JP2006099968A - ハニカムヒーター - Google Patents

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恵一 松上
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Abstract

【課題】第1に、ヒーターエレメントの突出移動,ズレが防止され、安全性や耐久性が向上すると共に、第2に、しかもこれが簡単な構成により、コンパクトかつ容易に実現され、取り扱いも簡単容易化される、ハニカムヒーターを提案する。
【解決手段】このハニカムヒーター10は、中心電極棒2と外筒電極3との間に、ハニカム構造のヒーターエレメント4が収納されている。ヒーターエレメント4は、帯状をなす導電箔製の波板5と平板6とが多層に巻き付けられると共に、各層7間に絶縁被膜8が介装されている。又、中心電極棒2と波板5や平板6の巻始め端部との間が、ろう付け接合され、外筒電極3と波板5や平板6の巻終り端部との間が、ろう付け接合されている。そして、中心電極棒2に接続された電極接続部材12が、絶縁材15で被覆されると共に、ヒーターエレメント4の端面Bに当接され、かつ外筒電極3に取付け固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハニカムヒーターに関する。すなわち、ロール状をなすハニカム構造のヒーターに関するものである。
《従来技術について》
図3は、この種従来例のハニカムヒーターを示し、(1)図は、側断面図であり、(2)図は、正面説明図である。
ハニカムヒーター1は、中心電極棒2と外筒電極3との間に、ヒーターエレメント4が収納された構造よりなる。ヒーターエレメント4は、帯状をなす導電箔製の波板5と平板6とが、多層に巻き付けられると共に、形成された各層7間に絶縁被膜8が介装されている。もって、全体がロール状をなすと共に、内部がハニカム構造をなし、波板5や平板6にて多数のセル空間9が区画形成されている。
そしてハニカムヒーター1は、そのヒーターエレメント4を、中心電極棒2側から外筒電極3側へと通電することにより、各層7の波板5と平板6が発熱し、もって、各層7のセル空間9を流れて通過するエアー等を加熱するようになっている。
《先行技術文献情報》
このような従来例のハニカムヒーター1としては、例えば、次の特許文献1に示されたものが挙げられる。
特開平8−131839号公報
ところで、このような従来例のハニカムヒーター1については、次の問題が指摘されていた。
《第1の問題点について》
第1に、ヒーターエレメント4が、使用時の通電,発熱により熱膨張すると共に、事後の冷却により収縮し、長期間これらを繰り返すうちに、ズレが発生し易かった。
すなわち、膨張収縮の繰り返しにより、ヒーターエレメント4と外筒電極3との間に隙間が発生し、もってヒーターエレメント4が、外筒電極3に対し軸方向Aに沿って突出移動してズレたり、ヒーターエレメント4の波板5と平板6間に隙間が発生し、もってヒーターエレメント4自体が、軸方向Aに沿って中心ほど大きく突出移動し略筍状にズレ易かった。
そして、このようなズレに起因して、通電中に接触不良やショートが発生し、ヒーター寿命も短くなる、という問題が指摘されていた。このように、この種従来例のハニカムヒーター1は、安全性や耐久性に問題があった。
なお、このような問題に対処すべく、ヒーターエレメント4について、その波板5と平板6間をろう付けすることも行われていたが、絶縁被膜8が存する面はろう付けできないので、隣接する各層7の波板5と平板6間で隙間そしてズレが依然として発生し、問題解決には至っていなかった。ヒーターエレメント4と外筒電極3間のろう付けについても、同様であった。
又、この種のハニカムヒーター1は、ヒーターとしての通電,発熱性能に鑑み、軸方向Aの寸法が一般的に短く、もってこの面からも、このような問題が発生し易かった。更に、車載使用される場合は振動も加わり、問題が発生し易かった。
このように、この種従来例のハニカムヒーター1は、ヒーターエレメント4がズレ易く、安全性や耐久性に問題があった。
《第2の問題点について》
第2に、この種従来例のハニカムヒーター1は、上述したように、ヒーターエレメント4が軸方向Aにズレ易かったので、取り扱いに慎重さが要求されていた。
すなわち、ヒーターエレメント4がズレないように取り扱うことを要し、その取り扱いが非常に面倒であり煩わしく、複雑で手間がかかる、という問題も指摘されていた。
《本発明について》
本発明のハニカムヒーターは、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものである。そして、中心電極棒の電極接続部材に着目し、これを絶縁材で被覆して、ヒーターエレメントの端面に当接させたこと、を特徴とする。
もって本発明は、第1に、ヒーターエレメントのズレが防止され、第2に、取り扱い等も簡単容易化される、ハニカムヒーターを提案することを目的とする。
《請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。このハニカムヒーターは、中心電極棒と外筒電極との間に、ヒーターエレメントが収納されている。
該ヒーターエレメントは、帯状をなす導電箔製の波板と平板とが、多層に巻き付けられると共に、形成された各層間に絶縁被膜が介装され、もって全体がロール状のハニカム構造をなしている。
そして該中心電極棒と、該ヒーターエレメントの波板や平板の巻始め端部との間が、ろう付け接合され、該外筒電極と、該ヒーターエレメントの波板や平板の巻終り端部との間が、ろう付け接合されている。そして、該中心電極棒に接続された電極接続部材が、絶縁材で被覆されると共に、該ヒーターエレメントの端面に当接され、かつ該外筒電極に取付け固定されていること、を特徴とする。
《作用について》
本発明は、このようになっているので、次のようになる。このハニカムヒーターは、波板と平板を絶縁被膜を介し多層に巻き付けたヒーターエレメントを、巻始め端部,中心電極棒側から、巻終り端部,外筒電極側へと通電することにより、各層の波板や平板が全長にわたり発熱し、もって、各セル空間を流れるエアー等を加熱すべく使用される。
そしてこのハニカムヒーターは、中心電極棒の電極接続部材を絶縁材で被覆し、ヒーターエレメントの端面に当接させて、外筒電極に取付け固定してなる。
そこで第1に、このハニカムヒーターのヒーターエレメントは、中心電極棒と外筒電極間に固定された電極接続部材にて、当接,係止,拘束されている。そこでヒーターエレメントが、外筒電極に対し軸方向に突出移動してズレたり、ヒーターエレメントが、中心ほど大きく軸方向に突出移動して略筍状にズレたりすることは、防止される。
ヒーターエレメントは、通電,発熱により熱膨張して事後収縮し、これらを繰り返すうちに外筒電極との間に隙間が生じ易く、ヒーターエレメント自体も各層間に隙間が生じ易いが、そのズレは、このように電極接続部材にて確実に防止される。又、軸方向の寸法が短く設計されていても、車載使用され振動が加わっても、ズレは防止される。
第2に、このハニカムヒーターでは、ヒーターエレメントのズレ防止が、このように、電極接続部材を絶縁材で被覆して当接させた簡単な構成により、容易に実現され、取り扱いも簡単容易であり、ズレ防止のため特に慎重な取り扱いが要求されることも無い。
《本発明の特徴》
本発明に係るハニカムヒーターは、このように、中心電極棒の電極接続部材に着目し、これを絶縁材で被覆して、ヒーターエレメントの端面に当接させたこと、を特徴とする。
そこで本発明は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、ヒーターエレメントのズレが防止される。すなわち、本発明のハニカムヒーターでは、中心電極棒の電極接続部材を、絶縁材で被覆してヒーターエレメントの端面に当接させてなる。
そこで、前述したこの種従来例のように、ヒーターエレメントが外筒電極に対し突出移動したり、ヒーターエレメントが略筒状に突出移動したりすることは、確実に防止される。このハニカムヒーターは、このようにズレが防止されるので、ズレに起因した通電中の接触不良やショート発生も一掃されると共に、ヒーターとしての寿命も長くなり、安全性や耐久性が向上する。
《第2の効果》
第2に、取り扱い等も簡単容易化される。すなわち、本発明のハニカムヒーターは、上述したように、ヒーターエレメントのズレが、簡単な構成によりコンパクトかつ容易に防止される。
ズレが発生し易かった前述したこの種従来例のように、取り扱いに特に慎重さが要求されることもない。つまり、ヒーターエレメントがズレないように、面倒で煩わしく複雑で手間取る取り扱いが要求されることはなく、その取り扱いも簡単容易である。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明のハニカムヒーターを、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。
そして図1,図2は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供し、図1は、その1例を示し、(1)図は、側断面図であり、(2)図は、正面説明図である。図2は、他の例を示し、(1)図は、側断面図であり、(2)図は、正面説明図である。
図4の(1)図は、ハニカムヒーターの斜視図、(2)図は、その外筒電極の斜視図、(3)図は、中心電極棒の斜視図、(4)図は、波板の斜視図、(5)図は、平板の斜視図である。
《ハニカムヒーター10について》
まず、図1,図2,図4等を参照して、ハニカムヒーター10について、一般的に説明する。
ハニカムヒーター10は、中心電極棒2と外筒電極3との間に、ヒーターエレメント4が収納された構造よりなる。そしてヒーターエレメント4は、帯状をなす導電箔製の波板5と平板6とが、多層に巻き付けられると共に、形成された各層7間にそれぞれ絶縁被膜8が介装され、もってロール状のハニカム構造をなす。
そして中心電極棒2と、ヒーターエレメント4の波板5と平板6の巻始め端部との間が、ろう材11にてろう付け接合されると共に、外筒電極3と、ヒーターエレメント4の波板5又は平板6の巻終り端部との間が、ろう材11にてろう付け接合されている。
このようなハニカムヒーター10について、更に詳述する。まず、図4の(3)図に示したように、ハニカムヒーター10の中心電極棒2は、例えばステンレスその他の導電金属製よりなり、径小の直線円柱棒状をなしており、電極接続部材12を介し電源に接続されている。なお中心電極棒2は、係止スリットが軸方向Aに沿って形成されており、巻き取り棒としても兼用されている。
又、図4の(2)図に示したように、ハニカムヒーター10の外筒電極3は、例えばステンレスその他の導電金属製よりなり、径大の円筒状をなし、その電極接続部材13そして配線(図示せず)を介し、電源に接続されている。なお外筒電極3は、収納ハウジングとしても兼用されている。
次に、ハニカムヒーター10のヒーターエレメント4は、波板5と平板6とを多層に巻き付けてなると共に、形成された各層7間に絶縁被膜8が介装されており、全体形状がロール状をなし、内部がハニカム構造をなす。
このようなヒーターエレメント4について、更に詳述すると、まず、図4の(4)図,(5)図に示したように、波板5や平板6は、ステンレス箔その他の導電金属箔製よりなり、波板5は、波形の凹凸が短手方向に直線的に平行かつ長手方向に繰り返し連続的に、所定ピッチと高さで折曲形成されてなる。そして、同一幅と同一長さの帯状をなす波板5と平板6が、準備,使用されている。
そしてヒーターエレメント4は、図1の(2)図,図2の(2)図,図4の(1)図等に示したように、このような1枚の波板5と、図示例のように1枚又は2枚の平板6と、接合用のろう材14(図4の(1)図では図示を省略)とが、1組となって中心電極棒2を中心に、順次交互に位置するように、重ね合わせられつつ多層に巻き取られ、各層7を形成する波板5と平板6間が、加熱,加圧によりろう材14にてろう付けされている。
なお、波板5や平板6の枚数は、上記枚数によらず更に何枚でも、使用可能である。又、波板5と平板6間に介装されるろう材14は、1枚の帯状のものが全体的に、又は複数本の細帯状のものに分けて部分的に用いられ、例えばニッケル基ろう材が使用される。なお、このようなろう材14を使用,介装しない例も可能である。
そして、このような各層7間には、絶縁被膜8が介装されている。多くの場合、この絶縁被膜8は、波板5又は平板6の表裏いずれかの片側面について、巻き取り前に予め絶縁処理を施しておくことにより形成され、図示例では平板6の片面について、コーティングにより絶縁処理が施されている。この絶縁処理には、例えばアルミナ,ジルコニア,又は(大気焼成によって作られる)酸化被膜等が用いられる。
このように、このヒーターエレメント4は、多層に巻き付けられた波板5と平板6とは、各層7を形成する波板5と平板6間が、図示例では介装されたろう材14にてろう付け接合されると共に、隣接する各層7間の波板5と平板6間が、介装された絶縁被膜8にて電気的に絶縁されている。
このヒーターエレメント4は、このような波板5と平板6にて構成されており、波板5と平板6をセル壁として、各々独立空間に区画形成された中空柱状の多数のセル空間9の平面的集合体よりなり、ハニカム構造をなす。又、波板5および平板6の最内周の巻始め端部が、中心電極棒2にろう材11にてろう付けされて、電気的に接続されている。又、波板5又は平板6の最外周の巻終り端部が、外筒電極3にろう材11にてろう付けされて、電気的に接続されている。
そしてヒーターエレメント4は、中心電極棒2や外筒電極3と同軸に、軸方向Aに配されて、外筒電極3内に収納されている。
ハニカムヒーター10は、このようになっている。
《中心電極棒2の電極接続部材12について》
そして、図1,図2に示したように、このハニカムヒーター10では、中心電極棒2に接続された電極接続部材12が、絶縁材15で被覆されると共に、ヒーターエレメント4の端面Bに当接され、かつ外筒電極3に取付け固定されている。
このような電極接続部材12について、更に詳述する。この電極接続部材12は、直線円柱棒状をなし、全体的に外周が絶縁材15にて被覆されており、図1の例では、中央部が中心電極棒2に接続,取付け固定されている。図2の例では、一端部が中心電極棒2に接続,固定されている。
これと共に図1の例では、外両端部が外筒電極3に穿設された取付穴16にそれぞれ貫挿され、ボルト17にて止着,取付け固定されている。図2の例では、他端部が外筒電極3に穿設された取付穴16に貫挿され、ボルト17にて止着,取付け固定されている。
又、図1の例では外両端部のうち一方が、配線(図示せず)を介し電源に接続されている。図2の例では、他端部が、配線(図示せず)を介し電源に接続されている。
そして、この絶縁材15で被覆された電極接続部材12は、図1の例では、外両端部を除きほぼ全体的に、ヒーターエレメント4の端面Bに対し、電気的に絶縁されつつ当接されている。図2の例では、他端部を除きほぼ全体的に、ヒーターエレメント4の端面Bに対し、電気的に絶縁されつつ当接されている。
すなわち、図1の例の電極接続部材12は、ヒーターエレメント4の軸方向Aの端面B、つまり端面Bの波板5や平板6に対し、その絶縁材15を介し、直径線に沿って横断,当接,接触している。図2の例の電極接続部材12は、ヒーターエレメント4の軸方向Aの端面B、つまり端面Bの波板5や平板6に対し、その絶縁材15を介し、半径線に沿って直線状に横断,当接,接触している。
中心電極棒2の電極接続部材12は、このようになっている。
《作用等》
本発明のハニカムヒーター10は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
このハニカムヒーター10は、ハニカム構造のヒーターエレメント4を、中心電極棒2側から外筒電極3側へと通電することにより、発熱する。
すなわち、導電箔製の波板5と平板6が絶縁被膜8を介し多層に巻き付けられたヒーターエレメント10について、その巻始め端部と巻終り端部間に電圧を印加することにより、つまり電極接続部材12,13を介し中心電極棒2側から外筒電極3側へと通電することにより、ヒーターエレメント4の各層7の波板5や平板6が、全長にわたり略螺旋状・渦巻き状の電気抵抗体となって、発熱する(図1,図2,図4を参照)。
もって、このハニカムヒーター10は、例えばダクト等に介装され、ヒーターエレメント4の発熱するセル壁(波板5や平板6)にて区画形成された各セル空間9を流れるエアー等を、加熱すべく使用される。つまりハニカムヒーター10は、単位容積当たりのセル壁の表面積が大であるというハニカム構造の特性を生かし、通過するエアー等を効果的に加熱する。
そして、このハニカムヒーター10では、中心電極棒2の電極接続部材12を、絶縁材15で被覆して、ヒーターエレメント4の端面Bに対し、中心から外周へと径方向に当接させて、外筒電極3に取付け固定してなる。
そこで、このハニカムヒーター10によると、次の第1,第2のようになる。
第1に、このハニカムヒーター10では、ヒーターエレメント4が、その端面Bに当接,接触せしめられた電極接続部材12にて、軸方向Aに係止,拘束,規制されている。電極接続部材12は、中心電極棒2と外筒電極3間に、取付け固定されている(図1,図2を参照)。
そこでヒーターエレメント4は、このような電極接続部材12にて、外筒電極3に対し抜け止めされている。もってヒーターエレメント4が、軸方向A(外筒電極3やヒーターエレメント4等の同軸の軸方向A)に沿って、外筒電極3に対し全体的に突出移動してズレたり、ヒーターエレメント4自体が、中心ほど大きく突出移動して略筍状にズレたりすることは、確実に防止される。
ハニカムヒーター10のヒーターエレメント4は、使用時の通電,発熱により熱膨張すると共に、事後の冷却により収縮し、長期間これらを繰り返すうちに、ヒーターエレメント4と外筒電極3間に隙間が発生し易く、又ヒーターエレメント4自体も、絶縁被膜8を介して隣接する各層7の波板5と平板6間に隙間が発生し易いが、このような隙間に起因したヒーターエレメント4の移動,ズレは、上述したように確実に防止される。
すなわち、このハニカムヒーター10は、長期間使用により例え隙間が発生しても、ヒーターエレメント4の軸方向Aへのズレは、ヒーターエレメント4の端面Bに当接する電極接続部材12にて、確実に防止される。更に、軸方向Aの寸法が短く設計され,使用されても、又、車載使用され振動が加わっても、この種のズレ発生は防止される。
第2に、このハニカムヒーター10では、このように、ヒーターエレメント4の軸方向Aへのズレ防止が、電極接続部材12を絶縁材15で被覆して、ヒーターエレメント4の端面Bに当接させた簡単な構成により、コンパクトかつ容易に実現される。ズレ防止用の専用部材を別途新たに採用することなく、従来より使用されている電極接続部材を利用しつつ、その形状,位置等を変更して、新たに所定のごとく形状,位置等を設定したことにより、実現される。
又、ズレ発生を防止するために、特に慎重な取り扱いが要求されることも無くなり、このハニカムヒーター10は、取り扱いも簡単容易である。
本発明に係るハニカムヒーターについて、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、その1例を示し、(1)図は、側断面図であり、(2)図は、正面説明図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、他の例を示し、(1)図は、側断面図であり、(2)図は、正面説明図である。 この種従来例のハニカムヒーターを示し、(1)図は、側断面図であり、(2)図は、正面説明図である。 (1)図は、ハニカムヒーターの斜視図、(2)図は、その外筒電極の斜視図、(3)図は、中心電極棒の斜視図、(4)図は、波板の斜視図、(5)図は、平板の斜視図である。
符号の説明
1 ハニカムヒーター(従来例)
2 中心電極棒
3 外筒電極
4 ヒーターエレメント
5 波板
6 平板
7 層
8 絶縁被膜
9 セル空間
10 ハニカムヒーター(本発明)
11 ろう材
12 電極接続部材
13 電極接続部材
14 ろう材
15 絶縁材
16 取付穴
17 ボルト
A 軸方向
B 端面

Claims (1)

  1. 中心電極棒と外筒電極との間に、ヒーターエレメントが収納されたハニカムヒーターであって、
    該ヒーターエレメントは、帯状をなす導電箔製の波板と平板とが、多層に巻き付けられると共に、形成された各層間に絶縁被膜が介装され、もって全体がロール状のハニカム構造をなしており、
    該中心電極棒と、該ヒーターエレメントの波板や平板の巻始め端部との間が、ろう付け接合され、該外筒電極と、該ヒーターエレメントの波板や平板の巻終り端部との間が、ろう付け接合されており、
    該中心電極棒に接続された電極接続部材が、絶縁材で被覆されると共に、該ヒーターエレメントの端面に当接され、かつ該外筒電極に取付け固定されていること、を特徴とするハニカムヒーター。
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