JP2006092772A - 漏電遮断器の電磁引外し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁引外し装置の取り付け位置が少しずれた場合でも確実に開閉機構部のリセットができる漏電遮断器の電磁引外し装置を提供する。
【解決手段】電磁引外し装置1は、プランジャ7の先端を細径に形成し、細径部7aにコイルバネ10を介在させて引外し板12を摺動可能に取り付ける。操作ハンドルをリセット操作し引外し板12を固定鉄心6方向に移動させて電磁引外し装置1をリセットする場合に、操作ハンドルがオフ位置になる前にプランジャ7が固定鉄心6に当接しても操作ハンドルを更に押すとコイルバネ10が圧縮されて引外し板12が細径部7aを固定鉄心6方向に移動させることができ、操作ハンドルのリセット操作を完了させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】電磁引外し装置1は、プランジャ7の先端を細径に形成し、細径部7aにコイルバネ10を介在させて引外し板12を摺動可能に取り付ける。操作ハンドルをリセット操作し引外し板12を固定鉄心6方向に移動させて電磁引外し装置1をリセットする場合に、操作ハンドルがオフ位置になる前にプランジャ7が固定鉄心6に当接しても操作ハンドルを更に押すとコイルバネ10が圧縮されて引外し板12が細径部7aを固定鉄心6方向に移動させることができ、操作ハンドルのリセット操作を完了させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、漏電遮断器の電磁引外し装置に関する。
従来、漏電遮断器に内蔵されて漏電発生時に開閉機構部を作動させて電路を遮断するための電磁引外し装置のリセットは、例えば特許文献1に示されるように、遮断動作後にオン位置とオフ位置の中間位置にある操作ハンドル(8)をオフ位置に回動させるリセット操作に引外し板(10)のリセット部(10d)を連動させることにより、引外し板(10)を圧縮バネ(47)の力に抗して固定鉄心(44)に近づけ、プランジャ(5)と固定鉄心(44)とを永久磁石(45)の力で吸着させて行っている。
しかしながら、電磁引外し装置の取り付け位置がずれていると、電磁引外し装置のリセット時に操作ハンドルのリセット操作が完了しないうちに固定鉄心にプランジャが当接してしまうことがあり、引外し板はプランジャに固定されているため操作ハンドルがオフ位置まで操作できず、開閉機構部のリセットができないという欠点があった。
本発明は、電磁コイルが巻装されたボビンと、ボビンの中心孔に設けられた固定鉄心と、ボビンの中心孔に案内されて摺動可能に設けられたプランジャと、プランジャの先端に設けられて開閉機構部を遮断動作させる引外し板と、引外し板を固定鉄心から遠ざける方向に付勢する圧縮バネと、プランジャを圧縮バネの力に抗して固定鉄心に吸着させる永久磁石と、ボビン及び永久磁石に外装するヨークとを備え、漏電発生時に電磁コイルが励磁して永久磁石の磁力を打ち消すことでプランジャを圧縮バネの力でボビンから突出させて引外し板により開閉機構部を遮断動作し、開閉機構部の開閉操作を外部から行う操作ハンドルのリセット操作に引外し板のリセット部を連動させて引外し板を固定鉄心に近づける方向に移動させることによりリセットを行う漏電遮断器の電磁引外し装置において、プランジャと固定鉄心の吸着位置において引外し板が通常位置から更に固定鉄心に近づく方向へ移動可能に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、電磁引外し装置の取り付け位置が少しずれた場合でも確実に開閉機構部のリセットができるという効果がある。
電磁引外し装置は、プランジャの先端を細径に形成し、細径部にコイルバネを介在させて引外し板を摺動可能に取り付ける。操作ハンドルをリセット操作し引外し板をを固定鉄心方向に移動させて電磁引外し装置をリセットする場合に、操作ハンドルがオフ位置になる前にプランジャが固定鉄心に当接しても操作ハンドルを更に押すとコイルバネが圧縮されて引外し板が細径部を固定鉄心方向に移動させることができ、操作ハンドルのリセット操作を完了させることができる。
本発明に係る漏電遮断器の電磁引外し装置の実施例1を図1〜図3の添付図面に基づいて説明する。
電磁引外し装置1は、ボビン2に電磁コイル3が巻装され、ボビン2に隣接して永久磁石4が設けられ、ボビン2と永久磁石4をヨーク5で外装している。ボビン2の中心孔には固定鉄心6が設けられ、また、プランジャ7が摺動自在に設けられている。永久磁石4は固定鉄心6にプランジャ7を吸着させる磁束Φ1を発生させており、電磁コイル3は通電されて励磁した際に永久磁石4と逆磁束Φ2を発生させて永久磁石4の磁束Φ1を打ち消すようになっている。尚、8は複数の磁性板、9は非磁性体から成るヨーク5の開口を塞ぐカバーである。
プランジャ7は先端側がヨーク5から突出して設けられ、このプランジャ7の先端は細径に形成され、細径部7aの外周にはコイルバネ10が設けられている。また、プランジャ7の太径部7bの外周には圧縮バネ11が設けられ、細径部7aの先端に引外し板12が摺動可能に設けられ、引外し板12は細径部7aの先端に形成された抜け止め部7cによって抜け止めされている。こうしてコイルバネ10はプランジャ7の太径部7bの端面と引外し板12との間に保持されて引外し板12をプランジャ7の細径部7aの先端に保持するように付勢し、圧縮バネ11はヨーク5と引外し板12との間に保持されて引外し板12を固定鉄心6から遠ざける方向に付勢する。
次に、電磁引外し装置1の動作について説明する。正常時、電磁引外し装置1は図1に示すようにプランジャ7が圧縮バネ11の力に抗して永久磁石4の磁束Φ1によって固定鉄心6に吸着保持されている。そして、漏電が発生すると電磁コイル3が励磁して磁束Φ2を発生させ、磁束Φ2が永久磁石4の磁束Φ1を打ち消すことにより、図2に示すようにプランジャ7が圧縮バネ11の力によってボビン2から突出し、引外し板12が開閉機構部(図示せず)の掛合を引き外して電路を遮断する。
遮断後、漏電遮断器の外部から開閉機構部を開閉操作するための操作ハンドル(図示せず)はオン位置とオフ位置の中間位置になっている。そして、電磁引外し装置1をリセットするには、漏電がなくなり、電磁コイル3が励磁されていない状態で中間位置にある操作ハンドルをオフ位置にリセット操作する。すると、引外し板12のリセット部12aに操作ハンドルが係止して引外し板12を固定鉄心6に近づける方向に移動させる。そして、プランジャ7が固定鉄心6に当接するとプランジャ7は永久磁石4の磁力によって固定鉄心6に吸着保持されて電磁引外し装置1はリセットされる。
このとき、プランジャ7が固定鉄心6に吸着した位置で操作ハンドルのリセット操作が完了していない場合は、操作ハンドルを更にオフ方向に押すことにより図3に示すようにコイルバネ10が圧縮されて引外し板12がプランジャ7の細径部7aを通常位置から固定鉄心6に近づく方向に移動するので操作ハンドルのリセット操作を完了させることができ、開閉機構部をリセットすることができる。
1 電磁引外し装置
3 電磁コイル
4 永久磁石
6 固定鉄心
7 プランジャ
7a 細径部
7b 太径部
7c 抜け止め部
10 コイルバネ
11 圧縮バネ
12 引外し板
12a リセット部
3 電磁コイル
4 永久磁石
6 固定鉄心
7 プランジャ
7a 細径部
7b 太径部
7c 抜け止め部
10 コイルバネ
11 圧縮バネ
12 引外し板
12a リセット部
Claims (1)
- 電磁コイルが巻装されたボビンと、該ボビンの中心孔に設けられた固定鉄心と、前記ボビンの中心孔に案内されて摺動可能に設けられたプランジャと、該プランジャの先端に設けられて開閉機構部を遮断動作させる引外し板と、該引外し板を前記固定鉄心から遠ざける方向に付勢する圧縮バネと、前記プランジャを前記圧縮バネの力に抗して前記固定鉄心に吸着させる永久磁石と、前記ボビン及び前記永久磁石に外装するヨークとを備え、漏電発生時に前記電磁コイルが励磁して前記永久磁石の磁力を打ち消すことで前記プランジャを前記圧縮バネの力で前記ボビンから突出させて前記引外し板により前記開閉機構部を遮断動作し、前記開閉機構部の開閉操作を外部から行う操作ハンドルのリセット操作に前記引外し板のリセット部を連動させて前記引外し板を前記固定鉄心に近づける方向に移動させることによりリセットを行う漏電遮断器の電磁引外し装置において、前記プランジャと前記固定鉄心の吸着位置において前記引外し板が通常位置から更に前記固定鉄心に近づく方向へ移動可能に設けたことを特徴とする漏電遮断器の電磁引外し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004273093A JP2006092772A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 漏電遮断器の電磁引外し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004273093A JP2006092772A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 漏電遮断器の電磁引外し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006092772A true JP2006092772A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36233578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004273093A Pending JP2006092772A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 漏電遮断器の電磁引外し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006092772A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2439359A (en) * | 2006-06-20 | 2007-12-27 | Chint Group Corp | A dual-magnetic control type high-sensitive leakage protector |
CN102629534A (zh) * | 2012-04-18 | 2012-08-08 | 浙江天正电气股份有限公司 | 控制及保护开关 |
CN103903922A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-07-02 | 云南追梦科技有限公司 | 一种断路器的分励脱扣机构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06168658A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Toshiba Corp | 遮断器の引外し装置 |
-
2004
- 2004-09-21 JP JP2004273093A patent/JP2006092772A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPH06168658A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Toshiba Corp | 遮断器の引外し装置 |
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