JP2006079401A - 電子申請文書配布システム、電子申請文書配布方法、および電子申請文書配布プログラム - Google Patents

電子申請文書配布システム、電子申請文書配布方法、および電子申請文書配布プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】真正の申請者への電子申請文書の簡便確実な配布や配布状況の確実な管理を可能とする。
【解決手段】識別情報を生成すると共に書換不能の記録手段に格納する識別情報生成部110と、識別情報と申請者の個人認証情報との対応関係を書類確認情報として文書配布管理テーブル125に格納する書類確認情報格納部111とを有する申請処理装置150と、電子申請文書の格納庫への格納処理を管理する格納管理部113と、前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部114と、個人認証媒体より個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部115と、個人認証情報を申請処理装置150に送信し当該個人認証情報の照合処理に基づく識別情報を取得する識別情報取得部116と、識別情報に対応する電子申請文書を格納庫において特定し排出する文書排出部117とを有する文書保管装置155と、からシステム構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子申請文書配布システム、電子申請文書配布方法、および電子申請文書配布プログラムに関し、特に、オンラインで電子申請者を個人認証し、電子申請文書を配布する電子申請システムにおいて、文書保管装置を利用して文書の誤配防止や不在時の受取を可能とするシステム及び方法に関する。
受取人不在時の郵便物や宅配物の処理技術について種々提案されている。例えば、予め居住者毎に書留郵便の受け取りを希望しない書留郵便の種類を記憶させる手段と、書留郵便のバーコードを読み取るバーコードリーダーと、該バーコードリーダーで読み込まれた前記書留郵便の種類が配達先居住者の受け取りを承認しているか否かを判断する判断手段と、前記書留郵便を受け取ると承認している場合に書留郵便用ロッカーの蓋を開放する手段とを具備したことを特徴とする書留郵便物が取扱可能な配達ボックス(特許文献1参照)などが提案されている。
また、集合住宅に設置された宅配ボックスに宅配物が投函された際にインターネット接続部から該投函された宅配物の配達先を含む情報をインターネットを介して管理センターのホストコンピュータに送信し、宅配物が宅配ボックスに投函されたことの連絡のためのEメールを管理センターのホストコンピュータに設けたEメール生成部で作成して配達先に送信するようにした宅配報知システムを構築し、上記集合住宅に各住戸に対応して設けられた郵便ポストに郵便物が投函された際に郵便物の投函を検知する郵便物投函検知手段を設け、各住戸毎の個別の郵便ポストにおいて郵便物投函検知手段で郵便物の投函を検知して該当する配達先を含む郵便物の投函情報を上記宅配報知システムに設けたインターネット接続部に送信して該インターネット接続部からインターネットを介して管理センターのホストコンピュータに送信し、郵便物が投函されたことを連絡するためのEメールをホストコンピュータに設けたEメール生成部で作成して配達先に送信するようにしたことを特徴とする郵便物・宅配物の配達連絡システム(特許文献2参照)なども提案されている。
また、発送者からの配達物を配達する者が宅集配物保管収納手段に保管し、受領者はその宅集配物保管収納手段に保管されている配達物を受け取る宅集配システムにおいて、その配達物の流れに直接関与しない第三者事業体を設け、その第三者事業体が前記配達する者との間でインターネットを介して、その配達する者が宅集配物保管収納手段に配達物を保管したことの認証を第三者事業体が行ない、また前記第三者事業体が前記受領者との間でインターネットを介して、その受領者が宅集配物保管収納手段に保管されている配達物を受け取ったことの認証を第三者事業体が行なうように構成されていることを特徴とする宅集配システム(特許文献3参照)なども提案されている。
特開2000−79052号公報 特開2003−93219号公報 特開2002−153373号公報
ところで、「e-Japan戦略II」(平成15年7月2日、IT戦略本部)、「e-Japan重点計画-2003」などの策定に伴い、自治体及び行政区等では電子申請を可能とする環境整備が徐々に実施されつつある。このような電子申請に伴う交付物は、紙文書やカードなどの媒体であり、利用者宛に電子的に送付することができないため、郵便等の従来の物流手段を用いた送付方法が採用されている。一方で、利用者が電子申請に伴う前記交付物を受領するに際しては、交付物の性質上、受領確認を必要とするものが多く、受取人不在時でも簡便確実に受領できる方法が望まれていた。
他方、従来提案されているような宅配ボックスを用いるとしても、交付物の配布元(例:自治体など)に、認証を経た利用者による交付物受領を通知するといった配達証明の機能は提供されていない。また、第三者により配達実績を保証する宅配システムであっても、申請者と配布元の他に第三者機関を必要とする大掛かりなシステムになると共に、交付物の送付件数が多い場合の該機関の負担が大きくなりやすいと言う問題があった。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、真正の申請者への電子申請文書の簡便確実な配布や、配布状況の確実な管理を可能とする、電子申請文書配布システム、電子申請文書配布方法、および電子申請文書配布プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の電子申請文書配布システムは、ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行うシステムであって、前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納する識別情報生成部と、前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納する書類確認情報格納部と、を有する申請処理装置と、前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理する、格納管理部と、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部と、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部と、前記個人認証情報を前記申請処理装置に送信し、前記文書配布管理テーブルにおける当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置より取得する、識別情報取得部と、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出する文書排出部と、を有する文書保管装置と、を備えたことを特徴とする(第1の発明)。
第2の発明は、ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行うシステムであって、前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納する識別情報生成部と、前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納する書類確認情報格納部と、前記電子申請文書を保管する文書保管装置に対し、前記書類確認情報を送信する書類確認情報送信部と、を有する申請処理装置と、前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理する、格納管理部と、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部と、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部と、前記個人認証情報を、前記申請処理装置から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得する、識別情報取得部と、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出する文書排出部と、を有する文書保管装置と、を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記文書保管装置が、前記格納庫への電子申請文書の格納に伴い、格納した電子申請文書の少なくとも識別情報を含む格納通知を前記申請処理装置に送信する格納通知部と、前記格納庫からの電子申請文書の排出に伴い、排出した電子申請文書の少なくとも識別情報を含む排出通知を前記申請処理装置に送信する排出通知部と、を備えたことを特徴とする。
第4の発明は、ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法であって、申請処理装置が、前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納し、前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納し、文書保管装置が、前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理し、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取り、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報を前記申請処理装置に送信し、前記文書配布管理テーブルにおける当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置より取得し、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出することを特徴とする。
第5の発明は、ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法であって、申請処理装置が、前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納し、前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納し、前記電子申請文書を保管する文書保管装置に対し、前記書類確認情報を送信し、文書保管装置が、前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理し、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取り、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報を、前記申請処理装置から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得し、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出することを特徴とする。
第6の発明は、ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、申請処理装置が、前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納するステップと、前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納するステップと、文書保管装置が、前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理するステップと、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取るステップと、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取るステップと、前記個人認証情報を前記申請処理装置に送信し、前記文書配布管理テーブルにおける当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置より取得するステップと、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出するステップと、を含むことを特徴とする。
第7の発明は、ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、申請処理装置が、前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納するステップと、前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納するステップと、前記電子申請文書を保管する文書保管装置に対し、前記書類確認情報を送信するステップと、文書保管装置が、前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理するステップと、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取るステップと、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取るステップと、前記個人認証情報を、前記申請処理装置から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得するステップと、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出するステップと、を含むことを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、真正の申請者への電子申請文書の簡便確実な配布や、配布状況の確実な管理が可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における電子申請文書配布システムを含むネットワーク構成図である。本発明の電子申請文書配布システム100(以下、システム100)は、申請処理装置150および文書保管装置155とから構成され、例えば、申請処理装置150として自治体が利用するサーバ装置、文書保管装置155として宅配ボックスを想定することができる。
また、本実施形態において想定する電子申請文書配布の処理概要としては、まず、例えば前記自治体が発行する住基カードなどの個人認証媒体5による個人認証を経て行われた、申請者10による電子申請の情報が、申請者10が利用する端末3からインターネットなどのネットワーク130を通じて申請処理装置150に送信される。
次に、申請処理装置150で受付けられた電子申請の情報は、電子申請を処理する自治体の原課端末20に渡って電子申請文書50(例:紙などの印刷媒体に文面が印字された文書)の生成に供される。電子申請文書50には、識別情報を格納するための、書換不能の記録手段たるタグ51が付されている。このタグ51の詳細については後述する。
また、書類確認情報(電子申請文書50に一意の識別情報と前記個人認証媒体5の個人認証情報との対応関係)が、申請処理装置150から前記ネットワーク130を経由して宅配ボックス155に送付される。
一方、紙媒体の電子申請文書50は、前記自治体の対外窓口40から宅配業者60に渡され、所定の運送経路を経て宅配ボックス155に送付される。宅配ボックス155では、前記電子申請時に利用された個人認証媒体5を読取って認証処理を行うことで申請者10を確認し、該当する電子申請文書50の格納庫156における該当区画を開錠することとなる。こうして電子申請文書50が申請者10に受取られた事象は、ネットワーク130を介して宅配ボックス155から、申請処理装置150、つまり電子申請文書送付元の自治体原課20に送付される。
こうしたシステム100を構成する申請処理装置150および文書保管装置155は、本発明の電子申請文書配布方法を実行する機能を実現すべく書き換え可能メモリなどのプログラムデータベース101に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記申請処理装置150および文書保管装置155は、コンピュータ装置が一般に備えているディスプレイ画面やボタン類などの入出力インターフェイス105、ならびに申請処理装置150と文書保管装置155との間のデータ通信を担う通信手段106などを有している。
申請処理装置150および文書保管装置155は、前記通信手段106により、インターネット等のネットワーク130へのアクセスが可能であり、互いに接続してデータ通信を実行する。また、申請処理装置150および文書保管装置155の各種機能部と通信手段106との間ではI/O部107がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
続いて、前記システム100が例えばプログラム102に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。システム100を構成する申請処理装置150は、電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書50に付された書換不能の記録手段51に前記識別情報を格納する識別情報生成部110を備える。
なお、前記識別情報は、申請処理装置150で生成して書換不能の記録手段51に格納してもよいし、書換不能の記録手段51に予め記録されていた識別情報を読み出して文書配布管理テーブル125に登録するとしても良い。
また、申請処理装置150は、前記識別情報と前記電子申請の申請者10の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブル125に格納する書類確認情報格納部111を備える。
また、申請処理装置150は、前記電子申請文書50を保管する文書保管装置155に対し、前記書類確認情報を送信する書類確認情報送信部112を備えるものとできる。
また、システム100を構成する文書保管装置155は、前記電子申請文書50の、識別情報に対応付けた格納庫156への格納処理を管理する格納管理部113を備える。
また、文書保管装置155は、前記電子申請文書50に付された前記書換不能の記録手段51より識別情報を読み取る識別情報リーダ部114を備える。
また、文書保管装置155は、前記格納庫156からの電子申請文書50の受取を希望する者の個人認証媒体5より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部115を備える。
また、文書保管装置155は、前記個人認証情報を前記申請処理装置150に送信し、前記文書配布管理テーブル125における当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書50の識別情報を申請処理装置150より取得する、識別情報取得部116を備える。
なお、前記識別情報取得部116は、前記個人認証情報を、前記申請処理装置150から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書50の識別情報を取得するとしてもよい。
また、文書保管装置155は、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書50を前記格納庫156において特定し、これを排出する文書排出部117を備える。
また、前記文書保管装置155は、前記格納庫156への電子申請文書50の格納に伴い、格納した電子申請文書50の少なくとも識別情報を含む格納通知を前記申請処理装置150に送信する格納通知部118を備えるものとできる。
また、前記文書保管装置155は、前記格納庫156からの電子申請文書50の排出に伴い、排出した電子申請文書50の少なくとも識別情報を含む排出通知を前記申請処理装置150に送信する排出通知部119を備えるものとできる。
また、前記文書保管装置155は、前記申請処理装置150が備える文書配布管理テーブル125を同様に備えて、申請処理装置150における文書配布管理テーブル125とデータの同期を取るものとしてもよい。
−−−申請処理の具体例−−−
次に電子申請文書50の作成例を具体的に説明する。図2は自治体内で個人認証として公的個人認証サービスを利用し、電子申請された申請書類の紙文書、つまり電子申請文書50を作成する例を示す図である。公的個人認証サービスは、行政手続のオンライン化に必要な本人確認サービスを、全国どこに住んでいる人に対しても低コストで提供する、電子政府・電子自治体の基盤であり、例えば前記個人認証媒体5としては住基カード等のICカードを利用する。
このような状況下において、インターネットなどのネットワーク130を通して申請者10より申請された申請情報202に基づき、自治体の原課の職員208は、前記申請処理装置150が付帯する書類作成システム203において、電子申請文書50の内容を作成する。或いは、前記申請情報202を前記書類作成システム203が電子申請文書50のひな形等の所定フォームに適用して電子申請文書50を自動生成するとしてもよい。
前記作成された電子申請文書50の内容は、前記書換不能な記録手段たるIDタグ51をつけた専用用紙205に対し、プリンタ204でもって印刷され、電子申請文書50となるのである。その際、IDタグ読取装置207により、前記IDタグ51に格納されているタグナンバーが読取られ、電子申請文書50に紐付けされる識別情報となる。
なお、前記専用用紙205のIDタグ51は無線で情報を読み取ることが可能なRFIDタグを想定することができ、このRFIDタグは、書換不能で電子申請文書50に完全な唯一性を与えるユニークな識別番号を持つこととする。
図3は自治体の原課における、前記書類作成システム203の申請受付画面300を示す図である。自治体原課の前記書類作成システム203において、その申請受付画面300では、電子申請の申請内容である申請情報301と、申請者10の個人情報302、および申請者10が電子申請文書受領を希望する宅配ボックスの情報309が表示される。これらの情報301、302、309は、申請者10が利用する端末3から申請処理装置150が受け付けて、前記書類作成システム203が得た情報である。
前記個人情報302中には、氏名や、公的個人認証サービスの個人認証媒体5の媒体番号が含まれる。また、前記希望宅配ボックスの情報309は、例えば、電子申請時において申請者10の利用する端末画面で、宅配ボックス155の情報を選択可能に提示し申請者10の指定を受け付けて設定されたものであったり、或いは電子申請時に申請者10から入力された住所等に最寄りのものを割振ることで設定されるものとしてもよい。
図4は、申請者10からの電子申請に基づいて作成された書類内容の表示画面400を示す図である。この画面400は、前記申請情報301と、前記専用用紙205のRFIDタグ51の識別情報と、行政情報305とに基づき、書類作成システム203により構成された書類内容を表示するものである。このとき、申請者10の個人情報302、希望宅配ボックスの情報309は、前記画面300で受け付けた情報が利用され、また、専用用紙205におけるRFIDタグのタグナンバーに基づく識別情報307が利用される。 自治体原課の職員208による、前記画面400上の許可ボタン308のクリックに応じて、書類作成システム203は、前記画面400に示す書類内容に基づく電子申請文書50の作成に移る。図5の電子申請文書50は、個人情報302、行政情報305、識別情報307、電子申請文書50の発行機関名403等の情報からなる。この電子申請文書50は紙などの印刷媒体に印字なされたものであり、この印刷媒体は上述の通り、RFIDタグ51を備えた専用用紙205となる。
図6は自治体原課の前記書類作成システム203による電子申請文書作成時の、書類確認情報を示す図である。この図における“項番1”のレコードを例に上げて説明を行う。申請処理装置150は、図3で示した、申請者10の個人情報302における個人認証用の媒体番号と氏名とから、申請者のICカード番号:「A3」、申請者10の氏名:「○○太郎」を、図4で示した識別情報307から、識別情報:「13」を、また、希望宅配ボックスの情報309から、宅配ボックス:「B区コンビニA」を抽出する。これらのレコード220は文書配布管理テーブル125において蓄積される。
図6の“項番1”のレコード情報より、図7の“項番1”、申請者10のICカード番号と、電子申請文書50の識別情報、および送付元情報が、自治体原課で作成され、このデータ221は、前記ネットワーク130を通じて申請処理装置150から、該当宅配ボックス155たる、“B区コンビニA”の宅配ボックスに送信される。なお、このデータ送信は、文書保管装置たる宅配ボックス155からのリクエストに応じて送信するとしてもよいし、前記リクエストが無くとも申請処理装置150側における所定タイミングで予め送信するものとしてもよい。
なお、前記書配布管理テーブル250は、前記識別情報と前記申請者10のICカード番号(個人認証情報)との対応関係を、書類確認情報として格納したテーブルである。
申請処理装置150から宅配ボックス155に送信されたデータ221は、宅配ボックス155における状態情報テーブル800に格納されることとなる。図8は、宅配ボックスにおける状態情報テーブルの例1を示す図である。このテーブル800は、宅配ボックス155の格納庫156における区画番号をキーとして、空き情報(電子申請文書50の格納有無)、内容物(格納している電子申請文書50)の識別情報、電子申請文書50の申請者10のICカード情報、および電子申請文書50の送付元(発行機関)、といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。図8に示すテーブル800では、例えば区画番号“X2”において“空き”であり、従って、内容物の識別情報、申請者のICカード情報、および送付元の各情報は“ナシ”となっている。
こうした“空き”の区画に対し、前記電子申請文書50が宅配業者60により格納される場合、申請処理装置150より前記宅配ボックス155に対して、テーブル800における情報更新要求がなされる。図9は、宅配ボックスにおける状態情報テーブルの例2を示す図である。図9に示す例では、前記空き情報が“空き”となっている“項番2”のレコードに対して、申請処理装置150より宅配ボックス155に送信されてきた前記データ221が加えられる。ここで加えられたデータは、内容物の識別情報“13”、申請者のICカード情報“A3”、および送付元“B区役所原課”となる。こうして、宅配ボックス155の格納庫156における区画“X2”は、識別情報“13”の電子申請文書50が格納されるものとして格納待ち状態となった。
−−−文書保管装置の具体例−−−
本実施形態におけるシステム100は、電子申請文書50を申請者10が受領する手段として、文書保管装置たる宅配ボックス155を備える。宅配ボックス155は、自治体分室や駅等の公共機関、あるいは集合住宅等に備えることが想定できる。なお、1つの宅配ボックス155を、複数の発行機関で共有するとしてもよい。
図10は、宅配ボックスの概要図である。この宅配ボックス155は、電子申請文書50を格納する格納庫156を有しており、この格納庫156は、書類である電子申請文書50を格納する薄型の区画1000の集合体となっている。この区画1000は、それぞれ内部にIDタグ読取りセンサーが備え付けられて、格納された電子申請文書50のIDタグ51の読取り動作を行うことができる。
電子申請文書到着時、宅配ボックス155はIDタグ読取装置501でもって、電子申請文書50のIDタグの識別情報(識別情報:13)を読取り、図9で示した状態情報テーブル800における書類確認情報と照合する。前記状態情報テーブル800において、前記IDタグ51より読取られた識別情報“13”が存在することにより、自治体より送付されてきた電子申請文書50がこの宅配ボックス155に格納されるべきものであることが確認されるのである。
この時、宅配ボックス155は、前記識別情報“13”に該当する電子申請文書50に割り当てられた区画“X2”の開錠を実行する。他方、電子申請文書50を運んだ宅配業者60はこの区画“X2”に電子申請文書50を格納する。
また、宅配ボックス155は、区画内部のIDタグ読取センサーにより、格納された電子申請文書50のIDタグ51より識別情報を読取って、申請処理装置150より予め格納が予定されている電子申請文書50が格納されているか最終確認する。この確認処理が問題なければ、宅配ボックス155は前記区画“X2”の施錠を行う。
なお、この文書保管装置たる宅配ボックス155は複数設置しても良く、その際には文書保管装置155に識別情報を持たせることとする。申請処理装置150と宅配ボックス155がデータ通信する場合には、この識別情報を付与して通信を行うとすればよい。また、前記文書配布管理テーブル125に、電子申請文書50の格納先の文書保管装置155に関する識別情報を持たせることで、申請処理装置150における文書保管装置155の検索を効率的とすることもできる。
他方、宅配ボックス155は、前記格納庫156の区画1000からの電子申請文書50の受取を希望する者の個人認証媒体5より、ICカード読取装置502で個人認証情報を読み取って申請処理装置150に送信すると共に、これに基づく認証結果に応じて申請処理装置150より取得した識別情報により、前記格納庫156における該当区画を特定する。そして、この該当区画より電子申請文書50を排出する。或いは単に該当区画の開錠を行う。
宅配ボックス155における電子申請文書50の出し入れに伴う、前記状態情報テーブル800の変化を以下に説明する。図11は、宅配ボックスにおいて電子申請文書を格納後の状態情報テーブルの例を示す図である。図11のテーブル800における“項番2”のレコードでは、前記電子申請文書50を格納した区画“X2”の空き情報が図9に示した“空”状態から“満”に変化している。
こうした各区画1000の“空き”或いは“満”の状態については、例えば区画1000毎の外装にLEDなどの表示装置等を設置して宅配業者60等の利用者に示すとしてもよい。この場合、前記テーブル800における空き状態に対応して前記表示装置の表示形態を変化させるといった処理を宅配ボックス155が行うものとする。
前記区画“X2”の施錠後、図11のテーブル800における“項番2”のレコードが、宅配ボックス155からネットワーク130経由で電子申請文書50の発行元たる自治体の申請処理装置150に送信される。申請処理装置150では、文書配布管理テーブル125において該当電子申請文書50に関する照合処理を行う。
他方、申請者10による電子申請文書受取り時には、宅配ボックス155はICカード読取装置502で受取にきた者の個人認証媒体5を読取り、自身の備える状態情報テーブル800(または文書配布管理テーブル125)における照合、または申請処理装置150に対する照合要請を行う。この照合処理により、前記個人認証媒体5から読取られたICカード情報(ICカードの番号)“A3”が、格納庫156における区画“X2”の電子申請文書50と関連づけされたものであるかを確認する。また、宅配ボックス155は該当区画“X2”の空き情報が“満”であることを更に確認し、区画“X2”に保管された電子申請文書50が、真正な申請者10が受領にきた書類であることが確認できたならば、区画“X2”の開錠を実行する。
こうして電子申請文書50が受領されて、空の状態で区画“X2”が閉じられた後、区画内部のIDタグ読取センサーが、読取り対象となるIDタグの不在を検知して区画内が空になったことを確認する。
図12は、宅配ボックスにおいて電子申請文書が受領された後の状態情報テーブルの例を示す図である。図12に示す状態情報テーブル800の“項番2”のレコードは、電子申請文書50が区画“X2”からなくなった後の情報であり、空き情報の欄は「受取済」となる。この“項番2”のレコードのデータは、電子申請文書50の排出済みの通知として宅配ボックス155から申請処理装置150へ送信される。送信されたデータは申請処理装置150において、文書配布管理テーブル125で照合処理される。なお、このとき送信されるデータには、申請者10による電子申請文書受取り時のICカード番号を付帯させて、申請処理装置150における本人認証を再度行うとしてもよい。
なお、これまで示した電子申請文書配布システム100の申請処理装置150および文書保管装置155における各機能部110〜119は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記CPU104がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク130に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
−−−処理フロー−−−
以下、電子申請文書配布方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する電子申請文書配布方法に対応する各種動作は、システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そして、このプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。図13は、電子申請文書配布方法の実際手順を示すフロー図である。
前記自治体原課の申請処理装置150は、前記個人認証媒体5に基づく個人認証を経た電子申請を、申請者10の利用する端末3より受け付けて、申請情報を取得する(ステップs1001)。申請処理装置150に付帯する書類作成システム203は、前記申請情報を得て、前記電子申請に応じて前記申請者10に配布する電子申請文書50の作成を行う(ステップs1002)。
この時、前記書類作成システム203は、識別情報を格納した書換不能の記録手段たるIDタグ51が付された、電子申請文書50の出力媒体、例えば前記専用用紙205(例:紙と書換不能の固有識別情報を持つIDタグとが一体化している用紙)に文書内容を出力して電子申請文書50を発行する。また、この専用用紙205に対する文書内容の印刷時に、前記IDタグ51の読み取りを行って識別情報を取得し、これを文書配布管理テーブル125に格納する。
なお、電子申請文書50の内容を出力するのは、印刷媒体などの用紙でなく、磁気メモリやCDやDVD等の媒体を用いても良い。いずれにしても、人手や運送車両といったデータ通信路以外の経路で可搬な媒体であればよい。また、書換不能の記録手段51が該媒体の一部分であっても良い。
続いて、前記書類作成システム203は、電子申請文書作成の際に取得した電子申請文書50の識別情報と、申請受付時に取得した申請者10の個人認証媒体5のICカード番号との対応関係を示す書類確認情報を作成し(ステップs1003)、文書配布管理テーブル125に格納する一方で、ネットワーク130経由で宅配ボックス155にその情報を送付する(ステップs1004)。
一方、書類作成システム203にて出力された電子申請文書50は、申請者10または申請処理装置150が指定する宅配ボックス155に、宅配業者60の手で配達される。そして、配達者による所定の格納操作を経て、格納庫156における該当区画に格納されるのである。
宅配ボックス155では、前記ステップs1004で送付されてきた書類確認情報により、格納庫156における区画1000の内容情報と書類確認情報とを結び付けた情報を作成する(ステップs1005)。この情報は、前記状態情報テーブル800に格納されることとなる。
また、前記格納操作に際しては、宅配ボックス155により該当区画が開錠され、宅配業者60による電子申請文書50の区画1000への格納が実行される。この格納の後、宅配ボックス155は該当区画の施錠を行うが、このとき、区画内部のセンサーにより、電子申請文書50のIDタグ情報を読取り、該当識別情報の電子申請文書が格納されている場合のみ施錠可能とする処理を行う(ステップs1006)。
前記該当区画の施錠時、宅配ボックス155の格納庫156における該当区画に該当電子申請文書50が置かれた旨の通知が、宅配ボックス155からネットワーク130経由で、電子申請文書50の発行元の申請処理装置150に送信される(ステップs1007)。
こうして宅配ボックス155に格納された電子申請文書50について、これを受領したいとする者が宅配ボックス155を訪れたとする。この時、宅配ボックス155は、備えられた個人認証媒体5の読取装置502で前記受領を希望する者が携行している個人認証媒体5の読取りを実行する。こうして得られた個人認証媒体5の媒体番号(前記ICカード情報)を、前記ステップs1005で作成されている状態情報テーブル800とを照合する。この照合により、区画に格納されている電子申請文書50が前記受領を希望する者にまつわるものであることが確認できれば、宅配ボックス155は該当区画の開錠をし、内部の電子申請文書50を取り出し可能状態とする(ステップs1008)。
また、前記区画より電子申請文書50が取り出された後、区画内部のセンサーにより、区画内が空になったことことが確認されたならば、宅配ボックス155は、電子申請文書50が真正な申請者10に受領されたとして、その旨の通知をネットワーク130経由で前記申請処理装置150に送信し(ステップs1009)、処理を終了する。
−−−他の実施形態−−−
本発明は、自治体等の電子申請システムにおける電子申請文書等の交付物の送付に伴う処理のみならず、企業と個人との間の電子商取引における購買物送付に伴う処理に適用することもできる。図14は、企業と個人との間の電子商取引における購買物の送付管理の概念を示している。図示する通り、クレジットカード5によりクレジット決済を伴うインターネットショッピングを行なった住民10は、使用したクレジットカード5を上述の実施例における個人認証媒体5として利用し、宅配ボックス155を利用することが可能である。この場合、上記実施例における申請処理装置150がインターネットショップ1100となり、電子申請文書50に代わって購買物2を出荷して、これを宅配業者が宅配ボックス155に配送することとなる。前記住民10は、上記実施例と同様に受領手順でもって、自身が購入済みの購買物2を宅配ボックス155より受領する。
またここで、前記住民10により購入された購買物2の宅配だけでなく、返品においても同ボックス155を利用することができる。この場合、住民10は購買物2の購入時に使用したクレジットカード5による個人認証を例えばインターネットショップ1100を介してクレジットカード会社1200にて行うと共に、既に購入している購買物2の返品申請をインターネットショップ1100に行なう。
インターネットショップ1100では、前記購買物2の販売時に取得した購買物2の識別情報と前記住民10の識別情報、および利用宅配ボックスの指定情報とを組み合わせた情報を作成し、インターネット131経由で宅配ボックス155に送付する。
前記住民10は、宅配ボックス155において個人認証媒体となるクレジットカード5と購買物2の識別情報とが読取られて利用する区画が指定された場合、その区画に返品する購買物2を置くこととなる。返品物が宅配ボックス155に格納されたという情報は、インターネット131経由でインターネットショップ1100に送付されることとなる。
なお、電子申請文書配布システムにおける申請処理装置150と文書保管装置155とは、一体となっていてもよいし、ネットワークを介して協働するとしてもよい。このようにネットワークを介して協働する場合、申請処理装置150は、電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納する識別情報生成部110と、前記識別情報と前記電子申請の申請者10の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブル125に格納する書類確認情報格納部111と、を有する単独の装置となる。或いは、前記申請処理装置150は、電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納する識別情報生成部110と、前記識別情報と前記電子申請の申請者10の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブル125に格納する書類確認情報格納部111と、前記電子申請文書を保管する文書保管装置155に対し、前記書類確認情報を送信する書類確認情報送信部112と、を有する単独の装置となる。
また同様に、申請処理装置150と文書保管装置155とがネットワークを介して協働する場合、文書保管装置155は、電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理する、格納管理部113と、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部114と、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部115と、前記個人認証情報を前記申請処理装置150に送信し、前記文書配布管理テーブル125における当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置150より取得する、識別情報取得部116と、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出する文書排出部117と、を有する単独の装置となる。或いは、前記文書保管装置155は、電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理する、格納管理部113と、前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部114と、前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部115と、前記個人認証情報を、前記申請処理装置150から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得する、識別情報取得部116と、前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出する文書排出部117と、を有する単独の装置となる。
また、本実施形態における電子申請文書配布システムでは電子申請に伴う電子申請文書の配布管理を行う例を示したが、この他にも例えば、書留や配達証明郵便、また内容証明郵便(例:書類確認情報と併せて郵便物の文書内容の情報を文書配布管理テーブル125に格納し、識別情報の照合時等に抽出して内容証明に利用可能とする)の配布管理においても、郵便物を本実施形態における電子申請文書と見なすことで本発明を同様に適用できる。
また、電子申請文書50の自治体等の発行元から送付に伴う処理だけでなく、住民から自治体への書類送付に伴う処理にも本発明は適用可能である。
本発明によれば、電子申請文書の配布元および申請者以外の第三者機関を要せずに、申請者不在の場合であっても電子申請文書の簡便確実な保管と、当該保管されている電子申請文書の真正な申請者による確実な受領が可能となる。また、文書保管装置155への電子申請文書の格納、及び文書保管装置155からの電子申請文書の申請者受領に伴う、電子申請文書の保管や受領の履歴管理を確実に行うことが可能となる。
したがって、真正の申請者への電子申請文書の簡便確実な配布や、配布状況の確実な管理が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態における電子申請文書配布システムを含むネットワーク構成図である。 自治体内で個人認証として公的個人認証サービスを利用し、電子申請された申請書類の紙文書(電子申請文書)を作成する例を示す図である。 自治体の原課における、前記書類作成システムの申請受付画面を示す図である。 申請者からの電子申請に基づいて作成された書類内容の表示画面を示す図である。 電子申請文書を示す図である。 自治体原課の前記書類作成システムによる電子申請文書作成時の、書類確認情報を示す図である。 申請処理装置から宅配ボックスに送信される書類確認情報の例を示す図である。 宅配ボックスにおける状態情報テーブルの例1を示す図である。 宅配ボックスにおける状態情報テーブルの例2を示す図である。 宅配ボックスの概要図である。 宅配ボックスにおいて電子申請文書を格納後の状態情報テーブルの例を示す図である。 宅配ボックスにおいて電子申請文書が受領された後の状態情報テーブルの例を示す図である。 電子申請文書配布方法の実際手順を示すフロー図である。 企業と個人間の電子商取引における購買物送付の概要図である。
符号の説明
2 購買物 5 個人認証媒体
10 申請者 20 自治体の原課端末
40 自治体の対外窓口 50 電子申請文書
60 宅配業者
100 システム 101 プログラムデータベース
102 プログラム 103 メモリ
104 CPU 105 入出力インターフェイス
106 通信手段 107 I/O部
110 識別情報生成部 111 書類確認情報格納部
112 書類確認情報送信部 113 格納管理部
114 識別情報リーダ部 115 認証情報リーダ部
116 識別情報取得部 117 文書排出部
118 格納通知部 119 排出通知部
125 文書配布管理テーブル 130 ネットワーク
131 インターネット 150 申請処理装置
155 文書保管装置、宅配ボックス 156 格納庫
202 電子申請における申請情報 203 書類作成システム
204 プリンタ 205 IDタグをつけた専用用紙
207 IDタグ読取り装置 208 自治体原課の職員
220 自治体原課での申請書類作成時の書類確認情報
221 自治体原課から宅配ボックスへ送付される書類確認情報
301 申請情報 302 電子申請における申請者の個人情報
303 IDタグをつけた専用用紙 305 行政情報
307 電子申請文書の識別情報 308 許可ボタン
309 希望宅配ボックス 400 書類内容の表示画面
403 電子申請文書の発行機関名 501 IDタグの読取装置
502 ICカードの読取装置 800 状態情報テーブル
1000 格納庫における区画
1100 インターネットショップ
1200 クレジットカード会社

Claims (7)

  1. ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行うシステムであって、
    前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納する識別情報生成部と、
    前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納する書類確認情報格納部と、を有する申請処理装置と、
    前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理する、格納管理部と、
    前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部と、
    前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部と、
    前記個人認証情報を前記申請処理装置に送信し、前記文書配布管理テーブルにおける当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置より取得する、識別情報取得部と、
    前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出する文書排出部と、を有する文書保管装置と、
    を備えたことを特徴とする電子申請文書配布システム。
  2. ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行うシステムであって、
    前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納する識別情報生成部と、
    前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納する書類確認情報格納部と、
    前記電子申請文書を保管する文書保管装置に対し、前記書類確認情報を送信する書類確認情報送信部と、を有する申請処理装置と、
    前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理する、格納管理部と、
    前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取る識別情報リーダ部と、
    前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取る認証情報リーダ部と、
    前記個人認証情報を、前記申請処理装置から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得する、識別情報取得部と、
    前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出する文書排出部と、を有する文書保管装置と、
    を備えたことを特徴とする電子申請文書配布システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記文書保管装置が、
    前記格納庫への電子申請文書の格納に伴い、格納した電子申請文書の少なくとも識別情報を含む格納通知を前記申請処理装置に送信する格納通知部と、
    前記格納庫からの電子申請文書の排出に伴い、排出した電子申請文書の少なくとも識別情報を含む排出通知を前記申請処理装置に送信する排出通知部と、
    を備えたことを特徴とする電子申請文書配布システム
  4. ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法であって、
    申請処理装置が、
    前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納し、
    前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納し、
    文書保管装置が、
    前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理し、
    前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取り、
    前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取り、
    前記個人認証情報を前記申請処理装置に送信し、前記文書配布管理テーブルにおける当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置より取得し、
    前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出することを特徴とする電子申請文書配布方法。
  5. ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法であって、
    申請処理装置が、
    前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納し、
    前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納し、
    前記電子申請文書を保管する文書保管装置に対し、前記書類確認情報を送信し、
    文書保管装置が、
    前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理し、
    前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取り、
    前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取り、
    前記個人認証情報を、前記申請処理装置から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得し、
    前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出することを特徴とする、電子申請文書配布方法。
  6. ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    申請処理装置が、
    前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納するステップと、
    前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納するステップと、
    文書保管装置が、
    前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理するステップと、
    前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取るステップと、
    前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取るステップと、
    前記個人認証情報を前記申請処理装置に送信し、前記文書配布管理テーブルにおける当該個人認証情報の照合処理に基づく該当電子申請文書の識別情報を申請処理装置より取得するステップと、
    前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出するステップと、を含むことを特徴とする電子申請文書配布プログラム。
  7. ユーザ端末より電子申請を受け付けると共に、当該電子申請に対応して印刷媒体上に出力された電子申請文書の配布管理を行う方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    申請処理装置が、
    前記電子申請に応じて作成された電子申請文書毎に識別情報を生成すると共に、前記電子申請文書に付された書換不能の記録手段に前記識別情報を格納するステップと、
    前記識別情報と前記電子申請の申請者の個人認証情報との対応関係を、書類確認情報として文書配布管理テーブルに格納するステップと、
    前記電子申請文書を保管する文書保管装置に対し、前記書類確認情報を送信するステップと、
    文書保管装置が、
    前記電子申請文書の、識別情報に対応付けた格納庫への格納処理を管理するステップと、
    前記電子申請文書に付された前記書換不能の記録手段より識別情報を読み取るステップと、
    前記格納庫からの電子申請文書の受取を希望する者の個人認証媒体より、個人認証情報を読み取るステップと、
    前記個人認証情報を、前記申請処理装置から受信した書類確認情報と照合処理し、該当する電子申請文書の識別情報を取得するステップと、
    前記取得した識別情報に対応する電子申請文書を前記格納庫において特定し、これを排出するステップと、を含むことを特徴とする、電子申請文書配布プログラム。
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