃至(21)から選択されるいずれか一項において、
が水素原子又はフッ素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(24) (1)乃至(21)から選択されるいずれか一項において、
がフッ素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(25) (1)乃至(24)から選択されるいずれか一項において、
Aが上記式(II)で表される基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(26) (1)乃至(24)から選択されるいずれか一項において、
Aが上記式(III)で表される基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(27) (1)乃至(26)から選択されるいずれか一項において、
がC−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(28) (1)乃至(26)から選択されるいずれか一項において、
がイソプロピル基、イソブチル基又はシクロプロピル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(29) (1)乃至(26)から選択されるいずれか一項において、
がイソプロピル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(30) (1)乃至(26)から選択されるいずれか一項において、
が水素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(31) (1)乃至(30)から選択されるいずれか一項において、
が水素原子又はメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(32) (1)乃至(30)から選択されるいずれか一項において、
がメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(33) (1)において、
が式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基であり、Rが水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基、シアノ基又はニトロ基であり、Lが単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、カルボニルオキシ基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アミノスルホニルアミノ基、ヒドラジノカルボニルアミノ基又はアミノカルボニルヒドラジノ基であり、ただし、Rが水素原子でありかつLが単結合を示す場合は除き、Rが水素原子、C−Cアルキル基又はハロゲン原子であり、Aが上記式(II)、式(III)又は式(IV)で表される基であり、Rが水素原子、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基又はC−Cシクロアルキル基で置換されているC−Cアルキル基であり、Rが水素原子又はC−Cアルキル基であり、置換基群aがハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基からなる群であり、置換基群bがヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、C−Cシクロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基及び置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環カルボニル基からなる群であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(34) (1)において、
が式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよい5員芳香族複素環基、6員芳香族複素環基若しくは縮合二環式複素環基であり、Rが水素原子又はフッ素原子であり、Aが上記式(II)又は(III)で表される基であり、Rがイソプロピル基、イソブチル基、シクロプロピル基又は水素原子であり、Rが水素原子又はメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(35) (1)において、
が式R−L−で表される基及びジメチルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基若しくは1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であり、Rがフッ素原子であり、Aが上記式(II)又は(III)で表される基であり、Rがイソプロピル基又は水素原子であり、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(36) (1)において、
が4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基、4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、Rがフッ素原子であり、Aが上記式(III)で表される基であり、Rが水素原子であり、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(37) (1)において、
が4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、3−ピロリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、Rがフッ素原子であり、Aが上記式(III)で表される基であり、Rが水素原子であり、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(38) (1)において、
がフッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であり、Rが水素原子、メチル基、フッ素原子又は塩素原子であり、Aが上記式(II)、(III)又は(IV)で表される基であり、Rがイソプロピル基、イソブチル基又はシクロプロピル基であり、Rが水素原子又はメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(39) (1)において、
がフッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であり、Rが水素原子又はフッ素原子であり、Aが上記式(II)で表される基であり、Rがイソプロピル基であり、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(40) (1)において、
が4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−エチルスルホニルフェニル基、4−アセチルアミノフェニル基、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−カルバモイルフェニル基、3−カルバモイルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)カルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)スルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基、3−フリル基、5−カルバモイル−2−ピリジル基、2−メトキシ−5−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、Rが水素原子又はフッ素原子であり、Aが上記式(II)で表される基であり、Rがイソプロピル基であり、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(41) (1)において、
が4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基又は5−カルバモイル−2−ピリジル基であり、Rが水素原子又はフッ素原子であり、Aが上記式(II)で表される基であり、Rがイソプロピル基であり、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(42) (1)において、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−メチルピリジン、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン、
2−{5−[3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾ−ル−3−イル}ピリジン、
5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド、
2’−フルオロ−N,N−ジメチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メタノール、
2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エタノール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、
4−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)モルホリン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、又は
5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(43) (1)において、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール、
5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド、
2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、又は
2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(44) (1)において、
2−[2−イソプロピル−4−(4’−メトキシ−1、1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン、
2−[2−イソプロピル−4−(4’−アミノ−1、1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン、
2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルチオ)−1、1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホキシ)−1、1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1、1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1、1’−ビフェニル−4−イル}メタンスルホンアミド、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1、1’−ビフェニル−4−イル}エタンスルホンアミド、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1、1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
N−{3’−[2−シクロプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1、1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1、1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
N−(モルホリン−4−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド、
N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド、
N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
2−{2−イソプロピル−4−[3−(チオフェン−3−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ニコチンアミド、
1−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1、1’−ビフェニル−4−イル}スルホニル)−4−メチルピペラジン、
4−({2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチル)モルホリン、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(4−メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、
3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(1−メチルピペリジン−4−イル)ウレア、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(1−メチルピペリジン−4−イル)ウレア、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
N−{2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロパンスルホンアミド、
2’−フルオロ−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
N−{2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、
N−{2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(4−メチルピペラジン−1−イル)ウレア、又は
4−({2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチル)モルホリン
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(45) (1)において、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド、
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(4−メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、又は
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(46) (1)において、
2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、又は
3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩、
(47) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬、
(48) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する腎糸球体形成細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬、
(49) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する腎糸球体形成細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬、
(50) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝星細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬、
(51) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝星細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬、
(52) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維芽細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬、
(53) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維芽細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬、
(54) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維芽細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬、
(55) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬、
(56) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する慢性腎疾患、急性腎疾患、糖尿病性腎障害又はそれらに限定されるものではない線維症が主な要素であるいずれもの腎疾患の予防及び/又は治療のための医薬、
(57) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝線維症の予防及び/又は治療のための医薬、
(58) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリールル誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維症の予防及び/又は治療のための医薬、
(59) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する全身性強皮症、限局性強皮症、ケロイド、円盤状エリテマトーデス又はそれらに限定されるものではない線維症が主な要素であるいずれもの皮膚疾患の予防及び/又は治療のための医薬、
(60) (1)乃至(46)から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維症の予防及び/又は治療のための医薬
を挙げることができる。
本発明において、「C−Cアルキル基」は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル又は2−エチルブチル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、Rにおいては、好適には、炭素数3又は4個の分枝鎖アルキル基(C−C4アルキル基)であり、より好適には、イソプロピル基又はイソブチル基であり、更により好適には、イソプロピル基であり、その他においては、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1−C4アルキル基)であり、より好適には、メチル、エチル、プロピル又はイソプロピル基(C1−Cアルキル基)であり、更により好適には、メチル基又はエチル基(C1−Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「ジ−(C−Cアルキル)アミノ基」は、同一又は異なる2個の前記「C−Cアルキル基」がアミノ基に結合した基を示し、例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジイソブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジイソペンチルアミノ、ジネオペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、ジイソヘキシルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−プロピルアミノ、N−イソプロピル−N−メチルアミノ、N−ブチル−N−メチルアミノ、N−イソブチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−ペンチルアミノ、N−イソペンチル−N−メチルアミノ、N−エチル−N−プロピルアミノ、N−エチル−N−イソプロピルアミノ、N−ブチル−N−エチルアミノ、N−エチル−N−イソブチルアミノ、N−エチル−N−ペンチルアミノ又はN−エチル−N−イソペンチルアミノ基であり、好適には、同一又は異なる2個の前記「C1−C4アルキル基」がアミノ基に結合した基(ジ−(C−C4アルキル)アミノ基)であり、より好適には、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はN−エチル−N−メチルアミノ基(ジ−(C−Cアルキル)アミノ基)であり、更により好適には、ジメチルアミノ基である。
本発明において、「ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基」は、1個の前記「ジ−(C−Cアルキル)アミノ基」がスルホニル基に結合した基を示し、例えば、ジメチルアミノスルホニル、ジエチルアミノスルホニル、ジプロピルアミノスルホニル、ジイソプロピルアミノスルホニル、ジブチルアミノスルホニル、ジイソブチルアミノスルホニル、ジペンチルアミノスルホニル、ジイソペンチルアミノスルホニル、ジネオペンチルアミノスルホニル、ジヘキシルアミノスルホニル、ジイソヘキシルアミノスルホニル、N−エチル−N−メチルアミノスルホニル、N−メチル−N−プロピルアミノスルホニル、N−イソプロピル−N−メチルアミノスルホニル、N−ブチル−N−メチルアミノスルホニル、N−イソブチル−N−メチルアミノスルホニル、N−メチル−N−ペンチルアミノスルホニル、N−イソペンチル−N−メチルアミノスルホニル、N−エチル−N−プロピルアミノスルホニル、N−エチル−N−イソプロピルアミノスルホニル、N−ブチル−N−エチルアミノスルホニル、N−エチル−N−イソブチルアミノスルホニル、N−エチル−N−ペンチルアミノスルホニル又はN−エチル−N−イソペンチルアミノスルホニル基であり、好適には、1個の前記「ジ−(C−Cアルキル)アミノ基」がスルホニル基に結合した基(ジ−(C−C4アルキル)アミノスルホニル基)であり、より好適には、ジメチルアミノスルホニル基、ジエチルアミノスルホニル基又はN−エチル−N−メチルアミノスルホニル基(ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基)であり、更により好適には、ジメチルアミノスルホニル基である。
本発明において、「ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基」は、1個の前記「ジ−(C−Cアルキル)アミノ基」が結合したカルボニル基がアミノ基に結合した基を示し、例えば、ジメチルアミノカルボニルアミノ、ジエチルアミノカルボニルアミノ、ジプロピルアミノカルボニルアミノ、ジイソプロピルアミノカルボニルアミノ、ジブチルアミノカルボニルアミノ、ジイソブチルアミノカルボニルアミノ、ジペンチルアミノカルボニルアミノ、ジイソペンチルアミノカルボニルアミノ、ジネオペンチルアミノカルボニルアミノ、ジヘキシルアミノカルボニルアミノ、ジイソヘキシルアミノカルボニルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノカルボニルアミノ、N−メチル−N−プロピルアミノカルボニルアミノ、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニルアミノ、N−ブチル−N−メチルアミノカルボニルアミノ、N−イソブチル−N−メチルアミノカルボニルアミノ、N−メチル−N−ペンチルアミノカルボニルアミノ、N−イソペンチル−N−メチルアミノカルボニルアミノ、N−エチル−N−プロピルアミノカルボニルアミノ、N−エチル−N−イソプロピルアミノカルボニルアミノ、N−ブチル−N−エチルアミノカルボニルアミノ、N−エチル−N−イソブチルアミノカルボニルアミノ、N−エチル−N−ペンチルアミノカルボニルアミノ又はN−エチル−N−イソペンチルアミノカルボニルアミノ基であり、好適には、1個の前記「ジ−(C−Cアルキル)アミノ基」が結合したカルボニル基がアミノ基に結合した基(ジ−(C−C4アルキル)アミノカルボニルアミノ基)であり、より好適には、ジメチルアミノカルボニルアミノ基、ジエチルアミノカルボニルアミノ基又はN−エチル−N−メチルアミノカルボニルアミノ基(ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基)であり、更により好適には、ジメチルアミノカルボニルアミノ基である。
本発明において、「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり、好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、より好適には、フッ素原子である。
本発明において、「ハロゲノスルホニル基」は、1個の前記「ハロゲン原子」がスルホニル基に結合した基を示し、フルオロスルホニル基、クロロスルホニル基、ブロモスルホニル基又はヨードスルホニル基であり、好適には、フルオロスルホニル基又はクロロスルホニル基であり、より好適には、フルオロスルホニル基である。
本発明において、「C−C10アリール基」は、例えば、フェニル、インデニル又はナフチル基のような炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基であり、好適には、フェニル又はナフチル基であり、より好適には、フェニル基である。
本発明において、「複素環基」は、硫黄原子、酸素原子、窒素原子、スルフィニル基及び/又はスルホニル基を1乃至3個含む5乃至7員複素環基を示し、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、アゼピニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、トリアゾリル若しくはチアジアゾリル基のような「5員芳香族複素環基」、ピラニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル若しくはピラジニル基のような「6員芳香族複素環基」、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、チアゾリジニル若しくはジオキソラニルのような「部分若しくは完全還元型の5員複素環基」、又は、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、モルホリノ、チオモルホリニル、チオモルホリノ、ピペリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル若しくはジオキサニル基のような「部分若しくは完全還元型の6員複素環基」であり、更に上記複素環基は、ベンゼン環のような他の環式基と縮環していてもよく(「縮合二環式複素環基」)、例えば、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソベンゾフラニル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラニル、キノリル、1,3−ベンゾジオキソラニル、1,4−ベンゾジオキサニル、1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル若しくはインドリニル基であり、Rにおいては、好適には、5員芳香族複素環基、6員芳香族複素環基又は縮合二環式複素環基であり、より好適には、チエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であり、更により好適には、2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、4−イミダゾリル基、5−イミダゾリル基、2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、特に好適には、2−チエニル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、4−イミダゾリル基、5−イミダゾリル基、2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、R及び置換基群bにおいては、好適には、部分若しくは完全還元型の6員複素環基又は部分若しくは完全還元型の5員複素環基であり、より好適には、ピロリジニル基、テトラヒドロピラニル基、モルホリノ基、ピペリジノ基又はピペラジニル基であり、更により好適には、1−ピロリジニル基、4−テトラヒドロピラニル基、4−モルホリノ基、4−ピペリジノ基又は1−ピペラジニル基であり、特に好適には、1−ピロリジニル基又は4−モルホリノ基である。
本発明において、「C−Cハロゲン化アルキル基」は、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基を示し、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−ヨードエチル、ペンタフルオロエチル、3−クロロプロピル、4−フルオロブチル、6−ヨードヘキシル又は2,2−ジブロモエチル基であり、好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C1−C4アルキル基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルキル基)であり、より好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C1−Cアルキル基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルキル基)であり、更により好適には、トリフルオロメチル基である。
本発明において、「C−Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基であり、好適には、シクロプロピル又はシクロブチル基であり、より好適には、シクロプロピル基である。
本発明において、「C−Cシクロアルキル基で置換されているC−Cアルキル基」は、1個の前記「C−Cシクロアルキル基」で置換されている前記「C−Cアルキル基」を示し、例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、2−シクロプロピルエチル、1−シクロプロピルエチル、2−シクロブチルエチル、1−シクロブチルエチル、3−シクロプロピルプロピル又は4−シクロプロピルブチル基であり、好適には、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−シクロプロピルエチル、1−シクロプロピルエチル、2−シクロブチルエチル又は1−シクロブチルエチル基であり、より好適には、シクロプロピルメチル基である。
本発明において、「2個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基」は、2個のヒドロキシ基が前記「C−Cアルキル基」に結合した基を示し、好適には、1,2−ジヒドロキシエチル基である。
本発明において、「1乃至3個のハロゲン原子及び1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基」は、同一又は異なる1乃至3個の前記「ハロゲン原子」及び1個のヒドロキシ基が前記「C−Cアルキル基」に結合した基を示し、好適には、
2−フルオロ−1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基又は2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基である。
本発明において、「C−Cアルコキシ基」は、前記「C−Cアルキル基」が酸素原子に結合した基を示し、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、1−エチルプロポキシ、2−エチルプロポキシ、ネオペントキシ、ヘキシルオキシ、4−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ又は2,3−ジメチルブトキシ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C1−Cアルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基又はエトキシ基(C1−Cアルコキシ基)であり、更により好適には、メトキシ基である。
本発明において、「C−Cアルキルカルボニルオキシ基」は、前記「C−Cアルキル基」が結合したカルボニル基がオキシ基に結合した基を示し、例えば、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ピバロイルオキシ、バレリルオキシ又はイソバレリルオキシ基であり、好適には、1個の前記「C−C4アルキル基」が結合したカルボニル基がオキシ基に結合した基(C−Cアルキルカルボニルオキシ基)であり、より好適には、アセトキシ又はプロピオニルオキシ基(C−Cアルキルカルボニルオキシ基)であり、更により好適には、アセトキシ基である。
本発明において、「モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合したスルホニル基がアミノ基に結合した基を示し、例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ、s−ブチルスルホニルアミノ、t−ブチルスルホニルアミノ、ペンチルスルホニルアミノ、イソペンチルスルホニルアミノ、2−メチルブチルスルホニルアミノ、ネオペンチルスルホニルアミノ、1−エチルプロピルスルホニルアミノ、ヘキシルスルホニルアミノ、イソヘキシルスルホニルアミノ、4−メチルペンチルスルホニルアミノ、3−メチルペンチルスルホニルアミノ、2−メチルペンチルスルホニルアミノ、1−メチルペンチルスルホニルアミノ、3,3−ジメチルブチルスルホニルアミノ、2,2−ジメチルブチルスルホニルアミノ、1,1−ジメチルブチルスルホニルアミノ、1,2−ジメチルブチルスルホニルアミノ、1,3−ジメチルブチルスルホニルアミノ、2,3−ジメチルブチルスルホニルアミノ又は2−エチルブチルスルホニルアミノ基であり、好適には、1個の前記「C−C4アルキル基」が結合したスルホニル基がアミノ基に結合した基(モノ−C1−C4アルキルスルホニルアミノ基)であり、より好適には、メチルスルホニルアミノ又はエチルスルホニルアミノ基(モノ−C1−Cアルキルスルホニルアミノ基)であり、更により好適には、メチルスルホニルアミノ基である。
本発明において、「式R−L−で表される基」は、前記「式R−で表される基」が「式−L−で表される基」に結合した基を示し、好適には、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシエチル基、ニトロ基、メトキシ基、2−(1−ピロリジニル)エトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基又は4−モルホリノ基であり、より好適には、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシエチル基、メトキシ基、2−(1−ピロリジニル)エトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、カルバモイル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基又は4−モルホリノ基であり、更により好適には、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシエチル基、メトキシ基、2−(1−ピロリジニル)エトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、カルバモイル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基又は4−モルホリノ基であり、特に好適には、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシエチル基、2−(1−ピロリジニル)エトキシ基、メチルスルホニル基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基又は4−モルホリノ基であり、最も好適には、メチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシエチル基、メチルスルホニル基、アミノスルホニル基又はメチルアミノスルホニル基である。
本発明において、「置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基」は、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい前記「C−C10アリール基」を示し、好適には、フェニル基又は4−メチルフェニル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基」は、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい前記「複素環基」を示し、好適には、4−テトラヒドロピラニル基、4−モルホリノ基、4−メチル−1−ピペラジニル基又は1−メチル−4−ピペリジノ基である。
本発明において、「置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基」は、置換基群bから選択される1個の基で置換されている前記「C−Cアルキル基」を示し、好適には、ヒドロキシ基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基又は置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基から選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基を示し、より好適には、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−アセトキシ−1−メチルエチル基又は2−(1−ピロリジニル)エチル基であり、更により好適には、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、2−ヒドロキシエチル基又は2−(1−ピロリジニル)エチル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環カルボニル基」は、1個の前記「置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基」がカルボニル基に結合した基を示し、好適には、(4−テトラヒドロピラニル)カルボニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル基又は(1−メチル−4−ピペリジノ)カルボニル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環アミノ基」は、1個の前記「置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基」がアミノ基に結合した基を示し、好適には、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノ基である。
本発明において、「1個のオキソ基で置換されている複素環基」は、複素環基を形成するメチレン基に1個のオキソ基が置換している複素環基であり、好適には、2−オキソ−1−ピロリジニル基である。
本発明において、「C−Cアルキルチオ基」は、前記「C−Cアルキル基」が硫黄原子に結合した基を示し、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、2−メチルブチルチオ、ネオペンチルチオ、1−エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、イソヘキシルチオ、4−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、1−メチルペンチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ又は2−エチルブチルチオ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基(C1−C4アルキルチオ基)であり、より好適には、メチルチオ基又はエチルチオ基(C1−Cアルキルチオ基)であり、更により好適には、メチルチオ基である。
本発明において、「C−Cアルキルスルフィニル基」は、前記「C−Cアルキル基」がスルフィニル基に結合した基を示し、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、s−ブチルスルフィニル、t−ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、イソペンチルスルフィニル、2−メチルブチルスルフィニル、ネオペンチルスルフィニル、1−エチルプロピルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル、4−メチルペンチルスルフィニル、3−メチルペンチルスルフィニル、2−メチルペンチルスルフィニル、1−メチルペンチルスルフィニル、3,3−ジメチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,1−ジメチルブチルスルフィニル、1,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,3−ジメチルブチルスルフィニル、2,3−ジメチルブチルスルフィニル又は2−エチルブチルスルフィニル基であり、好適には、前記「C−C4アルキル基」がスルフィニル基に結合した基(C1−C4アルキルスルフィニル基)であり、より好適には、メチルスルフィニル又はエチルスルフィニル基(C1−C2アルキルスルフィニル基)であり、更により好適には、メチルスルフィニル基である。
本発明において、「C−Cアルキルスルホニル基」は、前記「C−Cアルキル基」がスルホニル基に結合した基を示し、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、s−ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、イソペンチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、ネオペンチルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、ヘキシルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、3−メチルペンチルスルホニル、2−メチルペンチルスルホニル、1−メチルペンチルスルホニル、3,3−ジメチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルブチルスルホニル、1,1−ジメチルブチルスルホニル、1,2−ジメチルブチルスルホニル、1,3−ジメチルブチルスルホニル、2,3−ジメチルブチルスルホニル又は2−エチルブチルスルホニル基であり、好適には、前記「C−C4アルキル基」がスルホニル基に結合した基(C1−C4アルキルスルホニル基)であり、より好適には、メチルスルホニル又はエチルスルホニル基(C1−C2アルキルスルホニル基)であり、更により好適には、メチルスルホニル基である。
本発明において、「式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びハロゲノスルホニル基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基」は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びハロゲノスルホニル基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されている前記「C−C10アリール基」を示し、好適には、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1乃至2個の基で置換されているC−C10アリール基であり、より好適には、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で4位若しくは3位が置換されているフェニル基であり、更により好適には、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基、2−(1−ピロリジニル)エトキシ基及びジメチルアミノスルホニル基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基であり、特に好適には、4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−エチルスルホニルフェニル基、4−アセチルアミノフェニル基、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−カルバモイルフェニル基、3−カルバモイルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)カルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)スルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、は4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基又は4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基であり、最も好適には、4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基又は4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基であり、更に最も好適には、4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基又は4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基であり、一番好適には、4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基又は4−メチルアミノスルホニルフェニル基である。
本発明において、「式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びオキソ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基」は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びオキソ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい前記「複素環基」を示し、好適には、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基であり、より好適には、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であり、更により好適には、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であり、特に好適には、3−チエニル基、3−フリル基、5−カルバモイル−2−ピリジル基、2−メトキシ−5−ピリジル基、4−ピリジル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、最も好適には、3−チエニル基、5−カルバモイル−2−ピリジル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、更に最も好適には、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、一番好適には、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、3−ピロリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基である。
本発明において、好適なRは水素原子、C−Cアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基又は置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であり、より好適なRは水素原子、C−Cアルキル基、部分若しくは完全還元型の6員複素環基、1個の部分若しくは完全還元型の5員複素環基で置換されているC−Cアルキル基又は1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基であり、更により好適なRは水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基である。
本発明において、好適なLは単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であり、より好適なLは単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であり、更により好適なLは単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミノカルボニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であり、特に好適なLは単結合、酸素原子、スルホニル基、アミノカルボニル基又はアミノスルホニル基である。
本発明において、好適なRは式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基であり、より好適なRは式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよい5員芳香族複素環基、6員芳香族複素環基若しくは縮合二環式複素環基であり、更により好適なRは式R−L−で表される基及びジメチルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基若しくは1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、特に好適なRは4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基、4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であり、最も好適なRは4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、3−ピロリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基である。
本発明において、好適なRは水素原子、メチル基、フッ素原子又は塩素原子であり、より好適なRは水素原子又はフッ素原子であり、更に好適なRはフッ素原子である。
本発明において、好適なAは上記式(II)で表される基である。
本発明において、好適なAは上記式(III)で表される基である。
本発明において、好適なRは水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基であり、Aが上記式(II)の場合、より好適なRはイソプロピル基、イソブチル基又はシクロプロピル基であり、更により好適なRはイソプロピル基であり、Aが上記式(III)の場合、より好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なRは水素原子又はメチル基であり、より好適なRはメチル基である。
「その薬理上許容される塩」とは、本発明の一般式(I)を有するビアリール誘導体は、アミノ基のような塩基性の基を有する場合には酸と反応させることにより、又、カルボキシル基のような酸性基を有する場合には塩基と反応させることにより、塩にすることができるので、その塩を示す。
塩基性基に基づく塩としては、例えば、弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のようなC−Cアルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
一方、酸性基に基づく塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
本発明の一般式(I)を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明の塩に包含される。
本発明の一般式(I)を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩は、他のある種の溶媒を吸収し、溶媒和物となる場合があり、そのような溶媒和物も本発明の塩に包含される。
本発明の一般式(I)を有する化合物の具体例としては、例えば、下記表1乃至表3に示す化合物を挙げることができるが、本発明はこれらの基に限定されるものではない。
下記表1乃至表3における、略号の意味は以下のとおりである。即ち、
Fはフッ素原子を表し、
Clは塩素原子を表し、
Meはメチル基を表し、
Etはエチル基を表し、
iPrはイソプロピル基を表し、
cPrはシクロプロピル基を表し、
iBuはイソブチル基を表し、
tBuはターシャリーブチル基を表し、
4−[SO−(4−Morpho)]−Cは、4−(4−モルホリノ)スルホニルフェニル基を表し、
4−[SO−(4−Me−1−Pipera)]−Cは、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニルフェニル基を表し、
4−[CO−(4−Thiomorpho)]−Cは、4−(4−チオモルホリノ)カルボニルフェニル基を表し、
4−[CO−(1−Oxi−4−thiomorpho)]−Cは、4−(1−オキシド−4−チオモルホリノ)カルボニルフェニル基を表し、
4−[CO−(1,1−Dioxi−4−thiomorpho)]−Cは、4−(1,1−ジオキシド−4−チオモルホリノ)カルボニルフェニル基を表し、
4−[CONH−(4−Tet−pyra)]−Cは、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基を表し、
4−[CONH−(1−Me−4−Piperidi)]−Cは、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基を表し、
4−[NHCO−(4−Tet−pyra)]−Cは、4−(4−テトラヒドロピラニル)カルボニルアミノフェニル基を表し、
2−Thiは2−チエニル基を表し、
3−Furは3−フリル基を表し、
2−Pyrroは2−ピロリル基を表し、
2−Pyは2−ピリジル基を表し、
1−Me−4−Pyrazoは1−メチル−4−ピラゾリル基を表し、
1−Me−4−imidazoは1−メチル−4−イミダゾリル基を表し、
2−Pyrimiは2−ピリミジニル基を表し、
2−CHOH−4−Thiazoは2−ヒドロキシメチル−4−チアゾリル基を表し、
2−Oxo−1−Pyrrolidiは2−オキソ−1−ピロリジニル基を表し、
2−Furylは2−フリル基を表し、
2−Oxazoは2−オキサゾリル基を表し、
2−Thiazoは2−チアゾリル基を表し、
5−[1,2,3]−Triazoは5−[1,2,3]−トリアゾリル基を表し、
1−[1,2,4]−Triazoは1−[1,2,4]−トリアゾリル基を表し、
4−SONH−3−F−Cは4−アミノスルホニル−3−フルオロフェニル基を表し、
4−SONH−2,5−di−F−Cは4−アミノスルホニル−2,5−ジフルオロフェニル基を表し、
Het(A)は、1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン−4−イル基を表し、
Het(B)は、3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル基を表し、
Het(C)は、1−オキシド−3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル基を表し、
Het(D)は、1,1−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル基を表し、
Het(E)は、2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン−6−イル基を表し、
Het(F)は、1−オキシド−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン−6−イル基を表し、
Het(G)は、1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン−6−イル基を表し、
Het(H)は、1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル基を表し、
Het(I)は、1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基を表し、
Het(J)は、1−オキシド−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル基を表し、
Het(K)は、1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル基を表す。
(表1)
Figure 2006104191
――――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R1 R2 R3 R4
――――――――――――――――――――――――――――――
1-1 4-OMe-C6H4 H iPr Me
1-2 4-OMe-C6H4 H iPr H
1-3 4-OMe-C6H4 H cPr Me
1-4 4-OMe-C6H4 H cPr H
1-5 4-OMe-C6H4 H iBu Me
1-6 4-OMe-C6H4 H iBu H
1-7 4-OMe-C6H4 Me iPr Me
1-8 4-OMe-C6H4 Me iPr H
1-9 4-OMe-C6H4 Me cPr Me
1-10 4-OMe-C6H4 Me cPr H
1-11 4-OMe-C6H4 Me iBu Me
1-12 4-OMe-C6H4 Me iBu H
1-13 4-OMe-C6H4 F iPr Me
1-14 4-OMe-C6H4 F iPr H
1-15 4-OMe-C6H4 F cPr Me
1-16 4-OMe-C6H4 F cPr H
1-17 4-OMe-C6H4 F iBu Me
1-18 4-OMe-C6H4 F iBu H
1-19 4-OMe-C6H4 Cl iPr Me
1-20 4-OMe-C6H4 Cl iPr H
1-21 4-OMe-C6H4 Cl cPr Me
1-22 4-OMe-C6H4 Cl cPr H
1-23 4-OMe-C6H4 Cl iBu Me
1-24 4-OMe-C6H4 Cl iBu H
1-25 4-NH2-C6H4 H iPr Me
1-26 4-NH2-C6H4 H iPr H
1-27 4-NH2-C6H4 H cPr Me
1-28 4-NH2-C6H4 H cPr H
1-29 4-NH2-C6H4 H iBu Me
1-30 4-NH2-C6H4 H iBu H
1-31 4-NH2-C6H4 Me iPr Me
1-32 4-NH2-C6H4 Me iPr H
1-33 4-NH2-C6H4 Me cPr Me
1-34 4-NH2-C6H4 Me cPr H
1-35 4-NH2-C6H4 Me iBu Me
1-36 4-NH2-C6H4 Me iBu H
1-37 4-NH2-C6H4 F iPr Me
1-38 4-NH2-C6H4 F iPr H
1-39 4-NH2-C6H4 F cPr Me
1-40 4-NH2-C6H4 F cPr H
1-41 4-NH2-C6H4 F iBu Me
1-42 4-NH2-C6H4 F iBu H
1-43 4-NH2-C6H4 Cl iPr Me
1-44 4-NH2-C6H4 Cl iPr H
1-45 4-NH2-C6H4 Cl cPr Me
1-46 4-NH2-C6H4 Cl cPr H
1-47 4-NH2-C6H4 Cl iBu Me
1-48 4-NH2-C6H4 Cl iBu H
1-49 4-SMe-C6H4 H iPr Me
1-50 4-SMe-C6H4 H iPr H
1-51 4-SMe-C6H4 H cPr Me
1-52 4-SMe-C6H4 H cPr H
1-53 4-SMe-C6H4 H iBu Me
1-54 4-SMe-C6H4 H iBu H
1-55 4-SMe-C6H4 Me iPr Me
1-56 4-SMe-C6H4 Me iPr H
1-57 4-SMe-C6H4 Me cPr Me
1-58 4-SMe-C6H4 Me cPr H
1-59 4-SMe-C6H4 Me iBu Me
1-60 4-SMe-C6H4 Me iBu H
1-61 4-SMe-C6H4 F iPr Me
1-62 4-SMe-C6H4 F iPr H
1-63 4-SMe-C6H4 F cPr Me
1-64 4-SMe-C6H4 F cPr H
1-65 4-SMe-C6H4 F iBu Me
1-66 4-SMe-C6H4 F iBu H
1-67 4-SMe-C6H4 Cl iPr Me
1-68 4-SMe-C6H4 Cl iPr H
1-69 4-SMe-C6H4 Cl cPr Me
1-70 4-SMe-C6H4 Cl cPr H
1-71 4-SMe-C6H4 Cl iBu Me
1-72 4-SMe-C6H4 Cl iBu H
1-73 4-SOMe-C6H4 H iPr Me
1-74 4-SOMe-C6H4 H iPr H
1-75 4-SOMe-C6H4 H cPr Me
1-76 4-SOMe-C6H4 H cPr H
1-77 4-SOMe-C6H4 H iBu Me
1-78 4-SOMe-C6H4 H iBu H
1-79 4-SOMe-C6H4 Me iPr Me
1-80 4-SOMe-C6H4 Me iPr H
1-81 4-SOMe-C6H4 Me cPr Me
1-82 4-SOMe-C6H4 Me cPr H
1-83 4-SOMe-C6H4 Me iBu Me
1-84 4-SOMe-C6H4 Me iBu H
1-85 4-SOMe-C6H4 F iPr Me
1-86 4-SOMe-C6H4 F iPr H
1-87 4-SOMe-C6H4 F cPr Me
1-88 4-SOMe-C6H4 F cPr H
1-89 4-SOMe-C6H4 F iBu Me
1-90 4-SOMe-C6H4 F iBu H
1-91 4-SOMe-C6H4 Cl iPr Me
1-92 4-SOMe-C6H4 Cl iPr H
1-93 4-SOMe-C6H4 Cl cPr Me
1-94 4-SOMe-C6H4 Cl cPr H
1-95 4-SOMe-C6H4 Cl iBu Me
1-96 4-SOMe-C6H4 Cl iBu H
1-97 4-SO2Me-C6H4 H iPr Me
1-98 4-SO2Me-C6H4 H iPr H
1-99 4-SO2Me-C6H4 H cPr Me
1-100 4-SO2Me-C6H4 H cPr H
1-101 4-SO2Me-C6H4 H iBu Me
1-102 4-SO2Me-C6H4 H iBu H
1-103 4-SO2Me-C6H4 Me iPr Me
1-104 4-SO2Me-C6H4 Me iPr H
1-105 4-SO2Me-C6H4 Me cPr Me
1-106 4-SO2Me-C6H4 Me cPr H
1-107 4-SO2Me-C6H4 Me iBu Me
1-108 4-SO2Me-C6H4 Me iBu H
1-109 4-SO2Me-C6H4 F iPr Me
1-110 4-SO2Me-C6H4 F iPr H
1-111 4-SO2Me-C6H4 F cPr Me
1-112 4-SO2Me-C6H4 F cPr H
1-113 4-SO2Me-C6H4 F iBu Me
1-114 4-SO2Me-C6H4 F iBu H
1-115 4-SO2Me-C6H4 Cl iPr Me
1-116 4-SO2Me-C6H4 Cl iPr H
1-117 4-SO2Me-C6H4 Cl cPr Me
1-118 4-SO2Me-C6H4 Cl cPr H
1-119 4-SO2Me-C6H4 Cl iBu Me
1-120 4-SO2Me-C6H4 Cl iBu H
1-121 4-NHSO2Me-C6H4 H iPr Me
1-122 4-NHSO2Me-C6H4 H iPr H
1-123 4-NHSO2Me-C6H4 H cPr Me
1-124 4-NHSO2Me-C6H4 H cPr H
1-125 4-NHSO2Me-C6H4 H iBu Me
1-126 4-NHSO2Me-C6H4 H iBu H
1-127 4-NHSO2Me-C6H4 Me iPr Me
1-128 4-NHSO2Me-C6H4 Me iPr H
1-129 4-NHSO2Me-C6H4 Me cPr Me
1-130 4-NHSO2Me-C6H4 Me cPr H
1-131 4-NHSO2Me-C6H4 Me iBu Me
1-132 4-NHSO2Me-C6H4 Me iBu H
1-133 4-NHSO2Me-C6H4 F iPr Me
1-134 4-NHSO2Me-C6H4 F iPr H
1-135 4-NHSO2Me-C6H4 F cPr Me
1-136 4-NHSO2Me-C6H4 F cPr H
1-137 4-NHSO2Me-C6H4 F iBu Me
1-138 4-NHSO2Me-C6H4 F iBu H
1-139 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iPr Me
1-140 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iPr H
1-141 4-NHSO2Me-C6H4 Cl cPr Me
1-142 4-NHSO2Me-C6H4 Cl cPr H
1-143 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iBu Me
1-144 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iBu H
1-145 4-NHSO2Et-C6H4 H iPr Me
1-146 4-NHSO2Et-C6H4 H iPr H
1-147 4-NHSO2Et-C6H4 H cPr Me
1-148 4-NHSO2Et-C6H4 H cPr H
1-149 4-NHSO2Et-C6H4 H iBu Me
1-150 4-NHSO2Et-C6H4 H iBu H
1-151 4-NHSO2Et-C6H4 Me iPr Me
1-152 4-NHSO2Et-C6H4 Me iPr H
1-153 4-NHSO2Et-C6H4 Me cPr Me
1-154 4-NHSO2Et-C6H4 Me cPr H
1-155 4-NHSO2Et-C6H4 Me iBu Me
1-156 4-NHSO2Et-C6H4 Me iBu H
1-157 4-NHSO2Et-C6H4 F iPr Me
1-158 4-NHSO2Et-C6H4 F iPr H
1-159 4-NHSO2Et-C6H4 F cPr Me
1-160 4-NHSO2Et-C6H4 F cPr H
1-161 4-NHSO2Et-C6H4 F iBu Me
1-162 4-NHSO2Et-C6H4 F iBu H
1-163 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iPr Me
1-164 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iPr H
1-165 4-NHSO2Et-C6H4 Cl cPr Me
1-166 4-NHSO2Et-C6H4 Cl cPr H
1-167 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iBu Me
1-168 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iBu H
1-169 4-NHSO2cPr-C6H4 H iPr Me
1-170 4-NHSO2cPr-C6H4 H iPr H
1-171 4-NHSO2cPr-C6H4 H cPr Me
1-172 4-NHSO2cPr-C6H4 H cPr H
1-173 4-NHSO2cPr-C6H4 H iBu Me
1-174 4-NHSO2cPr-C6H4 H iBu H
1-175 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iPr Me
1-176 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iPr H
1-177 4-NHSO2cPr-C6H4 Me cPr Me
1-178 4-NHSO2cPr-C6H4 Me cPr H
1-179 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iBu Me
1-180 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iBu H
1-181 4-NHSO2cPr-C6H4 F iPr Me
1-182 4-NHSO2cPr-C6H4 F iPr H
1-183 4-NHSO2cPr-C6H4 F cPr Me
1-184 4-NHSO2cPr-C6H4 F cPr H
1-185 4-NHSO2cPr-C6H4 F iBu Me
1-186 4-NHSO2cPr-C6H4 F iBu H
1-187 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iPr Me
1-188 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iPr H
1-189 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl cPr Me
1-190 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl cPr H
1-191 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iBu Me
1-192 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iBu H
1-193 4-SO2NH2-C6H4 H iPr Me
1-194 4-SO2NH2-C6H4 H iPr H
1-195 4-SO2NH2-C6H4 H cPr Me
1-196 4-SO2NH2-C6H4 H cPr H
1-197 4-SO2NH2-C6H4 H iBu Me
1-198 4-SO2NH2-C6H4 H iBu H
1-199 4-SO2NH2-C6H4 Me iPr Me
1-200 4-SO2NH2-C6H4 Me iPr H
1-201 4-SO2NH2-C6H4 Me cPr Me
1-202 4-SO2NH2-C6H4 Me cPr H
1-203 4-SO2NH2-C6H4 Me iBu Me
1-204 4-SO2NH2-C6H4 Me iBu H
1-205 4-SO2NH2-C6H4 F iPr Me
1-206 4-SO2NH2-C6H4 F iPr H
1-207 4-SO2NH2-C6H4 F cPr Me
1-208 4-SO2NH2-C6H4 F cPr H
1-209 4-SO2NH2-C6H4 F iBu Me
1-210 4-SO2NH2-C6H4 F iBu H
1-211 4-SO2NH2-C6H4 Cl iPr Me
1-212 4-SO2NH2-C6H4 Cl iPr H
1-213 4-SO2NH2-C6H4 Cl cPr Me
1-214 4-SO2NH2-C6H4 Cl cPr H
1-215 4-SO2NH2-C6H4 Cl iBu Me
1-216 4-SO2NH2-C6H4 Cl iBu H
1-217 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-218 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
1-219 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr Me
1-220 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr H
1-221 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu Me
1-222 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu H
1-223 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iPr Me
1-224 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iPr H
1-225 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me cPr Me
1-226 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me cPr H
1-227 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iBu Me
1-228 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iBu H
1-229 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
1-230 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr H
1-231 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr Me
1-232 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr H
1-233 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu Me
1-234 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu H
1-235 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iPr Me
1-236 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iPr H
1-237 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl cPr Me
1-238 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl cPr H
1-239 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iBu Me
1-240 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iBu H
1-241 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
1-242 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr H
1-243 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr Me
1-244 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr H
1-245 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu Me
1-246 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu H
1-247 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iPr Me
1-248 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iPr H
1-249 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me cPr Me
1-250 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me cPr H
1-251 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iBu Me
1-252 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iBu H
1-253 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr Me
1-254 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr H
1-255 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F cPr Me
1-256 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F cPr H
1-257 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu Me
1-258 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu H
1-259 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iPr Me
1-260 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iPr H
1-261 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl cPr Me
1-262 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl cPr H
1-263 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iBu Me
1-264 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iBu H
1-265 3-Thi H iPr Me
1-266 3-Thi H iPr H
1-267 3-Thi H cPr Me
1-268 3-Thi H cPr H
1-269 3-Thi H iBu Me
1-270 3-Thi H iBu H
1-271 3-Thi Me iPr Me
1-272 3-Thi Me iPr H
1-273 3-Thi Me cPr Me
1-274 3-Thi Me cPr H
1-275 3-Thi Me iBu Me
1-276 3-Thi Me iBu H
1-277 3-Thi F iPr Me
1-278 3-Thi F iPr H
1-279 3-Thi F cPr Me
1-280 3-Thi F cPr H
1-281 3-Thi F iBu Me
1-282 3-Thi F iBu H
1-283 3-Thi Cl iPr Me
1-284 3-Thi Cl iPr H
1-285 3-Thi Cl cPr Me
1-286 3-Thi Cl cPr H
1-287 3-Thi Cl iBu Me
1-288 3-Thi Cl iBu H
1-289 2-Pyrro H iPr Me
1-290 2-Pyrro H iPr H
1-291 2-Pyrro H cPr Me
1-292 2-Pyrro H cPr H
1-293 2-Pyrro H iBu Me
1-294 2-Pyrro H iBu H
1-295 2-Pyrro Me iPr Me
1-296 2-Pyrro Me iPr H
1-297 2-Pyrro Me cPr Me
1-298 2-Pyrro Me cPr H
1-299 2-Pyrro Me iBu Me
1-300 2-Pyrro Me iBu H
1-301 2-Pyrro F iPr Me
1-302 2-Pyrro F iPr H
1-303 2-Pyrro F cPr Me
1-304 2-Pyrro F cPr H
1-305 2-Pyrro F iBu Me
1-306 2-Pyrro F iBu H
1-307 2-Pyrro Cl iPr Me
1-308 2-Pyrro Cl iPr H
1-309 2-Pyrro Cl cPr Me
1-310 2-Pyrro Cl cPr H
1-311 2-Pyrro Cl iBu Me
1-312 2-Pyrro Cl iBu H
1-313 5-CONH2-2-Py H iPr Me
1-314 5-CONH2-2-Py H iPr H
1-315 5-CONH2-2-Py H cPr Me
1-316 5-CONH2-2-Py H cPr H
1-317 5-CONH2-2-Py H iBu Me
1-318 5-CONH2-2-Py H iBu H
1-319 5-CONH2-2-Py Me iPr Me
1-320 5-CONH2-2-Py Me iPr H
1-321 5-CONH2-2-Py Me cPr Me
1-322 5-CONH2-2-Py Me cPr H
1-323 5-CONH2-2-Py Me iBu Me
1-324 5-CONH2-2-Py Me iBu H
1-325 5-CONH2-2-Py F iPr Me
1-326 5-CONH2-2-Py F iPr H
1-327 5-CONH2-2-Py F cPr Me
1-328 5-CONH2-2-Py F cPr H
1-329 5-CONH2-2-Py F iBu Me
1-330 5-CONH2-2-Py F iBu H
1-331 5-CONH2-2-Py Cl iPr Me
1-332 5-CONH2-2-Py Cl iPr H
1-333 5-CONH2-2-Py Cl cPr Me
1-334 5-CONH2-2-Py Cl cPr H
1-335 5-CONH2-2-Py Cl iBu Me
1-336 5-CONH2-2-Py Cl iBu H
1-337 4-SO2Et-C6H4 H iPr Me
1-338 4-SO2Et-C6H4 H iPr H
1-339 4-SO2Et-C6H4 H cPr Me
1-340 4-SO2Et-C6H4 H cPr H
1-341 4-SO2Et-C6H4 H iBu Me
1-342 4-SO2Et-C6H4 H iBu H
1-343 4-NHCOMe-C6H4 H iPr Me
1-344 4-NHCOMe-C6H4 H iPr H
1-345 4-NHCOMe-C6H4 H cPr Me
1-346 4-NHCOMe-C6H4 H cPr H
1-347 4-NHCOMe-C6H4 H iBu Me
1-348 4-NHCOMe-C6H4 H iBu H
1-349 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H iPr Me
1-350 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H iPr H
1-351 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H cPr Me
1-352 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H cPr H
1-353 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H iBu Me
1-354 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H iBu H
1-355 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H iPr Me
1-356 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H iPr H
1-357 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H cPr Me
1-358 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H cPr H
1-359 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H iBu Me
1-360 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H iBu H
1-361 4-CONH2-C6H4 H iPr Me
1-362 4-CONH2-C6H4 H iPr H
1-363 4-CONH2-C6H4 H cPr Me
1-364 4-CONH2-C6H4 H cPr H
1-365 4-CONH2-C6H4 H iBu Me
1-366 4-CONH2-C6H4 H iBu H
1-367 3-CONH2-C6H4 H iPr Me
1-368 3-CONH2-C6H4 H iPr H
1-369 3-CONH2-C6H4 H cPr Me
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1-371 3-CONH2-C6H4 H iBu Me
1-372 3-CONH2-C6H4 H iBu H
1-373 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H iPr Me
1-374 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H iPr H
1-375 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H cPr Me
1-376 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H cPr H
1-377 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H iBu Me
1-378 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H iBu H
1-379 4-SO2NHMe-C6H4 H iPr Me
1-380 4-SO2NHMe-C6H4 H iPr H
1-381 4-SO2NHMe-C6H4 H cPr Me
1-382 4-SO2NHMe-C6H4 H cPr H
1-383 4-SO2NHMe-C6H4 H iBu Me
1-384 4-SO2NHMe-C6H4 H iBu H
1-385 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-386 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
1-387 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr Me
1-388 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr H
1-389 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu Me
1-390 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu H
1-391 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-392 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
1-393 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr Me
1-394 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr H
1-395 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu Me
1-396 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu H
1-397 3-Fur H iPr Me
1-398 3-Fur H iPr H
1-399 3-Fur H cPr Me
1-400 3-Fur H cPr H
1-401 3-Fur H iBu Me
1-402 3-Fur H iBu H
1-403 2-OMe-5-Py H iPr Me
1-404 2-OMe-5-Py H iPr H
1-405 2-OMe-5-Py H cPr Me
1-406 2-OMe-5-Py H cPr H
1-407 2-OMe-5-Py H iBu Me
1-408 2-OMe-5-Py H iBu H
1-409 4-Py H iPr Me
1-410 4-Py H iPr H
1-411 4-Py H cPr Me
1-412 4-Py H cPr H
1-413 4-Py H iBu Me
1-414 4-Py H iBu H
1-415 4-F-C6H4 H iPr Me
1-416 4-F-C6H4 H iPr H
1-417 4-F-C6H4 H cPr Me
1-418 4-F-C6H4 H cPr H
1-419 4-F-C6H4 H iBu Me
1-420 4-F-C6H4 H iBu H
1-421 3-F-C6H4 H iPr Me
1-422 3-F-C6H4 H iPr H
1-423 3-F-C6H4 H cPr Me
1-424 3-F-C6H4 H cPr H
1-425 3-F-C6H4 H iBu Me
1-426 3-F-C6H4 H iBu H
1-427 2-F-C6H4 H iPr Me
1-428 2-F-C6H4 H iPr H
1-429 2-F-C6H4 H cPr Me
1-430 2-F-C6H4 H cPr H
1-431 2-F-C6H4 H iBu Me
1-432 2-F-C6H4 H iBu H
1-433 4-Me-C6H4 H iPr Me
1-434 4-Me-C6H4 H iPr H
1-435 4-Me-C6H4 H cPr Me
1-436 4-Me-C6H4 H cPr H
1-437 4-Me-C6H4 H iBu Me
1-438 4-Me-C6H4 H iBu H
1-439 4-NO2-C6H4 H iPr Me
1-440 4-NO2-C6H4 H iPr H
1-441 4-NO2-C6H4 H cPr Me
1-442 4-NO2-C6H4 H cPr H
1-443 4-NO2-C6H4 H iBu Me
1-444 4-NO2-C6H4 H iBu H
1-445 4-CO2Me-C6H4 H iPr Me
1-446 4-CO2Me-C6H4 H iPr H
1-447 4-CO2Me-C6H4 H cPr Me
1-448 4-CO2Me-C6H4 H cPr H
1-449 4-CO2Me-C6H4 H iBu Me
1-450 4-CO2Me-C6H4 H iBu H
1-451 4-SO2NMe2-C6H4 H iPr Me
1-452 4-SO2NMe2-C6H4 H iPr H
1-453 4-SO2NMe2-C6H4 H cPr Me
1-454 4-SO2NMe2-C6H4 H cPr H
1-455 4-SO2NMe2-C6H4 H iBu Me
1-456 4-SO2NMe2-C6H4 H iBu H
1-457 3-NHSO2Me-C6H4 H iPr Me
1-458 3-NHSO2Me-C6H4 H iPr H
1-459 3-NHSO2Me-C6H4 H cPr Me
1-460 3-NHSO2Me-C6H4 H cPr H
1-461 3-NHSO2Me-C6H4 H iBu Me
1-462 3-NHSO2Me-C6H4 H iBu H
1-463 4-[SO2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
1-464 4-[SO2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr H
1-465 4-[SO2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr Me
1-466 4-[SO2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr H
1-467 4-[SO2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu Me
1-468 4-[SO2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu H
1-469 2-Thi H iPr Me
1-470 2-Thi H iPr H
1-471 2-Thi H cPr Me
1-472 2-Thi H cPr H
1-473 2-Thi H iBu Me
1-474 2-Thi H iBu H
1-475 5-CONH2-2-Thi H iPr Me
1-476 5-CONH2-2-Thi H iPr H
1-477 5-CONH2-2-Thi H cPr Me
1-478 5-CONH2-2-Thi H cPr H
1-479 5-CONH2-2-Thi H iBu Me
1-480 5-CONH2-2-Thi H iBu H
1-481 3-Py H iPr Me
1-482 3-Py H iPr H
1-483 3-Py H cPr Me
1-484 3-Py H cPr H
1-485 3-Py H iBu Me
1-486 3-Py H iBu H
1-487 2-CONH2-5-Py H iPr Me
1-488 2-CONH2-5-Py H iPr H
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1-490 2-CONH2-5-Py H cPr H
1-491 2-CONH2-5-Py H iBu Me
1-492 2-CONH2-5-Py H iBu H
1-493 4-CF3-C6H4 H iPr Me
1-494 4-CF3-C6H4 H cPr Me
1-495 4-CF3-C6H4 H iBu Me
1-496 2,4-di-F-C6H3 H iPr Me
1-497 2,4-di-F-C6H3 H cPr Me
1-498 2,4-di-F-C6H3 H iBu Me
1-499 4-OCF3-C6H4 H iPr Me
1-500 4-OCF3-C6H4 H cPr Me
1-501 4-OCF3-C6H4 H iBu Me
1-502 3-SO2Me-C6H4 H iPr Me
1-503 3-SO2Me-C6H4 H cPr Me
1-504 3-SO2Me-C6H4 H iBu Me
1-505 4-COMe-C6H4 H iPr Me
1-506 4-COMe-C6H4 H cPr Me
1-507 4-COMe-C6H4 H iBu Me
1-508 4-CH2NH2-C6H4 H iPr Me
1-509 4-CH2NH2-C6H4 H cPr Me
1-510 4-CH2NH2-C6H4 H iBu Me
1-511 3-SO2NH2-C6H4 H iPr Me
1-512 3-SO2NH2-C6H4 H cPr Me
1-513 3-SO2NH2-C6H4 H iBu Me
1-514 2-Py H iPr Me
1-515 2-Py H cPr Me
1-516 2-Py H iBu Me
1-517 4-CO2H-C6H4 H iPr Me
1-518 4-CO2H-C6H4 H cPr Me
1-519 4-CO2H-C6H4 H iBu Me
1-520 4-[CO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
1-521 4-[CO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr Me
1-522 4-[CO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu Me
1-523 4-[CO-(4-Thiomorpho)]-C6H4 H iPr Me
1-524 4-[CO-(4-Thiomorpho)]-C6H4 H cPr Me
1-525 4-[CO-(4-Thiomorpho)]-C6H4 H iBu Me
1-526 4-[CO-(1-Oxi-4-thiomorpho)]-C6H4 H iPr Me
1-527 4-[CO-(1-Oxi-4-thiomorpho)]-C6H4 H cPr Me
1-528 4-[CO-(1-Oxi-4-thiomorpho)]-C6H4 H iBu Me
1-529 4-[CO-(1,1-Dioxi-
4-thiomorpho)]-C6H4 H iPr Me
1-530 4-[CO-(1,1-Dioxi-
4-thiomorpho)]-C6H4 H cPr Me
1-531 4-[CO-(1,1-Dioxi-
4-thiomorpho)]-C6H4 H iBu Me
1-532 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iPr Me
1-533 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H cPr Me
1-534 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iBu Me
1-535 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H tBu Me
1-536 5-SO2Me-2-Py H iPr Me
1-537 5-SO2Me-2-Py H cPr Me
1-538 5-SO2Me-2-Py H iBu Me
1-539 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-540 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
1-541 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr Me
1-542 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr H
1-543 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu Me
1-544 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu H
1-545 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Me iPr Me
1-546 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Me iPr H
1-547 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Me cPr Me
1-548 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Me cPr H
1-549 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Me iBu Me
1-550 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Me iBu H
1-551 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
1-552 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr H
1-553 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr Me
1-554 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr H
1-555 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu Me
1-556 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu H
1-557 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iPr Me
1-558 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iPr H
1-559 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Cl cPr Me
1-560 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Cl cPr H
1-561 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iBu Me
1-562 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iBu H
1-563 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
1-564 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr H
1-565 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr Me
1-566 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr H
1-567 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu Me
1-568 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu H
1-569 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iPr Me
1-570 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iPr H
1-571 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me cPr Me
1-572 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me cPr H
1-573 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iBu Me
1-574 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me iBu H
1-575 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr Me
1-576 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr H
1-577 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F cPr Me
1-578 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F cPr H
1-579 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu Me
1-580 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu H
1-581 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iPr Me
1-582 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iPr H
1-583 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl cPr Me
1-584 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl cPr H
1-585 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iBu Me
1-586 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl iBu H
1-587 4-SO2Me-C6H4 H iPr Et
1-588 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iPr Me
1-589 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F cPr Me
1-590 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iBu Me
1-591 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F tBu Me
1-592 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-593 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
1-594 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr Me
1-595 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr H
1-596 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu Me
1-597 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu H
1-598 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iPr Me
1-599 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iPr H
1-600 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me cPr Me
1-601 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me cPr H
1-602 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iBu Me
1-603 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me iBu H
1-604 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
1-605 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr H
1-606 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr Me
1-607 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr H
1-608 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu Me
1-609 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu H
1-610 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iPr Me
1-611 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iPr H
1-612 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl cPr Me
1-613 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl cPr H
1-614 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iBu Me
1-615 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl iBu H
1-616 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
1-617 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr H
1-618 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr Me
1-619 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H cPr H
1-620 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu Me
1-621 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iBu H
1-622 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr Me
1-623 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr H
1-624 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F cPr Me
1-625 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F cPr H
1-626 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu Me
1-627 4-[NHCO-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu H
1-628 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-629 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
1-630 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr Me
1-631 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 H cPr H
1-632 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu Me
1-633 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 H iBu H
1-634 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
1-635 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr H
1-636 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr Me
1-637 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 F cPr H
1-638 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu Me
1-639 4-[NHCO-(4-Morpho)]-C6H4 F iBu H
1-640 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iPr Me
1-641 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iPr H
1-642 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H cPr Me
1-643 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H cPr H
1-644 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iBu Me
1-645 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iBu H
1-646 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iPr Me
1-647 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iPr H
1-648 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F cPr Me
1-649 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F cPr H
1-650 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iBu Me
1-651 4-[NHCO-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iBu H
1-652 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iPr Me
1-653 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iPr H
1-654 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H cPr Me
1-655 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H cPr H
1-656 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iBu Me
1-657 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iBu H
1-658 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iPr Me
1-659 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iPr H
1-660 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F cPr Me
1-661 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F cPr H
1-662 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iBu Me
1-663 4-[CONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iBu H
1-664 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iPr Me
1-665 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iPr H
1-666 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H cPr Me
1-667 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H cPr H
1-668 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iBu Me
1-669 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iBu H
1-670 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iPr Me
1-671 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iPr H
1-672 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F cPr Me
1-673 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F cPr H
1-674 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iBu Me
1-675 4-[NHCONH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iBu H
1-676 2-F-4-NHSO2Me-C6H4 H iPr Me
1-677 2-F-4-NHSO2Me-C6H4 F iPr Me
1-678 2-F-4-NHSO2cPr-C6H4 H iPr Me
1-679 2-F-4-NHSO2cPr-C6H4 F iPr Me
1-680 2-F-4-SO2NH2-C6H4 H iPr Me
1-681 2-F-4-SO2NH2-C6H4 F iPr Me
1-682 3-Pyrro H iPr Me
1-683 3-Pyrro F iPr Me
1-684 5-NH2-2-Py H iPr Me
1-685 5-NH2-2-Py F iPr Me
1-686 5-NHSO2Me-2-Py H iPr Me
1-687 5-NHSO2Me-2-Py F iPr Me
1-688 5-NHSO2cPr-2-Py H iPr Me
1-689 5-NHSO2cPr-2-Py F iPr Me
1-690 4-[CH2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
1-691 4-[CH2-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr Me
1-692 4-[CH2NH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 H iPr Me
1-693 4-[CH2NH-(1-Me-4-Piperidi)]-C6H4 F iPr Me
1-694 5-SO2Me-2-Py F iPr Me
1-695 5-SO2Me-2-Py F iPr H
1-696 4-OH-C6H4 H iPr Me
1-697 4-OH-C6H4 F iPr Me
1-698 4-[OCH2CH2-(1-Pyrrolidi)]-C6H4 H iPr Me
1-699 4-[OCH2CH2-(1-Pyrrolidi)]-C6H4 F iPr Me
1-700 4-[OCH2CH2-(2-Oxo-1-Pyrrolidi)]-C6H4H iPr Me
1-701 4-[OCH2CH2-(2-Oxo-1-Pyrrolidi)]-C6H4F iPr Me
1-702 4-[OCH2CH2-(1-Pyrro)]-C6H4 H iPr Me
1-703 4-[OCH2CH2-(1-Pyrro)]-C6H4 F iPr Me
1-704 4-[OCH2CH2-(1-Piperidi)]-C6H4 H iPr Me
1-705 4-[OCH2CH2-(1-Piperidi)]-C6H4 F iPr Me
1-706 4-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-707 4-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
1-708 4-[CH2CO-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
1-709 4-[CH2CO-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
1-710 4-(4-Morpho)-C6H4 H iPr Me
1-711 4-(4-Morpho)-C6H4 F iPr Me
1-712 4-CH2SMe-C6H4 H iPr Me
1-713 4-CH2SMe-C6H4 F iPr Me
1-714 4-CH2SOMe-C6H4 H iPr Me
1-715 4-CH2SOMe-C6H4 F iPr Me
1-716 4-CH2SO2Me-C6H4 H iPr Me
1-717 4-CH2SO2Me-C6H4 F iPr Me
1-718 4-SO2F-C6H4 H iPr Me
1-719 4-SO2F-C6H4 F iPr Me
1-720 4-(OCH2CH2NMe2)-C6H4 H iPr Me
1-721 4-(OCH2CH2NMe2)-C6H4 F iPr Me
1-722 4-Pyrazo H iPr Me
1-723 4-Pyrazo F iPr Me
1-724 1-Me-4-Pyrazo H iPr Me
1-725 1-Me-4-Pyrazo F iPr Me
1-726 5-Pyrazo H iPr Me
1-727 5-Pyrazo F iPr Me
1-728 1-Me-5-Pyrazo H iPr Me
1-729 1-Me-5-Pyrazo F iPr Me
1-730 1-Pyrazo H iPr Me
1-731 1-Pyrazo F iPr Me
1-732 1-Me-3-Pyrazo H iPr Me
1-733 1-Me-3-Pyrazo F iPr Me
1-734 1-Me-4-Pyrazo H H Me
1-735 1-Me-4-Pyrazo F H Me
1-736 1-Et-4-Pyrazo H iPr Me
1-737 1-Et-4-Pyrazo F iPr Me
1-738 1-Et-4-Pyrazo H H Me
1-739 1-Et-4-Pyrazo F H Me
1-740 1-iPr-4-Pyrazo H iPr Me
1-741 1-iPr-4-Pyrazo F iPr Me
1-742 4-SO2Me-C6H4 F H Me
1-743 2-Furyl H iPr Me
1-744 2-Furyl F iPr Me
1-745 2-Oxazo H iPr Me
1-746 2-Oxazo F iPr Me
1-747 5-Oxazo H iPr Me
1-748 5-Oxazo F iPr Me
1-749 2-Thiazo H iPr Me
1-750 2-Thiazo F iPr Me
1-751 4-CO2H-C6H4 F iPr Me
1-752 2-SOMe-5-Py H iPr Me
1-753 2-SOMe-5-Py F iPr Me
1-754 2-SO2Me-5-Py H iPr Me
1-755 2-SO2Me-5-Py F iPr Me
1-756 5-Me-2-Pyrro H iPr Me
1-757 5-Me-2-Pyrro F iPr Me
1-758 5-[1,2,3]-Triazo H iPr Me
1-759 5-[1,2,3]-Triazo F iPr Me
1-760 5-[1,2,4]-Triazo H iPr Me
1-761 5-[1,2,4]-Triazo F iPr Me
1-762 1-[1,2,4]-Triazo H iPr Me
1-763 1-[1,2,4]-Triazo F iPr Me
1-764 1-imidazo H iPr Me
1-765 1-imidazo F iPr Me
1-766 2-imidazo H iPr Me
1-767 2-imidazo F iPr Me
1-768 5-imidazo H iPr Me
1-769 5-imidazo F iPr Me
1-770 2-Me-5-imidazo H iPr Me
1-771 2-Me-5-imidazo F iPr Me
1-772 2-Et-5-imidazo H iPr Me
1-773 2-Et-5-imidazo F iPr Me
1-774 1-Me-4-imidazo H iPr Me
1-775 1-Me-4-imidazo F iPr Me
1-776 Het(A) H iPr Me
1-777 Het(A) F iPr Me
1-778 Het(B) H iPr Me
1-779 Het(B) F iPr Me
1-780 Het(C) H iPr Me
1-781 Het(C) F iPr Me
1-782 Het(D) H iPr Me
1-783 Het(D) F iPr Me
1-784 Het(E) H iPr Me
1-785 Het(E) F iPr Me
1-786 Het(F) H iPr Me
1-787 Het(F) F iPr Me
1-788 Het(G) H iPr Me
1-789 Het(G) F iPr Me
1-790 Het(H) H iPr Me
1-791 Het(H) F iPr Me
1-792 Het(I) H iPr Me
1-793 Het(I) F iPr Me
1-794 5-(4-Morpho)-2-Py F H Me
1-795 5-(4-Morpho)-2-Py F Me Me
1-796 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F H Me
1-797 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F Me Me
1-798 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F H Me
1-799 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F Me Me
1-800 2-(4-Morpho)-5-Py F H Me
1-801 2-(4-Morpho)-5-Py F Me Me
1-802 5-(4-Morpho)-2-Py H H Me
1-803 5-(4-Morpho)-2-Py F H H
1-804 5-(4-Morpho)-2-Py H H H
1-805 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py H H Me
1-806 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F H H
1-807 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py H H H
1-808 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py H H Me
1-809 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F H H
1-810 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py H H H
1-811 2-(4-Morpho)-5-Py H H Me
1-812 2-(4-Morpho)-5-Py F H H
1-813 2-(4-Morpho)-5-Py H H H 。
――――――――――――――――――――――――――――――
(表2)
Figure 2006104191
―――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R1 R2 R3 R4
―――――――――――――――――――――――――――――
2-1 4-OMe-C6H4 H iPr Me
2-2 4-OMe-C6H4 H iPr H
2-3 4-OMe-C6H4 H cPr Me
2-4 4-OMe-C6H4 H cPr H
2-5 4-OMe-C6H4 H iBu Me
2-6 4-OMe-C6H4 H iBu H
2-7 4-OMe-C6H4 Me iPr Me
2-8 4-OMe-C6H4 Me iPr H
2-9 4-OMe-C6H4 Me cPr Me
2-10 4-OMe-C6H4 Me cPr H
2-11 4-OMe-C6H4 Me iBu Me
2-12 4-OMe-C6H4 Me iBu H
2-13 4-OMe-C6H4 F iPr Me
2-14 4-OMe-C6H4 F iPr H
2-15 4-OMe-C6H4 F cPr Me
2-16 4-OMe-C6H4 F cPr H
2-17 4-OMe-C6H4 F iBu Me
2-18 4-OMe-C6H4 F iBu H
2-19 4-OMe-C6H4 Cl iPr Me
2-20 4-OMe-C6H4 Cl iPr H
2-21 4-OMe-C6H4 Cl cPr Me
2-22 4-OMe-C6H4 Cl cPr H
2-23 4-OMe-C6H4 Cl iBu Me
2-24 4-OMe-C6H4 Cl iBu H
2-25 4-NH2-C6H4 H iPr Me
2-26 4-NH2-C6H4 H iPr H
2-27 4-NH2-C6H4 H cPr Me
2-28 4-NH2-C6H4 H cPr H
2-29 4-NH2-C6H4 H iBu Me
2-30 4-NH2-C6H4 H iBu H
2-31 4-NH2-C6H4 Me iPr Me
2-32 4-NH2-C6H4 Me iPr H
2-33 4-NH2-C6H4 Me cPr Me
2-34 4-NH2-C6H4 Me cPr H
2-35 4-NH2-C6H4 Me iBu Me
2-36 4-NH2-C6H4 Me iBu H
2-37 4-NH2-C6H4 F iPr Me
2-38 4-NH2-C6H4 F iPr H
2-39 4-NH2-C6H4 F cPr Me
2-40 4-NH2-C6H4 F cPr H
2-41 4-NH2-C6H4 F iBu Me
2-42 4-NH2-C6H4 F iBu H
2-43 4-NH2-C6H4 Cl iPr Me
2-44 4-NH2-C6H4 Cl iPr H
2-45 4-NH2-C6H4 Cl cPr Me
2-46 4-NH2-C6H4 Cl cPr H
2-47 4-NH2-C6H4 Cl iBu Me
2-48 4-NH2-C6H4 Cl iBu H
2-49 4-SMe-C6H4 H iPr Me
2-50 4-SMe-C6H4 H iPr H
2-51 4-SMe-C6H4 H cPr Me
2-52 4-SMe-C6H4 H cPr H
2-53 4-SMe-C6H4 H iBu Me
2-54 4-SMe-C6H4 H iBu H
2-55 4-SMe-C6H4 Me iPr Me
2-56 4-SMe-C6H4 Me iPr H
2-57 4-SMe-C6H4 Me cPr Me
2-58 4-SMe-C6H4 Me cPr H
2-59 4-SMe-C6H4 Me iBu Me
2-60 4-SMe-C6H4 Me iBu H
2-61 4-SMe-C6H4 F iPr Me
2-62 4-SMe-C6H4 F iPr H
2-63 4-SMe-C6H4 F cPr Me
2-64 4-SMe-C6H4 F cPr H
2-65 4-SMe-C6H4 F iBu Me
2-66 4-SMe-C6H4 F iBu H
2-67 4-SMe-C6H4 Cl iPr Me
2-68 4-SMe-C6H4 Cl iPr H
2-69 4-SMe-C6H4 Cl cPr Me
2-70 4-SMe-C6H4 Cl cPr H
2-71 4-SMe-C6H4 Cl iBu Me
2-72 4-SMe-C6H4 Cl iBu H
2-73 4-SOMe-C6H4 H iPr Me
2-74 4-SOMe-C6H4 H iPr H
2-75 4-SOMe-C6H4 H cPr Me
2-76 4-SOMe-C6H4 H cPr H
2-77 4-SOMe-C6H4 H iBu Me
2-78 4-SOMe-C6H4 H iBu H
2-79 4-SOMe-C6H4 Me iPr Me
2-80 4-SOMe-C6H4 Me iPr H
2-81 4-SOMe-C6H4 Me cPr Me
2-82 4-SOMe-C6H4 Me cPr H
2-83 4-SOMe-C6H4 Me iBu Me
2-84 4-SOMe-C6H4 Me iBu H
2-85 4-SOMe-C6H4 F iPr Me
2-86 4-SOMe-C6H4 F iPr H
2-87 4-SOMe-C6H4 F cPr Me
2-88 4-SOMe-C6H4 F cPr H
2-89 4-SOMe-C6H4 F iBu Me
2-90 4-SOMe-C6H4 F iBu H
2-91 4-SOMe-C6H4 Cl iPr Me
2-92 4-SOMe-C6H4 Cl iPr H
2-93 4-SOMe-C6H4 Cl cPr Me
2-94 4-SOMe-C6H4 Cl cPr H
2-95 4-SOMe-C6H4 Cl iBu Me
2-96 4-SOMe-C6H4 Cl iBu H
2-97 4-SO2Me-C6H4 H iPr Me
2-98 4-SO2Me-C6H4 H iPr H
2-99 4-SO2Me-C6H4 H cPr Me
2-100 4-SO2Me-C6H4 H cPr H
2-101 4-SO2Me-C6H4 H iBu Me
2-102 4-SO2Me-C6H4 H iBu H
2-103 4-SO2Me-C6H4 Me iPr Me
2-104 4-SO2Me-C6H4 Me iPr H
2-105 4-SO2Me-C6H4 Me cPr Me
2-106 4-SO2Me-C6H4 Me cPr H
2-107 4-SO2Me-C6H4 Me iBu Me
2-108 4-SO2Me-C6H4 Me iBu H
2-109 4-SO2Me-C6H4 F iPr Me
2-110 4-SO2Me-C6H4 F iPr H
2-111 4-SO2Me-C6H4 F cPr Me
2-112 4-SO2Me-C6H4 F cPr H
2-113 4-SO2Me-C6H4 F iBu Me
2-114 4-SO2Me-C6H4 F iBu H
2-115 4-SO2Me-C6H4 Cl iPr Me
2-116 4-SO2Me-C6H4 Cl iPr H
2-117 4-SO2Me-C6H4 Cl cPr Me
2-118 4-SO2Me-C6H4 Cl cPr H
2-119 4-SO2Me-C6H4 Cl iBu Me
2-120 4-SO2Me-C6H4 Cl iBu H
2-121 4-NHSO2Me-C6H4 H iPr Me
2-122 4-NHSO2Me-C6H4 H iPr H
2-123 4-NHSO2Me-C6H4 H cPr Me
2-124 4-NHSO2Me-C6H4 H cPr H
2-125 4-NHSO2Me-C6H4 H iBu Me
2-126 4-NHSO2Me-C6H4 H iBu H
2-127 4-NHSO2Me-C6H4 Me iPr Me
2-128 4-NHSO2Me-C6H4 Me iPr H
2-129 4-NHSO2Me-C6H4 Me cPr Me
2-130 4-NHSO2Me-C6H4 Me cPr H
2-131 4-NHSO2Me-C6H4 Me iBu Me
2-132 4-NHSO2Me-C6H4 Me iBu H
2-133 4-NHSO2Me-C6H4 F iPr Me
2-134 4-NHSO2Me-C6H4 F iPr H
2-135 4-NHSO2Me-C6H4 F cPr Me
2-136 4-NHSO2Me-C6H4 F cPr H
2-137 4-NHSO2Me-C6H4 F iBu Me
2-138 4-NHSO2Me-C6H4 F iBu H
2-139 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iPr Me
2-140 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iPr H
2-141 4-NHSO2Me-C6H4 Cl cPr Me
2-142 4-NHSO2Me-C6H4 Cl cPr H
2-143 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iBu Me
2-144 4-NHSO2Me-C6H4 Cl iBu H
2-145 4-NHSO2Et-C6H4 H iPr Me
2-146 4-NHSO2Et-C6H4 H iPr H
2-147 4-NHSO2Et-C6H4 H cPr Me
2-148 4-NHSO2Et-C6H4 H cPr H
2-149 4-NHSO2Et-C6H4 H iBu Me
2-150 4-NHSO2Et-C6H4 H iBu H
2-151 4-NHSO2Et-C6H4 Me iPr Me
2-152 4-NHSO2Et-C6H4 Me iPr H
2-153 4-NHSO2Et-C6H4 Me cPr Me
2-154 4-NHSO2Et-C6H4 Me cPr H
2-155 4-NHSO2Et-C6H4 Me iBu Me
2-156 4-NHSO2Et-C6H4 Me iBu H
2-157 4-NHSO2Et-C6H4 F iPr Me
2-158 4-NHSO2Et-C6H4 F iPr H
2-159 4-NHSO2Et-C6H4 F cPr Me
2-160 4-NHSO2Et-C6H4 F cPr H
2-161 4-NHSO2Et-C6H4 F iBu Me
2-162 4-NHSO2Et-C6H4 F iBu H
2-163 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iPr Me
2-164 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iPr H
2-165 4-NHSO2Et-C6H4 Cl cPr Me
2-166 4-NHSO2Et-C6H4 Cl cPr H
2-167 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iBu Me
2-168 4-NHSO2Et-C6H4 Cl iBu H
2-169 4-NHSO2cPr-C6H4 H iPr Me
2-170 4-NHSO2cPr-C6H4 H iPr H
2-171 4-NHSO2cPr-C6H4 H cPr Me
2-172 4-NHSO2cPr-C6H4 H cPr H
2-173 4-NHSO2cPr-C6H4 H iBu Me
2-174 4-NHSO2cPr-C6H4 H iBu H
2-175 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iPr Me
2-176 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iPr H
2-177 4-NHSO2cPr-C6H4 Me cPr Me
2-178 4-NHSO2cPr-C6H4 Me cPr H
2-179 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iBu Me
2-180 4-NHSO2cPr-C6H4 Me iBu H
2-181 4-NHSO2cPr-C6H4 F iPr Me
2-182 4-NHSO2cPr-C6H4 F iPr H
2-183 4-NHSO2cPr-C6H4 F cPr Me
2-184 4-NHSO2cPr-C6H4 F cPr H
2-185 4-NHSO2cPr-C6H4 F iBu Me
2-186 4-NHSO2cPr-C6H4 F iBu H
2-187 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iPr Me
2-188 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iPr H
2-189 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl cPr Me
2-190 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl cPr H
2-191 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iBu Me
2-192 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl iBu H
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2-194 4-SO2NH2-C6H4 H iPr H
2-195 4-SO2NH2-C6H4 H cPr Me
2-196 4-SO2NH2-C6H4 H cPr H
2-197 4-SO2NH2-C6H4 H iBu Me
2-198 4-SO2NH2-C6H4 H iBu H
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2-200 4-SO2NH2-C6H4 Me iPr H
2-201 4-SO2NH2-C6H4 Me cPr Me
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2-203 4-SO2NH2-C6H4 Me iBu Me
2-204 4-SO2NH2-C6H4 Me iBu H
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2-209 4-SO2NH2-C6H4 F iBu Me
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2-257 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iBu Me
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2-306 2-Pyrro F iBu H
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2-331 5-CONH2-2-Py Cl iPr Me
2-332 5-CONH2-2-Py Cl iPr H
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2-547 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr H
2-548 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F Me Me
2-549 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F Me H
2-550 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F H Me
2-551 4-[NHCONH-(4-Morpho)]-C6H4 F H H
2-552 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr Me
2-553 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H iPr H
2-554 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H Me Me
2-555 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H Me H
2-556 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H H Me
2-567 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H H H
2-568 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr Me
2-569 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F iPr H
2-570 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F Me Me
2-571 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F Me H
2-572 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F H Me
2-573 4-[NHCONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F H H
2-574 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iPr Me
2-575 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H iPr H
2-576 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H Me Me
2-577 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H Me H
2-578 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H H Me
2-579 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 H H H
2-580 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iPr Me
2-581 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F iPr H
2-582 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F Me Me
2-583 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F Me H
2-584 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F H Me
2-585 4-[CONH-(4-Tet-pyra)]-C6H4 F H H
2-586 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr Me
2-587 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H iPr H
2-588 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H Me Me
2-589 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H Me H
2-590 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H H Me
2-591 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 H H H
2-592 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr Me
2-593 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F iPr H
2-594 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F Me Me
2-595 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F Me H
2-596 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F H Me
2-597 4-[CH2-(4-Morpho)]-C6H4 F H H
2-598 4-Pyrazo F H Me
2-599 4-Pyrazo F Me Me
2-600 1-Me-4-Pyrazo F H Me
2-601 1-Me-4-Pyrazo F Me Me
2-602 4-OH-C6H4 F H Me
2-603 4-OH-C6H4 F Me Me
2-604 3-Pyrro F H Me
2-605 3-Pyrro F Me Me
2-606 5-Pyrazo F H Me
2-607 5-Pyrazo F Me Me
2-608 5-imidazo F H Me
2-609 5-imidazo F Me Me
2-610 4-SO2Me-C6H4 F H cPr
2-611 4-SO2Me-C6H4 F Me cPr
2-612 4-SO2Me-C6H4 H H cPr
2-613 4-SO2Me-C6H4 H Me cPr
2-614 2-CH(OH)CH2OH-5-imidazo F H Me
2-615 2-CH(OH)CH2OH-5-imidazo F Me Me
2-616 2-CH2OH-5-imidazo F H Me
2-617 2-CH2OH-5-imidazo F Me Me
2-618 4-SO2NH2-3-F-C6H4 F H Me
2-619 4-SO2NH2-3-F-C6H4 F Me Me
2-620 3-SO2NH2-4-OH-C6H4 F H Me
2-621 3-SO2NH2-4-OH-C6H4 F Me Me
2-622 1-Me-4-Pyrazo F H H
2-623 1-Me-4-Pyrazo F Me H
2-624 4-SO2NH2-C6H4 F H cPr
2-625 4-SO2NH2-C6H4 F Me cPr
2-626 4-SO2NH2-C6H4 H H cPr
2-627 4-SO2NH2-C6H4 H Me cPr
2-628 5-SO2NH2-2-Thi F H Me
2-629 5-SO2NH2-2-Thi F Me Me
2-630 4-SO2NH2-2,5-di-F-C6H4 F H Me
2-631 4-SO2NH2-2,5-di-F-C6H4 F Me Me
2-632 4-SO2NH2-3-OCF3-C6H4 F H Me
2-633 4-SO2NH2-3-OCF3-C6H4 F Me Me
2-634 4-SO2NH2-3-Cl-C6H4 F H Me
2-635 4-SO2NH2-3-Cl-C6H4 F Me Me
2-636 4-SO2NH2-3-CF3-C6H4 F H Me
2-637 4-SO2NH2-3-CF3-C6H4 F Me Me
2-638 4-SO2NH2-3-Me-C6H4 F H Me
2-639 4-SO2NH2-3-Me-C6H4 F Me Me
2-640 4-SO2NH2-2-Me-C6H4 F H Me
2-641 4-SO2NH2-2-Me-C6H4 F Me Me
2-642 4-SO2NH2-3-Et-C6H4 F H Me
2-643 4-SO2NH2-3-Et-C6H4 F Me Me
2-644 4-SO2NMe2-C6H4 F H Me
2-645 4-SO2NMe2-C6H4 F Me Me
2-646 5-CH2OH-2-Py F H Me
2-647 5-CH2OH-2-Py F Me Me
2-648 2-CMe2OH-5-Py F H Me
2-649 2-CMe2OH-5-Py F Me Me
2-650 5-CMe2OH-2-Py F H Me
2-651 5-CMe2OH-2-Py F Me Me
2-652 2-CMe2OH-5-imidazo F H Me
2-653 2-CMe2OH-5-imidazo F Me Me
2-654 4-SO2NH2-C6H4 F H H
2-655 4-SO2NH2-C6H4 F Me H
2-656 2-CH2CH2OH-5-imidazo F H Me
2-657 2-CH2CH2OH-5-imidazo F Me Me
2-658 5-SO2NMe2-2-Thi F H Me
2-659 5-SO2NMe2-2-Thi F Me Me
2-660 5-SO2NHMe-2-Thi F H Me
2-661 5-SO2NHMe-2-Thi F Me Me
2-662 1-CH2CH2OH-4-Pyrazo F H Me
2-663 1-CH2CH2OH-4-Pyrazo F Me Me
2-664 5-CMe(CH2F)OH-2-Py F H Me
2-665 5-CMe(CH2F)OH-2-Py F Me Me
2-666 5-CMe(CF3)OH-2-Py F H Me
2-667 5-CMe(CF3)OH-2-Py F Me Me
2-668 5-CH(Me)OH-2-Py F H Me
2-669 5-CH(Me)OH-2-Py F Me Me
2-670 2-CH2CMe2OH-5-imidazo F H Me
2-671 2-CH2CMe2OH-5-imidazo F Me Me
2-672 4-SO2CF3-C6H4 F H Me
2-673 4-SO2CF3-C6H4 F Me Me
2-674 4-SCH2CH2OH-C6H4 F H Me
2-675 4-SCH2CH2OH-C6H4 F Me Me
2-676 4-SO2CH2CH2OH-C6H4 F H Me
2-677 4-SO2CH2CH2OH-C6H4 F Me Me
2-678 4-SO2CHF2-C6H4 F H Me
2-679 4-SO2CHF2-C6H4 F Me Me
2-680 5-OCH2CH2OH-2-Py F H Me
2-681 5-OCH2CH2OH-2-Py F Me Me
2-682 5-CMe2OMe-2-Py F H Me
2-683 5-CMe2OMe-2-Py F Me Me
2-684 5-CEt2OH-2-Py F H Me
2-685 5-CEt2OH-2-Py F Me Me
2-686 5-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-2-Py F H Me
2-687 5-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-2-Py F Me Me
2-688 5-[CH2-(4-Morpho)]-2-Py F H Me
2-689 5-[CH2-(4-Morpho)]-2-Py F Me Me
2-690 5-(4-Morpho)-2-Py F H Me
2-691 5-(4-Morpho)-2-Py F Me Me
2-692 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F H Me
2-693 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F Me Me
2-694 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F H Me
2-695 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F Me Me
2-696 2-(4-Morpho)-5-Py F H Me
2-697 2-(4-Morpho)-5-Py F Me Me
2-698 1-Me-4-imidazo F H Me
2-699 1-Me-4-imidazo F Me Me
2-700 1-CH2CH2OH-4-imidazo F H Me
2-701 1-CH2CH2OH-4-imidazo F Me Me
2-702 1-CH2CH2NMe2-4-imidazo F H Me
2-703 1-CH2CH2NMe2-4-imidazo F Me Me
2-704 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo F H Me
2-705 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo F Me Me
2-706 2-CH2CH2NMe2-4-imidazo F H Me
2-707 2-CH2CH2NMe2-4-imidazo F Me Me
2-708 2-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo F H Me
2-709 2-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo F Me Me
2-710 1-CH2CH2NMe2-4-Pyrazo F H Me
2-711 1-CH2CH2NMe2-4-Pyrazo F Me Me
2-712 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-Pyrazo F H Me
2-713 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-Pyrazo F Me Me
2-714 5-CMe2OH-2-Pyrimi F H Me
2-715 5-CMe2OH-2-Pyrimi F Me Me
2-716 2-CMe2OH-4-Thiazo F H Me
2-717 2-CMe2OH-4-Thiazo F Me Me
2-718 2-CH2OH-4-Thiazo F H Me
2-719 2-CH2OH-4-Thiazo F Me Me
2-720 2-CMe2OH-5-Thiazo F H Me
2-721 2-CMe2OH-5-Thiazo F Me Me
2-722 Het(H) F H Me
2-723 Het(H) F Me Me
2-724 Het(I) F H Me
2-725 Het(I) F Me Me
2-726 Het(J) F H Me
2-727 Het(J) F Me Me
2-728 Het(K) F H Me
2-729 Het(K) F Me Me
2-730 4-Pyrazo H H Me
2-731 4-Pyrazo F H H
2-732 4-Pyrazo H H H
2-733 1-Me-4-Pyrazo H H Me
2-734 1-Me-4-Pyrazo F H H
2-735 1-Me-4-Pyrazo H H H
2-736 4-OH-C6H4 H H Me
2-737 4-OH-C6H4 F H H
2-738 4-OH-C6H4 H H H
2-739 3-Pyrro H H Me
2-740 3-Pyrro F H H
2-741 3-Pyrro H H H
2-742 5-Pyrazo H H Me
2-743 5-Pyrazo F H H
2-744 5-Pyrazo H H H
2-745 5-imidazo H H Me
2-746 5-imidazo F H H
2-747 5-imidazo H H H
2-748 4-SO2Me-C6H4 Cl H H
2-749 4-SO2Me-C6H4 F H H
2-750 4-SO2Me-C6H4 H H H
2-751 2-CH(OH)CH2OH-5-imidazo H H Me
2-752 2-CH(OH)CH2OH-5-imidazo F H H
2-753 2-CH(OH)CH2OH-5-imidazo H H H
2-754 2-CH2OH-5-imidazo H H Me
2-755 2-CH2OH-5-imidazo F H H
2-756 2-CH2OH-5-imidazo H H H
2-757 4-SO2NH2-3-F-C6H4 H H Me
2-758 4-SO2NH2-3-F-C6H4 F H H
2-759 4-SO2NH2-3-F-C6H4 H H H
2-760 3-SO2NH2-4-OH-C6H4 H H Me
2-761 3-SO2NH2-4-OH-C6H4 F H H
2-762 3-SO2NH2-4-OH-C6H4 H H H
2-763 1-Et-4-Pyrazo H H Me
2-764 1-Et-4-Pyrazo F H H
2-765 1-Et-4-Pyrazo H H H
2-766 4-SO2NH2-C6H4 Cl H H
2-767 4-SO2NH2-C6H4 F H H
2-768 4-SO2NH2-C6H4 H H H
2-769 5-SO2NH2-2-Thi H H Me
2-770 5-SO2NH2-2-Thi F H H
2-771 5-SO2NH2-2-Thi H H H
2-772 4-SO2NH2-2,5-di-F-C6H4 H H Me
2-773 4-SO2NH2-2,5-di-F-C6H4 F H H
2-774 4-SO2NH2-2,5-di-F-C6H4 H H H
2-775 4-SO2NH2-3-OCF3-C6H4 H H Me
2-776 4-SO2NH2-3-OCF3-C6H4 F H H
2-777 4-SO2NH2-3-OCF3-C6H4 H H H
2-778 4-SO2NH2-3-Cl-C6H4 H H Me
2-779 4-SO2NH2-3-Cl-C6H4 F H H
2-780 4-SO2NH2-3-Cl-C6H4 H H H
2-781 4-SO2NH2-3-CF3-C6H4 H H Me
2-782 4-SO2NH2-3-CF3-C6H4 F H H
2-783 4-SO2NH2-3-CF3-C6H4 H H H
2-784 4-SO2NH2-3-Me-C6H4 H H Me
2-785 4-SO2NH2-3-Me-C6H4 F H H
2-786 4-SO2NH2-3-Me-C6H4 H H H
2-787 4-SO2NH2-2-Me-C6H4 H H Me
2-788 4-SO2NH2-2-Me-C6H4 F H H
2-789 4-SO2NH2-2-Me-C6H4 H H H
2-790 4-SO2NH2-3-Et-C6H4 H H Me
2-791 4-SO2NH2-3-Et-C6H4 F H H
2-792 4-SO2NH2-3-Et-C6H4 H H H
2-793 4-SO2NMe2-C6H4 H H Me
2-794 4-SO2NMe2-C6H4 F H H
2-795 4-SO2NMe2-C6H4 H H H
2-796 5-CH2OH-2-Py H H Me
2-797 5-CH2OH-2-Py F H H
2-798 5-CH2OH-2-Py H H H
2-799 2-CMe2OH-5-Py H H Me
2-800 2-CMe2OH-5-Py F H H
2-801 2-CMe2OH-5-Py H H H
2-802 5-CMe2OH-2-Py H H Me
2-803 5-CMe2OH-2-Py F H H
2-804 5-CMe2OH-2-Py H H H
2-805 2-CMe2OH-5-imidazo H H Me
2-806 2-CMe2OH-5-imidazo F H H
2-807 2-CMe2OH-5-imidazo H H H
2-808 3-SO2NH2-C6H4 F H Me
2-809 3-SO2NH2-C6H4 F H H
2-810 3-SO2NH2-C6H4 H H H
2-811 2-CH2CH2OH-5-imidazo H H Me
2-812 2-CH2CH2OH-5-imidazo F H H
2-813 2-CH2CH2OH-5-imidazo H H H
2-814 5-SO2NMe2-2-Thi H H Me
2-815 5-SO2NMe2-2-Thi F H H
2-816 5-SO2NMe2-2-Thi H H H
2-817 5-SO2NHMe-2-Thi H H Me
2-818 5-SO2NHMe-2-Thi F H H
2-819 5-SO2NHMe-2-Thi H H H
2-820 1-CH2CH2OH-4-Pyrazo H H Me
2-821 1-CH2CH2OH-4-Pyrazo F H H
2-822 1-CH2CH2OH-4-Pyrazo H H H
2-823 5-CMe(CH2F)OH-2-Py H H Me
2-824 5-CMe(CH2F)OH-2-Py F H H
2-825 5-CMe(CH2F)OH-2-Py H H H
2-826 5-CMe(CF3)OH-2-Py H H Me
2-827 5-CMe(CF3)OH-2-Py F H H
2-828 5-CMe(CF3)OH-2-Py H H H
2-829 5-CH(Me)OH-2-Py H H Me
2-830 5-CH(Me)OH-2-Py F H H
2-831 5-CH(Me)OH-2-Py H H H
2-832 2-CH2CMe2OH-5-imidazo H H Me
2-833 2-CH2CMe2OH-5-imidazo F H H
2-834 2-CH2CMe2OH-5-imidazo H H H
2-835 4-SO2CF3-C6H4 H H Me
2-836 4-SO2CF3-C6H4 F H H
2-837 4-SO2CF3-C6H4 H H H
2-838 4-SCH2CH2OH-C6H4 H H Me
2-839 4-SCH2CH2OH-C6H4 F H H
2-840 4-SCH2CH2OH-C6H4 H H H
2-841 4-SO2CH2CH2OH-C6H4 H H Me
2-842 4-SO2CH2CH2OH-C6H4 F H H
2-843 4-SO2CH2CH2OH-C6H4 H H H
2-844 4-SO2CHF2-C6H4 H H Me
2-845 4-SO2CHF2-C6H4 F H H
2-846 4-SO2CHF2-C6H4 H H H
2-847 5-OCH2CH2OH-2-Py H H Me
2-848 5-OCH2CH2OH-2-Py F H H
2-849 5-OCH2CH2OH-2-Py H H H
2-850 5-CMe2OMe-2-Py H H Me
2-851 5-CMe2OMe-2-Py F H H
2-852 5-CMe2OMe-2-Py H H H
2-853 5-CEt2OH-2-Py H H Me
2-854 5-CEt2OH-2-Py F H H
2-855 5-CEt2OH-2-Py H H H
2-856 5-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-2-Py H H Me
2-857 5-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-2-Py F H H
2-858 5-[OCH2CH2-(4-Morpho)]-2-Py H H H
2-859 5-[CH2-(4-Morpho)]-2-Py H H Me
2-860 5-[CH2-(4-Morpho)]-2-Py F H H
2-861 5-[CH2-(4-Morpho)]-2-Py H H H
2-862 5-(4-Morpho)-2-Py H H Me
2-863 5-(4-Morpho)-2-Py F H H
2-864 5-(4-Morpho)-2-Py H H H
2-865 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py H H Me
2-866 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F H H
2-867 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py H H H
2-868 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py H H Me
2-869 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F H H
2-870 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py H H H
2-871 2-(4-Morpho)-5-Py H H Me
2-872 2-(4-Morpho)-5-Py F H H
2-873 2-(4-Morpho)-5-Py H H H
2-874 1-Me-4-imidazo H H Me
2-875 1-Me-4-imidazo F H H
2-876 1-Me-4-imidazo H H H
2-877 1-CH2CH2OH-4-imidazo H H Me
2-878 1-CH2CH2OH-4-imidazo F H H
2-879 1-CH2CH2OH-4-imidazo H H H
2-880 1-CH2CH2NMe2-4-imidazo H H Me
2-881 1-CH2CH2NMe2-4-imidazo F H H
2-882 1-CH2CH2NMe2-4-imidazo H H H
2-883 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo H H Me
2-884 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo F H H
2-885 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo H H H
2-886 2-CH2CH2NMe2-4-imidazo H H Me
2-887 2-CH2CH2NMe2-4-imidazo F H H
2-888 2-CH2CH2NMe2-4-imidazo H H H
2-889 2-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo H H Me
2-890 2-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo F H H
2-891 2-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-imidazo H H H
2-892 1-CH2CH2NMe2-4-Pyrazo H H Me
2-893 1-CH2CH2NMe2-4-Pyrazo F H H
2-894 1-CH2CH2NMe2-4-Pyrazo H H H
2-895 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-Pyrazo H H Me
2-896 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-Pyrazo F H H
2-897 1-[CH2CH2-(4-Morpho)]-4-Pyrazo H H H
2-898 5-CMe2OH-2-Pyrimi H H Me
2-899 5-CMe2OH-2-Pyrimi F H H
2-900 5-CMe2OH-2-Pyrimi H H H
2-901 2-CMe2OH-4-Thiazo H H Me
2-902 2-CMe2OH-4-Thiazo F H H
2-903 2-CMe2OH-4-Thiazo H H H
2-904 2-CH2OH-4-Thiazo H H Me
2-905 2-CH2OH-4-Thiazo F H H
2-906 2-CH2OH-4-Thiazo H H H
2-907 2-CMe2OH-5-Thiazo H H Me
2-908 2-CMe2OH-5-Thiazo F H H
2-909 2-CMe2OH-5-Thiazo H H H
2-910 Het(H) H H Me
2-911 Het(H) F H H
2-912 Het(H) H H H
2-913 Het(I) H H Me
2-914 Het(I) F H H
2-915 Het(I) H H H
2-916 Het(J) H H Me
2-917 Het(J) F H H
2-918 Het(J) H H H
2-919 Het(K) H H Me
2-920 Het(K) F H H
2-921 Het(K) H H H
2-922 1-Et-4-Pyrazo F H Me
2-923 1-Et-4-Pyrazo F Me Me 。
―――――――――――――――――――――――――――――
(表3)
Figure 2006104191
―――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R1 R2 R4
―――――――――――――――――――――――――
3-1 4-OMe-C6H4 H Me
3-2 4-OMe-C6H4 H H
3-3 4-OMe-C6H4 Me Me
3-4 4-OMe-C6H4 Me H
3-5 4-OMe-C6H4 F Me
3-6 4-OMe-C6H4 F H
3-7 4-OMe-C6H4 Cl Me
3-8 4-OMe-C6H4 Cl H
3-9 4-NH2-C6H4 H Me
3-10 4-NH2-C6H4 H H
3-11 4-NH2-C6H4 Me Me
3-12 4-NH2-C6H4 Me H
3-13 4-NH2-C6H4 F Me
3-14 4-NH2-C6H4 F H
3-15 4-NH2-C6H4 Cl Me
3-16 4-NH2-C6H4 Cl H
3-17 4-SMe-C6H4 H Me
3-18 4-SMe-C6H4 H H
3-19 4-SMe-C6H4 Me Me
3-20 4-SMe-C6H4 Me H
3-21 4-SMe-C6H4 F Me
3-22 4-SMe-C6H4 F H
3-23 4-SMe-C6H4 Cl Me
3-24 4-SMe-C6H4 Cl H
3-25 4-SOMe-C6H4 H Me
3-26 4-SOMe-C6H4 H H
3-27 4-SOMe-C6H4 Me Me
3-28 4-SOMe-C6H4 Me H
3-29 4-SOMe-C6H4 F Me
3-30 4-SOMe-C6H4 F H
3-31 4-SOMe-C6H4 Cl Me
3-32 4-SOMe-C6H4 Cl H
3-33 4-SO2Me-C6H4 H Me
3-34 4-SO2Me-C6H4 H H
3-35 4-SO2Me-C6H4 Me Me
3-36 4-SO2Me-C6H4 Me H
3-37 4-SO2Me-C6H4 F Me
3-38 4-SO2Me-C6H4 F H
3-39 4-SO2Me-C6H4 Cl Me
3-40 4-SO2Me-C6H4 Cl H
3-41 4-NHSO2Me-C6H4 H Me
3-42 4-NHSO2Me-C6H4 H H
3-43 4-NHSO2Me-C6H4 Me Me
3-44 4-NHSO2Me-C6H4 Me H
3-45 4-NHSO2Me-C6H4 F Me
3-46 4-NHSO2Me-C6H4 F H
3-47 4-NHSO2Me-C6H4 Cl Me
3-48 4-NHSO2Me-C6H4 Cl H
3-49 4-NHSO2Et-C6H4 H Me
3-50 4-NHSO2Et-C6H4 H H
3-51 4-NHSO2Et-C6H4 Me Me
3-52 4-NHSO2Et-C6H4 Me H
3-53 4-NHSO2Et-C6H4 F Me
3-54 4-NHSO2Et-C6H4 F H
3-55 4-NHSO2Et-C6H4 Cl Me
3-56 4-NHSO2Et-C6H4 Cl H
3-57 4-NHSO2cPr-C6H4 H Me
3-58 4-NHSO2cPr-C6H4 H H
3-59 4-NHSO2cPr-C6H4 Me Me
3-60 4-NHSO2cPr-C6H4 Me H
3-61 4-NHSO2cPr-C6H4 F Me
3-62 4-NHSO2cPr-C6H4 F H
3-63 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl Me
3-64 4-NHSO2cPr-C6H4 Cl H
3-65 4-SO2NH2-C6H4 H Me
3-66 4-SO2NH2-C6H4 H H
3-67 4-SO2NH2-C6H4 Me Me
3-68 4-SO2NH2-C6H4 Me H
3-69 4-SO2NH2-C6H4 F Me
3-70 4-SO2NH2-C6H4 F H
3-71 4-SO2NH2-C6H4 Cl Me
3-72 4-SO2NH2-C6H4 Cl H
3-73 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H Me
3-74 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 H H
3-75 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me Me
3-76 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Me H
3-77 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F Me
3-78 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 F H
3-79 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl Me
3-80 4-[CONH-(4-Morpho)]-C6H4 Cl H
3-81 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H Me
3-82 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 H H
3-83 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me Me
3-84 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Me H
3-85 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F Me
3-86 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 F H
3-87 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl Me
3-88 4-[CONH-(4-Me-1-Pipera)]-C6H4 Cl H
3-89 3-Thi H Me
3-90 3-Thi H H
3-91 3-Thi Me Me
3-92 3-Thi Me H
3-93 3-Thi F Me
3-94 3-Thi F H
3-95 3-Thi Cl Me
3-96 3-Thi Cl H
3-97 2-Pyrro H Me
3-98 2-Pyrro H H
3-99 2-Pyrro Me Me
3-100 2-Pyrro Me H
3-101 2-Pyrro F Me
3-102 2-Pyrro F H
3-103 2-Pyrro Cl Me
3-104 2-Pyrro Cl H
3-105 5-CONH2-2-Py H Me
3-106 5-CONH2-2-Py H H
3-107 5-CONH2-2-Py Me Me
3-108 5-CONH2-2-Py Me H
3-109 5-CONH2-2-Py F Me
3-110 5-CONH2-2-Py F H
3-111 5-CONH2-2-Py Cl Me
3-112 5-CONH2-2-Py Cl H
3-113 4-SO2Et-C6H4 H Me
3-114 4-NHCOMe-C6H4 H Me
3-115 4-NHCOCMe2OH-C6H4 H Me
3-116 4-NHCOCMe2OCOMe-C6H4 H Me
3-117 4-CONH2-C6H4 H Me
3-118 3-CONH2-C6H4 H Me
3-119 4-CONHCH2CH2OH-C6H4 H Me
3-120 4-SO2NHMe-C6H4 H Me
3-121 4-[CO-(4-Morpho)]-C6H4 H Me
3-122 4-[SO2-(4-Morpho)]-C6H4 H Me
3-123 3-Fur H Me
3-124 2-OMe-5-Py H Me
3-125 4-Py H Me
3-126 1-Me-4-Pyrazo F Me
3-127 1-Me-4-Pyrazo F H
3-128 5-(4-Morpho)-2-Py F Me
3-129 5-(4-Morpho)-2-Py F Me
3-130 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F Me
3-131 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F Me
3-132 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F Me
3-133 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F Me
3-134 2-(4-Morpho)-5-Py F Me
3-135 2-(4-Morpho)-5-Py F Me
3-136 1-Me-4-imidazo F Me
3-137 1-Me-4-imidazo F Me
3-138 5-(4-Morpho)-2-Py H Me
3-139 5-(4-Morpho)-2-Py F H
3-140 5-(4-Morpho)-2-Py H H
3-141 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py H Me
3-142 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py F H
3-143 5-(4-Me-1-Pipera)-2-Py H H
3-144 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py H Me
3-145 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py F H
3-146 2-(4-Me-1-Pipera)-5-Py H H
3-147 2-(4-Morpho)-5-Py H Me
3-148 2-(4-Morpho)-5-Py F H
3-149 2-(4-Morpho)-5-Py H H
3-150 1-Me-4-imidazo H Me
3-151 1-Me-4-imidazo F H
3-152 1-Me-4-imidazo H H 。
―――――――――――――――――――――――――
表1乃至表3において、好適な化合物は、化合物番号1−1、1−13、1−15、1−25、1−37,1−39、1−49、1−61,1−63、1−73、1−85,1−87、1−97、1−109、1−111、1−121、1−133、1−135、1−145、1−157、1−159、1−181、1−183、1−193、1−205、1−207、1−217、1−229、1−231、1−241、1−253、1−255、1−265、1−277、1−279、1−289、1−301、1−303、1−313、1−325、1−327、1−343、1−361、1−373、1−403、1−409、1−505、1−508、1−514、1−520、1−523、1−526、1−529、1−532、1−533、1−534、1−535、1−536、1−539、1−551、1−553、1−555、1−563、1−575、1−577、1−588、1−589、1−592、1−604、1−606、1−616、1−622、1−624、1−628、1−634、1−636、1−646、1−652、1−658、1−660、1−670、1−672、1−676、1−679、1−681、1−682、1−683、1−684、1−685、1−686、1−687、1−688、1−689、1−691、1−692、1−693、1−694、1−697、1−699、1−701、1−703、1−705、1−707、1−709、1−711、1−713、1−715、1−717、1−719、1−721、1−723、1−724、1−725、1−727、1−733、1−735、1−737、1−739、1−741、1−742、1−744、1−748、1−750、1−756、1−757、1−759、1−764、1−765、1−767、1−769、1−771、1−773、1−774、1−775、1−777、1−779、1−780、1−781、1−782、1−783、1−784、1−785,1−787、1−789、1−790、1−791、1−792、1−793、1−796、1−797、1−798、1−799、1−800、1−801、1^802、1−803、1−805、1−806、1−808、1−809、1−811、1−812、1−794、1−795、2−109、2−380、2−388、2−396、2−404、2−408、2−412、2−413、2−420、2−428,2−436、2−444、2−452、2−460、2−468、2−476、2−484、2−490、2−494、2−498、2−502、2−506、2−510、2−514、2−518、2−522、2−526、2−530、2−534、2−538、2−550、2−572、2−584、2−596、2−598、2−600、2−602、2−604、2−606、2−608、2−610、2−614、2−616、2−618、2−620、2−622、2−624、2−628、2−630、2−632、2−634、2−636、2−638、2−640、2−642、2−644、2−646、2−648、2−650、2−652、2−654、2−656、2−658、2−660、2−662、2−663、2−664、2−666、2−668、2−670、2−672、2−674、2−676、2−678、2−680、2−682、2−684、2−686、2−688、2−690、2−691、2−692、2−693、2−694、2−695、2−696、2−697、2−698、2−699、2−700、2−702、2−704、2−706、2−708、2−710、2−712、2−716、2−718、2−720、2−722、2−724、2−726、2−728、2−730、2−733、2−734、2−739、2−740、2−749、2−751、2−752、2−754、2−755、2−757、2−758、2−763、2−764、2−767、2−770、2−793、2−794、2−796、2−797、2−799、2−800、2−802、2−803、2−805、2−806、2−811、2−812、2−814、2−815、2−817、2−818、2−820、2−821、2−832、2−833、2−838、2−839、2−847、2−848、2−856、2−857、2−859、2−860、2−862、2−863、2−865、2−866、2−868、2−869、2−871、2−872、2−874、2−875、2−877、2−878、2−880、2−881、2−883、2−884、2−886、2−887、2−889、2−890、2−892、2−893、2−895、2−896、2−904、2−905、2−907、2−908、2−913、2−914、2−919、2−920、2−922、3−5、3−13、3−21、3−29、3−33、3−37、3−45、3−53、3−61、3−69、3−77、3−85、3−93、3−101、3−109、3−126、3−127、2−128、3−129、3−130、3−131、3−132、3−133、3−134、3−136、3−137、3−139、3−140、3−142、3−143、3−145又は3−146であり、
より好適な化合物は、化合物番号1−109、1−181、1−205、1−229、1−241、1−253、1−301、1−551、1−575、1−588、1−592、1−604、1−622、1−634、1−658、1−670、1−683、1−699、1−701、1−705、1−707、1−711、1−721、1−723、1−725、1−727、1−733、1−735、1−737、1−741、1−744、1−757、1−759、1−767、1−769、1−771、1−773、1−775、1−793、1−794、1−796、1−798、1−800、2−412、2−444、2−452、2−476、2−518、2−550、2−598、2−600、2−602、2−604、2−606、2−608、2−614、2−616、2−620、2−622、2−624、2−628、2−634、2−638、2−642、2−644、2−646、2−648、2−650、2−652、2−656、2−662、2−668、2−674、2−680、2−682、2−686、2−690、2−692、2−694、2−696、2−698、2−700、2−702、2−704、2−706、2−708、2−710、2−712、2−718、2−720、2−724、2−726、2−728、2−922、3−69、3−126、3−128、3−129、3−130、3−131又は3−132であり、
更により好適な化合物は、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−109)、
2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号1−205)、
N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−229)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−301)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−683)、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−699)、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−723)、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−725)、
2−{5−[3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−737)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−769)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−775)、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−412)、
2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−444)、
2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−518)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−598)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−600)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−608)、
(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール(化合物番号2−616)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾ−ル−3−イル}ピリジン(化合物番号2−622)、
5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド(化合物番号2−628)、
2’−フルオロ−N,N−ジメチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−644)、
(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メタノール(化合物番号2−646)、
2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−650)、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−652)、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エタノール(化合物番号2−656)、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール(化合物番号2−662)、
4−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)モルホリン(化合物番号2−690)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−698)、
2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−724)、又は
5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン(化合物番号3−126)
であり、
特に好適な化合物は、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−683)、
2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−725)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−769)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−775)、
2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−412)、
2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−444)、
2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−518)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−600)、
(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール(化合物番号2−616)、
5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド(化合物番号2−628)、
2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−650)、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−652)、
2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール(化合物番号2−662)、
2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−698)、又は
2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−724)
である。
本発明の前記一般式(I)を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れたコラーゲン合成阻害活性を有する強力かつ選択的な非ペプチド阻害物質として機能し、したがって、線維症(例えば、慢性腎疾患、急性腎疾患、糖尿病性腎障害、肝線維症、肺線維症又は皮膚線維症)が主な要素である疾患などの病態の予防及び/又は治療(例えば、線維症が主な要素である腎疾患、肝線維症、肺線維症又は皮膚線維症)において有用である。
本発明の一般式(I)を有する化合物は、以下に記載する方法に従って製造することができる。
A法は、一般式(I−A)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R及びRは、前述したものと同意義を示し、R1aは、Rの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、Rの基の定義における基と同様の基を示し、Rは、C−Cアルキル基(好適には、メチル基である。)を示す。
第A1工程
本工程は、一般式(X)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、有機金属試薬の存在下、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(VIII)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(IX)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される有機金属試薬は、例えば、ブチルリチウム、ヘキサメチルジシラザンナトリウム、カリウムヘキサメチルジシラジド、リチウムヘキサメチルジシラジド、リチウムジイソプロピルアミド、エチルマグネシウムブロミド又はイソプロピルマグネシウムブロミドであり、好適には、ヘキサメチルジシラザンアルカリ金属塩であり、より好適には、ヘキサメチルジシラザンナトリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−78℃乃至60℃であり、好適には−30℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至3時間である。
第A2工程
本工程は、一般式(XII)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(iii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、酸の存在下、一般式(X)を有する化合物を、亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸t−ブチルと反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;これらの混合溶媒;又は水であり、好適には、エーテル類、アルコール類又は水であり、より好適には、テトラヒドロフラン又は水である。
本工程において使用される酸は、例えば、塩化水素ガス若しくは臭化水素ガスのようなハロゲン化水素類;硫酸、臭化水素酸若しくは塩酸のような鉱酸類;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸若しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機スルホン酸類;酢酸、蟻酸若しくはトリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなルイス酸;又は、酸性イオン交換樹脂であり、好適には、鉱酸類であり、より好適には、塩酸であり、更により好適には、濃塩酸である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
(ii)本工程は、カルボン酸類中、酢酸アンモニウムの存在下、前記(i)で得られた化合物を、一般式(XI)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用されるカルボン酸は、例えば、酢酸、蟻酸、プロピオン酸、ブチリル酸又はトリフルオロ酢酸であり、好適には、酢酸である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用されるカルボン酸類等により異なるが、通常、20℃乃至150℃であり、好適には80℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用されるカルボン酸類、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至48時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
(iii)本工程は、不活性溶媒中、前記(ii)で得られた化合物を、還元剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。
本工程において使用される還元剤は、例えば、三塩化チタンの様な金属塩類;3塩化リン、トリエチルホスファイトの様なリン化合物であり、好適には、金属塩類であり、より好適には、10%三塩化チタン(20−30%塩酸水溶液)である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至48時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第A3工程
本工程は、一般式(I−A)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XII)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIII)を有する化合物と反応(例えば、"Organometallics in Synthesis, A manual"; Wiley and Sons Ltd.: England; 2002)させた後、所望によりR1aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類又はエーテル類であり、より好適には、エーテル類であり、更に好適には、1,2−ジメトキシエタンである。
本工程において使用されるパラジウム触媒は、例えば、2価のパラジウム触媒又は0価のパラジウム触媒であり、好適には、パラジウム−活性炭素、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、パラジウム黒、臭化パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、沃化パラジウム(II)、シアン化パラジウム(II)、硝酸パラジウム(II)、酸化パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、アセチルアセトンパラジウム(II)、硫化パラジウム(II)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、テトラフルオロボレート又は塩化アリルパラジウムダイマーであり、より好適には、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)であり、更により好適には、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。
本工程において使用される無機塩基は、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;又は、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムのようなアルカリ金属リン酸塩類であり、好適には、アルカリ金属リン酸塩類又はアルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、リン酸カリウム又は炭酸ナトリウムであり、更により好適には、リン酸カリウムの水和物又は2規定炭酸ナトリウム水溶液である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、20℃乃至150℃であり、好適には80℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至72時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
B法は、前記A法とは別途に、一般式(I−A)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R及びR1aは、前述したものと同意義を示す。
第B1工程
本工程は、一般式(XV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記A法第A2工程で得られた一般式(XII)を有する化合物を、ビス(ピナコレート)ジボロン(XIV)と反応させることにより行なわれる(例えば、Org. Lett. 20(2), 3201-3204(2000))。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、スルホキシド類又はアミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程において使用されるパラジウム触媒は、例えば、2価のパラジウム触媒又は0価のパラジウム触媒であり、好適には、パラジウム−活性炭素、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、パラジウム黒、臭化パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、沃化パラジウム(II)、シアン化パラジウム(II)、硝酸パラジウム(II)、酸化パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、アセチルアセトンパラジウム(II)、硫化パラジウム(II)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、テトラフルオロボレート又は塩化アリルパラジウムダイマーであり、より好適には、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)であり、更により好適には、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックスである。
本工程において使用される無機塩基は、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リチウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;又は、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムのようなアルカリ金属リン酸塩類であり、好適には、アルカリ金属酢酸塩類であり、より好適には、酢酸カリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、20℃乃至150℃であり、好適には60℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至72時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第B2工程
本工程は、一般式(I−A)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XV)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVI)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR1aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
C法は、一般式(I−A)を有する化合物において、Rの置換されているC−C10アリール基及び置換されていてもよい複素環基の置換基の変換方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R及びRは、前述したものと同意義を示し、Eは、C−C10アリール基又は複素環基を示す。
第C1工程
本工程は、一般式(I−B)を有する化合物の置換基Rを一般式(I−C)を有する化合物の置換基Rに変換する工程である。
(a)Rがシアノ基であり、Rがカルバモイル基である場合
本工程は、不活性溶媒中、一般式(I−B)を有する化合物を、塩基と反応させることにより行われる(例えば、Tetrahedron Lett.41,3747(2000))。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、ジオキサンである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、アルカリ金属トリアルキルシロキシド類であり、より好適には、カリウムトリメチルシロキシドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃であり、好適には、20℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には、1時間乃至24時間である。
(b)Rが式CO6bで表わされる基(R6bは、C−Cアルキル基を示す。)であり、Rがカルボキシル基である場合
本工程は、不活性溶媒中、一般式(I−B)を有する化合物を、塩基と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、水であり、好適には、アルコール類、エーテル類、又は、水であり、より好適には、エタノール、テトラヒドロフラン、又は、水である。必要に応じて、混合溶媒(混合比は1:100〜100:1である。)とすることができる。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類であり、好適には、アルカリ金属水酸化物類であり、より好適には、水酸化ナトリウムである。必要に応じて、水溶液(例えば、1%〜50%であり、好適には、3%〜20%である。)として用いることができる。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至130℃であり、好適には、20℃乃至100℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0.5時間乃至12時間であり、好適には、1時間乃至5時間である。
(c)Rがカルボキシル基であり、Rがクロロカルボニル基である場合
本工程は、不活性溶媒中、一般式(I−B)を有する化合物を、塩素化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、芳香族炭化水素類であり、より好適には、ベンゼン又はトルエンである。
本工程において使用される塩素化剤は、例えば、塩酸のような無機酸;塩素のようなハロゲン分子類;三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リンのようなリン試薬類;塩化オキサリルのようなカルボン酸塩化物;塩化チオニル、トルエンスルホン酸クロリドのようなスルフィン酸試薬類;又は、塩化スルホニルのようなスルホン酸試薬類であり、好適には、スルフィン酸試薬類又はカルボン酸塩化物類であり、より好適には、塩化チオニル又はシュウ酸塩化物であり、更により好適には、塩化チオニルである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至130℃であり、好適には、20℃乃至100℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至12時間であり、好適には、1時間乃至5時間である。
(d)Rがクロロカルボニル基であり、Rがヒドロキシアミノ基、式CONHRで表わされる基(Rは、前述したものと同意義を示す。)又は式CONR6d7dで表わされる基(R6d及びR7dは、R6dとR7dが一緒になって、それらが結合している窒素原子を含めて形成する、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基を示す。)である場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(I−B)を有する化合物を、アミノ化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、塩化メチレンである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミン又はピリジンである。
本工程において使用されるアミノ化剤は、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られるアミノ化合物であり、例えば、一般式HNHRで表される化合物又は一般式HNR6d7dで表される化合物であり、好適には、N−アミノモルホリン、1−アミノ−4−メチルピペラジン、1−メチルピペラジン、モルホリン又はエタノールアミンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至130℃であり、好適には、20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.1時間乃至12時間であり、好適には、0.5時間乃至5時間である。
(e)Rがニトロ基であり、Rがアミノ基である場合
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒の存在下、一般式(I−B)を有する化合物を、水素雰囲気下反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。
本工程において使用されるパラジウム触媒は、例えば、2価のパラジウム触媒又は0価のパラジウム触媒であり、好適には、パラジウム−活性炭素、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、パラジウム黒、臭化パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、沃化パラジウム(II)、シアン化パラジウム(II)、硝酸パラジウム(II)、酸化パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、アセチルアセトンパラジウム(II)、硫化パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)テトラフルオロボレート又は塩化アリルパラジウムダイマーであり、より好適には、パラジウム−活性炭素である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至130℃であり、好適には、10℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には、1時間乃至12時間である。
(f)Rがアミノ基であり、Rが式NHCORで表される基(Rは、前述したものと同意義を示す。)である場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(I−B)を有する化合物を、カルボニル化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、塩化メチレンである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミン又はピリジンである。
本工程において使用されるカルボニル化剤は、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られるカルボニル化合物であり、例えば、一般式RCOClで表される化合物又は一般式(RCO)Oで表される化合物であり、好適には、無水酢酸、アセチルクロリド又は2−アセトキシ酪酸クロリドである
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至80℃であり、好適には、0℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.1時間乃至24時間であり、好適には、0.5時間乃至12時間である。
(g)Rがアミノ基であり、Rがホルミルアミノ基である場合
本工程は、既知の方法(例えば、J. Med. Chem. 46 (2), 237-243 (2003)等に記載の方法)に準じて行われる。
(h)Rがアミノ基であり、Rが式NHSORで表される基(Rは、前述したものと同意義を示す。)である場合
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(I−B)を有する化合物を、スルホニル化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、塩化メチレンである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミン又はピリジンである。
本工程において使用されるスルホニル化剤は、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られるスルホニル化合物であり、例えば、一般式RSOClで表される化合物又は一般式(RSOOで表される化合物であり、好適には、無水メタンスルホニル、メタンスルホニルクロリド、エタンスルホニルクロリド又はシクロプロピルスルホニルクロリドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至80℃であり、好適には、0℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.1時間乃至24時間であり、好適には、0.5時間乃至12時間である。
(i)Rがアミノ基であり、Rがアミノスルホニルアミノ基である場合
本工程は、既知の方法(例えば、J. Chem. Soc. Perkin Trans 2, 1851-1854 (1984)等に記載の方法)に準じて行われる。
(j)Rが(4−チオモルホリノ)カルボニル基であり、Rが(1−オキシド−4−チオモルホリノ)カルボニル基又は(1,1−ジオキシド−4−チオモルホリノ)カルボニル基である場合
本工程は、不活性溶媒中、一般式(I−B)を有する化合物を、酸化剤と反応させる方法(例えば、M. Hudlicky, in "Oxidations in organic chemistry"; American Chemical Society: Washington, DC; 1990等に記載の方法)に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、塩化メチレンである。
本工程において使用される酸化剤は、例えば、m−クロロ過安息香酸の様な有機過酸化物;過酸化水素水、過ヨウ素酸金属塩類又はオキソンのような無機酸化剤であり、好適には、m−クロロ過安息香酸である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
(k)Rが式SRで表わされる基であり、Rが式SORで表わされる基又は式SORで表わされる基である場合(Rは、前述したものと同意義を示す。)
本工程は、不活性溶媒中、一般式(I−B)を有する化合物を、酸化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、エーテル類、又はハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジオキサン、又は塩化メチレンである。
本工程において使用される酸化剤は、例えば、m−クロロ過安息香酸の様な有機過酸化物;過酸化水素水、過ヨウ素酸金属塩類又はオキソンのような無機酸化剤であり、好適には、有機過酸化物、又は過ヨウ素酸金属塩類であり、より好適にはm−クロロ過安息香酸、又は過ヨウ素酸ナトリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至150℃であり、好適には、20℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には、1時間乃至24時間である。
D法は、一般式(I−C)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R及びEは、前述したものと同意義を示し、R7aは、Rの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、Rの基の定義における基と同様の基を示す。
第D1工程
本工程は、一般式(XVIII)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVII)を有する化合物の置換基Rを一般式(XVIII)を有する化合物の置換基R7aに変換する工程であり、前記C法の第C1工程と同様に行われた後、所望によりRにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基を保護することにより行なわれる。
第D2工程
本工程は、一般式(I−C)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記A法第A2工程で得られる一般式(XII)を有する化合物を、一般式(XVIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR7aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
E法は、前記D法とは別途に、一般式(I−C)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R、R7a及びEは、前述したものと同意義を示す。
第E1工程
本工程は、一般式(XX)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIX)を有する化合物の置換基Rを一般式(XX)を有する化合物の置換基R7aに変換する工程であり、前記C法の第C1工程と同様に行われた後、所望によりRにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基を保護することにより行なわれる。
第E2工程
本工程は、一般式(I−C)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記B法第B1工程で得られる一般式(XV)を有する化合物を、一般式(XX)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR7aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
F法は、一般式(I−D)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R及びEは、前述したものと同意義を示し、Rは、式SONHRで表わされる基(Rは、前述したものと同意義を示す。)、式SONR6d7dで表わされる基(R6d及びR7dは、前述したものと同意義を示す。)又は式SONR6f7fで表わされる基(R6f及びR7fは、同一又は異なって、C−Cアルキルを示す。)を示す。
第F1工程
本工程は、一般式(XXIII)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXI)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXII)を有する化合物(アミノ化合物)と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、塩化メチレンである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;又は、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、アルカリ金属炭酸水素塩類又は有機塩基類であり、より好適には、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミン又はピリジンであり、更により好適には、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液である。
本工程において使用されるアミノ化合物は、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られるアミノ化合物であり、例えば、一般式HNHRで表される化合物、一般式HNR6d7dで表される化合物又は一般式HNR6f7fで表される化合物であり、好適には、N−アミノモルホリン、1−アミノ−4−メチルピペラジン、1−メチルピペラジン、モルホリン、2Mジメチルアミン溶液(テトラヒドロフラン溶液)又は40%メチルアミン水溶液である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第F2工程
本工程は、一般式(I−D)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記B法第B1工程で得られる一般式(XV)を有する化合物を、一般式(XXIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれる。
G法は、一般式(I−E)を有する化合物及び一般式(I−F)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R、R、R1a、R7a及びEは、前述したものと同意義を示し、Xは、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり、好適には、沃素原子である。)を示す。
第G1工程
本工程は、一般式(XXVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、有機金属試薬の存在下、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXV)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、アルカリ金属アルコキシド類であり、より好適には、カリウム−t−ブトキシドである。本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−78℃乃至80℃であり、好適には0℃乃至65℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第G2工程
本工程は、一般式(XXVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXVI)を有する化合物を、酸若しくは塩基(好適には、酸)存在下又は非存在下、加熱させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;水;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、水である。
本工程において使用される酸は、塩酸、硫酸のような鉱酸類であり、好適には濃塩酸である。
本工程において使用される塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物類である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、80℃乃至180℃であり、好適には100℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には6時間乃至12時間である。
第G3工程
本工程は、一般式(XXVIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXVII)を有する化合物を、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールと反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃であり、好適には20℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第G4工程
本工程は、一般式(XXIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXVIII)を有する化合物を、ヒドラジンと反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、エタノールである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至80℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至18時間である。
第G5工程
本工程は、一般式(XXXI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXIX)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXX)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミド、である。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、アルカリ金属水素化物類であり、より好適には、水素化ナトリウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−78℃乃至80℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
第G6工程
本工程は、一般式(I−E)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXI)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR1aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
第G7工程
本工程は、一般式(I−F)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXI)を有する化合物を、前記D法第D2工程で得られる一般式(XVIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR7aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
H法は、一般式(I−E)を有する化合物、一般式(I−F)を有する化合物及び一般式(I−G)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R、R、R1a、R7a及びEは、前述したものと同意義を示す。
第H1工程
本工程は、一般式(XXXII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記G法第G4工程で得られた一般式(XXXI)を有する化合物を、ビス(ピナコレート)ジボロン(XIV)と反応させることにより前記B法第B1工程と同様に行なわれる。
第H2工程
本工程は、一般式(I−E)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXII)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVI)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR1aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
第H3工程
本工程は、一般式(I−F)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXII)を有する化合物を、前記E法第E1工程で得られる一般式(XX)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR7aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
第H4工程
本工程は、一般式(I−G)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXII)を有する化合物を、前記F法第F1工程で得られる一般式(XXIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれる。
I法は、一般式(I−H)を有する化合物において、Rの置換されているC−C10アリール基及び置換されていてもよい複素環基の置換基の変換方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R及びEは、前述したものと同意義を示す。
第I1工程
本工程は、一般式(I−F)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、一般式(I−H)を有する化合物の置換基Rを一般式(I−F)を有する化合物の置換基Rに変換する工程であり、前記C法の第C1工程と同様に行なわれる。
J法は、一般式(I−I)を有する化合物及び一般式(I−J)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R1a、R7a及びEは、前述したものと同意義を示す。
第J1工程
本工程は、一般式(XXXIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、前記G法第G2工程で得られる一般式(XXVII)を有する化合物を、臭素化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;蟻酸、酢酸のようなカルボン酸類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、クロロホルムである。
本工程において使用される臭素化剤は、例えば、臭酸のような無機酸;臭素のようなハロゲン分子類;三臭化リン、五臭化リン、オキシ臭化リンのようなリン試薬類;臭化オキサリルのようなカルボン酸臭化物;臭化チオニル、トルエンスルホン酸ブロマイドのようなスルフィン酸試薬類;N−ブロモスクシンイミドのようなスクシンイミド試薬類;又は、臭化スルホニルのようなスルホン酸試薬類であり、好適には、ハロゲン分子類であり、より好適には、臭素である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至65℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至3時間である。
第J2工程
本工程は、一般式(XXXV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXXIII)を有する化合物を、チオ尿素(XXXIV)と反応させることにより行われる(例えば、Bioorg. Med. Chem. Lett., 8, 3153 (1998))。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、エタノールである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至120℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至3時間である。
第J3工程
本工程は、一般式(I−I)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXV)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR1aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
第J4工程
本工程は、一般式(I−J)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXV)を有する化合物を、前記D法第D2工程で得られる一般式(XVIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR7aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。

K法は、一般式(I−I)を有する化合物、一般式(I−J)を有する化合物及び一般式(I−K)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R、R、R1a、R7a及びEは、前述したものと同意義を示す。
第K1工程
本工程は、一般式(XXXVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記J法第J2工程で得られた一般式(XXXV)を有する化合物を、ビス(ピナコレート)ジボロン(XIV)と反応させることにより前記B法第B1工程と同様に行なわれる。
第K2工程
本工程は、一般式(I−I)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXVI)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVI)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR1aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
第K3工程
本工程は、一般式(I−J)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXVI)を有する化合物を、前記E法第E1工程で得られる一般式(XX)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれた後、所望によりR7aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
第K4工程
本工程は、一般式(I−K)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、一般式(XXXVI)を有する化合物を、前記F法第F1工程で得られる一般式(XXIII)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれる。
L法は、一般式(I−L)を有する化合物において、Rの置換されているC−C10アリール基及び置換されていてもよい複素環基の置換基の変換方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R、R及びEは、前述したものと同意義を示す。
第L1工程
本工程は、一般式(I−J)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、一般式(I−L)を有する化合物の置換基Rを一般式(I−J)を有する化合物の置換基Rに変換する工程であり、前記C法の第C1工程と同様に行なわれる。所望によりチアゾール基のアミノ基を保護することにより行なわれ、反応後、脱保護する。
M法は、一般式(I−M)を有する化合物、一般式(I−N)を有する化合物及び一般式(I−O)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R、R及びEは、前述したものと同意義を示す。NR6g7gは、式NHRで表わされる基(Rは、前述したものと同意義を示す。)、式NR6d7dで表わされる基(R6d及びR7dは、前述したものと同意義を示す。)、又は、式NR6f7fで表わされる基(R6f及びR7fは、前述したものと同意義を示す。)を示す。
第M1工程
本工程は、一般式(XXXIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下(好適には、非存在下)、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVII)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVIII)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類類であり、より好適には、塩化メチレンである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至12時間である。
第M2工程
本工程は、一般式(I−M)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記A法第A2工程で得られる一般式(XII)を有する化合物を、一般式(XXXIX)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれる。
第M3工程
本工程は、一般式(I−N)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記G法第G4工程で得られた一般式(XXXI)を有する化合物を、一般式(XXXIX)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれる。
第M4工程
本工程は、一般式(I−O)を有する化合物を、製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び無機塩基の存在下、前記J法第J2工程で得られた一般式(XXXV)を有する化合物を、一般式(XXXIX)を有する化合物と反応させることにより前記A法第A3工程と同様に行なわれる。
N法は、前記A法、B法、D法、E法、F法、G法、H法、J法及びK法とは別途に、複素環(ここでは、イミダゾール環)の炭素原子がベンゼン環と結合している、一般式(I−P)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R及びAは、前述したものと同意義を示し、Rは、式R−L−で表される基を示し、R9aは、Rの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、Rの基の定義における基と同様の基を示す。
第N1工程
本工程は、一般式(XLI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XL)を有する化合物を、メチルグリニャール試薬と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類であり、より好適には、ジエチルエーテル又はテトラヒドロフランである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至70℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至8時間である。
第N2工程
本工程は、一般式(XLII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中あるいは無溶媒下で、一般式(XLI)を有する化合物を、ジメチルスルホキシド及びハロゲン化水素類と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、スルホキシド類であり、より好適には、ジメチルスルホキシドである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、20:80〜80:20である。)とすることができる。
本工程において使用されるハロゲン化水素類は、臭化水素水又はで塩酸あり、好適には、臭化水素水である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、20℃乃至130℃であり、好適には60℃乃至100℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至12時間であり、好適には1時間乃至6時間である。
第N3工程
本工程は、一般式(I−P)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XLII)を有する化合物を、グリオキシル酸一水和物及び酢酸アンモニウムと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸、蟻酸、トリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノール又はエタノールである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、90:10〜10:90である。)とすることができる。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には25℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至6時間である。
第N4工程
本工程は、一般式(I−Q)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XLII)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XLIII)を有する化合物及びアンモニア水と反応させた後、所望によりR9aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸、蟻酸、トリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールあるいはエタノールである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、90:10〜10:90である。)とすることができる。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には25℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至6時間である。
なお、一般式(XL)を有する化合物であるか一般式(XL)を有する化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる化合物を用いて、公知の方法と同様にして、イミダゾール環以外でも、複素環の炭素原子がベンゼン環と結合している化合物を合成できる。
O法は、前記N法の出発化合物である一般式(XL)を有する化合物のうち、Aが式(II)で表される基である一般式(XL−O)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R、R及びRは、前述したものと同意義を示す。
第O1工程
本工程は、一般式(XLV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XLIV)を有する化合物を、アニリン及び亜リン酸ジフェニルと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、i-プロパノールである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至12時間であり、好適には2時間乃至6時間である。
第O2工程
本工程は、一般式(XLVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XLV)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XLVI)を有する化合物と反応させた後、更に塩酸水溶液等で酸性にすることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、エーテル類、アルコール類又はこれらの混合溶媒であり、より好適には、テトラヒドロフラン、i-プロパノール又はこれらの混合溶媒であり、更により好適には、テトラヒドロフランとi-プロパノールの混合溶媒である。
本工程において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類であり、好適には、アルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、炭酸セシウムである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至60℃であり、好適には10℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至6時間であり、好適には1時間乃至4時間である。
第O3工程
本工程は、一般式(XLVIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、酸の存在下、一般式(XLVII)を有する化合物を、亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸t−ブチルと反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;これらの混合溶媒;又は水であり、好適には、エーテル類、アルコール類又は水であり、より好適には、テトラヒドロフラン又は水である。
本工程において使用される酸は、例えば、塩化水素ガス若しくは臭化水素ガスのようなハロゲン化水素類;硫酸、臭化水素酸若しくは塩酸のような鉱酸類;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸若しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機スルホン酸類;酢酸、蟻酸若しくはトリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなルイス酸;又は、酸性イオン交換樹脂であり、好適には、鉱酸類であり、より好適には、塩酸であり、更により好適には、濃塩酸である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第O4工程
本工程は、一般式(XL−O)を有する化合物を製造する工程であり、(i)及び(ii)から成る。
(i)本工程は、カルボン酸類中、酢酸アンモニウムの存在下、一般式(XLVIII)を有する化合物を、公知化合物であるか公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XI)を有する化合物と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用されるカルボン酸は、例えば、酢酸、蟻酸、プロピオン酸、ブチリル酸又はトリフルオロ酢酸であり、好適には、酢酸である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用されるカルボン酸類等により異なるが、通常、20℃乃至150℃であり、好適には80℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用されるカルボン酸類、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至48時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、前記(i)で得られた化合物を、還元剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。
本工程において使用される還元剤は、例えば、三塩化チタンの様な金属塩類;3塩化リン、トリエチルホスファイトの様なリン化合物であり、好適には、金属塩類であり、より好適には、10%三塩化チタン(20−30%塩酸水溶液)である。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、−30℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間乃至48時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
P法は、前記N法の出発化合物である一般式(XL)を有する化合物のうち、Aが式(III)で表される基である一般式(XL−P)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R及びRは、前述したものと同意義を示す。
第P1工程
本工程は、一般式(XLIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、前記O法第O2工程で得られた一般式(XLVII)を有する化合物を、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至150℃であり、好適には20℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第P2工程
本工程は、一般式(XL−P)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XLIX)を有する化合物を、ヒドラジンと反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4−メチル−2−ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アルコール類であり、より好適には、エタノールである。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至80℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には1時間乃至18時間である。
Q法は、前記A法、B法、D法、E法、F法、G法、H法、J法及びK法とは別途に、複素環(ここでは、イミダゾール環)の窒素原子がベンゼン環と結合している、一般式(I−R)を有する化合物を製造する方法である。
Figure 2006104191
本発明において、R及びAは、前述したものと同意義を示す。
第Q1工程
本工程は、一般式(I−R)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、触媒及び無機塩基の存在下、一般式(L)を有する化合物を、フラスコ中加熱、封管中加熱、又はマイクロウェーブ反応装置中、式NHで表される基を有する複素環(例えば、上記式中では、イミダゾール環)又は平衡状態により式NHで表される基を生じる複素環と反応させることにより行なわれる。
本工程において使用される一般式(L)を有する化合物は、Aが式(II)で表される基である場合は前記A法第A2工程で得られる一般式(XII)を有する化合物であり、Aが式(III)で表される基である場合は前記G法第G4工程で得られる一般式(XXIX)及び前記G法第G5工程で得られる一般式(XXXI)を有する化合物であり、Aが式(IV)で表される基である場合は前記J法第J2工程で得られる一般式(XXXV)を有する化合物である。
本工程において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロインのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり、好適には、アミド類であり、より好適には、N−メチル−2−ピロリジノンである。
本工程において使用される触媒は、ニッケル触媒又は銅触媒であり、例えば、0価のニッケルやその錯体;0価の銅やその錯体;塩化銅(I)、臭化銅(I)、沃化銅(I)、トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)のような1価の銅塩;又は、臭化銅(II)、酢酸銅(II)、硫酸銅(II)のような2価の銅塩であり、好適には1価の銅塩であり、より好適には沃化銅(I)である。
本工程において使用される無機塩基は、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;又は、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムのようなアルカリ金属リン酸塩類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類であり、好適には、アルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、炭酸カリウムである。
本工程において使用される、式NHで表される基を有する複素環又は平衡状態により式NHで表される基を生じる複素環は、硫黄原子、酸素原子、窒素原子、スルフィニル基及び/又はスルホニル基を1乃至3個含む5乃至7員複素環であり、かつ式NHで表される基を有している又は平衡状態により式NHで表される基を生じていれば、特に限定はなく、ベンゼン環のような他の環式基と縮環していてもよく、例えば、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピロール、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピロリン、イミダゾリン、ヒドロキシピリジン、ヒドロキシピリミジン、ベンズイミダゾール、ベンズトリアゾール、インダゾール、インドール又はインドリンであり、これらの複素環は置換基を有していてもよい。
本工程における反応温度は、原料化合物、使用される不活性溶媒等により異なるが、通常、60℃乃至230℃であり、好適には100℃乃至180℃である。
本工程における反応時間は、原料化合物、使用される不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至8時間である。
上記の各工程において、反応終了後、各目的化合物を常法に従って、反応混合物から単離して精製して次の工程に用いてもよく、あるいは反応後の粗生成物をそのまま次の工程に用いてもよい。通常は、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水および水と混和しない有機溶媒(例えば、ベンゼン、ジエチルエーテル、酢酸エチル等)を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。
保護・脱保護が必要な工程は、既知の方法(例えば、”Protective Groups in Organic Synthesis” (Theodora W. Greene、Peter G. M.Wuts著、 1999年、A Wiley-Interscience Publication発行)等に記載の方法)に準じて行われる。
原料化合物(VIII)、(IX)、(XI)、(XIII)、(XIV)、(XVI)、(XVII)、(XIX)、(XXI)、(XXII)、(XXIV)、(XXV)、(XXX)、(XXXIV)、(XXXVII)、(XXXVIII)、(XLIII)、(XLIV)及び(XLVI)は、公知化合物であるか、或いは公知化合物を出発原料に公知の方法又はそれに類似した方法に従って容易に製造される。
上記において、R1a、R7a及びR9aの定義における「保護されてもよいアミノ基」、「保護されてもよいヒドロキシ基」及び「保護されてもよいカルボキシル基」の保護基とは、加水素分解、加水分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂し得る保護基をいい、有機合成化学で一般的に用いられる保護基を示す(例えば、T. W. Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Edition, John Wiley & Sons, Inc. (1999年)参照)。
上記において、R1a、R7a及びR9aの定義における「保護されてもよいヒドロキシ基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるヒドロキシ基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」であり、好適には、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキルカルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の「置換可アルキルカルボニル基」;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのようなC−Cアルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニソイルのようなC−Cアルコキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのようなC−Cアルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の「置換可アリールアシル基」;前記「C−Cアルコキシカルボニル基」、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ−(C−Cアルキル)シリル基で置換されたC−Cアルコキシカルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ−(C−Cアルキル)シリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような(C−Cアルキル)ジアリールシリル又はジ−(C−Cアルキル)アリールシリル基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルのようなC−Cアルコキシメチル基、2−メトキシエトキシメチルのようなC−CアルコキシC−Cアルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなC−Cハロゲン化アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのようなC−Cアルコキシエチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリ−ル基で置換されたC−Cアルキル基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのようなC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のアリ−ル基で置換されたC−Cアルキル基等の「アラルキル基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1又は2個のC−Cアルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていてもよい「アラルキルオキシカルボニル基」であり、好適には、置換可アルキルカルボニル基、シリル基又はアラルキル基である。
上記において、R1a、R7a及びR9aの定義における「保護されてもよいカルボキシル基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるカルボキシル基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、「カルボキシル基のエステルに斯かる一般的保護基」であり、好適には、前記「C−Cアルキル基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニルのような「C−Cアルケニル基」;エチニル、1−プロピニル、2−プロピニルのような「C−Cアルキニル基」;前記「C−Cハロゲン化アルキル基」;2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチルのようなヒドロキシ「C−Cアルキル基」;アセチルメチルのような「C−Cアルキルカルボニル」−「C−Cアルキル基」;前記「アラルキル基」;又は前記「シリル基」であり、好適には、C−Cアルキル基又はアラルキル基である。
上記において、R1a、R7a及びR9aの定義における「保護されてもよいアミノ基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるアミノ基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、前記「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」における、「アルキルカルボニル基」;「アリールカルボニル基」;「アルコキシカルボニル基」;「アルケニルオキシカルボニル基」;「アラルキルオキシカルボニル基」;「シリル基」;又は「アラルキル基」と同様な基を示すか或いはN,N−ジメチルアミノメチレン、ベンジリデン、4−メトキシベンジリデン、4−ニトロベンジリデン、サリシリデン、5−クロロサリシリデン、ジフェニルメチレン、(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンのような「シッフ塩基を形成する置換されたメチレン基」であり、好適には、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基又はアルコキシカルボニル基であり、最も好適には、アルコキシカルボニル基である。
本発明の前記一般式(I)を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を、医薬として使用する場合には、それ自体或は適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に投与することができる。
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルランのような有機系賦形剤;軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;及び、硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;及び、カルボキシルメチルスターチ、カルボキシルメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げることができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料及び香料等を挙げることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り1日下限0.0015mg/kg体重(好適には、0.008mg/kg体重)、上限70mg/kg体重(好適には、7mg/kg体重)を、静脈内投与の場合には、1回当り1日下限0.00015mg/kg体重(好適には、0.0008mg/kg体重)、上限8.5mg/kg体重(好適には、5mg/kg体重)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
以下に、実施例及び試験例を示し、本発明を更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定するものではない。
(実施例1)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド(化合物番号1−361)
(1a)1−(3−ブロモフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン
2,6−ルチジン6.4g(60mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、窒素雰囲気下、ヘキサメチルジシラザンナトリウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、90mL、90mmol)を−30℃で加えて1.5時間撹拌した後、3−ブロモ安息香酸エチル14g(60mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を加えて、室温で1.5時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製を行い、標記化合物9.3g(収率53%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.20 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.95 (1H, m), 7.65 (1H, m), 7.52 (1H, m), 7.31 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.04 (2H, m), 4.42 (2H, s), 2.53 (3H, s).
MS(ES) m/z: 289 (M + H)+.
(1b)2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
実施例(1a)で得られた1−(3−ブロモフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン9.3g(32mmol)をテトラヒドロフラン(80mL)に溶解し、濃塩酸(8mL)および亜硝酸t−ブチル4.2mL(35mmol)を加えて室温で1時間撹拌した。反応溶液を10%水酸化ナトリウム水溶液で中和して、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた粗生成物10gを酢酸(80mL)に溶解し、酢酸アンモニウム7.5g(97mmol)およびイソブチルアルデヒド4.6g(64mmol)を加えて1時間加熱還流した。反応溶液を減圧下留去して得られた残渣にアンモニア水を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物12gをメタノール(150mL)に溶解し、10%三塩化チタン70mL(20−30%塩酸水溶液、54mmol)を加えて室温で1時間撹拌した。反応溶液に氷冷下でアンモニア水を加え、反応混合物をセライト濾過した後、濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)を用いて精製し標記化合物8.9g(収率78%)を白色固体として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.35 (1H, brs), 7.82 (1H, t, J = 1.5 Hz), 7.55 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.45 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.24 (2H, t, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.14 (1H, m), 2.51 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 356 (M + H)+.
(1c)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.29g(0.80mmol)、4−シアノフェニルボロン酸0.24g(1.6mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.34g(1.3mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス62mg(0.076mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製した。得られた化合物0.32gを1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、カリウムトリメチルシロキシド0.32g(2.5mmol)を加えて4時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、得られた粗生成物に水とアセトニトリルを加えて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.15g(収率48%)を白色粉末として得た。
融点:130−131 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.07 (1H, brs), 7.91 (1H, s), 7.86 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.69 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.65 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.59 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.18 (1H, m), 2.56 (3H, s), 1.44 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 397 (M + H)+
(実施例2)3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−3−カルボキシアミド(化合物番号1−367)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と3−シアノフェニルボロン酸0.10g(0.68mmol)を用いて、実施例(1c)と同様の反応を行い標記化合物67mg(収率57%)を白色アモルファスとして得た。
融点:114−119 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.35 (1H, brs), 8.06 (1H, s), 7.92 (1H, s), 7.78 (2H, m), 7.62 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.57 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.51-7.45 (2H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.32 (1H, brs), 5.69 (1H, brs), 3.17 (1H, m), 2.52 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 397 (M + H)+.
(実施例3)2−[2−イソプロピル−4−(4’−メチル−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−433)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)、4−メチルフェニルボロン酸85mg(0.63mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.13g(0.50mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス24mg(0.029mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物87mg(収率79%)を白色アモルファスとして得た。
融点:76-79 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.78 (1H, brs), 7.86 (1H, s), 7.59-7.32 (7H, m), 7.24-7.21 (2H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.14 (1H, m), 2.46 (3H, s), 2.38 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 368 (M + H)+.
(実施例4)2−[2−イソプロピル−4−(4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−1)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−メトキシフェニルボロン酸95mg(0.63mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物84mg(収率73%)を白色アモルファスとして得た。
融点:75-77 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.46 (1H, brs), 7.82 (1H, s), 7.53-7.37 (6H, m), 7.32 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.94-6.89 (3H, m), 3.81 (3H, s), 3.10 (1H, m), 2.42 (3H, s), 1.28 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 384 (M + H)+.
(実施例5)2−{2−イソプロピル−4−[4’−(トリフルオロメチル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−493)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸0.12g(0.63mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物0.10g(収率80%)を白色粉末として得た。
融点:91−93 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.75 (1H, brs), 7.90 (1H, s), 7.73-7.65 (5H, m), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.48 (3H, s), 1.36 (6H, m).
MS(ES) m/z: 422 (M + H)+
(実施例6)2−[4−(2’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−427)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と2−フルオロフェニルボロン酸90mg(0.64mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物82mg(収率74%)を白色アモルファスとして得た。
融点:153-155 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.82 (1H, s), 7.65 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.52-7.38 (5H, m), 7.29 (1H, m), 7.20-7.10 (2H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.48 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 372 (M + H)+.
(実施例7) 2−[4−(3’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−421)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と3−フルオロフェニルボロン酸90mg(0.64mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物75mg(収率68%)を白色粉末として得た。
融点:140-142 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.75 (1H, brs), 7.87 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.53 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.42-7.28 (5H, m), 7.02 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.15 (1H, m), 2.47 (3H, s), 1.37-1.35 (6H, m).
MS(ES) m/z: 372 (M + H)+.
(実施例8)2−[4−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−415)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−フルオロフェニルボロン酸90mg(0.64mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物89mg(収率80%)を白色アモルファスとして得た。
融点:83-85 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.09 (1H, brs), 7.84 (1H, s), 7.59-7.54 (3H, m), 7.49 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.45-7.39 (2H, m), 7.32 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (2H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.13 (1H, m), 2.43 (3H, s), 1.34-1.31 (6H, m).
MS(ES) m/z: 372 (M + H)+.
(実施例9)2−[4−(2’,4’−ジフルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−496)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と2,4−ジフルオロフェニルボロン酸98mg(0.62mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物0.10g(収率87%)を白色アモルファスとして得た。
融点:70-72 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.77 (1H, s), 7.65 (1H, m), 7.48-7.36 (5H, m), 6.95-6.86 (3H, m), 3.12 (1H, m), 2.43 (3H, s), 1.33-1.30 (6H, m).
MS(ES) m/z: 390 (M + H)+.
(実施例10)2−{2−イソプロピル−4−[4’−(トリフルオロメトキシ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−499)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸0.13g(0.61mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物90mg(収率69%)を白色粉末として得た。
融点:120-122 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.35 (1H, brs), 7.85 (1H, s), 7.63-7.60 (3H, m), 7.52 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.16 (1H, m), 2.52 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 438 (M + H)+
(実施例11)2−[2−イソプロピル−4−(3−ピリジン−3−イルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−481)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)とピリジン−3−ボロン酸−1,3−プロパンジオールエステル0.10g(0.61mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物0.10g(収率94%)を白色アモルファスとして得た。
融点:74-77 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.54 (1H, brs), 8.82 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.54 (1H, dd, J = 1.6, 4.7 Hz), 7.88-7.85 (2H, m), 7.65 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.53-7.45 (2H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.34-7.28 (2H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 355 (M + H)+.
(実施例12)2−[2−イソプロピル−4−(3−ピリジン−4−イルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−409)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)とピリジン−4−ボロン酸ピナコールエステル0.13g(0.61mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物82mg(収率78%)を白色アモルファスとして得た。
融点:84-86 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.65 (1H, brs), 8.63 (2H, d, J = 5.9 Hz), 7.95 (1H, s), 7.70 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.60 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.53-7.49 (3H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.3 Hz).
MS(ES) m/z: 355 (M + H)+.
(実施例13)5−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−メトキシピリジン(化合物番号1−403)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と2−メトキシ−5−ピリジンボロン酸98mg(0.64mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物83mg(収率72%)を白色アモルファスとして得た。
融点:72-74 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.22 (1H, brs), 8.38 (1H, m), 7.82-7.80 (2H, m), 7.61 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.49-7.40 (3H, m), 7.33 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.79 (1H, d, J = 8.3 Hz), 3.97 (3H, s), 3.13 (1H, m), 2.42 (3H, s), 1.33-1.30 (6H, m).
MS(ES) m/z: 385 (M + H)+.
(実施例14)2−[2−イソプロピル−4−(3−チエン−3−イルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−397)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と3−チオフェンボロン酸80mg(0.63mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物91mg(収率84%)を白色アモルファスとして得た。
融点:83-85 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.95 (1H, brs), 7.89 (1H, s), 7.55 (2H, m), 7.44-7.30 (6H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.14 (1H, m), 2.45 (3H, s), 1.36-1.33 (6H, m).
MS(ES) m/z: 360 (M + H)+.
(実施例15)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メタンスルホンアミド(化合物番号1−121)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と(4−メチルスルホニル)アミノフェニルボロン酸0.13g(0.61mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物60mg(収率45%)を白色アモルファスとして得た。
融点:128-130 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.91 (1H, brs), 7.79 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.48 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.44-7.39 (4H, m), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.21 (1H, m), 2.68 (3H, s), 2.50 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 6.9 Hz).
MS(ES) m/z: 447 (M + H)+
(実施例16)2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルチオ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−49)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−(メチルチオ)フェニルボロン酸0.10g(0.60mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物87mg(収率72%)を白色アモルファスとして得た。
融点:80-82 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.79 (1H, brs), 7.86 (1H, s), 7.59-7.29 (9H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.14 (1H, m), 2.51 (3H, s), 2.46 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 400 (M + H)+.
(実施例17)2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−97)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−メチルスルホニルフェニルボロン酸0.13g(0.63mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物80mg(収率62%)を白色アモルファスとして得た。
融点:104-106 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.53 (1H, brs), 7.98 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.92 (1H, s), 7.79 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.57 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.16 (1H, m), 3.09 (3H, s), 2.50 (3H, s), 1.40-1.37 (6H, m).
MS(ES) m/z: 432 (M + H)+.
(実施例18)2−{2−イソプロピル−4−[3’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−502)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と3−メチルスルホニルフェニルボロン酸0.12g(0.60mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物0.12g(収率93%)を白色粉末として得た。
融点:97-100 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.60 (1H, brs), 8.18 (1H, s), 7.93 (1H, s), 7.91-7.89 (2H, m), 7.67 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.63 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.58 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.96 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, m), 3.09 (3H, s), 2.50 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 432 (M + H)+.
(実施例19)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}メタンスルホンアミド(化合物番号1−457)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と(3−メチルスルホニル)アミノフェニルボロン酸0.14g(0.63mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物0.13g(収率94%)を白色アモルファスとして得た。
融点:108-112 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (1H, s), 7.56 (1H, m), 7.46 (1H, m), 7.41-7.22 (7H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.19 (1H, m), 2.92 (3H, s), 2.52 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 447 (M + H)+.
(実施例20)2−[2−イソプロピル−4−(3−チエン−2−イルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−469)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と2−チオフェンボロン酸0.12g(0.90mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物80mg(収率74%)を白色アモルファスとして得た。
融点:73-76 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.85 (1H, brs), 7.90 (1H, s), 7.58 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.41-7.38 (2H, m), 7.32-7.30 (2H, m), 7.26 (1H, m), 7.05 (1H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.46 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 360 (M + H)+
(実施例21)2−{4−[3−(3−フリル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−397)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と3−フランボロン酸0.10g(0.89mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物85mg(収率83%)を白色アモルファスとして得た。
融点:74-78 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.78 (1H, s), 7.72 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.46-7.44 (2H, m), 7.41-7.37 (2H, m), 7.30 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.70 (1H, s), 3.15 (1H, m), 2.47 (3H, s), 1.36 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 344 (M + H)+.
(実施例22)5−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−カルボキシアミド(化合物番号1−475)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)、5−シアノチオフェン−2−ボロン酸0.10g(0.65mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.15g(0.57mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル6.5mg(0.016mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)15mg(0.016mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製した。得られた化合物88mgを1,4−ジオキサン(3mL)に溶解し、カリウムトリメチルシロキシド90mg(0.70mmol)を加えて2時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、得られた粗生成物に水とアセトニトリルを加えて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物38mg(収率32%)を淡黄色粉末として得た。
融点:125-128 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.92 (1H, s), 7.60 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.58 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, d, J = 3.4 Hz), 7.43 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.30-7.26 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.18 (1H, m), 2.53 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 403 (M + H)+.
(実施例23)2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−289)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.18g(0.50mmol)、1−(t−ブトキシカルボニル)ピロール−2−ボロン酸0.21g(1.0mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.25g(1.2mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス40mg(0.050mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド溶液0.60mL(25%メタノール溶液、2.8mmol)を加えて室温で30分間撹拌した。反応液に水と塩化メチレンを加えて有機層をエムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)を用いて抽出し、溶媒を減圧下で留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.16g(収率91%)を白色粉末として得た。
融点:103-107 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 9.08 (1H, brs), 7.80 (1H, s), 7.45 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.40-7.37 (2H, m), 7.32 (2H, t, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.82 (1H, d, J = 1.5 Hz), 6.49 (1H, s), 6.26 (1H, m), 3.10 (1H, m), 2.46 (3H, s), 1.31 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 343 (M + H)+.
(実施例24)1−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}エタノン(化合物番号1−505)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)と4−アセチルフェニルボロン酸0.10g(0.61mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物0.11g(収率93%)を白色アモルファスとして得た。
融点:84-87 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.01 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.93 (1H, s), 7.70 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.66 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.59 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.16 (1H, m), 2.63 (3H, s), 2.48 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 396 (M + H)+.
(実施例25)2−{2−イソプロピル−4−[4’−(エチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−337)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン178mg(0.50mmol)と4−エチルスルホニルフェニルボロン酸128mg(0.60mmol)を用いて実施例(1c)と同様に反応を行い、標記化合物20mgを白色粉末として得た(収率10%)。
融点:103-116 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.91 (3H, brs), 7.76 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.64 (1H, d, J = 7.0 Hz), 7.54 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.48-7.40 (2H, m), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.17-3.08 (3H, m), 2.40 (3H, s), 1.29 (9H, m).
MS(ES) m/z: 446 (M + H)+
(実施例26)2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホキシ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−73)
実施例16で得られた2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルチオ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン110mg(0.27mmol)と過ヨウ素酸ナトリウム128mg(0.6mmol)をメタノール(3ml)と水(1ml)に懸濁し、室温で3時間撹拌した。減圧下で溶媒を留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物61mg(収率54%)を白色粉末として得た。
融点:95-105 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.84 (1H, brs), 7.88 (1H, s), 7.73 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.63 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.14 (1H, m), 2.75 (3H, s), 2.46 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 416 (M + H)+.
(実施例27)2−[2−イソプロピル−4−(4’−ニトロ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−439)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン178mg(0.50mmol)と4−ニトロフェニルホウ酸92mg(0.55mmol)を用いて実施例(1c)と同様に反応を行い、標記化合物142mg(収率72%)を黄色固体として得た。
融点:95-105 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.25 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.91 (1H, s), 7.73 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.68 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.57 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.27 (1H, t, d = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.55 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 399 (M + H)+.
(実施例28)2−[2−イソプロピル−4−(4’−アミノ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−25)
実施例27で得られた2−[2−イソプロピル−4−(4’−ニトロ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン135mg(0.34mmol)のメタノール(10ml)溶液に10%パラジウム炭素(50mg)を加え、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。不溶物を濾過して得られた母液の溶媒を減圧下で留去し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物110mg(収率88%)を白色粉末として得た。
融点:107-117 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.78 (1H, s), 7.49-7.47 (2H, m), 7.42-7.29 (5H, m), 6.89 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.70 (2H, d, J = 8.6 Hz), 3.15 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 369 (M + H)+.
(実施例29)1−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メタンアミン(化合物番号1−508)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン712mg(2.0mmol)と(4−アミノメチルフェニル)ホウ酸塩酸塩450mg(2.4mmol)を用いて実施例(1c)と同様に反応を行い、標記化合物208mg(収率27%)を茶色固体として得た。
融点:113-123 ℃(分解).
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.84 (1H, s), 7.57-7.50 (4H, m), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.37-7.29 (4H, m), 6.91 (1H, d, J = 6.6 Hz), 3.89 (2H, s), 3.17 (1H, m), 2.54 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 383 (M + H)+.
(実施例30)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}エタンスルホンアミド(化合物番号1−145)
実施例28で得られた2−[2−イソプロピル−4−(4’−アミノ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン18mg(0.050mmol)の塩化メチレン(1ml)溶液にピリジン40μl(0.5mmol)とエタンスルホニルクロリド20μlを加え、室温で一晩撹拌した。飽和重曹水を加え反応を停止し、有機層をエムポアカートリッジで抽出した。溶媒を減圧下で留去し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物16mg(収率71%)を白色粉末として得た。
融点:123-135 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.92 (1H, brs), 7.78 (1H, s), 7.54 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.48-7.34 (5H, m), 7.31-7.21 (3H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.19 (1H, m), 2.98 (2H, q, J = 7.2 Hz), 2.48 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.26 (3H, t, J = 7.2 Hz).
MS(ES) m/z: 461 (M + H)+
(実施例31)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド(化合物番号1−169)
実施例28で得られた2−[2−イソプロピル−4−(4’−アミノ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン18mg(0.050mmol)とシクロプロピルスルホニルクロリド20μlを用い、実施例30と同様の反応を行い標記化合物7mg(収率30%)を黄色固体として得た。
融点:135-145 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.84 (1H, brs), 7.58 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.52-7.25 (8H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.20 (1H, m), 2.51 (3H, s), 2.38 (1H, brs), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.12 (2H, brs), 0.87 (2H, brd, J = 7.4 Hz).
MS(ES) m/z: 473 (M + H)+.
(実施例32)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}アセトアミド(化合物番号1−343)
実施例28で得られた2−[2−イソプロピル−4−(4’−アミノ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン18mg(0.050mmol)と無水酢酸20μlを用い、実施例30と同様の反応を行い標記化合物14mg(収率68%)を白色粉末として得た。
融点:140-145 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.14 (1H, brs), 7.77 (1H, s), 7.54-7.28 (9H, m), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.15 (1H, m), 2.48 (3H, s), 2.08 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 411 (M + H)+.
(実施例33)2−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}アミノ)−1,1−ジメチル−2−オキソエチルアセテート(化合物番号1−355)
実施例28で得られた2−[2−イソプロピル−4−(4’−アミノ−1,1’−ビフェニル−3−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン18mg(0.050mmol)と2−アセトキシ酪酸クロリド20μlを用い、実施例30と同様の反応を行い標記化合物15mg(収率68%)を黄色固体として得た。
融点:110-117 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.90 (1H, brs), 7.85 (1H, brs), 7.58 (4H, s), 7.53 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.44 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.32 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.15 (1H, m), 2.46 (3H, s), 2.16 (3H, s), 1.75 (6H, s), 1.35 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 497 (M + H)+.
(実施例34)2−ヒドロキシ−N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−2−メチルプロパンアミド(化合物番号1−349)
実施例33で得られた2−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}アミノ)−1,1−ジメチル−2−オキソエチルアセテート12mg(0.024mmol)と水酸化カリウム56mg(1.0mmol)のメタノール(1ml)溶液を1時間加熱還流した。減圧下で溶媒を留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物12mg(収率100%)を白色粉末として得た。
融点:123-135 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.74 (1H, s), 7.83 (1H, s), 7.52 (6H, brs), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.91 (1H, d, J = 7.0 Hz), 3.17 (1H, m), 2.47 (3H, s), 1.48 (6H, s), 1.37 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 455 (M + H)+.
(実施例35)5−{3−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボキシアミド(化合物番号1−487)
(35a)2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン1.8g(5.0mmol)、ビス(ピナコレート)ジボロン1.5g(6.0mmol)、酢酸カリウム1.5g(15mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス0.21g(0.25mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶解し、窒素雰囲気下、90℃で18時間加熱撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈してセライト濾過した後、減圧下濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル)を用いて精製を行い標記化合物2.1g(収率100%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.10 (1H, s), 7.78 (1H, dt, J = 1.2, 7.4 Hz), 7.67 (1H, dt, J = 1.6, 7.8 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.33 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.21 (1H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.17 (1H, m), 2.54 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.26 (12H, s).
MS(ES) m/z: 404 (M + H)+.
(35b)5−{3−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボキシアミド
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)、2−シアノ−5−ブロモピリジン85mg(0.46mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.19g(0.72mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス25mg(0.030mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、80℃で5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製した。得られた化合物を1,4−ジオキサン(3mL)に溶解し、カリウムトリメチルシロキシド0.12g(0.90mmol)を加えて4時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、得られた粗生成物に水とアセトニトリルを加えて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物50mg(収率42%)を白色粉末として得た。
融点:108-112 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.81 (1H, d, J = 1.9 Hz), 8.24 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 1.9, 8.3 Hz), 7.94 (1H, s), 7.86 (1H, brs), 7.71 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.58 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.52 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.96 (1H, d, J = 7.3 Hz), 5.70 (1H, brs), 3.17 (1H, m), 2.51 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 398 (M + H)+
(実施例36)6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ニコチンアミド(化合物番号1−313)
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)、6−クロロニコチンアミド75mg(0.48mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.19g(0.72mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス25mg(0.030mmol)を1,2−ジメトキシエタン(3mL)に溶解し、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し標記化合物36mg(収率30%)を白色粉末として得た。
融点:138-144 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 9.05 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.26 (1H, s), 8.16 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.99 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.75 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.65 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.47 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.83 (1H, brs), 5.99 (1H, brs), 3.17 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 398 (M + H)+.
(実施例37)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号1−193)
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)と4−ブロモベンゼンスルホンアミド0.18g(0.76mmol)を用いて、実施例36と同様の反応を行い標記化合物0.14g(収率64%)を白色粉末として得た。
融点:255-258 ℃.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm: 12.05 (1H, s), 8.09 (0.5H, s), 7.92 (0.5H, s), 7.91-7.85 (3H, m), 7.77-7.71 (2H, m), 7.63-7.57 (3H, m), 7.47 (0.5H, t, J = 7.8 Hz), 7.44 (0.5H, t, J = 7.8 Hz), 7.36-7.22 (2H, m), 7.23 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.11 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 3.10 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.34-1.30 (6H, m).
MS(ES) m/z: 433 (M + H)+.
(実施例38)3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−メチル−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号1−379)
4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド0.26g(1.0mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3mL)および40%メチルアミン水溶液(1mL,13mmol)を加えて室温で30分間撹拌したのち、反応液に水および塩化メチレンを加え、有機層をエムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)を用いて抽出した。溶媒を減圧下留去して得られた化合物0.12g(0.48mmol)、実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)、リン酸三カリウムn水和物0.19g(0.72mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス25mg(0.030mmol)を1,2−ジメトキシエタン(3mL)に溶解し、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し標記化合物60mg(収率45%)を白色アモルファスとして得た。
融点:96-100 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.72 (1H, brs), 7.86-7.84 (3H, m), 7.72-7.65 (3H, m), 7.53 (1H, m), 7.49 (1H, m), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.96 (1H, d, J = 7.3 Hz), 4.82 (1H, brs), 3.17 (1H, m), 2.65 (3H, s), 2.48 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 447 (M + H)+.
(実施例39)3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N,N−ジメチル−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号1−451)
40%メチルアミン水溶液の代わりに2Mジメチルアミン溶液(テトラヒドロフラン溶液)3mL(6.0mmol)を用いて実施例38と同様の反応を行い、標記化合物72mg(収率52%)を薄茶色アモルファスとして得た。
融点:93-96 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.55 (1H, brs), 7.92 (1H, s), 7.82 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.68 (1H, m), 7.58 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.96 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.74 (6H, s), 2.50 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 461 (M + H)+.
(実施例40)4−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}スルホニル)モルホリン(化合物番号1−391)
40%メチルアミン水溶液の代わりにモルホリン0.44g(5.1mmol)を用いて実施例38と同様の反応を行い、標記化合物93mg(収率62%)を白色アモルファスとして得た。
融点:88-92 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.63 (1H, brs), 7.93 (1H, s), 7.81-7.75 (4H, m), 7.69 (1H, m), 7.57 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.77-3.74 (4H, m), 3.16 (1H, m), 3.05-2.99 (4H, m), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 503 (M + H)+
(実施例41)1−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}スルホニル)−4−メチルピペラジン(化合物番号1−463)
40%メチルアミン水溶液の代わりに1−メチルピペラジン0.50g(5.0mmol)を用いて実施例38と同様の反応を行い、標記化合物82mg(収率53%)を淡黄色アモルファスとして得た。
融点:110-116 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.87 (1H, s), 7.76 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.72 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.66 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.31 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 3.10-3.05 (4H, m), 2.48-2.46 (7H, m), 2.26 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ES) m/z: 516 (M + H)+.
(実施例42)3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−3−スルホンアミド(化合物番号1−511)
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)と3−ブロモベンゼンスルホンアミド0.11g(0.45mmol)を用いて、実施例36と同様の反応を行い標記化合物0.11g(収率84%)を白色粉末として得た。
融点:123-126 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.12 (1H, s), 7.85 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.77 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.60-7.51 (3H, m), 7.45 (1H, m), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 5.22 (2H, brs), 3.18 (1H, m), 2.54 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 433 (M + H)+.
(実施例43)2−[2−イソプロピル−4−(3−ピリジン−2−イルフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン(化合物番号1−514)
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−5−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)と2−ブロモピリジン55mg(0.35mmol)を用いて、実施例36と同様の反応を行い標記化合物12mg(収率12%)を白色粉末として得た。
融点:97-100 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.67 (1H, d, J = 4.9 Hz), 8.21 (1H, s), 8.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.75-7.71 (2H, m), 7.65 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39-7.28 (2H, m), 7.22 (1H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.17 (1H, m), 2.51 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ES) m/z: 355 (M + H)+.
(実施例44)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−532)
(44a)4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミド
4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸3.7g(15mmol)をチオニルクロリド(10mL)に懸濁し、窒素雰囲気下で2時間加熱還流した後、チオニルクロリドを留去し、残渣を塩化メチレン(15mL)に溶かした。これにテトラヒドロピラン−4−イルアミン2.0g(13mmol)及びトリエチルアミン(4mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;塩化メチレン:メタノール=20:1)にて精製を行い、標記化合物4.0g(収率82%)を白色粉末として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.87 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.74 (2H, d, J = 7.8 Hz), 6.01 (1H, m), 4.21 (1H, m), 4.00 (2H, m), 3.54 (2H, m), 2.02 (2H, m), 1.57 (2H, m), 1.36 (12H, s).
(44b)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.20g(0.56mmol)、実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミド0.20g(0.62mmol)を1,2−ジメトキシエタン(4.8mL)に溶解し、水(2.4mL)、2M炭酸ナトリウム水溶液(1.1mL)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.022g(0.019mmol)を加え、3時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製を行い、標記化合物0.25g(収率92%)を白色固体として得た。
融点:140 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.17 (1H, brs), 7.88 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.64 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.61 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.36 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.21 (1H, m), 4.01 (2H, m), 3.54 (2H, m), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 2.04 (2H, m), 1.60 (2H, m), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 481 (M + H)+.
(実施例45)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−イソブチル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−534)
(45a)2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソブチル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
イソブチルアルデヒドの代わりにイソバレルアルデヒド0.17g(2.0mmol)を用い、実施例(1b)と同様に反応を行い、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して、標記化合物0.23gを淡黄色アモルファスとして得た(収率62%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.35 (1H, brs), 7.80 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.54 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.27-7.20 (2H, m), 6.99 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.62 (2H, d, J = 7.4 Hz), 2.51 (3H, s), 2.12 (1H, m), 0.98 (6H, d, J = 7.0 Hz).
(45b)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−イソブチル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(45a)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソブチル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.10g(0.27mmol)を用いて実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.035gを白色固体として得た(収率26%)。
融点: 126-129 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.03 (1H, brs), 7.89 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.78 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.63 (1H, m), 7.56 (1H, m), 7.47 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.36 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.99 (1H, d, J = 8.2 Hz), 4.22 (1H, m), 4.00 (2H, m), 3.55 (2H, m), 2.69 (1H, d, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 2.19 (1H, m), 2.03 (2H, m), 1.60 (2H, m), 1.04 (6H, d, J = 6.7 Hz).
MS(ESI) m/z: 495 (M + H)+
(実施例46)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−シクロプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−533)
(46a)2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−シクロプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
イソブチルアルデヒドの代わりにシクロプロパンカルボキシアルデヒド0.15g(2.0mmol)を用い、実施例(1b)と同様に反応を行い、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して、標記化合物0.16gを淡黄色アモルファスとして得た(収率45%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.15 (1H, brs), 7.69 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.50 (1H, m), 7.43 (1H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.22 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.20 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.52 (3H, s), 1.99 (1H, m), 1.08-0.97 (4H, m).
(46b)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−シクロプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(46a)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−シクロプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.097g(0.27mmol)を用いて実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.012gを白色固体として得た(収率10%)。
融点: 127-128 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.95 (1H, brs), 7.85 (1H, t, J = 1.5 Hz), 7.78 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.62 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.46 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.34 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.22 (1H, m), 4.00 (2H, m), 3.54 (2H, m), 2.55 (3H, s), 2.03 (2H, m), 1.57 (2H, m), 1.19-1.00 (4H, m).
MS(ESI) m/z: 479 (M + H)+.
(実施例47)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−t−ブチル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−535)
(47a)2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−t−ブチル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
イソブチルアルデヒドの代わりにピバルアルデヒド0.17g(2.0mmol)を用い、実施例(1b)と同様に反応を行い、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して、標記化合物0.14gを無色アモルファスとして得た(収率37%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.49 (1H, brs), 7.79 (1H, s), 7.51 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.38 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25-7.16 (2H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.9 Hz), 2.46 (3H, s), 1.42 (9H, s).
(47b)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{3−[2−t−ブチル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(47a)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−t−ブチル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.13g(0.36mmol)を用いて実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.13gを白色固体として得た(収率72%)。
融点: 146-149 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.23 (1H, brs), 7.87 (1H, s), 7.79 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.62 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.35 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.24 (1H, m), 4.00 (2H, m), 3.54 (2H, m), 2.52 (3H, s), 2.01 (2H, m), 1.60 (2H, m), 1.47 (9H, s).
MS(ESI) m/z: 494 (M + H)+.
(実施例48)N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−241)
(48a)4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
テトラヒドロピラン−4−イルアミンの代わりに1−アミノ−4−メチルピペラジン0.27g(2.7mmol)を用いて実施例(44a)と同様に反応させ、標記化合物0.55gを白色固体粗生成物として得た(収率79%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.69 (2H, d, J = 7.8 Hz), 6.75 (1H, s), 2.98 (4H, brs), 2.67 (4H, brs), 2.35 (3H, s), 1.35 (12H, s).

(48b)N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド
実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに実施例(48a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド0.19g(0.56mmol)を用い、実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.11gを淡黄色アモルファスとして得た(収率80%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.90 (1H, s), 7.79 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.67-7.63 (3H, m), 7.57 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.74 (1H, brs), 3.18 (1H, hp, J = 7.8 Hz), 2.97 (4H, brs), 2.66 (4H, brs), 2.55 (3H, s), 2.34 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 495 (M + H)+.
(実施例49)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸メチル(化合物番号1−445)
実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに4−(メトキシカルボニル)フェニルボロン酸0.93g(5.2mmol)を用い、実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル:水=30:1)にて精製して標記化合物1.7gを無色アモルファスとして得た(収率82%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.55 (1H, brs), 8.05 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.90 (1H, s), 7.65 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.63 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.92 (3H, s), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 412 (M + H)+.
(実施例50)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸(化合物番号1−517)
実施例(49)で得た3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸メチル3.4g(8.3mmol)をエタノール(30mL)に溶かし、10%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え、室温で1.5時間攪拌した。反応液を濃縮し、氷冷下濃塩酸で中和し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、粘性物質を生じさせた。水層をデカントして取り除き、残渣の粘性物質を酢酸エチルですすいだ後、有機層をデカントして取り除いた。さらに残渣をメタノールに溶かして無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を濃縮し、標記化合物2.2g(収率51%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm: 7.98 (3H, brm), 7.67 (3H, brm), 7.63-7.29 (4H, m), 7.06 (1H, brm), 3.15 (3H, s), 3.07 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 1.32 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 398 (M + H)+
(実施例51)N−(モルホリン−4−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−217)
実施例(50)で得た3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸0.14g(0.36mmol)をチオニルクロリド(1.5mL)、ベンゼン(3mL)に懸濁し、2時間加熱還流した。反応液を留去し、残渣を塩化メチレン2mLに溶かし、N−アミノモルホリン(0.5mL)、トリエチルアミン(0.5mL)を加え室温で2.5時間攪拌した。反応液に水と塩化メチレンを加えて有機層をエムポアカートリッジ(3M社)を用いて抽出し、溶媒を減圧下で留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.027g(収率16%)を淡黄色固体として得た。
融点: 145 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.22 (1H, brs), 7.87 (1H, s), 7.67 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.64 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.62 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.36 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.85 (1H, brs), 3.87 (4H, brs), 3.18 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.97 (4H, brs), 2.55 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 482 (M + H)+.
(実施例52)4−({3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}カルボニル)モルホリン(化合物番号1−385)
N−アミノモルホリンの代わりにモルホリン(0.5mL)を用いて実施例51と同様に反応させ精製し、標記化合物0.071gを淡黄色アモルファスとして得た(収率42%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.23 (1H, brs), 7.89 (1H, s), 7.70-7.64 (3H, m), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50-7.45 (3H, m), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.90-3.30 (8H, brm), 3.18 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7,0 Hz).
MS(ES) m/z: 467 (M + H)+.
(実施例53)N−(2−ヒドロキシエチル)−3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド(化合物番号1−373)
N−アミノモルホリンの代わりにエタノールアミン(0.8mL)を用いて実施例51と同様に反応させ精製し、標記化合物0.11gを淡黄色アモルファスとして得た(収率43%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (1H, s), 7.75 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.63 (1H, m), 7.57 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.51(1H, m), 7.43 (1H, m), 7.36 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.26 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.81 (1H, brs), 3.79 (2H, t, J = 5.0 Hz), 3.58 (2H, q, J = 5.0 Hz), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.52 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 441 (M + H)+.
(実施例54)4−({3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}カルボニル)−1−メチルピペラジン(化合物番号1−520)
実施例50で得た3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸0.14g(0.36mmol)をチオニルクロリド(1.5mL)、ベンゼン(3mL)に懸濁し、2時間加熱還流した。反応液を留去し、残渣をピリジン(2mL)に溶かし、1−メチルピペラジン(0.7mL)を加え70℃で15時間攪拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.079g(収率45%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.16 (1H, brs), 7.86 (1H, s), 7.61 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.61 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.53 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.36 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.80 (2H, brs), 3.50 (2H, brs), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 2.49 (2H, brs), 2.37 (2H, brs), 2.32 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 480 (M + H)+.
(実施例55)4−({3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}カルボニル)チオモルホリン(化合物番号1−523)
N−アミノモルホリンの代わりにチオモルホリン(1.0mL)を用いて実施例51と同様に反応させ精製し、標記化合物0.48gを淡黄色アモルファスとして得た(収率93%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.48 (1H, brs), 7.86 (1H, s), 7.62 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.61 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.02 (2H, brs), 3.73 (2H, brs), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.66 (4H, brm), 2.50 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 483 (M + H)+
(実施例56)4−({3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}カルボニル)チオモルホリン 1−オキシド(化合物番号1−526)
実施例55で得られた4−({3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}カルボニル)チオモルホリン0.15g(0.32mmol)を塩化メチレン(2mL)に溶かし、m−クロロ過安息香酸0.061g(0.35mmol)を加えて、0℃で1.5時間攪拌した。反応液に水と塩化メチレンを加えて有機層をエムポアカートリッジ(3M社)を用いて抽出し、溶媒を減圧下で留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.064g(収率41%)を白色固体として得た。
融点:136-140 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.89 (1H, s), 7.68 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.47 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.09 (4H, br), 3.19 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.84 (4H, br), 2.56 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 499 (M + H)+.
(実施例57)4−({3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}カルボニル)チオモルホリン 1、1−ジオキシド(化合物番号1−529)
m−クロロ過安息香酸0.12g(0.67mmol)を用い、実施例56と同様に反応させ、得られた粗生成物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=9:1)で精製し、標記化合物0.012gを白色固体として得た(収率8%)。
融点: 141-145 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.90 (1H, s), 7.70 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.57 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.49 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.97 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.13 (4H, br), 3.21 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 3.09 (4H, br), 2.57 (3H, s), 1.44 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 515 (M + H)+.
(実施例58)4−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチル)モルホリン(化合物番号1−540)
実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(0.094g)を用いて実施例(44b)と同様に反応させ得られた粗生成物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=9:1)で精製し、標記化合物0.020gを無色アモルファスとして得た(収率16%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.13 (1H, brs), 7.87 (1H, s), 7.61-7.53 (4H, m), 7.46 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.35-7.40 (3H, m), 7.31 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.72 (4H, m), 3.53 (3H, s), 3.18 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 2.47 (4H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 453 (M + H)+.
(実施例59)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(メチルピペラジン−1−イル)ウレア(化合物番号1−563)
(59a)N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’―(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ウレア
(4−イソシアネートフェニル)ボロン酸ピナコールエステル0.20g(0.82mmol)を塩化メチレン2mLに溶かし、1−アミノピペラジン0.11mL(0.10g、0.90mmol)を加え、室温で6時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、標記化合物の粗生成物0.29g(収率100%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.13 (1H. s), 7.72 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.46 (2H, d, J = 8.6 Hz), 5.38 (1H, s), 3.06 (2H, brm), 2.82 (2H, brm), 2.65 (2H, brm), 2.33 (3H, s), 2.30 (2H, brm), 1.34 (12H, s).
(59b)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(メチルピペラジン−1−イル)ウレア
実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに実施例(59a)で得たN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ウレア0.11g(0.31mmol)を用い、実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.041gを白色固体として得た(収率29%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.08 (1H, brs), 8.12 (1H, s), 7.85 (1H, s), 7.59-7.51 (6H, m), 7.45 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.40-7.31 (2H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 5.32 (1H, s), 3.18 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 3.09 (2H, brm), 2.81 (2H, brm), 2.67 (2H, brm), 2.56 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.31 (2H, brm), 1.44 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 510 (M + H)+.
(実施例60)2’−フルオロ−5’―[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド(化合物番号1−253)
(60a)1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン
3−ブロモ安息香酸エチルの代わりに3−ブロモ−4−フルオロ安息香酸メチル5.2g(20mmol)を用い、実施例(1a)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物1.3gを黄色固体として得た(収率21%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.03 (1H, dd, J = 6.7, 2.3 Hz), 7.74 (1H, m), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.12 (1H, t, J = 7.4 Hz), 6.85 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.4 Hz), 5.94 (1H, s), 2.53 (3H, s).
(60b)2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
実施例(1a)で得た1−(3−ブロモフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノンの代わりに実施例(60a)で得た1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノンを用い、実施例(1b)と同様の反応を行い、精製し、標記化合物1.1gを淡黄色アモルファスとして得た(収率66%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.62 (1H, brs), 7.87 (1H, m), 7.52 (1H, m), 7.44 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.19 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (1H, t, J = 8.6 Hz), 6.96 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.12 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.48 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 7.0 Hz).
(60c)2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(60b)で得た2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.30mmol)を、実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに実施例(48a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド0.12g(0.33mmol)を用いて、実施例(44b)と同様の反応を行い、得られた粗生成物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=92:5:3)および高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.021gを白色固体として得た(収率14%)。
融点: 143-145 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.79 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.32 (1H, m), 7.63 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.60 (1H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.25 (1H, m), 7.19 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.78 (1H, brs), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.98 (4H, brs), 2.67 (4H, brs), 2.56 (3H, s), 2.34 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 513 (M + H)+
(実施例61)2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−109)
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(60b)で得た2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.13g(0.34mmol)を、4−シアノフェニルボロン酸の代わりに4−(メタンスルホニル)フェニルボロン酸0.10g(0.51mmol)を用いて、実施例(1c)と同様の反応を行い、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)およびプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=58:39::3)を用いて精製し、標記化合物0.016gを白色固体として得た(収率10%)。
融点: 113-115 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.04 (1H, brs), 7.97 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.72 (1H, m), 7.62 (1H, m), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25-7.17 (2H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 3.08 (3H, s), 2.55 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 450 (M + H)+.
(実施例62)4−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1,3−チアゾール−2−アミン(化合物番号3−33)
(62a)2−(3−ブロモフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン
3−ブロモフェニル酢酸10g(47mmol)をメタノール(100mL)に溶解し、濃硫酸2.0mL(38mmol)を室温で加えた後、23時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応液を留去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して白色固体を得た。得られた白色固体をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、6−メチルピリジン−2−カルボン酸エチル6.7mL(44mmol)、カリウム−t−ブトキシド(1Mテトラヒドロフラン溶液)132mL(132mmol)を室温で加えた後、5時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応液を留去して茶色油状物質を得た。得られた茶色油状物質を水50mL、濃塩酸25mLと混合し6時間加熱還流した。室温まで冷却した後、水酸化ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=20:1−5:1)にて精製を行い、標記化合物2.4g(収率18%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.82 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.68 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, m), 7.45-7.15 (4H, m), 4.50 (2H, s), 2.65 (3H, s).
MS(ES) m/z: 290 (M + H)+.
(62b)5−(3−ブロモフェニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)]−1,3−チアゾール−2−アミン
実施例(62a)で得られた2−(3−ブロモフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン600mg(2.1mmol)をクロロホルム(5mL)に溶解し、臭素0.11mL(2.1mmol)を室温で加えた後、4時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸水素ナトリウム水溶液(10%)を加え反応を停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して茶色油状物質を得た。得られた茶色油状物質をエタノール(5mL)に溶解し、チオ尿素186mg(2.5mmol)を室温で加えた後、4時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応液を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1−1:5)にて精製を行い、標記化合物44mg(収率6%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.50 (1H, m), 7.45 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.35 (1H, m), 7.18 (1H, m), 7.16 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.03 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.06 (2H, brs), 2.52 (3H, s).
MS(ES) m/z: 346 (M + H)+.
(62c)4−(6−メチルピリジン−2−イル)−5−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1,3−チアゾール−2−アミン
実施例(62b)で得られた5−(3−ブロモフェニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)]−1,3−チアゾール−2−アミン44mg(0.13mmol)と4−メチルスルホニルフェニルボロン酸51mg(0.25mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物14mg(収率26%)を淡黄色固体として得た。
融点:107-109 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.94 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.52 (1H, m), 7.47-7.44 (2H, m), 7.39-7.32 (2H, m), 7.20 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.6 Hz), 5.02 (2H, brs), 3.08 (3H, s), 2.52 (3H, s).
MS(ES) m/z: 422 (M + H)+.
(実施例63)2−メチル−6−{4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−2−イル}ピリジン(化合物番号2−408)
(63a)2−[4−(3−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン
実施例(62a)で得られた2−(3−ブロモフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン600mg(2.1mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール0.41mL(3.1mmol)を室温で加えた後、120度にて4時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応液を減圧下留去して茶色油状物質を得た。得られた茶色油状物質をエタノール(5mL)に溶解し、ヒドラジン一水和物0.15mL(3.1mmol)を室温で加えた後、4時間攪拌した。反応液を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1−1:5)にて精製を行い、標記化合物160mg(収率25%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.61 (1H, s), 7.58 (1H, t, J = 1.7 Hz), 7.46 (1H, m), 7.45 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.33 (1H, m), 7.24 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.13 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.57 (3H, s).
MS(ES) m/z: 314 (M + H)+.
(63b)2−メチル−6−{4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−2−イル}ピリジン
実施例(63a)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン50mg(0.16mmol)と4−メチルスルホニルフェニルボロン酸64mg(0.32mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物6mg(収率10%)を淡黄色固体として得た。
融点:95-97 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.98 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.67 (1H, s), 7.66 (1H, m), 7.58 (1H, m), 7.52 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, m), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.19 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.08 (3H, s), 2.59 (3H, s).
MS(ES) m/z: 422 (M + H)+.
(実施例64)2−エチル−6−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}ピリジン(化合物番号1−587)
(64a)1−(3−ブロモフェニル)−2−(6−エチルピリジン−2−イル)エタノン
ヘキサメチルジシラザンナトリウム(1Mテトラヒドロフラン溶液)66mL(66mmol)に、2,6−エチルメチルピリジン3.8g(31mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を、窒素雰囲気下、−30℃で加え0.5時間攪拌した。これに3−ブロモ安息香酸エチル7.2g(31mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を徐々に滴下し加えた後、−30℃のまま3時間撹拌し、さらに一晩放置した。反応液を留去し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=20:1−5:1)にて精製を行い、標記化合物3.1g(収率32%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.00 (1H, brs), 7.77 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.55 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.90 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.84 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.04 (1H, s), 2.84 (2H, q, J = 7.4 Hz), 1.38 (3H, t, J = 7.4 Hz).
(64b)2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−エチルピリジン
実施例(64a)で得られた1−(3−ブロモフェニル)−2−(6−エチルピリジン−2−イル)エタノン3.7g(12mmol)を用いて、実施例(1b)と同様の反応を行い標記化合物4.0g(収率89%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.52 (1H, brs), 7.83 (1H, brs), 7.54 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.44 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.26 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.22 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.08 (1H, m), 2.68 (2H, q, J = 7.4 Hz), 1.26 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.12 (3H, t, J = 7.4 Hz).
MS(ES) m/z: 370 (M + H)+.
(64c)2−エチル−6−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}ピリジン
実施例(64b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−エチルピリジン50mg(0.14mmol)と4−メチルスルホニルフェニルボロン酸64mg(0.32mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い標記化合物42mg(収率70%)を白色固体として得た。
融点:108-110 ℃.
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.47 (1H, brs), 7.98 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.93 (1H, m), 7.79 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.57 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.97 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.17 (1H, m), 3.09 (3H, s), 2.80 (2H, q, J = 7.4 Hz), 1.40 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.26 (3H, t, J = 7.4 Hz).
MS(ES) m/z: 446 (M + H)+.
(実施例65)N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−588)
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(60b)で得た2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.10g(0.27mmol)を、4−メチルフェニルボロン酸の代わりに実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミド0.095g(0.29mmol)を用いて、実施例3と同様の反応を行い、得られた粗生成物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:28%アンモニア水=97:3)を用いて精製し、標記化合物0.080gを白色固体として得た(収率61%)。
融点: 130-132 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.11 (1H, brs), 7.81 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.74 (1H, m), 7.64 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.60 (1H, m), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.26 (1H, m), 7.19 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.03 (1H, m), 4.23 (1H, m), 4.02 (2H, m), 3.51-3.56 (3H, m), 3.16 (1H, sept, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 2.02 (2H, m), 1.58 (2H, m), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 499 (M + H)+
(実施例66)N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド(化合物番号1−229)
(66a)N−(モルホリン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
テトラヒドロピラン−4−イルアミンの代わりに4−アミノモルホリン3.0g(12mmol)を用いて実施例(44a)と同様に反応させ、精製し、標記化合物1.8gを白色固体として得た(収率44%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.69 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.24 (1H, s), 3.87 (4H, m), 2.96 (4H, m), 1.38 (12H, s).
(66b)N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド
実施例(1b)で得た2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(60b)で得た2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン1.6g(0.44mmol)を、実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに実施例(66a)で得たN−(モルホリン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド0.16g(0.48mmol)を用いて、実施例(44b)と同様の反応を行い、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.054gを白色固体として得た(収率25%)。
融点: 153-155 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.11 (1H, brs), 7.77 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.71 (1H, dd, J = 7.4, 2.0 Hz), 7.61 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.58 (1H, m), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.26 (1H, m), 7.17 (1H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.85 (1H, s), 3.88 (4H, s), 3.16 (1H, sept, J = 7.0 Hz), 2.97 (4H, s), 2.54 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 500 (M + H)+.
(実施例67)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア(化合物番号1−592)
(67a)N−モルホリン−4−イル−N’―(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ウレア
1−アミノピペラジンの代わりに4−アミノモルホリンを用いて実施例(59a)と同様に反応を行い、標記化合物の粗生成物0.29gを白色固体として得た(収率100%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.10 (1H, s), 7.73 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.47 (2H, d, J = 8.6 Hz), 5.39 (1H, s), 3.91 (2H, brs), 3.75 (2H, brs), 3.03 (2H, brs), 2.64 (2H, brs), 1.34 (12H, s).
(67b)N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア
実施例(44a)で得た4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−N−(テトラヒドロピラン−4−イル)ベンズアミドの代わりに実施例(67a)で得たN−モルホリン−4−イル−N’―(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ウレア0.22g(0.62mmol)を用い、実施例(44b)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=92:5:3)および高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製して標記化合物0.15gを白色固体として得た(収率55%)。
融点: 146-148 ℃.
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.38 (1H, brs), 8.07 (1H, s), 7.83 (1H, s), 7.48-7.57 (6H, m), 7.46-7.29 (3H, m), 6.91 (1H, d, J = 7.4 Hz), 5.45 (1H, s), 3.91 (2H, brs), 3.72 (2H, brs), 3.18 (1H, sept, J = 7.0 Hz), 3.03 (2H, brs), 2.67 (2H, brs), 2.51 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ES) m/z: 497 (M + H)+
(実施例68)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド(化合物番号1−652)
(68a)N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸2.0g(8.0mmol)をチオニルクロリド(8mL)に懸濁し、窒素雰囲気下で3時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去し、残渣を塩化メチレン(20mL)に溶解した。これに4−アミノ−1−メチルピペリジン1.0g(8.8mmol)およびトリエチルアミン(4mL)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標記化合物の粗生成物2.3g(収率83%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.70 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.01 (1H, m), 4.00 (1H, m), 2.87 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.20 (2H, m), 2.05 (2H, m), 1.66 (2H, m), 1.35 (12H, s).
(68b)3’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.20g(0.56mmol)および実施例(68a)で得られたN−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド0.21g(0.62mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物0.24g(1.1mmol)、水(1.0mL)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.046g(0.056mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で6時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.16g(収率56%)を白色固体として得た。
融点:140 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.03 (1H, brs), 7.87 (1H, s), 7.78 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.62 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.35 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.00 (1H, m), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.84 (2H, m), 2.56 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.17 (2H, m), 2,06 (2H, m), 1.58 (2H, m), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 494 (M+H)+
(実施例69)2−{2−イソプロピル−4−[3−(5−メチル−1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−756)
(69a)5−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド
N,N−ジメチルホルムアミド(0.018mL)を1,2−ジクロロエタン(1mL)に溶解し、オキサリルクロリド(0.020mL)を加え、0℃で10分間攪拌した。さらに室温で10分間攪拌し、再び0℃にし、実施例23で得られた2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(0.23mmol)を1,2−ジクロロエタン(1mL)に溶解して加え、0℃で10分間攪拌した後、室温で24時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.063g(収率73%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.26 (1H, brs), 9.92 (1H, brs), 9.50 (1H, s), 8.02 (1H, s), 7.62 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.44 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, m), 7.00 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.65 (1H, m), 3.13 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 371 (M+H)+
(69b)2−{2−イソプロピル−4−[3−(5−メチル−1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(69a)で得られた5−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド0.24g(0.50mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、0℃で攪拌した。そこに水素化リチウムアルミニウム0.025g(0.66mmol)を加え、0℃で10分間攪拌した。室温まであげた後、6時間加熱還流した。再び室温にし、水、水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.038g(収率65%)を白色固体として得た。
融点:128-130 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.04 (1H, brs), 8.33 (1H, brs), 7.68 (1H, s), 7.42-7.23 (5H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.37 (1H, m), 5.91 (1H, m), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 2.30 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 357 (M+H)+
(実施例70)2−{2−イソプロピル−5−[3−(1−メチル−1H−ピラゾ−ル−4−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−724)
実施例(68a)で得られたN−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドの代わりに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール520mg(2.5mmol)を用いて実施例(68b)と同様に反応させ、精製し、標記化合物270mg(収率44%)を白色固体として得た。
融点:84-86 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.78-7.72 (2H, m), 7.62 (1H, s), 7.49-7.27 (5H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.93 (3H, s), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.51 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 358 (M+H)+。
(実施例71)1−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチル)−4−メチルピペラジン(化合物番号1−690)
(71a)3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアルデヒド
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン2.0g(5.6mmol)および4−ホルミルフェニルボロン酸1.0g(6.8mmol)を1,2−ジメトキシエタン(25mL)に溶解し、水(12mL)、2M炭酸ナトリウム水溶液(11mL)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.32g(0.28mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で5時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を、高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物1.6g(収率73%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.01 (1H, s), 7.93-7.89 (3H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.64 (1H, m), 7.58 (1H, m), 7.47 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 382 (M+H)+
(71b)1−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチル)−4−メチルピペラジン
実施例(71a)で得られた3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアルデヒド0.10g(0.26mmol)を1,2−ジクロロエタン(1.3mL)および酢酸(0.2mL)の混合液に溶解し、1−メチルピペラジンを加え、室温で20分間攪拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム0.20g(0.94mmol)を加え、室温で6時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層をエムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.048g(収率39%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.12 (1H, brs), 7.85 (1H, s), 7.59-7.52 (4H, m), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38-7.28 (4H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.52 (2H, s), 3.16 (1H, hp, J= 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 2.48 (8H, m), 2.28 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 466 (M+H)+
(実施例72)N−({3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチル)−1−メチルピペリジン−4−アミン(化合物番号1−692)
1−メチルピペラジンの代わりに4−アミノ−1−メチルピペリジン0.10mL(0.90mmol)を用い、実施例(71b)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.048g(収率39%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.17 (1H, brs), 7.85 (1H, m), 7.59-7.52 (4H, m), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39-7.33 (3H, m), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.90 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.83 (2H, s), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.81 (2H, m), 2.52 (3H, s), 2.51 (1H, m), 2.26 (3H, s), 1.98 (2H, m), 1.91 (2H, m), 1.45 (2H, m), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 480 (M+H)+
(実施例73)N−{2−フルオロ−3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メタンスルホンアミド(化合物番号1−676)
4−ブロモ−3−フルオロアニリン0.19g(1.0mmol)を塩化メチレン(3mL)に溶解し、ピリジン(1mL)およびメタンスルホニルクロリド0.14g(1.2mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加えて塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離したのち、溶媒を減圧下留去して、粗生成物としてN−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド0.25g(収率93%)を得た。得られたN−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド0.065g(0.24mmol)および実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物0.14g(0.66mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.025g(0.031mmol)を加え、窒素雰囲気下、6時間加熱還流した。反応液を室温にし、酢酸エチルで希釈して、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.038g(収率34%)を白色固体として得た。
融点:179-184 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.73 (1H, s), 7.60 (1H, s), 7.51 (1H, m), 7.43-7.35 (4H, m), 7.24 (1H, m), 7.08 (1H, m), 7.01 (1H, m), 6.96 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.22 (1H, m), 3.03 (3H, s), 2.57 (3H, s), 1.47 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 465 (M+H)+
(実施例74)N−{2−フルオロ−3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロパンスルホンアミド(化合物番号1−678)
メタンスルホニルクロリドの代わりにシクロプロパンスルホニルクロリド0.28g(2.0mmol)を用いて、実施例73と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.12g(収率51%)を白色固体として得た。
融点:124-128 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.49 (1H, brs), 9.06 (1H, brs), 7.76 (1H, s), 7.59 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.45-7.40 (3H, m), 7.35 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.23 (1H, m), 7.11 (1H, m), 7.02 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.22 (1H, m), 2.52 (3H, s), 2.15 (1H, m), 1.42 (6H, d, J = 7.3 Hz), 1.06-1.04 (2H, m), 0.80-0.78 (2H, m).
MS(ESI) m/z : 491 (M+H)+
(実施例75)2−フルオロ−3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号1−680)
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.12g(0.30mmol)および4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.078g(0.31mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物0.014g(0.67mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.028g(0.034mmol)を加え、窒素雰囲気下、18時間加熱還流した。反応液を室温にし、酢酸エチルで希釈して、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:9)で精製し、標記化合物0.060g(収率44%)を白色固体として得た。
融点:246-248 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 12.11 (0.5H, s), 12.06 (0.5H, s), 8.00 (0.5H, s), 7.83 (0.5H, s), 7.80-7.46 (9.5H, m), 7.26 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.02 (0.5H, dd, J = 1.5, 6.8 Hz), 3.08 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.33-1.31 (6H, m).
MS(ESI) m/z : 451 (M+H)+。
(実施例76)6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−アミン(化合物番号1−684)
(76a)2−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−5−ニトロピリジン
4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに2−クロロ−5−ニトロピリジン0.090g(0.57mmol)を用いて、実施例75と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.13g(収率63%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.45 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.48 (1H, dd, J = 2.3, 8.6 Hz), 8.33 (1H, m), 8.09 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.92 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.73 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.52 (1H, m), 7.37 (1H, m), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.16 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 400 (M+H)+
(76b) 6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−アミン
実施例(76a)で得られた2−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−5−ニトロピリジン0.12g(0.31mmol)をエタノール(3mL)に溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素0.025gを加えて、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.059g(収率52%)を赤褐色アモルファスとして得た。
融点:119-124 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 8.23 (1H, s), 8.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 8.03 (1H, d, J = 2.9 Hz), 7.80 (1H, m), 7.72 (1H, m), 7.57 (1H, m), 7.51 (1H, m), 7.32 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.15 (1H, m), 3.45 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.44 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 370 (M+H)+
(実施例77)N−(6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(化合物番号1−686)
実施例(76b)で得られた6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−アミン0.050(0.14mmol)を塩化メチレン(0.5mL)に溶解し、ピリジン(0.5mL)およびメタンスルホニルクロリド0.025g(0.22mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた粗生成物にアセトニトリル、水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中性とした後、高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.022g(収率36%)を淡紅色固体として得た。
融点:128-131 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.54 (1H, d, J = 2.5 Hz), 8.11 (1H, s), 7.83 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.60-7.57 (2H, m), 7.48 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.44 (1H, m), 7.35 (1H, m), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.23 (1H, m), 2.59 (3H, s), 2.55 (3H, s), 1.48 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 448 (M+H)+
(実施例78)2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−682)
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.21g(0.51mmol)およびt−ブチル 3−ブロモ−1H−ピロール−1−カルボキシレート0.13g(0.53mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物0.22g(1.0mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.050g(0.061mmol)を加え、窒素雰囲気下、4時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、t−ブチル 3−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレート0.14g(収率62%)を白色アモルファスとして得た。得られたt−ブチル 3−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレート0.14g(0.30mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、25%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液0.50mL(2.3mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した後、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.077g(収率76%)を白色固体として得た。
融点:112-114 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.59 (1H, brs), 7.79 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.41-7.31 (4H, m), 7.06 (1H, s), 6.90 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.79 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.52 (1H, s), 3.17 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 343 (M+H)+
(実施例79)6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン(化合物番号1−784)
4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン0.027g(1.1mmol)を用いて、実施例75と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.26g(収率59%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.36 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.89 (1H, s), 7.66 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.62 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.34-7.31 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.27 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.17 (1H, m), 3.01 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.52 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 440 (M+H)+
(実施例80)6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン 1−オキシド(化合物番号1−786)
実施例79で得られた6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン0.089g(0.20mmol)のメタノール(2mL)溶液に、水(1mL)および過ヨウ素酸ナトリウム0.049g(0.23mmol)を加えて、室温で20時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた粗生成物にアセトニトリルおよび水を加え、高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.049g(収率53%)を白色固体として得た。
融点:145-148 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.38 (1H, s), 8.00 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.93-7.91 (2H, m), 7.68 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.62 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.54-7.46 (2H, m), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.02 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.64-3.50 (3H, m), 3.22 (1H, m), 2.94 (1H, m), 2.52 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 456 (M+H)+。
(実施例81)6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン 1,1−ジオキシド(化合物番号1−788)
実施例79で得られた6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オン0.045g(0.10mmol)を塩化メチレン(3mL)に溶解し、m−クロロ過安息香酸0.036g(0.21mmol)を加えて、室温で20時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.0047g(収率10%)を白色固体として得た。
融点:115-119 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.31 (1H, brs), 8.35 (1H, s), 8.08-8.01 (2H, m), 7.94 (1H, s), 7.73 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.59 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.52 (1H, m), 7.43 (1H, m), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.97 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.73 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.45 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.17 (1H, m), 2.54 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 472 (M+H)+
(実施例82)2−{4−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−778)
4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに6−ブロモチオクロマン0.35g(1.5mmol)を用いて、実施例75と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.38g(収率60%)を白色固体として得た。
融点:115-117 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.82 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.52 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.43 (1H, m), 7.37 (1H, m), 7.32-7.29 (3H, m), 7.12 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.19 (1H, m), 3.05 (2H, t, J = 5.9 Hz), 2.86 (2H, t, J = 5.9 Hz), 2.56 (3H, s), 2.17-2.12 (2H, m), 1.44 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 426 (M+H)+
(実施例83)2−{2−イソプロピル−4−[3−(1−オキシド−3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−780)
実施例79で得られた6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロ−4H−チオクロメン−4−オンの代わりに、実施例82で得られた2−{4−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.092g(0.22mmol)を用いて、実施例80と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.049g(収率51%)を白色固体として得た。
融点:136-139 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (1H, s), 7.66 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.62-7.56 (2H, m), 7.52-7.49 (4H, m), 7.28 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.37 (1H, m), 3.18 (1H, m), 3.11 (1H, m), 3.00 (1H, m), 2.90 (1H, m), 2.55 (3H, s), 2.51 (1H, m), 2.08 (1H, m), 1.40 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 442 (M+H)+
(実施例84)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−782)
実施例82で得られた2−{4−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−チオクロメン−6−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.11g(0.25mmol)のメタノール(6mL)溶液に、水(2mL)および過ヨウ素酸ナトリウム0.17g(0.77mmol)を加えて、8時間加熱還流した。反応液を室温にした後、水を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.082g(収率73%)を白色アモルファスとして得た。
融点:138-141 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.94 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.87 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.59 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.54 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.49-7.42 (3H, m), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.39-3.37 (2H, m), 3.17 (1H, m), 3.07 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.55-2.50 (2H, m), 2.47 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 458 (M+H)+
(実施例85)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−790)
4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン 1,1−ジオキシド0.27g(1.1mmol)を用いて、実施例75と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.15g(収率35%)を白色固体として得た。
融点:137-138 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.89 (1H, s), 7.77-7.73 (2H, m), 7.69 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.59 (1H, s), 7.55-7.48 (2H, m), 7.39 (1H, m), 7.29-7.24 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.75 (1H, d, J = 6.8 Hz), 3.18 (1H, m), 2.56 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 442 (M+H)+。
(実施例86)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−792)
実施例85で得られた2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.095g(0.22mmol)のエタノール(10mL)溶液に、10%パラジウム−炭素0.050gを加えて、水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.086g(収率90%)を白色固体として得た。
融点:128-131 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.57 (1H, brs), 7.89 (1H, s), 7.77 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.69-7.67 (2H, m), 7.60 (1H, s), 7.53 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.48 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.53 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.43 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 444 (M+H)+
(実施例87)N−(6−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド(化合物番号1−688)
メタンスルホニルクロリドの代わりに、シクロプロパンスルホニルクロリド0.078g(0.56mmol)を用いて、実施例77と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.079g(収率61%)を白色固体として得た。
融点:133-136 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.54 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.11 (1H, s), 7.90 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.65 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.57 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.55 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, m), 7.36 (1H, m), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.30 (1H, m), 2.51 (3H, s), 2.34 (1H, m), 1.46 (6H, d, J = 7.3 Hz), 1.10-1.07 (2H, m), 0.89-0.85 (2H, m).
MS(ESI) m/z : 474 (M+H)+
(実施例88)2−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−5−(メチルスルホニル)ピリジン(化合物番号1−536)
4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに2−ブロモ−5−(メチルスルホニル)ピリジン0.13g(0.50mmol)を用いて、実施例75と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.11g(収率52%)を白色固体として得た。
融点:112-114 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.87 (1H, brs), 9.18 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.34 (1H, s), 8.23 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 8.10 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.94 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.75 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.27 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 3.14 (3H, s), 2.47 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 433 (M+H)+
(実施例89)2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−730)
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.36g(1.0mmol)をN−メチル−2−ピロリジノン(2mL)に溶解し、1H−ピラゾール0.34g(5.0mmol)、炭酸カリウム0.32g(2.3mmol)およびヨウ化銅(I)0.022g(0.12mmol)を加えて、マイクロウェーブ反応装置中、195℃にて1時間撹拌した。反応混合物を室温にしたのち、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルで濾過した後、高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.066g(収率19%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.81 (1H, brs), 7.95-7.92 (2H, m), 7.76 (1H, m), 7.74 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.53 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.28 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.44 (1H, t, J = 2.0 Hz), 3.13 (1H, m), 2.46 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 344 (M+H)+
(実施例90)2−{4−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−764)
1H−ピラゾールの代わりに1H−イミダゾール0.096g(1.4mmol)を用いて、実施例89と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.12g(収率56%)を白色固体として得た。
融点:158-161 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.02 (1H, s), 7.86 (1H, s), 7.72 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.49-7.43 (2H, m), 7.34-7.29 (3H, m), 7.19 (1H, s), 6.97 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.13 (1H, m), 2.45 (3H, s), 1.33 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 344 (M+H)+。
(実施例91)2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−762)
1H−ピラゾールの代わりに、1H−1,2,4−トリアゾール0.077g(1.1mmol)を用いて、実施例89と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.069g(収率39%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.06 (1H, brs), 8.58 (1H, s), 8.10 (1H, s), 7.97 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.65 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.51 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.97 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.13 (1H, m), 2.44 (3H, s), 1.33 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 345 (M+H)+
(実施例92)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(4−メチルピペラジン−1−イル)ウレア(化合物番号1−575)
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.10g(0.27mmol)および実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレア0.11g(0.29mmol)を1,2−ジメトキシエタン(3mL)に溶解し、水(1.5mL)、2M炭酸ナトリウム水溶液(0.80mL)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.016g(0.014mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で3時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.087g(収率61%)を白色固体として得た。
融点:145 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.27 (1H, brs), 8.14 (1H, s), 7.70 (1H, dd, J = 2.3, 7.8 Hz), 7.56-7.49 (5H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.16 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.4 Hz), 5.37 (1H, s), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 3.08 (2H, m), 2.81 (2H, m), 2.66 (2H, m), 2.53 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.33 (2H, m), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 528 (M+H)+
(実施例93)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−301)
(93a)t−ブチル 2−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレート
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.10g(0.27mmol)および1−(t−ブトキシカルボニル)ピロール−2−ボロン酸0.062g(0.29mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)に溶解し、水(0.5mL)、リン酸三カリウムn水和物0.12g(0.54mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.022g(0.027mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で6時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.66g(収率53%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.95 (1H, brs), 7.61 (1H, m), 7.57 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.36 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.27 (1H, m), 7.09 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.25-6.21 (2H, m), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.41 (9H, s).
MS(ESI) m/z: 461 (M+H)+
(93b)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(93a)で得られたt−ブチル 2−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレートをテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、25%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(0.3mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣に水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.044g(収率90%)を白色固体として得た。
融点:103-106 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.06 (1H, brs), 9.05 (1H, brs), 7.85 (1H, m), 7.40-7.33 (2H, m), 7.24-7.20 (1H, m), 7.11 (1H, m), 6.91 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.88 (1H, m), 6.58 (1H, s), 6.26 (1H, m), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 361 (M+H)+
(実施例94)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア(化合物番号1−604)
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(67a)で得られたN−モルホリン−4−イル−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレア0.069g(0.20mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.034g(収率34%)を白色固体として得た。
融点:141-143 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.99 (1H, brs), 8.11 (1H, s), 7.70 (1H, m), 7.56-7.52 (5H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.27 (1H, m), 7.16 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.34 (1H, s), 3.93 (2H, m), 3.73 (2H, m), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 3.03 (2H, m), 2.65 (2H, m), 2.55 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 515 (M+H)+
(実施例95)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(1−メチルピペリジン−4−イル)ウレア(化合物番号1−670)
(95a)N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレア
2−(4−イソシアネートフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン0.20g(0.82mmol)を塩化メチレン(2mL)に溶解し、4−アミノ−1−メチルピペリジン0.10g(0.90mmol)を加え、室温で5時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、標記化合物の粗生成物0.29g(収率98%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.72 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.35 (1H, s), 4.64 (1H, m), 3.69 (1H, m), 2.75 (2H, m), 2.26 (3H, s), 2.08 (2H, m), 1.97 (2H, m), 1.44 (2H, m), 1.33 (12H, s).
(95b)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(1−メチルピペリジン−4−イル)ウレア
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(95a)で得られたN−(1−メチルピペリジン−4−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレア0.11g(0.29mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.039g(収率27%)を淡黄色固体として得た。
融点:145 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.10 (1H, brs), 7,59 (1H, m), 7.47 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31-7.25 (3H, m), 7.21 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.03 (1H, m), 3.61 (1H, m), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.71 (2H, m), 2.55 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.07 (2H, m), 1.88 (2H, m), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.35 (2H, m).
MS(ESI) m/z: 527 (M+H)+。
(実施例96)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}モルホリン−4−カルボキシアミド(化合物番号1−634)
(96a)N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]モルホリン−4−カルボキシアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンの代わりにモルホリン0.078g(0.90mmol)を用いて、実施例(95a)と同様に反応させ、標記化合物の粗生成物0.27g(収率92%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.72 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.36 (1H, s), 3.73 (4H, m), 3.48 (4H, m), 1.33 (12H, s).
(96b)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}モルホリン−4−カルボキシアミド
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(32a)で得られたN−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]モルホリン−4−カルボキシアミド0.096g(0.29mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.035g(収率26%)を無色固体として得た。
融点:140 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.25 (1H, brs), 7,66 (1H, m), 7.53-7.45 (3H, m), 7.40-7.35 (3H, m), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (1H, m), 6.91 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.48 (1H, s), 3.73 (4H, m), 3.48 (4H, m), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.15 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 500 (M+H)+
(実施例97)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−4−メチルピペラジン−1−カルボキシアミド(化合物番号1−622)
(97a)4−メチル−N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシアミド
N−アミノモルホリンの代わりに4−アミノ−1−メチルピペリジン0.090g(0.90mmol)を用いて、実施例(95a)と同様に反応させ、標記化合物の粗生成物0.27g(収率100%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.73 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.37 (2H, d, J = 7.8 Hz), 6.45 (1H, s), 3.52 (4H, m), 2.44 (4H, m), 2.33 (3H, s), 1.33 (12H, s).
(97b)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−4−メチルピペラジン−1−カルボキシアミド
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(97a)で得られた4−メチル−N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシアミド0.10g(0.29mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.034g(収率24%)を白色固体として得た。
融点:136-138 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.03 (1H, brs), 7,67 (1H, dd, J = 2.3, 7.8 Hz), 7.53-7.46 (3H, m), 7.40-7.34 (3H, m), 7.25 (1H, m), 7.13 (1H, m), 6.91 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.39 (1H, s), 3.52 (4H, m), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 2.45 (4H, m), 2.33 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 512 (M+H)+
(実施例98)2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド(化合物番号1−658)
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(68a)で得られたN−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド0.10g(0.29mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.074g(収率53%)を白色固体として得た。
融点:134-136 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.05 (1H, brs), 7,81 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.74 (1H, m), 7.65 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.60 (1H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.27 (1H, m), 7.19 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.02 (1H, brs), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.82 (2H, m), 2.55 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.19 (2H, m), 2.05 (2H, m), 1.60 (2H, m), 1.41 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 512 (M+H)+
(実施例99)2−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアセトアミド(化合物番号1−709)
(99a)N−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル―2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]アセトアミド
[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]酢酸を塩化メチレン(2mL)に溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.29g(1.5mmol)、モルホリン0.099g(1.1mmol)を加え、室温で12時間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下濃縮し、標記化合物の粗生成物0.23g(収率90%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.74 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.2 Hz), 3.74 (2H, s), 3.62 (4H, m), 3.39 (4H, m), 1.34 (12H, s).
(99b)2−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアセトアミド
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(99a)で得られたN−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル―2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]アセトアミド0.22g(0.67mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.19g(収率61%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.19 (1H, brs), 7.69 (1H, m), 7.56-7.50 (3H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.29-7.23 (3H, m), 7.14 (1H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.75 (2H, s), 3.65 (4H, m), 3.48 (4H, m), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.52 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 499 (M+H)+
(実施例100)4−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}モルホリン(化合物番号1−711)
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]モルホリン0.26g(0.88mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.35g(収率93%)を白色固体として得た。
融点:109-111 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.08 (1H, brs), 7.67 (1H, m), 7.50-7.45 (3H, m), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, m), 7.12 (1H, m), 6.95-6.89 (3H, m), 3.86 (4H, m), 3.20 (4H, m), 3.13 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 457 (M+H)+。
(実施例101)2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸(化合物番号1−751)
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに4−メトキシカルボニルフェニルボロン酸1.3g(7.0mmol)を用いて実施例92と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、標記化合物のメチルエステル体1.7g(収率59%)を無色アモルファスとして得た。得られたメチルエステル体1.7g(3.9mmol)をエタノール(20mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣に水を加え、2N塩酸水溶液で中和後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標記化合物の粗生成物1.2g(収率75%)を白色固体として得た。
融点:160-161 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.98 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.90 (1H, brs), 7.72 (1H, brs), 7.64-7.59 (4H, m), 7.29 (1H, m), 7.06 (1H, m), 3.16 (3H, s), 3.06 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 1.30 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 416 (M+H)+
(実施例102)2−{4−[4−フルオロ−3−(5−メチル−1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−757)
(102a)5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド
実施例23で得られた2−{2−イソプロピル−4−[3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジンの代わりに、実施例(93b)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.17g(0.47mmol)を用いて実施例(69a)と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.14g(収率76%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.14 (1H, brs), 9.95 (1H, brs), 9.51 (1H, s), 7.99 (1H, m), 7.53 (1H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.21-7.14 (2H, m), 6.97 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.71 (1H, m), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
(102b)2−{4−[4−フルオロ−3−(5−メチル−1H−ピロール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(69a)で得られた5−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−2−カルボアルデヒドの代わりに実施例(102a)で得られた5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド0.14g(0.34mmol)を用いて実施例(69b)と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.095g(収率73%)を白色固体として得た。
融点:118-121 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.10 (1H, brs), 8.74 (1H, brs), 7.80 (1H, m), 7.38-7.29 (2H, m), 7.23 (1H, m), 7.08 (1H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.45 (1H, m), 5.92 (1H, m), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 2.33 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 374 (M+H)+
(実施例103)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルチオ)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン(化合物番号1−713)
(103a)4,4,5,5−テトラメチル−2−{4−[(メチルチオ)メチル]フェニル}−1,3,2−ジオキサボロラン
2−[4−(ブロモメチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン0.90g(3.0mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶解し、ナトリウムチオメトキシド0.25g(3.5mmol)を加えて、室温で18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、標記化合物の粗生成物0.77g(収率96%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.74 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.29 (2H, d, J = 7.8 Hz), 3.66 (2H, s), 1.96 (3H, s), 1.33 (12H, s).
(103b)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルチオ)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン
実施例(59a)で得られたN−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチルー1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに、実施例(103a)で得られた4,4,5,5−テトラメチル−2−{4−[(メチルチオ)メチル]フェニル}−1,3,2−ジオキサボロラン0.77g(2.9mmol)を用いて、実施例92と同様に反応を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=7:3)で精製し、標記化合物0.71g(収率82%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.46 (1H, brs), 7.72 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.56-7.51 (3H, m), 7.42 (1H, m), 7.35 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.17 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.70 (2H, s), 3.14 (1H, m), 2.50 (3H, s), 2.02 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 432 (M+H)+
(実施例104)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルスルフィニル)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン(化合物番号1−715)
実施例(103b)で得られた2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルチオ)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン0.13g(0.30mmol)のメタノール(3mL)溶液に、水(0.8mL)および過ヨウ素酸ナトリウム0.078g(0.37mmol)を加えて、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:9)で精製し、標記化合物0.082g(収率61%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.80 (1H, brs), 7.72 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.59-7.57 (3H, m), 7.43 (1H, m), 7.34 (2H, d, J = 7.3 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.17 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.08, 3.97 (2H, ABq, J = 12.7 Hz), 3.13 (1H, m), 2.49 (3H, s), 2.46 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 448 (M+H)+
(実施例105)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルスルホニル)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン(化合物番号1−717)
実施例(103b)で得られた2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルチオ)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン0.17g(0.40mmol)のメタノール(5mL)溶液に、水(2mL)および過ヨウ素酸ナトリウム0.43g(2.0mmol)を加えて、4時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:3)で精製し、標記化合物0.12g(収率64%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.86 (1H, brs), 7.72 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.62-7.57 (3H, m), 7.47-7.42 (3H, m), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.18 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.28 (2H, s), 3.12 (1H, m), 2.79 (3H, s), 2.46 (3H, s), 1.34 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 464 (M+H)+。
(実施例106)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−759)
(106a)2−[4−(3−エチニル−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.56g(1.5mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、トリエチルアミン1.5mL(11mmol)、トリメチルシリルアセチレン0.35g(3.6mmol)、ヨウ化銅(I)0.016g(0.081mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド0.012g(0.017mmol)を加えて、8時間加熱還流した。反応液に酢酸エチルを加えてセライト濾過した後、濾液に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をメタノール(5mL)に溶解し、炭酸カリウム0.050g(0.36mmol)を加えて、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物0.38g(収率80%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.36 (1H, brs), 7.78 (1H, dd, J = 2.0, 6.8 Hz), 7.58 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.17 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.10 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.28 (1H, s), 3.13 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 320 (M+H)+
(106b)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(106a)で得られた2−[4−(3−エチニル−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.32g(1.0mmol)にトリメチルシリルアジド2.0mL(15mmol)を加えて、24時間加熱還流した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびジエチルエーテルを加えて室温で20分間撹拌した。析出物を濾取し、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.12g(収率33%)を白色固体として得た。
融点:233-235 ℃
1H-NMR (500 MHz, CD3OD) δppm: 8.24 (1H, d, J = 6.4 Hz), 8.13 (1H, m), 7.58 (1H, m), 7.47 (1H, m), 7.25-7.21 (2H, m), 7.12 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.18 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 363 (M+H)+
(実施例107)2−{5−[3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−737)
(107a)1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
水素化ナトリウム(55%、油性)0.54g(12mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に懸濁し、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール2.0g(10mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ml)を加え、室温で1時間攪拌した後、ヨードエタン2.4g(16mmol)をゆっくり滴下し、室温で3日間攪拌した。反応溶液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)にて精製を行い、標記化合物1.7g(収率74%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.78 (1H, s), 7.70 (1H, s), 4.19 (2H, q, J = 7.3 Hz), 1.49 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.32 (12H, s).
(107b)2−{5−[3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−3H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン)1.0g(2.7mmol)および実施例(107a)で得られた1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール0.89g(4.0mmol)を1,2−ジメトキシエタン(30mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物1.1g(5.3mmol)、水(3mL)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.22g(0.27mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で24時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.87g(収率83%)を白色固体として得た。
融点:76-78 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.87-7.80 (3H, m), 7.41 (1H, m), 7.38 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.24 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (1H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.21 (2H, q, J = 7.4 Hz), 3.16 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.50 (3H, s), 1.53 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.39 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 390 (M + H)+.
(実施例108)2−{5−[4−フルオロ−3−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−741)
(108a)1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
ヨードエタンの代わりに2−ヨードプロパン1.3g(16mmol)を用いて(実施例107a)と同様にして反応、精製を行い、標記化合物0.77g(収率63%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.77 (1H, s), 7.72 (1H, s), 4.51 (1H, hp, J = 6.7 Hz), 1.50 (6H, d, J = 6.7 Hz), 1.32 (12H, s).
(108b)2−{5−[4−フルオロ−3−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン
実施例(107a)で得られた1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに実施例(108a)で得られた1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール190mg(0.80mmol)を用いて実施例(107b)と同様の反応を行い、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物44mg(収率21%)を白色固体として得た。
融点:84-85 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.84-7.76 (3H, m), 7.42-7.34 (2H, m), 7.24 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.09 (1H, m), 6.91 (1H, d, J = 8.2 Hz), 4.52 (1H, hp, J = 6.7 Hz), 3.11 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.39 (3H, s), 1.54 (6H, d, J = 6.7 Hz), 1.29 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 404 (M+H)+
(実施例109)4−({2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}メチルモルホリン(化合物番号1−551)
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン)75mg(0.20mmol)および4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン91mg(0.30mmol)を用い、実施例(107b)と同様の反応を行った。得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物17mg(収率18%)を白色固体として得た。
融点:147-161 ℃
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.95 (1H, s), 7.70 (1H, dd, J = 2.2, 7.9 Hz), 7.56 (1H, m), 7.51 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.36 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.27 (1H, m), 7.25-7.24 (2H, m), 7.16 (1H, dd, J = 8.5, 10.3 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.9 Hz), 3.72 (4H, m), 3.52 (2H, s), 3.18 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 2.48-2.47 (4H, m), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 471 (M+H)+
(実施例110)2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−725)
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン)75mg(0.20mmol)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール63mg(0.30mmol)を用い、実施例(107b)と同様の反応を行った。得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物17mg(収率23%)を黄色アモルファスとして得た。
融点:77-97 ℃
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.1 (1H, s), 7.81 (1H, m), 7.77 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.43 (1H, m), 7.35 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, s), 7.22 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.12 (1H, dd, J=8.5, 10.9 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.94 (3H, s), 3.19 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0Hz).
MS(ESI) m/z: 376 (M+H)+。
(実施例111)N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロパンスルホンアミド(化合物番号1−181)
窒素雰囲気下、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン4.4g(20mmol)を1,2−ジクロロエタン(50mL)に溶解し、シクロプロパンスルホニルクロリド2.1ml(20mmol)、ピリジン(1ml)を加え、室温で12時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=2:1)を用いて精製した後、ヘキサン−酢酸エチルより再結晶し、N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロパンスルホンアミド3.8g(収率59%)を白色固体として得た。
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン)0.38g(1.0mmol)およびN−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロパンスルホンアミド0.39g(1.2mmol)を用い、実施例(107b)と同様の反応を行った。得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.060g(収率12%)を濃紫色アモルファスとして得た。
融点:119-129 ℃
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.3 (1H, s), 7.68 (1H, dd, J = 2.2, 7.6 Hz), 7.55 (1H, m), 7.49 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.40 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.28 (1H, m), 7.25 (1H, s), 7.15 (1H, dd, J = 8.6, 10.5 Hz), 6.94 (2H, d, J = 7.6 Hz), 3.19 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.52 (3H, s), 2.50 (1H, m), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.17 (2H, d, J = 7.4 Hz), 0.95 (2H, d, J = 7.4 Hz).
MS(ESI) m/z: 491 (M+H)+
(実施例112)2−{5−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−723)
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン75mg(0.20mmol)およびt−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート88mg(0.30mmol)を用い、実施例(107b)と同様の反応を行った。反応溶媒を減圧下留去して得られた残渣をシリカゲルで濾過した後、テトラヒドロフラン(5ml)に溶解し、25%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(0.6ml)を加え室温で2時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣に水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物32mg(収率44%)を白色固体として得た。
融点:129-136 ℃
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.2 (1H, s), 7.94 (2H, s), 7.83 (1H, dd, J = 2.2, 7.4 Hz), 7.44 (1H, m), 7.36(1H, t, J = 7.4 Hz), 7.25 (1H, s), 7.23 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.13(1H, dd, J = 8.4, 10.8 Hz), 6.93(1H, d, J = 7.4 Hz), 3.20 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.54(3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 362 (M+H)+
(実施例113)2−{5−[4−フルオロ−3−(2−フリル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−744)
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン)75mg(0.20mmol)および2−(3−フリル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン58mg(0.30mmol)を用い、実施例(107b)と同様の反応を行った。得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物50mg(収率69%)を白色アモルファスとして得た。
融点:78-90 ℃
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.09 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.47 (1H, m), 7.43 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.24 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.12 (1H, dd, J = 8.6, 11.0 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.85 (1H, t, J = 3.5 Hz), 6.49 (1H, dd, J = 2.0, 3.5 Hz), 3.17 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.45 (3H, s), 1.34 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 362 (M+H)+
(実施例114)2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−オール(化合物番号1−697)
実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.20g(0.53mmol)および4−ヒドロキシフェニルボロン酸0.081g(0.59mmol)を1,2−ジメトキシエタン(4mL)に溶解し、水(2mL)、2M炭酸ナトリウム水溶液(1.2mL)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.031g(0.027mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で5時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.14g(収率67%)を白色固体として得た。
融点:143-145 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.65 (1H, m), 7.42-7.36 (2H, m), 7.26 (1H, m), 7.19 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.81 (2H, d, J = 7.8 Hz), 3.50 (1H, brs), 3.24 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.55 (3H, s), 1.43 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 388 (M+H)+
(実施例115)2−{4−[6−フルオロ−4’−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−699)
実施例114で得られた2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−オールをテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、ジ−t−ブチル ジアゾカルボキシレート0.090g(0.39mmol)およびトリフェニルホスフィン0.10g(0.39mmol)を加え、室温で10分攪拌した。1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン0.030g(0.26mmol)を加え、室温で20時間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を濃縮し、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.054g(収率43%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.06 (1H, brs), 7.66 (1H, m), 7.51-7.44 (3H, m), 7.37 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.26 (1H, m), 7.13 (1H, m), 6.96-6.90 (3H, m), 4.13 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.91 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.62 (4H, m), 2.53 (3H, s), 1.81 (4H, m), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 485 (M+H)+。
(実施例116)4−[2−({2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}オキシ)エチル]モルホリン(化合物番号1−707)
1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジンの代わりに2−N−モルホリノエタノール0.039g(0.30mmol)を用いて、実施例115と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.10g(収率79%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.16 (1H, brs), 7.66 (1H, m), 7.51-7.45 (3H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, m), 7.13 (1H, m), 6.96-6.90 (3H, m), 4.14 (2H, t, J = 5.8 Hz), 3.73 (4H, m), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.81 (2H, t, J = 5.8 Hz), 2.58 (4H, m), 2.52 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 501 (M+H)+
(実施例117)2−{4−[6−フルオロ−4’−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−705)
1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジンの代わりに1−ピペリジンエタノール0.056g(0.43mmol)を用いて、実施例115と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.060g(収率34%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.09 (1H, brs), 7.66 (1H, m), 7.51-7.45 (3H, m), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, m), 7.13 (1H, m), 6.95-6.90 (3H, m), 4.13 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.78 (2H, t, J = 5.9 Hz), 2.53 (3H, s), 2.51 (4H, m), 1.61 (4H, m), 1.44 (2H, m), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 499 (M+H)+
(実施例118)N−[2−({2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}オキシ)エチル]−N,N−ジメチルアミン(化合物番号1−721)
1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジンの代わりにN,N−ジメチルアミノエタノール0.028g(0.31mmol)を用いて、実施例115と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.0099g(収率8.3%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.19 (1H, brs), 7.68 (1H, m), 7.51-7.47 (3H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, m), 7.16 (1H, m), 6.98-6.92 (3H, m), 4.10 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.75 (2H, t, J = 5.5 Hz), 2.53 (3H, s), 2.35 (6H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 459 (M+H)+
(実施例119)2−(4−{6−フルオロ−4’−[2−(1H−ピロール−1−イル)エトキシ]−1,1‘−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン(化合物番号1−703)
1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジンの代わりに1−(2−ヒドロキシエチル)ピロール0.035g(0.31mmol)を用いて、実施例115と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.052g(収率42%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.13 (1H, brs), 7.68 (1H, m), 7.53-7.47 (3H, m), 7.39 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.27 (1H, m), 7.15 (1H, m), 6.95-6.90 (3H, m), 6.78-6.76 (2H, m), 6.18-6.16 (2H, m), 4.29 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.25 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.15 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 481 (M+H)+
(実施例120)1−[2−({2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}オキシ)エチル]ピロリジン−2−オン(化合物番号1−701)
1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジンの代わりに1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オン0.040g(0.31mmol)を用いて、実施例115と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.024g(収率18%)を白色固体として得た。
融点:95 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.08 (1H, brs), 7.66 (1H, m), 7.52-7.46 (3H, m), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, m), 7.13 (1H, m), 6.92-6.89 (3H, m), 4.14 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.69 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.59 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.14 (1H, hp, J = 7.0 Hz), 2.53 (3H, s), 2.39 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.02 (2H, q, J = 7.8 Hz), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z: 498 (M+H)+。
(実施例121)2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−735)
(121a)2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン
実施例(60a)で得られた1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン3.6g(12mmol)をジメチルスルホキシド(50mL)に溶解し、60℃で攪拌し、そこに48%臭化水素酸水溶液(12mL)を徐々に加えた後、60℃で3時間攪拌した。反応液を室温に戻し、水(100mL)にあけ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH8とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣を酢酸(40mL)に溶解し、酢酸アンモニウム5.0g(65mmol)、ヘキサメチレンテトラミン0.30g(2.1mmol)を加え、1.5時間加熱還流した。反応液を室温に戻し、水(400mL)にあけ、不溶物を濾過して除去した。濾液を28%アンモニア水で中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル:メタノール=50:1)にて精製し、標記化合物1.1g(収率27%)を黄色固体として得た。
融点:205 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.43 (1H, brs), 7.90 (1H, m), 7.72 (1H, s), 7.57 (1H, m), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.26 (1H, m), 7.16 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.01 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.56 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 332 (M+H)+
(121b)2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジンおよび2−(5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジン
水素化ナトリウム(60%、油性)0.11g(2.8mmol)をヘキサンで洗浄し、乾燥した。テトラヒドロフラン(10mL)に懸濁し、ここに実施例(121a)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン0.61g(1.8mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解して加え、室温で15分間攪拌した。2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド0.37g(2.2mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層をエムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=2:1)で精製し、標記化合物の混合物0.81g(収率95%)を黄色アモルファスとして得た。
MS(ESI) m/z: 462 (M+H)+
(121c)2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン
実施例(121b)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジンおよび2−(5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジンの混合物0.40g(0.86mmol)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール0.27g(1.3mmol)を1,2−ジメトキシエタン(4mL)に溶解し、2M炭酸ナトリウム水溶液(2mL)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.047g(0.043mmol)を加え、窒素雰囲気下、シールドチューブ内で4時間加熱還流した。反応液を室温にし、水を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH,溶出溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=7:3)精製し、標記化合物の保護体0.37gを淡黄色アモルファスとして得た。得られた保護体0.37g(0.79mmol)をエタノール(6mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(3mL)を加え、室温で1時間攪拌した後、80℃で12時間攪拌した。反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH,溶出溶媒;酢酸エチル:メタノール=30:1)で精製し、標記化合物0.17g(収率59%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.49 (1H, brs), 7.84 (1H, m), 7.80 (1H, s), 7.76 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.72 (1H, s), 7.45-7.37 (2H, m), 7.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (1H, m), 6.96 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.94 (3H, s), 2.55 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 334 (M+H)+
(実施例122)2−{5−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−742)
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸0.26g(1.3mmol)を用いて、実施例(121c)と同様に反応させ、精製し、標記化合物0.27g(収率78%)を白色固体として得た。
融点:202 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.39 (1H, brs), 7.97 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.79-7.72 (4H, m), 7.66 (1H, m), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.22 (1H, m), 6.99 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.09 (3H, s), 2.56 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例123)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−683)
(123a)2−{4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(1b)で得られた2−[4−(3−ブロモフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジンの代わりに、実施例(60b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル]−6−メチルピリジン3.8g(10mmol)を用いて、実施例(35a)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物2.0g(収率47%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.02 (1H, m), 7.63 (1H, m), 7.34 (1H, m), 7.12 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.04 (1H, m), 6.91 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.54 (3H, s), 1.41 (6H, d, J = 7.3 Hz), 1.24 (12H, s).
MS(ESI) m/z : 422 (M+H)+
(123b)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(35a)で得られた2−{2−イソプロピル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジンの代わりに、実施例(123a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.21g(0.50mmol)を用いて、実施例78と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.057g(収率31%)を白色アモルファスとして得た。
融点:106-110 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.56 (1H, brs), 8.58 (1H, brs), 7.83 (1H, d, J = 6.3 Hz), 7.39-7.36 (2H, m), 7.28-7.26 (2H, m), 7.10 (1H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.80 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.57 (1H, s), 3.15 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 361 (M+H)+
(実施例124)2−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−5−(メチルスルホニル)ピリジン(化合物番号1−694)
実施例(123a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.21g(0.50mmol)および2−ブロモ−5−(メチルスルホニル)ピリジン0.12g(0.46mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物0.22g(1.0mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.043g(0.053mmol)を加え、窒素雰囲気下、2時間加熱還流した。反応液を室温にし、酢酸エチルで希釈して、シリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物0.12g(収率56%)を白色アモルファスとして得た。
融点:105-108 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.73 (1H, brs), 9.18 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.35 (1H, d, J = 7.8 Hz), 8.26 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 8.02 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.72 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.27 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.22 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (3H, s), 3.12 (1H, m), 2.48 (3H, s), 1.35 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 451 (M+H)+
(実施例125)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−793)
(125a)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
2−ブロモ−5−(メチルスルホニル)ピリジンの代わりに5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン 1,1−ジオキシド0.13g(0.51mmol)を用いて実施例124と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.13g(収率54%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.76 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.74-7.70 (2H, m), 7.65 (1H, m), 7.58 (1H, s), 7.41 (1H, m), 7.25-7.20 (3H, m), 6.96 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.76 (1H, d, J = 6.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.56 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 460 (M+H)+
(125b)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例85で得られた2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジンの代わりに、実施例(125a)で得られた2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.10g(0.22mmol)を用いて、実施例86と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.036g(収率35%)を白色固体として得た。
融点:119-123 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.27 (1H, brs), 7.78 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.72 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.66-7.62 (2H, m), 7.58 (1H, s), 7.42 (1H, m), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.20 (1H, m), 6.96 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.54 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.43 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.15 (1H, m), 2.53 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 462 (M+H)+。
(実施例126)2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホニルフルオリド(化合物番号1−719)
実施例(123a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン0.17g(0.41mmol)および4−ブロモベンゼンスルホニルフルオリド0.11g(0.46mmol)を1,2−ジメトキシエタン(3mL)に溶解し、2M炭酸ナトリウム水溶液(0.50mL)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.025g(0.022mmol)を加え、窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。反応液を室温にして、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物0.057g(収率31%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.35 (1H, brs), 8.06 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.82 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.77 (1H, m), 7.66 (1H, m), 7.43 (1H, m), 7.26-7.21 (2H, m), 6.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.15 (1H, m), 2.52 (3H, s), 1.39 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 454 (M+H)+
(実施例127)2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号1−205)
4−ブロモベンゼンスルホニルフルオリドの代わりに、4−ブロモベンゼンスルホンアミド0.12g(0.51mmol)を用いて、実施例126と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.16g(収率69%)を白色固体として得た。
融点:245-246 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 12.14 (0.5H, s), 12.08 (0.5H, s), 8.00 (0.5H, m), 7.95-7.90 (2H, m), 7.85 (1H, m), 7.80 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.72-7.62 (3H, m), 7.43 (2H, s), 7.39-7.28 (1.5H, m), 7.13 (0.5H, d, J = 7.3 Hz), 7.03 (0.5H, d, J = 7.3 Hz), 3.06 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.34-1.30 (6H, m).
MS(ESI) m/z : 451 (M+H)+
(実施例128)5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−(メチルスルフィニル)ピリジン(化合物番号1−753)
(128a)5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−(メチルチオ)ピリジン
4−ブロモベンゼンスルホニルフルオリドの代わりに、5−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリジン0.25g(1.2mmol)を用いて、実施例126と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.34g(収率68%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.92 (1H, brs), 8.60 (1H, s), 7.70-7.67 (2H, m), 7.59 (1H, m), 7.38 (1H, m), 7.25-7.15 (3H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.15 (1H, m), 2.59 (3H, s), 2.55 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 419 (M+H)+
(128b)5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−(メチルスルフィニル)ピリジン
実施例(103b)で得られた2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルチオ)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジンの代わりに、実施例(128a)で得られた5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−(メチルチオ)ピリジン0.14g(0.34mmol)を用いて、実施例104と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.089g(収率61%)を白色アモルファスとして得た。
融点:100-102 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.69 (1H, brs), 8.81 (1H, s), 8.13 (1H, m), 8.08 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.78 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.67 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.28-7.22 (2H, m), 6.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.13 (1H, m), 2.89 (3H, s), 2.48 (3H, s), 1.36 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 435 (M+H)+
(実施例129)5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−(メチルスルホニル)ピリジン(化合物番号1−755)
実施例(103b)で得られた2−(4−{6−フルオロ−4’−[(メチルチオ)メチル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル)−6−メチルピリジンの代わりに、実施例(128a)で得られた5−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−2−(メチルチオ)ピリジン0.20g(0.48mmol)を用いて、実施例105と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.16g(収率73%)を白色アモルファスとして得た。
融点:102-105 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.78 (1H, brs), 8.87 (1H, s), 8.13-8.12 (2H, m), 7.75 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.68 (1H, m), 7.43 (1H, m), 7.26-7.21 (2H, m), 6.96 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.26 (3H, s), 3.12 (1H, m), 2.46 (3H, s), 1.34 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 451 (M+H)+
(実施例130)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−775)
4−ブロモベンゼンスルホニルフルオリドの代わりに、4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾール0.12g(0.57mmol)を用いて、実施例126と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.035g(収率18%)を白色固体として得た。
融点:100-103 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.31 (1H, brs), 8.39 (1H, m), 7.46-7.25 (5H, m), 7.11 (1H, m), 6.88 (1H, d, J = 6.8 Hz), 3.73 (3H, s), 3.12 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 376 (M+H)+。
(実施例131)2−{4−[4−フルオロ−3−(1,3−オキサゾ−ル−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−746)
(131a)2−フルオロ−5−[2−(6−メチルピリジン−2−イル)−2−オキソエチル]ベンゾニトリル
3−ブロモ−4−フルオロベンズアルデヒドの代わりに、2−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリル15g(0.10mol)を用いて、実施例(143a)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物24g(収率94%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.71 (1H, m), 7.60 (1H, dd, J = 2.4, 5.9 Hz), 7.55 (1H, m), 7.35 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.14 (1H, m), 4.54 (2H, s), 2.65 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 255 (M+H)+
(131b)2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンゾニトリル
実施例(1a)で得られた1−(3−ブロモフェニル)−2−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノンの代わりに、実施例(131a)で得られた2−フルオロ−5−[2−(6−メチルピリジン−2−イル)−2−オキソエチル]ベンゾニトリル10g(40mmol)を用いて、実施例(1b)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物8.3g(収率65%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 10.39 (1H, brs), 7.90 (1H, dd, J = 2.4, 5.9 Hz), 7.86 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.20 (1H, m), 7.11 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.98 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.11 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 321 (M+H)+
(131c)2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンズアミド
実施例(131b)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンゾニトリル0.32g(1.0mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、カリウムトリメチルシロキシド0.39g(3.0mmol)を加えて2時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.20g(収率60%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.33 (1H, m), 7.77 (1H, m), 7.37 (1H, m), 7.18-7.13 (2H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.64 (1H, brs), 5.77 (1H, brs), 3.13 (1H, m), 2.52 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 339 (M+H)+
(131d)2−{4−[4−フルオロ−3−(1,3−オキサゾ−ル−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(131c)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンズアミド0.086g(0.25mmol)に、ビニレンカルボネート0.10g(1.2mmol)およびポリりん酸2.0gを加えて160℃で3時間撹拌した。反応液を室温にした後、10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.037g(収率40%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.32 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.74 (1H, s), 7.69 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.30 (1H, s), 7.25-7.21 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.9 Hz).
MS(ESI) m/z : 363 (M+H)+
(実施例132)2−{4−[4−フルオロ−3−(1,3−チアゾ−ル−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−750)
実施例(131b)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンゾニトリル0.13g(0.41mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に、チオアセトアミド0.078g(1.0mmol)および4N塩酸−1,4−ジオキサン溶液(5mL)を加えて100℃で3時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(5mL)に溶解した。この溶液に、ブロモアセトアルデヒドジエチルアセタール0.15mL(0.98mmol)および3N塩酸水溶液(0.1mL)を加えて1時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.081g(収率52%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.04 (1H, brs), 8.55 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.91 (1H, m), 7.65 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.37 (1H, m), 7.26-7.22 (2H, m), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.15 (1H, m), 2.55 (3H, s), 1.42 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 379 (M+H)+。
(実施例133)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−761)
実施例(131c)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンズアミド0.20g(0.60mmol)にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール1.0mL(7.5mmol)を加えて120℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を酢酸(2mL)に溶解し、ヒドラジン一水和物0.038g(0.76mmol)を加えて90℃で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.068g(収率31%)を白色固体として得た。
融点:184-186 ℃
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm: 12.10 (1H, s), 8.62 (0.5H, brs), 8.47 (0.5H, d, J = 6.3 Hz), 8.37 (0.5H, d, J = 6.3 Hz), 7.76 (0.5H, m), 7.66-7.58 (2H, m), 7.30-7.22 (2H, m), 7.09 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 6.99 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 3.09 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.31 (6H, d, J = 7.0 Hz).
MS(ESI) m/z : 363 (M+H)+
(実施例134)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−765)
実施例(131b)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンゾニトリル0.48g(1.5mmol)を塩化メチレン(1mL)およびトルエン(3mL)に溶解し、窒素雰囲気下、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウム溶液1.5mL(1.0Mトルエン溶液、1.5mmol)を加えて、−78℃で1時間撹拌した後、さらに水素化ジイソブチルアルミニウム溶液1.5mL(1.5mmol)を追加し、−78℃で1時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(3mL)に溶解した。この溶液に、28%アンモニア水(0.50mL)および40%グリオキサール水溶液0.16mL(1.4mmol)を加えて室温で18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.083g(収率50%)を白色固体として得た。
融点:201-205 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 12.20 (0.5H, s), 12.17 (0.5H, s), 12.13 (0.5H, s), 12.10 (0.5H, s), 8.45 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 8.36 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.72 (0.5H, m), 7.67-7.57 (2H, m), 7.35-7.22 (2.5H, m), 7.12-7.01 (2H, m), 3.04 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.33-1.31 (6H, m).
MS(ESI) m/z : 362 (M+H)+
(実施例135)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−727)
(135a)1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノン
実施例(131b)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンゾニトリル0.32g(1.0mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、メチルマグネシウムブロミド溶液1.0mL(3.0Mジエチルエーテル溶液、3.0mmol)を加えて60℃で4時間撹拌した。反応液に氷冷下で水を加え、3N塩酸水溶液を加えて15分間撹拌した後、飽和炭酸ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、標記化合物0.27g(収率81%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.49 (1H, brs), 8.14 (1H, dd, J = 2.4, 7.3 Hz), 7.79 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.19-7.15 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.12 (1H, m), 2.65 (3H, d, J = 4.4 Hz), 2.49 (3H, s), 1.36 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 338 (M+H)+
(135b)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.15g(0.43mmol)にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール1.0mL(7.5mmol)を加えて90℃で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をメタノール(3mL)に溶解し、酢酸(0.5mL)およびヒドラジン一水和物0.035g(0.70mmol)を加えて、60℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.082g(収率53%)を白色固体として得た。
融点:195-198 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.18 (1H, m), 7.61 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.52 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.28 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.11 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.68 (1H, s), 3.14 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.34 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 362 (M+H)+。
(実施例136)2−{4−[4−フルオロ−3−(1,3−オキサゾ−ル−5−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−748)
実施例(131b)で得られた2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]ベンゾニトリル0.48g(1.5mmol)を塩化メチレン(1mL)およびトルエン(3mL)に溶解し、窒素雰囲気下、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウム溶液3.0mL(1.0Mトルエン溶液、3.0mmol)を加えて−78℃で1時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をメタノール(5mL)に溶解した。この溶液にp−トルエンスルホニルメチルイソシアニド0.060g(0.31mmol)およびナトリウムメトキシド0.042g(0.78mmol)を加えて2時間加熱還流した。反応液を室温にした後、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物0.034g(収率40%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.52 (1H, brs), 8.07 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.92 (1H, s), 7.57 (1H, m), 7.53 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.41 (1H, m), 7.23-7.17 (2H, m), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.15 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.38 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 363 (M+H)+
(実施例137)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−769)
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.20g(0.60mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)溶液に、48%臭化水素水溶液0.20mL(1.8mmol)を加えて60℃で4時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をメタノール(4mL)に溶解した。この溶液に酢酸(1mL)、酢酸アンモニウム0.19g(2.4mmol)およびグリオキシル酸一水和物0.11g(1.2mmol)を加えて室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.099g(収率45%)を白色固体として得た。
融点: 268-270 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 8.39 (1H, brs), 7.76 (1H, s), 7.59-7.47 (3.5H, m), 7.21-7.19 (1.5H, m), 7.06 (1H, brs), 3.08 (1H, m), 2.50 (3H, s), 1.32 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 362 (M+H)+
(実施例138)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−729)
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.26g(0.77mmol)にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール1.0mL(7.5mmol)を加えて90℃で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をメタノール(3mL)に溶解し、酢酸(0.5mL)およびメチルヒドラジン0.055g(1.2mmol)を加えて室温で18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下濃縮して得られた粗生成物(2種類の構造異性体混合物)を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて分離精製し、高極性成分を分取して標記化合物0.065g(収率23%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.68 (1H, m), 7.63 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.52 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.44 (1H, m), 7.25 (1H, m), 7.20 (1H, m), 6.96 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.31 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.81 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.12 (1H, m), 1.33 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 376 (M+H)+
(実施例139)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−733)
実施例138と同様に反応を行い、分離精製し、低極性成分を分取して標記化合物0.062g(収率22%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 10.46 (1H, brs), 8.20 (1H, m), 7.47 (1H, m), 7.39 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.36 (1H, m), 7.22 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (1H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.67 (1H, t, J = 2.0 Hz), 3.93 (3H, s), 3.13 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.37 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 376 (M+H)+
(実施例140)4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン(化合物番号1−777)
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.26g(0.77mmol)の酢酸(3mL)溶液に、33%臭化水素−酢酸溶液(0.10mL)および臭素0.045mL(0.88mmol)を加えて60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、塩化メチレンで抽出し、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を酢酸(5mL)に溶解し、水(1mL)、尿素0.051g(0.85mmol)および酢酸アンモニウム0.12g(1.6mmol)を加えて3時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.029g(収率10%)を肌色固体として得た。
融点:177-180 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 12.05 (0.5H, s), 11.94 (0.5H, s), 10.49 (0.5H, s), 10.45 (0.5H, s), 10.18 (0.5H, s), 10.16 (0.5H, s), 7.91 (0.5H, dd, J = 1.5, 7.8 Hz), 7.82 (0.5H, dd, J = 1.5, 7.8 Hz), 7.66-7.53 (2H, m), 7.33-6.99 (3H, m), 6.74 (0.5H, s), 6.71 (0.5H, s), 3.08 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.30 (6H, d, J = 7.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 378 (M+H)+。
(実施例141)2−{4−[4−フルオロ−3−(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−771)
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.20g(0.60mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)溶液に、48%臭化水素水溶液0.20mL(1.8mmol)を加えて60℃で2時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(4mL)に溶解し、28%アンモニア水(1.0mL)およびアセトアルデヒド0.10mL(1.8mmol)を加えて室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて塩化メチレンで抽出して、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.13g(収率56%)を白色固体として得た。
融点:230-234 ℃
1H-NMR (500 MHz, CD3OD) δppm: 8.03 (1H, brs), 7.53 (1H, m), 7.31-7.28 (2H, m), 7.19 (1H, m), 7.14 (1H, m), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.50 (3H, s), 2.38 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 376 (M+H)+
(実施例142)2−{4−[3−(2−エチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−フルオロフェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号1−773)
アセトアルデヒドの代わりに、プロピオンアルデヒド0.11g(1.9mmol)を用いて、実施例141と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.12g(収率49%)を白色固体として得た。
融点:170-175 ℃
1H-NMR (500 MHz, CD3OD) δppm: 8.06 (1H, brs), 7.53 (1H, m), 7.32 (1H, d, J = 3.4 Hz), 7.28 (1H, m), 7.20 (1H, m), 7.13 (1H, m), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.16 (1H, m), 2.74 (2H, q, J = 7.8 Hz), 2.50 (3H, s), 1.40 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.29 (3H, t, J = 7.8 Hz).
MS(ESI) m/z : 390 (M+H)+。
(実施例143)5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド(化合物番号2−628)
(143a)2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン
6−メチルピリジン−2−カルボキシアルデヒド50g(410mmol)をイソプロピルアルコール(400mL)に溶解し、アニリン46g(500mmol)、亜リン酸ジフェニル150g(660mmol)を加え、窒素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応溶液を50℃に加熱し、3時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣にジイソプロピルエーテルを加えた。析出物を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄した後、乾燥し、ジフェニルアニリノ(6−メチルピリジン−2−イル)メチルホスホネート150g(収率85%)を白色固体として得た。得られたジフェニルアニリノ(6−メチルピリジン−2−イル)メチルホスホネート110g(230mmol)および3−ブロモ−4−フルオロベンズアルデヒド50g(250mmol)をテトラヒドロフラン(375mL)およびイソプロピルアルコール(75mL)に溶解し、炭酸セシウム110g(340mmol)を加え、窒素雰囲気下、室温で2時間攪拌した。3N塩酸水溶液で酸性とし、室温で1時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣に水(150mL)を加え、炭酸カリウムで中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=9:1)にて精製を行った後、ヘキサンで結晶化させ、標記化合物58g(収率83%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.85 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.71 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.56 (1H, m), 7.34 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.24 (1H, m), 7.05 (1H, t, J = 8.6 Hz), 4.49 (2H, s), 2.65 (3H, s).
(143b)2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン
実施例(143a)で得られた2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン29g(93mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)に溶解し、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール14mL(100mmol)を室温で加えた後、90℃で2時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応液を減圧下留去して、赤褐色油状物質を得た。得られた赤褐色油状物質をエタノール(70mL)に溶解し、ヒドラジン一水和物5.0mL(100mmol)を加えた後、室温で3時間攪拌した。反応液を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:7−1:9)にて精製を行い、標記化合物31g(収率99%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.57 (brs, 1H), 7.65 (1H, m), 7,62 (1H, s), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.32 (1H, m), 7.17-7.07 (3H, m), 2.57 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 332 (M+H)+
(143c)2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
水素化ナトリウム(60%、油性)5.4g(140mmol)を少量のヘキサンで洗い、乾燥し、テトラヒドロフラン(50mL)に懸濁し、0℃で攪拌した。ここに、実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン30g(90mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解したものを徐々に添加しつつ攪拌した。添加後、反応液を室温まで上昇させ、20分攪拌した。反応液に2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド19mL(110mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=7:3)にて精製を行い、標記化合物42g(収率100%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.80 (1H, m), 7.75 (1H, s), 7.62 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.44 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, m), 7.15 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, t, J = 8.6 Hz), 5.57 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.60 (3H, s), 1.04 (2H, t, J = 7.8 Hz), 0.08 (9H, s).
(143d)2−(4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143c)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジ25g(54mmol)ンおよびビス(ピナコラート)ジボロン20g(81mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)に溶解し、酢酸カリウム16g(160mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス4.4g(5.4mmol)を加え、窒素雰囲気下、100℃で8時間攪拌した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=6:4)にて精製を行い、標記化合物19g(収率69%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.80 (1H, m), 7.70 (1H, s), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.35 (1H, m), 7.26 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.91 (1H, m), 5.50 (2H, s), 3.66 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.52 (3H, s), 1.35 (12H, s), 0.96 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.00 (9H, s).
MS(ESI) m/z: 510 (M+H)+
(143e)5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミド
5−ブロモチオフェン−2−スルホニルクロリド0.30g(1.2mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶解し、0℃で攪拌した。28%アンモニア水(4mL)を加え、0℃で30分攪拌した。反応溶媒を減圧下留去し、残渣に水を加えて塩化メチレンで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、標記化合物の粗生成物0.19g(収率68%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.42 (1H, m), 7.06 (1H, m), 5.02 (2H, s).
(143f)5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミド
実施例(143d)で得られた2−(4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン0.37g(0.70mmol)および実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミド0.19g(0.77mmol)を1,2−ジメトキシエタン(8mL)に溶解し、水(3mL)、リン酸三カリウムn水和物0.30g(1.4mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.057g(0.070mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で4時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.36g(収率95%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.74 (1H, s), 7.65 (1H, m), 7.60-7.56 (2H, m), 7.40 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.34 (1H, m), 7.27 (1H, m), 7.13-7.08 (2H, m), 5.53 (2H, s), 5.21 (2H, s), 3.71 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.50 (3H, s), 1.25 (9H, s), 0.97 (2H, t, J = 7.8 Hz), 0.00 (9H, s).
MS(ESI) m/z: 545 (M+H)+
(143g)5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミド0.36g(0.66mmol)をエタノール(5mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(2.5mL)を加え、80℃で6時間攪拌した。反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.14g(収率51%)を白色固体として得た。
融点:125 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.1 (1H, brs), 7.66 (1H, m), 7.62 (1H, s), 7.61 (1H, m), 7.44 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, m), 7.36 (1H, m), 7.21 (1H, m), 7.13 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.05 (2H, s), 3.48 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 414 (M+H)+。
(実施例144)5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}―N,N−ジメチルチオフェン−2−スルホンアミド(化合物番号2−658)
(144a)5−ブロモ−N,N−ジメチルチオフェン−2−スルホンアミド
5−ブロモチオフェン−2−スルホニルクロリド0.30g(1.2mmol)を塩化メチレン(4mL)に溶解し、ジメチルアミン2.0Mテトラヒドロフラン溶液(2mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2.5mL)を加え、室温で6時間攪拌した。反応液に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層をエムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)を用いて分離した。溶媒を減圧下留去し、標記化合物の粗生成物0.31g(収率100%)を赤褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.27 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.11 (1H,d, J = 3.9 Hz), 2.76 (6H, s).
(144b)5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−N,N−ジメチルチオフェン−2−スルホンアミド
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(144a)で得られた5−ブロモ−N,N−ジメチルチオフェン−2−スルホンアミド0.31g(1.2mmol)を用いて、実施例(143f)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.60g(収率100%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.73 (1H, s), 7.68 (1H, m), 7.56 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.49 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.40 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, d J = 3.9 Hz), 7.33 (1H, m), 7.13-7.08 (2H, m), 5.52 (2H, s), 3.69 (2H, t, J = 8.6 Hz), 2.79 (6H, s), 2.49 (3H, s), 0.98 (2H, t, J = 8.6 Hz), 0.01 (9H, s).
MS(ESI) m/z: 573 (M+H)+
(144c)5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}―N,N−ジメチルチオフェン−2−スルホンアミド
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに、実施例(144b)で得られた5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}―N,N−ジメチルチオフェン−2−スルホンアミド0.69g(1.0mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.23g(51%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.20 (1H, brs), 7.69 (1H, m), 7.63 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.47-7.42 (2H, m), 7.38 (1H, m), 7.20 (1H, m), 7.13 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.48 (1H, s), 2.79 (3H, s).
MS(ESI) m/z 442 (M+H)+
(実施例145)5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}―N−メチルチオフェン−2−スルホンアミド(化合物番号2−660)
(145a)5−ブロモ−N−メチルチオフェン−2−スルホンアミド
ジメチルアミン2.0Mテトラヒドロフラン溶液の代わりにメチルアミン塩酸塩0.23g(3.5mmol)を用い、実施例(144a)と同様に反応させ、標記化合物の粗生成物0.28g(収率96%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.37 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.09 (1H, d, J = 3.9 Hz), 4.39 (1H, br), 2.76 (3H, d, J = 5.1 Hz).
(145b)5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−N−メチルチオフェン−2−スルホンアミド
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(145a)で得られた5−ブロモ−N−メチルチオフェン−2−スルホンアミド0.28g(1.1mmol)を用いて、実施例(143f)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.57g(収率100%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.73 (1H, s), 7.68 (1H, m), 7.56-7.48 (2H, m), 7.40 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.32 (1H, m), 7.31 (1H, m), 7.10-7.07 (2H, m), 5.52 (2H, s), 4.44 (1H, m), 3.69 (2H, t, J = 8.6 Hz), 2.79 (3H, s), 2.49 (3H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.6 Hz), 0.01 (9H, s).
MS(ESI) m/z: 559 (M+H)+
(145c)5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}―N−メチルチオフェン−2−スルホンアミド
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに、実施例(145b)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−N−メチルチオフェン−2−スルホンアミド0.57g(1.0mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.13g(31%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.28 (1H, brs), 7.67 (1H, m), 7.63 (1H, s), 7.56 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.40-7.35 (2H, m), 7.20 (1H, m), 7.12 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.49 (1H, d, J = 5.1 Hz), 2.78 (3H, d, J = 5.1 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z 428 (M+H)+。
(実施例146)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−724)
(146a)2−(4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに、5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン 1,1−ジオキシド0.50g(2.0mmol)を用いて、実施例(143f)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.77g(収率84%)を黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.84-7.80 (2H, m), 7.70-7.63 (2H, m), 7.58-7.56 (2H, m), 7.50-7.47 (2H, m), 7.30 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.22-7.17 (2H, m), 6.84 (1H, d, J = 6.8 Hz), 5.60 (2H, s), 3.77 (2H, t, J = 8.3 Hz), 2.56 (3H, s), 1.04 (2H, t, J = 8.3 Hz), 0.08 (9H, s).
MS(ESI) m/z : 548 (M+H)+
(146b)2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
実施例(146a)で得られた2−(4−[3−(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン0.77g(1.4mmol)のエタノール(30mL)溶液に、10%パラジウム−炭素0.095gを加えて、水素雰囲気下、室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をエタノール(20mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(10mL)を加えて12時間加熱還流した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、塩化メチレンで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.37g(収率63%)を白色アモルファスとして得た。
融点:107-109 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.80 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.65 (1H, s), 7.64 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.56 (1H, s), 7.51-7.44 (3H, m), 7.23 (1H, m), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.55 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.44 (2H, t, J = 6.8 Hz), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 420 (M+H)+
(実施例147)2’,3−ジフルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−618)
実施例(143d)で得られた2−(4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン0.27g(0.53mmol)および4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミド0.20g(0.79mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、水(1mL)、リン酸三カリウムn水和物0.23g(1.1mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.058g(0.071mmol)を加え、窒素雰囲気下、1時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈してシリカゲルで濾過した後、濾液を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(5mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(3mL)を加えて4時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化メチレンで抽出して、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.092g(収率41%)を白色アモルファスとして得た。
融点:119-121 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.94 (1H, m), 7.63 (1H, s), 7.49-7.41 (5H, m), 7.21 (1H, m), 7.14 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.14 (2H, s), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 427 (M+H)+
(実施例148)2’−フルオロ−4−ヒドロキシ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−3−スルホンアミド(化合物番号2−620)
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド0.19g(0.73mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.079g(収率41%)を白色固体として得た。
融点:104-109 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.40 (0.5H, s), 13.17 (0.5H, s), 8.10 (0.5H, s), 7.79-6.90 (12.5H, m), 2.50 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 425 (M+H)+
(実施例149)2,2’,5−トリフルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−630)
(149a)4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリド0.88g(3.0mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)溶液に、28%アンモニア水(2mL)を加えて室温で2時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標記化合物の粗生成物0.78g(収率95%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.66 (1H, m), 7.47 (1H, dd, J = 5.9, 8.3 Hz), 5.09 (2H, s).
(149b)2,2’,5−トリフルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(149a)で得られた4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド0.14g(0.52mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製して、標記化合物0.065g(収率37%)を白色固体として得た。
融点:122-125 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.71 (1H, dd, J = 5.9, 8.3 Hz), 7.63 (1H, s), 7.52-7.47 (2H, m), 7.43 (1H, m), 7.30 (1H, m), 7.25 (1H, m), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.3 Hz), 5.31 (2H, s), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 445 (M+H)+
(実施例150)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3−(トリフルオロメトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−632)
(150a)4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホニルクロリド0.75g(2.2mmol)を用いて、実施例(149a)と同様に反応を行い、標記化合物の粗生成物0.65g(収率92%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.89 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.56-7.53 (2H, m), 4.99 (2H, s).
(150b)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3−(トリフルオロメトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(150a)で得られた4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド0.17g(0.52mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.089g(収率45%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.09 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.65 (1H, s), 7.58-7.55 (2H, m), 7.50-7.47 (3H, m), 7.25 (1H, m), 7.19 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.11 (1H, d, J = 7.3 Hz), 5.14 (2H, s), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 493 (M+H)+。
(実施例151)3−クロロ−2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−634)
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−ブロモ−2−クロロベンゼンスルホンアミド0.14g(0.50mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.099g(収率55%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.49 (1H, brs), 8.13 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.70 (1H, s), 7.63 (1H, s), 7.54 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.50-7.43 (3H, m), 7.21 (1H, m), 7.17 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.46 (2H, s), 2.57 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 443 (M+H)+
(実施例152)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3−(トリフルオロメチル)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−636)
(152a)4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド0.33g(1.0mmol)を用いて、実施例(149a)と同様に反応を行い、標記化合物の粗生成物0.30g(収率99%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.15 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.00 (1H, s), 7.86 (1H, m), 5.01 (2H, s).
(152b)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3−(トリフルオロメチル)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(152a)で得られた4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.10g(収率53%)を白色アモルファスとして得た。
融点:107-110 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.33 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.00 (1H, s), 7.87 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.66 (1H, s), 7.52-7.48 (3H, m), 7.26 (1H, m), 7.19 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.11 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.12 (2H, s),2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 477 (M+H)+
(実施例153)2’−フルオロ−2−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−640)
(153a)4−ブロモ−3−メチルベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−3−メチルベンゼンスルホニルクロリド0.32g(1.2mmol)を用いて、実施例(149a)と同様に反応を行い、標記化合物の粗生成物0.30g(収率99%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.80 (1H, s), 7.69 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.60 (1H, m), 4.78 (2H, s), 2.48 (3H, s).
(153b)2’−フルオロ−2−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(153a)で得られた4−ブロモ−3−メチルベンゼンスルホンアミド0.14g(0.54mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.067g(収率39%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.32 (1H, brs), 7.85 (1H, s), 7.78 (1H, m), 7.63 (1H, s), 7.47 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.35 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.26 (1H, m), 7.22-7.17 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.11 (2H, s), 2.56 (3H, s), 2.29 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 423 (M+H)+。
(実施例154)2’−フルオロ−3−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−638)
(154a)4−ブロモ−2−メチルベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−2−メチルベンゼンスルホニルクロリド0.38g(1.4mmol)を用いて、実施例(149a)と同様に反応を行い、標記化合物の粗生成物0.35g(定量的)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.85 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.48 (1H, s), 7.44 (1H, m), 4.75 (2H, s), 2.66 (3H, s).
(154b)2’−フルオロ−3−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(154a)で得られた4−ブロモ−2−メチルベンゼンスルホンアミド0.13g(0.52mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.099g(収率58%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.05 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.64 (1H, s), 7.49-7.46 (4H, m), 7.41 (1H, m), 7.22-7.18 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.08 (2H, s), 2.72 (3H, s), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 423 (M+H)+
(実施例155)3−エチル−2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−642)
(155a)4−ブロモ−2−エチルベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−2−エチルベンゼンスルホニルクロリド0.38g(1.3mmol)を用いて、実施例(149a)と同様に反応を行い、標記化合物の粗生成物0.34g(収率95%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.85 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.52 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 4.80 (2H, s), 3.03 (2H, q, J = 7.4 Hz), 1.33 (3H, t, J = 7.4 Hz).
(155b)3−エチル−2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(155a)で得られた4−ブロモ−2−エチルベンゼンスルホンアミド0.13g(0.49mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.12g(収率66%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.59 (1H, brs), 8.04 (1H, m), 7.64 (1H, s), 7.52 (1H, s), 7.49-7.39 (4H, m), 7.21-7.17 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.31 (2H, s), 3.10 (2H, q, J = 7.4 Hz), 2.56 (3H, s), 1.33 (3H, t, J = 7.4 Hz).
MS(ESI) m/z : 437 (M+H)+。
(実施例156)2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−518)
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミド0.14g(0.54mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.095g(収率56%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.25 (1H, brs), 7.92 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.70 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.66 (1H, s), 7.52 (1H, m), 7.47 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.23 (1H, m), 7.19 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.51 (1H, d, J = 5.4 Hz), 2.72 (3H, d, J = 5.4 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 423 (M+H)+
(実施例157)2’−フルオロ−N,N−ジメチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−644)
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−ブロモ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド0.14g(0.51mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.11g(収率64%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.45 (1H, brs), 7.84 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.66 (1H, s), 7.53 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.48 (1H, m), 7.44 (1H, m), 7.26-7.19 (2H, m), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.76 (6H, s), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 437 (M+H)+
(実施例158)(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メタノール(化合物番号2−646)
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに2−クロロ−5−ヒドロキシメチルピリジン0.088g(0.61mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.11g(収率73%)を白色固体として得た。
融点:209-211 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.40 (0.5H, s), 13.17 (0.5H, s), 8.61 (1H, s), 8.13 (0.5H, d, J = 6.8 Hz), 8.10 (0.5H, s), 8.04 (0.5H, d, J = 6.8 Hz), 7.83-7.66 (3.5H, m), 7.55 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.52-7.45 (1H, m), 7.33-7.21 (2H, m), 7.14 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 5.36 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.58 (2H, d, J = 5.9 Hz), 2.49 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 361 (M+H)+
(実施例159)2−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−648)
(159a)2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパン−2−オール
2,5−ジブロモピリジン2.6g(11mmol)のトルエン(60mL)溶液に、窒素雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム溶液8.5mL(1.6Mヘキサン溶液、13mmol)を加えて、−78℃で30分間撹拌した後、アセトン1.2mL(16mmol)を加え、さらに30分間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.7g(収率73%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.58 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.82 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.31 (1H, d, J = 8.3 Hz), 4.42 (1H, s), 1.54 (6H, s).
MS(ESI) m/z : 216 (M+H)+
(159b)2−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(159a)で得られた2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパン−2−オール0.12g(0.56mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.089g(収率57%)を白色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.69 (1H, s), 7.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.68 (1H, s), 7.54-7.47 (3H, m), 7.42 (1H, m), 7.27-7.22 (2H, m), 7.12 (1H, d, J = 7.3 Hz), 2.61 (3H, s), 1.60 (6H, s).
MS(ESI) m/z : 389 (M+H)+
(実施例160)2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−650)
(160a)2−(6−ブロモピリジン−3−イル)プロパン−2−オール
2,5−ジブロモピリジン2.6g(11mmol)のジエチルエーテル(130mL)溶液に、窒素雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム溶液8.5mL(1.6Mヘキサン溶液、13mmol)を加えて、−78℃で40分間撹拌した後、アセトン1.5mL(20mmol)を加え、さらに30分間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.6g(収率66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.48 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.69 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.45 (1H, m), 1.76 (1H, s), 1.60 (6H, s).
MS(ESI) m/z : 216 (M+H)+
(160b)2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(160a)で得られた2−(6−ブロモピリジン−3−イル)プロパン−2−オール0.12g(0.56mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.095g(収率61%)を白色固体として得た。
融点:169-172 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.22 (1H, brs), 8.83 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.91 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.79 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.66 (1H, s), 7.43 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.21-7.17 (2H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.57 (3H, s), 1.91 (1H, s), 1.65 (6H, s).
MS(ESI) m/z : 389 (M+H)+。
(実施例161)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−652)
(161a)2−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール
1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール3.1g(15mmol)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液に、窒素雰囲気下、−40℃でn−ブチルリチウム溶液15mL(1.5Mヘキサン溶液、23mmol)を加えて30分間撹拌した後、アセトン5.0mL(68mmol)を加えて、さらに10分間撹拌した。反応液を室温にした後、水を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、標記化合物3.0g(収率76%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 6.95 (1H, d, J = 1.5 Hz), 6.93 (1H, d, J = 1.5 Hz), 5.52 (2H, s), 3.58 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.07 (1H, s), 1.70 (6H, s), 0.95 (2H, t, J = 8.3 Hz), 0.02 (9H, s).
(161b)2−(4−ブロモ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール および 2−(5−ブロモ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール
実施例(161a)で得られた2−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール3.0g(12mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド2.1g(12mmol)を加えて室温で18時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物1.9g(収率47%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 6.89 (0.6H, s), 6.88 (0.4H, s), 5.55 (1.2H, s), 5.45 (0.8H, s), 3.62 (1.2H, t, J = 8.3 Hz), 3.56 (0.8H, t, J = 8.3 Hz), 3.03 (0.6H, s), 2.69 (0.4H, s), 1.67 (6H, s), 0.97-0.91 (2H, m), 0.01 (9H, s).
MS(ESI) m/z : 335 (M+H)+
(161c)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(161b)で得られた2−(4−ブロモ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オールおよび2−(5−ブロモ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール1.8g(5.4mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.81g(収率40%)を白色固体として得た。
融点:135-137 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.34 (0.5H, s), 13.11 (0.5H, s), 11.94 (0.5H, s), 11.88 (0.5H, s), 8.15 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 8.07 (0.5H, d, J = 7.3 Hz), 8.02 (0.5H, s), 7.68 (0.5H, s), 7.66-7.62 (1H, m), 7.47 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.29 (0.5H, m), 7.25 (0.5H, m), 7.22-7.07 (3.5H, m), 5.29 (1H, s), 2.49 (3H, s), 1.46 (6H, s).
MS(ESI) m/z : 378 (M+H)+
(実施例162)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール(化合物番号2−662)
(162a)4−ヨード−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−1H−ピラゾール
4−ヨード−1H−ピラゾール1.5g(7.7mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)溶液に、水素化ナトリウム0.51g(55%油性、12mmol)を加えて室温で15分間撹拌した後、2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン1.5mL(9.9mmol)を加えて室温で5時間撹拌した。反応液に水を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.6g(収率64%)を淡黄色ガム状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.55 (1H, s), 7.51 (1H, s), 4.52 (1H, m), 4.36-4.29 (2H, m), 4.04 (1H, m), 3.72 (1H, m), 3.61 (1H, m), 3.45 (1H, m), 1.80-1.47 (6H, m).
(162b)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(162a)で得られた4−ヨード−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−1H−ピラゾール0.37g(1.1mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.10g(収率28%)を白色固体として得た。
融点:132-135 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.11 (1H, brs), 7.86 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.84 (1H, s), 7.64 (1H, s), 7.60 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.43 (1H, m), 7.23 (1H, m), 7.19-7.14 (2H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.31-4.29 (2H, m), 4.07-4.05 (2H, m), 2.98 (1H, brs), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 364 (M+H)+。
(実施例163)1−フルオロ−2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−664)
(163a)2−(6−ブロモピリジン−3−イル)−1−フルオロプロパン−2−オール
アセトンの代わりにフルオロアセトン0.73g(9.6mmol)を用いて、実施例(160a)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物1.2g(収率80%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.48 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.70 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.3 Hz), 4.50, 4.38 (2H, ABqd, J = 9.3, 47.9 Hz), 2.49 (1H, s), 1.61 (3H, d, J = 2.4 Hz).
MS(ESI) m/z : 233 (M+H)+
(163b)1−フルオロ−2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(163a)で得られた2−(6−ブロモピリジン−3−イル)−1−フルオロプロパン−2−オール0.15g(0.62mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.10g(収率50%)を白色固体として得た。
融点:174-176 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.40 (0.5H, s), 13.17 (0.5H, s), 8.79 (1H, m), 8.12 (0.5H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 8.10 (0.5H, s), 8.04 (0.5H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.99-7.95 (1H, m), 7.77-7.68 (2.5H, m), 7.55 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.52 (0.5H, m), 7.48 (0.5H, m), 7.32 (0.5H, m), 7.25-7.21 (1.5H, m), 7.14 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 5.72 (1H, s), 4.50, 4.40 (2H, ABqd, J = 9.3, 47.9 Hz), 2.49 (3H, s), 1.51 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 407 (M+H)+
(実施例164)1,1,1−トリフルオロ−2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−666)
(164a)2−(6−ブロモピリジン−3−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール
アセトンの代わりに1,1,1−トリフルオロアセトン1.1g(9.8mmol)を用いて、実施例(160a)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物1.1g(収率63%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.56 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.78 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.3 Hz), 2.66 (1H, s), 1.81 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 269 (M+H)+
(164b)1,1,1−トリフルオロ−2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(164a)で得られた2−(6−ブロモピリジン−3−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール0.17g(0.63mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.12g(収率54%)を白色固体として得た
融点:197-198 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.41 (0.5H, s), 13.18 (0.5H, s), 8.88 (1H, s), 8.19 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 8.11-8.07 (2H, m), 7.85-7.80 (1H, m), 7.76 (0.5H, d, J = 1.5 Hz), 7.70-7.66 (1H, m), 7.56 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 (0.5H, m), 7.50 (0.5H, m), 7.34-7.21 (2H, m), 7.14 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 6.89 (1H, s), 2.48 (3H, s), 1.77 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 443 (M+H)+
(実施例165)1−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)エタノール(化合物番号2−668)(165a)1−(6−ブロモピリジン−3−イル)エタノール
3−アセチル−6−ブロモピリジン0.60g(3.0mmol)のエタノール(10mL)溶液に、水(4mL)および水素化ホウ素ナトリウム0.23g(6.0mmol)を加えて、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて酢酸エチルで抽出して、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、標記化合物の粗生成物0.59g(収率97%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.35 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.47 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.94 (1H, m), 2.04 (1H, s), 1.51 (3H, d, J = 6.3 Hz).
(165b)1−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)エタノール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(165a)で得られた1−(6−ブロモピリジン−3−イル)エタノール0.13g(0.64mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.12g(収率65%)を白色固体として得た。
融点:149-151 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.40 (0.5H, s), 13.17 (0.5H, s), 8.64 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.12 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 8.09 (0.5H, s), 8.03 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.85-7.83 (1H, m), 7.75 (0.5H, s), 7.74-7.66 (2H, m), 7.55 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.51 (0.5H, m), 7.46 (0.5H, m), 7.30 (0.5H, m), 7.25-7.20 (1.5H, m), 7.14 (0.5H, d, J = 7.3 Hz), 5.36 (1H, d, J = 4.4 Hz), 4.84 (1H, m), 2.49 (3H, s), 1.39 (3H, d, J = 6.3 Hz).
MS(ESI) m/z : 375 (M+H)+。
(実施例166)2−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)オキシ]エタノール(化合物番号2−680)
(166a)2−クロロ−5−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エトキシ]ピリジン
2−クロロ−5−ヒドロキシピリジン0.39g(3.0mmol)のアセトニトリル(15mL)溶液に、炭酸カリウム0.68g(4.9mmol)および2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン0.82g(3.9mmol)を加えて70℃で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、標記化合物0.52g(収率67%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.10 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.27-7.21 (2H, m), 4.69 (1H, m), 4.23-4.16 (2H, m), 4.06 (1H, m), 3.87 (1H, m), 3.82 (1H, m), 3.53 (1H, m), 1.85-1.71 (2H, m), 1.64-1.52 (4H, m).
MS(ESI) m/z : 258 (M+H)+
(166b)2−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)オキシ]エタノール
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(166a)で得られた2−クロロ−5−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エトキシ]ピリジン0.24g(0.92mmol)を用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.15g(収率41%)を白色固体として得た。
融点:148-151 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.42 (1H, s), 8.03 (1H, m), 7.77 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.66 (1H, s), 7.42 (1H, m), 7.35 (1H, m), 7.30 (1H, m), 7.19-7.15 (2H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.18-4.17 (2H, m), 4.02-4.01 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.34 (1H, brs).
MS(ESI) m/z : 391 (M+H)+
(実施例167)4−{2−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)オキシ]エチル}モルホリン(化合物番号2−686)
(167a)4−{2−[(6−クロロピリジン−3−イル)オキシ]エチル}モルホリン
2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランの代わりに、N−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩0.68g(3.6mmol)を用いて、実施例(166a)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.67g(収率92%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.07 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.24-7.19 (2H, m), 4.15-4.12 (2H, m), 3.75-3.72 (4H, m), 2.82-2.80 (2H, m), 2.58-2.55 (4H, m).
MS(ESI) m/z : 243 (M+H)+
(167b)4−{2−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)オキシ]エチル}モルホリン
4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの代わりに、実施例(167a)で得られた4−{2−[(6−クロロピリジン−3−イル)オキシ]エチル}モルホリンを用いて、実施例147と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.13g(収率30%)を淡紅色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.40 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.03 (1H, m), 7.77 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.66 (1H, s), 7.42 (1H, m), 7.36 (1H, m), 7.30 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.19-7.15 (2H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.3 Hz), 4.25-4.24 (2H, m), 3.79-3.77 (4H, m), 2.90-2.88 (2H, m), 2.66-2.64 (4H, m), 2.57 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 460 (M+H)+
(実施例168)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(トリフルオロメチル)スルホニル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン(化合物番号2−672)
(168a)1−ブロモ−4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]ベンゼン
4−ブロモフェニルトリフルオロメチルスルフィド1.0g(3.9mmol)をクロロホルム(50ml)に溶解し、m−クロロ過安息香酸1.4g(8.2mmol)を加え、室温で2時間攪拌後、60℃で4時間攪拌した。m−クロロ過安息香酸0.67g(3.9mmol)を加えて60℃でさらに8時間攪拌した後、反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物.1.0g(収率92%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.93-7.82 (4H, m)
(168b)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(トリフルオロメチル)スルホニル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(168a)で得られた1−ブロモ−4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]ベンゼン260mg(0.88mmol)を用いて実施例(143f)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物340mg(収率86%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.07 (2H, d, J = 8.3 Hz),7.79 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.75(1H, s), 7.65-7.57 (2H, m), 7.47-7.42 (2H, m), 7.16 (1H, dd, J = 8.3, 10.3 Hz), 7.11 (1H, d, J = 8.3 Hz), 5.52 (2H, s), 3.69 (2H, t, J = 8.3 Hz), 2.46 (3H, s), 0.96 (2H, t, J = 8.3 Hz), 0.00 (9H, s).
(168c)2−(4−{6−フルオロ−4’−[(トリフルオロメチル)スルホニル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに(168b)で得られた2−(4−{6−フルオロ−4’−[(トリフルオロメチル)スルホニル]−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン340mg(0.58mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応、精製を行い、標記化合物78mg(収率29%)を白色固体として得た。
融点:81-84 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.08 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.85-7.80 (2H, J = 8.6 Hz), 7.64 (1H, s), 7.54 (1H, m), 7.50-7.46 (2H, m), 7.25 (1H, dd, J = 8.6, 10.2 Hz), 7.16 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 462 (M+H)+。
(実施例169)2−({2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}チオ)エタノール(化合物番号2−674)
(169a){2−[(4−ブロモフェニル)チオ]エトキシ}(t−ブチル)ジメチルシラン
4−ブロモベンゼンチオール1.0g(5.3mmol)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、水素化ナトリウム(55%、油性)0.28gを加えて室温で5分攪拌した後、(2−ブロモエチル)−t−ブチルジメチルシランを加え、室温で3時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.7g(収率88%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.34 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.8 Hz), 3.74 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.00 (2H, t, J = 6.8 Hz), 0.84 (9H, s), 0.00 (6H, s).
(169b)2−(4−{4’−[(2−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)チオ]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(169a)で得られた{2−[(4−ブロモフェニル)チオ]エトキシ}(t−ブチル)ジメチルシラン200mg(0.59mmol)を用いて実施例(143f)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物55mg(収率21%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.70 (1H, s), 7.53 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.44 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.40-7.30 (5H, m), 7.27 (1H, m), 7.10-7.01 (2H, m), 5.51 (2H, s), 3.81 (2H, t, J = 7.4 Hz), 3.68 (2H, t, J = 7.4 Hz), 3.09 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.52 (3H, s), 0.96 (2H, t, J = 7.4 Hz), 0.89 (9H, s), 0.06 (6H, s), 0.00 (9H, s).
(169c)2−({2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}チオ)エタノール
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに(169b)で得られた2−(4−{4’−[(2−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)チオ]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン55mg(0.085mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応、精製を行い、標記化合物33mg(収率96%)を白色固体として得た。
融点:150-152 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.62 (1H, s), 7.49-7.37 (6H, m), 7.31 (1H, m), 7.20-7.11 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.77 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.14 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 406 (M+H)+
(実施例170)2−({2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}スルホニル)エタノール(化合物番号2−676)
(170a){2−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]エトキシ}(t−ブチル)ジメチルシラン
4−ブロモフェニルトリフルオロメチルスルフィドの代わりに実施例(169a)で得られた{2−[(4−ブロモフェニル)チオ]エトキシ}(t−ブチル)ジメチルシラン0.99g(2.8mmol)を用いて実施例(168a)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.44g(収率40%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.82 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.73 (2H, d, J = 8.3 Hz), 4.04 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.39 (2H, t, J = 6.3 Hz), 0.81 (9H, s), 0.00 (6H, s).
(170b)2−(4−{4’−[(2−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルホニル]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(170a)で得られた{2−[(4−ブロモフェニル)スルホニル]エトキシ}(t−ブチル)ジメチルシラン220mg(0.59mmol)を用いて実施例(143f)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物190mg(収率70%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.99 (2H, d, J = 8.3Hz), 7.79 (1H, s), 7.69 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.62 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.47-7.42 (2H, m), 7.20-7.12 (2H, m), 5.57 (2H, s), 4.07 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.73 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.44 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.54 (3H, s), 1.01 (2H, t, J = 7.8 Hz), 0.80 (9H, s), 0.04 (9H, s), 0.00 (6H, s).
(170c)2−({2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}スルホニル)エタノール
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに(170b)で得られた2−(4−{4’−[(2−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルホニル]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン180mg(0.26mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応、精製を行い、標記化合物72mg(収率63%)を白色固体として得た。
融点:88-90 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.98 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.63 (1H, s), 7.50 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.48-7.41 (2H, m), 7.24 (1H, m), 7.16 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.08 (1H, d, J = 7.4 Hz), 4.08-4.02 (2H, m), 3.39 (2H, t, J = 5.1 Hz), 2.76 (1H, brs), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 438 (M+H)+。
(実施例171)2−(4−{4’−[(ジフルオロメチル)スルホニル]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン(化合物番号2−678)
(171a)2−(4−{4’−[(ジフルオロメチル)スルホニル]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに4−(ジフルオロメチルスルホニル)クロロベンゼン80mg(0.35mmol)を用いて実施例(143f)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物91mg(収率81%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.03-7.97 (2H, m), 7.77-7.70 (3H, m), 7.58-7.52 (2H, m), 7.43-7.38 (2H, m), 7.14 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.10 (1H, t, J = 8.2 Hz), 6.22 (1H, t, J = 53.2 Hz), 5.51 (2H, s), 3.68 (2H, t, J = 8.2 Hz),2.47 (3H, s), 0.96 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.00 (9H, s).
(171b)2−(4−{4’−[(ジフルオロメチル)スルホニル]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに(171a)で得られた2−(4−{4’−[(ジフルオロメチル)スルホニル]−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン91mg(0.16mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応、精製を行い、標記化合物44mg(収率63%)を白色固体として得た。
融点:80-82 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.05 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.82 (2H, dd, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.66 (1H, s), 7.55 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.50-7.46 (2H, m), 7.27 (1H, m), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.10 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.21 (1H, t, J = 53.2 Hz), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 444 (M+H)+
(実施例172)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−698)
(172a)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
実施例(143d)で得られた2−(4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン0.31g(0.60mmol)および4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾール0.16g(0.75mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、水(0.5mL)、リン酸三カリウムn水和物0.52g(1.8mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.044g(0.060mmol)を加え、窒素雰囲気下、4時間加熱還流した。反応液を室温に戻し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.15g(収率53%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.23 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.79 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.47 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.24 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, ddd, J = 2.0, 4.9, 8.8 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 8.8, 11.2 Hz), 5.52 (2H, s), 3.75 (3H, s), 3.66 (2H, t, J = 8.3 Hz), 2.56 (3H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.3 Hz), 0.01 (9H, s).
(172b)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン0.15g(0.32mmol)をエタノール(3mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(3mL)を加え、5時間加熱還流した。反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。得られた生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.060g(収率56%)を白色固体として得た。
融点:168-169 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.14 (1H, br), 8.22 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.64 (1H, s), 7.47 (1H, s), 7.41 (1H, d, J = 4.3 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.21-7.13 (2H, m), 7.09 (1H, dd, J = 8.2, 10.9 Hz), 7.00 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.75 (3H, s), 2.56 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 334 (M+H)+
(実施例173)2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−5−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン(化合物番号2−682)
(173a)2−ブロモ−5−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン
実施例(160a)で得られた2−(6−ブロモピリジン−3−イル)プロパン−2−オール1.1g(5.0mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、ヨードメタン0.62mL(10mmol)を加え、0℃に冷却した。これに対し、水素化ナトリウム(60%、油状)0.40g(10mmol)を加え0℃で1時間撹拌した後、室温で3時間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、徐々に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.1g(収率95%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.40 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.61 (1H, d, J = 2.7, 8.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.10 (3H, s), 1.53 (6H, s).
(173b)2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−5−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(173a)で得られた2−ブロモ−5−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン0.28g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.35g(定量的)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.72 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.04 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.78 (1H, dd, J = 2.3, 8.4 Hz), 7.76 (1H, s), 7.74 (1H, m), 7.49 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.29 (1H, m), 7.28 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.04 (1H, dd, J = 8.6, 11.0 Hz), 5.51 (2H, s), 3.66 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.13 (3H, s), 2.53 (3H, s), 1.59 (6H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.01 (9H, s).
(173c)2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−5−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(173b)で得られた2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−5−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン0.35g(0.60mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.074g(収率31%)を単黄色固体として得た。
融点:168-169 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.75 (1H, s), 8.08 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.84-7.79 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, ddd, J = 2.4, 4.9, 8.3 Hz), 7.19 (1H, dd, J = 8.3, 11.2 Hz), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.14 (3H, s), 2.56 (3H, s), 1.59 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 403 (M+H)+。
(実施例174)3−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)ペンタン−3−オール(化合物番号2−684)
(174a)3−(6−ブロモピリジン−3−イル)ペンタン−3−オール
アセトンの代わりに3−ペンタノン2.1mL(20mmol)を用いて、実施例(160a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物2.2g(収率89%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.35 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 2.4, 8.2 Hz), 7.42 (1H, d, J = 8.2 Hz), 1.85 (2H, dq, J = 7.0, 14.1 Hz), 1.81 (2H, dq, J = 7.0, 14.1 Hz), 0.74 (6H, t, J = 7.0 Hz).
(174b)3−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)ペンタン−3−オール
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(174a)で得られた3−(6−ブロモピリジン−3−イル)ペンタン−3−オール0.29g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.36g(定量的)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.71 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.11 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 2.3, 8.2 Hz), 7.79 (1H, s), 7.76 (1H, m), 7.51 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.33-7.29 (2H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, dd, J = 8.6, 10.9 Hz), 5.53 (2H, s), 3.68 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.53 (3H, s), 1.94 (2H, dq, J = 7.4, 14.9 Hz), 1.87 (2H, dq, J = 7.4, 14.9 Hz), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.83 (6H, t, J = 7.4 Hz), 0.01 (9H, s).
(174c)3−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)ペンタン−3−オール
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(174b)で得られた3−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)ペンタン−3−オール0.36g(0.60mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.15g(収率62%)を白色固体として得た。
融点:94-95 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.12 (1H, brs), 8.71 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.11 (1H, dd, J = 7.4, 2.3 Hz), 7.82-7.80 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, ddd, J = 2.3, 4.7, 8.2 Hz), 7.20 (1H, dd, J = 8.2, 10.9 Hz), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.58 (3H, s), 1.93 (2H, dq, J = 7.4, 14.9 Hz), 1.87 (2H, dq, J = 7.4, 14.9 Hz), 0.82 (6H, t, J = 7.4 Hz).
MS(ESI) m/z: 417 (M+H)+
(実施例175)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]モルホリン
(化合物番号2−712)
(175a)4−[2−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]モルホリン
4−ヨードピラゾール0.97g(5.0mmol)、N−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩1.4g(7.5mmol)及び炭酸カリウム2.1g(15mmol)の混合物に対し、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)を加え95℃で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0・98g(収率64%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.53 (1H, s), 7.50 (1H, s), 4.24 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.69 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.78 (2H, d, J = 6.7 Hz), 2.47 (4H, d, J = 4.7 Hz).
(175b)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]モルホリン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(175a)で得られた4−[2−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]モルホリン0.40g(1.3mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.27g(収率78%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.83 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.73 (1H, s), 7.70 (1H, s), 7.57 (1H, dd, J = 2.4, 7.3 Hz), 7.53 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.33 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.16 (1H, ddd, J = 2.4, 4.9, 8.3 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.04 (1H, dd, J = 8.3, 10.7 Hz), 5.53 (2H, s), 4.27 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.71-3.68 (6H, m), 2.84 (2H, t, J = 6.8 Hz), 2.53 (3H, s), 2.49 (4H, t, J = 4.9 Hz), 0.97 (2H, t, J = 8.3 Hz), 0.01 (9H, s).
(175c)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]モルホリン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(175b)で得られた4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]モルホリン0.27g(0.47mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.23g(収率48%)を単黄色固体として得た。
融点:124 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.1 (1H, brs), 7.89 (1H, brs), 7.80 (1H, s), 7.64 (1H, s), 7.60 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.23 (1H, m), 7.18-7.14 (2H, m), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.28 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.69 (4H, t, J = 4.4 Hz), 2.85 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.59 (3H, s), 2.50 (4H, brs).
MS(ESI) m/z: 433 (M+H)+。
(実施例176)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン(化合物番号2−710)
(176a)2−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン
4−ヨードピラゾール0.97g(5.0mmol)、2−ジメチルアミノエチルクロリド塩酸塩1.4g(10mmol)及び炭酸カリウム2.8g(15mmol)の混合物に対し、N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)を加え100℃で24時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.42g(収率32%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.53 (1H, s), 7.50 (1H, s), 4.22 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.73 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.27 (6H, s).
(176b)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−N,N−ジメチルエチルアミン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに(176a)で得られた2−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン0.32g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.33g(収率80%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: : 7.81 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.73 (1H, s), 7.71 (1H, s), 7.56 (1H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 7.53 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.15 (1H, ddd, J = 2.0, 4.9, 8.3 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 8.3, 10.7 Hz), 5.53 (2H, s), 4.27 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.70 (2H, t, J = 8.3 Hz), 2.82 (2H, t. J = 6.8 Hz), 2.54 (3H, s), 2.30 (6H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.3 Hz), -0.01 (9H, s).
(176c)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(176b)で得られた2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−N,N−ジメチルエチルアミン0.33g(0.63mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.080g(収率32%)を無色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.84 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.79 (1H, s), 7.62 (1H, s), 7.58 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.19 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.2 Hz), 7.15-7.10 (2H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.25 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.80 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.58 (3H, s), 2.29 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 391 (M+H)+
(実施例177)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エタノール(化合物番号2−700)
(177a)4−ブロモ−1−{2−(トリチロキシ)エチル}−1H−イミダゾール
2−ブロモエタノール1.4mL(20mmol)を塩化メチレン(50mL)に溶解し、トリエチルアミン3.5mL(25mmol)およびトリチルクロリド7.0g(25mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2−ブロモエチルトリチルエーテル4.4g(収率60%)を白色固体として得た。得られた2−ブロモエチルトリチルエーテル1.9g(5.1mmol)および4−ブロモイミダゾール0.68g(4.6mmol)の混合物に対し、N,N−ジメチルホルムアミド10mLを加え、0℃に冷却した。これに対し、水素化ナトリウム(60%、油性)0.22g(5.5mmol)を加え、室温に昇温したのち6時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.4g(収率69%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.45 (1H, s), 7.29-7.22 (15H, m), 6.89 (1H, s), 4.00 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.36 (2H, t, J = 4.9 Hz).
(177b)2−(4−(4−フルオロ−3−{1−[2−(トリチロキシ)エチル]−1H−イミダゾール−4−イル}フェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3イル)−6−メチルピリジン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(177a)で得られた4−ブロモ−1−{2−(トリチロキシ)エチル}−1H−イミダゾール0.69g(1.6mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.46g(収率78%)を単黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.28 (1H, dd, J = 2.4, 7.3 Hz), 7.81 (1H, s), 7.65 (1H, s), 7.49-7.45 (2H, m), 7.32-7.31 (6H, m), 7.27-7.20 (10H, m), 7.10 (1H, ddd, J = 2.4, 4.8, 8.3 Hz), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.98 (1H, dd, J = 8.3, 10.7 Hz), 5.52 (2H, s), 4.11 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.66 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.41 (2H, t, J = 4.9 Hz), 2.55 (3H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.3 Hz), 0.01 (9H, s).
(177c)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エタノール
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル] −1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(177b)で得られた2−(4−(4−フルオロ−3−{1−[2−(トリチロキシ)エチル]−1H−イミダゾール−4−イル}フェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾールー3イル)−6−メチルピリジン0.33g(0.63mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.14g(収率64%)を無色固体として得た。
融点:248 ℃
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm: 8.22 (1H, d, J = 7.4 Hz), 8.11 (1H, d, J = 7.0 Hz), 8.02 (1H, brs), 7.69-7.48 (3H, m), 7.23-7.10 (3H, m), 4.98 (2H, t, J = 5.1 Hz), 4.06 (2H, t, J = 5.1 Hz), 2.50 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 364 (M+H)+
(実施例178)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−716)
(178a)2−(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール
アセトンの代わりに2,4−ジブロモチアゾール1.0g(4.1mmol)を用いて、実施例(160a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.76g(収率84%)を単黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.15 (1H, s), 2.62 (1H, s), 1.68 (6H, s).
(178b)2−{4−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,3−チアゾール−2−イル}プロパン−2−オール
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(178a)で得られた2−(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール0.28g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.47g(定量的)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.21 (1H, dd, J = 7.4, 8.3 Hz), 7.78 (1H, s), 7.68 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.52 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, ddd, J = 2.3, 4.7, 8.6 Hz), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, dd, J = 8.6, 11.3 Hz), 5.55 (2H, s), 3.71 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.94 (1H, s), 2.52 (3H, s), 1.67 (6H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.01 (9H, s).
(178c)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル] −1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(178b)で得られた2−{4−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,3−チアゾール−2−イル}プロパン−2−オール0.47g(0.80mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.12g(収率37%)を白色固体として得た。
融点:78-80 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.31 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.74 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.68 (1H, s), 7.42 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.32(1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.6 Hz), 7.20-7.16 (2H, m), 7.06 (1H, d, J = 7.4 Hz), 2.94 (1H, brs), 2.59 (3H, s), 1.68 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 395 (M+H)+。
(実施例179)4−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)モルホリン(化合物番号2−690)
(179a)4−(6−クロロピリジン−3−イル)モルホリン
2−クロロ−5−ブロモピリジン2.5g(13mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン0.58g(1.0mmol)およびナトリウムt−ブトキシド1.4g(15mmol)の混合物に対し、トルエン(50mL)、モルホリン0.87mL(10mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム0.46g(0.50mmol)を加えた。窒素雰囲気下、反応液を100℃まで昇温し、4時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物2.4g(定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.02 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.20 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.16 (1H, dd, J = 2.7, 8.6 Hz), 3.87 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.16 (4H, t, J = 4.7 Hz).
(179b)4−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)モルホリン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(179a)で得られた4−(6−クロロピリジン−3−イル)モルホリン0.29g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.35g(収率80%)を単黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.38 (1H, d, J = 2.9 Hz), 8.02 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.77 (1H, s), 7.69 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.29-7.22 (3H, m), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 8.3, 10.7 Hz), 5.53 (2H, s), 3.90 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.67 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.25 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.54 (3H, s), 0.96 (2H, t, J = 8.3 Hz), -0.01 (9H, s).
(179c)4−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)モルホリン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(179b)で得られた4−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)モルホリン0.35g(0.64mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.15g(収率58%)を白色固体として得た。
融点:88-90 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.10 (1H, brs), 8.38 (1H, d, J = 2.9 Hz), 8.04 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.74 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.66 (1H, s), 7.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.33 (1H, ddd, J = 2.4, 4.4, 8.3 Hz), 7.24 (1H, dd, J = 2.9, 8.8 Hz), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.16 (1H, dd, J = 8.3, 11.2 Hz), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.90 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.25 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 416 (M+H)+
(実施例180)4−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)モルホリン(化合物番号2−696)
(180a)4−(5−ブロモピリジン−2−イル)モルホリン
2−クロロ−5−ブロモピリジンの代わりに2,5−ジブロモピリジン3.1g(13mmol)を用いて、実施例(179a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.8g(収率72%)を単黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.18 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 2.7, 9.0 Hz), 6.52 (1H, d, J = 9.0 Hz), 3.80 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.46 (4H, t, J = 5.1 Hz).
(180b)4−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)モルホリン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(180a)で得られた4−(5−ブロモピリジン−2−イル)モルホリン0.29g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.41g(収率94%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.32 (1H, brs), 7.72 (1H, s), 7.65 (1H, dd, J = 2.0, 9.0 Hz), 7.54 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.34 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, m), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.07 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 6.68 (1H, d, J = 9.0 Hz), 5.53 (2H, s), 3.84 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.69 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.56 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.53 (3H, s), 0.96 (2H, t, J = 8.2 Hz), -0.01 (9H, s).
(180c)4−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)モルホリン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(180b)で得られた4−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)モルホリン0.41g(0.76mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.15g(収率46%)を白色固体として得た。
融点:85-87 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.10 (1H, brs), 8.38 (1H, brs), 7.72 (1H, dt, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.64 (1H, s), 7.47-7.44 (2H, m), 7.33 (1H, ddd, J = 2.4, 4.4, 8.3 Hz), 7.22-7.17 (2H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.70 (1H, d, J = 8.8 Hz), 3.84 (4H, t, J = 5.4 Hz), 3.56 (4H, t, J = 5.4 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 415 (M+H)+。
(実施例181)4−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メチル]モルホリン(化合物番号2−688)
(181a)4−[(6−ブロモピリジン−3−イル)メチル]モルホリン
2−ブロモ−5−ホルミルピリジン0.86g(4.6mmol)をエタノール(20mL)溶解し、モルホリン0.48mL(5.5mmol)、酢酸0.37mL(6.4mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム0.43g(6.9mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に飽和炭酸ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.51g(収率43%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.28 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 2.3, 8.0 Hz), 7.43 (1H, d, J = 8.0 Hz), 3.69 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.45 (2H, s), 2.43 (4H, t, J = 4.7 Hz).
(181b)4−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メチル]モルホリン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(181a)で得られた4−[(6−ブロモピリジン−3−イル)メチル]モルホリン0.50g(2.0mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.81g(定量的)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.60 (1H, brs), 8.03 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.75 (1H, s), 7.73-7.71 (2H, m), 7.48 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.32-7.27 (2H, m), 7.06-7.01 (2H, m), 5.51 (2H, s), 3.73-3.64 (6H, m), 3.54 (2H, s), 2.52 (3H, s), 2.48 (4H, t, J = 4.7 Hz), 0.96 (2H, t, J = 8.6 Hz), 0.01 (9H, s).
(181c)4−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メチル]モルホリン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル] −1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(181b)で得られた4−[(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)メチル]モルホリン0.81g(1.3mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.29g(収率52%)を薄褐色固体として得た。
融点:68-70 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.64 (1H, brs), 8.07 (1H, dd, J = 2.3, 7.8 Hz), 7.80-7.78 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, ddd, J = 2.3, 4.7, 8.6 Hz), 7.20 (1H, dd, J = 8.6, 10.9 Hz), 7.18 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.73 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.57 (2H, s), 2.58 (3H, s), 2.50 (4H, t, J = 4.7 Hz).
MS(ESI) m/z: 430 (M+H)+
(実施例182)(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール(化合物番号2−718)
(182a)(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール
2,4−ジブロモチアゾール0.49g(2.0mmol)をジエチルエーテル(20mL)に溶解させ、−78℃まで冷却した。これに対し、n−ブチルリチウムヘキサン溶液(1.6M、1.4mL、2.2mmol)を滴下し、30分撹拌した。パラホルムアルデヒド0.13g(4.0mmol)を加え、−78℃で30分撹拌した後、徐々に室温まで昇温した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.070g(収率19%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.22 (1H, s), 4.95 (2H, s), 3.23 (1H, brs).
(182b)(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(182a)で得られた(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール0.070g(0.38mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.11g(収率72%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.21 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.77 (1H, s), 7.68 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.51 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.20 (1H, ddd, J = 2.3, 4.7, 8.6 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 8.6, 11.3 Hz), 5.52 (2H, s), 4.92 (2H, s), 3.69 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.53 (3H, s), 2.13 (1H, brs), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), -0.01 (9H, s).
(182c)(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(182b)で得られた(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール0.11g(0.22mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.040g(収率37%)を白色固体として得た。
融点:89-92 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.26 (1H, dd, J = 2.3, 7.0 Hz), 7.78 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.63 (1H, s), 7.40 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, m), 7.17 (1H, dd, J = 8.2, 11.0 Hz), 7.13 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.03 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.98 (2H, s), 2.57 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 367 (M+H)+
(実施例183)2−(2−{2−フルオロー5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリミジン−5−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−714)
(183a)2−(2−クロロピリミジン−5−イル)プロパン−2−オール
5−ブロモ−2−クロロピリミジン1.9g(10mmol)をジエチルエーテル(50mL)およびテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、アセトン1.5mL(20mmol)を加え、−78℃に冷却した。これに対し、n−ブチルリチウムヘキサン溶液(1.6M、9.5mL、15mmol)を20分かけて滴下し、20分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.60g(収率35%)を単黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.74 (2H, s), 2.63 (1H, s), 1.64 (6H, s).
(183b)2−(2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル]ピリミジン−5−イル}プロパン−2−オール
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(183a)で得られた2−(2−クロロピリミジン−5−イル)プロパン−2−オール0.21g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.39g(収率94%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.97 (2H, s), 8.16 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.78 (1H, s), 7.51 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, ddd, J = 2.3, 4.7, 8.6 Hz), 7.32 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 8.6, 10.9 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.53 (2H, s), 3.68 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.53 (3H, s), 1.68 (6H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), -0.01 (9H, s).
(183c)2−(2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリミジン−5−イル}プロパン−2−オール
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(183b)で得られた2−(2−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリミジン−5−イル)プロパン−2−オール0.39g(0.75mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.15g(収率52%)を白色固体として得た。
融点:162 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.99 (2H, s), 8.13 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.67 (1H, s), 7.47 (1H, ddd, J = 2.3, 4.3, 8.6 Hz), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.24 (1H, dd, J = 8.6, 10.9 Hz), 7.16 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.58 (3H, s), 1.68 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 390 (M+H)+。
(実施例184)2−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール(化合物番号2−720)
(184a)2−(5−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール
5−ブロモ−2−クロロピリミジンの代わりに2,5−ジブロモチアゾール1.2g(5.0mmol)を用いて実施例(183a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.19g(収率17%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.38 (1H, s), 2.20 (1H, s), 1.66 (6H, s).
(184b)2−{5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,3−チアゾール−2−イル}プロパン−2−オール
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(184a)で得られた2−(5−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール0.19g(0.86mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.24g(収率63%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.33 (1H, dd, J = 2.0, 7.0 Hz), 7.79 (1H, s), 7.73 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.53 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.37-7.33 (2H, m), 7.11-7.07 (2H, m), 5.53 (2H, s), 3.68 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.52 (3H, s), 2.14 (1H, brs), 1.74 (6H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), -0.01 (9H, s).
(184c)2−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1,3−チアゾール−2−イル)プロパン−2−オール
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(184b)で得られた2−{5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,3−チアゾール−2−イル}プロパン−2−オール0.24g(0.45mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.017g(収率9.0%)を単黄色固体として得た。
融点:208-210 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3+DMSO-d6) δppm: 8.31 (1H, dd, J = 2.3, 7.0 Hz), 7.70 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.68 (1H, s), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.39 (1H, m), 7.23-7.15 (2H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.56 (3H, s), 1.70 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 345 (M+H)+
(実施例185)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エチル]モルホリン(化合物番号2−704)
(185a)4−[2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−1−イル)エチル]モルホリン
実施例(177a)で得られた4−ブロモ−1−{2−(トリチロキシ)エチル}−1H−イミダゾール1.4g(3.2mmol)をエタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(4mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(10mL)を加え室温で3時間撹拌した。反応液に塩化メチレンを加え水層を洗浄した後、水層を水酸化ナトリウムで塩基性にした。これに塩化メチレンを加え、抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−1−イル)エタノールの粗生成物0.42g(収率69%)を得た。得られた2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−1−イル)エタノール0.26g(1.4mmol)を塩化メチレン(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。反応液にトリフェニルホスフィン0.69g(2.6mmol)およびN−ブロモこはく酸イミド0.47g(2.6mmol)を加え、室温に昇温して3時間撹拌した。これに対し、1N塩酸水溶液を加え、水層を塩化メチレンで洗浄した。水層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルを加え、抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、4−ブロモ−1−(2−ブロモエチル)−1H−イミダゾールの粗生成物を得た。得られた4−ブロモ−1−(2−ブロモエチル)−1H−イミダゾール0.34g(1.4mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、モルホリン1.2mL(14mmol)および炭酸カリウム1.4g(10mmol)を加え、4時間加熱還流した。反応液を室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.31g(収率88%)を単黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.40 (1H, d, J = 1.6 Hz), 6.96 (1H, d, J = 1.6 Hz), 3.98 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.69 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.66 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.46 (4H, t, J = 4.7 Hz).
(185b)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エチル]モルホリン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(185a)で得られた4−[2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−1−イル)エチル]モルホリン0.31g(1.2mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.44g(収率98%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.22 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.77 (1H, s), 7.59 (1H, s), 7.47-7.43 (2H, m), 7.22 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.07 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.2 Hz), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 8.2, 10.9 Hz), 5.50 (2H, s), 4.07 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.70 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.65 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.73 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.55 (3H, s), 2.49 (4H, t, J = 4.7 Hz), 0.96 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.01 (9H, s).
(185c)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エチル]モルホリン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル] −1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(185b)で得られた4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エチル]モルホリン0.44g(0.79mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.14g(収率41%)を白色固体として得た。
融点:144-145 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.10 (1H, brs), 8.22 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.64 (1H, s), 7.59 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 4.3 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.18 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.2 Hz), 7.14 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 8.2, 11.3 Hz), 7.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.08 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.71 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.74 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.56 (3H, s), 2.50 (4H, t, J = 4.7 Hz).
MS(ESI) m/z: 433 (M+H)+。
(実施例186)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン(化合物番号2−702)
(186a)2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン
モルホリンの代わりにジメチルアミン塩酸塩1.6g(19mmol)を用いて、実施例(185a)と同様に反応させ、抽出し、標記化合物の粗生成物0.42g(収率88%)を単黄色油状物質として得た。これを精製することなく次の反応に用いた。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.40 (1H, d, J = 1.6 Hz), 6.97 (1H, d, J = 1.6 Hz), 3.97 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.62 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.27 (6H, s).
(186b)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン
4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールの代わりに実施例(186a)で得られた2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン0.42g(1.9mmol)を用いて、実施例(172a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、標記化合物0.57g(収率85%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.23 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.79 (1H, s), 7.59 (1H, s), 7.47-7.44 (2H, m), 7.22 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.08 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.6 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 8.6, 10.1 Hz), 5.52 (2H, s), 4.07 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.66 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.70 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.56 (3H, s), 2.30 (6H, s), 0.97 (2H, t, J = 8.2 Hz), -0.01 (9H, s).
(186c)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン
実施例(172a)で得られた2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジンの代わりに実施例(186b)で得られた2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン0.57g(1.1mmol)を用いて実施例(172b)と同様に反応、精製を行い、標記化合物0.18g(収率42%)を白色固体として得た。
融点:130-131 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 11.5 (1H, brs), 8.22 (1H, dd, J = 2.3, 7.4 Hz), 7.63 (1H, s), 7.56 (1H, s), 7.46 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.17 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.2 Hz), 7.13 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, d, J = 8.2, 10.9 Hz), 7.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.06 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.69 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.56 (3H, s), 2.29 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 391 (M+H)+
(実施例187)1−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)−4−メチルピペラジン(化合物番号2−694)
(187a)1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−メチルピペラジン
モルホリンの代わりに1−メチルピペラジン0.78mL(6.9mmol)を用いて実施例(180a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;塩化メチレン:酢酸エチル=19:1)で精製し、標記化合物1.7g(収率96%)を黄色結晶として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.17 (1H, d, J = 2.6 Hz), 7.51 (1H, dd, J = 2.6, 9.0 Hz), 6.53 (1H, d, J = 9.0 Hz), 3.52 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.50 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.34 (3H, s).
(187b)1−{5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−2−イル)−4−メチルピペラジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(187a)で得られた1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−メチルピペラジン270mg(1.1mmol)を用いて実施例(143f)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物200mg(収率50%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.31 (1H, s), 7.71 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.54 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, m), 7.33 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, m), 7.10-7.05 (2H, m), 6.69 (1H, d, J = 8.8 Hz), 3.70 (2H, s), 3.68 (2H, t, J = 8.1 Hz), 3.61 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.54 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.53 (3H, s), 2.36 (3H, s), 0.96 (2H, t, J = 8.1 Hz), 0.00 (9H, s).
(187c)1−(5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)−4−メチルピペラジン
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに(187b)で得られた1−{5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−2−イル}−4−メチルピペラジン200mg(0.36mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;塩化メチレン:メタノール=24:1)で精製し、標記化合物110mg(収率73%)を無色結晶として得た。
融点:86 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.37 (1H, s), 7.70 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.63 (1H, s), 7.47-7.44 (2H, m), 7.33 (1H, m), 7.22-7.16 (2H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.71 (1H, d, J = 8.8 Hz), 3.62 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.59 (3H, s), 2.53 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.36 (3H, s).
MS(FAB) m/z: 429 (M+H)+
(実施例188)1−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)−4−メチルピペラジン(化合物番号2−692)
(188a)1−(6−ブロモピリジン−3−イル)−4−メチルピペラジン
モルホリンの代わりに1−メチルピペラジン0.78mL(6.9mmol)を用いて実施例(179a)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;塩化メチレン:酢酸エチル=19:1)で精製し、標記化合物1.1g(収率53%)を淡黄色粉末として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.03 (1H, m), 7.19-7.17 (2H, m), 3.22 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.57 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.36 (3H, s).
(188b)1−{6−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−3−イル}−4−メチルピペラジン
実施例(143e)で得られた5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(188a)で得られた1−(6−ブロモピリジン−3−イル)−4−メチルピペラジン300mg(1.4mmol)を用いて実施例(143f)と同様に反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、標記化合物230mg(収率25%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.39 (1H, d, J = 1.0 Hz), 8.01 (1H, dd, J = 1.0, 6.4 Hz), 7.77 (1H, s), 7.67 (1H, m), 7.49 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.28-7.22 (3H, m), 7.07-7.01 (2H, m), 5.52 (2H, s), 3.67 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.31 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.60 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.54 (3H, s), 2.37 (3H, s), 1.26 (2H, t, J = 7.6 Hz), 0.00 (9H, s).
(188c)1−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)−4−メチルピペラジン
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに(188b)で得られた1−{6−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−3−イル}−4−メチルピペラジン230mg(0.42mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応させ、得られた組成生物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;塩化メチレン:メタノール=24:1)で精製し、標記化合物96mg(収率54%)を無色結晶として得た。
融点:97 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.40 (1H, d, J = 2.8Hz), 8.04 (1H, dd, J = 2.8, 8.5 Hz), 7.73 (1H, dd, J = 2.8, 8.5 Hz), 7.67 (1H, s), 7.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.33 (1H, m), 7.26 (1H, d, J = 10.9 Hz), 7.20-7.13 (2H, m), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.31 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.60 (4H, t, J= 5.0 Hz), 2.58 (3H, s), 2.37 (3H, s).
MS(FAB) m/z: 429 (M+H)+。
(実施例189)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−604)
(189a)4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン1.0g(3.0mmol)をクロロホルム(6mL)に溶解し、ジメチルアミノスルホニルクロリド0.39ml(3.6mmol)、トリエチルアミン0.63ml(4.5mmol)を加え、18時間加熱還流した。反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=85:15−65:35)にて精製を行い、標記化合物0.80g(収率61%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.05 (1H, s), 7.82 (1H, dd, J = 2.0, 6.7 Hz), 7.64-7.59 (2H, m) 7.30(1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.6 Hz), 7.13 (1H, dd, J = 2.0, 6.7 Hz), 7.04 (1H, t, J = 8.6 Hz), 3.03 (6H, s), 2.45 (3H, s).
(189b)4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド
実施例(189a)で得られた4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド0.80g(1.8mmol)およびビス(ピナコラート)ジボロン0.55g(2.3mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、酢酸カリウム0.54g(5.4mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.15g(0.18mmol)を加え、窒素雰囲気下、100℃で4時間攪拌した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=75:25−55:45)にて精製を行い、標記化合物0.72g(収率81%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.10 (1H, s), 7.87 (1H, dd, J = 2.4, 5.4 Hz), 7.63-7.57 (2H, m) 7.44(1H, m), 7.12 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.96 (1H, t, J = 8.6 Hz), 3.03 (6H, s), 2.44 (3H, s), 1.35 (12H, s).
(189c)t−ブチル 3−{5−[1−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−フルオロフェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレート
実施例(189b)で得られた4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド0.35g(0.72mmol)およびt−ブチル 3−ブロモ−1H−ピロール−1−カルボキシレート0.27g(1.1mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5.0mL)に溶解し、水(0.5mL)、リン酸三カリウムn水和物0.30g(1.4mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.059g(0.072mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で24時間攪拌した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=85:15−65:35)にて精製を行い、標記化合物0.22g(収率57%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.08 (1H, s), 7.63-7.55 (3H, m), 7.33 (1H, m), 7.25 (1H, m), 7.18 (1H, m), 7.12 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.02 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 6.45(1H, m), 3.04 (6H, s), 2.43 (3H, s), 1.61 (9H, s).
(189d)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
実施例(189c)で得られたt−ブチル 3−{5−[1−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−フルオロフェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレート0.22g(0.41mmol)をメタノール(5.0mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド0.32g(6.0mmol)を加え、24時間加熱還流した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=40:60−20:80)、続いて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.017g(収率13%)を白色固体として得た。
融点:162-164 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.37 (1H, brs), 7.65 (1H, s), 7.64 (1H, m), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31(1H, m), 7.21 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.16-7.10 (2H, m), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.57 (1H, d, J = 2.4 Hz), 2.60 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 319 (M+H)+
(実施例190)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−444)
(190a)4−[4’−(アミノスルホニル)−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル]−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド
t−ブチル 3−ブロモ−1H−ピロール−1−カルボキシレートの代わりに4−ブロモベンゼンスルホンアミド0.26g(1.1mmol)を用いて実施例(189b)で得られた4−[4−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド0.35g(0.72mmol)と実施例(189c)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.34g(収率92%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.10 (1H, s), 7.94 (2H, d, J = 7.4 Hz), 7.64 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.60 (1H, m), 7.59 (2H, d, J = 7.4 Hz), 7.49 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.39 (1H, m), 7.16-7.10 (2H, m), 5.25(2H, brs), 3.04 (6H, s), 2.42 (3H, s).
(190b)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
t−ブチル 3−{5−[1−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−フルオロフェニル}−1H−ピロール−1−カルボキシレートの代わりに実施例(190a)で得られた4−[4’−(アミノスルホニル)−6−フルオロ−1,1’−ビフェニル−3−イル]−N,N−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド0.17g(0.33mmol)を用いて、実施例(189d)と同様に反応させ、精製を行い標記化合物0.050g(収率37%)を白色固体として得た。
融点:115-118 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.97 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.63 (1H, s), 7.48 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.2 Hz), 7.21 (1H, dd, J = 8.2, 10.6 Hz), 7.12 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.88 (2H, brs), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 409 (M+H)+。
(実施例191)2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−412)
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン10g(30mmol)および4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸7.8g(39mmol)を1,2−ジメトキシエタン(150mL)に溶解し、水(30mL)、リン酸三カリウムn水和物19g(90mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス1.2g(1.5mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で48時間攪拌した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=40:60−0:100)、続いて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物5.9g(収率48%)を白色固体として得た。
融点:100-102 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.99 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.72 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.63 (1H, s), 7.50 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.42 (1H, m), 7.22 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 7.17 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.6 Hz), 3.09 (3H, s), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 408 (M+H)+
(実施例192)N−{2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア(化合物番号2−550)
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.18g(0.54mmol)および実施例(67a)で得られたN−モルホリン−4−イル−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレア0.21g(0.60mmol)を1,2−ジメトキシエタン(10mL)に溶解し、水(5mL)、2M炭酸ナトリウム水溶液(1.1ml)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.031g(0.027mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で48時間攪拌した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)、続いて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.030g(収率12%)を白色固体として得た。
融点:131-133 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.10 (1H, brs), 7.62 (1H, s), 7.55-7.53 (2H, m), 7.49-7.42 (4H, m), 7.31 (1H, ddd, J = 2.4, 4.3, 8.2 Hz), 7.18 (1H, dd, J = 7.8, 8.2 Hz), 7.14 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.34 (1H, s), 3.90 (2H, brs), 3.73 (2H, brs), 3.05 (2H, brs), 2.69 (2H, brs), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 473 (M+H)+
(実施例193)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−476)
4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに1−(t−ブトキシカルボニル)ピロール−2−ボロン酸0.17g(0.82mmol)を用いて実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.18g(0.54mmol)と実施例191と同様に反応させ、精製を行い、淡黄色固体を得た。得られた淡黄色固体をテトラヒドロフラン(5.0mL)に溶解し、25%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(0.13ml)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶媒を減圧下留去した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)、続いて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.015g(収率25%)を白色固体として得た。
融点:141-142 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.08 (1H, brs), 7.68 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.64 (1H, s), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.20-7.12 (3H, m), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.92 (1H, m), 6.59 (1H, m), 6.30 (1H, m), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 319 (M+H)+
(実施例194)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−598)
4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール0.44g(1.5mmol)を用いて実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.33g(1.0mmol)と実施例191と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.040g(収率13%)を白色固体として得た。
融点:110-112 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.95 (2H, d, J = 2.0 Hz), 7.64 (1H, s), 7.61 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.23(1H, m), 7.16 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.15 (1H, m), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 320 (M+H)+
(実施例195)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−600)
4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール0.31g(1.5mmol)を用いて実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.33g(1.0mmol)と実施例191と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.10g(収率30%)を白色固体として得た。
融点:155-156 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.80 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.64 (1H, s), 7.60 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.22(1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.2 Hz), 7.17 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.15 (1H, dd, J = 8.2, 10.6 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.96 (3H, s), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 334 (M+H)+。
(実施例196)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−モルホリン−4−イル−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド(化合物番号2−452)
実施例(67a)で得られたN−モルホリン−4−イル−N’−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ウレアの代わりに実施例(66a)で得られたN−モルホリン−4−イル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド0.33g(1.0mmol)を用いて実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.30g(0.91mmol)と実施例192と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.018g(収率4%)を白色固体として得た。
融点:170-172 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.09 (1H, brs), 7.80 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.63 (1H, s), 7.57 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.37 (1H, m), 7.20-7.16 (2H, m), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.85 (2H, brs), 3.80 (2H, brs), 2.98 (2H, brs), 2.91 (2H, brs), 2.57 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 458 (M+H)+
(実施例197)2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−オール(化合物番号2−602)
4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに4−ヒドロキシフェニルボロン酸0.10g(0.75mmol)を用いて実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.17g(0.50mmol)と実施例191と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.030g(収率17%)を白色固体として得た。
融点:72-74 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.64 (1H, s), 7.48-7.43 (4H, m), 7.31 (1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.6 Hz), 7.22-7.15 (2H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.6 Hz), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 346 (M+H)+
(実施例198)2−{4−[3−(1−エチル−1H−ピラゾ−ル−4−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−922)
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.23g(0.68mmol)および実施例(107a)で得られた1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール0.23g(1.0mmol)を1,2−ジメトキシエタン(5mL)に溶解し、リン酸三カリウムn水和物0.30g(1.4mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.056g(0.069mmol)を加え、窒素雰囲気下、マイクロウェーブ中100℃で2時間攪拌した。水(0.5ml)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.039mg(0.034mmol)を加えてマイクロウェーブ中100℃でさらに2時間攪拌した。反応液を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.0050g(収率2.0%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm:7.83-7.78 (2H, m), 7.63 (1H, s), 7.59 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.22-7.09 (3H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.4 Hz), 4.21 (2H, q, J = 7.4 Hz), 2.56 (3H, s), 1.53 (3H, t, J = 7.4 Hz).
MS(ESI) m/z: 348 (M+H)+
(実施例199)2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−413)
(199a)2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.17g(0.51mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)に溶解し、水素化ナトリウム(55%、油性)0.027g(0.67mmol)を加え、30分攪拌した。反応液を0度に冷却し、ヨードメタン0.047ml(0.76mmol)を加え、1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)にて精製を行い、標記化合物0.10g(収率61%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.69 (1H, dd, J = 2.4, 6.8 Hz), 7.52 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.47 (1H, s), 7.27 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.23 (1H, ddd, J = 2.4, 4.4, 8.3 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.03 (1H, t, J = 8.3 Hz), 4.00 (3H, s), 2.56 (3H, s).
(199b)2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(199a)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.10g(0.29mmol)を用いて実施例191と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.090g(収率90%)を白色固体として得た。
融点:66-67 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.96 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.51 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.51 (1H, s), 7.45 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.35 (1H, ddd, J = 2.0, 4.7, 8.6 Hz), 7.27 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (1H, d, J = .7.8 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 4.01 (3H, s), 3.09 (3H, s), 2.53 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 422 (M+H)+
(実施例200)2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−109)
(200a)2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン
ヨードメタンの代わりに2−ヨードプロパン0.070ml(0.70mmol)を用いて、実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.16g(0.47mmol)と実施例(199a)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.11g(収率63%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.73 (1H, dd, J = 2.4, 6.8 Hz), 7.55 (1H, s), 7.54 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.35 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (1H, ddd, J = 2.0, 4.9, 8.3 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.01 (1H, t, J = 8.3 Hz), 4.63 (1H, hp, J = 6.8 Hz), 2.53 (3H, s), 1.57 (6H, d, J = 6.8 Hz).
(200b)2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(200a)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジン0.11g(0.29mmol)を用いて実施例191と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.11g(収率100%)を白色固体として得た。
融点:172-173 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.96 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.57 (1H, s), 7.53 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 2.0, 7.4 Hz), 7.37 (1H, m), 7.10 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 7.35 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.4 Hz), 4.64 (1H, hp, J = 6.8 Hz), 3.09 (3H, s), 2.50 (3H, s), 1.59 (6H, d, J = 6.8 Hz).
MS(ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(実施例201)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾ−ル−3−イル}ピリジン(化合物番号2−622)
(201a)2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−ピリジン−2−イルエタノン
6−メチルピリジン−2−カルボキシアルデヒドの代わりに2−ピリジンカルボキシアルデヒド12g(0.11mol)を用いて実施例(143a)と同様に反応、精製を行い、標記化合物29g(収率89%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.74 (1H, d, J = 4.3 Hz), 8.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.86 (1H, m), 7.57-7.49 (2H, m), 7.24 (1H, m), 7.07 (1H, t, J = 8.6 Hz), 4.51 (2H, s).
(201b)2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−ピリジン
実施例(201a)で得られた2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−ピリジン−2−イルエタノン29g(0.10mmol)をテトラヒドロフラン(1.0L)に溶解し、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール51g(0.43mol)を室温で加えた後、90℃で3時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応液を減圧下留去して、赤褐色油状物質を得た。得られた赤褐色油状物質をエタノール(0.60L)に溶解し、ヒドラジン一水和物16mL(0.32mol)を加えた後、室温で5時間攪拌した。反応液を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;アセトン:塩化メチレン=1:6)にて精製を行い、標記化合物19g(収率55%)を橙色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.61 (1H, d, J = 4.3 Hz), 7.67-7.57 (3H, m), 7.36-7.12 (4H, m).
(201c)2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(201b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン5.0g(16mmol)を用いて実施例(143c)と同様に反応、精製を行い、標記化合物6.1g(収率86%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.60 (1H, d, J = 4.7 Hz), 7.69 (1H, s), 7.66 (1H, dd, J = 1.6, 7.8 Hz), 7.62-7.55 (2H, m), 7.27-7.19 (2H, m), 7.05 (1H, t, J = 7.8 Hz), 5.52 (2H, s), 3.69 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.98 (2H, t, J = 8.2 Hz), 0.02 (9H, s).
(201d)2−(4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾ−ル−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(201c)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン0.24g(0.53mmol)を、4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール0.17g(0.80mmol)を用いて実施例191と同様に反応、精製し、標記化合物0.16g(収率68%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.65 (1H, m), 7.74-7.64 (3H, m), 7.65 (1H, m), 7.57 (1H, m), 7.54 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.22 (1H, m), 7.15 (1H, m), 7.06 (1H, m), 5.54 (2H, s), 3.94 (3H, s), 3.70 (2H, t, J = 7.8 Hz), 0.97 (2H, t, J = 7.8 Hz), 0.00 (9H, s).
(201e)2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾ−ル−3−イル}ピリジン
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(201d)で得られた2−(4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾ−ル−4−イル)フェニル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン0.16g(0.36mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応、精製し、標記化合物0.056g(収率48%)を白色固体として得た。
融点:134-136 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.65 (1H, d, J = 4.7 Hz), 7.80 (1H, s), 7.79 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.66 (1H, s), 7.61 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.56 (1H, m), 7.38 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.26-7.12 (3H, m), 3.96 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 320 (M+H)+
(実施例202)2’−フルオロ−5’−(3−ピリジン−2−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2―654)
(202a)4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例(143c)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジンの代わりに4−ブロモベンゼンスルホンアミド11g(47mmol)を用いて実施例(143d)と同様に反応、精製を行い、標記化合物7.1g(収率53%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.94-7.86 (4H, m), 4.87 (2H, brs), 1.36 (12H, s).
(202b)2’−フルオロ−5’−(3−ピリジン−2−イル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(201c)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン0.25g(0.56mmol)を、4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに(202a)で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド0.24g(0.84mmol)を用いて実施例191と同様に反応、精製し、標記化合物0.11g(収率38%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.60 (1H, d, J = 4.4 Hz), 7.94-7.89 (2H, m), 7.75-7.05 (9H, m), 5.51 (2H, s), 5.27 (2H, brs), 3.69 (2H, t, J = 7.8Hz), 0.95 (2H, t, J = 7.8 Hz), 0.00 (9H, s).
(202c)2’−フルオロ−5’−(3−ピリジン−2−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに実施例(202b)で得られた2’−フルオロ−5’−(3−ピリジン−2−イル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド0.11g(0.21mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応、精製し、標記化合物0.044g(収率52%)を白色固体として得た。
融点:128 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.61 (1H, d, J = 4.7 Hz), 7.98-7.92 (2H, m), 7.68-7.58 (4H, m), 7.45 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.43-7.35 (2H, m), 7.27-7.15 (2H, m), 2.38 (2H, brs).
MS(ESI) m/z: 395 (M+H)+。
(実施例203)2−シクロプロピル−6−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリジン(化合物番号2−610)
(203a)2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−ブロモピリジン−2−イル)エタノン
6−メチルピリジン−2−カルボキシアルデヒドの代わりに6−ブロモピリジン−2−カルボキシアルデヒド9.3g(50mmol)を用いて実施例(143a)と同様に反応、精製を行い、標記化合物11g(収率58%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.98 (1H, dd, J = 2.0, 6.6 Hz), 7.71-7.65 (2H, m), 7.52 (1H, dd, J = 2.0, 6.6 Hz), 7.22 (1H, m), 7.05 (1H, t, J = 8.6 Hz), 4.44 (2H, s).
(203b)2−ブロモ−6−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン
実施例(143a)で得たれた2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノンの代わりに実施例(203a)で得たれた2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−ブロモピリジン−2−イル)エタノンを用いて実施例(143b)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物8.9g(収率77%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.61 (1H, dd, J = 2.4, 6.6 Hz), 7,60 (1H, s), 7.43 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.29 (1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.6 Hz), 7.26 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.15 (1H, t, J = 8.6 Hz).
(203c)2−ブロモ−6−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジンおよび2−ブロモ−6−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル)ピリジン
実施例(143b)で得たれた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(203b)で得たれた2−ブロモ−6−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン1.0g(2.5mmol)を用いて実施例(143c)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物の混合物1.3g(収率97%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI) m/z: 528 (M+H)+
(203d)2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−シクロプロピルピリジンおよび2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル)−6−シクロプロピルピリジン
実施例(203c)で得られた2−ブロモ−6−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジンおよび2−ブロモ−6−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル)ピリジンの混合物0.75g(1.4mmol)およびシクロプロピルボロン酸0.16g(1.9mmol)をトルエン(10mL)に溶解し、水(0.50mL)、リン酸三カリウムn水和物1.1g(5.0mmol)、酢酸パラジウム0.032g(0.14mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン0.080g(0.29mmol)を加え、窒素雰囲気下、24時間加熱還流した。反応液を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=100:0−85:15)にて精製を行い、標記化合物の混合物0.45g(収率65%)を淡黄色油状物質として得た。
MS(ESI) m/z: 489 (M+H)+
(203e)2−シクロプロピル−6−(4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジンおよび2−シクロプロピル−6−(4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル)ピリジン
実施例(143b)で得られた2−[4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−メチルピリジンの代わりに実施例(203d)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−6−シクロプロピルピリジンおよび2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル)−6−シクロプロピルピリジンの混合物0.27g(0.55mmol)を用いて実施例191と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物の混合物0.24g(収率77%)を白色固体として得た。
MS(ESI) m/z: 564 (M+H)+
(203f)2−シクロプロピル−6−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリジン
実施例(143f)で得られた5−[2−フルオロ−5−(3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]チオフェン−2−スルホンアミドの代わりに、実施例(203e)で得られた2−シクロプロピル−6−(4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジンおよび2−シクロプロピル−6−(4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル)ピリジンの混合物0.20g(0.35mmol)を用いて実施例(143g)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.070g(45%)を白色固体として得た。
融点:102-104 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.99 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.73 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.61 (1H, s), 7.48 (1H, dd, J = 2.4, 7.0 Hz), 7.42 (1H, m), 7.41 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.24 (1H, m), 7.13 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.09 (3H, s), 2.07 (1H, m), 1.05-1.01 (4H, m).
MS(ESI) m/z: 434 (M+H)+。
(実施例204)5’−[3−(6−シクロプロピルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号2−624)
実施例(203d)で得られた2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾ−ル−3−イル)−6−シクロプロピルピリジンおよび2−(4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾ−ル−5−イル)−6−シクロプロピルピリジンの混合物200mg(0.44mmol)と実施例(202a)で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド130mg(0.44mmol)を用い、実施例(143b)と同様に反応を行った。反応溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=4:1)を用いて精製し、標記化合物の保護体140mg(収率56%)を黄色アモルファスとして得た。得られた保護体140mg(0.25mmol)をエタノール(6mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(3mL)を加え、室温で1時間攪拌した後、80℃で12時間攪拌した。反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=2:1)を用いて精製し、標記化合物63mg(収率58%)を白色固体として得た。
融点:225-226 ℃
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.94 (2H, d, J = 6.7 Hz), 7.61 (1H, s), 7.58 (2H, d, J = 6.7 Hz), 7.40-7.36 (4H, m), 7.15 (1H, d, J = 10.2 Hz), 7.11 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.02 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.70 (2H, s), 1.99 (1H, m), 0.99 (2H, d, J = 5.9 Hz), 0.93 (2H, d, J = 5.9 Hz).
MS(ESI) m/z: 435 (M+H)+.
(実施例205)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−606)
(205a)2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ベンゾニトリル
実施例(143a)で得られた2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノンの代わりに、実施例(131a)で得られた2−フルオロ−5−[2−(6−メチルピリジン−2−イル)−2−オキソエチル]ベンゾニトリル10g(41mmol)を用いて、実施例(143b)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物7.1g(収率63%)を白色固体として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.72 (1H, m), 7.65 (1H, m), 7.63 (1H, s), 7.50 (1H, m), 7.25 (1H, m), 7.12 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.05 (1H, m), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 279 (M+H)+
(205b)1−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}エタノン
実施例(205a)で得られた2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ベンゾニトリル2.5g(9.0mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、メチルマグネシウムブロミド溶液7.5mL(3.0Mジエチルエーテル溶液、23mmol)を加えて60℃で1時間撹拌した。反応液に氷冷下で水を加え、3N塩酸水溶液を加えて15分間撹拌した後、飽和炭酸ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.7g(収率64%)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 11.16 (1H, brs), 7.96 (1H, dd, J = 2.4, 7.3 Hz), 7.63 (1H, s), 7.56 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.17 (1H, m), 7.09 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.67 (3H, d, J = 4.9 Hz), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 296 (M+H)+
(205c) 2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノンの代わりに、実施例(205b)で得られた1−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.44g(1.5mmol)を用いて、実施例(135b)と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.14g(収率30%)を白色アモルファスとして得た。
融点:105-108 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 7.92 (1H, brs), 7.65 (2H, s), 7.43 (1H, m), 7.34 (1H, m), 7.20 (1H, m), 7.15 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.72 (1H, brs), 2.58 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 320 (M+H)+。
(実施例206)2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン(化合物番号2−608)
実施例(135a)で得られた1−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}エタノンの代わりに、実施例(205b)で得られた1−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.46g(1.6mmol)を用いて、実施例137と同様に反応を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(NH、溶出溶媒;酢酸エチル:メタノール=9:1)で精製し、標記化合物0.22g(収率43%)を白色固体として得た。
融点:229-233 ℃
1H-NMR (500 MHz, CD3OD) δppm: 8.00 (1H, d, J = 5.8 Hz), 7.75 (1H, s), 7.62 (1H, m), 7.47 (1H, s), 7.25-7.21 (5H, m), 2.52 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 320 (M+H)+
(実施例207)1−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エタン−1,2−ジオール(化合物番号2−614)
実施例(205b)で得られた1−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.23g(0.79mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)溶液に、48%臭化水素水溶液0.20mL(1.8mmol)を加えて60℃で2時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(4mL)に溶解し、28%アンモニア水(0.5mL)およびDL−グリセルアルデヒド二量体0.20g(1.1mmol)を加えて室温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて塩化メチレンで抽出して、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.047g(収率15%)を白色固体として得た。
融点:125-127 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.35 (0.5H, s), 13.13 (0.5H, s), 12.07 (1H, s), 8.25-8.03 (2H, m), 7.65-7.15 (6H, m), 5.55 (1H, m), 4.77 (1H, s), 4.63 (1H, s), 3.69 (1H, m), 3.56 (1H, m), 2.49 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 380 (M+H)+
(実施例208)(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール(化合物番号2−616)
実施例(205b)で得られた1−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.30g(1.0mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)溶液に、48%臭化水素水溶液0.34mL(3.0mmol)を加えて60℃で2時間撹拌した。反応液を室温にした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(4mL)に溶解し、28%アンモニア水(0.5mL)および(t−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒド0.22g(1.3mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて塩化メチレンで抽出して、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をテトラヒドロフラン(4mL)に溶解し、3N塩酸水溶液(1mL)を加えて室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、水およびアセトニトリルを加え、高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.097g(収率27%)を白色固体として得た。
融点:243-246 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.34 (0.5H, s), 13.12 (0.5H, s), 12.17 (0.5H, s), 12.12 (0.5H, s), 8.22 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 8.10 (0.5H, dd, J = 2.0, 7.3 Hz), 8.02 (0.5H, s), 7.68-7.62 (1.5H, m), 7.48 (0.5H, d, J = 7.8 Hz), 7.38 (0.5H, m), 7.34 (0.5H, m), 7.21-7.07 (3.5H, m), 5.39 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.49 (2H, d, J = 5.9 Hz), 2.50 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 350 (M+H)+
(実施例209)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エタノール(化合物番号2−656)
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒドの代わりに3−[(t−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1−プロパナール0.23g(1.2mmol)を用いて、実施例208と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.14g(収率36%)を白色固体として得た。
融点:219-220 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.35 (0.5H, s), 13.13 (0.5H, s), 11.95 (1H, s), 8.18 (0.5H, brs), 8.08 (0.5H, brs), 8.03 (0.5H, s), 7.68-7.62 (1.5H, m), 7.49 (0.5H, m), 7.33-7.30 (1H, m), 7.19-7.08 (3.5H, m), 4.76 (1H, s), 3.70 (2H, d, J = 6.3 Hz), 2.79 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.50 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 364 (M+H)+
(実施例210)1−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オール(化合物番号2−670)
(210a)3−ヒドロキシ−3−メチルブタナール
クロロクロム酸ピリジニウム2.6g(12mmol)およびセライト5gを乳鉢でよくすりつぶした後、塩化メチレン(50mL)に懸濁させ、3−メチル−1,3−ブタンジオール1.1g(10mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液を加えて室温で3時間撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(バイオタージ社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:3)で精製し、標記化合物0.47g(収率45%)を無色油状物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 9.85 (1H, t, J = 2.0 Hz), 2.63 (2H, d, J = 2.0 Hz), 1.34 (6H, s).
(210b)1−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
DL−グリセルアルデヒド二量体の代わりに、実施例(210a)で得られた3−ヒドロキシ−3−メチルブタナール0.23g(2.3mmol)を用いて、実施例207と同様に反応を行い、精製し、標記化合物0.093g(収率16%)を白色固体として得た。
融点:136-140 ℃
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δppm: 13.33 (0.5H, s), 13.11 (0.5H, s), 11.81 (0.5H, s), 11.77 (0.5H, s), 8.14 (0.5H, d, J = 6.8 Hz), 8.06 (0.5H, d, J = 6.8 Hz), 8.01 (0.5H, s), 7.67-7.60 (1.5H, m), 7.48 (0.5H, d, J = 7.3 Hz), 7.35-7.32 (1H, m), 7.19-7.11 (3.5H, m), 4.68 (1H, s), 2.71 (2H, s), 2.50 (3H, s), 1.13-1.08 (6H, m).
MS(ESI) m/z : 392 (M+H)+。
(実施例211)6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール 1−オキシド(化合物番号2−726)
実施例(205b)で得られた1−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}エタノン0.36g(1.2mmol)の酢酸(5mL)溶液に、33%臭化水素−酢酸溶液(0.30mL)および臭素0.070mL(1.4mmol)を加えて60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をエタノール(5mL)に溶解し、2−アミノ−2−チアゾリン0.088g(0.86mmol)を加えて3時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をメタノール(4mL)に溶解し、水(1mL)および過ヨウ素酸ナトリウム0.22g(1.0mmol)を加えて1.5時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.029g(収率6.2%)を肌色アモルファスとして得た。
融点:140-144℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.27 (1H, dd, J = 2.4, 7.8 Hz), 7.70 (1H, d, J = 3.4 Hz), 7.66 (1H, s), 7.43 (1H, m), 7.29 (1H, m), 7.17-7.13 (2H, m), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.88 (1H, m), 4.48 (1H, m), 3.82 (1H, m), 3.73 (1H, m), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 394 (M+H)+
(実施例212)6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール 1,1−ジオキシド(化合物番号2−728)
実施例211で得られた6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール 1−オキシド0.016g(0.041mmol)のメタノール(3mL)溶液に、水(1mL)および過ヨウ素酸ナトリウム0.12g(0.56mmol)を加えて30時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、水を加えて塩化メチレンで抽出して、エムポアカートリッジ(ジーエルサイエンス社)で有機層を分離した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)を用いて精製し、標記化合物0.0024g(収率14%)を白色固体として得た。
融点:134-138 ℃
1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δppm: 8.28 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.66 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 3.4 Hz), 7.41 (1H, m), 7.31 (1H, m), 7.17-7.13 (2H, m), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.61 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.98 (2H, t, J = 6.8 Hz), 2.59 (3H, s).
MS(ESI) m/z : 410 (M+H)+
(実施例213)4−[2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エチル]モルホリン(化合物番号2−708)
実施例209で得られた2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エタノール0.85g(2.3mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。反応液に水素化ナトリウム(60%、油性)0.12g(3.0mmol)およびメタンスルホニルクロリド0.22mL(2.8mmol)を加え、0℃で30分撹拌した後、室温まで昇温して2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)エチル メタンスルホネート0.30g(29%)を得た。これをN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、モルホリン0.30mL(3.4mmol)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、アセトニトリルを用いて結晶化させ、標記化合物0.073g(25%)を白色固体として得た。
融点:239-240 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.17 (1H, brs), 7.65 (1H, s), 7.42-7.38 (2H, m), 7.25-7.10 (3H, m), 7.04 (1H, d, J = 7.4 Hz), 3.81 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.01 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.78 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.62-2.56 (4H, m), 2.57 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 433 (M+H)+。
(実施例214)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン(化合物番号2―706)
(214a)t−ブチル 4−{3−(1−t−ブトキシカルボニル)−2−(2−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−イル}−4−フルオロフェニル}−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート
実施例(205b)で得られた1−[2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル]エタノン2.0g(6.8mmol)をジメチルスルホキシド(10mL)に溶解し、48%臭素酸水溶液2.3mL(20mmol)を加え、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をエタノール(35mL)に溶解し、28%アンモニア水溶液(2.5mL)および3−[(t−ブチルジメチルシリル)オキシ]プロパナール0.95g(5.0mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2−(4−[3−[2−(2−[(t−ブチルジメチルシリル)オキシ]エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチルピリジン1.43g(44%)を得た。この化合物0.96g(2.0mmol)をテトラヒドロフラン(20mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶解し、0℃に冷却した。反応液に二炭酸ジ−t−ブチル1.8g(8.0mmol)および水素化ナトリウム(60%、油性)0.32g(8.0mmol)を加え、室温で1時間撹拌し、70℃まで昇温して2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.0g(収率65%)を単黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.25 (1H, s), 8.21 (1H, dd, J= 2.3, 7.0 Hz), 7.75 (1H, d, J = 3.5 Hz), 7.53 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.44 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.19 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.6 Hz), 7.09 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.01 (1H, d, J = 8.6, 10.9 Hz), 4.02 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.31 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.49 (3H, s), 1.69 (9H, s), 1.65 (9H, s), 0.87 (9H, s), 0.03 (6H, s).
(214b)t−ブチル 4−{3−(1−t−ブトキシカルボニル)−2−(2−{[メタンスルホニル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−イル}−4−フルオロフェニル}−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート
実施例(214a)で得たt−ブチル 4−{3−(1−t−ブトキシカルボニル)−2−(2−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−イル}−4−フルオロフェニル}−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート0.94g(1.4mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。反応液にピリジン(5mL)およびピリジン・フッ化水素(3.4mL)を加え、0℃で1時間撹拌した後、室温まで昇温し、2時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣を塩化メチレン(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。反応液にトリエチルアミン0.71mL(5.0mmol)およびメタンスルホニルクロリド0.38mL(5.0mmol)を加え、0℃で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物1.3g(収率91%)を単黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.21 (1H, s), 8.12 (1H, dd, J= 2.3, 7.4 Hz), 7.74 (1H, d, J = 3.9 Hz), 7.54 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.21 (1H, ddd, J = 2.3, 5.1, 8.6 Hz), 7.10 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.02 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 4.68 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.50 (2H, t, J = 6.7 Hz), 2.97 (3H, s), 2.47 (3H, s), 1.69 (9H, s), 1.65 (9H, s).
(214c)2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)−N,N−ジメチルエチルアミン
実施例(214b)で得られたt−ブチル 4−{3−(1−t−ブトキシカルボニル)−2−(2−{[メタンスルホニル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−イル}−4−フルオロフェニル}−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシラート0.32g(0.50mmol)をアセトニトリル(20mL)に溶解し、炭酸カリウム2.8g(20mmol)およびジメチルアミン塩酸塩0.82g(10mmol)を加え、70℃で1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;メタノール/酢酸エチル)で精製し、アセトニトリルを用いて結晶化させ、標記化合物0.12g(収率60%)を白色固体として得た。
融点:187-188 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 8.04 (1H, brs), 7.63 (1H, s), 7.39-7.35 (2H, m), 7.15 (1H, ddd, J = 2.0, 4.7, 8.2 Hz), 7.11 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.2, 11.0 Hz), 7.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 2.96 (2H, t, J = 5.9 Hz), 2.67 (2H, t, J = 5.9 Hz), 2.56 (3H, s), 2.34 (6H, s).
MS(ESI) m/z: 391 (M+H)+
(実施例215)5−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン(化合物番号3−37)
(215a)5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン
実施例(143a)で得たれた2−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタノン3.0g(9.7mmol)をクロロホルム(20mL)に溶解し、臭素0.55mL(11mmol)を室温で加えた後、65℃で7時間攪拌した。反応液を室温にし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液−5%チオ硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して白色固体を得た。
得られた白色固体をエタノール(40mL)に溶解し、チオ尿素0.89g(12mmol)を加えた後、3時間加熱還流した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を酢酸エチル−塩化メチレンで洗浄し、標記化合物1.8g(収率51%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.58 (1H, dd, J = 2.3, 6.7 Hz), 7.47 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.21 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.19 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.98 (1H, t, J = 8.6 Hz), 5.05 (2H, brs), 2.50 (3H, s).
(215b)5−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン
実施例(215a)で得られた5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン0.73g(2.0mmol)および4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸0.52g(2.6mmol)を1,2−ジメトキシエタン(20mL)に溶解し、水(2mL)、リン酸三カリウムn水和物0.85g(4.0mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)塩化メチレンコンプレックス0.16g(0.20mmol)を加え、窒素雰囲気下、90℃で24時間攪拌した。反応液を室温にし、反応溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善社、溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=30:70−0:100)、続いて高速液体クロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社ODS−3、溶出溶媒;水:アセトニトリル=95:5−5:95)で精製し、標記化合物0.41g(収率46%)を白色固体として得た。
融点:202-204 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.96 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.61 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.48 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.32 (1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.6 Hz), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.08 (1H, dd, J = 8.6, 10.2 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.8 Hz), 4.98 (2H, brs), 3.08 (3H, s), 2.49 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 440 (M+H)+。
(実施例216)5’−[2−アミノ−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド(化合物番号3−69)
4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド0.30g(1.2mmol)を用いて、実施例(215a)で得られた5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン0.30g(0.82mmol)と実施例(215b)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.26g(収率72%)を白色固体として得た。
融点:190-192 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δppm: 7.96 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.58 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.50 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.33 (1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.6 Hz), 7.25 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.6, 10.2 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 5.01 (2H, brs), 4.86 (2H, brs), 2.49 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 441 (M+H)+
(実施例217)5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン(化合物番号3−126)
4−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸の代わりに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール0.22g(1.2mmol)を用いて、実施例(215a)で得られた5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−2−アミン0.73g(2.0mmol)と実施例(215b)と同様に反応させ、精製を行い、標記化合物0.080g(収率27%)を白色固体として得た。
融点:153-155 ℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) 7.68 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.62 (1H, s), 7.46 (1H, dd, J = 2.4, 7.4 Hz), 7.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.15 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.08(1H, ddd, J = 2.4, 4.7, 8.6 Hz), 7.02 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.01 (1H, dd, J = 8.6, 10.6 Hz), 5.01 (2H, brs), 3.93 (3H, s), 2.53 (3H, s).
MS(ESI) m/z: 366 (M+H)+。
試験例1:コラーゲン合成阻害試験
コラーゲン合成阻害活性は下記アッセイを用いて評価した。
NRK-49F細胞(大日本製薬)を96 well plateに播きconfluentとなった後、 5μg/ml insulin,5μg/ml transferin,5ng/ml selenious acidを含む無血清ダルベッコ改変MEM培地(インビトロジェン)に交換する。1日後、10ng/ml IGF-II(シグマ)及び50μg/ml L-ascorbic acid(シグマ)を含む無血清ダルベッコ改変MEM培地80μlに交換し、10倍濃度の被検化合物を10μl添加する。30分後に25 ng/mL TGF-β(R&Dシステム)を10μl加えて、そのまま約44時間培養する。培養終了の24時間前に3H標識proline(アマシャム)を1μCi添加し、細胞内のcollagenに取りこませる。培養終了時に、30% trichloroacetic acidを50μl加えて20分静置したのち、3,000 rpmにて10分間遠心して蛋白質を沈殿させる。上清を除き、200μlの洗浄液(エタノール:エーテル=3:1)にて2回洗浄する。沈殿を風乾させて十分洗浄液を除いた後、60μlのコラゲナーゼ液(2mg/mL collagenase VII(シグマ), 50mM Tris-HCl (pH 7.4), 5mM CaCl2)を加えて、37℃にて2時間処理してコラーゲンを分解する。90μlの15% trichloroacetic acid,5% tannic acidを加えて20分静置したのち、3,000 rpmにて10分間遠心する。上清50μlをLumaPlate(パーキンエルマーライスサイエンス)に移し、風乾させた後含まれる3Hの量をTop Countで測定する。IC50は、TGF-β無処理の値を100%阻害、被検化合物非存在下の値を0%阻害とし、50%抑制する実施例化合物濃度を表4に示す。
(表4)
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被験化合物 コラーゲン合成阻害活性
IC50(μM)
――――――――――――――――――――――――――――
実施例 17 0.35
実施例 48 1.49
実施例 65 0.52
実施例109 0.13
実施例110 0.05
実施例112 0.03
実施例117 1.17
実施例121 0.01
実施例125 0.23
実施例127 0.79
実施例130 0.18
実施例137 0.07
実施例146 0.08
実施例156 0.10
実施例160 0.19
実施例161 0.10
実施例162 0.03
実施例172 0.02
実施例177 0.05
実施例179 0.04
実施例181 0.02
実施例189 0.02
実施例190 0.04
実施例194 0.01
実施例195 0.01
実施例202 0.29
実施例206 0.01
実施例209 0.05
実施例212 0.11
実施例217 0.01
――――――――――――――――――――――――――――
上記結果より、本発明の化合物は優れたコラーゲン合成阻害作用を有することが明らかである。
製剤例1:カプセル剤
実施例15または16の化合物 50mg
乳糖 128mg
トウモロコシデンプン 70mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
250mg
上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
製剤例2:錠剤
実施例15または16の化合物 50mg
乳糖 126mg
トウモロコシデンプン 23mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
200mg
上記処方の粉末を混合し、トウモロコシデンプン糊を用いて湿式造粒、乾燥した後、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
本発明の一般式(I)を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れたコラーゲン合成阻害活性を有する強力かつ選択的な非ペプチド阻害物質として機能し、したがって、線維症が主な要素である疾患(例えば、慢性腎疾患、急性腎疾患、糖尿病性腎障害、肝線維症、肺線維症又は皮膚線維症)の治療剤もしくは予防剤として有用である。

Claims (49)

  1. 一般式(I)
    Figure 2006104191

    [式中、
    は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びハロゲノスルホニル基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルアミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、ハロゲン原子及びオキソ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基を示し、
    Rは、水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基、シアノ基、ニトロ基、2個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基又は1乃至3個のハロゲン原子及び1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基を示し、
    Lは、単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、カルボニルオキシ基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アミノスルホニルアミノ基、ヒドラジノカルボニルアミノ基又はアミノカルボニルヒドラジノ基を示し、
    ただし、Rが水素原子を示し、かつLが単結合を示す場合は除き、
    は、水素原子、C−Cアルキル基又はハロゲン原子を示し、
    Aは、式(II)、式(III)又は式(IV)で表される基
    Figure 2006104191

    (式中、Rは、水素原子、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基又はC−Cシクロアルキル基で置換されているC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基を示す。)を示し、
    置換基群aは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基からなる群を示し、
    置換基群bは、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、C−Cシクロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、モノ−C−Cアルキルスルホニルアミノ基、置換基群aから独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環カルボニル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環アミノ基、1個のオキソ基で置換されている複素環基、C−Cアルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基及びC−Cアルキルスルホニル基からなる群を示す。]
    を有するビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  2. 請求項1において、Rが水素原子、C−Cアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基又は置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  3. 請求項1において、Rが水素原子、C−Cアルキル基、部分若しくは完全還元型の6員複素環基、1個の部分若しくは完全還元型の5員複素環基で置換されているC−Cアルキル基又は1個のヒドロキシ基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  4. 請求項1において、Rが水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  5. 請求項1において、Rが水素原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cシクロアルキル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよいフェニル基、置換基群aから選択される1個の基で置換されていてもよい部分若しくは完全還元型の6員複素環基、置換基群bから選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基又はニトロ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  6. 請求項1において、Rが水素原子;メチル基;エチル基;トリフルオロメチル基;シクロプロピル基;フッ素原子、塩素原子、メチル基及びエチル基から選択される1個の基で置換されていてもよいモルホリノ基、ピペラジニル基若しくはテトラヒドロピラニル基;又は、ヒドロキシ基及びC−Cアルキルカルボニルオキシ基から選択される1個の基で置換されているC−Cアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  7. 請求項1において、Rが水素原子、メチル基、エチル基、シクロプロピル基、4−モルホリノ基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−テトラヒドロピラニル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、1−アセトキシ−1−メチルエチル基又は2−ヒドロキシエチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  8. 請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが単結合、酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  9. 請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、アミノカルボニル基、カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  10. 請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが酸素原子、アミノ基、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミノカルボニル基、アミノスルホニル基、スルホニルアミノ基又はアミノカルボニルアミノ基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  11. 請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Lが単結合、酸素原子、スルホニル基、アミノカルボニル基又はアミノスルホニル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  12. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から独立に選択される1乃至3個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から独立に選択される1乃至3個の基で置換されていてもよい複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  13. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基及びジ−(C−Cアルキル)アミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよい5員芳香族複素環基、6員芳香族複素環基若しくは縮合二環式複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  14. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基及びジメチルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基若しくは1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエニル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  15. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル基、4−ジメチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、4−ピラゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−エチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、2−(2−ヒドロキシエチル)−5−イミダゾリル基、5−ヒドロキシメチル−2−ピリジル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基、5−(4−モルホリノ)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  16. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メチルスルホニルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、5−アミノスルホニル−2−チエニル基、3−ピロリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピラゾリル基、1−メチル−4−イミダゾリル基、4−イミダゾリル基、2−ヒドロキシメチル−5−イミダゾリル基、2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−イミダゾリル基、5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−ピリジル基又は1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  17. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1乃至2個の基で置換されているC−C10アリール基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基、ヒドロキシアミノカルボニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよい複素環基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  18. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で4位若しくは3位が置換されているフェニル基;又は、式R−L−で表される基、ジ−(C−Cアルキル)アミノスルホニル基及びハロゲン原子からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  19. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rがフッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で4位が置換されているフェニル基;又は、フッ素原子、メチル基、ニトロ基、メトキシ基、アミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、メトキシカルボニル基、カルバモイル基、(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、アセチルアミノ基、(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノ基、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、シクロプロピルスルホニルアミノ基、(4−モルホリノ)スルホニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル基、(4−モルホリノ)カルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニル基、(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニル基、(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニル基、(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノ基及び(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基で置換されていてもよいチエニル基、ピロリル基、フリル基若しくはピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  20. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−エチルスルホニルフェニル基、4−アセチルアミノフェニル基、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−(1−アセトキシ−1−メチルエチル)カルボニルアミノフェニル基、4−カルバモイルフェニル基、3−カルバモイルフェニル基、4−(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−メチルアミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)カルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)スルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基、3−フリル基、5−カルバモイル−2−ピリジル基、2−メトキシ−5−ピリジル基又は4−ピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  21. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、Rが4−メトキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4−メチルチオフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−エチルスルホニルアミノフェニル基、4−シクロプロピルスルホニルアミノフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−テトラヒドロピラニル)アミノカルボニルフェニル基、4−(1−メチル−4−ピペリジノ)アミノカルボニルフェニル基、4−(4−モルホリノ)アミノカルボニルアミノフェニル基、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノカルボニルアミノフェニル基、3−チエニル基、2−ピロリル基又は5−カルバモイル−2−ピリジル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  22. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子、メチル基、フッ素原子又は塩素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  23. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子又はフッ素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  24. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項において、Rがフッ素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  25. 請求項1乃至24から選択されるいずれか一項において、Aが上記式(II)で表される基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  26. 請求項1乃至24から選択されるいずれか一項において、Aが上記式(III)で表される基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  27. 請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、RがC−Cアルキル基又はC−Cシクロアルキル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  28. 請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、Rがイソプロピル基、イソブチル基又はシクロプロピル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  29. 請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、Rがイソプロピル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  30. 請求項1乃至26から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  31. 請求項1乃至30から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子又はメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  32. 請求項1乃至30から選択されるいずれか一項において、Rがメチル基であるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  33. 請求項1において、
    2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−ピロール−3−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
    2−{5−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−イル}−6−メチルピリジン、
    2−{4−[4−フルオロ−3−(1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
    2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
    2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
    2’−フルオロ−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
    2’−フルオロ−N−メチル−5’−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−スルホンアミド、
    2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、
    (4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)メタノール、
    5−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}チオフェン−2−スルホンアミド、
    2−(6−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール、
    2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン−2−オール、
    2−(4−{2−フルオロ−5−[3−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、
    2−{4−[4−フルオロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン、又は
    2−{4−[3−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−4−フルオロフェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−6−メチルピリジン
    で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  34. 請求項1において、
    2−{4−[6−フルオロ−4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−2−イソプロピル−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
    N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
    N−(モルホリン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−フェニル}ベンズアミド、
    2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド、
    N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(4−メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
    N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−4−{2−フルオロ−5−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
    N−{2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、又は
    2’−フルオロ−5’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
    で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  35. 請求項1において、
    2−{2−イソプロピル−4−[4’−(メチルスルホニル)−1,1’−ビフェニル−3−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}−6−メチルピリジン、
    N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}シクロプロピルスルホンアミド、
    N−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{3−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェニル}ベンズアミド、
    N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−(メチルピペラジン−1−イル)ウレア、
    N−{3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−1,1’−ビフェニル−4−イル}−N’−モルホリン−4−イルウレア、又は
    3’−[2−イソプロピル−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボキシアミド
    で表されるビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩。
  36. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  37. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する腎糸球体形成細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬。
  38. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する腎糸球体形成細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
  39. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝星細胞における細胞外マトリックスの産生を抑制するための医薬。
  40. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝星細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
  41. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維芽細胞における細胞外マトリックス産生を抑制するための医薬。
  42. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維芽細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
  43. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維芽細胞よりの細胞外マトリックス産生を抑制するための医薬。
  44. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン産生を抑制するための医薬。
  45. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する慢性腎疾患、急性腎疾患、糖尿病性腎障害又はそれらに限定されるものではない線維症が主な要素であるいずれもの腎疾患の予防及び/又は治療のための医薬。
  46. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肝線維症の予防及び/又は治療のための医薬。
  47. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する肺線維症の予防及び/又は治療のための医薬。
  48. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する全身性強皮症、限局性強皮症、ケロイド、円盤状エリテマトーデス又はそれらに限定されるものではない線維症が主な要素であるいずれもの皮膚疾患の予防及び/又は治療のための医薬。
  49. 請求項1乃至35から選択されるいずれか一項に記載されたビアリール誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する皮膚線維症の予防及び/又は治療のための医薬。
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