JP2006097969A - エンジン駆動式冷凍サイクル装置およびヒートポンプ式空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 吸入側からの液圧縮による圧縮機の不具合を最小限に抑えると共に、起動に要する時間を短縮可能とするエンジン駆動式冷凍サイクル装置およびヒートポンプ式空調装置を提供する。
【解決手段】 エンジン駆動式冷凍サイクル装置において、圧縮機110aとして可変容量型圧縮機110aを用い、冷凍サイクルR内の圧力を検出する圧力検出手段181と、圧縮機110a停止中の冷凍サイクルR内の飽和圧力に対して圧縮機110aが圧縮作動可能となる圧縮作動可能吐出容量を決定する吐出容量決定手段S130とを設け、制御装置190は、圧縮機110aの起動時に、圧縮機110aの吐出容量を、吐出容量決定手段(S130)によって、圧力検出手段181から得られる圧力値に対応する圧縮作動可能吐出容量に可変するようにする。
【選択図】 図5
【解決手段】 エンジン駆動式冷凍サイクル装置において、圧縮機110aとして可変容量型圧縮機110aを用い、冷凍サイクルR内の圧力を検出する圧力検出手段181と、圧縮機110a停止中の冷凍サイクルR内の飽和圧力に対して圧縮機110aが圧縮作動可能となる圧縮作動可能吐出容量を決定する吐出容量決定手段S130とを設け、制御装置190は、圧縮機110aの起動時に、圧縮機110aの吐出容量を、吐出容量決定手段(S130)によって、圧力検出手段181から得られる圧力値に対応する圧縮作動可能吐出容量に可変するようにする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、空気を冷却あるいは加熱するエンジン駆動式冷凍サイクル装置およびヒートポンプ式空調装置に関するものであり、専用のエンジンによって圧縮機が駆動される定置型のヒートポンプ式空調装置に適用して好適である。
従来、冷凍サイクル中の圧縮機として、一回転当りの吐出容量が可変可能な可変容量型圧縮機を用いるものにおいて、この圧縮機を起動させる際に、吐出容量を最小容量に規制した後に目標容量に可変していくもの(例えば、特許文献1)が知られており、圧縮機の駆動源(特許文献1中では、エンジンあるいはモータ)の起動トルクの低減を図り、駆動源にかかる負荷を低減するようにしている。
特開平11−287182号公報
しかしながら、本発明者の研究によれば、例えば低温時のように停止時の冷凍サイクル中の飽和圧力が低い場合においては、圧縮機の吐出容量をある容量以上に設定して起動しないと、圧縮を始めないということが解り、上記特許文献1のように最小容量から起動すると目標容量に到達して、通常の圧縮作動に至るまでに時間がかかるということが新たな問題として捉えられた。逆に、吐出容量を最大側に設定して起動すると、吸入側から圧縮機に液冷媒が吸入された場合の液圧縮に伴う不具合(圧縮機の損傷等)が大きくなる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、吸入側からの液圧縮による圧縮機の不具合を最小限に抑えると共に、起動に要する時間を短縮可能とするエンジン駆動式冷凍サイクル装置およびヒートポンプ式空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、エンジン(10)によって駆動され、冷凍サイクル(R)内の冷媒を圧縮吐出する圧縮機(110a)と、エンジン(10)の作動を制御する制御装置(190)とを備えるエンジン駆動式冷凍サイクル装置において、圧縮機(110a)は、一回転当りの吐出容量を可変可能とする可変容量型圧縮機(110a)であり、冷凍サイクル(R)内の圧力を検出する圧力検出手段(181)と、圧縮機(110a)停止中の冷凍サイクル(R)内の飽和圧力に対して圧縮機(110a)が圧縮作動可能となる圧縮作動可能吐出容量を決定する吐出容量決定手段(S130)とを設け、制御装置(190)は、圧縮機(110a)の起動時に、圧縮機(110a)の吐出容量を、吐出容量決定手段(S130)によって、圧力検出手段(181)から得られる圧力値に対応する圧縮作動可能吐出容量に可変することを特徴としている。
これにより、圧縮機(110a)の起動時点から確実な圧縮作動が得られるので、起動に要する時間を短縮することができる。尚、この時、圧縮作動可能吐出容量は必要最小限の吐出容量として設定することができ、吸入側から圧縮機(110a)に液冷媒が吸入された場合でも液圧縮に伴う不具合を最小限に抑えることができる。
請求項2に記載の発明では、制御装置(190)は、圧縮機(110a)の起動後、可変された圧縮作動可能吐出容量を予め定めた所定時間維持することを特徴としている。
これにより、所定時間を圧縮作動安定化までの最小限の時間として設定することで、液圧縮が起きた際の不具合を最小限に抑えることができる。
そして、請求項1または請求項2に記載のエンジン駆動式冷凍サイクル装置は、請求項3に記載の発明のように、冷凍サイクル(R)中に配設される凝縮器および蒸発器のうち、一方を室内熱交換器(130)、他方を室外熱交換器(160)とするヒートポンプ式空調装置に用いて好適である。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。尚、図1は本発明に係わるエンジン駆動式のヒートポンプ式空調装置100を示す模式図、図2は圧縮機110aを示す断面図、図3は飽和圧力と圧力制御弁117に供給する電流デューティ比との関係を示すマップ、図4、図5は制御装置190が行うヒートポンプ式空調装置100の制御のためのフローチャートである。
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。尚、図1は本発明に係わるエンジン駆動式のヒートポンプ式空調装置100を示す模式図、図2は圧縮機110aを示す断面図、図3は飽和圧力と圧力制御弁117に供給する電流デューティ比との関係を示すマップ、図4、図5は制御装置190が行うヒートポンプ式空調装置100の制御のためのフローチャートである。
本実施形態は、複数の圧縮機110a、110bを備え、その圧縮機110a、110bがエンジン10によって駆動されるもので、このヒートポンプ式空調装置100は定置型或いは車両搭載型として用いられ、居室内や車室内を冷暖房することができるが、本実施形態では定置型に適用したものとして述べる。
ヒートポンプ式空調装置(以下、空調装置)100は、図1に示すように、冷凍サイクルRと、この冷凍サイクルRの作動を制御する制御装置190とから構成される冷凍サイクル装置をベースとしており、四方弁120の流路切替えによって室内熱交換器130において、暖房あるいは冷房を可能にするものとしている。
冷凍サイクルRは、周知のように、圧縮機110a、110b、四方弁120、室内熱交換器130、室内膨張弁140、室外膨張弁150、室外熱交換器160、上記四方弁120、アキュムレータ170が順次接続されたものである。尚、圧縮機110a、110bは冷媒の流れに対して並列配置されるようにしている。この圧縮機110a、110bの詳細については後述する。
四方弁120は、冷凍サイクルR内を流れる冷媒の流れ方向を切替える弁であり、後述する制御装置190によって制御されるようになっている。
室内熱交換器130は、暖房時には凝縮器として機能し、冷房時には蒸発器として機能する熱交換器である。また、室外熱交換器160は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房時には凝縮器として機能する熱交換器である。
室内膨張弁140、室外膨張弁150は、冷凍サイクルR内の冷媒を減圧膨張させる減圧手段であり、後述する制御装置190によって、その弁開度が制御されるようになっている。
アキュムレータ170は、室内熱交換器130あるいは室外熱交換器160からの冷媒を気液分離して蓄えるものであり、分離されたガス冷媒を圧縮機110a、110bに供給する。
また、圧縮機110a、110bの吐出側には吐出側冷媒の圧力を検出する高圧センサ(本発明における圧力検出手段に対応)181が設けられ、圧縮機110a、110bの吸入側には吸入側冷媒の圧力を検出する低圧センサ182が設けられている。各センサ181、182によって検出される圧力信号は後述する制御装置190に入力されるようになっている。
圧縮機110a、111bは、専用のエンジン(例えば灯油を燃料とするディーゼルエンジン)10を駆動源として駆動されて、冷凍サイクルR内の冷媒を高温高圧に圧縮するものであり、吐出量として1回転当りの吐出容量が制御装置190によって可変される周知の斜板式の可変容量型圧縮機としている。ここでは、圧縮機110a、110bは基本的には同一のものとしており、以下、圧縮機110aを代表して、その構成について説明する。尚、エンジン10は、このエンジン10に設けられた回転数センサ11からの回転数信号に基づいて制御装置190によってその作動が制御されるようになっている。
図2に示すように、圧縮機110aには、シャフト113に設けられた斜板114が、フロントハウジング112aとミドルハウジング112bとによって形成される斜板室112d内に配設され、この斜板114の外周部にシュー115を介して複数のピストン116が接続されている。尚、シャフト113のフロントハウジング112a側の先端部には、プーリ111が固定されている。プーリ111は、駆動ベルト13によってエンジン10のクランクプーリ12と接続されており(図1)、エンジン10の駆動力を受けて回転駆動し、シャフト113を回転させる。
また、リアハウジング112cには斜板室112d内の圧力Pcを調整するための、圧力制御弁117が設けられている。圧力制御弁117の内部にはコイル117aに後述する制御装置190から電流(ON−OFFのパルス電流信号)が供給されることによって、長手方向に摺動して開口部117bを開閉する弁体117cが設けられている。弁体117cは、コイル117aに供給される電流値(パルス電流信号のON時の時間比率を示すデューティ比)が大きくなる程、開口部117bを閉じる側に摺動する。
弁体117cが収容される空間は、連通路117dによって斜板室112dと連通している。また、弁体117cと対向する側の空間は、連通路117eによって吐出室112eと連通している。また、斜板室112dと吸入室112fとは排気通路117fによって連通している。
よって、弁体117cによって開口部117bが開かれている時(即ち、圧力制御弁117に供給される電流のデューティ比が小さい時)は、斜板室112dと吐出室112eとが連通され、吐出室112e内の圧力Pdによって斜板室112d内の圧力Pcが上昇することになる。すると、斜板114はシャフト113に対して垂直と成る側に立ち上がり、ピストン116のストロークを小さくして圧縮機110aの吐出容量を低下させる。斜板114の傾斜状態がほぼ垂直と成る時に吐出容量は最小(ほぼゼロ)となる。
また逆に弁体117cが開口部117bを閉じると(即ち、圧力制御弁117に供給される電流のデューティ比が大きい時は)、斜板室112dと吐出室112eは遮断され、斜板室112d内の圧力Pcは排気通路117fから圧力(Ps)の低い吸入室112f側に逃げる。すると斜板室112d内の圧力Pcは低下し、斜板114が図2に示すように大きく傾斜し、ピストン116のストロークを大きくして吐出容量を増加させる。このように、圧縮機110aは、圧力制御弁117によって、吐出容量がゼロ(0%吐出容量)から最大吐出容量(100%吐出容量)まで連続的に可変可能となっている。
一方、圧縮機110bは、上記圧力制御弁117の弁体117cを全開(0%吐出容量)あるいは全閉(100%吐出容量)の二者選択とするON−OFF弁118としたものとしており(図1)、圧縮機110bの作動時は常に100%吐出容量となるようにしている。
図1に戻って、制御装置190は、回転数センサ11からの回転数信号、高圧センサ181および低圧センサ182からの圧力信号(高圧信号、低圧信号)、更には環境情報信号(ユーザの設定する設定温度信号、室内温度信号、外気温度信号等)、室内熱交換器130および室外熱交換器160での空気温度信号等が入力されて、これらの信号に基づいて上記エンジン10、圧力制御弁117、ON−OFF弁118、四方弁120、室内膨張弁140、室外膨張弁150を制御するものとしている。特に本発明においては、圧縮機110aの起動時の制御に特徴を持たせており、制御装置190には、この時に使用する飽和圧力−デューティ比マップ(図3に示すものであり、詳細後述)を予め記憶させている。
尚、上記構成を有する空調装置100において、各構成要素のうち室内熱交換器130、室内膨張弁140は、室内機100aを構成して室内の適所に設置され、その他のものは、室外機100bを構成して室外の適所に設置されている。
次に、上記構成に基づく本実施形態の作動について説明する。制御装置190は、図4に示すフローチャートに基づいて、ステップS100でエンジン10、圧縮機110a、110bの起動制御(詳細後述)を行い、ステップS200で暖房あるいは冷房のための運転制御を行い、暖房あるいは冷房が不要となるとステップS300で停止制御(エンジン10を停止させる)を行って空調装置100を停止させる。
尚、上記ステップS200の暖房、冷房運転制御において、暖房運転時には、制御装置190は、四方弁120内の流路を暖房側(図1中の実線)に切替え、室内膨張弁140を全開にし、室外膨張弁150を膨張弁として機能する開度に調節する。圧縮機110a、110bから吐出される高温のガス冷媒は、四方弁120を通り、室内熱交換器130で凝縮液化することで暖房を行った後、液化した液冷媒が室外膨張弁150で減圧され、室外熱交換器160で蒸発し、四方弁120を再び通ってからアキュムレータ170にて気液分離され、ガス冷媒が圧縮機110a、110bに戻る。
また、冷房運転時には、制御装置190は、四方弁120内の流路を冷房側(図1中の破線)に切替え、室外膨張弁150を全開にし、室内膨張弁140を膨張弁として機能する開度に調節する。圧縮機110a、110bから吐出される高温のガス冷媒は、四方弁120を通り、室外熱交換器160で凝縮液化し、液化した液冷媒は室内膨張弁140で減圧され、室内熱交換器130で蒸発することで冷房を行った後、四方弁120を再び通ってからアキュムレータ170にて気液分離され、ガス冷媒が圧縮機110a、110bに戻る。
この時、制御装置190は、環境情報信号、室内熱交換器130あるいは室外熱交換器160での空気温度信号等から、必要とされる暖房能力あるいは冷房能力に応じて、圧力制御弁117の弁開度を調節して、圧縮機110aの吐出容量を可変する、または、ON/OFF弁118をON−OFFして圧縮機110bの作動−停止を行うことで、冷凍サイクルR中を流れる冷媒流量を制御する。具体的には、圧縮機110aのみの作動(圧縮機110bはOFF状態)で0%吐出容量〜100%吐出容量にして、冷媒流量を制御する。100%吐出容量が必要な時は、圧縮機110aの吐出容量を0%に切替え、ON/OFF弁118をONにして、圧縮機110bを作動させることで100%吐出容量を継続する。更に、100%以上の吐出容量が必要となる時は、圧縮機110bを作動状態として、再び圧縮機110aを作動させて、100%吐出容量〜200%吐出容量にして、冷媒流量を制御する。
また、制御装置190は、高圧センサ181、低圧センサ182から得られる各圧力信号が、予め定めた高圧側閾値、低圧側閾値を外れた時には、冷凍サイクルRの保護のために、エンジン10、圧縮機110a、110bの作動を停止させる。
次に、本発明の特徴部となるステップS100の起動制御について、図3に示す飽和圧力−デューティ比マップ、図5に示すフローチャート(ステップS100のサブルーチンフロー)を用いて説明する。
ここで飽和圧力−デューティ比マップ(以下、デューティ比マップ)というのは、「課題」の項で説明したように、例えば低温時のように停止時の冷凍サイクルR中の飽和圧力が低い場合においては、圧縮機110aの吐出容量をある容量以上に設定して起動しないと、圧縮を始めないということから、冷凍サイクルRの停止時における飽和圧力と、圧縮機110aを起動させた時に圧縮機110aが圧縮作動可能となる吐出容量(即ち、圧力制御弁117へ供給する電流デューティ比)との関係を求めたものである。実際には上記両者の関係を予め実験的に求めてデューティ比マップを作成し、このデューティ比マップを制御装置190に記憶させている。因みに、このデューティ比マップから、例えば低温時で飽和圧力の低い場合(0.3MPaレベルの時)には、デューティ比(吐出容量)を約50%近傍(圧縮作動可能吐出容量)に設定しないと圧縮機110aは本来の圧縮作動を行わない(行えない)ことが解る。
図5に示すフローチャートにおいて、まず、ステップS110で回転数センサ11からの回転数信号をフィードバックすることで目標エンジン回転数となるようにエンジン10を始動させる。次に、ステップS120で高圧センサ181からの圧力信号を検出し、ステップS130でデューティ比マップからこの時の圧力値に対応するデューティ比(吐出容量)を決定する。尚、このステップS130は、本発明における吐出容量決定手段に対応する。
そして、ステップS140で、このデューティ比の電流信号を圧力制御弁117に供給し、圧力制御弁117の弁開度を調整し、圧縮機110aの吐出容量を圧縮作動可能吐出容量に可変する。更に、ステップS150で所定時間経過するのを確認して、この起動制御を終了する。尚、所定時間というのは、安定した圧縮作動となるまでの必要最小限の時間として、予め設定したものである。
これにより、圧縮機110aの起動時点から確実な圧縮作動が得られるので、起動に要する時間を短縮することができる。尚、この時、圧縮作動可能吐出容量は必要最小限の吐出容量として設定することができるので、吸入側から圧縮機110aに液冷媒が吸入された場合でも液圧縮に伴う不具合を最小限に抑えることができる。
また、圧縮機110aを起動後に、安定化のために圧縮作動可能吐出容量を必要最小限の時間(所定時間)だけ維持するようにしているので、液圧縮が起きた際の不具合を最小限に抑えることができる。
尚、図4に示す暖房、冷房運転制御(ステップS200)において、圧縮機110bを起動させる時は、すでに圧縮機110aによって冷凍サイクルRは作動されているので、100%吐出容量で起動させても吸入側からの液圧縮の影響を受けることは無い。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、圧力検出手段として高圧センサ181を用いたが、低圧センサ182を用いて対応しても良い。また、圧縮機110bは、基本を固定容量型圧縮機として、ON−OFF弁118の代わりにプーリ111とシャフト113との間を断続する電磁クラッチとしたものとしても良い。
上記第1実施形態では、圧力検出手段として高圧センサ181を用いたが、低圧センサ182を用いて対応しても良い。また、圧縮機110bは、基本を固定容量型圧縮機として、ON−OFF弁118の代わりにプーリ111とシャフト113との間を断続する電磁クラッチとしたものとしても良い。
また、上記第1実施形態は、エンジン駆動のヒートポンプ式空調装置であったが、本発明はこれに限らず、ヒートポンプ式以外の冷媒圧縮式冷凍サイクルに適用してもよい。また、空調装置以外の水や不凍液等のブライン(熱交換媒体)を加熱する給湯装置等に適用しても良い。
10 エンジン
100 ヒートポンプ式空調装置
110a 圧縮機
130 室内熱交換器
160 室外熱交換器
181 高圧センサ(圧力検出手段)
190 制御装置
R 冷凍サイクル
100 ヒートポンプ式空調装置
110a 圧縮機
130 室内熱交換器
160 室外熱交換器
181 高圧センサ(圧力検出手段)
190 制御装置
R 冷凍サイクル
Claims (3)
- エンジン(10)によって駆動され、冷凍サイクル(R)内の冷媒を圧縮吐出する圧縮機(110a)と、
前記エンジン(10)の作動を制御する制御装置(190)とを備えるエンジン駆動式冷凍サイクル装置において、
前記圧縮機(110a)は、一回転当りの吐出容量を可変可能とする可変容量型圧縮機(110a)であり、
前記冷凍サイクル(R)内の圧力を検出する圧力検出手段(181)と、
前記圧縮機(110a)停止中の前記冷凍サイクル(R)内の飽和圧力に対して前記圧縮機(110a)が圧縮作動可能となる圧縮作動可能吐出容量を決定する吐出容量決定手段(S130)とを設け、
前記制御装置(190)は、前記圧縮機(110a)の起動時に、前記圧縮機(110a)の前記吐出容量を、前記吐出容量決定手段(S130)によって、前記圧力検出手段(181)から得られる圧力値に対応する前記圧縮作動可能吐出容量に可変することを特徴とするエンジン駆動式冷凍サイクル装置。 - 前記制御装置(190)は、前記圧縮機(110a)の起動後、可変された前記圧縮作動可能吐出容量を予め定めた所定時間維持することを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動式冷凍サイクル装置。
- 請求項1または請求項2に記載のエンジン駆動式冷凍サイクル装置を備え、
前記冷凍サイクル(R)中に配設される凝縮器および蒸発器のうち、一方は室内熱交換器(130)、他方は室外熱交換器(160)として設定されたことを特徴とするヒートポンプ式空調装置。
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