JP2006101486A - 無線通信モジュール及び無線通信装置 - Google Patents

無線通信モジュール及び無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信品質が良好となるアンテナの配置位置を調整する必要がなく、取り扱いが便利な無線通信モジュール及び無線通信装置を提供する。
【解決手段】 ローディング逆Fアンテナにより電波の送受信を行うアンテナ回路1と、無線通信の制御を行う制御回路、周波数の変調を行う変復調回路、周波数の変換を行う周波数変換回路、データの入出力を行うインタフェース回路のうち、少なくとも1つ以上の回路により構成される無線通信回路14とを有する。また、無線通信に使用する電波の波長をλ(m)、周波数をf(Hz)、光速をc(m/s)、係数a=70〜130とした場合に、ローディング逆Fアンテナのローディング部6と無線通信回路14との距離を、ローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離して基板上に実装する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信を行うための逆Fローディングアンテナを実装した無線通信モジュール及び無線通信装置に関する。
従来、筐体の小型化を図るとともに、利得が低下することを防止した無線通信装置として特許文献1に記載されている技術が知られている。この無線通信装置は、筐体にアンテナを2本設置することにより、利得の向上を図っている。
しかし、この無線通信装置では、筐体にアンテナを2本設置する必要があったため、無線通信装置を設計するのが煩雑であり、この無線通信装置を利用して携帯電話等を製造するメーカなどが、2本のアンテナの最適な配置を調整しなければならないという問題があった。
特許第3275632号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、通信品質が良好となるアンテナの配置位置を調整する必要がなく、取り扱いが便利な無線通信モジュール及び無線通信装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、第1の基板上に実装されるローディング逆Fアンテナを使用して無線の送受信を行う無線通信モジュールであって、前記ローディング逆Fアンテナにより電波の送受信を行うアンテナ回路と、無線通信の制御を行う制御回路、周波数の変調を行う変復調回路、周波数の変換を行う周波数変換回路、データの入出力を行うインタフェース回路のうち、少なくとも1つ以上の回路により構成される無線通信回路とを有し、無線通信に使用する電波の波長をλ(m)、周波数をf(Hz)、光速をc(m/s)、係数a=70〜130とした場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離して前記第1の基板上に実装したことを特徴とする無線通信モジュールである。
また、請求項2に記載の発明は、408.5MHz〜451.5MHzの周波数を使用して無線通信を行う場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、10mm以上離して前記第1の基板上に実装したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信モジュールである。
また、請求項3に記載の発明は、2.4GHz〜2.5GHzの周波数を使用して無線通信を行う場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、4mm以上離して前記第1の基板上に実装したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信モジュールである。
また、請求項4に記載の発明は、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を確保するための絶縁性のケースを更に設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の無線通信モジュールである。
また、請求項5に記載の発明は、第2の基板上に実装される無線通信装置であって、前記請求項1〜4のいずれかの項に記載の無線通信モジュールと、前記制御回路、前記変復調回路、前記周波数変換回路、前記インタフェース回路のうち、前記無線通信回路に含まれていない回路を前記第2の基板上に実装したことを特徴とする無線通信装置である。
また、請求項6に記載の発明は、被測定物に取り付けられる無線通信装置であって、前記請求項1〜4のいずれかの項に記載の無線通信モジュールと、前記制御回路、前記変復調回路、前記周波数変換回路、前記インタフェース回路のうち、前記無線通信回路に含まれていない回路と、前記無線通信モジュールから前記被測定物の情報を送信するセンサとを有し、無線通信に使用する電波の波長をλ(m)、周波数をf(Hz)、光速をc(m/s)、係数a=70〜130とした場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記被測定物との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離したことを特徴とする無線通信装置である。
請求項1に記載の無線通信モジュールによれば、ローディング逆Fアンテナのローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離して無線通信回路を配置するようにした。よって、無線通信回路が存在することによるローディング逆Fアンテナの放射・受信特性の低下を防止することが可能となる。
また、請求項2に記載の無線通信モジュールによれば、ローディング逆Fアンテナのローディング部の長手方向に直交する方向に、10mm以上離して無線通信回路を配置するようにした。よって、408.5MHz〜451.5MHzの周波数を使用して通信を行う場合に良好な通信品質を得ることができる。
また、請求項3に記載の無線通信モジュールによれば、ローディング逆Fアンテナのローディング部の長手方向に直交する方向に、4mm以上離して無線通信回路を配置するようにした。よって、2.4GHz〜2.5GHzの周波数を使用して通信を行う場合に良好な通信品質を得ることができる。
また、請求項4に記載の無線通信モジュールによれば、無線通信モジュールの周囲にケースを設けて、ローディング逆Fアンテナのローディング部の径方向に所定距離を確保するようにした。よって、その所定距離内に導電体や誘電体が入り込むのを防止することが可能となり、常に安定な通信品質を得ることができる。
また、請求項5に記載の無線通信装置によれば、ローディング逆Fアンテナの位置を調整しなくても安定した通信品質を得ることができる。よって、無線通信装置を利用するユーザは、無線通信モジュールと他の回路との配置を考慮することなく、通信品質の良好な無線通信装置を製造することができる。
また、請求項6に記載の無線通信装置では、被測定物の情報を送信するセンサを設けるとともに、被測定物とローディング部との距離を、ローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離すようにした。よって、被測定物が金属ケースにより構成されているような場合でも、電磁的影響を受けずにセンサが測定した被測定物の情報を送信することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態による無線通信モジュール30について説明する。
図2は、無線通信を行う無線通信装置20の一般的な構成を示すブロック図である。無線通信装置20には、アンテナ回路1、周波数変換回路2、変復調回路3、制御回路4、インタフェース回路5が、基板b1上に実装される。
アンテナ回路1は、ローディング逆Fアンテナであり、無線によりデータを送信あるいは受信する際に利用される。本実施形態で用いるアンテナ回路1の構成については、後に図3を参照して具体的に説明する。
アンテナ回路1が電波を受信すると、その電波に応じた信号が周波数変換回路2に出力される。周波数変換回路2では、アンテナ回路1が出力する信号を高周波から低周波の信号に変換する。
変復調回路3では、周波数変換回路2で高周波から低周波に変換された信号が復調される。また、インタフェース回路5では、変復調回路3により復調された信号がデータに変換されて外部に出力される。制御回路4は、周波数変換回路2、変復調回路3、インタフェース回路5などの制御を行う。
一方、無線通信装置20によりデータを送信する場合には、電波を受信する場合と逆の処理が行われる。つまり、無線通信装置20に入力されるデータが、インタフェース回路5、変復調回路3、周波数変換回路2を介してアンテナ回路1から無線により外部に送信される。
次に、図3(a)、(b)を参照して、本実施形態によるアンテナ回路1の構成を説明する。図3(a)は、アンテナ回路1の平面図であり、図3(b)は、アンテナ回路1の分解斜視図である。本実施形態では、アンテナ回路1にローディング逆Fアンテナを実装する場合について説明する。
図3(a)に示すようにアンテナ回路1は、樹脂などの絶縁性材料からなる基板b2と、基板b2の一方の面上に配されるローディング部6と、インダクタ部7と、キャパシタ部8と、アンテナ回路1の外部に実装される周波数変換回路2(図2参照)に接続される給電点Pを有する。
ローディング部6は、例えば、アルミナなどの誘電材料からなる直方体状の素体6aの表面の長手方向D1に対して、導体パターン6bを螺旋形状に形成することにより構成される。
この導体パターン6bの両端は、基板b2の表面に設けられる矩形の設置導体9a、9b(図3(b))と電気的に接続されるように、素体6aの裏面に設けられた接続電極10a、10b(図3(b))にそれぞれ接続される。また、導体パターン6bは、一端が設置導体9bを介してインダクタ部7及びキャパシタ部8と電気的に接続され、他端が開放端とされる。
インダクタ部7は、チップインダクタ7aを有し、このチップインダクタ7aの一端が、基板b1の表面に設けられる線状の導電性パターン11aを介して設置導体9bに接続される。また、チップインダクタ7aの他端は、基板b2の表面に設けられる線状の導電性パターン11bを介してアース(図示省略)に接続される。
導体パターン11aは、端辺12bが長手方向D1と平行になるように形成される。
キャパシタ部8は、チップコンデンサ8aを有し、このチップコンデンサ8aの一端が、基板b1の表面に設けられる線状の導体パターン11cを介して設置導体9bに接続される。また、チップコンデンサ8aの他端は、キャパシタ部8は、基板b2の表面に設けられる線状の導体パターン11dを介して給電点Pと接続される。
チップコンデンサ8aのキャパシタンスは、給電点Pにおける周波数変換回路2の入力インピーダンスと整合が取れるように調整される。
なお、本実施形態によるアンテナ回路1では、寸法L1〜L4として、以下の値を用いた。すなわち、ローディング部6と、基板b1の一方の端辺12aとの距離L1を10mmとした。また、ローディング部6の長手方向D1の長さL2を16mmとした。また、長手方向D1と平行な部分における導体パターン11aの端辺12bの寸法を2.5mmとした。また、基板b1の一方の端辺12aと平行なアンテナエレメントの物理長L4を18.5mmとした。
次に、本発明の実施形態による無線通信モジュール30について図4を参照して説明する。無線通信モジュール30には、基板b2上にアンテナ回路1(図2)と無線通信回路14が実装してモジュール化される。
無線通信回路14は、周波数の変換を行う周波数変換回路2により構成される回路である。
なお、本実施形態では、無線通信回路14が周波数変換回路2により構成されている場合について説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、無線通信回路14を、周波数変換回路2、変復調回路3、制御回路4、インタフェース回路5の少なくとも1つ以上の回路により構成することもできる。この場合、周波数変換回路2、変復調回路3、制御回路4のうち、無線通信回路14に含まれていない回路については、無線通信モジュール30を実装する基板上に別途実装される。
図5(a)は、本実施形態による無線通信モジュール30(図4)の断面図である。図5(a)は、無線通信装置20の基板b1上に、無線通信モジュール30が実装されている様子を示したものである。
無線通信モジュール30の周囲は、絶縁性のケース13により覆われる。ケース13内に設置される基板b2上には、アンテナ回路1のローディング部6などが実装される。ケース13からは、基板b2上に実装される周波数変換回路2などに接続される配線15が引き出される。ローディング部6からケース13の上面、下面までの距離L5、L6は、通信品質の低下を防止するために、それぞれ所定距離だけ離すことが望ましい。例えば、距離L5、L6として、10mm以上の値を用いることが望ましい。
無線の送受信を行うローディング部6に対して、ケース13を設けることにより、基板b2と垂直な上下方向に所定の領域を確保できるため、導電体や誘電体がローディング部6に接近することを防止することができる。よって、無線通信モジュール30の通信品質が劣化することを防止することができる。
また、ケース13によって、無線通信モジュール30を覆うことにより、ケース13内に実装されるアンテナ回路1や周波数変換回路2を外部の衝撃から保護することもできる。
なお、何らかの方法により、ローディング部6の近傍に導電体や誘電体が接近するのを防止することができれば、ケース13(図5(a))を設けなくてもよい。例えば、図5(b)に示すように、基板b1から引き出される配線15にストッパ16を形成して、ローディング部6と無線通信装置20の基板b1との間に距離L6を確保すれば、基板b1上に実装される他の回路からの影響を遮蔽することができる。
次に、本実施形態による無線通信モジュール30を使用した場合の効果について説明する。効果を確認するにあたり、図1に示す無線通信モジュール30を使用した。
図1の無線通信モジュール30では、基板b2上には、ローディング部6などにより構成されるアンテナ回路1と、無線通信回路14が実装されている。
なお、図1に示した無線通信モジュール30の各部の寸法L8〜L11は、L8=86mm、L9=54mm、L10=70mm、L11=30mmのものを使用した。
無線通信モジュール30の通信品質が、アンテナ回路1のローディング部6と、導電体や誘電体との距離との関係でどのように変動するかについて実験を行った。その結果、ローディング部6の長手方向D1の方向に導電体や誘電体を近づけても通信品質はあまり劣化しなかった。よって、ローディング部6の長手方向D1には、数mmの間隔を空けて他の回路等を実装することができる。
一方、アンテナ回路1のローディング部6の長手方向D1に直交する方向に導電体や誘電体を近づけた場合の通信品質の変動は大きかった。
アンテナ回路1により電波を送受信する際に、通信品質に最も影響を与えるのは、導電体や誘電体などにより構成される無線通信回路14であると考えられる。そこで、ローディング部6と無線通信回路14との距離L7に応じて通信品質がどのように変動するかについて実験を行った。
図6(a)、(b)は、周波数f=434MHz(波長λ=69cm)の電波を使用した場合に、ローディング部6と無線通信回路14との距離L7(図1)に応じて、通信品質がどのように変動するかについて示したグラフである。
図6(a)は、距離L7と、XY面における垂直偏波の平均利得との関係を示したグラフである。距離L7を、5mmから15mmと増加させるに従って、平均利得は向上している。その中でも距離L7が10mm付近において、平均利得の変化が小さく安定している。
一方、図6(b)は、距離L7と、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)が周波数f=434MHzにおける帯域幅との関係を示したグラフである。距離L7を、5mmから15mmと増加させるに従って、帯域幅は上昇している。その中でも距離L7が10mm〜12.5mm付近において、平均利得の変化が小さく安定している。
周波数f=430MHz付近の408.5MHz〜451.5MHzの周波数を無線通信に使用した場合にも、アンテナ回路1のローディング部6と無線通信回路14との距離L7を10mm以上離すことにより、安定した通信品質を保ちながら無線通信を行うことが可能であった。
なお、図6(a)、(b)は、434MHzの周波数fを使用して無線通信を行った場合の結果について説明したが、周波数f=2.4GHz〜2.5GHz(波長λ=12〜12.5cm)の電波を使用して上記と同じ実験を行ったところ、ローディング部6と無線通信回路14との距離L7との距離を4mm以上離せば、安定した通信品質を保ちながら無線通信を行うことができることがわかった。
以上の実験結果から、無線通信に使用する電波の波長をλ(m)、周波数をf(Hz)、光速をc(m/s)、係数a=70〜130とした場合に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ、ローディング部6と無線通信回路14との距離L7として確保すれば、安定した通信品質を保ちながら無線通信を行うことができると考えられる。なお、ここで、cは光速を示しており、3×10(m/s)とした。
本実施形態による無線通信モジュール30を使用すれば、図7(a)、(b)に示したように、基板b1上に無線通信モジュール30を実装する位置や、基板b1の形状にかかわらず、通信品質が良好な状態で無線通信を行うことが可能となる。
つまり、アンテナ回路1のローディング部6の径方向に所定距離だけ離れて、導電体や誘電体を含むインタフェース回路5などを配置すれば、それらの影響を受けることなく常に安定した通信を行うことが可能となる。
なお、図5(a)、(b)の説明では、基板b2上にローディング部6を実装し、その他の周波数変換回路2などは基板b1上に実装する場合について説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、無線通信装置20を構成することもできる。この無線通信装置20は、金属ケース17で覆われた被測定物である機器等に取り付けられ、その機器の温度等を測定し、その温度の情報等を無線通信により送信する。無線通信装置20のケース13に内蔵される基板b2上には、周波数変換回路2、変復調回路3、制御回路4、インタフェース回路5(図示省略)が実装される。また、アンテナ回路1のローディング部6は、周波数変換回路2、変復調回路3、制御回路4、インタフェース回路5、及び、被測定物(ここでは、金属ケース17)から、ローディング部6の長手方向に直交する方向に距離L6だけ離して基板b2上に実装される。
このようにすれば、無線通信装置20を取り付ける被対象物である機器等の金属ケース17などの温度を測定する際に、その金属ケース17による電磁的な影響を受けずに、外部と無線通信を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して説明したが、具体的な構成についてはこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が可能である。
小型化が必要であるとともに、良好な通信品質が要求される携帯端末の内部に本発明の無線通信モジュールを実装することが可能である。
本実施形態による無線通信モジュール30の平面図である。 無線通信装置20の一般的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるアンテナ回路1の構成を示す図である。 ローディング逆Fアンテナを実装したアンテナ回路1の構成を示す図である。 本実施形態による無線通信モジュール30の断面図である。 ローディング部6と無線通信回路14の距離L7と、平均利得及び帯域幅との関係を示したグラフである。 無線通信モジュール30を、無線通信装置14の基板b1上に実装した様子を示す平面図である。 本実施形態による無線通信装置20の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1・・・アンテナ回路、2・・・周波数変換回路、3・・・変復調回路、4・・・制御回路、5・・・インタフェース回路、6・・・ローディング部、7・・・インダクタ部、8・・・キャパシタ部、13・・・ケース、14・・・無線通信回路、17・・・金属ケース、20・・・無線通信装置、30・・・無線通信モジュール、b1、b2・・・基板

Claims (6)

  1. 第1の基板上に実装されるローディング逆Fアンテナを使用して無線の送受信を行う無線通信モジュールであって、
    前記ローディング逆Fアンテナにより電波の送受信を行うアンテナ回路と、
    無線通信の制御を行う制御回路、周波数の変調を行う変復調回路、周波数の変換を行う周波数変換回路、データの入出力を行うインタフェース回路のうち、少なくとも1つ以上の回路により構成される無線通信回路とを有し、
    無線通信に使用する電波の波長をλ(m)、周波数をf(Hz)、光速をc(m/s)、係数a=70〜130とした場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離して前記第1の基板上に実装したことを特徴とする無線通信モジュール。
  2. 408.5MHz〜451.5MHzの周波数を使用して無線通信を行う場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、10mm以上離して前記第1の基板上に実装したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信モジュール。
  3. 2.4GHz〜2.5GHzの周波数を使用して無線通信を行う場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、4mm以上離して前記第1の基板上に実装したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信モジュール。
  4. 前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記無線通信回路との距離を確保するための絶縁性のケースを更に設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の無線通信モジュール。
  5. 第2の基板上に実装される無線通信装置であって、
    前記請求項1〜4のいずれかの項に記載の無線通信モジュールと、
    前記制御回路、前記変復調回路、前記周波数変換回路、前記インタフェース回路のうち、前記無線通信回路に含まれていない回路を前記第2の基板上に実装したことを特徴とする無線通信装置。
  6. 被測定物に取り付けられる無線通信装置であって、
    前記請求項1〜4のいずれかの項に記載の無線通信モジュールと、
    前記制御回路、前記変復調回路、前記周波数変換回路、前記インタフェース回路のうち、前記無線通信回路に含まれていない回路と、
    前記無線通信モジュールから前記被測定物の情報を送信するセンサとを有し、
    無線通信に使用する電波の波長をλ(m)、周波数をf(Hz)、光速をc(m/s)、係数a=70〜130とした場合に、前記ローディング逆Fアンテナのローディング部と前記被測定物との距離を、前記ローディング部の長手方向に直交する方向に、x=λ×(√(f/c))/a以上の距離x(m)だけ離したことを特徴とする無線通信装置。
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