JP2006097777A - パワースプリット型無段変速装置 - Google Patents

パワースプリット型無段変速装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機構が簡単でかつ安価なパワースプリット型無段変速装置を提供する。
【解決手段】ロックアップ機構を有するトルクコンバータ2と、トルクコンバータ2に連結されたバリエータ入力軸3と、バリエータ入力軸に連結されたトロイダル型バリエータ4と、バリエータ入力軸3に連結されて入力ディスク5を出力ディスク7に向けて押圧する機械式ローディング機構12と、バリエータ入力軸3に連結されたバイパス軸13と、トロイダル型バリエータ4の出力側と連結するとともに、前進クラッチ18を介して選択的に出力軸と連結可能な第1の回転要素と、バイパスクラッチ14を介して選択的に前記バイパス軸と連結可能な第2の回転要素と、出力軸19に連結された第3の回転要素と、から構成された遊星歯車機構16と、を備え、遊星歯車機構16とトロイダル型バリエータ4は同軸的に配置され、バイパス軸13はトロイダル型バリエータ4の内周を貫通し、このバイパス軸13の直径は、バリエータ入力軸3の直径よりも小さく設定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両等に用いられるパワースプリット型無段変速装置に関する。
車両などに用いられる変速機として、遊星歯車機構と無段変速機を組み合わせて複数の変速モードを提供するパワースプリット型無段変速装置が従来から知られている(例えば、特許文献1)。
このパワースプリット型無段変速装置は、入力軸と、入力ディスクと出力ディスクとの間にパワーローラが傾転自在に配設されたダブルキャビティ式トロイダル型バリエータと、バリエータの出力を2自由度を有する遊星歯車機構にカウンタ軸等を用いて伝達する動力伝達機構と、入力軸よりバイパスして直接2自由度を有する遊星歯車機構に伝達するバイパス軸と、出力軸とを備えている。
すなわち、2自由度を有する遊星歯車機構をインターロックする事により、カウンタ軸が出力軸に直接動力を伝達する第1のモードを得ている。
また、この第1のモード1において、2自由度を有する遊星歯車機構のインターロックを解除することにより、遊星歯車機構からバリエータに動力循環したパワーが入力パワーと合算されてバイパス軸を経て遊星歯車機構に流入し、出力軸には流入したパワーと動力循環したパワーの差が出力パワーとして出力される第2のモードを得ている。
上記第2のモードにおいては、前記特許文献1の図2に示すごとく、高速走行時にバリエータに入力されるパワーを小さくして、このバリエータの構成部品の耐久性向上が図れると共に、伝達効率の向上が図れる。
特開平11−63147号
しかしながら、上記特許文献1では、バイパス軸が伝達するパワーは、バリエータに動力循環したパワーと入力パワーとを合算したパワーとなるため、バイパス軸等その軸径が増加する欠点がある。
この太い軸径となるバイパス軸の配置については、前記特許文献1の図1、図3および図7に開示されている。上記図1においては、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータの前に配設された機械式ローディング機構の前方部より歯車機構を経てバイパス軸をカウンタ軸と同軸に配設しているが、機構が複雑でコストが嵩むだけでなく、設置スペースも嵩むという問題がある。
また、上記特許文献1の図3においてはバイパス軸をバリエータ軸と同軸に配置しているが、軸径の太くなるバイパス軸を入出力ディスクの中心を貫通する事により、入出力ディスクの外径が大きくなり、変速装置が大形化するという問題がある。
さらに、上記特許文献1の図7においては機械式ローディング機構を2組のトロイダルキャビティの間に配設することにより、バイパス軸の構成自体は簡素化されるという利点がある反面、2組の機械式ローディング機構を用いることにより、機構が複雑でコストが嵩むだけでなく、設置スペースも嵩むという問題がある。
そこで本発明は、前記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、機構が簡単でかつ安価なパワースプリット型無段変速装置を提供する事にある。
本発明は、原動機に連結されて、ロックアップ機構を有するトルクコンバータと、
前記トルクコンバータに連結されたバリエータ入力軸と、前記バリエータ入力軸に連結されて、傾転可能なパワーローラを入力ディスクと出力ディスクの間で駆動力の伝達を行うトロイダル型バリエータと、前記バリエータ入力軸に連結されて前記入力ディスクを前記出力ディスクに向けて押圧する機械式ローディング機構と、前記バリエータ入力軸に連結されたバイパス軸と、前記トロイダル型バリエータの出力側と連結するとともに、前進クラッチを介して選択的に出力軸と連結可能な第1の回転要素と、バイパスクラッチを介して選択的に前記バイパス軸と連結可能な第2の回転要素と、前記出力軸に連結された第3の回転要素と、から構成された遊星歯車機構と、を備えて、前記バイパスクラッチを解放するとともに前進クラッチを締結する第1の変速モードと、前記バイパスクラッチを締結するとともに前進クラッチを解放する第2の変速モードとを切り替え可能なパワースプリット型無段変速装置において、
前記遊星歯車機構とトロイダル型バリエータは同軸的に配置され、前記バイパス軸は前記トロイダル型バリエータの内周を貫通し、このバイパス軸の直径は、前記バリエータ入力軸の直径よりも小さく設定される。
したがって、本発明によれば、トロイダル型バリエータ(入力ディスク)の内周をバイパス軸が貫通するように配置し、バイパス軸により遊星歯車機構に駆動力の伝達を行うようにし、さらに、バイパス軸には潤滑などのための油穴を設ける必要がないため、バイパス軸の直径をバリエータの入力軸よりも小さくすることが可能となり、軽量かつコンパクトで低コストなパワースプリット型無段変速装置を提供できる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したパワースプリット型無段変速装置の概略図を示す。
図示しないエンジン等の駆動源に連結された入力軸1はトルクコンバータ等の発進装置2を経てバリエータ入力軸3から機械式ローディング機構12と、バイパス軸13に連結されている。そして、バリエータ入力軸3に伝達された駆動力は、機械式ローディングカム12からダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4へ伝達されるとともに、バイパス軸13から遊星歯車機構16に伝達される。
ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4にはバリエータ入力軸3と連動して回転する互いに対向する一対の入力ディスク5、5が設けられている。この一対の入力ディスク5、5の間にはバリエータ入力軸3に対し遊嵌状態の一対の出力ディスク7、7が同軸的に配置され互いに同期して回転するようになっている。
入力ディスク5と出力ディスク7との間には傾転自在に支持された複数のパワーローラ8が挟持されている。一対の入力ディスク5はバリエータ入力軸3に対し、軸方向で遊嵌する入力ディスク連結軸6を介して連結されている。
すなわち、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の最内周にはバイパス軸13が配置され、その外側に筒状の入力ディスク連結軸6が同軸的に配置され、さらに入力ディスク連結軸6の外側に出力ディスク7が配置される。
そして、出力ディスク7、7の間には歯車列で構成された第1の動力伝達機構9を介して、バイパス軸13と平行に配置されたカウンタ軸10にダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の出力が伝達される。
ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の内周を貫通したバイパス軸13には、第3の動力伝達機構(第2の遊星歯車機構)15が連結され、この第3の動力伝達機構15と遊星歯車機構16が同軸位置に配置される。出力軸(駆動軸)19に連結された遊星歯車機構16と、バイパス軸13に連結された第3の動力伝達機構15は、後述するように回転要素同士が連結される。
まず、遊星歯車機構16について説明すると、出力軸19に連結されたサンギヤ16aと、サンギア16aに噛合する複数のプラネタリギヤ16bと、各プラネタリギヤを連結するキャリア16cと、キャリア16cに支持されたダブルピニオンのプラネタリギヤ16bに噛合するリングギヤ16dとを備えており、リングギヤ16dが第3の動力伝達機構の出力側に連結されている。さらに、リングギヤ16dと遊星歯車機構16のハウジングとの間にはリングギヤ16dの回転を選択的に拘束する後進用ブレーキ17が設けられている。
また、キャリア16cは、中空シャフト20を介して前進クラッチ18に連結され、前進クラッチ18の締結、解放に応じてキャリア16cは選択的に出力軸19と連結される。
この中空シャフト20の途中には、歯車列で構成された第2の動力伝達機構11が設けられ、中空シャフト20とカウンタ軸10が連結される。
一方、前記バリエータ入力軸3と前記遊星歯車機構16のリングギヤ16dの間には前記バリエータ入力軸3より軸径(直径)を細くしたバイパス軸13と、第3の動力伝達機構15と、該動力伝達機構15の動力伝達を選択的に許容または非許容とするバイパスクラッチ14とが設けられている。
第3の動力伝達機構15は、例えば、サンギヤ15a、プラネタリギヤ15b、リングギヤ15cからなる遊星歯車機構を有し、サンギヤ15aにバイパスクラッチ14が接続され、プラネタリギヤ15bが出力側となって遊星歯車機構16のリングギア16dに連結され、リングギヤ15cが入力側となってバイパス軸13と接続されている。
すなわち、前進クラッチ18を締結すると、カウンタ軸10からダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の出力を出力軸19に伝達し、前進クラッチ18を解放し、バイパスクラッチ14を締結すると、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の出力と第3動力伝達機構15の出力とを合成した出力が出力軸19に伝達される。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、バリエータ入力軸3が停止しており、かつダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4が最大減速位置(最Lo)にあると共に、バイパスクラッチ14と後進ブレーキ17が解放状態に、前進クラッチ18が締結状態にある。
この状態で、トルクコンバータ2が作動しバリエータ入力軸3を所定方向に回転開始させると、このバリエータ入力軸3の回転に伴って、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の入力ディスク5がバリエータ入力軸3と同方向に同一回転速度で回転する。このとき、パワーローラ8が最大減速位置にあるので、入力ディスク5の回転がパワーローラ8、出力ディスク7、第1の動力伝達機構9、カウンタ軸10、第2の動力伝達機構11、前進クラッチ18を介して出力軸19に所定方向の回転でかつ入力軸1よりも低速回転となるように伝達される第1のモードが得られる。
そして、第1のモードを維持しながらダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4を増速側(Hi側)に変速させると、出力軸19の回転速度が増加し、パワースプリット型無段変速機の全体的な(変速比)が増速側へ減少する。
次に、バイパスクラッチ14を締結して前進クラッチ18と後進ブレーキ17を解放すると、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4を通過する動力の伝達方向が第1のモードと逆になる第2のモードとなる。
すなわち、バリエータ入力軸3から第3動力伝達機構15へ伝達された駆動力と、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4を逆流し入力ディスク5より伝達された出力が機械式ローディング機構12を経て伝達される循環パワーとが合算されバイパス軸13に伝達される。なお、駆動力の逆流とは、後述のように、出力ディスク7、パワーローラ8を経て入力ディスク5に伝達されることを示す。
そして、バイパス軸13に伝達されたパワーは、第3の動力伝達機構15を経て遊星歯車機構16のリングギヤ16dに伝達される。リングギヤ16dに伝達されたパワーの一部はサンギヤ16aを経て出力軸19に伝達され、残りがキャリア16b、第2の動力伝達機構11、カウンタ軸10、第1の動力伝達機構9を経てダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の出力ディスク7に流入する。
この状態で、ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4の変速比を減速側に変速させると、遊星歯車機構16のキャリア16bの回転が低下し、その結果、サンギヤ16a、すなわち、出力軸19が増速される第2のモードが得られる。
次に、車両を後退させるべく、出力軸19を逆回転させる際には、前記バイパスクラッチ14と前進クラッチ18を解放し、後進ブレーキ17を締結する。この結果、遊星歯車機構16のリングギヤ16dが固定され、プラネタリギヤ16bがリングギヤ16dとサンギヤ16aと噛合しつつ、このサンギヤ16aの周囲を公転する。
したがって、サンギヤ16a並びにこのサンギヤ16aに結合された出力軸19は前述したモードとは逆方向に回転する。これにより車両の後退を行うことができる。
前述した第1の実施形態によれば、第1のモードは車両の発進すなわち速度ゼロから中速度の領域で用いられ、中速度から高速度領域では第2のモードで用いられる。第1のモードにおいては前記トルクコンバータ2のロックアップ機構20は、発進時においては非締結の状態で、車速の増加に従い、締結の状態になる。
第2のモードにおいては前記トルクコンバータ2のロックアップ機構は常時締結の状態となる。今、バリエータ入力軸3に作用するトルクの最大値はエンジン最大トルク×トルクコンバータのストールトルク比であるが、通常のトルクコンバータの場合は、このトルクコンバータのストールトルク比は約2である。従って、バリエータ入力軸3に作用するトルクはエンジン最大トルク×2となる。故に、バリエータ入力軸3の軸径は前記エンジン最大トルク×2に耐えるように設計すればよい。
一方、バイパス軸13に作用するトルクの最大値はエンジン最大トルク+ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ4よりの逆流トルクとなる。このバリエータよりの逆流トルクは第1のモードから第2のモードにモード変化した直後が最大となり、その値は以下の式で与えられる。
Ts=(1−α)×R2×Te/[V×R1−(1−α)×R2]

但し; Ts:バリエータよりの逆流トルク
Te:エンジントルク
α:遊星歯車機構の歯数比=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数
R1:第1の動力伝達機構と第2の動力伝達機構の総減速比
R2:第3の動力伝達機構の減速比
V:第1のモードから第2のモードに移行するときのバリエータの変 速比
である。いま、α=0.5、R1=2.2、R2=1.1、V=0.5とすると
Ts=Te
となる。このような構成では、Ts=Teとすることができるため、バイパス軸13に作用するトルクの最大値はエンジントルク×2となる。従って、バリエータ入力軸3に作用する最大トルクとバイパス軸13に作用する最大トルクは同じ値になるが、バリエータ入力軸3にはトルクコンバータ2の冷却のための油路やロックアップ機構20の作動のための油路を設けるため、軸方向及び軸方向と直角に油路が配設されている。この油路による穴部の切り欠き係数を考慮する必要があり、この切り欠き係数を2とすると、バリエータ入力軸はエンジントルク×4で軸径が決定されることになる。
一方、バイパス軸13には上記のような油路を設ける必要がない。一般に、軸にトルクが作用した場合の軸表面の応力は、軸が中実とした場合は軸径の1/3乗に比例するため、軸トルクが1/2となると、軸径は0.5の1/3乗、すなわち約0.8倍となる。すなわち、バイパス軸13の軸径はバリエータ入力軸3の約0.8倍とする事ができ、装置全体のコンパクト化が図れる。
図2は、第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本第2実施形態は、第3の動力伝達機構15を遊星歯車機構とせずに、バイパス軸13からバイパスクラッチ14を経て遊星歯車機構16のリングギヤ16dに接続する構成とした。すなわち、第3の動力伝達機構15の遊星歯車機構を廃止することにより、更なる装置全体の軽量化、コンパクト化、低コスト化が図られる。
この第2の実施形態においては、上述した式に、例えば、R1=2.0、R2=1.0を代入して、やはりTs=Teとすることができるので、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。この場合、前記第1実施形態の第3の動力伝達機構15のギア比(変速比)を1:1とした場合と同様である。
なお、本発明においては、上記第1の実施形態及び第2の実施形態に示すように、Ts=Teとなるような構成例を説明したが、Ts≒Teとなるような設計であっても上記作用効果を得ることができることは言うまでもない。
以上のように、本発明に係るパワースプリット型無段変速装置は、構造が簡易で小型化容易であるため、車両用の自動変速機に適用することができる。
本発明の第1実施形態を示すパワースプリット型無段変速機の概略図。 本発明の第2実施形態を示すパワースプリット型無段変速機の概略図。
符号の説明
3 バリエータ入力軸
4 ダブルキャビティ式トロイダル型バリエータ
10 カウンタ軸
13 バイパス軸
14 バイパスクラッチ
16 遊星歯車機構
18 前進クラッチ

Claims (3)

  1. 原動機に連結されて、ロックアップ機構を有するトルクコンバータと、
    前記トルクコンバータに連結されたバリエータ入力軸と、
    前記バリエータ入力軸に連結されて、傾転可能なパワーローラを入力ディスクと出力ディスクの間で駆動力の伝達を行うトロイダル型バリエータと、
    前記バリエータ入力軸に連結されて前記入力ディスクを前記出力ディスクに向けて押圧する機械式ローディング機構と、
    前記バリエータ入力軸に連結されたバイパス軸と、
    前記トロイダル型バリエータの出力側と連結するとともに、前進クラッチを介して選択的に出力軸と連結可能な第1の回転要素と、バイパスクラッチを介して選択的に前記バイパス軸と連結可能な第2の回転要素と、前記出力軸に連結された第3の回転要素と、から構成された遊星歯車機構と、を備えて、前記バイパスクラッチを解放するとともに前進クラッチを締結する第1の変速モードと、前記バイパスクラッチを締結するとともに前進クラッチを解放する第2の変速モードとを切り替え可能なパワースプリット型無段変速装置において、
    前記遊星歯車機構とトロイダル型バリエータは同軸的に配置され、
    前記バイパス軸は前記トロイダル型バリエータの内周を貫通し、このバイパス軸の直径は、前記バリエータ入力軸の直径よりも小さく設定されたことを特徴とするパワースプリット型無段変速装置。
  2. 前記バイパス軸と前記遊星歯車機構との間を、変速比が1:1となるように連結したことを特徴とする請求項1に記載のパワースプリット型無段変速装置。
  3. 前記バイパス軸と前記遊星歯車機構との間に第2の遊星歯車機構を介装し、
    前記遊星歯車機構は、
    前記トロイダル型バリエータの出力側と連結したキャリアと、前記バイパス軸と連結可能な第2のリングギアと、出力軸と連結されたサンギアと、から構成され、
    前記第2の遊星歯車機構は、前記リングギアに連結された第2のキャリアと、
    前記バイパス軸に連結された第2のリングギアと、
    前記バイパスクラッチに連結された第2のサンギアとから構成されたことを特徴とする請求項1に記載のパワースプリット型無段変速装置。
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