JP2006104022A - カーボンナノチューブおよびその製造方法 - Google Patents

カーボンナノチューブおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 平面上に成長させたカーボンナノチューブに微粒子を担持する。
【解決手段】 微粒子発生部2で発生させた微粒子を微粒子サイズ選別部3でそのサイズを選別した後、ノズル7からキャリアガスと共に微粒子担持チャンバ6内のカーボンナノチューブ付き基板5に吹き付ける。吹き付けの際は、担持する微粒子に応じてストークス数を制御する。これにより、基板5b上に垂直配向成長されたカーボンナノチューブ5aに所望の分散状態で微粒子を担持することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はカーボンナノチューブおよびその製造方法に関し、特に微粒子が担持されたカーボンナノチューブおよびその製造方法に関する。
カーボンナノチューブは、そのユニークな機械的、電気的、熱的性質から、現在各方面でその応用研究が行われている。また、カーボンナノチューブを様々な形で修飾し、これに新たな機能を付加する試みもなされており、そのひとつに微粒子をカーボンナノチューブに担持する試みがある。
例えば、これまでに、カーボンナノチューブに窒素をドーピングし、更に液中での化学修飾を利用して金微粒子を担持した例が報告されている(非特許文献1参照。)。また、カップスタック型カーボンナノチューブを白金塩溶液に含浸し、更に高温水素雰囲気で還元して白金微粒子をカーボンナノチューブに担持した例も報告されている(非特許文献2参照。)。特にこの報告の中では、白金担持カーボンナノチューブが燃料電池の電極の触媒に用い得る点についても言及されている。
このようにカーボンナノチューブに微粒子を担持することにより、カーボンナノチューブの特性を活かし、さらにカーボンナノチューブに新たな機能を付加して、燃料電池分野をはじめとする様々な分野でこれを利用することが期待されている。
また、近年では、複数のカーボンナノチューブを結合した材料、いわゆるカーボンナノチューブネットワークやカーボンナノチューブジャンクションと呼ばれるような枝分かれしたカーボンナノチューブも形成されるようになってきている。このような枝分かれカーボンナノチューブは、これまで一次元的に扱われてきたカーボンナノチューブを三次元的に利用するものとして、今後更にカーボンナノチューブの利用分野を広げていくものとして期待されている(特許文献1、非特許文献3,4参照。)。
また、このほか、例えば、炭化水素ガス中での収束イオンビームスキャンにより、一部に鉄等の触媒金属が堆積されたアモルファスカーボンの三次元構造を形成し、これに700℃〜900℃程度の熱処理を行うことによって得られる、枝分かれカーボンナノチューブのような構造を持ったグラファイト構造体も提案されている(特許文献2参照。)。
特開2004−18328号公報 特開2003−238123号公報 「ナノ・レターズ(Nano Letters)」,2003年,vol.3,p.275 「ナノ・レターズ(Nano Letters)」,2003年,vol.3,p.723 「アプライド・フィジクス・レターズ(Applied Physics Letters)」,2001年,vol.79,p.1879 「ネイチャー(Nature)」,1999年,vol.402,p.253
しかし、従来のカーボンナノチューブの形成技術については、次に示すようないくつかの問題点もある。
まず、カーボンナノチューブへの微粒子担持について、例えば、上記したカーボンナノチューブへの窒素ドーピング後に液中で金微粒子を担持する方法の場合、窒素ドーピングによってカーボンナノチューブ自体の組成が変化してしまう。このように組成の変化したカーボンナノチューブは、ある特定の用途にしか用いることができない。また、この方法では、担持することのできる微粒子の種類に限りがあるものと考えられ、汎用性という面でも問題が残る。
上記したカップスタック型カーボンナノチューブを白金塩溶液に含浸し還元して白金微粒子をカーボンナノチューブに担持する方法の場合には、カーボンナノチューブがカップスタック型に限定されてしまっている。また、この方法では、微粒子として析出させたい物質以外の物質もカーボンナノチューブ上に残存してしまう可能性がある。
さらに、これら2つの方法は、いずれも液中での反応等を利用しているため、カーボンナノチューブ同士が凝集し、結果として出来上がったカーボンナノチューブが束状になってしまう。このように束状になったカーボンナノチューブを独立したカーボンナノチューブに分離することは難しく、前述のカーボンナノチューブの組成変化や不純物付着等の問題と相俟って、そのままではその利用分野が非常に限定されてきてしまう。
一方、基板等の平面上の特定領域に垂直配向成長されたような起立した状態のカーボンナノチューブに微粒子が担持されていれば、その応用範囲は広く、様々な分野での利用が可能であると考えられている。しかし、これまでは、そのように平面上に成長させたカーボンナノチューブに微粒子を担持する適当な方法がなかった。
また、枝分かれカーボンナノチューブを形成するための従来の方法にもいくつか問題点がある。例えば、従来、アルミナの微細な穴をテンプレートに使用してYジャンクションカーボンナノチューブを形成する方法が提案されているが、この方法では、アルミナのテンプレートによってカーボンナノチューブのYジャンクションの構造が決まるようになっている。しかし、アルミナのテンプレートの制御性は必ずしも良いとは言えない。
酸化マグネシウムにコバルトを担持し、そこからYジャンクションカーボンナノチューブを成長させる方法も提案されている。しかし、この方法では、カーボンナノチューブの枝の数や太さ等が制御しにくい。
また、触媒金属が堆積されたアモルファスカーボンを熱処理してグラファイト構造体を形成する方法では、ただひとつそのような構造を形成するのであれば有用と考えられるが、例えばこれを基板表面の全体に渡って多数形成したいような場合には、その形成に膨大な時間を要することになる。
このように、枝分かれカーボンナノチューブの形成に関しても、これまで、制御性良く効率的に形成することのできる適当な方法がなかった。また、同じように、平面上に起立した状態の枝分かれカーボンナノチューブや、そこに微粒子が担持されたものについても、これまで、それらを制御性良く効率的に形成することができるような適当な方法がなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、平面上に起立した状態で微粒子が担持されているカーボンナノチューブおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、微粒子が担持されたカーボンナノチューブであって、平面上に成長され、表面に前記微粒子が担持されていることを特徴とするカーボンナノチューブが提供される。
このようなカーボンナノチューブは、基板等の平面上に成長され、その表面に微粒子が担持されているので、束状でない微粒子担持カーボンナノチューブが実現されるようになる。
また、本発明では、微粒子が担持されたカーボンナノチューブの製造方法であって、前記微粒子を平面上に成長されたカーボンナノチューブに吹き付けて担持することを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法が提供される。
このようなカーボンナノチューブの製造方法によれば、平面上に成長されたカーボンナノチューブに微粒子を吹き付けて担持するので、束状でない微粒子担持カーボンナノチューブが実現され、また、カーボンナノチューブの組成変化や微粒子以外の不純物付着を回避することが可能になる。
本発明では、平面上に成長させたカーボンナノチューブの表面に微粒子を担持する。これにより、束状でない微粒子担持カーボンナノチューブが高品質で安定して実現でき、電気配線、センサー、燃料電池をはじめ、様々な分野にこれを利用していくことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、基板等の平面上に成長されたカーボンナノチューブに微粒子を担持する方法について説明する。なお、平面上へのカーボンナノチューブの成長は、公知の方法、例えば平面上にコバルト等の触媒金属を堆積しそこを起点に化学気相堆積(Chemical Vapor Deposition,CVD)法でカーボンを垂直配向成長させるといった方法を用いて行うことが可能であるため、ここではその説明の詳細は省略する。
図1は微粒子担持装置の概略模式図である。
この図1に示す微粒子担持装置1は、微粒子発生部2、微粒子サイズ選別部3、および微粒子担持部4を有している。
微粒子発生部2は、例えばターゲットを用いたレーザーアブレーションによって、微粒子を発生させる。この微粒子発生部2で発生した微粒子は、不活性なキャリアガスによって微粒子サイズ選別部3へと送られる。
微粒子サイズ選別部3は、微粒子発生部2で発生した微粒子のサイズを揃える目的で設けられる。微粒子サイズ選別部3には、例えば、微粒子の電気移動度によって選別を行う微分型静電分級器(Differential Mobility Analyzer,DMA)や、微粒子の慣性を利用したインパクター等を用いることができる。
微粒子担持部4は、基板5b表面に複数のカーボンナノチューブ5aを垂直配向成長させたカーボンナノチューブ付き基板5を収容する微粒子担持チャンバ6、およびカーボンナノチューブ付き基板5に対向して配置されるノズル7を有している。微粒子サイズ選別部3で選別された微粒子は、このノズル7を経由してキャリアガスと共にカーボンナノチューブ付き基板5に向かって吹き付けられるようになっている。
微粒子担持チャンバ6には排気系が接続されており、その内圧を制御することができるようになっている。カーボンナノチューブ5aへの微粒子の担持処理中、微粒子担持チャンバ6内は、例えば10Torr以下の低圧に制御する。なお、微粒子発生部2や微粒子サイズ選別部3等は、低圧でも常圧でも構わない。
なお、この微粒子担持装置1のうち、微粒子サイズ選別部3は、必ずしも必要ではない。しかし、微粒子担持装置1では、ノズル7から吹き出た微粒子が、後述するようにその慣性に応じたメカニズムでカーボンナノチューブ5aに分散されるため、その分散状態を良好に制御するためには、微粒子サイズ選別部3は設けておくことが好ましい。
上記構成を有する微粒子担持装置1を用いて微粒子の担持を行う場合、カーボンナノチューブ付き基板5上での微粒子の分散状態は、ある種のパラメータによって制御される。
図2および図3は微粒子の分散メカニズムの説明図であって、図2は微粒子の慣性が小さい場合のカーボンナノチューブ近傍におけるガスの流れと微粒子の移動軌跡を模式的に示す図、図3は微粒子の慣性が大きい場合のカーボンナノチューブ近傍におけるガスの流れと微粒子の移動軌跡を模式的に示す図である。
図2および図3に示す点線は、吹き出し口であるノズル7からカーボンナノチューブ付き基板5に吹き付けられたときの典型的なガスの流れを表している。このように、ガスは通常、複数のカーボンナノチューブ5aの上端にほぼ沿った状態で流れていく。また、図2および図3に示した実線は、ノズル7から吹き出されたガス中に含まれる微粒子8がガスの流れから逸れた際の移動軌跡を表している。
ここで、図2に示したように、微粒子8の慣性が小さい場合には、微粒子8は、ガスの流れがカーブするとき、ほぼその流れに乗って移動する。したがって、このような微粒子8の場合、カーボンナノチューブ5aに担持されるのは、ブラウン運動によってガスの流れから僅かに逸れたもののみである。そのため、このような微粒子8は、カーボンナノチューブ5aの先端部分に選択的に担持されるようになる。
一方、図3に示したように、微粒子8の慣性が大きい場合には、微粒子8は、ガスの流れがカーブするとき、そのカーブする部分の流れから逸れる。このようにガスの流れから逸れた微粒子8は、カーボンナノチューブ5aの隙間の浅い所から深い所まで広い領域に渡って入り込んでいき、露出するカーボンナノチューブ5a表面に全体的に担持されるようになる。
微粒子の慣性の大きさを表すパラメータとしては、次の式(1)で表されるストークス数Stkがある(参考文献:Hinds, W.C., Aerosol Technology, John Wiley & Sons, New York, (1982))。
Stk=τU/(Dn/2) ……(1)
ここで、τは微粒子の緩和時間、Uは吹き出し口でのガス速度、Dnは吹き出し口の内径である。なお、緩和時間τは、次の式(2)で表される。
τ=ρPP 2C/18μ ……(2)
ここで、ρPは微粒子の密度、dPは微粒子の直径(平均粒径)、CCはカニングハムの補正係数、μはガスの粘性率である。
一般に、ストークス数Stkが1程度以上であれば、その系における微粒子の慣性は十分大きく、慣性による効果が無視できなくなってくるといわれているが、具体的な値は系によって異なる。例えば、慣性を利用して微粒子を基板上に捕集するインパクターでは、0.2程度のストークス数Stkが微粒子の捕集の閾値である、という結果も報告されている(上記参考文献参照。)。
上記微粒子担持装置1においてもこのストークス数Stkが重要なパラメータになる。鋭意検討の結果、ストークス数Stkが0.1以下であれば、カーボンナノチューブ5a先端部分への担持が主に起こり、1以上であれば、より深いところまで侵入させた高分散担持を実現できることがわかってきた。さらに、吹き出し口のノズル7先端から基板5bまでの距離Dも重要なパラメータになるが、この距離Dはノズル7の内径の10倍程度以内であることが望ましい。ただし、ストークス数Stkが非常に大きい場合、例えば10以上になるような場合にはこの限りでない。
また、微粒子担持装置1では、高真空環境下で微粒子の担持を行うことも可能であるが、例えば、担持を10Torr程度の低圧環境下で行う場合と、10-6Torr程度の高真空環境下で行う場合とでは、パラメータも変わってくる。そのような高真空環境下では、もはやストークス数Stkという考え方自体が成り立たなくなり、代わって微粒子の運動エネルギーが重要なパラメータになってくる。
なお、微粒子担持装置1は、微粒子担持チャンバ6からの排気速度やガス流量を調整することができるようになっており、ノズル7の内径に合わせて微粒子のストークス数Stkの制御が可能になっている。
図4は微粒子担持カーボンナノチューブの電子顕微鏡写真の一例である。
ここに示す微粒子担持カーボンナノチューブの詳細な形成条件については後述するが、上記微粒子担持装置1を用いて微粒子の担持を行うと、この図4に示すように、カーボンナノチューブの表面に微粒子を高分散担持することが可能になる。
このように、上記の微粒子担持法では、基板上に成長させたカーボンナノチューブに微粒子を含んだガスを吹き付ける。そのため、微粒子の種類、サイズ、吹き出し口の形状、ガスの吹き付け条件等を適当に設定することにより、平面上に起立した状態のカーボンナノチューブに微粒子を所望の分散状態で容易に担持することが可能になる。
さらに、上記の微粒子担持法では、微粒子を不活性ガスで運びカーボンナノチューブに直接付着させるため、カーボンナノチューブのドーピングによる組成変化や液相担持で起こり易い不純物付着等の問題を回避することが可能になり、全体的な組成が安定した良好な微粒子担持カーボンナノチューブを形成することができる。
この微粒子担持装置1では、様々な種類やサイズの微粒子担持に適応できることから、微粒子担持カーボンナノチューブの様々な分野への応用が考えられる。そのような応用例として、例えば、半導体微粒子を利用したセンサーがある。
図5は半導体微粒子担持カーボンナノチューブを利用したガスセンサーの概略模式図である。
この図5に示すような半導体微粒子担持カーボンナノチューブ11を利用してガスセンサー10を形成する場合には、まず、2つの電極12a,12b間にカーボンナノチューブ11aを架橋成長させ、このカーボンナノチューブ11aに上記微粒子担持装置1を用いて半導体微粒子11bを担持する。
このような構成を有するガスセンサー10では、ガス分子、例えば酸素分子13が半導体微粒子11bに吸着すると、半導体微粒子11bから電子が酸素分子13側に移動し、半導体微粒子担持カーボンナノチューブ11のコンダクタンスが変化する。したがって、電極12a,12b間でコンダクタンスを測定することのできる回路を設けておけば、酸素分子13の量を測定することが可能になる。
また、微粒子担持カーボンナノチューブの別の応用例としては、例えば、燃料電池の電極用触媒がある。現在、燃料電池の電極に一般に使用されている触媒は、カーボンブラックに分散された白金微粒子であるが、触媒形成時や電池稼動時等に白金微粒子が凝集してしまうことがあり、その機能を十分に発揮しない場合がある、という問題点があった。このような問題に対し、担体をカーボンブラックからカーボンナノチューブに代え、これに上記微粒子担持装置1を用いて白金微粒子を、例えば上記図4に示したような形になるよう高分散担持すれば、高性能な燃料電池電極用触媒を実現することができる。
また、上記微粒子担持装置1を用いて形成される微粒子担持カーボンナノチューブでは、その担持されている微粒子を触媒として、そこから別のカーボンナノチューブを成長させ、枝分かれカーボンナノチューブを形成することも可能になる。
図6は担持した微粒子を触媒にして形成した枝分かれカーボンナノチューブの電子顕微鏡写真の一例である。
ここに示す枝分かれカーボンナノチューブの詳細な形成条件については後述するが、この図6に示すカーボンナノチューブは、平面上に成長されたカーボンナノチューブに微粒子担持装置1を用いて鉄微粒子を担持した後、その鉄微粒子を起点にCVD法を用いてカーボンナノチューブの枝を成長させたものである。その際、カーボンナノチューブの枝の場所、数、太さは、担持した鉄微粒子の場所、数、大きさによって制御することができる。また、その成長時間によってカーボンナノチューブの枝の長さが制御できる。したがって、この方法では、従来の方法に比べ枝分かれカーボンナノチューブを形成する上での制御性が格段に向上されていると言うことができる。
このような枝分かれカーボンナノチューブは、電気配線やセンサー等、様々な応用が考えられる。特に、枝分かれカーボンナノチューブに更に微粒子を担持してセンサーを構成すれば、センシング部の表面積が増えるため、より検出感度を向上させることが可能になる。
以下に、微粒子担持カーボンナノチューブの形成方法を具体例を挙げて説明する。
図7は微粒子担持装置の構成例である。
この図7に示す微粒子担持装置20は、ターゲット21が収容される微粒子発生チャンバ22、そのターゲット21にレーザーを照射するレーザー照射装置23を備えている。微粒子発生チャンバ22には、これに所定流量のヘリウムガス(He)を導入する機構が設けられているとともに、導入されたヘリウムガスを内部で発生した微粒子と共にDMA24へ送る供給管25が接続されている。供給管25の外周には電気炉26が設けられており、微粒子発生チャンバ22からDMA24まで送られる微粒子の供給管25内での凝集が抑えられるようになっている。
DMA24は、供給管25で送られてくる微粒子を含んだガスをその内部へと導き、微粒子のサイズを選別し、選別後の微粒子を含んだガスを微粒子担持チャンバ27側へと送り出す。
ここで、図8はDMAの断面概略図である。
DMA24は、図8に示すように、外筒24aと内筒24bの二重円筒構造を有しており、外筒24a内部にはシースガスQsが層流状態で流され、外周部からは供給管25を通って微粒子を含んだガスQpが導入されるようになっている。そして、外筒24aと内筒24bの間に直流電圧が印加されると、ガスQp中の微粒子24cはクーロン力により内筒24bに引き寄せられながらシースガスQsの流れに乗って流下する。この際、微粒子24cがシースガスQsの流れを横切る速度は、微粒子24cがシースガスQsから受ける抵抗力とクーロン力とのつり合いによって決定され、大きな微粒子24cはゆっくりと、小さな微粒子24cは速く流れを横切る。このように微粒子24cが内筒24bに到達する位置が微粒子24cのサイズによって異なってくるため、内筒24bにスリット24dを設け、そこに到達した微粒子24cのみを取り出すことにより、特定サイズの微粒子24cを選別することができるようになっている。
図7に戻り、DMA24を通過した選別後の微粒子を含んだガスは、ノズル28を通って微粒子担持チャンバ27内に導入される。微粒子担持チャンバ27内には、ステージ29上にカーボンナノチューブ付き基板30がノズル28に対向して配置されており、選別後の微粒子を含んだガスがノズル28からカーボンナノチューブ付き基板30に向かって吹き付けられるようになっている。また、微粒子担持チャンバ27には、ポンプ31が接続されており、その内圧を制御できるようになっている。
このような構成を有する微粒子担持装置20を用い、まず、微粒子発生チャンバ22にターゲット21としてコバルト基板を配置して内圧を約10Torrに制御した後、コバルト基板にレーザー照射装置23からパルスレーザー、ここでは繰り返し周波数20HzのNd:YAGレーザーの2倍波を照射した。コバルト基板は、このレーザー照射によって加熱され、蒸気を発生した。この蒸気を、微粒子発生チャンバ22内に約1スタンダードリッター毎分(slm)の流量で導入するヘリウムガスによって冷却し、その際の核凝縮によってコバルトの微粒子を発生させた。
このようにして発生させた微粒子を、ヘリウムガスと共に供給管25を通じてDMA24に送り、平均粒径が約4nmの微粒子に選別した。そして、サイズ選別後の微粒子を含んだガスを内径2mmのノズル28へ導き、そこから微粒子担持チャンバ27に導入した。微粒子担持チャンバ27は、この微粒子を含んだガスの導入前に、カーボンナノチューブ30aをノズル28の軸方向と略垂直に基板30b上に配向成長させたカーボンナノチューブ付き基板30を、ノズル28の先端から基板30bまでの距離が約4mmとなるように配置し、内圧を約10Torrに制御しておいた。
この条件で、ノズル28から吹き出される微粒子のストークス数Stkは約1.9であった。微粒子担持チャンバ27に導入された微粒子は、ほぼ100%カーボンナノチューブ30aに担持された。ヘリウムガスは、ポンプ31によって微粒子担持チャンバ27外へ排気した。
このとき形成された微粒子担持カーボンナノチューブが上記の図4であり、この微粒子担持法により、独立したカーボンナノチューブ30aの表面に微粒子を高分散担持することができた。
続いて、枝分かれカーボンナノチューブの形成方法について具体例を挙げて説明する。
まず、上記の例と同じ要領で、平均粒径約4nmの鉄微粒子を生成し、それを基板上に略垂直に配向成長させたカーボンナノチューブの表面に高分散担持した。
次いで、この微粒子を担持したカーボンナノチューブ付き基板をCVDチャンバへ搬送し、担持した微粒子を起点にカーボンをCVD成長させた。ここでは、ホットフィラメントCVD法を用い、流量約10スタンダード立法センチメーター毎分(sccm)のアセチレン・アルゴン混合ガス(1:9)を原料とし、基板温度670℃、圧力100Pa、成長時間10分で成長を行った。
このとき形成された枝分かれカーボンナノチューブが上記の図6であり、この担持方法により、触媒としてはたらく鉄微粒子を起点にカーボンナノチューブの枝を成長させることができた。なお、このようにして形成したカーボンナノチューブに引き続き鉄微粒子を担持し、そこを起点に更にカーボンナノチューブの枝を成長させることも可能である。
このような枝分かれカーボンナノチューブの形成方法は、微粒子を起点にしてカーボンナノチューブの枝を成長させることができる点、短時間で大量に枝分かれカーボンナノチューブを形成することができる点、繰り返し形成しても質のばらつきを抑えることができる点等で、これまでの枝分かれカーボンナノチューブの形成方法に比べ大きな優位性を有していると言える。
なお、以上の説明では、カーボンナノチューブに担持する微粒子を1種類のみとしたが、2種類以上の微粒子を用いても構わない。また、以上の説明では、カーボンナノチューブに微粒子を吹き付ける際の吹き出し口としてノズルを用いたが、そのほか、チューブやオリフィス等を用いることも可能である。
(付記1) 微粒子が担持されたカーボンナノチューブであって、
平面上に成長され、表面に前記微粒子が担持されていることを特徴とするカーボンナノチューブ。
(付記2) 前記微粒子は、前記表面に直接付着していることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブ。
(付記3) 担持されている前記微粒子が2種類以上であることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブ。
(付記4) 前記微粒子は、カーボンナノチューブ成長用触媒であることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブ。
(付記5) 前記微粒子は、燃料電池電極用触媒であることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブ。
(付記6) 担持されている前記微粒子を起点に別のカーボンナノチューブが成長されていることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブ。
(付記7) 微粒子が担持されたカーボンナノチューブの製造方法であって、
前記微粒子を平面上に成長されたカーボンナノチューブに吹き付けて担持することを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法。
(付記8) 前記微粒子は、ガスと共に前記カーボンナノチューブに吹き付けられることを特徴とする付記7記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記9) 前記カーボンナノチューブに吹き付ける前に、前記微粒子のサイズを選別することを特徴とする付記7記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記10) 前記微粒子を前記カーボンナノチューブに吹き付けるための吹き出し口から前記平面までの距離が、前記吹き出し口の内径の10倍以内であることを特徴とする付記7記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記11) 前記微粒子を前記カーボンナノチューブに吹き付ける際には、前記微粒子のストークス数を制御することを特徴とする付記7記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記12) 前記微粒子を前記カーボンナノチューブの先端部分に選択的に担持させる場合には、前記ストークス数を0.1以下とすることを特徴とする付記11記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記13) 前記微粒子を前記カーボンナノチューブの表面に全体的に担持させる場合には、前記ストークス数を1以上とすることを特徴とする付記11記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記14) 担持した前記微粒子を起点に別のカーボンナノチューブを成長させることを特徴とする付記7記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記15) 前記別のカーボンナノチューブの数および太さを、前記微粒子の数および大きさで制御することを特徴とする付記14記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記16) 前記別のカーボンナノチューブを成長させた後に、新たな微粒子を吹き付けて担持することを特徴とする付記14記載のカーボンナノチューブの製造方法。
(付記17) 担持した前記微粒子を起点に新たなカーボンナノチューブを成長させることを特徴とする付記16記載のカーボンナノチューブの製造方法。
微粒子担持装置の概略模式図である。 微粒子の慣性が小さい場合のカーボンナノチューブ近傍におけるガスの流れと微粒子の移動軌跡を模式的に示す図である。 微粒子の慣性が大きい場合のカーボンナノチューブ近傍におけるガスの流れと微粒子の移動軌跡を模式的に示す図である。 微粒子担持カーボンナノチューブの電子顕微鏡写真の一例である。 半導体微粒子担持カーボンナノチューブを利用したガスセンサーの概略模式図である。 担持した微粒子を触媒にして形成した枝分かれカーボンナノチューブの電子顕微鏡写真の一例である。 微粒子担持装置の構成例である。 DMAの断面概略図である。
符号の説明
1,20 微粒子担持装置
2 微粒子発生部
3 微粒子サイズ選別部
4 微粒子担持部
5,30 カーボンナノチューブ付き基板
5a,11a,30a カーボンナノチューブ
5b,30b 基板
6,27 微粒子担持チャンバ
7,28 ノズル
8,24c 微粒子
10 ガスセンサー
11 半導体微粒子担持カーボンナノチューブ
11b 半導体微粒子
12a,12b 電極
13 酸素分子
21 ターゲット
22 微粒子発生チャンバ
23 レーザー照射装置
24 DMA
24a 外筒
24b 内筒
24d スリット
25 供給管
26 電気炉
29 ステージ
31 ポンプ
Qs シースガス
Qp ガス

Claims (10)

  1. 微粒子が担持されたカーボンナノチューブであって、
    平面上に成長され、表面に前記微粒子が担持されていることを特徴とするカーボンナノチューブ。
  2. 前記微粒子は、前記表面に直接付着していることを特徴とする請求項1記載のカーボンナノチューブ。
  3. 前記微粒子は、カーボンナノチューブ成長用触媒であることを特徴とする請求項1記載のカーボンナノチューブ。
  4. 担持されている前記微粒子を起点に別のカーボンナノチューブが成長されていることを特徴とする請求項1記載のカーボンナノチューブ。
  5. 微粒子が担持されたカーボンナノチューブの製造方法であって、
    前記微粒子を平面上に成長されたカーボンナノチューブに吹き付けて担持することを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法。
  6. 前記微粒子は、ガスと共に前記カーボンナノチューブに吹き付けられることを特徴とする請求項5記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  7. 前記カーボンナノチューブに吹き付ける前に、前記微粒子のサイズを選別することを特徴とする請求項5記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  8. 前記微粒子を前記カーボンナノチューブに吹き付ける際には、前記微粒子のストークス数を制御することを特徴とする請求項5記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  9. 担持した前記微粒子を起点に別のカーボンナノチューブを成長させることを特徴とする請求項5記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  10. 前記別のカーボンナノチューブの数および太さを、前記微粒子の数および大きさで制御することを特徴とする請求項9記載のカーボンナノチューブの製造方法。
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