JP2006103534A - 車両変速操作装置 - Google Patents

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規仁 鈴木
Hideki Adachi
秀樹 足立
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Abstract

【課題】 不用意に、車両を後進させる状態に変速ギヤの変更が行なわれるといった誤操作を防止でき、且つステアリングハンドルから手を離さずに全てのギヤ変更を行なうことができる車両変速操作装置を提供すること。
【解決手段】 左***作部11Lおよび右***作部11Rのうちの一方がステアリングハンドル4に近づく方向に操作され、これによりトランスミッション2の変速ギヤがシフトアップされ、左***作部11Lおよび右***作部11Rのうちの他方がステアリングハンドル4に近づく方向に操作され、これにより変速ギヤがシフトダウンされ、左***作部11Lおよび右***作部11Rがステアリングハンドル4に近づく方向に操作され、これにより変速ギヤがニュートラル状態にされ、そして左***作部11Lおよび右***作部11Rがステアリングハンドル4から離れる方向に操作され、これにより変速ギヤが車両を後進させる状態にされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のトランスミッションの変速ギヤをシフトアップしたり、該変速ギヤをシフトダウンしたり、該変速ギヤをニュートラル状態にしたり、或いは、該変速ギヤを車両を後進させる状態にしたりする車両変速操作装置に関する。
現在市販されているオートマチック車におけるギヤ変更(ギヤチェンジ)は、その殆どが、一つのシフトレバーで行なわれ、このシフトレバーによりシフトアップ、シフトダウン、ニュートラルおよびリバース(後進)といった全てのギヤ変更が行なわれる。
これに対し近年、ステアリングハンドルとステアリングコラムとを連結するスポーク上に設けられた第1シフトスイッチと、ステアリングハンドルの握り部よりも車両前方側の位置にパドル形状をなして設けられた第2シフトスイッチと、を備え、第1シフトスイッチおよび第2シフトスイッチの何れか一方への操作によりシフトアップを可能にし、第1シフトスイッチおよび第2シフトスイッチの何れか他方への操作によりシフトダウンを可能にする車両変速操作装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、ステアリングハンドルの握り部よりも車両前方側の位置において左右両端部が上下方向に揺動可能に配置されたシフト指令レバーと、このシフト指令レバーの左端部に車両の前後進方向に揺動可能に装着された前後進段指令レバーと、を備え、変速機に対する前後段指令操作およびシフト指令操作を実質的に1本のレバー上において可能にした車両変速操作装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−118117号公報 特開2003−2081号公報
特許文献1の車両変速操作装置は、車両を後進させるギヤ位置(以下、リバース位置とも記す。)へのギヤ変更は割り当てられておらず、リバース位置へのギヤ変更は、運転席の側部に設けられたレンジ・モード選択装置のレバーを車両の前後方向に揺動させる操作をすることにより可能にしている。このため、リバース位置へのギヤ変更を行なうには、上記第1シフトスイッチおよび第2シフトスイッチとは別に設けられた、レンジ・モード選択装置のレバーを操作しなければならず、煩わしい操作となっていた。特に一つのシフトレバーで全てのギヤ変更を行なうことに慣れ親しんできた運転者にとっては、縦列駐車時等に発生する車両の切り返し(前進/後進の繰り返し)時に、シフトスイッチと、該シフトスイッチとは別に設けられた上記のレバーとの組み合わせの操作を頻繁に行なわなければならず、非常に操作の煩わしいものであった。
また、変速機に対する前後段指令操作およびシフト指令操作を実質的に1本のレバー上において可能にしている特許文献2の車両変速操作装置は、ステアリングハンドルから手を離さずに上記各種の操作を一本のレバーによって行なうことができるため、極めて操作性がよいといえる。しかしながら、運転中に急なギヤ変更を必要とする場合や運転に不慣れであったような場合には、リバース位置へのギヤ変更を意図していないのに誤ってリバース位置へのギヤ変更操作を行なってしまう可能性が高い。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、不用意に、車両を後進させる状態に変速ギヤの変更が行なわれるといった誤操作を防止でき、且つステアリングハンドルから手を離さずに全てのギヤ変更を行なうことができ、これにより車両運転の安全性を高めることができる車両変速操作装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両変速操作装置は、下記(1)、(2)および(3)を特徴としている。
(1) 車両におけるステアリングハンドルが固定されたステアリングシャフト周りのステアリングコラムの近傍に配置され且つ前記ステアリングハンドルの径方向外方へ延在され、前記車両のトランスミッションに変速ギヤの変更を行なわせる際に前記ステアリングシャフトの軸方向と略平行な方向に沿って操作される操作部と、
前記操作部に電気的に接続され、前記操作部への操作に従って、前記変速ギヤの変更を行なわせるための指令信号を前記トランスミッションへ出力する制御部と、
を備えた車両変速操作装置であって、
前記操作部が、
非操作時に位置する中立位置から、前記ステアリングハンドルを把持した一方の手で該ステアリングハンドルに近づく方向に操作可能且つ該ステアリングハンドルから離れる方向に操作可能な位置に配置される第1操作スイッチ部と、
非操作時に位置する中立位置から、前記ステアリングハンドルを把持した他方の手で該ステアリングハンドルに近づく方向に操作可能且つ該ステアリングハンドルから離れる方向に操作可能な位置に配置される第2操作スイッチ部と、
を有し、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの一方が前記ステアリングハンドルに近づく方向に操作され、これにより前記変速ギヤがシフトアップされ、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの他方が前記ステアリングハンドルに近づく方向に操作され、これにより前記変速ギヤがシフトダウンされ、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部が前記ステアリングハンドルに近づく方向に操作され、これにより前記変速ギヤがニュートラル状態にされ、そして、
前記変速ギヤが前記車両を後進させる状態にされるように前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部が前記ステアリングハンドルから離れる方向に操作されること。
(2) 上記(1)の構成の車両変速操作装置において、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部が前記ステアリングハンドルから離れる方向に操作され、且つ前記制御部が前記車両の車速0km/hを示す車速信号を受け且つ前記車両のブレーキON状態を示すブレーキ信号を受けた際、前記制御部が前記変速ギヤを前記車両を後進させる状態にする指令信号を前記トランスミッションへ出力すること。
(3) 上記(1)または(2)の構成の車両変速操作装置の前記制御部が、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの一方の前記ステアリングハンドルに近づく方向への操作に応答してシフトアップ指令信号を出力し、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの他方の前記ステアリングハンドルに近づく方向への操作に応答してシフトダウン指令信号を出力し、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部の前記ステアリングハンドルに近づく方向への操作に応答してニュートラル指令信号を出力し、そして、
前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部の前記ステアリングハンドルから離れる方向への操作に応答して後進ギヤ位置指令信号を出力すること。
上記(1)の車両変速操作装置によれば、変速ギヤをシフトアップ、シフトダウンおよびニュートラル状態にするといった頻繁に行なわれるギヤ変更は、第1操作スイッチ部および/または第2操作スイッチ部を中立位置からステアリングハンドルに近づく方向に操作することによって行なわれ、このように人間行動学的に原始行動である「手を握る」という行為により行なわれるようになっている。従って、変速ギヤをシフトアップ、シフトダウンおよびニュートラル状態にするといった頻繁に行なわれるギヤ変更時の操作は、非常に良好なものとなる。これに対し、車両を後進させる状態へのギヤ変更は、中立位置にある第1操作スイッチ部および第2操作スイッチ部の両方をステアリングハンドルから離れる方向に操作するという運転者が意識的に行なわないと起こらない行為によって行なわれる。従って、不用意に車両を後進させる状態への変速ギヤの変更が行なわれたり、前進と後進の操作を間違えてしまったりするといった誤操作を無くすことができる。このように、変速ギヤをシフトアップ、シフトダウンおよびニュートラル状態にするギヤ変更および車両を後進させる状態へのギヤ変更が第1操作スイッチ部および/または第2操作スイッチ部に対する操作により行なわれ、ステアリングハンドルから手を離さずに全てのギヤ変更を行なうことが可能である。
上記(2)の構成の車両変速操作装置によれば、車両の車速が0km/hでない場合或いは車両のブレーキがON状態でない場合、第1操作スイッチ部および第2操作スイッチ部がステアリングハンドルから離れる方向に操作されたとしても、制御部は、変速ギヤを車両を後進させる状態にする指令信号をトランスミッションに出力しないので、車両運転の安全性を高めることができる。このように、車速が0km/hでない場合に、車両を後進させる状態への変速ギヤの変更が行なわれないのは、車両が動いている状態時に車両を後進させる状態へのギヤ変更を行なうことは危険であり、また変速ギヤが破損等する虞もあるからである。また、ブレーキがON状態でない場合に、車両を後進させる状態への変速ギヤの変更が行なわれないのは車速が例え0km/hであっても、運転の安全性をより高めるためである。
上記(3)の構成の車両変速操作装置によれば、制御部が、第1操作スイッチ部および/または第2操作スイッチ部の操作された方向に応答して、前記操作された方向に予め対応付けされている、シフトアップ指令信号、シフトダウン指令信号、ニュートラル指令信号、或いは、後進ギヤ位置指令信号をトランスミッションに伝送するように構成されているので、操作意図に応じた変速ギヤの変更を確実に行なうことができる。
尚、上記したステアリングハンドルとしては、円形の輪郭を有する一般的なステアリングホイールに限らず、その他、例えば、円形の輪郭の上部および下部の少なくとも一方を平らにしたステアリングホイール、円形の輪郭の上部および下部の少なくとも一方を中心に向けて凹ませたステアリングホイール、等が挙げられるが、どのような形状のステアリングハンドルに対しても、本発明に係る車両変速操作装置を適用できる。
本発明によれば、不用意に、車両を後進させる状態に変速ギヤの変更が行なわれるといった誤操作を防止でき、且つステアリングハンドルから手を離さずに全てのギヤ変更を行なうことができ、これにより車両運転の安全性を高めることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態である車両変速操作装置1およびこの車両変速操作装置1からの信号に従って作動するトランスミッション2およびシフトポジションインジケータ3を示すシステムブロック図である。
図1に示すように、車両変速操作装置1は、トランスミッション2の変速ギヤ(不図示)を変更する際に運転者により操作される操作部10と、この操作部10に電気的に接続され、運転者による操作部10への操作に従って、変速ギヤの変更をトランスミッション2に行なわせるための指令信号(シフトアップ指令信号、シフトダウン指令信号、ニュートラル指令信号、およびリバース位置指令信号)をトランスミッション2に出力する電子制御ユニット(以下、ECUとも記す。)20と、を備えている。これら操作部10およびECU20の詳細は後述する。トランスミッション2は、変速ギヤおよびこの変速ギヤを駆動する駆動部を有し、車両変速操作装置1のECU20からの指令信号に基づいて駆動部が変速ギヤを駆動し、指令されたシフトポジションへのギヤ変更を行なう。シフトポジションインジケータ3は、運転者にシフトポジションが視覚的に認識されるように、車両変速操作装置1のECU20からの変速ギア位置に関するシフトポジション情報に従って、シフトポジションを表示する液晶表示装置、LED(Light Emitting Diode)表示装置、等といった表示装置である。
図2(a)、図2(b)および図2(c)は、順に、車両変速操作装置1の操作部10およびその周辺のステアリング部の概略左側面図、概略正面図、そして概略右側面図である。図3(a)および図3(b)は、図2(a)〜(c)の操作部10の構成要素を示す図である。
図2(a)〜(c)に示すように、操作部10は、ステアリングハンドル4が固定された一端部を有するステアリングシャフト5の周りに設けられたステアリングコラム6の近傍に配置されるとともにステアリングハンドル4と一体に設けられ且つ、ステアリングコラム6からステアリングハンドル4の径方向外方へ左右に延在された、ワイパー等の機能を操作するためのワイパー系操作レバースイッチ7およびヘッドライト、ウインカー、等の機能を操作するための灯火系操作レバースイッチ7と、車両(不図示)を直進させる際の位置にあるステアリングハンドル4との間に位置する。操作部10は、より詳細には、図3(a)に示すパドル機構部11と、図3(b)に示すスイッチ部12と、を備える。
パドル機構部11は、図3(a)に示すように、やや横長の矩形枠状に形成され且つステアリングハンドル2に固定される枠部材11aと、この枠部材11aに、図2(a)および図2(c)に示される矢印AおよびB方向に(即ち、ステアリングシャフト2の軸方向と略平行な方向に沿って)変位するよう揺動自在に取り付けられ且つステアリングハンドル2の径方向外方へ左右に延在された二つの腕部11bと、左側の腕部11bの先端部に固着されたパドル形状の左***作部11Lと、右側の腕部11bの先端部に固着されたパドル形状の右***作部11Rと、を有する。尚、左***作部11Lの上端部にはシフトダウンする際に操作される部分であることを意味する「−」の表示が施され、そして右***作部11Rの上端部にはシフトアップする際に操作される部分であることを意味する「+」の表示が施されている。
左***作部11Lは、ステアリングハンドル1を把持した運転者の左手(より詳細には、左手の指先)により該ステアリングハンドル1に近づく矢印A方向(即ち、左手を握って手前に引く方向)に操作可能で且つ該ステアリングハンドル1から離れる矢印B方向(即ち、左手を開いて前方へ押す方向)に操作可能な位置に配置されている。同様に、右***作部11Rは、ステアリングハンドル1を把持した運転者の右手(より詳細には、右手の指先)により該ステアリングハンドル1に近づく矢印A方向(即ち、右手を握って手前に引く方向)に操作可能で且つ該ステアリングハンドル1から離れる矢印B方向(即ち、右手を開いて前方へ押す方向)に操作可能な位置に配置されている。
操作部10のスイッチ部12は、二つの腕部11bをそれぞれ揺動自在にするようにパドル機構部11の枠部材11aと二つの腕部11bとの間にそれぞれ設けられた連結機構に一体に組み込まれ、図3(b)に示すように、左***作部11Lへの操作方向に応じた接点のショート/オープン動作を行なう左スイッチ部12Lと、右***作部11Rへの操作方向に応じた接点のショート/オープン動作を行なう右スイッチ部12Rと、を備える。左スイッチ部12Lは、左***作部11Lの操作に連動する接触片12a、この接触片12aにより導通される一対の接点12b、同様に接触片12aにより導通される一対の接点12c、およびスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1、OUTLEFT-PDL2を有し、そして右スイッチ部12Rは、右***作部11Rの操作に連動する接触片12d、この接触片12dにより導通される一対の接点12e、同様に接触片12dにより導通される一対の接点12f、およびスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1、OUTRIGHT-PDL2を有する。
従って、左***作部11Lと、左側の腕部11bと、この左側の腕部11bと枠部材11aとの間に設けられた左スイッチ部12Lとにより左側の操作スイッチ部が形成され、そして右***作部11Rと、右側の腕部11bと、この右側の腕部11bと枠部材11aとの間に設けられた右スイッチ部12Rとにより右側の操作スイッチ部が形成される。
尚、図示は省略されているが、枠部材11aと二つの腕部11bとの間にそれぞれ設けられたスイッチ部12を含む連結機構の構造は例えば、車両に一般的に装備され且つパッシングおよびハイビームといった機能を操作する際に用いられる灯火系操作レバースイッチ7の構造、即ち、パッシングまたはハイビームといった機能の操作が解除されると自動的に所定の中立位置へ復帰する構造と同様である。つまり、運転者により操作が行なわれていない非操作時、左***作部11Lおよび右***作部11Rはそれぞれ図2(a)および図2(c)に実線で示される中立位置にあり、例えば、左***作部11Lおよび右***作部11Rが矢印A方向に所定量(即ち、図2(a)および図2(c)のステアリングハンドル1に近い方の点線位置まで)引かれる操作が行なわれ、その後その方向の操作が解除されると、左***作部11Lおよび右***作部11Rが中立位置に自動復帰するようになっている。他方、左***作部11Lおよび右***作部11Rが矢印B方向に所定量(即ち、図2(a)および図2(c)のステアリングハンドル1から離れた方の点線位置まで)押される操作が行なわれた場合も同様であり、その押される操作が解除されると、左***作部11Lおよび右***作部11Rが中立位置に自動復帰するようになっている。
ここで、左***作部11Lおよび/または右***作部11Rに矢印A方向に引かれる操作が行なわれた場合および矢印B方向に押される操作が行なわれた場合に、左スイッチ部12Lのスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1、OUTLEFT-PDL2の電位および右スイッチ部12Rのスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1、OUTRIGHT-PDL2の電位がどのように変化するかについて説明する。
左***作部11Lが操作されておらず、この左***作部11Lが図2(a)に実線で示される中立位置にある場合、左スイッチ部12Lの接触片12aは図3(b)において左スイッチ部12L内に実線で示される中立位置にあり、スイッチ状態検出端子OUTLEFT -PDL1、OUTLEFT -PDL2の電位はいずれもHiとなっている。左***作部11Lが矢印A方向に引かれる操作が行なわれると、これに連動して接触片12aが図3(b)において接触片12aの中立位置を示す実線の左側に点線で示される位置まで移動して接点12bをショートして導通させ、これによりスイッチ状態検出端子OUTLEFT -PDL1の電位がHiからLowに変化する。この際、接点12cはオープン状態(即ち、非導通状態)であるので、スイッチ状態検出端子OUTLEFT -PDL2の電位はHiのままである。一方、左***作部11Lが矢印B方向に押される操作が行なわれると、これに連動して接触片12aが図3(b)において接触片12aの中立位置を示す実線の右側に点線で示される位置まで移動して接点12cをショートして導通させ、これによりスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL2の電位がHiからLowに変化する。この際、接点12bはオープン状態(即ち、非導通状態)であるので、スイッチ状態検出端子OUTLEFT -PDL1の電位はHiのままである。
右***作部11Rが操作されておらず、この右***作部11Rが図2(c)に実線で示される中立位置にある場合、右スイッチ部12Rの接触片12dは図3(b)において右スイッチ部12R内に実線で示される中立位置にあり、スイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1、OUTRIGHT-PDL2の電位はいずれもHiとなっている。右***作部11Rが矢印A方向に引かれる操作が行なわれると、これに連動して接触片12dが図3(b)において接触片12dの中立位置を示す実線の右側に点線で示される位置まで移動して接点12eをショートして導通させ、これによりスイッチ状態検出端子OUTRIGHT -PDL1の電位がHiからLowに変化する。この際、接点12fはオープン状態(即ち、非導通状態)であるので、スイッチ状態検出端子OUTRIGHT -PDL2の電位はHiのままである。一方、右***作部11Rが矢印B方向に押される操作が行なわれると、これに連動して接触片12dが図3(b)において接触片12dの中立位置を示す実線の左側に点線で示される位置まで移動して接点12fをショートして導通させ、これによりスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL2の電位がHiからLowに変化する。この際、接点12eはオープン状態(即ち、非導通状態)であるので、スイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1の電位はHiのままである。
制御部として働くECU20は、図1に示されるように、スイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT -PDL1、OUTLEFT -PDL2、OUTRIGHT-PDL1、OUTRIGHT-PDL2と電気的に接続されており、スイッチ状態検出端子OUTLEFT -PDL1、OUTLEFT -PDL2、OUTRIGHT-PDL1、OUTRIGHT-PDL2の電位の変化を検知する。ECU20は、スイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1の電位のみがHiからLowに変化した場合、操作部10により変速ギヤをシフトアップさせるための操作が行なわれたと判定してトランスミッション2にシフトアップ指令信号を出力し、スイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1の電位のみがHiからLowに変化した場合、操作部10により変速ギヤをシフトダウンさせるための操作が行なわれたと判定してトランスミッション2にシフトダウン指令信号を出力し、そしてスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1およびスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1の両方の電位がLowである場合、操作部10によりニュートラル状態へのギヤ変更操作が行なわれたと判定してトランスミッション2にニュートラル指令信号を出力する。また、ECU20は、スイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL2およびスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL2の両方の電位がLowである場合、操作部10によりリバース状態へのギヤ変更操作が行なわれたと判定するが、この場合は更に、車速が0km/hであるか否か、且つブレーキ信号が入力されている(即ち、ブレーキが踏まれている)か否かを判定し、車速が0km/hであり且つブレーキ信号が入力されていればトランスミッション2へリバース位置指令信号を出力する。
尚、上記操作後、左***作部11Lおよび/または右***作部11Rの矢印A或いはB方向への操作が解除され、自動的に中立位置に復帰しても、新たなギヤ変更操作が行なわれない限り、ECU20がトランスミッション2への指令信号の内容を変更することはない。
また、ECU20は、操作部10に対して変速ギヤをシフトアップさせる操作が行なわれたと判定した場合は、シフトポジションインジケータ3にシフトアップ情報を出力し、操作部10に対して変速ギヤをシフトダウンさせる操作が行なわれたと判定した場合は、シフトポジションインジケータ3にシフトダウン情報を出力し、操作部10に対してニュートラル状態へのギヤ変更操作が行なわれたと判定した場合は、シフトポジションインジケータ3にニュートラル情報を出力し、そして操作部10に対してリバース状態へのギヤ変更操作が行なわれたと判定した場合は、シフトポジションインジケータ3にリバース情報を出力する。
図4には、上述した左***作部11Lおよび/または右***作部11Rに対する操作に伴う、左スイッチ部12Lのスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1、OUTLEFT-PDL2の電位の状態および右スイッチ部12Rのスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1、OUTRIGHT-PDL2の電位の状態、更にはECU20による変速制御(トランスミッション制御)の関係が纏めて示されている。
ここで、図5および図6を参照して、リバース位置へのギヤ変更を行なう際の車両変速操作装置1の左***作部11Lおよび右***作部11Rの操作の仕方、その際のスイッチ状態検出端子の電位状態およびECU20による変速制御について説明する。図5(a)〜図5(c)はリバース位置へのギヤ変更操作を説明するための車両変速操作装置1の操作部10およびその周辺のステアリング部を示す図であり、図6はECU20により実行されるリバース変速処理を示すフローチャートである。
リバース位置にギヤ変更する場合、図5(a)および図5(c)に示すように、運転者はステアリングハンドル1を把持した左手8Lで左***作部11Lを矢印B方向に押す操作をし、同じくステアリングハンドル1を把持した右手8Rで右***作部11Rを押す操作をする。これにより、スイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL2の電位およびスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL2の電位がHiからLowに変化し、この電位の変化をECU20が検知する。
ECU20は、スイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL2の電位およびスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL2の電位がHiからLowに変化したことを検知すると、図6のフローチャートに示すようなリバース変速処理を実行する。以下、このリバース変速処理を図6のフローチャートに従って説明する。
ECU20は、ステップS1およびステップS2にて、スイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL2の電位およびスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL2の電位がLowであることを検知すると、操作部10によりリバース状態へのギヤ変更操作が行なわれたと判定するが、直ちにトランスミッション2へリバース位置指令信号を送出せず、ステップS3へ進み、ここで車速センサ(不図示)から入力される車速信号を読み取り、現在の車速が0km/hであるか否かの判定を行なう。この結果、ECU20は、車速が0km/hであれば処理をステップS4へ進め、今度は足踏みブレーキ(不図示)が踏まれてブレーキ信号(即ち、ブレーキON状態を示すブレーキ信号)が入力されているか否かを判定する。そして当該ブレーキ信号が入力されていればステップS5へ進み、ここで初めてトランスミッション2へリバース位置指令信号を出力する。これにより、トランスミッション2が変速ギヤを駆動し、「リバース」状態へのギヤ変更を行なう。その後ステップS6へ進み、ECU20は、シフトポジションインジケータ3にリバース位置にギヤ変更された旨を示すシフトポジション情報を出力する。これにより、シフトポジションインジケータ3が「リバース」状態であることを表示し、運転者はこの表示でリバース状態へのギヤ変更がなされたことを知ることができる。以上で、ECU20はリバース変速処理を終了する。
一方、上記ステップS3にて、現在の車速が0km/hでないと判定した場合や、上記ステップS4にて、ブレーキ信号が入力されていないと判定した場合、ECU20は、処理をステップS7へ進め、リバース状態への変速処理は行なわない。このように、ECU20が、車速が0km/hでない場合にリバース状態への変速処理を行なわないのは、車両が動いている状態時にリバース状態へのギヤ変更を行なうことは危険であり、また変速ギヤが破損等する虞もあるからである。また、ECU20が、ブレーキ信号が入力されていない場合にリバース位置への変速処理を行なわないのは、車速が0km/hであっても、運転の安全性をより高めるためである。
ここで、左***作部11Lおよび右***作部11Rを共に(同時でなくてもよい。)矢印B方向へ押すことで、初めてリバース状態へのギヤ変更を可能にした理由を説明する。左***作部11Lおよび右***作部11Rをステアリングハンドル1に近づく方向に「引く」という行為、換言すれば、左***作部11Lおよび右***作部11Rを「握る」という行為は、人間行動学的に原始行動であるのに対し、ステアリングハンドル1から離れる方向に「押す」という行為は、行動者である運転者が意識的に行なわないと起こらない行為であるといえる。車両変速操作装置1によれば、その「押す」という意識的行為が左***作部11Lおよび右***作部11Rに対して行なわれたときのみリバース状態にギヤ変更されるようにしているので、不用意にリバース状態へのギヤ変更が行なわれてしまうといったことや、前進と後進の操作を間違えてしまうといった、誤ったギヤ変更操作をなくすことができる。これにより、誤ったギヤ変更操作を起因とする重大事故の発生の可能性を低減させることが可能になる。尚、リバース状態へのギヤ変更を行なうには、左***作部11Lおよび右***作部11Rを矢印B方向へ同時に押しても或いは同時ではなく時間差を置いて押してもよく、要するにスイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL2の電位およびスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL2の電位が同時期にLowとなるように左***作部11Lおよび右***作部11Rが矢印B方向に押されればよい。
さて、図7〜図9は、変速ギヤをシフトアップ、シフトダウンさせたり、ニュートラルの状態へギヤ変更をさせたりする際の、左***作部11Lおよび右***作部11Rの操作の仕方およびその際のスイッチ部12のスイッチ状態検出端子の電位の状態を説明するための図である。
変速ギヤをシフトアップさせる場合、図7(b)に示すように、ステアリングハンドル1を把持した右手8Rで右***作部11Rのみを矢印A方向に引く操作を行なう。ここで、前進方向へ切り替え可能なシフトポジションとして、「1(1速)」、「2(2速)」、および「D(ドライブ)」を有する車両を例にし、現在のシフトポジションが「1」であるとする。この状態から「2」にシフトアップさせる場合、運転者は右***作部11Rのみを矢印A方向に1回引く操作を行なう。すると、図7(a)に示すようにこれに連動して接触片12dが接点12eを導通状態にし、これにより右スイッチ部12Rのスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1の電位のみがHiからLowに変化するので、ECU20は、トランスミッション2に対してシフトアップ指令信号を出力し、またシフトポジションインジケータ3に対してシフトポジションが「2」に変更される旨のシフトポジション情報を出力する。これにより、トランスミッション2が変速ギヤを駆動し、現在のシフトポジション「1」を「2」にシフトアップさせる。また、シフトポジションインジケータ3がシフトポジション「2」である旨の表示を行なう。尚、ECU20で実行されるシフトアップ時の変速処理は容易に類推可能であるので、これ以上の説明は割愛する。
また、更にもう1段、シフトアップさせるために運転者が右***作部11Rのみを矢印A方向にもう1回引く操作を行なうと、これに連動して右スイッチ部12Rのスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1の電位のみがHiからLowに再び変化するので、ECU20が、トランスミッション2に対してシフトアップ指令信号を出力し、またシフトポジションインジケータ3に対してシフトポジションが「D」に変更される旨のシフトポジション情報を出力する。これにより、トランスミッション2が変速ギヤを駆動し、現在のシフトポジション「2」を「D」にシフトアップさせ、シフトポジションインジケータ3がシフトポジション「D」である旨の表示を行なう。
変速ギヤをシフトダウンさせる場合、図8(a)に示すように、ステアリングハンドル1を把持した左手8Lで左***作部11Lのみを矢印A方向に引く操作を行なう。上記のように切り替え可能なシフトポジションとして、「1」、「2」、および「D」を有する車両を例にとると、現在のシフトポジションが「D」である場合に、運転者が左***作部11Lを矢印A方向に1回引く操作を行なうと、図8(b)に示すようにこれに連動して接触片12aが接点12bを導通状態にし、これによりスイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1の電位のみがHiからLowに変化する。よって、ECU20が、トランスミッション2に対してシフトダウン指令信号を出力し、またシフトポジションインジケータ3に対してシフトポジションが「2」に変更される旨のシフトポジション情報を出力する。これにより、トランスミッション2が変速ギヤを駆動し、現在のシフトポジション「D」を「2」にシフトダウンさせる。また、シフトポジションインジケータ3がシフトポジション「2」である旨の表示を行なう。尚、このシフトダウン時にECU20にて実行される変速処理については容易に類推可能であるので、これ以上の説明は割愛する。
また、更にもう1段、シフトダウンさせるために運転者が左***作部11Lのみを矢印A方向にもう1回引く操作を行なうと、これに連動して左スイッチ部12Lのスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1の電位のみがHiからLowに再び変化するので、ECU20は、トランスミッション2に対してシフトダウン指令信号を出力し、またシフトポジションインジケータ3に対してシフトポジションが「1」に変更される旨のシフトポジション情報を出力する。これにより、トランスミッション2が変速ギヤを駆動し、現在のシフトポジション「2」を「1」にシフトダウンさせ、シフトポジションインジケータ3がシフトポジション「1」である旨の表示を行なう。
ニュートラルの位置にギヤ変更する場合、図9(a)および図9(c)に示すように、ステアリングハンドル1を把持した左手8Lで左***作部11Lを、同じくステアリングハンドル1を把持した右手8Rで右***作部11Rを、それぞれ矢印A方向に引く操作をする。すると、図9(b)に示すようにこれに連動して接触片12a、12dが接点12b、12eを導通状態にし、これによりスイッチ部12のスイッチ状態検出端子OUTLEFT-PDL1の電位およびスイッチ状態検出端子OUTRIGHT-PDL1の電位がHiからLowに変化する。よって、ECU20が、トランスミッション2に対してニュートラル指令信号を出力し、またシフトポジションインジケータ3に対してシフトポジションが「ニュートラル」に変更される旨のシフトポジション情報を出力する。これにより、トランスミッション2が変速ギヤを駆動し、シフトポジションを「ニュートラル」の状態とする。また、シフトポジションインジケータ3がシフトポジション「ニュートラル」状態である旨の表示を行なう。尚、このニュートラル状態への変更時にECU20にて実行される変速処理については容易に類推可能であるので、これ以上の説明は割愛する。
上述した車両変速操作装置1によれば、リバース状態へのギヤ変更が、左***作部11Lおよび右***作部11Rをステアリングハンドル1から離れる方向に「押す」という、運転者が意識的に行なわないと起こらない操作により実現されるようにしているので、不用意にリバース状態への変速ギヤの変更が行なわれてしまうといったことや、前進と後進の操作を間違えてしまうといった、誤操作を防止することが可能となり、重大事故発生の可能性を軽減することができる。
また、車両変速操作装置1によれば、左***作部11Lおよび右***作部11Rにリバース状態へのギヤ変更操作を割り当てているので、特に縦列駐車時のように車両の切り返し(前進/後退)を行なう際に、極めて操作性のよいものとなる。縦列駐車時には、ステアリングハンドル1を把持した右手で右***作部11Rを矢印A方向に引く操作(前進させるための操作)と、同じくステアリングハンドル1を把持した左右それぞれの手で左***作部11Lおよび右***作部11Rを矢印B方向に押す操作(後退させるための操作)と、を繰り返すことで所望の位置への縦列駐車を行なうことができるので(即ち、いずれのギヤ変更操作もステアリングハンドル1を把持した状態で行なうことができるので)、操作性がよく、しかも車両の安全運転といった観点からも好ましい。
特に、車両変速操作装置1によれば、シフトアップ、シフトダウンおよびニュートラルといった頻繁に行なわれるギヤ変更操作については、人間行動学的に原始行動である、左***作部11Lおよび右***作部11Rを「握る」といった行為により可能としているので、極めて操作性がよい。
また、車両変速操作装置1によれば、制御部であるECU20が、左***作部11Lおよび/または右***作部11Rの操作された方向を操作部10内のスイッチ部12のスイッチ状態検出端子の電位から判定し、前記操作された方向に予め対応付けられている、シフトアップ指令信号、シフトダウン指令信号、ニュートラル指令信号、或いは、後進ギヤ位置指令信号をトランスミッション2に出力するように構成されているので、操作意図に応じた変速ギヤの変更を確実に行なうことができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の形状、寸法、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上述した実施形態では、変速ギヤをシフトアップさせる場合、右***作部11Rのみを矢印A方向に引く操作を行ない、そして変速ギヤをシフトダウンさせる場合、左***作部11Lのみを矢印A方向に引く操作を行なったが、これに限定されず、左***作部11Lのみを矢印A方向に引く操作を行なうことにより変速ギヤがシフトアップされ、そして右***作部11Rのみを矢印A方向に引く操作を行なうことにより変速ギヤがシフトダウンされるようにしてもよい。
また、シフトポジションとして「パーキング」を上述した実施形態に加えることも可能である。これは、例えば、左***作部11Lと右***作部11Rをある一定時間以上「握る」等した際に「パーキング」状態となるようにすることで対処できる。このようにすることで、一つの車両変速操作装置で、シフトアップ、シフトダウン、ニュートラル、リバースおよびパーキングといった各ポジションへのギヤ変更が可能になり、従来のように一つのシフトレバーにより全てのポジョンを設定することに慣れ親しんできた運転者にとって、より操作性の良い車両変速操作装置となる。
本発明の一実施形態である車両変速操作装置およびこの車両変速操作装置からの信号に従って作動するトランスミッションおよびシフトポジションインジケータを示すシステムブロック図である。 (a)は図1の車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部の概略左側面図、(b)は図1の車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部の概略正面図、そして(c)は図1の車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部の概略右側面図である。 (a)は図2(a)〜(c)に示される操作部の一構成要素であるパドル機構部の正面図、そして(b)は図2(a)〜(c)に示される操作部の一構成要素であるスイッチ部の回路図である。 左***作部および/または右***作部に対する操作に伴う、左スイッチ部のスイッチ状態検出端子の電位の状態および右スイッチ部のスイッチ状態検出端子の電位の状態、更にはECUによる変速制御(トランスミッション制御)の関係、ならびに関連図の案内が纏めて示される表である。 リバース位置へのギヤ変更操作を説明するための車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部を示す図であり、(a)は概略左側面図、(b)はスイッチ部の回路図、そして(c)は右側面図である。 ECUにより実行されるリバース変速処理を示すフローチャートである。 シフトアップ操作を説明するための車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部を示す図であり、(a)はスイッチ部の回路図、そして(b)は概略右側面図である。 シフトダウン操作を説明するための車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部を示す図であり、(a)は概略左側面図、そして(b)はスイッチ部の回路図である。 ニュートラル位置へのギヤ変更操作を説明するための車両変速操作装置の操作部およびその周辺のステアリング部を示す図であり、(a)は概略左側面図、(b)はスイッチ部の回路図、そして(c)は右側面図である。
符号の説明
1 車両変速操作装置
2 トランスミッション
3 シフトポジションインジケータ
4 ステアリングハンドル
5 ステアリングシャフト
6 ステアリングコラム
7 操作レバースイッチ
10 操作部
11 パドル機構部
11b 左側の腕部(左側の操作スイッチ部)
11b 右側の腕部(右側の操作スイッチ部)
11L 左***作部(左側の操作スイッチ部)
11R 右***作部(右側の操作スイッチ部)
12 スイッチ部
12L 左スイッチ部(左側の操作スイッチ部)
12R 右スイッチ部(右側の操作スイッチ部)
20 ECU(制御部)

Claims (3)

  1. 車両におけるステアリングハンドルが固定されたステアリングシャフト周りのステアリングコラムの近傍に配置され且つ前記ステアリングハンドルの径方向外方へ延在され、前記車両のトランスミッションに変速ギヤの変更を行なわせる際に前記ステアリングシャフトの軸方向と略平行な方向に沿って操作される操作部と、
    前記操作部に電気的に接続され、前記操作部への操作に従って、前記変速ギヤの変更を行なわせるための指令信号を前記トランスミッションへ出力する制御部と、
    を備えた車両変速操作装置であって、
    前記操作部が、
    非操作時に位置する中立位置から、前記ステアリングハンドルを把持した一方の手で該ステアリングハンドルに近づく方向に操作可能且つ該ステアリングハンドルから離れる方向に操作可能な位置に配置される第1操作スイッチ部と、
    非操作時に位置する中立位置から、前記ステアリングハンドルを把持した他方の手で該ステアリングハンドルに近づく方向に操作可能且つ該ステアリングハンドルから離れる方向に操作可能な位置に配置される第2操作スイッチ部と、
    を有し、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの一方が前記ステアリングハンドルに近づく方向に操作され、これにより前記変速ギヤがシフトアップされ、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの他方が前記ステアリングハンドルに近づく方向に操作され、これにより前記変速ギヤがシフトダウンされ、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部が前記ステアリングハンドルに近づく方向に操作され、これにより前記変速ギヤがニュートラル状態にされ、そして、
    前記変速ギヤが前記車両を後進させる状態にされるように前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部が前記ステアリングハンドルから離れる方向に操作される、
    ことを特徴とする車両用変速操作装置。
  2. 前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部が前記ステアリングハンドルから離れる方向に操作され、且つ前記制御部が前記車両の車速0km/hを示す車速信号を受け且つ前記車両のブレーキON状態を示すブレーキ信号を受けた際、前記制御部が前記変速ギヤを前記車両を後進させる状態にする指令信号を前記トランスミッションへ出力することを特徴とする請求項1に記載した車両変速操作装置。
  3. 前記制御部が、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの一方の前記ステアリングハンドルに近づく方向への操作に応答してシフトアップ指令信号を出力し、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部のうちの他方の前記ステアリングハンドルに近づく方向への操作に応答してシフトダウン指令信号を出力し、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部の前記ステアリングハンドルに近づく方向への操作に応答してニュートラル指令信号を出力し、そして、
    前記第1操作スイッチ部および前記第2操作スイッチ部の前記ステアリングハンドルから離れる方向への操作に応答して後進ギヤ位置指令信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した車両変速操作装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118759A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機のレンジ切り換え制御装置
JP2008049849A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
JP5063617B2 (ja) * 2007-02-09 2012-10-31 株式会社イケヤフォ−ミュラ 変速操作装置

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