JP2006093868A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動先の地域に対応したチャンネル設定へ自動的に変更できるデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】 地域候補リスト302に適切な地域候補を抽出して、いずれかのチャンネルの受信感度が良好であり、かつ地域候補リスト302の地域数が1となった場合には、地域候補リスト302に記述された地域が現在地域であると特定する。そして、デジタル放送受信装置1aは、現在地域情報305に現在地域を格納した後、チャンネル設定情報304を現在地域で放送のチャンネル一覧に自動的に変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル放送受信装置に関し、より特定的には、デジタル放送を視聴しながら移動可能なデジタル放送受信装置に関する。
従来、デジタル放送は、アナログ放送とは異なり、映像や音声などの放送情報だけでなく、地域を識別するための情報(地域識別)や、放送系列局を識別するための情報(放送局識別、放送系列識別)なども送出される。そして、このようなデジタル放送を受信しながら移動可能なデジタル放送受信装置が開発されている。このようなデジタル放送受信装置で地上デジタル放送に代表されるような地域固有(例えば、都道府県単位)に放送されているデジタル放送を視聴しながら他の地域へ移動した場合、移動先の地域にて視聴可能なデジタル放送のチャンネル情報を取得して、当該チャンネル情報に基づいたチャンネル設定へ自動的に変更できるデジタル放送受信装置が必要となる(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1で開示されたデジタル放送受信装置は、地域と地域識別との対応関係、その隣接地域の地域識別、および各地域で放送されているチャンネル情報を受信装置に保持させる。そして、視聴チャンネルの受信感度が不良になると、地域を移動したものと判断し、隣接地域で放送されているチャンネルを所定の順で選局する。選局したチャンネルの受信感度が良好であるならば、受信した放送から地域識別をとりだすことによって、現在地域を特定し、チャンネル設定を自動的に移動先のチャンネル情報に更新するものであった。
特開2003−152578号公報
図11に、関東地域における地域識別および隣接地域の一例を示す。図11において、関東広域に対して地域識別1が設定されている。また、県単位の地域に対して、東京都が地域識別23に設定され、東京都の隣接地域として、埼玉県が地域識別29、千葉県が地域識別27、および神奈川県が地域識別24に設定されている。また、関東広域外の県単位の地域として、静岡県が地域識別35に設定されている。
例えば、上記特許文献1で開示されたデジタル放送受信装置で関東広域(地域識別1)を放送エリアとするデジタル放送を受信している場合、現在位置が関東広域内であることはわかるが、県単位の地域を特定することはできない。
また、上記デジタル放送受信装置が現在地域を東京都として特定している場合、埼玉県、千葉県、および神奈川県が隣接地域として設定される。そして、デジタル放送受信装置で関東広域(地域識別1)を放送エリアとするデジタル放送を視聴しながら東京都から神奈川県へ移動した場合、東京都および神奈川県が同じ地域識別1に属するため、受信感度は良好である。その後、デジタル放送受信装置で関東広域(地域識別1)を放送エリアとするデジタル放送を視聴しながら神奈川県から静岡県へ移動した場合、静岡県が地域識別1に属さないため、受信感度が不良となる。しかしながら、静岡県は現在上記デジタル放送受信装置が設定している隣接地域に含まれていないため、上述した更新処理などの動作が正しく行うことができない。
それ故に、本発明の目的は、上述した状況においても移動先の地域を正確に特定し、その地域に対応したチャンネル設定へ自動的に変更できるデジタル放送受信装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置である。デジタル放送受信装置は、選局部、受信感度判定部、地域候補設定部、地域チャンネルデータベース、および現在地域特定部を備える。選局部は、デジタル放送のチャンネルを選局する。受信感度判定部は、選局部によって選局されたチャンネルの受信感度を判定する。地域候補設定部は、デジタル放送受信装置が位置する現在地域の候補である地域候補を設定する。地域チャンネルデータベースは、地域それぞれに放送されているデジタル放送のチャンネル情報および各地域間の隣接関係を示す情報を格納する。現在地域特定部は、受信感度判定部が判定する受信感度に基づいて、地域候補設定部が設定した地域候補から現在地域を特定する。地域候補設定部は、地域チャンネルデータベースに基づいて、現在設定されている現在地域を基準に選局部が選局しているチャンネルを連続的に受信可能な地域およびそれら受信可能な地域と隣接関係にあってそのチャンネルが放送されていない地域の少なくとも一方を含む地域をデジタル放送受信装置の状態に応じて地域候補に設定する。
第2の発明は、上記第1の発明において、チャンネルリスト作成部を、さらに備える。チャンネルリスト作成部は、地域候補それぞれに放送されているデジタル放送のチャンネル情報を記述したチャンネルリストを作成する。現在地域特定部は、チャンネルリストに記述されたチャンネル情報に相当するチャンネルを選局部が順次選局するように制御し、受信感度判定部が選局部で順次選局したチャンネルの受信感度が不良であると判断したとき、地域候補からそのチャンネルが放送されている地域を削除し、受信感度判定部が選局部で順次選局したチャンネルの受信感度が良好であると判断したとき、地域候補からそのチャンネルが放送されていない地域を削除することを繰り返すことによって、地域候補の地域数が1となったときのその地域候補を現在地域に特定する。
第3の発明は、上記第1の発明において、チャンネル設定情報設定部を、さらに備える。チャンネル設定情報設定部は、現在地域特定部が特定した現在地域で放送されているチャンネル情報の一覧であるチャンネル設定情報を、地域チャンネルデータベースに基づいて設定する。
第4の発明は、上記第1の発明において、現在地域特定部は、デジタル放送を視聴開始したとき、ユーザの指示に応じて選局部が選局する視聴チャンネルを変更したとき、および選局部が選局する視聴チャンネルに対して受信感度判定部が受信感度不良と判定したときのいずれかの状態に応じて、地域候補設定部に地域候補の設定を開始させ、それら地域候補から現在地域を特定する処理を行う。
第5の発明は、上記第4の発明において、地域候補設定部は、デジタル放送を視聴開始したとき、地域チャンネルデータベースに記述された全ての地域を地域候補に設定する。
第6の発明は、上記第4の発明において、地域候補設定部は、視聴チャンネルを変更したとき、現在設定されている現在地域を基準に選局部が選局している視聴チャンネルを連続的に受信可能な地域を地域候補に設定する。
第7の発明は、上記第4の発明において、地域候補設定部は、視聴チャンネルに対して受信感度判定部が受信感度不良と判定したとき、現在設定されている現在地域を基準に視聴チャンネルを連続的に受信可能な地域に対して隣接関係にあり、その視聴チャンネルが放送されていない地域を地域候補に設定する。
第8の発明は、上記第2の発明において、現在地域特定部は、地域候補がなくなったとき、地域候補設定部に地域候補を再設定させる。
第9の発明は、上記第8の発明において、地域候補設定部は、再設定の際、その再設定前の現在地域を基準にユーザの指示に応じて選局部が選局する視聴チャンネルを連続的に受信可能な地域を地域候補に設定する。
第10の発明は、上記第2の発明において、現在地域特定部は、チャンネルリストに記述されたチャンネル情報のうち、放送されている地域候補の地域数が少ないチャンネルから順次選局部に選局するように制御する。
第11の発明は、上記第3の発明において、放送系列抽出部、放送系列識別情報データベース、および選局制御部を、さらに備える。放送系列抽出部は、選局部が選局する視聴チャンネルにおけるデジタル放送の放送系列識別を抽出する。放送系列識別情報データベースと、チャンネル情報とその放送系列識別との対応関係を地域毎に示す情報を格納する。選局制御部は、チャンネル設定情報からチャンネル情報を選択し、そのチャンネル情報に相当するチャンネルを選局部に選択させる。選局制御部は、現在地域特定部が現在地域を特定したとき、放送系列識別情報データベースを参照し、その現在地域においてその特定前の視聴チャンネルの放送系列識別に対応しているチャンネル情報を抽出し、そのチャンネル情報に相当するチャンネルを選局部に選択させる。
第12の発明は、上記第11の発明において、掲示部を、さらに備える。掲示部は、その掲示面に情報を表示する。選局制御部は、特定前の視聴チャンネルの放送系列識別に対応しているチャンネル情報に相当するチャンネルを選局部に選択させる際、ユーザにそのチャンネルに対する視聴の確認を促す情報を掲示部に表示する。
第13の発明は、上記第11の発明において、掲示部を、さらに備える。掲示部は、その掲示面に情報を表示する。選局制御部は、特定前の視聴チャンネルの放送系列識別に対応しているチャンネル情報が現在地域にないとき、ユーザに同一の放送系列識別に対応するチャンネルがないことを示す情報を掲示部に表示する。
第14の発明は、上記第1の発明において、データベース更新部および入力部を、さらに備える。データベース更新部は、地域チャンネルデータベースを更新する。入力部は、ユーザの操作に応じて、操作内容を入力する。データベース更新部は、全てのチャンネルを選局部が順次選局するように制御して受信感度判定部がその選局部で選局したチャンネルの受信感度が良好であると判断したとき、そのチャンネルをユーザが入力部を介して入力した現在地域に対応したチャンネル情報として地域チャンネルデータベースを更新する。
第15の発明は、上記第14の発明において、放送系列抽出部、放送系列識別情報データベース、および選局制御部を、さらに備える。放送系列抽出部は、選局部が選局する視聴チャンネルにおけるデジタル放送の放送系列識別を抽出する。放送系列識別情報データベースは、チャンネル情報とその放送系列識別との対応関係を地域毎に示す情報を格納する。選局制御部は、チャンネル設定情報からチャンネル情報を選択し、そのチャンネル情報に相当するチャンネルを選局部に選択させる。データベース更新部は、地域チャンネルデータベースの更新の際、放送系列抽出部が抽出したチャンネルの放送系列識別を、ユーザが入力部を介して入力した現在地域におけるチャンネル情報に対応する放送系列識別として放送系列識別情報データベースを更新する。
第1の発明によれば、デジタル放送受信装置が位置する可能性のある地域候補を当該デジタル放送受信装置の状態に応じて適切に抽出し、それら地域候補からチャンネルの受信感度により現在地域を絞りこむ。これによって、デジタル放送受信装置が現在位置する現在地域を正確に特定することができる。
第2の発明によれば、いずれかのチャンネルの受信感度が良好であり、かつ地域候補の地域数が1となった場合には、その地域が現在地域であると特定することができる。
第3の発明によれば、現在地域を特定した後、現在地域で放送されているチャンネル一覧を自動的に変更することができる。
第4の発明によれば、現在地域の特定が必要となる時期(視聴開始、視聴チャンネル変更、受信感度不良)に対して、効率よく現在地域の特定を行うことができる。
第5の発明によれば、デジタル放送受信装置がデジタル放送を視聴開始した状態に応じた適切な地域候補を設定することができる。
第6の発明によれば、デジタル放送受信装置のユーザが視聴チャンネルを変更した状態に応じた適切な地域候補を設定することができる。
第7の発明によれば、デジタル放送受信装置の視聴チャンネルに対する受信感度が不良となった状態に応じた適切な地域候補を設定することができる。例えば、広域の放送を視聴中に広域の放送局の放送地域外に移動(例えば、関東から中部地方へ移動)した場合や、県域の放送を視聴中に地域移動(例えば、東京都から神奈川県へ移動)した場合において、正確に現在地域を特定することができる。
第8および第9の発明によれば、同一地域内で地下などの受信困難な場所から受信が可能な場所に移動した場合に、正確に短時間で現在地域を特定することができる。
第10の発明によれば、複数の地域候補から効率よく現在地域を特定することができる。
第11の発明によれば、現在地域にて同じ放送系列の放送が行われていた場合に、その放送を自動的に視聴することができる。
第12および第13の発明によれば、視聴チャンネルに関する適切な情報をユーザに伝えることができる。
第14および第15の発明によれば、放送チャンネルや放送系列の変更があった場合にも、受信する情報から地域チャンネルデータベースや放送系列情報データベースを更新することができる。
第16の発明によれば、デジタル放送受信装置の処理状態に関する適切な情報をユーザに伝えることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置について説明する。図1は、当該デジタル放送受信装置1aの構成を示すブロック図である。典型的には、デジタル放送受信装置1aは、携帯電話やPDAなど移動を前提にした移動型端末や車両などの移動体に搭載される車載端末などで実現される。
図1において、デジタル放送受信装置1aは、アンテナ11、選局部12、受信感度判定部13、地域候補設定部15、現在地域特定部10、チャンネルリスト作成部16、チャンネル設定情報設定部19、および記憶部30aを備えている。そして、現在地域特定部10は、選局制御部14、地域数計測部17、および地域情報格納部18を含んでいる。デジタル放送受信装置1aから出力された信号は、放送情報抽出部2へ送られ、映像や音声等の放送情報が抽出される。そして、放送情報は、デコーダ3に送られてデコードされ、掲示部4に送られる。掲示部4は、デコーダ3から送られてきた情報を掲示するものであり、例えば、モニタやスピーカなどである。記憶部30aは、地域チャンネルデータベース301、地域候補リスト302、チャンネルリスト303、チャンネル設定情報304、および現在地域情報305を記憶している。
アンテナ11は、放送信号を受信し、受信した信号を選局部12に出力する。選局部12は、選局制御部14によって指定されたチャンネルの信号を復調し、受信感度判定部13に送る。受信感度判定部13は、選局部12で復調した信号の受信感度を判定し、その結果を受信感度情報として地域候補設定部15へ送る。また、受信結果が良好である場合は、復調された信号を放送情報抽出部2に送る。
地域候補設定部15は、受信感度判定部13から送られる受信感度情報および選局制御部14から送られる選局情報に基づいて、記憶部30aにある地域チャンネルデータベース301を参照し、地域候補リスト302を作成する。また、地域数計測部17から個数情報が0であると送られてきた場合には、地域候補リスト302を再作成する。
チャンネルリスト作成部16は、地域チャンネルデータベース301を参照し、地域候補リスト302に記述される地域で放送されているチャンネルの一覧表であるチャンネルリスト303を記憶部30aに作成する。
現在地域特定部10は、受信感度判定部13が判定する受信感度に基づいて、地域候補設定部15が設定した地域候補リスト302から、デジタル放送受信装置1aが位置する現在地域を特定するために、選局制御部14、地域数計測部17、および地域情報格納部18を有している。
選局制御部14は、選局部12で選局するチャンネルの指示を行うとともに、選局したチャンネルの情報(選局情報)を地域候補設定部15に出力する。
地域数計測部17は、地域候補リスト302に記述されている地域数を数え、地域候補設定部15にその個数を伝える。また、地域数計測部17は、地域候補リスト302に記述されている地域の個数が1の場合、地域候補リスト302に記述されている地域が現在地域であると特定する。
地域情報格納部18は、デジタル放送受信装置1aが位置する現在地域の情報を現在地域情報305として格納する。例えば、現在地域情報305は、東京都や大阪府など都道府県によって現在地域を区分した情報である。
チャンネル設定情報設定部19は、現在地域情報305で示される地域で放送されているチャンネルの一覧表をチャンネル設定情報304として格納する。チャンネル設定情報304は、現在地域においてデジタル放送受信装置1aが受信できるチャンネル情報を示すものであり、視聴者が選局可能となるチャンネルを示す情報である。
図2を参照して、地域チャンネルデータベース301について説明する。なお、図2は、地域チャンネルデータベース301の一例を説明するための図である。
図2において、地域チャンネルデータベース301は、各地域でそれぞれ放送されているチャンネル情報と、各地域それぞれの隣接関係とを示すデータベースであり、デジタル放送受信装置1aが受信する可能性のある地域(例えば、日本全域)が全て記述されている。例えば、図2のおいては地域A〜Gでそれぞれ放送されているチャンネル情報が示されており、地域CではチャンネルCH2、CH5、およびCH20の放送が行われていることを示している。そして、地域Cと隣接関係となる地域は、地域A、地域B、地域D、地域E、および地域Fであることを示している。そして、好ましくは、各地域A〜Gで固有のローカルチャンネル(例えば、地域CにおけるチャンネルCH20)が少なくとも1つ含まれるように、各地域A〜Gのチャンネル情報が設定される。
次に、図3を参照して、地域候補リスト302について説明する。なお、図3は、地域候補リスト302の一例を説明するための図である。
図3において、地域候補リスト302は、デジタル放送受信装置1aが現在位置する可能性のある地域候補を抽出したリストである。例えば、図3の例では、地域候補リスト302として地域A、地域C、および地域Fが抽出されており、デジタル放送受信装置1aが地域A、地域C、および地域Fのいずれかに現在位置する可能性のあることが示されている。
次に、図4を参照して、チャンネルリスト303について説明する。なお、図4は、チャンネルリスト303の一例を説明するための図である。
図4において、チャンネルリスト303は、地域候補リスト302で地域候補として抽出された地域で放送されているチャンネルを全て抽出したものである。図4で示したチャンネルリスト303は、図2で示した地域チャンネルデータベース301に基づいて、図3で示した地域候補リスト302で示された候補地域で放送されているチャンネルを示した一例であり、すなわち、チャンネルCH10、CH20、CH40、CH2、およびCH5が示されている。なお、図4では、地域候補リスト302で示された地域候補の中で放送されている地域個数が少ない順番でチャンネルを並記しているが、任意の順で並記してもかまわない。
次に、図5および図6を参照して、デジタル放送受信装置1aのおける視聴開始から視聴終了までの動作について説明する。なお、図5は、デジタル放送受信装置1aのおける視聴開始から視聴終了までの動作を示すフローチャートである。図6は、図5のステップS1、S5、およびS9の地域特定処理の詳細な手順を示すサブルーチンである。
図5において、まず、デジタル放送受信装置1aは、視聴開始時に現在地域を特定し、チャンネル設定情報304を現在地域で放送されているチャンネル一覧に変更する初期の地域特定処理を行う(ステップS1)。この地域特定処理は、デジタル放送受信装置1aの電源を入れるときなど、視聴を開始するときに行う初期チャンネル設定動作である。なお、初期の地域特定処理の詳細な動作については、後述する。
次に、選局制御部14は、上記ステップS1で設定されたチャンネル設定情報304から選局されたチャンネル情報を選局部12へ出力する(ステップS2)。そして、選局部12は、そのチャンネル情報が示すチャンネルを選局して、信号を放送情報抽出部2に出力する。
次に、放送情報抽出部2は、受信感度判定部13から送られてきた信号から、映像や音声等の放送情報を抽出し、放送情報をデコーダ3に送る。デコーダ3は、放送情報抽出部2から送られてきた放送情報をデコードし、掲示部4に送る。掲示部4は、デコーダ3から送られてきた情報を掲示して、ユーザによって視聴される(ステップS3)。
次に、選局制御部14は、ユーザから視聴チャンネルの変更指示があるか否かを判断する(ステップS4)。そして、視聴チャンネルの変更指示がある場合に処理を次のステップS5に進め、視聴チャンネルの変更指示がない場合に、処理を次のステップS8に進める。
ステップS5において、デジタル放送受信装置1aは、視聴チャンネル変更時に現在地域を特定し、チャンネル設定情報304を現在地域で放送されているチャンネル一覧に変更する選局時の地域特定処理を行う。なお、選局時の地域特定処理の詳細な動作については、後述する。
次に、選局制御部14は、ユーザが視聴指示したチャンネルがチャンネル設定情報304に存在するか否かを判断する(ステップS6)。そして、チャンネル設定情報304に存在する場合に、処理を次のステップS7に進め、チャンネル設定情報304に存在しない場合に、処理を次のステップS12に進める。
ステップS7において、選局制御部14は、ユーザが視聴指示したチャンネルを選局部12へ出力する。そして、選局部12は、そのチャンネルを選局して、信号を放送情報抽出部2に出力して、処理を次のステップS11に進める。
ステップS12において、選局制御部14は、上記ステップS5で設定されたチャンネル設定情報304から選局されたチャンネル情報を選局部12へ出力する。そして、選局部12は、そのチャンネル情報が示すチャンネルを選局して、信号を放送情報抽出部2に出力し、処理を次のステップS11に進める。
一方、上記ステップS4で視聴チャンネルの変更指示がない場合、ステップS8において、受信感度判定部13は、現在の視聴チャンネルに対する受信感度を判定する。そして、受信感度が良好でない場合に処理を次のステップS9に進め、受信感度が良好の場合に処理を次のステップS11に進める。
ステップS9において、デジタル放送受信装置1aは、受信感度不良時に現在地域を特定し、チャンネル設定情報304を現在地域で放送されているチャンネル一覧に変更する受信感度不良時の地域特定処理を行って、処理を次のステップS13に進める。なお、受信感度不良時の地域特定処理の詳細な動作については、後述する。
ステップS13において、選局制御部14は、上記ステップS9で設定されたチャンネル設定情報304から選局されたチャンネル情報を選局部12へ出力する。そして、選局部12は、そのチャンネル情報が示すチャンネルを選局して、信号を放送情報抽出部2に出力し、処理を次のステップS11に進める。
ステップS11において、選局制御部14は、視聴を終了するか否かを判断する。そして、視聴を継続する場合に上記ステップS3に戻って処理を継続し、視聴を終了する場合に当該フローチャートによる処理を終了する。
次に、図6を参照して地域特定処理について説明する。地域特定処理では、現在地域を特定し、チャンネル設定情報304を現在地域で放送されているチャンネル一覧に更新する。この地域特定処理は、上述したように、デジタル放送受信装置1aの電源を入れるときなどの視聴を開始するときに行う初期動作(ステップS1)、視聴チャンネルの変更に伴う選局動作(ステップS5)、および視聴チャンネル中の受信感度が不良となった場合の受信感度不良時の動作(ステップS9)で行われる。
図6において、まず、地域候補設定部15は、特定すべき現在地域の候補となる地域候補を抽出し、地域候補リスト302を作成する(ステップS51)。このステップS51で行われる地域候補リスト302の作成の具体的な説明は、初期動作、選局動作、および受信感度不良時の動作のそれぞれによって異なるため、具体例を挙げてその詳細を後述する。
次に、チャンネルリスト作成部16は、地域チャンネルデータベース301を参照し、地域候補リスト302に記述されている地域(図3参照)で放送されているチャンネルを全て抽出したものであるチャンネルリスト303(図4参照)を作成する(ステップS52)。そして、現在地域特定部10の地域数計測部17は、地域候補リスト302に記述されている地域の個数が0か否かを判断する(ステップS53)。そして、地域の個数が0の場合に上記ステップS51に戻って処理を繰り返し、地域の個数が1以上の場合に処理を次のステップS54に進める。
ステップS54において、現在地域特定部10の選局制御部14は、チャンネルリスト303に記述されたチャンネルであり、かつ、地域候補リスト302に記述されている地域候補の中で放送されている地域数が少ない順でチャンネルを選局部12に選局させる。例えば、図4に示したチャンネルリスト303の一例では、チャンネルCH10、CH20、およびCH40のいずれか1つが選局される。なお、上記ステップS54で、選局制御部14が選局部12に選局させるチャンネルは、チャンネルリスト303に記述されたチャンネルであれば任意のチャンネルでもかまわない。
次に、受信感度判定部13は、上記ステップS54で選局したチャンネルの受信感度を判定する(ステップS55)。そして、受信感度が良好でない場合に処理を次のステップS56に進め、受信感度が良好の場合に処理を次のステップS57に進める。例えば、図2〜図4の一例において、上記ステップS54でチャンネルCH10を選局しデジタル放送受信装置1aが地域Cで受信している場合、地域CではチャンネルCH10が放送されておらず受信感度が不良となるため、上記ステップS55でNoと判断される。また、上記ステップS54でチャンネルCH10を選局しデジタル放送受信装置1aが地域Aで受信している場合、地域AではチャンネルCH10が放送されており受信感度が良好となるため、上記ステップS55でYesと判断される。
ステップS56において、地域候補設定部15は、地域チャンネルデータベース301を参照して、上記ステップS54で選局したチャンネルが放送されている地域を地域候補リスト302から削除して、上記ステップS52に戻って処理を繰り返す。例えば、チャンネルCH10を選局している場合、図2の地域チャンネルデータベース301を参照すると、地域AではCH10が放送されているが、地域Cおよび地域FではCH10が放送されていない。したがって、地域候補設定部15は、地域候補リスト302から地域Aを削除し、地域Cおよび地域Fを記述することになる。
一方、ステップS57において、現在地域特定部10の地域数計測部17は、地域候補リスト302に記述されている地域の個数が1か否かを判断する。そして、現在地域特定部10は、地域の個数が2以上の場合、次のステップS58に処理を進める。また、現在地域特定部10は、地域の個数が1の場合、地域候補リスト302に記述されている地域が現在地域であると特定し、処理を次のステップS59に進める。
ステップS58において、地域候補設定部15は、地域チャンネルデータベース301を参照して、上記ステップS54で選局したチャンネルが放送されていない地域を地域候補リスト302から削除して、上記ステップS52に戻って処理を繰り返す。例えば、チャンネルCH10を選局している場合、図2の地域チャンネルデータベース301を参照すると、地域AではCH10が放送されているが、地域Cおよび地域FではCH10が放送されていない。したがって、地域候補設定部15は、地域候補リスト302から地域Cおよび地域Fを削除し、地域Aのみを記述することになる。
ステップS59において、現在地域特定部10の現在地域情報格納部18は、地域候補リスト302に記述された地域を現在地域情報305にコピーする。そして、チャンネル設定情報設定部19は、チャンネルリスト303に記述されたチャンネル情報をチャンネル設定情報304にコピーして、チャンネル設定情報304を現在地域に対応したチャンネル情報に更新し(ステップS60)、当該サブルーチンによる処理を終了する。
このように、地域特定処理は、選局したチャンネルの受信感度により現在地域特定部10が地域候補リスト302から地域を絞りこむことを特徴としている。また、地域候補リスト302に適切な地域候補が抽出されていれば、全てのチャンネルの受信感度が不良でない限り、地域候補リスト302の地域数が0となることはない。したがって、いずれかのチャンネルの受信感度が良好であり、かつ地域候補リスト302の地域数が1となった場合には、現在地域特定部10が地域候補リスト302に記述された地域が現在地域であると特定できる。つまり、デジタル放送受信装置1aは、現在地域情報305を現在地域の情報にした後、チャンネル設定情報304を現在地域で放送のチャンネル一覧に自動的に変更することができる。
また、全てのチャンネルの受信感度が不良である場合は、地域候補リスト302の地域数が0となってしまう。その場合、上記ステップS51において、地域候補リスト302を再作成したのち処理が何度も繰り返されるため、いずれかのチャンネルの受信感度が良好となった場合に、すぐに現在地域特定部10が現在地域を特定しチャンネル設定情報304を更新することができる。
次に、初期動作、選局動作、および受信感度不良時の動作のそれぞれによって行われる地域特定処理について、具体例を挙げて説明する。
初期動作(ステップS1)における地域特定処理の上記ステップS51において、地域候補設定部15は、地域チャンネルデータベース301に記述されている全ての地域を地域候補リスト302に記述する。そして、上記ステップS52〜S58を繰り返すことによって、現在地域特定部10が1つの地域を特定してチャンネル設定が行われる。つまり、初期的に設定される地域候補リスト302に記述される地域候補が全国であるため、必ず地域が特定されてチャンネル設定を行うことができる。
次に、選局動作(ステップS5)における地域特定処理を行う際の具体的な状況を説明する。例えば、図2に示されるような地域において、デジタル放送受信装置1aが最初に地域AでチャンネルCH2を受信し、チャンネルCH2を視聴しながら地域A〜地域C〜地域Fへと移動する。そして、地域Fにおいてデジタル放送受信装置1aのユーザがチャンネルCH5を選局したとする。
地域AでチャンネルCH2を受信した場合、地域Aで初期動作における地域特定処理が行われるため、現在地域情報305に地域Aが記憶される。
ここで、図2に示すように、デジタル放送受信装置1aがチャンネルCH2を視聴しながら地域A〜地域C〜地域Fへと移動しても、全ての地域でチャンネルCH2が放送されているため、受信感度判定部13が常にチャンネルCH2の受信感度が良好であると判断する。したがって、初期動作や受信感度不良時の地域特定処理が行われない。つまり、デジタル放送受信装置1aが地域Fに配置されても、現在地域情報305には地域Aが記述されている。
その後、地域F内でユーザがチャンネルCH5を選局した場合(ステップS4でYes)、デジタル放送受信装置1aの選局制御部14は、選局部12にチャンネルCH5を選局するように指示を出すとともに、選局動作(ステップS5)における地域特定処理が行われる。
選局動作における地域特定処理の上記ステップS51において、地域候補設定部15は、現在地域情報305に記憶されている地域Aおよび視聴チャンネル変更前に選局されていたチャンネルCH2に基づいて、地域候補リスト302を作成する。具体的には、地域候補設定部15は、地域チャンネルデータベース301を参照して、地域AからチャンネルCH2の視聴を継続したまま移動可能な地域を抽出し、その全ての地域を地域候補リスト302に記述する。例えば、図2の一例では、地域Aと、当該地域Aと隣接しチャンネルCH2が設定されている地域Cと、当該地域Cと隣接しチャンネルCH2が設定されている地域Fとが抽出され、地域候補リスト302に地域A、地域C、および地域Fが記述される。
そして、上記ステップS52〜S58を繰り返すことによって、現在地域特定部10が1つの地域を特定してチャンネル設定が行われる。ここで、地域候補リスト302に地域Fが記述されているため、やがて地域Fが現在地域として特定されてチャンネル設定を行うことができる。
以上のように、現在地域情報305に記述された地域Aと、地域AからチャンネルCH2の視聴を継続しながら移動できる地域である地域A、地域C、および地域Fを地域候補とすることで、地域A、地域C、および地域Fのいずれで選局を行っても正確に現在地域を特定できる。つまり、1つのチャンネルを視聴したまま当該チャンネルが視聴可能な別の地域へ移動し、移動先の地域で選局を行った場合にも当該移動先の地域を現在地域として正確に特定できる。
また、上記状況において、地域F内でユーザがチャンネルCH10を選局した場合、同様に選局動作における地域特定処理が行われるが、地域FにはチャンネルCH10が放送されていない。この場合、デジタル放送受信装置1aは、地域Fを現在地域として特定してチャンネル設定情報304の更新を行うが、選択チャンネルCH10が更新されたチャンネル設定情報304にない(ステップS6でNo)ため、チャンネル設定情報304に記述されたチャンネルのいずれかが選局される(ステップS12)。
次に、受信感度不良時(ステップS9)における地域特定処理について述べる。この動作が行われる具体的な状況には、デジタル放送受信装置1aが他の地域へ移動して視聴中のチャンネルに対する受信感度が不良となる場合や、同一地域内の地下やトンネル内などに移動して一時的にデジタル放送の受信が困難となった場合が考えられる。例えば、図2に示されるような地域において、デジタル放送受信装置1aが最初に地域AでチャンネルCH2を受信し、チャンネルCH2を視聴しながら地域A〜地域C〜地域Bへと移動する。そして、地域BにおいてチャンネルCH2に対する受信感度が不良になったとする。
地域AでチャンネルCH2を受信した場合、地域Aで初期動作における地域特定処理が行われ、その際、現在地域情報305に地域Aが記憶される。
ここで、図2に示すように、デジタル放送受信装置1aがチャンネルCH2を視聴しながら地域Aから地域Cへと移動しても、双方の地域でチャンネルCH2が放送されているため、受信感度判定部13が常にチャンネルCH2の受信感度が良好であると判断する。したがって、初期動作や受信感度不良時の地域特定処理が行われない。つまり、デジタル放送受信装置1aが地域AおよびCに配置されても、現在地域情報305には地域Aが記述されている。
その後、デジタル放送受信装置1aが地域Bに配置されると、地域BではチャンネルCH2が放送されていないため、チャンネルCH2に対する受信感度が不良となる(ステップS8でNo)。これによって、デジタル放送受信装置1aの選局制御部14は、受信感度不良時(ステップS9)における地域特定処理を開始する。
受信感度不良時における地域特定処理の上記ステップS51において、地域候補設定部15は、現在地域情報305に記憶されている地域Aおよび視聴チャンネルとして選局されているチャンネルCH2に基づいて、隣接地域に関する地域候補リスト302を作成する。具体的には、地域候補設定部15は、地域チャンネルデータベース301を参照して、地域AからチャンネルCH2の視聴を継続したまま移動可能な地域を抽出し、当該地域に隣接するチャンネルCH2が放送されていない地域を地域候補リスト302に記述する。例えば、図2の一例では、地域Aと、当該地域Aと隣接しチャンネルCH2が設定されている地域Cと、当該地域Cと隣接しチャンネルCH2が設定されている地域Fとが抽出される。そして、地域A、地域C、および地域Fが隣接するチャンネルCH2が放送されていない地域B、地域D、地域E、および地域Gが地域候補リスト302に記述される。
そして、上記ステップS52〜S58を繰り返すことによって、1つの地域を特定してチャンネル設定が行われる。ここで、地域候補リスト302に地域Bが記述されているため、やがて現在地域特定部10が地域Bを現在地域として特定してチャンネル設定を行うことができる。
次に、デジタル放送受信装置1aが地域A内でチャンネルCH2を視聴中に地下やトンネル内などに移動して一時的にデジタル放送の受信が困難となった場合について説明する。なお、地域AでチャンネルCH2を選局し、初期動作における地域特定処理が行われるため、現在地域情報305に地域Aが記憶されているとする。
デジタル放送受信装置1aが一時的にデジタル放送の受信が困難となった場合、チャンネルCH2に対する受信感度が不良となる(ステップS8でNo)。これによって、デジタル放送受信装置1aの選局制御部14は、受信感度不良時(ステップS9)における地域特定処理を開始する。
受信感度不良時における地域特定処理の上記ステップS51において、地域候補設定部15は、上述と同様に現在地域情報305に記憶されている地域Aおよび視聴チャンネルとして選局されているチャンネルCH2に基づいて、チャンネルCH2が放送されていない隣接地域に関する地域候補リスト302を作成する。つまり、図2の一例では、チャンネルCH2が放送されている地域A、地域C、および地域Fが抽出され、それらに隣接する地域B、地域D、地域E、および地域Gが地域候補リスト302に記述される。
そして、上記ステップS52〜S58が繰り返される。しかしながら、デジタル放送受信装置1aが一時的にデジタル放送の受信が困難となっており、いずれのチャンネルも受信できないため、地域候補リスト302に記述された地域数が0となる(ステップS53でYes)。これによって、デジタル放送受信装置1aは、地域を移動することによってチャンネルCH2の視聴が不可能になったのではなく、一時的に受信ができない状態になったと判断できる。
一時的に受信ができない状態と判明した後のステップS51では、地域候補設定部15は、現在地域情報305に記憶されている地域Aおよび選局されているチャンネルCH2に基づいて、地域候補リスト302を作成する。つまり、図2の一例では、地域候補設定部15は、チャンネルCH2が放送されている地域A、地域C、および地域Fを地域候補リスト302に記述する。そして、上記ステップS52〜S58を繰り返す。やがて、デジタル放送受信装置1aが一時的にデジタル放送の受信が困難な状況が解消されると、現在地域特定部10が地域Aを現在地域として特定し、チャンネル設定情報304が更新される。
なお、地域特定処理を実行中においては、「地域を特定しています」などの現在地域を特定していることをユーザに伝える情報や、「チャンネル設定情報を更新しています」などのチャンネル設定情報を更新していることをユーザに伝える情報を、掲示部4が掲示してもかまわない。また、ステップS53において地域候補リスト302の個数が0であった場合、「現在、受信できません」などの一時的に受信不可能な場所にいることをユーザに伝える情報を掲示部4が掲示してもかまわない。
また、初期動作における地域特定処理では、ステップS51において地域チャンネルデータベース301に記述されている全ての地域を地域候補リスト302に記述したが、この場合、視聴開始までに時間がかかることが考えられる。このような視聴開始までの時間を短縮するために、前回の視聴終了時の現在地域情報305を記憶しておき、初期動作における地域特定処理のステップS51において、当該現在地域情報305に記憶されている現在地域のみを地域候補リスト302に記述してもかまわない。この場合、チャンネルリスト303に記載されているすべてのチャンネルの受信感度が良好であるときに、現在地域が特定できる。なお、デジタル放送受信装置1aが配置されている地域と現在地域情報305に記憶されている現在地域とが異なり、特定できなかった場合、地域チャンネルデータベース301に記述されている全ての地域を地域候補リスト302に記述する。また、選局動作および受信感度不良時の動作における地域特定処理のステップS51においても、地域候補設定部15が作成する地域候補リスト302に、地域チャンネルデータベース301に記述されている全ての地域を記述してもかまわない。
また、ある地域(例えば、図2に示す地域A)においてデジタル放送を受信している場合、他の地域で固有のローカルチャンネル(例えば、地域CにおけるチャンネルCH20)が受信できる可能性がある。この場合、デジタル放送受信装置1aは、現在地域が地域Cと誤認してしまうことがある。このような誤認を防ぐために、以下の手順で現在地域を特定してもかまわない。
例えば、図6に示すステップS58における地域候補リスト302から地域の削除を行わず、ステップS56における地域候補リスト302から地域の削除のみを行う。この場合、チャンネルCH10の受信状況によって現在地域が地域Aに特定されることもあるが、チャンネルCH10およびCH20双方に対して受信感度良好であれば、地域AおよびCが地域候補リスト302に残る。このとき、チャンネルCH10およびCH20のように、それぞれの地域で固有のローカルチャンネルの受信感度を測定し、良いほうを現在地域と特定すれば、どちらか一方(この場合、地域A)が特定される。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置について説明する。第2の実施形態は、視聴しながら地域を移動することにより視聴チャンネルの受信感度が不良になった場合、自動的にチャンネル設定情報304を移動先の地域のものに変更するとともに、視聴していたチャンネルと同じ放送系列の放送が移動先地域にて行われていた場合に同系列の放送を自動的に選局する。図7は、当該デジタル放送受信装置1bの構成を示すブロック図である。
図7において、デジタル放送受信装置1bは、第1の実施形態で説明したデジタル放送受信装置1aの構成に放送系列抽出部20を加えて、記憶部30bの構成を変更している。そして、記憶部30bは、第1の実施形態で説明したデジタル放送受信装置1aの記憶部30aに対して、放送系列識別データベース306および放送系列識別情報307が加えられている。なお、他の構成要素は、第1の実施形態と同様であるため、同一要素には同一の参照符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第1の実施形態と同様に現在地域特定部10が選局制御部14を含んでいる構成を示しているが、同系列のチャンネルを選局するための選局制御部を現在地域特定部10内とは別に構成してもかまわない。
受信感度判定部13は、選局部12で復調した信号の受信感度を判定し、その受信結果が良好である場合は、放送系列抽出部20を介して復調された信号を放送情報抽出部2へ送る。そして、放送系列抽出部20は、受信感度判定部13から送られてきた情報から、放送系列識別を抽出し記憶部30bに送る。
放送系列識別データベース306は、各地域で放送されるチャンネルと放送識別の対応関係を示すデータベースである。以下、図8を参照して放送系列識別データベース306について説明する。なお、図8は、放送系列識別データベース306の一例を説明するための図である。
図8において、放送系列識別データベース306は、各地域でそれぞれ放送されているチャンネル情報を放送系列識別で分類したデータベースであり、デジタル放送受信装置1bが受信する可能性のある地域が全て記述されている。例えば、図8のおいては地域A〜Gでそれぞれ放送されているチャンネル情報が示されており、それぞれのチャンネル情報が放送系列識別a〜dで分類されている。例えば、地域Aで放送されるチャンネルCH2、CH5、およびCH10のうち、チャンネルCH2が放送系列識別aに分類され、チャンネルCH5が放送系列識別bに分類され、チャンネルCH10が放送系列識別cに分類される。そして、放送系列識別dにあたるチャンネル情報は存在しないことを示している。
次に、第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置1bの動作について説明する。第1の実施形態で図5および図6を用いて説明した動作に対して、デジタル放送受信装置1bの動作は、図5のステップS3およびS13の動作が異なる。具体的には、デジタル放送受信装置1bは、受信感度不良時の動作において、地域特定処理を行った後に視聴していたチャンネルと同じ放送系列の放送が移動先地域にて放送されていた場合、そのチャンネルを自動的に視聴するという動作を加えたものである。以下、図2に示した地域において、デジタル放送受信装置1bがチャンネルCH2を視聴しながら地域Aから地域Cへ移動し、その後、地域Bへ移動してチャンネルCH2の受信感度が不良となった一例で動作を説明する。
図5において、デジタル放送受信装置1bは、地域Aおよび地域CにおいてチャンネルCH2を視聴(ステップS3)しているとき、受信感度判定部13から送られてきた情報から放送系列抽出部20がチャンネルCH2の放送系列識別を抽出し、記憶部30bの放送系列識別情報307に記憶する。そして、ユーザが視聴チャンネルの変更を行わずに地域Aおよび地域Cでデジタル放送受信装置1bがチャンネルCH2を受信していれば、ステップS3の動作が繰り返される。
次に、デジタル放送受信装置1bがチャンネルCH2を受信しながら地域Cから地域Bへ移動したとき、地域BではチャンネルCH2が放送されていないため、やがて受信感度判定部13がチャンネルCH2の受信感度が不良であると判断する(ステップS8でNo)。この場合、デジタル放送受信装置1bで現在地域が地域Bであると特定され、チャンネル設定情報設定部19が、記憶部30bのチャンネル設定情報304を地域Bのものに更新する(ステップS9)。
次に、選局制御部14は、放送系列識別データベース306を参照して、現在地域情報305に格納された情報(つまり、地域B)および放送系列識別情報307に格納された情報(つまり、放送系列識別a)に相当するチャンネル情報を抽出する。これによって、選局制御部14は、放送系列識別情報307と同じ放送系列識別を持つ放送が現在地域で行われているかどうかを判断できる。そして、同じ放送系列識別を持つ放送が行われている場合、選局制御部14は、そのチャンネルを選局する(ステップS13)。ここでは、地域Bに放送系列識別aに相当するチャンネル情報であるCH8が設定されているので、選局制御部14は、チャンネルCH8を選局する。なお、同じ放送系列識別を持つ放送が行われていない場合、デジタル放送受信装置1bは、掲示部4に同一の放送系列局が地域Bに存在しないという旨の表示を行う、あるいは選局制御部14がチャンネル設定情報304から任意のチャンネルを選局する。
このように、第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置1bでは、移動先の地域にて、移動前の視聴チャンネルと同じ放送系列の放送が行われていた場合には、自動的にそのチャンネルを視聴することができる。
なお、選局制御部14が移動先の地域にて放送系列識別情報307と同じ放送系列識別を持つ放送が行われていると判断した場合には、掲示部4に「同一放送系列局が存在します。視聴しますか?」など、ユーザにそのチャンネルを視聴するか否かを選択させる旨のメッセージを表示して、ユーザに選択を促してもかまわない。また、選局制御部14が移動先の地域にて放送系列識別情報307と同じ放送系列識別を持つ放送が行われていないと判断した場合には、掲示部4にユーザが視聴可能なチャンネルの一覧を表示して、ユーザに選択を促してもかまわない。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送受信装置について説明する。第3の実施形態は、アンテナ11を介して受信する放送情報を用いて、地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306を直接的に更新することによって、デジタル放送局の増加、チャンネルの変更、および放送系列の変更などに対応する。図9は、当該デジタル放送受信装置1cの構成を示すブロック図である。
図9において、デジタル放送受信装置1cは、第2の実施形態で説明したデジタル放送受信装置1bの構成にデータベース更新部21および入力部22を加えた構成に変更している。なお、他の構成要素は、第2の実施形態と同様であるため、同一要素には同一の参照符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第1および第2の実施形態と同様に現在地域特定部10が選局制御部14を含んでいる構成を示しているが、データベース更新のために選局する選局制御部を現在地域特定部10内とは別に構成してもかまわない。
入力部22は、ユーザの入力操作に応じて、地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306の内容を更新したい旨の要望や現在デジタル放送受信装置1cが位置している地域をユーザがデジタル放送受信装置1cへ入力する。例えば、入力部22は、リモコンのキーなどで構成される。
データベース更新部21は、地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306を更新したいという情報およびデジタル放送受信装置1cが位置している地域(現在地域)の情報を入力部22から受け取ると、選局制御部14に、全チャンネルを選局することを促す。また、受信感度判定部13から受け取るチャンネルの受信感度情報および放送系列抽出部20から受け取る放送系列識別に基づいて、地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306を更新する。
次に、図10を参照して、第3の実施形態に係るデジタル放送受信装置1cの動作について説明する。なお、図10は、デジタル放送受信装置1cが地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306を更新する動作を示すフローチャートである。
図10において、ユーザが入力部22を操作して、地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306の内容を更新したい旨の要望およびデジタル放送受信装置1cが位置している現在地域の情報をデジタル放送受信装置1cへ入力する(ステップS70)。
次に、データベース更新部21は、地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306に対して、上記ステップS70で入力されたデジタル放送受信装置1cが位置している現在地域に関する情報を消去する(ステップS71)。
次に、選局制御部14は、当該フローチャートに基づく動作において、未だ選局していないチャンネル情報を選局部12へ出力する(ステップS72)。そして、選局部12は、そのチャンネル情報が示すチャンネルを選局して、信号を受信感度判定部13および放送系列抽出部20に出力する。
次に、受信感度判定部13は、選局部12が選局したチャンネルの受信感度を判定する(ステップS73)。そして、受信感度が良好である場合に処理を次のステップS74に進め、受信感度が不良である場合に処理を次のステップS76に進める。
ステップS74において、データベース更新部21は、ステップS71で選局したチャンネルを上記現在地域で放送されているチャンネル情報として地域チャンネルデータベース301に記述する。次に、データベース更新部21は、放送系列抽出部20から、ステップS71で選局したチャンネルの放送系列識別に基づいて、上記現在地域で放送されているチャンネル情報の放送系列識別として放送系列識別データベース306に記述し(ステップS75)、処理を次のステップS76に進める。
ステップS76において、選局制御部14は、当該フローチャートに基づく動作において、全てのチャンネルを選局したか否かを判定する。そして、デジタル放送受信装置1cは、選局していないチャンネルがある場合、上記ステップS72に戻って処理を繰り返す。一方、デジタル放送受信装置1cは、全てのチャンネルに対する処理が終了した場合、当該フローチャートによる処理を終了する。
このように、第3の実施形態に係るデジタル放送受信装置1cによれば、デジタル放送局の増加、チャンネルの変更、および放送系列の変更などに対応して、アンテナ11を介して受信する放送情報を用いて直接的に地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306をユーザの指示に応じて更新することができる。つまり、デジタル放送受信装置1cで用いるデータベースを、最新の情報に更新することができる。
なお、第3の実施形態では、第2の実施形態のデジタル放送受信装置1bにデータベース更新部21および入力部22を加える構成で説明したが、第1の実施形態のデジタル放送受信装置1aにこれらを加えた構成でもかまわない。この場合、地域チャンネルデータベース301のみを現在地域で放送されているチャンネル情報で更新することが可能となり、ステップS75では何も行わない。
また、上述した第1〜第3の実施形態に係るデジタル放送受信装置では、選局部12および選局制御部14の組を1組搭載したが、複数組を搭載してもかまわない。この場合、デジタル放送受信装置が地域特定処理などを行っている際にも、他の選局部12および選局制御部14の組で視聴を継続することができるため、ユーザの視聴を妨げずに地域特定処理などの動作を行うことができる。この場合、上述したトリガーとは別に定期的に地域特定処理を行うことが可能となるため、常に現在地域を正確に把握して適切なチャンネル一覧を設定することができる。
本発明に係るデジタル放送受信装置は、現在地域の情報および当該現在地域で放送されているチャンネルを自動的に変更することができ、移動を前提にした携帯電話など携帯型端末や移動体に搭載される端末などでデジタル放送を受信する場合に有用である。
本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置1aの構成を示すブロック図 図1の地域チャンネルデータベース301の一例を説明するための図 図1の地域候補リスト302の一例を説明するための図 図1のチャンネルリスト303の一例を説明するための図 図1のデジタル放送受信装置1aのおける視聴開始から視聴終了までの動作を示すフローチャート 図5のステップS1、S5、およびS9の地域特定処理の詳細な手順を示すサブルーチン 本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置1bの構成を示すブロック図 図7の放送系列識別データベース306の一例を説明するための図 本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送受信装置1cの構成を示すブロック図 図9のデジタル放送受信装置1cが地域チャンネルデータベース301および放送系列識別データベース306を更新する動作を示すフローチャート 関東地域における地域識別および隣接地域の一例
符号の説明
1…デジタル放送受信装置
10…現在地域特定部
11…アンテナ
12…選局部
13…受信感度判定部
14…選局制御部
15…地域候補設定部
16…チャンネルリスト作成部
17…地域数計測部
18…地域情報格納部
19…チャンネル設定情報設定部
20…放送系列抽出部
21…データベース更新部
22…入力部
2…放送情報抽出部
3…デコーダ
4…掲示部
30…記憶部
301…地域チャンネルデータベース
302…地域候補リスト
303…チャンネルリスト
304…チャンネル設定情報
305…現在地域情報
306…放送系列識別データベース
307…放送系列識別情報

Claims (16)

  1. デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、
    デジタル放送のチャンネルを選局する選局部と、
    前記選局部によって選局されたチャンネルの受信感度を判定する受信感度判定部と、
    前記デジタル放送受信装置が位置する現在地域の候補である地域候補を設定する地域候補設定部と、
    地域それぞれに放送されているデジタル放送のチャンネル情報および各地域間の隣接関係を示す情報を格納する地域チャンネルデータベースと、
    前記受信感度判定部が判定する受信感度に基づいて、前記地域候補設定部が設定した地域候補から前記現在地域を特定する現在地域特定部とを備え、
    前記地域候補設定部は、前記地域チャンネルデータベースに基づいて、現在設定されている現在地域を基準に前記選局部が選局しているチャンネルを連続的に受信可能な地域および当該受信可能な地域と隣接関係にあって当該チャンネルが放送されていない地域の少なくとも一方を含む地域を前記デジタル放送受信装置の状態に応じて前記地域候補に設定することを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  2. 前記デジタル放送受信装置は、前記地域候補それぞれに放送されているデジタル放送のチャンネル情報を記述したチャンネルリストを作成するチャンネルリスト作成部を、さらに備え、
    前記現在地域特定部は、
    前記チャンネルリストに記述されたチャンネル情報に相当するチャンネルを前記選局部が順次選局するように制御し、
    前記受信感度判定部が前記選局部で順次選局したチャンネルの受信感度が不良であると判断したとき、前記地域候補から当該チャンネルが放送されている地域を削除し、
    前記受信感度判定部が前記選局部で順次選局したチャンネルの受信感度が良好であると判断したとき、前記地域候補から当該チャンネルが放送されていない地域を削除することを繰り返すことによって、
    前記地域候補の地域数が1となったときの当該地域候補を前記現在地域に特定することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記デジタル放送受信装置は、前記現在地域特定部が特定した現在地域で放送されているチャンネル情報の一覧であるチャンネル設定情報を、前記地域チャンネルデータベースに基づいて設定するチャンネル設定情報設定部を、さらに備える、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記現在地域特定部は、デジタル放送を視聴開始したとき、ユーザの指示に応じて前記選局部が選局する視聴チャンネルを変更したとき、および前記選局部が選局する視聴チャンネルに対して前記受信感度判定部が受信感度不良と判定したときのいずれかの状態に応じて、前記地域候補設定部に前記地域候補の設定を開始させ、当該地域候補から前記現在地域を特定する処理を行うことを特徴とする、請求項1のデジタル放送受信装置。
  5. 前記地域候補設定部は、デジタル放送を視聴開始したとき、前記地域チャンネルデータベースに記述された全ての地域を前記地域候補に設定することを特徴とする、請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記地域候補設定部は、前記視聴チャンネルを変更したとき、現在設定されている現在地域を基準に前記選局部が選局している視聴チャンネルを連続的に受信可能な地域を前記地域候補に設定することを特徴とする、請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  7. 前記地域候補設定部は、前記視聴チャンネルに対して前記受信感度判定部が受信感度不良と判定したとき、現在設定されている現在地域を基準に前記視聴チャンネルを連続的に受信可能な地域に対して隣接関係にあり、当該視聴チャンネルが放送されていない地域を前記地域候補に設定することを特徴とする、請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記現在地域特定部は、前記地域候補がなくなったとき、前記地域候補設定部に地域候補を再設定させることを特徴とする、請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  9. 前記地域候補設定部は、前記再設定の際、当該再設定前の現在地域を基準にユーザの指示に応じて前記選局部が選局する視聴チャンネルを連続的に受信可能な地域を前記地域候補に設定することを特徴とする、請求項8に記載のデジタル放送受信装置。
  10. 前記現在地域特定部は、前記チャンネルリストに記述されたチャンネル情報のうち、放送されている地域候補の地域数が少ないチャンネルから順次前記選局部に選局するように制御することを特徴とする、請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  11. 前記デジタル放送受信装置は、
    前記選局部が選局する視聴チャンネルにおけるデジタル放送の放送系列識別を抽出する放送系列抽出部と、
    前記チャンネル情報とその放送系列識別との対応関係を前記地域毎に示す情報を格納する放送系列識別情報データベースと、
    前記チャンネル設定情報からチャンネル情報を選択し、当該チャンネル情報に相当するチャンネルを前記選局部に選択させる選局制御部とを、さらに備え、
    前記選局制御部は、前記現在地域特定部が現在地域を特定したとき、前記放送系列識別情報データベースを参照し、当該現在地域において当該特定前の視聴チャンネルの放送系列識別に対応しているチャンネル情報を抽出し、当該チャンネル情報に相当するチャンネルを前記選局部に選択させることを特徴とする、請求項3に記載のデジタル放送受信装置。
  12. 前記デジタル放送受信装置は、その掲示面に情報を表示する掲示部を、さらに備え、
    前記選局制御部は、前記特定前の視聴チャンネルの放送系列識別に対応しているチャンネル情報に相当するチャンネルを前記選局部に選択させる際、ユーザに当該チャンネルに対する視聴の確認を促す情報を前記掲示部に表示することを特徴とする、請求項11に記載のデジタル放送受信装置。
  13. 前記デジタル放送受信装置は、その掲示面に情報を表示する掲示部を、さらに備え、
    前記選局制御部は、前記特定前の視聴チャンネルの放送系列識別に対応しているチャンネル情報が前記現在地域にないとき、ユーザに同一の放送系列識別に対応するチャンネルがないことを示す情報を前記掲示部に表示することを特徴とする、請求項11に記載のデジタル放送受信装置。
  14. 前記デジタル放送受信装置は、前記地域チャンネルデータベースを更新するデータベース更新部と、
    ユーザの操作に応じて、操作内容を入力する入力部とを、さらに備え、
    前記データベース更新部は、全てのチャンネルを前記選局部が順次選局するように制御して前記受信感度判定部が当該選局部で選局したチャンネルの受信感度が良好であると判断したとき、当該チャンネルをユーザが前記入力部を介して入力した現在地域に対応したチャンネル情報として前記地域チャンネルデータベースを更新することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  15. 前記デジタル放送受信装置は、
    前記選局部が選局する視聴チャンネルにおけるデジタル放送の放送系列識別を抽出する放送系列抽出部と、
    前記チャンネル情報とその放送系列識別との対応関係を前記地域毎に示す情報を格納する放送系列識別情報データベースと、
    前記チャンネル設定情報からチャンネル情報を選択し、当該チャンネル情報に相当するチャンネルを前記選局部に選択させる選局制御部とを、さらに備え、
    前記データベース更新部は、前記地域チャンネルデータベースの更新の際、前記放送系列抽出部が抽出したチャンネルの放送系列識別を、ユーザが前記入力部を介して入力した現在地域におけるチャンネル情報に対応する放送系列識別として前記放送系列識別情報データベースを更新することを特徴とする、請求項14に記載のデジタル放送受信装置。
  16. 前記デジタル放送受信装置は、その掲示面に情報を表示する掲示部を、さらに備え、
    前記現在地域特定部は、前記現在地域の特定を行っているとき、前記掲示部に当該現在地域特定部が動作中であることを示す情報を表示することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008187378A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Sanyo Electric Co Ltd デジタル放送受信装置
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JP2011259074A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 地上デジタルテレビ受信機
JP2012120065A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Mitsubishi Electric Corp デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法
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