JP2006093938A - 伝送切替装置 - Google Patents

Abstract

【課題】制御装置では入力信号の状態による伝送系統の断線検知、および制御装置内の制御プログラム演算結果により異常検出しており、入出力装置の動作状態が正常であるか判断が難しく、稼動系から待機系へ系統を切替えるタイミングとしては、伝送に接続された装置を一旦停止する必要があった。
【解決手段】伝送系統の２重化と制御装置の２重化だけでなく、入出力装置を２重化し、常時、待機系と稼動系の制御装置を同様に信号演算処理を行わせるようにし、信号比較を常時行うことで伝送異常を検出し、稼動系の伝送異常発生時に伝送系統に接続された装置を停止することなく瞬時に伝送系統を切替える。
【選択図】図１

Description

本発明は２重化された伝送システム系統での伝送異常時系統を切替えるための伝送切替装置に関するものである。

従来は稼動系の制御装置内部の回路で伝送状態を監視しており、異常を検出した場合伝送を停止し、待機系に対し稼動命令を出力し、伝送系統を切替えていた。（例えば、特許文献１参照。）。
特許平０５−１８３５４２号

制御装置では入力信号の状態による伝送系統の断線検知、および制御装置内の制御プログラム演算結果により異常検出しており、入出力装置の動作状態が正常であるか判断が難しかった。
また、稼動系から待機系へ系統を切替えるタイミングとしては、入出力装置に対して一旦伝送を停止し、待機系で演算を行ってから伝送を再開するため、伝送に接続された装置を一旦停止する必要があった。

伝送系統の２重化と制御装置の２重化だけでなく、入出力装置を２重化し、常時待機系の制御装置でも稼動系の制御装置と同様に信号演算処理を行わせる。

入出力装置については、入出力装置自体に異常が発生しても判断できるよう２重化にて構成する。

この系統切替装置により、２重化された伝送系統において待機系の制御装置にて入力信号をもとに常時演算行うことで、稼動系に伝送異常が発生した場合でも、伝送を停止することなく瞬時に系統を切替える事が可能となる。

また、制御装置の異常や伝送系統の断線だけでなく、入出力装置の異常も検出することが可能となる。

図１の実施の形態において、伝送切替装置１内には伝送系統３１の伝送信号を検出する信号検出器１１Ａと伝送系統３２の伝送信号を検出する信号検出器１１Ｂ、信号比較器１２により構成される。

図２のシステム構成において、伝送系統３１に制御装置２１が接続される。伝送系統３２には制御装置２２が接続され、各々の伝送系統は入出力装置４１と４２へ接続されている。

入出力装置４１、４２は伝送系統３１および伝送系統３２とシリアル接続されており、稼動系の制御装置２１に対しては入出力信号を伝送し、待機系の制御装置２２に対しては入力信号を伝送している。

送切替装置１内の信号比較器１２では、信号検出器１１Ａ、１１Ｂにより検出された検出信号１３Ａ、１３Ｂが入力され、常時２系統の検出信号比較を行い伝送状態の監視を行う。検出信号１３Ａ、１３Ｂを比較した結果、伝送系統３１で異常が検出された場合には信号比較器１２から信号検出器１１Ａへ系統切離すための異常信号１２Ｆを出力し、信号比較器１１Ａ内で伝送系統３１を切断することで制御装置２１を伝送系統３１から切離す。

稼動系の制御装置２１に伝送系統３１の異常信号１２Ｆが入力されると伝送信号に異常があると判断し制御装置２１の出力を停止する。待機系の制御装置２２に伝送系統の異常信号１２Ｆが入力されると、常時制御装置２２内で入力信号により演算されていた信号を出力し、稼動系統への切替を行う。系統切替時の一連の動作時間については接続装置に影響がでないように瞬時に行うものとする。

本発明により、稼動系の伝送異常が発生した場合でも、伝送を停止せずに、瞬時に系統切替ができるので、信頼性の高い伝送システムが構築できる。

車両案内装置 システム構成

符号の説明

１ 伝送切替装置
１１Ａ、１１Ｂ 信号検出器
１２ 信号比較器
１２Ｆ 異常信号
１３Ａ、１３Ｂ 検出信号
２１、２２ 制御装置
３１、３２ 伝送系統
４１、４２ 入出力装置

Claims (2)

1. ２重化された伝送経路と２重化されたIO装置をもつ伝送装置において、稼動系で検出された信号と待機系で検出された信号を比較し、伝送異常を判断する事を特徴とした伝送切替装置。
2. 請求項１の伝送切替装置において、異常が発生した系統に対して伝送切替装置より稼動系の制御装置へ異常信号を出力し系統を遮断すると同時に待機系の制御装置へ稼動命令を出力し、伝送を停止することなく瞬時に系統を切替えることを特徴とした伝送切替装置。
   

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