JP2006085620A - 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006085620A
JP2006085620A JP2004272185A JP2004272185A JP2006085620A JP 2006085620 A JP2006085620 A JP 2006085620A JP 2004272185 A JP2004272185 A JP 2004272185A JP 2004272185 A JP2004272185 A JP 2004272185A JP 2006085620 A JP2006085620 A JP 2006085620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
external device
electronic device
external
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004272185A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Baba
洋 馬場
Masahiro Suzuki
正宏 鈴木
Satoru Sugishita
悟 杉下
Yoko Sugiura
陽子 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004272185A priority Critical patent/JP2006085620A/ja
Publication of JP2006085620A publication Critical patent/JP2006085620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】画像形成装置等の電子装置が複数の機能を実現する際の低コスト化とアプリのバージョンアップ作業の軽減化を計る。
【解決手段】MFP10が、外部サーバ20a,20b上のアプリ(外部アプリ)とネットワーク1等の通信回線を介して通信することにより、その外部アプリを利用して動作を実行する。また、外部サーバ20a内のアプリと通信可能でない場合に、利用すべきアプリを他の外部サーバ20b内のアプリに切り替える。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像処理装置(スキャナ装置等の画像読取装置やデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,デジタル複合機等の画像形成装置など)等の電子装置、その電子装置と通信回線を介して接続する外部装置とを備えた電子装置システム、上記電子装置における制御方法、その電子装置のコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
例えば、近年、画像形成部(プロッタ部)と画像読取部(スキャナ部)とファクシミリ(FAX)通信部と画像処理部(コントローラ)などを組み合わせて構成し、コピー機能(複写機能),プリンタ機能,スキャナ機能,ファクシミリ機能等の各機能を自由に選択して使用できるデジタル複合機等の多機能の画像形成装置が、多くのユーザに利用されるようになっている。
従来のこのような多機能の画像形成装置は、一般に複写機ベースで構成されており、その全機能の一部を使用することによりプリンタやスキャナとして動作させたり、FAX通信部を追加することによりファクシミリ装置としても使用できるようにしたりしていた。
ところで、各機能を自由に選択して実行させるために、各機能毎にその機能を実現するためのアプリケーション(以下単に「アプリ」ともいう)を備える必要があるが、従来は、それらのアプリを全て1台の画像形成装置に備えていた(例えば特許文献1参照)。
特開2002−84383号公報
なお、アプリ(アプリケーション)とは、アプリケーション・ソフトウェア又はアプリケーション・プログラムのことを指す。このアプリは、ユーザインタフェースを行う部分で、ユーザに提供する機能を実現するためのものであり、コピー機能を実現するためのアプリ(コピーアプリ)、プリンタ機能を実現するためのアプリ(プリンタアプリ)、スキャナ機能を実現するためのアプリ(スキャナアプリ)、FAX(ファクシミリ)機能を実現するためのアプリ(FAXアプリ)などがある。
しかしながら、上述した多機能の画像形成装置において、利用すべき機能を実現するためのアプリを全て備えることは、コストアップにつながる。また、アプリの数が多いほど、アプリ(機能)をバージョンアップさせるためのサービスマンによる作業の回数が多くなる。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置が複数の機能を実現する際の低コスト化とアプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、電子装置、その電子装置と通信回線を介して接続する外部装置とを備えた電子装置システム、上記電子装置における制御方法、その電子装置のコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
請求項1の発明による電子装置は、アプリケーションを利用して動作(コピー動作,プリント動作,スキャン動作,ファクス動作など)を実行する電子装置であって、アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段とを設け、該制御手段に、上記外部装置と通信可能でない場合に、上記管理情報に基づいて、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーションに切り替えるアプリケーション切替手段を備えたものである。
請求項2の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション切替手段が、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション切替手段は、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項1〜3のいずれかの電子装置において、上記アプリケーション切替手段が、上記外部装置と通信でない場合に、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、他のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項5の発明による電子装置は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置であって、アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段とを設け、該制御手段が、上記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置と通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行うものである。
請求項6の発明による電子装置は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置であって、アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段とを設け、上記アプリケーション管理手段が、上記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置内のアプリケーションの登録を解除する手段を備えたものである。
請求項7の発明による電子装置システムは、請求項1の電子装置と外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記外部装置に、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記電子装置の制御手段が、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項8の発明による電子装置システムは、請求項1の電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、上記アプリケーション搭載用サーバに、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記アプリケーション管理用サーバに、アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、上記電子装置から利用可能なアプリケーションの検索要求を受けた場合に、該検索要求に対する応答を上記アプリケーション管理手段の管理情報に基づいて上記電子装置へ送信するアプリケーション応答手段とを設け、上記電子装置に、利用可能なアプリケーションの検索要求を上記アプリケーション管理用サーバへ送信する利用可能アプリケーション検索要求送信手段と、該手段による送信に対する応答を受信した場合に、その応答の内容を記憶する応答内容記憶手段とを設け、上記電子装置のアプリケーション切替手段を、上記アプリケーション搭載用サーバと通信可能でない場合に、上記応答内容記憶手段内の記憶内容に基づいて、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーションに切り替える手段とし、上記電子装置の制御手段に、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する手段を備えたものである。
請求項9の発明による電子装置システムは、請求項8の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション管理手段を、複数台のアプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションを管理する手段とし、上記電子装置のアプリケーション切替手段が、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項10の発明による電子装置システムは、請求項8の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション管理手段を、上記電子装置内のアプリケーションおよび上記アプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションを管理する手段とし、上記電子装置のアプリケーション切替手段が、利用すべきアプリケーションを上記電子装置内のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項11の発明による電子装置システムは、請求項8〜10のいずれかの電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション切替手段が、上記外部装置と通信可能でない場合に、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、他のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項12の発明による電子装置システムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、上記アプリケーション搭載用サーバに、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記アプリケーション管理用サーバに、アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、上記電子装置から利用可能なアプリケーションの検索要求を受けた場合に、該検索要求に対する応答を上記アプリケーション管理手段の管理情報に基づいて上記電子装置へ送信するアプリケーション応答手段とを設け、上記電子装置に、上記アプリケーション搭載用サーバと通信可能でない場合に、該アプリケーション搭載用サーバと通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行う手段を設け、上記電子装置の制御手段に、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション搭載用サーバへ送信し、該動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する手段を備えたものである。
請求項13の発明による電子装置システムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、上記アプリケーション搭載用サーバに、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記アプリケーション管理用サーバに、アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、上記電子装置から利用可能なアプリケーションの検索要求を受けた場合に、該検索要求に対する応答を上記アプリケーション管理手段の管理情報に基づいて上記電子装置へ送信するアプリケーション応答手段とを設け、上記電子装置のアプリケーション管理手段に、上記アプリケーション搭載用サーバと通信可能でない場合に、該外部装置内のアプリケーションの登録を解除する手段を備え、上記電子装置の制御手段に、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション搭載用サーバへ送信し、該動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する手段を備えたものである。
請求項14の発明による制御方法は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、外部装置と通信可能でない場合には、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替え、そのアプリケーションを利用して動作を実行するものである。
請求項15の発明による制御方法は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、外部装置と通信可能でない場合には、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替え、該他の外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行するものである。
請求項16の発明による制御方法は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、外部装置と通信でない場合には、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替え、そのアプリケーションを利用して動作を実行するものである。
請求項17の発明による制御方法は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、外部装置と通信可能でない場合には、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替え、該他の外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行するものである。
請求項18の発明による制御方法は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、外部装置と通信可能でない場合には、該外部装置と通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行い、外部装置と通信可能になった場合に、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行するものである。
請求項19の発明によるプログラムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、アプリケーションを管理するアプリケーション管理機能と、
該機能の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能とを実現させためのプログラムであり、該制御機能は、上記外部装置と通信可能でない場合に、上記管理情報に基づいて、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーションに切り替えるアプリケーション切替機能を有するものである。
請求項20の発明によるプログラムは、請求項19のプログラムにおいて、上記アプリケーション切替機能が、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項21の発明によるプログラムは、請求項19のプログラムにおいて、上記アプリケーション切替機能が、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項22の発明によるプログラムは、請求項19〜21のいずれかのプログラムにおいて、上記アプリケーション切替機能が、上記外部装置と通信でない場合に、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、他のアプリケーションに切り替えるものである。
請求項23の発明によるプログラムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、アプリケーションを管理するアプリケーション管理機能と、該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能とを実現させためのプログラムであり、該制御機能が、上記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置と通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行うものである。
請求項24の発明によるプログラムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、アプリケーションを管理するアプリケーション管理機能と、該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能とを実現させためのプログラムであり、上記アプリケーション管理機能が、上記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置内のアプリケーションの登録を解除する機能を有するものである。
請求項25の発明による記録媒体は、請求項19〜24のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、複数の電子装置で共通のアプリを使用できるため、その各電子装置は低コストで複数の機能を利用できることになる。また、アプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることもできる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による電子装置システムの第1実施例である画像形成システムについて説明する。
図1は、その画像形成システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この画像形成システムは、通信機能を有する電子装置としてデジタル複合機(以下「MFP」ともいう)10を含む種々の画像処理装置を、外部装置(アプリ搭載用サーバ)として2台の外部サーバ20(20a,20b)をそれぞれ備え、それらをLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク1によって通信可能に接続できるものである。なお、例えば、MFP10と外部サーバ20は、ネットワーク1によって1対多の関係で通信することができるが、MFP10と外部サーバ20とをUSBやIEEE1394等の通信回線によって接続することにより、MFP10と外部サーバ20が1対1の関係で通信することも可能である。また、外部サーバ20は1台であっても、あるいは3台以上あっても構わない。
次に、MFP10のハードウェア構成例について、図2を用いて具体的に説明する。
図2は、MFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としての機能、つまりコピー機能,プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,プリント(画像形成),画像データ送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラ11は、後述する各アプリを利用し(各アプリから動作の要求を受け)、MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、FAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置等の外部装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
エンジン14は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像データあるいは外部装置から受信したデータに基づいて用紙等の記録媒体上に画像形成(プリント)を行うプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで画像形成された用紙に対してソート,穴開け,ステープル処理等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。
コントローラ11は、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびMAC(Media Access Controller)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインターフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、種々(この例では2種類)のアプリを含むプログラムや固定データを記憶している固定メモリである。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)である。このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータ、あるいはNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
操作部107は、エンジン14又は外部サーバ20に対する操作命令(コマンド)等の情報(データ)を入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRTの文字表示器を有する操作手段であり、例えば図3に示すようなものがある。
モデム108は、変復調手段であり、図示しない外部装置へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部装置から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部装置(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、LAN等のネットワーク1を介して外部サーバ20を含む外部装置と通信を行うためのネットワークインタフェースである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
次に、操作部107について、図3を参照して説明する。
図3は、このMFP10の操作部107の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部107は、液晶タッチパネル51,テンキー52,クリア/ストップキー53,スタートキー(プリントキー)54,予熱キー55,リセットキー56,割り込みキー57,初期設定キー58,および機能切替キー59を備えている。
液晶タッチパネル51は、液晶ディスプレイの表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、機械の状態を示すメッセージ等を表示することができる。
テンキー52は、印刷部数(コピー枚数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー53は、置数(印刷部数)をクリアしたり、実行中の動作(読み取り動作又は印刷動作)をストップさせたりするためのキーである。
操作部107を備えたMFP10では、割り込みキー57の押下により割り込みモードに移行する。割り込みモードは、スタートキー54の押下(動作指示)によって開始されたコピー動作(コピージョブ)の実行中あるいは操作中において、一時的に他のコピー動作を割り込んで行うときに使用するモードである。
そのため、割り込みキー57が押下された場合は、その押下前のコピーモード、あるいはコピー動作の途中であればその途中経過情報をNVRAM105又はHDD106に書き込んで記憶した後、割り込みモードに移行し、コピーモードを初期化する。
そして、スタートキー54の押下により割り込みコピー動作を開始し、そのコピー動作が終了した後、割り込みキー57の押下により割り込みモードを解除し、NVRAM105又はHDD106に記憶したコピーモードあるいはコピー途中経過情報を読み出して割り込みモード移行(設定)前の状態に復帰させ、スタートキー54の押下により割り込み前のコピーモードでコピー動作を再開することができる。
初期設定キー58が押下されると、機械の初期状態を任意にカスタマイズすることが可能である。
すなわち、機械に収納されている転写紙(用紙)のサイズを設定したり、予熱キー55を押した時(但しコピーモードをクリアするためのモードクリアキーとして使用された時)に設定される初期状態を任意に設定することが可能である。
また、キー操作が一定時間行われなかった場合に、優先して選択されるアプリ等も選択するとか、国際エネルギースター計画に従った低電力状態への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行時間の設定を行うことが可能である。
予熱キー55が約1秒以上押下されると、機械は待機状態から予熱状態に移行し、図示しない定着ユニット内の定着ローラの表面温度(定着温度)を低下させたり、操作部107の表示を消灯する。
ここで、予熱状態は、国際エネルギースター計画でいう、低電力状態を意味している。
予熱状態やオフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させる場合は、予熱キー55を再度押下する。
機能切替キー59は、コピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能,FAX機能のいずれかの選択に切り替えるためのキーである。
コピー機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをプロッタに送って用紙等の記録媒体上に可視画像として印刷(形成)させるコピー動作を行わせる機能のことである。
プリンタ機能とは、外部装置からの画像データをそのまま又は加工処理してプロッタに送って記録媒体上に可視画像として印刷させるプリンタ動作を行わせる機能のことである。
スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをメモリ(SDRAM103,NVRAM105,又はHDD106)に書き込んで記憶(蓄積)させるスキャナ動作を行わせる機能のことである。
なお、その処理後のスタートキー54の押下により、SDRAM103又はHDD106内の画像データを呼び出し(読み出し)、その画像データに基づいて転写紙上に画像を印刷することができる。
FAX機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをFCU12によって外部装置へ送信させるFAX送信動作と、外部装置からFCU12によって画像データを受け取り、その画像データをプロッタに送って記録媒体上に画像を形成させるFAX受信動作を行わせる機能のことである。
図4および図5は、液晶タッチパネル51に表示される操作画面の異なる例を示す図である。
オペレータ(ユーザ)が、液晶タッチパネル51に表示されている画面中のいずれかの機能キーにタッチすることにより、その機能キーの枠内に表示されている機能(モード)が選択され、その白黒表示が反転する。
また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、その機能キーにタッチすることにより、詳細な機能の設定用操作画面が表示される。
液晶タッチパネル51は、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
図4は、液晶タッチパネル51に表示されるコピー機能設定用の操作画面の一例を示す図である。
このMFP10のコントローラ11は、機能切替キー59によってコピー機能(コピーアプリ)の選択に切り替えられると、コピーモードを設定し、液晶タッチパネル51の表示画面を図6に示すコピー機能設定用の操作画面に切り替える。
このコピー機能設定用の操作画面において、略中央の上部には「コピーできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが設けられている。
そして、そのメッセージエリアの外側に、以下に示す各機能(動作指示)キーがそれぞれ設けられている。
すなわち、メッセージエリアの下側に、転写紙を自動的に選択するための自動用紙選択キー[自動用紙選択]、転写紙を手動で選択するための転写紙選択キー、コピー倍率(原稿の画像に対するプロッタによって最終的に印刷される画像の変倍率であり、最終画像印刷倍率ともいう)を等倍にセットするための等倍キー[等倍]、転写紙サイズに合わせて自動的に拡大/縮小の変倍処理を指示するための用紙指定変倍キー[用紙指定変倍]、表紙/合紙モードの設定を指示するための表紙/合紙キー[表紙/合紙]、ソート処理されたコピー(コピー済み転写紙)を一部ずつとじる際のとじ代等の編集内容を指定するため編集モード,スタンプや日付やページ等の印字の設定を指示するための印字キーの設定を指示するための編集/印字キー[編集/印字]、転写紙の表裏両面に画像を印刷する両面モード,複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に集約して印刷する集約印刷モード,1枚の原稿の画像を複数枚の転写紙に分割して印刷する分割印刷モードの設定をそれぞれ指示するための両面/集約/分割キー[両面/集約/分割]、コピー倍率として拡大/縮小倍率をセットするための変倍キー[変倍]がそれぞれ設けられている。
また、メッセージエリアの左側に、原稿の種類を選択する原稿種類キー、画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー[自動濃度]等が設けられている。
さらに、メッセージエリアの右側に、原稿枚数を表示する原稿枚数表示部、セットされた枚数(印刷部数)を表示するセット枚数表示部、コピーした枚数を表示するコピー枚数表示部が設けられており、その下側に、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定(指示)するためのソートキー[ソート]、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するためのスタックキー[スタック]、ソート処理されたコピーを一部ずつ綴じる処理を指定するためのステープルキー[ステープル]等がそれぞれ設けられている。
図5は、液晶タッチパネル51に表示されるスキャナ機能用の操作画面の一例を示す図である。
このMFP10の制御部は、機能切替キー59によってスキャナ機能の選択に切り替えられると、スキャナモードを設定し、液晶タッチパネル51の表示画面を図7に示す操作画面に切り替える。
この操作画面には、略中央の上部には「スキャナ読み取りできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが設けられている。
そして、そのメッセージエリアの外側に、各機能(動作指示)キーがそれぞれ設けられているが、それらについては説明を省略する。
次に、MFP10の主要な機能構成例について、図6を用いて具体的に説明する。
図6は、MFP10の主要な機能構成例を示すブロック図である。
このMFP10のコントローラ11は、通信処理部121,アプリ応答時間計測部122,アプリ選択部123,アプリ情報記憶部124,および制御部125としての機能を備えている。これらの機能は、図2のCPU101がROM104内のプログラムに従って動作し、必要に応じて図2のSDRAM103,NVRAM105,HDD106,MAC・I/F111,USB・I/F109,IEEE1394・I/F110を選択的に使用することにより実現できるものである。
通信処理部121は、ネットワーク1上の2台の外部サーバ20(20a,20b)にそれぞれ備えられているアプリ(以下「外部アプリ」という)231,232と通信を行ったり、直接接続された外部装置と通信を行う通信手段である。なお、外部アプリ231,232を直接接続し、それらと通信を行うこともできる。
アプリ応答時間計測部122は、外部アプリ231又は232へ動作指示を送信してからの時間計測を行なう。
アプリ選択部123は、図2のROM104に記憶されているアプリ(以下「内部アプリ」という)131,132および外部アプリ231,232を含む各アプリからそれぞれ送られてくるコマンド(動作の実行要求)等のデータを受け取り、それらのデータを制御部125に送る(引き渡す)。また、制御部125からコマンド(動作指示)等のデータを受け取ると、それを内部アプリ131,132,外部アプリ231,232へ振り分けて送る。つまり、どのアプリに送るか送付先を判断し、その送付先へ受け取ったデータを送る。
アプリ情報記憶部124は、利用可能なアプリがMFP10内または外部サーバ上のどこに存在しているか、および現在有効になっているアプリがどれかなど、アプリを管理するための各種情報をアプリ管理テーブルとして記憶する。それによって、MFP10で利用可能なアプリを登録できる。このアプリ情報記憶部124は、図2のSDRAM103,NVRAM105,又はHDD106上に存在し、情報が変わるたびに変更(更新)される。よって、このアプリ情報記憶部124が、アプリケーション管理手段としての機能を果たす。
制御部125は、通信処理部121,アプリ応答時間計測部122,アプリ選択部123,操作部107,アプリ情報記憶部124,およびエンジン14を含む各部を統括的に制御するものであり、制御手段(アプリケーション切替手段を含む)としての機能を果たす。
よって、制御部125は、アプリ選択部123,通信処理部121,およびネットワーク1を介して外部アプリ231,232と通信を行うことにより、内部アプリ131,132に加えて、外部アプリ231,232も利用可能になるため、多くの機能を実現することができる。
次に、外部サーバ20のハードウェア構成例について、図7を用いて具体的に説明する。
図7は、外部サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この外部サーバ20は、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置であり、図4に示すように、CPU201,ASIC202,SDRAM203,ROM204,NVRAM205,HDD206,操作部207,モデム208,USB・I/F209,IEEE1394・I/F210,およびMAC・I/F211等によって構成されている。
この外部サーバ20の構成は、図2によって説明したコントローラ11の構成とほとんど同様なので、それと異なる部分についてのみ説明する。
操作部207は、MFP10に対する操作命令(コマンド)等の情報(データ)を入力するためのキーボードやマウス等の入力装置と、LCDディスプレイ又はCRTディスプレイ等の表示装置とによって構成されている。なお、表示装置の表面に、例えばタッチパネルを備えることもできる。
次に、外部サーバ20の主要な機能構成例について、図8を用いて具体的に説明する。
図8は、MFP10および外部サーバ20aの主要な機能構成例を示すブロック図である。なお、説明の都合上、外部アプリ231に後述するアプリ通信処理部241等の各部が備えられているように図示している。
外部サーバ20aは、アプリ通信処理部241,アプリ制御部242,および装置情報記憶部243としての機能を備えている。これらの機能は、図7のCPU201がROM104に記憶されている外部アプリ231に従って動作し、必要に応じてMAC・I/F211,USB・I/F209,IEEE1394・I/F210を使用することにより実現できるものである。
アプリ通信処理部241は、ネットワーク1上のMFP10を含む画像処理装置と通信を行ったり、直接接続された画像処理装置と通信を行う通信手段である。なお、MFP10等の画像処理装置を直接接続し、それらと通信を行うこともできる。
アプリ制御部242は、アプリ通信処理部241および装置情報記憶部243を制御するものであり、制御手段としての機能を果たす。
装置情報記憶部243は、外部サーバ20aで利用可能な画像処理装置に関する情報を記憶するアプリケーション記憶手段である。それによって、外部サーバ20aで利用可能な画像処理装置を登録できる。この装置情報記憶部243は、図7のSDRAM203,NVRAM205,又はHDD206上に存在し、情報が変わるたびに変更される。
なお、他の外部サーバ20bの主要な機能構成も、外部サーバ20aと略同様なので、図示および説明を省略する。また、外部サーバ20(20a,20b)上のアプリ、つまり外部アプリ231,232による処理はそれぞれ、実際には対応するCPU201が外部アプリ231,232に従って動作することによって実行するが、説明の都合上、以後は、外部アプリ231,232が処理を実行するものとして説明する場合もある。
ここで、内部アプリ131,132,外部アプリ231,232は、種々の機能を実現させるためのものである。例えば、内部アプリ131をコピー機能を実現させるためのコピーアプリ、内部アプリ132をプリンタ機能を実現させるためのプリンタアプリ、外部アプリ231をスキャナ機能を実現させるためのスキャナアプリ、外部アプリ232をFAX機能を実現させるためのFAXアプリとする。あるいは、内部アプリ131を基本(低いバージョン)のコピー機能とプリンタ機能を実現させるためのアプリ、内部アプリ132を基本のスキャナ機能とFAX機能を実現させるためのアプリとし、外部アプリ231を高いバージョンのコピー機能とプリンタ機能を実現させるためのアプリ、外部アプリ232を高いバージョンのスキャナ機能とFAX機能を実現させるためのアプリとするなど、どのようなアプリであっても構わない。
なお、第1実施例では、MFP10以外の画像処理装置として、図示しない他のMFPや単体のプリンタ,スキャナ,デジタル複写機,FAX装置等をネットワーク1経由で又は直接接続することができる。これらの画像処理装置は、図示は省略するが、MFP10と同様な構成のコントローラを備え、後述するこの発明に係わる制御(処理)を行うことができる。
次に、上述したように構成した第1実施例の画像形成システムにおけるこの発明に係わる制御(処理)について、図9〜図17を参照して具体的に説明する。
〔第1制御例〕
まず、MFP10等の画像処理装置での動作指示時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図9を参照して説明する。
図9は、MFP10での動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
MFP10の制御部125は、操作部107から動作指示が入力される(S101)と、アプリ情報記憶部124に対して利用可能なアプリを問い合わせ、そのアプリが存在する場所の情報(アプリ場所情報)を取得した(S102)後、入力された動作指示と取得したアプリ場所情報をアプリ選択部123へ送る(S103)。
ここで、図6のアプリ情報記憶部124に記憶されているアプリ場所情報(アプリのIPアドレス)を含むアプリ管理テーブル(アプリ管理情報)について、表1を参照して説明する。
Figure 2006085620
このアプリ管理テーブルは、表1に示すように、利用可能な各アプリの種類とその各アプリが存在する場所を示すアプリ場所情報(アプリのIPアドレス)とを対応付けて記憶している。この例では、外部アプリ231(アプリ−1)と内部アプリ132(アプリ−4)がコピーアプリ、外部アプリ232(アプリ−2)がプリンタ、内部アプリ131(アプリ−3)がスキャナアプリとする。但し、コピーアプリである外部アプリ231と内部アプリ132であるが、例えば外部アプリ231の方がバージョンが高い(最新バージョンである)ものとする。
図9の説明に戻る。
アプリ選択部123は、制御部125から動作指示とアプリ場所情報を受け取ると、そのアプリ場所情報に基づいて先に入力された動作指示の内容を処理可能なアプリ(ここでは外部アプリ231(アプリ−1)とする)を利用するアプリとして選択し(S104)、その選択した外部アプリ231に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S105,S106)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S107)。
アプリ応答時間計測部122は、アプリ選択部123からタイムアウト監視要求を受けると(動作指示の送信時に)、時間計測を開始し、その計測時間が予め設定された制限時間(所定時間)に達する前に通信処理部121から応答報告を受けた場合には、時間計測を停止すると共に計測時間を「0」にリセットする。通信処理部121から応答報告を受ける前に計測時間が制限時間に達した場合には、不応答通知をアプリ選択部123へ送り、更に時間計測を停止すると共に計測時間を「0」にリセットする。
外部アプリ231は、MFP10から動作指示を受信すると、その動作指示の内容(指示された内容)を処理し(S108)、対応する動作の実行要求(コマンド)を受信した動作指示に対する応答としてMFP10に対して送信する(S109)。例えば、動作指示が原稿を2部コピーするコピー指示であった場合には、その指示の内容を処理して、2部のコピーの実行要求(コマンド)を受信したコピー指示に対する応答としてMFP10に対して送信する。
MFP10のアプリ選択部123は、外部アプリ231からの実行要求(コマンド)を通信処理部121によって受信すると、その実行要求を制御部125へ送る(S110,S111)。このとき、通信処理部121は、応答報告をアプリ応答時間計測部122へ送る(S112)。
制御部125は、アプリ選択部123から実行要求を受け取ると、その実行要求によって要求された動作(コマンド処理)を実行し(S113)、その実行結果通知をアプリ選択部123へ送る(S114)。
アプリ選択部123は、制御部125から実行結果通知を受けると、それを通信処理部121によって外部アプリ231へ送信させる(S115,S116)。このとき、通信処理部121は、アプリ動作終了通知をアプリ選択部123へ送る(S117)。
アプリ選択部123は、通信処理部121からアプリ動作終了通知を受けると、終了通知を制御部125へ送る(S118)。
制御部125は、アプリ選択部123からの終了通知を操作部107へ送って液晶タッチパネル51上に表示させる(S119)。
なお、MFP10以外の画像処理装置でも、動作指示の入力時に図9によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
次に、MFP10等の画像処理装置での動作指示時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例(外部サーバがダウンした場合)について、図10を参照して説明する。
図10は、MFP10での動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS121〜S127の処理(図9によって説明したステップS101〜S107の処理と同じ)行うことにより、動作指示を外部アプリ231へ送信するが、この例の場合は、外部アプリ231を搭載している外部サーバ20aが電源オフやネットワーク障害等の何らかの原因でダウン状態のため、外部アプリ231と通信できず(通信エラーとなり)、その外部アプリ231からは実行要求が送られてこない。
アプリ応答時間計測部122は、アプリ選択部123からタイムアウト監視要求を受けた時(動作指示の送信時)に時間計測を開始しているので、外部アプリ231から実行要求が送られてこないと、通信処理部121から応答報告を受ける前に計測時間が制限時間に達することになり、不応答(タイムアウト)通知をアプリ選択部123へ送る(S128)。
アプリ選択部123は、アプリ応答時間計測部122から不応答通知を受け取ると、それを制御部125へ送る(S129)。
制御部125は、アプリ選択部123から不応答通知を受け取ると、外部アプリ231(アプリ−1)の不応答通知をアプリ情報記憶部124へ送る(S130)。
アプリ情報記憶部124は、制御部125から外部アプリ231の不応答通知を受け取ると、アプリ管理テーブルから外部アプリ231(アプリ−1)の登録を抹消(解除)し(S131)、利用可能なアプリが存在する場所の情報(アプリ場所情報)を制御部125へ送る(S132)。
制御部125は、アプリ情報記憶部124からアプリ場所情報を受け取ると、先に入力された動作指示とそのアプリ場所情報をアプリ選択部123へ送る(S133)。
アプリ選択部123は、制御部125から動作指示とアプリ場所情報を受け取ると、そのアプリ場所情報に基づいて先に入力された動作指示の内容を処理可能なアプリ(ここでは外部アプリ232(アプリ−2)とする)を利用するアプリとして選択し(S134)、その選択した外部アプリ232に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S135,S136)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S137)。
以後のステップS138〜S149の処理は、図9によって説明したステップS108〜S119の処理と同様なので、説明を省略する。但し、MFP10との通信相手は、外部アプリ232(アプリ−2)である。
なお、内部アプリ131(アプリ−3)又は内部アプリ132(アプリ−4)を利用するアプリとして選択し、その選択した内部アプリへ受け取った動作指示を送るなど、外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
また、MFP10以外の画像処理装置でも、動作指示の入力時に図10によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
〔第2制御例〕
次に、MFP10等の画像処理装置での電源オン時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図11を参照して説明する。
図11は、MFP10での電源オン時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
MFP10の制御部125は、電源オン(電源投入)時に、アプリ情報記憶部124に対して利用可能なアプリを問い合わせ、そのアプリが存在する場所の情報(アプリ場所情報)を取得した(S151)後、その取得したアプリ場所情報をアプリ選択部123へ送る(S152)。なお、電源オン時にアプリ情報記憶部124に対して利用可能なアプリを問い合わせ、そのアプリが存在する場所の情報(アプリ場所情報)を含むアプリ情報を取得し、利用可能なアプリ又は動作を操作部107(実際には液晶ディスプレイ51)上に表示してユーザに知らせ、そのユーザによる操作部107上の操作によって選択できる範囲内でアプリが選択された場合に、その選択されたアプリが存在する場所の情報(アプリ場所情報)をアプリ選択部123へ送るようにしてもよい。
アプリ選択部123は、制御部125からアプリ場所情報を受け取ると、そのアプリ場所情報に基づいて利用可能なアプリ全て(ここでは外部アプリ231(アプリ−1)とする)を選択し(S153)、その選択した外部アプリ231に対して、起動依頼(起動要求)を通信処理部121によって送信させる(S154,S155)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S156)。なお、他の外部アプリである外部アプリ232(アプリ−2)も利用可能であれば、その外部アプリ232に対しても、同様の処理を行う。また、その処理を行うためには、他の外部アプリのアプリ場所情報を記憶保持しておく必要がある。もし、そのアプリ場所情報を記憶保持しないのであれば、他の外部アプリが利用可能かどうか分からないので、改めてアプリ情報記憶部124のアプリ管理テーブルから利用可能な他のアプリのアプリ場所情報を取得する。
外部アプリ231は、MFP10から起動依頼を受信すると、その起動依頼に対する応答として画面表示用データをMFP10に対して送信する(S157)。なお、外部アプリ232も、MFP10から起動依頼を受信すると、その起動依頼に対する応答として画面表示用データをMFP10に対して送信する。
MFP10のアプリ選択部123は、外部アプリ231から起動依頼に対する応答(画面表示用データ)を通信処理部121によって受信すると、その画面表示用データを含む画面表示要求を制御部125へ送る(S158,S159)。このとき、通信処理部121は、応答報告をアプリ応答時間計測部122へ送る(S160)。
制御部125は、アプリ選択部123からの画面表示要求を操作部107に送る(引き渡す)(S161)。
操作部107は、制御部125から画面表示要求(外部アプリ231に対応する)を受け取ると、その画面表示要求に付加されている画像表示用データに基づいて外部アプリ231で実行可能な動作を指示するための各種キーを含むコピー機能設定用の操作画面(例えば図4参照)を液晶ディスプレイ51上に表示する。なお、制御部125から外部アプリ232に対応する画面表示要求も受け取った場合には、その画面表示要求に付加されている画像表示用データに基づいて外部アプリ232で実行可能な動作を指示するための各種キーを含むスキャナ機能設定用の操作画面(例えば図5参照)も所定のキー操作によって液晶ディスプレイ51上に表示できる。
操作部107は、コピー機能設定用の操作画面上のユーザによるキー操作によって動作指示が入力されると、その動作指示を制御部125へ送る(S162)。
制御部125は、操作部107からの動作指示をアプリ選択部123へ送る(S163)。
アプリ選択部123は、制御部125からの動作指示を外部アプリ231に対して通信処理部121によって送信させる(S164,S165)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S166)。
以後のステップS167〜S177の処理は、図9によって説明したステップS109〜S119の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、MFP10以外の画像処理装置でも、電源オン時に図10によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
次に、MFP10等の画像処理装置での電源オン時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例(外部サーバがダウンした場合)について、図12を参照して説明する。
図12は、MFP10での電源オン時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS181〜S186の処理(図11によって説明したステップS151〜S156の処理と同じ)行うことにより、起動依頼を外部アプリ231へ送信するが、この例の場合は、外部アプリ231を搭載している外部サーバ20aが電源オフ等の何らかの原因でダウン状態のため、外部アプリ231と通信できず、その外部アプリ231からは応答がない。
よって、アプリ応答時間計測部122は、アプリ選択部123からタイムアウト監視要求を受けた時(起動依頼の送信時)に時間計測を開始しているので、通信処理部121から応答報告を受ける前に計測時間が制限時間に達することになり、不応答(タイムアウト)通知をアプリ選択部123へ送る(S187)。
アプリ選択部123は、アプリ応答時間計測部122から不応答通知を受け取ると、それを制御部125へ送る(S188)。
制御部125は、アプリ選択部123から不応答通知を受け取ると、外部アプリ231(アプリ−1)の不応答通知をアプリ情報記憶部124へ送る(S139)。
アプリ情報記憶部124は、制御部125から外部アプリ231の不応答通知を受け取ると、アプリ管理テーブルから外部アプリ231(アプリ−1)の登録を抹消する。
アプリ選択部123は、不応答通知を制御部125へ送った後、外部アプリ232(アプリ−2)も利用可能であれば、その外部アプリ232に対して、起動依頼を通信処理部121によって送信させる(S190,S191)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S192)。
以後のステップS193〜S213の処理は、図11によって説明したステップS157〜S177の処理と同様なので、説明を省略する。但し、MFP10との通信相手は、外部アプリ232(アプリ−2)である。
なお、外部アプリ232を搭載している外部サーバ20bがダウン状態のため、外部アプリ231と通信できず、その外部アプリ232からは応答がなかった場合に、内部アプリ131(アプリ−3)又は内部アプリ132(アプリ−4)を利用するアプリとして選択し、その選択した内部アプリへ起動依頼を送り、それに対する応答(画面表示用データ)を取得することにより、その画像表示用データに基づいて内部アプリ131又は132で実行可能な動作を指示するための各種キーを含む操作画面を液晶ディスプレイ51上に表示するなど、外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
また、MFP10以外の画像処理装置でも、電源オン時に図12によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
第1〜第2制御例によれば、以下の(1)(2)に示すような効果を得ることができる。
(1)MFP10を含む各画像処理装置が、外部アプリと通信することにより、その外部アプリを利用して動作を実行するので、つまり複数の画像処理装置で共通のアプリを使用できるため、その各画像処理装置が低コストで複数の機能を実現できることになる。また、アプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることもできる。さらに、内部アプリもそのまま利用して動作を実行することもできるため、自由度が増す。
(2)MFP10を含む各画像処理装置が、外部アプリと通信可能でない場合に、利用すべきアプリを他のアプリ(他の外部アプリ又は内部アプリ)に切り替えるので、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、アプリを利用して動作することができ、画像処理装置が使用不可になることを回避できる。つまり、利用すべきアプリを内部アプリに切り替えるようにすれば、外部アプリが格納されたサーバがネットワークの障害でダウンした時でも、画像処理装置が使用不可になることを回避できる。利用すべきアプリを他の外部アプリに切り替えるようにすれば、内部アプリを搭載していない場合でも、画像処理装置が使用不可になることを回避できる。また、内部アプリを搭載しない場合、画像処理装置のコストダウンを実現できる。さらに、外部アプリと通信可能でない場合に、時間計測を行ない、その計測時間が外部アプリと通信できないまま制限時間(所定時間)に達した場合に、他のアプリに切り替えることにより、その切り替えが頻繁に行われることを回避することができる。
〔第3制御例〕
次に、MFP10等の画像処理装置での動作指示時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例について、図13を参照して説明する。
図13は、MFP10での動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS221〜S227の処理(図9によって説明したステップS101〜S107の処理と同じ)行うことにより、動作指示を外部アプリ231へ送信するが、この例の場合は、外部アプリ231を搭載している外部サーバ20aが何らかの原因でダウン状態のため、外部アプリ231と通信できず、その外部アプリ231からは実行要求が送られてこない。
アプリ応答時間計測部122は、アプリ選択部123からタイムアウト監視要求を受けた時(動作指示の送信時)に時間計測を開始しているので、外部アプリ231から実行要求が送られてこないと、通信処理部121から応答報告を受ける前に計測時間が制限時間に達することになり、タイムアウト通知をアプリ選択部123へ送る(S228)。また、時間計測を停止すると共に計測時間を「0」にリセットする。
アプリ選択部123は、アプリ応答時間計測部122からタイムアウト通知を受け取ると、制御部125から受け取った動作指示を再び通信処理部121によって送信させる(S229,S230)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S231)。
図13の例では、2回目の動作指示の送信によっても、実行要求が送られてこないため、再びアプリ応答時間計測部122およびアプリ選択部123が上述と同様の処理であるリトライ処理(3回目の動作指示の送信を含む)を行う(S232〜S235)。
外部アプリ231は、MFP10から3回目の動作指示が送られてくる前に、ダウン状態から正常状態に復帰すると、その動作指示を受信し、その動作指示の内容を処理し(S236)、対応する動作の実行要求(コマンド)を受信した動作指示に対する応答としてMFP10に対して送信する(S237)。
以後のステップS238〜S247の処理は、図9によって説明したステップS110〜S119の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、外部アプリ232(アプリ−2),内部アプリ131(アプリ−3),又は内部アプリ132(アプリ−4)を利用するアプリとして選択し、その選択したアプリへ受け取った動作指示を送るなど、外部アプリ231(アプリ−1)に対する処理と同様の処理を行うことができる。
また、MFP10以外の画像処理装置でも、動作指示の入力時に図13によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
第3制御例によっても、上記(1)に示したような効果を得ることができる。
また、MFP10を含む各画像処理装置が、外部アプリと通信可能でない場合に、その外部アプリと通信可能になるまで、そのための処理(リトライ処理)を繰り返し行うので、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、その状態から正常状態に復帰した場合に、もとの環境に戻すことができる。
〔第4制御例〕
次に、MFP10等の画像処理装置でのアプリ確認指示時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例について、図14を参照して説明する。
図14は、MFP10でのアプリ確認指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
MFP10のアプリ情報記憶部124は、所定のタイミングでアプリ確認指示と外部アプリ231(アプリ−1)の存在場所を示すアプリ場所情報を制御部125へ送る(S251)。
制御部125は、アプリ情報記憶部124からのアプリ確認指示とアプリ場所情報をアプリ選択部123へ送る(S252)。
アプリ選択部123は、制御部125からアプリ確認指示とアプリ場所情報を受け取ると、そのアプリ場所情報に基づいて外部アプリ231を選択し(S253)、その選択した外部アプリ231に対して、受け取ったアプリ確認指示を通信処理部121によって送信させる(S254,S255)と共に、アプリ応答時間計測部122へタイムアウト監視要求を送る(S256)。
外部アプリ231は、MFP10からアプリ確認指示を受信すると、そのアプリ確認指示に対する応答としてアプリ応答通知をMFP10に対して送信する(S257)。
MFP10のアプリ選択部123は、外部アプリ231からのアプリ応答通知を通信処理部121によって受信すると、そのアプリ応答通知を制御部125へ送る(S258,S259)。このとき、通信処理部121は、応答報告をアプリ応答時間計測部122へ送る(S260)。
制御部125は、アプリ選択部123からのアプリ応答通知をアプリ情報記憶部124へ送る(S261)。
アプリ情報記憶部124は、制御部125からアプリ応答通知を受け取ると、外部アプリ231が応答可能であることを確認し、アプリ管理テーブルを更新する(S262)。
そのテーブル更新が終了すると、図示は省略するが、アプリ確認指示と外部アプリ232(アプリ−2)の存在場所を示すアプリ場所情報を制御部125へ送る。
以後、ステップS252〜S262と同様の処理を、外部アプリ232(アプリ−2)に対して行う。もし、更に他の外部アプリが存在する場合には、その存在する外部アプリの数だけ繰り返しステップS251〜S262と同様の処理を行う。
この各外部アプリに対する処理は、定期的(所定時間毎)に繰り返し行うようにするとよい。
なお、MFP10以外の画像処理装置でも、図14によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
〔第5制御例〕
次に、MFP10等の画像処理装置でのアプリ確認指示時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例について、図15を参照して説明する。
図15は、MFP10でのアプリ確認指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10のアプリ情報記憶部124は、電源オン時に、アプリ確認指示と外部アプリ231(アプリ−1)の存在場所を示すアプリ場所情報を制御部125へ送る(S271)。
以後のステップS272〜S282の処理を含む各外部アプリに対する処理は、図14によって説明したステップS252〜S262の処理を含む各外部アプリに対する処理と同様なので、説明を省略する
なお、MFP10以外の画像処理装置でも、図15によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
〔第6制御例〕
次に、MFP10等の画像処理装置でのアプリ確認指示時のその画像処理装置と外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例について、図16を参照して説明する。
図16は、MFP10でのアプリ確認指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS291〜S296の処理(図14によって説明したステップS251〜S256の処理と同じ)行うことにより、アプリ確認指示を外部アプリ231へ送信するが、この例の場合は、外部アプリ231を搭載している外部サーバ20aが何らかの原因でダウン状態のため、外部アプリ231と通信できず、その外部アプリ231からは実行要求が送られてこない。
アプリ応答時間計測部122は、アプリ選択部123からタイムアウト監視要求を受けた時(アプリ確認指示の送信時)に時間計測を開始しているので、外部アプリ231からアプリ応答通知が送られてこないと、通信処理部121から応答報告を受ける前に計測時間が制限時間に達することになり、不応答通知をアプリ選択部123へ送る(S297)。
アプリ選択部123は、アプリ応答時間計測部122から不応答通知を受け取ると、それを制御部125へ送る(S298)。
制御部125は、アプリ選択部123から不応答通知を受け取ると、外部アプリ231(アプリ−1)の不応答通知をアプリ情報記憶部124へ送る(S299)。
アプリ情報記憶部124は、制御部125から外部アプリ231の不応答通知を受け取ると、外部アプリ231が応答不能であることを確認し、アプリ管理テーブルを更新する(S300)。つまり、アプリ管理テーブルから外部アプリ231(アプリ−1)の登録を抹消(解除)する。
そのテーブル更新が終了すると、図示は省略するが、アプリ確認指示と外部アプリ232(アプリ−2)の存在場所を示すアプリ場所情報を制御部125へ送る。
以後、ステップS292〜S300と同様の処理(又は図14によって説明したステップS252〜S262と同様の処理)を、外部アプリ232(アプリ−2)に対して行う。もし、更に他の外部アプリが存在する場合には、その存在する外部アプリの数だけ繰り返しステップS291〜S300と同様の処理(又は図14によって説明したステップS252〜S262と同様の処理)を行う。
この各外部アプリに対する処理は、定期的(所定時間毎)に繰り返し行うようにするとよい。あるいは、電源オン時に行うようにしてもよい。
なお、MFP10以外の画像処理装置でも、図16によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
また、第4〜第6制御例では、各外部アプリが画像処理装置からのアプリ確信指示によってアプリ応答通知をその画像処理装置へ送信するようにしたが、その各外部アプリをそれぞれ搭載しているサーバがダウン状態から正常状態に復帰した時に、その外部アプリがアプリ応答通知に相当する通知を画像処理装置へ送信するようにしてもよい。
第4〜6制御例によっても、上記(1)に示したような効果を得ることができる。
また、MFP10を含む各画像処理装置が、外部アプリと通信可能でない場合に、その外部アプリの登録を解除し、その後その外部アプリと再び通信可能になった場合に、その外部アプリからの通知によってその外部アプリを再登録するので、外部アプリと通信可能になるまでリトライ処理を繰り返し行う必要がなくなり、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、その状態から正常状態に復帰した場合に、ネットワークへの負担を抑えつつ、もとの環境に戻すことができる。
なお、第1実施例では、MFP10のコントローラ11に内部アプリを搭載したが、例えば図17に示すように、MFP10が、コントローラ11に内部アプリを搭載せず、外部アプリのみを利用して各種動作を実行することもできる。勿論、他の画像処理装置も同様である。
また、例えば図18に示すように、MFP10が、コントローラ11にアプリ情報記憶部を搭載せず、ネットワーク1上にアプリ管理サーバ30を接続して、そこにアプリ情報記憶部124を搭載し、アプリ管理サーバ30と通信することにより、アプリ情報記憶部124へアクセスして、内部アプリや外部アプリに関する情報の書き込み又は読み込み(取得)を行うようにすることもできる。これについては、緒って詳細に説明する。勿論、他の画像処理装置も同様である。
さらに、MFP10が、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110等の他のインタフェースにより外部アプリ231又は232と通信可能に接続してその外部アプリを利用することもできる。勿論、他の画像処理装置も同様である。
〔第2実施例〕
次に、この発明による電子装置システムの第2実施例である画像形成システムについて説明する。なお、その画像形成システムを構成するMFPを含む画像処理装置と外部サーバとの接続関係,それらのハードウェア構成,操作部上の操作画面は、図1〜図8によって説明したものと同様なので、それらの図示および説明は省略する。また、アプリ管理サーバのハードウェア構成は、外部サーバから操作部,USB・I/F,およびIEEE1394・I/Fを削除したものと同様なので、その図示および説明も省略する。
まず、アプリ管理サーバの主要な機能構成例について、図18を用いて具体的に説明する。
図18はMFP10およびアプリ管理サーバ30の主要な機能構成例を示すブロック図であり、図6と対応する部分には同一符号を付している。
アプリ管理サーバ30において、アプリ情報記憶部124は利用可能なアプリがMFP10を含むネットワーク1上の各画像処理装置および外部サーバ上のどこに存在しているか、および現在有効になっているアプリがどれか、各アプリが実行可能な動作(処理)の内容など、アプリを管理するための各種情報をアプリ管理テーブルとして記憶する。それによって、MFP10を含む画像処理装置で利用可能なアプリを登録できる。このアプリ情報記憶部124が、アプリケーション管理手段としての機能を果たす。また、図示しない制御部および通信処理部が、アプリケーション応答手段としての機能を果たす。
次に、上述したように構成した第2実施例の画像形成システムにおけるこの発明に係わる制御(処理)について、図19〜図22を参照して具体的に説明する。
〔第7制御例〕
まず、MFPでの電源オン時と動作指示時のそのMFPと外部サーバ内のアプリである外部アプリとアプリ管理サーバとの間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図19を参照して説明する。
図19は、MFP10での電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部123は、電源オン(電源投入)時に、アプリ管理サーバ30に利用可能なアプリを問い合わせるべく、その検索要求(利用可能アプリ検索要求)を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S501,S502)。
アプリ管理サーバ30は、MFP10から利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部124のアプリ管理テーブルから利用可能なアプリの種類とそのアプリが存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S503)、それを受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)としてMFP10へ送信する(S504)。
ここで、アプリ管理サーバ30のアプリ情報記憶部124に記憶されているアプリ管理テーブル(アプリ管理情報)およびMFP管理テーブルを含む4つのテーブルについて、表2〜表5を参照して説明する。
アプリ管理テーブルは、表2に示すように、アプリ(外部アプリ231,232,内部アプリ131,132)毎にアプリ名,アプリが存在するIPアドレス(アプリ場所情報),アプリの種類の情報を記憶している。なお、アプリ−1(コピーアプリ)は外部アプリ231を、アプリ−2(プリンタアプリ)は外部アプリ232を、アプリ−3(スキャナアプリ)は内部アプリ131を、アプリ−4(コピーアプリ)は内部アプリ132をそれぞれ示しているものとする。
Figure 2006085620
MFP管理テーブルは、表2に示すように、ネットワーク1上の各MFP毎にMFP名,MFPのIPアドレス(MFP場所情報)を記憶している。なお、第2実施例では、ネットワーク1上にMFP以外の画像処理装置は接続されていないものとする。また、MFP10とMFP−Aとが対応しているものとする。
表4は、どのMFPがどのアプリを使用できるかを表したテーブルである。
表5は、MFP−アプリ関連付けテーブルであり、各MFPが現時点で使用しているアプリのIPアドレスを示している。
なお、以下の(a)〜(e)のいずれかに示すようにするよい。
(a)正規の契約を結んだMFPに対してアプリを対応付ける。
(b)負荷を分散するため、使用していないアプリを優先的に割り当てる。
(c)MFPに対して最もパフォーマンスが良いアプリを優先的に割り当てる。
(d)MFPの種類(例えば高速機,低速機)に応じて、アプリを割り当てる(高速動作アプリ,低速動作アプリをスペックに応じて切り替える)。
(e)MFPの搭載メモリに応じて、アプリを割り当てる。
Figure 2006085620
Figure 2006085620
Figure 2006085620
MFP10のアプリ選択部123は、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信すると、その検索結果応答に基づいて利用可能なアプリの種類をその搭載(存在)場所を示すIPアドレスと共に、例えば表1に示したようにテーブルとして記憶する(S505)。
その後、操作部107から動作指示が入力される(S506)と、上記テーブルの内容(表5参照)に基づいてその動作指示の内容を処理可能なアプリ(ここでは外部アプリ231(アプリ−1)とする)を利用するアプリとして選択し、その選択した外部アプリ231に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S507,S508)。
以後のステップS509〜S518の処理は、図9によって説明したステップS108〜S119の処理とほとんど同様なので、説明を省略する。なお、第7制御例では、アプリ応答時間計測部122に関する処理を行わないが、その処理を行うようにしてもよい。もちろん、以降で説明する第8,第9制御例でも同様である。
なお、MFP10以外のMFP(画像処理装置)でも、電源オン時と動作指示の入力時に図19によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
次に、MFPでの電源オン時と動作指示のそのMFPと外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例(外部サーバがダウンした場合)について、図20を参照して説明する。
図20は、MFP10での電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10の各部およびアプリ管理サーバ30は、MFP10の電源オン時にステップS531〜S535の処理(図19によって説明したステップS501〜S505の処理と同じ)行う。
一方、アプリ管理サーバ30は、アプリが搭載されているネットワーク1上のMFPおよび外部サーバを定期的に巡回してアプリが使用可能か否かを確認する(S536)。例えば、外部アプリ231を搭載している外部サーバ20aが電源オフやネットワーク障害等の何らかの原因でダウン状態のため、外部アプリ231を巡回した時(S537)、外部アプリ231と通信できず、外部サーバ20aからエラーを受信した場合あるいは制限時間内に応答を受信できなかった場合に、アプリ情報記憶部124内のアプリ管理テーブルを更新する。つまり、アプリ管理テーブルから外部アプリ231(アプリ−1)の登録を抹消する。そして、外部アプリ231(アプリ−1)の使用不可能通知をMFP10を含む各MFPへ送信する(S538)。
MFP10のアプリ選択部123は、アプリ管理サーバ30から外部アプリ231(アプリ−1)の使用不可能通知を通信処理部121によって受信すると、テーブル(表5参照)を更新する。つまり、テーブルから外部アプリ231(アプリ−1)に対応する情報を抹消する。
以後のステップS540〜S552の処理は、図19によって説明したステップS506〜S118の処理と同様なので、説明を省略する。但し、MFP10との通信相手は、外部アプリ232(アプリ−2)である。
なお、内部アプリ131(アプリ−3)又は内部アプリ132(アプリ−4)を利用するアプリとして選択し、その選択した内部アプリへ受け取った動作指示を送るなど、外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
また、MFP10以外のMFPでも、電源オン時と動作指示の入力時に図20によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
〔第8制御例〕
次に、MFPでの電源オン時と動作指示時のそのMFPと外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例(外部サーバがダウンした場合)について、図21を参照して説明する。
図21は、MFP10での電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部123は、電源オン時に、アプリ管理サーバ30に利用可能なアプリを問い合わせるべく、その検索要求(利用可能アプリ検索要求)を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S561,S562)。
アプリ管理サーバ30は、MFP10から利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部124のアプリ管理テーブルから利用可能なアプリのうちの1つのアプリ(ここでは外部アプリ231(アプリ−1)とする)の種類とそのアプリが存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S563)、それを受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)としてMFP10へ送信する(S564)。
MFP10のアプリ選択部123は、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信すると、その検索結果応答に基づいて利用可能な外部アプリ231(アプリ−1)の種類をその搭載場所を示すIPアドレスと共に記憶する(S565)。
一方、アプリ管理サーバ30は、アプリが搭載されているネットワーク1上のMFPおよび外部サーバを定期的に巡回してアプリが使用可能か否かを確認するが、外部アプリ231を搭載している外部サーバ20aが何らかの原因でダウン状態のため、外部アプリ231を巡回した時(S566)、外部アプリ231と通信できず、外部サーバ20aからエラーを受信した場合あるいは制限時間内に応答を受信できなかった場合に、アプリ情報記憶部124内のアプリ管理テーブルを更新する。つまり、アプリ管理テーブルから外部アプリ231(アプリ−1)の登録を抹消する。そして、外部アプリ231(アプリ−1)の使用不可能通知をMFP10を含む各MFPへ送信する(S567)。
MFP10のアプリ選択部123は、アプリ管理サーバ30から外部アプリ231(アプリ−1)の使用不可能通知を通信処理部121によって受信すると、記憶内容、つまり外部アプリ231(アプリ−1)に対応する情報を抹消する。そして、再び利用可能アプリ検索要求を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S569,S570)。
アプリ管理サーバ30は、MFP10から利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部124のアプリ管理テーブルから利用可能なアプリのうちの1つのアプリ(ここでは外部アプリ232(アプリ−2)とする)の種類とそのアプリが存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S571)、それを受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)としてMFP10へ送信する(S572)。
MFP10のアプリ選択部123は、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信すると、その検索結果応答に基づいて利用可能な外部アプリ232(アプリ−2)の種類をその搭載場所を示すIPアドレスと共に記憶する(S573)。
以後、アプリ管理サーバ30からいずれかのアプリの使用不可能通知を受信する度に、上述と同様の処理を行う。
以後のステップS574〜S586の処理は、図19によって説明したステップS506〜S118の処理と同様なので、説明を省略する。但し、MFP10との通信相手は、外部アプリ232(アプリ−2)である。
なお、内部アプリ131(アプリ−3)又は内部アプリ132(アプリ−4)を利用するアプリとして選択し、その選択した内部アプリへ受け取った動作指示を送るなど、外部アプリに対する処理と同様の処理を行うこともできる。
また、MFP10以外のMFPでも、電源オン時と動作指示の入力時に図21によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
第7,第8制御例によっても、上記(1)に示したような効果を得ることができる。
また、アプリ管理サーバ30が、ネットワーク上のいずれかの外部アプリを搭載した外部サーバと通信可能でない場合に、その外部アプリの登録を解除し、その後その外部アプリと再び通信可能になった場合に、その外部アプリからの通知によってその外部アプリを再登録するので、ネットワーク上の全てのアプリを一括管理できる。そのため、ネットワークの障害に対応しやすくなる。また、回避策も1箇所に集中することができる。
また、MFP10を含む各MFPが、利用可能なアプリの検索要求をアプリ管理サーバ30へ送信し、その検索要求を受信したアプリ管理サーバ30が、その検索要求に対する応答(検索結果応答)をアプリ管理情報記憶部124内のアプリ管理テーブルの内容(管理情報)に基づいて対応するMFP10へ送信し、検索結果応答を受信したMFPが、その応答の内容(利用可能なアプリ)を記憶し、外部アプリと通信でない場合に、その記憶内容に基づいて利用すべきアプリを他のアプリに切り替えるので、次のような効果を得ることもできる。
すなわち、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他のアプリを利用して動作することができ、MFP(画像処理装置)が使用不可になることを回避できる。つまり、利用すべきアプリを内部アプリに切り替えるようにすれば、外部アプリが格納されたサーバがネットワークの障害でダウンした時でも、MFPが使用不可になることを回避できる。利用すべきアプリを他の外部アプリに切り替えるようにすれば、内部アプリを搭載していない場合でも、MFPが使用不可になることを回避できる。また、内部アプリを搭載しない場合、MFPのコストダウンを実現できる。
なお、第2実施例のようなアプリ管理サーバ30を用いた画像形成システムにおいても、MFP10を含む各MFPが、図18に破線で示すアプリ応答時間計測部122を設け、図10によって説明した処理(ステップS127〜S134)と同様に、外部アプリと通信可能でない場合に、アプリ応答時間計測部122によって時間計測を行ない、その計測時間が外部アプリと通信できないまま制限時間(所定時間)に達した場合に、他のアプリに切り替えることもできる。あるいは、図13によって説明した処理(ステップS225〜S234)と同様に、外部アプリと通信可能でない場合に、その外部アプリと通信可能になるまで、そのための処理(リトライ処理)を繰り返し行うこともできる。あるいはまた、図14〜図16によって説明した処理と同様に、外部アプリと通信可能でない場合に、その外部アプリの登録を解除し、その後その外部アプリと再び通信可能になった場合に、その外部アプリからの通知によってその外部アプリを再登録することもできる。
〔第9制御例〕
次に、MFPでのMFP登録指示時のそのMFPと外部サーバ内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例について、図22を参照して説明する。
図22は、MFP10でのMFP登録指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部123は、操作部107からMFP登録指示が入力されると、そのMFP登録指示を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S591,S592)。
アプリ管理サーバ30は、MFP10からのMFP登録指示を受信すると、MFP10が利用すべきアプリを指示すべく、アプリ情報記憶部124のアプリ管理テーブルからMFP10が利用すべきアプリ(ここでは外部アプリ231(アプリ−1)とする)の種類とそのアプリが存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S593)、それを受信したMFP登録指示に対する応答(利用アプリ指示)としてMFP10へ送信する(S594)。
MFP10のアプリ選択部123は、アプリ管理サーバ30からの利用アプリ指示を通信処理部121によって受信すると、その利用アプリ指示に基づいて利用すべきアプリの種類をその搭載場所を示すIPアドレスと共に記憶する(S595,S596)。
その後、操作部107から動作指示が入力されると、図示は省略するが、先に記憶した内容に基づいてアプリ管理サーバ30によって指示されたアプリである外部アプリ231(アプリ−1)を利用するアプリとして選択し、その選択した外部アプリ231に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる。
また、アプリ管理サーバ30は、図20によって説明したステップS536,S537の処理と同様の処理を行う。
以後、MFP10の各部および外部アプリ231が、図19のステップS509〜S518の処理と同様の処理を行う。
なお、内部アプリ131(アプリ−3)又は内部アプリ132(アプリ−4)を利用するアプリとして選択し、その選択した内部アプリへ受け取った動作指示を送るなど、外部アプリに対する処理と同様の処理を行うこともできる。
また、MFP10以外のMFPでも、MFP登録指示の入力時に図22によって説明した処理と同様の処理を、動作指示の入力時に図19のステップS509〜S518の処理と同様の処理を行うことができる。
第9制御例によっても、上記(1)に示したような効果を得ることができる。
また、MFP10を含む各MFPが、MFP登録指示をアプリ管理サーバ30へ送信し、そのMFP登録指示を受信したアプリ管理サーバ30が、そのMFP登録指示に対する応答(利用アプリ指示)をアプリ管理情報記憶部124内のアプリ管理テーブルの内容に基づいて対応するMFP10へ送信し、利用アプリ指示を受信したMFPが、その利用アプリ指示の内容(利用すべきアプリ)を記憶するので、外部アプリと通信可能でない場合に、操作部107からMFP登録指示を入力することにより、利用すべきアプリを他のアプリに切り替えることができるので、第7〜第8制御例と同様の効果を得ることもできる。
なお、第2実施例でも、MFP10のコントローラ11に内部アプリを搭載したが、例えば図23に示すように、MFP10が、コントローラ11に内部アプリを搭載せず、外部アプリのみを利用して各種動作を実行することもできる。勿論、他のMFP(画像処理装置)も同様である。
以上、この発明を通信機能を有するMFP(デジタル複合機)等の画像処理装置およびそれと外部サーバとを通信可能に接続する画像形成システム(電子装置システム)に適用した実施例について説明したが、この発明はそれらに限られるものではなく、通信機能を有するネットワーク家電機器,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,AV機器,遊戯機器などの他の電子装置、およびそれらと外部サーバとを通信可能に接続する電子装置システムにも適用可能である。
また、この発明によるプログラムは、MFP等の画像処理装置のコンピュータ(CPU)に、この発明によるアプリケーション管理手段,制御手段(アプリケーション切替手段を含む)としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
この発明は、画像処理装置(スキャナ装置等の画像読取装置やデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,デジタル複合機等の画像形成装置など)等の電子装置や、その電子装置のコンピュータ、その電子装置と通信回線を介して接続する外部装置とを備えた電子装置システムに適用可能である。
この発明の第1実施例である画像形成システムのネットワーク接続例を示す概念図である。 図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2の操作部107の構成例を示すレイアウト図である。 図3の液晶タッチパネル51に表示されるコピー機能設定用の操作画面の一例を示す図である。 同じくスキャナ機能用の操作画面の一例を示す図である。
図1のMFP10の主要な機能構成例を示すブロック図である。 図1の外部サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のMFP10および外部サーバ20aの主要な機能構成例を示すブロック図である。 図6に示したMFP10での動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。 同じくMFP10での動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
同じくMFP10での電源オン時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。 同じくMFP10での電源オン時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。 同じくMFP10での動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例を示す図である。 同じくMFP10でのアプリ確認指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。 同じくMFP10でのアプリ確認指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
同じくMFP10でのアプリ確認指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例を示す図である。 図1のMFP10の主要な機能構成の他の例を示すブロック図である。 この発明の第2実施例におけるMFP10およびアプリ管理サーバ30の主要な機能構成例を示すブロック図である。 図18に示したMFP10での電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。 同じくMFP10での電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
同じくMFP10での電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例を示す図である。 同じくMFP10でのMFP登録指示時のそのMFP10と外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例を示す図である。 この発明の第2実施例におけるMFP10およびアプリ管理サーバ30の主要な機能構成の他の例を示すブロック図である。
符号の説明
1:ネットワーク 10:MFP 11:コントローラ 20:外部サーバ
30:アプリ管理サーバ 101,201:CPU 102,202:ASIC
103,203:SDRAM 104,204:ROM
105,205:NVRAM 106,206:HDD 107,207:操作部
109,209:USB・I/F 110,210:IEEE1394・I/F
111,211:MAC・I/F 131,132:内部アプリ
121:通信処理部 122:アプリ応答時間計測部 123:アプリ選択部
124:アプリ情報記憶部 125:制御部 131,132:内部アプリ
231,232:外部アプリ

Claims (25)

  1. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置であって、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、
    該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段と
    を設け、
    該制御手段は、前記外部装置と通信可能でない場合に、前記管理情報に基づいて、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーションに切り替えるアプリケーション切替手段を有することを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置において、
    前記アプリケーション切替手段は、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替えることを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1記載の電子装置において、
    前記アプリケーション切替手段は、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替えることを特徴とする電子装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子装置において、
    前記アプリケーション切替手段は、前記外部装置と通信でない場合に、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、他のアプリケーションに切り替えることを特徴とする電子装置。
  5. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置であって、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、
    該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段と
    を設け、
    該制御手段は、前記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置と通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行うことを特徴とする電子装置。
  6. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置であって、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、
    該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段と
    を設け、
    前記アプリケーション管理手段は、前記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置内のアプリケーションの登録を解除する手段を有することを特徴とする電子装置。
  7. 請求項1記載の電子装置と外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
    前記外部装置に、
    アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
    前記電子装置の制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行することを特徴とする電子装置システム。
  8. 請求項1記載の電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
    前記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、
    前記アプリケーション搭載用サーバに、
    アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
    前記アプリケーション管理用サーバに、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、前記電子装置から利用可能なアプリケーションの検索要求を受けた場合に、該検索要求に対する応答を前記アプリケーション管理手段の管理情報に基づいて前記電子装置へ送信するアプリケーション応答手段とを設け、
    前記電子装置に、
    利用可能なアプリケーションの検索要求を前記アプリケーション管理用サーバへ送信する利用可能アプリケーション検索要求送信手段と、
    該手段による送信に対する応答を受信した場合に、その応答の内容を記憶する応答内容記憶手段とを設け、
    前記電子装置のアプリケーション切替手段は、前記アプリケーション搭載用サーバと通信可能でない場合に、前記応答内容記憶手段内の記憶内容に基づいて、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーションに切り替える手段であり、
    前記電子装置の制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する手段を有することを特徴とする電子装置システム。
  9. 請求項8記載の電子装置システムにおいて、
    前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション管理手段は、複数台のアプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションを管理する手段であり、
    前記電子装置のアプリケーション切替手段は、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションに切り替えることを特徴とする電子装置システム。
  10. 請求項8記載の電子装置システムにおいて、
    前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション管理手段は、前記電子装置内のアプリケーションおよび前記アプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションを管理する手段であり、
    前記電子装置のアプリケーション切替手段は、利用すべきアプリケーションを前記電子装置内のアプリケーションに切り替えることを特徴とする電子装置システム。
  11. 請求項8乃至10のいずれか一項に記載の電子装置システムにおいて、
    前記電子装置のアプリケーション切替手段は、前記外部装置と通信可能でない場合に、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、他のアプリケーションに切り替えることを特徴とする電子装置システム。
  12. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
    前記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、
    前記アプリケーション搭載用サーバに、
    アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
    前記アプリケーション管理用サーバに、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、前記電子装置から利用可能なアプリケーションの検索要求を受けた場合に、該検索要求に対する応答を前記アプリケーション管理手段の管理情報に基づいて前記電子装置へ送信するアプリケーション応答手段とを設け、
    前記電子装置に、
    前記アプリケーション搭載用サーバと通信可能でない場合に、該アプリケーション搭載用サーバと通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行う手段を設け、
    前記電子装置の制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション搭載用サーバへ送信し、該動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する手段を有することを特徴とする電子装置システム。
  13. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
    前記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、
    前記アプリケーション搭載用サーバに、
    アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
    前記アプリケーション管理用サーバに、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、前記電子装置から利用可能なアプリケーションの検索要求を受けた場合に、該検索要求に対する応答を前記アプリケーション管理手段の管理情報に基づいて前記電子装置へ送信するアプリケーション応答手段とを設け、
    前記電子装置のアプリケーション管理手段は、前記アプリケーション搭載用サーバと通信可能でない場合に、該外部装置内のアプリケーションの登録を解除する手段を有し、
    前記電子装置の制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション搭載用サーバへ送信し、該動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する手段を有することを特徴とする電子装置システム。
  14. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、
    外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、
    外部装置と通信可能でない場合には、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替え、そのアプリケーションを利用して動作を実行することを特徴とする制御方法。
  15. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、
    外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、
    外部装置と通信可能でない場合には、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替え、該他の外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行することを特徴とする制御方法。
  16. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、
    外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、
    外部装置と通信でない場合には、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替え、そのアプリケーションを利用して動作を実行することを特徴とする制御方法。
  17. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、
    外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、
    外部装置と通信可能でない場合には、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替え、該他の外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行することを特徴とする制御方法。
  18. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、
    外部装置と通信可能な場合には、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行し、
    外部装置と通信可能でない場合には、該外部装置と通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行い、外部装置と通信可能になった場合に、該外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行することを特徴とする制御方法。
  19. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理機能と、
    該機能の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能と
    を実現させためのプログラムであり、
    該制御機能は、前記外部装置と通信可能でない場合に、前記管理情報に基づいて、利用すべきアプリケーションを他のアプリケーションに切り替えるアプリケーション切替機能を有することを特徴とするプログラム。
  20. 請求項19記載のプログラムにおいて、
    前記アプリケーション切替機能は、利用すべきアプリケーションを他の外部装置内のアプリケーションに切り替えることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項19記載のプログラムにおいて、
    前記アプリケーション切替機能は、利用すべきアプリケーションを当該電子装置内のアプリケーションに切り替えることを特徴とするプログラム。
  22. 請求項19乃至21のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
    前記アプリケーション切替機能は、前記外部装置と通信でない場合に、時間計測を行ない、該計測時間が該外部装置と通信できないまま所定時間に達した場合に、他のアプリケーションに切り替えることを特徴とするプログラム。
  23. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理機能と、
    該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能と
    を実現させためのプログラムであり、
    該制御機能は、前記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置と通信可能になるまで、そのための処理を繰り返し行うことを特徴とする電子装置。
  24. アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、
    アプリケーションを管理するアプリケーション管理機能と、
    該手段の管理情報に基づいて、外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能と
    を実現させためのプログラムであり、
    前記アプリケーション管理機能は、前記外部装置と通信可能でない場合に、該外部装置内のアプリケーションの登録を解除する機能を有することを特徴とするプログラム。
  25. 請求項19乃至24のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004272185A 2004-09-17 2004-09-17 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 Pending JP2006085620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272185A JP2006085620A (ja) 2004-09-17 2004-09-17 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272185A JP2006085620A (ja) 2004-09-17 2004-09-17 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006085620A true JP2006085620A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36164050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004272185A Pending JP2006085620A (ja) 2004-09-17 2004-09-17 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006085620A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114686A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2011055075A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kyocera Mita Corp 画像形成システムおよび画像形成装置
JP2012010058A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Ricoh Co Ltd 画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、及び画像処理方法
US8274680B2 (en) 2007-06-19 2012-09-25 International Business Machines Corporation Service supplied by multifunction peripheral (MFP)
JP2014211697A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム
JP2016097621A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN110392175A (zh) * 2018-04-20 2019-10-29 柯尼卡美能达株式会社 服务提供装置以及程序
JP7518473B2 (ja) 2020-07-09 2024-07-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器およびファームウェア

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000099435A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> サーバ切り替え装置および方法とサーバ切り替えプログラムを記録した記録媒体
JP2001243075A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Canon Inc プログラム管理装置、プログラム管理方法、プログラム管理システム、及び媒体
JP2002049546A (ja) * 2000-05-05 2002-02-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> サーバ・トポロジとコード分布の階層グループ化に基づいたディジタル情報のネットワーク配布を最適化する方法
JP2003296211A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Nec Corp Wwwサーバ自動切替システムおよびプログラム
JP2004078849A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Toshiba Tec Corp クライアント端末装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000099435A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> サーバ切り替え装置および方法とサーバ切り替えプログラムを記録した記録媒体
JP2001243075A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Canon Inc プログラム管理装置、プログラム管理方法、プログラム管理システム、及び媒体
JP2002049546A (ja) * 2000-05-05 2002-02-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> サーバ・トポロジとコード分布の階層グループ化に基づいたディジタル情報のネットワーク配布を最適化する方法
JP2003296211A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Nec Corp Wwwサーバ自動切替システムおよびプログラム
JP2004078849A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Toshiba Tec Corp クライアント端末装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8274680B2 (en) 2007-06-19 2012-09-25 International Business Machines Corporation Service supplied by multifunction peripheral (MFP)
JP2010114686A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2011055075A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kyocera Mita Corp 画像形成システムおよび画像形成装置
JP2012010058A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Ricoh Co Ltd 画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、及び画像処理方法
JP2014211697A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム
JP2016097621A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN110392175A (zh) * 2018-04-20 2019-10-29 柯尼卡美能达株式会社 服务提供装置以及程序
CN110392175B (zh) * 2018-04-20 2022-07-26 柯尼卡美能达株式会社 服务提供装置以及计算机可读取的记录介质
JP7518473B2 (ja) 2020-07-09 2024-07-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器およびファームウェア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764112B2 (ja) 電子装置システム
JP5500142B2 (ja) 省電力モード解除装置、中継装置、省電力モード解除方法、およびコンピュータープログラム
KR100814444B1 (ko) 화상형성장치에서 파일의 포맷을 자동으로 변환하여 작업을수행하는 방법 및 시스템과 화상형성장치
JP2008015794A (ja) プログラム管理装置及びプログラム管理システム、ならびにプログラム提供方法
US9377981B2 (en) Image forming system that sends schedule information of image forming apparatus over network
JP2018129714A (ja) プログラム及び情報処理装置
JP2008103903A (ja) 画像処理装置と管理装置
JP5494869B2 (ja) 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体
JP4676850B2 (ja) データ処理システムとそのデータ管理装置,プログラム,および記録媒体
JP2006085620A (ja) 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体
JP4435191B2 (ja) プリンタドライバ、プログラム及び記録媒体
JP2017108360A (ja) 外部機器、機器、情報処理システム、情報処理プログラム、機器連携方法、外部機器連携方法及び情報処理方法
JP6627454B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP2013142920A (ja) アプリケーション管理装置、アプリケーション管理システム、プログラムおよびその記録媒体
US11388293B2 (en) Scanning system, computer-readable medium, and image scanner for configuring setting information for the image scanner
JP2008227671A (ja) 遠隔管理システムおよび管理情報取得制御方法
JP4211729B2 (ja) ジョブ実行装置
JP4391032B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびコンピュータが実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読取可能な記録媒体
JP2010198059A (ja) 設定支援システム
JP2019016965A (ja) 情報処理装置、制御方法及びプログラム
JP2021184548A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
JP7063300B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6816559B2 (ja) 情報機器
JP2006190161A (ja) 文書処理装置
JP2023075814A (ja) 制御プログラム、画像形成システム、設定方法、情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110308