JP2006084740A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側から順に、正の第1群G1と、負の第2群G2と、正の第3群G3と、正の第4群G4と、正の第5群G5とを有し、広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、第1群G1と第2群G2との間隔が増加し、第2群G2と第3群G3との間隔が減少し、第3群G3と第4群G4との間隔が減少し、第4群G4と第5群G5との間隔が増加するように、第1群G1は像面Iに対して相対的に移動し、第2群G2は一旦像面I側へ移動した後で物体側へ移動し、第3群G3は物体側へ移動し、第4群G4は物体側へ移動し、第5群G5は像面Iに対して相対的に移動し、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
Description
また防振の観点から、固体撮像素子等を用いたビデオカメラや電子スチルカメラ等に適し高い光学性能を備え、加えて光学系の一部を光軸に対して略垂直な方向へ移動させた状態においても高い光学性能を維持し、かつ約5倍以上の変倍比を有する小型のズームレンズを提供することを目的とする。
光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、無限遠合焦状態において光軸に沿って、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との可変空気間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との可変空気間隔が増加するように、前記第1レンズ群は像面に対して相対的に移動し、前記第2レンズ群は一旦像面側へ移動した後で物体側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第4レンズ群は物体側へ移動し、前記第5レンズ群は像面に対して相対的に移動し、
以下の条件式(1),(2)を満足することを特徴とするズームレンズを提供する。
(1) 0.02<(D5iT−D5iW)/fW<0.50
(2) 0.09<(−f2)/fT<0.18
ただし、
fW :広角端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
fT :望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
D5iW:広角端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
D5iT:望遠端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、無限遠合焦状態において光軸に沿って、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との可変空気間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との可変空気間隔が増加するように、前記第1レンズ群は像面に対して相対的に移動し、前記第2レンズ群は一旦像面側へ移動した後で物体側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第4レンズ群は物体側へ移動し、
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、後群とを有し、前記前群を光軸に対して略垂直な方向へ移動させることによって像を移動させることを特徴とするズームレンズを提供する。
また本発明によれば、固体撮像素子等を用いたビデオカメラや電子スチルカメラ等に適し高い光学性能を備え、加えて光学系の一部を光軸に対して略垂直な方向へ移動させた状態においても高い光学性能を維持し、かつ約5倍以上の変倍比を有する小型のズームレンズを提供することができる。
そこで本発明のズームレンズは、上述のように、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを有する構成により、射出瞳位置を像面から遠くして前述の要求を満たしている。
(1) 0.02<(D5iT−D5iW)/fW<0.50
(2) 0.09<(−f2)/fT<0.18
ただし、
fW :広角端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
fT :望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
D5iW:広角端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
D5iT:望遠端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
条件式(1)の上限値を上回ると、望遠端状態において第5レンズ群は第4レンズ群側に大きく移動する。このため、軸外光線がレンズの比較的光軸付近を通ることとなり、ズームレンズの射出瞳位置を像面から遠くすることが難しくなる。したがって、固体撮像素子の特性上の要求を満たすことができない。また、像面の変動を効率的に補正することができなくなるため、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
なお、さらに好ましくは、本発明のズームレンズは、条件式(1)の上限値を0.35として満足することが望ましい。
条件式(2)の上限値を上回ると、第2レンズ群の焦点距離が相対的に長くなるため、第2レンズ群が変倍に効率的に寄与できなくなる。このため、約5倍以上の高変倍比を確保できない、或いは第2レンズ群の移動量が大きくなって小型化を図ることができなくなり、本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
一方、条件式(2)の下限値を下回ると、第2レンズ群の焦点距離が相対的に短くなるため、屈折力が強くなりすぎ、第2レンズ群で発生する収差が大きくなりすぎる。このため、高い光学性能を得ることができなくなり、本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
なお、さらに好ましくは、本発明のズームレンズは、条件式(2)の上限値を0.16として満足することが望ましい。また、条件式(1)の下限値を0.10として満足することが望ましい。
(3) 0.40<f5/fT<0.50
ただし、
fT:望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f5:前記第5レンズ群の焦点距離
条件式(3)の上限値を上回ると、第5レンズ群の焦点距離は相対的に長くなるため、第5レンズ群は効率的に射出瞳位置を像面から遠くすることができなくなる。このため、固体撮像素子の特性上の要求を満たすことができなくなってしまう。
一方、条件式(3)の下限値を下回ると、第5レンズ群の屈折力が相対的に強くなりすぎる。このため、固体撮像素子の特性上の要求を満たすための射出瞳位置の変動を抑えつつ広角端状態から望遠端状態までの全域にわたって像面湾曲を補正することが困難となる。したがって、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
(4) −0.50<f3a/f3b<0.50
ただし、
f3a:前記前群の焦点距離
f3b:前記後群の焦点距離
条件式(4)の上限値を上回ると、前群の屈折力に対して後群の屈折力が相対的に強くなる。このため、後群の像側に配置された正の屈折力を有する第4レンズ群と合わせると、開口絞りの像側の正の屈折力が物体側の正の屈折力よりも強くなりすぎる。したがって、軸外収差を補正することが困難となり、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
なお、さらに好ましくは、本発明のズームレンズは、条件式(4)の上限値を0.40として満足することが望ましい。また、条件式(4)の下限値を−0.20として満足することが望ましい。
下限値を−0.20として満足することが望ましい。
前群を負レンズと正レンズとの接合レンズのみで構成することによって、前群を光軸に対して略垂直な方向へ移動させたときの諸収差の変動を小さくすることが可能となる。このため、ズームレンズ全体として収差補正を良好に行うことができ、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができる。
開口絞りの物体側に位置する前群を負レンズと正レンズとの接合レンズのみで構成し、開口絞りの像側に位置する後群を正レンズと負レンズとの接合レンズのみで構成することによって、開口絞りを挟んだいわゆる対称型の構成となって軸上収差をさらに補正することが可能となる。このため、ズームレンズ全体として収差補正を良好に行うことができ、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができる。
(4) −0.50<f3a/f3b<0.50
ただし、
f3a:前記前群の焦点距離
f3b:前記後群の焦点距離
(5) 0.2<(1−β3aT)βRT<3.0
ただし、
β3aT:望遠端状態における前記前群の使用横倍率
βRT :望遠端状態における前記前群と像面との間にある光学系全系の使用横倍率
条件式(5)の上限値を上回ると、前群の光軸に垂直な方向への移動量に対する像の光軸に垂直な方向への移動量が大きくなり過ぎる。このため、前群に求められる制御精度が高くなりすぎて、十分な精度を得ることができなくなり、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
一方、条件式(5)の下限値を下回ると、前群の光軸に垂直な方向への移動量に対する像の光軸に垂直な方向への移動量が相対的に小さくなる。このため、手ブレによる像ブレをキャンセルするために必要な像の移動量を確保するためには、前群の光軸に垂直な方向への移動量を大きくしなければならず、小型のズームレンズを得るという本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
なお、さらに好ましくは、本発明のズームレンズは、条件式(5)の上限値を2.0として満足することが望ましい。また、条件式(5)の下限値を0.4として満足することが望ましい。
(6) nL4P>1.700
ただし、
nL4P:前記単レンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
条件式(6)の下限値を下回ると、前記単レンズで発生する球面収差が負に大きくなる。このため、第4レンズ群によって球面収差を補正することが困難となり、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
なお、さらに好ましくは、本発明のズームレンズは、条件式(6)の下限値を1.740として満足することが望ましい。
ここで、球面レンズとは、非球面レンズではないレンズを示し、平面を含むレンズも球面レンズであることは言うまでもない。以降の説明も同様である。
そこでもう一つの観点による本発明のズームレンズは、上述のように、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを有する構成により、射出瞳位置を像面から遠くして前述の要求を満たしている。
前群を負レンズと正レンズとの接合レンズのみで構成することによって、前群を光軸に対して略垂直な方向へ移動させたときの諸収差の変動を小さくすることが可能となる。このため、ズームレンズ全体として収差補正を良好に行うことができ、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができる。
このように、開口絞りの物体側に位置する前群を負レンズと正レンズとの接合レンズのみで構成し、開口絞りの像側に位置する後群を正レンズと負レンズとの接合レンズのみで構成することによって、開口絞りを挟んだいわゆる対称型の構成となって軸上収差をさらに補正することが可能となる。このため、ズームレンズ全体として収差補正を良好に行うことができ、高い光学性能を得るという本発明の目的を達成することができる。
(4) −0.50<f3a/f3b<0.50
ただし、
f3a:前記前群の焦点距離
f3b:前記後群の焦点距離
(5) 0.2<(1−β3aT)βRT<3.0
ただし、
β3aT:望遠端状態における前記前群の使用横倍率
βRT :望遠端状態における前記前群と像面との間にある光学系全系の使用横倍率
(1) 0.02<(D5iT−D5iW)/fW<0.50
ただし、
fW :広角端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
D5iW:広角端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
D5iT:望遠端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
条件式(1)は、第5レンズ群の最適な移動量を規定するための条件式であり、前記のためその説明を省略する。
(2) 0.09<(−f2)/fT<0.18
ただし、
fT:望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
(3) 0.40<f5/fT<0.50
ただし、
fT:望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f5:前記第5レンズ群の焦点距離
(6) nL4P>1.700
ただし、
nL4P:前記単レンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
条件式(6)は、第4レンズ群に含まれる正の屈折力を有する単レンズの屈折率の最適な範囲を規定する条件式であり、前記のためその説明を省略する。
ここで、球面レンズとは、非球面レンズではないレンズを示し、平面を含むレンズも球面レンズであることは言うまでもない。以降の説明も同様である。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係るズームレンズの無限遠合焦時のレンズ構成を示す断面図であり、図中上方より順に広角端状態(W)、広角側中間焦点距離状態(M1)、望遠側中間焦点距離状態(M2)、望遠端状態(T)をそれぞれ示している。
本実施例に係るズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
詳細には、第5レンズ群G5は、広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、広角端状態から広角側中間焦点距離状態までは像面I側へ移動し、広角側中間焦点距離から望遠側中間焦点距離までは物体側へ移動し、望遠側中間焦点距離から望遠端状態までは像面I側へ移動する。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、像面I側のレンズ面の屈折力が強い両凹形状の負レンズと、物体側のレンズ面の屈折力が強い両凹形状の負レンズと、両凸形状の正レンズと像側のレンズ面の曲率が小さい両凹形状の負レンズとの接合正レンズとから構成されている。
さらに、像を光軸に対して略垂直な方向へ移動させるために、前群G3aは光軸に対して略垂直な方向へ移動可能に設けられている。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズで構成されている。
また、第5レンズ群G5と像面Iとの間には、光軸に沿って物体側から順に、光学ローパスフィルタLPFと、カバーガラスCGとが配置されている。
表中の(全体諸元)において、fは焦点距離(単位:mm)、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位:度)、TLは全長(単位:mm)をそれぞれ示す。
(レンズデータ)において、さらに、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率及びアッベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値をそれぞれ示す。なお、曲率半径∞は平面を示し、空気の屈折率1.00000は記載を省略している。また、Bfはバックフォーカスを示す。
なお、(全体諸元)及び(可変間隔データ)において、レンズ状態Wは広角端状態、M1は広角側中間焦点距離状態、M2は望遠側中間焦点距離状態、Tは望遠端状態をそれぞれ示す。
x=cy2/{1+(1−κc2y2)1/2}+C4y4+C6y6+C8y8+C10y10
なお、(非球面データ)において、「E-n」は「×10−n」を示す。例えば、1.234E-5=1.234×10−5である。
なお、以下の全実施例の諸元値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
(全体諸元)
レンズ状態 W M1 M2 T
f 9.17 14.00 40.00 86.40
FNO 2.9 3.2 4.1 5.7
2ω 66.6 44.1 16.0 7.4
(レンズデータ)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 104.9674 1.800 1.84666 23.78
2 57.7700 6.900 1.64000 60.09
3 -449.0606 0.100
4 37.6081 5.500 1.49782 82.52
5 146.3156 (D5)
6 -383.8145 1.200 1.83400 37.17
7 11.0333 4.950
8 -27.7390 0.900 1.81600 46.63
9 59.3532 0.300
10 25.1431 3.750 1.84666 23.78
11 -25.1270 0.900 1.71300 53.85
12 133.1648 (D12)
13 50.4203 1.600 1.62004 36.26
14 19.0995 3.000 1.49782 82.52
15 -34.0289 0.800
16 ∞ 1.800 (開口絞り)
17 13.0090 3.600 1.65844 50.88
18 -16.3853 2.000 1.79952 42.24
19 18.9993 (D19)
20 21.2799 3.100 1.76802 49.23
21 -24.3268 0.100
22 31.6627 3.900 1.48749 70.24
23 -16.2608 0.900 1.83400 37.17
24 13.1942 (D24)
25 17.1071 2.900 1.48749 70.24
26 104.4871 (D26)
27 ∞ 1.720 1.54437 70.51 (LPF)
28 ∞ 1.441
29 ∞ 0.500 1.51680 64.20 (CG)
30 ∞ (Bf)
(非球面データ)
本実施例に係るズームレンズ中の20番目のレンズ面は非球面であり、その非球面データを以下に示す。
[第20面]
κ = 1.0000
C4 =-6.13040E-05
C6 =-1.43250E-07
C8 =+1.90490E-09
C10=-3.14900E-11
(可変間隔データ)
レンズ状態 W M1 M2 T
f 9.17 14.00 40.00 86.40
D5 3.8000 10.5769 26.0958 31.7742
D12 28.0445 21.0041 8.6209 2.1979
D19 6.2596 4.4013 2.2032 1.6021
D24 5.9789 10.0029 16.8265 32.7317
D26 3.2010 3.1976 6.4023 4.6811
(条件式対応値)
(1)(D5iT−D5iW)/fW=0.15
(2)(−f2)/fT=0.13
(3)f5/fT=0.48
(4)f3a/f3b=0.37
(5)(1−β3aT)βRT=1.08
図2(a)、図3(a)、図4(a)、及び図5(a)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、広角側中間焦点距離状態、望遠側中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時のd線(λ=587.6nm)に対する諸収差図である。
また図2(b)、図3(b)、図4(b)、及び図5(b)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、広角側中間焦点距離状態、望遠側中間焦点距離状態、及び望遠端状態において、前群G3aを光軸に対して垂直な方向へ0.1mm移動したときのd線(波長λ=587.6nm)に対するコマ収差図である。
なお、以下に示す各実施例の諸収差図において、本実施例と同様の符号を用いる。
また図2(b)、図3(b)、図4(b)、及び図5(b)より、本実施例に係るズームレンズは、前群G3aを光軸に対して略垂直な方向へ移動させた状態でも広角端状態から望遠端状態へわたって諸収差を良好に補正し、高い光学性能を有していることがわかる。
図6は、本発明の第2実施例に係るズームレンズの無限遠合焦時のレンズ構成を示す断面図であり、図中上方より順に広角端状態(W)、広角側中間焦点距離状態(M1)、望遠側中間焦点距離状態(M2)、望遠端状態(T)をそれぞれ示している。
本実施例に係るズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
詳細には、第5レンズ群G5は、広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、広角端状態から広角側中間焦点距離状態までは像面I側へ移動し、広角側中間焦点距離から望遠側中間焦点距離までは物体側へ移動し、望遠側中間焦点距離から望遠端状態までは像面I側へ移動する。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、物体側のレンズ面の屈折力が強い両凹形状の負レンズと、両凸形状の正レンズと像側のレンズ面の曲率が小さい両凹形状の負レンズとの接合正レンズとから構成されている。
さらに、像を光軸に対して略垂直な方向へ移動させるために、前群G3aは光軸に対して略垂直な方向へ移動可能に設けられている。
第5レンズ群G5は、光軸に沿って物体側から順に、物体側のレンズ面の曲率が大きい両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合正レンズからなる。
また、第5レンズ群G5と像面Iとの間には、光軸に沿って物体側から順に、光学ローパスフィルタLPFと、カバーガラスCGとが配置されている。
以下の表2に本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
(全体諸元)
レンズ状態 W M1 M2 T
f 9.17 11.85 40.00 86.40
FNO 2.9 3.1 4.1 5.5
2ω 66.6 51.8 16.1 7.5
(レンズデータ)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 82.5209 1.800 1.84666 23.78
2 49.8330 6.550 1.62041 60.29
3 -2162.3403 0.100
4 37.3675 5.200 1.49782 82.56
5 148.7011 (D5)
6 345.7589 1.200 1.83400 37.16
7 10.6448 5.150
8 -29.4991 0.900 1.77250 49.60
9 39.4838 0.400
10 23.0042 3.700 1.84666 23.78
11 -34.2530 0.900 1.65844 50.88
12 180.0276 (D12)
13 35.6811 1.700 1.74950 35.28
14 18.4110 2.900 1.49782 82.56
15 -36.7771 0.950
16 ∞ 1.650 (開口絞り)
17 14.5358 4.000 1.67003 47.23
18 -17.5011 3.000 1.79952 42.22
19 17.5011 (D19)
20 38.2155 3.000 1.80400 46.57
21 -29.6242 0.100
22 13.6535 4.100 1.48749 70.23
23 -19.2970 0.900 1.83400 37.16
24 13.2469 (D24)
25 20.9062 3.800 1.80400 46.57
26 -44.9980 0.900 1.68893 31.07
27 44.9980 (D27)
28 ∞ 1.720 1.54437 70.51 (LPF)
29 ∞ 0.956
30 ∞ 0.500 1.51680 64.20 (CG)
31 ∞ (Bf)
(可変間隔データ)
レンズ状態 W M1 M2 T
f 9.17 11.85 40.00 86.40
D5 2.8000 7.3481 25.4371 31.2435
D12 30.8768 26.2826 9.4395 2.1507
D19 6.5581 5.3364 1.9683 1.6177
D24 5.9883 8.4626 16.9019 32.8851
D27 3.6766 3.6141 6.8119 5.0128
(条件式対応値)
(1)(D5iT−D5iW)/fW=0.14
(2)(−f2)/fT=0.14
(3)f5/fT=0.43
(4)f3a/f3b=0.09
(5)(1−β3aT)βRT=1.05
(6)nL4P=1.80400
図7(a)、図8(a)、図9(a)、及び図10(a)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、広角側中間焦点距離状態、望遠側中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時のd線(λ=587.6nm)に対する諸収差図である。
また図7(b)、図8(b)、図9(b)、及び図10(b)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、広角側中間焦点距離状態、望遠側中間焦点距離状態、及び望遠端状態において、前群G3aを光軸に対して垂直な方向へ0.1mm移動したときのd線(波長λ=587.6nm)に対するコマ収差図である。
また図7(b)、図8(b)、図9(b)、及び図10(b)より、本実施例に係るズームレンズは、前群G3aを光軸に対して略垂直な方向へ移動させた状態でも広角端状態から望遠端状態へわたって諸収差を良好に補正し、高い光学性能を有していることがわかる。
図11は、本発明の第3実施例に係るズームレンズの無限遠合焦時のレンズ構成を示す断面図であり、図中上方より順に広角端状態(W)、広角側中間焦点距離状態(M1)、望遠側中間焦点距離状態(M2)、望遠端状態(T)をそれぞれ示している。
本実施例に係るズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
詳細には、第5レンズ群G5は、広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、広角端状態から広角側中間焦点距離状態までは像面I側へ移動し、広角側中間焦点距離から望遠側中間焦点距離までは物体側へ移動し、望遠側中間焦点距離から望遠端状態までは像面I側へ移動する。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向け像面I側のレンズ面が非球面である負メニスカスレンズと、物体側のレンズ面の屈折力が強い両凹形状の負レンズと、物体側のレンズ面の屈折力が強い両凸形状の正レンズとから構成されている。
さらに、像を光軸に対して略垂直な方向へ移動させるために、前群G3aは光軸に対して略垂直な方向へ移動可能に設けられている。
第5レンズ群G5は、物体側のレンズ面の屈折力が強い両凸形状の正レンズで構成されている。
また、第5レンズ群G5と像面Iとの間には、光軸に沿って物体側から順に、光学ローパスフィルタLPFと、カバーガラスCGとが配置されている。
以下の表3に本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
(全体諸元)
レンズ状態 W M1 M2 T
f 9.17 14.00 40.00 86.94
FNO 2.9 3.3 4.2 5.6
2ω 64.9 43.5 16.1 7.4
(レンズデータ)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 71.2698 1.200 1.85026 32.35
2 35.1339 6.900 1.49782 82.52
3 -1401.4800 0.100
4 32.8607 5.200 1.62041 60.29
5 161.2228 (D5)
6 93.9250 1.950 1.74330 49.23
7 8.9940 6.200
8 -18.1325 0.900 1.58913 61.18
9 27.1703 0.700
10 23.7608 2.750 1.84666 23.78
11 -162.3377 (D11)
12 31.1726 0.900 1.85026 32.35
13 17.8107 2.750 1.49782 82.52
14 -32.0272 1.200
15 ∞ 1.200 (開口絞り)
16 12.5579 4.100 1.60562 43.73
17 -15.9905 2.200 1.76200 40.11
18 15.8803 (D18)
19 23.6848 3.000 1.79668 45.37
20 -21.5414 0.700
21 49.7067 3.100 1.49782 82.52
22 -11.1874 2.100 1.83400 37.17
23 17.7867 (D23)
24 21.1435 3.000 1.48749 70.24
25 -288.8441 (D25)
26 ∞ 2.760 1.51680 64.20 (LPF)
27 ∞ 1.441
28 ∞ 0.500 1.51680 64.20 (CG)
29 ∞ (Bf)
(非球面データ)
本実施例に係るズームレンズ中の7,19番目のレンズ面は非球面であり、その非球面データを以下に示す。
[第7面]
κ = 0.9000
C4 =-1.76750E-05
C6 =-1.30430E-07
C8 =-2.02420E-09
C10=+1.06150E-11
[第19面]
κ = 1.0000
C4 =-3.16770E-05
C6 =+5.29120E-08
C8 =-4.59950E-10
C10=+6.02460E-12
(可変間隔データ)
レンズ状態 W M1 M2 T
f 9.17 14.00 40.00 86.94
D5 1.8000 8.5666 22.6824 28.3033
D11 30.2796 24.8673 10.3997 3.2000
D18 6.0750 4.3760 1.9073 1.8900
D23 4.5813 10.6699 15.9370 30.8487
D25 3.9359 2.0000 6.5627 4.3992
(条件式対応値)
(1)(D5iT−D5iW)/fW=0.05
(2)(−f2)/fT=0.13
(3)f5/fT=0.47
(4)f3a/f3b=-0.002
(5)(1−β3aT)βRT=1.25
図12(a)、図13(a)、図14(a)、及び図15(a)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係るズームレンズの広角端状態、広角側中間焦点距離状態、望遠側中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時のd線(λ=587.6nm)に対する諸収差図である。
また図12(b)、図13(b)、図14(b)、及び図15(b)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係るズームレンズの広角端状態、広角側中間焦点距離状態、望遠側中間焦点距離状態、及び望遠端状態において、前群G3aを光軸に対して垂直な方向へ0.1mm移動したときのd線(波長λ=587.6nm)に対するコマ収差図である。
また図12(b)、図13(b)、図14(b)、及び図15(b)より、本実施例に係るズームレンズは、前群G3aを光軸に対して略垂直な方向へ移動させた状態でも広角端状態から望遠端状態へわたって諸収差を良好に補正し、高い光学性能を有していることがわかる。
また本発明によれば、固体撮像素子等を用いたビデオカメラや電子スチルカメラ等に適し高い光学性能を備え、加えて光学系の一部を光軸に対して略垂直な方向へ移動させた状態においても高い光学性能を維持し、かつ約5倍以上の変倍比を有する小型のズームレンズを提供することができる。
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G3a 第3レンズ群における前群
G3b 第3レンズ群における後群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
S 開口絞り
LPF 光学ローパスフィルタ
CG カバーガラス
I 像面
W 広角端状態
M1 広角側中間焦点距離状態
M2 望遠側中間焦点距離状態
T 望遠端状態
Claims (23)
- 光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、無限遠合焦状態において光軸に沿って、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との可変空気間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との可変空気間隔が増加するように、前記第1レンズ群は像面に対して相対的に移動し、前記第2レンズ群は一旦像面側へ移動した後で物体側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第4レンズ群は物体側へ移動し、前記第5レンズ群は像面に対して相対的に移動し、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
0.02<(D5iT−D5iW)/fW<0.50
0.09<(−f2)/fT<0.18
ただし、
fW :広角端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
fT :望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
D5iW:広角端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
D5iT:望遠端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離 - 広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、前記第5レンズ群は、広角端状態から広角側中間焦点距離状態までは像面側へ移動し、広角側中間焦点距離から望遠側中間焦点距離までは物体側へ移動し、望遠側中間焦点距離から望遠端状態までは像面側へ移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
0.40<f5/fT<0.50
ただし、
fT:望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f5:前記第5レンズ群の焦点距離 - 前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、後群とを有し、
前記前群は、光軸に沿って物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズのみからなり、
前記後群は、光軸に沿って物体側から順に、正レンズと負レンズとの接合レンズのみからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、後群とを有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
−0.50<f3a/f3b<0.50
ただし、
f3a:前記前群の焦点距離
f3b:前記後群の焦点距離 - 前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、後群とを有し、
前記前群を光軸に対して略垂直な方向へ移動させることによって像を移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記第3レンズ群は、開口絞りを有し、
該開口絞りは、前記前群と前記後群との間に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のズームレンズ。 - 前記前群は、光軸に沿って物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズのみからなることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のズームレンズ。
- 前記前群は、光軸に沿って物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズのみからなり、
前記後群は、光軸に沿って物体側から順に、正レンズと負レンズとの接合レンズのみからなることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のズームレンズ。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項6から請求項9にいずれか一項に記載のズームレンズ。
−0.50<f3a/f3b<0.50
ただし、
f3a:前記前群の焦点距離
f3b:前記後群の焦点距離 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.2<(1−β3aT)βRT<3.0
ただし、
β3aT:望遠端状態における前記前群の使用横倍率
βRT :望遠端状態における前記前群と像面との間にある光学系全系の使用横倍率 - 光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを有し、
広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、無限遠合焦状態において光軸に沿って、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との可変空気間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との可変空気間隔が減少し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との可変空気間隔が増加するように、前記第1レンズ群は像面に対して相対的に移動し、前記第2レンズ群は一旦像面側へ移動した後で物体側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第4レンズ群は物体側へ移動し、
前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、後群とを有し、前記前群を光軸に対して略垂直な方向へ移動させることによって像を移動させることを特徴とするズームレンズ。 - 前記前群は、光軸に沿って物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズのみからなることを特徴とする請求項12に記載のズームレンズ。
- 前記前群は、光軸に沿って物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズのみからなり、
前記後群は、光軸に沿って物体側から順に、正レンズと負レンズとの接合レンズのみからなることを特徴とする請求項12に記載のズームレンズ。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか一項に記載のズームレンズ。
−0.50<f3a/f3b<0.50
ただし、
f3a:前記前群の焦点距離
f3b:前記後群の焦点距離 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.2<(1−β3aT)βRT<3.0
ただし、
β3aT:望遠端状態における前記前群の使用横倍率
βRT :望遠端状態における前記前群と像面との間にある光学系全系の使用横倍率 - 広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、前記第5レンズ群は像面に対して相対的に移動し、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項12から請求項16のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.02<(D5iT−D5iW)/fW<0.50
ただし、
fW :広角端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
D5iW:広角端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離
D5iT:望遠端状態における前記第5レンズ群中の最も像面側のレンズ面から像面までの距離 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項12から請求項17のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.09<(−f2)/fT<0.18
ただし、
fT:望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離 - 広角端状態から望遠端状態までズーミングする際に、前記第5レンズ群は、広角端状態から広角側中間焦点距離状態までは像面側へ移動し、広角側中間焦点距離から望遠側中間焦点距離までは物体側へ移動し、望遠側中間焦点距離から望遠端状態までは像面側へ移動することを特徴とする請求項12から請求項18のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項12から請求項19のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.40<f5/fT<0.50
ただし、
fT:望遠端状態における前記ズームレンズ全系の焦点距離
f5:前記第5レンズ群の焦点距離 - 前記第4レンズ群は、球面レンズのみからなり、正の屈折力を有する単レンズを含み、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項20のいずれか一項に記載のズームレンズ。
nL4P>1.700
ただし、
nL4P:前記単レンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率 - 前記ズームレンズにおける全てのレンズが球面レンズであることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群は、非球面レンズを含むことを特徴とする請求項1から請求項20のいずれか一項に記載のズームレンズ。
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